JP6879735B2 - 飛翔害虫捕獲器 - Google Patents

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Description

本発明は、飛翔害虫を誘引して捕獲する飛翔害虫捕獲器に関する。
コバエ等の飛翔害虫を防除する目的で、内部に誘引剤を備えた種々の飛翔害虫捕獲器が市販されている。飛翔害虫捕獲器に飛翔害虫を効率よく誘引するためには、飛翔害虫捕獲器の構造や、使用する誘引剤について工夫する必要がある。
従来、誘引剤によって誘引された飛翔害虫を捕獲器内部に侵入させるため、飛翔害虫が侵入する侵入口に対して高低差のある通風口を設けた捕獲器があった(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1の捕獲器は、上部を平坦な曲面で構成されたドーム形状とし、このドーム部の曲面上に侵入口を設けている。これにより、侵入口付近に誘引された害虫がドーム部の表面に止まることなく容器内部に誘引され、捕獲できるとされている。
また、容器の上方に向けて突出する角型形状の突出部を設け、飛翔害虫に止まり木を与える捕獲器も知られている(例えば、特許文献2を参照)。特許文献2には、突出部の側部に飛翔害虫が侵入する開口部が設けられており、突出部に集まって止まった飛翔害虫を開口部から容器内部に誘引することができるとされている。
特開2002−171889号公報 特開2010−57502号公報
ところが、実際のところ、飛翔害虫は侵入口(開口部)から容器内部へとスムーズに侵入するとは限らず、不規則な軌跡で飛び続けることがある。また、飛翔害虫は捕獲器付近に常に滞留しているわけでもないため、侵入口から揮散する誘引成分を効果的に作用させることは難しい。従って、飛翔害虫を捕獲する場合、自由に飛翔させるのではなく、むしろ積極的に何らかの物体に止まらせる方が飛翔害虫の挙動をコントロールし易い。そうすることで、容器内部から外部に揮散する誘引成分を飛翔害虫に確実に作用させ、容器内部に誘引することができると考えられる。
この点、特許文献1の捕獲器は、上述のように、外側が平坦な曲面で構成されているため、飛翔害虫が捕獲器の外表面に止まり難くなっている。そのため、誘引成分によって捕獲器に接近した飛翔害虫がそのままスムーズに容器内部に侵入しない限り、捕獲することができない。また、特許文献1の捕獲器は、ドーム構造上に侵入口を設けただけの単純な構造であるため、飛翔害虫は侵入口を挟んで容器内外を往来し易い。そのため、折角、飛翔害虫を容器内部に誘引できたとしても、殺虫成分が作用しなければ、飛翔害虫が外部に逃避する虞がある。
一方、特許文献2の捕獲器には、飛翔害虫を止まらせるための突出部が設けられている。この突出部は、蓋の一部を上方に膨出させて角型形状に露出させたものである。このような角型形状を有する突出部は、飛翔害虫が止まったとしても、周囲に大きく露出しているため警戒され易く、人の気配等を感じて飛翔害虫が突出部から逃げてしまう虞がある。その上、この捕獲器では、突出部とその側部に設けられている開口部とが適切に配置されておらず、両者間の距離が比較的大きいため、飛翔害虫が突出部から開口部に移動することも容易ではない。
このように、現状の捕獲器においては、飛翔害虫に警戒心を抱かせず、容器内部に確実に捕獲するという点で改善の余地が大きい。本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、飛翔害虫、特に、ショウジョウバエ、ノミバエ、クロバネキノコバエ、キノコバエ、チョウバエ等のコバエ類に代表される飛翔害虫に対して、優れた誘引効果及び捕獲効果を発揮する飛翔害虫捕獲器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係る飛翔害虫捕獲器の特徴構成は、
飛翔害虫を誘引して捕獲する飛翔害虫捕獲器であって、
前記飛翔害虫を内部に誘引する誘引口が形成された蓋部と、
前記誘引口から内部に侵入した飛翔害虫を溜めるトレイ部と、
