JP2003060256A - 磁気スイッチ及び磁気センサ - Google Patents

磁気スイッチ及び磁気センサ

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JP2003060256A JP2001245487A JP2001245487A JP2003060256A JP 2003060256 A JP2003060256 A JP 2003060256A JP 2001245487 A JP2001245487 A JP 2001245487A JP 2001245487 A JP2001245487 A JP 2001245487A JP 2003060256 A JP2003060256 A JP 2003060256A
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一郎 徳永
Hirobumi Okumura
博文 奥村
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    • H03KPULSE TECHNIQUE
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    • H03K17/94Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the way in which the control signals are generated
    • H03K17/965Switches controlled by moving an element forming part of the switch
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Abstract

(57)【要約】 【課題】磁気抵抗効果素子からの出力信号を瞬時に切替
えることにより、スイッチ動作を迅速に行なう磁気スイ
ッチを得ることにある。 【解決手段】外部磁界によって磁化方向が変化する自由
層5dを有する磁気抵抗効果素子5を用いた磁気スイッ
チである。そして、外部磁界として作用する、磁界の向
きと大きさが異なる第1の磁石7と第2の磁石6と、第
1、第2の磁石7、6に対する相対位置が変化する磁界
遮蔽部材10を有している。この磁界遮蔽部材10は、
第1、第2の磁石7、6の磁界の双方を磁気抵抗効果素
子5に作用させて自由層5dの磁化方向を第1の方向と
する第1の位置と、第1、第2の磁石7、6の磁界の一
方を磁気抵抗効果素子5に作用させて自由層5dの磁化
方向を第1の方向と反対の第2の方向とする第2の位置
とに移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気スイッチ及び
磁気センサに関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】従来、磁気抵抗効果素子を
用いて非接触式の磁気スイッチを構成したものがある。
この従来例に係る非接触式の磁気スイッチは、磁気抵抗
効果を有する磁気抵抗効果素子の近傍に永久磁石を配置
し、この永久磁石による磁界が磁気抵抗効果素子に作用
されていた。さらに磁気抵抗効果素子に作用する永久磁
石の磁界を遮蔽する遮蔽板が、磁気抵抗効果素子と永久
磁石との間に移動可能に配置されていた。
【0003】前記磁気抵抗効果素子は基本的には、自由
層(フリー磁性層)と、非磁性層と、固定層(ピン止め
磁性層)と、交換バイアス層(反強磁性層)との積層構
造体から構成されている。
【0004】そして、固定層に交換バイアス層からバイ
アス磁界が作用されて、固定層が交換バイアス層で磁化
され、その磁化方向が特定方向に固定されている。一
方、自由層は、外部磁界によって磁化方向が変化され
る。
【0005】そこで、上述した従来の、磁気抵抗効果素
子を用いた非接触式の磁気スイッチは、この自由層に外
部磁界を作用させる磁石として前記永久磁石を用い、こ
の永久磁石で自由層の磁化方向を所望の方向に変化させ
て、永久磁石による自由層の磁化方向を固定層の磁化方
向に対して角回転させていた。
【0006】そして、磁気抵抗効果素子に作用する永久
磁石の磁界を遮断する遮蔽板を、磁気抵抗効果素子と永
久磁石との間に出入させることにより、磁気抵抗効果素
子に作用する永久磁石の磁界の強さを強弱に変化させ、
その抵抗値を大小に変化させていた。この磁気抵抗効果
素子の抵抗値の変化による出力信号でスイッチ動作の切
替が行なわれる。
【0007】しかしながら、従来の非接触式スイッチ
