JP3307715B2 - ネックドイン性に優れたdi缶用表面処理原板 - Google Patents

ネックドイン性に優れたdi缶用表面処理原板

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JP3307715B2 JP09984093A JP9984093A JP3307715B2 JP 3307715 B2 JP3307715 B2 JP 3307715B2 JP 09984093 A JP09984093 A JP 09984093A JP 9984093 A JP9984093 A JP 9984093A JP 3307715 B2 JP3307715 B2 JP 3307715B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は錫メッキが施されるDI
缶用表面処理原板において、缶のネックドイン性に優れ
たDI缶用表面処理原板関するものである。
【0002】尚、本明細書において使用する略語は下記
の意味を有する。 G.Sno:原板の結晶粒度番号 Y.P(3%BH):伸び率3%の追加圧延予歪後BH熱処理
を行った後のY.P Y.P(50%BH):伸び率50% の追加圧延予歪後BH熱処
理を行った後のY.P BH熱処理: 200℃×10min の熱処理
【0003】
【従来の技術】錫メッキが施されるDI缶用表面処理原
板は、過去においては、特開昭61−243124号公
報、特開昭53−48913号公報に示されるような箱
焼鈍法で製造されたイヤリング性を改良した等軸粒のア
ルミキルド鋼や古くからある延伸粒のアルミキルド鋼が
適用され、テンパー度が1〜2(以下T−1,T−2と
記す)程度の軟質で非時効性の鋼板であった。その後、
鋼板の板厚を減少させ、DI缶の軽量化が進められた。
この軽量化を行うに当たり、DI缶のボトム部の内圧に
対する耐圧強度不足を補うため、従来から製造されてい
たAl−K鋼を連続焼鈍で製造するT−4CAと称され
る硬質でBH性のある鋼板に切り替えられ適用されてき
た。
【0004】最近では、DI缶の軽量化はより一層の進
展が望まれている一方、DI缶のTOP部(ネックドイ
ン部)の径は、缶蓋に使用されるAl板のコストダウン
のため、小径化が行われ、多段ネックドイン加工が施さ
れるようになり、ついには、4段ネックドイン加工が採
用されはじめた。しかし、現状のDI缶用素材として供
給されているT−4CAでは、缶の耐圧力は充分である
が、例えば缶蓋の径が204φ即ち(2+4/16)φ
吋のような小径化時にはネックドイン率がより厳しくな
る4段ネックドイン加工を行わねばならないが、しわが
発生するという問題があり、進展が停滞している状況に
ある。
【0005】以上述べたように、より優れた金属容器と
してのDI缶を作るには、まだ、充分な特性を持ったD
I缶用の表面処理原板はないのである。この問題を解決
するための、ネックドイン性に優れたDI缶用表面処理
原板提供が強く望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような現状から本
発明が解決しようとする課題は、現状の耐圧強度を維持
し、ネックドイン性に優れたDI缶用表面処理原板
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するために、DI缶の現状レベルの耐圧強度と優
れたネックドイン性を両立させ得る鋼板特性が有り得る
のか、また、達成手段は何か等について種々検討し、ネ
ックドイン性に優れたDI缶用表面処理原板を初めて見
いだしたものである。更に鋼板の製造法についても種々
検討し、その製造方法を見いだしたものである。
【0008】本発明の要旨は下記の通りである。 (1) 重量%で、 C :0.0005〜0.0700%、Si:≦0.30%、 Mn:0.05〜1.00%、 P :≦0.030%、 S :≦0.025%、 sol.Al:0.002〜0.100%、 N :≦0.0100%、 残部不可避的不純物及び鉄よりなり、Y.P(3%B
H)が34kgf/mm2 以上39kgf/mm2 未満、Y.P(5
0%BH)が62kgf/mm2 以下であることを特徴とする
ネックドイン性に優れたDI缶用表面処理原板。(2) 前記 (1)記載の表面処理原板において、重量%で
さらに、B:≦(0.0010+1.8×N%)%を含
有することを特徴とするネックドイン性に優れたDI缶
用表面処理原板。 (3) 前記 (1)または(2) に記載の表面処理原板におい
て、重量%でさらに、Nb及びTiの1種または2種:
≦0.050%を含有することを特徴とするネッ クドイ
ン性に優れたDI缶用表面処理原板。 (4) 前記 (1)〜(3) のいずれか1項に 記載の表面処理
