JPWO2008018537A1 - 円盤状基板の検査装置及び検査方法 - Google Patents

円盤状基板の検査装置及び検査方法 Download PDF

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Abstract

半導体ウエーハ等の円盤状基板の表面に形成された処理領域についてのより精度の良い検査が可能となる検査装置及び検査方法を提供する。回転するウエーハの外縁及びその近傍領域を撮影する撮影手段(130a)、(130b)と、撮影手段(130a)、(130b)にて得られる画像に基づいてウエーハの複数の回転角度位置θnそれぞれでの外縁の径方向位置を計測する基板外縁位置計測手段(200)と、撮影手段(130a)にて得られる画像に基づいて前記複数の回転角度位置θnそれぞれでのウエーハの外縁と絶縁膜の縁との間の縁間距離Bθnを計測する縁間距離計測手段(200)と、ウエーハの外縁の径方向位置Aθnと縁間距離Bθnとに基づいて所定の検査情報を生成する検査情報生成手段(200)とを有する構成となる。

Description

本発明は、半導体ウエーハ等の円盤状基板の検査装置及び検査方法に係り、詳しくは、表面に絶縁膜や導電膜等の処理領域の形成された円盤状基板の検査を行なう検査装置及び検査方法に関する。
半導体ウエーハ(円盤状基板の一種)は、成膜プロセスやエッチングプロセスを経て表面に例えば同心的に絶縁膜や導電膜等の処理領域が形成される。従来、この半導体ウエーハに形成された処理領域(絶縁膜等)の縁部がめくれ上がり等のない正規の仕上がり状態となっているか否かを判定する手法が提案されている(特許文献1参照)。この手法では、半導体ウエーハにおける外縁部の複数箇所を撮影し、その撮影によって得られた画像から半導体ウエーハの複数箇所における外縁と処理領域の縁との間の露出幅を計測し、そして、その複数箇所での露出幅の状態から前記処理領域(絶縁膜等)の縁部がめくれ上がり等のない正規の仕上がり状態となっているか否かを判定するようにしている。
特開2002−134575号公報
前述したような従来の手法は、半導体ウエーハ(円盤状基板)の外縁とその表面に形成された処理領域の縁との間の露出幅の状態に基づいてその処理領域の縁部の仕上がり状態を検査、評価している。即ち、半導体ウエーハの外縁形状が常に正常(例えば、真円)であることを前提として、その露出幅をもって処理領域の形状を評価している。しかしながら、前記露出幅に影響を与える半導体ウエーハの外縁形状は、詳細に見ると必ずしも一定ではなく、変動し得るものである。このため、従来の手法では、円盤状基板の表面に形成された処理領域についての精度の良い評価ができない。
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされたもので、半導体ウエーハ等の円盤状基板の表面に形成された処理領域についてのより精度の良い検査が可能となる検査装置及び検査方法を提供するものである。
本発明に係る円盤状基板の検査装置は、表面に処理領域の形成された円盤状基板の検査装置であって、所定の回転軸を中心にして回転可能となり、前記円盤状基板を保持する保持部と、前記回転軸を中心にして前記保持部を回転させる回転駆動部と、前記保持部の回転によって回転する前記円盤状基板の外縁及びその近傍領域を撮影する撮影手段と、前記保持部の回転によって回転する前記円盤状基板の複数の回転角度位置それぞれでの当該円盤状基板の外縁の径方向位置を計測する基板外縁位置計測手段と、前記撮影手段にて得られる画像に基づいて前記複数の回転角度位置それぞれでの前記円盤状基板の外縁と前記処理領域の縁との間の縁間距離を計測する縁間距離計測手段と、前記基板外縁位置計測手段にて得られた前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの外縁の径方向位置と、前記縁間距離計測手段にて得られた前記複数の回転角度位置それぞれでの縁間距離とに基づいて所定の検査情報を生成する検査情報生成手段とを有する構成となる。
このような構成により、円盤状基板の複数の回転角度位置それぞれでの外縁の径方向位置が当該円盤状基板の外縁の形状を表し得る情報となるので、その円盤状基板の複数の回転角度位置それぞれでの外縁の径方向位置と、前記複数の回転角度位置それぞれでの前記円盤状基板の外縁と該円盤状基板の表面に形成された処理領域の縁との間の縁間距離とに基づいて生成される検査情報は、円盤状基板の外縁の形状を考慮してその円盤状基板の表面に形成された処理領域の形状について評価することのできる情報となり得る。
また、本発明に係る円盤状基板の検査装置において、前記検査情報生成手段は、前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの外縁の径方向位置と対応する回転角度位置での前記縁間距離とに基づいて前記処理領域の前記複数の回転角度位置での縁の径方向位置を演算する処理領域縁位置演算手段を有し、前記処理領域の前記複数の回転角度位置それぞれでの縁の径方向位置に基づいた検査情報生成するように構成することができる。
このような構成により、円盤状基板の表面に形成された処理領域の複数の回転角度位置それぞれでの縁の径方向位置に基づいた検査情報が生成されるので、該検査情報によって前記処理領域の縁の実際の形状及び円盤状基板に対する相対的な位置がどのような状態となっているかを評価することが可能となる。
また、本発明に係る円盤状基板の検査装置において、前記検査情報は、前記処理領域の前記円盤状基板に対する偏心度合に関する検査結果を表す情報を含むことができる。
このような構成により、円盤状基板の表面に形成された処理領域の当該円盤状基板に対する偏心度合を検査することができるようになる。
更に、本発明に係る円盤状基板の検査装置において、前記検査情報は、前記処理領域の真円度合に関する検査結果を表す情報を含むことができる。
このような構成により、円盤状基板の表面に形成された処理領域の真円度合を検査することができるようになる。
また、本発明に係る円盤状基板の検査装置において、前記検査情報生成手段は、前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの外縁の径方向位置に基づいて当該円盤状基板の複数の回転角度位置それぞれでの直径を演算する直径演算手段を有し、前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの直径に基づいた検査情報を生成するように構成することができる。
このような構成により、表面に処理領域の形成された円盤状基板の複数の回転角度位置それぞれでの直径に基づいた検査情報が生成されるので、該検査情報に基づいて前記円盤状基板自体の外縁の形状がどのような状態となっているかを評価することができるようになる。
また、本発明に係る円盤状基板の検査装置において、前記検査情報は、前記円盤状基板の前記保持部の回転軸に対する偏心度合に関する検査結果を表す情報を含むことができる。
