JPWO2007145155A1 - 貫通孔の穿設方法及び穿設装置 - Google Patents

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Abstract

プレス打抜きの方法を用い、肉厚のワークに対しても生産性や品質が高く、加工コストを大幅に低減できる貫通孔の穿設方法及び穿設装置を提供する。両端が開口した筒状部12を有するワーク10のその筒状部12の周壁15に、ダイ20とパンチ30によるプレス打抜きによって貫通孔70を穿設する装置であって、パンチ30が側面に突設され、ワーク10の筒状部12の内側へ両端部35a、35bが外側に露出するように挿通できるパンチホルダー32と、パンチホルダー32をプレス打抜き方向へ移動可能に直接案内するガイド部45と、パンチホルダー32の両端部35a、35bを押圧することによって、そのパンチホルダー32をガイド部45に沿って移動させ、パンチ30を筒状部12の内側から周壁15へ打ち込んで貫通孔70を穿設する押圧手段50とを具備する。

Description

本発明は、両端が開口した筒状部を有するワークの該筒状部の周壁に、ダイとパンチによるプレス打抜きによって貫通孔を穿設する貫通孔の穿設方法、その穿設装置、及びその穿設方法若しくは穿設装置によって貫通孔が開口されたワークに関する。
従来から、鋳鋼のような硬くて脆いワークに貫通孔を開けるには、ドリルやフライスによる切削加工が用いられる。なお、硬くて脆いワークはクラックが生じ易いため、プレス加工は適しないと考えられてきた。
例えば、エンジンの構成部品であって主に鋳鋼からなるコンロッドにおいて、ピストンに連結される軸穴部を形作る筒状部の周壁に横穴(貫通孔)を開ける際にも、切削加工が用いられている。この場合、内側にバリが発生することを防止するため、L字状のヘッドに取り付けたドリルによって、筒状部の内側から切削加工がなされる。
しかし、切削加工では、加工時間が長くなるため生産性が悪く、加工コストを低減できない。また、コンロッドのようにワークが硬い材質の場合、ドリル等の工具の寿命が短くなり、製造コストを高くしてしまう。
ところで、肉薄の筒状ワーク(パイプ)については、パイプの側面の打抜き穴を有し下型の上面に取りつけられたダイスと、このダイスにより支承されたパイプの両端をはさむ形でパイプの軸線方向に配置され、下型に設けたばね手段を介して上、下動可能に下型に突設された一対の支持棒と、前記パイプに挿通可能でかつ抜刃を前記ダイスの打抜き穴に対応させて、一端が前記支持棒の一つに軸着され他端が他の支持棒により支承された抜刃ホルダと、この抜刃ホルダを前記ばね手段の付勢力に抗して押し下げ可能な上型とから構成したことを特徴とするパイプ側面の穴明け用プレス型が開示されている(特許文献1参照)。
なお、このパイプ側面の穴明け用プレス型は、あくまで肉薄の筒状ワークに対するものである。また、抜刃ホルダが貫通孔の打抜き方向へ移動することは、一対の支持棒を介することによって案内されている。つまり、抜刃ホルダ自体が直接的に案内されるものではない。さらに、抜刃ホルダの一端は一方の支持棒に軸着されている。
実開昭59−34819号公報(実用新案登録請求の範囲等)
貫通孔の穿設方法及び穿設装置に関して解決しようとする問題点は、従来の方法及び装置では、特に肉厚のワークに対応して貫通孔を好適に穿設することが難しい点にある。
そこで本発明の目的は、プレス打抜きの方法を用い、肉厚のワークに対しても生産性や品質が高く、加工コストを大幅に低減できる貫通孔の穿設方法及び穿設装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために次の構成を備える。
本発明にかかる貫通孔の穿設方法の一形態によれば、両端が開口した筒状部を有するワークの該筒状部の周壁に、ダイとパンチによるプレス打抜きによって貫通孔を穿設する方法であって、前記パンチが側面に突設されたパンチホルダーを、前記ワークの筒状部の内側へ両端部が外側に露出するように挿通する工程と、前記ワークを前記ダイにセットすると共に、前記パンチホルダー自体をプレス打抜き方向へ移動可能に直接案内するガイド部にセットする工程と、押圧手段によって前記パンチホルダーの両端部を押圧することによって、該パンチホルダーを前記ガイド部に沿って移動させ、前記パンチを前記筒状部の内側から前記周壁へ打ち込んで貫通孔を穿設する工程とを有する。
