JPWO2008084798A1 - 回動部を有する電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 磁気抵抗効果素子などを利用した検知器を使用し、回動部の回動角度を検知するパーソナルコンピュータなどの電子機器を提供する。【解決手段】 機器本体部2に回動部3が回動支点6aを中心として回動できるように支持されており、回動部3は機器本体部2に密着する閉鎖姿勢(a)から、さらに180度回動した回動限界位置(c)まで回動する。回動部3には回動支点6aから位置をずらして磁石8が固定され、機器本体部2にはY1方向とY2方向の磁界を区別して検知できる検知器10が設けられている。回動部3が閉鎖姿勢(a)から所定角度まで回動させられると、検知器10から第1の開放検知検出が得られて回動部3に設けられた表示部が点灯する。さらに回動させ、検知器10から第2の開放検知出力が得られると、表示部の表示内容が上下逆転するように切換えられる。【選択図】図2

Description

本発明は、磁界の向きと強度を検知できる検知器を使用して、表示部を有する回動部の回動角度を検知できる回動部を有する電子機器に関する。
ブック型のパーソナルコンピュータや車載用の表示装置などでは、液晶パネルなどの表示部を有する回動部が、機器本体部に回動自在に取り付けられている。この種の電子機器では、回動部の回動角度を検知するセンサが装備されており、回動部が所定角度まで回動したことがセンサで検知されたときに、表示部の表示が点灯しまたは消灯し、あるいは表示内容が切換えられる。
以下の特許文献1には、ノート型のパーソナルコンピュータが開示されているが、回動部の回動角度の検出は、ヒンジ部に内蔵された角度センサによって行っている。以下の特許文献2には、回動部を有する車載用の表示装置が設けられているが、この表示装置では、エンコーダタイプの検出方法やマイクロスイッチによって回動部の角度が検出される。
特開2002−132385号公報 特開平10−309996号公報
しかし、回動部のヒンジ部に角度センサやエンコーダを取り付けると、回動部のヒンジ部の構造が複雑になる。また回動部が回動する度に角度センサやエンコーダの機械的な部品が接触したり摺動するために、角度センサやエンコーダの寿命が短くなるのを避けることができない。また、マイクロスイッチも、回動部のヒンジ部に配置する必要があり、配置スペースを探すのが難しい。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、非接触で且つ非摺動の検知器を使用して、表示部を有する回動部の回動角度を検知でき、また検知タイミングの設定も容易な回動部を有する電子機器を提供することを目的としている。
本発明は、機器本体部と、前記機器本体部に回動自在に支持されている回動部とを有し、前記回動部に表示部が設けられ、前記回動部は、前記表示部が前記機器本体部に向けられた閉鎖姿勢と、前記表示部が前記機器本体部から離れる表示姿勢との間で回動する電子機器において、
前記機器本体部と前記回動部の一方に磁石が、他方に前記磁石から発せられた磁界の方向とその強度を検出できる検知器が設けられており、
前記回動部が閉鎖姿勢から表示姿勢に向けて所定の角度回動したときに、前記検知器が一方の向きの所定の強度の磁界を検知して第1の開放検知出力が得られ、第1の開放検知出力が得られた後に前記回動部が表示姿勢に向けてさらに回動したときに、前記検知器が他方の向きの所定の強度の磁界を検知して第2の開放検知出力が得られることを特徴とするものである。
例えば、前記回動部が閉鎖姿勢から150度を越える角度まで回動したときに、前記検知器から第2の開放検知出力が得られる。
本発明の回動部を有する電子機器では、磁石と検知器とで回動部の検知状態を検知できるようにしている。検知器として、磁界の方向と磁界の強さを検知できるものを使用することにより、1つの検知器によって、回動部の回動状態を2箇所の角度で検知できる。また、非接触の検知手段であるため、長期間使用しても故障を生じる可能性が少ない。
例えば、本発明は、前記回動部が閉鎖姿勢から表示姿勢に向けて回動して第1の開放検知出力が得られたときに、前記表示部の表示が点灯し、第2の開放検知出力が得られたときに前記表示部の表示内容が切り換わるものにできる。
ここでの表示内容の切り換わりとは、例えば、静止画像の表示から動画への切り換わり、表示言語の切り換わりなどを意味している。