は、磁界の強弱、すなわち遮蔽板の出入によって磁気抵
抗効果素子の抵抗値が変化するものであるため、遮蔽板
が近づく、すなわち遮蔽板が磁気抵抗効果素子と永久磁
石との間に進入する、又は遮蔽板が遠ざかる、すなわち
遮蔽板が磁気抵抗効果素子と永久磁石との間から退出す
る動作に従い、磁気抵抗効果素子の抵抗値が徐々に変化
する。つまり、スイッチ切替時における磁気抵抗効果素
子からの出力信号(抵抗値の変化)は緩やかに変化する
ことになる。
【0008】そのため、従来の、磁気抵抗効果素子を用
いた非接触式の磁気スイッチは、ONとOFFを瞬時に
切替えるもの、或いは被検知部材の動きを瞬時に検出す
るもの等のスイッチ動作には適さないものであった。
【0009】
【発明の目的】本発明の目的は、磁界の向きで磁気抵抗
効果素子の抵抗値を瞬時に変化させることにより、磁気
抵抗効果素子からの出力信号を瞬時に切替える、磁気ス
イッチ及び磁気センサを得ることにある。
【0010】
【発明の概要】本発明者等は、少なくとも2個の磁気抵
抗効果素子における固定層の磁化方向を反対方向に向け
て2つの磁石で該各磁気抵抗効果素子を磁化することに
より、磁界の強さが徐々に変化する構成であっても、磁
気抵抗効果素子の抵抗値を急激に変化させることによ
り、出力信号を瞬時に切替える、磁気スイッチ及び磁気
センサを得ることに至った。
【0011】すなわち、前記目的を達成するため、本発
明に係る磁気スイッチは、外部磁界によって磁化方向が
変化する自由層を有する磁気抵抗効果素子を用いて、ス
イッチの切替を行なう磁気スイッチであって、スイッチ
の切替動作に対応して、磁界の向きが反対でかつ大きさ
が異なる第1の磁石と第2の磁石の磁界を外部磁界とし
て磁気抵抗効果素子に選択的に作用させ、該磁気抵抗効
果素子からスイッチ動作の切替信号を出力することを特
徴とする。
【0012】前記磁気スイッチの一態様として、外部磁
界によって磁化方向が変化する自由層を有する磁気抵抗
効果素子を用いた磁気スイッチであって、上記外部磁界
として作用する、磁界の向きと大きさが異なる第1の磁
石と第2の磁石;及びこの第1、第2の磁石に対する相
対位置が変化する磁界遮蔽部材;を有し、この磁界遮蔽
部材は、第1、第2の磁石の磁界の双方を磁気抵抗効果
素子に作用させて自由層の磁化方向を第1の方向とする
第1の位置と、第1、第2の磁石の磁界の一方を磁気抵
抗効果素子に作用させて自由層の磁化方向を第1の方向
と反対の第2の方向とする第2の位置とに移動する構成
とすることができる。
【0013】この場合、前記第1の磁石の磁界の大きさ
は、前記第2の磁石の磁界の大きさより大きく、前記磁
界遮蔽部材が前記第1の位置にあるときには、前記自由
層の磁化方向は、前記第1の磁石の磁界の向きによって
決定し、前記磁界遮蔽部材が第2の位置にあるときに
は、前記自由層の磁化方向は、前記第2の磁界の向きに
よって決定することができる。
【0014】本発明は、磁気スイッチばかりでなく、磁
気センサとしても構成することができる。この磁気セン
サは、外部磁界によって磁化方向が変化する自由層を有
する磁気抵抗効果素子を用いて、被検出部材を検知する
磁気センサであって、被検出部材の移動に対応して、磁
界の向きが反対でかつ大きさが異なる第1の磁石と第2
の磁石の磁界を外部磁界として磁気抵抗効果素子に選択
的に作用させ、該磁気抵抗効果素子から被検出部材の検
知信号を出力することを特徴とする。
【0015】前記磁気センサの一態様として、磁界遮蔽
作用を有する被検知部材を検知する、外部磁界によって
磁化方向が変化する自由層を有する磁気抵抗効果素子を
用いた磁気センサであって、上記外部磁界として作用す
る、磁界の方向と大きさが異なる第1の磁石と第2の磁
石を有し、上記被検知部材は、この第1、第2の磁石に
対する相対位置が変化し、この被検知部材の第1、第2
の磁石に対する相対位置の変化によって、第1、第2の
磁石の磁界の双方を磁気抵抗効果素子に作用させる第1
の状態と、第1、第2の磁石の磁界の一方を磁気抵抗効
果素子に作用させる第2の状態とを生じさせて被検知部
材を検知する構成とすることができる。
【0016】この場合、前記第1の磁石の磁界の大きさ
は、前記第2の磁石の磁界の大きさより大きく、前記被
検出部材が前記第1の位置にあるときには、前記自由層
の磁化方向は、前記第1の磁石の磁界の向きによって決
定し、前記被検出部材が第2の位置にあるときには、前
記自由層の磁化方向は、前記第2の磁界の向きによって
決定することができる。
【0017】前記磁気スイッチ及び前記磁気センサに用
いる前記磁気抵抗効果素子に、磁化方向が固定された固
定層を備え、該固定層の磁化方向を反対方向に固定して
