JP2005214900A - 磁気センサと状態検知方法 - Google Patents

磁気センサと状態検知方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005214900A
JP2005214900A JP2004024855A JP2004024855A JP2005214900A JP 2005214900 A JP2005214900 A JP 2005214900A JP 2004024855 A JP2004024855 A JP 2004024855A JP 2004024855 A JP2004024855 A JP 2004024855A JP 2005214900 A JP2005214900 A JP 2005214900A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic sensor
magnetic
magnet
housing
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004024855A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshinori Takatsuka
俊徳 高塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Electronics Co Ltd
Original Assignee
Asahi Kasei Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Electronics Co Ltd filed Critical Asahi Kasei Electronics Co Ltd
Priority to JP2004024855A priority Critical patent/JP2005214900A/ja
Publication of JP2005214900A publication Critical patent/JP2005214900A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 低消費電流タイプの多機能磁気センサを提供することにあり、さらにその磁気センサと磁石を用いて、従来複数個の磁気センサを用いないと検知できなかった様々な磁石の移動を1つの磁気センサで検知する方法を提供する。
【解決手段】 磁気検出手段と、その検出信号のレベルに応じて2値デジタル信号を出力する信号処理回路を有する磁気センサであり、検出信号が第1の閾値よりも小さい場合にハイレベルとなり、他の場合にローレベルとなる第1の出力端子と、前記検出信号が前記第1の閾値とは符号が異なる第2の閾値よりも小さい場合にハイレベルとなり、他の場合にローレベルとなる第2の出力端子を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、磁気センサと状態検知方法に関し、例えばターンオーバータイプの携帯電話に使用される開閉または回転スイッチ等において、開閉や回転状態を検知するために用いられる低消費電流タイプの磁気センサと状態検知方法に関する。
従来、クラムシェルタイプの携帯電話においては、開閉を検知するのに磁気センサと磁石を用いて行うことが多い。
従来のクラムシェルタイプの携帯電話の開閉検知機構を図3に示す。この携帯電話は、ディスプレイ114およびサブディスプレイ115を有する第1の筐体111と、スイッチ部116を有する第2の筐体112とが、ヒンジ部113を介して開閉自在に結合されている。第1の筐体111に磁石117を配置し、第2の筐体112における磁石117に対向する位置に磁気センサ118を配置することによって、携帯電話の開閉に伴い、磁気センサ118部分の磁束密度が変化するので、携帯電話の開閉を検知することが可能となっている。磁気センサ118の出力特性を表1(図3の(C))に示す。
図3に示すように、一方の筐体に磁石を設けておき、他方の筐体に磁気センサを配置することにより、開閉検知を行うことが可能である。使用する磁気センサの特性の一例を図8に示す。この磁気センサは通常のホールICであり、S極の磁束密度で閾値Bopをこえると出力電圧はローレベルになり、閾値Brpより小さい値か、もしくはN極の磁束密度ではハイレベルとなるものである。
しかしながら、昨今の携帯電話の急速な進化に伴い、単純なクラムシェルタイプの携帯電話以外にターンオーバータイプと呼ばれる携帯電話も発売され始めた(例えばパナソニックモバイルコミュニケーションズ社製のP505iSなど)。詳細は後述するが、このタイプの携帯電話は、クラムシェルタイプ同様に開閉できるうえ、さらに、ヒンジ部を中心としてディスプレイとサブディスプレイを有する第1の筐体が、スイッチ部を有する第2の筐体と同平面上を回転可能である。よって、ターンオーバースタイルの携帯電話は4つの状態をとりうることになり、従来の1対の磁気センサおよび磁石では、これら4つの状態を検出することができない。
