JPWO2007102196A1 - エレベータの吊り下げ装置 - Google Patents

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Abstract

エレベータの吊り下げ装置は、昇降体を吊り下げる主索と、主索を昇降体に繋ぐための綱止め装置とを有している。綱止め装置は、昇降体に設けられている。また、綱止め装置は、主索の端部が接続され、主索の端部に対する昇降体の上下方向への変位により昇降体に対して回動される回動レバーと、回動レバーの回動により昇降体に対して水平方向へ変位される変位体と、主索の端部に対する昇降体の下方への変位に逆らう方向へ変位体を付勢する付勢体とを有している。

Description

この発明は、例えばかご等の昇降体を吊り下げるためのエレベータの吊り下げ装置に関するものである。
従来、かごの高さ寸法を小さくするために、主索を水平方向に偏向するガイドローラをかごの上部に設け、主索の端部に設けられたシンブルロッドをかごに水平に設置するようにしたエレベータ主索の連結装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2005−212941号公報
しかし、主索がガイドローラによって常に曲げられているので、主索の寿命が短くなってしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、昇降体の高さ方向の寸法の縮小化を図ることができるとともに、昇降体を吊り下げる主索の長寿命化を図ることができるエレベータの吊り下げ装置を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータの吊り下げ装置は、昇降体を吊り下げる主索、及び主索の端部が接続され、主索の端部に対する昇降体の上下方向への変位により昇降体に対して回動される回動レバーと、回動レバーの回動により昇降体に対して水平方向へ変位される変位体と、主索の端部に対する昇降体の下方への変位に逆らう方向へ変位体を付勢する付勢体とを有し、昇降体に設けられた綱止め装置を備えている。
この発明の実施の形態1によるエレベータを示す構成図である。 図1のかごを示す正面図である。 図2のかごの上部を示す正面図である。 図3の主索の各張力が調整されているときの綱止め装置を示す正面図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータの吊り下げ装置を示す正面図である。 この発明の実施の形態3によるエレベータの吊り下げ装置を示す正面図である。 この発明の実施の形態4によるエレベータを示す斜視図である。 図7のかごの上部を示す正面図である。 この発明の実施の形態5によるエレベータを示す斜視図である。 図9のかごの上部を示す正面図である。
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータを示す構成図である。図において、昇降路1内には、かご(昇降体)2及び釣合おもり(昇降体)3が昇降可能に設けられている。昇降路1の上部に設けられた機械室4内には、支持台5が設けられている。支持台5には、駆動装置である巻上機6とそらせ車7とが支持されている。
巻上機6は、モータを含む巻上機本体8と、巻上機本体8により回転される駆動シーブ9とを有している。駆動シーブ9及びそらせ車7には、かご2及び釣合おもり3を吊り下げる主索群10が巻き掛けられている。かご2及び釣合おもり3は、駆動シーブ9の回転により昇降路1内を昇降される。
図2は、図1のかご2を示す正面図である。図において、昇降路1内には、一対のガイドレール11が設置されている。かご2は、各ガイドレール11間に配置されている。かご2の上部及び下部には、各ガイドレール11に案内されるガイド装置12がそれぞれ設けられている。かご2は、各ガイド装置12がガイドレール11に案内されることにより、各ガイドレール11に沿って昇降される。
かご2は、かご室13と、かご室13を支持するかご枠14とを有している。かご枠14は、かご室13が載せられた下枠15と、かご室13の上方に配置された上枠16と、下枠15及び上枠16の各端部間を結ぶ一対の縦枠17とを有している。
