JPWO2008062612A1 - 害虫捕獲器 - Google Patents
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Abstract
Description
前記容器の内面に、前記薬剤に向かって線状突起部が設けられている
ことを特徴とする害虫捕獲器。
(2) 前記線状突起部が、前記容器の内面に等間隔で配設されている
ことを特徴とする前記(1)の害虫捕獲器。
(3) 前記容器に、設置時に上方に向けて突出する突出部が設けられている
ことを特徴とする前記(1)又は(2)の害虫捕獲器。
(4) 開口部を備えた容器と、少なくとも害虫誘引成分を含むとともに該容器に収容される薬剤と、を備え、該開口部を介して前記容器内に害虫を誘引して捕獲及び/又は防除する害虫捕獲器であって、
前記容器に、設置時に上方に向けて突出する突出部が設けられ、
少なくとも当該突出部の側部に、前記開口部が設けられている
ことを特徴とする害虫捕獲器。
(5) 前記薬剤が、前記容器の底部に収容されており、
該底部に嵩上げ部が設けられている
ことを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれか1つの害虫捕獲器。
(6) 前記容器が、本体と、ドーム形状にして該本体に組み付けられる蓋体と、を有し、
少なくとも該蓋体に前記開口部が配置されている
ことを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれか1つの害虫捕獲器。
(7) 前記突出部が、複数設けられている
ことを特徴とする前記(3)〜(6)のいずれか1つの害虫捕獲器。
(8) 前記容器が、略角型形状に形成されている
ことを特徴とする前記(1)〜(7)のいずれか1つの害虫捕獲器。
(9) 前記開口部が、外面から前記薬剤に向かって縮径の孔のある形状に形成されている
ことを特徴とする前記(1)〜(8)のいずれか1つの害虫捕獲器。
(10) 前記突出部は意匠部を有している
ことを特徴とする前記(3)〜(9)のいずれか1つの記載の害虫捕獲器。
(11) 前記容器には、前記薬剤を補充する薬剤補充ボトルを着脱自在に取り付けるボトル挿し込み口が設けられている
ことを特徴とする前記(1)〜(10)のいずれか1つの害虫捕獲器。
(12) 前記容器には、吊り下げ用の吊下部が設けられている
ことを特徴とする前記(1)〜(11)のいずれか1つの害虫捕獲器。
(13) 前記容器の一部に発光部が設けられている
ことを特徴とする前記(1)〜(12)のいずれか1つの害虫捕獲器。
(14) 前記嵩上げ部が、前記突出部と一体となるように形成されて、前記開口部から外方に突出する
ことを特徴とする前記(5)〜(13)のいずれか1つの害虫捕獲器。
なお、前記の開口部は単数でも複数でもよく、その寸法は縦5〜30mm、横2〜10mm、面積10〜300mm2であることが好ましい。また、この開口部よりも小さい径を有する開口部を併設する場合には、その寸法は縦5〜20mm、横2〜7mm、面積10〜140mm2であることが好ましい。また、前記の線状突起部は、薬剤に向かっていれば、等間隔に設けられてもよく、若しくは螺旋状に設けられてもよい。
前記(2)の構成によれば、線状突起部が、容器の内面に等間隔で配設されているので、容器内に進入してきた飛翔性害虫をこの線状突起部に効果的に集めて止まらせて薬剤へ誘引することができ、且つ容器の強度を高めることもできる。
なお、ハエ、コバエ等の飛翔性害虫の行動習性を考慮すると、前記の線状突起部は高さ0.5〜5mm、幅0.5〜2mm程度とすることが好ましい。
前記(3)の構成によれば、容器に、設置時に上方に向けて突出する突出部が設けられているので、例えば飛翔性害虫に止まり木を与えることができて、効果的に誘引することができる。
なお、前記の突出部は単数に限らず、複数設けられてもよく、その寸法は飛翔性害虫の行動習性が考慮されて、外径5〜20mm、高さ20〜70mmとされるのが好ましい。 前記(4)の構成によれば、容器に、設置時に上方に向けて突出する突出部が設けられ、そしてこの突出部の少なくとも側部に開口部が設けられているので、例えば飛翔性害虫に止まり木を与えることができ、さらにそこに集まって止まった飛翔性害虫をその開口部から容器内へと効果的に誘引することができる。
なお、前記の開口部は、突出部の側部であれば、突出部の先端部、基端部の少なくともいずれかに設けられていればよい。
