JPWO2008044321A1 - 操作支援コンピュータプログラム、操作支援コンピュータシステム - Google Patents

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Abstract

キーボード等の入力ボタンを活用して、簡易かつ便利な入力操作を行うこと等。処理手段に、(1)操作対象範囲情報における入力フォーカス有無又は操作対象範囲を変更する命令を受信し(2)操作対象範囲情報の入力フォーカス有無又は操作対象範囲を変更し、出力手段の表示領域に表示されるオブジェクトの表示を変更し、(3)入力フォーカスを有するオブジェクトよりも表示順序の優先度の高いオブジェクトを選択し、操作対象範囲と当該選択したオブジェクトの表示範囲とに重複範囲が存在するか否かを判断し、(4)(3)の判断の結果、該当するオブジェクトの表示方法を変更することにより、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の出力手段の表示領域における表示を妨げないようにし、(5)(1)及び(2)の処理により、(3)の状態が解消された場合は、(4)の表示変更処理を終了すること、を実行させる操作支援コンピュータプログラム。

Description

本発明は、キーボードやマウス等の入力装置を利用して、コンピュータシステムにおけるシステム利用者の入力等の操作を支援するためのコンピュータプログラムに関するものである。特に、マルチウインドウを採用するソフトウェア環境の下で、ウインドウの表示方法を適切に変化させることにより、操作を行う際の操作支援を行う技術に関するものである。
GUI(Graphical User Interface)環境のコンピュータシステムでは、複数のウインドウが表示され、複数のコンピュータプログラムやデータを扱える、マルチウインドウシステムが採用されている。このマルチウインドウシステムの下では、通常の作業状態において複数のウインドウが表示されるのが普通であり、各々のウインドウを選択する際にはマウス等の入力装置を利用する。
しかし、各々のウインドウの表示範囲が重なり合ってしまった場合には、表示順序の優先順位の高いウインドウがディスプレイに表示される代わりに、優先順位の低いウインドウはディスプレイに表示されない。よって、利用者が優先順位の低いウインドウを選択する際に煩雑、面倒であり、非常に不便である。
また、ツールバー等のウインドウは、操作対象のデータが表示されるメインウインドウよりも表示順序の優先順位が高く設定されていることが通常であるため、メインウインドウ上のデータを操作対象として選択する際に、ツールバー等の表示が邪魔になることもよくある。
以下の特許文献1及び2には、ウインドウ表示・操作に関する技術が開示されている。
特開2002−278746 特開平8−161141号公報
本発明の解決しようとする課題は、マルチウインドウシステムの下で、利用者が操作する際に、操作に不要なウインドウの表示を変更して操作に必要なウインドウの操作の表示を見えやすくし、操作の邪魔とならないようにすることである。特に、利用者が通常の操作を行うだけで、表示が不要なウインドウをソフトウェアが判断して、表示方法を適切に変更する手段の提供を目的とする。
1、
(1) そこで、上記課題を解決するため、本発明に係る操作支援コンピュータプログラムは、情報を記憶する記憶手段と、情報を処理する処理手段と、利用者に情報を表示する出力手段と、利用者からの命令を受け付ける入力手段とを備えたコンピュータシステムにおけるコンピュータプログラムであって、前記出力手段における表示領域に複数のオブジェクトが表示されると共に、利用者が前記入力手段を使用して当該オブジェクトのうち入力フォーカスを有するオブジェクトに対して操作を行う際に実行される操作支援コンピュータプログラムである。
また、前記操作支援コンピュータシステムの記憶手段は、オブジェクトIDと入力フォーカス有無と操作対象範囲とを関連付けることにより前記入力フォーカスを有するオブジェクトにおける前記処理手段の操作対象となっているデータの前記出力手段の表示領域における表示範囲を表す操作対象範囲情報と、オブジェクトIDと表示範囲とを関連付けることにより前記各オブジェクトの前記出力手段の表示領域における表示範囲を表す表示範囲情報と、オブジェクトIDと表示順序とを関連付けることにより前記各オブジェクトの前記出力手段の表示領域における優先表示の順番を表す表示順情報と、オブジェクトIDと表示変更方法とを関連付けることにより前記出力手段の表示領域に表示されているオブジェクトの表示方法の変更の内容を表す表示変更方法情報と、を記憶している。
そして、前記操作支援コンピュータシステムの処理手段に、(1)前記入力手段を介して、前記記憶手段の操作対象範囲情報における入力フォーカス有無又は操作対象範囲を変更する命令を受信すること、(2)当該命令に基づき、前記記憶手段の操作対象範囲情報の入力フォーカス有無又は操作対象範囲を変更し、操作対象範囲情報の入力フォーカス有無が変更された場合は前記記憶手段の表示順情報の表示順序も変更して、前記出力手段の表示領域に表示されるオブジェクトの表示を変更すること、(3)前記記憶手段の操作対象範囲情報及び表示順情報に基づいて、入力フォーカスを有するオブジェクトよりも前記出力手段の表示領域の前面に表示される表示順序の優先度の高いオブジェクトを選択し、前記記憶手段の操作対象範囲情報及び表示範囲情報に基づいて、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲と当該選択したオブジェクトの表示範囲とに重複範囲が存在するか否か、を判断すること、(4)前記(3)の判断の結果、該当するオブジェクトが存在する場合は、前記記憶手段の表示変更方法情報に基づいて該当するオブジェクトの表示方法を変更することにより、前記入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の出力手段の表示領域における表示を妨げないようにすること、(5)前記(1)及び(2)の処理により、前記(3)の状態が解消された場合は、前記(4)の表示変更処理を終了すること、を実行させることを特徴とする操作支援コンピュータプログラムである。
(2) ここで、「記憶手段」とは、例えばRAM、ROM、HDD等のコンピュータシステムにおける記憶装置が該当する。「処理手段」とは、例えばCPU等のコンピュータシステムにおける演算装置や、通信ネットワークで接続されたコンピュータシステムにおける中央処理サーバコンピュータが該当する。「出力手段」とは、例えばディスプレイ等のコンピュータシステムにおける情報を表示する出力装置や、通信ネットワークで接続されたコンピュータシステムにおける情報端末としての携帯電話端末やパーソナルコンピュータ等が該当する。「入力手段」とは、例えばキーボード、マウス、タッチパネル等のコンピュータシステムにおける入力装置や、通信ネットワークで接続されたコンピュータシステムにおける情報端末としての携帯電話端末やパーソナルコンピュータ等が該当する。
「操作支援コンピュータシステム」は、パーソナルコンピュータ等の1のハードウェア内にて完結して構成される場合もあるし、複数のコンピュータにより構成される場合もある。複数のコンピュータにより構成される場合の例として、通信ネットワークで接続されたコンピュータシステムにおいて、「処理手段」は中央処理サーバコンピュータ、「記憶手段」は中央処理サーバコンピュータが管理する記憶装置、「出力手段」及び「入力手段」は中央処理サーバコンピュータと通信する情報端末(携帯電話、パーソナルコンピュータ)、等の場合が該当する。
「出力手段の表示領域」とは、ディスプレイ等の情報を表示する出力装置における、画像や文字データ等の表示領域を意味する。「入力フォーカス」とは、マルチウィンドウ環境において、ある時点でどのウィンドウが入力されたデータを受け取るか、を表す言葉である。「オブジェクト」とは、OSやアプリケーションの機能によって出力手段の表示領域に表示される一まとまりの表示画像を意味し、例えば、各種ウインドウ、ガジェット、アイコン、ヘルプ機能で表示されるキャラクター、等が該当する。各種ウインドウの例としては、親ウインドウ(メインウインドウ・操作対象のデータを主に表示するウインドウ)、子ウインドウ(ツールバー、パレットウインドウ等の操作をより簡易にするための補助ウインドウ)、等がある。
「オブジェクトID」とは、各オブジェクトを特定するための数値や記号等から構成される情報である。「入力フォーカス有無」とは、各オブジェクトが入力フォーカスを有しているか否かを表す情報である。「表示範囲」とは、出力手段の表示領域の範囲のうち、各オブジェクトが表示される範囲(ピクセルの範囲)を表す情報である。各オブジェクトの「表示範囲」が重複した範囲を有してしまった場合は、「表示順序」が表す優先度が高いオブジェクトが、優先して出力手段の表示領域に表示される。「操作対象範囲」とは、原則として、出力手段の表示領域の範囲のうち、入力フォーカスを有しているオブジェクトの表示範囲が占めている範囲の中でも、操作の対象となっている範囲(ピクセルの範囲)を表す情報である。操作対象範囲の例としてワープロソフトウェアであれば、カーソルが指定する位置に隣接する左右1文字ずつの2文字分の表示可能範囲や、カーソルが指定する位置の右隣の1文字分の表示可能範囲、いくつかの文字データが選択された状態の当該文字分の表示可能範囲、文字データを選択する際の選択できる文字データ全ての表示可能範囲、文字データを選択してドラッグアンドドロップによりデータ移動する際のマウスポインタが表す位置を中心とした一定の表示範囲、等がある。他にも、操作対象範囲の例として表計算ソフトウェアであれば、選択されている特定のセルの表示範囲、複数のセルを選択する際の選択できるセル全ての表示範囲、セルを選択してデータ移動する際のマウスポインタが表す位置を中心とした一定の表示範囲、等がある。但し、いわゆるドラッグアンドドロップ等の選択データを移動するような操作においては、「操作対象範囲」は、出力手段の表示領域の範囲のうち、入力フォーカスを有しているオブジェクトの表示範囲が占めている範囲に限らず、単に操作の対象となっている範囲が該当する場合もある。「表示順序」とは、各オブジェクトの出力手段の表示領域における表示範囲が重複してしまった場合、どのオブジェクトの内容を優先的に出力手段の表示領域に表示するかの順番を表す情報である。「表示変更方法」とは、オブジェクトの出力手段の表示領域における表示方法を通常の表示方法とは異なる状態に変更表示するための情報であり、特に、操作対象範囲の出力手段の表示領域における表示を妨げないようにするように、特定のオブジェクトの表示状態を変化させる内容を含む、一種のプログラムである。
