JPWO2008087941A1 - 基地局装置、移動局、移動通信システム及び通信制御方法 - Google Patents

基地局装置、移動局、移動通信システム及び通信制御方法 Download PDF

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Abstract

周波数分割多元接続方式により、上りリンクの信号を送信する移動局と通信を行う基地局装置に、前記上りリンクのランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力を測定する第1の判定手段、または、前記ランダムアクセスチャネルの受信数を測定する第2の測定手段を備えることにより達成される。基地局装置は、前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力と前記ランダムアクセスチャネルの受信数の少なくとも1つに基づいて、前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域幅を制御、または前記ランダムアクセスチャネルを規制する。

Description

本発明は、基地局装置、移動局、移動通信システム及びランダムアクセス制御方法に関する。
W−CDMAやHSDPAの後継となる通信方式、すなわちLTE(Long Term Evolution)が、W−CDMAの標準化団体3GPPにより検討されている。この中で、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)、上りリンクについてはSC−FDMA(Single−Carrier Frequency Division Multiple Access)が検討されている(例えば、非特許文献1参照)。
OFDMは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各周波数帯上にデータを載せて伝送を行う方式であり、サブキャリアを周波数上に、一部重なりあいながらも互いに干渉することなく密に並べることで、高速伝送を実現し、周波数の利用効率を上げることができる。
SC−FDMAは、周波数帯域を分割し、複数の端末間で異なる周波数帯域を用いて伝送することで、端末間の干渉を低減することができる伝送方式である。SC−FDMAでは、送信電力の変動が小さくなる特徴を持つことから、端末の低消費電力化及び広いカバレッジを実現できる。
既存のW−CDMAの上りリンクは、非直交システムであり、かつ全チャネルが同一の周波数帯域、すなわち、全システム帯域を用いて通信が行われる。例えば、上りリンクにおける初期接続の確立に用いられるランダムアクセスチャネル(RACH: Random Access Channel)は、同一システム内において、コード多重、時間多重の組み合わせにより送信される。ここで、ランダムアクセスチャネルとは、衝突許容チャネル(contention based channel)とも呼ばれ、リソース割当を要求する意思表示等を行うためのチャネルとして、移動局から任意のタイミングで送信することができる。
すなわち、W−CDMAシステムでは、通常のデータチャネルとランダムアクセスチャネルは、同一の周波数帯域、すなわち、全システム帯域で送信され、かつ、互いに直交されずに送信される。よって、通常のデータチャネルとランダムアクセスチャネルのそれぞれに関して、周波数方向のリソースを管理する必要はない。また、上りリンクの干渉量を測定するときには、全チャネルが含まれる全システム帯域の干渉量を測定することになるため、通常のデータチャネルの干渉量か、ランダムアクセスチャネルの干渉量かを区別する必要はない。
これに対し、LTEシステムでは、上述のように、上りリンクの無線アクセス方式として検討されているSC−FDMAは直交システムであり、例えば、ランダムアクセスチャネルと、通常のデータチャネルは、異なる周波数帯域を用いて送信される。
3GPP TR 25.814 (V7.0.0), "Physical Layer Aspects for Evolved UTRA," June 2006
上述したように、LTEシステムでは、上りリンクの無線アクセス方式が直交システムであり、ランダムアクセスチャネルと、通常のデータチャネルは、異なる周波数帯域を用いて送信される。したがって、従来のW−CDMAシステムにおける、通常のデータチャネルとランダムアクセスチャネルのそれぞれに関して、周波数方向のリソースを管理しないという方法では問題が生じる。また、従来のW−CDMAシステムにおける全システム帯域の干渉量を測定する方法では、ランダムアクセスチャネルに対する干渉量を正確に測定することができないという問題点がある。
そこで、本発明は、上述した課題に鑑み、その目的として、LTEシステムの上りリンクにおける、ランダムアクセスチャネルの干渉量を測定し、かつ、ランダムアクセスチャネルを送信する周波数リソースを管理する基地局装置、移動局、移動通信システム及びランダムアクセス制御法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の基地局装置は、
上りリンクにおいて移動局とランダムアクセスチャネルを用いた通信を行う基地局装置であって:
前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力を測定する第1の測定手段;
を備えることを特徴の1つとする。
本発明の他の基地局装置は、
前記ランダムアクセスチャネルの受信数を測定する第2の測定手段;
を更に備えてもよい。
本発明の他の基地局装置は、
前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力と前記ランダムアクセスチャネルの受信数の少なくとも1つに基づいて、前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域幅を制御する周波数帯域幅制御手段;
を更に備えてもよい。
本発明の他の基地局装置は、
前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力と前記ランダムアクセスチャネルの受信数の少なくとも1つに基づいて、前記ランダムアクセスチャネルの送信を規制する規制手段;
を更に備えてもよい。
本発明の他の基地局装置は、
前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域幅を変更することを通知する報知チャネルを送信する報知チャネル送信手段;
を更に備えてもよい。
また、上記課題を解決するため、本発明の基地局装置は、
上りリンクにおいて移動局とランダムアクセスチャネルを用いた通信を行う基地局装置であって:
前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域幅を変更することを通知する報知チャネルを送信する報知チャネル送信手段;
を備えることを特徴の1つとする。
また、上記課題を解決するため、本発明の移動局は、
上りリンクにおいて基地局装置とランダムアクセスチャネルを用いた通信を行う移動局であって:
前記基地局装置が、前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力と前記ランダムアクセスチャネルの受信数の少なくとも1つに基づいて、前記ランダムアクセスチャネルの送信を規制すると決定し、前記ランダムアクセスチャネルの送信を規制することを通知する報知チャネルを送信する場合に、
前記ランダムアクセスチャネルの送信を停止するランダムアクセスチャネル停止手段;
を備えることを特徴の1つとする。
さらに、上記課題を解決するため、本発明の移動局は、
上りリンクにおいて基地局装置とランダムアクセスチャネルを用いた通信を行う移動局であって:
前記基地局装置が、前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力と前記ランダムアクセスチャネルの受信数の少なくとも1つに基づいて、前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域幅を変更することを決定し、前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域幅を変更することを通知する報知チャネルを送信する場合に、
前記報知チャネルを受信する報知チャネル受信手段;
変更後の周波数帯域において、前記ランダムアクセスチャネルを送信するランダムアクセスチャネル送信手段;
を備えることを特徴の1つとする。
また、上記課題を解決するため、本発明の移動局は、
上りリンクにおいて基地局装置とランダムアクセスチャネルを用いた通信を行う移動局であって:
前記基地局装置が、前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域幅を変更することを通知する報知チャネルを送信する場合に、
前記報知チャネルを受信する報知チャネル受信手段;
変更後の周波数帯域において、前記ランダムアクセスチャネルを送信するランダムアクセスチャネル送信手段;
を備えることを特徴の1つとする。
また、上記課題を解決するため、本発明の移動通信システムは、
移動局と、前記移動局と上りリンクにおいてランダムアクセスチャネルを用いた通信を行う基地局装置とを具備する移動通信システムであって:
前記基地局装置が、
前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力と前記ランダムアクセスチャネルの受信数の少なくとも1つに基づいて、前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域幅を変更することを決定する決定手段;
前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域幅を変更することを通知する報知チャネルを送信する報知手段;
を備え、
前記基地局装置及び前記移動局が、
変更後の周波数帯域において、前記ランダムアクセスチャネルを用いた通信を行う通信手段;
を備えることを特徴の1つとする。
また、上記課題を解決するため、本発明の移動通信システムは、
移動局と、前記移動局と上りリンクにおいてランダムアクセスチャネルを用いた通信を行う基地局装置とを具備する移動通信システムであって:
前記基地局装置が、
前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域幅を変更することを通知する報知チャネルを送信する報知チャネル送信手段;
を備え、
前記基地局装置及び前記移動局が、
変更後の周波数帯域において、前記ランダムアクセスチャネルを用いた通信を行う通信手段;
を備えることを特徴の1つとする。
また、上記課題を解決するため、本発明の通信制御方法は、
上りリンクにおいて移動局とランダムアクセスチャネルを用いた通信を行う基地局装置における通信制御方法であって:
前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力を測定する第1のステップ;
前記ランダムアクセスチャネルの受信数を測定する第2のステップ;
前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力と前記ランダムアクセスチャネルの受信数の少なくとも1つに基づいて、前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域幅を変更することを決定する第3のステップ;
前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域幅を変更することを通知する報知チャネルを送信する第4のステップ;
を有することを特徴の1つとする。
また、上記課題を解決するため、本発明の基地局装置は、
上りリンクにおいて移動局とランダムアクセスチャネルを用いた通信を行う基地局装置であって:
個別に割り当てられたランダムアクセス系列で送信されたランダムアクセスチャネルの受信数を測定する第1の測定手段;
複数のランダムアクセス系列の内、ランダムに選択されたランダムアクセス系列で送信されたランダムアクセスチャネルの受信数を測定する第1の測定手段;
を備えることを特徴の1つとする。
また、上記課題を解決するため、本発明の基地局装置は、
上りリンクにおいて移動局とランダムアクセスチャネルを用いた通信を行う基地局装置であって:
個別に割り当てられたランダムアクセス系列で送信されたランダムアクセスチャネルの受信数を測定する第1の測定手段と;
前記受信数に基づいて、個別に割り当てられたランダムアクセス系列の領域と、ランダムに選択されるランダムアクセス系列の領域とを制御する系列領域制御手段;
を備えることを特徴の1つとする。
また、上記課題を解決するため、本発明の基地局装置は、
上りリンクにおいて移動局とランダムアクセスチャネルを用いた通信を行う基地局装置であって:
優先度の高い、ランダムに選択されるランダムアクセス系列で送信されたランダムアクセスチャネルの受信数を測定する第1の測定手段と;
前記受信数に基づいて、優先度の高い、ランダムに選択されるランダムアクセス系列の領域と、優先度の低い、ランダムに選択されるランダムアクセス系列の領域と、を制御する系列領域制御手段;
を備えることを特徴の1つとする。
本発明の実施例によれば、上りリンクにおける、ランダムアクセスチャネルの干渉量を正確に測定でき、かつ、効率よくリソースを管理することができる基地局装置、移動局、移動通信システム及び通信制御方法を実現できる。
本発明の実施例にかかる無線通信システムの構成を示すブロック図である。 上り制御チャネルのマッピングの一例を示す説明図である。 スロット及びサブフレームの構成を示す説明図である。 スロット及びサブフレームの構成を示す説明図である。 ランダムアクセスチャネルの多重方法の例である。 ランダムアクセスチャネルのフレームフォーマットの例である。 本発明の一実施例に係る基地局装置を示す部分ブロック図である。 本発明の一実施例に係る基地局装置のベースバンド信号処理部を示す部分ブロック図である。 本発明の一実施例に係る移動局装置を示す部分ブロック図である。 本発明の一実施例に係る通信制御方法を示すフロー図である。 本発明の一実施例に係る通信制御方法を示すフロー図である。 本発明の一実施例に係る通信制御方法を示すフロー図である。 本発明の一実施例に係る通信制御方法を示すフロー図である。
符号の説明
50 セル
100、100、100、100 移動局
102 送受信アンテナ
104 アンプ部
106 送受信部
108 ベースバンド信号処理部
110 呼処理部
112 アプリケーション部
200 基地局装置
202 送受信アンテナ
204 アンプ部
206 送受信部
208 ベースバンド処理部