主索群10は、複数(この例では一対)の主索18,19により構成されている。主索18,19の各端部には、主索止め金具(端末金具)20による端末処理が施されている。上枠16、即ちかご2の上部には、一方の主索18の端部をかご2に留めるための綱止め装置21と、他方の主索19の端部をかご2に留めるための綱止め装置22とが設けられている。
図3は、図2のかご2の上部を示す正面図である。図において、綱止め装置21,22は、水平方向について互いに隣り合った状態で配置されている。主索18,19の各端部は、綱止め装置21,22間に配置されている。また、主索18,19の端部及び綱止め装置21,22は、上枠16に設けられた一対の受け部材23,24間に配置されている。
一方の綱止め装置21は、かご2に対して回動可能な回動レバー25と、回動レバー25に接続され、回動レバー25の回動によりかご2に対して水平方向へ変位される変位体26と、変位体26と受け部材23との間で縮められ、弾性復元力を発生する付勢ばね(付勢体)27とを有している。
回動レバー25は、上枠16に設けられた支持軸28を中心に回動可能になっている。また、回動レバー25は、支持軸28の綱止め装置22側(即ち、支持軸28の受け部材23側と反対側)に位置する主索用取付部25aと、支持軸28の上方に位置する変位体用取付部25bとを有している。主索用取付部25aには、主索18の端部に設けられた端末金具20がピン29により接続されている。変位体用取付部25bには、変位体26の一端部がピン29により接続されている。
回動レバー25は、主索18の端部に対するかご2の下方への変位により、主索用取付部25aが上方へ変位される方向(図3において、反時計方向)へ回動され、主索18の端部に対するかご2の上方への変位により、主索用取付部25aが下方へ変位される方向(図3において、時計方向)へ回動される。
また、変位体26は、主索用取付部25aが上方へ変位される方向へ回動レバー25が回動されることにより、受け部材23に近づく方向へ変位され、主索用取付部25aが下方へ変位される方向へ回動レバー25が回動されることにより、受け部材23から離れる方向へ変位される。
変位体26は、変位体用取付部25bに接続されたロッド(変位体本体)30と、ロッド30に設けられ、ロッド30に対する水平方向(変位体26が変位される方向)についての位置を調整可能な調整部材(ばね受け)31と、ロッド30に螺合され、調整部材31のロッド30に対する位置を固定する(即ち、位置決めを行う)ためのダブルナット(位置決め装置)32とを有している。
付勢ばね27は、調整部材31と受け部材23との間で縮められている。即ち、付勢ばね27は、変位体26の受け部材23に近づく方向への変位に逆らう方向(即ち、主索18の端部に対するかご2の下方への変位に逆らう方向)へ変位体26を付勢するようになっている。これにより、ロッド30は、付勢ばね27の付勢力を圧縮力として受ける。また、受け部材23は、変位体26に対する付勢力の反力を付勢ばね27から受ける。
付勢ばね27の付勢力は、ロッド30に対する調整部材31の位置の調整により調整される。主索18の張力は、付勢ばね27の付勢力の調整により調整される。
他方の綱止め装置22は、かご2に対して回動可能な回動レバー33と、回動レバー33に接続され、回動レバー33の回動によりかご2に対して水平方向へ変位される変位体34と、変位体34と受け部材24との間で縮められ、弾性復元力を発生する付勢ばね(付勢体)35とを有している。
回動レバー33は、上枠16に設けられた支持軸36を中心に回動可能になっている。回動レバー33は、支持軸36の綱止め装置21側(即ち、支持軸36の受け部材24側と反対側)に位置する主索用取付部33aと、支持軸36の上方に位置する変位体用取付部33bとを有している。主索用取付部33aには、主索19の端部に設けられた端末金具20がピン29により接続されている。変位体用取付部33bには、変位体34の一端部がピン29により接続されている。
回動レバー33は、主索19の端部に対するかご2の下方への変位により、主索用取付部33aが上方へ変位される方向(図3において、時計方向)へ回動され、主索19の端部に対するかご2の上方への変位により、主索用取付部33aが下方へ変位される方向(図3において、反時計方向)へ回動される。
また、変位体34は、主索用取付部33aが上方へ変位される方向へ回動レバー33が回動されることにより、受け部材24に近づく方向へ変位され、主索用取付部33aが下方へ変位される方向へ回動レバー33が回動されることにより、受け部材24から離れる方向へ変位される。
