JP3179567U - 害虫駆除器 - Google Patents
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/30—Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change
Abstract
【課題】害虫を誘引し、捕獲効果が高く、再利用が可能な害虫駆除器を提供する。
【解決手段】頂面101bに開口する捕獲室104を有する容器本体101と、容器本体101の頂面101bとの間に害虫が侵入する所定の隙間を保持して捕獲室104の開口部を覆う屋根102を備える。容器本体101の捕獲室104の底面には害虫を誘引する害虫誘引剤108を載置する載置台107を立設して設ける。捕獲室104には害虫の殺虫成分を含む殺虫用液体を貯留する。
【選択図】図1
【解決手段】頂面101bに開口する捕獲室104を有する容器本体101と、容器本体101の頂面101bとの間に害虫が侵入する所定の隙間を保持して捕獲室104の開口部を覆う屋根102を備える。容器本体101の捕獲室104の底面には害虫を誘引する害虫誘引剤108を載置する載置台107を立設して設ける。捕獲室104には害虫の殺虫成分を含む殺虫用液体を貯留する。
【選択図】図1
Description
本考案は、害虫を誘引し、捕獲効果が高く、再利用が可能な害虫駆除器に関するものである。
従来より、ゴキブリ等の害虫駆除方法として、ホウ酸団子や市販のスプレー殺虫剤がある。ところが、ホウ酸団子やスプレー殺虫剤は思ったよりも駆除効果が低い。そこで、捕獲効果の高い粘着シートを用いて、害虫を捕獲し、駆除するようにした害虫捕獲器が提案されている(例えば特許文献1、特許文献2、特許文献3等を参照)特許文献1の害虫捕獲器は、中央台紙に左右の側部台紙を連設し、中央台紙の上面に粘着剤層を形成して、左右の側部台紙を折り上げて、立体状に屋根を形成し、粘着剤層の上に餌を載せて、左右の入口から害虫を誘引して粘着剤で捕獲するようになっている。特許文献2の害虫捕獲器は、長方形の板状の基部の中央に粘着シートを取り付けて、トコジラミ(床虱)等の害虫を粘着シートで捕獲するようになっている。特許文献3の害虫捕獲器は、蛍光板の一面に粘着シートが取り付けられ、蛍光板内部から紫外線又は蛍光を発し、この紫外線又は蛍光により害虫を誘引して害虫を粘着シートに捕獲するようになっている。
しかしながら、特許文献1や特許文献2の害虫捕獲器は、粘着シートの使用後はそのまま捕獲器ごと廃棄する使い捨てタイプであり、また、特許文献3の害虫捕獲器は、粘着シートの使用後は粘着シートを取り替える必要があった。さらに、いずれの害虫捕獲器も、害虫の捕獲量が粘着シートの大きさや粘着剤層の範囲に制限されており、それ以上の量の害虫捕獲は困難であった。
本考案は、上記課題に鑑みてなされたもので、害虫を誘引し、捕獲効果が高く、再利用が可能な害虫駆除器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案に係る害虫捕獲器は、
頂面に開口する捕獲室を有する容器本体と、容器本体の頂面との間に害虫が侵入する所定の隙間を保持して前記捕獲室の開口部を覆う屋根を備え、前記容器本体の捕獲室の底面には害虫を誘引する害虫誘引剤を載置する載置台を立設して設け、前記捕獲室には害虫の殺虫成分を含む殺虫用液体を貯留させることを主要な特徴とする。
頂面に開口する捕獲室を有する容器本体と、容器本体の頂面との間に害虫が侵入する所定の隙間を保持して前記捕獲室の開口部を覆う屋根を備え、前記容器本体の捕獲室の底面には害虫を誘引する害虫誘引剤を載置する載置台を立設して設け、前記捕獲室には害虫の殺虫成分を含む殺虫用液体を貯留させることを主要な特徴とする。
本考案に係る害虫捕獲器は、容器本体の側面に階段部を設けることを第2の特徴とする。
本考案に係る害虫捕獲器は、容器本体の捕獲室の内周面に一周に亘り潤滑剤塗布部を設けることを第3の特徴とする。