前記(5)の構成によれば、薬剤が、容器の底部に収容されており、この底部に嵩上げ部が設けられているので、薬剤の層が深くなり飛翔性害虫の捕獲効果を高め、また薬剤の効果を損なうことなく薬剤の充填量を抑制して製造コストを削減することができる。さらに、例えば薬剤がゲル、ゼリー等の湿潤状である場合、薬剤の偏りを抑制して乾燥等を防ぐのに有効である。
なお、前記の嵩上げ部は単数に限らず複数でもよく、またその高さが、容器本体の高さの60%までの範囲とされるのが好ましい。そしてその先端形状は凹凸状ないしは逆椀状とされてもよい。
前記(6)の構成によれば、容器が、本体と、ドーム形状にして本体に組み付けられる蓋体と、を有し、少なくともこの蓋体に開口部が配置されていることで、ドーム形状を好む飛翔性害虫の習性を利用して、蓋体に飛翔性害虫を集めて、さらに開口部から内部に進入することを促すことができる。
前記(7)の構成によれば、突出部が複数設けられていることで、例えば飛翔性害虫に多くの止まり木を与えることができるので、より効果的に飛翔性害虫を容器に集めて止まらせてその内部へと誘引することができる。
前記(8)の構成によれば、容器が略角型形に形成されていることで、部屋の隅等に密着させて配置することができるので、邪魔にならず害虫捕獲器が転がることもなく、安定して設置することができる。
なお、前記の略角型形には三角形状、四角形状、扇形状等も含まれる。
前記(9)の構成によれば、開口部が外面から薬剤に向かって縮径の孔のある形状(例えば、底部に孔を有するお椀形状等)に形成されていることで、この開口部から容器内に進入してきた飛翔性害虫が容器外へ戻ることを抑制して、飛翔性害虫の捕獲及び/又は防除の効果をさらに向上させることができる。
前記(10)の構成によれば、突出部が、例えば花形状等のアクセントとなる意匠部を有していることにより、この突出部に加えて、意匠部によっても止まり木を与えて、より効果的に飛翔性害虫を集めて容器内へ誘引させることができる。
なお、この意匠部に害虫誘引成分を浸み込ませたり、粘着性のある薬剤を塗布したりすることで、意匠部に止まった飛翔性害虫をより効果的に防除することもできる。また、意匠部は、突出部に着脱自在に取り付けたり、或いは突出部に一体に成形してもよい。ここで、意匠部を突出部に着脱自在に取り付けるようにすれば、意匠部のデザインを複数種類用意しておいて、使用者の好みで適宜変更することができて好ましい。さらに、突出部全体が花形状等の意匠性を有するように形成してもよい。
前記(11)の構成によれば、容器が、薬剤を補充する薬剤補充ボトルを着脱自在に取り付けるボトル挿し込み口を設けていることで、薬剤の効果が減少したとき等、例えば別途販売される薬剤補充ボトルで補充を簡単に行うことができる。このため、害虫捕獲器の容器を再利用することができて、使い勝手を向上することができる。
前記(12)の構成によれば、容器に、吊り下げ用の吊下部が設けられているので、所定の部屋等に吊り下げることで、邪魔にならず適宜必要な場所で使用することができて、使い勝手を向上することができる。
前記(13)の構成によれば、飛翔性害虫は走光性を有するので、容器の一部に発光部を設けることで、より効果的に飛翔性害虫を集めて容器内へと誘引することができて、捕獲及び/又は防除の効果をさらに向上させることができる。
前記(14)の構成によれば、嵩上げ部が、突出部と一体となるように形成されて、開口部から外方に突出しているので、捕獲及び/又は防除の効果を損なうことなく、構造を簡易にすることができて、製造コストを抑制することもできる。
害虫捕獲器が、部屋等に設置されることで、飛翔している飛翔性害虫が止まり木としての突出部に集まり止まる。次に、飛翔性害虫は開口部から揮散している薬剤に含まれる害虫誘引成分を感知することで、この開口部から容器内に進入して行く。
なお、ゲル粒としては、球状、棒状、これらに準じた形状、又は多角形状、破片状等の不定形状でもよいが、容器内に収納される時にゲル粒状間に飛翔性害虫が進入し得る隙間が形成されればよい。また、均一の形状であっても、異なるサイズのゲル粒が混在していてもよく、ゲル状の粒としては、丸形であっても角形であってもよい。
なお、ここでいう「層」とは、容器の設置時の上方向に向かってゲル粒が積み重なっている状態をいう。
さらに好ましくは、アクリル酸重合体部分ナトリウム塩架橋物、ポリアクリル酸共重合体が挙げられ、アクアコークTWB(住友精化社製)、ASCO HISOBEAD(AEKYUNG SPECIALTY CHEMICALS CO. LTD)が例示される。
また、薬剤としては吸液性ポリマーによる前述のゲル粒の他にも空気と接する表面積が大きい固体であってもよく、例えば寒天、カラギーナン、ジェランガム等にて調製されたゲル固体を粉砕したもの(クラッシュゲル等)、そしてスポンジ、海綿体、パルプ等の吸液性を有するもの等が例示される。