このような構成により、円盤状基板を保持する保持部の回転軸に対する当該円盤状基板の偏心度合、即ち、前記円盤状基板の保持部での保持状態が適正であるか否かを検査することができるようになる。
更に、本発明に係る円盤状基板の検査装置において、前記検査情報は、前記円盤状基板の真円度合に関する検査結果を表す情報を含むことができる。
このような構成により、円盤状基板自体の真円度合を検査することができるようになる。
また、本発明に係る円盤状基板の検査装置において、前記検査情報生成手段は、前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの外縁の径方向位置と対応する回転角度位置での前記縁間距離とに基づいて前記処理領域の前記複数の回転角度位置での縁の径方向位置を演算する処理領域縁位置演算手段と、前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの外縁の径方向位置に基づいて前記円盤状基板の複数の回転角度位置それぞれでの直径を演算する直径演算手段とを有し、前記処理領域の前記複数の回転角度位置それぞれでの縁の径方向位置と、前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの直径とに基づいた検査情報を生成するように構成することができる。
このような構成により、円盤状基板の表面に形成された処理領域の複数の回転角度位置それぞれでの縁の径方向位置と、当該円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの直径とに基づいた検査情報が生成されるので、その検査情報によって円盤状基板の外縁形状の状態及び該円盤状基板の表面に形成された処理領域の縁形状の状態を評価することができるようになる。
更に、本発明に係る円盤状基板の検査装置において、前記検査情報は、前記処理領域の前記複数の回転角度位置それぞれでの縁の径方向位置と、前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの直径とに基づいて生成される前記円盤状基板及び前記処理領域に関する分類情報を含むことができる。
このような構成により、複数の回転角度位置それぞれでの処理領域の縁の径方向位置と円盤状基板の直径とに基づいて該円盤状基板及び前記処理領域に関する分類情報が検査情報として生成されるので、前記円盤状基板及び前記処理領域をその分類によって評価することができるようになる。
また、本発明に係る円盤状基板の検査装置において、前記基板外縁位置計測手段は、前記撮影手段にて得られる画像に基づいて前記円盤状基板の複数の回転角度位置それぞれでの当該円盤状基板の外縁の径方向位置を測定する構成とすることができる。
このような構成により、円盤状基板の外縁及びその近傍領域の撮影により得られた画像が、縁間距離を測定するために利用されるほか、円盤状基板の複数の角度位置それぞれでの当該円盤状基板の外縁の計方向位置の測定にも利用されるので、装置構成をより簡素にし得る。
また、本発明に係る円盤状基板の検査装置において、前記撮影手段は、前記保持部に保持された前記円盤状基板の回りに配置されるように設置され、前記円盤状基板の外縁及びその近傍を撮影する複数のカメラユニットを有する構成とすることができる。
このような構成により、保持部の回転とともに回転する円盤状基板の回りに配置された複数のカメラユニットから画像が得られるので、前記円盤状基板を1回転させなくても、円盤状基板全周にわたる複数の回転角度位置それぞれでの当該円盤状基板の外縁の径方向位置を計測することができるようになる。また、円盤状基板を1回転させれば、複数のカメラユニットそれぞれから円盤状基板の1周分の画像が得られるので、前記複数の回転角度位置それぞれについて複数の径方向位置が得られる。従って、前記複数の回転角度位置それぞれに対して得られた複数の径方向位置から単一の径方向位置を決められる(例えば、平均値)ので、より精度の良い径方向位置を得ることができるようになる。
更に、本発明に係る円盤状基板の検査装置において、前記複数のカメラユニットは、前記保持部に保持された前記円盤状基板の外縁及びその近傍領域を一方の面側から撮影する第1カメラユニットと、前記円盤状基板の外縁及びその近傍領域を他方の面側から撮影する第2カメラユニットとを有する構成とすることができる。
このような構成により、円盤状基板の両面についての画像を得ることができるので、双方の画像に基づいて前記円盤状基板の外縁の複数の回転角度位置それぞれでの径方向位置を計測することができるとともに、処理領域の形成された面を撮影するカメラユニットから得られる画像に基づいて前記複数の回転角度位置それぞれでの縁間距離を計測することができるようになる。更に、処理領域の形成されていない面の画像も得られるので、その画像に基づいた検査情報も生成することもできるようになる。
また、本発明に係る円盤状基板の検査装置において、前記第1カメラユニットと第2カメラユニットとは、前記円盤状基板の回転角度180度分ずれて相互に対向するように配置されている構成とすることができるようになる。
このような構成により、第1カメラユニット及び第2カメラユニットにて同じタイミングで得られた画像に基づいて計測された円盤状基板の複数の回転角度位置それぞれでの径方向位置から、前記円盤所基板の外形形状を表し得る直径を算出することができるようになる。
また、本発明に係る円盤状基板の検査装置において、前記基板外縁位置計測手段は、前記第1カメラユニットにて得られる画像及び前記第2カメラユニットにて得られる画像双方に基づいて前記複数の回転角度位置それぞれでの前記円盤状基板の外縁の径方向位置を計測するように構成することができる。
更に、本発明に係る円盤状基板の検査装置において、前記縁間距離計測手段は、前記第1カメラユニット及び第2カメラユニットのうち、前記処理領域の形成された面側から撮影する一方のカメラユニットから得られる画像に基づいて前記縁間距離を計測するように構成することができる。
本発明に係る円盤状基板の検査方法は、表面に処理領域の形成された円盤状基板の検査方法であって、所定の回転軸を中心にして回転する保持部に保持され、該保持部と共に回転する前記円盤状基板の外縁及びその近傍領域を撮影する撮影ステップと、前記保持部の回転によって回転する前記円盤状基板の複数の回転角度位置それぞれでの当該円盤状基板の外縁の径方向位置を計測する基板外縁位置計測ステップと、前記撮影ステップにて得られる画像に基づいて前記複数の回転角度位置それぞれでの前記円盤状基板の外縁と前記処理領域の縁との間の縁間距離を計測する縁間距離計測ステップと、前記基板外縁位置計測ステップにて得られた前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの外縁の径方向位置と、前記縁間距離計測ステップにて得られた前記複数の回転角度位置それぞれでの縁間距離とに基づいて所定の検査情報を生成する検査情報生成ステップとを有する構成となる。