「入力フォーカス有無又は操作対象範囲を変更する命令」とは、現在入力フォーカスを有しているオブジェクトから他のオブジェクトに入力フォーカスを渡す内容の命令や、入力フォーカスは変化させなくても入力フォーカスを有しているオブジェクトにおいて操作対象範囲を変更する内容の命令が該当する。「操作対象範囲情報の入力フォーカス有無が変更された場合は前記記憶手段の表示順情報の表示順序も変更して、前記出力手段の表示領域に表示されるオブジェクトの表示を変更する」とは、入力フォーカス有無を有しているオブジェクトは利用者の入力の対象となるため、表示する優先順位を高くする必要があるので、各オブジェクトの表示順序を何らかの方法により変更することを意味する。ここで、具体的な表示順序の変更方法の例として、各種ウインドウのうちツールバーのような子ウインドウは常に表示順序を高くしておいて表示順序を変更せず、親ウインドウの表示順序のみを変動させる方法がある。他にも、具体的な表示順序の変更方法の例として、入力フォーカスを有しているオブジェクトの表示順序を最も高くし、ついで、現時点より一定期間前までの間に、入力フォーカスを有していた時間が長い順に表示順序を高くする方法がある。他にも、具体的な表示順序の変更方法の例として、入力フォーカスを有しているオブジェクトの表示順序を最も高くし、ついで、入力フォーカスを最後に有していた時点が直近であるものの順に表示順序を高くする方法がある。
「操作対象範囲情報及び表示順情報に基づいて、入力フォーカスを有するオブジェクトよりも前記出力手段の表示領域の前面に表示される表示順序の優先度の高いオブジェクトを選択し、前記記憶手段の操作対象範囲情報及び表示範囲情報に基づいて、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲と当該選択したオブジェクトの表示範囲とに重複範囲が存在するか否か、を判断する」とは、入力フォーカスを有するオブジェクトより表示順序における優先度が高く、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲と表示範囲が重複するオブジェクトが存在するか否か、を判定することを意味する。「該当するオブジェクトの表示方法を変更することにより、前記入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の出力手段の表示領域における表示を妨げないようにする」とは、例えば、出力手段の表示領域における該当するオブジェクトの表示を、薄く表示することによって透過させたり、表示範囲を移動させたり、一時的に表示しないようにしたり、すること等によって、表示範囲が重複することによって表示が隠れてしまっている、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の出力手段の表示領域における表示を妨げないようにすることを意味する。「前記(1)及び(2)の処理により、前記(3)の状態が解消された場合は、前記(4)の表示変更処理を終了する」とは、(1)及び(2)の処理により、表示順情報の表示順序が変更されたり、操作対象範囲が変更すると、生じていた(3)の状態が解消されることがあるため、その場合は、(4)の表示変更処理によって該当するオブジェクトの表示方法を変更する必要がなくなり、該当するオブジェクトの表示を通常の表示状態に戻すということを意味する。
(3) 本発明では、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の表示が、他のオブジェクトの表示によって妨げられる場合は、他のオブジェクトの表示方法が適切に変更されるため、利用者が明示の命令を与えなくとも入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の表示が妨げられないという特徴を有する。また、入力フォーカス有無や操作対象範囲の内容が変更されても、それに応じてその時々の入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の表示が妨げられない。さらに、いったんオブジェクトの表示方法が変更されたとしても、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲と重複しなくなったり、入力フォーカスを有するオブジェクトの表示優先度が高くなったり等、表示方法を変更する必要がなくなった場合は、利用者が明示の命令を与えなくとも表示方法が変更されたオブジェクトの表示方法が、変更前の通常の状態に戻る。
これにより、マルチウインドウ環境下において、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の表示が他のオブジェクトによって妨げられてしまう場合、自らが入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の表示を確保するように操作を行わなくてもよくなるため、利用者の操作がスムーズになる。さらに、一旦入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の表示を確保するために、他のオブジェクトの表示方法が変更されたとしても、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の表示が妨げられない状態に戻った場合は、当該他のオブジェクトの表示方法が変更前の通常状態に戻る。
2、
(1) また、他の発明では、前記構成に加え、前記記憶手段に、オブジェクトIDと表示変更方法とを関連付けることにより前記出力手段の表示領域に表示されているオブジェクトの表示位置をどのように移動させるかを表す表示変更方法情報を記憶している。
そして、前記処理に加え、前記処理手段に、(4)前記(3)の判断の結果、該当するオブジェクトが存在する場合は、前記記憶手段の表示変更方法情報に基づいて、該当するオブジェクトの表示範囲と前記入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲とが重複しないように該当するオブジェクトの前記出力手段の表示領域における表示位置を移動することにより、前記入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の出力手段の表示領域における表示を妨げないようにすること、を実行させる操作支援コンピュータプログラムである。
(2) ここで、「出力手段の表示領域に表示されているオブジェクトの表示位置をどのように移動させるかを表す表示変更方法情報」とは、オブジェクトの表示位置の移動を命令する表示変更方法と、オブジェクトを識別するオブジェクトIDとの関連付けがなされることにより、どのオブジェクトの表示位置をどのように移動させればよいかが特定できる情報である。「該当するオブジェクトの表示範囲と入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲とが重複しないように該当するオブジェクトの前記出力手段の表示領域における表示位置を移動する」とは、該当するオブジェクトの表示範囲の表示によって、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の表示の邪魔にならないように、出力手段の表示領域における該当するオブジェクトの表示範囲の表示位置を移動させることを意味する。「表示位置を移動する」例として、該当するオブジェクトが通常状態で表示されている位置から上方向又は下方向に移動させる方法(Y軸方向に移動させる方法)や、右方向又は左方向に移動させる方法(X軸方向に移動させる方法)、斜め方向に移動させる方法(X軸及びY軸方向に移動させる方法)、などが考えられる。「表示変更方法」には、通常の表示状態の表示位置を基準とした、これらの表示位置を相対的に移動する内容の命令が含まれている。
(3) 本発明では、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の表示が、他のオブジェクトの表示によって妨げられる場合は、他のオブジェクトの表示位置が適切に移動されるため、利用者が明示の命令を与えなくとも入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の表示が妨げられないという特徴を有する。さらに、いったんオブジェクトの表示方法が変更されたとしても、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲と重複しなくなったり、入力フォーカスを有するオブジェクトの表示優先度が高くなったり等、表示方法を変更する必要がなくなった場合は、利用者が明示の命令を与えなくとも表示位置が移動されたオブジェクトの表示方法が、移動前の通常の状態に戻る。
これにより、マルチウインドウ環境下において、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の表示が他のオブジェクトによって妨げられてしまう場合、自らが入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の表示を確保するように操作を行わなくてもよくなるため、利用者の操作がスムーズになる。また、表示位置が移動されたオブジェクトの表示自体もなされるため、表示位置を移動したオブジェクトの表示を参照しつつ、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲に対して操作を行うという、スムーズな操作が可能である。
3、
(1) また、他の発明では、前記構成に加え、前記記憶手段に、オブジェクトIDと表示変更方法とを関連付けることにより前記出力手段の表示領域の前面に表示されているオブジェクトの表示内容を透過して出力手段の表示領域における表示順序の優先度の低いオブジェクトを表示させるための表示変更方法情報を記憶している。
そして、前記処理に加え、前記処理手段に、(4)前記(3)の判断の結果、該当するオブジェクトが存在する場合は、前記記憶手段の表示変更方法情報に基づいて、該当するオブジェクトの前記出力手段の表示を透過させて前記操作フォーカスを有するオブジェクトの内容を前記出力手段の表示領域に表示することにより、前記入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の出力手段の表示領域における表示を妨げないようにすること、を実行させることを特徴とする操作支援コンピュータプログラムである。