変位体34は、変位体用取付部33bに接続され水平に配置されたロッド(変位体本体)37と、ロッド37に設けられ、ロッド37に対する水平方向(変位体34が変位される方向)についての位置を調整可能な調整部材(ばね受け)38と、ロッド37に螺合され、調整部材38のロッド37に対する位置を固定する(即ち、位置決めを行う)ためのダブルナット(位置決め装置)39とを有している。
付勢ばね35は、調整部材38と受け部材24との間で縮められている。即ち、付勢ばね35は、変位体34の受け部材24に近づく方向への変位に逆らう方向(即ち、主索19の端部に対するかご2の下方への変位に逆らう方向)へ変位体34を付勢するようになっている。これにより、ロッド37は、付勢ばね35の付勢力を圧縮力として受ける。また、受け部材24は、変位体34に対する付勢力の反力を付勢ばね35から受ける。
付勢ばね35の付勢力は、ロッド37に対する調整部材38の位置の調整により調整される。主索19の張力は、付勢ばね35の付勢力の調整により調整される。なお、各ピン29には、接続の外れを防止するための抜け止め40が設けられている。
図4は、図3の主索18,19の各張力が調整されているときの綱止め装置21,22を示す正面図である。図に示すように、調整部材31のロッド30に対する位置、及び調整部材38のロッド37に対する位置は、主索18,19のそれぞれの張力が等しくなるように調整されている。この例では、主索18の長さが主索19の長さよりも長くなっており、主索18の端部のかご2に対する位置が主索19の端部のかご2に対する位置よりも下位にある状態で、主索18,19のそれぞれの張力が等しくなっている。
このようなエレベータの吊り下げ装置では、主索18の端部に対するかご2の上下方向への変位により回動レバー25が回動され、回動レバー25の回動により変位体26が水平方向へ変位されるようになっており、主索18の端部に対するかご2の下方への変位に逆らう方向へ付勢ばね27が変位体26を付勢するようになっているので、変位体26及び付勢ばね27を水平方向へ配置することができ、綱止め装置21の高さ方向についての寸法を小さくすることができる。また、主索18の端部に設けられた端末金具20の寸法も小さくすることができる。これにより、綱止め装置21及び端末金具20の上枠16からの突出量を小さくすることができ、かご2の高さ方向についての寸法の縮小化を図ることができる。また、変位体26及び付勢ばね27を水平方向へ配置するために主索18を曲げることはないので、主索18の長寿命化も図ることができる。
また、変位体26は、回動レバー25に接続されたロッド30と、ロッド30に設けられ、ロッド30に対する水平方向についての位置を調整可能な調整部材31とを有し、付勢ばね27の付勢力は、調整部材31のロッド30に対する位置の調整により調整されるようになっているので、主索18の張力の調整のために調整部材31のロッド30に対する位置を変えても、調整部材31の位置が水平方向へ変わるだけで、綱止め装置21の高さ方向についての寸法が変わることはない。従って、かご2の高さ方向についての寸法の縮小化を図ることができる。
また、変位体26は、付勢ばね27の付勢力を圧縮力として受けるようになっているので、付勢体27及び変位体26を水平方向へ並べて配置することができ、綱止め装置21の高さ方向についての寸法の増大を防止することができる。なお、綱止め装置22も、綱止め装置21と同様の効果を奏する。
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2によるエレベータの吊り下げ装置を示す正面図である。図において、回動レバー25は、主索18の端部が接続された主索用取付部25aと、変位体26の一端部が接続された変位体用取付部25bとを有している。主索用取付部25aは、支持軸28の綱止め装置22側(支持軸28の受け部材23側と反対側)に位置している。変位体用取付部25bは、支持軸28の下方に位置している。
受け部材23は、調整部材31と回動レバー25との間に配置されている。ロッド30は、受け部材23を貫通している。また、ロッド30は、受け部材23に対して水平方向へ変位可能になっている。付勢ばね27は、調整部材31と受け部材23との間で縮められている。