これら殺虫成分のなかでも、ゲル粒を得るのに水を用いることから水溶性殺虫剤であるジノテフランが好ましい。水溶性殺虫剤であるジノテフランであれば、界面活性剤や有機溶媒を用いなくてもよいので忌避等の問題が発生せず好ましい。
殺虫成分の含有量はゲル粒中において0.01〜0.5質量%であることが好ましい。具体例としては、ジノテフランを用いる場合には0.05〜0.2質量%であることが好ましい。
なお、殺虫成分を含有させるにあたり、前記害虫誘引成分と同じゲル粒に含有させてもよいし、害虫誘引成分と別個のゲル粒や他の粒状体に含有させる2成分系としてもよい。
その他の成分としては、例えば誤食防止剤、防腐剤、pH調整剤、安定化剤、色素、香料等の各種補助成分が挙げられる。例えば、安息香酸デナトニウム(商品名 ビトレックス)、トウガラシエキス等の誤食防止剤、塩化セチルピリジニウム等の四級アンモニウム塩、ソルビン酸カリウム、パラベン等の防腐剤、クエン酸、リン酸これらの塩等のpH調整剤、BHT、BHA等の安定化剤、赤色、青色、黄色、緑色、黒色、茶色等を示す各種色素、メロン、バニラ、ストロベリー、マンゴー、リンゴ、ナシ、バナナ、ドリアン等の香調の香料、等が挙げられる。
また、保水剤としてトリメチルグリシンを配合すると、ゲル粒の水分揮散を抑えることができ、ゲル粒の保水性を長期に保つことができ、誘引、捕獲効果を維持できるため好ましい。トリメチリルグリシンの含有量は0.1〜10質量%であることが好ましい。
さらに、前記の飛翔性害虫に限らず、本発明は、例えばカ、ハチ等の飛翔性害虫にも適用することができる。
11 容器
12 蓋体
13 本体
14 薬剤
15,31 突出部
16,51 大形側開口部(開口部)
17,102 小形側開口部(開口部)
18 蓋体側突起部(線状突起部)
20 本体側突起部(線状突起部)
22 嵩上げ部
61 意匠部
71 薬剤補充ボトル
72 ボトル挿し込み口
81 吊下部
91 発光部
101 一体突出部(嵩上げ部)
103 テーパ面
111 柱部
図1は本発明に係る第1実施形態である害虫捕獲器の斜め上方から視た外観斜視図、図2は図1の害虫捕獲器に用いられる蓋体を斜め下方から視た外観斜視図、図3は図1の害虫捕獲器に用いられる本体を斜め上方から視た外観斜視図、図4は図1の害虫捕獲器の縦端面図、図5は本発明に係る第2実施形態である害虫捕獲器の斜め上方から視た外観斜視図、図6は本発明に係る第3実施形態である害虫捕獲器の斜め上方から視た外観斜視図である。
なお、いずれの実施形態においても、前述した薬剤が容器に収納されている。
図1に示すように、本発明の第1実施形態である害虫捕獲器10は、蓋体12と本体13とを備えた容器11と、この容器11に収容される薬剤(図4参照)14と、から構成される。
次に、図5を参照しながら、本発明に係る第2実施形態について説明する。
なお、以下の各実施形態において、前述した第1実施形態と共通する構成部分の説明は同一符号又は相当符号を付すことで簡略化あるいは省略する。
なお、その以外の態様は前述した第1実施形態と同様である。
次に、図6を参照しながら、本発明に係る第3実施形態について説明する。
なお、それ以外の態様は、前述した第1実施形態と同様である。
なお、容器41は略三角形状に限らず、少なくとも一部に角部を有する形状、例えば略四角形状でもよく、部屋の隅等に密着できれば種々の略角型形状を採用することができる。
次に、図7を参照しながら、本発明に係る第4実施形態について説明する。
なお、大形側開口部51に加えて、小形側開口部17も外面から薬剤14に向けてこのお椀形状となるように形成してもよい。
そして、他の態様は、前述した第1実施形態と同様である。
次に、図8を参照しながら、本発明の第5実施形態について説明する。
なお、他の態様は、前述した第1実施形態と同様である。
なお、取り扱い性等を考慮して、意匠部61は突出部15にそのまま一体成形されるようにしてもよく、また蓋体12が少なくともその一部に意匠部を有して、開口部が適宜形成されるようにしてもよい。
なお、突出部15の一部に限らず、突出部15全体として意匠形状となるように形成してもよい。
次に、図9を参照しながら、本発明の第6実施形態について説明する。
なお、他の態様は、前述した第1実施形態と同様である。
次に、図10を参照しながら、本発明の第7実施形態について説明する。
なお、他の態様は、前述した第1実施形態と同様である。
