JP2007010859A - 光通信用光導波路基板 - Google Patents

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Toshiki Kumagai
俊樹 熊谷
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Hataken Co Ltd
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Abstract

【課題】 基板面外方向に光信号を伝送可能な任意形状の光通信用フレキシブル光導波路基板を提案すること。
【解決手段】 フレキシブル光導波路基板1は、コアシート2の表面2aに表面側接着剤層3(クラッド層)を介して表面保護シート4が積層され、裏面2bに裏面側接着剤層5(クラッド層)を介して裏面保護シート6が積層され、コアシート表面2aに一定の間隔で形成したV溝7の間が光導波路9として機能する。光導波路9を幅方向に遮断する直角三角形断面の遮断溝11、12が形成され、その一対の傾斜面11a、11b、12a、12bが反射面として機能して、光導波路9に沿って伝送される光信号を直角に立ち上げて先端面13a、14aから外部に伝送し、外部から先端面13a、14aを介して入射する光信号を反射面で折り曲げて光導波路9に沿って伝送可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバが配列された構成の光ファイバケーブルの代わりに用いることのできる光通信用光導波路基板に関するものである。
従来においては、光通信用ケーブルとしては、多数本の光ファイバ芯線が横一列に配列された構成の光ファイバテープが一般に用いられている。特許文献1にはこのような光ファイバテープが開示されている。
特開2004−46204
ここで、電気回路基板あるいは電子回路と同様に、光通信用の回路においても、回路基板上に任意の回路パターンを積層したい場合がある。また、回路基板間を任意の回路パターンで接続したい場合がある。電子回路などにおいては、任意のパターンで配線が形成されたフレキシブルプリント基板が用いられているが、これに対応する通信用の配線手段が提案されていないのが現状である。
本発明の課題は、この点に鑑みて、任意の光通信用の配線パターン、すなわち光導波路パターンを形成可能な光通信用光導波路基板を提案することにある。
本発明による光通信用光導波路基板は、
所定厚さの透明なコアシートと、
前記コアシートの表面に形成された所定深さの少なくとも2本の溝と、
前記溝を充填する状態で前記コアシートの表面に形成した表面側クラッド層と、
前記コアシートの裏面に形成した裏面側クラッド層とを有し、
隣接する前記溝の間に形成された前記コアシートの区画部分が光導波路となっており、
前記光導波路の途中位置には、前記コアシートの表面および/または裏面から所定の傾斜角度で立ち上がっている光路立ち上げ用の反射面が形成されており、
前記表面側クラッド層および/または前記裏面側クラッド層には、前記反射面で立ち上げられた光、あるいは当該光と同一経路で外部から前記反射面に向かう光を通すための光通過部が形成されていることを特徴としている。
ここで、前記光導波路に沿って伝送される光を直角に立ち上げるためには、前記反射面を45度傾斜した傾斜面とすればよい。
また、反射面は、前記コアシートの表面および/または裏面から前記光導波路を遮断する状態に遮断溝を形成し、当該遮断溝の内周側面に反射特性を付与することにより形成することができる。
この場合、前記遮断溝を前記光導波路の幅方向に延びるV溝とし、当該V溝の一対の傾斜面を前記反射面とすることができる。
次に、本発明では、前記コアシートには、一方の面に前記遮断溝が形成され、他方の面における前記遮断溝に対応する部位に突出部が形成されており、前記突出部の先端面が、前記反射面で立ち上げられた光の出射面あるいは前記反射面に向かう光の入射面となっていることを特徴としている。
本発明において、光導波路を形成するための前記溝の深さは、前記コアシートの厚さの0.5以上ないし1.0未満の寸法であることを特徴としている。また、前記溝はV溝であることを特徴としている。さらに、前記溝は一定間隔で平行に配列されていることを特徴としている。