(2) ここで、「出力手段の表示領域の前面に表示されているオブジェクトの表示内容を透過して出力手段の表示領域における表示順序の優先度の低いオブジェクトを表示させるための表示変更方法情報」とは、オブジェクトの表示内容の透過を命令する表示変更方法と、オブジェクトを識別するオブジェクトIDとの関連付けがなされることにより、どのオブジェクトの表示をどのように透過させればよいかが特定できる情報である。「該当するオブジェクトの前記出力手段の表示を透過させて前記操作フォーカスを有するオブジェクトの内容を前記出力手段の表示領域に表示することにより、前記入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の出力手段の表示領域における表示を妨げないようにする」とは、該当するオブジェクトの表示範囲の表示によって、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の表示の邪魔にならないように、出力手段の表示領域における該当するオブジェクトの表示を透過、すなわち本来の透き通らない表示ではなく透き通らせる表示にすることを意味する。「オブジェクトの表示を透過する」例として、オブジェクトの配色を薄い色にして重複範囲のある表示順序の優先度が低いオブジェクトの表示を見えるようにすること、などが考えられる。「表示変更方法」には、オブジェクトの表示を透過する内容の命令が含まれている。
(3) 本発明では、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の表示が、他のオブジェクトの表示によって妨げられる場合は、他のオブジェクトの表示が適切に透過されるため、利用者が明示の命令を与えなくとも入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の表示が妨げられないという特徴を有する。
これにより、マルチウインドウ環境下において、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の表示が他のオブジェクトによって妨げられてしまう場合、自らが入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の表示を確保するように操作を行わなくてもよくなるため、利用者の操作がスムーズになる。また、表示が透過されたオブジェクトの表示内容も利用者が認識できるため、表示位置を移動したオブジェクトの表示を参照しつつ、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲に対するスムーズな操作が可能である。
4、
(1) また、他の発明では、前記構成に加え、前記記憶手段に、オブジェクトIDと表示変更方法とを関連付けることにより、前記出力手段の表示領域に表示されているオブジェクトの表示位置をどのように移動させるかを表すと共に、表示位置を移動する前にオブジェクトが表示されていた領域を示す情報を表示して出力手段における表示順序の優先度の低いオブジェクトを表示させるための表示変更方法情報を記憶している。
そして、前記処理に加え、前記処理手段に、(4)前記(3)の判断の結果、該当するオブジェクトが存在する場合は、前記記憶手段の表示変更方法情報に基づいて、該当するオブジェクトの表示範囲と前記入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲とが重複しないように該当するオブジェクトの前記出力手段の表示領域における表示位置を移動すると共に、当該表示位置を移動する前にオブジェクトが表示されていた領域を示す情報を前記出力手段の表示領域に表示することにより、前記入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の出力手段の表示領域における表示を妨げないようにすること、を実行させることを特徴とする操作支援コンピュータプログラムである。
(2) ここで、「出力手段の表示領域に表示されているオブジェクトの表示位置をどのように移動させるかを表すと共に、表示位置を移動する前にオブジェクトが表示されていた領域を示す情報を表示して出力手段における表示順序の優先度の低いオブジェクトを表示させるための表示変更方法情報」は、オブジェクトの表示位置の移動を命令する表示変更方法と、オブジェクトを識別するオブジェクトIDとの関連付けがなされることにより、どのオブジェクトの表示位置をどのように移動させればよいかと、表示を移動させたオブジェクトの元の表示領域に表示する、オブジェクトが表示されていた領域を示す情報を特定できる。「該当するオブジェクトの表示範囲と前記入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲とが重複しないように該当するオブジェクトの前記出力手段の表示領域における表示位置を移動すると共に、当該表示位置を移動する前にオブジェクトが表示されていた領域を示す情報を前記出力手段の表示領域に表示することにより、前記入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の出力手段の表示領域における表示を妨げないようにする」とは、該当するオブジェクトの表示範囲の表示によって、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の表示の邪魔にならないように、出力手段の表示領域における該当するオブジェクトの表示位置を移動させると共に、当該オブジェクトの移動前の位置にオブジェクトが表示されていたことを表す情報を表示することを意味する。「オブジェクトが表示されていた領域を示す情報」は、範囲が重複している入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の表示を邪魔しないものであり、移動前のオブジェクトの表示範囲が利用者に理解できるような表示データである。「オブジェクトが表示されていた領域を示す情報」の例として、移動前のオブジェクトの表示範囲に薄い色を配色することにより、利用者に移動前の表示領域を示す情報を採用すること等が考えられる。
(3) 本発明では、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の表示が、他のオブジェクトの表示によって妨げられる場合は、他のオブジェクトの表示が適切に移動されると共に、移動前のオブジェクトの表示領域も明示される。よって、利用者が明示の命令を与えなくとも入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の表示が妨げられないという特徴を有する。また、移動前のオブジェクトの表示領域が明示されるので、移動したオブジェクトが通常状態の表示に戻った場合に、移動前のオブジェクトがどの表示領域に戻るのかが容易に特定できる。
これにより、マルチウインドウ環境下において、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の表示を自らが確保するように操作を行わなくてもよくなるため、利用者の操作がスムーズになる。また、移動前のオブジェクトがどの表示領域に戻るのかを、利用者が容易に認識できるため、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲をどのように変更すれば移動後のオブジェクトがどの位置に戻るかが容易に理解できる。
5、
(1) また、他の発明では、前記構成に加え、前記記憶手段に、操作対象範囲を含むことにより前記処理手段の操作対象となっているデータの前記出力手段の表示領域における表示範囲を表す操作対象範囲情報と、前記出力手段の表示領域に表示するための画像データであるターゲットフラグ選択とオブジェクトIDとターゲットフラグとを関連付けることにより特定のオブジェクトを前記処理手段の操作対象となっている選択データを引き渡すターゲットオブジェクトとするか否かを利用者が選択できるように表すドロップターゲット選択情報と、前記出力手段の表示領域に表示されているオブジェクトの表示方法の変更の内容を表す表示変更方法情報と、を記憶している。
そして、前記処理に加え、前記処理手段に、入力フォーカスを有するオブジェクトにおける前記選択データの移動先操作中に、以下の(1)〜(4)を実行させ、選択データの移動先操作が終了した場合は、以下の(3)の表示処理を終了させること、を特徴とする操作支援コンピュータプログラムである。(1)前記選択データの移動先操作に伴い、前記入力手段を介して、前記記憶手段の操作対象範囲情報における操作対象範囲を変更する命令を受信すると、当該命令に基づき、前記記憶手段の操作対象範囲情報の操作対象範囲を変更すること、(2)前記記憶手段の操作対象範囲情報及び表示範囲情報に基づいて、前記操作対象範囲と重複した範囲がある表示範囲のオブジェクトが存在するか否か、を判断すること、(3)当該(2)の判断の結果、該当するオブジェクトが存在する場合は、前記記憶手段のドロップターゲット選択情報に基づいて、該当するオブジェクトのターゲットフラグ選択を前記出力手段の表示領域に表示し、前記記憶手段のドロップターゲット選択情報及び表示変更方法情報に基づいて、該当するオブジェクトのターゲットフラグがオフであれば、該当するオブジェクトの表示方法を変更し、前記選択データの移動先操作の対象となるターゲットオブジェクトとして選択できないようにすること、(4)前記入力手段を介して、当該出力手段の表示領域に表示したターゲットフラグ選択がポインタにより指定されると、前記記憶手段のドロップターゲット選択情報のターゲットフラグのうち、当該ポインタにより指定されたターゲットフラグ選択に関連付いているターゲットフラグの内容を、当該ポインタにより指定されたターゲットフラグ選択が表すオン又はオフの内容とすること。
(2) ここで、「ターゲットフラグ」とは、処理手段の操作対象となっている選択データを引き渡すターゲットオブジェクトであるか否かを表す情報であり、少なくともオン(ON・ターゲットオブジェクトである)とオフ(OFF・ターゲットオブジェクトでない)の2種類の状態を表す情報がある。「ターゲットオブジェクト」とは、処理手段の操作対象となっている選択データを引き渡すオブジェクトを表し、「選択データを引き渡す」とは、選択したデータをオブジェクトの処理の対象とすることをいう。例えば、「ターゲットオブジェクト」が特定のツールバーであり、メインウインドウ上の本文データのうち、複数文字分の文字データが「処理手段の操作対象となっている選択データ」である場合、当該選択した特定の文字データをドラッグアンドドロップにより特定のツールバーに引渡し、当該特定のツールバーの処理対象とすること、が該当する。「ターゲットフラグ選択」とは、出力手段の表示領域に表示するための画像データであり、ターゲットフラグをオン(ON)にするためのターゲットフラグ選択と、ターゲットフラグをオフ(OFF)にするためのターゲットフラグ選択と、少なくとも2種類のターゲットフラグ選択が存在する。