210 呼処理部
212 伝送路インターフェース
2081 レイヤー1処理部
2082 MAC処理部
2083 RLC処理部
2084 RACHリソース管理部
300 アクセスゲートウェイ装置
400 コアネットワーク
1000 無線通信システム
次に、本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明する。なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
本発明の実施例に係る基地局装置が適用される無線通信システムについて、図1を参照して説明する。
無線通信システム1000は、例えばEvolved UTRA and UTRAN(別名:Long Term Evolution,或いは,Super 3G)が適用されるシステムであり、基地局装置(eNB: eNode B)200と複数の移動局(UE: User Equipment)100(100、100、100、・・・100、nはn>0の整数)とを備える。基地局装置200は、上位局、例えばアクセスゲートウェイ装置300と接続され、アクセスゲートウェイ装置300は、コアネットワーク400と接続される。
ここで、移動局100の中には、セル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANにより通信を行っている状態の移動局と、セル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANにより通信を行っていない状態の移動局の両方が存在することとする。例えば、セル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANにより通信を行っていない状態の移動局は、ランダムアクセスチャネルを基地局装置200に送信することにより、通信を開始するための手順を行う。また、セル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANにより通信を行っている状態の移動局も、ハンドオーバや上りリンクのスケジューリング要求、上り同期確立要求等の目的でランダムアクセスチャネルを送ることがある。
以下、移動局100(100、100、100、・・・100)については、同一の構成、機能、状態を有するので、以下では特段の断りがない限り移動局100として説明を進める。
無線通信システム1000は、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDM(周波数分割多元接続)、上りリンクについてはSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用される。上述したように、OFDMは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各周波数帯上にデータを載せて伝送を行う方式である。SC−FDMAは、周波数帯域を分割し、複数の端末間で異なる周波数帯域を用いて伝送することで、端末間の干渉を低減することができる伝送方式である。
ここで、Evolved UTRA and UTRANにおける通信チャネルについて説明する。
下りリンクについては、各移動局100で共有して使用される下り共有物理チャネル(PDSCH: Physical Downlink Shared Channel)と、LTE用の下り制御チャネル(PDCCH: Physical Downlink Control Channel)とが用いられる。すなわち、下りチャネルは、下り共有物理チャネルとLTE用の下り制御チャネルとを指す。下りリンクでは、LTE用の下り制御チャネルにより、下り共有物理チャネルにマッピングされるユーザの情報やトランスポートフォーマットの情報、上り共有物理チャネルにマッピングされるユーザの情報やトランスポートフォーマットの情報、上り共有物理チャネルの送達確認情報などが通知され、下り共有物理チャネルによりユーザデータが伝送される。
上りリンクについては、各移動局100で共有して使用される上り共有物理チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)と、LTE用の上り制御チャネルとが用いられる。すなわち、上りチャネルは、上り共有物理チャネルとLTE用の上り制御チャネルとを指す。尚、上り制御チャネルには、上り共有物理チャネルと時間多重されるチャネルと、周波数多重されるチャネルの2種類がある。
図2に、上り制御チャネルのマッピングを示す。尚、図2において、周波数多重されている上り制御チャネルは、サブフレーム内の2つのスロット間で、マッピングされる位置が異なる(周波数ホッピングが行われる)。図2において、500は上り共有物理チャネルを示し、510は上り共有物理チャネルと周波数多重される場合を示し、520は上り共有物理チャネルと時間多重される場合を示す。
上りリンクでは、LTE用の上り制御チャネルにより、下りリンクにおける共有物理チャネルのスケジューリング、適応変復調・符号化(AMCS: Adaptive Modulation and Coding Scheme)に用いるための下りリンクの品質情報(CQI: Channel Quality Indicator)及び下りリンクの共有物理チャネルの送達確認情報(HARQ ACK information)が伝送される。また、上り共有物理チャネルによりユーザデータが伝送される。
上りリンク伝送では、1スロット当たり7個のロングブロック(LB: Long Block)を用いることが検討されている。そして、1サブフレームは、2スロットで構成される。すなわち、1サブフレームは、図3に示すように、14個のロングブロックにより構成される。上記14個のロングブロックの内の2個のロングブロックには、データ復調用のリファレンス信号(Demodulation Reference Signal)がマッピングされる。また、上記14個の内の、上述したDemodulation Reference Signalがマッピングされているロングブロック以外の1つのロングブロックにおいて、スケジューリングや上りリンクのAMC、TPCなど上り共有物理チャネルの送信フォーマットの決定に用いられるサウンディング用のリファレンス信号(Sounding Reference Signal)が送信される。上記Sounding Reference Signalが送信されるロングブロックにおいては、Code Division Multiplexing(CDM)により複数の移動局からのSounding Reference Signalが多重される。上記Demodulation Reference Signalは、例えば、1サブフレーム内の4番目のロングブロックと11番目のロングブロックにマッピングされる。また、上記Sounding Reference Signalは、例えば、1サブフレーム内の1番目のロングブロックにマッピングされる。尚、上述したロングブロックは、SC−FDMAシンボルと呼ばれてもよい。
あるいは、上りリンクにおける伝送フォーマットとして、各スロット当たり2個のショートブロック(SB: Short Block)と6個のロングブロックを用いることも検討されている。そして、1サブフレームは、2スロットで構成される。すなわち、1サブフレームは、図4に示すように、4個のショートブロックと12個のロングブロックにより構成される。上記12個のロングブロックの内の1個のロングブロックには、Sounding Reference Signalがマッピングされる。上記Sounding Reference Signalが送信されるロングブロックにおいては、CDMにより複数の移動局からのSounding Reference Signalが多重される。4個のショートブロックは、Demodulation Reference Signalの伝送に使用される。上記Demodulation Reference Signalは、例えば、1サブフレーム内の4個のショートブロックにマッピングされる。また、上記Sounding Reference Signalは、例えば、1サブフレーム内の1番目のロングブロックにマッピングされる。
上りリンクにおいて、各移動局100は、周波数方向はリソースブロック(Resource Block)単位、時間方向はサブフレーム単位でデータ送信を行う。LTEにおいては、1リソースブロックの周波数帯域幅は180kHzである。
以下に、LTEシステムにおけるランダムアクセスチャネルの説明を行う。
LTEシステムにおけるランダムアクセスチャネルは、予め基地局から報知チャネルで通知された周波数帯域、時間区間を用いて、リソースブロックに多重される。図5に、ランダムアクセスチャネルの多重方法の例を示す。LTEでは、ランダムアクセスチャネルの伝送特性を検討した結果、6つのリソースブロックをランダムアクセスチャネルの送信領域、すなわち、周波数帯域として割り当てる案が有力となっている。ここで、上記6つのリソースブロックからなる周波数帯域は、1つの、ランダムアクセスチャネルが送信される周波数帯域であり、複数の、ランダムアクセスチャネルが送信される周波数帯域を設定することが可能である。すなわち、上記6つのリソースブロックからなる周波数帯域を、1つの物理ランダムアクセスチャネルと定義した場合に、1つ以上の物理ランダムアクセスチャネルを設定することが可能である。
例えば、2個のランダムアクセスチャネルが送信される周波数帯域(2個の物理ランダムアクセスチャネル)を設定する場合には、6個のリソースブロックからなる周波数帯域(1個の物理ランダムアクセスチャネル)と、6個のリソースブロックんからなる周波数帯域(1個の物理ランダムアクセスチャネル)が設定される。上記2個のランダムアクセスチャネルが送信される周波数帯域(2個の物理ランダムアクセスチャネル)は、隣接して設定されてもよいし、分離して設定されてもよい。
あるいは、ランダムアクセスチャネルは、時間方向に、その数が変更されてもよい。例えば、表1に示すようなランダムアクセスチャネルの送信パターンが定義され、報知情報によって、前記送信パターンが指定されてもよい。
Figure 2008087941
また、ランダムアクセスチャネルは、セル端から送信された場合でも相関演算によって検出できるように、時間方向の信号長が長く設計されている。図6は、ランダムアクセスチャネルのフレームフォーマットの一例である。図6の例では、ランダムアクセスチャネルの信号長は0.8msであり、0.1msのCP(Cyclic Prefix)および0.1msのガードタイムが設けられている。また、図の例では、ランダムアクセスチャネルの信号はプリアンブル系列のみを用いて構成されている。
また、ところで、LTEのランダムアクセスチャネルにおいては、個別に割り当てられる個別プリアンブルと、ランダムに送信されるプリアンブルが存在する。個別プリアンブルは、例えば、ハンドオーバを行う際に、ハンドオーバ先の基地局装置にアクセスする場合に、そのハンドオーバを行う移動局に個別のプリアンブルが指定される。この場合、他の移動局が上記個別のプリアンブルを用いることがないため、ランダムアクセスチャネルの衝突が発生せず、結果として、安定した通信を実現することが可能となる。一方、ランダムに送信されるプリアンブルは、通常のランダムアクセスと同様に、複数のプリアンブルの中から、ランダムに選択されて、送信される。
個別プリアンブルとランダムに送信されるプリアンブルは、プリアンブルのIDで区別される。例えば、64個のプリアンブル系列が存在し、0から63のプリアンブルのIDが存在する場合に、0〜15を個別プリアンブルとし、16〜63をランダムに送信されるプリアンブルとすることが可能である。以下では、0〜15のような、個別プリアンブルのIDの範囲を、個別プリアンブルの領域と呼び、16〜63のような、ランダムに送信されるプリアンブルのIDの範囲を、ランダムに送信されるプリアンブルの領域と呼ぶ。
例えば、ある移動局がハンドオーバを行う際に、基地局装置は、IDが0〜15の個別プリアンブルの内の1個のプリアンブルを選択し、上記プリアンブルのIDを上記移動局に通知する。そして、上記移動局は、上記指定されたプリアンブルを用いてランダムアクセスを行う。
一方、例えば、ある移動局がイニシャルアクセスを行う際に、移動局は、IDが16〜63の、ランダムに送信されるプリアンブルの内の1個のプリアンブルをランダムに選択し、上記選択されたプリアンブルを用いてランダムアクセスを行う。
また、上記ランダムに送信されるプリアンブルの中には、優先度の高いプリアンブルと優先度の低いプリアンブルに分けられることもできる。例えば、64個のプリアンブル系列が存在し、0から63のプリアンブルのIDが存在する場合に、0〜15を個別プリアンブルとし、16〜31を、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルとし、23〜63を、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルとしてもよい。以下では、16〜31のような、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルのIDの範囲を、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域と呼び、32〜63のような、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルのIDの範囲を、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域と呼ぶ。
この場合、優先度の高い移動局、あるいは、優先度の高いランダムアクセスプロシージャーを行う移動局により、優先度の高いプリアンブルが送信され、優先度の低い移動局、あるいは、優先度の低いランダムアクセスプロシージャーを行う移動局により、優先度の低いプリアンブルが送信される、といった制御が可能となる。すなわち、優先度の高い移動局、あるいは、優先度の高いランダムアクセスプロシージャーを行う移動局は、16〜31のプリアンブルの中からランダムにプリアンブルを選択して、プリアンブルの送信を行い、優先度の低い移動局、あるいは、優先度の低いランダムアクセスプロシージャーを行う移動局は、32〜63のプリアンブルの中からランダムにプリアンブルを選択して、プリアンブルの送信を行う。ここで、ランダムアクセスプロシージャーとは、イニシャルアクセスや、ハンドオーバ、上りリンクのスケジューリング要求、上り同期確立要求、下りリンクの通信再開等の、ランダムアクセスチャネルを用いたプロシージャーのことを指す。
このように、ランダムアクセスプリアンブルの領域を、優先度の高いプリアンブルの領域と優先度の低いプリアンブルの領域とに分けることにより、ランダムアクセスの優先度制御が可能となる。
