JPWO2007108444A1 - エネルギ線硬化樹脂射出成形装置および成形品の製造方法 - Google Patents

エネルギ線硬化樹脂射出成形装置および成形品の製造方法 Download PDF

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Abstract

任意の二次元精密微細形状をフィルム等の表面に付与することができ、かつ生産性に優れたエネルギ線硬化樹脂射出成形装置を提供すること。本発明のエネルギ線硬化樹脂を用いる射出成形装置110は、金型112と、エネルギ線硬化樹脂を計量して金型のキャビティ122内に射出する計量射出機構114と、金型に向けてエネルギ線を照射するエネルギ線源116とを備え、金型が、金型のキャビティの少なくとも一部を構成するとともにエネルギ線源から放出されるエネルギ線を透過する窓128を有し、エネルギ線源からエネルギ線が窓を通して金型のキャビティ内に照射される射出成形装置であって、固定型118に設けられた樹脂供給路132及び排出路134内を、ロッド144及びロッド146がそれぞれ往復することにより、射出口136及び排出口138を開閉可能としたことを特徴とする。

Description

本発明は、エネルギ線硬化樹脂射出成形装置および成形品の製造方法に関し、詳細には、紫外線等のエネルギ線によって硬化する樹脂を使用した射出成形装置および成形品の製造方法に関する。
液晶表示装置のバックライトに使用されるプリズムシート、反射防止フィルム、視野角制限フィルム等の所定の凹凸形状が表面に形成されたフィルムまたはシート(フィルム等)は、フィルム表面の凹凸形状と相補的な表面形状を有するロール金型と基材フィルムとの間に樹脂材料を供給する等して、ロール金型の表面形状を基材フィルムに連続的に転写することによって製造されている。
このようなロール金型を使用する従来技術の製造方法では、ロール金型の回転方向に沿って延びるプリズム形状のような形状をフィルム等の表面に付与することはできるが、四角錐台の突起や急峻な突起や円弧状、微細なナノオ−ダの変形し易い形状物などが一面に配置されているような二次元形状をフィルム等の表面に付与することはできないという問題があった。
また、従来技術としてインプリント技術など微細形状を基材にプリント転写する手段はあるが、生産性に乏しく工業化には不向きであった。
又、フィルム等の両面に凹凸形状を付与することもできないという問題もあった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、任意の二次元精密微細形状をフィルム等の表面に付与することができ、かつ生産性に優れたエネルギ線硬化樹脂射出成形装置および成形品の製造方法を提供することを目的としている。
また、凹凸形状をフィルム等の両面に付与することができるエネルギ線硬化樹脂射出成形装置および成形品の製造方法を提供することも目的としている。
本発明によれば、エネルギ線硬化樹脂を用いる射出成形装置であって、金型と、該エネルギ線硬化樹脂を計量して前記金型のキャビティ内に射出する計量射出機構と、前記金型に向けてエネルギ線を照射するエネルギ線源と、を備え、前記金型は、前記金型のキャビティの少なくとも一部を構成するとともに前記エネルギ線源から放出されるエネルギ線を透過する窓を有し、前記エネルギ線源からエネルギ線が前記窓を通して前記金型のキャビティ内に照射されるように配置され、前記計量射出機構は、前記金型のキャビティへの前記エネルギ線硬化樹脂の射出口を開閉する開閉機構を備え、前記開閉機構は、前記射出口を閉じたとき、前記キャビティの内面とほぼ同一平面に配置される端面を有する、ことを特徴とする射出成形装置が提供される。
このような構成によれば、二次元形状が表面に付与されたフィルム等、または凹凸形状が両面に付与されたフィルム等を連続的にかつ工業的に製造することができる。また、このような構成によれば、射出口がキャビティの内面とほぼ同一平面で閉じられるので、キャビティ内にエネルギ線が照射されたとき、計量射出機構からキャビティまでの供給路に充填されたエネルギ線硬化樹脂がエネルギ線によって増粘または硬化するのを防止することができる。したがって、エネルギ線硬化樹脂が増粘または硬化することにより、成形品の取り外し作業や、次の成形品の射出成形作業に支障がでることを防止することができる。
本発明によれば、エネルギ線硬化樹脂を用いる射出成形装置であって、金型と、前記金型のキャビティに通じる第一の樹脂供給路と、前記第一の樹脂供給路内を往復する第一のロッドと、前記第一の樹脂供給路に合流する第二の樹脂供給路と、前記第二の樹脂供給路に樹脂を供給する樹脂供給装置と前記金型のキャビティに通じる第一の樹脂排出路と、前記第一の樹脂排出路内を往復する第二のロッドと、前記第一の樹脂排出路に合流する第二の樹脂排出路と、前記第二の樹脂排出路から樹脂を排出する樹脂排出装置と、前記金型に向けてエネルギ線を照射するエネルギ線源と、を備え、前記金型は、前記金型のキャビティの少なくとも一部を構成するとともに前記エネルギ線源から放出されるエネルギ線を透過する窓を有し、前記エネルギ線源からエネルギ線が前記窓を通して前記金型のキャビティ内に照射されるように配置され、前記第一のロッドの先端面は以下の(a)と(b)との間を往復可能であり、前記第二のロッドの先端面は以下の(c)と(d)との間を往復可能であり、前記(a)は、前記第一の樹脂供給路と前記第二の樹脂供給路との合流位置またはそこより前記金型のキャビティから離れた位置であり、前記(b)は、前記金型のキャビティを構成する面とほぼ同一平面となる位置であり、前記(c)は、前記第一の樹脂排出路と前記第二の樹脂排出路との合流位置またはそこより前記金型のキャビティから離れた位置であり、前記(d)は、前記金型のキャビティを構成する面とほぼ同一平面となる位置である、ことを特徴とする射出成形装置が提供される。
このような構成によれば、エネルギ線照射時に第一の樹脂供給路から樹脂を排除することと、第一の樹脂供給路へのエネルギ線の到達の防止とが、ロッドの運動によって同時に行える。
なお、「ほぼ同一平面」とはキャビティを構成する面とロッドの先端面との間に段差がまったくないものだけでなく、多少の段差がある状態も含むものであり、成形品が破損せずに剥離し、ロッドに樹脂が付着して残らない範囲で段差が生じてもよい。
本発明によれば、エネルギ線硬化樹脂を用いる射出成形装置であって、金型と、該エネルギ線硬化樹脂を計量して前記金型のキャビティ内に射出する計量射出機構と、前記金型に向けてエネルギ線を照射するエネルギ線源と、を備え、前記金型は、前記金型のキャビティの少なくとも一部を構成するとともに前記エネルギ線源から放出されるエネルギ線を透過する窓を有し、前記エネルギ線源からエネルギ線が前記窓を通して前記金型のキャビティ内に照射されるように配置され、前記窓の前記キャビティと反対側の面を覆う密閉空間を形成するケーシングと、前記密閉空間内を加圧する加圧装置とを更に備える、ことを特徴とする射出成形装置が提供される。
このような構成によれば、二次元形状が表面に付与されたフィルム等、または凹凸形状が両面に付与されたフィルム等を連続的にかつ工業的に製造することができる。また、このような構成によれば、加圧装置が設けられているので、加圧装置によって窓にキャビティ側に向かって圧力を加えることができる。これにより、射出成形時にキャビティ内に所定の圧力で注入されるエネルギ線硬化樹脂によって窓にかかる外方への圧力を相殺し、窓にかかる負担を軽減することができる。
本発明によれば、エネルギ線硬化樹脂を用いる射出成形装置であって、開閉可能な複数の金型部分から構成された金型と、該エネルギ線硬化樹脂を計量して前記金型のキャビティ内に射出する計量射出機構と、前記金型に向けてエネルギ線を照射するエネルギ線源と、を備え、前記金型は、前記金型のキャビティの少なくとも一部を構成するとともに前記エネルギ線源から放出されるエネルギ線を透過する窓を有し、前記エネルギ線源からエネルギ線が前記窓を通して前記金型のキャビティ内に照射されるように配置され、前記金型は、型開き開始時に、一方の前記金型部分が、分割面に対して他方の前記金型部分から傾きながら分離するように構成されている、ことを特徴とする射出成形装置が提供される。
このような構成によれば、二次元形状が表面に付与されたフィルム等、または凹凸形状が両面に付与されたフィルム等を連続的にかつ工業的に製造することができる。また、このような構成によれば、金型を開く際、金型部分のいずれか一方が分割面に対して傾きながら分離するので、一方の金型部分が、成形品の一端部から他端部へ順次離間する。したがって、成形品が金型から徐々に剥離するので、成形品の破損を防止することができる。従来、例えば特開平8−295538号や、特開平4−14418号に記載されるような射出成形装置では、通常金型は、可動型を金型分割面と直交する方向に移動させることにより型開きされる。この場合、成形品には全面にわたって上方に非常に大きな剥離の力がかかるため、成形品が損傷する場合がある。特に例えば成形品が薄板状である場合、成形品が破れてしまい、歩留まりが悪くなる。本発明のこの好ましい態様によれば、上述のような問題を解決することができる。