従来のスライド機構を有する機器を図5に示す。これは、例えば、デジタルカメラのレンズカバーの有無を検出する場合などが当てはまる。磁気センサ128には、図8で示す特性を有する磁気センサを使用する。第1の筐体121と第2の筐体122を有する機器であって、第2の筐体122がスライド可能に保持されている。この例では、磁石127はスライド方向に垂直な方向に着磁されている。閉時に磁石127のS極が磁気センサ128に対向している。よって、閉時に磁気センサ128の出力がローレベルとなる。開時は磁石127が磁気センサ128に磁束を及ぼさないので、磁気センサ128の出力はハイレベルとなる。このように開閉の2状態を1対の磁石と磁気センサを用いることで検知可能であった。出力特性を表3(図5の(C))に示す。
このように、電子部品や携帯電話の高度化が進み、単純に開閉するタイプ以外にも様々な動きをする携帯電話が現在発売され始めている。そして当然ではあるが、上記のような様々な動きを検出する低消費電流タイプの磁気センサも必要となっている。
また、本発明者らは、以前に、磁気検出手段と、該磁気検出手段からの検出信号を入力し、該検出信号のレベルに応じて複数ビットの2値デジタル信号を出力する信号処理回路を有する磁気センサに関する発明を行い、特許文献1で公開した。
特開2003−262665号公報
携帯電話などのようにバッテリー駆動の電子機器では、低消費電流タイプのセンサが必要となっているが、特許文献1の発明においては、低消費電流化については検討されていなかった。
また、単純に開閉を検知する以外にも回転やスライドなど様々な移動機構を磁気センサで検出する必要性がでてきた。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、低消費電流タイプの多機能磁気センサを提供することにあり、さらにその磁気センサと磁石を用いて、従来複数個の磁気センサを用いないと検知できなかった様々な磁石の移動を1つの磁気センサで検知する方法を提供することにある。
請求項1の発明は、磁気検出手段と、該磁気検出手段からの検出信号を入力し、該検出信号のレベルに応じて2値信号を出力する信号処理回路とを有する磁気センサであって、前記信号処理回路は、前記検出信号が第1の閾値よりも小さい場合にハイレベルとなり、他の場合にローレベルとなる第1の出力端子と、前記検出信号が前記第1の閾値とは極性が異なる第2の閾値よりも小さい場合にハイレベルとなり、他の場合にローレベルとなる第2の出力端子とを有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記信号処理回路は間欠駆動動作することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2において、前記磁気検出手段がホール効果を利用したセンサであることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1または2において、前記磁気検出手段が磁気抵抗効果を利用したセンサであることを特徴とする。
請求項5の発明は、第1の筐体と、該第1の筐体とヒンジ部を介して開閉かつ回転可能に結合され、閉じた状態で第1の表面が対向する状態と第2の表面が対向する状態とを選択的に取り得る第2の筐体とを有する電子機器において、請求項1から4のいずれかに記載の1つの磁気センサを前記第1の筐体に取り付け、着磁方向が前記電子機器の開閉方向に一致して各磁極が前記第1の表面および第2の表面に位置するように、且つ閉じた状態で前記磁気センサに対向するように1つの磁石を前記第2の筐体に取り付けたことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5の電子機器における状態検知方法であって、前記磁気センサの出力を用いて、前記機器の開状態、および前記機器の閉状態における回転または非回転状態のいずれかを検知することを特徴とする。
請求項7の発明は、本体とスライド機構によって該本体に対してスライドするスライド部分とを具えた機器において、請求項1から4のいずれかに記載の1つの磁気センサおよび1つの磁石のいずれか一方を前記本体に取り付け、他方を前記スライド部分に取り付け、且つ、前記スライド部分が前記本体に対してスライドすることによって、前記磁石の各磁極とその中間の部分とが前記磁気センサに接近するように前記磁気センサおよび前記磁石を配置したことを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項7の機器における状態検知方法であって、前記磁気センサの出力を用いて、前記スライド部分の3つのスライド位置のいずれかを検知することを特徴とする。
なお、磁気検出手段は、たとえば半導体薄膜または滋性薄膜から構成されており、具体的には、ホール素子や磁気抵抗効果素子(MR素子)などの様々な磁気検出手段が適用可能である。