尚、上述した例では、優先度の種類は、「高い」と「低い」の2種類であったが、3種類以上であってもよい。
また、上述した例では、ランダムアクセスプリアンブルの種類として、優先度が「高い」、「低い」の2種類が存在する場合を示したが、代わりに、当該移動局の無線品質が「高い」、「低い」の2種類が存在してもよい。尚、前記無線品質とは、例えば、下りリンクの無線品質であり、より具体的には、下りリンクのリファレンス信号の受信レベルやSIR、CQI、パスロスである。この場合、例えば、64個のプリアンブル系列が存在し、0から63のプリアンブルのIDが存在する場合に、0〜15を個別プリアンブルとし、16〜31を、無線品質の高い、ランダムに送信されるプリアンブルとし、23〜63を、無線品質の低い、ランダムに送信されるプリアンブルとしてもよい。すなわち、無線品質の高い移動局、あるいは、無線品質の高いランダムアクセスプロシージャーを行う移動局により、無線品質の高いプリアンブルが送信され、無線品質の低い移動局、あるいは、無線品質の低いランダムアクセスプロシージャーを行う移動局により、無線品質の低いプリアンブルが送信される、といった制御が可能となる。すなわち、無線品質の高い移動局、あるいは、無線品質の高いランダムアクセスプロシージャーを行う移動局は、16〜31のプリアンブルの中からランダムにプリアンブルを選択して、プリアンブルの送信を行い、無線品質の低い移動局、あるいは、無線品質の低いランダムアクセスプロシージャーを行う移動局は、32〜63のプリアンブルの中からランダムにプリアンブルを選択して、プリアンブルの送信を行う。
基地局装置は、その移動局の無線品質に関する情報がない場合、セル端を想定して、ランダムアクセス手順のメッセージ2やメッセージ3の無線リソースを割り当てることになり、リソースを過剰に消費することになる。このように、ランダムアクセスプリアンブルの領域を、無線品質の高いプリアンブルの領域と無線品質の低いプリアンブルの領域とに分けることにより、基地局装置は、当該移動局の無線品質を把握することが可能となり、ランダムアクセス手順のメッセージ2やメッセージ3の無線リソースを効率的に割り当てることが可能となる。
尚、上述したような、個別プリアンブルやランダムに送信されるプリアンブル、優先度の高いランダムに送信されるプリアンブル、優先度の低いランダムに送信されるプリアンブルに対する、ランダムアンブルのIDの割り当ては、基地局装置により、移動局に指定される。
あるいは、上述したような、個別プリアンブルやランダムに送信されるプリアンブル、無線品質の高いランダムに送信されるプリアンブル、無線品質の低いランダムに送信されるプリアンブルに対する、ランダムアンブルのIDの割り当ては、基地局装置により、移動局に指定される。
<基地局装置の構成>
次に、本発明の実施例に係る基地局装置200について、図7を参照して説明する。
本実施例に係る基地局装置200は、送受信アンテナ202と、アンプ部204と、送受信部206と、ベースバンド信号処理部208と、呼処理部210と、伝送路インターフェース212とを備える。
下りリンクにより基地局装置200から移動局100に送信されるパケットデータは、基地局装置200の上位に位置する上位局、例えばアクセスゲートウェイ装置300から伝送路インターフェース212を介してベースバンド信号処理部208に入力される。
ベースバンド信号処理部208では、パケットデータの分割・結合、RLC(radio link control)再送制御の送信処理などのRLC layerの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御、例えばHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)の送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT: Inverse Fast Fourier Transform)処理が行われて、送受信部206に転送される。
送受信部206では、ベースバンド信号処理部208から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する周波数変換処理が施され、その後、アンプ部204で増幅されて送受信アンテナ202より送信される。
一方、上りリンクにより移動局100から基地局装置200に送信されるデータについては、送受信アンテナ202で受信された無線周波数信号がアンプ部204で増幅され、送受信部206で周波数変換されてベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部208に入力される。
ベースバンド信号処理部208では、入力されたベースバンド信号に対して、FFT処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLC layerの受信処理がなされ、伝送路インターフェース212を介してアクセスゲートウェイ装置300に転送される。
また、後述するように、ベースバンド信号処理部208は、ランダムアクセスチャネルが送信される周波数帯域の受信電力を測定し、また、ランダムアクセスチャネルのプリアンブル系列の受信数(以下、ランダムアクセスチャネルの受信数と呼ぶ)をカウントする。そして、ベースバンド信号処理部208は、上記ランダムアクセスチャネルが送信される周波数帯域の受信電力またはランダムアクセスチャネルの受信数に基づいて、ランダムアクセスチャネルが送信される周波数帯域を変更したり、移動局によるランダムアクセスチャネルの送信を規制したりすることを決定する。
呼処理部210は、通信チャネルの設定や解放等の呼処理や、無線基地局200の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
また、呼処理部210は、ベースバンド信号処理部208内のRACHリソース管理部2084より、移動局によるランダムアクセスチャネルの送信を規制すると通知された場合には、自基地局装置200のカバーするセル50内に在圏する移動局に対して、報知チャネルを用いて、移動局によるランダムアクセスチャネルの送信を規制することを通知する。あるいは、呼処理部210は、報知チャネルを用いて、移動局によるランダムアクセスチャネルの送信を規制することを通知している状態において、ベースバンド信号処理部208内のRACHリソース管理部2084より、移動局によるランダムアクセスチャネルの送信を規制しないと通知された場合には、自基地局装置200のカバーするセル50内に在圏する移動局に対して、報知チャネルを用いて、移動局によるランダムアクセスチャネルの送信を規制しないことを通知する。
尚、上記移動局によるランダムアクセスチャネルの送信の規制は、予め設定された移動局の優先度クラスを考慮して行われてもよい。例えば、優先度の低いクラスの移動局によるランダムアクセスチャネルの送信のみを規制するという決定を行ってもよい。
また、呼処理部210は、ベースバンド信号処理部208内のRACHリソース管理部2084より、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域を変更すると通知された場合には、自基地局装置200のカバーするセル50内に在圏する移動局に対して、報知チャネルを用いて、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域を変更することを通知する。上記報知チャネルにより通知される、どのようにランダムアクセスチャネルの周波数帯域が変更されるかの情報は、RACHリソース管理部2084から通知される情報に基づく。ここで、例えば、上記報知チャネルは、変更後のランダムアクセスチャネルが送信される周波数帯域の数(物理ランダムアクセスチャネルの数)と、その各周波数帯域の周波数番号やリソースブロック番号(各物理ランダムアクセスチャネルの周波数番号やリソースブロック番号)を指定してもよい。
すなわち、上記報知チャネルの情報要素には、ランダムアクセスチャネルが送信される周波数帯域の数(物理ランダムアクセスチャネルの数)と、その各周波数帯域の周波数番号やリソースブロック番号(各物理ランダムアクセスチャネルの周波数番号やリソースブロック番号)が含まれる。
あるいは、呼処理部210は、後述するように、周波数方向の物理ランダムアクセスチャネルの数を変更する代わりに、時間方向の物理ランダムアクセスチャネルの数を変更する場合には、自基地局装置200のカバーするセル50内に在圏する移動局に対して、報知チャネルを用いて、物理ランダムアクセスチャネルの時間方向の数を変更することを通知してもよい。より具体的には、Table X2に示すような、送信パターンが定義されている場合には、前記送信パターンの変更を通知してもよい。
さらに、呼処理部210は、ベースバンド信号処理部208内のRACHリソース管理部2084より、個別プリアンブルの領域とランダムに送信されるプリアンブルの領域を変更すると通知された場合には、自基地局装置200のカバーするセル50内に在圏する移動局に対して、報知チャネルを用いて、個別プリアンブルの領域とランダムに送信されるプリアンブルの領域を変更することを通知する。上記報知チャネルにより通知される、個別プリアンブルの領域とランダムに送信されるプリアンブルの領域に関する情報は、RACHリソース管理部2084から通知される情報に基づく。ここで、例えば、上記報知チャネルは、個別プリアンブルの領域のIDとランダムに送信されるプリアンブルの領域のIDを指定してもよい。
すなわち、上記報知チャネルの情報要素には、個別プリアンブルの領域のIDとランダムに送信されるプリアンブルの領域のIDが含まれる。
さらに、呼処理部210は、ベースバンド信号処理部208内のRACHリソース管理部2084より、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域と、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を変更すると通知された場合には、自基地局装置200のカバーするセル50内に在圏する移動局に対して、報知チャネルを用いて、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域と、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を変更することを通知する。上記報知チャネルにより通知される、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域と優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域に関する情報は、RACHリソース管理部2084から通知される情報に基づく。ここで、例えば、上記報知チャネルは、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域のIDと優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域のIDを指定してもよい。
すなわち、上記報知チャネルの情報要素には、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域のIDと優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域のIDが含まれる。
尚、上述した例では、ランダムアクセスプリアンブルの領域として、優先度が「高い」、「低い」の2種類を指定する場合を示したが、代わりに、当該移動局の無線品質が「高い」、「低い」の2種類を指定してもよい。
尚、上述した報知チャネルは、MAC処理部2082、レイヤー1処理部2081、送受信部206、アンプ部204、送受信アンテナ202を介して移動局に送信される。
次に、ベースバンド信号処理部208の構成について、図8を参照して説明する。
ベースバンド信号処理部208は、レイヤー1処理部2081と、MAC処理部2082と、RLC処理部2083と、RACHリソース管理部2084とを備える。ベースバンド信号処理部208におけるレイヤー1処理部2081とMAC処理部2082と、RLC処理部2083と、RACHリソース管理部2084と呼処理部210は、互いに接続されている。
レイヤー1処理部2081では、下りリングで送信されるデータのチャネル符号化やIFFT処理、上りリンクで送信されるデータのチャネル復号化やFFT処理などが行われる。
レイヤー1処理部2081では、移動局100が送信する上りリンクのランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力を測定し、上記上りリンクのランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力をRACHリソース管理部2084に通知する。例えば、レイヤー1処理部2081は、上記上りリンクのランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力として、熱雑音を含む干渉電力と信号電力を合わせた受信電力を測定してもよい。あるいは、レイヤー1処理部2081は、上記上りリンクのランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力を信号電力以外の受信電力と定義し、熱雑音を含む干渉電力を、上記上りリンクのランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力として測定してもよい。
また、レイヤー1処理部2081では、移動局100が送信する上りリンクのランダムアクセスチャネルの受信数を測定し、上記ランダムアクセスチャネルの受信数をRACHリソース管理部2084に通知してもよい。
レイヤー1処理部2081は、送受信部206より入力されたベースバンド信号と、ランダムアクセスチャネルの各プリアンブル系列の相関値を算出し、所定の閾値を超えた(以後、「検出された」と記載する)プリアンブル系列の数を、上記移動局100が送信する上りリンクのランダムアクセスチャネルの受信数として測定してもよい。
ここで、レイヤー1処理部2081は、上記移動局100が送信する上りリンクのランダムアクセスチャネルの受信数として、検出されたランダムアクセスチャネルのプリアンブル系列の数そのものでもよいし、検出され、かつ、RACH response(RACH proceduresにおけるMessage 2)を当該移動局に下りリンクで送信した数、すなわち、Acknowledgeされたプリアンブル系列の数としてもよい。
尚、受信したランダムアクセスチャネルの受信数の中に、個別プリアンブル(Dedicated preamble)を含めてもよいし、含めなくてもよい。尚、個別プリアンブル(Dedicated preamble)とは、基地局装置200が、特定の移動局に対して固定的に割り当てられるプリアンブルのことを指す。