また、「入力フォーカスを有するオブジェクトにおける前記選択データの移動先操作中」とは、入力フォーカスを有するオブジェクトにおいて、処理手段の操作対象となっている選択データを移動するオブジェクトの位置を決める操作中という意味であり、例えば、選択データの移動の命令として行われる一般的なドラッグアンドドロップ操作のうち、ドラッグ操作中が該当する。但し、ここでいう「移動先操作」は、入力フォーカスを有するオブジェクトの表示領域に必ずしも限られず、入力フォーカスを有するオブジェクトの表示領域外に選択データを移動させる場合も含まれる。「選択データの移動先操作が終了した場合」とは、入力フォーカスを有するオブジェクトにおいて、処理手段の操作対象となっている選択データを移動するオブジェクトの位置を決める操作が終了した場合という意味であり、例えば、一般的なドラッグアンドドロップ操作のうち、ドロップ操作が終わった時点が該当する。「選択データの移動先操作が終了した場合は、以下の(3)の表示処理を終了させる」とは、(3)の処理で出力手段の表示領域に表示したターゲットフラグ選択の表示を、表示しないようにするという意味である。
「操作対象範囲と重複した範囲がある表示範囲のオブジェクトが存在するか否か、を判断する」とは、操作対象範囲が表す範囲と、各オブジェクトの表示範囲が表す範囲とに重複している範囲が存在するかを判断する、という意味である。「記憶手段のドロップターゲット選択情報に基づいて、該当するオブジェクトのターゲットフラグ選択を前記出力手段の表示領域に表示する」場合、出力手段の表示領域のうち、該当するオブジェクトの表示範囲に近い位置にターゲットフラグ選択を表示するのが好ましい。該当するオブジェクトとターゲットフラグ選択との対応性を利用者に認識させることができるためである。「ドロップターゲット選択情報及び表示変更方法情報に基づいて、該当するオブジェクトのターゲットフラグがオフであれば、該当するオブジェクトの表示方法を変更し、前記選択データの移動先操作の対象となるターゲットオブジェクトとして選択できないようにする」とは、該当するオブジェクト(操作対象範囲と重複した範囲がある表示範囲のオブジェクト)のターゲットフラグがオフ(OFF)である場合は、該当するオブジェクトは利用者がターゲットオブジェクトとしたくないオブジェクトであるため、表示方法を変更して、選択データの移動先操作の対象となるターゲットオブジェクトとして選択できないようにすることを意味する。この「表示方法を変更して、選択データの移動先操作の対象となるターゲットオブジェクトとして選択できないようにする」具体例として、該当するオブジェクトの表示と操作対象範囲とが重複しないように該当するオブジェクトの表示を移動させることや、操作対象範囲と重複した場合に該当するオブジェクトの表示を透過させて選択できないようにすること、等が該当する。
「前記入力手段を介して、当該出力手段の表示領域に表示したターゲットフラグ選択がポインタにより指定される」とは、マウス等の入力手段によりマウスポインタを移動させた結果、出力手段の表示領域に表示されている画像データであるターゲットフラグ選択に、出力手段の表示領域に表示されているマウスポインタの位置情報が合わさったこと等が該当する。「当該ポインタにより指定されたターゲットフラグ選択に関連付いているターゲットフラグの内容を、当該ポインタにより指定されたターゲットフラグ選択が表すオン又はオフの内容とする」とは、マウスポインタにより指定されたターゲットフラグ選択が表す情報がオン(ON)であれば、ターゲットフラグ選択に関連付いているターゲットフラグの内容をオンにし、マウスポインタにより指定されたターゲットフラグ選択が表す情報がオフ(OFF)であれば、ターゲットフラグ選択に関連付いているターゲットフラグの内容をオフにすることにより、ターゲットフラグのオンとオフの切り替えを行うことを意味する。
(3) 本発明では、選択データの移動先操作中に、操作対象範囲と重複する表示範囲があるオブジェクトが存在すると、当該オブジェクトについてのターゲットフラグ選択が出力手段の表示領域に表示される。そして、当該ターゲットフラグ選択がマウスポインタにより指定されることにより、ターゲットフラグのオン・オフが変化し、ターゲットフラグがオフとなっているオブジェクトをターゲットオブジェクトとしないように表示方法が変更される。よって、操作対象範囲と重複する表示範囲があるオブジェクトを、ターゲットオブジェクトとするか否かを、利用者が簡便に選択できる。
これにより、マルチウインドウ環境下において、選択データの移動先操作中に、ターゲットオブジェクトを決める操作がスムーズになり、選択データの移動先操作の作業効率がよくなる。特に、操作者は選択データについて、一般的な移動等の操作に使われるドラッグアンドドロップ操作を行うだけで、ターゲットオブジェクトを決める操作も一緒に行うことができるという利便性がある。
6、
(1) また、他の発明では、前記記憶手段が、請求項1乃至5のいずれか1記載の各情報及び操作支援コンピュータプログラムを記憶し、前記処理手段が前記各処理を行うこと、を特徴とする操作支援コンピュータシステムである。
以上のように、本発明を利用すると、マルチウインドウ環境下において、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の表示が他のオブジェクトによって妨げられてしまう場合、自らが入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の表示を確保するように操作を行わなくてもよくなるため、利用者の操作がスムーズになる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
1、 本発明の実施の構成について
(1) 図1は、本発明に係る操作支援コンピュータシステムの全体構成図である。同図に示すように、本発明に係る操作支援コンピュータシステムは、出力手段10と、処理手段20と、入力手段30と、記憶手段40・50と、から構成されている。そして、これら各手段(10−50)は、バス60を介して電気的に接続し、相互に情報の伝達(信号の通信)を行うことができる。
図1の操作支援コンピュータシステムにおける構成要素を更に詳述する。出力手段10は、情報を操作支援コンピュータシステムの利用者に表示するための出力装置であり、例えば液晶やCRT方式等のディスプレイ装置が該当する。また、処理手段20は、上記他の手段(装置)に働きかける計算装置であり、例えばCPUが該当する。入力手段30は、操作支援コンピュータシステムの利用者からの命令を受け付ける入力装置であり、例えばマウスやキーボードが該当する。記憶手段40は、大量の情報を記憶させておく補助記憶装置であり、例えばハードディスク(HDD)が該当する。記憶手段50は、処理手段20による実行の対象となる情報を記憶させておく主記憶装置であり、例えばメインメモリが該当する。バス60は、操作支援コンピュータシステムの内部で各手段が情報を通信するための伝送路である。
本発明に係る操作支援コンピュータシステムは、図1に示すパーソナルコンピュータのようなローカルのコンピュータシステムであっても実施が可能であり、当該前提により以下説明を行う。しかし、本発明に係る操作支援コンピュータシステムは、複数のコンピュータシステムから構成される場合もある。例えば、クライアント側のコンピュータシステムが出力手段10及び入力手段30となり、サーバ側のコンピュータシステムが処理手段20及び記憶手段40・50となり、インターネットなどの広域通信回線がバス60となることによって、複数のコンピュータシステムから構成される場合も考えられる。
(2) 次に、図1における記憶手段40としてのHDDに記憶されている各種情報について説明する。記憶手段40としてのHDDには、操作対象範囲情報41と、表示範囲情報42と、表示順情報43と、表示変更方法情報44と、ドロップターゲット選択情報45と、OSその他プログラム46と、操作支援コンピュータプログラム47とを、データベースやファイルの形式により記憶している。
そして、処理手段20としてのCPUが、記憶手段40としてのHDDに記憶されている各情報(41−47)を、記憶手段50としてのメモリに読み込むことにより、プログラムやデータの解釈・実行を行なう。また、処理手段20としてのCPUが、記憶手段40としてのHDDに記憶されているOSその他プログラム46と、操作支援コンピュータプログラム47を、記憶手段50としてのメモリに読み込んで解釈し、実行する事により、本発明に係る操作支援処理等が行なわれるのである。
このように、本実施形態では、初期状態として記憶手段40としてのHDDに各情報(41−47)が記憶されているとして説明するが、初期状態において記憶手段50としてのメモリに各情報(41−47)が全て記憶されていても当然実施は可能である。
(3) 続いて、記憶手段40としてのHDDに記憶されている各情報(41−47)のデータ構造について、図2及び図3を使用して説明する。
図2に図示するように、記憶手段40としてのHDDに記憶されている「操作対象範囲情報41」と「表示範囲情報42」と「表示順情報43」と「表示変更方法情報44」は、情報の関連付けがなされて記憶されている。特に、これらは「オブジェクトID」を介して関連付けられており、「オブジェクトID」が共通することにより、各々の情報の内容を特定することができる。
「操作対象範囲情報41」は、「入力フォーカス有無」と「操作対象範囲」とを関連付けた情報である。「入力フォーカス有無」とは、各オブジェクトが入力フォーカスを有しているか否かを表す情報である。「操作対象範囲」とは、出力手段10の表示領域の範囲のうち、原則として、入力フォーカスを有しているオブジェクトの表示範囲が占めている範囲の中でも、操作の対象となっている範囲(ピクセルの範囲)を表す情報である。但し、いわゆるドラッグアンドドロップ等の選択データを移動するような操作においては、「操作対象範囲」は、出力手段の表示領域の範囲のうち、入力フォーカスを有しているオブジェクトの表示範囲が占めている範囲に限らず、単に操作の対象となっている範囲が該当する場合もある。操作対象範囲の例としてワープロソフトウェアであれば、カーソルが指定する位置に隣接する左右1文字ずつの2文字分又はカーソルが指定する位置の右隣の1文字分の範囲や、いくつかの文字データが選択された状態の当該文字分の範囲、文字データを選択する際の選択できる文字データ全ての表示範囲、文字データを選択してドラッグアンドドロップによりデータ移動する際のマウスポインタが表す位置を中心とした一定の範囲、等がある。他にも、操作対象範囲の例として表計算ソフトウェアであれば、選択されている特定のセルの表示範囲、複数のセルを選択する際の選択できるセル全ての表示範囲、セルを選択してデータ移動する際のマウスポインタが表す位置を中心とした一定の範囲、等がある。例えば、図5の出力手段10の表示領域における画面表示例では、テキストの入力位置を示すカーソル52が表す位置の右隣の「p」の文字が占める1文字分の文字領域が、「操作対象範囲」になっている。図2では、「オブジェクトID」が「オブジェクトA」のオブジェクトが入力フォーカスを有しており、当該オブジェクトの「操作対象範囲」は「(x1−y1,x2−y2)」であると特定できる。「オブジェクトID」が「オブジェクトB」や「オブジェクトC」のオブジェクトは、入力フォーカスを有しておらず、「操作対象範囲」もないことが特定できる。X軸とY軸の座標位置によって出力手段10の表示領域における位置を特定できるため、最低限「(x1−y1,x2−y2)」という特定を行えば、左上の座標位置+右下の座標位置、又は左下の座標位置+右上の座標位置、に囲まれた四角範囲である出力手段10の表示領域における範囲を特定できる。これは、図2の表示範囲情報42の表示範囲についても同様である。