また、本発明に係る円盤状基板の検査方法において、前記検査情報生成ステップは、前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの外縁の径方向位置と対応する回転角度位置での前記縁間距離とに基づいて前記処理領域の前記複数の回転角度位置での縁の径方向位置を演算する処理領域縁位置演算ステップと、前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの外縁の径方向位置に基づいて前記円盤状基板の複数の回転角度位置それぞれでの直径を演算する直径演算ステップとを含み、前記処理領域の前記複数の回転角度位置それぞれでの縁の径方向位置と、前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの直径とに基づいた検査情報を生成するように構成することができる。
更に、本発明に係る円盤状基板の検査方法において、前記基板外縁位置計測ステップは、前記撮影ステップにて得られる画像に基づいて前記円盤状基板の複数の回転角度位置それぞれでの当該円盤状基板の外縁の径方向位置を測定する構成とすることができる。
本発明に係る円盤状基板の検査装置及び検査方法によれば、その生成される検査情報が円盤状基板の外縁の形状を考慮してその円盤状基板の表面に形成された処理領域の形状について評価することのできる情報となり得るので、前記円盤状基板の表面に形成された処理領域についてのより精度の良い検査が可能となる。
本発明の実施の一形態に係る半導体ウエーハ(円盤状基板)の検査装置の機構系の構成(第1の構成例)を示す図である。 図1に示す検査装置を上方から見た状態を示す図である。 本発明の実施の一形態に係る半導体ウエーハの検査装置の処理系の構成を示すブロック図である。 図3に示す処理系における処理ユニットでの処理手順を示すフローチャートである。 半導体ウエーハ及びその表面に形成された絶縁膜(処理領域)に対して定義されるパラメータを示す図である。 半導体ウエーハの表面に形成された絶縁膜に対して定義される各パラメータを示す図である。 ウエーハの分類を示す図である(その1) ウエーハの分類を示す図である(その2) 各分類におけるウエーハと絶縁膜の状態を模式的に示す図である。 表示ユニットに表示されたウエーハエッジ位置Aθn、膜エッジ位置Cθn及び縁間距離Bθnの回転角度位置θnに対するプロファイルを示す図である。 表示ユニットに表示されたウエーハの外縁線及び絶縁膜の縁線の一例を示す図である。 表示ユニットに表示されたウエーハの外縁線及び絶縁膜の縁線の他の一例を示す図である。 表面に複数の絶縁膜が積層された半導体ウエーハの断面構造と各絶縁膜に対する縁間距離を示す図である。 半導体ウエーハの検査装置の機構系の第2の構成例を示す図である。 半導体ウエーハの検査装置の機構系の第3の構成例を示す図である。 半導体ウエーハの検査装置の機構系の第4の構成例を示す図である。 図16に示す検査装置を上方から見た状態を示す図である。 図16及び図17に示す機構系となる検査装置における処理系の構成例を示すブロック図である。 図15に示す処理系における処理ユニットでの処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 ウエーハ(円盤状基板)
11 絶縁膜(処理領域)
100 ステージ(保持部)
110 回転駆動モータ(回転駆動部)
120a、120b エッジセンサ
130a 第1カメラユニット
130b 第2カメラユニット
131、131a、131b CCDラインセンサ
132 エッジセンサ
200 処理ユニット
210 操作ユニット
220 表示ユニット
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
本発明の実施の一形態に係る半導体ウエーハ(円盤状基板)の検査装置の機構系(第1の構成例)は、図1及び図2に示すように構成される。図1は、検査装置の機構系を側方から見た図であり、図2は、当該検査装置の機構系を上方から見た図である。
図1及び図2において、ステージ100(保持部)が回転駆動モータ110(回転駆動部)の回転軸110aに保持され、一方向(本実施の形態では矢印Sで示す時計方向)に連続回転させられるようになっている。ステージ100に円盤状基板となる半導体ウエーハ(以下、単にウエーハという)10が水平状態にセットされる。なお、ステージ100にはアライメント機構(図示略)が設けられており、ウエーハ10の中心がステージ100の回転中心(回転軸110aの軸芯)に極力合致するように当該ウエーハ10がステージ100にセットされるようになっている。
ウエーハ10の表面には例えば絶縁膜11(図2における網掛け部分:処理領域図)が形成されている。ステージ100の上方所定位置には、ステージ100にセットされたウエーハ10の外縁及びその近傍領域を当該ウエーハ10の表面側から撮影する第1カメラユニット130aが設置され、ステージ100の下方所定位置にはウエーハ10の外縁及びその近傍を当該ウエーハ10の裏面側から撮影する第2カメラ130bが設置されている。これら対になる第1カメラユニット130a及び第2カメラユニット130bは、ステージ100にセットされるウエーハ10の回転角度180度分ずれて、即ち、ウエーハ10の直径線の方向に並ぶように配置されている。第1カメラユニット130a及び第2カメラユニット130bは、CCDラインセンサ131a、131bを含み、CCDラインセンサ131a、131bによるライン状の撮影領域がステージ100上のウエーハ10の外縁及び絶縁膜11の縁を横切ってステージ100の回転中心に向かうように設定されている。
前述した構成の機構系を有する評価装置の処理系は、図3に示すように構成される。
図3において、第1カメラユニット130a及び第2カメラユニット130bからの撮像信号が処理ユニット200に入力される。処理ユニット200は、ステージ100を所定の速度にて回転させるように回転駆動モータ110の駆動制御を行なうと共に、操作ユニット210からの操作信号に従って第1カメラユニット130a及び第2カメラユニット130bからの撮像信号を後述するように処理する。また、処理ユニット200は、その処理の過程で得られた情報を表示ユニット220に表示させることができる。
次に検査装置での処理について説明する。
実際にウエーハ10についての処理がなされる前に、まず、当該検査装置の初期設定がなされる。この初期設定では、例えば、真円であること及びそのサイズ(例えば、直径300mm)が正確に確認されているダミーウエーハがステージ100にその中心が当該ステージ100の回転中心に正確に合致するようにアライメント機構(不図示)を用いてセットされる。処理ユニット200は、ステージ100を回転させた状態で、第1カメラユニット130a及び第2カメラユニット130bからの撮像信号に基づいた画像データ(画素単位の輝度データまたは濃度データ)を取り込む。そして、第1カメラユニット130aの撮影による取り込み画像(画像データ)及び第2カメラユニット130bの撮影による取り込み画像(画像データ)それぞれから所定間隔の各回転角度位置θnでの前記ダミーウエーハの外縁(エッジ)に対応した画素位置が検出され、各回転角度位置θnでの当該画素位置がダミーウエーハの半径(例えば、150mm)に相当する中心からの径方向位置として認識されるように処理ユニット200におけるパラメータの初期設定等がなされる。