また、本発明にかかる貫通孔の穿設方法の一形態によれば、前記ワークを前記ダイとの間で挟む状態に、固定ストリッパーをセットする工程と、前記パンチホルダーを復帰させる際に、前記固定ストリッパーが前記筒状部の外側に当接して前記ワークを受けることで、該ワークを前記パンチからストリップする工程とを有することを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる貫通孔の穿設方法の一形態によれば、前記筒状部が内周部と外周部で材質の異なる金属材によって構成され、前記内周部を前記外周部よりも柔らかくて展延性の高い材質とし、前記貫通孔を、前記内周部ではせん断によって、前記外周部では破断を生じさせて穿設することを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる貫通孔の穿設装置の一形態によれば、両端が開口した筒状部を有するワークの該筒状部の周壁に、ダイとパンチによるプレス打抜きによって貫通孔を穿設する装置であって、前記パンチが側面に突設され、前記ワークの筒状部の内側へ両端部が外側に露出するように挿通できるパンチホルダーと、前記ワークをダイにセットすべく保持するワーク保持部と、前記パンチホルダーをプレス打抜き方向へ移動可能に直接案内するガイド部と、前記パンチホルダーの両端部を押圧することによって、該パンチホルダーを前記ガイド部に沿って移動させ、前記パンチを前記筒状部の内側から前記周壁へ打ち込んで貫通孔を穿設する押圧手段と、前記パンチホルダーを復帰させる復帰手段と、前記ワークを前記ダイとの間で挟む状態にセットされ、前記パンチホルダーを復帰させる際に、前記筒状部の外側に当接して前記ワークを受けることで、該ワークを前記パンチからストリップする固定ストリッパーとを具備することを特徴とする。
また、本発明にかかるワークの一形態によれば、両端が開口した筒状部を有するワークであって、上記の貫通孔の穿設方法若しくは貫通孔の穿設装置によって前記筒状部の周壁に貫通孔が開口されたことを特徴とする。
また、本発明にかかる貫通孔の穿設方法の一形態によれば、硬くて脆性の高い金属のワーク材に、ダイとパンチによるプレス打抜きによって貫通孔を穿設する方法であって、前記ワーク材に、該ワーク材より柔らかくて展延性の高い金属から成るカバー材を重ねる工程と、前記ダイに、前記ワーク材側を接した状態で、該ワーク材と前記カバー材の2層から成る金属材をセットする工程と、前記パンチをカバー材側から打ち込んで、貫通孔を、前記カバー材ではせん断によって、前記ワーク材では破断を生じさせて穿設する工程と、前記カバー材を前記ワーク材から除去する工程とを有することを特徴とする。
本発明にかかる貫通孔の穿設方法及び穿設装置によれば、プレス打抜きの方法を用い、肉厚のワークに対しても生産性や品質が高く、加工コストを大幅に低減できるという特別有利な効果を奏する。
本発明に係る穿設装置にワークをセットした形態例を示す断面図である。 図1の穿設装置の正面から見た断面図である。 ワークの形態を示す正面図及び側面から見た断面図である。 パンチホルダーの形態を示す正面と側面から見た断面図である。 ワークにパンチホルダーを挿通した状態を示す断面図である。 ワークがセットされる前の穿設装置を示す断面図である。 本発明に係る穿設装置によって貫通孔を穿設した状態を示す断面図である。 貫通孔のパンチによる穿設状態を示す図7の部分拡大断面図である。 ワークがパンチからストリップされた状態を示す断面図である。 貫通孔が穿設されたワークを示す正面図及び断面図である。 貫通孔の形態を詳細に示す図10の部分拡大断面図である。 抜きカスの形態を詳細に示す断面図である。 パンチの形態例を模式的に説明する断面図である。 他の構成が設けられた穿設装置を示す説明図である。 他の貫通孔の穿設工程を示す断面図である。
符号の説明
10 ワーク
12 筒状部
13 内周部
14 外周部
15 周壁
17 せん断
18 破断
20 ダイ
30 パンチ
32 パンチホルダー
35a、35b 端部
40 ワーク保持部
45 ガイド部
50 押圧手段
55 復帰手段
60 固定ストリッパー
70 貫通孔
80 抜きカス
以下、本発明にかかる貫通孔の穿設方法及び穿設装置の最良の形態例を添付図面と共に詳細に説明する。
図1は、本発明に係る穿設装置にワーク及びパンチホルダーをセットした状態を示す側面から見た断面図である。図2は、図1の穿設装置の正面から見た断面図である。図3は、ワークの形態を示す正面図(a)及び側面から見た断面図(b)である。図4は、パンチホルダーの形態を示す正面から見た断面図(a)と側面から見た断面図(b)である。図5は、ワークにパンチホルダーを挿通した状態を示す正面から見た断面図(a)と側面から見た断面図(b)である。図6は、ワークがセットされる前の穿設装置を示す正面から見た断面図(a)と側面から見た断面図(b)である。