「表示範囲情報42」は、出力手段10の表示領域のうち、各オブジェクトが表示される範囲(ピクセルの範囲)を表す情報である。各オブジェクトの「表示範囲」が重複した範囲を有してしまった場合は、「表示順序」の優先度が高いオブジェクトが優先して出力手段の表示領域に表示されることになる。図5の出力手段10の表示領域における画面表示例では、オブジェクトとしてのツールウインドウ53が表示されている範囲が、当該ツールウインドウ53の「表示範囲」となる。
「表示順情報43」とは、各オブジェクトの出力手段10の表示領域における表示範囲が重複してしまった場合、どのオブジェクトの内容を優先的に出力手段10の表示領域に表示するかの順番を表す情報である。例えば、図5の出力手段10の表示領域における画面表示例では、オブジェクトとしてのツールウインドウ53の表示範囲と、オブジェクトとしての本文データを有するメインウインドウ59の表示範囲とが重複した範囲を有しているが、ツールウインドウ53の方がメインウインドウ59よりも表示順序が高いため、メインウインドウ59よりも優先して表示されている。
「表示変更方法情報44」は、「操作種類」と「表示変更方法」とを関連付けた情報である。「操作種類」は、利用者によって実行される操作の種類を表す情報である。「表示変更方法」は、オブジェクトの出力手段10の表示領域における表示方法を通常の表示方法とは異なる状態に表示するための情報であり、特に、特定のオブジェクトにおける操作対象範囲の出力手段10の表示領域における表示を妨げないようにするように、オブジェクトの表示状態を変化させる内容を含む一種のプログラムである。例えば、図5及び図6の出力手段10の表示領域における画面表示例では、図5におけるオブジェクトとしてのツールウインドウ53の表示が、図6では違う位置に移動されている。これは、「表示変更方法」によりオブジェクトとしてのツールウインドウ53の表示方法が変更された結果、図6の表示状態になったことを表す。「操作種類」と「表示変更方法」とを関連付けることにより、利用者の行っている操作種類によって、表示変更の方法を変えることできる。例えば、単にカーソル51を移動する際に実行される表示変更方法を「オブジェクトの表示位置を移動させる」ことにし、本文データを選択する際に実行される表示変更方法を「オブジェクトを透過させる」ことにする、という使い分けが可能になる。
(4) 図2に表すように、「操作対象範囲情報41」、「表示範囲情報42」、「表示順情報43」、「表示変更方法情報44」は、「オブジェクトID」によって相互が関連付いており、特定のオブジェクトについての入力フォーカス有無や操作対象範囲、表示範囲、表示順序、操作種類や表示変更方法を、処理手段20としてのCPUが特定することができる。
例えば、「オブジェクトID」が「オブジェクトA」のオブジェクトは、「入力フォーカス」を有し、「操作対象範囲」はx1−y1が表す座標位置とx2−y2が表す座標位置とを対角線の終端とした四角系の範囲、「表示範囲」はX1−Y1が表す座標位置とX2−Y2が表す座標位置とを対角線の終端とした四角系の範囲、「表示順序」の優先度は3番目、「操作種類」としてA操作又はB操作があり、当該操作種類ごとに表示変更方法A又は表示変更方法A´という表示変更のプログラムが存在すること、が特定できる。
図2において、「オブジェクトID」が「オブジェクトB」、「オブジェクトC」のオブジェクトは、入力フォーカスを今のところ得ていないが、「入力フォーカス有無」を変更する命令によって入力フォーカスを得る可能性がある。ツールウインドウなどは一般にキーボードからの入力は受け付けないが、入力手段30としてのその他デバイス(例えば、マウス)からの入力は受け付ける可能性もあり、一般にツールウインドウであっても、入力フォーカスを得る。よって、図2では、「オブジェクトID」が「オブジェクトA」、「オブジェクトB」、「オブジェクトC」のオブジェクトは、メインウインドウである可能性もあり、ツールウインドウである可能性もある。例えば、図2の表示順情報43の「表示順序」のまま「オブジェクトB」が入力フォーカスを得た場合、「オブジェクトB」及び「オブジェクトC」がツールウインドウであれば、「オブジェクトB」の「表示順序」は、「オブジェクトC」の「表示順序」よりも一般的に後ろになると考えられる。このとき、「オブジェクトB」の「操作対象範囲」と「オブジェクトC」の「表示範囲」が重複するようになると、「オブジェクトC」の表示変更情報44に従って「オブジェクトC」の表示方法が変更されることになる。
(5) 続いて、図3の「ドロップターゲット選択情報45」について説明する。「ドロップターゲット選択情報45」は、「オブジェクトID」と「ターゲットフラグ」と「表示変更方法」と「ターゲットフラグ選択」とを関連付けた情報である。「ターゲットフラグ」とは、処理手段20の操作対象となっている選択データを引き渡すターゲットオブジェクトであるか否かを表す情報であり、少なくともオン(ON)とオフ(OFF)の2種類の状態を表す情報がある。「ターゲットオブジェクト」とは、処理手段20の操作対象となっている選択データを引き渡すオブジェクトを表し、「選択データを引き渡す」とは、選択したデータをオブジェクトの処理の対象とすることをいう。例えば、「ターゲットオブジェクト」が特定のツールウインドウであり、メインウインドウ上の本文データのうち、複数文字分の文字データが「処理手段の操作対象となっている選択データ」である場合、当該選択した特定の文字データをドラッグアンドドロップにより特定のツールウインドウに引渡し、当該特定のツールウインドウの処理対象とすること、が該当する。「ターゲットフラグ選択」とは、出力手段10の表示領域に表示するための画像データであり、ターゲットフラグをオン(ON)にするためのターゲットフラグ選択と、ターゲットフラグをオフ(OFF)にするためのターゲットフラグ選択と、少なくとも2種類のターゲットフラグ選択が存在する。図3に図示した例では、「ターゲット選択A」、「ターゲット選択B」、「ターゲット選択C」が例えばターゲットフラグをオン(ON)にするためのターゲットフラグ選択であり、「ターゲット選択A´」、「ターゲット選択B´」、「ターゲット選択C´」が例えばターゲットフラグをオフ(OFF)にするためのターゲットフラグ選択であることが考えられる。
(6) 図3に図示するような情報の関連付けがなされることにより、特定のオブジェクトについてのターゲットフラグ、表示変更方法、ターゲットフラグ選択を、処理手段20としてのCPUが特定することができる。また、図2及び図3は、いずれも「オブジェクトID」をデータ項目として有しており、処理手段20としてのCPUが、当該「オブジェクトID」をキーとして、特定のオブジェクトに関する情報を特定することができる。
2、 本発明の実施のフローについて
図4は、本発明に係る操作支援コンピュータシステムの実施フロー図である。同図に基づいて、本発明の実施のフローを説明する。
(1) まず、処理手段20としてのCPUが、入力手段30としてのマウス・キーボードから、入力フォーカス有無又は操作対象範囲を変更する命令を受信する(S1)。「入力フォーカス有無又は操作対象範囲を変更する命令」とは、現在入力フォーカスを有しているオブジェクトから他のオブジェクトに入力フォーカスを渡す内容の命令や、入力フォーカスは変化させなくても操作対象範囲を変更する内容の命令が該当する。具体的には、当該内容の命令を伝えるために、入力手段30としてのマウス・キーボードが処理手段20としてのCPUに対して発する電気信号を意味する。「入力フォーカス有無を変更する命令」には少なくとも「入力フォーカス有無」を「有」にするオブジェクトの「オブジェクトID」が含まれており、「操作対象範囲を変更する命令」には少なくとも変更後の「操作対象範囲」を表す情報が含まれている。
(2) 次に、処理手段20としてのCPUが、入力フォーカス有無を変更する命令を受信したか否かを判断する(S2)。入力フォーカス有無を変更する命令を受信した場合は、オブジェクトの表示順序を変更する必要があるからである。
(3) 続いて、S2において処理手段20としてのCPUが、入力フォーカス有無を変更する命令を受信したと判断した場合は、記憶手段40の入力フォーカス有無と表示順序を変更し、出力手段10のオブジェクトの表示も変更する(S3)。具体的には、記憶手段40に記憶されている操作対象範囲情報41における入力フォーカス有無を、入力フォーカス有無を変更する命令で指定されているように変更すると共に、当該変更後の入力フォーカスを有している表示順情報43の表示順序も変更する。そして、変更後の表示順序に従い、出力手段10の表示領域における各オブジェクトの表示も変更する。
(4) 次に、S2において処理手段20としてのCPUが、入力フォーカス有無を変更する命令ではなく、操作対象範囲を変更する命令を受信したと判断した場合は、操作対象範囲を変更する(S4)。具体的には、記憶手段40に記憶されている操作対象範囲情報41における操作対象範囲を、操作対象範囲を変更する命令で指定されているように変更する。
(5) そして、処理手段20としてのCPUが、既に表示方法が変更されている表示オブジェクトが存在するか否かを判断する(S5)。既に表示方法が変更されている表示オブジェクトが存在する場合、表示方法を元に戻すことも必要になるからである。「オブジェクトID」ごとに、「表示方法変更有無」のようなデータ項目を有し、記憶手段40に記憶させておくと、S5での判断が容易になる。
(6) 処理手段20としてのCPUが、S5において表示方法の変更されているオブジェクトが存在しないと判断した場合は、入力フォーカスを有するオブジェクトよりも表示順序の優先度の高いオブジェクトが存在するか否かを判断する(S6)。具体的には、記憶手段40の操作対象範囲情報41と表示順情報43に基づいて、入力フォーカスを有しているオブジェクト以外のオブジェクトで、入力フォーカスを有しているオブジェクトよりも表示順の高いオブジェクトのオブジェクトIDを特定する。