あるいは、レイヤー1処理部2081は、個別プリアンブルとランダムに送信されるプリアンブルとを分けて、上記受信したランダムアクセスチャネルの受信数を測定してもよい。また、レイヤー1処理部2081は、上記ランダムに送信されるプリアンブルを、優先度毎に測定してもよい。すなわち、レイヤー1処理部2081は、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの受信数と、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの受信数とに分けて、上記受信したランダムアクセスチャネルの受信数を測定してもよい。あるいは、レイヤー1処理部2081は、上記ランダムに送信されるプリアンブルの領域が、無線品質が高い、低いの2種類で定義されている場合に、無線品質毎に測定してもよい。すなわち、レイヤー1処理部2081は、無線品質の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの受信数と、無線品質の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの受信数とに分けて、上記受信したランダムアクセスチャネルの受信数を測定してもよい。
さらに、レイヤー1処理部2081は、イニシャルアクセスや、ハンドオーバ、上りリンクのスケジューリング要求、上り同期確立要求、下りリンクの通信再開等の、ランダムアクセスチャネルが使用される目的毎に、上記受信したランダムアクセスチャネルの受信数を測定してもよい。
MAC処理部2082は、下りデータのMAC再送制御、例えばHARQの送信処理や、スケジューリング、伝送フォーマットの選択等を行う。また、MAC処理部2082は、上りデータのMAC再送制御の受信処理等を行う。
RLC処理部2083では、下りリンクのパケットデータに関する、分割・結合、RLC再送制御の送信処理等のRLC layerの送信処理や、上りリンクのデータに関する、分割・結合、RLC再送制御の受信処理等のRLC layerの受信処理が行われる。
RACHリソース管理部2084は、レイヤー1処理部2081より、上りリンクのランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力と、ランダムアクセスチャネルの受信数とを受け取る。
そして、RACHリソース管理部2084は、上記上りリンクのランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力と上記ランダムアクセスチャネルの受信数の少なくとも1つに基づいて、移動局によるランダムアクセスチャネルの送信を規制するか否かを判断する。RACHリソース管理部2084は、移動局によるランダムアクセスチャネルの送信を規制すると判断した場合には、呼処理部210に、移動局によるランダムアクセスチャネルの送信を規制すると通知する。あるいは、呼処理部210が、報知チャネルを用いて、移動局によるランダムアクセスチャネルの送信を規制することを通知している状態において、移動局によるランダムアクセスチャネルの送信を規制しないと判断した場合には、呼処理部210に、移動局によるランダムアクセスチャネルの送信を規制しないと通知する。
RACHリソース管理部2084の、上記上りリンクのランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力と上記ランダムアクセスチャネルの受信数の少なくとも1つに基づいて、移動局によるランダムアクセスチャネルの送信を規制するか否かを判断する動作をさらに詳しく説明する。
例えば、RACHリソース管理部2084は、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力が所定の閾値よりも大きいと判定された場合に、ランダムアクセスチャネルを規制することを決定してもよい。
また、例えば、RACHリソース管理部2084は、ランダムアクセスチャネルの受信数が所定の閾値よりも大きいと判定された場合に、移動局によるランダムアクセスチャネルの送信を規制することを決定してもよい。
あるいは、RACHリソース管理部2084は、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力が所定の閾値よりも大きいと判定され、かつ、ランダムアクセスチャネルの受信数が所定の閾値よりも大きいと判定された場合に、移動局によるランダムアクセスチャネルの送信を規制することを決定してもよい。
あるいは、RACHリソース管理部2084は、呼処理部210が、報知チャネルを用いて、移動局によるランダムアクセスチャネルの送信を規制することを通知している状態において、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力が所定の閾値よりも小さいと判定されるか、または、ランダムアクセスチャネルの受信数が所定の閾値よりも小さいと判定された場合に、移動局によるランダムアクセスチャネルの送信を規制しないことを決定してもよい。ここで、RACHリソース管理部2084は、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力と、ランダムアクセスチャネルの受信数の両方に基づいて、上記決定を行ったが、どちらか一方を用いて決定してもよい。
また、RACHリソース管理部2084は、上記上りリンクのランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力と上記ランダムアクセスチャネルの受信数の少なくとも1つに基づいて、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域をどのように変更するか否かを判断する。RACHリソース管理部2084は、移動局によるランダムアクセスチャネルの周波数帯域を変更すると判断した場合には、呼処理部210に、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域を変更すると通知し、また、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域をどのように変更するかの情報も合わせて通知する。ここで、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域をどのように変更するかの情報とは、例えば、変更後の、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の数(物理ランダムアクセスチャネルの数)や、その各周波数帯域の周波数番号やリソースブロック番号(各物理ランダムアクセスチャネルの周波数番号やリソースブロック番号)であってもよい。
RACHリソース管理部2084の、上記上りリンクのランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力と上記ランダムアクセスチャネルの受信数の少なくとも1つに基づいて、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域をどのように変更するか否かを判断する動作をさらに詳しく説明する。
例えば、RACHリソース管理部2084は、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力が所定の閾値よりも大きいと判定された場合に、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域を広げることを決定してもよい。
また、例えば、RACHリソース管理部2084において、ランダムアクセスチャネルの受信数が所定の閾値よりも大きいと判定された場合に、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域を広げることを決定してもよい。
また、例えば、RACHリソース管理部2084は、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力が所定の閾値よりも小さいと判定された場合に、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域を狭めることを決定してもよい。
また、例えば、RACHリソース管理部2084において、ランダムアクセスチャネルの受信数が所定の閾値よりも小さいと判定された場合に、ランダムアクセスチャネルの帯域を狭めることを決定してもよい。
ここで、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域を広げるとは、例えば、物理ランダムアクセスチャネルの数を増やすことに相当する。例えば、1個の物理ランダムアクセスチャネル(6個のリソースブロック)が設定されている状態から、2個の物理ランダムアクセスチャネル(合計で12個のリソースブロック)が設定されている状態に変更するといったことが考えられる。また、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域を狭めるとは、例えば、物理ランダムアクセスチャネルの数を減らすことに相当する。例えば、2個の物理ランダムアクセスチャネル(12個のリソースブロック)が設定されている状態から、1個の物理ランダムアクセスチャネル(合計で6個のリソースブロック)が設定されている状態に変更するといったことが考えられる。
また、上述した例においては、周波数方向に物理ランダムアクセスチャネルの数を増やしたり減らしたりすると決定したが、代わりに、時間方向に物理ランダムアクセスチャネルの数を増やしたり減らしたりすると決定してもよい。
例えば、RACHリソース管理部2084は、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力が所定の閾値よりも大きいと判定された場合、または、RACHリソース管理部2084において、ランダムアクセスチャネルの受信数が所定の閾値よりも大きいと判定された場合に、時間方向に物理ランダムアクセスチャネルの数を増やすと決定してもよい。例えば、10msに1回の割合で割り当てられていたランダムアクセスチャネルの送信タイミングを、10msに2回の割り当てに変更すると決定してもよい。
さらに、例えば、RACHリソース管理部2084は、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力が所定の閾値よりも小さいと判定された場合、または、RACHリソース管理部2084において、ランダムアクセスチャネルの受信数が所定の閾値よりも小さいと判定された場合に、時間方向にランダムアクセスチャネルの数を減らすと決定してもよい。例えば、10msに2回の割合で割り当てられていたランダムアクセスチャネルの送信タイミングを、10msに1回の割り当てに変更すると決定してもよい。
あるいは、予め、複数のランダムアクセスチャネルの送信パターンが定義されている場合に、RACHリソース管理部2084は、上記上りリンクのランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力と上記ランダムアクセスチャネルの受信数の少なくとも1つに基づいて、その送信パターンを選択してもよい。例えば、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力が所定の閾値よりも小さいと判定された場合、または、RACHリソース管理部2084において、ランダムアクセスチャネルの受信数が所定の閾値よりも小さいと判定された場合に、ランダムアクセスチャネルの送信機会が減少するように、送信パターンを選択してもよい。あるいは、例えば、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力が所定の閾値よりも大きいと判定された場合、または、RACHリソース管理部2084において、ランダムアクセスチャネルの受信数が所定の閾値よりも大きいと判定された場合に、ランダムアクセスチャネルの送信機会が増加するように、送信パターンを選択してもよい。尚、前記送信パターンとしては、例えば、Table X2に示すパターンがある。
尚、上述したように、ランダムアクセスチャネルの受信数やランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力に基づいて、周波数方向の物理ランダムアクセスチャネルの数を増やしたり減らしたり、あるいは、時間方向の物理ランダムアクセスチャネルの数を増やしたり減らしたり、しているが、この周波数方向の物理ランダムアクセスチャネルの数や時間方向の物理ランダムアクセスチャネルの数とは、一般には、ランダムアクセスチャネルの無線リソースに相当する。
また、RACHリソース管理部2084は、セル内の待ち受けユーザ数や、通信中のユーザ数、Discontinuous Reception(DRX)状態のユーザ数、自基地局装置のCenter Processing Unit(CPU)の使用率、メモリ使用率、コアノードのCPU使用率を取得し、上記セル内の待ち受けユーザ数や、通信中のユーザ数、DRX状態のユーザ数、自基地局装置のCPUの使用率、メモリ使用率、コアノードのCPU使用率に基づいて、移動局によるランダムアクセスチャネルの送信を規制するか否かの判定を行ってもよい。
例えば、RACHリソース管理部2084は、セル内の待ち受けユーザ数が所定の閾値よりも大きい場合、または、通信中のユーザ数が所定の閾値よりも大きい場合、または、DRX状態のユーザ数が所定の閾値よりも大きい場合、または、自基地局装置のCPUの使用率が所定の閾値よりも大きい場合、メモリ使用率が所定の閾値よりも大きい場合、コアノードのCPU使用率が所定の閾値よりも大きい場合に、移動局によるランダムアクセスチャネルの送信を規制すると判定してもよい。
また、RACHリソース管理部2084は、セル内の待ち受けユーザ数と、通信中のユーザ数と、DRX状態のユーザ数と、自基地局装置のCPUの使用率と、メモリ使用率と、コアノードのCPU使用率と、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力と、ランダムアクセスチャネルの受信数とに基づいて、移動局によるランダムアクセスチャネルの送信を規制するか否かの判定を行ってもよい。
また、RACHリソース管理部2084は、セル内の待ち受けユーザ数や、通信中のユーザ数、DRX状態のユーザ数、自基地局装置のCPUの使用率、メモリ使用率、コアノードのCPU使用率を取得し、上記セル内の待ち受けユーザ数や、通信中のユーザ数、DRX状態のユーザ数、自基地局装置のCPUの使用率、メモリ使用率、コアノードのCPU使用率に基づいて、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域を変更するか否かの判定を行ってもよい。