この穿設装置は、両端が開口した筒状部12を有するワーク10のその筒状部12の周壁15に、ダイ20とパンチ30によるプレス打抜きによって貫通孔70を穿設する装置である。
10はワークであり、両端が開口した筒状部12を有するワーク10の最も単純化した形態の一例である(図3参照)。
このワーク10は、筒状部12が内周部13と外周部14で材質の異なる金属材によって構成されている。内周部13が外周部14よりも柔らかくて展延性の高い材質になっている。この形態例では、内周部13が青銅で、外周部14が鋳鋼によって構成されている。このため、貫通孔70は、内周部13ではせん断17によって、外周部14では破断18を生じさせて穿設されることになる。
さらに詳細に説明すれば、このワーク10は、エンジンのコンロッドのピストンに接続される軸穴部(筒状部12)のみを模式化したものである。例えば、筒状部12の内径が約22mm、外径が約32mmに設けられている。内周部の厚さが約1mmで、外周部14の厚さが約4mmになっている。また、穿設されるべき貫通孔70(油孔)の直径が約4mmである。つまり、貫通孔70の直径よりも肉厚の寸法が大きなワーク10になっている。
32はパンチホルダーであり、パンチ30が側面33aに突設され、ワーク10の筒状部12の内側へ両端部35a、35bが外側に露出するように挿通可能に形成されている。全体的には、軸心線方向に長い柱状に設けられている。また、両端部35a、35bは、後述するガイド部45に案内されやすいように、面取りされた角柱状(断面八角形)に形成されている。
このパンチホルダー32は、穿設装置の本体とは分離されて別体に設けられた部材であり、ダイ20にセットされる前にワーク10にセットされる。このように別体に設けられているため、自動化を行い易い構成になっている。
また、このパンチホルダー32では、中間部33がパンチ30の突出高さに対応して細く形成されている。その中間部33のパンチが突設された側面33aは、ワーク10の内周面11に対応した曲面に形成されている。これにより、この中間部33の側面33aは、ワーク10の内周面11を押圧し、その内周面11に膨らみ等の変形が生じることを防止する。
さらに、この中間部33は、剛性を極力高めるべく、パンチ30と共に筒状部12の内側へ挿入できる範囲において、その断面積が大きくなるように設けられている。
また、本形態例のパンチホルダー32においては、図4に示すように、パンチ30が取付け穴部34に着脱可能に設けられている。これにより、パンチ30のみを交換することができ、コストを低減できる。
ところで、このパンチ30については、抜け勾配を設けることで、ストリップ力を軽減させることができる。
40はワーク保持部であり、ワーク10をダイ20にセットすべく保持する。
このワーク保持部40は、ダイ20が固定された一方の型部に一体的に設けられている。なお、本形態例では、その一方の型部が下方に設けられた下型部22となっている。このため、このワーク保持部40は、ワーク10を上方からセットでき、上方へ排出できるように、ワーク10の前後左右の位置を規制する。具体的には、起立した複数のガイド面41、42、43、44によって構成されている。基本的には、少なくとも前後左右の4つのガイド面を備えればよい。前後のガイド面41、42が筒状部12の端面12a、12b(図3参照)に接し、左右のガイド面43、44が筒状部12の外周面16(図3参照)に接することで、ワーク10を保持する。
45はガイド部であり、パンチホルダー32をプレス打抜き方向へ移動可能に直接案内する。
このガイド部45は、ダイ20が固定された一方の型部に一体的に設けられている。なお、本形態例では、一方の型部が下方に設けられた下型部22となっている。このため、このガイド部45は、パンチホルダー32を上方からセットでき、上方へ排出できるように、パンチホルダー32の前後左右の位置を規制する。具体的には、起立した複数のガイド面46、47、48、49によって構成されている。基本的には、少なくとも前後左右の4つのガイド面を備えればよい。前後のガイド面46、47がパンチホルダー32の端面32a、32b(図4参照)に摺接し、左右のガイド面48、49がパンチホルダー32の左右の側面32c、32d(図4参照)に摺接することで、パンチホルダー32を案内する。