(7) 処理手段20としてのCPUが、S6において入力フォーカスを有するオブジェクトよりも表示順序の優先度の高いオブジェクトが存在すると判断した場合は、該当するオブジェクトの表示範囲と、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲とに、重複している範囲が存在するかを判断する(S7)。具体的には、記憶手段40の操作対象範囲情報41と表示範囲情報42に基づいて、S5で特定したオブジェクトの「オブジェクトID」に関連付いている表示範囲と、入力フォーカスを有しているオブジェクトの操作対象範囲とに、範囲として重複があるか否かを判断する。
(8) 処理手段20としてのCPUが、S7において重複している範囲が存在すると判断した場合は、S7で該当するオブジェクトの表示方法を変更する(S8)。具体的には、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の出力手段10の表示領域への表示を妨げないようにする。先のS6で該当するオブジェクトが存在しなかった場合や、先のS7で重複範囲が存在しなかった場合は、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の出力手段10の表示領域への表示が他のオブジェクトの表示によって妨げられることがないので、表示方法の変更処理であるS8は行わない。「オブジェクトID」ごとに、「表示方法変更有無」のようなデータ項目を有し、処理手段20としてのCPUが、S8において、表示方法を変更させたオブジェクトの「オブジェクトID」について「表示方法変更有無」を「有」に変更して、記憶手段40に記憶させておくと、先のS5での判断が容易になる。
(9) 処理手段20としてのCPUが、S5において表示方法の変更されているオブジェクトが存在すると判断した場合は、入力フォーカスを有するオブジェクトよりも表示順序の優先度の高いオブジェクトが存在するか否かを判断する(S9)。具体的には、先のS6と同様、記憶手段40の操作対象範囲情報41と表示順情報43に基づいて、入力フォーカスを有しているオブジェクト以外のオブジェクトで、入力フォーカスを有しているオブジェクトよりも表示順の高いオブジェクトのオブジェクトIDを特定する。
(10) 処理手段20としてのCPUが、S9において入力フォーカスを有するオブジェクトよりも表示順序の優先度の高いオブジェクトが存在すると判断した場合は、該当するオブジェクトの表示範囲と、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲とに、重複している範囲が存在するかを判断する(S10)。具体的には、先のS7と同様、記憶手段40の操作対象範囲情報41と表示範囲情報42に基づいて、S9で特定したオブジェクトの「オブジェクトID」に関連付いている表示範囲と、入力フォーカスを有しているオブジェクトの操作対象範囲とに、範囲として重複があるか否かを判断する。
(11) 処理手段20としてのCPUが、先のS9で該当するオブジェクトが存在しないと判断した場合や、S10において重複している範囲が存在しないと判断した場合は、表示方法を変更しているオブジェクトの表示方法を通常の表示方法に変更する(S11)。S10で重複範囲が引き続き存在すると判断した場合は、表示方法を変更しているオブジェクトの表示方法をそのままにしておく。「オブジェクトID」ごとに、「表示方法変更有無」のようなデータ項目を有し、処理手段20としてのCPUが、S11において、表示方法を変更させたオブジェクトの「オブジェクトID」について「表示方法変更有無」を「無」に変更して、記憶手段40に記憶させておくと、先のS5での判断が容易になる。
(12) 以上のように、本発明を利用すると、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の表示が、他のオブジェクトの表示によって妨げられる場合は、他のオブジェクトの表示方法が適切に変更されるため、利用者が明示の命令を与えなくとも入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の表示が妨げられないという特徴を有する。また、入力フォーカス有無や操作対象範囲が変更しても、それに応じてその時々の入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の表示が妨げられない。さらに、いったんオブジェクトの表示方法が変更されたとしても、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲と重複しなくなり表示方法を変更する必要がなくなった場合は、利用者が明示の命令を与えなくとも表示方法の変更が通常の状態に戻る。これにより、マルチウインドウ環境下において、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の表示を自らが確保するように操作を行わなくてもよくなるため、利用者の操作がスムーズになる。
3、 本発明の具体的な画面表示例について
図5−13は、本発明に係る操作支援コンピュータシステムが行う操作支援処理における、出力手段10の表示領域に表示された画面表示例の図である。図5−13に基づいて、本発明の実施の具体例を説明する。
(1) 図5は、上記S1の前の通常状態における、処理手段20としてのCPUが、出力手段10であるディスプレイの表示領域に表示した画面表示例である。図5では、オブジェクトとしてのメインウインドウ59の中に文字データが表示されており、他のオブジェクトとしてツールウインドウ53が表示されている。また、メインウインドウ59の中の文字を選択するカーソル52と、出力手段10であるディスプレイの表示領域の特定の位置や範囲を選択するためのマウスポインタ51が表示されている。図5においてカーソル52によって処理の対象とされているのは、カーソル52の右隣の文字である「propose」の文字の真ん中の「p」の文字であり、当該文字が操作対象となっていることを表す表示がツールウインドウ53になされている。また、図5では、いずれの表示オブジェクトも通常の表示方法によって表示されており、表示方法が変更されているオブジェクトはまだない。
(2) 図6は、上記S1において、処理手段20としてのCPUが、操作対象範囲を変更する命令を受信し、上記S4において操作対象範囲を変更し、上記S5において「NO」の判断をして、上記S6及びS7において共に「YES」の判断をして、S8において該当するオブジェクトであるツールウインドウ53の表示方法を変更した後の出力手段10であるディスプレイの表示領域に表示した画面表示例である。すなわち、図5の状態に比べて、カーソル52が3文字分右に移動することによって、操作対象範囲が変更され、「propose」の文字の右端の「e」の文字が操作対象となり、当該文字が処理対象となっていることを表す表示がツールウインドウ53になされている。そして、操作対象範囲となっている「propose」の文字の右端の「e」の文字の表示領域とツールウインドウ53の本来的な表示領域とに重複範囲が生じていたため、ツールウインドウ53は下方に移動するという表示方法の変更が行われている。そして、通常状態のツールウインドウ53が表示されていた表示領域には、元の表示領域を表すための枠表示54が表示されている。操作対象となっている「propose」の文字の右端の「e」の文字の表示領域は、色表現により「e」が実際に表示されている領域だけではなく、1文字を表示するために本来的に割り当てられている四角の領域(文字領域)が該当する。よって、操作対象となっている「propose」の文字の右端の「e」の文字字体は、本来的なツールウインドウ53の表示領域と重複していないものの、操作対象範囲となっている文字領域は本来的なツールウインドウ53の表示領域と重複範囲が生じたのである。
(3) 図7は、上記S1において、処理手段20としてのCPUが、操作対象とする選択データを選ぶことを命令する操作対象範囲を変更する命令を受信し、上記S4において操作対象範囲を変更し、上記S5において「NO」の判断をして、上記S6及びS7において共に「YES」の判断をして、S8において該当するオブジェクトであるツールウインドウ53の表示方法を変更した後の出力手段10であるディスプレイの表示領域に表示した画面表示例である。「操作対象とする選択データを選ぶことを命令する」とは、いわゆるマウスのドラッグアンドドロップ操作におけるドラッグ状態において、切り取りやコピーの操作対象とするデータを選択する際に入力手段30としてのマウスから発せられる信号を意味する。すなわち、「propose」の文字の真ん中の「p」の文字からマウスポインタ51がドラッグ操作されることによって、当該「p」の文字以降の全ての本文データが操作対象範囲となる。つまり、当該「p」の文字以降の全ての本文データは、選択データとなる可能性があるため、実際に選択データとなる前であっても操作対象範囲となるのである。よって、操作対象となっている「propose」の「p」の文字以降の全ての本文データの表示領域とツールウインドウ53の本来的な表示領域とに重複範囲が生じていたため、ツールウインドウ53の表示が透過されるという表示方法の変更が行われている。この結果、ツールウインドウ53の表示が透過された表示55が出力手段10の表示領域に表示され、メインウインドウ59の中の本文データが利用者にとって認識できる状態が生じている。
(4) 図8は、図7の選択データの選択が終わった状態であり、「propose」の文字の真ん中の「p」の文字からマウスポインタ51がドラッグ操作され、当該「p」の右隣の「o」までが選択された状態でドロップされ、「p」と「o」のデータが選択データとされた状態である。ドロップされた後は、選択データが確定するため、先の図7のように「p」の文字以降の全ての本文データが操作対象範囲となることはなく、当該選択データである「p」と「o」のデータの文字領域のみが操作対象範囲である。よって、図8では、操作対象範囲とツールウインドウ53の表示領域とに重複範囲がなく、処理手段20としてのCPUが行う上記S11の処理によって、ツールウインドウ53の表示方法が通常状態に戻っている。
(5) 図9は、図8で選択した選択データである「p」と「o」のデータの移動先を決める操作を行っている状態であり、選択データである「p」と「o」のデータの文字領域からマウスポインタ51がドラッグ操作されている状態が該当する。操作対象範囲は、マウスポインタ51が指し示す領域、又は選択データである「p」と「o」のデータの移動先操作中であることを表す選択データ表示56が表す領域、である。よって、図9では、操作対象範囲とツールウインドウ53の表示領域とに重複範囲がなく、ツールウインドウ53の表示方法は通常状態のままである。