原板において、G.Snoが9.0以上であることを特
徴とするフランジ加工性の良好なネックドイン性に優れ
たDI缶用表面処理原板。
【0009】以下に本発明について詳細に述べる。本発
明者等は、先ず、一方で高い強度を維持することが求め
られ、もう一方でより軟質であることが求められると言
った相反することが要求されるDI缶の現状レベルの耐
圧強度と優れたネックドイン性を両立させ得る鋼板特性
が有り得るのかについて検討し、可能性があることを見
いだした。以下に、両立させ得る考え方について説明す
る。
【0010】先ず、ネックドイン性を向上させるには、
どうすれば良いかと言うことについて検討を行った。D
I缶のネックドイン性を向上させるには、ネックドイン
加工時のネックドイン部の変形抵抗を下げる方法が容易
に思いつくことができる。本発明者等も、先ず最初に、
DI加工前のメッキ原板の強度を低下させる方法とし
て、従来適用されてきた箱焼鈍法によるDI缶用メッキ
原板の適用の可能性を調査したが、耐圧強度が全く確保
できないと言う結果となり、従来の軟質なDI缶用メッ
キ原板では適用できないことを改めて確認した。
【0011】そこで、DI缶の現状レベルの耐圧強度と
優れたネックドイン性を両立させ得る鋼板の可能性につ
いて検討した。このDI缶の現状レベルの耐圧強度と優
れたネックドイン性を両立させ得る鋼板特性は、たしか
に、一方で高い強度が求められ、もう一方でより軟質で
あることが求められると言った相反することが要求され
ることはその通りであるが、本発明者等は、DI缶の耐
圧強度とネックドイン部の強度とは一体どのようなもの
であるのかについて検討した。従来は、上記の従来の軟
質なDI缶用メッキ原板の調査結果にも示されるよう
に、DI缶の耐圧強度とネックドイン部の強度とは、原
板の強度に比例し、どちらも、原板強度が高いと高くな
る。従って、鋼板の強度上昇による軽量化と鋼板の軟質
化によるネックドイン性の向上は、両立しがたいと考え
られていた。
【0012】本発明者等は、種々検討した結果、DI缶
の耐圧強度は、DI加工された後BH熱処理相当の焼き
付け塗装が施されたDI缶のボトム部の鋼板の変形抵抗
で、その変形抵抗は、ボトム部のドーム加工が行われた
(数%の加工歪)後BH熱処理が施された部位の変形抵
抗である。一方、ネックドイン部の強度は、2回の絞り
成形後3回のアイアニング(ironing)加工が施された
{合計の絞り比で約2.0の絞り歪と板厚歪で約40%
(伸び率では約67%に相当)}後更にBH熱処理が施
された加工歪の極めて高い部位の変形抵抗である。従っ
て、この両方の強度は、どちらも予変形後BH熱処理が
施された後の変形抵抗という点では同じであるが、両者
の予変形の歪量が大きく異なるという大きな差異があ
り、必ずしも同じものではなく、鋼の特性を充分に活用
すれば、その特性値は各々独立して変え得る可能性のあ
る因子であることに気づき、種々の実験を行い、本発明
の鋼を見いだしたものである。具体的には、数%の加工
後のBH熱処理後の変形抵抗がより高く、且つ、板厚歪
で約40%の加工後のBH熱処理後の変形抵抗がより低
い鋼であればよいとの考えである。
【0013】先ず、本発明者等は、この考えに基づき、
DI缶の耐圧強度、ネックドイン性と従来のT−4CA
ならびに種々試作した鋼を用い、目標とする材質指標を
明らかにするための検討を行った。色々な鋼板を試作し
検討した結果、DI缶の耐圧強度とネックドイン部の強
度は、鋼板のY.P(3%BH)とY.P(50%B
H)とで代表し得ること、を見いだした。尚、DI缶の
ネックドイン部の強度は、板厚歪で約40%(伸び率で
は67%)もの極めて高い歪を与えた後の変形抵抗を本
来評価するのが好ましいが、1)種々の鋼板について調
査した結果、伸び率で50%の時の変形抵抗でもって、
板厚歪40%の変形抵抗の測定値の代用が充分に可能な
こと、2)板厚歪で40%もの高い歪が付与された後の
変形抵抗(JIS−#5試験片による降伏応力)の測定
は、引張り試験片の加工精度等の影響を受け易く測定値
にバラツキが生じることからネックドイン部の強度は、
鋼板のY.P(50%BH)でもって指標値とした。
【0014】次に、DI缶の現状レベルの耐圧強度と優
れたネックドイン性を両立させる条件について検討し
た。図1は、これまで軽量化のために使用されてきたD
I缶用のT−4CA、以前に使用されていた箱焼鈍(B
AF)のAl−K鋼をベースにP,Mnを添加すること
によって原板のY.Pを高くした鋼板、極低炭素Al−
K鋼をベースにC含有量と焼鈍条件を変え鋼板中の固溶
Cを増加させることによって原板のY.Pを高くした鋼
板とNb添加極低炭素鋼をベースに高い調質圧延率(以
下HRTと記す)によって原板のY.Pを高くした鋼板
について、原板のY.PとY.P(3%BH)及びY.