本発明によれば、エネルギ線硬化樹脂を用いる射出成形装置であって、金型と、該エネルギ線硬化樹脂を計量して前記金型のキャビティ内に射出する計量射出機構と、前記金型に向けてエネルギ線を照射するエネルギ線源と、を備え、前記金型は、前記金型のキャビティの少なくとも一部を構成するとともに前記エネルギ線源から放出されるエネルギ線を透過する窓を有し、前記エネルギ線源からエネルギ線が前記窓を通して前記金型のキャビティ内に照射されるように配置され、前記成形品と前記金型のキャビティ面の間にガスを供給し、該金型から成形品を剥離するガス噴出機構を更に備え、前記ガス噴出機構は、成形品とキャビティ内面との間にガスを噴出するガス噴出口を有し、エジェクタ機構が設けられている、ことを特徴とする射出成形装置が提供される。
このような構成によれば、二次元形状が表面に付与されたフィルム等、または凹凸形状が両面に付与されたフィルム等を連続的にかつ工業的に製造することができる。また、このような構成によれば、ガス噴出機構が、ガス噴出口からガスを噴出するとともに、エジェクタ機構で成形品を押し出すことができる。従来ガス噴出機構とエジェクタ機構とは、金型の異なる位置に配置されていた。この場合、エジェクト機構が、ガスによって剥離された部分とは異なる部分を押し出すこととなるので、エジェクト機構の押し出しによって成形品が破損する場合があった。本発明のこの好ましい態様によれば、エジェクタ機構が、ガスによって金型から剥離した成形品の部分を押し出すことができるので、成形品をより容易かつ確実に金型から排出することができる。
本発明の他の好ましい態様によれば、成形品を前記金型から取り出す成形品取出機構を更に備え、該成形品取出機構は、前記成形品の一方側の端部を保持して、前記成形品を、他方側の端部に向かって順次前記金型から離間させる。
このような構成によれば、成形品取出機構によって、成形品が一方側の端部から他方側の端部に向かって金型から取り出されるので、成形品の破損を防止することができる。従来、成形品を金型から取り出す際、成形品全体を金型から一遍に剥離させようとすると、成形品が破損する場合がある。本発明のこの好ましい態様によれば、成形品が一方側の端部から他方側の端部に向かって順次剥離されるので、成形品にかかる力が過大にならず、成形品の破損を防止することができる。これは特に、例えば成形品が破れやすい薄板状である場合では、一方側の端部から他方側の端部に順次剥離させることによって成形品を破らずに取り出すことができるので、有用である。
本発明の他の好ましい態様によれば、エネルギ線が、紫外線または近赤外線、短波長域の可視光線、レ−ザ−光である。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記窓が石英ガラスで形成されている。
このような構成によれば、窓を通して、エネルギ線である紫外線を効率良くキャビティに導入することが可能となる。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記窓の一部または全部が透明樹脂より構成されている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記透明樹脂がアクリル樹脂である。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記透明樹脂の厚さが、0.1mm〜10mm、好ましくは0.5mm〜5mm、更に好ましくは1mm〜2mmである。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記窓のキャビティ側の面が透明樹脂で形成されている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記透明樹脂がポリエステル樹脂である。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記透明樹脂が石英ガラス板と一体化されている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記窓が、前記金型のキャビティの少なくとも一部を構成し、該窓のキャビティ側の面に微細構造が設けられている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記金型の内面からガスを噴出させ、該金型から成形品を剥離するガス噴出機構を備えている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記金型を振動させ、該金型から成形品を剥離する超音波振動装置を備えている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記計量射出機構が、インクジェット用ノズル/ヘッドを備えた吐出機構を備えている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記吐出機構が、ガス(不活性ガス)圧制御またはピエゾ素子を用いた吐出機構である。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記エネルギ−線硬化樹脂の射出口、またはノズル先端が前記エネルギ線源と反対方向を向くように設置されている。
このような構成によれば、ノズル先端にエネルギ線が照射されず、キャビティに照射されたエネルギ線によってノズル内のエネルギ線硬化樹脂が硬化してノズルが詰まることが防止される。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記金型のキャビティをパ−ジするパージ機構を備えている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記金型が、上下方向に開閉する金型であり、前記計量射出機構が、前記金型の開閉方向に直交する方向から前記エネルギ線硬化樹脂を注入する。
このような構成によれば、樹脂注入により金型が開いてバリが発生することが抑制される。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記金型のキャビティが複数区画に仕切られ、複数の成形品が同時に射出成形される。
このような構成によれば、効率良く成形品を生産することが可能となる。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記エネルギ線源が、350nm〜450nmに発光ピーク波長を有するUVランプである。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記エネルギ線源が、短パルス発信UV光源である。
このような構成によれば、金型温度を上昇させることなく樹脂を硬化させることができる。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記エネルギ線源からのエネルギ線を集光、拡散またはコリメートする光学系が設けられている。
本発明の他の好ましい態様によれば、微細構造が表面に形成される基材フィルムを金型面に吸着して固定する固定機構が設けられている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記窓が前記金型のキャビティの一部を構成し、前記窓のキャビティ側面と、該窓に対向する金型の内面とに微細構造が形成されている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記窓が前記金型のキャビティの少なくとも一部を構成し、前記窓のキャビティ側の面に、ダイまたはロール転写で形成された微細構造が形成された透明樹脂層が配置されている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記窓が前記金型のキャビティの少なくとも一部を構成し、前記窓のキャビティ側の面に、熱キャスト重合、または光キャスト重合で形成された微細構造が形成された透明樹脂層が配置されている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記窓が前記金型のキャビティの少なくとも一部を構成し、前記窓のキャビティ側の面に、金型から転写された微細構造が形成されたエネルギ線硬化型透明材料層が配置されている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記窓が前記金型のキャビティの少なくとも一部を構成し、前記窓のキャビティ側の面に、微細構造が形成され前記エネルギ線硬化樹脂との離型性に優れた透明樹脂層が配置されている。
このような構成によれば、型開き時に、成形品の取り出しが容易になり、生産効率が向上する。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記窓が前記金型のキャビティの少なくとも一部を構成し、前記窓のキャビティ側の面に、微細構造が形成され離型剤を含有する透明樹脂層が配置されている。
このような構成によれば、型開き時に、成形品の取り出しが容易になり、生産効率が向上する。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記金型キャビティを挟んで該キャビティの厚さ方向に対向するように配置された一対の電極を有する。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記電極の一方が前記窓に配置された透明電極である。
