JP2022120826A - 飛翔害虫捕獲器 - Google Patents

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Abstract

【課題】飛翔害虫の捕獲性能に優れた飛翔害虫捕獲器を提供すること。【解決手段】飛翔害虫捕獲器1は、薬剤を収容可能な容器10と、容器10に組み付けられる蓋体20と、を備える。蓋体20は、容器10との間に捕獲室2を画成するとともに、捕獲室2の内外を連通するように筒状に延びる形状を有し且つ飛翔害虫が通過可能な筒状侵入口25を有する。筒状侵入口25は、捕獲室2の室内に向けて開口する室内開口部27の開口中心P2と、捕獲室2の室外に向けて開口する室外開口部26の開口中心P1と、が飛翔害虫捕獲器1の設置姿勢における上下方向に直交する横方向において異なる位置にある偏心筒構造、を有する。筒状侵入口25は、室外開口部26の開口面積よりも室内開口部27の開口面積が小さい先細り形状を有することが好適である。【選択図】図1

Description

本発明は、飛翔害虫捕獲器に関する。
従来から、コバエ等の飛翔害虫を捕獲する種々の捕獲器が提案されている。例えば、従来の飛翔害虫用の捕獲器は、飛翔害虫を誘引する成分を含む薬液等を収容する容器と、その容器の開口部に取り付けられるとともに飛翔害虫が容器内に侵入可能な貫通孔を有するカバーと、を有している(例えば、特許文献1~2を参照)。
特開2002-171889号公報 特開2018-102262号公報
一般に、この種の捕獲器は、容器内に収容された薬液等から発せられる誘引成分をカバーに設けられた貫通孔から外部に放出させることで、飛翔害虫をその貫通孔を通じて捕獲器内に侵入させて、飛翔害虫を捕獲するようになっている。なお、捕獲された飛翔害虫は、例えば、容器内の薬液等に含まれる殺虫成分によって殺虫される。飛翔害虫を更に効率良く捕獲するべく、捕獲器の捕獲性能を更に向上させることが望ましい。
本発明の目的は、飛翔害虫の捕獲性能に優れた飛翔害虫捕獲器の提供である。
前述した目的を達成するために、本発明に係る飛翔害虫捕獲器は、下記[1]~[5]を特徴としている。
[1]
薬剤を収容可能な容器と、前記容器に組み付けられる蓋体と、を備える飛翔害虫捕獲器であって、
前記蓋体は、
前記容器との間に捕獲室を画成するとともに、前記捕獲室の内外を連通するように筒状に延びる形状を有し且つ飛翔害虫が通過可能な筒状侵入口を有し、
前記筒状侵入口は、
前記捕獲室の室内に向けて開口する室内開口部の開口中心と、前記捕獲室の室外に向けて開口する室外開口部の開口中心と、が当該飛翔害虫捕獲器の設置姿勢における上下方向に直交する横方向において異なる位置にある偏心筒構造、を有する、
飛翔害虫捕獲器であること。
[2]
上記[1]に記載の飛翔害虫捕獲器において、
前記筒状侵入口は、
前記室外開口部の開口面積よりも前記室内開口部の開口面積が小さい先細り形状を有する、
飛翔害虫捕獲器であること。
[3]
上記[1]又は上記[2]に記載の飛翔害虫捕獲器において、
前記筒状侵入口は、
前記室外開口部の開口面の少なくとも一部が前記上下方向に交差する斜め方向に沿って広がる形状を有する、
飛翔害虫捕獲器であること。
[4]
上記[1]~上記[3]の何れか一つに記載の飛翔害虫捕獲器において、
前記蓋体は、
前記筒状侵入口とは異なる位置に、前記蓋体を貫通する貫通孔を、更に有する、
飛翔害虫捕獲器であること。
[5]
上記[4]に記載の飛翔害虫捕獲器において、
複数の前記筒状侵入口と、複数の前記貫通孔と、が交互に並ぶように前記蓋体に配置される、
飛翔害虫捕獲器であること。
上記[1]の構成の飛翔害虫捕獲器によれば、捕獲室の内外を連通するように筒状に延びる形状を有し且つ飛翔害虫が通過可能な筒状侵入口が、蓋体に設けられる。この筒状侵入口は、偏心筒構造を有しており、捕獲室の室内側の開口部(室内開口部)の開口中心と、捕獲室の室外の開口部(室外開口部)の開口中心と、が飛翔害虫捕獲器の設置姿勢における上下方向に直交する横方向において異なる位置にあるようになっている。なお、上記「開口中心」は、開口面の幾何学的重心の位置を表す。偏心筒構造を有する筒状侵入口では、筒内面における外光の反射方向に偏りが生じること等に起因し、筒状侵入口を室外から見たとき、明暗差の大きな陰影が筒内面に生じやすい。ここで、コバエ等の飛翔害虫は、明暗差のある箇所等のような視覚コントラストの境界に強い定位傾向を有することが知られている。このような現象は、エッジ効果とも呼ばれる。本構成の筒状侵入口は、明暗差の大きな陰影によってエッジ効果を強く発揮することで、従来の捕獲器に設けられているような単なる貫通孔に比べ、飛翔害虫をより強く惹き付けることができる。したがって、本構成の飛翔害虫捕獲器は、飛翔害虫の捕獲性能に優れている。