P(50%BH)との関係を示した図である。図1か
ら、耐圧力は、Y.P(3%BH)が34kgf/mm2 以上
39kgf/mm2 未満で良好な値が得られ、ネックドイン時
のしわ発生についてはY.P(50%BH)が62kgf/
mm2 以下、好ましくは60kgf/mm2 で良好となることが
わかり、本発明が優れていることがよくわかる。
【0015】更に、図1の結果から、注目すべき点は2
点あることもわかる。1点目は、ネックドイン性につい
てであり、ネックドイン性は、原板のY.Pが高くても
良好なものがある一方、原板のY.Pが低くても劣悪な
ネックドイン性のものもある点である。即ち、本発明者
等の調査によって、ネックドイン性は原板のY.Pから
は判断できず、本発明の評価方法のY.P(50%B
H)の値で判断できることを初めて明らかにすることが
できた点である。2点目は、例えば、図1に示すよう
に、BAF−Al−K鋼にP,Mnを添加して単に原板
のY.Pを上昇させた鋼板は、現状レベルの耐圧強度と
優れたネックドイン性とが両立する範囲はないが、極低
炭素Al−K鋼をベースにC含有量と焼鈍条件を変え、
鋼板中の固溶Cを増加させることによって原板のY.P
を高くした鋼板や、Nb添加極低炭素鋼をベースにHR
Tによって原板のY.Pを高くした鋼板は、ある条件下
では両立する範囲があることが明らかになった点であ
る。
【0016】以上、図1ならびに上記で説明したよう
に、本発明の鋼板の主なポイントの「Y.P(3%B
H)が34kgf/mm2 以上39kgf/mm2 未満、Y.P(5
0%BH)が62kgf/mm2 以下、好ましくは60kgf/mm
2 以下であることを特徴とするDI缶用表面処理原板」
は、ボトム部の現状レベルの耐圧強度の確保と優れたネ
ックドイン性を有することとの両立が可能となる優れた
DI缶用メッキ原板であり、工業的価値が極めて高いこ
とがわかる。
【0017】次に、本発明の具体的な製造方法例につい
て説明する。 製造方法例(1):製造方法例(1)は、熱延鋼帯を85〜95%の冷間圧
延率で冷間圧延を行い、連続焼鈍法で再結晶温度〜83
0℃の再結晶焼鈍を行い、室温まで冷却する処理を行っ
ている。 図1のNb添加極低炭素鋼をベースにHRTに
よって原板のY.Pを高くした鋼板は、どんな条件でも
両立するわけではないが、ある条件下では両立する範囲
があることに着目し、更に、その最適条件を検討し、
「鋼板中の固溶C量を5ppm 未満とした後、調質圧延で
伸び率で5%以上15%以下の歪を付与し、鋼板のY.
P(3%BH)を34kgf/mm2 以上39kgf/mm2 未満、
Y.P(50%BH)を62kgf/mm2 以下に調整するこ
とで、ネックドイン性に優れたDI缶用表面原板」が得
られる。
【0018】製造方法例(2): 図1の極低炭素Al−K鋼をベースにC含有量と焼鈍条
件を変え鋼板中の固溶Cを増加させることによって原板
のY.Pを高くした鋼板の結果に着目し、更に、その最
適条件を検討し、「鋼板中の固溶C量を5ppm 〜40pp
m 残留せしめ、その後、調質圧延でドライ調質圧延が可
能な伸び率で7%未満好ましくは2%以上の歪を付与
し、鋼板のY.P(3%BH)を34kgf/mm2 以上39
kgf/mm2 未満、Y.P(50%BH)を62kgf/mm2
下に調整することで、ネックドイン性に優れたDI缶用
表面原板」が得られる
【0019】尚、DI缶の中には、特に厳しいフランジ
加工が行われる用途もあり、そのような用途に適用する
には、より優れたフランジ加工性が要求される。そこ
で、本発明者等は、このような厳しいフランジ加工に耐
え得る鋼板特性についても検討した。先ず、本発明を達
成するメタラジー手段である「C:0.0005〜0.
