JPWO2007097008A1 - データ受信装置及びデータ送信装置 - Google Patents

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Abstract

データ伝送におけるクロックステップ実行機能の信頼性を向上させる。ライトポインタ生成部234−1、…、234−mは、FIFO回路213−1、213−mを構成している複数のバッファのうちから、送信側LSI100から送られてきたデータを格納する格納先とするものを順次切り替えて指示する。クロックステップ用リングバッファ243は、動作の停止を指示するゲートストップ信号を遅延させる。ライトポインタ生成部234−1、…、234−mは、クロックステップ用リングバッファ243で遅延させたゲートストップ信号を受け取ると格納先の指示の切り替えを停止させる。

Description

本発明は、データ伝送技術に関し、特に、データを高速に伝送する技術に関する。
従来の高速なLSI間データ伝送方式としてソースシンクロナス(Source Synchronous)方式が挙げられる。ソースシンクロナス方式は、データとクロックとを同時に送信側LSIが送り出し、受信側LSIでは受信クロックの位相を受信データに応じて遅らせて転送データの読み取りに使用する方式である。
ところで、同一の基準クロックで動作する複数のLSIで構成されるLSIシステムのデバッグ手段として、クロックステップ実行機能がある。クロックステップ実行機能はクロックを1サイクルずつ進めながら各部の状態遷移を確認するという機能であり、システムの動作の詳細な調査を可能とする。クロックステップ実行機能をサポートするためには、LSI間のデータ伝送においてデータが失われないようにする仕組みが必要となる。
ソースシンクロナス方式を採用したデータ伝送システムの構成例を図1に示す。
図1において、送信側LSI100の内部クロック(CLK)は、クロックバッファ101を介した後に、IOバッファ102により受信側LSI200へ送信される。
一方、送信側LSI100の内部クロックは、クロックチョッパ111にも入力されている。クロックチョッパ111は、通常はHレベル(ハイレベル)信号を出力するが、内部クロックの片方のエッジ(例えば立下りエッジ)を検出するとチョッパ信号(Lレベル(ローレベル)の短時間信号)を出力する。このクロックチョッパ111の出力信号は、Dラッチ112−1、…、112−m、113−1、…、113−mの各クロック端子に入力されている。
Dラッチ112−1、…、112−mには、mビットのパラレルデータである伝送データがビット毎に入力される。Dラッチ112−1、…、112−mの出力は各々Dラッチ113−1、…、113−mに入力されている。従って、Dラッチ113−1、…、113−mには、Dラッチ112−1、…、112−mよりも内部クロック1サイクル分前の伝送データがラッチされる。Dラッチ113−1、…、113−mから出力される伝送データはIOバッファ114−1、…、114−mにより受信側LSI200へ送信される。
なお、クロックバッファ101及びクロックチョッパ111には、ゲート(Gated )ストップ信号が入力されている。クロックバッファ101は、ゲートストップ信号をHレベル信号にすると、クロックの出力を停止する。また、クロックチョッパ111は、ゲートストップ信号をHレベル信号にすると、チョッパ信号を停止しHレベル信号を継続して出力する。
受信側LSI200では、送信側LSI100のIOバッファ102から送られてきた伝送クロックがIOバッファ201で受信され、位相調整部202へと送られる。位相調整部202は、この伝送クロックを遅延させる。このときの遅延量は、送信側LSI100と受信側LSI200との間の配線、LSI内部での配線、プロセスばらつき等に起因する遅延量を考慮して設定されている。位相調整部202から出力される伝送クロックは、クロックチョッパ203に入力されている。
一方、送信側LSI100のIOバッファ114−1、…、114−mから送られてきた伝送データは、受信側LSI200のIOバッファ211−1、…、211−mで受信されてDラッチ212−1、…、212−mへと入力される。Dラッチ212−1、…、212−mは、各クロック端子にクロックチョッパ203からのチョッパ信号が入力されると、その伝送データを出力する。
Dラッチ212−1、…、212−mから出力される伝送データは、FIFO回路213−1、…、213−mに送られる。FIFO回路213−1、…、213−mは、ライトポインタ生成部204とリードポインタ生成部222とで行われるポインタの生成によりリングバッファを構成している。このリングバッファは、伝送クロック(すなわち送信側LSI100の内部クロック)から受信側LSI200の内部クロックへと伝送データを乗り換えさせるために使用されている。
ライトポインタ生成部204は、FIFO回路213−1、…、213−mの有する複数のバッファのうちのいずれかを指し示すライトポインタを生成し、このライトポインタを、クロックチョッパ203からのチョッパ信号に基づいて順次他のものを指し示すように切り替える。一方、リードポインタ生成部222は、FIFO回路213−1、…、213−mの有する複数のバッファのうちのいずれかを指し示すリードポインタを生成し、このリードポインタを、クロックチョッパ221から出力されるチョッパ信号に基づいて順次他のものを指し示すように切り替える。なお、クロックチョッパ221には受信側LSI200の内部クロックが入力されている。
Dラッチ212−1、…、212−mから出力される伝送データは、FIFO回路213−1、…、213−mの有する複数のバッファのうち、ライトポインタ生成部204が生成するライトポインタで指し示されているものに書き込まれ、リードポインタ生成部222が生成するリードポインタで指し示されているものから読み出される。こうして、送信側LSI100の内部クロックから受信側LSI200の内部クロックへの伝送データの乗り換えが行われる。
FIFO回路213−1、…、213−mより出力された伝送データは、Dラッチ214−1、…、214−mで一旦ラッチされた後、クロックチョッパ221からのチョッパ信号に応じて、受信側LSI200の内部へと送られる。
なお、受信側LSI200内のクロックチョッパ221にも、送信側LSI100内におけるものと同一のゲートストップ信号が入力されている。クロックチョッパ221は、ゲートストップ信号をHレベル信号にすると、チョッパ信号を停止しHレベル信号を継続して出力する。
この図1に示した回路においてクロックステップ実行機能を実行した場合の動作を説明する。
送信側LSI100から送信された伝送データは、送信側LSI100における最終段のDラッチ113−1、…、113−mと同一サイクルの送信側内部クロックにおいて、受信側LSI200における初段のDラッチ212−1、…、212−mに取り込まれる。従って、ゲートストップ信号をHレベル信号にして伝送クロックを停止させても、送信側LSI100から送信された伝送データは全て受信側LSI200で受け取ることができる。また、送信側LSI100から送られてくる伝送クロックが受信側LSI200での伝送データの受信の完了と共に停止するので、それ以降はリングバッファ(FIFO回路213−1、…、213−m)に伝送データが上書きされてしまうことはない。
図2は、図1に示した伝送システムにおける各部のタイムチャート例を示している。
図2の各チャートと図1との対応関係は、括弧付きの番号によって示されている。但し、図2におけるチャート(0)は図1には不図示である。これは、ゲートストップ信号を無視したときの送信側LSI100のクロックチョッパ111の出力波形を示している。また、図2におけるチャート(11)は、リングバッファ213−1が有している複数(ここでは16個)のバッファ各々におけるデータの格納状況を示している。
図2において、実線の矢印は、ゲートストップ信号(チャート(2)参照)による伝送クロックの停止(チャート(5)参照)から遅れて、クロックチョッパ203からのチョッパ信号が停止することを示している(チャート(8)参照)。ここで、チャート(5)における伝送クロックの停止時刻とチャート(6)における伝送クロックの停止時刻との間には2.5サイクル分の遅延が生じている。これは、本チャート例における送信側LSI100から受信側LSI200へのクロック伝送の際の遅延量を示している。また、チャート(6)に示されている伝送クロックとチャート(8)に示されているクロックチョッパ203からのチョッパ信号との間には0.5サイクル分の遅延が生じている。これは、本チャート例における位相調整部202での調整遅延量を示している。
図2に示されている破線の矢印に注目する。チャート(2)に示されているゲートストップ信号により、送信側LSI100の最終段のDラッチ113−1は、チャート(4)に示されているように、データ「DT7」を出力している状態で停止する。このデータ「DT7」は、送信側LSI100から受信側LSI200へのデータ伝送において遅延する。しかし、図1の構成では、受信側LSI200の初段のDラッチ212−1を、送信側LSI100から送られてくる伝送クロックに基づいて動作させているので、チャート(9)に示すように、このデータ「DT7」を正しく受け取ることができる。更に、この構成では、ライトポインタ生成部204によるライトポインタの切り替えも、送信側LSI100から送られてくる伝送クロックに基づいて動作させている。従って、Dラッチ212−1から出力されるデータ「DT7」を、チャート(11)に示すように、FIFO回路213−1の適切なバッファに格納させることができる。