磁石については、特に種類の限定はないが、通常量産されているフェライト系、サマリウム−コバルト系、ネオジ系など様々な磁石が適用可能である。携帯機器などで使われる場合は、部品の小型化が必須であるので、小さくても強磁場を発生するサマリウム−コバルト系やネオジ系の磁石を用いるのが好ましい。
信号処理回路は、例えば、磁気検出手段の検出信号を所定の閾値で比較し、前記閾値より大きければローレベル、小さければハイレベルを出力するシュミットトリガ回路で構成することが可能である。また、信号処理回路の出力がチャタリングをおこさないように、前記閾値を第1の閾値と第2の閾値のように別々の値にすることが好ましい。
また、低消費電流化するため、間欠駆動動作するようにしても良い。一例として、スリープ時間を50msecとし、アウェイク時間を24μsecとすることなどが可能である。スリープ時間とアウェイク時間の比で低消費電流化が図れるので、この比を所望の値に変更することにより、更なる低消費電流化も可能になる。
また、基本的にクラムシェルタイプの携帯電話やノート型パソコンなどは、閉じた状態で放置されることが多い。よって、磁石と磁気センサで開閉検知を行う場合、磁石と磁気センサは近接している状態が大半であり、磁気センサ部の磁束密度は(ある閾値より)大きいことが通常状態となる。この通常状態で低消費電流化を行うことが、機器の省電力化に有効であるので、磁石が近づいた状態のときに出力電圧がローレベルとなるよう磁気センサを構成するのが好ましい。出力電圧が低いと当然流れる電流も少なくなるので、磁気センサの低消費電流化に非常に有効である。
また、本発明の磁気センサを用いることにより、従来複数個の磁気センサを用いないと検出不可能であった磁石の移動を、1つの磁気センサで検出可能になる。よって、各種機器の小型化を進める上で、本発明の磁気センサを用いることが非常に有効な手段となりうる。
以上説明したように、本発明によれば、低消費電流タイプの多機能磁気センサを提供することができ、多様なアプリケーションに対して好都合に対応することが可能となる。
また、その磁気センサと磁石を用いて、従来複数個の磁気センサを用いないと検知できなかった様々な検知機構を1つの磁気センサと1つの磁石で行うことができるようになり、多様なアプリケーションに対して好都合に対応することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明の磁気センサの一実施例におけるブロックダイアグラムを示す図である。図2は、本発明の磁気センサの一実施例における出力特性を示した特性図である。
図1において、50は磁石の強さに応じて検出信号を出力する磁気検出手段であって、磁石のN極またはS極を接近させることによって極性が互いに異なった検出信号を出力する。磁気検出手段50からの検出信号を増幅器51により増幅してレベル判別回路52に入力する。レベル判別回路52は、例えば2つのコンパレータを含んでおり、これにより検出信号を検出レベルに応じたデジタル信号に変換し、出力端子1と出力端子2を用いて出力する。
2つのデジタル信号の一方(コンパレータ出力1)は検出信号が第1の閾値よりも小さい場合にハイレベルとなり他の場合にローレベルとなるもので、他方(コンパレータ出力2)は検出信号が第1の閾値とは極性の異なる第2の閾値よりも大きい場合にローレベルとなり他の場合にハイレベルとなるものである。
図2の特性例では、出力端子1(Output1:点線で示す)は、N極の磁束密度下で、ある閾値より大きくなればローレベルに変化するが、その閾値以下あるいはS極の磁束密度下ではハイレベルのままである。逆に、出力端子2(Output2:実線で示す)は、S極の磁束密度下で、ある閾値より大きくなればローレベルに変化するが、その閾値以下あるいはN極の磁束密度下ではハイレベルのままである。構成としては、図8に示す特性をN極とS極の2出力分有していることと同等である。
また、磁気センサの出力がチャタリング(磁束密度が閾値付近で、出力電圧がハイレベルとローレベルの間を行ったり来たりする状態)をおこさないように、ハイレベルからローレベルに変化する閾値(Bop1およびBop2)とローレベルからハイレベルに変化する閾値(Brp1およびBrp2)をそれぞれ別々の値にするのが良い。つまりBop1とBrp1は別の値にし、Bop2とBrp2は別の値にすることが好ましい。このような回路はシュミットトリガ回路を用いて構成可能である。
なお、携帯電話など小型化の必要がある機器に使用する場合は、当然ながら磁石も小型化する必要がある。よって、小さな磁束密度で出力が変化する磁気センサが求められるので、出力電圧がハイレベルからローレベルに変化する磁束密度(Bop1およびBop2)は、例えば3mT以下(N極、S極ともに)であることが好ましい。
またバッテリー駆動の機器に使用する場合は低消費電流化が必須であるので、間欠駆動動作するようにしても良い。一例として、スリープ時間を100msecとし、アウェイク時間を24μsecとすることが可能である。スリープ時間とアウェイク時間の比に相関する形で低消費電流化が図れるので、この比を所望の値に変更することにより、更なる低消費電流化も可能である。