(7) 図11は、図9における選択データの移動先を決める操作が継続している状態であり、選択データである「p」と「o」のデータの文字領域からマウスポインタ51がドラッグ操作されている状態で、未だ移動先を決めるドロップ操作がされていない状態が該当する。操作対象範囲は、マウスポインタ51が指し示す領域、又は選択データである「p」と「o」のデータの移動先操作中であることを表す選択データ表示56が表す領域、である。よって、図11では、操作対象範囲とターゲットフラグ選択58の表示領域とに重複範囲が存在し、ツールウインドウ53のターゲットフラグの内容を、ターゲットフラグ選択58が表すターゲットフラグが「OFF」の状態にする。具体的には、処理手段20としてのCPUが、記憶手段40のドロップターゲット選択情報45のうち、マウスポインタ51により指定されたターゲットフラグ選択58に関連付いている「オブジェクトID」及び「ターゲットフラグ」を特定し、特定した「ターゲットフラグ」の内容を当該指定されたターゲットフラグ選択58が表す内容に変更する。ここでは、ターゲットフラグ選択58が表す内容は、「ターゲットフラグ」を「OFF」にすることであるとする。
(8) 図12は、図9における選択データの移動先を決める操作が継続している状態であり、選択データである「p」と「o」のデータの文字領域からマウスポインタ51がドラッグ操作されている状態で、未だ移動先を決めるドロップ操作がされていない状態が該当する。操作対象範囲は、マウスポインタ51が指し示す領域、又は選択データである「p」と「o」のデータの移動先操作中であることを表す選択データ表示56が表す領域、である。よって、図12では、ツールウインドウ53のターゲットフラグの内容が「OFF」であり、かつ、操作対象範囲とツールウインドウ53の表示領域とに重複範囲が存在するため、ツールウインドウ53は下方に移動するという表示方法の変更が行われると共に、通常状態のツールウインドウ53が表示されていた表示領域には、元の表示領域を表すための枠表示54が表示されている。具体的には、処理手段20としてのCPUが、記憶手段40の操作対象範囲情報41と表示範囲情報42とドロップターゲット選択情報45とに基づいて、操作対象範囲と重複範囲を有するオブジェクトであるツールウインドウ53の「オブジェクトID」を特定し、当該「オブジェクトID」に関連付いている「ターゲットフラグ」と「表示変更方法」に基づいて、表示方法の変更を行うかどうかを判断する。例えば、「ターゲットフラグ」が「OFF」であれば「表示変更方法」の内容の表示変更を行い、「ターゲットフラグ」が「ON」であれば「表示変更方法」の内容の表示変更を行わない、というようにである。
(9) 図13は、図9における選択データの移動先を決める操作が継続している状態であり、選択データである「p」と「o」のデータの文字領域からマウスポインタ51がドラッグ操作されている状態で、未だ移動先を決めるドロップ操作がされていない状態が該当する。操作対象範囲は、マウスポインタ51が指し示す領域、又は選択データである「p」と「o」のデータの移動先操作中であることを表す選択データ表示56が表す領域、である。よって、図13では、操作対象範囲とツールウインドウ53の表示領域とに重複範囲が存在しないため、下方に移動されていたツールウインドウ53の表示状態が通常状態に戻っている。具体的には、処理手段20としてのCPUが、記憶手段40の操作対象範囲情報41と表示範囲情報42とに基づいて、操作対象範囲と重複範囲を有しなくなったオブジェクトであるツールウインドウ53の「オブジェクトID」を特定して、変更する前の表示方法に戻すこと、が該当する。
(10) このような一連の処理がなされることにより、各種オブジェクトをドロップターゲットとするか否かについて、利用者がドラッグ操作中にマウスポインタ51を適切な位置に移動させるだけで、簡便に変更できる。よって、従来の方法に比べ、選択データの移動先操作中における作業効率が格段によくなる。
操作支援コンピュータシステムの全体構成図 記憶手段40に記憶されている各種情報41−44のデータ構造 記憶手段40に記憶されているドロップターゲット選択情報45のデータ構造 処理手段20が行う操作支援処理のフロー 操作支援処理における、各種オブジェクトが表示された画面表示例1 操作支援処理における、各種オブジェクトが表示された画面表示例2 操作支援処理における、各種オブジェクトが表示された画面表示例3 操作支援処理における、各種オブジェクトが表示された画面表示例4 操作支援処理における、各種オブジェクトが表示された画面表示例5 操作支援処理における、各種オブジェクトが表示された画面表示例6 操作支援処理における、各種オブジェクトが表示された画面表示例7 操作支援処理における、各種オブジェクトが表示された画面表示例8 操作支援処理における、各種オブジェクトが表示された画面表示例9
符号の説明
10 出力手段(ディスプレイ)
20 処理手段(CPU)
30 入力手段(マウス・キーボード)
40 記憶手段(HDD)
41 操作対象範囲情報
42 表示範囲情報
43 表示順情報
44 表示変更方法情報
45 ドロップターゲット選択情報
46 OS・その他プログラム
47 操作支援コンピュータプログラム
50 記憶手段(メモリ)
51 マウスポインタ
52 カーソル
53 ツールウインドウ
54 表示位置を移動する前の、元のツールウインドウの表示領域を表す情報
55 透過させて表示されているツールウインドウ
56 選択データ表示
57 ターゲットフラグを「ON」にするためのターゲットフラグ選択
58 ターゲットフラグを「OFF」にするためのターゲットフラグ選択
59 メインウインドウ
60 バス

Claims (6)

  1. 情報を記憶する記憶手段と、情報を処理する処理手段と、利用者に情報を表示する出力手段と、利用者からの命令を受け付ける入力手段とを備えたコンピュータシステムにおけるコンピュータプログラムであって、
    前記出力手段における表示領域に複数のオブジェクトが表示されると共に、利用者が前記入力手段を使用して当該オブジェクトのうち入力フォーカスを有するオブジェクトに対して操作を行う際に実行される操作支援コンピュータプログラムであり、
    前記記憶手段は、
    オブジェクトIDと入力フォーカス有無と操作対象範囲とを関連付けることにより前記入力フォーカスを有するオブジェクトにおける前記処理手段の操作対象となっているデータの前記出力手段の表示領域における表示範囲を表す操作対象範囲情報と、
    オブジェクトIDと表示範囲とを関連付けることにより前記各オブジェクトの前記出力手段の表示領域における表示範囲を表す表示範囲情報と、
    オブジェクトIDと表示順序とを関連付けることにより前記各オブジェクトの前記出力手段の表示領域における優先表示の順番を表す表示順情報と、
    オブジェクトIDと表示変更方法とを関連付けることにより前記出力手段の表示領域に表示されているオブジェクトの表示方法の変更の内容を表す表示変更方法情報と、を記憶し、
    前記処理手段に、
    (1)前記入力手段を介して、前記記憶手段の操作対象範囲情報における入力フォーカス有無又は操作対象範囲を変更する命令を受信すること、
    (2)当該命令に基づき、前記記憶手段の操作対象範囲情報の入力フォーカス有無又は操作対象範囲を変更し、操作対象範囲情報の入力フォーカス有無が変更された場合は前記記憶手段の表示順情報の表示順序も変更して、前記出力手段の表示領域に表示されるオブジェクトの表示を変更すること、
    (3)前記記憶手段の操作対象範囲情報及び表示順情報に基づいて、入力フォーカスを有するオブジェクトよりも前記出力手段の表示領域の前面に表示される表示順序の優先度の高いオブジェクトを選択し、
    前記記憶手段の操作対象範囲情報及び表示範囲情報に基づいて、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲と当該選択したオブジェクトの表示範囲とに重複範囲が存在するか否か、を判断すること、
    (4)前記(3)の判断の結果、該当するオブジェクトが存在する場合は、前記記憶手段の表示変更方法情報に基づいて該当するオブジェクトの表示方法を変更することにより、前記入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の出力手段の表示領域における表示を妨げないようにすること、
    (5)前記(1)及び(2)の処理により、前記(3)の状態が解消された場合は、前記(4)の表示変更処理を終了すること、
    を実行させることを特徴とする操作支援コンピュータプログラム。
  2. 情報を記憶する記憶手段と、情報を処理する処理手段と、利用者に情報を表示する出力手段と、利用者からの命令を受け付ける入力手段とを備えたコンピュータシステムにおけるコンピュータプログラムであって、
    前記出力手段における表示領域に複数のオブジェクトが表示されると共に、利用者が前記入力手段を使用して当該オブジェクトのうち入力フォーカスを有するオブジェクトに対して操作を行う際に実行される操作支援コンピュータプログラムであり、
    前記記憶手段は、
    オブジェクトIDと入力フォーカス有無と操作対象範囲とを関連付けることにより前記入力フォーカスを有するオブジェクトにおける前記処理手段の操作対象となっているデータの前記出力手段の表示領域における表示範囲を表す操作対象範囲情報と、
    オブジェクトIDと表示範囲とを関連付けることにより前記各オブジェクトの前記出力手段の表示領域における表示範囲を表す表示範囲情報と、
    オブジェクトIDと表示順序とを関連付けることにより前記各オブジェクトの前記出力手段の表示領域における優先表示の順番を表す表示順情報と、
    オブジェクトIDと表示変更方法とを関連付けることにより前記出力手段の表示領域に表示されているオブジェクトの表示位置をどのように移動させるかを表す表示変更方法情報と、を記憶し、
    前記処理手段に、
    (1)前記入力手段を介して、前記記憶手段の操作対象範囲情報における入力フォーカス有無又は操作対象範囲を変更する命令を受信すること、
    (2)当該命令に基づき、前記記憶手段の操作対象範囲情報の入力フォーカス有無又は操作対象範囲を変更し、操作対象範囲情報の入力フォーカス有無が変更された場合は前記記憶手段の表示順情報の表示順序も変更して、前記出力手段の表示領域に表示されるオブジェクトの表示を変更すること、
    (3)前記記憶手段の操作対象範囲情報及び表示順情報に基づいて、入力フォーカスを有するオブジェクトよりも前記出力手段の表示領域の前面に表示される表示順序の優先度の高いオブジェクトを選択し、
    前記記憶手段の操作対象範囲情報及び表示範囲情報に基づいて、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲と当該選択したオブジェクトの表示範囲とに重複範囲が存在するか否か、を判断すること、