上記[2]の構成の飛翔害虫捕獲器によれば、筒状侵入口が、室外開口部の開口面積よりも室内開口部の開口面積が小さい先細り形状(例えば、いわゆるテーパ形状)を有する。これにより、室内開口部の開口面積が小さいことで捕獲後の飛翔害虫が捕獲室から逃げ出すことを抑制でき、且つ、室外開口部の開口面積が大きいことで飛翔害虫の誘引効果を高めることもできる。よって、本構成の飛翔害虫捕獲器は、捕獲室からの離脱抑制と捕獲室への誘引効果向上との双方の観点において、飛翔害虫の捕獲性能を更に向上できる。
上記[3]の構成の飛翔害虫捕獲器によれば、筒状侵入口は、室外開口部の開口面の少なくとも一部が斜め方向に沿って広がる形状を有する。これにより、飛翔害虫捕獲器を上方から見た場合だけでなく側方から見た場合にも筒状侵入口が視認されやすくなり、多方向から飛翔害虫を筒状侵入口に誘引できる。よって、本構成の飛翔害虫捕獲器は、飛翔害虫の捕獲性能を更に向上できる。
上記[4]の構成の飛翔害虫捕獲器によれば、筒状侵入口とは別に、蓋体を貫通する貫通孔が蓋体に設けられる。これにより、例えば、捕獲室に誘引成分を発する薬剤等を収容した場合、貫通孔を通じて捕獲室の外部に誘引成分を放出させやすくなる。よって、本構成の飛翔害虫捕獲器は、貫通孔を通じて捕獲室から効率良く誘引成分等を放出させながら、筒状侵入口を通じて飛翔害虫を捕獲室に効率よく捕獲できる。
上記[5]の構成の飛翔害虫捕獲器によれば、複数の前記筒状侵入口と、複数の前記貫通孔と、が交互に並ぶように蓋体に配置される。これにより、上述した誘引成分等の放出と、誘引された飛翔害虫の捕獲と、をバランス良く両立できる。
本発明によれば、飛翔害虫の捕獲性能に優れた飛翔害虫捕獲器を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る飛翔害虫捕獲器を示す斜視図である。 図2は、図1に示す飛翔害虫捕獲器の上面図である。 図3は、図2のA-A断面図である。 図4は、図2のB-B断面図である。 図5は、本発明の比較例に係る飛翔害虫捕獲器の図4に対応する断面図である。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る飛翔害虫捕獲器1(以下、単に「捕獲器1」と称呼する。)について説明する。捕獲器1は、各種の飛翔害虫を捕獲するための装置である。捕獲器1が捕獲対象とする飛翔害虫として、例えば、キイロショウジョウバエ、カスリショウジョウバエ、クロショウジョウバエ、オオショウジョウバエ、オナジショウジョウバエなどのショウジョウバエ類、ノミバエ、キノコバエ、キンバエ、クロバエ、蚊、及び、ハチ等が挙げられる。図1、図3及び図4に示すように、捕獲器1は、薬剤を収容可能な容器10と、容器10に組み付けられる蓋体20と、を備える。容器10に蓋体20が組み付けられることで、飛翔害虫が捕獲される捕獲室2が画成される(図3及び図4参照)。
以下、説明の便宜上、捕獲器1の設置姿勢における上下方向(図1、図3及び図4において上下方向)を「上下方向」と呼び、上下方向に直交する方向を「横方向」と呼ぶ。捕獲器1が水平面に設置される場合、上下方向は「鉛直方向」と一致し、横方向は「水平方向」と一致する。以下、捕獲器1を構成する各部材について順に説明する。
まず、容器10について説明する。容器10は、樹脂成形品である。容器10は、本例では、図1、図3及び図4に示すように、上下方向に延びる略円筒状の側壁部11と、側壁部11の下側開口を塞ぐ円板状の底壁部12と、を一体に有し、上方に開口している。本例では、側壁部11は、完全な円筒形状に対して下側に向けて僅かに窄まる先細り形状を有している。
図4に示すように、側壁部11の円環状の上端縁部における互いに対向する2箇所の外面(径方向外側面)にはそれぞれ、係合凹部13が形成されている。係合凹部13に、蓋体20の後述する係合凸部29(図4参照)が嵌め込まれることで、容器10に蓋体20が固定されるようになっている。容器10の内部には、薬剤(図示省略)が、容器10の上側開口を介して投入され収容される。