次に、実施例によって図1に示す本発明の磁気センサと磁石を用いて、従来複数個の磁気センサを用いないと検知できなかった様々な磁石の移動を1つの磁気センサで検知する方法を説明する。
本発明の磁気センサと磁石を用いて、開閉と回転の両方を検知する方法を説明する。
図4は、ターンオーバータイプと呼ばれる携帯電話を示すものであって、クラムシェルタイプ同様に開閉できるうえ、さらに、ヒンジ部13を中心としてディスプレイ14とサブディスプレイ15を有する第1の筐体11が、スイッチ部16を有する第2の筐体12と同平面上を回転可能である。よって、ターンオーバースタイルの携帯電話は図4に示す4つの状態をとりうることになる。このうち(A)と(C)の状態は従来と同様に検知する必要があり、それに加えて、携帯電話に付属しているカメラ機能を使用する際に都合が良いので(B)の状態も検知する必要がある。
従来の図8に示す特性を有する磁気センサを用いる場合、(A)と(B)の両状態を検知するのに、それぞれについて磁石1個と磁気センサ1個を必要とするので、磁石も磁気センサも計2個ずつを用いるのが一般的である。しかし、本発明の磁気センサを用いれば、磁石も磁気センサもそれぞれ1個しか使用しなくても両状態を検知可能になる。
具体的には、携帯電話の開閉方向にNSと着磁された磁石17を第1の筐体11に配置し、第2の筐体12の磁石17に対向する位置に本発明の磁気センサ18を配置すればよい。上記構成をとることにより、(A)で示す状態では、磁気センサ18部の磁束密度はN極となり出力端子1がローレベルに変化する。また(B)の状態では、磁気センサ18部の磁束密度はS極となり出力端子2がローレベルに変化する。また、(C)の状態は出力端子1も2もハイレベルのままである。出力特性を表2(図4の(E))に示す。
ただし、(A)の状態でも(B)の状態でも、すなわち、第1の筐体11が回転しても、閉じた状態でも、磁石17が磁気センサ18に対向するように、両者を第1の筐体11および第2の筐体12に配置する。第1の筐体11が回転して、閉じた状態でも、磁石17が磁気センサ18に対向するためには、磁石17と磁気センサ18がともに、ヒンジ部13からの距離が同一となるようにすると共に、筐体の中心線上に配置されることが好ましい。
磁石17の発する磁力が大きければ、磁石17と磁気センサ18の配置はヒンジ部13の同一回転半径上でなくても両状態を検出可能であるかもしれないが、上記配置をとることにより、磁気回路のマージンが広がることは言うまでもない。
本実施例では、第1の筐体11に磁石17を配置し、第2の筐体12に磁気センサ18を配置したが、磁石17を第2の筐体12に配置し、磁気センサ18を第1の筐体11に配置しても構わない。また、磁石の着磁方向(NSの向き)も特に限定されるものではない。
従来、複数個の磁石と磁気センサを用いなければ検出不可能であった動きを、本発明の磁気センサを用いることにより、磁石も磁気センサもそれぞれ1個だけ用いて検出可能になるので、機器の小型化を進める上で非常に有効である。
本発明の磁気センサと磁石を用いて、スライド検知を行う方法を説明する。
図6に示す本実施例は、第1の筐体21と第2の筐体22を有する機器であって、第2の筐体22がスライド可能に保持されている。磁石27はスライド方向に平行な方向に着磁されている。図6の(A)に示す閉時に磁石27のN極が磁気センサ28部に対向するよう配設されており、磁気センサ28の出力端子1はローレベルの値を出力する。第2の筐体22をスライドさせると、磁石28のN極とS極の中間地点である部位が磁気センサ28に対向する状態(図6の(B)に示す開時1)になり、このとき磁気センサ28部には磁束密度が発生しないので、磁気センサ28の出力は端子1、2ともにハイレベルになる。さらに、第2の筐体22をスライドさせ開の状態(図6の(C)に示す開時2)にすると、磁石27のS極が磁気センサ28に対向する位置関係になるので、磁気センサ28の出力端子2がローレベルに変化する。つまり、本実施例では、スライド位置を開閉の2状態に加え、中間地点も含む3状態を認識可能になる。出力特性を表4(図6の(D))に示す。
本実施例では、第2の筐体22に磁石27を配置し、第1の筐体21に磁気センサ28を配置したが、磁石27を第1の筐体21に配置し、磁気センサ28を第2の筐体22に配置しても構わない。また、磁石の着磁方向(NSの向き)も特に限定されるものではない。
また、本実施例ではスライド方向に着磁した磁石を用いたが、図7に示すように磁石37をスライド方向と垂直な方向に4極を有する着磁を施しても、同様の3状態検知が可能である。
また、より多極の着磁を行うと、それだけ検知可能な状態数も増えることは言うまでもない。
その他、様々な着磁方法の磁石を用いて同様の検知方法が可能であることも言うまでもない。
また、本実施例では、磁石27と磁石37が略直線上を移動する例を示したが、直線上を移動する必要は当然なく、曲線上を移動する場合も当然実施可能である。例えば、磁石が円弧上を移動する場合でも同様に3状態を検知可能である。