なお、光導波路は分岐した状態に形成することも可能である。
一方、コアシートを保護するために、前記表面クラッド層を覆っている所定厚さの表面保護シートと、前記裏面側クラッド層を覆っている所定厚さの裏面保護シートとを有していることが望ましい。この場合、前記表面側クラッド層を、前記コアシートと前記表面保護シートを接着接合している表面側接着剤層として形成し、前記裏面側クラッド層を、前記コアシートと前記裏面保護シートを接着接合している裏面側接着剤層として形成すれば、クラッド層および接着剤層を別個に形成する必要がない。したがって、製造が容易になる。
次に、本発明の光通信用光導波路基板は、
クラッド層を挟み積層した少なくとも2枚の上側コアシートおよび下側コアシートからなる積層体と、
前記上側コアシートの表面に積層した表面側クラッド層と、
前記下側コアシートの裏面に積層した裏面側クラッド層とを有し、
前記上側コアシートおよび前記下側コアシートは請求項5に記載のコアシートであり、
前記上側コアシートに形成されている前記遮断溝と、前記下側コアシートに形成されている前記突出部とは相補的な形状をしており、当該遮断溝に下側から前記突出部が嵌め込まれた状態で前記上側および下側コアシートが積層されており、
前記上側コアシートの前記突出部の先端面が、双方の前記反射面で立ち上げられた光の出射面あるいは双方の前記反射面に向かう光の入射面となっていることを特徴としている。
上記構成の本発明による光通信用光導波路基板と、導電パターンが形成された回路基板とを積層することにより、複合回路基板を構成することができる。
また、上記構成の光通信用光導波路基板を用いてプラスチック成形品をインサート成形すれば、光通信用光導波路基板が表面あるいは内部に一体化されたプラスチック成形品を得ることができる。
本発明の光通信用光導波路基板では、透明なプラスチック製などのコアシートが溝で仕切られ、これらの溝の間に形成された区画部分の表面および裏面がクラッド層で覆われており、当該区画部分は、その一端から入射した光を他端に導く光導波路として機能する。よって、光ファイバを用いることなく光通信用の配線パターンを形成できる。また、レーザー加工などによって、溝を任意のパターンで形成することにより、任意のパターンの光導波路を自由に形成することができる。
さらに、光導波路には、これを遮る状態に反射面が形成されており、光導波路に沿って伝わる光信号は、当該反射面で反射されて基板面とは異なる方向に立ち上げられて射出し、あるいは、基板外側から反射面に入射した光が光導波路に沿って案内される。よって、多層に配置した光通信用の配線パターンの間で光を送受することができる。また、光通信用光導波路基板と、これに積層した電気配線用の回路基板との間で、光信号を送受することができる。
したがって、本発明の光通信用光導波路基板は、電気、電子回路におけるフレキシブル配線基板と同様に用いることができ、また、電気・電子回路と光学回路の間の通信を行うために用いるのに適している。
以下に、図面を参照して、本発明の各実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
図1(a)および(b)は、本発明を適用した光通信用のフレキシブル光導波路基板を備えた複合基板を示す断面図、およびフレキシブル光導波路基板を示す斜視図である。図2(a)は図1のフレキシブル光導波路基板の内部構造を示す斜視図であり、図2(b)および(c)は、その部分断面図である。
複合基板1は、フレキシブル光導波路基板10と、この表面に積層した電気回路基板50とを備えている。電気回路基板50は、LEDなどからなる発光部51と、ホトダイオードなどからなる受光部52とを備えており、発光部51から射出される光信号が、フレキシブル光導波路基板10を介して伝送されて、受光部52において受信されるようになっている。
フレキシブル光導波路基板10は、所定形状をした一定厚さのコアシート2と、コアシート2の表面2aに表面側クラッド層として機能する表面側接着剤層3を介して積層接着された表面保護シート4と、コアシート2の裏面2bに裏面側クラッド層として機能する裏面側接着剤層5を介して積層接着された裏面保護シート6とを備えている。