0060のAl−K鋼を用い、焼鈍後最高15%の調質
圧延により、多くの歪を与える方法」の本発明の製造方
法例(1)とは目的も利用分野も共に異なる鋼板の製造
法であるが、「単なるストレッチャストレインの発生し
ない鋼板の製造法として開示されている特公昭63−3
0368号公報や特公平1−52451号公報」に記載
されている鋼板の製造条件(同公報の実施例の製造条
件)を参考に、成分、焼鈍、調質圧延率を変化させ、本
発明鋼板の特性値になるように種々調整し検討し、フラ
ンジ加工性を調査した。しかし、フランジ加工性が不足
するものもあるという結果になった。そこで、その原因
を調査するため鋼板の特性値とフランジ加工性の関係に
ついて種々検討した結果、焼鈍板の結晶粒径とフランジ
加工性との間に顕著な相関があり、結晶粒径が小さいほ
どフランジ加工性が改善されるが、上記の同公報の実施
例の製造法に準じた上記の試験材ではG.Snoが7〜
8.5程度で、最も細粒なものでも8.5板程度で充分
なフランジ加工性を得るには結晶粒径が大きすぎ、更に
改善する必要があることが明らかになった。
【0020】製造方法例(3): 本発明者等は、焼鈍板の結晶粒径を細粒化する方法につ
いて検討した結果、熱延時の仕上げ温度が大きな影響を
及ぼしており、仕上げ温度を890℃以上好ましくは9
00℃とすることで、熱延板の結晶粒が顕著に細粒化し
G.Snoが9.0以上になり、充分なフランジ加工性
も確保できることがわかった。また、G.Snoが9.
5以上になると、更に優れたフランジ加工性が確保でき
ることもわかり、請求項のフランジ加工性も優れた表
面処理原板見いだすことができた。
【0021】製造方法例(4): また、本発明の製造方法例(2)の「鋼板中の固溶C量
を5ppm 〜40ppm 残留せしめる方法」について、製鋼
での鋼の製造が容易なC含有量が高い領域についても検
討し「C:0.0100〜0.0700%のAl−K
鋼を用い、連続焼鈍法で再結晶温度〜830℃で再結晶
焼鈍を行い、その後、300〜550℃で20sec 以上
の過時効処理を行い、室温まで冷却し、鋼板中の固溶C
量を5ppm 〜20ppm と低減し、その後、調質圧延で伸
び率で2%以上15%以下の歪を付与し、鋼板のY.P
(3%BH)を34kgf/mm2 以上39kgf/mm2 未満、
Y.P(50%BH)を62kgf/mm2 以下に調整するこ
で、ネックドイン性に優れたDI缶用表面処理原板
が得られる
【0022】製造方法例(5): 「鋼板中の固溶C量を5ppm 未満とした後、調質圧延で
5%以上15%以下の歪に付与し、鋼板のY.P(3%
BH)を34kgf/mm2 以上39kgf/mm2 未満、Y.P
(50BH)を62kgf/mm2 以下に調整法する方法」に
ついて、この考えを鋼板中の固溶C量が5ppm 未満とな
る箱焼鈍に適用する方法を検討し、「C:0.0005
〜0.0700%のAl−K鋼を、箱焼鈍法で再結晶温
度〜750℃で再結晶焼鈍を行い、室温まで空冷し、そ
の後、調質圧延で伸び率を5%以上15%以下の歪を付
与し、鋼板のY.P(3%BH)を34kgf/mm2 以上3
9kgf/mm2 未満、Y.P(50%BH)を62kgf/mm2
以下に調整することで、ネックドイン性に優れたDI缶
用表面処理原板」が得られる
【0023】製造方法例(6): 更に、本発明者等は、結晶粒径が大きくなり易い極低炭
素鋼において、G.Snoを9.0以上にする新たな
法についても検討し、製造方法例(1)の連続焼鈍時
に、少なくとも500℃以上の温度域を100〜250
0℃/sで加熱し、再結晶温度〜920℃で10秒以下
の保定を行う再結晶焼鈍をする方法では、熱延の仕上げ
温度によらず、鋼板のG.Snoを9以上に、更に、
9.5以上とすることが可能となり、フランジ加工性を
も確保できることもわかった。
【0024】以下に鋼板の構成条件について詳細に述べ
る。Cは製造条件によって上限の値は個別に規制する
必要がある。請求項1〜4では、0.0700%超にな
ると、どのような製造条件の原板でも、鋼板中のセメン
タイト量が多くなりすぎフランジ加工性やネックドイン
性が確保できなくなるので、上限値を0.0700%と
した。なお、本発明鋼板のC含有量は、前述の製造方法
によりC含有量の適正な範囲が異なる。 製造方法例