なお、本実施の形態においてこの初期設定は、検査装置の使用開始前に1度だけ実施され、また検査対象であるウエーハ10の大きさが変更される毎に実施するようにしているが、1枚のウエーハ10の検査を行なう毎、あるいは予め設定した枚数のウエーハ10の検査が行なわれる毎に実施するようにしてもよい。
初期設定が終了した後、ダミーウエーハに代えて検査対象となるウエーハ10が、アライメント機構(不図示)により、極力その中心がステージ100の回転中心に合致するようにして当該ステージ100にセットされる。そして、操作ユニット210にて所定操作がなされると、処理ユニット200は図4に示す手順に従って処理を実行する。
図4において、処理ユニット200は、ウエーハ10が定速にて1回転する間に、第1カメラユニット130a及び第2カメラユニット130bそれぞれからの撮像信号を入力し、対応する撮影画像(画像データ)を取り込む(S1)。そして、処理ユニット200は、所謂エッジ抽出処理により、各取り込み画像において所定角度間隔毎の各回転角度位置θnでのウエーハ10の外縁に対応した画素位置を図5に示すウエーハ10の外縁の径方向位置(以下、ウエーハエッジ位置という)Aθnとして各回転角度位置θnに対応付けて保存する(S2:基板外縁位置計測ステップ)。
ここで、回転角度位置θnについて説明する。図5に示すように、ウエーハ10にはその外周にノッチ10aが形成されている。そこで本実施の形態では、このウエーハ10におけるノッチ10aが形成されている位置を回転角度0度の位置(=θ0)として設定される。従って、図5に示すウエーハ10において、回転角度位置(θ0)から反時計方向に例えばt度離れた位置の回転角度位置はθtと定義され、この回転角度位置でのウエーハエッジ位置TはAθtと表される。
ところで、ウエーハ10が1回転する間に得られる2つの第1カメラユニット130a及び第2カメラユニット130bからの撮影信号に対応する画像に基づいて各回転角度位置θnに対して2つのウエーハエッジ位置Aθnが得られる場合、それらの平均値を真のウエーハエッジ位置Aθnとして回転角度位置θnに対応付けて保存することができる。また、ウエーハ10の半周分の各回転角度位置θnに対応するウエーハエッジ位置Aθnを第1カメラユニット130aの撮影による画像から取得し、ウエーハ10の残りの半周分の各回転角度位置θnに対応するウエーハエッジ位置Aθnを第2カメラユニット130bの撮影による画像から取得することもできる。
次いで、処理ユニット200は、ウエーハ10の絶縁膜11の形成された面側からその外縁及びその近傍領域を撮影する第1カメラユニット130aからの撮像信号に基づいた画像データにて表される画像上で各回転角度位置θnでのウエーハ10の外縁と絶縁膜11の縁との間の縁間距離Bθnを計測する(S3:縁間距離計測ステップ)。具体的には、例えば、メモリ上に展開された画像上でウエーハ10の外縁と絶縁膜11の縁との間の画素数が計測され、その画素数が距離(縁間距離)に換算される。
このようにして、ウエーハエッジ位置Aθn及びウエーハ10の外縁と絶縁膜11の縁との間の縁間距離Bθnがウエーハ10の1周分について得られると、処理ユニット200は、各回転角度位置θnでのウエーハ10の直径Dθn及び絶縁膜11の縁の径方向位置(以下、膜エッジ位置という)Cθnを演算する(S4)。具体的には、各回転角度位置θnに対応して保存されているウエーハエッジ位置Aθnとその回転角度位置から180°回転させた回転角度位置θn+180°に対応して保存されているウエーハエッジ位置Aθn+180°との和が直径Dθnとして演算される(図5参照)。
θn=Aθn+Aθn+180°
また、処理ユニット200において、各回転角度位置θnに対応して保存されているウエーハエッジ位置Aθnから対応する回転角度位置θnでの縁間距離Bθnを減じて膜エッジ位置Cθnが演算される(図5参照)。
θn=Aθn−Bθn
その後、処理ユニット200は、前述したようにして得られた各回転角度位置θnでのウエーハエッジ位置Aθn、直径Dθn、及び膜エッジ位置Cθnに基づいてウエーハ10の検査情報(評価情報)を生成する(S5:検査情報生成ステップ)。次のような検査情報を生成することができる。
各回転角度位置θnでのウエーハエッジ位置Aθnとその回転角度位置θnから180°回転させた回転角度位置θn+180°でのウエーハエッジ位置Aθn+180°との差の絶対値
|Aθn−Aθn+180°
をウエーハ10のステージ100(保持部)の回転中心(回転軸110aの軸芯)に対する偏心度合を評価する情報として生成することができる。例えば、各回転角度位置θnでの前記絶対値が全て基準値aより小さい場合に、
|Aθn−Aθn+180°|<a
ウエーハ10はステージ100の回転中心に対して偏心することなくステージ100に適正にセットされていると判定することができる。
また、各回転角度位置θnでの直径Dθnとその回転角度位置θnから90°回転させた回転角度位置θn+90°での直径Dθn+90°との差の絶対値
|Dθn−Dθn+90°
をウエーハ10の真円度合を評価する情報として生成することができる。例えば、各回転角度位置θnでの前記絶対値が全て基準値dより小さい場合に、
|Dθn−Dθn+90°|<d
ウエーハ10は正規の形状(真円)であると判定することができる。
更に、各回転角度位置θnでの膜エッジ位置Cθnとその回転角度位置θnから180°回転させた回転角度位置θn+180°での膜エッジ位置Cθn+180°との差の絶対値
|Cθn−Cθn+180°
を絶縁膜11のウエーハ10に対する偏心度合を評価する情報として生成することができる。例えば、各回転角度位置θnでの前記絶対値が全てc1より小さい場合に、
|Cθn−Cθn+180°|<c1
絶縁膜11はウエーハ10(の中心)に対して偏心することなくウエーハ10の表面に適正に形成されていると判定することができる。
また、各回転角度位置θnでの膜エッジ位置Cθn、その回転角度位置θnから90°、180°、更に270°回転させた回転角度位置θn+90°、θn+180°、θn+90°+180°それぞれでの膜エッジ位置Cθn+90°、Cθn+180°、Cθn+90°+180°に基づいて図6に示すように定義される絶縁膜11の半径Crθi、Crθjの差の絶対値
|Crθi−Crθj
Crθi=(((Cθn+Cθn+180°)/2)2
+((Cθn+90°−Cθn+90°+180°)/2)21/2
Crθj=(((Cθn+90°+Cθn+90°+180°)/2)2
+((Cθn+180°−Cθn)/2)21/2
を絶縁膜11の真円度合を評価する情報として生成することができる。例えば、各回転角度位置θnでの膜エッジ位置Cθn等に基づいて得られた前記絶縁膜11の半径CrθiとCrθjとの差の絶対値が全てc2より小さい場合に、