発明の他の好ましい態様によれば、前記金型キャビティを挟んで該キャビティの幅方向に対向するように配置された一対の電極を有する。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記エネルギ線源が偏光状態の紫外光を発生させるUVランプである。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記エネルギ線源と窓の間、または前記窓に偏光素子が配置されている。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記インクジェット用ノズル/ヘッドが、前記金型に対して移動しながら、前記金型のキャビティに所望量づつエネルギ線硬化樹脂を塗布する。
本発明の他の好ましい態様によれば、前記吐出機構がシリンジとノズルを用いた精密計量吐出機構を備え、該吐出機構が、前記金型に対して移動しながら、前記金型のキャビティに所望量づつエネルギ線硬化樹脂を塗布する。
このような構成によれば、前記精密計量吐出機構のシリンジに連続的にエネルギ線硬化樹脂を供給し連続成形できる射出成形装置を用いることで、3次元的にまた両面に複雑に精密形状付与された成形品を生産性良く製造することができる。
本発明の他の態様によれば、射出成形装置を用いた成形品の製造方法であって、前記計量射出機構(前記樹脂供給装置)によって前記エネルギ線硬化樹脂を金型キャビティ内に射出する射出ステップと、前記エネルギ線硬化樹脂を硬化させるエネルギ線を、前記窓に向けて照射して前記エネルギ線硬化樹脂を硬化させ成形品を形成する硬化ステップと、前記金型キャビティから硬化した成形品を取り外すステップと、を備えていることを特徴とする成形品の製造方法が提供される。
このような構成を有する本発明によれば、複雑な二次元形状をフィルム等の表面に付与することができ、また生産性に優れたエネルギ線硬化樹脂射出成形装置が提供される。
また、このような構成を有する本発明によれば、凹凸形状をフィルム等の両面に付与することができるエネルギ線硬化樹脂射出成形装置が提供される。
以下、添付図面を参照し、本発明の好ましい実施形態を説明する。
図1は本発明の第1実施形態のエネルギ線硬化樹脂を用いる射出成形装置1の概略構成を示す模式的な図面である。射出成形装置1は、液晶表示装置のバックライトに使用されるプリズムシート、防汚フィルム、反射防止フィルム、視野角制限フィルム等の所定の凹凸形状が表面に形成されたフィルムまたはシート(フィルム等)を射出成形する射出成形装置である。
射出成形装置1は、金型2と、金型2にエネルギ線硬化樹脂を計量して射出する計量射出機構4と、金型2にエネルギ線を照射するエネルギ線源6とを備えている。金型2は、金属製の固定型2aと、固定型2aに対して往復動可能に構成された金属製の移動型2bとを備え、固定型2aと移動型2bとの間に成形品の形状に対応したキャビティ8が形成されるように構成されている。本実施形態の射出成形装置1は光学フィルムを製造する装置であり、キャビティ8は、厚さ30ないし1000μmの薄板形状とされている。
キャビティ8の厚さは、製造されるフィルム等の厚みが200μm以下、または100μm以下、または60μm以下となるように設定することができる。
計量射出機構4は、一端がキャビティ8に連通するように固定型2aを貫通して配置されたランナ10と、ランナ10の他端に所定量のエネルギ線硬化樹脂を供給する吐出装置12とを備えている。なお、本実施形態の射出成形装置1は、ランナ10が移動型2bの移動方向と平行に延びるように配置され、エネルギ線硬化樹脂が移動型2bの移動方向と平行にキャビティ8内に射出される構成となっている。
エネルギ線源6は、固定型2aと反対側から移動型2bに向けてエネルギ線を照射するように配置されている。本実施形態では、エネルギ線源6は、350nm〜450nmに発光ピーク波長を有するUVランプであるが、使用するエネルギ線硬化樹脂の種類等に応じ、他の発光波長を有するUVランプ、または他のエネルギ線を発生させるものを使用してもよい。他のエネルギ線源としては、レ−ザ−、例えば、Arイオンレ−ザ−(488nm、514nm)、YAGレ−ザ−(532nm)がある。
また、エネルギ線源6は、短パルス発信のUV光源でもよい。
エネルギ線源6と金型2の間に、エネルギ線源6からのエネルギ線を集光、拡散またはコリメートする光学系を設けてもよい。
金型2の移動型2bのエネルギ線源6側面には、開口14が設けられ、この開口14に石英ガラス板16が取付けられ、エネルギ線源6からのエネルギ線を金型2のキャビティ8内に導入する窓が形成されている。石英ガラス板16は、キャビティの一部を構成している。
開口14および石英ガラス板16は、エネルギ線源6からのエネルギ線がキャビティ8内に射出されたエネルギ線硬化樹脂を硬化させることができるような寸法形状に設定されている。
前記石英ガラス板16と対向する固定型2a側のキャビティ8の底面には、微細構造転写金型18が取付けられている。微細構造転写金型18は、成形品に付与する微細構造と相補的な形状を有する微細構造が表面に形成された金型部品であり、微細構造をキャビティ8側に向けて配置されている。
微細構造転写金型18の下方には、複数の水管20が配置され、金型2を所定温度に維持するように構成されている。さらに、ランナ10のキャビティ8側の端を開閉するシャッタ22が設けられている。さらに、固定型2aと移動型2bの分割面に、直径10μm以下のガス抜きの孔24が形成されている。
このような構成を有する射出成形装置1では、金型2を閉じた状態で、キャビティ8内に所定量のエネルギ線硬化樹脂を、計量射出機構4から注入した後、エネルギ線源6のUVランプを所定時間作動させ、キャビティ8内のエネルギ線硬化樹脂を硬化させてキャビティ8の形状に沿った成形品とする。その後、金型2を開き、成形品を金型2から取り外す。
図2は、図1に示す第1実施形態の射出成形装置1の変形例である射出成形装置26の図1と同様の図面である。射出成形装置26は、基本的には射出成形装置1と同一の構成であるが、キャビティ8に開口するガス供給路28が固定型2aに形成されている点で、射出成形装置1と異なる。ガス供給路28の直径は、10μmより小さく設定されているのが好ましい。
このガス供給路28から、エネルギ線硬化樹脂の注入に先立ってキャビティ8内に不活性ガス等のガスを供給することによりキャビティ8内をパージすることが可能となり、また型開き時にこのガス供給路28から不活性ガス等のガスを供給することにより、固定型2aから成形品を容易に取外すことができる。
図3は、本発明の第2実施形態の射出成形装置30を示す、図1と同様の図面である。
射出成形装置30は、基本的には射出成形装置1と同一の構成であるが、ランナ10が移動型2bの移動方向と直交に延びるように配置され、エネルギ線硬化樹脂が移動型2bの移動方向と直交してキャビティ8内に射出される構成となっている点で射出成形装置1と異なっている。
また、射出成形装置30では、ランナ10の先端が、図4に示されている、テーパ型ピストン開閉機構32が設けられている。
図5は、本発明の第3実施形態の射出成形装置34を示す、図1と同様の図面である。
射出成形装置34は、基本的には射出成形装置1と同一の構成であるが、複数の成形品を同時に成形できるように、キャビティ8および微細構造転写金型18が構成されている点で射出成形装置1と異なっている。
図6は、本発明の第4実施形態の射出成形装置36を示す、図1と同様の図面である。
射出成形装置36は、基本的な構成は射出成形装置1と同一の構成であるが、成形品に埋め込まれる透明基材40が、石英ガラス板と対向する固定型2a側のキャビティ8の底面に配置される点、石英ガラス板の裏面側(キャビティ側)に透明エネルギ線硬化型透明材料層で形成された微細形状付与型42が配置されている点等で、射出成形装置1と異なっている。
図6に示されているように、射出成形装置36の固定型2aには、複数個所でキャビティ8に開口する吸引通路38が形成され、この吸引通路38を吸引装置(図示せず)に接続することによって、固定型2a側のキャビティ8の底面に配置された透明基材40をキャビティ8の底面に吸着固定できるように構成されている。
なお、射出成形装置36では、キャビティ8の底面に、微細構造転写金型18が取付けられない。
また、射出成形装置36では、窓を構成する石英ガラス板16のキャビティ8側に透明樹脂で形成された微細形状付与型42が配置されている。微細形状付与型42は、エネルギ線源からのエネルギ線に対して透明な材料(例えば架橋性樹脂材料、PMMA、ポリシロキサン)で形成された厚さ1乃至2mm程度の薄板状のエネルギ線硬化型透明材料層であり、一方の面が成形品に付与する形状と相補的な凹凸形状に加工されたものであり、この凹凸形状が形成されている面をキャビティ8側に向けて、石英ガラス板16に取付けられている。
微細形状付与型42は、透明樹脂にダイまたはロール転写で形成された微細構造が転写されたものでも、あるいは、透明樹脂に熱キャスト重合、または光キャスト重合で形成された微細構造が形成されたものでもよい。
また、微細形状付与型42は、表面にハードコートが施されていても良い。