(1),(3),(6)では、0.0060%超になる
と、焼鈍後の鋼板中の固溶C量を5ppm 以下にすること
が困難となるので0.0060%以下にする必要があ
製造方法例(2)では、0.0060%超になる
と、鋼板中の固溶C量を40ppm 以下にすることができ
なくなるので0.0060%以下にする必要がある
製造方法例(4)では、0.0100%未満になると、
過時効処理中の固溶Cの減少速度が顕著に低下し、鋼板
中の固溶C量を40ppm 以下にすることが困難になるの
0.0100%以上にする必要がある製造方法例
(6)は、請求項1〜3の場合と同じ理由0.070
0%以下にする必要がある。尚、下限値の0.0005
%以上は、通常の製造法では0.0005%未満のもの
は造れないので、下限値を0.0005%とした。
【0025】Si,Mn,P,Sは、何れも、鋼板の耐
食性に大きく影響を及ぼす元素で、耐食性の観点から、
それぞれSi≦0.30%、Mn≦1.00%、
0.030%、0.025%とする必要がある。
尚、Mnは、熱延時の耳荒れ性の観点から、少なくとも
0.05%以上含有する必要があるので、下限値を0.
05%とした。他のSi,P,Sは少なくても障害とな
ることがないので下限値を規制しなかった。
【0026】sol.Alは、脱酸剤として用いられ、0.
002%は残留するので下限値を0.002%とした。
また、0.100%超になると鋳造時に溶鋼の空気酸化
が起こり易くなり介在物量が増え、加工性や、めっき品
質をも劣化させるようになるので0.100%を上限値
とした。
【0027】Nは、0.0100%超含有すると結晶粒
の細粒化が顕著になりプレス加工性が劣化するので上限
値を0.0100%とした。尚、Nはいくら少なくなっ
ても材質に悪影響を及ぼすことがないので、下限値を
に規制する必要がない。
【0028】Bは、通常は添加する必要がないが、Nを
BNとして固定し鋼板を軟質化したいとき(請求項2)
には添加すればよい。B含有量が0.0010+1.8
×N%超になるとBの固溶強化による硬質化が顕著にな
るので、上限値を0.0010+1.8×N%とした。
【0029】NbやTiは、通常は添加する必要がない
が、より高いr値や焼鈍板の結晶粒径を細粒にしたり、
図1にも示されているようにより低いY.P(50%B
H)を得、更にネックドイン性を向上させたい場合に添
加すれば良いが、Nb及びTiの1種または2種が0.
050%超になっても合金コストが高くなるばかりで、
材質の向上効果が飽和してしまうようになるので、上限
値を0.050%とした。なお、製造方法例(1)の場
合は、Nb及びTiの1種または2種が0.030%超
になると、連続焼鈍時の再結晶温度が830℃を超える
ようになるので、上限値を0.030%とする必要があ
また製造方法例(2)の場合は、Nb及びTiの1
種または2種が0.010%を超えると、必要な固溶C
量を5ppm 以上に残留せしめることができなくなるの
で、上限値を0.010%とする必要がある
【0030】固溶C量は、本発明鋼板{図1に示すよう
にY.P(50%BH)を62kgf/mm2 以下で、且つ、
現状レベルの耐圧強度を確保するのに必要な34kgf/mm
2 のY.P(3%BH)}を得るには重要で、製造方法
によって固溶C量を適正にする必要がある。例えば、ド
ライ調質圧延法においては、固溶C量が5ppm 未満
は、7%未満の調質圧延率において、34kgf/mm2
Y.P(3%BH)を得るのが困難となるので、ドライ
調質圧延法で製造する場合は、固溶C量の下限値を5pp
m とする必要がある。また、固溶C量が40ppm 超にな
ると、優れたネックドイン性の確保が難しくなるので、
上限値を40ppm とする必要がある。また、C:0.0
100〜0.0700%とし、連続焼鈍法(例えば再結
晶温度〜830℃で再結晶焼鈍を行い、その後、300
〜550℃で20sec 以上の過時効処理を行い、室温ま
で冷却して調質圧延を施す方法)で、本発明鋼板を製造
する場合は、過時効処理温度と時間を適正にし、鋼板中
の固溶C量を5ppm 〜20ppm に調整した後、調質圧延
で伸び率で2%以上15%以下の範囲で歪量を調整し、
Y.P(50%BH)とY.P(3%BH)を本発明の
範囲に入るよう調整すればよい。このC:0.0100