を備え、
前記蓋部の外表面に止まった飛翔害虫を前記誘引口に誘導するための食虫植物模倣構造が、前記蓋部に設けられていることにある。
本構成の飛翔害虫捕獲器によれば、蓋部に設けられた食虫植物模倣構造が、あたかも食虫植物のように、蓋部の外表面に止まった飛翔害虫を誘引口に誘導するように機能する。従って、飛翔害虫は、食虫植物模倣構造を介して誘引口から飛翔害虫捕獲器の内部に侵入し易くなる。そして、飛翔害虫捕獲器の内部に侵入した飛翔害虫は、トレイ部に落下し、捕獲される。
本発明に係る飛翔害虫捕獲器において、
前記食虫植物模倣構造は、前記誘引口を取り囲むように形成された環状エッジ部であることが好ましい。
本構成の飛翔害虫捕獲器によれば、食虫植物模倣構造である環状エッジ部は、誘引口を取り囲むように形成されているため、蓋部の外表面に止まった飛翔害虫は、環状エッジ部のある位置に到達すると、それを伝って誘引口から飛翔害虫捕獲器の内部に侵入し易くなる。その結果、飛翔害虫は、トレイ部に落下し、捕獲される。
本発明に係る飛翔害虫捕獲器において、
前記食虫植物模倣構造は、前記環状エッジ部に接続する線状エッジ部をさらに含むことが好ましい。
本構成の飛翔害虫捕獲器によれば、食虫植物模倣構造として環状エッジ部に接続する線状エッジ部をさらに含むことで、飛翔害虫が誘引口から若干離れた位置に止まった場合でも、当該飛翔害虫は線状エッジ部を伝って環状エッジ部まで誘導される。その結果、飛翔害虫は、誘引口から飛翔害虫捕獲器の内部に侵入する可能性が高まり、トレイ部に落下し、捕獲される。
本発明に係る飛翔害虫捕獲器において、
前記食虫植物模倣構造は、前記誘引口に直接接続するように形成された線状エッジ部であることが好ましい。
本構成の飛翔害虫捕獲器によれば、食虫植物模倣構造である線状エッジ部は、誘引口に直接接続するように形成されているため、蓋部の外表面に止まった飛翔害虫は、線状エッジ部のある位置に到達すると、それを伝って誘引口から飛翔害虫捕獲器の内部に侵入し易くなる。その結果、飛翔害虫は、トレイ部に落下し、捕獲される。
本発明に係る飛翔害虫捕獲器において、
飛翔害虫誘引性植物に由来する香り成分を含む薬剤部が、前記トレイ部に収納されていることが好ましい。
本構成の飛翔害虫捕獲器によれば、飛翔害虫誘引性植物に由来する香り成分(誘引剤)を含む薬剤部がトレイ部に収納されることで、蓋部に形成された食虫植物模倣構造と相まって、食虫植物の模倣性がより高まったものとなる。その結果、飛翔害虫に警戒心を与えることなく、飛翔害虫は飛翔害虫捕獲器の内部に確実に誘引され、トレイ部に落下し、捕獲される。
本発明に係る飛翔害虫捕獲器において、
前記飛翔害虫誘引性植物は、サトイモ亜科の植物であることが好ましい。
本構成の飛翔害虫捕獲器によれば、飛翔害虫誘引性植物である虫媒花のサトイモ亜科の植物に由来する香り成分を誘引剤に含ませているため、食虫植物模倣構造と相まって、飛翔害虫に対する誘引効果が非常に高いものとなり、優れた飛翔害虫捕獲器を提供することができる。
図1は、飛翔害虫捕獲器の斜視図である。 図2は、トレイ部の斜視図である。 図3は、飛翔害虫捕獲器の側面図である。 図4は、飛翔害虫捕獲器の側断面図である。 図5は、飛翔害虫捕獲器の平面図である。
コバエ類に代表される飛翔害虫を捕獲する飛翔害虫捕獲器は、捕獲対象の飛翔害虫が興味を示す状態(例えば、飛翔害虫が止まり易い容器形状、飛翔害虫が好む誘引成分の揮散等)を実現することにより、飛翔害虫を飛翔害虫捕獲器に引き寄せ、内部に捕獲するものである。このような仕組みは、自然界にも存在する。例えば、昆虫を捕獲し、栄養源とする食虫植物がその例である。食虫植物とは、葉や茎の一部が捕虫器官として発達した植物であり、当該捕虫器官の形状やそこから発散される匂い等によって昆虫をおびき寄せ、これを捕らえて自身の栄養としている。食虫植物の捕虫方式には、落とし穴式、粘着式、挟み罠式、袋罠式等がある。これらのうち、例えば、落とし穴式の食虫植物として、ウツボカズラやフクロユキノシタが知られている。ウツボカズラには、消化液の入った袋状の捕虫器官が備わっており、袋の表側には翼(よく)と呼ばれる筋状の線状突起が袋の開口部から下方に延在するように形成されている。昆虫は線状突起に止まると、それを伝って移動する習性がある。そのため、昆虫がウツボカズラの袋の表面に止まると、翼を伝って袋の開口部まで移動し、当該開口部から袋の内部に落下して捕獲される。また、フクロユキノシタにも、ウツボカズラと同様のキールと呼ばれる筋状の線状突起を有する捕虫用の袋が備わっており、キールに止まった昆虫を袋の内部に落下させて捕獲することができる。