次いで、蓋体20について説明する。蓋体20は、樹脂成型品である。蓋体20は、本例では、図1~図4に示すように、上面(外面)が上方に突出し且つ下面(内面)が上方に窪み且つ上方からみて円形の略ドーム状のドーム形状部20aを有する。以下、説明の便宜上、上方からみたときの蓋体20(ドーム形状部20a)の円形における径方向及び周方向をそれぞれ、単に「径方向」及び「周方向」と呼ぶ。「径方向」及び「周方向」の各々は、上下方向に直交する横方向でもある。
蓋体20のドーム形状部20aは、蓋体20の上下方向に延びる軸線に対して回転対称な形状を有している。具体的には、図1、図3及び図4に示すように、蓋体20のドーム形状部20aは、径方向の中央部にて上方に突出する略円筒状の突出部21と、突出部21の円環状の根元部(下端部)に連続して径方向外側に広がる円環状の第1環状部22と、第1環状部22の円環状の径方向外側縁部に連続して径方向外側に広がる円環状の第2環状部23と、第2環状部23の円環状の径方向外側縁部に連続して径方向外側に広がる円環状の第3環状部24と、からなる。
突出部21は、図3及び図4に示すように、蓋体20の軸線と同軸的に配置され、完全な円筒形状に対して上側に向けて僅かに窄まり且つ上端部が塞がれた先細り形状を有している。突出部21は、コバエ等の飛翔害虫に対するいわゆる止まり木としての効果を発揮する。
図3及び図4に示すように、第1環状部22は、周方向の全域に亘って、上面(外面)が下方に窪み且つ下面(内面)が下方に突出するように湾曲した曲板状の形状を有しており、径方向外側に進むにつれて下側に移動するように、上下方向に交差する斜め方向に広がっている。第1環状部22の径方向外側縁部は、径方向外側(横方向)を向いている。第2環状部23は、平板状の形状を有し、全域に亘って横方向(上下方向に直交する方向)に広がっている。第3環状部24は、周方向の全域に亘って、上面(外面)が上方に突出し且つ下面(内面)が上方に窪むように湾曲した曲板状の形状を有しており、径方向外側に進むにつれて下側に移動するように、上下方向に交差する斜め方向に広がっている。第3環状部24の径方向外側縁部は、下側を向いている。第3環状部24の径方向外側縁部は、ドーム形状部20aの径方向外側縁部を兼ねている。
蓋体20のドーム形状部20aには、図1及び図2に示すように、複数(本例では、6つ)の同形の筒状侵入口25と、複数(本例では、6つ)の同形の貫通孔28とが、周方向に等間隔に(本例では、角度30度ごとの間隔で)、且つ、周方向に交互に並ぶように、設けられている。以下、筒状侵入口25及び貫通孔28について順に説明する。
まず、筒状侵入口25について説明する。筒状侵入口25は、図3に示すように、ドーム形状部20aの下面(内面)から下側(捕獲室2の内側)に向けて突出し且つドーム形状部20aの板厚方向(捕獲室2の内外)を連通する筒形状を有している。筒状侵入口25は、捕獲室2の室外に位置する飛翔害虫を捕獲室2の室内に誘導する機能を主として果たす。
筒状侵入口25における捕獲室2の室外に向けて開口する室外開口部26(即ち、ドーム形状部20aに形成された開口。図3参照)は、図2に示すように、上方からみて、径方向に延びる長穴状の形状を有している。本例では、室外開口部26を上方からみたとき、径方向外側端部の周方向寸法が径方向内側端部の周方向寸法より大きく、且つ、周方向寸法が径方向の略中央部にて最大となっている。
室外開口部26は、図3に示すように、径方向において、第2環状部23の径方向内側縁部(即ち、第1環状部22と第2環状部23との境界部)から、第3環状部24の径方向外側端部に近い径方向の途中位置まで延びている。よって、室外開口部26は、径方向の内側領域(第2環状部23に対応する領域)では、上下方向に直交する横方向に広がり、前記内側領域より径方向外側の外側領域(第3環状部24に対応する領域)では、径方向外側に進むにつれて下側に移動するように上下方向に交差する斜め方向に広がっている。
筒状侵入口25における捕獲室2の室内に向けて開口する室内開口部27(即ち、筒状侵入口25の突出端(下端)の開口、図3参照)は、図2に示すように、本例では、上方からみて、円形となっている。室内開口部27の開口面積は、室外開口部26の開口面積より小さい。よって、筒状侵入口25は、下側(捕獲室2の室内)に向けて窄まる先細り形状を有している。室内開口部27の開口面積は、飛翔害虫が通過可能な大きさとなっている。