これによれば、パンチホルダー32が直接案内されるため、高いプレス圧が作用しても好適に移動でき、パンチ30をワーク10へ適切に打ち込むことができる。また、ガイド面を大きく取れるため、耐久性も向上できる。
50は押圧手段であり、パンチホルダー32の両端部35a、35bを押圧することによって、そのパンチホルダー32をガイド部45に沿って移動させ、パンチ30を筒状部12の内側から周壁15へ打ち込んで貫通孔70を穿設する。
本形態例では、押圧ブロック51に設けられた一対の突起部52a、52bが、加圧装置53による押圧力によってパンチホルダー32の両端部35a、35bを押圧する。これにより、パンチホルダー32を介して、パンチ30は周壁15に直交する下方へ打ち込まれる。なお、一対の突起部52a、52bは、パンチホルダー32の中間部33におけるプレス時の撓みを小さくできるように、その軸心線方向の間隔を極力短く設定してある。
また、加圧装置53としては、例えばシリンダ装置を用いればよい。
ところで、貫通孔70を穿設する打抜き方向は、本形態例のような上下方向に限定されないことは勿論である。例えば、ワーク10が立った状態で順送タイプの金型等にセットされ、パンチ30が水平方向に打ち込まれて貫通孔70を穿設するようにしてもよい。
55は復帰手段であり、パンチホルダー32を加圧前の状態へ復帰させる。コイルスプリング等の弾性手段やシリンダ装置等の直線駆動手段を採用することができる。
本形態例では、先ず、ダイ20が固定されているベースブロック23上に一対の第1のコイルスプリング56、56が設置されている。各第1のコイルスプリング56は、パンチホルダー32の両端部35a、35bであって、前述した一対の突起部52a、52bが接触する面とは反対の面(下面)に直に接触する。この第1のコイルスプリング56によれば、パンチホルダー32を受けて直接的に押し戻すように作用する。
さらに、本形態例では、下方からパンチホルダー32の両端部35a、35bにおける各下面に当接して、突き上げる一対のピン57、57が設けられている。この一対のピン57、57は、それぞれ、第2のコイルスプリング58によって上方へ付勢され、パンチホルダー32を押し戻すように作用する。この第2のコイルスプリング58によれば、ワーク10をパンチ30からストリップする力を好適に得ることができる。
このパンチホルダーの復帰手段55によれば、押圧ブロック51の上昇に伴って、パンチホルダー32を介してパンチ30を、加圧前の位置へ好適に上昇・復帰させることができる。
なお、以上のような2段のコイルスプリング56、58による形態に限らず、スペース等が十分であれば、一つの弾性手段や直線駆動手段を採用してもよく、その方法や形態は特に限定されるものではない。
また、59は押圧ブロックの復帰手段であり、押圧ブロック51を加圧前の状態へ復帰させる。コイルスプリング等の弾性手段やシリンダ装置等の直線駆動手段を採用することができる。
60は固定ストリッパーであり、ワーク10をダイ20との間で挟む状態にセットされる。この固定ストリッパー60が、パンチホルダー32を復帰させる際に、筒状部12の外側(外周面16)に当接してワーク10を受けることで、そのワーク10をパンチ30からストリップする。
この固定ストリッパー60は、ダイ20が固定された一方の型部に固定されるように設けられている。なお、本形態例では、一方の型部が下方に設けられた下型部22となっている。このため、この固定ストリッパー60は、下型部22に固定手段(図示せず)によって上方から固定される。
さらに詳細には、全体形状として板状に形成されており、ワーク保持部40やガイド部45が形成されている下型部22の上面に固定される。また、この固定ストリッパー60には、押圧ブロック51の一対の突起部52a、52bが出入可能に一対の押圧用貫通孔61a、61bが設けられている。
次に、以上の構成から成る貫通孔の穿設装置を用いて、両端が開口した筒状部12を有するワーク10のその筒状部12の周壁15に、ダイ20とパンチ30によるプレス打抜きによって貫通孔70を穿設する方法を、図面に基づいて説明する
図1及び2は、本発明に係る穿設装置(金型)にワーク10をセットした状態を示す図である。図2〜6は、ワーク10を金型にセットする前の各部についてその詳細を示す図である。図7は、本発明に係る穿設装置によって貫通孔を穿設した状態を示す正面から見た断面図(a)及び側面から見た断面図(b)である。図8は、貫通孔70のパンチ30による穿設状態を示す図7の部分拡大断面図(正面図(a)、側面図(b))である。また、図9は、本発明に係る穿設装置によってワークがパンチからストリップされた状態を示す正面から見た断面図(a)及び側面から見た断面図(b)である。また、図10は、貫通孔が穿設されたワークを示す正面図(a)及び断面図(b)である。