一方、食虫植物の仲間ではないが、捕獲した昆虫に花粉を付着させて繁殖する植物(「虫媒花」又は「捕虫植物」と称される場合あり)がある。例えば、マムシグサは、サトイモ亜科のテンナンショウ属植物の一種であり、昆虫が好む匂いを発散して昆虫を誘引するものである。このとき、マムシグサの花粉が昆虫に付着するため、花粉が付着した昆虫がマムシグサから飛び立つと、広範囲に繁殖することができる。
このような自然界に見られる食虫植物等の昆虫捕獲システムには、当該植物が繁殖していくための様々な工夫がなされており、それらは合理的な仕組みで機能している。本発明者らは、この自然界に見られる食虫植物等の優れた捕虫メカニズムに着目し、これを飛翔害虫捕獲器に応用できないかと考え、本発明を着想するに至った。すなわち、本発明は、食虫植物を模倣したバイオミメティックス型の飛翔害虫捕獲器であり、従来には無かった全く新しいタイプの防虫製品である。
以下、本発明の飛翔害虫捕獲器に関する実施形態を図1〜図5を参照して説明する。ただし、本発明は、以下に説明する実施形態や図面に記載される構成に限定されることを意図しない。
<飛翔害虫捕獲器の構造>
図1は、本発明の飛翔害虫捕獲器100の斜視図である。飛翔害虫捕獲器100は、一般住居、飲食店、工場、学校、オフィス等の様々な環境において、コバエ類等の飛翔害虫を捕獲し、防除するために使用される。そのような目的を達成するため、飛翔害虫捕獲器100は、トレイ部10と、蓋部20とを備えている。以下、トレイ部10及び蓋部20について、詳細に説明する。
〔トレイ部〕
図2は、飛翔害虫捕獲器100の下部を構成するトレイ部10の斜視図である。トレイ部10は、飛翔害虫の死骸を蓄えるカップ形状の容器である。図2に示すように、トレイ部10は、その内側底部又はその近傍に薬剤部30が設置され、薬剤部30に保持された薬剤に含まれる誘引成分によって飛翔害虫を誘引し、さらに殺虫成分によって飛翔害虫を死滅させるように構成されている。トレイ部10には、薬剤部30を略中央に位置決めするための配置部材11が設けられている。本実施形態では、薬剤部30の側面を4つの配置部材11で規制することで、薬剤部30がトレイ部10の略中央に配置される。4つの配置部材11の間に薬剤部30をセットした後、配置部材11の上に固定パーツ(図示せず)が装着され、薬剤部30が固定される。なお、薬剤部30の固定には、配置部材11及び固定パーツの代わりに、薬剤部30の中央を貫通する棒状の部材や、薬剤部30を挟持するクランプ等を採用することも可能である。
トレイ部10には、後述する蓋部20を着脱するためのフランジ部12が設けられている。新品状態では、フランジ部12に、例えば、アルミニウム膜と樹脂膜とを積層してなるバリアフィルム(図示せず)が貼着されて内部が密封されており、薬剤部30に含まれる薬剤の乾燥を防止している。使用時には、フランジ部12からバリアフィルムを剥がして、内部を露出させた状態で蓋部20と嵌合させる。
