JP6683625B2 - 飛翔害虫捕獲器 - Google Patents

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Description

本発明は、飛翔害虫捕獲器に関する。
従来、飛翔害虫を捕獲するものとしていくつかの飛翔害虫捕獲器が提案されている(特許文献1及び2参照)。例えば、特許文献1には、図12に示すように、蓋部549、薬液保持部560、及びトレイ部565から構成される飛翔害虫捕獲装置(飛翔害虫捕獲器)550が記載されている。
トレイ部565は、薬液保持部560を受け入れるとともに、固定部材567に固定された薬液保持部560に保持された薬液に含まれる殺虫成分によって死滅した飛翔害虫の死骸を蓄える機能を有する。
蓋部549は、上方の誘引部551とベース部553とから構成される。誘引部551は、ベース部553の中空下端面555に対して傾斜して設置されるとともに、内部側に窪んだ凹状領域として形成されている。誘引部551には、当該凹状領域の中央から周辺に向けてエッジ部557と幅4mmの同心円状の開口部559とが交互に配置される。これら複数の開口部559は複数の接続部561で互いに接続され、接続部561の上には光反射部563が備えられている。
日本国特許第5138786号公報 日本国特開2009−142228号公報
ところで、飛翔害虫を効率よく捕獲するには、先ず、飛翔害虫を捕獲器にとまらせ、捕獲器にとまった飛翔害虫を捕獲器内に侵入させ、捕獲器内に侵入した飛翔害虫を逃げにくくする必要がある。コバエ等の飛翔害虫は、高い位置にとまる習性があり、容器の中央部が周囲より高いことが望ましい。
しかしながら、図12に示した飛翔害虫捕獲装置550は、蓋部549の中央部が凹状領域となるため、飛翔害虫がとまりにくい。このため、従来の飛翔害虫捕獲器は、捕獲効率を十分に高めることが困難であった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、飛翔害虫が、とまりやすく、且つ侵入しやすくし、しかも、逃げにくいことにより、捕獲効率を向上させることのできる飛翔害虫捕獲器を提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 上部開口を有する容器本体と、誘引開口部を有して前記上部開口を覆うように取付けられる蓋体とからなる捕獲容器と、少なくとも害虫誘引成分を含むとともに前記捕獲容器に収容される薬剤と、を備え、前記誘引開口部は、上下方向に伸びる複数の筒形状部が隙間なく並ぶように組み合わせて形成された組合せ構造部を有すると共に、前記組合せ構造部の上面が、前記蓋体の外周部から中央部へ向うにしたがって高くなる凸状外形を有しており、前記誘引開口部を介して前記捕獲容器内に害虫を誘引捕獲する飛翔害虫捕獲器。
上記(1)の構成の飛翔害虫捕獲器によれば、組合せ構造部の上面が、蓋体の外周部から中央部へ向うにしたがって高くなる凸状外形を有しているので、飛翔害虫が中央部にとまりやすくなる。誘引開口部は、上下方向に伸びる複数の筒形状部を組み合わせて形成された組合せ構造部を有し、侵入口とエッジの多い形状となるので、飛翔害虫が筒形状部の侵入口から捕獲容器内に侵入しやすい。誘引開口部の中央部にとまった飛翔害虫は、蓋体の外側にたどり着くまでに時間がかかる。そして、蓋体の外側にたどり着くまでには、多くの侵入口があるので、飛翔害虫は、侵入口に誘導されやすく、逃げにくい。
(2) 前記組合せ構造部の底面における中央部には、少なくとも一部の前記筒形状部が前記蓋体の外周部よりも下方へ延出されて形成された凸状部を有する上記(1)の構成の飛翔害虫捕獲器。
上記(2)の構成の飛翔害虫捕獲器によれば、誘引開口部の中央部にとまった飛翔害虫は、トンネル状となった筒形状部の侵入口を通り、蓋体の最低面に到達する。最低面に到達した飛翔害虫は、容器本体の内壁への直接の誘導路がないため、最低面を徘徊する。飛翔害虫は、最低面を徘徊する間に、近くの薬剤に飛び移ることとなる。