本考案に係る害虫捕獲器は、屋根の下面の各隅部に脚部を設け、容器本体の頂面の隅部に脚部を支持させて容器本体の頂面と屋根の下面との間に害虫が侵入する隙間を形成したことを第4の特徴とする。
本考案に係る害虫捕獲器は、載置台の上に害虫誘引剤の代わりに発光剤または蓄熱材を載置することを第5の特徴とする。
以上説明したように、本考案に係る害虫捕獲器によると、容器本体の頂面付近の害虫誘引剤により害虫を誘引し、屋根との間の隙間から容器本体の頂面付近に侵入させ、そこから容器本体内の捕獲室に落下させることによって、多くの害虫を効率よく捕獲することができ、捕獲効果に優れるという効果を奏する。また、容器本体の上方を屋根で覆うようにしたから、特に人目や光を避ける習性のあるゴキブリ等の害虫を捕獲室に誘導しやすくなり捕獲効果を高めることができるという効果を奏する。
さらに、容器本体および屋根は、繰り返し再利用できるので、従来のように粘着シート毎、組立てたパッケージ毎廃棄処分していた場合に比べて、ゴミの発生量を低減させることができるという優れた効果を奏する。
以下、本考案の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1ないし図3は本考案の一実施形態を示すもので、図1において、符号100は害虫捕獲器を示している。
図1ないし図3は本考案の一実施形態を示すもので、図1において、符号100は害虫捕獲器を示している。
害虫捕獲器100は、全体形状が略ピラミッド形状をなすとともに、互いに上下に分離可能な容器本体101と屋根102を備えている。それら容器本体101と屋根102はプラスチック素材から構成されている。容器本体101の各側面101aは傾斜面とされ、各側面の略中央に下端から上端に続く凹凸状の階段部103が設けられている。この階段部103は害虫をして容器本体101の頂面101bに上り易くする梯子の機能を発揮する。階段部103は側面101aの全幅方向に亘り設けてもよい。容器本体101のサイズは底面の1辺が7cm〜20cm程度、高さ3cm〜15cm程度、頂面の1辺が4cm〜15cm程度あればよく、捕獲対象の害虫に応じてサイズが選択される。
容器本体101の頂面101bの中央には所定の深さ、所定の容積の捕獲室104が穿設されている。捕獲室104には、容器本体101の各側面101aから頂面101bに登ってきた害虫が落下し、捕獲されるようになっている。捕獲室104の上端付近の内周面には捕獲後の害虫の這い上がりを防止する潤滑剤塗布部105が設けられている。潤滑剤塗布部105には例えば食用油やゼリー等の潤滑剤が塗布されている。捕獲室104内には、図3に示すように、捕獲後の害虫を殺虫するための殺虫成分を含む殺虫用液体106が貯留されている。殺虫用液体106には殺虫成分を含む薬液や、市販の台所用洗剤を水で薄めたものを用いる。殺虫用液体106には害虫を誘引する誘引剤を含ませてよい。殺虫用液体106は別容器に収容し、使用時に捕獲室104に入れるようにしてよい。
捕獲室104の底面104aには、害虫誘引用の載置台107が容器本体101の頂面101bよりも若干低い高さまで立設されている。載置台107の上面には害虫誘引剤108が載置されている。害虫誘引剤108は、害虫を捕獲室104内に誘引するもので、例えば乾燥生塵やペットの餌等が用いられる。害虫誘引剤108には保護シールを貼り付け、使用時に保護シールを剥がすようにしてよい。
屋根102は、下面102aの四隅に脚部109が設けられ、各脚部109を容器本体101の頂面101bの四隅の凹部110内に支持させることにより、容器本体101の捕獲室104を上から覆うとともに、屋根102の下面102aと容器本体101の頂面101bとの間に害虫を通過させる隙間Sを四方向に形成している。捕獲室104の上方を屋根102で覆うことによって、光や人目を避ける習性のあるゴキブリ等の害虫を捕獲室104内に誘引しやすくなり、また、捕獲室104内にゴミや塵、埃等が侵入することを防止できる。
次に、上記構成の害虫捕獲器100の使用方法について、以下に説明する。