回動レバー25は、主索18の端部に対するかご2の下方への変位により、主索用取付部25aが上方へ変位される方向へ回動され、主索18の端部に対するかご2の上方への変位により、主索用取付部25aが下方へ変位される方向へ回動される。
変位体26は、主索用取付部25aが上方へ変位される方向へ回動レバー25が回動されることにより、受け部材23に近づく方向へ変位され、主索用取付部25aが下方へ変位される方向へ回動レバー25が回動されることにより、受け部材23から離れる方向へ変位される。
付勢ばね27は、変位体26の受け部材23に近づく方向への変位に逆らう方向(即ち、主索18の端部に対するかご2の下方への変位に逆らう方向)へ変位体26を付勢する。これにより、ロッド30は、付勢ばね27の付勢力を引っ張り力として受ける。また、受け部材23は、変位体26に対する付勢力の反力を付勢ばね27から受ける。
回動レバー33は、主索19の端部が接続された主索用取付部33aと、変位体34の一端部が接続された変位体用取付部33bとを有している。主索用取付部33aは、支持軸36の綱止め装置21側(支持軸36の受け部材24側と反対側)に位置している。変位体用取付部33bは、支持軸36の下方に位置している。
受け部材24は、調整部材38と回動レバー33との間に配置されている。ロッド37は、受け部材24を貫通している。また、ロッド37は、受け部材24に対して水平方向へ変位可能になっている。付勢ばね35は、調整部材38と受け部材24との間で縮められている。
回動レバー33は、主索19の端部に対するかご2の下方への変位により、主索用取付部33aが上方へ変位される方向へ回動され、主索19の端部に対するかご2の上方への変位により、主索用取付部33aが下方へ変位される方向へ回動される。
変位体34は、主索用取付部33aが上方へ変位される方向へ回動レバー33が回動されることにより、受け部材24に近づく方向へ変位され、主索用取付部33aが下方へ変位される方向へ回動レバー33が回動されることにより、受け部材24から離れる方向へ変位される。
付勢ばね35は、変位体34の受け部材24に近づく方向への変位に逆らう方向(即ち、主索19の端部に対するかご2の下方への変位に逆らう方向)へ変位体34を付勢する。これにより、ロッド37は、付勢ばね35の付勢力を引っ張り力として受ける。また、受け部材24は、変位体34に対する付勢力の反力を付勢ばね35から受ける。他の構成は実施の形態1と同様である。
このようなエレベータの吊り下げ装置では、変位体34が付勢ばね27の付勢力を引っ張り力として受けるようになっているので、綱止め装置21の高さ方向についての寸法の増大を防止することができるとともに、変位体26の水平方向への変位を安定させることができる。なお、綱止め装置22も、綱止め装置21と同様の効果を奏する。
実施の形態3.
図6は、この発明の実施の形態3によるエレベータの吊り下げ装置を示す正面図である。図において、各回動レバー25,33は、上枠16に設けられた共通の支持軸45を中心に回動可能になっている。支持軸45は、主索18,19の各端部間に配置されている。
回動レバー25は、主索18の端部が接続された主索用取付部25aと、変位体26の一端部が接続された変位体用取付部25bとを有している。主索用取付部25aは、支持軸45の綱止め装置22側(支持軸45の受け部材23側と反対側)に位置している。変位体用取付部25bは、支持軸28の下方に位置している。
回動レバー33は、主索19の端部が接続された主索用取付部33aと、変位体34の一端部が接続された変位体用取付部33bとを有している。主索用取付部33aは、支持軸45の綱止め装置21側(支持軸45の受け部材24側と反対側)に位置している。変位体用取付部33bは、支持軸45の下方に位置している。他の構成は実施の形態2と同様である。
このようなエレベータの吊り下げ装置では、各回動レバー25,33が共通の支持軸45を中心に回動可能になっているので、部品点数を削減することができ、構造の複雑化やコストの上昇の防止を図ることができる。
なお、上記の例では、実施の形態2における回動レバー25,33が共通の支持軸45を中心に回動可能になっているが、実施の形態1における回動レバー25,33が共通の支持軸を中心に回動可能になっていてもよい。
実施の形態4.
