JP2015136895A - 立体造形物の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】水、及びハイドロゲル前駆体を少なくとも含む第一の液体を付与して成膜する第一の工程と、前記第一の工程で形成された膜を硬化させる第二の工程と、を複数回繰り返す立体造形物の製造方法である。水、及びハイドロゲル前駆体を少なくとも含む第一の液体を付与して成膜する第一の工程と、硬化性材料を少なくとも含む第二の液体を前記第一の液体とは異なる位置に付与して成膜する第三の工程と、前記第一の工程及び前記第三の工程でそれぞれ形成された膜を硬化させる第四の工程と、を複数回繰り返す立体造形物の製造方法である。
【選択図】図1
Description
また近年、インクジェット方式により液状の光硬化性樹脂を造形物の必要箇所に像形成し、これを多層化することで3次元造形物を形成する、インクジェット光造形方式が開示されている。このようなインクジェット光造形方式において、造形物とは異なる部材支持体を同時に形成し、造形中における、立体造形物の変形や落下を防止する方法が提案されている(例えば、特許文献2及び3参照)。
一方、前記造形物用樹脂を直接噴射して積層する方法は、造形後に取り出された造形物中間体から、支持体材料を除去する工程が必要である。このような工程には、ブラシで削り取る工程、特殊溶剤又は水に長時間浸漬して除去する工程などがあり、形状が複雑な造形物の場合には、前記工程を組み合わせて行われており、長い時間と労力が費やされているのが現実であり、除去専用の装置も必要であった。
また、近年医療用の臓器モデルや再生医療に用いる細胞の足場材料など、立体的、精細な構造を持つゲル状、軟質な造形物に対するニーズが増えつつあるが、複雑かつ精細な構造を3次元データから再現できる立体造形物の製造方法は、未だ提供されていないのが現状である。
前記第一の工程で形成された膜を硬化させる第二の工程と、を複数回繰り返すことを特徴とする。
また、本発明の立体造形物の製造方法は、水、及びハイドロゲル前駆体を少なくとも含む第一の液体を付与して成膜する第一の工程と、
硬化性材料を少なくとも含む第二の液体を前記第一の液体とは異なる位置に付与して成膜する第三の工程と、
前記第一の工程及び前記第三の工程でそれぞれ形成された膜を硬化させる第四の工程と、を複数回繰り返すことを特徴とする。
本発明の第1の形態に係る立体造形物の製造方法は、第一の工程と、第二の工程とを含み、更に必要に応じてその他の工程を含んでなる。
前記第1の形態の立体造形物の製造方法においては、前記各工程を複数回繰り返すものである。前記繰り返し回数としては、作製する立体造形物の大きさ、形状、構造などに応じて異なり一概には規定できないが、1層あたりの厚みが10μm〜50μmの範囲であれば、精度よく、剥離することもなく造形することが可能であるため、作製する立体造形物の高さ分だけ繰り返して積層することが必要である。
前記第1の形態の立体造形物の製造方法における各工程について詳細に説明する。
前記第一の工程は、水及びハイドロゲル前駆体を含む第一の液体を付与して成膜する工程である。
これらの中でも、前記ディスペンサー方式は、液滴の定量性に優れるが、塗布面積が狭くなり、前記スプレー方式は、簡便に微細な吐出物を形成でき、塗布面積が広く、塗布性に優れるが、液滴の定量性が悪く、スプレー流による飛散が発生する。このため、本発明においては、前記インクジェット方式が特に好ましい。前記インクジェット方式は、前記スプレー方式に比べ、液滴の定量性が良く、前記ディスペンサー方式に比べ、塗布面積が広くできる利点があり、複雑な立体形状を精度良くかつ効率よく形成し得る点で好ましい。
前記第一の液体は、水、及びハイドロゲル前駆体を含み、更に必要に応じてその他の成分を含んでなる。前記第一の液体は、「軟質成形体用材料」とも呼ばれる。
前記水としては、例えば、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水、又は超純水を用いることができる。
前記水には、保湿性付与、抗菌性付与、導電性付与、硬度調整などの目的に応じて有機溶媒等のその他の成分を溶解ないし分散させてもよい。
前記ハイドロゲル前駆体は、水に分散可能な鉱物及び重合性モノマーを含有し、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
前記水に分散可能な鉱物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、水膨潤性層状粘土鉱物などが挙げられる。