2個の磁気抵抗効果素子を組合せ、この2個の磁気抵抗
効果素子を、直列接続してブリッジ回路又は分圧回路に
組み込み、磁気抵抗効果素子からの検出結果を出力させ
ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0019】図1、図2及び図4に示すように、磁気ス
イッチのホルダー1は、ベース2の両端部に対をなすア
ーム3、4を平行に対向して設けた逆門型形状に形成さ
れている。そして、対をなす一方のアーム3には磁気抵
抗効果素子5及び第2の永久磁石(以下、第2の磁石と
いう)6が、他方のアーム4には第1の永久磁石(以
下、第1の磁石という)7がそれぞれ設けられている。
【0020】磁気抵抗効果素子5は、ICパッケージ或
いは樹脂封止等を用いて気密構造に形成されて基板8上
に搭載され、基板8を介して一方のアーム3の内側面に
取付けられている。
【0021】第2の磁石6は、磁気抵抗効果素子5の自
由層5d(図5参照)を磁界で磁化する磁界作用位置で
一方のアーム3に取付けられている。ここに、磁界作用
位置は、第2の磁石6の磁力線6aが磁気抵抗効果素子
5の自由層5dに作用し、第2の磁石6の磁界(外部磁
界)で磁気抵抗効果素子5の自由層5dを磁化可能な位
置に設定される。図1、図2及び図4に示す第2の磁石
6は、磁気抵抗効果素子5と別体に設けたが、磁気抵抗
効果素子5内に一体に設けるように構成してもよい。
【0022】第1の磁石7は、その磁界(外部磁界)が
磁気抵抗効果素子5の自由層5d(図5参照)に作用し
て、該自由層5dを磁化可能な位置(磁界作用位置)に
配置し、かつ磁力線(磁界の向き)7aを第2の磁石6
の磁力線(磁界の向き)6aと180°をなす反対方向
に向けて他方のアーム4に取付けている。第1の磁石7
には、第2の磁石6の磁力より数百ガウス大きな磁力を
もつ磁石を用いている。
【0023】次に、磁気スイッチに用いる磁気抵抗効果
素子5を図5に基いて具体的に説明する。この磁気抵抗
効果素子5は、第2の磁石6を別体に設けた構造の例を
示すものである。この磁気抵抗効果素子5は基本的構成
として、交換バイアス層(反強磁性体層)5aと、固定
層(ピン止め磁性層)5bと、非磁性層5cと、自由層
(フリー磁性層)5dとを積層して形成し、巨大磁気抵
抗効果を利用したGMR(Giant Magneto
Resistance)素子の一種である磁気抵抗効
果素子として構成されている。
【0024】磁気抵抗効果素子5が巨大磁気抵抗効果を
発揮するためには、例えば交換バイアス層5aがα−F
23層、固定層5bがNiFe層、非磁性層5cがC
u層、自由層5dがNiFe層から形成されるが、これ
らのものに限定されるものではなく、巨大磁気抵抗効果
を発揮するものであれば、いずれのものであってもよ
い。また、磁気抵抗効果素子5は、巨大磁気抵抗効果を
発揮するものであれば、上記の積層構造のものに限定さ
れるものではない。
【0025】図5に示す磁気抵抗効果素子5の固定層5
bは、交換バイアス層5aで磁化され、該交換バイアス
層5aによって磁化方向が特定方向に固定(ピン止め)
されている。自由層5dは、固定層5bの磁化方向に対
する磁化方向が磁石6及び7の磁界(外部磁界)によっ
て変化する。磁気抵抗効果素子5の両端には端子層9が
接合されている。そして、固定層5bの固定された磁化
方向に対する外部磁界による自由層5dの磁化方向の向
きにより、2つの端子層9間での抵抗値の変化が出力さ
れる。
【0026】磁気抵抗効果素子5の固定層5bが特定方
向に固定して磁化され、第1の磁石7に、第2の磁石6
のそれよりも大きい磁力の磁石が用いられ、磁気抵抗効
果素子5の自由層5dの磁化方向が180°をなす反対
方向に向けられて、磁気抵抗効果素子5の自由層5dが
第1の磁石7と第2の磁石6で磁化される。この実施形
態では、第2の磁石6による自由層5dの磁化方向を、
固定層5bの磁化方向と同一方向(又は180°をなす
反対方向)へ向けている。
【0027】さらに、第1、第2の磁石7、6に対する
相対位置が変化する、強磁性体からなる磁界遮蔽部材1
0を有している。この磁界遮蔽部材10は、第1、第2
の磁石7、6の磁界の双方を磁気抵抗効果素子5に作用
させて自由層5dの磁化方向を第1の方向とする第1の
位置と、第1、第2の磁石7、6の磁界の一方を磁気抵
抗効果素子5に作用させて自由層5dの磁化方向を第1
の方向と反対の第2の方向とする第2の位置とに移動す
る。
【0028】図2、図3及び図4の場合には、平行に配
置した対をなすアーム3、4間を通して、第1の磁石7
と磁気抵抗効果素子5との間に、磁界遮蔽部材10を出