図7は、この発明の実施の形態4によるエレベータを示す斜視図である。図において、巻上機6は、巻上機本体8と、巻上機本体8によりそれぞれ回転される第1の駆動シーブ51及び第2の駆動シーブ52を有している。巻上機本体8は、第1及び第2の駆動シーブ51,52間に配置されている。第1及び第2の駆動シーブ51,52は、共通の回転軸を中心に回転される。また、第1の駆動シーブ51の近傍には第1のそらせ車53が設けられ、第2の駆動シーブ52の近傍には第2のそらせ車54が設けられている。
第1の駆動シーブ51及び第1のそらせ車53には、一方の主索18が巻き掛けられている。また、第2の駆動シーブ52及び第2のそらせ車54には、他方の主索19が巻き掛けられている。かご2及び釣合おもり3は、主索18,19により吊り下げられている。
図8は、図7のかご2の上部を示す正面図である。図において、主索18,19の各端部は、水平方向について互いに間隔を置いて配置されている。綱止め装置21,22は、主索18,19の各端部間に配置されている。
綱止め装置21,22は、主索用取付部25aの支持軸28に対する位置と、主索用取付部33aの支持軸36に対する位置とが水平方向について互いに反対側になるように、配置されている。また、綱止め装置21,22は、変位体用取付部25bの支持軸28に対する位置と、変位体用取付部33bの支持軸36に対する位置とが上下方向についてそれぞれ同一側になるように、配置されている。これにより、変位体26,34は、主索18,19の各端部に対するかご2の上下方向への変位により、互いに反対方向へ変位される。
この例では、主索用取付部25a,33aは、互いに離れる方向へ支持軸28,36からそれぞれ突出し、変位体用取付部25b、33bは、支持軸28,36の上方へそれぞれ突出している。また、変位体26,34は、主索18,19の各端部に対するかご2の下方への変位により互いに近づく方向へ変位され、主索18,19の各端部に対するかご2の上方への変位により互いに離れる方向へ変位される。
綱止め装置21,22間には、各付勢ばね27,35を介して各変位体26,34に連結された共通の受け部材55が設けられている。即ち、受け部材55は、変位体26に対する付勢力の反力と、変位体34に対する付勢力の反力とを付勢ばね27,35のそれぞれから受ける。また、受け部材55は、かご2に対して水平方向へ変位可能になっている。
上枠16には、受け部材55の水平方向への変位を案内するための筒状の案内部材56が設けられている。受け部材55は、案内部材56内をスライドされることにより水平方向へ案内される。他の構成は実施の形態1と同様である。
このようなエレベータの吊り下げ装置では、各付勢ばね27,35を介して各変位体26,34に連結された共通の受け部材55がかご2に設けられ、受け部材55がかご2に対して水平方向へ変位可能になっているので、付勢ばね27,35の各付勢力が互いに釣り合うこととなり、主索18,19の各張力が偏ることを防止することができる。従って、例えば乗客の位置がかご室13内の隅に集中し、かご2に偏荷重が発生している場合であっても、主索18,19の各張力の偏りの発生を防止することができる。
実施の形態5.