ところで、上述したようなソースシンクロナス方式では、パラレルデータを受信する際に各ビットデータを同一の伝送クロックでラッチする。このため、図3Aに示すように、全てのビットに対してセットアップタイムやホールドタイムを確保するには、データ伝送における各ビット間の遅延量のバラツキを伝送クロックの周期よりも十分小さくしなければならない。この遅延量のバラツキが伝送クロックの周期に対して大きいと、図3Bに示すように、セットアップタイムやホールドタイムを確保できないビットが生じてしまう。つまり、ソースシンクロナス方式では、データ伝送の高スループット化に限界がある。
このような問題を克服し、ビット間のディレイバラツキが伝送クロックの周期を超えても、セットアップタイムやホールドタイムが確保される方式として、ビット毎にデータのエッジで伝送クロックの位相を調整するデータシンクロナス転送方式が提案されている。なお、この方式はデータのエッジで位相調整を行うため、送信側のクロックを使用する代わりに、受信側のクロックを使用することも可能である。
以上までに説明した技術に関し、例えば特許文献1には、受信データ信号と遅延させた受信クロック信号との位相関係の検出結果に基づいて当該受信クロック信号の遅延量を調整することで、両信号間のずれを改善する技術が開示されている。
また、例えば特許文献2には、パラレルデータの高速伝送時にビット間に生じる位相差をリングバッファで吸収する技術が開示されている。
この他、本発明に関係する技術として、例えば特許文献3には、異なる周波数のクロックを用いる装置間でのデータのシリアル伝送を可能とするために、基準クロックより生成した高周波クロックを各装置で用いるという技術が開示されている。
また、例えば特許文献4には、送信装置と受信装置とで共通の基準信号と、送信装置から受信装置へ伝送されるトレーニングパターンとを用いて、パラレルデータの高速伝送時におけるビット毎の伝送のばらつきを抑える技術が開示されている。
特開2006−5665号公報 特開2006−19790号公報 国際公開第2004/031926号パンフレット 特開2006−50102号公報
上述したデータシンクロナス方式では、受信側の初段でデータのラッチに使用する伝送クロックが、1サイクル以上ずれてしまっている可能性がある。そのため、その伝送クロックが、送信側でデータと同時に送出されたものである保証はない。また、各ビットのデータのラッチに使用するクロックの位相調整はパラレルデータのビット毎に別個に行われるため、位相調整後の各クロックの位相が同一である保証もない。このため、ラッチしたパラレルデータをどのようにして正しく読み出すかが問題となる。
また、クロックステップ実行機能を適用してクロックのストップを行うと、ビット間の伝送ばらつきにより、パラレルデータのうち受信できたビットと受信できなかったビットとが発生してしまい、伝送途中のデータの正しい受信が保証できない。
更に、高速伝送時における伝送クロックの波形を安定させるイコライザが伝送路中に設置されている場合があるが、クロックのスタート時とストップ時における波形はイコライザでは保証されないため、クロックステップ実行機能を実行するとデータ伝送の確実性が保証できない。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、データ伝送におけるクロックステップ実行機能の信頼性を向上させることである。
本発明の態様のひとつであるデータ受信装置は、送信元から送られてきたデータを格納する格納先を順次切り替えて指示する格納先指示手段と、動作の停止を示す停止信号を遅延させる遅延手段と、を有しており、前記格納先指示手段は、前記遅延手段で遅延させた前記停止信号を受け取ると前記格納先の指示の切り替えを停止する、ことを特徴とするものであり、この特徴によって前述した課題を解決する。
この構成によれば、停止信号が発生してから遅れて格納先指示手段の動作が停止するので、停止信号の発生時には送信元から既に送信されてしまっていたデータを格納先に無事格納することができる。従って、クロックステップ実行機能の実行による伝送データの消失が防止される。
なお、上述した本発明に係るデータ受信装置において、前記遅延手段が前記停止信号を遅延させる遅延時間は、前記データが前記送信元から送信されてから前記格納先に格納されるまでに要する時間であるとしてもよい。
この構成によれば、停止信号を遅延させるときの遅延時間を、伝送データの消失を防止し得る最短のものとすることができる。
また、前述した本発明に係るデータ受信装置において、前記送信元が有しているカウンタであって特定のパターンであるデータを当該送信元が送り出すタイミングを決定する当該カウンタと同期してカウント動作を行う同期カウンタを更に有しており、前記遅延時間の設定は、前記送信元から送信された前記特定のパターンであるデータの前記格納先への格納を終えたときにおける前記同期カウンタのカウント値を基準にして行われるように構成してもよい。
この構成によれば、停止信号を遅延させるときの遅延時間を、伝送データの消失を防止し得る最短のものとすることができる。
また、前述した本発明に係るデータ受信装置において、前記格納先指示手段は、前記送信元から送られてくるクロックに基づいたタイミングで前記指示の切り替えを行い、前記遅延手段は、遅延させた前記停止信号の変化のタイミングを前記送信元から送られてくるクロックに同期させるように構成してもよい。
このために、前記遅延手段を、例えばリングバッファとして構成してもよい。
この構成によれば、送信元からのデータ伝送における遅延量がばらついても、送信元から送信されていたデータを格納先に確実に格納してから格納先指示手段を停止させることができる。
なお、このとき、前記格納先のうちから前記データを読み出す読み出し元とするものを、前記格納先指示手段による指示の切り替えと同一の順序で切り替えて指示する読み出し格納先指示手段と、前記送信元が有しているカウンタであって前記データを当該送信元が送り出すタイミングに応じてカウント動作を行う当該カウンタと同期してカウント動作を行う同期カウンタと、を更に有しており、前記読み出し格納先指示手段は、前記同期カウンタによるカウント動作のタイミングで前記指示の切り替えを行うように構成してもよい。
この構成によれば、送信側と受信側とでデータ授受の動作が同期するので、送信元からのデータ伝送により遅延量がばらついても、伝送データを確実に受け取ることができる。
また、前述した本発明に係るデータ受信装置において、前記送信元において前記データに同期させた上で当該送信元から送られてくるクロックを遅延させるときの遅延量を前記データに基づいて制御して、当該クロックと当該データとの位相のずれを調整する位相調整手段を更に有しており、前記位相調整手段は、前記格納先指示手段が前記格納先の切り替えの指示を停止している期間に前記送信元から送られてきた特定のパターンであるデータに基づいて、前記位相のずれを調整するように構成してもよい。
この構成によれば、格納先指示手段の動作停止期間内に位相調整が行えるので、その後の動作再開時におけるデータ伝送の失敗が防止される。
また、前述した本発明に係るデータ受信装置において、前記送信元から送られてきた特定のパターンのビット列データであってビット毎に前記格納先の各々に格納された当該ビット列データを読み出して当該ビット列データの妥当性の検査を行う検査手段を更に有し、前記ビット列データの語長は前記格納先指示手段による指示の種類の数の少なくとも2倍であるように構成してもよい。
この構成によれば、いずれの格納先に対するデータの格納及び読み出しも複数回行われるので、格納先に対する検査の信頼性が向上する。
なお、このとき、前記ビット列データの語長は前記格納先指示手段による指示の種類の数の2倍であり、当該ビット列データにおける前半分の各ビットと後半分の各ビットとは、値が反転した関係を有しているように構成してもよい。
この構成によれば、格納先に対するデータの格納と読み出しとの周回ずれの検出が可能となる上に、全ての格納先に対して、2値であるビットデータの両方の値の格納及び読み出しの検査が行える。
また、このとき、前記検査手段は、前記ビット列データが前記送信元から送信されてから当該検査手段で前記検査がされるまでに要すると推定される時間だけ遅らせて当該ビット列データを生成するパターンデータ期待値生成手段と、前記送信元から送られてきたビット列データと、前記パターンデータ期待値生成手段によって生成された特定のパターンのビット列データとが一致するか否かを判定する判定手段と、を有するように構成してもよい。
この構成によれば、送信元から送られてきたビット列データの妥当性を検査することができる。
なお、このとき、パターンデータ期待値生成手段は、前記送信元が有しているカウンタであって特定のパターンであるデータを当該送信元が送り出すタイミングを決定する当該カウンタと同期してカウント動作を行う同期カウンタを有しているように構成してもよい。
この構成によれば、生成した当該ビット列データを上述の推定時間だけ遅らせるために、この同期カウンタを利用することができる。
なお、上述した本発明に係るデータ受信装置において実施されているデータ受信方法も、本発明に係るものである。
本発明の別の態様のひとつであるデータ送信装置は、動作の停止を示す停止信号を受け取ると送信対象データのデータ伝送路への出力を停止させる停止手段と、前記停止信号を受け取ると特定のパターンのデータを前記送信対象データに代えて前記データ伝送路へ出力する切り替え手段と、を有することを特徴とするものであり、この特徴によって前述した課題を解決する。
この構成によれば、送信対象データの主力を停止している期間内に、特定パターンのデータを利用した伝送路の検査・調整を送信対象データの受信先で行うことができるので、その後の動作再開時におけるデータ伝送の失敗が防止される。
本発明によれば、以上のようにすることにより、データ伝送におけるクロックステップ実行機能の信頼性が向上するという効果を奏する。