(3) 少なくとも一部の前記筒形状部の内面には、上下方向に伸びる線状突起部が設けられている上記(1)又は(2)の構成の飛翔害虫捕獲器。
上記(3)の構成の飛翔害虫捕獲器によれば、線状突起部が、筒形状部の侵入口に、蓋体の最低面に向かって延在している。侵入口に侵入してきた飛翔害虫は、この線状突起部を伝いながら歩いていく行動習性を有するので、飛翔害虫を薬剤へ効果的に誘引することができる。
本発明に係る飛翔害虫捕獲器によれば、飛翔害虫が、とまりやすく、且つ侵入しやすくし、しかも、逃げにくいことにより、捕獲効率を向上させることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。さらに、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細はさらに明確化されるであろう。
図1は本発明の一実施形態に係る飛翔害虫捕獲器の全体斜視図である。 図2は図1に示した飛翔害虫捕獲器の一部分を切り欠いた分解斜視図である。 図3は図2に示した蓋体を同図の下側から見た斜視図である。 図4は図1に示した飛翔害虫捕獲器の縦断面図である。 図5の(a)は図2に示した蓋体の正面図、図5の(b)は図5の(a)の平面図、図5の(c)は図5の(a)の側面図、図5の(d)は図5の(a)の底面図である。 図6の(a)は飛翔害虫がとまった誘引開口部の拡大斜視図、図6の(b)は図6の(a)の平面図である。 図7は図1に示した飛翔害虫捕獲器の作用説明図である。 図8の(a)〜(c)は飛翔害虫捕獲器の変形例を示した外観斜視図である。 図9の(a),(b)は飛翔害虫捕獲器の変形例を示した外観斜視図である。 図10の(a)は飛翔害虫がとまった比較例1に係る飛翔害虫捕獲器の斜視図、図10の(b)は図10の(a)の平面図である。 図11は比較例2の飛翔害虫捕獲器における捕獲容器の縦断面図である。 従来の捕獲器の例を示した外観斜視図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、本発明の一実施形態に係る飛翔害虫捕獲器11は、捕獲容器13と、薬剤15と、を有する。
捕獲容器13は、容器本体17と、蓋体19と、からなる。
容器本体17は、上部開口21を有する。容器本体17は、扁平な直方体形状に形成され、略平行となる一対の最大面積面が、鉛直方向に沿うようにして起立して載置される。載置された状態で、上方が上部開口21となって開放される。容器本体17は、上部開口21の内側に、蓋体19が嵌着される。
蓋体19は、誘引開口部23を有する。誘引開口部23は、上下方向に伸びる複数の筒形状部25を組み合わせて形成された組合せ構造部27を有する。組合せ構造部27は、筒形状部25の侵入口29が例えば四角形(ひし形)に形成される。この他、侵入口29は、三角形、五角形、六角形、八角形等の多角形、円形、長円形、楕円形であってもよい。それぞれの筒形状部25は、侵入口29を包囲した開口縁がエッジとなる。
誘引開口部23は、組合せ構造部27の上面が、蓋体19の外周部から中央部へ向うにしたがって高くなる凸状外形を有している。図5の(a)〜(d)に示すように、本実施形態において、蓋体19は、平面視で略矩形状となる。誘引開口部23は、蓋体19の外周枠部(外周部)31よりも内側に配置される。蓋体19の外周枠部31には、外周に沿って水平上面33が環状に形成される。すなわち、誘引開口部23は、外周枠部31の水平上面33に包囲されて配置される。蓋体19は、容器本体17の上部開口21を覆うようにして、外周枠部31が容器本体17に取付けられる。蓋体19が容器本体17に取り付けられることで組み立てられた飛翔害虫捕獲器11は、誘引開口部23を介して捕獲容器内に害虫を誘引捕獲する。