コアシート2の表面2aには、一定の間隔で平行に延びる2本のV溝7が形成されており、各V溝7には表面側接着剤層3が充填されている。各V溝7の両端7a、7bはそれぞれ基板端面10A、10Bに露出している。これらのV溝7の間に形成されたコアシート2の区画部分8は、それぞれ、表面側クラッド層3および裏面側クラッド層5によって囲まれ、光導波路9として機能する。
光導波路9の長さ方向の両側近傍の位置には、コアシート2の裏面2bから当該光導波路9を幅方向に遮断する状態に直角三角形断面の遮断溝11、12がそれぞれ形成されている。これらの遮断溝11、12に対峙するコアシート2の表面2aの部位には台形上に突出した突出部13、14が形成されている。遮断溝11、12を規定している傾斜側面は、それぞれ、光導波路9の方向(光の伝送方向)に対して45度傾斜しており、当該遮断溝11、12には裏面側クラッド層として機能する裏面側接着剤層5が充填されている。したがって、各遮断溝11、12の傾斜側面は、それぞれ、光を直角に立ち上げる反射面11a、11b、12a、12bとして機能する。反射面を形成するためには、アルミニウム、銀、金などの金属薄膜をコーティングしてもよい。
台形状の各突出部13、14は、表面側接着剤層3および表面側保護シート4に形成した光通過部としての開口部3a、4aを貫通している。そして、各突出部13、14の先端面13a、14aは、表面側保護シート4と面一の状態で、当該シート表面から露出している。これらの上端面13a、14aは光の入射面および出射面として機能する。
本例では、一方の上端面13aに電気回路基板50に搭載されている発光部51の発光面が対峙しており、他方の上端面13bには受光部52の受光面が対峙している。発光部51の発光面から射出される光信号Lは複合基板1の厚さ方向に進み、反射面11a、11bに入射する。一方の反射面11aで反射した光信号成分Laは光導波路9に沿って伝送され、フレキシブル光導波路基板10の端面10Aから射出して、不図示の光学回路などに伝送される。他方の反射面11bで反射された光信号成分Lbは、光導波路9に沿って反射面12aの側に伝送され、当該反射面12aに入射する。ここに入射した光信号成分Laは垂直に立ち上げられて、上端面14aから出射して受光部52の受光面で受光される。このようにして、双方の基板10、50の間で光信号の送受が行われる。
本例では、コアシート2として厚さが50μの透明なPET(ポリエチレンテレフタレー
ト)シート、表面保護シート4として厚さ125μの半透明なPETシート、裏面保護シート6として厚さ75μの白色PETシートを用いている。また、表面側接着剤層3および裏面側接着剤層5として、紫外線硬化型レジンを用いている。さらに、V溝7は1mmピッチで形成されており、両側の傾斜面のなす角度が約60度であり、その深さは実質的にコアシート2の厚さと同一である。遮断溝11、12の深さは実質的にコアシート2の厚さと同一であり、したがって、溝幅はコアシート厚さのほぼ2倍である。また、突出部13、14の高さは、略、表面側接着剤層3および表面側保護シート4の厚さの合計値となっている。
V溝7はコアシート2の表面2aからロータリダイなどの刃先を押し付けることにより形成される。また、V溝7をレーザー加工によって形成すれば、任意の深さのV溝7を任意のパターンで精度良く形成できる。遮断溝11、12および突出部13、14は、コアシート2の成形時に一体的に形成することができる。あるいは、コアシート2の成形後に、裏面側からプレス成形することもできる。
本例の光通信用のフレキシブル光導波路基板10は、高価な光ファイバを用いることなく、廉価に製造できる。また、透明なコアシート2に表面側からV溝7を形成し、当該コアシート2の表面にV溝7を充填する状態でクラッド層として機能する表面側接着剤層3を形成し、裏面側にもクラッド層として機能する裏面側接着剤層5を形成することにより、光導波路9を形成している。したがって、光ファイバを平面方向に等ピッチで接着固定した構成の光ファイバテープとは異なり、任意のパターンで光導波路を形成できる。よって、電気、電子回路基板に用いられているフレキシブルプリント配線基板と同様に用いて、光学回路を接続することができ、極めて便利である。
なお、図3(a)に示すように、V溝7の深さとしては、コアシート素材20の厚さ(透
明ペットシートの厚さ)の0.5以上ないし1.0未満の寸法とすることができる。本例のよう