筒状の筒状侵入口25の側面(筒内面)は、室外開口部26及び室内開口部27の筒状侵入口25の同じ周方向位置の縁同士を直線状に繋ぐ線分を、筒状侵入口25の周方向全域に亘って連続させて得られる筒形状、を有している。更に、筒状侵入口25の側面(筒内面)は、室外開口部26の開口中心P1と室内開口部27の開口中心P2とを結ぶ筒軸に対するその側面(筒内面)の形状が非対称である筒形状、を有している。なお、本発明では、「開口中心」とは、開口面の幾何学的重心の位置を表す。
図2に示すように、上方からみたとき、室外開口部26の開口中心P1(図2参照)と、室内開口部27の開口中心P2(図2参照)とは、径方向(横方向)において異なる位置にある。具体的には、本例では、図2に示すように、室内開口部27の開口中心P2が、室外開口部26の開口中心P1より径方向内側に位置している。このため、図3に示すように、筒状侵入口25は、偏心筒構造を有しており、筒状侵入口25の側面(筒内面)における最も径方向外側に位置する箇所の上下方向に対する傾斜角度が、筒状侵入口25の側面(筒内面)における最も径方向内側に位置する箇所の上下方向に対する傾斜角度より大きい。以上、筒状侵入口25について説明した。
筒状侵入口25は、後述する筒内面に生じる陰影によるエッジ効果を強く発揮させる観点から、例えば、蓋体20(特に、ドーム形状部20a)を構成する薄板材の板厚の3倍以上の筒長さを有することが好ましく、10倍以上の筒長さを有することが更に好ましい。即ち、蓋体20を構成する薄板材の板厚に対する筒状侵入口25の筒長さの比(=筒長さ/板厚)が3以上であることが好ましく、その比が10以上であることが更に好ましい。なお、「筒長さ」とは、室外開口部26の開口中心P1と室内開口部27の開口中心P2とを結ぶ線分の長さを表す。
更に、筒状侵入口25は、上記同様の観点から、例えば、室外開口部26の開口面積に対する筒長さの比(=筒長さ/室外開口部26の開口面積)が0.1以上3.0以下である形状を有することが好ましく、その比が0.3以上2.0以下である形状を有することが更に好ましい。
更に、筒状侵入口25は、上記同様の観点から、例えば、室内開口部27の開口面積に対する室外開口部26の開口面積の比(=室外開口部26の開口面積/室内開口部27の開口面積)が1.2以上30以下である形状を有することが好ましく、その比が5以上20以下である形状を有することが更に好ましい。
次いで、貫通孔28について説明する。貫通孔28は、ドーム形状部20aの板厚方向(捕獲室2の内外)を連通している。貫通孔28は、容器10(即ち、捕獲室2)に収容されている薬剤に含まれる飛翔害虫の誘引成分を捕獲室2の室外に放出する機能を主として果たす。
貫通孔28は、図2に示すように、上方からみて、径方向に延びる長穴状の形状を有している。本例では、貫通孔28を上方からみたとき、径方向外側端部の周方向寸法が径方向内側端部の周方向寸法より大きく、且つ、周方向寸法が径方向外側に進むにつれて徐々に大きくなっている。貫通孔28の開口面積は、室内開口部27の開口面積より大きい。
貫通孔28は、図4に示すように、径方向において、第1環状部22の径方向内側縁部(即ち、突出部21と第1環状部22との境界部)から、第3環状部24の径方向の略中央位置まで延びている。よって、貫通孔28の径方向内側端は、筒状侵入口25の室外開口部26の径方向内側端より径方向内側に位置し、貫通孔28の径方向外側端も、筒状侵入口25の室外開口部26の径方向外側端より径方向内側に位置している(図2参照)。以上、貫通孔28について説明した。
図4に示すように、蓋体20のドーム形状部20aの円環状の径方向外側縁部における互いに対向する2箇所の内面(径方向内側面)にはそれぞれ、容器10の係合凹部13に対応して、係合凸部29が形成されている。係合凸部29が設けられることに起因して、ドーム形状部20aにおける各係合凸部29の上方には、上下方向に貫通する型抜き用の開口31が形成されている。本例では、一対の係合凸部29及び一対の開口31は、図2に示すように、上方からみて互いに径方向に一列に並んで配置された一対の貫通孔28に対応する周方向位置に設けられている。以上、捕獲器1を構成する各部材について説明した。