本実施形態の蓋体19は、組合せ構造部27の底面における中央部に、少なくとも一部の筒形状部25が蓋体19の外周部近傍よりも下方へ延出されて形成された凸状部35を有する。図3に示すように、凸状部35は、蓋体19の外周枠部31よりも内側(中央部)に形成される。これにより、凸状部35は、蓋体19が容器本体17に取り付けられたとき、容器本体17の内壁面に接触しないように構成されている(図7参照)。即ち、容器本体17の内壁面と凸状部35とは離間する。この離間距離は、飛翔害虫が、内壁面から凸状部35へ容易に飛び移らない距離とされることが好ましい。
また、本実施形態の蓋体19は、一部の筒形状部25の内面に、上下方向に伸びる線状突起部37が設けられている。線状突起部37は、筒形状部25の軸線に平行となって、同一の高さ寸法で連続して侵入口29から凸状部35の底面まで形成される。線状突起部37は、誘引開口部23の侵入口29に進入してきた飛翔害虫が伝い歩き易いようにする機能を有する。
侵入口29に侵入してきた飛翔害虫は、筒形状部25の内面に突出している線状突起部37を伝いながら歩いていく行動習性を有する。そこで、飛翔害虫は、害虫誘引成分を含んだ薬剤15へと誘引されていき、この薬剤15に接触することで、例えば薬剤15に含まれる殺虫成分の作用によって、若しくはこの薬剤15が液状、湿潤状(ゼリー、ゲル等)であるときには羽等が濡れることによって、行動できなくなったりして死に至る。
筒形状部25の内面に対する線状突起部37の突出高さは、飛翔害虫が乗り越え可能となる程度であることが好ましい。これにより、線状突起部37を挟む両側の内面から接近する飛翔害虫が、線状突起部37を壁面と見なさないようにすることができる。なお、ハエ、コバエ39(図7参照)等の飛翔害虫の行動習性を考慮すると、線状突起部37は高さ0.5〜5mm、幅0.5〜2mm程度とすることが好ましい。
また、容器本体17の内壁面に上下方向に沿って、複数の線状突起部38が平行に形成されてもよい。この場合、蓋体19の凸状部35から容器本体17の内壁面に飛び移った飛翔害虫が、線状突起部38を伝って薬剤15へ誘導されやすくなる。
更に、本実施形態に係る飛翔害虫捕獲器11は、飛翔害虫であるコバエ39が、とまりやすく、侵入しやすく、逃げにくい容器形状を有する。
飛翔害虫捕獲器11は、「とまりやすい形状」として、蓋体19の中央部が周囲より高くなるように山型とされた。コバエ39は、高い位置にとまる習性がある。このため、蓋体19の中央部が周囲より高いことで、蓋体19の中央部にコバエ39をとまらせ易くすることができる(図6の(a)参照)。着地後、コバエ39は、蓋体19上を歩いて徘徊するが、蓋体19の外側に近い場所にとまった場合より、蓋体19の中央にとまった方が、図6の(b)に示すように、コバエ39の周りに多くの侵入口29があるので、容器内へ侵入しやすくなる。
また、飛翔害虫捕獲器11は、色が異なる容器本体17と蓋体19による色の境界線が、容器側面でなく、上面に設置される。すなわち、蓋体19における外周枠部31の水平上面33と、上部開口21が形成された容器本体17の開口端縁との境が境界線14(図1参照)とされている。コバエ39は、色のコントラストが強い部分に対して視認性がよいと考えられている。コバエ39は、色の境界面付近にとまることが多い。そのため、侵入口29のある蓋体19により多くとまらせるため、容器色の境界線14が、上面となるように構成した。
飛翔害虫捕獲器11は、「侵入しやすい形状」として、蓋体19が侵入口29とエッジの多い形状とされ、侵入口29は斜面に設けられている。侵入口29とエッジの多い形状については、複数の筒形状を組み合わせて形成された組合せ構造部27によって実現されている。即ち、飛翔害虫捕獲器11では、侵入口29が斜面に設けられることで、侵入口29が水平面に設けられる場合よりもエッジの線状距離が長くなり、コバエ39がエッジを辿るうちに、侵入口29へ侵入しやすくなる。