なお、吊下部81は、天井等から吊り下げられればよく、この突出部15の先端部に代えて、蓋体12の側部に円周方向に渡って等間隔に、例えばフック等の吊下部が設けられるようにしてもよい。また、吊下部81が突出部15と一体的に成形されてもよく、或いは着脱自在に設けてもよい。
次に、図11を参照しながら、本発明の第8実施形態について説明する。
なお、他の態様は、前述した第1実施形態と同様である。
なお、LED95に代えて、電球を用いても良く、この場合には、回路基板94は不要となって、電球ホルダのみの構造となる。
なお、LED95等の構成に代えて、嵩上げ部又は容器内に直接、夜行塗料、蛍光塗料を塗布するもの、或いは人工ホタル(酵素)を利用した発光システムを用いてもよい。
次に、図12を参照しながら、本発明の第9実施形態について説明する。
なお、他の態様は、前述した第1実施形態と同様である。
なお、前記テーパ面103に代えて、小形側開口部102を外面から薬剤14に向けて徐々に縮径した底部に孔のある形状、即ち底部の一部に孔を有するお椀形状に形成されていてもよい。
次に、図13を参照しながら、本発明に係る第10実施形態について説明する。
なお、それ以外の態様は前述した第1実施形態と同様である。
表1は実施例1における線状突起部に係る評価結果表、表2は実施例2における突出部に係る評価結果表、表3は実施例3における容器の色と誘引活性比と関係の評価結果表、表4は実施例4における容器の色と誘引活性比と関係の評価結果表、表5は実施例5におけるシボ加工に係る評価結果表である。
[試験]
(処方)20gの充填量における配合量(質量%)
ジノテフラン(殺虫剤):0.15
黒酢(誘引剤):20
紹興酒(誘引剤):11.1
吸液性ポリマー(保持担体):10
水(溶剤):適量
(検体)
前述した害虫捕獲器10の容器11内面において左右対称にて、一方のみにだけ線状突起部を設け、これに対応して線状突起部が設けられた部分と設けられていない部分との区別ができるように害虫捕獲器10の内部中央に仕切片を配設する。それ以外の様態は、前述した実施形態と同様である。
(供試虫)
キイロショウジョウバエ(雄雌混合) 約100頭
(試験・評価方法)
1.水を設置した、90cm×90cm×90cmのケージ内に供試虫を放ち馴化させる。
2.検体をケージ中央に設置し、仕切片で仕切られた線状突起部が設けられた部分と設けられていない部分とで各々捕獲、防除された供試虫を1時間後にカウントし比較する。 このようにして行った試験結果を表1に示す。
前述した害虫捕獲器10の蓋体12に設けられた突出部15に係る有効性を確認するため試験を行った。その試験内容について以下に示す。
(処方)20gの充填量における配合量(質量%)
ジノテフラン(殺虫剤):0.15
黒酢(誘引剤):20
紹興酒(誘引剤):11.1
吸液性ポリマー(保持担体):10
水(溶剤):適量
(検体)
前述した害虫捕獲器10の蓋体12に高さ35mm、径18mmである突出部15(図1参照)が形成されているものと、形成されていないものとを容器として2種類用意する。それ以外の様態は、前述した実施形態と同様である。
(供試虫)
キイロショウジョウバエ(雄雌混合) 約100頭
(試験・評価方法)
1.水を設置した、90cm×90cm×90cmのケージ内に供試虫を放ち馴化させる。
2.両検体をケージ中央に設置し、1時間後に捕獲、防除数をカウントし、それぞれの容器を比較する。
このようにして行った試験結果を表2に示す。
前述した害虫捕獲器10の容器11の色に係る有効性を確認するため試験を行った。その試験内容について以下に示す。
(処方)50gの充填量における配合量(質量%)
ジノテフラン(殺虫剤):0.15
黒酢(誘引剤):20
紹興酒(誘引剤):11.1
吸液性ポリマー(保持担体):10
水(溶剤):適量
(検体) (検体)
ラッカースプレイで樹脂容器を様々な色に着色し、容器としてそれぞれ用意して用いる。
基準色:白色半透明(無着色)
対象色:赤、青、緑、黄緑、黄、オレンジ、ピンク、黒、茶、紫、白
(供試虫)
キイロショウジョウバエ(雄雌混合) 50〜100頭
(試験方法)
1.水を設置した、90cm×90cm×90cmのケージ内に供試中を放ち馴化させる。
2.両検体をケージ中央に設置し、1時間後に捕獲、防除数をカウントした。
(評価方法)
誘引比にて評価する。
誘引比=対象色捕獲、防除数/基準色捕獲、防除数
このようにして行った試験結果を表3に示す。
実施例3に引き続き、容器の色に係る有効性を確認するため試験を行った。その試験内容について以下に示す。
(処方)50gの充填量においての配合量(質量%)
ジノテフラン(殺虫剤):0.15
黒酢(誘引剤):20