先ず、パンチ30が側面33aに突設されたパンチホルダー32を、ワーク10の筒状部の内側へ両端部35a、35bが外側に露出するように挿通する(図5参照)。
次いで、ワーク10をダイ20にセットすると共に、パンチホルダー32自体をプレス打抜き方向へ移動可能に直接案内するガイド部45にセットする。
そして、ワーク10をダイ20との間で挟む状態に、固定ストリッパー60をセットする(図1及び図2参照)。
次に、押圧手段50によってパンチホルダー32の両端部35a、35bを押圧することによって、そのパンチホルダー32をガイド部45に沿って移動(下降)させ、パンチ30を筒状部12の内側から周壁15へ打ち込んで貫通孔70を穿設する(図7及び図8参照)。なお、抜きカス80は、ダイ穴21及び排出穴24を経由して排出される。
本形態例では、ワーク10の筒状部12が内周部13と外周部14で材質の異なる金属材によって構成され、内周部13が外周部14よりも柔らかくて展延性の高い材質となっている。具体的には、内周部13が青銅によって設けられ、外周部14が鋳鋼によって設けられている。これにより、貫通孔70は、内周部13ではせん断17によって、外周部14では破断18を生じさせて穿設される(図8、11及び12参照)。
なお、せん断17に続いて破断18が適切になされるには、ダイ20とパンチ30とのクリアランスが適正であることを要する。この適正クリアランスについては、適宜に設定すればよい。
そして、パンチホルダー32を復帰させる際に、固定ストリッパー60が筒状部12の外側(外周面16)に当接してワーク10を受けることで、そのワーク10をパンチ30からストリップする(図9参照)。そして、押圧手段50が押圧ブロックの復帰手段59によって初期状態の戻り、パンチホルダー32と共にワーク10が排出される。これにより、貫通孔70のプレス打抜き加工の1サイクルが終了する。
以上の工程を繰り返すことで、効率よく貫通孔70を穿設できる(図10参照)。本形態例では、エンジンのコンロッドのピストンに接続される軸穴部(筒状部12)に、バリを発生させることなく、貫通孔70を好適に穿設することができた。
次に、以上の穿設装置及び穿設方法によって開口された貫通孔70の形態及びその際に発生する抜きカスについて図面に基づいて説明する。図11は、貫通孔70の形態例を詳細に示す図10の部分拡大断面図(正面図(a)、側面図(b))である。また、図12は、抜きカス80の形態例を詳細に示す断面図である。
図11に示すように、貫通孔70の周縁71には、内周部13及び外周部14の両方についてパンチ30が打ち込まれた側の部分で、ダレ72、73が生じる。また、内側からのパンチングにより、内周部13の貫通孔70の周縁71aであって外周部14と接する部分74は、バリのように形成されて外周部14側のダレ73に密着している。このため、貫通孔70の部分で、内周部13が外周部14に対してカシメられた状態となっている。これによれば、内周部13と外周部14の相互間における円周方向及び軸心線方向のずれを防止できる。
また、図12に示すように、81は内周部側のスクラップであり、82は外周部側のスクラップである。以上に説明した穿設方法により、貫通孔70を開口した際には、両者81、82が重なった抜きカス80の状態で図8に示すように排出される。
本形態例では、内周部側のスクラップ81の周縁81aは、全体的にせん断面(17)となっている。また、外周部側のスクラップ82の周縁82aは、全体的に破断面(18)となっている。
そして、この内周部側と外周部側のスクラップ81、82同士の接触面81b、82bは、球面になっている。内周部側のスクラップ81の接触面81bが凸面で、外周部側のスクラップ82の接触面82bが凹面になっている。これは、パンチ30が貫通孔70を打抜く際に、柔らかい材質である内周部13を押圧した力が好適に分散し、隣接する外周部14へ伝達されたことによる。これによれば、パンチ30による押圧力が硬い材質である外周部14へ急激且つ不均一に作用することを、防止することができる。従って、脆い材質であって肉厚の外周部14においても、クラックが生じることなく、貫通孔70を好適に穿設することができた。また、パンチ30も損傷することなく、好適に穿設できる。