前記水膨潤性層状粘土鉱物とは、水中で一次結晶のレベルで均一に分散可能な層状粘土鉱物であり、例えば、水膨潤性スメクタイト、水膨潤性雲母などが挙げられる。より具体的には、ナトリウムを層間イオンとして含む水膨潤性ヘクトライト、水膨潤性モンモリナイト、水膨潤性サポナイト、水膨潤性合成雲母などが挙げられる。
前記水膨潤性層状粘土鉱物としては、前記例示したものを、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよく、また、適宜合成したものであってもよいし、市販品であってもよい。
前記市販品としては、例えば、合成ヘクトライト(ラポナイトXLG、RockWood社製)、SWN(Coop Chemical Ltd.製)、フッ素化ヘクトライト SWF(Coop Chemical Ltd.製)などが挙げられる。
前記水に分散可能な鉱物の含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、第一の液体全量に対して、1質量%〜40質量%が好ましい。
前記重合性モノマーとしては、例えば、アクリルアミド、N−置換アクリルアミド誘導体、N,N−ジ置換アクリルアミド誘導体、N−置換メタクリルアミド誘導体、N,N−ジ置換メタクリルアミド誘導体、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記重合性モノマーとしては、例えば、アクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、などが挙げられる。
前記重合性モノマーを重合させることにより、アミド基、アミノ基、水酸基、テトラメチルアンモニウム基、シラノール基、エポキシ基などを有する水溶性有機ポリマーが得られる。前記アミド基、アミノ基、水酸基、テトラメチルアンモニウム基、シラノール基、エポキシ基などを有する水溶性有機ポリマーは、水系のゲルの強度を保つために有利な構成成分である。
前記重合性モノマーの含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、第一の液体全量に対して、0.5質量%〜20質量%が好ましい。
前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、安定化剤、表面処理剤、光重合開始剤、着色剤、粘度調整剤、接着性付与剤、酸化防止剤、老化防止剤、架橋促進剤、紫外線吸収剤、可塑剤、防腐剤、分散剤などが挙げられる。
前記安定化剤としては、例えば、高濃度リン酸塩、グリコール、非イオン界面活性剤などが挙げられる。
前記表面張力が、20mN/m未満であると、造形の際に吐出が不安定(吐出方向が曲がる、吐出しない)になることがあり、45mN/mを超えると、造形用の吐出ノズル等に液体を充填する際に、完全には充填できないことがある。
なお、前記表面張力は、例えば、表面張力計(自動接触角計DM−701、協和界面科学株式会社製)などを用いて測定することができる。
前記第一の液体の粘度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、温度を調整することで適宜利用可能であるが、例えば、25℃で、3mPa・s〜20mPa・sが好ましく、6mPa・s〜12mPa・sがより好ましい。
前記粘度が、3mPa・s未満であると、造形の際に吐出が不安定(吐出方向が曲がる、吐出しない)になることがあり、20mPa・sを超えると、吐出しないことがある。
なお、前記粘度は、例えば、回転粘度計(VISCOMATE VM−150III、東機産業株式会社製)などを用いて25℃の環境下で測定することができる。
前記第二の工程は、前記第一の工程で形成された膜を硬化させる工程である。
硬化後の膜は、水溶性有機ポリマーと、水膨潤性層状粘土鉱物とが複合化して形成された三次元網目構造の中に、水及び該水に溶解する成分が包含されている、有機−無機複合ハイドロゲルであることが好ましい。
前記有機−無機複合ハイドロゲルは、伸張性が向上し、破断なく一体で剥離されることができ、造形後の処理が格段に簡略化される。
前記ゴム硬度が、6未満であると、造形中に形が崩れることがあり、60を超えると、造形後剥離の際に割れることがある。
なお、前記ゴム硬度は、デュロメータ(テクロック社製、GS−718N)などを用いて測定することができる。
前記紫外線(UV)照射ランプの種類としては、例えば、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライドなどが挙げられる。
前記超高圧水銀灯は点光源であるが、光学系と組み合わせて光利用効率を高くしたDeepUVタイプは、短波長領域の照射が可能である。