飛翔害虫捕獲器11は、「逃げにくい形状」として、蓋体19における組合せ構造部27の底面における中央部に設けた凸状部35が薬剤15により近い位置まで延長され、容器本体17の内壁に接触しない形状とされている。これにより、蓋体19の中央部にとまったコバエ39は、トンネル状の筒形状部25を通り、蓋体19の最低面に到着するが、容器本体17の内壁への直接の誘導路がない。このため、コバエ39は、この最低面を徘徊し、最低面を徘徊する間に、近くの薬剤15に飛び移る。また、凸状部35における最低面を徘徊するコバエ39は、薬剤15により近い位置を徘徊することになるので、薬剤15に含まれた揮散性の殺虫成分や害虫誘引成分の作用を受けやすくすることができる。その結果、コバエ39は、飛翔害虫捕獲器11から逃げにくくなる。
薬剤15は、少なくとも害虫誘引成分を含んで捕獲容器13に収容され、液体状、粒状、ゲル状、ゼリー状、固形状等適宜様々な形状のものを使用することができる。
薬剤15の保持担体としては例えば寒天、カラギーナン、ジェランガム等にて調製されたゲル固体を粉砕したもの(クラッシュゲル等)、そしてスポンジ、海綿体、パルプ、ポリマー等の吸液性を有するもの等が例示される。
ここで、吸液性ポリマーとしては、吸水性、吸油性のいずれでもよく、例えば澱粉−アクリロニトリルグラフト重合体の加水分解物、澱粉−アクリル酸ソーダグラフト重合体の架橋物、ポリアクリル酸共重合体、ポリアクリル酸ソーダの架橋物、イソブチレン−マレイン酸共重合体の架橋物及びその塩、ポリビニルアルコールアクリル酸ソーダグラフト重合体の架橋物、ポリ酢酸ビニル−エチレン系不飽和カルボン酸共重合体の架橋物の塩、長鎖アルキルアクリレート架橋重合体、ポリソルボルネン、アルキルスチレン−ジビニルベンゼン共重合体、メタクリレート系架橋重合体、アクリル酸重合体部分ナトリウム塩架橋物、ポリアクリル酸共重合体、変性アルキレンオキサイド等が挙げられる。
そして、害虫誘引成分としては、例えば、紹興酒、ビール、ワイン、アセトイン、黒酢、赤酢、食酢、各種果実エキス、野菜や果実の発酵物、味噌、酵母、蜂蜜、液糖、黒糖、砂糖、各種の植物性又は動物性の食餌等が挙げられる。
さらに飛翔性害虫の防除効果を高めるために、例えば、除虫菊エキス、天然ピレトリン、プラレトリン、イミプロトリン、フタルスリン、アレスリン、トランスフルトリン、レスメトリン、フェノトリン、シフェノトリン、ペルメトリン、サイパーメスリン、エトフェンプロックス、シフルスリン、デルタメスリン、ビフェントリン、フェンバレレート、フェンプロパスリン、エムペンスリン、シラフルオフェン、メトフルトリン、プロフルトリン等のピレスロイド系化合物、フェニトロチオン、ダイアジノン、マラソン、ピリダフェンチオン、プロチオホス、ホキシム、クロルピリホス、ジクロルボス等の有機リン系化合物、カルバリル、プロポクスル、メソミル、チオジカルブ等のカーバメート系化合物、メトキサジアゾン等のオキサジアゾール系化合物、フィプロニル等のフェニルピラゾール系化合物、アミドフルメト等のスルホンアミド系化合物、ジノテフラン、イミダクロプリド等のネオニコチノイド系化合物、メトプレン、ハイドロプレン、ピリプロキシフェン等の昆虫成長制御化合物等、及びオレンジ油、ハッカ油、ベンジルアルコール等の殺虫性精油等を殺虫成分として用いることもできる。
殺虫成分の含有量は保持担体中において0.01〜0.5質量%であることが好ましい。
この他に飛翔性害虫の行動を阻害し(羽を濡らして動けなくする)、捕獲して死に至らしめるために、例えばポリブデン、天然ゴム、グアーガム、キサンタン、澱粉、糖類等の粘着成分を併用して薬剤15の表面に高い粘着性を付与するようにしてもよい。これにより、さらに捕獲性を高めることができる。
さらに、前述した成分に加え、誘引性に支障をきたさない限りにおいてその他の成分を適宜添加することができる。
その他の成分としては、例えば誤食防止剤、防腐剤、pH調整剤、安定化剤、色素、香料等の各種補助成分が挙げられる。例えば、安息香酸デナトニウム(商品名 ビトレックス)、トウガラシエキス等の誤食防止剤、塩化セチルピリジニウム等の四級アンモニウム塩、ソルビン酸カリウム、パラベン等の防腐剤、クエン酸、リン酸これらの塩等のpH調整剤、BHT、BHA等の安定化剤、赤色、青色、黄色、緑色、黒色、茶色等を示す各種色素、メロン、バニラ、ストロベリー、マンゴー、リンゴ、ナシ、バナナ、ドリアン等の香調の香料、等が挙げられる。