容器10に収容される薬剤として、例えば、飛翔害虫を誘引する誘引成分を含有した溶液を吸液性ポリマーに含浸させた粒状の薬剤が用いられる。なお、誘引成分を含有した溶液を含浸させる含浸体は、吸水性ポリマーに限られず、不織布、及び、紙等であってもよい。更に、薬剤の形態は、粒状に限られず、液体状、ゲル状、ゼリー状、及び、固形状等の様々な形態であってもよい。
誘引成分として、例えば、紹興酒、ビール、ワイン、アセトイン、黒酢、赤酢、食酢、各種果実エキス、野菜や果実の発酵物、味噌、酵母、蜂蜜、液糖、黒糖、砂糖、各種の植物性の食餌、及び、各種の動物性の食餌等が用いられ得る。
更に、飛翔害虫を殺虫する殺虫成分を薬剤に含有してもよい。殺虫成分として、例えば、除虫菊エキス、天然ピレトリン、プラレトリン、イミプロトリン、フタルスリン、アレスリン、トランスフルトリン、レスメトリン、フェノトリン、シフェノトリン、ペルメトリン、サイパーメスリン、エトフェンプロックス、シフルスリン、デルタメスリン、ビフェントリン、フェンバレレート、フェンプロパスリン、エムペンスリン、シラフルオフェン、メトフルトリン、プロフルトリン等のピレスロイド系化合物、フェニトロチオン、ダイアジノン、マラソン、ピリダフェンチオン、プロチオホス、ホキシム、クロルピリホス、ジクロルボス等の有機リン系化合物、カルバリル、プロポクスル、メソミル、チオジカルブ等のカーバメート系化合物、メトキサジアゾン等のオキサジアゾール系化合物、フィプロニル等のフェニルピラゾール系化合物、アミドフルメト等のスルホンアミド系化合物、ジノテフラン、イミダクロプリド等のニコチノイド系化合物、メトプレン、ハイドロプレン、ピリプロキシフェン等の昆虫成長制御化合物等、並びに、オレンジ油、ハッカ油、及び、ベンジルアルコール等の殺虫性精油等が用いられ得る。
更に、ポリブデン、天然ゴム、グアーガム、キサンタン、澱粉、及び、糖類等の粘性成分を薬剤に含有することで、薬剤の表面に高い粘性を付与するようにしてもよい。これにより、飛翔害虫を薬剤に貼り付かせることで、捕獲器1内での飛翔害虫の動きを物理的に抑えることができる。加えて、他の成分として、誤食防止剤、防腐剤、pH調整剤、安定化剤、色素、及び、香料等の各種補助成分を薬剤に含有してもよい。
捕獲器1は、容器10の内部に上述した薬剤を収容し、その容器10に蓋体20を組み付けることで完成する。容器10に対する蓋体20の組み付けは、容器10の一対の係合凹部13に、蓋体20の一対の係合凸部29を嵌め込むことで、達成される。完成した捕獲器1は、所定の設置箇所に、上下方向が鉛直方向に一致する向きで設置される。
捕獲室2内に位置する薬剤に含まれる飛翔害虫の誘引成分は、複数の貫通孔28を介して捕獲室2の室外に放出される。なお、室内開口部27の開口面積が小さいことに起因して、筒状侵入口25を介して捕獲室2の室外に放出される誘引成分の量は、貫通孔28を介して放出される誘引成分の量に比べて少ない。
捕獲室2の室外に位置する飛翔害虫は、このように放出された誘引成分に誘引されて、蓋体20に近づいてくる。このとき、蓋体20の筒状侵入口25が上述したように偏心筒構造を有することに起因して、飛翔害虫は、特に、筒状侵入口25の筒内面に強く惹き付けられる。以下、この点についてより詳細に説明する。
本例では、筒状侵入口25が上述した偏心筒構造を有するので、筒内面における外光の反射方向に偏りが生じやすい。このため、筒状侵入口25を捕獲室2の室外から見たとき、筒内面の場所ごとの明るさの差が大きくなり、明暗差の大きな陰影が筒内面に生じやすい。ここで、コバエ等の飛翔害虫は、明暗差のある箇所等の視覚コントラストの境界に強い定位傾向を有すること(いわゆるエッジ効果)が知られている。筒状侵入口25は、明暗差の大きな陰影によってエッジ効果を強く発揮することで、従来の捕獲器に設けられている単なる貫通孔に比べ、飛翔害虫をより強く惹き付けることができる。
したがって、誘引成分に誘引されて蓋体20に近づいてきた飛翔害虫は、筒状侵入口25に生じる陰影によるエッジ効果により、筒状侵入口25の筒内面に止まりやすい。筒状侵入口25の筒内面に止まった飛翔害虫は、誘引成分に更に誘引されることで、筒状侵入口25の筒内面を伝って、室内開口部27を介して捕獲室2の室内に入り込むことで、捕獲器1に捕獲される。そして、捕獲室2の室内に入り込んだ飛翔害虫は、薬液に含まれる殺虫成分によって殺虫される、又は、薬液等で溺死することになる。