前記メタルハライドは、波長領域が広いため着色物に有効的であり、Pb、Sn、Fe等の金属のハロゲン化物が用いられ、光重合開始剤の吸収スペクトルに合わせて選択できる。硬化に用いられるランプとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、FusionSystem社製のHランプ、Dランプ、又はVランプ等のような市販されているものを使用することができる。
前記その他の工程としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、剥離工程、成形体の研磨工程、成形体の清浄工程などが挙げられる。
本発明の第2の形態に係る立体造形物の製造方法は、第一の工程と、第三の工程と、第四の工程とを含み、第五の工程を含むことが好ましく、更に必要に応じてその他の工程を含んでなる。
前記第2の形態の立体造形物の製造方法においては、前記各工程を複数回繰り返すものである。前記繰り返し回数としては、作製する立体造形物の大きさ、形状、構造などに応じて異なり一概には規定できないが、1層あたりの厚みが10μm〜50μmの範囲であれば、精度よく、剥離することもなく造形することが可能であるため、作製する立体造形物の高さ分だけ繰り返して積層することが必要である。
逆に、硬質な造形体を製作したい場合には、造形体を形成する液体として、硬化性モノマー少なくとも含有する第二の液体を用い、支持体を形成する液体として、水、及びハイドロゲル前駆体を少なくとも含む第一の液体を用いる。
したがって、前記第2の形態の立体造形物の製造方法においては、所望の造形体の硬さによって、適用する液体を変更するだけで作り分けが可能である。また、いずれの場合にも、支持体と造形物体の硬度の差異により非常に容易に剥離することが可能となる。
また、前記第一の工程と前記第二の工程とは、どちらを先に行っても構わないか、前記第二の工程を先に行う方が先に支持体を形成できる点から好ましい。
以下、前記第2の形態の立体造形物の製造方法における各工程について詳細に説明する。
前記第1の形態の立体造形物の製造方法における前記第一の工程と同様であるため、その説明を省略する。
前記第三の工程は、硬化性材料を少なくとも含む第二の液体を前記第一の液体とは異なる位置に付与して成膜する工程である。
これらの中でも、前記ディスペンサー方式は、液滴の定量性に優れるが、塗布面積が狭くなり、前記スプレー方式は、簡便に微細な吐出物を形成でき、塗布面積が広く、塗布性に優れるが、液滴の定量性が悪く、スプレー流による飛散が発生する。このため、本発明においては、前記インクジェット方式が特に好ましい。前記インクジェット方式は、前記スプレー方式に比べ、液滴の定量性が良く、前記ディスペンサー方式に比べ、塗布面積が広くできる利点があり、複雑な立体形状を精度良くかつ効率よく形成し得る点で好ましい。
前記第二の液体は、硬化性材料を少なくとも含み、光重合開始剤、着色剤を含むことが好ましく、更に必要に応じてその他の成分を含んでなる。前記第二の液体は、「硬質成形体用材料」とも呼ばれる。
前記ラジカル重合する化合物としては、例えば、エチレン性不飽和基を有する化合物などが挙げられる。
前記カチオン重合する化合物としては、例えば、脂環式エポキシ基又はオキセタン環を有する化合物などが挙げられる。
前記光重合開始剤としては、光(特に波長220nm〜400nmの紫外線)の照射によりラジカルを生成する任意の物質を用いることができる。
前記光重合開始剤としては、例えば、アセトフェノン、2、2−ジエトキシアセトフェノン、p−ジメチルアミノアセトフェノン、ベンゾフェノン、2−クロロベンゾフェノン、p,p’−ジクロロベンゾフェノン、p,p−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ベンジル、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾイン−n−プロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾイン−n−ブチルエーテル、ベンジルメチルケタール、チオキサントン、2−クロロチオキサントン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−1−オン、1−(4−イソプロピルフェニル)2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、メチルベンゾイルフォーメート、