入可能に配置している。この実施形態では、板状の磁界
遮蔽部材10を図示しないガイドに案内させて、磁気抵
抗効果素子5と第1の磁石7との間を横切るように直線
運動させ、これにより磁界遮蔽部材10を第1の磁石7
と磁気抵抗効果素子5との間に出入させているが、磁界
遮蔽部材10を扇状に形成し、これを回転運動させて磁
気抵抗効果素子5と第1の磁石7との間を横切るように
出入させてもよい。
【0029】この実施形態では、前記第1の位置は、磁
界遮蔽部材10が第1の磁石7と磁気抵抗効果素子5と
の間から退出した位置に設定している。一方、第2の位
置は、磁界遮蔽部材10が第1の磁石7と磁気抵抗効果
素子5との間に進入した位置に設定している。
【0030】磁界遮蔽部材10が図示しない駆動手段に
より第2の位置まで移動されると、第2の位置に移動し
た磁界遮蔽部材10は、第1の磁石7の磁力線7aを磁
気抵抗効果素子5の自由層5dから引離して第1の磁石
7の磁界を遮蔽し、第2の磁石6の磁界のみを外部磁界
として磁気抵抗効果素子5に作用させる。したがって、
磁気抵抗効果素子5の自由層5dには、第1の磁石7よ
りも磁力が小さい第2の磁石6の磁界のみが外部磁界と
して磁気抵抗効果素子5に作用する。
【0031】一方、磁界遮蔽部材10が第1の位置に移
動すると、磁気抵抗効果素子5には、第1、第2の磁石
6の磁界の双方が外部磁界として作用する。この場合、
第1の磁石7の磁力は第2の磁石6よりも大きく、しか
も磁気抵抗効果素子5の自由層5dに対する第1の磁石
7と第2の磁石6とによる磁化方向が180°をなす反
対方向に向けられている。
【0032】したがって、第2の磁石6による磁力が第
1の磁石7による磁力で打消され、磁気抵抗効果素子5
の自由層5dに第1の磁石7の磁界が作用し、該磁気抵
抗効果素子5の自由層5dの磁化方向が第2の磁石6に
よる磁化方向と180°をなす反対方向に反転切替えら
れる。
【0033】この第1の磁石7と第2の磁石6とによる
磁気抵抗効果素子5の自由層5dの磁化方向の反転切替
に基いて、磁気抵抗効果素子5の抵抗値が変化する。こ
こで、自由層5dの磁化方向が反転される場合、磁気抵
抗効果素子5の固定層5bに対して磁化方向が180°
をなす反対方向に向けられるため、その抵抗値の変化が
瞬時に行なわれる。
【0034】この実施形態では、図5に示す磁気抵抗効
果素子5を少なくとも2個用いることにより、磁界の向
きで瞬時に変化する磁気抵抗効果素子5の抵抗値を出力
信号として出力する。この2個の磁気抵抗効果素子5は
図6(A)に示すように基板8上に横方向に並べて形成
する、或いは図6(B)に示すように基板8上に縦方向
に並べて形成する。
【0035】基板8上に形成された2個の磁気抵抗効果
素子5は、固定層5bの磁化方向H2が互いに180°
をなす反対方向に向けられ、第2の磁石6によって自由
層5dの磁化方向H1が同一方向に揃えられている。図
6に示す例では、一方の磁気抵抗効果素子(GMR1)
の自由層5dの磁化方向H1が固定層5bの磁化方向H
2と180°をなす反対方向に向けられ、他方の磁気抵
抗効果素子(GMR2)の自由層5dの磁化方向H1が
固定層5bの磁化方向H2と同一方向に向けられてい
る。
【0036】図7では磁気抵抗効果素子5の両端に形成
される一方の端子層を9a、他方の端子層を9b、それ
ぞれの磁気抵抗効果素子をGMR1、GMR2として表
記して説明する。一方の磁気抵抗効果素子GMR1の端
子層9bに他方の磁気抵抗効果素子GMR2の端子層9
aを結合して2個の磁気抵抗効果素子GMR1、GMR
2(5)を直列に接続している。
【0037】図7に示すブリッジ回路では、2辺に2個
の磁気抵抗効果素子GMR1、GMR2を用い、残りの
2辺に2個の固定抵抗11、12を用いてブリッジ回路
を形成している。すなわち、一方の磁気抵抗効果素子G
MR1の一方の端子層9aと一方の固定抵抗11の一方
の端子11aを接続し、その接続点A1に電源の一方の
端子(Vdd)を接続している。他方の磁気抵抗効果素
子GMR2の他方の端子層9bと他方の固定抵抗12の
他方の端子12bを接続し、その接続点A2に電源の他
方の端子を接続している。なお、2個の固定抵抗11、
12を2個の磁気抵抗効果素子GMR1、GMR2に置
換えてもよい。
【0038】一方の磁気抵抗効果素子GMR1の他方の
端子層9bと他方の磁気抵抗効果素子GMR2の一方の
端子層9aを接続し、その接続点B1を固定抵抗R1を
介してコンパレータ13の一方の入力端子に接続してい
る。一方の固定抵抗11の他方の端子11bと他方の固
定抵抗12の一方の端子12aを接続し、その接続点B
2を固定抵抗R2を介してコンパレータ13の他方の入