まず、屋根102を外した状態で、容器本体101の載置台107の上面に害虫誘引剤108を載置し(載置台107の上面に害虫誘引剤108を予め載置してある場合は保護シールを剥がす)、容器本体101の捕獲室104の上端付近の内周面に潤滑剤を綿状の器具で塗布し(潤滑剤塗布部105を形成する)、捕獲室104内の所定高さまで殺虫用液体106を入れる。台所の隅等の、害虫が集まりそうな場所の床面F上に同容器本体101を設置し、屋根102を被せる。屋根102の下面102aの四隅の脚部109を容器本体101の頂面101bの四隅の凹部110に挿入保持させることで、容器本体101に屋根102を正しくセットし、あわせて、害虫の通過する所定の高さの隙間Sを確保する。
捕獲室104内の害虫誘引剤108が空気中に放散されると、放散された誘引剤成分に誘引されて害虫が床面F上を容器本体101に向けて集まり、さらに、図3の矢印で示すように、容器本体101の各側面101aに設けられた階段部103を登り、隙間Sを通り、容器本体101の頂面101bから中央の捕獲室104にことごとく落下する。落下した害虫は捕獲室104内の殺虫用液体106により死滅する。また、落下した害虫が捕獲室104の内周面を這い上がろうとしても内周面の上端付近の潤滑剤塗布部105により滑って上がれず、再び捕獲室104の殺虫用液体106内に落下する。
捕獲室104内に一定量の害虫が捕獲された場合(既に全量または大部分が死滅している)、あるいは害虫誘引剤108の誘引効果が無くなった場合、容器本体101を取り上げて、捕獲室104内の捕獲害虫を取り出して処分する。
捕獲害虫の処分後、容器本体101内の害虫誘引剤108の誘引効果が無くなった場合は、載置台108に新たに害虫誘引剤108を載置し、また、捕獲室104の内周面上端付近の潤滑剤塗布部105が少なくなった場合は、潤滑剤を塗布し直し、さらには、捕獲室104内の殺虫用液体106が少なくなったあるいは無くなった場合は、殺虫用液体106を補充する等した後、容器本体101を再び床面F上に設置し、屋根102を被せて、害虫の捕獲作業を継続する。
本考案の害虫捕獲器100によると、害虫を容器本体101の頂面101b付近に誘引し、そこから所定の幅・奥行・深さのある捕獲室104に落下させて捕獲するようにしており、従来の粘着シートタイプに比べると、同一面積対比で捕獲量が多い。したがって、多くの害虫を効率よく捕獲できる。
また、捕獲室104の中央の載置台107の上面に害虫誘引剤108を載置したので、四方から害虫を捕獲室104内に誘引し捕獲効果を高めることができる。
また、容器本体101の各側面101aに階段部103を設けたので、誘引された害虫が容器本体101の側面101aを確実に登りやすくなり、害虫の捕獲率を高めることができる。なお、階段部103を設ける代わりに、容器本体101の側面101aを滑りにくいように粗面加工してもよい。
また、容器本体101の捕獲室104の内周面上端付近に潤滑剤塗布部105を設けたので、捕獲室104に落下した害虫が頂面101bに這い上がるのを防止できる。これにより、捕獲室104内の殺虫用液体106により捕獲した害虫を確実に死滅させることができる。
さらに、容器本体101の上方を屋根102で覆うようにしたから、害虫、特に人目や光を避ける習性のあるゴキブリが容器本体101の階段部103を登り、捕獲室104に容易に誘引されるようにすることができる。
容器本体101および屋根102は、繰り返し再利用できる。したがって、従来のように粘着シート毎、組立てたパッケージ毎廃棄処分していた場合に比べ、ゴミの発生量を低減させることができる。
上記実施形態の害虫捕獲器100では、全体形状がピラミッド形状をなすが、これに限らない。三角錐、四角錐、五角錐等の多角錐形状や、円錐形状であってよい。また、屋根102は半球状であってよい。
害虫誘引用の載置台107の上面には、害虫誘引剤の代わりに、光に集まる虫に対しては発光剤を、冬場の温度(温暖な温度)に反応する虫に対しては蓄熱材を載置してよい。発光剤の載置により光に集まる虫、例えば蛾等を捕獲室104に捕集し、蓄熱材を載置することにより温度に反応して集まる虫、例えばゴキブリ等を捕獲室104内に捕集できる。
