JPWO2008018537A1 - 円盤状基板の検査装置及び検査方法 - Google Patents
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Abstract
Description
11 絶縁膜(処理領域)
100 ステージ(保持部)
110 回転駆動モータ(回転駆動部)
120a、120b エッジセンサ
130a 第1カメラユニット
130b 第2カメラユニット
131、131a、131b CCDラインセンサ
132 エッジセンサ
200 処理ユニット
210 操作ユニット
220 表示ユニット
Dθn=Aθn+Aθn+180°
Cθn=Aθn−Bθn
|Aθn−Aθn+180°|
をウエーハ10のステージ100(保持部)の回転中心(回転軸110aの軸芯)に対する偏心度合を評価する情報として生成することができる。例えば、各回転角度位置θnでの前記絶対値が全て基準値aより小さい場合に、
|Aθn−Aθn+180°|<a
ウエーハ10はステージ100の回転中心に対して偏心することなくステージ100に適正にセットされていると判定することができる。
|Dθn−Dθn+90°|
をウエーハ10の真円度合を評価する情報として生成することができる。例えば、各回転角度位置θnでの前記絶対値が全て基準値dより小さい場合に、
|Dθn−Dθn+90°|<d
ウエーハ10は正規の形状(真円)であると判定することができる。
|Cθn−Cθn+180°|
を絶縁膜11のウエーハ10に対する偏心度合を評価する情報として生成することができる。例えば、各回転角度位置θnでの前記絶対値が全てc1より小さい場合に、
|Cθn−Cθn+180°|<c1
絶縁膜11はウエーハ10(の中心)に対して偏心することなくウエーハ10の表面に適正に形成されていると判定することができる。
|Crθi−Crθj|
Crθi=(((Cθn+Cθn+180°)/2)2
+((Cθn+90°−Cθn+90°+180°)/2)2)1/2
Crθj=(((Cθn+90°+Cθn+90°+180°)/2)2
+((Cθn+180°−Cθn)/2)2)1/2
を絶縁膜11の真円度合を評価する情報として生成することができる。例えば、各回転角度位置θnでの膜エッジ位置Cθn等に基づいて得られた前記絶縁膜11の半径CrθiとCrθjとの差の絶対値が全てc2より小さい場合に、
|Crθi−Crθj|<c2
絶縁膜11は正規の形状(真円)であると判定することができる。
|Dθn−Dθn+90°|
前述した膜エッジ位置CθnとCθn+180°との差の絶対値、
|Cθn−Cθn+180°|
及び前述した絶縁膜11の半径CrθiとCrθjとの差の絶対値
|Crθi−Crθj|
に基づいて、対象となるウエーハ10を分類することができる。この分類情報を検査情報(評価情報)として用いることができる。
|Dθn−Dθn+90°|<d
|Cθn−Cθn+180°|<c1
|Crθi−Crθj|<c2
という条件を満たすウエーハ10を表す。この場合、図9(a)に模式的に示すように、ウエーハ10外縁形状、絶縁膜11の縁形状及び絶縁膜11の形成位置の全てを正常なものとして評価することができる。なお、図9(a)はあくまでも模式的に示したものであって、図7(a)の条件のものは全て図9(a)に示すようになるものではないことは当然であるが、ウエーハ10の評価結果として、ウエーハ形状、絶縁膜偏心状態、絶縁膜形状を図9(a)のような模式図的に表示ユニット220に表示させれば、オペレータは、それを見ることで、3者の傾向を即座に感じ取ることができる。このことは、図9(b)以降も同様である。
|Dθn−Dθn+90°|>d
|Cθn−Cθn+180°|<c1
|Crθi−Crθj|<c2
という条件を満たすウエーハ10を表す。この場合、図9(b)に模式的に示すように、絶縁膜11の縁形状及び絶縁膜11の形成位置は正常なものとして評価され得る一方、ウエーハ10の外縁形状は正常ではないものとして評価され得る。
|Dθn−Dθn+90°|>d
|Cθn−Cθn+180°|<c1
|Crθi−Crθj|>c2
という条件を満たすウエーハ10を表す。この場合、図9(c)に模式的に示すように、絶縁膜11の形成位置は正常なものとして評価され得る一方、ウエーハ10の外縁形状及び絶縁膜11の縁形状は正常ではないものとして評価され得る。
|Dθn−Dθn+90°|<d
|Cθn−Cθn+180°|<c1
|Crθi−Crθj|>c2
という条件を満たすウエーハ10を表す。この場合、図9(d)に模式的に示すように、ウエーハ10の外縁形状及び絶縁膜11の形成位置は正常なものとして評価され得る一方、絶縁膜11の縁形状は正常ではないものとして評価され得る。
|Dθn−Dθn+90°|<d
|Cθn−Cθn+180°|>c1
|Crθi−Crθj|<c2
という条件を満たすウエーハ10を表す。この場合、図9(e)に模式的に示すように、ウエーハ10の外縁形状及び絶縁膜11の縁形状は正常なものとして評価され得る一方、絶縁膜11の形成位置は正常ではないものとして評価され得る。
|Dθn−Dθn+90°|>d
|Cθn−Cθn+180°|>c1
|Crθi−Crθj|<c2