このような構成を有する射出成形装置36では、まず、金型2を開いた状態で、キャビティ8の固定型2a側の底に成形品に埋め込まれこの成形品のベースとなる透明基材40を配置し、吸引通路38からの吸引によって、透明基材40をキャビティ8の底に吸着固定しておく。
次いで、金型2を閉じ、キャビティ8内に所定量のエネルギ線硬化樹脂を計量射出機構4から注入した後、エネルギ線源6のUVランプを所定時間作動させる。このとき、石英ガラス板16に取付けられている微細形状付与型42は、エネルギ線を透過させるので、エネルギ線源6からのエネルギ線は、キャビネット8内のエネルギ線硬化樹脂に照射され、キャビティ8内のエネルギ線硬化樹脂を硬化させてキャビティ8の形状に沿った成形品とする。その後、金型2を開き、吸引通路38からの吸引を停止し、成形品を金型2から取り外す。
射出成形装置36で成形した成形品では、一方の面に透明基材40が埋め込まれ、他方の面に、透明樹脂で形成された微細形状付与型42の凹凸形状と相補的な形状が付与されることになる。
図7は、本発明の第5実施形態の射出成形装置44を示す、図1と同様の図面である。
射出成形装置44は、移動型2bにエネルギ線源6が取付けられている点、および成形品に埋め込まれる透明基材40が吸引通路46を介した吸引で石英ガラス板16に吸着固定されている点で、第1実施形態の射出成形装置1と異なっている。
図8は、本発明の第6実施形態の射出成形装置48を示す、図1と同様の図面である。
射出成形装置48は、石英ガラス板16のキャビティ8側の面に射出成形装置36と同様に微細形状付与型41が配置されている点で、射出成形装置1と異なっている。
このような構成を有する射出成形装置48によれば、微細構造転写金型18と透明樹脂製の微細形状付与型41が成形品のそれぞれの側に配置されるので、両面に微細構造が付与された成形品(フィルム等)が成形される。
図9は、本発明の第7実施形態の射出成形装置50を示す、図1と同様の図面である。
射出成形装置50は、金型2のキャビティ8を挟んで配置された一対の電極が設けられている点で、射出成形装置1と異なっている。
図9に示されているように、石英ガラス板16のキャビティ8側の面には直流電源52の一端に接続され一方の電極とされる透明電極54が取付けられ、固定型2aに取付けられた金属製の微細構造転写金型18は直流電源52の他端に接続され他方の電極を構成している。透明電極54は絶縁部材55を介して移動型2bに取付けられ、また、微細構造転写金型18も絶縁部材55を介して固定型2aに取付けられている。
従って、射出成形装置50では、金型2のキャビティ8を挟んで該キャビティ8の厚さ方向(即ちフィルム等の厚さ方向)に対向するように配置された一対の電極54、18が設けられていることになる。
このような構成を有する射出成形装置50によれば、エネルギ線硬化樹脂として例えばハロゲン系樹脂(フッ素系樹脂等)等の大きな極性分子を有するエネルギ線硬化樹脂を使用し、エネルギ線硬化樹脂のキャビティ8への注入後、エネルギ線の照射前あるいは照射中に、双方の電極によりキャビティ8内のエネルギ線硬化樹脂に電場を印加することにより、エネルギ線硬化樹脂の分子を、成形品であるフィルム等の厚さ方向に配向させ、成形品に特定の光学性能等を付与することができる。
図10は、本発明の第8実施形態の射出成形装置56を示す、図1と同様の図面である。射出成形装置56は、エネルギ線源6と石英ガラス板16の間に偏光フィルム58が配置されている点で、射出成形装置1と異なっている。
このような構成を有する射出成形装置56によれば、エネルギ線硬化樹脂としてフッ素系樹脂等の極性を有するエネルギ線硬化樹脂を使用し、偏光フィルム58によって偏光したエネルギ線でエネルギ線硬化樹脂に照射することによって、エネルギ線硬化樹脂の分子を配向させ、成形品に特定の光学性能等を付与することができる。偏光フィルム以外の偏光素子を用いて、偏光状態のエネルギ線がエネルギ線硬化樹脂に照射されるように構成してもよい。また、偏光状態の紫外線を発生させるUVランプをエネルギ線源として用いても良い。
図11は、本発明の第9実施形態の射出成形装置60を示す、図1と同様の図面である。射出成形装置60は、エネルギ線硬化樹脂の計量射出機構の構成等が、射出成形装置1と異なっている。
図11に示されているように、射出成形装置60では、計量射出機構の吐出装置が、移動型2bに取付けられインクジェットヘッド62とインクジェットノズル64とを備えている。インクジェットノズル64は、UV硬化樹脂タンク66から供給されたUV硬化樹脂を金型2のキャビティ8内に供給するように構成されている。インクジェットヘッド62とインクジェットノズル64は、ガス圧制御(例えばエア、窒素ガス等の不活性ガス)またはピエゾ素子を用いた吐出機構を備えている。
また、射出成形装置60では、インクジェットノズル64のノズル先端がエネルギ線源6と反対方向を向くように設置されている。
さらに、射出成形装置60では、エネルギ線源6と金型2との間にレンズ68が配置されている。
図12および図13は、本発明の第10実施形態の射出成形装置69を示す図面である。射出成形装置69は、射出成形装置60と類似する構成を備えているが、移動型2b側に設けられた計量射出機構が、移動型2bに沿って移動する点で射出成形装置60と異なっている。
即ち、図12に示されているように、射出成形装置69では、計量射出機構を構成するUV硬化樹脂タンク70と、インクジェットヘッド72と、インクジェットノズル74とが、固定型2aに沿って移動しながら、キャビティ8を構成する固定型2aの表面に、精密計量されたエネルギ線(紫外線)硬化樹脂76を適量ずつ塗布していく。塗布されたエネルギ線硬化樹脂76は、レベリングして一様に広がる。
エネルギ線硬化樹脂の塗布が完了すると、移動型2bを固定型2a上に配置して型締めし(図13)、エネルギ線源6からエネルギ線(UV)照射を行って、キャビティ8内のエネルギ線硬化樹脂を硬化させる。
このときエネルギ硬化樹脂の粘度は、金型からの漏れを防止するため、1〜1000cp、好ましくは5〜500cp、更に好ましくは、10〜100cpである。
また、エネルギ線硬化樹脂の塗布層の厚さは、300μm以下、好ましくは100μm以下、更に好ましくは50μm以下である。
次に、第11実施形態の射出成形装置110について説明する。
図14は、本発明の第11実施形態の射出成形装置110の金型等の概略構成を示す平面図であり、図15は、図14のXV-XV線に沿った断面図である。また、図16は、図14のXVI-XVI線に沿った断面図であり、図17は、図14のXVII-XVII線に沿った固定型の断面図である。
射出成形装置110は、金型112と、金型112にエネルギ線硬化樹脂を計量して射出する計量射出機構114と、金型112にエネルギ線を照射する第1実施形態と同様の構成のエネルギ線源116と、金型112と成形品との間にガスを供給するガス供給機構117とを備えている。
金型112は、金属製の固定型118と、固定型118に対して回動可能な移動型120とを備えた開閉可能な一対の金型部分で構成され、図16および図17に示されているように、固定型118と移動型120との間に成形品の形状に対応したキャビティ122が形成されるように構成されている。
移動型120は、図15に示すように、固定型118の一方側の端部に、金型112の分割面(固定型118と移動型120との接触面)に対してほぼ平行に配置された軸124によって、矢印A方向に回動可能に固定型118に取り付けられている。また、固定型118の他方側の端部には、固定型118を上下方向に貫通して延びるボルト125が取り付けられている。
移動型120には、開口126が形成され、この開口126には、第1実施形態と同様の構成の石英ガラス板128が取り付けられ、この石英ガラス板128によって、エネルギ線源116からのエネルギ線をキャビティ122に導入する窓が形成されている。
固定型120および石英ガラス板128のキャビティ122側の面には、必要に応じて、成形品の表面形状と相補的な形状の微細加工が施される。
キャビティ122は、プリズムシート等の成形品の形状に対応した形状を有する矩形で薄板状の成形部130と、成形部130と連通し成形部130より厚い一対のランナー部131とを備えている。一対のランナー部131は、矩形状の成形部130の両側の全長にわたって延びるように配置されている(図16)。
計量射出機構114は、図16に示されているように、キャビティ122内にエネルギ線硬化樹脂を供給する樹脂供給装置115と、樹脂供給装置115とキャビティ122を連通する樹脂供給路132と、キャビティ122と吸引装置等の図示しない排出装置とを連通する排出路134とを備えている。
樹脂供給路132は、固定型118の一方の側面から水平方向に延びる水平部分132a(第二の樹脂供給路)と、該水平部分の末端から上方に向かって延びる垂直部分132b(第一の樹脂供給路)とが結合した略L字形状である。垂直部分132bの上端が、一方のランナー部131の長手方向略中央に開口する射出口136を形成している。
排出路134は、固定型118の他方の側面から水平方向に延びる水平部分134a(第二の樹脂排出路)と、該水平部分の末端から上方に向かって延びる垂直部分134b(第一の樹脂排出路)とが結合した略L字形状である。垂直部分134bの上端が、他方のランナー部131の長手方向略中央に開口する排出口138を形成している。