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、アゾビスイソブチロニトリル、ベンゾイルペルオキシド、ジ−tert−ブチルペルオキシドなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記増感剤としては、例えば、脂肪族アミン、芳香族基を有するアミン、ピペリジン等の環状アミン系化合物;o−トリルチオ尿素等の尿素系化合物;ナトリウムジエチルチオホスフェート、芳香族スルフィン酸の可溶性塩等のイオウ化合物;N,N’−ジ置換−p−アミノベンゾニトリル等のニトリル化合物;トリ−n−ブチルホスフィン、ナトリウムジエチルジチオホスフィード等のリン化合物;ミヒラーケトン、N−ニトロソヒドロキシルアミン誘導体、オキサゾリジン化合物、テトラヒドロ−1,3−オキサジン化合物、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドとジアミンとの縮合物等の窒素化合物などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記着色剤としては、前記第二の液体中に溶解又は安定に分散し、更に熱安定性に優れた染料及び顔料が適している。これらの中でも、溶解性染料(Solvent Dye)が好ましい。また、色の調整等の目的で2種類以上の着色剤を適時混合することが可能である。
ブラック染料としては、例えば、MS BLACK VPC(三井化学株式会社製)、AIZEN SOT BLACK−1、AIZEN SOT BLACK−5(保土谷化学株式会社製)、RESORIN BLACK GSN 200%、RESOLIN BLACK BS(バイエルジャパン社製)、KAYASET BLACK A−N(日本化薬株式会社製)、DAIWA BLACK MSC(ダイワ化成株式会社製)、HSB−202(三菱化成株式会社製)、NEPTUNE BLACK X60、NEOPEN BLACK X58(BASFジャパン社製)、Oleosol Fast BLACK RL(田岡化学工業株式会社製)、Chuo BLACK80、Chuo BLACK80−15(中央合成化学株式会社製)などが挙げられる。
前記顔料としては、具体的には、カラーインデックスに記載される下記の番号の有機又は無機顔料が使用できる。
緑顔料としては、例えば、Pigment Green 7、26、36、50などが挙げられる。
黄顔料としては、例えば、Pigment Yellow 1、3、12、13、14、17、34、35、37、55、74、81、83、93、94、95、97、108、109、110、137、138、139、153、154、155、157、166、167、168、180、185、193などが挙げられる。
黒顔料としては、例えば、Pigment Black 7、28、26などが挙げられる。
前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、水溶性樹脂、低沸点アルコール、界面活性剤、粘度調整剤、接着性付与剤、酸化防止剤、老化防止剤、架橋促進剤、紫外線吸収剤、可塑剤、防腐剤、分散剤などが挙げられる。
前記水溶性樹脂としては、例えば、ポリビニルアルコール樹脂、ポリアクリル酸樹脂、セルロース樹脂、デンプン、ゼラチン、ビニル樹脂、アミド樹脂、イミド樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレングリコールなどが挙げられる。
前記低沸点アルコールとしては、炭素数1〜4の脂肪族アルコールが好適である。
前記炭素数1〜4の脂肪族アルコールとしては、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、イソブチルアルコールなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記低沸点アルコールの含有量は、第二の液体全量に対して、1質量%〜30質量%が好ましく、10質量%〜20質量%がより好ましい。前記含有量が、30質量%を超えると、吐出性に問題が生じることがあり、1質量%未満であると、乾燥速度を上げる効果が得られないことがある。
前記表面張力が、20mN/m未満であると、造形の際に吐出が不安定(吐出方向が曲がる、吐出しない)になることがあり、45mN/mを超えると、造形用の吐出ノズル等に液体を充填する際に、完全には充填できないことがある。
なお、前記表面張力は、例えば、表面張力計(自動接触角計DM−701、協和界面科学株式会社製)などを用いて測定することができる。