〜0.0700%の冷延鋼板を連続焼鈍法の製造する場
合は、C量が高く且つ焼鈍が連続焼鈍のため鋼板のYP
そのものが高いレベルにあるので、固溶C量が20ppm
超になると、ネックドイン性が劣化する。更に、C:
0.0005〜0.0060%の冷延鋼板を、ウエット
調質圧延法(調質圧延率:一般的には5〜15%)で製
造するには、鋼組成が極低炭素のためY.Pが低いレベ
ルの鋼板であるので、5〜15%の範囲の調質圧延を施
す場合でも、34kgf/mm2 のY.P(3%BH)を得る
には、固溶C量を5ppm 以上とする必要がある。なお、
固溶C量の調整は、従来から通常行われている方法で調
整すればよい。「C含有量が0.0060%未満である
ような極低炭素鋼では、固溶C量=約C含有量−C as
(NbC or TiC)で、連続焼鈍では過時効処理条件と固溶C
量の関係、そして箱焼鈍では固溶C量はほぼゼロ」とい
う当業者の常識となっている知見で調整すればよい。
【0031】冷間圧延率は、DI缶のイヤリングに大き
く影響するので、85〜95%とするのがよい。尚、ゼ
ロに近いイヤリング率を得るためには、鋼の成分、熱延
条件、焼鈍条件を考慮し、微調整をするのが好ましい。
【0032】再結晶焼鈍条件は、焼鈍方式によって大き
く異なるが、製造方法例(1)のような通常の連続焼鈍
法では再結晶温度〜830℃で再結晶焼鈍を行い、その
後、室温まで冷却すればよい。尚、焼鈍温度830℃
超になると鋼板が軟化し通板中に延びる等のトラブル
が発生し焼鈍ができなくなる一方、製造方法例(6)
の焼鈍方法の、加熱速度で2桁速く、焼鈍時間での約2
桁短い従来の連続焼鈍炉とは全く異なる機械設備のよう
な焼鈍機ともよべる新しい焼鈍設備では、焼鈍温度の上
限は、通板性からの制限はなく、材質上から決定すれば
よく、オーステナイトに入らない温度まで許容できるの
で、上限値を920℃まで可能である。また、焼鈍板の
結晶粒径の細粒化効果を得るには、少なくとも500℃
以上の温度域を100℃/s以上の加熱速度で加熱する
ことと、再結晶温度以上920℃以下の温度域での滞在
時間を10sec 以下とするのがよい。尚、加熱速度
500℃/sの加熱速度では加熱速度が速すぎるた
め、加熱終点温度の制御が困難となる
【0033】製造方法例(4)の過時効処理を施す連続
焼鈍法では、焼鈍温度が再結晶温度以下ではDI加工に
耐え得る延性が得られなくなり、830℃超では通板性
が悪くなるので、再結晶温度〜830℃で再結晶焼鈍を
行う必要がある。その後施される過時効処理は、300
〜550℃で20sec 以上の過時効処理条件を外れる
と、固溶C量が5〜20ppm とすることができなくなる
ので、過時効処理条件を300〜550℃で20sec
するのがよい。
【0034】調質圧延は、本発明の鋼板のポイントであ
る「鋼板のY.P(3%BH)を34kgf/mm2 以上、3
9kgf/mm2 未満、Y.P(50%BH)を62kgf/mm2
以下、好ましくは60kgf/mm2 以下」を得るのに、固溶
C量の調整とともに重要な要素である。製造方法例
(1),(5)のように鋼板の固溶C量が5ppm 以下の
場合は、調質圧延率が5%未満の範囲では、現状レベル
の耐圧強度を確保するための「鋼板のY.P(3%B
H)を34kgf/mm2 以上39kgf/mm2 未満」の確保が難
しくなる。尚、本発明の鋼板が目的とする現状レベルの
耐圧強度を維持するには15%で充分であること、ま
た、より高い調質圧延率を施すには経済的ロスが多くな
るので、上限値を15%の範囲で行うのがよい。製造方
法例(6)の上限値も同じ理由である。製造方法例
(2)の鋼板の固溶C量が5〜40ppm と多い場合に
は、下限値は通常の調質圧延率の1.0%程度でも「鋼
板のY.P(3%BH)を34kgf/mm2 以上」の確保が
できるので、下限値を特に規制する必要はないが、好ま
しくは、2%以上の調質圧延率を施すのがよく、より安
定して「鋼板のY.P(3%BH)を34kgf/mm2 以上
39kgf/mm2 未満」の確保ができるようになる。尚、推
奨上限値を7%未満としたのは、経済的に有利なドライ
調質圧延が可能な調質圧延率が最高でも7%未満である
ので、推奨上限値を7%未満とした。製造方法例(4)
の鋼板の固溶C量が5〜20ppm の場合には、2%未満