本考案の害虫捕獲器は、家庭用、業務用、屋外用の他、害虫としてナメクジ等を捕獲する園芸用等に用いることができる。かくして、本考案によれば、害虫を誘引し、捕獲効果が高く、再利用が可能な害虫捕獲器を実現できる。
本考案に係る害虫捕獲器は、誘引により害虫を捕獲する害虫捕獲器として家庭用、業務用、屋外用、園芸用等に利用可能である。
100 害虫捕獲器
101 容器本体
101a 側面
101b 頂面
102 屋根
102a 下面
103 階段部
104 捕獲室
104a 底面
105 潤滑剤塗布部
106 殺虫用液体
107 載置台
108 害虫誘引剤
109 脚部
F 床面
S 隙間
101 容器本体
101a 側面
101b 頂面
102 屋根
102a 下面
103 階段部
104 捕獲室
104a 底面
105 潤滑剤塗布部
106 殺虫用液体
107 載置台
108 害虫誘引剤
109 脚部
F 床面
S 隙間
Claims (5)
- 頂面に開口する捕獲室を有する容器本体と、容器本体の頂面との間に害虫が侵入する所定の隙間を保持して前記捕獲室の開口部を覆う屋根を備え、前記容器本体の捕獲室の底面には害虫を誘引する害虫誘引剤を載置する載置台が立設して設けられ、前記捕獲室には害虫の殺虫成分を含む殺虫用液体が貯留されていることを特徴とする害虫捕獲器。
- 容器本体の側面に階段部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の害虫捕獲器。
- 容器本体の捕獲室の内周面に一周に亘り潤滑剤塗布部が設けられていること特徴とする請求項1または請求項2記載の害虫捕獲器。
- 屋根の下面の各隅部に脚部が設けられ、容器本体の頂面の隅部に脚部を支持させて容器本体の頂面と屋根の下面との間に害虫が侵入する隙間が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の害虫捕獲器。
- 載置台の上に害虫誘引剤の代わりに発光剤または蓄熱材が載置されることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の害虫捕獲器。
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JP2014140353A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-08-07 | Akio Yuda | 害虫捕獲器 |
CN104115803A (zh) * | 2014-07-22 | 2014-10-29 | 中国林业科学研究院资源昆虫研究所 | 树栖蚂蚁诱集陷阱 |
JP2015119681A (ja) * | 2013-12-24 | 2015-07-02 | アース製薬株式会社 | トコジラミ用防除シート |
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CN110024762A (zh) * | 2019-05-14 | 2019-07-19 | 浙江省农业科学院 | 一种昆虫诱捕器 |
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- 2012-08-27 JP JP2012005201U patent/JP3179567U/ja not_active Expired - Fee Related
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CN104115803B (zh) * | 2014-07-22 | 2016-06-29 | 中国林业科学研究院资源昆虫研究所 | 树栖蚂蚁诱集陷阱 |
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