前記第二の液体の粘度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、温度を調整することで適宜利用可能であるが、例えば、25℃で、3mPa・s〜20mPa・sが好ましく、6mPa・s〜12mPa・sがより好ましい。
前記粘度が、3mPa・s未満であると、造形の際に吐出が不安定(吐出方向が曲がる、吐出しない)になることがあり、20mPa・sを超えると、吐出しないことがある。
なお、前記粘度は、例えば、回転粘度計(VISCOMATE VM−150III、東機産業株式会社製)などを用いて25℃の環境下で測定することができる。
前記四の工程は、前記第一の工程及び前記第三の工程でそれぞれ形成された膜を硬化させる工程である。
前記第一の工程で形成された膜の硬化と、前記第三の工程で形成された膜の硬化とは、同時に行ってもよいし、別々に行ってもよい。
硬化後の膜は、水溶性有機ポリマーと、水膨潤性層状粘土鉱物とが複合化して形成された三次元網目構造の中に、水及び該水に溶解する成分が包含されている、有機−無機複合ヒドロゲルであることが、支持体を造形後に除去する際に、支持体を乾燥収縮させるだけで自然剥離するために好適に用いられる。
前記有機−無機複合ヒドロゲルは、伸張性が向上し、破断なく一体で剥離されることができ、造形後の処理が格段に簡略化される。
前記紫外線(UV)照射ランプの種類としては、例えば、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライドなどが挙げられる。
前記超高圧水銀灯は点光源であるが、光学系と組み合わせて光利用効率を高くしたDeepUVタイプは、短波長領域の照射が可能である。
前記メタルハライドは、波長領域が広いため着色物に有効的であり、Pb、Sn、Fe等の金属のハロゲン化物が用いられ、光重合開始剤の吸収スペクトルに合わせて選択できる。硬化に用いられるランプとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、FusionSystem社製のHランプ、Dランプ、又はVランプ等のような市販されているものを使用することができる。
前記第五の工程は、前記ハイドロゲル前駆体から形成されたハイドロゲルからなる部分と、前記硬化性材料から形成されたポリマーからなる部分とを剥離する工程である。
前記ハイドロゲルからなる部分のゴム硬度は、6〜60が好ましく、8〜20がより好ましい。
前記ゴム硬度が、6未満であると、造形中に形が崩れることがあり、60を超えると、造形後剥離の際に割れることがある。
なお、前記ゴム硬度は、デュロメータ(テクロック社製、GS−718N)などを用いて測定することができる。
前記ハイドロゲルからなる部分と、前記ポリマーからなる部分とは、乾燥収縮により剥離することができる。
前記乾燥収縮としては、例えば、50℃の雰囲気下に放置する方法、減圧する方法等の各種方法により行うことができる。
前記その他の工程としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、成形体の清浄工程、成形体の研磨工程などが挙げられる。
従来の造形方法においては、第一の液体と第二の液体の接触部分が相溶し、光硬化時に境界が不鮮明になる。その結果、造形体の表面に微小な凹凸が残留するが、本発明の立体造形物の製造方法においては、第一の液体と第二の液体が非相溶状態であることにより、光硬化後の境界が鮮明になる。更に、得られた造形体と支持体との硬度の差により、剥離性が向上する。これにより、造形体の表面平滑性が向上し、造形後の研磨工程を省略又は大幅に軽減することが可能となる。
以下、本発明の立体造形物の製造方法の具体的な実施形態について説明する。
第一の液体(造形体用インク組成物)として軟質成形体用材料を用い、第二の液体(支持体用インク組成物)として硬質成形体用材料を用い、軟質ハイドロゲルの造形物を得た。
上述のとおり、軟質な立体物を得るためには、造形物部分には軟質成形体用材料を配置し、支持体部分には、硬質成形体用材料を配置する。硬質な立体物を得るためには、逆に造形体部分には硬質成形体用材料を配置し、支持体部分に軟質成形体用材料を配置する。
前記液体を付与する方法としては、インクジェット法又はディスペンサー法でも、液滴が適切な精度で目的の場所に塗布できる方式であれば適用することが可能である。実施の形態はいずれの場合もほぼ同様であるため、以下では液体の付与方法としてインクジェット法を用いた形態を主体に説明する。
造形装置39は、インクジェットヘッドを配列したヘッドユニットを用いて、造形物用インク噴射ヘッドユニット30から軟質成形体用材料を、支持体用インク噴射ヘッドユニット31、32から硬質成形体用材料を噴射し、隣接した紫外線照射機33、34で軟質成形体用材料を硬化しながら積層する。