ソースシンクロナス方式を採用したデータ伝送システムの構成例を示す図である。 図1に示した伝送システムにおける各部のタイムチャート例を示す図である。 データ伝送における各ビット間の遅延量のバラツキが許容できる場合を示す図である。 データ伝送における各ビット間の遅延量のバラツキが許容できない場合を示す図である。 本発明を実施するデータ伝送システムの構成を示す図である。 図4における送信側LSIの構成の詳細を示す図である。 図4における受信側LSIの構成の詳細を示す図である。 図4における伝送チェック部の構成の詳細を示す図である。 LSI−AとLSI−Bとの間でパラレルデータの送受信を並行して行う様子を示す図である。 チューニング処理の処理手順を示す図である。 LSI−AとLSI−Bとの間でのチューニング処理の実行によるパターンデータの授受の様子を示す図である。 ポインタリセット処理の処理手順を示す図である。 LSI−AとLSI−Bとの間でのポインタリセット処理の実行によるパターンデータの授受の様子を示す図である。 各ポインタ生成部のリセットタイミングのタイムチャート例を示した図(その1)である。 各ポインタ生成部のリセットタイミングのタイムチャート例を示した図(その2)である。 伝送チェック処理の処理手順を示す図である。 LSI−AとLSI−Bとの間での伝送チェック処理の実行によるパターンデータの授受の様子を示す図である。 各同期カウンタのカウント動作の開始タイミングの例を示す図である。 クロックステップ実行機能時におけるタイムチャート例を示した図(その1)である。 クロックステップ実行機能時におけるタイムチャート例を示した図(その2)である。
符号の説明
100 送信側LSI
101 クロックバッファ
102、114−1、114−m、201、211−1、211−m IOバッファ
111、121、122、203、221、233−1、233−m、
241、251 クロックチョッパ
112−1、112−m、113−1、113−m、131、
212−1、212−m、214−1、214−m、252、
257−0、257−1、257−n Dラッチ
123 パターン生成回路
124、242、272 同期カウンタ
125−1、125−m、231 セレクタ
200 送信側LSI
202 位相調整部
204、234−1、234−m ライトポインタ生成部
213−1、213−m、253 FIFO回路
222 リードポインタ生成部
232−1、232−m DLL
243 クロックステップ用リングバッファ
244 伝送チェック部
254 クロックステップ用ライトポインタ生成部
255 クロックステップ用リードポインタ生成部
256−1 リセットパターン検出部
261 シフトレジスタ
262 チェックパターン検出回路
263、265、276、277 フラグ回路
264 伝送チェックカウンタ
271 ExOR回路
273 チェックパターン期待値生成回路
274 AND回路
275 OR回路
300 LSI−A
400 LSI−B
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず図4について説明する。同図は本発明を実施するデータ伝送システムの構成を示している。なお、同図において、図1と同様の構成要素には同一の符号を付している。
図4において、送信側LSI100の内部クロック(CLK)は、クロックバッファ101を介した後に、IOバッファ102により受信側LSI200へ送信される。
一方、送信側LSI100の内部クロックは、クロックチョッパ111、121、及び122にも入力されている。クロックチョッパ111の出力信号はDラッチ112−1、…、112−mの各クロック端子に入力されており、クロックチョッパ121の出力信号は113−1、…、113−mの各クロック端子に入力されている。また、クロックチョッパ122の出力信号はパターン生成回路123及び同期(SYNC)カウンタ124の各クロック端子に入力されている。
Dラッチ112−1、…、112−mには、mビットのパラレルデータである伝送データがビット毎に入力される。Dラッチ112−1、…、112−mの各出力は、セレクタ125−1、…、125−mを介してDラッチ113−1、…、113−mに入力されている。従って、セレクタ125−1、…、125−mでDラッチ112−1、…、112−mの出力の選択がされている場合には、Dラッチ113−1、…、113−mでは、Dラッチ112−1、…、112−mよりも内部クロック1サイクル分前の伝送データがラッチされる。Dラッチ113−1、…、113−mから出力される伝送データはIOバッファ114−1、…、114−mにより受信側LSI200へ送信される。
なお、クロックチョッパ111にはゲート(Gated )ストップ信号が入力されている。ゲートストップ信号は、図4に示したシステム全体の動作の停止を指示する信号である。
クロックチョッパ111は、ゲートストップ信号をHレベル信号にすると、チョッパ信号を停止しHレベル信号を継続して出力する。但し、図1の構成と異なり、図4の構成ではクロックバッファ101にゲートストップ信号が入力されていない。従って、クロックバッファ101は、ゲートストップ信号とは無関係に、送信側LSI100の内部クロックを、IOバッファ102を介して受信側LSI200へ継続して送信する。また、図4の構成では、ゲートストップ信号はクロックチョッパ121にも入力されていない。従って、Dラッチ113−1、…、113−mは、ゲートストップ信号とは無関係に、伝送データを、IOバッファ114−1、…、114−mを介して受信側LSI200へ継続して送信する。また、ゲートストップ信号はクロックチョッパ122にも入力されていないので、ゲートストップ信号は同期(SYNC)カウンタ124の動作にも影響を及ぼすことはない。
パターン生成回路123は、予め定められているパターンのビット列である数種類のパターンデータを生成し、クロックチョッパ122から送られてくるチョッパ信号に同期させて出力する。パターン生成回路123の出力は、セレクタ125−1、…、125−mを介してDラッチ113−1、…、113−mに入力されている。従って、セレクタ125−1、…、125−mでパターン生成回路123の出力の選択がされている場合には、Dラッチ113−1、…、113−mには、パターン生成回路123から出力されるパターンデータがラッチされる。なお、パターンデータの詳細は後述する。
同期(SYNC)カウンタ124はクロックチョッパ122から出力されるチョッパ信号を計数するインクリメントカウンタである。同期カウンタ124は、受信側LSI200が備えている同期カウンタ242と巡回周期を同期させて動作させる。この同期動作は、送信側LSI100と受信側LSI200とで共通の基準信号を用いて実現させている。なお、この基準信号は外部で生成する。
パターン生成回路123は、同期カウンタ124が所定のカウント値となったタイミングでパターンデータの出力を開始する。
受信側LSI200では、送信側LSI100のIOバッファ102から送られてきた伝送クロックがIOバッファ201で受信され、セレクタ231を介してDLL232−1、…、232−mへと送られる。従って、セレクタ231でIOバッファ201の出力の選択がされている場合には、DLL232−1、…、232−mには伝送クロックが入力される。なお、セレクタ231を切り替えることにより、受信側LSI200の内部クロックをDLL232−1、…、232−mに入力させることもできる。
一方、送信側LSI100のIOバッファ114−1、…、114−mから送られてきた伝送データは、IOバッファ211−1、…、211−mで受信されてDラッチ212−1、…、212−mへと入力されると共に、DLL232−1、…、232−mにも送られる。
DLL(Delay Locked Loop )232−1、…、232−mは、IOバッファ102から送られてきた伝送クロックを遅延させるものであるが、このときの遅延量を、IOバッファ211−1、…、211−mから送られてくる伝送データと、遅延させた伝送クロックとの位相関係の検出結果に基づいて制御することにより、伝送データと伝送クロックとの位相ずれを調整し改善する。DLL232−1、…、232−mから出力される伝送クロックは、クロックチョッパ233−1、…、233−mに入力されている。
Dラッチ212−1、…、212−mは、各クロック端子にクロックチョッパ233−1、…、233−mからのチョッパ信号が入力されると、その伝送データを出力する。
Dラッチ212−1、…、212−mから出力される伝送データは、FIFO回路213−1、…、213−mに送られる。FIFO回路213−1、…、213−mは、ライトポインタ生成部234−1、…、234−mとリードポインタ生成部222とで行われるポインタの生成によりリングバッファを構成している。このリングバッファは、DLL232−1、…、232−mにより伝送データのパラレルビット毎に位相の調整がされている伝送クロックから、受信側LSI200の内部クロックへと、伝送データを乗り換えさせるために使用されている。なお、以降の説明においては、このリングバッファを「データ用リングバッファ」と称することとする。
ライトポインタ生成部234−1、…、234−mは、FIFO回路213−1、…、213−mの有する複数のバッファのうちのいずれかを指し示すライトポインタを生成し、このライトポインタを、クロックチョッパ233−1、…、233−mからのチョッパ信号のタイミングに従って順次他のものを指し示すように切り替える。一方、リードポインタ生成部204は、FIFO回路213−1、…、213−mの有する複数のバッファのうちのいずれかを指し示すリードポインタを生成し、このリードポインタを、クロックチョッパ221から出力されるチョッパ信号のタイミングに従って順次他のものを指し示すように切り替える。なお、このときの切り替え順は、ライトポインタ生成部234−1、…、234−mの切り替え順と同一とする。