例えば、RACHリソース管理部2084は、セル内の待ち受けユーザ数が所定の閾値よりも大きい場合、または、通信中のユーザ数が所定の閾値よりも大きい場合、または、DRX状態のユーザ数が所定の閾値よりも大きい場合に、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域を大きくすると判定してもよい。
あるいは、RACHリソース管理部2084は、セル内の待ち受けユーザ数が所定の閾値よりも小さい場合、または、通信中のユーザ数が所定の閾値よりも小さい場合、または、DRX状態のユーザ数が所定の閾値よりも小さい場合、または、自基地局装置のCPUの使用率が所定の閾値よりも大きい場合、メモリ使用率が所定の閾値よりも大きい場合、コアノードのCPU使用率が所定の閾値よりも大きい場合に、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域を小さくすると判定してもよい。
また、RACHリソース管理部2084は、セル内の待ち受けユーザ数と、通信中のユーザ数と、DRX状態のユーザ数と、自基地局装置のCPUの使用率と、メモリ使用率と、コアノードのCPU使用率と、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力と、ランダムアクセスチャネルの受信数とに基づいて、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域を変更するか否かの判定を行ってもよい。
また、RACHリソース管理部2084は、時間帯に応じて、上述した、移動局によるランダムアクセスチャネルの送信規制や、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の変更を行う機能を具備してもよい。あるいは、RACHリソース管理部2084は、手動で、上述した、移動局によるランダムアクセスチャネルの送信規制や、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の変更を行う機能を具備してもよい。ここで、手動とは、無線通信システム1000を提供する事業者が、上述したランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力と、ランダムアクセスチャネルの受信数の統計値を監視し、無線通信システム1000のランダムアクセス手順に関連するパラメータを変更すること意味する。
RACHリソース管理部2084は、上述した、ランダムアクセスチャネルの受信数に基づいた、移動局によるランダムアクセスチャネルの送信を規制するか否かの判断や、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域を変更するか否かの判断を、個別プリアンブルの受信数に基づいて行ってもよいし、ランダムに送信されるプリアンブルの受信数に基づいて行ってもよい。あるいは、RACHリソース管理部2084は、上述した判断を、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの受信数に基づいて行ってもよいし、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの受信数に基づいて行ってもよい。あるいは、RACHリソース管理部2084は、上述した判断を、無線品質の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの受信数に基づいて行ってもよいし、無線品質の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの受信数に基づいて行ってもよい。
このように、個別プリアンブルやランダムに送信されるプリアンブル毎、あるいは、プリアンブルの優先度毎に、あるいは、移動局の無線品質毎に、上述した、移動局によるランダムアクセスチャネルの送信を規制するか否かの判断や、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域を変更するか否かの判断を行うことにより、優先度やランダムアクセスチャネルの種類、移動局の無線品質に基づいた、より決め細やかな制御を行うことが可能となる。
あるいは、RACHリソース管理部2084は、上述した、ランダムアクセスチャネルの受信数に基づいた、移動局によるランダムアクセスチャネルの送信を規制するか否かの判断や、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域を変更するか否かの判断を、イニシャルアクセスや、ハンドオーバ、上りリンクのスケジューリング要求、上り同期確立要求、下りリンクの通信再開等の、ランダムアクセスチャネルが使用される目的毎に、行ってもよい。
このように、ランダムアクセスチャネルが使用される目的毎に、上述した、移動局によるランダムアクセスチャネルの送信を規制するか否かの判断や、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域を変更するか否かの判断を行うことにより、ランダムアクセスチャネルの使用目的に基づいた、より決め細やかな制御を行うことが可能となる。
さらに、RACHリソース管理部2084は、個別プリアンブルの受信数に基づいて、個別プリアンブルの領域とランダムに送信されるプリアンブルの領域を変更するか否かの判断を行ってもよい。
例えば、RACHリソース管理部2084は、個別プリアンブルの受信数が所定の閾値よりも大きいと判定された場合に、個別プリアンブルの領域を大きくし、同時に、その分だけ、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を小さくすると判断してもよい。あるいは、RACHリソース管理部2084は、個別プリアンブルの受信数が所定の閾値よりも小さいと判定された場合に、個別プリアンブルの領域を小さくし、同時に、その分だけ、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を大きくすると判断してもよい。
例えば、RACHリソース管理部2084は、ランダムに送信されるプリアンブルの受信数が所定の閾値よりも大きいと判定された場合に、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を大きくし、同時に、その分だけ、個別プリアンブルの領域を小さくすると判断してもよい。あるいは、RACHリソース管理部2084は、ランダムに送信されるプリアンブルの受信数が所定の閾値よりも小さいと判定された場合に、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を小さくし、同時に、その分だけ、個別プリアンブルの領域を大きくすると判断してもよい。
尚、上記「個別プリアンブルの領域を大きくする」とは、例えば、0〜63のプリアンブルの内、個別プリアンブルに0〜15、ランダムに送信されるプリアンブルに16〜63が割り当てられている場合に、個別プリアンブルに0〜31、ランダムに送信されるプリアンブルに32〜63が割り当てられている状態に変更することを意味する。尚、上記0〜15や16〜63といった数字はあくまで一例であり、上記以外の数字であってもよい。
そして、RACHリソース管理部2084は、上述したような、個別プリアンブルの領域とランダムに送信されるプリアンブルの領域を変更すると判断した場合には、呼処理部210に、個別プリアンブルの領域とランダムに送信されるプリアンブルの領域を変更することを通知する。
あるいは、RACHリソース管理部2084は、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの受信数に基づいて、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域と、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を変更するか否かの判断を行ってもよい。
例えば、RACHリソース管理部2084は、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの受信数が所定の閾値よりも大きいと判定された場合に、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を大きくし、同時に、その分だけ、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を小さくすると判断してもよい。あるいは、RACHリソース管理部2084は、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの受信数が所定の閾値よりも小さいと判定された場合に、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を小さくし、同時に、その分だけ、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を大きくすると判断してもよい。
例えば、RACHリソース管理部2084は、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの受信数が所定の閾値よりも大きいと判定された場合に、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を大きくし、同時に、その分だけ、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を小さくすると判断してもよい。あるいは、RACHリソース管理部2084は、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの受信数が所定の閾値よりも小さいと判定された場合に、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を小さくし、同時に、その分だけ、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を大きくすると判断してもよい。
尚、上記「優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を大きくする」とは、例えば、0〜63のプリアンブルの内、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルに0〜15、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルに16〜63が割り当てられている場合に、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルに0〜31、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルに32〜63が割り当てられている状態に変更することを意味する。尚、上記0〜15や16〜63といった数字はあくまで一例であり、上記以外の数字であってもよい。
そして、RACHリソース管理部2084は、上述したような、個別プリアンブルの領域とランダムに送信されるプリアンブルの領域を変更する、あるいは、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域と、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を変更すると判断した場合には、呼処理部210に、その判断した内容を通知する。
そして、RACHリソース管理部2084は、上述したような、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域と、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を変更すると判断した場合には、呼処理部210に、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域と、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を変更することを通知する。
あるいは、RACHリソース管理部2084は、無線品質の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの受信数に基づいて、無線品質の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域と、無線品質の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を変更するか否かの判断を行ってもよい。
例えば、RACHリソース管理部2084は、無線品質の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの受信数が所定の閾値よりも大きいと判定された場合に、無線品質の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を大きくし、同時に、その分だけ、無線品質の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を小さくすると判断してもよい。あるいは、RACHリソース管理部2084は、無線品質の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの受信数が所定の閾値よりも小さいと判定された場合に、無線品質の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を小さくし、同時に、その分だけ、無線品質の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を大きくすると判断してもよい。
例えば、RACHリソース管理部2084は、無線品質の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの受信数が所定の閾値よりも大きいと判定された場合に、無線品質の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を大きくし、同時に、その分だけ、無線品質の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を小さくすると判断してもよい。あるいは、RACHリソース管理部2084は、無線品質の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの受信数が所定の閾値よりも小さいと判定された場合に、無線品質の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を小さくし、同時に、その分だけ、無線品質の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を大きくすると判断してもよい。