あるいは、本発明は、前記回動部が閉鎖姿勢から表示姿勢に向けて回動して第1の開放検知出力が得られたときに、前記表示部の表示が点灯し、第2の開放検知出力が得られたときに前記表示部に表示されている内容が上下逆転して表示されるものとして構成できる。
このように、表示部の表示内容が上下逆転するものでは、回動部を180度近くまたはそれ以上の角度まで回動させて、対面する他の人に表示内容を見せることができ、いわゆるプレゼンテーションモードの設定などに有効である。
本発明は、閉鎖姿勢から第1の開放検知出力が得られるまでの前記回動部の回動角度よりも、第2の開放出力が得られてから表示姿勢の回動限界位置に至るまでの前記回動部の回動角度の方が小さくなるように、前記磁石と前記検知器の角度と向きとが設定されていることが好ましい。
上記のように構成すると、回動部を閉鎖姿勢からある程度大きく回動させて表示部が目に入る位置となったときに、表示部を点灯させ、さらに、回動部を大きく回動させたときにのみ表示が切り換わるような構成が可能である。
さらに、本発明は、前記回動部が表示姿勢の回動限界位置から閉鎖姿勢に向けて所定の角度回動したときに、第2の閉鎖検知出力が得られ、第2の閉鎖検知出力が得られた後に前記回動部が閉鎖姿勢に向けて所定の角度だけ回動したときに、第1の閉鎖検知出力が得られるものである。
この場合には、回動限界位置から第2の閉鎖検知出力が得られるまでの前記回動部の回動角度は、第2の開放検知出力が得られてから回動限界位置に至るまでの前記回動部の回動角度よりも大きいことが好ましい。
この場合、例えば、前記回動部が回動限界位置から閉鎖姿勢に向けて回動し、第2の閉鎖検知出力が得られたときに前記表示部の表示内容が基の状態に戻るものである。
また本発明は、第1の閉鎖検知出力が得られてから閉鎖姿勢にいたるまでの前記回動部の回動角度は、閉鎖姿勢から第1の開放検知出力が得られるまでの前記回動部の回動角度よりも小さいことが好ましい。
この場合、例えば、前記回動部が閉鎖姿勢に向けて回動し、第1の閉鎖検知出力が得られたときに前記表示部の表示が消えるものとなる。
さらに本発明は、前記検知器には、磁気抵抗効果を利用した検知素子が設けられているものである。
本発明は、非接触で且つ非摺動の検知手段を使用して、表示部を有する回動部の回動姿勢を複数の位置で検知することができる。そのため、回動部の回動角度に応じて表示状態の設定が可能である。また、検知出力を得るタイミングと回動部の回動角度との設定も可能である。
図1は本発明の第1の実施の形態の電子機器1を示す斜視図であり、図2は前記電子機器1の側面図、図3は第1の実施の形態の変形例の電子機器101を示す側面図である。
図1に示す電子機器1は、ノート型のパーソナルコンピュータであり、機器本体部2と、回動部3とを有している。機器本体部2は、筐体内にCPUやメモリを構成する電子部品を実装した回路基板が収納されている。機器本体部2の上面は操作面2aであり、この操作面2aに、キーボード入力装置4および静電容量型の平面型入力装置5が設けられている。
回動部3の表示面3aには、液晶パネルなどの表示部7の画面が設けられている。前記回動部3は、図2と図3に示す回動支点6aまたは6bを中心として、機器本体部2に回動自在に取り付けられている。回動部3は、図2と図3に示すように、表示部7を有する表示面3aが、機器本体部2の操作面2aに対向してこの操作面2aに、ほぼ隙間が無いように重ねられる閉鎖姿勢(a)に設定できる。また、回動部3は、表示面3aが機器本体部2の操作面2aから離れる位置まで回動して表示姿勢となる。図1では、回動部3の表示面3aが、機器本体部2の操作面2aとほぼ直角になったときの表示姿勢(b)を示している。回動部3は、図1と図2、図3において破線で示すように、表示面3aが真上に向く回動限界位置(c)まで回動できる。閉鎖姿勢(a)から回動限界位置(c)までの回動部3の回動角度は180度である。
回動部3の回動角度を検知するために、回動部3には回動支点6aまたは6bに近い位置に磁石8が設けられ、機器本体部2には検知器10が設けられている。図2と図3に示すように、磁石8は、回動部3が閉鎖姿勢(a)のときに、機器本体部2の厚さ方向の上方であるY1側にN極が向くように着磁され、下方であるY2側にS極が向くように着磁されている。