|Crθi−Crθj|<c2
絶縁膜11は正規の形状(真円)であると判定することができる。
更に、前述した直径DθnとDθn+90°との差の絶対値、
|Dθn−Dθn+90°
前述した膜エッジ位置CθnとCθn+180°との差の絶対値、
|Cθn−Cθn+180°
及び前述した絶縁膜11の半径CrθiとCrθjとの差の絶対値
|Crθi−Crθj
に基づいて、対象となるウエーハ10を分類することができる。この分類情報を検査情報(評価情報)として用いることができる。
具体的には、図7(a)に示す分類NO.1は、
|Dθn−Dθn+90°|<d
|Cθn−Cθn+180°|<c1
|Crθi−Crθj|<c2
という条件を満たすウエーハ10を表す。この場合、図9(a)に模式的に示すように、ウエーハ10外縁形状、絶縁膜11の縁形状及び絶縁膜11の形成位置の全てを正常なものとして評価することができる。なお、図9(a)はあくまでも模式的に示したものであって、図7(a)の条件のものは全て図9(a)に示すようになるものではないことは当然であるが、ウエーハ10の評価結果として、ウエーハ形状、絶縁膜偏心状態、絶縁膜形状を図9(a)のような模式図的に表示ユニット220に表示させれば、オペレータは、それを見ることで、3者の傾向を即座に感じ取ることができる。このことは、図9(b)以降も同様である。
図7(b)に示す分類NO.2は、
|Dθn−Dθn+90°|>d
|Cθn−Cθn+180°|<c1
|Crθi−Crθj|<c2
という条件を満たすウエーハ10を表す。この場合、図9(b)に模式的に示すように、絶縁膜11の縁形状及び絶縁膜11の形成位置は正常なものとして評価され得る一方、ウエーハ10の外縁形状は正常ではないものとして評価され得る。
図7(c)に示す分類NO.3は、
|Dθn−Dθn+90°|>d
|Cθn−Cθn+180°|<c1
|Crθi−Crθj|>c2
という条件を満たすウエーハ10を表す。この場合、図9(c)に模式的に示すように、絶縁膜11の形成位置は正常なものとして評価され得る一方、ウエーハ10の外縁形状及び絶縁膜11の縁形状は正常ではないものとして評価され得る。
図7(d)に示す分類NO.4は、
|Dθn−Dθn+90°|<d
|Cθn−Cθn+180°|<c1
|Crθi−Crθj|>c2
という条件を満たすウエーハ10を表す。この場合、図9(d)に模式的に示すように、ウエーハ10の外縁形状及び絶縁膜11の形成位置は正常なものとして評価され得る一方、絶縁膜11の縁形状は正常ではないものとして評価され得る。
図8(a)に示す分類NO.5は、
|Dθn−Dθn+90°|<d
|Cθn−Cθn+180°|>c1
|Crθi−Crθj|<c2
という条件を満たすウエーハ10を表す。この場合、図9(e)に模式的に示すように、ウエーハ10の外縁形状及び絶縁膜11の縁形状は正常なものとして評価され得る一方、絶縁膜11の形成位置は正常ではないものとして評価され得る。
図8(b)に示す分類NO.6は、
|Dθn−Dθn+90°|>d
|Cθn−Cθn+180°|>c1
|Crθi−Crθj|<c2
という条件を満たすウエーハ10を表す。この場合、図9(f)に模式的に示すように、絶縁膜11の縁形状は正常なものとして評価され得る一方、ウエーハ10の外縁形状及び絶縁膜11の形成位置は正常ではないものとして評価され得る。
図8(c)に示す分類NO.7は、
|Dθn−Dθn+90°|>d
|Cθn−Cθn+180°|>c1
|Crθi−Crθj|>c2
という条件を満たすウエーハ10を表す。この場合、図9(g)に模式的に示すように、ウエーハ10の外縁形状、絶縁膜11の縁形状及び絶縁膜11の形成位置の全てを正常ではないものとして評価することができる。
図8(d)に示す分類NO.8は、
|Dθn−Dθn+90°|<d
|Cθn−Cθn+180°|>c1
|Crθi−Crθj|>c2
という条件を満たすウエーハ10を表す。この場合、図9(h)に模式的に示すように、ウエーハ10の外縁形状は正常なものとして評価され得る一方、絶縁膜11の縁形状及び絶縁膜11の形成位置は正常ではないものとして評価され得る。
図4に戻って、処理ユニット200は、前述したように検査情報を生成すると、表示ユニット220に所定の情報を表示させるための出力処理を行なう(S6)。この出力処理では、前述したような検査情報をそのまま表示させることができる。例えば、複数の回転角度位置のそれぞれにおけるウエーハエッジ位置AθnとAθn+180°との差の絶対値、
|Aθn−Aθn+180°
ウエーハ10の直径DθnとDθn+90°との差の絶対値、
|Dθn−Dθn+90°
膜エッジ位置CθnとCθn+180°との差の絶対値、
|Cθn−Cθn+180°
及び、絶縁膜11の半径CrθiとCrθjの差の絶対値
|Crθi−Crθj
の全てまたはいくつかを表示ユニット220に、例えば、回転角度位置θn毎の値を表形式にて、表示させることができる。このように表示ユニット220に表示されるこれらの情報により、作業者は、検査対象となるウエーハ10の偏心度合及び真円度合や絶縁膜11の偏心度合及び真円度合をより具体的、かつ精度良く評価することができるようになる。これらの評価に基づいて更に絶縁膜11の成膜プロセスの適否やウエーハ10の基板(例えば、シリコン基板)形成プロセスの適否についてより詳細に評価することができるようになる。
また、処理ユニット200は、前述した分類情報(図7及び図8に示すNO.1〜NO.8)及び対応する模式図形(図9(a)〜(h))の少なくともいずれかをウエーハ10の評価結果として表示ユニット220に表示させることができる。この場合、検査対象となるウエーハ10をその絶縁膜11と共にマクロ的に評価することができるようになる。
更に、処理ユニット200は、各回転角度位置θnと前述したウエーハエッジ位置Aθn、縁間距離Bθn及び膜エッジ位置Cθnとの関係を表したプロファイル情報を当該ウエーハ10の評価情報(検査情報)として生成し、そのプロファイル情報を表示ユニット220に表示させることもできる。この場合、例えば、図10に示すように、ウエーハ10の一回転(0°〜360°)についてのウエーハエッジ位置AθnのプロファイルQ1(Aθn)、膜エッジ位置CθnのプロファイルQ2(Cθn)及び縁間距離BθnのプロファイルQ3(Bθn)が表示ユニット220に表示される。なお、図10において、ウエーハエッジ位置Aθn及び膜エッジ位置Cθnは、右側のスケール(147.00mm〜151.50mm)が適用され、縁間距離Bθnは、左側のスケール(0.00mm〜4.50mm)が適用される。このようなプロファイル情報によって、ウエーハ10の外縁形状、絶縁膜11の縁形状、及びウエーハ10の外縁と絶縁膜の縁との間の距離(従来技術における露出幅に相当)を直接的に把握することができる。