尚、上記「無線品質の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を大きくする」とは、例えば、0〜63のプリアンブルの内、無線品質の高い、ランダムに送信されるプリアンブルに0〜15、無線品質の低い、ランダムに送信されるプリアンブルに16〜63が割り当てられている場合に、無線品質の高い、ランダムに送信されるプリアンブルに0〜31、無線品質の低い、ランダムに送信されるプリアンブルに32〜63が割り当てられている状態に変更することを意味する。尚、上記0〜15や16〜63といった数字はあくまで一例であり、上記以外の数字であってもよい。
そして、RACHリソース管理部2084は、上述したような、個別プリアンブルの領域とランダムに送信されるプリアンブルの領域を変更する、あるいは、無線品質の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域と、無線品質の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を変更すると判断した場合には、呼処理部210に、その判断した内容を通知する。
そして、RACHリソース管理部2084は、上述したような、無線品質の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域と、無線品質の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を変更すると判断した場合には、呼処理部210に、無線品質の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域と、無線品質の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を変更することを通知する。
<移動局の構成>
次に、本発明の実施例に係る移動局100について、図9を参照して説明する。
同図において、移動局100は、送受信アンテナ102と、アンプ部104と、送受信部106と、ベースバンド信号処理部108と、呼処理部110と、アプリケーション部112とを具備する。
下りリンクのデータについては、送受信アンテナ102で受信された無線周波数信号がアンプ部104で増幅され、送受信部106で周波数変換されてベースバンド信号に変換される。このベースバンド信号は、ベースバンド信号処理部108でFFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理等がなされた後、アプリケーション部112に転送される。
一方、上りリンクのパケットデータについては、アプリケーション部112からベースバンド信号処理部108に入力される。ベースバンド信号処理部108では、再送制御(H−ARQ (Hybrid ARQ))の送信処理や、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、IFFT処理等が行われて送受信部106に転送される。送受信部106では、ベースバンド信号処理部108から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する周波数変換処理が施され、その後、アンプ部104で増幅されて送受信アンテナ102より送信される。
また、ベースバンド信号処理部108は、下りリンクの無線品質を測定してもよい。より具体的には、下りリンクのリファレンス信号の受信レベルやSIR、CQI、パスロスを測定してもよい。尚、前記パスロスは、下りリンクのリファレンス信号の基地局における送信電力と、下りリンクのリファレンス信号の受信レベルとにより算出される。
また、移動局100は、初期アクセスや上り同期確立要求、ハンドオーバ、スケジューリング要求等を行う場合に、上りリンクにおいてランダムアクセスチャネルを送信する。ここで、例えば、アプリケーション部112が、上記初期アクセスや上り同期確立要求、ハンドオーバ、スケジューリング要求等を行うと決定し、上記決定に基づき、ベースバンド信号処理部108が、ランダムアクセスチャネルの送信処理を行ってもよい。ここで、ランダムアクセスチャネルの送信処理とは、ランダムアクセスチャネルのプリアンブル系列の選択やその系列の作成処理、上記ランダムアクセスチャネルにマッピングされる品質情報の測定等である。ベースバンド信号処理部108で送信処理が行われたランダムアクセスチャネルは、送受信部106、アンプ部104、送受信アンテナ102を介して、基地局200に送信される。
尚、ランダムアクセスプリアンブルの種類として、当該移動局の無線品質が「高い」、「低い」の2種類が定義されている場合には、移動局100は、ベースバンド信号処理部108で測定した無線品質に基づいて、無線品質が高い、ランダムに送信されるプリアンブルを送信するか、無線品質が低い、ランダムに送信されるプリアンブルを送信するか、を選択した後に、上述したランダムアクセスチャネルの送信を行う。
また、ベースバンド信号処理部108において、下りリンクのデータに含まれる報知情報の受信処理を行う。
例えば、ベースバンド信号処理部108は、前記報知情報が、移動局によるランダムアクセスチャネルの送信を規制するという情報を含む場合に、ランダムアクセスチャネルの送信を停止してもよい。この場合、移動局100は、初期アクセスや上り同期確立要求、ハンドオーバ、スケジューリング要求等を行うと決定した場合でも、ランダムアクセスチャネルの送信を行わない。
また例えば、ベースバンド信号処理部108は、前記報知情報が、移動局によるランダムアクセスチャネルの送信を規制しないという情報が含む場合には、ランダムアクセスチャネルの送信を停止しない。すなわち、通常のランダムアクセスチャネルの送信を行う。
また、上述した移動局によるランダムアクセスチャネルの送信の規制は、予め設定された移動局の優先度クラスを考慮して行われてもよい。例えば、前記報知情報が、優先度の低いクラスの移動局によるランダムアクセスチャネルの送信のみを規制するという情報を含み、かつ、移動局100が優先度の低い移動局である場合に、ベースバンド信号処理部108は、ランダムアクセスチャネルの送信を停止してもよい。あるいは、前記報知情報が、優先度の低いクラスの移動局によるランダムアクセスチャネルの送信のみを規制するという情報を含み、かつ、移動局100が優先度の高い移動局である場合に、ベースバンド信号処理部108は、ランダムアクセスチャネルの送信を停止しない。
また、ベースバンド信号処理部108は、前記報知情報が、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域を変更するという情報を含む場合には、変更後のランダムアクセスチャネルが送信される周波数帯域において、ランダムアクセスチャネルの送信を行う。
例えば、ベースバンド信号処理部108は、前記報知情報に、ランダムアクセスチャネルが送信される周波数帯域の数(物理ランダムアクセスチャネルの数)と、その各周波数帯域の周波数番号やリソースブロック番号(各物理ランダムアクセスチャネルの周波数番号やリソースブロック番号)が含まれている場合に、その周波数番号やリソースブロック番号で指定される周波数帯域において、ランダムアクセスチャネルの送信を行う。
さらに、ベースバンド信号処理部108は、前記報知情報が、個別プリアンブルの領域とランダムに送信されるプリアンブルの領域を変更するという情報を含む場合には、変更後の個別プリアンブルの領域とランダムに送信されるプリアンブルの領域に基づいて、個別プリアンブルの送信や、ランダムに送信されるプリアンブルの送信を行う。
あるいは、ベースバンド信号処理部108は、前記報知情報が、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域と、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を変更するという情報を含む場合には、変更後の優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域と、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域に基づいて、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの送信や、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの送信を行う。
あるいは、ベースバンド信号処理部108は、前記報知情報が、無線品質の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域と、無線品質の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を変更するという情報を含む場合には、変更後の無線品質の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域と、無線品質の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域に基づいて、無線品質の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの送信や、無線品質の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの送信を行う。
呼処理部110は、基地局200との通信の管理等を行い、アプリケーション部112は、物理レイヤーやMACレイヤーより上位のレイヤーに関する処理等を行う。
<基地局装置における通信制御方法>
次に、本実施例に係る基地局装置200における通信制御方法について、図10を参照して説明する。
基地局装置200は、自基地局装置200がカバーするセル内において通信中の移動局100の上りリンクのランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力、または、上りリンクのランダムアクセスチャネルの受信数を測定する(ステップS902)。
基地局装置200は、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力が所定の第1の閾値以上であるか否か、または、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの受信数が所定の第2の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS904)。
測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力が所定の第1の閾値以上である場合、または、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの受信数が所定の第2の閾値以上である場合には(ステップS904:YES)、自基地局装置200のカバーするセル内に在圏する各移動局に対して、ランダムアクセスチャネルの送信を規制することを報知情報により通知する(ステップS906)。このとき、ランダムアクセスチャネルの送信を規制することを通知された移動局は、ランダムアクセスチャネルの送信を停止する。
また、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力が所定の第1の閾値より小さい場合で、かつ、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの受信数が所定の第2の閾値より小さい場合には、処理を終了する(ステップS904:NO)。この場合、結果として、移動局によるランダムアクセスチャネルの送信は規制されないことになる。
尚、ステップS904において、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力が所定の第1の閾値以上であるか否か、または、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの受信数が所定の第2の閾値以上であるか否か、を判定しているが、代わりに、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力が所定の第1の閾値以上であるか否か、かつ、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの受信数が所定の第2の閾値以上であるか否か、を判定してもよい。
次に、本実施例に係る基地局装置200における通信制御方法について、図11を参照して説明する。
基地局装置200は、自基地局装置200がカバーするセル内において通信中の移動局100の上りリンクのランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力、または、上りリンクのランダムアクセスチャネルの受信数を測定する(ステップS1002)。
基地局装置200は、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力が所定の第1の閾値以上であるか否か、または、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの受信数が所定の第2の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS1004)。
測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力が所定の第1の閾値以上である場合、または、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの受信数が所定の第2の閾値以上である場合には(ステップS1004:YES)、自基地局装置200のカバーするセル内に在圏する各移動局に対して、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域幅を広げることを通知する(ステップS1010)。このとき、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域幅を広げることを通知された移動局は、その広げられたランダムアクセスチャネルの周波数帯域において、ランダムアクセスチャネルの送信を行う。