という条件を満たすウエーハ10を表す。この場合、図9(f)に模式的に示すように、絶縁膜11の縁形状は正常なものとして評価され得る一方、ウエーハ10の外縁形状及び絶縁膜11の形成位置は正常ではないものとして評価され得る。
|Dθn−Dθn+90°|>d
|Cθn−Cθn+180°|>c1
|Crθi−Crθj|>c2
という条件を満たすウエーハ10を表す。この場合、図9(g)に模式的に示すように、ウエーハ10の外縁形状、絶縁膜11の縁形状及び絶縁膜11の形成位置の全てを正常ではないものとして評価することができる。
|Dθn−Dθn+90°|<d
|Cθn−Cθn+180°|>c1
|Crθi−Crθj|>c2
という条件を満たすウエーハ10を表す。この場合、図9(h)に模式的に示すように、ウエーハ10の外縁形状は正常なものとして評価され得る一方、絶縁膜11の縁形状及び絶縁膜11の形成位置は正常ではないものとして評価され得る。
|Aθn−Aθn+180°|
ウエーハ10の直径DθnとDθn+90°との差の絶対値、
|Dθn−Dθn+90°|
膜エッジ位置CθnとCθn+180°との差の絶対値、
|Cθn−Cθn+180°|
及び、絶縁膜11の半径CrθiとCrθjの差の絶対値
|Crθi−Crθj|
の全てまたはいくつかを表示ユニット220に、例えば、回転角度位置θn毎の値を表形式にて、表示させることができる。このように表示ユニット220に表示されるこれらの情報により、作業者は、検査対象となるウエーハ10の偏心度合及び真円度合や絶縁膜11の偏心度合及び真円度合をより具体的、かつ精度良く評価することができるようになる。これらの評価に基づいて更に絶縁膜11の成膜プロセスの適否やウエーハ10の基板(例えば、シリコン基板)形成プロセスの適否についてより詳細に評価することができるようになる。
具体的には、ステージ100の外縁近傍の所定位置に一対のエッジセンサ120a、120bが設置され、それらエッジセンサ120a、120bは、ステージ100の回転中心に直交する直線上に配置されている。そして、各エッジセンサ120a、120bは、ステージ100上にセットされたウエーハ10の外縁の径方向位置を表す検出信号を出力する。また、ステージ100の上方には、ステージ100にセットされたウエーハ10の外縁及びその近傍領域を撮影する単一のカメラ130が設置されている。カメラ130は、CCDラインセンサ131を含み、CCDラインセンサ131によるライン状の撮影領域がステージ100上のウエーハ10の外縁及び絶縁膜11の縁を横切ってステージ100の回転中心に向かうように設定されている。CCDラインセンサ131の並び方向に対し、エッジセンサ120a、120bは、ステージ100の回転角度に換算して丁度±90度ずれたところに配置されている。
Claims (18)
- 表面に処理領域の形成された円盤状基板の検査装置であって、
所定の回転軸を中心にして回転可能となり、前記円盤状基板を保持する保持部と、
前記回転軸を中心にして前記保持部を回転させる回転駆動部と、
前記保持部の回転によって回転する前記円盤状基板の外縁及びその近傍領域を撮影する撮影手段と、
前記保持部の回転によって回転する前記円盤状基板の複数の回転角度位置それぞれでの当該円盤状基板の外縁の径方向位置を計測する基板外縁位置計測手段と、
前記撮影手段にて得られる画像に基づいて前記複数の回転角度位置それぞれでの前記円盤状基板の外縁と前記処理領域の縁との間の縁間距離を計測する縁間距離計測手段と、
前記基板外縁位置計測手段にて得られた前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの外縁の径方向位置と、前記縁間距離計測手段にて得られた前記複数の回転角度位置それぞれでの縁間距離とに基づいて所定の検査情報を生成する検査情報生成手段とを有することを特徴とする円盤状基板の検査装置。 - 前記検査情報生成手段は、
前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの外縁の径方向位置と対応する回転角度位置での前記縁間距離とに基づいて前記処理領域の前記複数の回転角度位置での縁の径方向位置を演算する処理領域縁位置演算手段を有し、
前記処理領域の前記複数の回転角度位置それぞれでの縁の径方向位置に基づいた検査情報生成するようにしたことを特徴とする請求項1記載の円盤状基板の検査装置。 - 前記検査情報は、前記処理領域の前記円盤状基板に対する偏心度合に関する検査結果を表す情報を含むことを特徴とする請求項2記載の円盤状基板の検査装置。
- 前記検査情報は、前記処理領域の真円度合に関する検査結果を表す情報を含むことを特徴とする請求項2記載の円盤状基板の検査装置。
- 前記検査情報生成手段は、
前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの外縁の径方向位置に基づいて当該円盤状基板の複数の回転角度位置それぞれでの直径を演算する直径演算手段を有し、
前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの直径に基づいた検査情報を生成するようにしたことを特徴とする請求項1記載の円盤状基板の検査装置。 - 前記検査情報は、前記円盤状基板の前記保持部の回転軸に対する偏心度合に関する検査結果を表す情報を含むことを特徴とする請求項5記載の円盤状基板の検査装置。