検知器10は、磁気抵抗効果を利用して、磁界の方向と磁界の強度を検知できるものであり、機器本体部2の厚さ方向であるY1方向への磁界成分とY2方向への磁界成分を区別して検知することができ、且つY1方向の磁界強度とY2方向の磁界強度を検知できる。
検知器10は次のように構成されている。
検知器10は図11および図12に示す構造の磁気抵抗効果素子20を使用して、図13に示す回路を組むことで構成される。
図11(A)に示すように、磁気抵抗効果素子20の素子部21は複数設けられ、互いに平行に形成されている。個々の素子部21は、その長手方向がY1−Y2方向と直交する向きに延びている。素子部21は、その長手方向が図2と図3の紙面と平行な向きであってもよいし、またはその長手方向が前記紙面と直交する向きであってもよい。
図12の断面図に示すように、個々の素子部21は、基板22の上に、反強磁性層23、固定磁性層24、非磁性導電層25、および自由磁性層26の順に積層されて成膜され、自由磁性層26の表面が保護層27で覆われた巨大磁気抵抗効果素子(GMR素子)である。
反強磁性層23は、Ir−Mn合金(イリジウム−マンガン合金)などの反強磁性材料で形成されている。固定磁性層24はCo−Fe合金(コバルト−鉄合金)などの軟磁性材料で形成されている。非磁性導電層25はCu(銅)などである。自由磁性層26は、Ni−Fe合金(ニッケル−鉄合金)などの軟磁性材料で形成されている。保護層27はTa(タンタル)の層である。
素子部21では、反強磁性層23と固定磁性層24との反強磁性結合により、固定磁性層24の磁化の方向が固定されている。図11(B)に示すように、個々の素子部21では、固定磁性層24の磁化の固定方向(P方向)が、左右方向に延びる個々の素子部21に直交する向きである。この実施の形態では、固定磁性層24の磁化の固定方向(P方向)がY1方向である。
図11(A)に示すように、素子部21は接続電極28,29によって2つずつ接続され、さらに、図示上下両端部に位置する素子部21には引き出し電極31,32が接続されている。よって、各素子部21は直列に接続され、ミアンダ型パターンが構成されている。
図11(A)に示すように、各素子部21では、右側にマグネット33が左側にマグネット34が設けられて、各素子部21に対して、その長手方向である図示左方向へバイアス磁界が与えられている。よって、外部磁界が与えられていないときには、自由磁性層26内が長手方向であるバイアス方向(B方向)に単磁区化されている。バイアス方向(B方向)と固定磁性層24の磁化の固定方向(P方向)とは、互いに直交している。
図11(A)(B)に示すように、磁気抵抗効果素子20は、素子部21の長手方向と直交する向きであるY1方向での磁界の成分とY2方向での磁界の成分を区別して検出することができる。磁気抵抗効果素子20にY1方向の外部磁界の成分が与えられると、バイアス磁界Bが作用している自由磁性層26内の磁化の方向がY1方向、すなわち固定磁性層24の磁化の固定方向(P方向)と同じ方向へ向けられる。このとき磁気抵抗効果素子20の電気抵抗が低くなる。逆にY2方向の外部磁界の成分が与えられると、自由磁性層26内の磁化の方向がY2方向、すなわち固定磁性層24の磁化の固定方向(P方向)と逆の方向へ向けられる。このとき磁気抵抗効果素子20の電気抵抗が高くなる。
図13に示すように、検知器10では、前記磁気抵抗効果素子20と固定抵抗素子35とが直列に接続されており、直列に接続されて磁気抵抗効果素子20と固定抵抗素子35とに直列電圧Vccが与えられている。そして、磁気抵抗効果素子20と固定抵抗素子35との中間点36が検知出力の出力部となっている。
図14は、磁気抵抗効果素子20に作用する外部磁界のY1方向の成分およびその強度、ならびにY2方向の成分およびその強度と、前記中間点36からの出力電圧との関係を示している。固定抵抗素子35は、例えば図12に示す磁気抵抗効果素子20と同じ材料で同じ膜厚で形成され、且つ非磁性導電層25と自由磁性層26との積層順番を変えるなどして、外部磁界によって電気抵抗が変化せず、且つ磁気抵抗効果素子20と同じ温度特性を有するように構成されている。また、外部磁界が作用していないときに、前記中間点36からの検知出力がVcc/2となるように、固定抵抗素子35の抵抗値が調整されている。
図14に示すように、中間点36からの出力電圧は、外部磁界が作用していないときにVcc/2であり、磁気抵抗効果素子20にY1方向の外部磁界が作用すると、中間点36からの出力電圧が高くなり、磁気抵抗効果素子20にY2方向の外部磁界が作用すると、中間点36からの出力電圧が低くなる。