紹興酒(誘引剤):11.1
吸液性ポリマー(保持担体):10
水(溶剤):適量
(検体) (検体)
樹脂容器をラッカースプレイにて着色したものを容器として用いる。
基準色:赤
対象色:青、緑、黄緑、黄、オレンジ、ピンク、黒、茶、紫、白
(供試虫)
キイロショウジョウバエ 50〜100頭
(方法)
1.水を設置した、90cm×90cm×90cmのケージ内に供試中を放ち馴化させる。
2.両検体をケージ中央に設置し、1時間後に捕獲、防除数をカウントした。
(評価方法)
誘引比にて評価する。
誘引比=対象色捕獲、防除数/基準色捕獲、防除数
このようにして行った試験結果を表4に示す。
前述した害虫捕獲器10における容器11表面のシボ加工に係る有効性を確認するため試験を行った。その試験内容について以下に示す。
(処方)50gの充填量における配合量(質量%)
ジノテフラン(殺虫剤):0.15
黒酢(誘引剤):20
紹興酒(誘引剤):11.1
吸液性ポリマー(保持担体):10
水(溶剤):適量
(検体)
前述した害虫捕獲器10の全体表面において左右対称にて、一方をシボ加工、他方をツヤ加工として施すとともに、これに対応してシボ加工側とツヤ加工側との区別ができるように害虫捕獲器10の内部中央に仕切片を配設する。それ以外の様態は、前述した実施形態と同様である。
(供試虫)
キイロショウジョウバエ(雄雌混合) 約100頭
(試験・評価方法)
1.水を設置した、90cm×90cm×90cmのケージ内に供試虫を放ち馴化させる。
2.検体をケージ中央に設置し、仕切片で仕切られたシボ加工側とツヤ加工側とで各々捕獲、防除された供試虫を1時間後にカウントし比較する。
このようにして行った試験結果を表9に示す。
前記容器に、設置時に上方に向けて突出する角形状の突出部が設けられ、
少なくとも当該突出部の側部に、前記開口部が設けられている
ことを特徴とする害虫捕獲器。
(2) 前記薬剤が、前記容器の底部に収容されており、
該底部に嵩上げ部が設けられている
ことを特徴とする前記(1)に記載の害虫捕獲器。
(3) 前記容器が、本体と、ドーム形状にして該本体に組み付けられる蓋体と、を有し、
少なくとも該蓋体に前記開口部が配置されている
ことを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の害虫捕獲器。
(4) 前記突出部が、複数設けられている
ことを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれかに記載の害虫捕獲器。
(5) 前記容器が、略角型形状に形成されている
ことを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれかに記載の害虫捕獲器。
(6) 前記開口部が、外面から前記薬剤に向かって縮径の孔のある形状に形成されている
ことを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれかに記載の害虫捕獲器。
(7) 前記突出部は意匠部を有している
ことを特徴とする前記(1)〜(6)のいずれかに記載の害虫捕獲器。
(8) 前記容器には、前記薬剤を補充する薬剤補充ボトルを着脱自在に取り付けるボトル挿し込み口が設けられている
ことを特徴とする前記(1)〜(7)のいずれかに記載の害虫捕獲器。
(9) 前記容器には、吊り下げ用の吊下部が設けられている
ことを特徴とする前記(1)〜(8)のいずれかに記載の害虫捕獲器。
(10) 前記容器の一部に発光部が設けられている
ことを特徴とする前記(1)〜(9)のいずれかに記載の害虫捕獲器。
(11) 前記嵩上げ部が、前記突出部と一体となるように形成されて、前記開口部から外方に突出する
ことを特徴とする前記(2)〜(10)のいずれかに記載の害虫捕獲器。
開口部から容器内に進入してきた飛翔性害虫は、少なくとも害虫誘引成分を含んだ薬剤へと誘引されていき、この薬剤に接触することで、例えば薬剤に含まれる殺虫成分の作用によって、若しくはこの薬剤が液状、湿潤状(ゼリー、ゲル等)であるときには羽等が濡れることによって、行動できなくなったりして死に至る。このように、本発明の発明者らは飛翔性害虫の行動習性を詳細に研究し、その習性を利用して効果的に誘引して捕獲及び/又は防除することができることを見出した。
なお、前記の開口部は、突出部の側部であれば、突出部の先端部、基端部の少なくともいずれかに設けられていればよい。
また、前記の開口部は単数でも複数でもよく、その寸法は縦5〜30mm、横2〜10mm、面積10〜300mm 2 であることが好ましい。また、この開口部よりも小さい径を有する開口部を併設する場合には、その寸法は縦5〜20mm、横2〜7mm、面積10〜140mm 2 であることが好ましい。