即ち、硬質成形体用材料をインクジェットヘッド(支持体用インク噴射ヘッドユニット31、32)から噴射し固化させて溜部を有する第1の支持体層を形成し、その第1の支持体層の溜部に活性エネルギー線硬化性化合物からなる液状の軟質成形体用材料をインクジェットヘッド(造形物用インク噴射ヘッドユニット30)から噴射し、その軟質成形体用材料に活性エネルギー線を照射して第1の造形物層を形成して、前記第1の支持体層の上に溶融した硬質成形体用材料を噴射し固化させて溜部を有する第2の支持体層を積層し、その第2の支持体層の溜部に活性エネルギー線硬化性化合物からなる液状の軟質成形体用材料を噴射し、その軟質成形体用材料に活性エネルギー線を照射して第1の造形物層の上に第2の造形物層を積層して三次元積層造形物を得る三次元積層造形物35を製作する。
第一の液体としての軟質成形体用材料と、第二の液体としての硬質成形体用材料とを1層ずつ積層する積層造形についての具体的な実施例について説明する。
以下の実施例では、第一の液体(造形体用インク組成物)として軟質成形体用材料を用い、第二の液体(支持体用インク組成物)として硬質成形体用材料を用い、軟質ハイドロゲルの造形体を得た。
なお、第五の工程における、剥離性の観点から、硬質成形性用材料を第一の液体(造形体用インク組成物)とし、軟質成形体用材料を第二の液体(支持体用インク組成物)とした場合も全く同じ結果を示した。
<硬質成形体用材料の製造>
硬化性材料としてウレタンアクリレート(三菱レイヨン株式会社製、商品名:ダイヤビームUK6038)10質量部、硬化性材料としてネオペンチルグリコールヒドロキシピバリン酸エステルジ(メタ)アクリレート(日本化薬株式会社製、商品名:KAYARAD MANDA)90質量部、光重合開始剤(BASF社製、商品名:イルガキュア184)3質量部、及び着色剤として青顔料(東洋インキ製造株式会社製、商品名:Lionol Blue 7400G)2質量部の合計300gをホモジナイザー(日立工機株式会社製、HG30)を用いて、回転数2,000rpmで均質な混合物が得られるまで分散した。続いて、ろ過を行い不純物等を除去し、最後に真空脱気を10分間実施し、均質な硬質成形体用材料を得た。
得られた硬質成形体用材料について、以下のようにして、表面張力及び粘度を測定した。表面張力は27.1mN/m、粘度は25℃で10.1mPa・sであった。
得られた硬質成形体用材料について、表面張力計(自動接触角計DM−701、協和界面科学株式会社製)を用いて、懸滴法により表面張力を測定した。
得られた硬質成形体用材料について、回転粘度計(VISCOMATE VM−150III、東機産業株式会社製)で25.0℃の環境で測定した。
以下、減圧脱気を10分間実施したイオン交換水を純水とする。
(A)開始剤液1として、メタノール98質量部に対して光重合開始剤(イルガキュア184、BASF社製)を2質量部の割合で溶解させ、溶液として準備した。
まず、純水195質量部を攪拌させながら、水膨潤性層状粘土鉱物として[Mg5.34Li0.66Si8O20(OH)4]Na− 0.66の組成を有する合成ヘクトライト(ラポナイトXLG、RockWood社製)8質量部を少しずつ添加し、攪拌して分散液を作製した。
次に、得られた分散液に、重合性モノマーとして、活性アルミナのカラムを通過させ重合禁止剤を除去したN,N−ジメチルアクリルアミド(和光純薬工業株式会社製)を20質量部添加した。更に、界面活性剤としてドデシル硫酸ナトリウム(和光純薬工業株式会社製)を0.2質量部添加して混合した。
次に、氷浴で冷却しながら、前記(A)開始剤液1を0.5質量部添加し、前記(B)開始剤液2を5質量部添加し攪拌混合の後減圧脱気を10分間実施した。続いて、ろ過を行い不純物等を除去し、均質な軟質成形体用材料を得た。
得られた軟質成形体用材料について、前記硬質成形体用材料と同様にして測定した表面張力は34.4mN/mであり、前記硬質成形体用材料と同様にして測定した粘度は25.0℃で12.2mPa・sであった。
前記硬質成形体用材料及び前記軟質成形体用材料を、それぞれインクジェットヘッド(リコーインダストリー株式会社製、GEN4)2個に充填し、噴射させた。
紫外線照射機(ウシオ電機株式会社製、SPOT CURE SP5−250DB)で350mJ/cm2の光量を照射して前記硬質成形体用材料及び前記軟質成形体用材料を硬化させながら、造形体及び支持体の形成を行った。