よって、図14に示すように、中間点36からの出力電圧が所定値V1になったことを認識することで、Y1方向の外部磁界の大きさが所定値H1以上になったことを検知できる。同様に、中間点36からの出力電圧が所定値V2になったことを認識することで、Y2方向の外部磁界の大きさが所定値H2以上になったことを検知できる。
図13に示す検知器10は磁気抵抗効果素子20が1個使用されているが、図15に示すように、2個の磁気抵抗効果素子20A,20Bを使用した回路で構成した検知器110を使用することができる。この検知器110に使用されている磁気抵抗効果素子20A,20Bは、図11および図12に示す磁気抵抗効果素子20と同じものである。あるいは、バイアス磁界を与えるマグネット33,34を有していないものであっても使用できる。
一方の磁気抵抗効果素子20Aは、固定磁性層24の固定磁化の方向(P方向)がY1方向に向けられているが、他方の磁気抵抗効果素子20Bは、固定磁性層24の固定磁化の方向(P方向)がY2方向に向けられている。すなわち、磁気抵抗効果素子20Aと磁気抵抗効果素子20Bは同じ特性を有する素子であるが、その配置向きはY1方向とY2方向に対して互いに逆向きである。
図15に示すように、検知器110では、磁気抵抗効果素子20Aと固定抵抗素子35Aとが直列に接続されている。また、固定抵抗素子35Bと磁気抵抗効果素子20Bとが直列に接続されている。そして、スイッチ39により、磁気抵抗効果素子20Aと固定抵抗素子35Aに対して、または固定抵抗素子35Bと磁気抵抗効果素子20Bに対して、交互に直流の電源電圧Vccが印加される。また、スイッチ39に同期して動作するスイッチ38により、中間点36Aと中間点36Bが交互に選択される。固定抵抗素子35Aと固定抵抗素子35Bの電気抵抗は互いに等しい。
磁気抵抗効果素子20Aと固定抵抗素子35Aに直流電圧が印加されているときの、外部磁界の方向および大きさと、中間点36Aでの電圧の変化特性を図16に示している。また、固定抵抗素子35Bと磁気抵抗効果素子20Bに直流電圧が印加されたときの、外部磁界の方向および大きさと、中間点36Bでの電圧の変化特性を図17に示している。
図15に示すように、検知器110には、電源電圧Vccが印加される参照抵抗37A,37Bが設けられ、この参照抵抗37Aと参照抵抗37Bとの中間点の参照電圧がVcc/2に設定されている。スイッチ39の切換えタイミングとスイッチ38の切換えタイミングにより、比較器40の+端子に中間点36Aの電圧と中間点36Bの電圧とが交互に印加される。また、比較器40の−端子には、前記参照電圧Vcc/2が印加される。
図示しない制御部では、スイッチ38とスイッチ39の切り換わりにより、中間点36Aからの出力電圧が比較器40に与えられているときに、比較器40からの出力を監視し、その出力が+になると、Y1方向の外部磁界の大きさがHa以上になったと判断できる。また、中間点36Bからの出力電圧が比較器40に与えられているときに、比較器40からの出力を監視し、その出力が−になると、Y2方向の磁界の大きさがHb以上になったと判断できる。
図1と図2に示す電子機器1および図3に示す電子機器101では、回動部4と共に回動する磁石8から発せられる磁界が、検知器10(あるいは検知器110)で検知される。
図2に示す電子機器1と図3に示す電子機器101では、共に回動部3が閉鎖姿勢(a)のときに、立方体形状の磁石8が垂直に向けられ、N極が上向きで、S極が下向きとなる。図2と図3には、電子機器1または電子機器101における磁石8と検知器10および回動支点6a,6bとの位置関係を寸法(mm)を用いて示している。
図4には、N極から発せられる磁力線とS極に戻る磁力線とが示されている。CaとCbは、共に磁界のY1方向の成分の強度が同じ値となる等圧線を示している。図4の実施の形態では、等圧線Ca,Cb上でのY1方向の磁界強度がほぼ3mTである。
図4には、図2に示す電子機器1の回動部3の回動支点6aの位置と、磁石8に対する検知器10の相対的な回動軌跡を1Aで示している。同様に、図3に示す電子機器101の回動部3の回動支点6bの位置と、磁石8に対する検知器10の相対的な回動軌跡を101Aで示している。回動軌跡1Aと101A上を移動する検知器10は、閉鎖姿勢での位置を(a)で示し、180度回動した回動限界姿勢での検知器10の位置を(c)で示している。