トレイ部10の内側側面には、飛翔害虫を薬剤部30に導くための帯状突起部13が設けられている。本実施形態では、帯状突起部13は、トレイ部10の内側側面に等間隔で4箇所設けられている。一つの帯状突起部13のサイズは、幅3〜10mm、厚さ0.5〜3mm、長さ10〜30mm程度に設定される。夫々の帯状突起部13は、フランジ部12から配置部材11の根元付近までの範囲に亘って設けられる。薬剤部30は、夫々の帯状突起部13の少なくとも一部と接触するように設置される。飛翔害虫捕獲器100の内部に侵入した飛翔害虫は、帯状突起部13を伝いながら、下方の薬剤部30に向かって移動する。そして、帯状突起部13と薬剤部30とが接触する位置又はその付近まで到達すると、薬剤に含まれる殺虫成分の作用により飛翔害虫は死滅する。このように、帯状突起部13をトレイ部10の内側側面に設けておくことにより、捕獲した飛翔害虫を薬剤部30が設置されているトレイ部10の深い位置まで確実に導くとともに、薬剤部30に到達して死滅した飛翔害虫をトレイ部10に溜めておくことができる。
トレイ部10に設置される薬剤部30は、上述のように、染み込ませた薬剤に含まれる誘引成分を外部に揮散させて飛翔害虫を飛翔害虫捕獲器100の内部に誘引するとともに、誘引した飛翔害虫に対して薬剤に含まれる殺虫成分を接触又は摂取させることにより飛翔害虫を死滅させる。薬剤部30は、例えば、吸収性の担体に薬剤を染み込ませたものとして構成することができる。この場合、担体には、例えば、パルプ不織布やフェルトを使用することができる。担体を肉厚にするために、薄手のパルプ不織布やフェルトを複数枚積層しても構わない。パルプ不織布やフェルトは、形状を保持しつつ、薬剤を効率良く吸収するために、スパンレース法で表面にウェブを形成したり、エンボス加工を施したりすることができる。パルプ不織布やフェルトの代わりに、液体を吸収可能なスポンジ、紙、繊維集合体等で薬剤部30の担体を構成しても構わない。あるいは、液体の誘引成分及び殺虫成分を混合してゲル状に固めたものを薬剤部30として使用しても構わない。
薬剤には、飛翔害虫をトレイ部10の内部に侵入させるための誘引剤と、飛翔害虫を死滅させる殺虫剤とが含まれている。本発明では、誘引剤として、飛翔害虫誘引性植物に由来する香り成分を含むものが使用される。飛翔害虫誘引性植物としては、食虫植物であるウツボカズラ属やフクロユキノシタ属、虫媒花であるサトイモ亜科に含まれるテンナンショウ属植物、チューリップ等のチューリップ属植物、ジャスミン等のソケイ属植物などが挙げられる。これらの飛翔害虫誘引性植物のうち、テンナンショウ属植物が好ましい。なお、テンナンショウ属植物は、アルム属植物を含めて分類される場合がある。そこで、本明細書では、テンナンショウ属植物とアルム属植物とを合わせて、テンナンショウ属植物として取り扱うものとする。誘引剤として、テンナンショウ属植物に由来する香り成分を使用すると、後述する食虫植物模倣構造と相まって、飛翔害虫捕獲器100の食虫植物模倣性がより高まったものとなる。その結果、飛翔害虫に警戒心を与えることなく、飛翔害虫を飛翔害虫捕獲器の内部により確実に誘引し、捕獲することができる。
なお、テンナンショウ属植物の植物に由来する香り成分としては、フェニルエチルアルコール、酪酸メチル、α−ピネン、オシメン等である。これらのうち、フェニルエチルアルコールは、濃度が一定未満であれば飛翔害虫に対して誘引作用を示すため、防虫製品の誘引剤として好適に使用することができるが、濃度が一定以上となった場合には飛翔害虫に対して忌避作用を示すことがある。従って、誘引剤としてフェニルエチルアルコールを使用する場合、その濃度を適切に調整することにより、防虫製品の特性をコントロールすることが可能となる。
飛翔害虫誘引性植物に由来する香り成分は、他の誘引剤と併用することも可能である。併用可能な他の誘引剤としては、例えば、バルサミコ酢、リンゴ酢、米酢、玄米酢、粕酢、大豆酢、黒酢、ワインビネガー、すだち酢、赤酢、柿酢、麦芽酢、紫イモ酢、サトウキビ酢等の酢類、砂糖、黒砂糖、ハチミツ類、液糖、ブドウ糖、ショ糖、麦芽糖、三温糖、オリゴ糖、多糖類、甜菜糖、メープルシロップ、トレハロース等の糖類、酒類、酒粕、果実、果実加工品、乳酸製品、魚介類、魚介類加工品、魚介類抽出物、食肉、食肉加工品、食肉抽出物、香料等が挙げられる。これらの誘引剤のうち、バルサミコ酢及び三温糖は、飛翔害虫に対する誘引効果が特に優れているため、飛翔害虫誘引性植物に由来する香り成分と併用した場合、顕著な誘引効果を発揮できる。