このような構成により、射出成形時には、まず、肉厚のランナー部131に樹脂が充填され、次いで、ランナー部131から薄板状の成形部130に樹脂が流れ込むので、未硬化のエネルギ線硬化樹脂を薄板形状の成形部130内に迅速かつ均一に導入することができる。
固定型118には、樹脂供給路132の垂直部分132bの延長線上を下方に向かって延びる貫通孔140と、排出路138の垂直部分134bの延長線上を下方に向かって延びる貫通孔142とが形成されている。貫通孔140、142は、それぞれ、垂直部分132b、134bと略同一の内径を有している。
貫通孔140、142内には、貫通孔140、142の内径と略等しい外径を有するロッド144、146が、図示しない駆動機構によって上方位置と下方位置の間を移動可能に配置されている。
ロッド144は、上方位置では、樹脂供給路132の垂直部分132bに侵入して樹脂供給路132を閉鎖し、上端面148が一方のランナー部131の底面と面一となってキャビティ122の内面の一部を構成し、また、下方位置では、図16に示されているように、上端面148が樹脂供給路132の垂直部分132bの下端に位置するように構成されている。したがって、ロッド144は、キャビティ122の内面とほぼ同一平面となる上方位置と、水平部分132aおよび垂直部分132bの合流位置である下方位置との間で往復可能となる。
また、ロッド146は、上方位置では、排出路134の垂直部分134bに侵入して閉鎖し、上端面149が他方のランナー部131の底面と面一となってキャビティ122の内面の一部を構成し、また、下方位置では、図16に示されているように、上端面149が排出路134の垂直部分134bの下端に位置するように構成されている。したがって、ロッド146は、キャビティ122の内面とほぼ同一平面となる上方位置と、水平部分134aおよび垂直部分134bの合流位置である下方位置との間で往復可能となる。
なお、ロッド144,146の下方位置は、水平部分132a,134aおよび垂直部分134a,134bの合流位置に限らず、水平部分132a,134aと垂直部分134a,134bとをそれぞれ連通する位置であればよいので、例えば上端面148,149が垂直部分132b、134bの下端よりもキャビティ122から離れた下方に位置するように設定されていてもよい。
ガス供給機構117は、固定型118からの成形品の取り外しを容易するため、成形品の硬化後に固定型118と成形品との間にガスを供給する機構である。ガス供給機構117は、図17に示すように、図示しないガス供給装置とキャビティ122を連通するガス供給路150を備えている。
ガス供給路150は、固定型118の他方の側面から水平方向に延びる水平部分150aと、該水平部分の末端から上方に向かって延びる垂直部分150bとを備えた略L字形状を有している。垂直部分150bの上端が、ランナー部131の長手方向略中央に開口するガス吹き出し口151を形成している。
本実施形態のガス供給機構117は、図14に示されているように、各ランナー部131に4つのガス吹き出し口151が開口するように構成されている。
ガス供給機構117は、さらに、ガス供給路150の垂直部分150b内に配置されたエジェクタバルブ152と、エジェクタバルブ152の下方に配置されエジェクタバルブ152をキャビティ122内に向けて押し上げるエジェクタピン154とを備えている。
エジェクタバルブ152は、頭部が、ガス供給路150の垂直部分150bの上部に形成された頭収容部156に収容され、軸部が、頭収容部156の下方に配置され軸通路158に収容されている。さらに、エジェクタバルブ152は、下方に配置されたエジェクタピンによって、頭部の上端面がランナー部131の底面と面一となる下方位置(図17)と、頭部がランナー部131内に突出する上方位置との間で上下動するように構成されている。このエジェクタバルブ152は、固定型118との間に配置された圧縮コイルバネ153によって、下方に付勢されている。
エジェクタバルブ152の軸部の外周には、軸線方向に延びる溝が形成され、この溝により、軸通路158と軸部との間にガスが流通可能となっている。
次に、本実施形態の射出成形装置110の動作を説明する。図18ないし図23は、本実施形態の射出成形装置110の動作を示す図である。
まず、図18に示すように、金型112の固定型118と移動型120を閉じ、計量射出機構114のロッド144,146は、いずれも、下方位置に配置する。これにより、樹脂供給路132および排出路134が開かれ、キャビティ122が樹脂供給装置115および排出装置と連通する。また、各エジェクタバルブ152も下方位置に配置する。
この状態で、樹脂供給装置115からエネルギ線硬化樹脂を供給する。エネルギ線硬化樹脂は、樹脂供給路132を通ってキャビティ122内に入る。キャビティ122内を密閉して、排出装置を作動させながら、キャビティ122内にエネルギ線硬化樹脂を供給する。
供給されたエネルギ線硬化樹脂は、まず、一方のランナー部131を満たし、次いで、成形部130に流れ込む。キャビティ122がエネルギ線硬化樹脂で満たされるにつれ、キャビティ122内の空気や離型用ガス等は、エネルギ線硬化樹脂による押出しと排出装置からの吸引によって、排出路134を通してキャビティ122から排出される。
キャビティ122全体がエネルギ線硬化樹脂で満たされると、図19に示すように、排出側のロッド146を上方位置に移動させ、排出路134の垂直部分134bを閉鎖する。このとき、ロッド146の上端面149は、他方のランナー部131の底面と面一となり、キャビティ122の内面の一部を構成する。
さらに、キャビティ122内の圧力が所定圧力となるまで、樹脂供給装置115からキャビティ122内に引き続きエネルギ線硬化樹脂を供給する。キャビティ122内のエネルギ線硬化樹脂が所定圧に達すると、エネルギ線硬化樹脂の供給を終了し、図20に示すように、樹脂供給路側のロッド144を上方位置に移動させて、樹脂供給路132を閉鎖する。このとき、ロッド144の上端面148は、一方のランナー部131の底面と面一となり、キャビティ122の内面の一部を構成する。
次いで、エネルギ線源116を作動させ、石英ガラス板128を通してエネルギ線硬化樹脂にエネルギ線を照射し、エネルギ線硬化樹脂を硬化させ、キャビティ122の形状に対応した形状の成形品111を得る。成形品111は、ランナー部131で形成される厚肉部111Aと、成形部132で形成される厚肉部111Aの薄板部111Bとから構成される。
エネルギ線の照射に先立って、樹脂供給路132の垂直部分132bおよび排出路134の垂直部分134b内のエネルギ線硬化樹脂は、ロッド144,146によって排除されているため、エネルギ線の照射後に、エネルギ線が十分に到達しない垂直部分132b、134b内に未硬化のエネルギ線硬化樹脂が残存することが回避される。さらに、上端面148によって射出口136が閉じられるため、樹脂供給路132へのエネルギ線の侵入が妨げられる。この結果、垂直部分132b、134b内に残存した未硬化のエネルギ線硬化樹脂が増粘または硬化することにより、成形品の取り外し作業、次回の射出成形作業に支障がでること等が回避される。
成形品111の硬化が完了すると、型開きを行う。具体的には、固定型118のボルト125を回転させ、図21に示すように、ボルト125の先端で移動型120を離間する方向に押し上げ、さらに、軸124を中心に移動型120を固定型118に対して回動させ移動型120を反転させる。したがって、型開き開始時には、移動型120が分割面に対して傾きながら固定型118から分離されていく。
この結果、このような型開き動作では、型開きが、固定型118の一端側から順次、行われることになる。この結果、移動型120がキャビティ122内の成形品111の一端から他端に向けて順次、剥離される。このため、移動型120を、分割面に直交する方向に移動させ、型開きする場合に比べて、成形品111にかかる力を大幅に減少させることができる。したがって、薄板状の成形品111を破損させることなく型開きを行うことができる。
なお、移動型を固定型に対して分離する機構は、移動型を固定型に対して回動させる構成に限らず、例えば移動型の一端側のみを所定量上方に移動させ、移動型を金型分割面に対して傾斜させ、その後、移動型を金型分割面に直交する方向に移動させるような構成を採用してもよい。
型開きが完了すると、成形品111を固定型118から取り出す。
まず、ガス供給機構117によって、成形品111と固定型118との間にガスを供給する。具体的には、ガス供給装置を作動させると、ガスは、ガス供給路150を通ってエジェクタバルブ152の軸部の溝を通り、圧縮コイルバネ152の付勢力に抗してエジェクタバルブ152の頭部を上方に押し上げる。これにより、エジェクタバルブ152の頭部と固定型118との間に隙間が形成され、ガスは、この隙間から成形品111の厚肉部111Aと固定型118のランナー部131との間に供給される。そしてガスは、成形品111を固定型118から剥離して浮き上がらせる。
次に、ガスの供給を続けながら、図22に示すように、エジェクタピン154を上方に移動させて、エジェクタバルブ152を上方位置に移動させる。これにより、エジェクタバルブ152の頭部がキャビティ122内にさらに突出し、成形品111の肉厚部111Aを固定型118から完全に引きはがす。