力端子に接続している。
【0039】コンパレータ13の出力端子と一方の入力
端子の間にフィードバック用の固定抵抗R3が接続され
ている。コンパレータ13の他方の入力端子には電源の
一方の端子(Vdd)が可変抵抗R4、固定抵抗R5を
介して接続されている。
【0040】コンパレータ13の出力端子がコンパレー
タ14の一方の入力端子に接続されている。コンパレー
タ14の他方の入力端子には分圧抵抗R6、固定抵抗R
7を介して電源の一方の端子(Vφc)が接続され、コ
ンパレータ14の他方の入力端子の電圧が基準電圧(R
ef)に設定されている。実施形態では、この基準電圧
を2.5Vに設定している。コンパレータ14の出力端
子と他方の入力端子の間にフィードバック用の固定抵抗
R8が接続されている。
【0041】磁界遮蔽部材10が磁気抵抗効果素子GM
R1、GMR2(5)と第1の磁石7との間に進入した
場合(図2)をスイッチがオン(ON)、磁界遮蔽部材
10が磁気抵抗効果素子GMR1、GMR2(5)と第
1の磁石7との間から退出した場合(図1)をスイッチ
がオフ(OFF)として、磁気スイッチの動作を説明す
る。この場合、2個の磁気抵抗効果素子GMR1、GM
R2のそれぞれの固定層5bの磁化方向と自由層5dの
磁化方向は図6(A)に示す関係にあるものとする。
【0042】スイッチオフの場合、図1に示すように磁
界遮蔽部材10が磁気抵抗効果素子GMR1、GMR2
と第1の磁石7との間から退出するため、第1の磁石7
からの磁界が2個の磁気抵抗効果素子GMR1、GMR
2にそれぞれ作用する。この場合、第1の磁石7の磁界
の大きさが第2の磁石6の磁界の大きさより大きいた
め、磁気抵抗効果素子GMR1及びGMR2の自由層の
磁化方向が第1の磁石7の磁力線7aの向きと同一とな
る。したがって、一方の磁気抵抗効果素子GMR1は、
自由層の磁化方向が固定層の磁化方向と同一向きとな
り、他方の磁気抵抗効果素子GMR2は、自由層の磁化
方向が固定層の磁化方向と180°をなす反対向きとな
り、磁気抵抗効果素子GMR1の抵抗値RGMR1より磁気
抵抗効果素子GMR2の抵抗値RGMR2が大きくなり(R
GMR1<RGMR2)、2個の磁気抵抗効果素子GMR1とG
MR2の接続点B1の電圧は図8(A)に示すように
2.5Vより大きくなる。
【0043】スイッチオンの場合、図2に示すように磁
界遮蔽部材10が磁気抵抗効果素子GMR1、GMR2
と第1の磁石7との間に進入するため、第1の磁石7か
ら2個の磁気抵抗効果素子GMR1、GMR2への磁界
が遮断され、第2の磁石6のみの磁界が2個の磁気抵抗
効果素子GMR1、GMR2に作用する。この場合、磁
気抵抗効果素子GMR1、GMR2の自由層の磁化方向
は、第2の磁石6の磁力線6aの向きと同一方向とな
る。したがって、一方の磁気抵抗効果素子GMR1は、
自由層の磁化方向と固定層の磁化方向とが180°をな
す反対方向となり、他方の磁気抵抗効果素子GMR2
は、自由層の磁化方向と固定層の磁化方向とが同一方向
となり、磁気抵抗効果素子GMR2の抵抗値RGMR2より
磁気抵抗効果素子GMR1の抵抗値RGMR1が大きくなり
(RGMR2<RGMR1)、2個の磁気抵抗効果素子GMR1
とGMR2の接続点B1の電圧は図8(A)に示すよう
に2.5Vより小さくなる。
【0044】これらの接続点B1の電圧は図8(B)に
示すように、コンパレータ13の出力側に増幅される。
さらにコンパレータ14の基準電圧と比較処理される。
そして、図8(C)に示すようにコンパレータ14の出
力側には、スイッチオフの場合に5Vの出力信号が出力
され、スイッチオンの場合に0Vの出力信号が出力され
る。これは、磁気抵抗効果素子GMR1、GMR2の抵
抗値の変化が電圧値の変化として出力される。
【0045】この実施形態に係る磁気スイッチによれ
ば、スイッチの切替動作に対応して、磁界の向きが反対
でかつ大きさが異なる第1の磁石7と第2の磁石6の磁
界を外部磁界として磁気抵抗効果素子5に選択的に作用
し、該磁気抵抗効果素子5からスイッチ動作の切替信号
を出力し、その出力信号に基いてスイッチの切替を行な
うものであり、磁界遮蔽部材10の移動により磁気抵抗
効果素子5に対する磁界の向き(磁気抵抗効果素子の磁
化方向)を180°をなす反対方向に変化させることが
できる。したがって、磁界の強さが徐々に変化する構成
であっても、磁気抵抗効果素子の抵抗値を急激に変化さ
せることができ、その急激な抵抗値の変化に基いてスイ
ッチ動作を迅速に行なうことができる。
【0046】また図7に示すように少なくとも2個の磁
気抵抗効果素子を直列接続してブリッジ回路に組み込ん