なお、クロックチョッパ221には、受信側LSI200の内部クロックが入力されている。
Dラッチ212−1、…、212−mから出力される伝送データは、FIFO回路213−1、…、213−mの有する複数のバッファのうち、ライトポインタ生成部234−1、…、234−mが生成するライトポインタで指し示されているものに格納され、リードポインタ生成部222が生成するリードポインタで指し示されているものより読み出される。こうして、送信側LSI100の内部クロックから受信側LSI200の内部クロックへと伝送データの乗り換えが行われる。
なお、FIFO回路213−1、…、213−mには、送信側LSI100のパターン生成部123で生成されて受信側LSI200へと送られてくるパターンデータのうちのひとつである、リセットパターンの受信を検出する回路が備えられている。ライトポインタ生成部234−1、…、234−mは、FIFO回路213−1、…、213−mでリセットパターンの受信が検出されると、生成するライトポインタを初期化(リセット)する。
FIFO回路213−1、…、213−mより出力された伝送データは、Dラッチ214−1、…、214−mで一旦ラッチされた後、クロックチョッパ221から出力されるラッチ信号に応じて、受信側LSI200の内部へと送られる。
なお、受信側LSI200内のクロックチョッパ221にも、送信側LSI100内におけるものと同一のゲートストップ信号が入力されている。クロックチョッパ221は、ゲートストップ信号をHレベル信号にすると、チョッパ信号を停止しHレベル信号を継続して出力する。
受信側LSI200には、この他に、クロックチョッパ241、同期(SYNC)カウンタ242、クロックステップ用リングバッファ243、及び転送チェック部244が備えられている。
クロックチョッパ241には、受信側LSI200の内部クロックが入力されている。
同期(SYNC)カウンタ242は、クロックチョッパ241から出力されるチョッパ信号を計数するインクリメントカウンタである。前述したように、同期カウンタ242は、送信側LSI100が備えている同期カウンタ124と巡回周期を同期させて動作させる。リードポインタ生成部222は、同期カウンタ242が所定のカウント値となったときに、生成するリードポインタを初期化(リセット)する。
クロックステップ用リングバッファ243は、送信側LSI100から受信側LSI200へのデータ伝送において生じる遅延量に対応させて、ゲートストップ信号を遅延させるためのものである。クロックステップ用リングバッファ243で遅延させたゲートストップ信号は、ライトポインタ生成部234−1、…、234−m及びFIFO回路213−1、…、213−mへと送られており、ライトポインタの切り替えとFIFO回路213−1、…、213−mの有する各バッファへの伝送テータの書き込みとをゲートストップ信号に応じて停止させる。
伝送チェック部244は、送信側LSI100のパターン生成部123で生成されて受信側LSI200へと送られてくるパターンデータのうちのひとつである、チェックパターンの受信結果の検査を行い、受け取ったチェックパターンの妥当性を判定する。
図4のシステムは以上のように構成されている。
次に図5について説明する。同図は、図4における送信側LSI100の構成の詳細を示している。なお、図4に示した構成要素のうち、Dラッチ112−1、…、112−m、セレクタ125−1、…、125−m、Dラッチ113−1、…、113−m、及びIOバッファ114−1、…、114−mについては、構成が同一であるので、図5においては、簡単のため、それぞれDラッチ112−1、セレクタ125−1、及びDラッチ113−1のみを表している。なお、以下の説明においても、この図5に示した構成に従って説明する。
図5に示した構成において、Dラッチ131にはゲートストップ信号が入力されており、Dラッチ131のクロック端子には、クロックチョッパ122から送られてくるチョッパ信号が入力されている。Dラッチ131の出力は、パターン生成回路123及びセレクタ125−1へと送られている。従って、ゲートストップ信号に応じ、パターン生成回路123でのパターンデータの生成とセレクタ125−1からDラッチ113−1へのデータの伝送とを停止させることができる。このDラッチ131の用途については後述する。
次に図6及び図7について説明する。これらの図は、図4における受信側LSI200の構成の詳細を示している。ここで、図6は、受信側LSI200のうち伝送チェック部244を除いた部分の構成の詳細を示しており、図7は、伝送チェック部244の構成の詳細を示している。
まず、図6について説明する。なお、図4に示した構成要素のうち、DLL232−1、…、232−m、クロックチョッパ233−1、…、233−m、IOバッファ211−1、…、211−m、Dラッチ212−1、…、212−m、FIFO回路213−1、…、213−m、ライトポインタ生成部234−1、…、234−m、及びDラッチ214−1、…、214−mについては、構成が同一であるので、図6においては、簡単のため、それぞれDLL232−1、クロックチョッパ233−1、IOバッファ211−1、Dラッチ212−1、FIFO回路213−1、ライトポインタ生成部234−1、及びDラッチ214−1のみを表している。なお、以下の説明においても、この図6に示した構成に従って説明する。
クロックステップ用リングバッファ243は、クロックチョッパ251、Dラッチ252、FIFO回路253、クロックステップ用ライトポインタ生成部254、及びクロックステップ用リードポインタ生成部255を備えて構成されている。
クロックチョッパ251には受信側LSI200の内部クロックが入力されている。Dラッチ252にはゲートストップ信号が入力されている。Dラッチ252は、クロック端子にクロックチョッパ251からのチョッパ信号が入力されると、ゲートストップ信号を出力してFIFO回路253へ入力する。
クロックステップ用ライトポインタ生成部254は、FIFO回路253の有する複数のバッファのうちのいずれかを指し示すライトポインタを生成し、このライトポインタを、クロックチョッパ251からのチョッパ信号のタイミングに従って順次他のものを指し示すように切り替える。一方、クロックステップ用リードポインタ生成部255は、FIFO回路253の有する複数のバッファのうちのいずれかを指し示すリードポインタを生成し、このリードポインタを、クロックチョッパ233−1から出力されるチョッパ信号のタイミングに従って順次他のものを指し示すように切り替える。なお、このときの切り替え順は、クロックステップ用ライトポインタ生成部254の切り替え順と同一とする。
このクロックステップ用リングバッファ243によって遅延させるゲートストップ信号は、信号変化のタイミングが伝送クロックに同期したものとなる。
なお、クロックステップ用ライトポインタ生成部254は、生成するライトポインタを、リードポインタ生成部222の初期化と同一のタイミングで初期化(リセット)する。また、クロックステップ用リードポインタ生成部255は、生成するリードポインタを、ライトポインタ生成部234−1の初期化と同一のタイミングで初期化(リセット)する。こうすることにより、送信側LSI100から受信側LSI200へのデータ伝送で生じるものに相当する遅延量の遅延をゲートストップ信号に与えることができる。
なお、クロックステップ用リングバッファ243との区別を容易なものとするため、以降の説明においては、FIFO回路213−1、…、213−mにより構成されているリングバッファを「データ用リングバッファ」と称することとし、ライトポインタ生成部234−1、…、234−mを「データ用ライトポインタ生成部234−1、…、234−m」と称することとし、リードポインタ生成部222を「データ用リードポインタ生成部222」と称することとする。
なお、クロックステップ用リングバッファ243とデータ用リングバッファとは同一段数のバッファより構成する。
次に、図6のFIFO回路213−1内のリセットパターン検出部256−1について説明する。なお、FIFO回路213−1、…、213−mは、いずれも同様の内部構成を有している。
Dラッチ257−0、257−1、…257−nは、FIFO回路213−1が有している(n+1)個のバッファである。FIFO回路213−1でリセットパターンの検出を行う場合には、セレクタ258−1、…、258−nの切り替えが行われ、Dラッチ257−0、257−1、…257−nが縦列接続されて(n+1)ビットのシフトレジスタが構成される。
リセットパターン検出部256−1は、Dラッチ257−0、257−1、…257−nからなるシフトレジスタにおける各ビットの出力と、予め定められているリセットパターンとの一致検出を行う。ここで、両者の一致が検出されたときには検出信号を出力する。前述したように、この検出信号に応じて、データ用ライトポインタ生成部234−1とクロックステップ用リードポインタ生成部255との初期化が行われる。
次に図7に示す伝送チェック部244の構成の詳細について説明する。なお、同図において、ExOR回路271、AND回路274、及びフラグ回路277は、Dラッチ214−1、…、214−mの各々毎に設けられている。
送信側LSI100から受信側LSI200へと送られてきたチェックパターンは、図4に示されているDラッチ214−1、…、214−mのうちのいずれかより伝送チェック部244に入力される。このチェックパターンは、シフトレジスタ261とExOR(エクスクルーシブ・オア)回路271の一方の入力とに入力される。