このとき、ガス供給路150からガスが供給され続けているので、肉厚部111Aの引きはがしが容易になる。ここで、ガス噴出およびエジェクタバルブ152による押し出しは、成形品111の厚肉部111Aの裏面に対して行われるので、ガス供給およびエジェクタバルブ152による押し出しによって、成形品111が破損することが抑止される。
成形品111の厚肉部111Aを、固定型118から剥離させた後、図23に示すように、射出成形装置120に設けられた成形品搬送機構160によって、成形品を固定型118から取り出す。成形品搬送機構160は、キャビティ122のランナー部131の長手方向に沿って所定間隔を有して配置された複数個の吸着パッド162を備えている。
成形品搬送機構160は、成形品111の一方の厚肉部111Aを吸着した吸着パッド162を徐々に上方に移動させることによって、成形品111の薄板部111Bを端から順に、固定型118の表面から剥離させ、成形品111を固定型118から取り外す。
成形品111を固定型118から取り出す場合も、型開きと同様、成形品111は一端から他端に向けて順次はがされるので、成形品111に大きな力がかかることが防止され、成形品111の薄板部111Bが破損するのを防止することができる。
なお、成形品搬送機構は、成形品111の両端を保持するように構成されていてもよい。この場合には、両端の成形品搬送機構が、成形品の端部から互いに反対側の端部に向かって順次剥離するように移動し、最後に中央部分を剥離させればよい。また、成形品搬送機構が、成形品の反対側の端部も保持すれば、取り出した成形品の搬送も容易に行うことができる。
以上のようにして成形した成形品111は、厚肉部111Aが切断され、所望形状の成形品とされ、次工程に送られる。
次に、本発明の第12実施形態の射出成形装置164の構成を説明する。図24は、本発明の第12実施形態の射出成形装置164の側断面を概略的に示す図である。図24に示されているように、射出成形装置164は、移動型の石英ガラス板が裏面側(キャビティの反対側)から加圧される点を除き、第11実施形態と同様の構成を備えている。以下、相違点について、説明する。
射出成形装置164では、移動型120の後側(キャビティ122と反対側)に加圧室が形成されている。すなわち、移動型120の後側(キャビティ122と反対側)に、図24に示されているように、石英ガラス板128のキャビティ122と反対側の端面を覆う箱型のケーシング166が接続され、その内部に密閉空間168が形成されている。この密閉空間168は、ケーシングに取付けられたガス供給管170によって外部の加圧ガス供給装置から加圧気体が供給されることによって、内部が加圧された加圧室とされている。本実施形態では、エネルギ線源116が、密閉空間(加圧室)168に収容されている。
このような構成は、石英ガラス板128が裏面側(キャビティとは反対側)から加圧されるので、キャビティ122内に注入する樹脂の圧力を高めることができる。また、このような構成によって、より薄い石英ガラス板128を採用することができる等の利点を有する。ここで、薄い石英ガラス板128を採用すると、石英ガラスの可撓性が生じるが、この可撓性を利用して、樹脂を供給する際に石英ガラス板128を光源側に凸となるように撓ませ、予めエネルギ線硬化樹脂の硬化時の収縮量に対応して樹脂の供給量を増加させておけば、硬化後にひけの無い成形品を得ることができる。
なお、本発明の第1実施形態ないし第12実施形態においては、縦型の射出成形装置について説明したが、横型のものを使用してもよい。
次に、上記実施形態の射出成形装置で製造される成形品であるフィルム等について説明する。
図25は、実施形態の射出成形装置で製造される成形品の一例であるフィルム78の一部分の平面図であり、図26はその側面図である。
図25および図26に示されているように、フィルム78は、四角錐台状の突起80が碁盤の目状に規則的に配置された表面形状を有する、厚さ数μmのフィルムである。隣接する突起80の間隔は、約10〜0.05μm、好ましくは5〜0.05μm、更に好ましくは1〜0.2μmである。
このようなフィルム78は、上記実施形態の射出成形装置において、フィルム78の表面形状と相補的な形状の微細構造が設けられた微細構造転写金型18または微細形状付与型41を使用することによって製造される。
このようなフィルム78は、下方に向かうにつれて屈折率が漸増する特性を利用して反射防止フィルムとして利用できる。また、表面によごれが付着し難いので、撥水性フィルム、防汚フィルムとしても利用可能である。材料にフッ素系樹脂を含有させると、撥水性、防汚性が向上する。
図27は、本発明の実施形態の射出成形装置で製造される成形品の他の一例であるフィルム82の一部分の斜視図である。
図27に示されているように、光学フィルム82は、四角錐台状の突起84が1〜100μmのピッチで規則的に配置された表面形状を有するフィルムである。突起は、四角錐でもよい。
突起84の四角円錐台の仮想の頂角は、10〜50度、好ましくは40〜20度、更に好ましくは30〜25度である。
このフィルム82は、液晶表示装置等のバックライト機構のプリズムシートとして使用される。
また、突起84の斜面を粗面とすることにより、視野角を制限し、覗き見防止用のフィルムとして使用することも可能である。粗面化の方法としては、微細構造転写金型18または微細形状付与型41の斜面に対応する部分を、予め粗面化しておく方法等が用いられる。
図28は、本発明の実施形態の射出成形装置で製造される成形品の他の例であるプリズムシート86の一部分の平面図であり、図29はその側面図、図30は正面図である。
図28ないし図30に示されているように、プリズムシート86は、裏面全体に、幅方向に延びる三角柱状のプリズム88が並列配置され、表面の長手方向一端側部分に、一端から他端に向けて延びる三角錐状の突起90が並列配置されている。この突起90の側面や谷部、そして/または突起90の下方に位置するプリズム88の側面や谷部は粗面化されているのが好ましい。
粗面化することにより、突起90とプリズムシート86の表面との境界などが視認されにくくなり、バックライト上で高品位なプリズムシ−トを製造できる。突起90の頂角は70〜120度が好ましく、更に好ましくは80〜110度が好ましく、80〜100度がさらに好ましく、90度が最も好ましい。また、プリズム88の頂角は40〜90度が好ましく、45〜70度が更に好ましい。
これらプリズム(または突起)のピッチは、液晶パネルとのモアレ回避や薄型化のため、1〜60μmが好ましく、10〜30μmが更に好ましくは、15〜20μmが最も好ましい。
このプリズムシート86は、突起90が上方に向けられ、突起90が設けられている側にLED光源が配置されて、液晶表示装置等のバックライト機構のプリズムシートとして使用される。
次に、上記実施形態の射出成形装置で使用されるエネルギ線硬化樹脂について説明する。エネルギ線硬化樹脂には、型離れを改善するために、離型剤を適宜、含有させるのが好ましい。
エネルギ線硬化樹脂の原料としては、例えば、下記の材料が挙げられる。
Figure 2007108444
剛直性成分であり、化学式2で表される樹脂原料2。
Figure 2007108444
柔軟性成分であり、化学式3で表される樹脂原料3。
Figure 2007108444
柔軟性成分であり、化学式4で表される樹脂原料4。
Figure 2007108444
柔軟性成分であり、化学式5で表される樹脂原料5。
Figure 2007108444
柔軟性成分であり、化学式6で表される樹脂原料6。
Figure 2007108444
化学式7で表されるUV硬化用重合開始剤7。
Figure 2007108444
化学式8で表される樹脂原料8。
Figure 2007108444
ビスフェノールAのEO付加物ジアクリレート
剛直性成分であり、樹脂原料5の芳香族環を水素添加した構造の樹脂原料9。
剛直性成分であり、下記のA成分、B成分を含むウレタンアクリレート混合物である樹脂原料10。
A成分:ヘキサメチレンジイソシアネートとヘキサメチレンジイソシアネートの三量体との混合物
B成分:ヒドロキシプロピルアクリレートとペンタエリスリトールトリアクリレートとの混合物
本発明では、製造された重合体のガラス転移温度(Tg)が40℃以上、好ましくは60℃以上、更に好ましくは80℃度以上である。
このような重合体を製造するためには架橋剤を用いてもよく、例えば、上述の化学式8や、以下の化学式9ないし25で表される多官能アクリレートが挙げられる。
Figure 2007108444
ビスフェノールAのEO変性(n=2)ジアクリレート
Figure 2007108444
イソシアヌル酸EO変性ジアクリレート
Figure 2007108444
トリプロプレングリコールジアクリレート
Figure 2007108444
テトラエチレングリコールジアクリレート
Figure 2007108444
ペンタエリスリトールトリアクリレート
Figure 2007108444
トリメチロールプロパントリアクリレート
Figure 2007108444
トリメチロールプロパンPO変性(n=1)トリアクリレート
Figure 2007108444
イソシアヌール酸EO変性トリアクリレート
Figure 2007108444
トリメチロールプロパンPO変性(n=2)トリアクリレート
Figure 2007108444