また、前記の突出部は単数に限らず、複数設けられてもよく、その寸法は飛翔性害虫の行動習性が考慮されて、外径5〜20mm、高さ20〜70mmとされるのが好ましい。
前記(2)の構成によれば、薬剤が、容器の底部に収容されており、この底部に嵩上げ部が設けられているので、薬剤の層が深くなり飛翔性害虫の捕獲効果を高め、また薬剤の効果を損なうことなく薬剤の充填量を抑制して製造コストを削減することができる。さらに、例えば薬剤がゲル、ゼリー等の湿潤状である場合、薬剤の偏りを抑制して乾燥等を防ぐのに有効である。
なお、前記の嵩上げ部は単数に限らず複数でもよく、またその高さが、容器本体の高さの60%までの範囲とされるのが好ましい。そしてその先端形状は凹凸状ないしは逆椀状とされてもよい。
前記(3)の構成によれば、容器が、本体と、ドーム形状にして本体に組み付けられる蓋体と、を有し、少なくともこの蓋体に開口部が配置されていることで、ドーム形状を好む飛翔性害虫の習性を利用して、蓋体に飛翔性害虫を集めて、さらに開口部から内部に進入することを促すことができる。
前記(4)の構成によれば、突出部が複数設けられていることで、例えば飛翔性害虫に多くの止まり木を与えることができるので、より効果的に飛翔性害虫を容器に集めて止まらせてその内部へと誘引することができる。
前記(5)の構成によれば、容器が略角型形に形成されていることで、部屋の隅等に密着させて配置することができるので、邪魔にならず害虫捕獲器が転がることもなく、安定して設置することができる。
なお、前記の略角型形には三角形状、四角形状、扇形状等も含まれる。
前記(6)の構成によれば、開口部が外面から薬剤に向かって縮径の孔のある形状(例えば、底部に孔を有するお椀形状等)に形成されていることで、この開口部から容器内に進入してきた飛翔性害虫が容器外へ戻ることを抑制して、飛翔性害虫の捕獲及び/又は防除の効果をさらに向上させることができる。
前記(7)の構成によれば、突出部が、例えば花形状等のアクセントとなる意匠部を有していることにより、この突出部に加えて、意匠部によっても止まり木を与えて、より効果的に飛翔性害虫を集めて容器内へ誘引させることができる。
なお、この意匠部に害虫誘引成分を浸み込ませたり、粘着性のある薬剤を塗布したりすることで、意匠部に止まった飛翔性害虫をより効果的に防除することもできる。また、意匠部は、突出部に着脱自在に取り付けたり、或いは突出部に一体に成形してもよい。ここで、意匠部を突出部に着脱自在に取り付けるようにすれば、意匠部のデザインを複数種類用意しておいて、使用者の好みで適宜変更することができて好ましい。さらに、突出部全体が花形状等の意匠性を有するように形成してもよい。
前記(8)の構成によれば、容器が、薬剤を補充する薬剤補充ボトルを着脱自在に取り付けるボトル挿し込み口を設けていることで、薬剤の効果が減少したとき等、例えば別途販売される薬剤補充ボトルで補充を簡単に行うことができる。このため、害虫捕獲器の容器を再利用することができて、使い勝手を向上することができる。
前記(9)の構成によれば、容器に、吊り下げ用の吊下部が設けられているので、所定の部屋等に吊り下げることで、邪魔にならず適宜必要な場所で使用することができて、使い勝手を向上することができる。
前記(10)の構成によれば、飛翔性害虫は走光性を有するので、容器の一部に発光部を設けることで、より効果的に飛翔性害虫を集めて容器内へと誘引することができて、捕獲及び/又は防除の効果をさらに向上させることができる。
前記(11)の構成によれば、嵩上げ部が、突出部と一体となるように形成されて、開口部から外方に突出しているので、捕獲及び/又は防除の効果を損なうことなく、構造を簡易にすることができて、製造コストを抑制することもできる。
前記容器に、設置時に上方に向けて突出する角形状の突出部が設けられ、
少なくとも当該突出部の側部に、前記開口部が設けられている
ことを特徴とする害虫捕獲器。
(2) 前記薬剤が、前記容器の底部に収容されており、
該底部に嵩上げ部が設けられている
ことを特徴とする前記(1)に記載の害虫捕獲器。
(3) 前記容器が、本体と、ドーム形状にして該本体に組み付けられる蓋体と、を有し、
少なくとも該蓋体に前記開口部が配置されている
ことを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の害虫捕獲器。
(4) 前記突出部が、複数設けられている