図5には、電子機器1における、回動部3の回動角度と、検知器10が検知する磁界強度との関係を示す曲線を1Bで示しており、電子機器101における、回動部3の回動角度と、検知器10が検知する磁界強度との関係を示す曲線を101Bで示している。回動部3が閉鎖姿勢(a)から180度回動して回動限界位置(c)に至るまでに、検知器10に作用する磁界の向きが変わるために、図5の縦軸では磁界強度に+と−の極性が示されている。
検知器10は、図14に示したのと同等の出力特性を有するものであり、制御部では検知器10に4つのしきい値を設定している。図5に示すしきい値+Vaと−Vaは、磁界強度の絶対値が共に2.5mTとなったことを検知できるように設定されている。また、しきい値+Vbと−Vbは、磁界強度の絶対値が共に1.5mTとなったことを検知できるように設定されている。
図2に示す電子機器1および図3に示す電子機器101では、回動部3が閉鎖姿勢(a)から回動限界位置(c)に向けて所定角度だけ回動すると、検知器10からの検知出力(出力電圧)がしきい値+Vbを下回る。このときの検知出力が第1の開放検知出力である。さらに回動部3を回動させると、回動限界位置(c)の直前に、検知器10からの検知出力がしきい値−Vaを超える。このときの検知出力が第2の開放検知出力である。
次に、回動部3を回動限界位置(c)から閉鎖姿勢(a)に向けて回動させると、検知器10からの検知出力がしきい値−Vbを通過する。このときの検知出力が第2の閉鎖検知出力である。さらに回動部3が閉鎖姿勢(a)に向けて回動すると、検知器10からの検知出力がしきい値+Vaを通過する。このときの検知出力が第1の閉鎖検知出力である。
この実施の形態で使用されている検知器10は、しきい値+Vaとしきい値−Vaの絶対値が同じで、しきい値+Vbとしきい値−Vbの絶対値が同じであり、検知は、その特性が磁界がゼロの点を境として対称である。よって、検知器10としては汎用性の高いものを使用することができる。ただし、磁石8と検知器10との位置が、回動支点6a,6bに対して非対称の位置に配置されているために、図5に示すように、電子機器1と電子機器101の双方において、第1の開放検知出力(+Vb)が得られたときの回動部3の位置と、第2の開放検知出力(−Va)が得られたときの回動部3の位置とを、垂直な向きに対して左右に非対称の角度姿勢に設定できる。また、第2の閉鎖検知出力(−Vb)が得られたときの回動部3の位置と、第1の閉鎖検知出力(+Va)が得られたときの回動部3の位置とを、垂直な向きに対して左右に非対称に設定できる。
図2に示す電子機器1では、回動部3が閉鎖姿勢(a)から開放姿勢に向けて回動し、第1の開放検知出力(+Vb)が得られるまでの閉鎖姿勢(a)からの回動角度が37度である。さらに、閉鎖姿勢(a)から第2の開放検知出力(−Va)が得られるまでの閉鎖姿勢(a)からの回動角度が178度である。また、回動部3を回動限界位置(c)から閉鎖姿勢(a)に向けて回動させるときに、第2の閉鎖検知出力(−Vb)が得られたときの、回動部3の閉鎖姿勢(a)からの開き角度が161度である。さらに第1の閉鎖検知出力(+Va)が得られるときの回動部3の閉鎖姿勢(a)からの開き角度は22度である。
図3に示す電子機器101では、回動部3が、閉鎖姿勢(a)から開放姿勢に向けて回動回動し、第1の開放検知出力(+Vb)が得られるまでの閉鎖姿勢(a)からの回動角度が60度である。さらに、閉鎖姿勢(a)から第2の開放検知出力(−Va)が得られるまでの回動角度が177度である。また、回動部3を回動限界位置(c)から閉鎖姿勢(a)に向けて回動させるときに、第2の閉鎖検知出力(−Vb)が得られたときの、回動部3の閉鎖姿勢(a)からの開き角度は164度である。さらに第1の閉鎖検知出力(+Va)が得られたときの回動部3の閉鎖姿勢(a)からの開き角度は38.5度である。
以上のように、回動部3を閉鎖姿勢(a)から回動させるときに、閉鎖姿勢(a)から第1の開放検知出力(+Vb)が得られるまでの回動角度よりも、第2の開放検知出力(−Va)が得られてから回動限界位置(c)に至るまでの回動角度の方が小さい。さらには、閉鎖姿勢(a)から第1の閉鎖検知出力(+Va)が得られるまでの回動部3の回動角度よりも、第2の開放検知出力(−Va)が得られてから回動限界位置(c)に至るまでの回動部3の回動角度の方が小さい。