また、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力が所定の第1の閾値より小さい場合、かつ、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの受信数が所定の第2の閾値より小さい場合には(ステップS1004:NO)、ステップS1006に進む。
ステップS1006において、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力が所定の第3の閾値以下であるか否か、または、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの受信数が所定の第4の閾値以下であるか否かを判定する。
測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力が所定の第3の閾値以下である場合、または、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの受信数が所定の第4の閾値以下である場合には(ステップS1006:YES)、自基地局装置200のカバーするセル内に在圏する各移動局に対して、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域幅を狭めることを通知する(ステップS1008)。このとき、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域幅を狭めることを通知された移動局は、その狭められたランダムアクセスチャネルの周波数帯域において、ランダムアクセスチャネルの送信を行う。
また、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力が所定の第3の閾値より大きい場合で、かつ、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの受信数が所定の第4の閾値より大きい場合には、処理を終了する(ステップS1006:NO)。この場合、結果として、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域は変更されないことになる。
ここで、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域幅を狭めるや広げるということは、例えば、ランダムアクセスチャネルが送信される周波数帯域の数を減らす、あるいは、増やすということである。すなわち、6個のリソースブロックからなるランダムアクセスチャネルの周波数帯域の数、すなわち、物理ランダムアクセスチャネルの数を減らす、あるいは、増やすということであってもよい。
尚、ステップS1004において、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力が所定の第1の閾値以上であるか否か、または、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの受信数が所定の第2の閾値以上であるか否かを判定しているが、代わりに、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力が所定の第1の閾値以上であるか否か、かつ、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの受信数が所定の第2の閾値以上であるか否かを判定してもよい。
ステップS1006において、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力が所定の第3の閾値以下であるか否か、または、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの受信数が所定の第4の閾値以下であるか否かを判定しているが、代わりに、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力が所定の第3の閾値以下であるか否か、かつ、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの受信数が所定の第4の閾値以下であるか否かを判定してもよい。
次に、本実施例に係る基地局装置200における通信制御方法について、図12を参照して説明する。
基地局装置200は、自基地局装置200がカバーするセル内において通信中の移動局100の、上りリンクのランダムアクセスチャネルの内の個別プリアンブルの受信数を測定する(ステップS1202)。
基地局装置200は、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネル内の個別プリアンブルの受信数が所定の第1の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS1204)。
測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの内の個別プリアンブルの受信数が所定の第1の閾値以上である場合には(ステップS1204:YES)、自基地局装置200のカバーするセル内に在圏する各移動局に対して、ランダムアクセスチャネルの内の個別プリアンブルの領域を広げ、かつ、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を狭めることを通知する(ステップS1210)。このとき、ランダムアクセスチャネルの内の個別プリアンブルの領域を広げ、かつ、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を狭めることを通知された移動局は、その広げられた個別プリアンブルの領域において、個別プリアンブルの送信を行う。また、その狭められた、ランダムに送信されるプリアンブルの領域において、ランダムに送信されるプリアンブルの送信を行う。
また、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの内の個別プリアンブルの受信数が所定の第1の閾値より小さい場合には(ステップS1204:NO)、ステップS1206に進む。
ステップS1206において、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネル内に個別プリアンブルの受信数が所定の第2の閾値以下であるか否かを判定する。
測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの内の個別プリアンブルの受信数が所定の第2の閾値以下である場合には(ステップS1206:YES)、自基地局装置200のカバーするセル内に在圏する各移動局に対して、個別プリアンブルの領域を狭め、かつ、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を広げることを通知する(ステップS1208)。このとき、個別プリアンブルの領域を狭め、かつ、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を広げることを通知された移動局は、その狭められた個別プリアンブルの領域において、ランダムアクセスチャネルの送信を行う。また、その広げられた、ランダムに送信されるプリアンブルの領域において、ランダムに送信されるプリアンブルの送信を行う。
また、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの内の個別プリアンブルの受信数が所定の第2の閾値より大きい場合には、処理を終了する(ステップS1206:NO)。この場合、結果として、ランダムアクセスチャネルの個別プリアンブルの領域及びランダムに送信されるプリアンブルの領域は変更されないことになる。
ここで、個別プリアンブルの領域を広げる、あるいは、狭めるということは、例えば、個別プリアンブルのIDの領域を増やす、あるいは、減らすということである。また、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を広げる、あるいは、狭めるということは、例えば、ランダムに送信されるプリアンブルのIDの領域を増やす、あるいは、減らすということである。
次に、本実施例に係る基地局装置200における通信制御方法について、図13を参照して説明する。
基地局装置200は、自基地局装置200がカバーするセル内において通信中の移動局100の、上りリンクのランダムアクセスチャネルの内の、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの受信数を測定する(ステップS1302)。
基地局装置200は、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネル内の、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの受信数が所定の第1の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS1304)。
測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの内の、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの受信数が所定の第1の閾値以上である場合には(ステップS1304:YES)、自基地局装置200のカバーするセル内に在圏する各移動局に対して、ランダムアクセスチャネルの内の、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を広げ、かつ、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を狭めることを通知する(ステップS1310)。このとき、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を広げ、かつ、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を狭めることを通知された移動局は、その広げられた優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域において、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの送信を行う。また、その狭められた、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域において、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの送信を行う。
また、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの内の、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの受信数が所定の第1の閾値より小さい場合には(ステップS1304:NO)、ステップS1306に進む。
ステップS1306において、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネル内、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの受信数が所定の第2の閾値以下であるか否かを判定する。
測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの内の、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの受信数が所定の第2の閾値以下である場合には(ステップS1306:YES)、自基地局装置200のカバーするセル内に在圏する各移動局に対して、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を狭め、かつ、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を広げることを通知する(ステップS1308)。このとき、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を狭め、かつ、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を広げることを通知された移動局は、その狭められた、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域において、ランダムアクセスチャネルの送信を行う。また、その広げられた、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域において、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの送信を行う。
また、測定した上りリンクのランダムアクセスチャネルの内の、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの受信数が所定の第2の閾値より大きい場合には、処理を終了する(ステップS1306:NO)。この場合、結果として、ランダムアクセスチャネルの、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域及び優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域は変更されないことになる。
ここで、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を広げる、あるいは、狭めるということは、例えば、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルのIDの領域を増やす、あるいは、減らすということである。また、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域を広げる、あるいは、狭めるということは、例えば、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルのIDの領域を増やす、あるいは、減らすということである。