<評価試験>
次いで、捕獲器1の飛翔害虫の捕獲性能を評価するために行った試験およびその結果について、説明する。
実施例として、図1~4に示す形態を有する捕獲器1(実施例1)を準備した。捕獲器1が有する筒状侵入口25は、図1~4を参照しながら上述したように、偏心筒構造を有し且つ先細り形状を有している。より具体的には、後述する表1に示すように、捕獲器1の筒状侵入口25は、蓋体20を構成する薄板材の板厚に対する筒状侵入口25の筒長さの比が14であり、室外開口部26の開口面積に対する筒状侵入口25の筒長さの比が1.6であり、室内開口部27の開口面積に対する室外開口部26の開口面積の比が10.6である形状を有している。
一方、比較例として、図5に示すように、偏心筒構造を有さず断面積が軸方向で均一な筒構造(直筒構造)を有する侵入口45と、貫通孔28と同様の開口部48と、を蓋体40に設けた捕獲器9(比較例1)を準備した。より具体的には、後述する表1に示すように、捕獲器9の侵入口45は、蓋体40を構成する薄板材の板厚に対する侵入口45の筒長さの比が14であり、室外開口部46の開口面積に対する侵入口45の筒長さの比が16.7であり、室内開口部47の開口面積に対する室外開口部46の開口面積の比が1である形状を有している。比較例1の捕獲器9における侵入口45及び開口部48の数は各々6個とした。比較例1の捕獲器9における侵入口45の室内開口部47の開口面積は、捕獲器1における筒状侵入口25の室内開口部27の開口面積とほぼ等しい大きさを有している。また、捕獲器9における開口部48の開口面積の合計は、捕獲器1における貫通孔28の開口面積の合計とほぼ等しい大きさを有している。
なお、比較例1の捕獲器9に用いられる蓋体40は、侵入口45の形状が実施例1の捕獲器1と異なる点を除き、捕獲器1と同様の構造のドーム形状部40a、突出部41、第1環状部42、第2環状部43、第3環状部44、係合凸部49、及び、開口51を有している。更に、比較例1の捕獲器9では、実施例1の捕獲器1と同一の容器10を用いている。
更に、参考例1として、筒状侵入口25を有さず、貫通孔28と同様の開口部のみを蓋体20に設けた捕獲器である市販のコバエ捕獲器(アース製薬株式会社製「コバエがホイホイ」(登録商標))を準備した。参考例1の捕獲器における開口部の開口面積の合計は、捕獲器1における筒状侵入口25の室内開口部27の開口面積と、貫通孔28の開口面積と、の合計とほぼ等しい大きさを有している。
実施例1の捕獲器1を試験室(ピートグラディチャンバ。約2.5畳空間。室温25±2度)の四隅のうちの所定の対角線上の2箇所に配置し、参考例1の捕獲器を試験室の四隅のうちの他の2箇所に配置した。実施例1の捕獲器1及び参考例1の捕獲器の中に、アース製薬株式会社製「コバエがホイホイ」(同上)に用いられている誘引剤(紹興酒及び黒酢)及び殺虫成分(ジノテフラン)の全量を設置した。供試虫として、キイロショウジョウバエ成虫(約100頭)を試験室内に放った。3時間経過の後、各々の捕獲器内に捕獲されている供試虫の数を目視で確認した。2箇所に配置された実施例1の捕獲器1の各々の捕獲数の合計を実施例1の捕獲器1の捕獲数とし、2箇所に配置された参考例1の捕獲器の各々の捕獲数の合計を参考例1の捕獲器の捕獲数とした。そして、参考例1の捕獲器の捕獲数に対する実施例1の捕獲器1の捕獲数の割合を、捕獲能力比(1回目)として算出した。更に、実施例1の捕獲器1と参考例1の捕獲器との配置を入れ替えた上で、同様の試験を行い、捕獲能力比(2回目)を算出した。これら2回の試験で得られた捕獲能力比(1回目,2回目)の平均値を、評価用の捕獲能力比として算出した。
比較例1の捕獲器9についても、上記同様の試験を行い、参考例1の捕獲器に対する評価用の捕獲能力比を算出した。
以上の試験の結果を、以下の表1に示す。
Figure 2022120826000002
表1に示した実施例1と参考例1との比較から理解されるように、偏心筒構造を有する筒状侵入口を有する捕獲器1(実施例1)は、そのような筒状侵入口を有さない参考例1の捕獲器(即ち、市販品であるアース製薬株式会社製「コバエがホイホイ」(同上))に比べ、捕獲能力に優れることが明らかになった。更に、実施例1と比較例1との比較から理解されるように、偏心筒構造を有する筒状侵入口を有する捕獲器1(実施例1)は、単なる直筒構造を有する比較例1の捕獲器9に比べ、捕獲能力に優れることが明らかになった。