次に、以上に説明した貫通孔の穿設方法を応用し、硬くて脆性の高い金属のワーク材に、ダイとパンチによるプレス打抜きによって貫通孔を穿設する方法について説明する。
先ず、前記ワーク材に、そのワーク材より柔らかくて展延性の高い金属から成るカバー材を重ねる。
次いで、ダイに、前記ワーク材側を接した状態で、そのワーク材と前記カバー材の2層から成る金属材をセットする。
そして、パンチを前記カバー材側から打ち込んで、貫通孔を、前記カバー材ではせん断によって、前記ワーク材では破断を生じさせて穿設する。
最後に、前記カバー材を前記ワーク材から除去し、貫通孔の開口されたワーク材(製品)を得る。
この方法によれば、硬くて脆性の高い金属から成るワーク材であっても、好適に貫通孔を開口することができる。なお、ワーク材の形状は、平板状や筒状に限定されるものではなく、種々の形状について対応できる。
次に、本発明にかかるパンチ30やパンチホルダー32等の寿命を長くするための構成や加工方法について説明する。
先ず、パンチ30の切刃となる端面を、ワーク10の筒状部12の内周面11の形状に沿うように面取りすることができる(図8(a)及び図13の右半分参照)。なお、図13は、パンチ30の形態例を模式的に示した断面図である。
本形態例では、筒状部12の内側の円周面11に対応してパンチ30の左右の部分が面取りされ、2つの面取り部30aが形成されている。つまり、図8(a)及び図13の右半分の記載から明らかなように、パンチ30の打ち込み方向に直交する平坦な端面30fに対して傾斜面となる面取り部30aが、パンチ30の両側に形成されている。これにより、この面取り部30aが形成されたパンチ30の端面における各角部の角度が、90°より大きい鈍角になっている。なお、平坦な端面30fと面取り部30aの傾斜面は、パンチホルダー32の軸心に対しては平行な面になっている。
このように面取り部30aが形成されることで、パンチ30の端面が筒状部12の内周面11に分散して接触でき、パンチ30が損傷することを防止できる。はさみの切断と同じように、パンチ30の面取り部30aの存在によってシャー角が生じ、これがプレス時の圧力を分散して好適に貫通孔70を開けることができる。そして、前記角部が鈍角であることで、パンチ30の刃欠けが生じにくい。
また、図13の右半分の記載に明らかなように、面取り部30aが形成されて削られた分の高さHに対応して、パンチ30が設けられたパンチホルダー32の中間部33を太くしても、ワーク10の内側へ挿入することができる。そのパンチホルダー32の中間部33の断面積が広くなった分、パンチホルダー32の剛性及び耐久強度を高めることができる。なお、図13の左半分の記載は、面取り部30aが形成されない場合を比較のために記載した断面図である。
これによれば、金型の寿命を延ばし、加工コストを低減できる。
また、端面に面取り部30aを有するパンチ30によれば、抜きカス80がパンチ30の端面に密着して貼り付くことを防止できる。これによっても生産性を向上できる。
次に、図14に基づいて、パンチ30のパンチホルダー32の側面33aからの突出高さが、ワーク10の肉厚よりも短いような場合に、抜きカス80を好適に排出させる手段について説明する。図14は、穿設装置の本体を示す側面から見た断面図である。なお、パンチ30の突出高さを短くできれば、筒状部12の内側へ挿入されるパンチホルダー32の中間部33を太くして強度を高めることができる。また、パンチ30自体が損傷しにくくなり、その寿命を長くすることができる
54は弾性手段であり、パンチ30とダイ20を相対的に加圧移動させるときにバネ性の力を介在させて加圧できるように、押圧ブロック51と加圧装置53の間に配置されている。この弾性手段54としては、例えばコイルスプリングを用いればよい。
このように弾性手段54を介在させた場合、パンチ30が筒状部12の内周面に当たる際に、徐徐に圧力が加わることになる。圧力が衝撃的に作用することを防止できるため、パンチ30が欠けるなどの型の損傷を低減できる。
また、パンチによって貫通孔70が穿設された際には弾性手段54に蓄積された弾発力が一挙に開放されることになる。つまり、パンチ30が周壁15を破断して貫通孔70を穿ったときに、圧縮されていたコイルスプリングなどの弾性手段54が急激に元に戻ろうとする。すると、その弾発力で押圧ブロック51とパンチホルダー32を介してパンチ30が急激に下方へ移動しようとする。その作用によって、パンチ30が、抜きカス80を排出方向へ衝撃的に押し出すことになる。このため、パンチ30が短い場合でも抜きカス80を好適に排出することができる。