トリメチロールプロパンEO変性(n=2)トリアクリレート
Figure 2007108444
R:Hまたは−CO−CH=CH2
ジペンタエリスリトールペンタ及びヘキサアクリレート
Figure 2007108444
ペンタエリスリトールテトラアクリレート
Figure 2007108444
[化22]
A−(M−N)n−M−A
A:アクリル酸
M:二価アルコール
N:二塩基酸
n:1〜10
Figure 2007108444
A:アクリル酸
M:二価アルコール
N:二塩基酸
n:1〜10
Figure 2007108444
トリメチロールプロパンアクリル酸安息香酸エステル
Figure 2007108444
ビスフェノールAのPO付加物ジアクリレート
また、エネルギ線硬化樹脂の成分として、少なくとも重合体のガラス転移温度(Tg)が40℃以上、好ましくは70℃以上、更に好ましくは90℃以上、最も好ましくは110℃以上のものが使用される。
また、エネルギ線硬化樹脂の成分として、少なくとも3官能アクリレ−トを使用すると、重合硬化反応が早く、フィルムの剛直性が高くなり、Tgも高くなる。
分子中にアクリロイル基を2つ以上、好ましくは3〜6もつアクリレ−トモノマ−を使用すると重合硬化反応が早く、フィルムの剛直性およびTgが高くなる。
分子中に脂環式二官能アクリレ−トを含ませると、フィルムの剛直性およびTgが高くなる。
極性基を多く含有したアクリレ−トを含ませると、フィルムの特性として光学的異方性を付与することができる。
フッ素原子を含有したアクリレ−トを含ませると、フィルムに高電場を印加することでフィルムのポ−リングを行い光硬化することで光学的異方性を有する光学フィルムを製造できる。また、金属や他透明窓の樹脂との相溶性が乏しくなり、金型からの剥離が容易になる。
エポキシアクリレ−トを含ませると、硬化時酸素の阻害を受けにくく、金属への密着性に優れる。金属金型に重合物がとられ、金型を開いたときにガラス/透明樹脂に対し付着しにくく、剥離方向が常に金属金型面であり、都合が良い。金属面からの剥離はブロ−で行う。
ウレタンアクリレ−トとその希釈剤としてイミドアクリレ−トを用いてもよい。
(ヘキサメチレンジイソシアネ−ト/ヘキサメチレンジイソシアネ−ト三量体混合物)と、そして/または、(ヒドロキシプロピルアクリレ−ト/ペンタエリスリト−ルトリアクリレ−ト混合物)の成分からなるウレタンアクリレ−ト混合物を用いても良い。
光重合開始剤としては、UV硬化用重合開始剤が好ましく、さらに増感剤を併用し、エネルギ増感反応を用いて重合させてもよい。感光波長が伸ばされ、深部の硬化を向上する。
例えば、ITX (2-メチル-1-[4-(メチルチオ)フェニル]-2-モルフォリノプロパン−1−オンとIrgacure907開始剤:チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製を併用するのがよい。
UV硬化用重合開始剤として360nm以上の長波長域に吸収ピ−クを有する光重合開始剤を用いると、感光波長が伸び、深部の硬化を向上する。
例えば、BAPO{ビス(2,4,6-トリメチルベンゾイル)-フェニルフォスフィンオキサイド}、MBAPO{2,4,6-トリメチルベンゾイル-ジフェニルフォスフィンオキサイド}が挙げられる。
また、UV硬化用重合開始剤として光褪色性を有する光重合開始剤を用いると、光反応に伴いUV硬化用重合開始剤の吸収帯が消失し、光はより深部まで到達し奥まで硬化反応が進む。
例えば、MBAPO(2,4,6-トリメチルベンゾイル-ジフェニルフォスフィンオキサイド)等のアシルフォスフィンオキサイド、ビス(η5-2,4-シクロペンタジエン−1−イル)-ビス(2,6-ジフルオロ-3-(1H-ピロ−ル−1−イル)-フェニル)チタニウム等のチタノセン系開始剤、OXE{1,2-オクタンジオン,1-[4-(フェニルチオ)-,2-(O-ベンゾイルオキシム)]}等のオキシムエステルがある。
可視光エネルギ線照射において使用可能な光重合開始剤を用いると、可視光照射にて重合開始可能であるので、エネルギ線源としてレ−ザが使用可能となる。
例えば、ビス(η5-2,4-シクロペンタジエン−1−イル)-ビス(2,6-ジフルオロ-3-(1H-ピロ−ル−1−イル)-フェニル)等のチタノセン系開始剤がある。
エネルギ線硬化樹脂の具体的な配合例としては、例えば、以下のようなものがある。
実施例1
樹脂原料1(40wt%)、樹脂原料2(20wt%)、樹脂原料3(40wt%)、およびUV硬化用重合開始剤7(1.2wt%)の混合物を硬化させて、
Tg=120℃の硬化物が得られた。
実施例2
樹脂原料11(45wt%)、樹脂原料3(30wt%)、樹脂原料5(25wt%)、およびUV硬化用重合開始剤7(1.2wt%)の混合物を硬化させて、
Tg=70℃の硬化物が得られた。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれる。
例えば、上記第7実施形態の射出成形装置50では、金型2のキャビティ8を挟んで該キャビティ8の厚さ方向(即ちフィルム等の厚さ方向)に対向するように配置された一対の電極54、18が設けられていたが、図31に示されている射出成形装置92のように、キャビティ8を挟んでキャビティ8の幅方向に対向するように配置された一対の電極94、96を設けた構成でもよい。
射出成形装置92では、直流電源98に接続された透明導電膜製の電極94、96が、石英ガラス板16の両端の下面に取付けられ、さらに、絶縁部材100を介してそれぞれ移動型2bに接続されている。
このような構成を有する射出成形装置92によれば、エネルギ線硬化樹脂として例えばハロゲン系樹脂(フッ素系樹脂等)の大きな極性分子を有するエネルギ線硬化樹脂を使用し、エネルギ線硬化樹脂のキャビティ8への注入後、エネルギ線の照射前あるいは照射中に、双方の電極によりキャビティ8内のエネルギ線硬化樹脂に電場を印加することにより、エネルギ線硬化樹脂の分子を成形品であるフィルム等の厚さと直交する方向に配向させ、成形品に特定の光学性能等を付与することができる。
又、吐出機構として、図32に示されているような、精密吐出機構102を用いても良い。精密吐出機構102は、コントローラ104の制御により、シリンジを用いた吐出バルブ106に補助タンク108から連続的にエネルギ線硬化樹脂を供給する構成であるので、比較的多くのエネルギ線硬化樹脂を正確に計量して吐出することができる。
さらに、インクジェット方式では、吐出量を多くする場合、一次元または二次元配列された複数のノズルを備えたヘッドを用いてエネルギ線硬化樹脂の原料を供給するのが好ましい。特に、図12、13に示されている方法ではエネルギ線硬化樹脂の原料を金型内部へ短時間にレベリングにより均一塗布を行う目的から、ノズルが二次元配列したヘッドを用いた方がより好ましい。
また、窓の一部または全部を、ポリエステル、アクリル等の透明樹脂の板で構成してもよい。この場合、石英ガラス板16に代えて透明樹脂板を使用しても、あるいは、石英ガラス板と透明樹脂板とを一体化させたものを使用してもよい。透明樹脂板を石英ガラス板と一体化した場合には、窓のキャビティ側の面が透明樹脂で形成されるようにするのがよい。また、透明樹脂板の厚さは、たとえば0.1mm〜10mm、好ましくは0.5mm〜5mm、更に好ましくは1mm〜2mmである。
また、金型からの成形品の取り外しを容易にするために、超音波振動装置を金型に接続してもよい。
本発明の第1実施形態のエネルギ線硬化樹脂を用いる射出成形装置の概略構成を示す模式的な図面である。 図1に示す第1実施形態の射出成形装置の変形例である射出成形装置の図1と同様の図面である。 本発明の第2実施形態の射出成形装置を示す、図1と同様の図面である。 図3の射出成形装置30に設けられているテーパ型ピストン開閉機構を示す図面である。 本発明の第3実施形態の射出成形装置を示す、図1と同様の図面である。 本発明の第4実施形態の射出成形装置を示す、図1と同様の図面である。 本発明の第5実施形態の射出成形装置を示す、図1と同様の図面である。 本発明の第6実施形態の射出成形装置を示す、図1と同様の図面である。 本発明の第7実施形態の射出成形装置を示す、図1と同様の図面である。 本発明の第8実施形態の射出成形装置を示す、図1と同様の図面である。 本発明の第9実施形態の射出成形装置を示す、図1と同様の図面である。 本発明の第10実施形態の射出成形装置を示す図面である。 本発明の第10実施形態の射出成形装置を示す図面である。 本発明の第11実施形態の射出成形装置を示す平面図である。 図14のXV-XV線に沿った断面図である。 図14のXVI-XVI線に沿った断面図である。 図14のXVII-XVII線に沿った断面図である。 本発明の第11実施形態の射出装置の動作を示す図である。 本発明の第11実施形態の射出装置の動作を示す図である。 本発明の第11実施形態の射出装置の動作を示す図である。 本発明の第11実施形態の射出装置の動作を示す図である。 本発明の第11実施形態の射出装置の動作を示す図である。 本発明の第11実施形態の射出装置の動作を示す図である。 本発明の第12実施形態の射出装置の動作を示す図である。 本発明の実施形態の射出成形装置で製造される成形品の一例であるフィルムの一部分の平面図である。 図14のフィルムの側面図である。 本発明の実施形態の射出成形装置で製造される成形品の他の一例であるフィルムの一部分の斜視図である。 本発明の実施形態の射出成形装置で製造される成形品の他の例であるプリズムシートの一部分の平面図である。 図17のプリズムシートの側面図である。 図17のプリズムシートの正面図である。 第7実施形態の射出成形装置の変形例を示す、図1と同様の図面である。 シリンジを用いた精密吐出機構の構成を示す図面である。