に裏面保護シート6が積層されている場合には、図3(b)に示すように、コアシート素材20を完全に切断する深さのV溝を形成することができる。例えば、下側の裏面保護シート6に達する深さのV溝とすることができる。次に、隣接するV溝7の中心間の寸法Cは、V溝7の開口部幅の1/2(=E)を超える値(C>E)とすればよい。
(多層光導波路基板の例)
図4は、本発明を適用した3層構造の光導波路基板を示す説明図である。本例の光導波路基板200は、クラッド層として接着剤層201、202を挟み積層した3枚のコアシート203〜205からなる積層体210と、上側コアシート203の表面203aに積層した表面側クラッド層211と、下側コアシート205の裏面205bに積層した裏面側クラッド層212とを備えている。また、表面側クラッド層211は表面側保護シート213によって覆われており、裏面側クラッド装置212も裏面側保護シート214によって覆われている。表面側クラッド層211および裏面側クラッド層212には接着剤層が用いられている。
上側コアシート203、中間コアシート204および下側コアシート205は、前述のコアシート2と同様に構成されており、それぞれ、V溝の間に形成した区画部分が光導波路217、227、237として機能する。また、各光導波路217、227、237には、遮断溝218、228、238および突出部219、229、239が形成されている。最も下の遮断溝238には接着剤が充填されており、これらの溝を規定している各一対の傾斜面が反射面218a、218b、228a、228b、238a、238bとして機能する。
ここで、下側コアシート205の遮断溝238は直角三角形断面であり、突出部239は台形形状となっている。中間コアシート204に形成されている遮断溝228は台形断面の溝であり、下側の突出部239と相補的な形状をしており、当該突出部239が下側から嵌め込まれた状態で、コアシート205、204が積層され、突出部239の先端面が遮断溝228の底面に密着している。
同様に、上側コアシート203に形成されている遮断溝218は台形形状の溝であり、下側の中間コアシート204の突出部229と相補的な形状をしており、当該突出部229が下側から嵌め込まれた状態で、コアシート203および204が積層され、突出部229の先端面が遮断溝218の底面に密着している。
上側コアシート203の突出部219は、表面側クラッド層211および表面側保護シート213に形成されている光通過部としての開口部211a、213aを貫通しており、その先端面219aは、表面側保護シート213と面一の状態で当該表面から露出している。例えば、この先端面219aには、電気回路基板50に搭載されている発光部51から射出される平行光が光信号Lとして入射する。
ここで、反射面238a、238bの内側にオフセットした位置に上側の反射面228a、228bが配置され、これらの反射面228a、228bの内側にオフセットした位置に上側の反射面218a、218bが配置されている。したがって、光信号Lにおける両側の光信号成分L1は、上側コアシート203の一対の反射面218a、218bを照射し、ここで直角に折り曲げられて光導波路217に沿って伝送される。光信号成分L1よりも内側の光信号成分L2は中間コアシート204の一対の反射面228a、228bを照射し、ここで直角に折り曲げられて光導波路227に沿って伝送される。最も内側の光信号成分L3は、下側コアシート205の一対の反射面238a、238bを照射し、ここで直角に折り曲げられて光導波路237に沿って伝送される。したがって、電気回路基板50の側からの光信号を各層の光導波路に伝達することができる。
(その他の実施の形態)
なお、上記の例は本発明の一例を示すものであり、本発明の光導波路基板の構成は、上記の形状、構造、素材に限定されるものではない。例えば、V溝7の代わりに、U溝などの異なる断面形状の溝を用いることもできる。また、コアシート、表面保護シートおよび裏面保護シートの素材としてPET以外の樹脂を用いることも可能である。
さらに、複数本の光導波路を形成し、各光導波路の間で光信号を送受するように構成することも可能である。上記の各例は、説明および理解を簡単にできるようにするための目的で1本の光導波路が形成されている場合を述べたものであり、本発明をこれらの例に限定することを意図したものではない。例えば、複数本の光導波路を形成し、そのうちの少なくとも一本の光導波路を二又、三又以上に分岐させるようにしてもよい。