これにより、金型の寿命を延ばし、生産性を向上させ、加工コストを低減できる。
また、90は吸引手段であり、貫通孔70が穿設されるときにその貫通孔70を開口すべく、抜きカス80をダイ20の抜きカスの排出穴24から吸引除去する。
これによれば、抜きカス80が発生する際に吸引状態であって、抜きカス80が発生した瞬間に吸引除去するため、貫通孔70に抜きカス80が残らず好適に開口できる。
前述した弾性手段54の作用によって、貫通孔70が穿設された際に切り離されて衝撃的に押し出された抜きカス80を、さらにこの吸引手段90が引き継いで引っ張る状態となる。これにより、抜きカス80が貫通孔70に引っ掛かることなく好適に分離されて、排出孔24を通って外部へ排出されるのである。
この吸引手段60としては、例えば、圧縮空気源からの圧縮空気を断面積のより大きな流路に開放することでベンチュリー効果によって負圧を発生する負圧吸引装置を好適に利用することができる。常態において負圧状態を保ち、抜きカス80が発生したときに好適に吸引できる。
次に、図15に基づき、筒状部12の外周面16に凹部を設ける工程に続いて、プレス打抜き工程を行い、ワーク10の周壁15に貫通孔70を穿設する方法について説明する。なお、この形態例のワーク10は、硬くて脆い材質ではなく、一般的な鋼材を想定している。
先ず、図15(a)に示すように、貫通孔70を穿設する工程の前において、貫通孔70の穿設予定位置に対応して筒状部12の外周面16に、貫通孔70よりも一回り大きな周縁となる凹み部19を形成する。この凹み部19は、潰しパンチ(図示せず)を打込むプレス工程によって成形することができる。
次に、図1に示す状態と同様に、パンチホルダー32が挿通されたワーク10を、ワーク保持手段40及びガイド部45によってダイ20にセットする。
そして、図15(b)に示すように、パンチホルダー32を介してパンチ30をダイ20に近接する方向へ相対的に加圧移動させることで、パンチ30を筒状部12の内側からワーク10の周壁15へ打ち込む。この工程によって図15(c)に示すように、せん断17と凹み部19の周縁19aに達する破断18を生じさせて、貫通穴70を穿設する。
この穿設方法によれば、周壁15の比較的厚いものでも、貫通孔70を好適に穿設できる。また、最初に凹み部19を形成したことから、内周面11だけでなく、外周面16についてもバリを生じさせない。従って、バレル研磨等の後工程を必要としない。
また、本方法の形態でも、通常のプレス打抜きのようにパンチ30がワーク10の周壁15を突っ切ることを要しない。周壁15の肉厚の半分程度の長さのパンチ30によっても、前述した抜きカス80の排出手段を併用すれば、貫通孔70を好適に開口できる。従って、抜きカス80を除去するための後工程を必要としない。
これにより、金型の寿命を延ばし、生産性を向上させ、加工コストを大幅に低減できる。
また、凹み部19は、プレス工程で形成されることに限定されない。例えば、ドリルによる切削加工(座グリ加工)、放電加工等のプレス加工以外の手段によって凹み部19を形成してもよい。さらに、後加工で形成された凹み部19でなく、例えば鋳造品のように型成形(成型加工)によって予め設けられた凹み部19であってもよい。
このように凹み部19が設けられることで、貫通孔70が設けられるべき周壁15の厚さが実質的に薄くなり、小さなプレス力で穿設できるようになる。
このとき、凹み部19の内側の角が応力集中を生じる部分として機能し、破断18が生じ易くなる。これにより、さらに小さなプレス力で貫通孔70を容易に穿設できる。
また、切削加工等のプレス以外の工程で筒状部12の外側に凹み部19を形成した場合は、内周面が変形する問題がない。これに対して、筒状部12に外側からプレスして凹み部19を形成する場合は、押圧された肉によって内周面が変形してしまうことがある。
なお、筒状部12の内側からパンチ30を打ち込んで貫通孔70を穿設する際に、せん断17と破断18を生じるべき厚さを確保するように、凹み部19の径と深さを決めればよい。
このように、筒部12の外周部に何らかの方法で凹み部19を設け、内側からパンチ30で打抜くことで、筒状部12の内側及び外側の両面11、16についてバリが発生することを防止できる。また、小さなプレス力で穿設できるため、パンチ30の寿命を大幅に長くできる。