- 前記検査情報は、前記円盤状基板の真円度合に関する検査結果を表す情報を含むことを特徴とする請求項5記載の円盤状基板の検査装置。
- 前記検査情報生成手段は、
前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの外縁の径方向位置と対応する回転角度位置での前記縁間距離とに基づいて前記処理領域の前記複数の回転角度位置での縁の径方向位置を演算する処理領域縁位置演算手段と、
前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの外縁の径方向位置に基づいて前記円盤状基板の複数の回転角度位置それぞれでの直径を演算する直径演算手段とを有し、
前記処理領域の前記複数の回転角度位置それぞれでの縁の径方向位置と、前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの直径とに基づいた検査情報を生成することを特徴とする請求項1記載の円盤状基板の検査装置。 - 前記検査情報は、前記処理領域の前記複数の回転角度位置それぞれでの縁の径方向位置と、前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの直径とに基づいて生成される前記円盤状基板及び前記処理領域に関する分類情報を含むことを特徴とする請求項8記載の円盤状基板の検査装置。
- 前記基板外縁位置計測手段は、前記撮影手段にて得られる画像に基づいて前記円盤状基板の複数の回転角度位置それぞれでの当該円盤状基板の外縁の径方向位置を測定することを特徴とする請求項1記載の円盤状基板の検査装置。
- 前記撮影手段は、前記保持部に保持された前記円盤状基板の回りに配置されるように設置され、前記円盤状基板の外縁及びその近傍を撮影する複数のカメラユニットを有することを特徴とする請求項10記載の円盤状基板の検査装置。
- 前記複数のカメラユニットは、前記保持部に保持された前記円盤状基板の外縁及びその近傍領域を一方の面側から撮影する第1カメラユニットと、前記円盤状基板の外縁及びその近傍領域を他方の面側から撮影する第2カメラユニットとを有することを特徴とする請求項11記載の円盤状基板の検査装置。
- 前記第1カメラユニットと第2カメラユニットとは、前記円盤状基板の回転角度180度分ずれて配置されていることを特徴とする請求項12に記載の円盤状基板の検査装置。
- 前記基板外縁位置計測手段は、前記第1カメラユニットにて得られる画像及び前記第2カメラユニットにて得られる画像双方に基づいて前記複数の回転角度位置それぞれでの前記円盤状基板の外縁の径方向位置を計測することを特徴とする請求項12記載の円盤状基板の検査装置。
- 前記縁間距離計測手段は、前記第1カメラユニット及び第2カメラユニットのうち、前記処理領域の形成された面側から撮影する一方のカメラユニットから得られる画像に基づいて前記縁間距離を計測することを特徴とする請求項12記載の検査装置。
- 表面に処理領域の形成された円盤状基板の検査方法であって、
所定の回転軸を中心にして回転する保持部に保持され、該保持部と共に回転する前記円盤状基板の外縁及びその近傍領域を撮影する撮影ステップと、
前記保持部の回転によって回転する前記円盤状基板の複数の回転角度位置それぞれでの当該円盤状基板の外縁の径方向位置を計測する基板外縁位置計測ステップと、
前記撮影ステップにて得られる画像に基づいて前記複数の回転角度位置それぞれでの前記円盤状基板の外縁と前記処理領域の縁との間の縁間距離を計測する縁間距離計測ステップと、
前記基板外縁位置計測ステップにて得られた前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの外縁の径方向位置と、前記縁間距離計測ステップにて得られた前記複数の回転角度位置それぞれでの縁間距離とに基づいて所定の検査情報を生成する検査情報生成ステップとを有することを特徴とする円盤状基板の検査方法。 - 前記検査情報生成ステップは、
前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの外縁の径方向位置と対応する回転角度位置での前記縁間距離とに基づいて前記処理領域の前記複数の回転角度位置での縁の径方向位置を演算する処理領域縁位置演算ステップと、
前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの外縁の径方向位置に基づいて前記円盤状基板の複数の回転角度位置それぞれでの直径を演算する直径演算ステップとを含み、
前記処理領域の前記複数の回転角度位置それぞれでの縁の径方向位置と、前記円盤状基板の前記複数の回転角度位置それぞれでの直径とに基づいた検査情報を生成することを特徴とする請求項16記載の円盤状基板の検査方法。 - 前記基板外縁位置計測ステップは、前記撮影ステップにて得られる画像に基づいて前記円盤状基板の複数の回転角度位置それぞれでの当該円盤状基板の外縁の径方向位置を測定することを特徴とする請求項16記載の円盤状基板の検査方法。
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