尚、図13を参照して説明した、基地局装置200における通信制御方法においては、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域と、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域とが定義されている場合を示したが、代わりに、無線品質の高い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域と、無線品質の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの領域とが定義されている場合にも、同様の通信制御方法を適用することが可能である。
本発明の実施例によれば、上りリンクにおける、ランダムアクセスチャネルの干渉量を正確に測定できる。また、上記ランダムアクセスチャネルの干渉量に基づき、ランダムアクセスチャネルの送信規制や、ランダムアクセスチャネルの周波数リソースの変更を行うことにより、効率良く無線リソースを管理することができる。
本発明の実施例によれば、上りリンクにおける、ランダムアクセスチャネルの干渉量を正確に測定でき、かつ、効率よくリソースを管理することができる。
本発明の実施例によれば、個別プリアンブルやランダムに送信されるプリアンブルの混雑度を推定することができ、効率良くリソースの割り当てを行うことができる。
本発明の実施例によれば、優先度の高い、ランダムに送信されるプリアンブルや、優先度の低い、ランダムに送信されるプリアンブルの混雑度を推定することができ、効率良くリソースの割り当てを行うことができる。
尚、上述した例において、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力やランダムアクセスチャネルの受信数は、ランダムアクセスチャネルが送信されるサブフレームにおける瞬時値を測定してもよいし、例えば1秒間の平均値を測定してもよい。あるいは、ランダムアクセスチャネルの受信数に関しては、例えば1秒間の合計値を測定してもよい。あるいは、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力やランダムアクセスチャネルの受信数として、所定の時間間隔、例えば、100ms間の平均値または合計値を測定し、かつ、上記平均値または合計値を以下の式(1)を用いてフィルタリングを行った後の値(Fn)を測定してもよい。
Fn=(1-a)・Fn-1+a・Mn 式(1)
Fn: アップデートされたフィルタリング後の値
Fn-1: 古いフィルタリング後の値
a: フィルタリング係数
Mn: 所定の時間間隔、例えば、100ms間の平均値または合計値
尚、aの値として、例えば、1/2(k/2) (k = 0, 1, 2, …, )といった値を設定することができる。また、上記所定の時間間隔は100ms以外の値でもよく、200msであったり、80msであったり、様々な値を設定することができる。
また、周波数方向に関しても、ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力やランダムアクセスチャネルの受信数の値を平均化して測定してもよい。すなわち、同じサブフレームに2個のランダムアクセスチャネルが送信される周波数帯域が存在する場合に、上記2個のランダムアクセスチャネルが送信される周波数帯域に関して平均した値を測定してもよい。あるいは、ランダムアクセスチャネルの受信数に関しては、合計値を測定してもよい。
あるいは、出力結果として、物理ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel)あたりのランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力やランダムアクセスチャネルの受信数を測定してもよい。この場合、1つの物理ランダムアクセスチャネルあたりの混雑度を推定することができるため有益である。また、平均を行う場合には、単純な算術平均を行ってもよく、あるいは、忘却係数を用いた平均を行ってもよい。
また、本発明に係る基地局装置は、上述した平均化区間や忘却係数等を、パラメータとして設定することのできる構成を備えることとする。
尚、上述した実施例においては、Evolved UTRA and UTRAN(別名:Long Term Evolution,或いは,Super 3G)が適用されるシステムにおける例を記載したが、本発明に係る基地局装置及び通信制御方法は、上りリンクにおいてシングルキャリア−周波数分割多元接続方式や直交周波数分割多元接続OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)方式を用いる全てのシステムにおいて適用することが可能である。
本国際出願は2007年1月19日に出願した日本国特許出願2007−010859号、2007年1月29日に出願した日本国特許出願2007−018578号、2007年6月6日に出願した日本国特許出願2007−150935号及び2007年10月2日に出願した日本国特許出願2007−259240号に基づく優先権を主張するものであり、2007−010859号、2007−018578号、2007−150935号及び2007−259240号の全内容を本国際出願に援用する。

Claims (21)

  1. 上りリンクにおいて移動局とランダムアクセスチャネルを用いた通信を行う基地局装置であって:
    前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力を測定する第1の測定手段;
    を備える基地局装置。
  2. 前記ランダムアクセスチャネルの受信数を測定する第2の測定手段;
    を更に備える請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力と前記ランダムアクセスチャネルの受信数の少なくとも1つに基づいて、前記ランダムアクセスチャネルの無線リソースを制御する無線リソース制御手段;
    を更に備える請求項2に記載の基地局装置。
  4. 前記無線リソース制御手段は、
    前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力が所定の閾値よりも大きい場合、または、前記ランダムアクセスチャネルの受信数が所定の閾値よりも大きい場合に、前記ランダムアクセスチャネルの無線リソースを大きくし、
    前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力が所定の閾値よりも小さい場合、または、前記ランダムアクセスチャネルの受信数が所定の閾値よりも小さい場合に、前記ランダムアクセスチャネルの無線リソースを小さくする請求項3に記載の基地局装置。
  5. 前記無線リソースとは、
    周波数領域または、時間領域の無線リソースであることを特徴とする請求項3に記載の基地局装置。
  6. 前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力と前記ランダムアクセスチャネルの受信数の少なくとも1つに基づいて、前記ランダムアクセスチャネルの送信を規制する規制手段;
    を更に備える請求項2に記載の基地局装置。
  7. 前記ランダムアクセスチャネルの無線リソースを変更することを通知する報知チャネルを送信する報知チャネル送信手段;
    を更に備える請求項3に記載の基地局装置。
  8. 前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力と前記ランダムアクセスチャネルの受信数の少なくとも1つに基づいて、前記ランダムアクセスチャネルの無線リソースを変更することを決定する決定手段;
    前記ランダムアクセスチャネルの無線リソースを変更することを通知する報知チャネルを送信する報知チャネル送信手段;
    を更に備える請求項2に記載の基地局装置。
  9. 前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力と前記ランダムアクセスチャネルの受信数の少なくとも1つに基づいて、前記ランダムアクセスチャネルの送信を規制する規制ことを決定する決定手段;
    前記ランダムアクセスチャネルの送信を規制することを通知する報知チャネルを送信する報知チャネル送信手段;
    を更に備える請求項2に記載の基地局装置。
  10. 前記第1の測定手段は、前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力として、熱雑音を含む干渉電力と信号電力の和を測定する請求項1乃至9のうちいずれか1項に記載の基地局装置。
  11. 上りリンクにおいて移動局とランダムアクセスチャネルを用いた通信を行う基地局装置であって:
    前記ランダムアクセスチャネルの無線リソースを変更することを通知する報知チャネルを送信する報知チャネル送信手段;
    を備える基地局装置。
  12. 上りリンクにおいて基地局装置とランダムアクセスチャネルを用いた通信を行う移動局であって:
    前記基地局装置が、前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力と前記ランダムアクセスチャネルの受信数の少なくとも1つに基づいて、前記ランダムアクセスチャネルの送信を規制すると決定し、前記ランダムアクセスチャネルの送信を規制することを通知する報知チャネルを送信する場合に、
    前記ランダムアクセスチャネルの送信を停止するランダムアクセスチャネル停止手段;
    を備える移動局。
  13. 上りリンクにおいて基地局装置とランダムアクセスチャネルを用いた通信を行う移動局であって:
    前記基地局装置が、前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力と前記ランダムアクセスチャネルの受信数の少なくとも1つに基づいて、前記ランダムアクセスチャネルの無線リソースを変更することを決定し、前記ランダムアクセスチャネルの無線リソースを変更することを通知する報知チャネルを送信する場合に、
    前記報知チャネルを受信する報知チャネル受信手段;
    変更後の無線リソースにおいて、前記ランダムアクセスチャネルを送信するランダムアクセスチャネル送信手段;
    を備える移動局。
  14. 上りリンクにおいて基地局装置とランダムアクセスチャネルを用いた通信を行う移動局であって:
    前記基地局装置が、前記ランダムアクセスチャネルの無線リソースを変更することを通知する報知チャネルを送信する場合に、
    前記報知チャネルを受信する報知チャネル受信手段;
    変更後の無線リソースにおいて、前記ランダムアクセスチャネルを送信するランダムアクセスチャネル送信手段;
    を備える移動局。
  15. 移動局と、前記移動局と上りリンクにおいてランダムアクセスチャネルを用いた通信を行う基地局装置とを具備する移動通信システムであって:
    前記基地局装置が、
    前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力と前記ランダムアクセスチャネルの受信数の少なくとも1つに基づいて、前記ランダムアクセスチャネルの無線リソースを変更することを決定する決定手段;
    前記ランダムアクセスチャネルの無線リソースを変更することを通知する報知チャネルを送信する報知手段;
    を備え、
    前記基地局装置及び前記移動局が、
    変更後の無線リソースにおいて、前記ランダムアクセスチャネルを用いた通信を行う通信手段;
    を備える移動通信システム。
  16. 移動局と、前記移動局と上りリンクにおいてランダムアクセスチャネルを用いた通信を行う基地局装置とを具備する移動通信システムであって:
    前記基地局装置が、
    前記ランダムアクセスチャネルの無線リソースを変更することを通知する報知チャネルを送信する報知チャネル送信手段;
    を備え、
    前記基地局装置及び前記移動局が、
    変更後の無線リソースにおいて、前記ランダムアクセスチャネルを用いた通信を行う通信手段;
    を備える移動通信システム。
  17. 上りリンクにおいて移動局とランダムアクセスチャネルを用いた通信を行う基地局装置における通信制御方法であって:
    前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力を測定する第1のステップ;
    前記ランダムアクセスチャネルの受信数を測定する第2のステップ;
    前記ランダムアクセスチャネルの周波数帯域の受信電力と前記ランダムアクセスチャネルの受信数の少なくとも1つに基づいて、前記ランダムアクセスチャネルの無線リソースを変更することを決定する第3のステップ;
    前記ランダムアクセスチャネルの無線リソースを変更することを通知する報知チャネルを送信する第4のステップ;
    を有する通信制御方法。
  18. 上りリンクにおいて移動局とランダムアクセスチャネルを用いた通信を行う基地局装置であって:
    個別に割り当てられたランダムアクセス系列で送信されたランダムアクセスチャネルの受信数を測定する第1の測定手段;
    複数のランダムアクセス系列の内、ランダムに選択されたランダムアクセス系列で送信されたランダムアクセスチャネルの受信数を測定する第1の測定手段;
    を備える基地局装置。
  19. 上りリンクにおいて移動局とランダムアクセスチャネルを用いた通信を行う基地局装置であって:
    個別に割り当てられたランダムアクセス系列で送信されたランダムアクセスチャネルの受信数を測定する第1の測定手段と;
    前記受信数に基づいて、個別に割り当てられたランダムアクセス系列の領域と、ランダムに選択されるランダムアクセス系列の領域とを制御する系列領域制御手段;
    を備える基地局装置。
  20. 上りリンクにおいて移動局とランダムアクセスチャネルを用いた通信を行う基地局装置であって:
    優先度の高い、ランダムに選択されるランダムアクセス系列で送信されたランダムアクセスチャネルの受信数を測定する第1の測定手段と;
    前記受信数に基づいて、優先度の高い、ランダムに選択されるランダムアクセス系列の領域と、優先度の低い、ランダムに選択されるランダムアクセス系列の領域と、を制御する系列領域制御手段;
    を備える基地局装置。
  21. 上りリンクにおいて移動局とランダムアクセスチャネルを用いた通信を行う基地局装置であって:
    無線品質の高い、ランダムに選択されるランダムアクセス系列で送信されたランダムアクセスチャネルの受信数を測定する第1の測定手段と;
    前記受信数に基づいて、無線品質の高い、ランダムに選択されるランダムアクセス系列の領域と、無線品質の低い、ランダムに選択されるランダムアクセス系列の領域と、を制御する系列領域制御手段;
    を備える基地局装置。
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