制御部では、回動部3が閉鎖姿勢(a)から回動し始めて第1の開放検知出力(+Vb)が得られたときに、表示部7を点灯して表示部7に情報を表示させる。そして、第2の開放検知出力(−Va)が得られたときに、表示部7の画面の表示を切換えて表示画面を上下が逆になるように180度反転させる。これにより、電子機器1の操作者と対面する側に位置する人に表示部7の表示内容を示す、いわゆるプレゼンテーションモードでの使用が可能である。
閉鎖姿勢(a)から第1の開放検知出力(+Vb)が得られるまでの回動部3の回動角度に比べて、第2の開放検知出力(−Va)が得られてから回動限界位置(c)に至るまでの回動部3の回動角度の方が十分に小さい。図2に示す電子機器1では、第2の開放検知出力(−Va)が得られるまでの回動部3の回動角度が178度であり、図3に示す電子機器101では、第2の開放検知出力(−Va)が得られるまでの回動部3の回動角度が177度である。
このように、回動部3の回動角度が180度となる回動限界位置(c)に至る直前で表示部7の表示状態が切り換わるため、機器本体部2に対面する操作者に表示部7が向けられているときに、表示部7の表示内容が不用意に切り換わるのを防止できる。
また、回動限界位置(c)にある回動部3を閉鎖姿勢(a)へ向けて回動させるときには、第2の閉鎖検知出力(−Vb)が得られたときに、表示部7の表示内容が元の状態に戻る。すなわち、上下逆向きに切換えられた表示内容が、元の状態に戻る。
回動部3を回動限界位置(c)から閉鎖姿勢(a)に向けて回動させるときに、回動限界位置(c)から第2の閉鎖検知出力(−Vb)が得られるまでの回動角度は、第2の開放検知出力(−Va)が得られてから回動限界位置(c)に至るまでの回動角度よりも大きい。よって、回動部3を回動限界位置(c)へ向けて回動させるときには、回動限界位置(c)に至る直前で表示部7の表示内容が上下逆に切り換わる。そして、回動限界位置(c)から回動部3を戻すときには、ある程度の角度まで回動させない限り、表示部7の表示内容は元の状態に復帰しない。図2に示す電子機器1では、回動限界位置(c)から第2の閉鎖検知出力(−Vb)が得られるまでの回動角度が19度であり、図3に示す電子機器101では16度である。
このように構成することで、表示部7の表示内容が上下逆向きとなるように切換えられた後は、回動部3を少しぐらい動かしても表示内容が元の状態に復帰しないようにできる。したがって、表示部7の表示内容が切換えられたプレゼンテーションを行っているときに、不用意に表示内容が切り換わるのを防止できる。
また、回動部3を閉鎖姿勢(a)に向けて回動させるときには、第1の閉鎖検知出力(+Va)が得られたときに、表示部7の表示が消灯する。回動部3が閉鎖姿勢(a)から回動して第1の開放検知出力(+Vb)が得られて表示部7が点灯するまでの回動部3の回動角度よりも、第1の閉鎖検知出力(+Va)が得られて表示部7が消灯してから閉鎖姿勢(a)に至るまでの回動部3の回動角度の方が小さい。
閉鎖姿勢(a)から回動部3を回動させるときには、ある程度大きく回動してから表示部7が点灯することにより、回動部3が少しだけ動いたときに不用意に表示部7が点灯して電力を無駄に消費するのを防止できる。逆に、表示部7が点灯した後には、回動部3が閉鎖姿勢(a)の近くまで回動しないかぎりは表示部7が消灯しない。よって、表示部7に情報を表示しているときに、回動部3を少しぐらい回動させても、表示部7が消灯してしまうことを防止できる。
また、図2に示す電子機器1と図3に示す電子機器101では、磁石8が回動支点6a,6bから離れた位置で、且つ回動支点6a,6bよりも回動部3の中央側に配置されているため、磁石8の配置位置を選択しやすい。
図6は本発明の第2の実施の形態の電子機器201を示している。
この電子機器201では、回動部3に磁石8が設けられ、機器本体部2内に検知器10が設置されている。磁石8は、回動支点6cよりも回動部3の中央側に寄った位置に設けられている。また磁石8はX方向とY方向に対して45度の角度で斜めに設置されており、回動部3が閉鎖姿勢(a)のときに、N極側が斜め下向きで、S極側が斜め上向きである。機器本体部2内に設置されている検知器10は、図11(A)に示す素子部21の長手方向が紙面に直交する向きであり、複数の素子部21が並ぶ向きがX方向である。よって、検知器10は、磁石8から発せられる磁界のX方向の成分を検知できる。また、回動支点6cと磁石8および検知器10の位置関係は図6に示す寸法の通りである。