なお、実施例1の捕獲器1は6つの筒状侵入口25を有しており、比較例1の捕獲器9は6つの侵入口45を有している。ここで、表1には示されていないもの、発明者による実験等によれば、実施例1が有する筒状侵入口25の数を6に比べて増減させた場合であっても、実施例1と同程度の捕獲能力が得られることが確認されている。比較例1の捕獲器9についても同様である。換言すると、筒状侵入口の数を6に比べて増減させた場合であっても、筒状侵入口の数が同じである条件下で比較すれば、実施例1、比較例1及び参考例1の比較から明らかになった上記の結論(即ち、偏心筒構造を有する筒状侵入口の優位性)に相違がないことが確認されている。
<作用・効果>
以上、本実施形態に係る捕獲器1によれば、捕獲室2の内外を連通する筒形状を有し且つ飛翔害虫が通過可能な筒状侵入口25が、蓋体20に設けられる。この筒状侵入口25は、偏心筒構造を有しており、捕獲室2の室内側の開口部(室内開口部27)の開口中心P2と、捕獲室2の室外の開口部(室外開口部26)の開口中心P1と、が捕獲器1の横方向(径方向)において異なる位置にあるようになっている。これにより、筒内面における外光の反射方向に偏りが生じること等に起因し、筒状侵入口25を室外から見たとき、筒内面の場所ごとの明るさの差が大きくなって明暗差の大きな陰影が生じやすい。筒状侵入口25は、明暗差の大きな陰影によってエッジ効果を強く発揮することで、従来の捕獲器に設けられている単なる貫通孔に比べ、飛翔害虫をより強く惹き付けることができる。したがって、本実施形態に係る捕獲器1は、飛翔害虫の捕獲性能に優れている。
更に、本実施形態に係る捕獲器1によれば、筒状侵入口25が、室外開口部26の開口面積よりも室内開口部27の開口面積が小さい先細り形状(例えば、いわゆるテーパ形状)を有する。これにより、室内開口部27の開口面積が小さいことで捕獲後の飛翔害虫が捕獲室2から逃げ出すことを抑制でき、且つ、室外開口部26の開口面積が大きいことで飛翔害虫の誘引効果を高めることもできる。よって、本実施形態に係る捕獲器1は、捕獲室2からの離脱抑制と捕獲室2への誘引効果向上との双方の観点において、飛翔害虫の捕獲性能を更に向上できる。
更に、本実施形態に係る捕獲器1によれば、筒状侵入口25は、室外開口部26の開口面の一部(具体的には、第3環状部24に対応する径方向外側領域)が斜め方向に沿って広がる形状を有する。これにより、捕獲器1の上方から見た場合だけでなく側方から見た場合にも筒状侵入口25が視認されやすくなり、多方向から飛翔害虫を筒状侵入口25に誘引できる。よって、本実施形態に係る捕獲器1は、飛翔害虫の捕獲性能を更に向上できる。
更に、本実施形態に係る捕獲器1によれば、筒状侵入口25とは別に、蓋体20を貫通する貫通孔28が蓋体20に設けられる。これにより、捕獲室2に誘引成分を発する薬剤等を収容した場合、貫通孔28を通じて捕獲室2の外部に誘引成分を放出しやすくなる。よって、本実施形態に係る捕獲器1は、貫通孔28を通じて捕獲室2から効率良く誘引成分を放出しながら、筒状侵入口25を通じて飛翔害虫を捕獲室に効率よく捕獲できる。
更に、本実施形態に係る捕獲器1によれば、複数の筒状侵入口25と、複数の貫通孔28と、が蓋体20上に交互に並ぶように配置される。これにより、誘引成分の放出と、誘引された飛翔害虫の捕獲と、をバランス良く両立できる。
<他の形態>
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
上記実施形態では、筒状侵入口25が偏心筒構造を有し、且つ、室外開口部26の開口面積よりも室内開口部27の開口面積が小さい先細り形状を有している。これに対し、筒状侵入口25が偏心筒構造を有する限りにおいて、室内開口部27の開口面積は、室外開口部26の開口面積と同じであっても、室外開口部26の開口面積より大きくてもよい。
更に、上記実施形態では、筒状侵入口25が、室外開口部26から室内開口部27に向けて徐々に開口面積が連続的に小さくなるような筒内面形状を有している。これに対し、筒状侵入口25は、開口面積が異なる円筒が複数繋がることで開口面積が非連続的に小さくなるような(言い換えると、階段状の)筒内面形状を有してもよい。