    (4)前記(3)の判断の結果、該当するオブジェクトが存在する場合は、前記記憶手段の表示変更方法情報に基づいて、該当するオブジェクトの表示範囲と前記入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲とが重複しないように該当するオブジェクトの前記出力手段の表示領域における表示位置を移動することにより、前記入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の出力手段の表示領域における表示を妨げないようにすること、
    (5)前記(1)及び(2)の処理により、前記(3)の状態が解消された場合は、前記(4)の表示変更処理を終了すること、
    を実行させることを特徴とする操作支援コンピュータプログラム。
  3. 情報を記憶する記憶手段と、情報を処理する処理手段と、利用者に情報を表示する出力手段と、利用者からの命令を受け付ける入力手段とを備えたコンピュータシステムにおけるコンピュータプログラムであって、
    前記出力手段における表示領域に複数のオブジェクトが表示されると共に、利用者が前記入力手段を使用して当該オブジェクトのうち入力フォーカスを有するオブジェクトに対して操作を行う際に実行される操作支援コンピュータプログラムであり、
    前記記憶手段は、
    オブジェクトIDと入力フォーカス有無と操作対象範囲とを関連付けることにより前記入力フォーカスを有するオブジェクトにおける前記処理手段の操作対象となっているデータの前記出力手段の表示領域における表示範囲を表す操作対象範囲情報と、
    オブジェクトIDと表示範囲とを関連付けることにより前記各オブジェクトの前記出力手段の表示領域における表示範囲を表す表示範囲情報と、
    オブジェクトIDと表示順序とを関連付けることにより前記各オブジェクトの前記出力手段の表示領域における優先表示の順番を表す表示順情報と、
    オブジェクトIDと表示変更方法とを関連付けることにより前記出力手段の表示領域の前面に表示されているオブジェクトの表示内容を透過して出力手段の表示領域における表示順序の優先度の低いオブジェクトを表示させるための表示変更方法情報と、を記憶し、
    前記処理手段に、
    (1)前記入力手段を介して、前記記憶手段の操作対象範囲情報における入力フォーカス有無又は操作対象範囲を変更する命令を受信すること、
    (2)当該命令に基づき、前記記憶手段の操作対象範囲情報の入力フォーカス有無又は操作対象範囲を変更し、操作対象範囲情報の入力フォーカス有無が変更された場合は前記記憶手段の表示順情報の表示順序も変更して、前記出力手段の表示領域に表示されるオブジェクトの表示を変更すること、
    (3)前記記憶手段の操作対象範囲情報及び表示順情報に基づいて、入力フォーカスを有するオブジェクトよりも前記出力手段の表示領域の前面に表示される表示順序の優先度の高いオブジェクトを選択し、
    前記記憶手段の操作対象範囲情報及び表示範囲情報に基づいて、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲と当該選択したオブジェクトの表示範囲とに重複範囲が存在するか否か、を判断すること、
    (4)前記(3)の判断の結果、該当するオブジェクトが存在する場合は、前記記憶手段の表示変更方法情報に基づいて、該当するオブジェクトの前記出力手段の表示を透過させて前記操作フォーカスを有するオブジェクトの内容を前記出力手段の表示領域に表示することにより、前記入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の出力手段の表示領域における表示を妨げないようにすること、
    (5)前記(1)及び(2)の処理により、前記(3)の状態が解消された場合は、前記(4)の表示変更処理を終了すること、
    を実行させることを特徴とする操作支援コンピュータプログラム。
  4. 情報を記憶する記憶手段と、情報を処理する処理手段と、利用者に情報を表示する出力手段と、利用者からの命令を受け付ける入力手段とを備えたコンピュータシステムにおけるコンピュータプログラムであって、
    前記出力手段における表示領域に複数のオブジェクトが表示されると共に、利用者が前記入力手段を使用して当該オブジェクトのうち入力フォーカスを有するオブジェクトに対して操作を行う際に実行される操作支援コンピュータプログラムであり、
    前記記憶手段は、
    オブジェクトIDと入力フォーカス有無と操作対象範囲とを関連付けることにより前記入力フォーカスを有するオブジェクトにおける前記処理手段の操作対象となっているデータの前記出力手段の表示領域における表示範囲を表す操作対象範囲情報と、
    オブジェクトIDと表示範囲とを関連付けることにより前記各オブジェクトの前記出力手段の表示領域における表示範囲を表す表示範囲情報と、
    オブジェクトIDと表示順序とを関連付けることにより前記各オブジェクトの前記出力手段の表示領域における優先表示の順番を表す表示順情報と、
    オブジェクトIDと表示変更方法とを関連付けることにより、前記出力手段の表示領域に表示されているオブジェクトの表示位置をどのように移動させるかを表すと共に、表示位置を移動する前にオブジェクトが表示されていた領域を示す情報を表示して出力手段における表示順序の優先度の低いオブジェクトを表示させるための表示変更方法情報と、を記憶し、
    前記処理手段に、
    (1)前記入力手段を介して、前記記憶手段の操作対象範囲情報における入力フォーカス有無又は操作対象範囲を変更する命令を受信すること、
    (2)当該命令に基づき、前記記憶手段の操作対象範囲情報の入力フォーカス有無又は操作対象範囲を変更し、操作対象範囲情報の入力フォーカス有無が変更された場合は前記記憶手段の表示順情報の表示順序も変更して、前記出力手段の表示領域に表示されるオブジェクトの表示を変更すること、
    (3)前記記憶手段の操作対象範囲情報及び表示順情報に基づいて、入力フォーカスを有するオブジェクトよりも前記出力手段の表示領域の前面に表示される表示順序の優先度の高いオブジェクトを選択し、
    前記記憶手段の操作対象範囲情報及び表示範囲情報に基づいて、入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲と当該選択したオブジェクトの表示範囲とに重複範囲が存在するか否か、を判断すること、
    (4)前記(3)の判断の結果、該当するオブジェクトが存在する場合は、前記記憶手段の表示変更方法情報に基づいて、該当するオブジェクトの表示範囲と前記入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲とが重複しないように該当するオブジェクトの前記出力手段の表示領域における表示位置を移動すると共に、当該表示位置を移動する前にオブジェクトが表示されていた領域を示す情報を前記出力手段の表示領域に表示することにより、前記入力フォーカスを有するオブジェクトの操作対象範囲の出力手段の表示領域における表示を妨げないようにすること、
    (5)前記(1)及び(2)の処理により、前記(3)の状態が解消された場合は、前記(4)の表示変更処理を終了すること、
    を実行させることを特徴とする操作支援コンピュータプログラム。
  5. 情報を記憶する記憶手段と、情報を処理する処理手段と、利用者に情報を表示する出力手段と、利用者からの命令を受け付ける入力手段とを備えたコンピュータシステムにおけるコンピュータプログラムであって、
    前記出力手段における表示領域に複数のオブジェクトが表示されると共に、利用者が前記入力手段を使用して当該複数のオブジェクトに対して操作を行う際に実行される操作支援コンピュータプログラムであり、
    前記記憶手段は、
    操作対象範囲を含むことにより前記処理手段の操作対象となっているデータの前記出力手段の表示領域における表示範囲を表す操作対象範囲情報と、
    オブジェクトIDと表示範囲とを関連付けることにより前記各オブジェクトの前記出力手段の表示領域における表示範囲を表す表示範囲情報と、
    前記出力手段の表示領域に表示するための画像データであるターゲットフラグ選択とオブジェクトIDとターゲットフラグとを関連付けることにより特定のオブジェクトを前記処理手段の操作対象となっている選択データを引き渡すターゲットオブジェクトとするか否かを利用者が選択できるように表すドロップターゲット選択情報と、
    前記出力手段の表示領域に表示されているオブジェクトの表示方法の変更の内容を表す表示変更方法情報と、
    を記憶し、
    前記処理手段に、
    入力フォーカスを有するオブジェクトにおける前記選択データの移動先操作中に、以下の(1)〜(4)を実行させ、選択データの移動先操作が終了した場合は、以下の(3)の表示処理を終了させること、を特徴とする操作支援コンピュータプログラム。
    (1)前記選択データの移動先操作に伴い、前記入力手段を介して、前記記憶手段の操作対象範囲情報における操作対象範囲を変更する命令を受信すると、当該命令に基づき、前記記憶手段の操作対象範囲情報の操作対象範囲を変更すること、
    (2)前記記憶手段の操作対象範囲情報及び表示範囲情報に基づいて、前記操作対象範囲と重複した範囲がある表示範囲のオブジェクトが存在するか否か、を判断すること、
    (3)当該(2)の判断の結果、該当するオブジェクトが存在する場合は、前記記憶手段のドロップターゲット選択情報に基づいて、該当するオブジェクトのターゲットフラグ選択を前記出力手段の表示領域に表示し、
    前記記憶手段のドロップターゲット選択情報及び表示変更方法情報に基づいて、該当するオブジェクトのターゲットフラグがオフであれば、該当するオブジェクトの表示方法を変更し、前記選択データの移動先操作の対象となるターゲットオブジェクトとして選択できないようにすること、
    (4)前記入力手段を介して、当該出力手段の表示領域に表示したターゲットフラグ選択がポインタにより指定されると、前記記憶手段のドロップターゲット選択情報のターゲットフラグのうち、当該ポインタにより指定されたターゲットフラグ選択に関連付いているターゲットフラグの内容を、当該ポインタにより指定されたターゲットフラグ選択が表すオン又はオフの内容とすること。
  6. 情報を記憶する記憶手段と、情報を処理する処理手段と、利用者に情報を表示する出力手段と、利用者からの命令を受け付ける入力手段とを備えたコンピュータシステムであって、
    前記記憶手段が、請求項1乃至5のいずれか1記載の各情報及び操作支援コンピュータプログラムを記憶し、前記処理手段が前記各処理を行うこと、を特徴とする操作支援コンピュータシステム。
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