ことを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれかに記載の害虫捕獲器。
(5) 前記容器が、略角型形状に形成されている
ことを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれかに記載の害虫捕獲器。
(6) 前記開口部が、外面から前記薬剤に向かって縮径の孔に形成されている
ことを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれかに記載の害虫捕獲器。
(7) 前記突出部は意匠部を有している
ことを特徴とする前記(1)〜(6)のいずれかに記載の害虫捕獲器。
(8) 前記容器には、前記薬剤を補充する薬剤補充ボトルを着脱自在に取り付けるボトル挿し込み口が設けられている
ことを特徴とする前記(1)〜(7)のいずれかに記載の害虫捕獲器。
(9) 前記容器には、吊り下げ用の吊下部が設けられている
ことを特徴とする前記(1)〜(8)のいずれかに記載の害虫捕獲器。
(10) 前記容器の一部に発光部が設けられている
ことを特徴とする前記(1)〜(9)のいずれかに記載の害虫捕獲器。
(11) 前記嵩上げ部が、前記突出部と一体となるように形成されて、前記開口部から外方に突出する
ことを特徴とする前記(2)〜(10)のいずれかに記載の害虫捕獲器。
開口部から容器内に進入してきた飛翔性害虫は、少なくとも害虫誘引成分を含んだ薬剤へと誘引されていき、この薬剤に接触することで、例えば薬剤に含まれる殺虫成分の作用によって、若しくはこの薬剤が液状、湿潤状(ゼリー、ゲル等)であるときには羽等が濡れることによって、行動できなくなったりして死に至る。このように、本発明の発明者らは飛翔性害虫の行動習性を詳細に研究し、その習性を利用して効果的に誘引して捕獲及び/又は防除することができることを見出した。
なお、前記の開口部は、突出部の側部であれば、突出部の先端部、基端部の少なくともいずれかに設けられていればよい。
また、前記の開口部は単数でも複数でもよく、その寸法は縦5〜30mm、横2〜10mm、面積10〜300mm2であることが好ましい。また、この開口部よりも小さい径を有する開口部を併設する場合には、その寸法は縦5〜20mm、横2〜7mm、面積10〜140mm2であることが好ましい。
また、前記の突出部は単数に限らず、複数設けられてもよく、その寸法は飛翔性害虫の行動習性が考慮されて、外径5〜20mm、高さ20〜70mmとされるのが好ましい。
前記(2)の構成によれば、薬剤が、容器の底部に収容されており、この底部に嵩上げ部が設けられているので、薬剤の層が深くなり飛翔性害虫の捕獲効果を高め、また薬剤の効果を損なうことなく薬剤の充填量を抑制して製造コストを削減することができる。さらに、例えば薬剤がゲル、ゼリー等の湿潤状である場合、薬剤の偏りを抑制して乾燥等を防ぐのに有効である。
なお、前記の嵩上げ部は単数に限らず複数でもよく、またその高さが、容器本体の高さの60%までの範囲とされるのが好ましい。そしてその先端形状は凹凸状ないしは逆椀状とされてもよい。
前記(3)の構成によれば、容器が、本体と、ドーム形状にして本体に組み付けられる蓋体と、を有し、少なくともこの蓋体に開口部が配置されていることで、ドーム形状を好む飛翔性害虫の習性を利用して、蓋体に飛翔性害虫を集めて、さらに開口部から内部に進入することを促すことができる。
前記(4)の構成によれば、突出部が複数設けられていることで、例えば飛翔性害虫に多くの止まり木を与えることができるので、より効果的に飛翔性害虫を容器に集めて止まらせてその内部へと誘引することができる。
前記(5)の構成によれば、容器が略角型形に形成されていることで、部屋の隅等に密着させて配置することができるので、邪魔にならず害虫捕獲器が転がることもなく、安定して設置することができる。
なお、前記の略角型形には三角形状、四角形状、扇形状等も含まれる。
前記(6)の構成によれば、開口部が外面から薬剤に向かって縮径の孔(例えば、底部に孔を有するお椀形状等)に形成されていることで、この開口部から容器内に進入してきた飛翔性害虫が容器外へ戻ることを抑制して、飛翔性害虫の捕獲及び/又は防除の効果をさらに向上させることができる。
前記(7)の構成によれば、突出部が、例えば花形状等のアクセントとなる意匠部を有していることにより、この突出部に加えて、意匠部によっても止まり木を与えて、より効果的に飛翔性害虫を集めて容器内へ誘引させることができる。