チェックパターン検出回路262は、シフトレジスタ261における各ビットの出力(すなわちチェックパターン)と、予め定められているチェックパターンとの一致検出を行う。ここで、両者の一致が検出されたときには、検出信号を出力する。
フラグ回路263は、チェックパターン検出回路262から検出信号を受け取ると、フラグCHK_VALをセットする。伝送チェックカウンタ264は、フラグCHK_VALがセットされてからの経過時間を計時するカウンタであり、所定時間kを経過すると終了信号を出力する。フラグ回路265は、この終了信号を受け取ると、フラグCOMPLETEをセットして、チェックパターンの検査終了を表示する。なお、OR回路266は、チェックパターンの検査終了をフラグ回路263に伝えてフラグCHK_VALをリセットさせるためのものである。
同期カウンタ272は、送信側LSI100の同期カウンタ124と巡回周期が同期して動作するカウンタである。チェックパターン期待値生成回路273は、チェックパターンを生成すると共に、送信側LSI100のパターン生成回路123で生成されてからExOR回路271に入力されるまでのチェックパターンの伝送時に論理的に生じる遅延量と同一量の遅延を生成したチェックパターンに対して与えたもの(これを「チェックパターン期待値」と称することとする)を出力する。なお、このときの遅延量は、同期カウンタ272を基準にして与えられる。
ExOR回路271のもう一方の入力には、チェックパターン期待値生成回路272から出力されるチェックパターン期待値が入力される。従って、ExOR回路271は、チェックパターンとチェックパターン期待値との不一致の検出を行う。
AND回路274は、フラグCHK_VALがセットされている期間内、すなわち、チェックパターンの検査が実行中である期間内におけるExOR回路271による検出の結果を有効なものとして抽出する。この抽出結果がチェックパターンの検査結果であり、チェックパターン期待値と伝送されてきたチェックパターンとの不一致は、伝送エラーの発生を意味している。
OR回路275は、Dラッチ214−1、…、214−mの各々を通るデータ伝送路において行われる上述したチェックパターンの検査において、ひとつでも伝送エラーが検出された場合には検出信号を出力する。フラグ回路276は、OR回路275から検出信号を受け取ると、フラグERRORをセットしてエラーの検出を表示する。また、上述した伝送路毎に設けられているフラグ回路277は、AND回路274の出力に応じてフラグを表示するものであり、エラーの検出されたチェックパターンが上述したデータ伝送路のうちのどれを用いて送られてきたものであるかを表す。
なお、同期カウンタ124、242、及び272のカウント周期は、クロックステップ用リングバッファ243及びデータ用リングバッファが有するバッファ段数の2倍とする。
次に、図4に示したデータ伝送システムでデータ伝送を行う際に行う必要のある、初期化シーケンスについて説明する。
この初期化シーケンスは、チューニング処理、ポインタリセット処理、及び伝送チェック処理の3つの処理を逐次実行することによって行われる。ここで、チューニング処理は、DLL232−1、…、232−mによる伝送クロックの遅延量の調整を行うものである。ポインタリセット処理は、クロックステップ用ライトポインタ生成部254、クロックステップ用リードポインタ生成部255、データ用ライトポインタ生成部234−1、…、234−m、及びデータ用リードポインタ生成部222の初期化を行うものである。また、伝送チェック処理は、送信側LSI100から受信側LSI200へのデータ伝送の検査を行うものである。
なお、以下の説明においては、図8に示すLSI−A300とLSI−B400との間でパラレルデータの送受信を並行して行うデータバスによるデータ伝送のための初期化シーケンスを説明する。この場合、LSI−A300及びLSI−B400はどちらも、図4に示した送信側LSI100の構成と受信側LSI200の構成との両方を有している。
まず、チューニング処理を説明する。チューニング処理の処理手順を図9にフローチャートで示す。また、LSI−A300とLSI−B400との間でのチューニング処理の実行によるパターンデータの授受の様子を図10に示す。
まず、外部の制御装置より、LSI−A300に対してチューニング処理の開始指示が行われる。LSI−A300は、S301において、この開始指示を取得する処理を行う。
この開始指示を取得すると、LSI−A300は、S302において、予め定められているパターンデータのひとつであるチューニングパターンをパターン生成回路123で生成させると共にセレクタ125−1、…、125−mの切り替えを行い、チューニングパターンをLSI−B400へ送出する処理が開始される。また、S303において、LSI−B400から送られてくるチューニングパターンを受信してDLL232−1、…、232−mに与え、このチューニングパターンと遅延させた伝送クロックとの位相関係の検出結果に基づいて、伝送クロックに対して与える遅延量を制御させる処理(キャリブレーション処理)が、S302の処理と並行して行われる。
一方、外部の制御装置より、LSI−B400に対してもチューニング処理の開始指示が行われる。LSI−B400は、S401において、この開始指示を取得する処理を行う。この開始指示を取得すると、S402において、チューニングパターンをLSI−A300へ送出させる処理がS302と同様に開始される。また、S403において、LSI−A300から送られてくるチューニングパターンに基づいたS303と同様のキャリブレーション処理が、S402の処理と並行して行われる。
その後、LSI−A300では、S304において、予め定められている一定時間(キャリブレーション処理の完了に十分な時間)が経過するまで、S302及びS303の処理が継続される。この一定時間の経過が検出されると、S305において、チューニングパターンの送出処理とキャリブレーション処理とを終了してチューニング処理を終了する。一方、LSI−B400においても、S404において、予め定められている一定時間(キャリブレーション処理の完了に十分な時間)が経過するまで、S402及びS403の処理が継続される。この一定時間の経過が検出されると、S405において、チューニングパターンの送出処理とキャリブレーション処理とを終了してチューニング処理を終了する。
なお、図10においては、LSI−A300をLSI−B400よりも先にチューニング処理を起動させているが、この起動順は逆でもよい。
次に、ポインタリセット処理を説明する。ポインタリセット処理の処理手順を図11にフローチャートで示す。また、LSI−A300とLSI−B400との間でのポインタリセット処理の実行によるパターンデータの授受の様子を図12に示す。
なお、以下の説明においては、表記を容易にするため、データ用ライトポインタ生成部234−1、…、234−mを「WT−PT−A」と示し、データ用リードポインタ生成部222を「RD−PT−A」と示し、クロックステップ用ライトポインタ生成部254を「WT−PT−B」と示し、クロックステップ用リードポインタ生成部255を「RD−PT−B」と示すこととする。
まず、外部の制御装置より、LSI−A300に対してポインタリセット処理の開始指示が行われる。LSI−A300は、S311において、この開始指示を取得する処理を行う。
この開始指示を取得すると、LSI−A300は、S312において、予め定められているパターンデータのひとつであるリセットパターンをパターン生成回路123で生成させると共にセレクタ125−1、…、125−mの切り替えを行い、リセットパターンをLSI−B400へ送出する処理が開始される。また、S313において、FIFO回路213−1、…、213−mが各自有しているリセットパターン検出部256−1を動作させる処理が、S312の処理と並行して行われる。なお、リセットパターン検出部256−1を動作させる際には、セレクタ258−1、…、258−nを切り替えてDラッチ257−0、257−1、…257−nでシフトレジスタを構成する処理が併せて行われる。
続くS314では、LSI−A300の内部クロックに従って生成ポインタを切り替えるポインタ生成部であるRD−PT−A及びWT−PT−Bのリセット(初期化)を、同期カウンタ242の周期一巡のタイミングに従って行う処理が行われる。そして、このリセットを行った直後に、S315において、LSI−B400からのリセットパターンをリセットパターン検出部256−1が検出したか否かを判定する処理が行われる。ここで、リセットパターンを検出していないときには、S314に処理を戻し、同期カウンタ242に基づくRD−PT−A及びWT−PT−Bのリセットを改めて実行する。
一方、リセットパターンを検出したときには直ちにS316に処理が進み、LSI−B400から送られてくる伝送クロックに従って生成ポインタを切り替えるポインタ生成部であるWT−PT−A及びRD−PT−Bをリセット(初期化)する処理が行われる。
この結果、LSI−A300のクロックステップ用リングバッファ243は、LSI−B400のパターン生成回路123でリセットパターンが生成されてからLSI−A300のリセットパターン検出部256−1でリセットパターンが検出されるまでの時間に相当する時間だけ、ゲートストップ信号を遅延させるようになる。この遅延させたゲートストップ信号を、クロックステップ実行機能におけるデータ用リングバッファの動作を停止させるために使用するので、本実施形態によれば、LSI−B400からLSI−A300への伝送データが失われることなく確実にデータ用リングバッファへ格納することができるのである。
一方、LSI−B400でも、上述したLSI−A300におけるもの同様の処理が行われる。