だため、外部の雑音磁界或いは周辺の環境磁界等による
ノイズを除去して、精度よく、かつ確実にスイッチ動作
の切替を行なうことができる。
【0047】図7では、少なくとも2個の磁気抵抗効果
素子を直列接続して、これらをブリッジ回路に組み付け
たが、これに限定されるものではない。図9に示すよう
に、直列接続した磁気抵抗効果素子GMR1、GMR2
を分圧回路に組み込むようにしてもよい。
【0048】直列接続した磁気抵抗効果素子GMR1、
GMR2を分圧回路に組み込むには、一方の磁気抵抗効
果素子GMR1の一方の端子層9aに電源の一方の端子
(Vdd)を接続し、他方の磁気抵抗効果素子GMR2
の他方の端子層9bに電源の他方の端子を接続する。一
方の磁気抵抗効果素子GMR1の他方の端子層9bと他
方の磁気抵抗効果素子GMR2の一方の端子層9aを接
続し、その接続点B1を固定抵抗R1を介してコンパレ
ータ13の一方の入力端子に接続する。その他のコンパ
レータ13、14の構成については図7に示すものと同
様である。
【0049】スイッチオフの場合、図1に示すように磁
界遮蔽部材10が磁気抵抗効果素子GMR1、GMR2
と第1の磁石7との間から退出するため、第1の磁石7
からの磁界が2個の磁気抵抗効果素子GMR1、GMR
2にそれぞれ作用する。この場合、第1の磁石7の磁界
の大きさが第2の磁石6の磁界の大きさより大きいた
め、磁気抵抗効果素子GMR1及びGMR2の自由層の
磁化方向が第1の磁石7の磁力線7aの向きと同一とな
る。したがって、一方の磁気抵抗効果素子GMR1は、
自由層の磁化方向が固定層の磁化方向と同一向きとな
り、他方の磁気抵抗効果素子GMR2は、自由層の磁化
方向が固定層の磁化方向と180°をなす反対向きとな
り、磁気抵抗効果素子GMR1の抵抗値RGMR1より磁気
抵抗効果素子GMR2の抵抗値RGMR2が大きくなり(R
GMR1<RGMR2)、2個の磁気抵抗効果素子GMR1とG
MR2の接続点B1の電圧は図8(A)に示すように
2.5Vより大きくなる。
【0050】スイッチオンの場合、図2に示すように磁
界遮蔽部材10が磁気抵抗効果素子GMR1、GMR2
と第1の磁石7との間に進入するため、第1の磁石7か
ら2個の磁気抵抗効果素子GMR1、GMR2への磁界
が遮断され、第2の磁石6のみの磁界が2個の磁気抵抗
効果素子GMR1、GMR2に作用する。この場合、磁
気抵抗効果素子GMR1、GMR2の自由層の磁化方向
は、第2の磁石6の磁力線6aの向きと同一方向とな
る。したがって、一方の磁気抵抗効果素子GMR1は、
自由層の磁化方向と固定層の磁化方向とが180°をな
す反対方向となり、他方の磁気抵抗効果素子GMR2
は、自由層の磁化方向と固定層の磁化方向とが同一方向
となり、磁気抵抗効果素子GMR2の抵抗値RGMR2より
磁気抵抗効果素子GMR1の抵抗値RGMR1が大きくなり
(RGMR2<RGMR1)、2個の磁気抵抗効果素子GMR1
とGMR2の接続点B1の電圧は図8(A)に示すよう
に2.5Vより小さくなる。
【0051】これらの接続点B1の電圧は図8(B)に
示すように、コンパレータ13の出力側に増幅される。
さらにコンパレータ14の基準電圧と比較処理される。
そして、図8(C)に示すようにコンパレータ14の出
力側には、スイッチオフの場合に5Vの出力信号が出力
され、スイッチオンの場合に0Vの出力信号が出力され
る。これは、磁気抵抗効果素子GMR1、GMR2の抵
抗値の変化が電圧値の変化として出力される。
【0052】この実施形態に係る磁気スイッチによれ
ば、直列接続した磁気抵抗効果素子が分圧回路を形成す
るため、磁気抵抗効果素子の抵抗値の変化を電圧値の変
化としてピックアップする回路の構成を簡素化すること
ができる。
【0053】この分圧回路とブリッジ回路とはスイッチ
動作する対象により使い分ければよい。
【0054】以上の説明では、磁気スイッチとして構成
したが、これに限定されるものではなく、磁界遮蔽作用
を有する被検知部材を検知する、外部磁界によって磁化
方向が変化する自由層を有する磁気抵抗効果素子を用い
た磁気センサとしても構成することができる。
【0055】この磁気センサは、磁気スイッチの磁界遮
蔽部材10を、磁界遮蔽作用を有する被検知部材として
用い、この被検知部材(10)を検知するようにした構
成が磁気スイッチと相違している。その他の構成は磁気
スイッチと同様である。
【0056】上記被検知部材(10)は、第1、第2の
磁石7、6に対する相対位置が変化するように移動す
る。この被検知部材(10)の第1、第2の磁石7、6
に対する相対位置の変化によって、第1、第2の磁石
7、6の磁界(外部磁界)の双方を磁気抵抗効果素子5