従来、複数個の磁石と磁気センサを用いなければ検出不可能であった3状態の検知を、本発明の磁気センサを用いることにより、磁石も磁気センサもそれぞれ1個だけ用いて検出可能になるので、機器の小型化を進める上で非常に有効である。
本発明は、磁気センサに関するもので、特に、携帯機器などに使用されるスライド検知、ターンオーバータイプの携帯電話などに使用される開閉、または回転スイッチ等において、スライド、開閉や回転状態を検知するのに好適である。
本発明の磁気センサの一実施例を示すブロックダイアグラムを示す図である。 本発明の磁気センサの一実施例における出力特性を示した特性図である。 従来のクラムシェルタイプの携帯電話の開閉検知機構を示す概略図である。 本発明におけるターンオーバースタイルの携帯電話の開閉および回転検知機構を示す概略図である。 従来のスライド検知機構を示す概略図である。 本発明におけるスライド検知機構の一例を示す概略図である。 本発明におけるスライド検知機構の他の一例を示す概略図である。 従来の磁気センサの出力特性を示した特性図である。
符号の説明
11、21、31 第1の筐体
12、22、32 第2の筐体
13 ヒンジ部
14 ディスプレイ
15 サブディスプレイ
16 スイッチ部
17、27、37 磁石
18、28、38 磁気センサ
50 磁気検出手段(ホール素子)
51 増幅器
52 レベル判別回路
53 レギュレータ
111、121 第1の筐体
112、122 第2の筐体
113 ヒンジ部
114 ディスプレイ
115 サブディスプレイ
116 スイッチ部
117、127 磁石
118、128 磁気センサ

Claims (8)

  1. 磁気検出手段と、該磁気検出手段からの検出信号を入力し、該検出信号のレベルに応じて2値信号を出力する信号処理回路とを有する磁気センサであって、
    前記信号処理回路は、前記検出信号が第1の閾値よりも小さい場合にハイレベルとなり、他の場合にローレベルとなる第1の出力端子と、前記検出信号が前記第1の閾値とは極性が異なる第2の閾値よりも小さい場合にハイレベルとなり、他の場合にローレベルとなる第2の出力端子とを有することを特徴とする磁気センサ。
  2. 前記信号処理回路は間欠駆動動作することを特徴とする請求項1に記載の磁気センサ。
  3. 前記磁気検出手段がホール効果を利用したセンサであることを特徴とする請求項1または2に記載の磁気センサ。
  4. 前記磁気検出手段が磁気抵抗効果を利用したセンサであることを特徴とする請求項1または2に記載の磁気センサ。
  5. 第1の筐体と、該第1の筐体とヒンジ部を介して開閉かつ回転可能に結合され、閉じた状態で第1の表面が対向する状態と第2の表面が対向する状態とを選択的に取り得る第2の筐体とを有する電子機器において、請求項1から4のいずれかに記載の1つの磁気センサを前記第1の筐体に取り付け、着磁方向が前記電子機器の開閉方向に一致して各磁極が前記第1の表面および第2の表面に位置するように、且つ閉じた状態で前記磁気センサに対向するように1つの磁石を前記第2の筐体に取り付けたことを特徴とする電子機器。
  6. 請求項5の電子機器における状態検知方法であって、前記磁気センサの出力を用いて、前記電子機器の開状態、および前記電子機器の閉状態における回転または非回転状態のいずれかを検知することを特徴とする電子機器における状態検知方法。
  7. 本体とスライド機構によって該本体に対してスライドするスライド部分とを具えた機器において、請求項1から4のいずれかに記載の1つの磁気センサおよび1つの磁石のいずれか一方を前記本体に取り付け、他方を前記スライド部分に取り付け、且つ、前記スライド部分が前記本体に対してスライドすることによって、前記磁石の各磁極とその中間の部分とが前記磁気センサに接近するように前記磁気センサおよび前記磁石を配置したことを特徴とする機器。
  8. 請求項7の機器における状態検知方法であって、前記磁気センサの出力を用いて、前記スライド部分の3つのスライド位置のいずれかを検知することを特徴とする機器における状態検知方法。
JP2004024855A 2004-01-30 2004-01-30 磁気センサと状態検知方法 Pending JP2005214900A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004024855A JP2005214900A (ja) 2004-01-30 2004-01-30 磁気センサと状態検知方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004024855A JP2005214900A (ja) 2004-01-30 2004-01-30 磁気センサと状態検知方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010009981A Division JP4731628B2 (ja) 2010-01-20 2010-01-20 磁気センサと状態検知方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005214900A true JP2005214900A (ja) 2005-08-11