なお、各回転角度位置θnでのウエーハエッジ位置Aθnに基づいたウエーハ10の外縁線L1と、各回転角度位置θnでの膜エッジ位置Cθnに基づいた絶縁膜11の縁線L2とをウエーハ10の検査情報として生成することもできる。この場合、図11に示すように、ウエーハ10の外縁線L1と絶縁膜11の縁線L2とが表示ユニット220に表示される。このように表示ユニット220に表示されるウエーハ10の外縁線L1及び絶縁膜11の縁線L2により、ウエーハ10の形状、絶縁膜11の形状及び絶縁膜11の形成位置を的確に評価することができるようになる。
更に、絶縁膜11の縁線についてのスケール分解能をウエーハ10の外縁線についてのスケール分解能より高く設定して、表示ユニット220に表示させることができる。つまり、絶縁膜11の縁部分周辺だけをウエーハの直径方向にスケールを拡大して表示するものである。この場合、図12に示すように、絶縁膜11の縁線L20の変動がウエーハ10の外縁線L1に比べて強調されることになり、絶縁膜11の形状や位置等をより精度良く、しかも評価者にとっても感覚的に鮮明に評価することができるようになる。
なお、ウエーハ10の検査情報については、前述したものに限定されず、各回転角度位置θnでのウエーハエッジ位置Aθn及び縁間距離Bθnに基づいて得られるウエーハ10についての情報であれば、特に限定されない。
前述した検査装置では、第2カメラユニット130bの撮影により得られた画像は、各回転角度位置θnでのウエーハエッジ位置Aθnを計測するため(直径Dθn)にしか用いられなかったが、その画像をウエーハ10の裏面側の検査結果として利用することもできる。例えば、ウエーハ10の絶縁膜11を形成するプロセスにおいて、ウエーハ10の外縁から逆側の面にその絶縁膜が回りこんでしまう場合がある。このような絶縁膜の回りこみによる欠陥を前記第2カメラユニット130bの撮影により得られた画像から検出することもできる。
前述した検査装置は、半導体ウエーハ10表面に絶縁膜11が1層形成されていたものを検査対象としていたが、図13に示すように、半導体ウエーハ10表面に複数、例えば、3層の絶縁膜11a、11b、11cが形成されたものを検査対象とすることができる。図13示す例では、半導体ウエーハ10の表面に、上層になるほど径が小さくなるような3つの絶縁膜11a、11b、11cが順次積層された構造となっている。
この例の場合、処理ユニット200は、ウエーハ10の3層の絶縁膜11a、11b、11cの形成された面側からその外縁及びその近傍領域を撮影する第1カメラユニット130aからの撮影信号を入力し、対応する撮影画像(画像データ)を取り込む(図4におけるS1参照)。そして、処理ユニット200は、その撮影信号に基づいた画像データにて表される画像上で各回転角度位置θnでのウエーハ10の外縁と各絶縁膜11a、11b、11cの縁との間の縁間距離Baθn、Bbθn、Bcθnを計測する(図4におけるS3参照)。
このようにして得られた各絶縁膜11a、11b、11cについての縁間距離Baθn、Bbθn、Bcθnは、前述した例と同様に、各絶縁膜11a、11b、11cについての膜エッジ位置Caθn、Cbθn、Ccθnの演算(図4におけるS4参照)に用いられる。そして、各絶縁膜についての検査情報(評価情報)、例えば、各絶縁膜11a、11b、11cの偏心度合を評価する情報|Cθn−Cθn+180°|、各絶縁膜11a、11b、11cが真円の度合いを評価する情報|Crθi−Crθj|(図4におけるS5参照)や、各絶縁膜11a、11b、11cについての分類情報(図7、図8、図9参照)を得ることができる。また、各絶縁膜11a、11b、11cについての縁間距離Baθn、Bbθn、Bcθnやエッジ位置Caθn、Cbθn、Ccθnから、上層の膜が下層の膜の領域に侵入して大きく覆いかぶさっているようなオーバーハングや、上層の膜が剥がれたり、捲れたりして、下層の膜が見えているようなアンダーテイクといった異常個所を表し得る検査情報を得ることもできる。
このような各絶縁膜11a、11b、11cについての各種検査情報に基づいて、その半導体ウエーハ10の良否の評価を行うことができると共に、各絶縁膜11a、11b、11cの成膜プロセスの適否についてより詳細に評価することができるようになる。
前述した検査装置では、第1カメラユニット130aがウエーハ10の絶縁膜11の形成された表面側から撮影し、第2カメラユニット130bがウエーハ10の絶縁膜11の形成されていない裏面側から撮影する構成となっていたが、図14に示すように、第1カメラユニット130a及び第2カメラユニット130bの双方がウエーハ10の絶縁膜11の形成された表面側から撮影するように構成することも可能である(機構系の第2の構成例)。この場合、ウエーハ10が1回転する間に得られる2つの第1カメラユニット130a及び第2カメラユニット130bからの撮影信号に対応する画像に基づいて各回転角度位置θnに対して2つのウエーハエッジ位置Aθnが得られる場合、それらの平均値を真のウエーハエッジ位置Aθnとすることがでる。更に、それらの画像に基づいて各回転角度位置θnに対して2つの縁間距離Bθnが得られる場合、それらの平均値を真の縁間距離Bθnとすることができる。従って、より精度の良い検査を実現することができる。一方、ウエーハ10を半回転するだけで、ウエーハ10全周についてのウエーハエッジ位置Aθn及び縁間距離Bθnを得ることもできる。この場合、ウエーハ10のより効率的な検査を行なうことができるようになる。
更に、図15に示すように、第2カメラユニット130bに代えてエッジセンサ132を設けることも可能である(機構系の第3の構成例)。このエッジセンサ132は、ステージ100の回転中心に直交する直線上に配置され、ステージ100上にセットされたウエーハ10の外縁の径方向位置を表す検出信号を出力する。この場合、処理ユニット200は、第1カメラユニット130aの撮影により得られる画像から計測された各回転角度位置θnでのウエーハエッジ位置Aθnとエッジセンサ132からの検出信号から検出された各回転位置θnでのウエーハエッジ位置Aθnとから真のウエーハエッジ位置Aθnを決めることができる。
また、前述した検査装置では、ウエーハ10を連続回転させ、その間、所定回転角度間隔毎に第1カメラユニット130a及び第2カメラユニット130bの撮影により得られた画像に基づいてウエーハ10の検査・評価を行なうようにしたが、ステージ100、つまりウエーハ10を所定回転角度毎に間欠回転させるようにしてもよい。
また、2つのカメラユニット130a、130bを、ステージ100の回転角度で180度離隔させて対向配置したが、例えば、90度離隔させて配置してもよく、その個数も1個でも、また3個以上配置するようにしてもよい。複数個の場合は、回転角度にして等配が望ましい。また、ウエーハ10を固定配置とし、各カメラユニット130a、130bをウエーハ10の外周に沿って回転動させるように構成することもできる。
更に、検査装置の機構系は、図16及び図17に示すように構成することもできる(第4の構成例)。この例では、半導体ウエーハ10の直径を計測するための専用の2つのエッジセンサ120a、120bが設けられ、半導体ウエーハ10の外縁及びその近傍領域を撮影する単一のカメラユニット130が設けられている。