図7は、回動部3が閉鎖姿勢(a)から回動限界位置(c)まで回動するときの角度と、検知器10で検知されるX方向の磁界強度との関係を示している。
第1の開放検知出力を得るためのしきい値は−Vbであり、閉鎖姿勢(a)から第1の開放検知出力(+Vb)を得るまでの回動部3の回動角度は36度である。第2の開放検知出力を得るためのしきい値は+Vaであり、閉鎖姿勢(a)から第2の開放検知出力(+Va)を得るまでの回動部3の回動角度は178度である。
第2の閉鎖検知出力を得るためのしきい値は+Vbであり、第2の閉鎖検知出力を得るときの閉鎖姿勢(a)からの回動部3の回動角度は158度である。第1の閉鎖検知出力を得るためのしきい値は−Vaであり、第1の閉鎖検知出力を得たときの回動部3の閉鎖姿勢(a)からの回動角度は21度である。
よって、表示部7が点灯と消灯するタイミングや、表示部7の表示内容が切り換わるタイミングを図2に示す電子機器1と図3に示す電子機器101と同様に設定できる。
図8は第3の実施の形態の電子機器301を示している。
この電子機器301は、回動部3の回動支点6dが、機器本体部2の端部よりも奥側に位置している。回動部3では、2つの磁石8aと8bが設けられており、磁石8aと磁石8bは、回動支点6dから外れる位置で、且つ回動支点6dを挟んで右側と左側に分かれて配置されている。磁石8aは右側に向く面がN極であり、磁石8bは左側に向く面がS極である。機器本体部2内には検知器10が設けられており、検知器10で検知される磁界の方向はX方向である。回動支点6dに対する磁石8a,8bの配置位置と検知器10の配置位置は図8に記載した寸法の通りである。
検知器10には、4つのしきい値が設定される。図8に示すように、回動部3が閉鎖姿勢(a)のときに、磁石8aと磁石8bが回動支点6dよりも上側に位置し、検知器10は回動支点6dと同じ高さ位置にある。その結果、回動部3が閉鎖姿勢(a)から回動し始めて第1の開放検知出力を得たときの閉鎖姿勢(a)からの回動角度が26度であり、第2の開放検知出力を得たときの閉鎖姿勢(a)からの回動角度が167度である。なお、回動限界位置(c)までの回動角度は180度である。
また、第2の閉鎖検知出力が得られたときの回動部3の閉鎖姿勢(a)からの開き角度は154度であり、第1の閉鎖検知出力が得られたときの回動部3の閉鎖姿勢(a)からの開き角度は13度である。
図9は本発明の第4の実施の形態の電子機器401を示している。
この電子機器401では、回動部3に検知器10が設けられ、機器本体部2に磁石8cと磁石8dが設けられている。回動部3が閉鎖姿勢(a)のときに、検知器10の磁界の検出方向はX方向である。また、閉鎖姿勢(a)のときに、検知器10は回動支点6eと同じ高さに存在しておらず、検知器10が回動支点6eよりも機器本体部2に近い側に位置している。磁石8cと磁石8dは、回動支点6eの位置から左右に等距離Lだけ空けた位置に配置されている。
図9に示すように、回動部3が閉鎖姿勢(a)のときに、検知器10が回動支点6eよりも下側に位置しているために、第1の開放検知出力と第2の開放検知出力を得る回動角度、および第2の閉鎖検知出力と第1の閉鎖検知出力を得るときの回動角度を、前記各実施の形態の電子機器1,101,201,301と同様に設定することができる。
図10は本発明の第5の実施の形態の電子機器501を示している。
この実施の形態では、回動部3において、磁石8が回動支点6fの回動中心線上に位置しており、機器本体部2では、検知器10が回動支点6fの真下に位置している。検知器10で検知する磁界の方向はX方向である。
図10に示す電子機器501では、閉鎖姿勢(a)から第1の開放検知出力が得られるまでの回動角度と、第2の開放検知出力が得られてから回動限界位置(c)に至るまでの回動角度とが同一である。