また、本発明の対象となる飛翔害虫としては、キイロショウジョウバエ、カスリショウジョウバエ、クロショウジョウバエ、オオショウジョウバエ、ノミバエ、オナジショウジョウバエ等のコバエ類、キンバエ、クロバエ、イエバエ等のハエ類が挙げられる。
さらに、前記の飛翔害虫に限らず、本発明は、例えば蚊、蜂等の飛翔害虫にも適用することができる。
次に、上記した本実施形態に係る飛翔害虫捕獲器11の構成の作用を説明する。
本実施形態に係る飛翔害虫捕獲器11では、組合せ構造部27の上面が、蓋体19の外周部から中央部へ向うにしたがって高くなる凸状外形を有しているので、図6の(a),(b)に示すように、コバエ39が中央部にとまりやすくなる。誘引開口部23は、上下方向に伸びる複数の筒形状部25を組み合わせて形成された組合せ構造部27を有し、侵入口29とエッジの多い形状となるので、コバエ39が筒形状部25の侵入口29から捕獲容器内に侵入しやすい。誘引開口部23の中央部にとまったコバエ39は、蓋体19の外側にたどり着くまでの距離が長く、蓋体19の外側にたどり着くまでには、多くの侵入口29を通過しなければならないので、コバエ39は、侵入口29に誘導されやすく、捕獲効率が向上する。
これに対し、図10の(a)に示す比較例1の飛翔害虫捕獲器111のように、複数の筒形状部125を組み合わせて形成された組合せ構造127の上面が、蓋体119の外周部の一部から垂直に立ち上がる壁部141を有する凸状外形(蒲鉾形)を有する場合、図10の(b)に示すように、コバエ39は蓋体119の端である壁部141の頂部にとまりやすい。そして、壁部141の頂部にとまったコバエ39は、侵入口129とは反対方向に徘徊する可能性があるため、侵入口129に誘導されることなく、壁部141の外面を伝って飛翔害虫捕獲器111から逃げることがある。
また、本実施形態に係る飛翔害虫捕獲器11では、誘引開口部23の中央部にとまったコバエ39は、トンネル状となった筒形状部25の侵入口29を通り、蓋体19の最低面に到達する。最低面に到達したコバエ39は、容器本体17の内壁への直接の誘導路がないため、凸状部35における最低面を徘徊する。凸状部35における最低面を徘徊するコバエ39は、薬剤15により近い位置を徘徊することになるので、薬剤15に含まれた揮散性の殺虫成分や誘引成分の作用を受けやすくすることができる。その結果、コバエ39は、飛翔害虫捕獲器11から逃げにくくなる。そして、コバエ39は、徘徊する間に凸状部35における最低面の端にたどり着き、近くの薬剤15に飛び移ることとなる。
これに対し、図11に示す比較例2の飛翔害虫捕獲器における捕獲容器213のように、蓋体219における組合せ構造部27Aの底面に凸状部35がない場合、組合せ構造部27Aの平坦な底面に到達したコバエ39は、凸状部35の最低面よりも広い組合せ構造部27Aの底面を徘徊する時間が長くなり(組合せ構造部27Aにおける底面の端にたどり着くのが遅くなり)、薬剤15に飛び移るまでに時間がかかる。
また、本実施形態に係る飛翔害虫捕獲器11では、線状突起部37が、筒形状部25の侵入口29に、蓋体19の最低面に向かって延在している。侵入口29に侵入してきたコバエ39は、この線状突起部37を伝いながら歩いていく行動習性を有するので、コバエ39を薬剤15へ効果的に誘引することができる。
次に、上記した飛翔害虫捕獲器11の変形例を説明する。
図8及び図9は飛翔害虫捕獲器11の変形例を示した外観斜視図である。
上記構成の飛翔害虫捕獲器11は、平面視略矩形状の蓋体19に、外周部から中央部へ向うにしたがって高くなる凸状外形を有した誘引開口部23を説明したが、中央部が外周部よりも高い誘引開口部としては、この他、以下のものが考えられる。