に作用させる第1の状態と、第1、第2の磁石7、6の
磁界(外部磁界)の一方を磁気抵抗効果素子5に作用さ
せる第2の状態とを生じさせて被検知部材(10)を検
知する。
【0057】前記第1の状態は、磁界遮蔽部材10が第
1の磁石7と磁気抵抗効果素子5との間から退出した状
態に設定する。一方、第2の状態は、磁界遮蔽部材10
が第1の磁石7と磁気抵抗効果素子5との間に進入した
状態に設定する。そして、第2の状態での被検知部材
(10)は、第2の磁石6よりも磁力が大きい第1の磁
石7の磁界を遮蔽し、第2の磁石6の磁界のみが外部磁
界として磁気抵抗効果素子5に作用する。
【0058】この磁気センサによれば、被検出部材(1
0)の移動に対応して、磁界の向きが反対でかつ大きさ
が異なる第1の磁石7と第2の磁石6の磁界を外部磁界
として磁気抵抗効果素子5に選択的に作用し、該磁気抵
抗効果素子5から被検出部材(10)の検知信号を出力
し、その出力信号に基いて被検出部材(10)を検知す
るものであり、被検知部材(10)の移動により磁気抵
抗効果素子5に対する磁界の向き(磁気抵抗効果素子の
磁化方向)を180°をなす反対方向に変化させること
ができる。したがって、磁界の強さが徐々に変化する構
成であっても、磁気抵抗効果素子の抵抗値を急激に変化
させることができ、その急激な抵抗値の変化に基いて被
検知部材(10)を迅速に検知することができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、磁
界の向きが反対でかつ大きさが異なる第1の磁石と第2
の磁石の磁界を外部磁界として磁気抵抗効果素子に選択
的に作用し、該磁気抵抗効果素子の急激な抵抗値の変化
に対応する出力信号を出力し、その出力信号に基いて、
スイッチ動作、被検知部材の検知を迅速に行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る磁気スイッチを示す正
面図であって、磁界遮蔽部材を磁気抵抗効果素子と第1
の永久磁石との間から退出させた状態を示す図である。
【図2】本発明の実施形態に係る磁気スイッチを示す正
面図であって、磁界遮蔽部材を磁気抵抗効果素子と第1
の永久磁石との間に進入させた状態を示す図である。
【図3】本発明の実施形態に係る磁気スイッチを示す図
であって、磁界遮蔽部材を磁気抵抗効果素子と第1の永
久磁石との間に出入する状態を示す側面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る磁気スイッチを示す図
であって、磁界遮蔽部材を磁気抵抗効果素子と第1の永
久磁石との間に出入する状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施形態に係る磁気スイッチに用いた
磁気抵抗効果素子の一例を示す断面図である。
【図6】(A)、(B)は、本発明の実施形態に係る磁
気スイッチに用いた磁気抵抗効果素子の磁化方向を示す
図である。
【図7】本発明の実施形態に係る磁気スイッチに用いた
磁気抵抗効果素子をブリッジ回路に組み込んだ回路図で
ある。
【図8】ブリッジ回路の各部での出力信号の波形を示す
図である。
【図9】本発明の実施形態に係る磁気スイッチに用いた
磁気抵抗効果素子を分圧回路に組み込んだ回路図であ
る。
【符号の説明】 1 ホルダー 2 ベース 3 アーム 4 アーム 5 磁気抵抗効果素子(GMR1 GMR2) 6 第2の永久磁石 7 第1の永久磁石 8 基板 9 端子層 10 磁界遮蔽部材(被検知部材) 11 固定抵抗 12 固定抵抗 13 コンパレータ 14 コンパレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥村 博文 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 (72)発明者 菊池 誠二 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 Fターム(参考) 2G017 AA01 AC01 AC09 AD55 BA05 5G046 AA11 AB01 AC52 AD02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部磁界によって磁化方向が変化する自由
    層を有する磁気抵抗効果素子を用いて、スイッチの切替
    を行なう磁気スイッチであって、 スイッチの切替動作に対応して、磁界の向きが反対でか
    つ大きさが異なる第1の磁石と第2の磁石の磁界を外部
    磁界として磁気抵抗効果素子に選択的に作用させ、該磁