更に、上記実施形態では、室外開口部26は、径方向の内側領域(第2環状部23に対応する領域)では、上下方向に直交する横方向に広がり、前記内側領域より径方向外側の外側領域(第3環状部24に対応する領域)では、径方向外側に進むにつれて下側に移動するように上下方向に交差する斜め方向に広がっている。これに対し、室外開口部26は、全域に亘って上下方向に直交する横方向に広がっていてもよい。
更に、上記実施形態では、蓋体20において、筒状侵入口25に加えて貫通孔28が形成されている。これに対し、貫通孔28が形成されていなくてもよい。
ここで、上述した本発明に係る捕獲器1の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[5]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
薬剤を収容可能な容器(10)と、前記容器(10)に組み付けられる蓋体(20)と、を備える飛翔害虫捕獲器(1)であって、
前記蓋体(20)は、
前記容器(10)との間に捕獲室(2)を画成するとともに、前記捕獲室(2)の内外を連通するように筒状に延びる形状を有し且つ飛翔害虫が通過可能な筒状侵入口(25)を有し、
前記筒状侵入口(25)は、
前記捕獲室(2)の室内に向けて開口する室内開口部(27)の開口中心(P2)と、前記捕獲室(2)の室外に向けて開口する室外開口部(26)の開口中心(P1)と、が当該飛翔害虫捕獲器(1)の設置姿勢における上下方向に直交する横方向において異なる位置にある偏心筒構造、を有する、
飛翔害虫捕獲器(1)。
[2]
上記[1]に記載の飛翔害虫捕獲器(1)において、
前記筒状侵入口(25)は、
前記室外開口部(26)の開口面積よりも前記室内開口部(27)の開口面積が小さい先細り形状を有する、
飛翔害虫捕獲器(1)。
[3]
上記[1]又は上記[2]に記載の飛翔害虫捕獲器(1)において、
前記筒状侵入口(25)は、
前記室外開口部(26)の開口面の少なくとも一部が前記上下方向に交差する斜め方向に沿って広がる形状を有する、
飛翔害虫捕獲器(1)。
[4]
上記[1]~上記[3]の何れか一つに記載の飛翔害虫捕獲器(1)において、
前記蓋体(20)は、
前記筒状侵入口(25)とは異なる位置に、前記蓋体(20)を貫通する貫通孔(28)を、更に有する、
飛翔害虫捕獲器(1)。
[5]
上記[4]に記載の飛翔害虫捕獲器(1)において、
複数の前記筒状侵入口(25)と、複数の前記貫通孔(28)と、が交互に並ぶように前記蓋体(20)に配置される、
飛翔害虫捕獲器(1)。
1 飛翔害虫捕獲器
10 容器
20 蓋体
25 筒状侵入口
26 室外開口部
27 室内開口部
28 貫通孔

Claims (5)

  1. 薬剤を収容可能な容器と、前記容器に組み付けられる蓋体と、を備える飛翔害虫捕獲器であって、
    前記蓋体は、
    前記容器との間に捕獲室を画成するとともに、前記捕獲室の内外を連通するように筒状に延びる形状を有し且つ飛翔害虫が通過可能な筒状侵入口を有し、
    前記筒状侵入口は、
    前記捕獲室の室内に向けて開口する室内開口部の開口中心と、前記捕獲室の室外に向けて開口する室外開口部の開口中心と、が当該飛翔害虫捕獲器の設置姿勢における上下方向に直交する横方向において異なる位置にある偏心筒構造、を有する、
    飛翔害虫捕獲器。
  2. 請求項1に記載の飛翔害虫捕獲器において、
    前記筒状侵入口は、
    前記室外開口部の開口面積よりも前記室内開口部の開口面積が小さい先細り形状を有する、
    飛翔害虫捕獲器。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の飛翔害虫捕獲器において、
    前記筒状侵入口は、
    前記室外開口部の開口面の少なくとも一部が前記上下方向に交差する斜め方向に沿って広がる形状を有する、
    飛翔害虫捕獲器。
  4. 請求項1~請求項3の何れか一項に記載の飛翔害虫捕獲器において、
    前記蓋体は、
    前記筒状侵入口とは異なる位置に、前記蓋体を貫通する貫通孔を、更に有する、
    飛翔害虫捕獲器。
  5. 請求項4に記載の飛翔害虫捕獲器において、
    複数の前記筒状侵入口と、複数の前記貫通孔と、が交互に並ぶように前記蓋体に配置される、
    飛翔害虫捕獲器。
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