では「鋼板のY.P(3%BH)を34kgf/mm2 以上3
9kgf/mm2 未満」の確保ができなくなるので、推奨下限
値を2%とした。尚、推奨上限値を15%としたのは、
上記の製造方法例(1)と同じ理由である。
【0035】
【実施例】以下に本発明の効果を実施例により説明す
る。表1に成分、表2に連続熱延、冷間圧延、連続焼
鈍、調質圧延、条件で0.245mmの表面処理原板を製
造した。製造した表面処理原板の固溶C量、Y.P(3
%BH)、Y.P(50%BH)を測定した。また、S
nメッキ後DI性能の調査を行った。その結果を表3に
示す。
【0036】鋼A,B,C,D,E,Fは、何れも本発
明の成分範囲内の鋼で、鋼Aは、C量が0.0025%
でNbを0.006%添加した例、鋼Bは、Tiを0.
025%添加した例、鋼Cは、Nbを0.007%、B
を0.0008%添加した例、鋼Dは、Cが0.001
1%と極めて低下させ、Nb,Tiを添加しなくても焼
鈍後の固溶C量が5ppm 以下となる例、鋼Eは、C含有
量を0.0045%と多くして焼鈍後の固溶C含有量を
30ppm と増やした例、鋼Fは、C含有量を0.041
0%と通常の低炭素Al−K鋼のC含有量の例、であ
る。
【0037】試料1,2,8,9,10は、鋼1,2は
C量が0.0025%でNbを0.006%添加した
鋼、鋼8はTiを0.025%添加した鋼、鋼9はNb
を0.007%、Bを0.0008%添加した鋼、鋼1
0は、Cが0.0011%と極めて低下させ、Nb,T
iを添加しなくても焼鈍後の固溶C量が5ppm 以下とし
た鋼を用い、何れも本発明の請求項或いは本発明の
造方法例(2)の実施例で、何れも、本発明が目標とす
る材質指標のY.P(3%BH)ならびにY.P(50
%BH)をクリヤし、現状レベルの耐圧強度を確保し、
優れたネックドイン性が得られた。また、別途、フラン
ジ加工性を評価した結果、本発明の製造方法例(2)
実施例の試料2,8,9,10は何れも結晶粒が細粒で
良好なフランジ加工性が得られ、請求項の鋼板はフラ
ンジ加工性にも優れることがわかる。
【0038】試料3,4は、試料2と調質圧延率が3.
0%、1.0%と本発明の製造方法例(1)及び(3)
の調質圧延率の範囲を外れ本発明が目標とする材質指
標のY.P(3%BH)が29.26kgf/mm2 と低く外
た比較例で、現状レベルの耐圧強度が確保できなかっ
た。試料5は、C量が0.0025%でNbを0.00
6%添加した鋼を用い、本発明の製造方法例(5)の箱
焼鈍法に適用した実施例で、本発明が目標とする材質指
標のY.P(3%BH)ならびにY.P(50%BH)
をクリヤし、現状レベルの耐圧強度を確保し、優れたネ
ックドイン性が得られている。
【0039】試料6は、試料5と調質圧延率が1.0%
と本発明の製造方法例(5)の調質圧延率の範囲を外
本発明が目標とする材質指標のY.P(3%BH)
が25kgf/mm2 と低く外れた比較例で、現状レベルの耐
圧強度が確保できていない。試料7は、C量が0.00
25%でNbを0.006%添加した鋼を用い、本発明
製造方法例(6)の超急速加熱短時間焼鈍法に適用し
た実施例で、本発明が目標とする材質指標のY.P(3
%BH)ならびにY.P(50%BH)をクリヤし、現
状レベルの耐圧強度を確保し、優れたネックドイン性が
得られている。また、フランジ加工性を評価した結果、
G.Snoが10.5と顕著に細粒となっており優れた
フランジ加工性が得られ、請求項の鋼板はフランジ加
工性にも優れることがわかる。
【0040】試料11は、C含有量を0.0045%と
多くして焼鈍後の固溶C含有量を30ppm と増やした例
で、本発明の製造方法例(2)の経済的なドライ調質圧
延法に適用した実施例で、本発明が目標とする材質指標
のY.P(3%BH)ならびにY.P(50%BH)を
クリヤし、現状レベルの耐圧強度を確保し、優れたネッ
クドイン性が得られている。
【0041】試料12は、C含有量を0.0410%と
通常の低炭素Al−K鋼を用い、本発明の製造方法例
(5)の箱焼鈍法に適用した実施例で、本発明が目標と
する材質指標のY.P(3%BH)ならびにY.P(5
0%BH)をクリヤし、現状レベルの耐圧強度を確保
し、優れたネックドイン性が得られている。
【0042】試料13は、試料12と調質圧延率が1.