なお、この意匠部に害虫誘引成分を浸み込ませたり、粘着性のある薬剤を塗布したりすることで、意匠部に止まった飛翔性害虫をより効果的に防除することもできる。また、意匠部は、突出部に着脱自在に取り付けたり、或いは突出部に一体に成形してもよい。ここで、意匠部を突出部に着脱自在に取り付けるようにすれば、意匠部のデザインを複数種類用意しておいて、使用者の好みで適宜変更することができて好ましい。さらに、突出部全体が花形状等の意匠性を有するように形成してもよい。
前記(8)の構成によれば、容器が、薬剤を補充する薬剤補充ボトルを着脱自在に取り付けるボトル挿し込み口を設けていることで、薬剤の効果が減少したとき等、例えば別途販売される薬剤補充ボトルで補充を簡単に行うことができる。このため、害虫捕獲器の容器を再利用することができて、使い勝手を向上することができる。
前記(9)の構成によれば、容器に、吊り下げ用の吊下部が設けられているので、所定の部屋等に吊り下げることで、邪魔にならず適宜必要な場所で使用することができて、使い勝手を向上することができる。
前記(10)の構成によれば、飛翔性害虫は走光性を有するので、容器の一部に発光部を設けることで、より効果的に飛翔性害虫を集めて容器内へと誘引することができて、捕獲及び/又は防除の効果をさらに向上させることができる。
前記(11)の構成によれば、嵩上げ部が、突出部と一体となるように形成されて、開口部から外方に突出しているので、捕獲及び/又は防除の効果を損なうことなく、構造を簡易にすることができて、製造コストを抑制することもできる。
Claims (14)
- 開口部を備えた容器と、少なくとも害虫誘引成分を含むとともに該容器に収容される薬剤と、を備え、該開口部を介して前記容器内に害虫を誘引して捕獲及び/又は防除する害虫捕獲器であって、
前記容器の内面に、前記薬剤に向かって線状突起部が設けられている
ことを特徴とする害虫捕獲器。 - 前記線状突起部が、前記容器の内面に等間隔で配設されている
ことを特徴とする請求項1に記載した害虫捕獲器。 - 前記容器に、設置時に上方に向けて突出する突出部が設けられている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した害虫捕獲器。 - 開口部を備えた容器と、少なくとも害虫誘引成分を含むとともに該容器に収容される薬剤と、を備え、該開口部を介して前記容器内に害虫を誘引して捕獲及び/又は防除する害虫捕獲器であって、
前記容器に、設置時に上方に向けて突出する突出部が設けられ、
少なくとも当該突出部の側部に、前記開口部が設けられている
ことを特徴とする害虫捕獲器。 - 前記薬剤が、前記容器の底部に収容されており、
該底部に嵩上げ部が設けられている
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載した害虫捕獲器。 - 前記容器が、本体と、ドーム形状にして該本体に組み付けられる蓋体と、を有し、
少なくとも該蓋体に前記開口部が配置されている
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の害虫捕獲器。 - 前記突出部が、複数設けられている
ことを特徴とする請求項3〜6のいずれか一項に記載の害虫捕獲器。 - 前記容器が、略角型形状に形成されている
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の害虫捕獲器。 - 前記開口部が、外面から前記薬剤に向かって縮径の孔のある形状に形成されている
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の害虫捕獲器。 - 前記突出部は意匠部を有している
ことを特徴とする請求項3〜9のいずれか一項に記載の害虫捕獲器。 - 前記容器には、前記薬剤を補充する薬剤補充ボトルを着脱自在に取り付けるボトル挿し込み口が設けられている
ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の害虫捕獲器。 - 前記容器には、吊り下げ用の吊下部が設けられている
ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の害虫捕獲器。 - 前記容器の一部に発光部が設けられている
ことを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の害虫捕獲器。 - 前記嵩上げ部が、前記突出部と一体となるように形成されて、前記開口部から外方に突出する
ことを特徴とする請求項5〜13のいずれか一項に記載の害虫捕獲器。
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