次に、遮断溝および反射面としては、上記の例のようなV溝の代わりに各種の形状の遮断溝を形成し、2面あるいは3面以上の反射面を形成することもできる。このようにすれば、入射する光信号を3方向以上の方向に延びる光導波路に伝送することができ、また、3方向以上の方向に延びている光導波路からの光信号を同一方向に立ち上げて伝送することができる。
例えば、図5に示すように、正四面体(正三角錐)の遮断溝を形成すれば、その三面を反射面として利用して三方向に光信号を伝送でき、三方向からの光信号を同一方向に立ち上げて伝送することができる。
また、図6に示すように、遮断溝をコアシートの表面および裏面に形成することもできる。この図に示す光通信用光導波路基板300は、基本的な構成は図1、2に示す光導波路基板10と同様であり、対応する部位には同一の符号を付してある。異なる点は、コアシート2に形成した一方の遮断溝11は裏面側から形成されているが、他方の遮断溝12Aは表面側から形成されていることである。この結果、突出部13は表面側に突出しているが、他方の突出部14Aは裏面側に突出しており、これに対応して、裏面側クラッド層5および裏面側保護シート6に光通過用の開口部5a、6aが形成されている。
この構成を採用すれば、図に示すように一方の突出部13の先端面13aから入射した光信号Lは、光導波路9を通って伝送された後に、反射面12aで下側に向けて直角に反射され、裏面側の先端面14aから射出する。
一方、上記構成の光通信用光導波路基板を用いてプラスチック成形品をインサート成形すれば、当該光導波路基板が表面あるいは内部に一体化された成形品を簡単に得ることができる。
本発明を適用した複合基板を示す断面図および、フレキシブル光導波路基板の斜視図である。 図1のフレキシブル光導波路基板の内部構造を示す斜視図および、その直交方向で切断した場合の部分斜視図である。 V溝の深さ、および溝間隔を示す説明図である。 本発明を適用した多層光導波路基板を示す部分断面図である。 遮断溝の別の例を示す説明図である。 図1の光導波路基板の変形例を示す断面図である。
符号の説明
1 複合基板
2 コアシート
3、5 接着剤層
4 表面側クラッド層
6 裏面側クラッド層
7 V溝
8 区画部分
9 光導波路
10 フレキシブル光導波路基板
11、12、12A 遮断溝
11a、11b、12a、12b 反射面
13、14、14A 突出部
13a、14a 先端面
50 回路基板
51 発光部
52 受光部
200 多層型の光導波路基板
201、202 クラッド層
203、204、205 コアシート
211 表面側クラッド層
212 裏面側クラッド層
213 表面側保護シート
214 裏面側保護シート
217、227、237 光導波路
218、228、238 遮断溝
218a、218b、228a、228b、238a、238b 反射面
219、229、239 突出部
219a 先端面
300 光導波路基板

Claims (18)

  1. 所定厚さの透明なコアシートと、
    前記コアシートの表面に形成された所定深さの少なくとも2本の溝と、
    前記溝を充填する状態で前記コアシートの表面に形成した表面側クラッド層と、
    前記コアシートの裏面に形成した裏面側クラッド層とを有し、
    隣接する前記溝の間に形成された前記コアシートの区画部分が光導波路となっており、
    前記光導波路の途中位置には、前記コアシートの表面および/または裏面から所定の傾斜角度で立ち上がっている光路立ち上げ用の反射面が形成されており、
    前記表面側クラッド層および/または前記裏面側クラッド層には、前記反射面で立ち上げられた光、あるいは当該光と同一経路で外部から前記反射面に向かう光を通すための光通過部が形成されていることを特徴とする光通信用光導波路基板。
  2. 請求項1において、
    前記反射面は直角に光路を立ち上げるために45度傾斜していることを特徴とする光通信用光導波路基板。
  3. 請求項1または2において、
    前記コアシートの表面および/または裏面から前記光導波路を遮断する状態に遮断溝を形成し、当該遮断溝の内周側面を前記反射面としたことを特徴とする光通信用光導波路基板。