Family

ID=34907414

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004024855A Pending JP2005214900A (ja) 2004-01-30 2004-01-30 磁気センサと状態検知方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005214900A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008026329A1 (en) 2006-08-31 2008-03-06 Alps Electric Co., Ltd. Magnetism detecting apparatus
WO2008026327A1 (fr) 2006-08-30 2008-03-06 Alps Electric Co., Ltd. Détecteur magnétique
WO2008029520A1 (fr) 2006-09-07 2008-03-13 Alps Electric Co., Ltd. CAPTEUR de magnétisme
WO2008059833A1 (fr) * 2006-11-15 2008-05-22 Alps Electric Co., Ltd. Détecteur magnétique et dispositif électronique
WO2008084798A1 (ja) * 2007-01-11 2008-07-17 Alps Electric Co., Ltd. 回動部を有する電子機器
JP2008250835A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Toshiba Corp 情報処理装置
JP2009031225A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Panasonic Corp 磁界検出装置
JP2011176890A (ja) * 2007-04-26 2011-09-08 Nec Casio Mobile Communications Ltd 電子機器
US8283919B2 (en) 2009-02-17 2012-10-09 Rohm Co., Ltd. Magnetic sensor and electronic device including the same
CN113809555A (zh) * 2021-09-18 2021-12-17 北京航空航天大学 一种磁电一体式小型化临基低频发射天线系统

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008026327A1 (fr) 2006-08-30 2008-03-06 Alps Electric Co., Ltd. Détecteur magnétique
US7414393B2 (en) 2006-08-31 2008-08-19 Alps Electric Co., Ltd Magnetic detection device including circuit switching and processing input of two bridge circuits
WO2008026329A1 (en) 2006-08-31 2008-03-06 Alps Electric Co., Ltd. Magnetism detecting apparatus
WO2008029520A1 (fr) 2006-09-07 2008-03-13 Alps Electric Co., Ltd. CAPTEUR de magnétisme
US7402998B2 (en) 2006-09-07 2008-07-22 Alps Electric Co., Ltd Magnetic detection device including circuit capable of switching over output mode of N pole and S pole between non-separated one output and separated two outputs
JP5174676B2 (ja) * 2006-11-15 2013-04-03 アルプス電気株式会社 磁気検出装置及び電子機器
WO2008059833A1 (fr) * 2006-11-15 2008-05-22 Alps Electric Co., Ltd. Détecteur magnétique et dispositif électronique