すなわち、平面視円形の蓋体19Aは、図8の(a)に示すように、複数の筒形状部25Aを組み合わせて形成された組合せ構造部27Aの上面が半球形状に形成された誘引開口部43を有するものであってもよい。
また、平面視多角形の蓋体19Bは、図8の(b)に示すように、複数の筒形状部25Bを組み合わせて形成された組合せ構造部27Bの上面が角錐形状に形成された誘引開口部45を有するものであってもよい。
また、平面視円形の蓋体19Cは、図8の(c)に示すように、複数の筒形状部25Cを組み合わせて形成された組合せ構造部27Cの上面が階段状に形成された誘引開口部47を有するものであってもよい。
また、平面視長円形の蓋体19Dは、図9の(a)に示すように、複数の筒形状部25Dを組み合わせて形成された組合せ構造部27Dの上面が二山形状に形成された誘引開口部49を有するものであってもよい。
また、平面視矩形の蓋体19Eは、図9の(b)に示すように、複数の筒形状部25Eを組み合わせて形成された組合せ構造部27Eの上面が二段形状に形成された誘引開口部51を有するものであってもよい。
したがって、本実施形態に係る飛翔害虫捕獲器11によれば、コバエ39が、とまりやすく、且つ侵入しやすくし、しかも、逃げにくいことにより、捕獲効率を向上させることができる。
ここで、上述した本発明に係る飛翔害虫捕獲器の実施形態の特徴をそれぞれ以下に簡潔に纏めて列記する。
[1] 上部開口(21)を有する容器本体(17)と、誘引開口部(23)を有して前記上部開口(21)を覆うように取付けられる蓋体(19)とからなる捕獲容器(13)と、少なくとも害虫誘引成分を含むとともに前記捕獲容器(13)に収容される薬剤(15)と、を備え、前記誘引開口部(23)は、上下方向に伸びる複数の筒形状部(25)を組み合わせて形成された組合せ構造部(27)を有すると共に、前記組合せ構造部(27)の上面が、前記蓋体(19)の外周部(外周枠部31)から中央部へ向うにしたがって高くなる凸状外形を有しており、前記誘引開口部(23)を介して前記捕獲容器(13)内に害虫(コバエ39)を誘引捕獲する飛翔害虫捕獲器(11)。
[2] 前記組合せ構造部(27)の底面における中央部には、少なくとも一部の前記筒形状部(25)が前記蓋体(19)の外周部(外周枠部31)近傍よりも下方へ延出されて形成された凸状部(35)を有する上記[1]の構成の飛翔害虫捕獲器(11)。
[3] 少なくとも一部の前記筒形状部(25)の内面には、上下方向に伸びる線状突起部(37)が設けられている上記[1]又は[2]の構成の飛翔害虫捕獲器(11)。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
次に、本発明に係る飛翔害虫捕獲器11の有効性を試験するために行った実施例について説明する。
[試験方法1]
1.8m×1.8m×1.8mの試験空間に、検体である飛翔害虫捕獲器を1個ずつ2種設置した。
飛翔害虫としてキイロショウジョウバエを試験空間に約250頭を放った。
キイロショウジョウバエを放った後の10分間の各検体への飛来頭数と、3時間後の各検体内での捕獲頭数とを数えた。同様の試験を2回行い、平均値を算出した結果を下記表2及び表3に示す。
なお、各検体は、縦6cm×横2cm×高さ6cmのプラスチック製の容器本体17に、薬剤15を30g充填し、異なる形状の蓋体19,119をそれぞれ被せたものとした。ゲル粒である薬剤15の充填の深さは3.5cmであった。
それぞれの蓋体19,119は、容器本体17の上部からの高さが最も高い部分で2cmとし、筒形状部25の侵入口29が空いており、そこからキイロショウジョウバエが容器内に侵入できる構造とした。
[検体]
実施例1の検体は、図1に示すように、外周部から中央部へ向うにしたがって高くなる凸状外形を有する蓋体19とした。
比較例1の検体は、図10の(a)に示すように、蒲鉾形の蓋体119とした。
[薬剤]
薬剤15の処方は、下記表1に示すとおりとした。
Figure 0006683625
[効力試験結果]
Figure 0006683625