  4. 請求項3において、
    前記遮断溝は前記光導波路の幅方向に延びるV溝であり、当該V溝の一対の傾斜面が前記反射面とされていることを特徴とする光通信用光導波路基板。
  5. 請求項1ないし4のうちのいずれかの項において、
    前記コアシートには、一方の面に前記遮断溝が形成され、他方の面における前記遮断溝に対応する部位に突出部が形成されており、
    前記突出部の先端面が、前記反射面で立ち上げられた光の出射面あるいは前記反射面に向かう光の入射面となっていることを特徴とする光通信用光導波路基板。
  6. 請求項1ないし5のうちのいずれかの項において、
    前記溝の深さは、前記コアシートの厚さの0.5以上ないし1.0未満の寸法であることを特徴とする光通信用光導波路基板。
  7. 請求項1ないし6のうちのいずれかの項において、
    前記溝はV溝であることを特徴とする光通信用光導波路基板。
  8. 請求項1ないし7のうちのいずれかの項において、
    前記溝は一定間隔で平行に配列されていることを特徴とする光通信用光導波路基板。
  9. 請求項1ないし8のうちのいずれかの項において、
    少なくとも一本の前記光導波路は途中位置において少なくとも二つに分岐していることを特徴とする光通信用光導波路基板。
  10. 請求項1ないし9のうちのいずれかの項において、
    前記表面側クラッド層を覆っている所定厚さの表面保護シートと、
    前記裏面側クラッド層を覆っている所定厚さの裏面保護シートとを有していることを特徴とする光通信用光導波路基板。
  11. 請求項10において、
    前記表面側クラッド層は、前記コアシートと前記表面保護シートを接着接合している表面側接着剤層であり、
    前記裏面側クラッド層は、前記コアシートと前記裏面保護シートを接着接合している裏面側接着剤層であることを特徴とする光通信用光導波路基板。
  12. 請求項10または11において、
    前記表面保護シートおよび/または前記裏面保護シートには、前記反射面で立ち上げられた光あるいは当該反射面に向かう光を通すための光通過部が形成されていることを特徴とする光通信用光導波路基板。
  13. 請求項1ないし12のうちのいずれかの項において、
    前記コアシートはポリエチレンテレフタレート系の樹脂シートであることを特徴とする光通信用光導波路基板。
  14. 請求項1ないし13のうちのいずれかの項において、
    面外方向に可撓性を備えていることを特徴とする光通信用光導波基板。
  15. 請求項1ないし14のうちのいずれかの項において、
    前記溝はレーザー加工によって形成されたものであることを特徴とする光通信用光導波基板。
  16. クラッド層を挟み積層した少なくとも2枚の上側コアシートおよび下側コアシートからなる積層体と、
    前記上側コアシートの表面に積層した表面側クラッド層と、
    前記下側コアシートの裏面に積層した裏面側クラッド層とを有し、
    前記上側コアシートおよび前記下側コアシートは請求項5に記載のコアシートであり、
    前記上側コアシートに形成されている前記遮断溝と、前記下側コアシートに形成されている前記突出部とは相補的な形状をしており、当該遮断溝に下側から前記突出部が嵌め込まれた状態で前記上側および下側コアシートが積層されており、
    前記上側コアシートの前記突出部の先端面が、双方の前記反射面で立ち上げられた光の出射面あるいは双方の前記反射面に向かう光の入射面となっていることを特徴とする光通信用光導波路基板。
  17. 請求項1ないし16のうちのいずれかの項に記載の光通信用光導波路基板と、導電パターンが形成された回路基板とが積層されていることを特徴とする複合回路基板。
  18. 請求項1ないし16のうちのいずれかの項に記載の光通信用光導波路基板がインサート成形されていることを特徴とするプラスチック成形品。
JP2005189707A 2005-06-29 2005-06-29 光通信用光導波路基板 Pending JP2007010859A (ja)

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