殺虫剤としては、例えば、アレスリン、プラレトリン、イミプロトリン、フタルスリン、トランスフルトリン、レスメトリン、フェノトリン、シフェノトリン、ペルメトリン、シペルメトリン、エトフェンプロックス、シフルスリン、デルタメスリン、ビフェントリン、フェンバレレート、フェンプロパスリン、エムペンスリン、シラフルオフェン、メトフルトリン、プロフルトリン、モンフルオロトリン、天然ピレトリン、除虫菊エキス等のピレスロイド系化合物、カルバリル、プロポクスル、メソミル、チオジカルブ等のカーバメート系化合物、フェニトロチオン、ダイアジノン、マラソン、ピリダフェンチオン、プロチオホス、ホキシム、クロルピリホス、ジクロルボス等の有機リン系化合物、メトキサジアゾン等のオキサジアゾール系化合物、フィプロニル等のフェニルピラゾール系化合物、アミドフルメト等のスルホンアミド系化合物、ジノテフラン、イミダクロプリド等のネオニコチノイド系化合物、メトプレン、ハイドロプレン、ピリプロキシフェン等の昆虫成長制御化合物等が挙げられ、これらを単独又は混合して使用することができる。これらの殺虫剤のうち、ネオニコチノイド系化合物であるジノテフランは、飛翔害虫に対する忌避性が小さく、誘引剤の誘引作用を阻害しないため、特に好ましい殺虫剤である。
薬剤は、上記の誘引剤及び殺虫剤に加えて、グリセリン等の脂肪族多価アルコール、ソルビトール等の糖アルコール、キサンタンガム等の増粘多糖類等の保湿成分をさらに含むものでもよい。この場合、長期に亘って薬剤の効能を持続させることができる。薬剤は、精製水で適切な濃度に調整して使用することが好ましい。
トレイ部10と蓋部20とは着脱可能に構成されているため、必要に応じて、蓋部20を取り外し、トレイ部10の内部の薬剤部30を取り替えることや、トレイ部10の内部に誘引されて死滅した飛翔害虫の死骸を取り出すことができる。トレイ部10の水平方向の断面は、台所や居間等の生活空間に設置し易いように矩形、円形等に構成されるが、不定形であっても構わない。トレイ部10の底面積は、飛翔害虫捕獲器100を目立たせることなく設置できるように、10〜100cm程度に設定される。また、トレイ部10の深さを1〜10cm程度に設定すれば、薬剤部30を確実に設置しつつ、安定性が良好となる。トレイ部10は、熱可塑性樹脂を用いた射出成型、真空成型、膨出成型、ブロー成型等によりカップ形状に形成される。
トレイ部10の外側面には、別のトレイ部10の帯状突起部13が係合する凹部14が形成されている。凹部14は、トレイ部10の積載効率を向上させるために設けられるものである。カップ形状のトレイ部10を大量に製造し、それらを高さ方向に積み重ねると、トレイ部10の内側面に設けた帯状突起部13の上端が、その上に重ねたトレイ部10の外側面に形成した凹部14と係合する。このため、複数のトレイ部10をコンパクトに積載することができるようになり、製品の保管及び搬送時の積載効率が向上する。
トレイ部10は、透明ないし半透明に構成されていることが好ましい。この場合、飛翔害虫が溜まるトレイ部10の内側を外側から確実に視認することができるので、例えば、誘引効果の確認や取り換え時期の把握が容易となり、取り扱いが容易な飛翔害虫捕獲器100とすることができる。トレイ部10を透明ないし半透明に構成するためには、例えば、トレイ部10の素材として、ポリプロピレン樹脂、PET樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂等の無色の材料を使用する。あるいは、トレイ部10の肉厚を薄く形成し、内側が透けて見えるようにしても構わない。
〔蓋部〕