ところで、凹み部19の形状は、図15(a)に示した円形の内底を有するようなものに限らず、例えば、外周が貫通孔70の径に対応したリング状の溝からなる形態でもよい。つまり、貫通孔70が設けられる部分の厚さを実質的に小さくし、応力集中が生じ易い切欠きのような機能を生じる凹状部であればよい。
以上の実施の形態では円形の貫通孔を穿設する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、長円形や楕円形などの他の形状の貫通孔を穿設する場合にも適用できるのは勿論である。また、ワークの筒状部の形態については、角筒状等の円筒状以外の筒状部を含むことは勿論である。
また、パンチやダイ、芯金などの各構成の材質については、孔開け精度が高くて寿命が長いなどの好適な金型を得るべく、その仕様条件に応じて既知の材質から適宜に選定すればよい。さらに、パンチやダイなどについては、その耐久強度などを向上させるべく、必要に応じて既知の表面硬化技術を用いればよい。
以上、本発明につき好適な形態例を挙げて種々説明してきたが、本発明はこの形態例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論のことである。

Claims (6)

  1. 両端が開口した筒状部を有するワークの該筒状部の周壁に、ダイとパンチによるプレス打抜きによって貫通孔を穿設する方法であって、
    前記パンチが側面に突設されたパンチホルダーを、前記ワークの筒状部の内側へ両端部が外側に露出するように挿通する工程と、
    前記ワークを前記ダイにセットすると共に、前記パンチホルダー自体をプレス打抜き方向へ移動可能に直接案内するガイド部にセットする工程と、
    押圧手段によって前記パンチホルダーの両端部を押圧することによって、該パンチホルダーを前記ガイド部に沿って移動させ、前記パンチを前記筒状部の内側から前記周壁へ打ち込んで貫通孔を穿設する工程とを有することを特徴とする貫通孔の穿設方法。
  2. 前記ワークを前記ダイとの間で挟む状態に、固定ストリッパーをセットする工程と、
    前記パンチホルダーを復帰させる際に、前記固定ストリッパーが前記筒状部の外側に当接して前記ワークを受けることで、該ワークを前記パンチからストリップする工程とを有することを特徴とする請求項1記載の貫通孔の穿設方法。
  3. 前記筒状部が内周部と外周部で材質の異なる金属材によって構成され、前記内周部を前記外周部よりも柔らかくて展延性の高い材質とし、前記貫通孔を、前記内周部ではせん断によって、前記外周部では破断を生じさせて穿設することを特徴とする請求項1又は2記載の貫通孔の穿設方法。
  4. 両端が開口した筒状部を有するワークの該筒状部の周壁に、ダイとパンチによるプレス打抜きによって貫通孔を穿設する装置であって、
    前記パンチが側面に突設され、前記ワークの筒状部の内側へ両端部が外側に露出するように挿通できるパンチホルダーと、
    前記ワークをダイにセットすべく保持するワーク保持部と、
    前記パンチホルダーをプレス打抜き方向へ移動可能に直接案内するガイド部と、
    前記パンチホルダーの両端部を押圧することによって、該パンチホルダーを前記ガイド部に沿って移動させ、前記パンチを前記筒状部の内側から前記周壁へ打ち込んで貫通孔を穿設する押圧手段と、
    前記パンチホルダーを復帰させる復帰手段と、
    前記ワークを前記ダイとの間で挟む状態にセットされ、前記パンチホルダーを復帰させる際に、前記筒状部の外側に当接して前記ワークを受けることで、該ワークを前記パンチからストリップする固定ストリッパーとを具備することを特徴とする貫通孔の穿設装置。
  5. 両端が開口した筒状部を有するワークであって、請求項1、2又は3記載の貫通孔の穿設方法若しくは請求項4記載の貫通孔の穿設装置によって前記筒状部の周壁に貫通孔が開口されたことを特徴とするワーク。
  6. 硬くて脆性の高い金属のワーク材に、ダイとパンチによるプレス打抜きによって貫通孔を穿設する方法であって、
    前記ワーク材に、該ワーク材より柔らかくて展延性の高い金属から成るカバー材を重ねる工程と、
    前記ダイに、前記ワーク材側を接した状態で、該ワーク材と前記カバー材の2層から成る金属材をセットする工程と、
    前記パンチを前記カバー材側から打ち込んで、貫通孔を、前記カバー材ではせん断によって、前記ワーク材では破断を生じさせて穿設する工程と、
    前記カバー材を前記ワーク材から除去する工程とを有することを特徴とする貫通孔の穿設方法。
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