    気抵抗効果素子からスイッチ動作の切替信号を出力する
    ことを特徴とする磁気スイッチ。
  2. 【請求項2】外部磁界によって磁化方向が変化する自由
    層を有する磁気抵抗効果素子を用いた磁気スイッチであ
    って、 上記外部磁界として作用する、磁界の向きが反対でかつ
    大きさが異なる第1の磁石と第2の磁石;及びこの第
    1、第2の磁石に対する相対位置が変化する磁界遮蔽部
    材;を有し、 この磁界遮蔽部材は、第1、第2の磁石の磁界の双方を
    磁気抵抗効果素子に作用させて自由層の磁化方向を第1
    の方向とする第1の位置と、第1、第2の磁石の磁界の
    一方を磁気抵抗効果素子に作用させて自由層の磁化方向
    を第1の方向と反対の第2の方向とする第2の位置とに
    移動可能であることを特徴とする磁気スイッチ。
  3. 【請求項3】請求項2記載の磁気スイッチにおいて、 前記第1の磁石の磁界の大きさは、前記第2の磁石の磁
    界の大きさより大きく、前記磁界遮蔽部材が前記第1の
    位置にあるときには、前記自由層の磁化方向は、前記第
    1の磁石の磁界の向きによって決まり、前記磁界遮蔽部
    材が第2の位置にあるときには、前記自由層の磁化方向
    は、前記第2の磁界の向きによって決まることを特徴と
    する磁気スイッチ。
  4. 【請求項4】請求項2記載の磁気スイッチにおいて、 さらに前記磁気抵抗効果素子は、磁化方向が固定された
    固定層を含み、該固定層の磁化方向を反対方向に向けて
    2個組合され、 前記2個の磁気抵抗効果素子は、直列接続されてブリッ
    ジ回路に組み込まれていることを特徴とする磁気スイッ
    チ。
  5. 【請求項5】請求項2記載の磁気スイッチにおいて、 さらに前記磁気抵抗効果素子は、磁化方向が固定された
    固定層を含み、該固定層の磁化方向を反対方向に向けて
    2個組合され、 前記2個の磁気抵抗効果素子は、直列接続されて分圧回
    路を構成していることを特徴とする磁気スイッチ。
  6. 【請求項6】外部磁界によって磁化方向が変化する自由
    層を有する磁気抵抗効果素子を用いて、被検出部材を検
    知する磁気センサであって、 被検出部材の移動に対応して、磁界の向きが反対でかつ
    大きさが異なる第1の磁石と第2の磁石の磁界を外部磁
    界として磁気抵抗効果素子に選択的に作用させ、該磁気
    抵抗効果素子から被検出部材の検知信号を出力すること
    を特徴とする磁気センサ。
  7. 【請求項7】磁界遮蔽作用を有する被検知部材を検知す
    る、外部磁界によって磁化方向が変化する自由層を有す
    る磁気抵抗効果素子を用いた磁気センサであって、 上記外部磁界として作用する、磁界の方向が反対でかつ
    大きさが異なる第1の磁石と第2の磁石を有し、 上記被検知部材は、この第1、第2の磁石に対する相対
    位置が変化し、 この被検知部材の第1、第2の磁石に対する相対位置の
    変化によって、第1、第2の磁石の磁界の双方を磁気抵
    抗効果素子に作用させる第1の状態と、第1、第2の磁
    石の磁界の一方を磁気抵抗効果素子に作用させる第2の
    状態とを生じさせて被検知部材を検知することを特徴と
    する磁気センサ。
  8. 【請求項8】請求項7記載の磁気センサにおいて、 前記第1の磁石の磁界の大きさは、前記第2の磁石の磁
    界の大きさより大きく、前記被検出部材が前記第1の位
    置にあるときには、前記自由層の磁化方向は、前記第1
    の磁石の磁界の向きによって決まり、前記被検出部材が
    第2の位置にあるときには、前記自由層の磁化方向は、
    前記第2の磁界の向きによって決まることを特徴とする
    磁気センサ。
  9. 【請求項9】請求項7記載の磁気センサにおいて、 さらに前記磁気抵抗効果素子は、磁化方向が固定された
    固定層を含み、該固定層の磁化方向を反対方向に向けて
    2個組合され、 前記2個の磁気抵抗効果素子は、直列接続されてブリッ
    ジ回路に組み込まれていることを特徴とする磁気セン
    サ。
  10. 【請求項10】請求項7記載の磁気センサにおいて、 さらに前記磁気抵抗効果素子は、磁化方向が固定された
    固定層を含み、該固定層の磁化方向を反対方向に向けて
    2個組合され、 前記2個の磁気抵抗効果素子は、直列接続されて分圧回
    路を構成していることを特徴とする磁気センサ。
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