符号の説明
1,110,164:射出成形装置
2,112:金型
2a,118:固定型
2b,120:移動型
4,114:計量射出機構
6,116:エネルギ線源
8,122:キャビティ
10:ランナ
12,115:吐出装置
14:開口
16,128:石英ガラス板
18:微細構造転写金型
117:ガス噴射装置
144,146:開閉バルブ
148,149:キャビティ面
160:成形品取出機構
166:加圧室

Claims (20)

  1. エネルギ線硬化樹脂を用いる射出成形装置であって、
    金型と、
    該エネルギ線硬化樹脂を計量して前記金型のキャビティ内に射出する計量射出機構と、
    前記金型に向けてエネルギ線を照射するエネルギ線源と、を備え、
    前記金型は、前記金型のキャビティの少なくとも一部を構成するとともに前記エネルギ線源から放出されるエネルギ線を透過する窓を有し、前記エネルギ線源からエネルギ線が前記窓を通して前記金型のキャビティ内に照射されるように配置され、
    前記計量射出機構は、前記金型のキャビティへの前記エネルギ線硬化樹脂の射出口を開閉する開閉機構を備え、
    前記開閉機構は、前記射出口を閉じたとき、前記キャビティの内面とほぼ同一平面に配置される端面を有する、
    ことを特徴とする射出成形装置。
  2. エネルギ線硬化樹脂を用いる射出成形装置であって、
    金型と、
    前記金型のキャビティに通じる第一の樹脂供給路と、
    前記第一の樹脂供給路内を往復する第一のロッドと、
    前記第一の樹脂供給路に合流する第二の樹脂供給路と、
    前記第二の樹脂供給路に樹脂を供給する樹脂供給装置と
    前記金型のキャビティに通じる第一の樹脂排出路と、
    前記第一の樹脂排出路内を往復する第二のロッドと、
    前記第一の樹脂排出路に合流する第二の樹脂排出路と、
    前記第二の樹脂排出路から樹脂を排出する樹脂排出装置と、
    前記金型に向けてエネルギ線を照射するエネルギ線源と、を備え、
    前記金型は、前記金型のキャビティの少なくとも一部を構成するとともに前記エネルギ線源から放出されるエネルギ線を透過する窓を有し、前記エネルギ線源からエネルギ線が前記窓を通して前記金型のキャビティ内に照射されるように配置され、
    前記第一のロッドの先端面は以下の(a)と(b)との間を往復可能であり、
    前記第二のロッドの先端面は以下の(c)と(d)との間を往復可能であり、
    前記(a)は、前記第一の樹脂供給路と前記第二の樹脂供給路との合流位置またはそこより前記金型のキャビティから離れた位置であり、
    前記(b)は、前記金型のキャビティを構成する面とほぼ同一平面となる位置であり
    前記(c)は、前記第一の樹脂排出路と前記第二の樹脂排出路との合流位置またはそこより前記金型のキャビティから離れた位置であり、
    前記(d)は、前記金型のキャビティを構成する面とほぼ同一平面となる位置である、
    ことを特徴とする射出成形装置。
  3. エネルギ線硬化樹脂を用いる射出成形装置であって、
    金型と、
    該エネルギ線硬化樹脂を計量して前記金型のキャビティ内に射出する計量射出機構と、
    前記金型に向けてエネルギ線を照射するエネルギ線源と、を備え、
    前記金型は、前記金型のキャビティの少なくとも一部を構成するとともに前記エネルギ線源から放出されるエネルギ線を透過する窓を有し、前記エネルギ線源からエネルギ線が前記窓を通して前記金型のキャビティ内に照射されるように配置され、
    前記窓の前記キャビティと反対側の面を覆う密閉空間を形成するケーシングと、前記密閉空間内を加圧する加圧装置とを更に備える、
    ことを特徴とする射出成形装置。
  4. エネルギ線硬化樹脂を用いる射出成形装置であって、
    開閉可能な複数の金型部分から構成された金型と、
    該エネルギ線硬化樹脂を計量して前記金型のキャビティ内に射出する計量射出機構と、
    前記金型に向けてエネルギ線を照射するエネルギ線源と、を備え、
    前記金型は、前記金型のキャビティの少なくとも一部を構成するとともに前記エネルギ線源から放出されるエネルギ線を透過する窓を有し、前記エネルギ線源からエネルギ線が前記窓を通して前記金型のキャビティ内に照射されるように配置され、
    前記金型は、型開きの開始時に、一方の前記金型部分が、分割面に対して他方の前記金型部分から傾きながら分離するように構成されている、
    ことを特徴とする射出成形装置。
  5. エネルギ線硬化樹脂を用いる射出成形装置であって、
    金型と、
    該エネルギ線硬化樹脂を計量して前記金型のキャビティ内に射出する計量射出機構と、
    前記金型に向けてエネルギ線を照射するエネルギ線源と、を備え、
    前記金型は、前記金型のキャビティの少なくとも一部を構成するとともに前記エネルギ線源から放出されるエネルギ線を透過する窓を有し、前記エネルギ線源からエネルギ線が前記窓を通して前記金型のキャビティ内に照射されるように配置され、
    前記成形品と前記金型のキャビティ面の間にガスを供給し、該金型から成形品を剥離するガス噴出機構を更に備え、
    前記ガス噴出機構は、成形品とキャビティ内面との間にガスを噴出するガス噴出口を有し、該ガス噴出口には、エジェクタ機構が設けられている、
    ことを特徴とする射出成形装置。
  6. 成形品を前記金型から取り出す成形品取出機構を更に備え、該成形品取出機構は、前記成形品の一方側の端部を保持して、前記成形品を、他方側の端部に向かって順次前記金型から離間させる、
    請求項5に記載の射出成形装置。
  7. 前記窓のキャビティ側の面および前記窓に対向する金型の内面に微細構造が形成されている、
    請求項1ないし6のいずれか1項に記載の射出成形装置。
  8. 前記窓のキャビティ側の面に、微細構造が形成され離型剤を含有する透明樹脂層が配置されている、
    請求項7に記載の射出成形装置。
  9. 微細構造が表面に形成される基材フィルムを金型面に吸着して固定する固定機構が設けられている、
    請求項7に記載の射出成形装置。
  10. 前記金型のキャビティ内部にガスを噴出させ、該金型から成形品を剥離するガス噴出機構を備えている、
    請求項1ないし4に記載の射出成形装置。
  11. 前記金型を振動させ、該金型から成形品を剥離する超音波振動装置を備えている、
    請求項1ないし10に記載の射出成形装置。
  12. 前記計量射出機構が、インクジェット用ノズル/ヘッドを備えた吐出機構を備えている、請求項3ないし11のいずれか1項に記載の射出成形装置。
  13. 前記エネルギ線源が、短パルス発信UV光源である、
    請求項1ないし12に記載の射出成形装置。
  14. 前記金型キャビティを挟んで該キャビティの厚さ方向に対向するように配置された一対の電極を有する、
    請求項1ないし13のいずれか1項に記載の射出成形装置。
  15. 前記金型キャビティを挟んで該キャビティの幅方向に対向するように配置された一対の電極を有する、
    請求項1ないし13のいずれか1項に記載の射出成形装置。
  16. 前記エネルギ線源が偏光状態の紫外光を発生させるUVランプである、
    請求項1ないし15に記載の射出成形装置。
  17. 前記エネルギ線源と窓の間、または前記窓に偏光素子を配置した、
    請求項1ないし6に記載の射出成形装置。
  18. 前記吐出機構がシリンジとノズルを用いた精密計量吐出機構を備え、
    該吐出機構が、前記金型に対して移動しながら、前記金型のキャビティに所望量づつエネルギ線硬化樹脂を塗布する、
    請求項2ないし6のいずれか1項に記載の射出成形装置。
  19. 請求項1、3、4、5のいずれか1項に記載の射出成型装置を用いた成形品の製造方法であって、
    前記計量射出機構によって前記エネルギ線硬化樹脂を前記金型のキャビティ内に射出する射出ステップと、
    前記エネルギ線硬化樹脂を硬化させるエネルギ線を、前記窓に向けて照射して前記キャビティ内のエネルギ線硬化樹脂を硬化させ、成形品を形成する硬化ステップと、
    前記金型キャビティから硬化した成型品を取り外すステップと、を備えている、
    ことを特徴とする方法。
  20. 請求項2に記載の射出成型装置を用いた成形品の製造方法であって、
    前記樹脂供給装置によって前記エネルギ線硬化樹脂を前記金型のキャビティ内に射出する射出ステップと、
    前記エネルギ線硬化樹脂を硬化させるエネルギ線を、前記窓に向けて照射して前記キャビティ内のエネルギ線硬化樹脂を硬化させ、成形品を形成する硬化ステップと、
    前記金型キャビティから硬化した成型品を取り外すステップと、を備えている、
    ことを特徴とする方法。
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