すなわち、まず、外部の制御装置より、LSI−B400に対してポインタリセット処理の開始指示が行われると、LSI−B400は、S411において、この開始指示を取得する処理を行う。
この開始指示を取得すると、LSI−B400は、S412において、リセットパターンをパターン生成回路123で生成させてLSI−A300へ送出する処理が開始される。また、S413において、FIFO回路213−1、…、213−mが各自有しているリセットパターン検出部256−1を動作させる処理が、S412の処理と並行して行われる。
続くS414では、RD−PT−A及びWT−PT−Bのリセットを、同期カウンタ242の周期一巡のタイミングに従って行う処理が行われる。そして、このリセットを行った直後に、S415において、LSI−A300からのリセットパターンをリセットパターン検出部256−1が検出したか否かを判定する処理が行われる。ここで、リセットパターンを検出していないときには、S414に処理を戻し、同期カウンタ242に基づくRD−PT−A及びWT−PT−Bのリセットを改めて実行する。
一方、リセットパターンを検出したときには直ちにS416に処理が進み、WT−PT−A及びRD−PT−Bをリセット(初期化)する処理が行われる。
この結果、LSI−B400のクロックステップ用リングバッファ243は、LSI−A300のパターン生成回路123でリセットパターンが生成されてからLSI−B400のリセットパターン検出部256−1でリセットパターンが検出されるまでの時間に相当する時間だけ、ゲートストップ信号を遅延させるようになる。この遅延させたゲートストップ信号を、クロックステップ実行機能におけるデータ用リングバッファの動作を停止させるために使用するので、本実施形態によれば、LSI−A300からLSI−B400への伝送データが失われることなく確実にデータ用リングバッファへ格納することができるのである。
なお、図12においては、LSI−A300をLSI−B400よりも先にポインタリセット処理を起動させているが、この起動順は逆でもよい。
ここで図13及び図14について説明する。これらの図は、各ポインタ生成部のリセットタイミングのタイムチャート例を示したものである。なお、図13及び図14に示した各チャートと図5及び図6との対応関係は、括弧付きの番号(1)〜(17)によって示されている。また、これらのタイムチャート例では、クロックステップ用リングバッファ243及びデータ用リングバッファは16段のバッファより構成されており、従って、同期カウンタのカウント周期は32としている。また、パターン生成回路123で生成されるリセットパターンのビット長は8ビット(RST0〜RST7)としている。
図13はWT−PT−A及びRD−PT−BとRD−PT−Aとのリセットタイミングを示している。
まず、図13のチャート(1)からチャート(4)の各チャートに注目する。
チャート(1)は、同期カウンタ124、242、及び272のカウント周期を表しており、チャート(3)は、セレクタ125−1の出力データを示している。また、チャート(4)は、送信側LSI100の最終段のDラッチ113−1の出力データを示している。なお、チャート(5)は送信側LSI100の内部クロックを示しており、チャート(2)は、クロックチョッパ121の出力信号を示している。
パターン生成回路123は、同期カウンタ124(チャート(1))のカウント値が「1」のときにリセットパターンの出力を開始する(チャート(3)参照)。このリセットパターンの先頭ビットは、同期カウンタ124のカウント値が「2」となるタイミングでDラッチ113−1にラッチされる(チャート(4)参照)。
次にチャート(6)からチャート(12)の各チャートに注目する。
チャート(6)はIOバッファ201の出力信号を示しており、チャート(8)はクロックチョッパ233−1から出力される出力信号を示している。図13においては、これらの信号の位相関係が反転しているように描かれているが、これは、DLL232−1により、チャート(8)の上段に示した伝送データに基づいた伝送クロックの位相調整がなされていることによるものである。従って、チャート(8)の波形は、送信側LSI100におけるクロックチョッパ121の出力信号波形(チャート(2))と位相が一致している。
チャート(7)及びチャート(9)からチャート(12)までの各チャートには、各々3つのチャートが示されている。まず、このうちの上段の各チャートにのみ注目する。
チャート(7)は受信側LSI200のバッファ211−1の出力を示しており、これは、受信側LSI200で受信した送信側LSI100からの伝送データを示している。また、チャート(9)は、受信側LSI200の初段のDラッチ212−1の出力データを示している。更に、チャート(10)は、リセットパターン検出部256−1から出力される検出信号、すなわち、WT−PT−AとRD−PT−Bとで共通のリセット信号を示している。
送信側LSI100から送られてきた伝送データ(チャート(7))は、Dラッチ212−1でラッチされる(チャート(9)参照)。このDラッチ212−1が、リセットパターンであるビット列(RST0〜RST7)を全て出力し、シフトレジスタを構成しているDラッチ257−0、…、257−n(ここではn=7)に格納されると、リセットパターン検出部256−1は検出信号としてHレベル信号を出力する(チャート(10)参照)。なお、このときの同期カウンタ242のカウント値は「13」である(チャート(1)参照)。
チャート(11)は、WT−PT−Aから出力されるデータ用ライトポインタを示している。また、チャート(12)は、Dラッチ257−0に格納されているデータを示している。なお、Dラッチ257−0は、データ用リングバッファを構成しているDラッチ257−0、…、257−nのうちポインタが「0」のときに指し示されるものである。
WT−PT−Aは、チャート(10)のHレベル信号によってリセットされ、その後Hレベル信号がLレベル信号へと遷移するとポインタ値「0」から順次ポインタ値をインクリメントする(チャート(11)参照)。
ここで、図13に破線矢印を付している「DT0」のデータに注目する。このデータは、パターン生成部123がリセットパターンを送出した後にセレクタ125−1が切り替えられて送信側LSI100から送信される最初の伝送データである(チャート(2)参照)。このデータは受信側LSI200で受信されてIOバッファ201を通過し(チャート(7)参照)、その後Dラッチ212−1に格納される(チャート(9)参照)。このとき、リセット直後のWT−PT−Aはポインタ値「0」を出力しているので(チャート(11)参照)、このデータ「DT0」はDラッチ257−0へと格納される(チャート(12参照)。
チャート(13)はRD−PT−Aのリセット信号を示している。また、チャート(14)は、RD−PT−Aから出力されるデータ用リードポインタを示している。また、チャート(15)は、Dラッチ214−0に格納されているデータを示している。
図4に示した伝送システムでは、送信側LSI100の最終段のDラッチ113−1から、受信側LSI200の内部クロックで動作する初段のDラッチ214−1までを、送信側LSI100の内部クロックの7サイクル(7τ)で転送されるものとしている。従って、RD−PT−Aは、同期カウンタ242を利用し、パターン生成部123で生成されたリセットパターンの出力をDラッチ113−1が終えてから7サイクル後にリセットを行うようにする(パターン(4)及び(13)参照)。なお、このときの同期カウンタ242のカウント値は、「9」の7サイクル後である「16」である(チャート(1)参照)。
この結果、当該リセット後にRD−PT−Aの出力するポインタ値が「0」となり(パターン(14)参照)、その時点でDラッチ214−0に格納されていたデータ「DT0」が無事にDラッチ214−1に格納される(パターン(15)参照)。
なお、チャート(7)及びチャート(9)からチャート(12)までの各チャートに示されている各々3つのチャートのうち、中段及び下段のチャートは、送信側LSI100から受信側LSI200へのパラレルデータ伝送において各ビットの伝送路上で生じる遅延が上段のチャートで示されているビットの伝送路でのものと異なっている場合を示している。具体的には、中段のチャートは上段のチャートよりも遅延が伝送クロックの半クロック分短い場合を示しており、下段のチャートは、上段のチャートよりも遅延が伝送クロックの半クロック分長い場合を示している。
図4に示した伝送システムでは、チャート(10)に示されているように、パラレルデータの伝送遅延がビット間で異なっている場合には、WT−PT−Aのリセットのタイミングが伝送データの遅延に応じて変化する。この結果、データ用ライトポインタの切り替えのタイミングが伝送データの遅延に応じて変化する(チャート(11)参照)。従って、このような場合であっても、データ用リングバッファが伝送データの取りこぼしを起こすことはない(チャート(12)参照)。
次に図14について説明する。図14は、WT−PT−BとRD−PT−Aとのリセットタイミングを示している。
図14において、チャート(16)はWT−PT−Bのリセット信号を示している。また、チャート(17)は、WT−PT−Bから出力されるクロックステップ用ライトポインタを示している。
前述したように、図4に示した伝送システムでは、送信側LSI100の最終段のDラッチ113−1から、受信側LSI200の内部クロックで動作する初段のDラッチ214−1までを、送信側LSI100の内部クロックの7サイクル(7τ)で転送されるものとしている。従って、RD−PT−Aは、同期カウンタ242を利用し、パターン生成部123で生成されたリセットパターンの出力をDラッチ113−1が終えてから7サイクル後にリセットを行うようにしている(パターン(4)及び(13)参照)。これに対し、WT−PT−Bは、同期カウンタ242を利用し、RD−PT−Aのリセットタイミングに対し、送信側LSI100の内部クロックの7サイクル(7τ)前にリセットを行う(パターン(16)及び(13)参照)。なお、このときの同期カウンタ242のカウント値は、「16」の7サイクル前である「9」である(チャート(1)参照)。