具体的には、造形物としては、図3Aに示すように階段状の造形体21と、これを覆うような支持体22、23を、図1に示すインクジェット光造形装置を用いて造形し、造形体21を造形後すぐに、水平方向に引っ張り剥離したところ、支持体22は一体として剥離され、造形体21はそれ以降処理する必要なく完成した。
また、もう一方の支持体23を、室温で5時間放置し、支持体23を剥離する試験を実施した。剥離後は造形体21と乾燥収縮した支持体23は完全に分離し、支持体も一体として剥離されていた。このように放置し乾燥しておくだけで剥離することも可能であった。
剥離後の造形体表面24を確認したところ、微小な支持体の残留もなく、平滑な面を形成していた。
得られたサンプル片について、以下のようにしてゴム硬度を測定したところ、ゴム硬度は16であった。
デュロメータ(テクロック社製、GS−718N)を用いて直径20mm面中心部にプローブ押し込み後15秒間後のゴム硬度をISO7691(タイプA)に準拠した方法で測定した。
実施例1において、軟質成形体用材料における合成ヘクトライト(ラポナイトXLG、日本シリカ株式会社製)の配合量を、4質量部に変更して分散液を作製した以外は、実施例1と同様にして軟質成形体用材料を作製し、実施例1と同様にして積層造形を行い、剥離も実施例1と同様にして実施した。
得られた軟質成形体用材料について、前記実施例1の硬質成形体用材料と同様にして測定した粘度は25.0℃で6.8mPa・s、表面張力は実施例1と同じ34.4mN/mであった。
前記軟質成形体用材料について、実施例1と同様にして、サンプル片(ハイドロゲル)を作製し、ゴム硬度を測定したところ、24であった。
この実施例2においても、実施例1と同様に引張り剥離後は造形体と支持体は完全に分離し、造形体も分解せず一体として剥離されていた。また、室温で5時間放置し乾燥後も正常に剥離した。
剥離後の造形体表面を確認したところ、微小な支持体の残留もなく、平滑な面を形成していた。
実施例1において、軟質成形体用材料における合成ヘクトライト(ラポナイトXLG、日本シリカ株式会社製)の配合量を、12質量部に変更して分散液を作製した以外は、実施例1と同様にして軟質成形体用材料を作製し、実施例1と同様にして積層造形を行い、剥離も実施例1と同様にして実施した。
得られた軟質成形体用材料について、前記実施例1の硬質成形体用材料と同様にして測定した粘度は25.0℃で17.6mPa・s、表面張力は実施例1と同じ34.4mN/mであった。
前記軟質成形体用材料について、実施例1と同様にして、サンプル片(ハイドロゲル)を作製し、ゴム硬度を測定したところ、10であった。
この実施例3においても、実施例1と同様に引張り剥離後は造形体と支持体は完全に分離し、造形体も一体として剥離されていた。また、室温で5時間放置し乾燥後も正常に剥離した。
剥離後の造形体表面を確認したところ、微小な支持体の残留もなく、平滑な面を形成していた。
実施例1において、軟質成形体用材料における重合性モノマーをN−イソプロピルアクリルアミド(和光純薬工業株式会社製)に変更した以外は、実施例1と同様にして軟質成形体用材料を作製し、実施例1と同様にして積層造形を行い、剥離も実施例1と同様にして実施した。
得られた軟質成形体用材料について、前記実施例1の硬質成形体用材料と同様にして測定した粘度は25.0℃で10.3mPa・s、表面張力は実施例1と同じ34.4mN/mであった。
前記軟質成形体用材料について、実施例1と同様にして、サンプル片(ハイドロゲル)を作製し、ゴム硬度を測定したところ、14であった。
この実施例4においても、実施例1と同様に引張り剥離後は造形体と支持体は完全に分離し、造形体も一体として剥離されていた。また、室温で5時間放置し乾燥後も正常に剥離した。
剥離後の造形体表面を確認したところ、微小な支持体の残留もなく、平滑な面を形成していた。
実施例1と同じ軟質成形体用材料及び硬質成形体用材料を用い、実施例1と同様にして積層造形を行い、剥離も実施例1と同様にして実施した。
この実施例5においても、実施例1と同様に引張り剥離後は造形体と支持体は完全に分離し、成形体も一体として剥離されていた。また、別途、50℃で2時間加熱乾燥して剥離させたところ、10分間程度で支持体は完全に剥離された。
剥離後の造形体表面を確認したところ、微小な支持体の残留もなく、平滑な面を形成していた。
実施例1において、軟質成形体用材料における合成ヘクトライトを添加せず、合成ヘクトライトの代わりに等量のN,N’−メチレンビスアクリルアミド(和光純薬工業株式会社製)を添加した以外は、実施例1と同様にして、軟質成形体用材料を作製し、実施例1と同様にして積層造形を行い、剥離も実施例1と同様にして実施した。なお、比較例1では、ハイドロゲル前駆体は得られず、ハイドロゲルも得られなかった。