Figure 0006683625
上記表2、表3から明らかなように、蓋体19の中央部が最も高くなっている外形形状の実施例1の検体と図10の(a)に示す蒲鉾形の蓋体119の比較例1の検体とを比較すると、飛来頭数は実施例1の形状とすることで向上した。さらに、実施例1の捕獲頭数は比較例1の約2倍となり、飛来頭数の向上割合以上に捕獲効率が向上した。これにより、実施例1の形状は飛翔害虫がとまりやすく、且つ侵入しやすくし、しかも、逃げにくいことにより、捕獲効率を向上することが示された。
[試験方法2]
1.8m×1.8m×1.8mの試験空間に、検体である飛翔害虫捕獲器を1個ずつ2種設置した。
飛翔害虫としてキイロショウジョウバエを試験空間に約200頭を放った。
各検体へ飛来したキイロショウジョウバエが容器内に侵入し、蓋体の底面に到達してから薬剤に飛び移るまでの時間を測定した。各検体に侵入した3頭のキイロショウジョウバエが蓋体の底面に到達してから薬剤に飛び移るまでの時間を計測し、平均値を算出した結果を下記表4に示す。
なお、各検体は、縦6cm×横2cm×高さ6cmのプラスチック製の容器本体17に、薬剤15を15g充填し、異なる形状の蓋体19,219をそれぞれ被せたものとした。
それぞれの蓋体19,219は、容器本体17の上部からの高さが最も高い部分で2cmとし、筒形状部25の侵入口29が空いており、そこからキイロショウジョウバエが容器内に侵入できる構造とした。
[検体]
実施例2の検体は、図4に示すように、組合せ構造部27の底面における中央部に凸状部35を有する蓋体19とした。
比較例2の検体は、図11に示すように、組合せ構造部27Aの底面に凸状部35がない蓋体219とした。
[薬剤]
薬剤15の処方は、上記表1に示すとおりとした。
[効力試験結果]
Figure 0006683625
上記表4から明らかなように、組合せ構造部27の底面に凸状部35を有する実施例2の検体と組合せ構造部27Aの底面に凸状部35を有しない比較例2の検体とを比較すると、蓋体の底面に到達してから薬剤15に飛び移るまでの時間は、実施例2の形状とすることで約1/10と短くなった。これにより、実施例2の形状は飛翔害虫が薬剤15に飛び移りやすく、薬剤15へ効果的に誘引できることが示された。
なお、本出願は、2014年12月5日出願の日本特許出願(特願2014−247294)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
本発明の飛翔害虫捕獲器によれば、飛翔害虫が、とまりやすく、且つ侵入しやすくし、しかも、逃げにくいことにより、捕獲効率を向上させることができる。
11…飛翔害虫捕獲器
13…捕獲容器
15…薬剤
17…容器本体
19…蓋体
21…上部開口
23…誘引開口部
25…筒形状部
27…組合せ構造部
31…外周枠部(外周部)
35…凸状部
37…線状突起部
39…コバエ(害虫)

Claims (3)

  1. 上部開口を有する容器本体と、誘引開口部を有して前記上部開口を覆うように取付けられる蓋体とからなる捕獲容器と、
    少なくとも害虫誘引成分を含むとともに前記捕獲容器に収容される薬剤と、を備え、
    前記誘引開口部は、上下方向に伸びる複数の筒形状部が隙間なく並ぶように組み合わせて形成された組合せ構造部を有すると共に、前記組合せ構造部の上面が、前記蓋体の外周部から中央部へ向うにしたがって高くなる凸状外形を有しており、
    前記誘引開口部を介して前記捕獲容器内に害虫を誘引捕獲する飛翔害虫捕獲器。
  2. 前記組合せ構造部の底面における中央部には、少なくとも一部の前記筒形状部が前記蓋体の外周部よりも下方へ延出されて形成された凸状部を有する請求項1に記載の飛翔害虫捕獲器。
  3. 少なくとも一部の前記筒形状部の内面には、上下方向に伸びる線状突起部が設けられている請求項1又は2に記載の飛翔害虫捕獲器。
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