図9は、この発明の実施の形態5によるエレベータを示す斜視図である。図において、かご2及び釣合おもり3は、第1の巻上機61及び第2の巻上機62のそれぞれの駆動力により昇降路1内を昇降される。第1の巻上機61は、巻上機本体63と、巻上機本体63により回転される第1の駆動シーブ64とを有している。第2の巻上機62は、巻上機本体65と、巻上機本体65により回転される第2の駆動シーブ66とを有している。第1及び第2の駆動シーブ64,66は、互いに同期して回転されるように制御される。
第1及び第2の巻上機61,62は、第1及び第2の駆動シーブ64,66を対向させて配置されている。また、第1の駆動シーブ64の近傍には第1のそらせ車67が設けられ、第2の駆動シーブ66の近傍には第2のそらせ車68が設けられている。
第1の駆動シーブ64及び第1のそらせ車67には、一方の主索18が巻き掛けられている。また、第2の駆動シーブ66及び第2のそらせ車68には、他方の主索19が巻き掛けられている。かご2及び釣合おもり3は、主索18,19により吊り下げられている。
図10は、図9のかご2の上部を示す正面図である。図において、上枠16には、各付勢ばね27,35を介して各変位体26,34に連結された共通の受け部材69が設けられている。受け部材69は、かご2に対して水平方向へ変位可能になっている。また、上枠16には、受け部材69の水平方向への変位を案内するための案内部材70が設けられている。
受け部材69は、回動レバー25と調整部材31との間に配置された第1の受け部69aと、回動レバー33と調整部材38との間に配置された第2の受け部69bと、各回動レバー25,33を避けて第1及び第2の受け部69a,69bを互いに繋ぐ繋ぎ部69cとを有している。第1の受け部69aにはロッド30が変位可能に貫通し、第2の受け部69bにはロッド37が変位可能に貫通している。
案内部材70は、受け部材69の上下に配置された複数の突起部材である。受け部材69は、各突起部材をスライドされることにより水平方向へ案内される。他の構成は実施の形態2と同様である。
このようなエレベータの吊り下げ装置では、各付勢ばね27,35を介して各変位体26,34に連結された共通の受け部材69がかご2に設けられ、受け部材69がかご2に対して水平方向へ変位可能になっているので、付勢ばね27,35の各付勢力が互いに釣り合うこととなり、主索18,19の各張力が偏ることを防止することができる。従って、例えば第1及び第2の駆動シーブ64,66の各回転の同期がずれた場合であっても、主索18,19の各張力の偏りの発生を防止することができ、第1及び第2の巻上機61,62のいずれか一方に負荷が偏ることを防止することができる。
なお、各上記実施の形態では、綱止め装置21,22がかご2に設けられているが、釣合おもり3に綱止め装置21,22を設けてもよい。

Claims (6)

  1. 昇降体を吊り下げる主索、及び
    上記主索の端部が接続され、上記主索の端部に対する上記昇降体の上下方向への変位により上記昇降体に対して回動される回動レバーと、上記回動レバーの回動により上記昇降体に対して水平方向へ変位される変位体と、上記主索の端部に対する上記昇降体の下方への変位に逆らう方向へ上記変位体を付勢する付勢体とを有し、上記昇降体に設けられた綱止め装置
    を備えていることを特徴とするエレベータの吊り下げ装置。
  2. 上記変位体は、上記回動レバーに接続された変位体本体と、上記変位体本体に設けられ、上記変位体本体に対する水平方向についての位置を調整可能な調整部材とを有し、
    上記付勢体の付勢力は、上記調整部材の上記変位体本体に対する位置の調整により調整されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの吊り下げ装置。
  3. 上記変位体は、上記付勢体の付勢力を圧縮力として受けるようになっていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの吊り下げ装置。
  4. 上記変位体は、上記付勢体の付勢力を引っ張り力として受けるようになっていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの吊り下げ装置。
  5. 上記昇降体は、複数本の上記主索により吊り下げられ、
    上記昇降体には、各上記主索が接続された複数の上記綱止め装置が設けられており、
    各上記回動レバーは、共通の支持軸を中心に回動可能になっていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載のエレベータの吊り下げ装置。
  6. 上記昇降体は、一対の上記主索により吊り下げられ、
    一方の上記主索が接続された上記綱止め装置と、他方の上記主索が接続された上記綱止め装置とは、上記一対の主索の各端部に対する上記昇降体の上下方向への変位により各上記変位体が互いに反対方向へ変位されるように配置されており、
    上記昇降体には、各上記付勢体を介して各上記変位体に連結された共通の受け部材が設けられ、
    上記受け部材は、上記昇降体に対して水平方向へ変位可能になっていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載のエレベータの吊り下げ装置。

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