図3は、トレイ部10に蓋部20を取り付けた飛翔害虫捕獲器100の側面図である。図4は、飛翔害虫捕獲器100の側断面図である。図5は、蓋部20側から見た飛翔害虫捕獲器100の平面図である。蓋部20は、熱可塑性樹脂を用いた射出成型、真空成型、膨出成型、ブロー成型等により形成され、図4に示すように、中空構造体として構成される。蓋部20は、外気を飛翔害虫捕獲器100の内部に導入し、薬剤部30に含まれる誘引成分を外部に拡散させる。また、蓋部20は、トレイ部10に収容した薬剤部30が露出することを防止する。蓋部20は、トレイ部10のフランジ部12と係合する接続部21を備えている。接続部21は、トレイ部10に接続可能なように、トレイ部10のフランジ部12を受け入れ可能な形状に構成されている。接続部21は、突起物の係合等によってフランジ部12に簡単に着脱できることが好ましいが、例えば、フランジ部12に対してねじ込み式とすることも可能である。蓋部20側の接続部21とトレイ部10側のフランジ部12とを係合させると、飛翔害虫捕獲器100の使用状態となる。
図3〜図5に示すように、蓋部20には、飛翔害虫を内部に誘引するための誘引口22が形成されている。誘引口22の数及び配置は、薬剤部30に含まれる誘引成分が飛翔害虫捕獲器100の周囲に万遍なく拡散できるように、図5に示すように、蓋部20の頂点Pを中心として点対象となる位置に複数設けることが好ましい。誘引口22の形状は、図3及び図5に示される花形のものに限定されず、丸形、角形、星形等の任意の形状に構成することができる。
蓋部20の外表面には、図3及び図5に示すように、誘引口22を取り囲むように形成された環状エッジ部23が設けられる。さらに、蓋部20の外表面には、環状エッジ部23に接続する線状エッジ部24を設けることができる。環状エッジ部23は、誘引口22の輪郭に沿って蓋部20の外表面を外方向に突出させた突起物である。線状エッジ部24は、蓋部20の外表面に設けられる環状エッジ部23と同様の突起物である。環状エッジ部23及び線状エッジ部24は、蓋部20の外表面に止まった飛翔害虫を誘引口22に誘導するように機能する。すなわち、環状エッジ部23及び線状エッジ部24に飛翔害虫が止まると、その習性により、飛翔害虫は環状エッジ部23及び線状エッジ部24に沿って移動する。これは、ウツボカズラやフクロユキノシタ等の落とし穴式の食虫植物を模倣したものである。このような食虫植物模倣構造によって、本発明の飛翔害虫捕獲器100は、あたかも食虫植物のように、蓋部20の外表面に止まった飛翔害虫を線状エッジ部24に沿わせて環状エッジ部23まで導くことができ、その結果、飛翔害虫は環状エッジ部23を超えて誘引口22から飛翔害虫捕獲器100の内部に侵入し易くなる。誘引口22に侵入した飛翔害虫は、トレイ部10に落下することにより、飛翔害虫捕獲器100に捕獲される。
環状エッジ部23及び線状エッジ部24の蓋部20の外表面からの突出高さは、0.1〜5mmが好ましく、1〜3mmがより好ましい。環状エッジ部23及び線状エッジ部24の蓋部20の外表面からの突出高さが0.1mm未満の場合、突出量が不足するため、飛翔害虫が移動中に環状エッジ部23及び線状エッジ部24から外れてしまい、誘引口22まで誘導できない虞がある。環状エッジ部23及び線状エッジ部24の蓋部20の外表面からの突出高さが5mmを超える場合、環状エッジ部23の上端部から誘引口22の内側までの距離が大きくなるため、飛翔害虫が誘引口22の周囲まで接近しても、飛翔害虫捕獲器100の内部まで移動できない虞がある。環状エッジ部23及び線状エッジ部24の幅は、0.5〜5mmが好ましく、1〜3mmがより好ましい。環状エッジ部23及び線状エッジ部24の幅が0.5mm未満の場合、幅が不足するため、飛翔害虫が環状エッジ部23及び線状エッジ部24に止まり難くなり、誘引口22まで誘導できない虞がある。環状エッジ部23及び線状エッジ部24の幅が5mmを超える場合、環状エッジ部23及び線状エッジ部24に止まった飛翔害虫がその場で留まり易くなり、誘引口22まで誘導できない虞がある。なお、環状エッジ部23及び線状エッジ部24は、角を面取りしたものや、丸めたものであってもよい。この場合、蓋部の外表面に止まった飛翔害虫は、環状エッジ部23又は線状エッジ部24による段差を越えることが容易となるため、特に、誘引口22の周囲におびき寄せた飛翔害虫については誘引口22に落下し易くなり、その捕獲効果を高めることができる。