0%と本発明の製造方法例(5)の調質圧延率の範囲を
外れ本発明が目標とする材質指標のY.P(3%B
H)が26kgf/mm2 と低く外れた比較例で、現状レベル
の耐圧強度が確保できていない。試料14は、従来のD
I缶用のT−4CAの従来例で、本発明が目標とする材
質指標のY.P(50%BH)が66kgf/mm2 と高く外
れ、ネックドイン時にしわが発生している。試料15
は、C含有量を0.0410%と通常の低炭素Al−K
鋼を用い、本発明の製造方法例(4)の過時効処理を行
う連続焼鈍法に適用し、調質圧延率を2.5%とした実
施例で、本発明が目標とする材質指標のY.P(3%B
H)ならびにY.R(50%BH)をクリヤし、現状レ
ベルの耐圧強度を確保し、優れたネックドイン性が得ら
れている。
【0043】以上の実施例の結果から明らかなように、
本発明の鋼板の主なポイントの「Y.P(3%BH)が
34kgf/mm2 以上39kgf/mm2 未満、Y.P(50%B
H)が62kgf/mm2 以下、好ましくは60kgf/mm2 以下
であることを特徴とするDI缶用表面処理原板」は、ボ
トム部の現状レベルの耐圧強度の確保と優れたネックド
イン性を有することとの両立が可能となる優れたDI缶
加工性を有するDI缶用メッキ原板で、工業的価値が極
めて高いことがわかる。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
【0047】
【発明の効果】以上に本発明について詳細に説明した
が、本発明の鋼板は、現状レベルの耐圧強度とネックド
イン性に優れ、より厳しい成形のDI缶に適用され優れ
た効果が発揮でき、通常の連続焼鈍設備方法、過時効
処理設備のある連続焼鈍法箱焼鈍法ならびに極めて
コンパクトな連続焼鈍法で本発明の鋼板を製造するこ
とが可能であり、その工業的価値は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】原板のY.PとY.P(3%BH)ならびに
Y.P(50%BH)との関係を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 昭彦 兵庫県姫路市広畑区富士町1番地 新日 本製鐵株式会社 広畑製鐵所内 (72)発明者 江連 和哉 兵庫県姫路市広畑区富士町1番地 新日 本製鐵株式会社 広畑製鐵所内 (72)発明者 吉原 良一 兵庫県姫路市広畑区富士町1番地 新日 本製鐵株式会社 広畑製鐵所内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C22C 38/00 - 38/60 C21D 8/00 - 8/10 C21D 9/46 - 9/48

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、 C :0.0005〜0.0700%、 Si:≦0.30%、 Mn:0.05〜1.00%、 P :≦0.030%、 S :≦0.025%、 sol.Al:0.002〜0.100%、 N :≦0.0100%、 残部不可避的不純物及び鉄よりなり、Y.P(3%B
    H)が34kgf/mm2 以上39kgf/mm2 未満、Y.P(5
    0%BH)が62kgf/mm2 以下であることを特徴とする
    ネックドイン性に優れたDI缶用表面処理原板。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の表面処理原板において、
    重量%でさらに、 B:≦(0.0010+1.8×N%)% を含有することを特徴とするネックドイン性に優れたD
    I缶用表面処理原板。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の表面処理原板に
    おいて、重量%でさらに、 Nb及びTiの1種または2種:≦0.050% を含有することを特徴とするネックドイン性に優れたD
    I缶用表面処理原板。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の表
    面処理原板において、G.Snoが9.0以上であるこ
    とを特徴とするフランジ加工性の良好なネックドイン性
    に優れたDI缶用表面処理原板。
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