この結果、ゲートストップ信号発行時において、送信側LSI100から受信側LSI200へと既に送出されてしまっている伝送データのうちDラッチ113−1でまだラッチされていないものを全てデータ用リングバッファに格納した上で、WT−PT−Aを停止させることできるようになる。つまり、この結果、クロックステップ用リングバッファは、伝送データが送信側LSI200から送信されてからFIFO213−1に格納されるまでに要する時間だけ、ゲートストップ信号を遅延させるようになる。
次に、伝送チェック処理を説明する。伝送チェック処理の処理手順を図15にフローチャートで示す。また、LSI−A300とLSI−B400との間での伝送チェック処理の実行によるパターンデータの授受の様子を図16に示す。
まず、外部の制御装置より、LSI−A300に対して伝送チェック処理の開始指示が行われる。LSI−A300は、S321において、この開始指示を取得する処理を行う。
この開始指示を取得すると、LSI−A300は、S322において、予め定められているパターンデータのひとつであるチェックパターンをパターン生成回路123で生成させると共にセレクタ125−1、…、125−mの切り替えを行い、チェックパターンをLSI−B400へ送出する処理が開始される。また、S323において、伝送チェック部244を初期化して動作させる処理が、S322の処理と並行して行われる。
続くS324では、LSI−B400から送られてくるチェックパターンをチェックパターン検出回路262で検出させる処理が行われる。ここで、チェックパターンが検出されたときにはS325に処理が進む。
S325では、検出されたチェックパターンと前述したチェックパターン期待値とを比較する伝送チェックが開始される。ここで、S326において、所定時間の経過を待つ処理が伝送チェックカウンタ264を用いて行われ、当該所定時間が経過したらS327に処理が進む。
S327では、フラグ回路265、276、及び277にセットされている各種のフラグが外部の制御装置によって参照されて伝送チェックが終了する。その後、S328において、S322で開始されたチェックパターンの送出を所定時間継続させた後、S329において、チェックパターンの送出を終了してこの伝送チェック処理を終了する。
一方、LSI−B400でも、上述したLSI−A300におけるもの同様の処理が行われる。
すなわち、まず、外部の制御装置より、LSI−B400に対して伝送チェック処理の開始指示が行われる。LSI−B400は、S421において、この開始指示を取得する処理を行う。
この開始指示を取得すると、LSI−B400は、S422において、チェックパターンをLSI−A300へ送出する処理が開始される。また、S423において、伝送チェック部244を初期化して動作させる処理が、S422の処理と並行して行われる。
続くS424では、LSI−A300から送られてくるチェックパターンの検出処理が行われる。ここで、チェックパターンが検出されたときにはS425に処理が進む。
S425では、検出されたチェックパターンと前述したチェックパターン期待値とを比較する伝送チェックが開始される。ここで、S426において、所定時間の経過を待つ処理が行われ、当該所定時間が経過したらS427に処理が進む。
S427では、フラグ回路265、276、及び277にセットされている各種のフラグが外部の制御装置によって参照されて伝送チェックが終了する。その後、S428においてチェックパターンの送出を所定時間継続させた後、S429において、チェックパターンの送出を終了してこの伝送チェック処理を終了する。
なお、図16においては、LSI−A300をLSI−B400よりも先に転送チェック処理を起動させているが、この起動順は逆でもよい。
外部の制御装置は、フラグ回路265、276、及び277にセットされている各種のフラグより伝送チェックの結果を認識する。フラグCOMPLETEがセットされている状態においてフラグERRORがセットされていない状態であれば、伝送チェックの結果は「良好」であり、フラグERRORがセットされていれば、伝送チェックの結果は「不良」である。
なお、上述した伝送チェック処理においてパターン生成回路123で生成させるチェックパターンとして、データ用リングバッファを構成するバッファの段数(すなわち、WT−PT−Aが生成するポインタの種類の数)の少なくとも2倍とすることが好ましい。こうすることにより、いずれのバッファに対するデータの格納及び読み出しも複数回行われるので、バッファに対する検査の信頼性が向上する。
また、このチェックパターンとして、例えば下記のビット列を用いると、更なる特段の効果を有する。
データ用リングバッファを構成するバッファの段数(Dラッチ257−0、…、257−m)が16段である場合には、
00011101 00011101 11100010 11100010
とする。また、データ用リングバッファを構成するバッファの段数が24段である場合には、
00011101 00011101 00011101 11100010 11100010 11100010
とする。これらのチェックパターンは、パターン長がリングバッファの周期(バッファの段数)の2倍であって、パターンを2分したときの後半部分が前半部分の各ビットにおける「0」若しくは「1」である2値の値を各々反転させたものになっている。
このようなビット列をチェックパターンとして採用することにより、データ用リングバッファの周回ずれを伝送チェック部244で検出することができる。また、チェック中、データ用リングバッファを構成する全てのバッファにデータ「0」とデータ「1」との両方の値の書き込み検査・読み出し検査を行うことができる。
なお、チェックパターンを前述したチューニングパターンと共通のビット列としてもよい。
ところで、上述したポインタリセット処理及び伝送チェック処理は、どちらも同期カウンタ124、242、及び272により行われる同期カウントを前提としている。この同期カウントのために、外部で生成する基準信号を同期カウンタ124、242、及び272の各々に同時に印加することができれば、同期動作は可能である。しかし、同期カウンタ124、242、及び272のカウント動作を同時に開始させると電源の安定性に影響を及ぼすことが考えられる。従って、図17に示すように、同期カウンタ124、242、及び272のカウント動作を別々のタイミングで開始させるようにすると、電源の安定性への影響を軽減させる点において有効である。ここで、各カウンタの開始タイミングをカウンタの巡回周期(図17のタイミング例では8カウント)の整数倍の間隔を持たせることにより、各カウンタの巡回周期を同期させて動作させることができる。
次に、クロックステップ実行機能時における図4に示した伝送システムの各部の動作を説明する。
図18及び図19は、クロックステップ実行機能時におけるタイムチャート例を示したものである。なお、図13及び図14に示した各チャートと図5及び図6との対応関係は、括弧付きの番号(1)〜(17)及び(21)〜(26)によって示されている。なお、図19におけるチャート(0)は、図5及び図6のどちらにも不図示である。このチャート(0)は、送信側LSI100の内部クロック(チャート(5))の反転信号を示しているが、以下の説明では参照しない。
なお、これらのタイムチャート例では、クロックステップ用リングバッファ243及びデータ用リングバッファは16段のバッファより構成されており、従って、同期カウンタのカウント周期は32としている。また、パターン生成回路123で生成されるチューニングパターンのビット長は16ビット(PTN0〜PTN15)としている。
まず図18に注目する。同図において、チャート(21)はクロックチョッパ111の出力波形を示しており、チャート(22)はゲートストップ信号を示している。また、チャート(23)は、クロックステップ用リングバッファ243を構成する各バッファにおける格納データの内容を示している。
図18において、ゲートストップ信号はWT−PT−Bがライトポインタ値「8」を出力するタイミングでHレベル信号に遷移している(チャート(22)及び(17)参照)。従って、チャート(23)においては、WT−PT−Bによるライトポインタ値の切り替えに応じ、[8]、[9]、…、[15]、[0]、[1]、…の順に、格納データをLレベルからHレベルへと遷移させている。
チャート(24)は、RD−PT−Bから出力されるクロックステップ用リードポインタを示しており、チャート(25)は、クロックステップ用リングバッファ243の出力信号、すなわち、WT−PT−Aを停止させる遅延ゲートストップ信号である。なお、このチャート(24)及び(25)には各々3つのチャートが示されている。これらは、図13と同様、送信側LSI100から受信側LSI200へのパラレルデータ伝送において各ビットの伝送路上で生じる遅延が異なっている様子を示している。具体的には、上段のチャートを基準とし、中段のチャートは上段のチャートよりも遅延が伝送クロックの半クロック分短い場合を、また、下段のチャートは、上段のチャートよりも遅延が伝送クロックの半クロック分長い場合を、それぞれ示している。
前述したように、ゲートストップ信号であるHレベル信号は、クロックステップ用リングバッファ243を構成しているバッファのうちポインタ値が「8」であるバッファから順次格納されている。従って、WT−PT−Aを停止させる遅延ゲートストップ信号は、RD−PT−Bから出力されるポインタ値が「8」となったときにHレベル信号への遷移が生じる(チャート(24)及び(25)参照)。