図3及び図5では、環状エッジ部23及び線状エッジ部24を食虫植物模倣構造として例示しているが、環状エッジ部23又は線状エッジ部24のみで食虫植物模倣構造を構成することも可能である。例えば、蓋部20の頂部Pを中心として放射状に扇形の誘引口22を多数形成し、当該放射状の誘引口22を取り囲むように環状エッジ部23を形成すれば、線状エッジ部24を設けなくても、環状エッジ部23のみで誘引口22まで飛翔害虫を誘引することができる。あるいは、蓋部20の誘引口22の周囲に線状エッジ部24を直接接続するように形成すれば、環状エッジ部23を設けなくても、線状エッジ部24のみで誘引口22まで飛翔害虫を誘引することができる。
蓋部20に設けた環状エッジ部23及び線状エッジ部24は、トレイ部10に収納される薬剤部30に含まれる誘引剤との相乗効果により、優れた飛翔害虫誘引効果及び捕獲効果が期待できる。すなわち、誘引剤には飛翔害虫誘引性植物に由来する香り成分が含まれているため、環状エッジ部23及び線状エッジ部24の食虫植物模倣構造と相まって、本発明の飛翔害虫捕獲器100は、食虫植物の模倣性がより高まったものとなる。このため、飛翔害虫に警戒心を与えることなく、飛翔害虫を飛翔害虫捕獲器100の内部に確実に誘引し、捕獲することができる。
このように、本発明の飛翔害虫捕獲器100は、食虫植物を模倣したバイオミメティックス型の飛翔害虫捕獲器であり、これは、従来には無かった全く新しいタイプの画期的な防虫製品である。
〔捕獲試験1:食虫植物模倣構造による効果確認〕
本発明の食虫植物模倣構造を有する飛翔害虫捕獲器を使用し、代表的な飛翔害虫であるショウジョウバエについて捕獲試験を実施した。また、食虫植物模倣構造を有さない飛翔害虫捕獲器についても同様の試験を行い、本発明の飛翔害虫捕獲器の結果と比較した。捕獲試験1に使用した飛翔害虫捕獲器の仕様は、以下のとおりである。
<実施例1>
ポリプロピレン樹脂の射出成型により、高さ30mmの不透明橙色の蓋部、及び半透明橙色のトレイ部を作製した。蓋部には、6個の誘引口を形成し、誘引口の開口総面積は1000mmであった。さらに、蓋部には、誘引口を取り囲む環状エッジ部と、環状エッジ部に接続する線状エッジ部とを形成した。トレイ部には、フェルト(長さ50mm×幅50mm×厚さ20mm)に薬液を染み込ませた薬剤部を設置した。薬液は、誘引剤としてバルサミコ酢及び三温糖、殺虫剤としてジノテフラン、保湿剤としてグリセリン、その他成分として精製水等を含む。
<実施例2>
蓋部として、誘引口を取り囲む環状エッジ部を有するが、線状エッジ部を有しないものを使用した。その他の構成は、実施例1の飛翔害虫捕獲器と同様とした。
<実施例3>
蓋部として、誘引口に直接接続する線状エッジ部を有するが、環状エッジ部を有しないものを使用した。その他の構成は、実施例1の飛翔害虫捕獲器と同様とした。
<比較例1>
蓋部として、環状エッジ部及び線状エッジ部の何れも有しないものを使用した。その他の構成は、実施例1の飛翔害虫捕獲器と同様とした。
捕獲試験1の手順として、先ず、約25mの試験室にショウジョウバエ約300匹を放ち、試験室の中央の床面に実施例1〜3、又は比較例1の飛翔害虫捕獲器を設置した。一日経過後、飛翔害虫捕獲器の内部に捕獲されたショウジョウバエの数をカウントした。この捕獲試験を3回繰り返し、平均捕獲虫数を算出した。捕獲試験1の結果を表1に示す。
Figure 0006879735
蓋部に、環状エッジ部及び線状エッジ部、或いはその何れか一方を形成した実施例1〜3の飛翔害虫捕獲器は、平均捕獲虫数が約100匹以上となった。これに対し、蓋部に、環状エッジ部及び線状エッジ部の何れも形成しなかった比較例1の飛翔害虫捕獲器は、平均捕獲虫数が約50匹に留まった。このように、食虫植物模倣構造を有する飛翔害虫捕獲器は、食虫植物模倣構造を有さない飛翔害虫捕獲器に対して約2倍の捕獲効果が認められ、本発明の飛翔害虫捕獲器が優れた防虫製品であることが確認された。
〔捕獲試験2:飛翔害虫誘引性植物に由来する香り成分による効果確認〕