本発明の第1の実施の形態の電子機器を示す斜視図、 本発明の第1の実施の形態の電子機器を示す側面図、 第1の実施の形態の変形例の電子機器を示す側面図、 第1の実施の形態およびその変形例の電子機器における磁石と検知器との相対位置関係を示す説明図、 第1の実施の形態およびその変形例の電子機器における回動部の回動角度と検知器からの出力との関係を示す線図、 本発明の第2の実施の形態の電子機器の側面図、 第2の実施の形態の電子機器における回動部の回動角度と検知器からの出力との関係を示す線図、 本発明の第3の実施の形態の電子機器を示す側面図、 本発明の第4の実施の形態の電子機器を示す側面図、 本発明の第5の実施の形態の電子機器を示す側面図、 (A)は磁気抵抗効果素子の構造を示す平面図、(B)は磁気抵抗効果素子の固定磁性層の磁化方向とバイアス磁界の方向を示す説明図、 磁気抵抗効果素子の素子部の断面図、 検知器の回路図、 検知器から得られる出力特性を示す線図、 他の実施の形態の検知器の回路図、 他の実施の形態の検知器の出力特性を説明する線図、 他の実施の形態の検知器の出力特性を説明する線図、
符号の説明
1,101、201,301,401,501 回動部を有する電子機器
2 機器本体部
3 回動部
6a,6b,6c,6d,6e,6f 回動支点
7 表示部
8,8a,8b,8c,8d 磁石
10,110 検知器
21 素子部

Claims (11)

  1. 機器本体部と、前記機器本体部に回動自在に支持されている回動部とを有し、前記回動部に表示部が設けられ、前記回動部は、前記表示部が前記機器本体部に向けられた閉鎖姿勢と、前記表示部が前記機器本体部から離れる表示姿勢との間で回動する電子機器において、
    前記機器本体部と前記回動部の一方に磁石が、他方に前記磁石から発せられた磁界の方向とその強度を検出できる検知器が設けられており、
    前記回動部が閉鎖姿勢から表示姿勢に向けて所定の角度回動したときに、前記検知器が一方の向きの所定の強度の磁界を検知して第1の開放検知出力が得られ、第1の開放検知出力が得られた後に前記回動部が表示姿勢に向けてさらに回動したときに、前記検知器が他方の向きの所定の強度の磁界を検知して第2の開放検知出力が得られることを特徴とする回動部を有する電子機器。
  2. 前記回動部が閉鎖姿勢から150度を越える角度まで回動したときに、前記検知器から第2の開放検知出力が得られる請求項1記載の回動部を有する電子機器。
  3. 前記回動部が閉鎖姿勢から表示姿勢に向けて回動して第1の開放検知出力が得られたときに、前記表示部の表示が点灯し、第2の開放検知出力が得られたときに前記表示部の表示内容が切り換わる請求項1または2記載の回動部を有する電子機器。
  4. 前記回動部が閉鎖姿勢から表示姿勢に向けて回動して第1の開放検知出力が得られたときに、前記表示部の表示が点灯し、第2の開放検知出力が得られたときに前記表示部に表示されている内容が上下逆転して表示される請求項2記載の回動部を有する電子機器。
  5. 閉鎖姿勢から第1の開放検知出力が得られるまでの前記回動部の回動角度よりも、第2の開放出力が得られてから表示姿勢の回動限界位置に至るまでの前記回動部の回動角度の方が小さくなるように、前記磁石と前記検知器の角度と向きとが設定されている請求項3または4記載の回動部を有する電子機器。
  6. 前記回動部が表示姿勢の回動限界位置から閉鎖姿勢に向けて所定の角度回動したときに、第2の閉鎖検知出力が得られ、第2の閉鎖検知出力が得られた後に前記回動部が閉鎖姿勢に向けて所定の角度だけ回動したときに、第1の閉鎖検知出力が得られる請求項3ないし5のいずれかに記載の回動部を有する電子機器。
  7. 回動限界位置から第2の閉鎖検知出力が得られるまでの前記回動部の回動角度は、第2の開放検知出力が得られてから回動限界位置に至るまでの前記回動部の回動角度よりも大きい請求項6記載の回動部を有する電子機器。
  8. 前記回動部が回動限界位置から閉鎖姿勢に向けて回動し、第2の閉鎖検知出力が得られたときに前記表示部の表示内容が基の状態に戻る請求項7記載の回動部を有する電子機器。
  9. 第1の閉鎖検知出力が得られてから閉鎖姿勢にいたるまでの前記回動部の回動角度は、閉鎖姿勢から第1の開放検知出力が得られるまでの前記回動部の回動角度よりも小さい請求項6ないし8のいずれかに記載の回動部を有する電子機器。
  10. 前記回動部が閉鎖姿勢に向けて回動し、第1の閉鎖検知出力が得られたときに前記表示部の表示が消える請求項9記載の回動部を有する電子機器。
  11. 前記検知器には、磁気抵抗効果を利用した検知素子が設けられている請求項1ないし10のいずれかに記載の回動部を有する電子機器。
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