次に図19に注目する。同図において、チャート(26)は、送信側LSI100のDラッチ112−1の出力データ(セレクタ125−1への入力データ)である。また、チャート(27)は、データ用リングバッファを構成する各バッファにおける格納データの内容を示している。
なお、図19において、チャート(7)、(9)、(11)、(25)、(27)には各々3つのチャートが示されている。これらは、図13及び図18と同様、送信側LSI100から受信側LSI200へのパラレルデータ伝送において各ビットの伝送路上で生じる遅延が異なっている様子を示している。具体的には、上段のチャートを基準とし、中段のチャートは上段のチャートよりも遅延が伝送クロックの半クロック分短い場合を、また、下段のチャートは、上段のチャートよりも遅延が伝送クロックの半クロック分長い場合を、それぞれ示している。
図19において、破線矢印を付しているデータ「DT7」に注目する。このデータ「DT7」は、ゲートストップ信号(チャート(22))がHレベル信号へと遷移したことにより、Dラッチ112−1が保持し続けているデータである(チャート(26)参照)。ここで、Dラッチ113−1は、ゲートストップ信号とは無関係に動作を継続するので、データ「DT7」は、受信側LSIへと送信される(チャート(4)参照)。
なお、チャート(4)に示されているように、Dラッチ113−1は、データ「DT7」の出力に続いてチューニングパターンPTN0〜PTN15と順次出力している。これは、図5のDラッチ131がゲートストップ信号を1サイクル遅らせた上で、セレクタ125−1の切り替えとパターン生成回路123の起動とを行わせていることによるものである。このように、ゲートストップ信号でクロックを停止させている期間にチューニングパターンを送出するようにしたことにより、当該クロックの停止期間内に受信側LSI200のDLL232−1で位相の調整が可能となり、その後のクロック再開時におけるデータ伝送の失敗が防止される。
受信側LSIでは、データ「DT7」及び後続するチューニングパターンが受信されると、Dラッチ212−1で順次ラッチされる(チャート(7)及び(9)参照)。ところが、図18において説明した遅延ゲートストップ信号が、チャート(25)に示されているタイミングでHレベル信号となり、WT−PT−Aは、ポインタ値「8」を生成した後にデータ用ライトポインタの切り替えを停止する(チャート(11)参照)。
Dラッチ212−1がデータ「DT7」を出力している時点では、WT−PT−Aは、ポインタ値「7」を生成しているので、データ「DT7」は、データ用リングバッファを構成するバッファのうちポインタ値が「7」であるバッファに格納される(チャート(9)及び(11)並びにチャート(27)の[7]参照)。
一方、Dラッチ212−1がチューニングパターンPTN0〜PTN15を出力している間、WT−PT−Aは、ポインタ値「8」を出力し続けるので、チューニングパターンのビット列は、データ用リングバッファを構成するバッファのうちポインタ値が「8」であるバッファに順次格納される(チャート(9)及び(11)並びにチャート(27)の[8]参照)。従って、チューニングパターンのビット列が、ポインタ値が「7」であるバッファに格納されているデータ「DT7」を消してしまうことはない(チャート(11)及びチャート(27)の[7]参照)。
以上のような制御が行われることにより、ゲートストップ信号発行時において、送信側LSI100から受信側LSI200へと既に送出されてしまっている伝送データのうちDラッチ113−1でまだラッチされていないものが全てデータ用リングバッファに格納されるので、図4の伝送システムにおいてクロックステップ実行機能を使用しても、LSI−A300からLSI−B400への伝送データが失われることがない。
その他、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。

Claims (15)

  1. 送信元から送られてきたデータを格納する格納先を順次切り替えて指示する格納先指示手段と、
    動作の停止を指示する停止信号を遅延させる遅延手段と、
    を有しており、
    前記格納先指示手段は、前記遅延手段で遅延させた前記停止信号を受け取ると前記格納先の指示の切り替えを停止する、
    ことを特徴とするデータ受信装置。
  2. 前記遅延手段が前記停止信号を遅延させる遅延時間は、前記データが前記送信元から送信されてから前記格納先に格納されるまでに要する時間であることを特徴とする請求項1に記載のデータ受信装置。
  3. 前記送信元が有しているカウンタであって特定のパターンであるデータを当該送信元が送り出すタイミングを決定する当該カウンタと同期してカウント動作を行う同期カウンタを更に有しており、
    前記遅延時間の設定は、前記送信元から送信された前記特定のパターンであるデータの前記格納先への格納を終えたときの前記同期カウンタのカウント値を基準にして行われる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ受信装置。
  4. 前記格納先指示手段は、前記送信元から送られてくるクロックに基づいたタイミングで前記指示の切り替えを行い、
    前記遅延手段は、遅延させた前記停止信号の変化のタイミングを前記送信元から送られてくるクロックに同期させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ受信装置。
  5. 前記遅延手段は、リングバッファであることを特徴とする請求項4に記載のデータ受信装置。
  6. 前記格納先のうちから前記データを読み出す読み出し元とするものを、前記格納先指示手段による指示の切り替えと同一の順序で切り替えて指示する読み出し格納先指示手段と、
    前記送信元が有しているカウンタであって前記データを当該送信元が送り出すタイミングに応じてカウント動作を行う当該カウンタと同期してカウント動作を行う同期カウンタと、
    を更に有しており、
    前記読み出し格納先指示手段は、前記同期カウンタによるカウント動作のタイミングで前記指示の切り替えを行う、
    ことを特徴とする請求項4に記載のデータ受信装置。
  7. 前記送信元において前記データに同期させた上で当該送信元から送られてくるクロックを遅延させるときの遅延量を前記データに基づいて制御して、当該クロックと当該データとの位相のずれを調整する位相調整手段を更に有しており、
    前記位相調整手段は、前記格納先指示手段が前記格納先の切り替えの指示を停止している期間に前記送信元から送られてきた特定のパターンであるデータに基づいて、前記位相のずれを調整する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ受信装置。
  8. 前記送信元から送られてきた特定のパターンのビット列データであってビット毎に前記格納先の各々に格納された当該ビット列データを読み出して当該ビット列データの妥当性の検査を行う検査手段を更に有し、
    前記ビット列データの語長は前記格納先指示手段による指示の種類の数の少なくとも2倍である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ受信装置。
  9. 前記ビット列データの語長は前記格納先指示手段による指示の種類の数の2倍であり、当該ビット列データにおける前半分の各ビットと後半分の各ビットとは、値が反転した関係を有していることを特徴とする請求項8に記載のデータ受信装置。
  10. 前記検査手段は、
    前記ビット列データが前記送信元から送信されてから当該検査手段で前記検査がされるまでに要すると推定される時間だけ遅らせて当該ビット列データを生成するパターンデータ期待値生成手段と、
    前記送信元から送られてきたビット列データと、前記パターンデータ期待値生成手段によって生成された特定のパターンのビット列データとが一致するか否かを判定する判定手段と、
    を有することを特徴とする請求項8に記載のデータ受信装置。
  11. パターンデータ期待値生成手段は、前記送信元が有しているカウンタであって特定のパターンであるデータを当該送信元が送り出すタイミングを決定する当該カウンタと同期してカウント動作を行う同期カウンタを有していることを特徴とする請求項10に記載のデータ受信装置。
  12. 動作の停止を指示する停止信号を遅延させ、
    遅延させた前記停止信号を受け取ったときに、送信元から送られてきたデータを格納する格納先を順次切り替える指示を停止させる、
    ことを特徴とするデータ受信方法。
  13. 前記停止信号を遅延させる遅延時間は、前記データが前記送信元から送信されてから前記格納先に格納されるまでに要する時間であることを特徴とする請求項12に記載のデータ受信方法。
  14. 前記送信元において前記データに同期させた上で当該送信元から送られてくるクロックを遅延させる際の遅延量を、前記格納先の切り替えの指示を停止している期間に当該送信元から送られてきた特定のパターンであるデータに基づいて制御して、当該クロックと当該データとの位相のずれを調整することを特徴とする請求項12に記載のデータ受信方法。
  15. 動作の停止を指示する停止信号を受け取ると送信対象データのデータ伝送路への出力を停止させる停止手段と、
    前記停止信号を受け取ると特定のパターンのデータを前記送信対象データに代えて前記データ伝送路へ出力する切り替え手段と、
    を有することを特徴とするデータ送信装置。
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