実施例1で使用した環状エッジ部及び線状エッジ部を有する飛翔害虫捕獲器において、実施例1で使用した薬液の代わりに、飛翔害虫誘引性植物に由来する香り成分、ジノテフラン、グリセリン、及びその他成分(精製水等)を含む薬液を薬剤部に染み込ませたものを使用し、捕獲試験1と同様の手順で捕獲試験2を実施した。捕獲試験2の結果を表2に示す。なお、表2中に示した各実施例の飛翔害虫誘引性植物に由来する香り成分について、フェニルエチルアルコール(実施例4)、酪酸メチル(実施例5)、α−ピネン(実施例6)、及びオシメン(実施例7)はテンナンショウ属植物に由来するものであり、サリチル酸メチル(実施例8)、及びベンズアルデヒド(実施例9)はチューリップ属植物に由来するものであり、ジャスミンラクトン(実施例10)、及びインドール(実施例11)はソケイ属植物に由来するものである。
Figure 0006879735
飛翔害虫誘引性植物に由来する香り成分を薬液に含ませた実施例4〜11の飛翔害虫捕獲器は、何れも平均捕獲虫数が約100匹以上となり、誘引剤としてバルサミコ酢及び三温糖を薬液に含ませた実施例1〜3の飛翔害虫捕獲器と同等又はそれ以上の捕獲効果が認められた。特に、テンナンショウ属植物に由来する香り成分を使用した実施例4〜7の飛翔害虫捕獲器は、平均捕獲虫数が約150匹以上となり、極めて顕著な捕獲効果が認められた。これは、テンナンショウ属植物が虫媒花の一種であることから、蓋部に形成した食虫植物模倣構造と相まって、飛翔害虫に対する誘引効果が相乗的に高まったものと考えられる。
本発明の飛翔害虫捕獲器は、飛翔害虫のうち特に、ショウジョウバエ、ノミバエ、クロバネキノコバエ、キノコバエ、チョウバエ等のコバエ類に対して好適に利用可能であるが、イエバエ、クロバエ、キンバエ、ニクバエ等のハエ類に対しても利用可能である。
10 トレイ部
11 配置部材
12 フランジ部
13 帯状突起部
14 凹部
20 蓋部
21 接続部
22 誘引口
23 環状エッジ部(食虫植物模倣構造)
24 線状エッジ部(食虫植物模倣構造)
30 薬剤部
100 飛翔害虫捕獲器

Claims (5)

  1. 飛翔害虫を誘引して捕獲する飛翔害虫捕獲器であって、
    前記飛翔害虫を内部に誘引する誘引口が形成された蓋部と、
    前記誘引口から内部に侵入した飛翔害虫を溜めるトレイ部と、
    を備え、
    前記蓋部における上方に向けて膨らんだ形状の外表面に止まった飛翔害虫を前記誘引口に誘導するための、前記誘引口を取り囲むように当該誘引口の輪郭に沿って形成された環状エッジ部が、前記蓋部の前記外表面を外方向に突出させた突起物として設けられている飛翔害虫捕獲器。
  2. 飛翔害虫を誘引して捕獲する飛翔害虫捕獲器であって、
    前記飛翔害虫を内部に誘引する誘引口が形成された蓋部と、
    前記誘引口から内部に侵入した飛翔害虫を溜めるトレイ部と、
    を備え、
    前記蓋部における上方に向けて膨らんだ形状の外表面に止まった飛翔害虫を前記誘引口に誘導するための、前記誘引口を取り囲むように形成された環状エッジ部と、前記環状エッジ部に接続する線状エッジ部とが、前記蓋部の前記外表面を外方向に突出させた突起物として設けられている飛翔害虫捕獲器。
  3. 飛翔害虫を誘引して捕獲する飛翔害虫捕獲器であって、
    前記飛翔害虫を内部に誘引する誘引口が形成された蓋部と、
    前記誘引口から内部に侵入した飛翔害虫を溜めるトレイ部と、
    を備え、
    前記蓋部における上方に向けて膨らんだ形状の外表面に止まった飛翔害虫を前記誘引口に誘導するための、前記誘引口に直接接続するように形成された線状エッジ部が、前記蓋部の前記外表面を外方向に突出させた突起物として設けられている飛翔害虫捕獲器。
  4. 飛翔害虫誘引性植物に由来する香り成分を含む薬剤部が、前記トレイ部に収納されている請求項1〜3の何れか一項に記載の飛翔害虫捕獲器。
  5. 前記飛翔害虫誘引性植物は、サトイモ亜科の植物である請求項4に記載の飛翔害虫捕獲器。
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