具体的には、ステージ100の外縁近傍の所定位置に一対のエッジセンサ120a、120bが設置され、それらエッジセンサ120a、120bは、ステージ100の回転中心に直交する直線上に配置されている。そして、各エッジセンサ120a、120bは、ステージ100上にセットされたウエーハ10の外縁の径方向位置を表す検出信号を出力する。また、ステージ100の上方には、ステージ100にセットされたウエーハ10の外縁及びその近傍領域を撮影する単一のカメラ130が設置されている。カメラ130は、CCDラインセンサ131を含み、CCDラインセンサ131によるライン状の撮影領域がステージ100上のウエーハ10の外縁及び絶縁膜11の縁を横切ってステージ100の回転中心に向かうように設定されている。CCDラインセンサ131の並び方向に対し、エッジセンサ120a、120bは、ステージ100の回転角度に換算して丁度±90度ずれたところに配置されている。
このような構造の機構系を有する評価装置の処理系は、図18に示すように構成される。この処理系では、処理ユニット200は、前述した例(図3参照)の第1のカメラユニット130a、130bからの撮影信号に代えて、カメラユニット130からの撮影信号及び2つのエッジセンサ120a、120bからの検出信号を処理し、前述したのと同様の各検査情報(評価情報)を演算する。
具体的には、処理ユニット200は、次のようにして処理を実行する。
実際にウエーハ10についての評価処理がなされる前に、前述した例と同様に、まず、当該評価装置の初期設定がなされる。この初期設定では、例えば、真円であること及びそのサイズ(例えば、直径300mm)が正確に確認されているダミーウエーハがステージ100にその中心が当該ステージ100の回転中心に正確に合致するようにアライメント機構(不図示)を用いてセットされる。そして、ステージ100を回転させた状態で各エッジセンサ120a、120bからの検出信号を常にダミーウエーハの半径(例えば、150mm)に相当する中心(回転軸)からの径方向位置として処理ユニット200が正確に認識するようにエッジセンサ120a、120bの位置調整及び処理ユニット200におけるパラメータの初期設定等がなされる。
初期設定が終了して、操作ユニット210にて所定操作がなされ、そしてダミーウエーハに代わって、評価されるウエーハ10が、アライメント機構(不図示)により、極力その中心がステージ100の回転中心に合致するようにして当該ステージ100にセットされると、処理ユニット200は図19に示す手順に従って処理を実行する。
図9において、処理ユニット200は、ウエーハ10が定速にて1回転する間に、各エッジセンサ120a、120bからの検出信号を所定回転角度間隔毎に入力し、それら検出信号値を図5に示すウエーハ10外縁の径方向位置(以下、ウエーハエッジ位置という)Aθnとして各回転角度位置θnに対応付けて保存する(S11:基板外縁位置検出ステップ)。ここで、回転角度位置θnは、前述した例と同様に、ノッチ10aからの回転角度をいう。
ところで、ウエーハ10が1回転する間に、2つのエッジセンサ120a、120bからの検出信号に基づいて各回転角度位置θnに対して2つのウエーハエッジ位置Aθnが得られる場合、それらの平均値を真のウエーハエッジ位置Aθnとして回転角度位置θnに対応付けて保存することができる。また、ウエーハ10の半周分の各回転角度位置θnに対応するウエーハエッジ位置Aθnを一方のエッジセンサ120aからの検出信号から取得し、ウエーハ10の残りの半周分の各回転角度位置θnに対応するウエーハエッジ位置Aθnを他方のエッジセンサ120bからの検出信号から取得することもできる。
処理ユニット200は、前記所定回転角度間隔毎にウエーハ10の外縁及びその近傍領域を撮影するカメラ130からの撮像信号を入力し、その撮像信号を画像データにして各回転角度位置θnに対応付けて保存する(S12:撮影ステップ)。そして、処理ユニット200は、その画像データにて表される画像上で各回転角度位置θnでのウエーハ10の外縁と絶縁膜11の縁との間の縁間距離Bθnを計測する(S3:縁間距離計測ステップ)。具体的には、例えば、メモリ上に展開された画像上でウエーハ10の外縁と絶縁膜11の縁との間の画素数が計測され、その画素数が距離(縁間距離)に換算される。
以後、前述した例と同様に、前記各回転角度位置θnでのウエーハエッジ位置Aθn及び縁間距離Bθnとに基づいて、各回転角度位置θnでのウエーハ直径Dθn及び絶縁膜11についての膜エッジ位置Cθnが演算され(S4)、更に、前述したのと同様に各種検査情報(評価情報)が生成される(S5)。そして、その生成された検査情報が処理ユニット200の制御のもと、前述した例と同様に、表示ユニット220に表示される(S6:出力処理)。
なお、前述した各例においては、検査装置をウエーハにおける絶縁膜形成の評価に用いた例を説明したが、例えば評価を伴うことなく、各検査結果を絶縁膜などの膜製造装置にフィードバックし、膜形成時の諸データの修正に用いるようにしてもよい。
また、前述した各例においては、表面に絶縁膜が形成された構造のウエーハについて説明したが、表面に導電膜が形成された構造のウエーハであってもよい。膜としては、金属膜、有機膜、化合物膜等が考えられる。
また、円盤状基板として半導体ウエーハを例にとって説明したが、これに限られることなく、表面に処理領域が形成された円盤状基板、例えば記録層が形成されたディスク基板の検査装置とし適用するものであってもよい。
以上、説明したように、本発明に係る円盤状基板の検査装置及び検査方法は、半導体ウエーハ等の円盤状基板の表面に形成された処理領域についてのより精度の良い検査が可能となるという効果を有し、表面に絶縁膜や導電膜等の処理領域の形成された円盤状基板の検査を行なう検査装置及び検査方法として有用である。

Claims (18)

  1. 表面に処理領域の形成された円盤状基板の検査装置であって、
    所定の回転軸を中心にして回転可能となり、前記円盤状基板を保持する保持部と、
    前記回転軸を中心にして前記保持部を回転させる回転駆動部と、
    前記保持部の回転によって回転する前記円盤状基板の外縁及びその近傍領域を撮影する撮影手段と、
    前記保持部の回転によって回転する前記円盤状基板の複数の回転角度位置それぞれでの当該円盤状基板の外縁の径方向位置を計測する基板外縁位置計測手段と、
    前記撮影手段にて得られる画像に基づいて前記複数の回転角度位置それぞれでの前記円盤状基板の外縁と前記処理領域の縁との間の縁間距離を計測する縁間距離計測手段と、
    前記基板外縁位置計測手段にて得られた前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの外縁の径方向位置と、前記縁間距離計測手段にて得られた前記複数の回転角度位置それぞれでの縁間距離とに基づいて所定の検査情報を生成する検査情報生成手段とを有することを特徴とする円盤状基板の検査装置。