得られた軟質成形体用材料について、前記実施例1の硬質成形体用材料と同様にして測定した粘度は25.0℃で8.0mPa・s、表面張力は実施例1と同じ34.4mN/mであった。
前記軟質成形体用材料について、実施例1と同様にして、サンプル片を作製し、ゴム硬度を測定したところ、5であった。
比較例1においては、引張り剥離した際に、支持体は脆く崩れたが、ブラシで簡単にこするだけで完全に剥離された。また、室温で5時間放置し乾燥後は、殆どの支持体が剥離でき、一部残留した支持体はブラシで簡単にこするだけで完全に剥離された。しかし、軟質成形体の一部が、支持体の重さに耐えられずに、積層造形途中で潰れていることがわかり、目的の造形体を得ることができなかった。
*IPAM:N−イソプロピルアクリルアミド(和光純薬工業株式会社製)
*MANDA:ネオペンチルグリコールヒドロキシピバリン酸エステルジ(メタ)アクリレート(日本化薬株式会社製、商品名:KAYARAD MANDA)
<1> 水、及びハイドロゲル前駆体を少なくとも含む第一の液体を付与して成膜する第一の工程と、
前記第一の工程で形成された膜を硬化させる第二の工程と、を複数回繰り返すことを特徴とする立体造形物の製造方法である。
<2> 水、及びハイドロゲル前駆体を少なくとも含む第一の液体を付与して成膜する第一の工程と、
硬化性材料を少なくとも含む第二の液体を前記第一の液体とは異なる位置に付与して成膜する第三の工程と、
前記第一の工程及び前記第三の工程でそれぞれ形成された膜を硬化させる第四の工程と、を複数回繰り返すことを特徴とする立体造形物の製造方法である。
<3> 前記ハイドロゲル前駆体が、水に分散可能な鉱物及び重合性モノマーを含有する前記<1>から<2>のいずれかに記載の立体造形物の製造方法である。
<4> 前記水に分散可能な鉱物が、水膨潤性層状粘土鉱物である前記<3>に記載の立体造形物の製造方法である。
<5> 前記ハイドロゲル前駆体から形成したハイドロゲルからなる部分と、硬化性材料から形成したポリマーからなる部分とを剥離する第五の工程を含む前記<2>から<4>のいずれかに記載の立体造形物の製造方法である。
<6> 前記ハイドロゲルからなる部分のゴム硬度が、6〜60である前記<5>に記載の立体造形物の製造方法である。
<7> 前記液体の付与方法が、インクジェット法及びディスペンサー法のいずれかである前記<1>から<6>のいずれかに記載の立体造形物の製造方法である。
<8> 前記ハイドロゲルからなる部分と、前記ポリマーからなる部分とが乾燥収縮により剥離する前記<5>から<7>のいずれかに記載の立体造形物の製造方法である。
22、23 支持体
24 造形体表面
30 造形体用インク噴射ヘッドユニット
31、32 支持体用インク噴射ヘッドユニット
33、34 UV照射機
35 造形体
36 支持体
37 造形体支持基板
38 ステージ
39 造形装置
Claims (8)
- 水、及びハイドロゲル前駆体を少なくとも含む第一の液体を付与して成膜する第一の工程と、
前記第一の工程で形成された膜を硬化させる第二の工程と、を複数回繰り返すことを特徴とする立体造形物の製造方法。 - 水、及びハイドロゲル前駆体を少なくとも含む第一の液体を付与して成膜する第一の工程と、
硬化性材料を少なくとも含む第二の液体を前記第一の液体とは異なる位置に付与して成膜する第三の工程と、
前記第一の工程及び前記第三の工程でそれぞれ形成された膜を硬化させる第四の工程と、を複数回繰り返すことを特徴とする立体造形物の製造方法。 - 前記ハイドロゲル前駆体が、水に分散可能な鉱物及び重合性モノマーを含有する請求項1から2のいずれかに記載の立体造形物の製造方法。
- 前記水に分散可能な鉱物が、水膨潤性層状粘土鉱物である請求項3に記載の立体造形物の製造方法。
- 前記ハイドロゲル前駆体から形成したハイドロゲルからなる部分と、硬化性材料から形成したポリマーからなる部分とを剥離する第五の工程を含む請求項2から4のいずれかに記載の立体造形物の製造方法。
- 前記ハイドロゲルからなる部分のゴム硬度が、6〜60である請求項5に記載の立体造形物の製造方法。
- 前記液体の付与方法が、インクジェット法及びディスペンサー法のいずれかである請求項1から6のいずれかに記載の立体造形物の製造方法。
- 前記ハイドロゲルからなる部分と、前記ポリマーからなる部分とが乾燥収縮により剥離する請求項5から7のいずれかに記載の立体造形物の製造方法。
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