EP2088446A1 (en) * 2006-11-15 2009-08-12 Alps Electric Co., Ltd. Magnetic detector and electronic device
EP2088446A4 (en) * 2006-11-15 2014-09-17 Alps Electric Co Ltd MAGNETIC DETECTOR AND ELECTRONIC DEVICE
WO2008084798A1 (ja) * 2007-01-11 2008-07-17 Alps Electric Co., Ltd. 回動部を有する電子機器
JP2008250835A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Toshiba Corp 情報処理装置
JP2011176890A (ja) * 2007-04-26 2011-09-08 Nec Casio Mobile Communications Ltd 電子機器
JP2009031225A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Panasonic Corp 磁界検出装置
US7737688B2 (en) 2007-07-30 2010-06-15 Panasonic Corporation Magnetic field detecting apparatus
US8283919B2 (en) 2009-02-17 2012-10-09 Rohm Co., Ltd. Magnetic sensor and electronic device including the same
CN113809555A (zh) * 2021-09-18 2021-12-17 北京航空航天大学 一种磁电一体式小型化临基低频发射天线系统
CN113809555B (zh) * 2021-09-18 2022-09-27 北京航空航天大学 一种磁电一体式小型化临基低频发射天线系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009199301A (ja) 電子機器
JP2008250835A (ja) 情報処理装置
JP2005214900A (ja) 磁気センサと状態検知方法
JP5212226B2 (ja) 電子機器
US20070089311A1 (en) Magnetic field sensing device for compassing and switching
US20040130317A1 (en) Magnetic field sensor, method for detecting magnetic field and device for detecting magnetic field
WO2005122537A1 (ja) 電子機器、および、筐体の向き検出方法
JP2003060256A (ja) 磁気スイッチ及び磁気センサ
WO2007013376A1 (ja) 携帯端末
EP3531229A1 (en) Prevention of protective case turning screen off by mistake in terminal using hall sensors
JP2009047585A (ja) 磁気センサ回路
JP4350582B2 (ja) 携帯情報端末
EP1988690B1 (en) Acoustic device
JP2006191438A (ja) 携帯端末
JP5598720B2 (ja) 携帯装置における状態検出装置および方法
JP4731628B2 (ja) 磁気センサと状態検知方法
JP2006317389A (ja) 角度スイッチセンサ
KR20040047317A (ko) 폴더형 이동통신 단말기의 액정표시화면 영상 반전 스위치장치
JP5028585B2 (ja) 電子機器
JP4494095B2 (ja) ヒンジ機構の回転検出装置
JP2004177327A (ja) 角度検出装置および折畳式携帯情報端末
JP2004020289A (ja) 折畳み式携帯情報端末装置、および、磁気センサ
JP3961809B2 (ja) 磁気センサ素子
JP2011041125A (ja) 電子機器
JP2008294490A (ja) 折り畳み式電子機器、および折り畳み式電子機器の筐体位置検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061215

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090710

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090908

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091020

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100120