  2. 前記検査情報生成手段は、
    前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの外縁の径方向位置と対応する回転角度位置での前記縁間距離とに基づいて前記処理領域の前記複数の回転角度位置での縁の径方向位置を演算する処理領域縁位置演算手段を有し、
    前記処理領域の前記複数の回転角度位置それぞれでの縁の径方向位置に基づいた検査情報生成するようにしたことを特徴とする請求項1記載の円盤状基板の検査装置。
  3. 前記検査情報は、前記処理領域の前記円盤状基板に対する偏心度合に関する検査結果を表す情報を含むことを特徴とする請求項2記載の円盤状基板の検査装置。
  4. 前記検査情報は、前記処理領域の真円度合に関する検査結果を表す情報を含むことを特徴とする請求項2記載の円盤状基板の検査装置。
  5. 前記検査情報生成手段は、
    前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの外縁の径方向位置に基づいて当該円盤状基板の複数の回転角度位置それぞれでの直径を演算する直径演算手段を有し、
    前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの直径に基づいた検査情報を生成するようにしたことを特徴とする請求項1記載の円盤状基板の検査装置。
  6. 前記検査情報は、前記円盤状基板の前記保持部の回転軸に対する偏心度合に関する検査結果を表す情報を含むことを特徴とする請求項5記載の円盤状基板の検査装置。
  7. 前記検査情報は、前記円盤状基板の真円度合に関する検査結果を表す情報を含むことを特徴とする請求項5記載の円盤状基板の検査装置。
  8. 前記検査情報生成手段は、
    前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの外縁の径方向位置と対応する回転角度位置での前記縁間距離とに基づいて前記処理領域の前記複数の回転角度位置での縁の径方向位置を演算する処理領域縁位置演算手段と、
    前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの外縁の径方向位置に基づいて前記円盤状基板の複数の回転角度位置それぞれでの直径を演算する直径演算手段とを有し、
    前記処理領域の前記複数の回転角度位置それぞれでの縁の径方向位置と、前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの直径とに基づいた検査情報を生成することを特徴とする請求項1記載の円盤状基板の検査装置。
  9. 前記検査情報は、前記処理領域の前記複数の回転角度位置それぞれでの縁の径方向位置と、前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの直径とに基づいて生成される前記円盤状基板及び前記処理領域に関する分類情報を含むことを特徴とする請求項8記載の円盤状基板の検査装置。
  10. 前記基板外縁位置計測手段は、前記撮影手段にて得られる画像に基づいて前記円盤状基板の複数の回転角度位置それぞれでの当該円盤状基板の外縁の径方向位置を測定することを特徴とする請求項1記載の円盤状基板の検査装置。
  11. 前記撮影手段は、前記保持部に保持された前記円盤状基板の回りに配置されるように設置され、前記円盤状基板の外縁及びその近傍を撮影する複数のカメラユニットを有することを特徴とする請求項10記載の円盤状基板の検査装置。
  12. 前記複数のカメラユニットは、前記保持部に保持された前記円盤状基板の外縁及びその近傍領域を一方の面側から撮影する第1カメラユニットと、前記円盤状基板の外縁及びその近傍領域を他方の面側から撮影する第2カメラユニットとを有することを特徴とする請求項11記載の円盤状基板の検査装置。
  13. 前記第1カメラユニットと第2カメラユニットとは、前記円盤状基板の回転角度180度分ずれて配置されていることを特徴とする請求項12に記載の円盤状基板の検査装置。
  14. 前記基板外縁位置計測手段は、前記第1カメラユニットにて得られる画像及び前記第2カメラユニットにて得られる画像双方に基づいて前記複数の回転角度位置それぞれでの前記円盤状基板の外縁の径方向位置を計測することを特徴とする請求項12記載の円盤状基板の検査装置。
  15. 前記縁間距離計測手段は、前記第1カメラユニット及び第2カメラユニットのうち、前記処理領域の形成された面側から撮影する一方のカメラユニットから得られる画像に基づいて前記縁間距離を計測することを特徴とする請求項12記載の検査装置。
  16. 表面に処理領域の形成された円盤状基板の検査方法であって、
    所定の回転軸を中心にして回転する保持部に保持され、該保持部と共に回転する前記円盤状基板の外縁及びその近傍領域を撮影する撮影ステップと、
    前記保持部の回転によって回転する前記円盤状基板の複数の回転角度位置それぞれでの当該円盤状基板の外縁の径方向位置を計測する基板外縁位置計測ステップと、
    前記撮影ステップにて得られる画像に基づいて前記複数の回転角度位置それぞれでの前記円盤状基板の外縁と前記処理領域の縁との間の縁間距離を計測する縁間距離計測ステップと、
    前記基板外縁位置計測ステップにて得られた前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの外縁の径方向位置と、前記縁間距離計測ステップにて得られた前記複数の回転角度位置それぞれでの縁間距離とに基づいて所定の検査情報を生成する検査情報生成ステップとを有することを特徴とする円盤状基板の検査方法。
  17. 前記検査情報生成ステップは、
    前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの外縁の径方向位置と対応する回転角度位置での前記縁間距離とに基づいて前記処理領域の前記複数の回転角度位置での縁の径方向位置を演算する処理領域縁位置演算ステップと、
    前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの外縁の径方向位置に基づいて前記円盤状基板の複数の回転角度位置それぞれでの直径を演算する直径演算ステップとを含み、
    前記処理領域の前記複数の回転角度位置それぞれでの縁の径方向位置と、前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの直径とに基づいた検査情報を生成することを特徴とする請求項16記載の円盤状基板の検査方法。
  18. 前記基板外縁位置計測ステップは、前記撮影ステップにて得られる画像に基づいて前記円盤状基板の複数の回転角度位置それぞれでの当該円盤状基板の外縁の径方向位置を測定することを特徴とする請求項16記載の円盤状基板の検査方法。
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