JPWO2007091491A1 - 自動ドア装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 自動ドア構成装置の接続に断線が生じているか否かを検知する【解決手段】 バス2を介して互いに通信可能に複数の自動ドア構成装置4、8、10、12、20、24及び26が接続されている。自動ドア構成装置には、ドアを開閉制御するドアコントローラ4が含まれている。ドアコントローラ4は、他の自動ドア構成装置をバス2を介して順に呼び出し、他の自動ドア構成装置は、前記呼出にバス2を介して応答し、ドアコントローラ4は、呼び出した自動ドア構成装置が、その呼出から所定時間内に非応答のとき、呼び出した自動ドア構成装置とバス2とが断線していると判定する。

Description

本発明は、自動ドア装置に関し、特に、自動ドア装置を構成する各機器の接続に関する。
自動ドア装置は、複数の自動ドア構成機器から構成されている。自動ドア構成機器としては、例えば、ドア制御部、センサ及び電気錠がある。ドア制御部は、ドアの開閉を制御するものである。センサは、ドアに人が接近してきたときに、ドアを開くために、人を検知するものを含む。また、センサは、ドアが開く際にドアが人に衝突することがないように、ドア近傍に人がいるか検知するものも含んでいる。電気錠は、自動ドア装置が設置されている店舗の閉店時に自動ドア装置を施錠するためのものである。自動ドア装置では、ドア制御部に、各センサや電気錠が接続されることが多い。このような自動ドア装置の一例が、特許文献1に開示されている。
特許文献1の自動ドア装置では、CPU、RAM、ROM及びEEPROMから構成されているドア制御部に、入出力回路を介して複数のセンサ等が接続されている。センサは、人を検知した際、入出力回路を介してドア制御部に接続されたスイッチの接点を作動させるものが多い。
特開平10−46918号公報
ところで、自動ドア装置には、様々な仕様のものがあり、接続されるセンサの種類や台数は、自動ドア装置の仕様によって異なる。また、上述した電気錠を備えるものもあれば、特許文献1に示された自動ドア装置のように電気錠を備えていないものもある。このような様々な仕様であっても、ドア制御部には共通のものを使用できるようにすることが望ましい。そのため、上述したセンサのスイッチは、人を検知していないとき開かれており、人を検知したときに閉じるa接点を使用することが多い。また、電気錠についても、同様に施錠が行われていないとき開かれ、施錠が行われているとき閉じるa接点が使用されている。a接点を使用すると、センサとドア制御部の入出力回路との配線中に断線などにより通信不良が生じた場合、センサが人を検知していても、ドア制御部は、単に人を検知していない状態にあると、誤判断する。電気錠とドア制御部の入出力回路との配線中に断線などの通信不良が生じていても、同様にドア制御部側では断線などによる通信不良が生じていることが判らない。
本発明は、自動ドア構成機器間の配線に断線などの通信不良が生じているか否かを検知することができる自動ドア装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様の自動ドア装置は、バスを有している。このバスに複数の自動ドア構成機器がそれぞれ接続されている。自動ドア構成機器は、前記バスを介して互いに通信可能である。複数の自動ドア構成機器のうち少なくとも1つには、ドアを開閉制御するドア制御部が含まれ、他の前記自動ドア構成機器は、予め準備されている複数の機器から選択されたものである。自動ドア構成機器としては、例えば、人や物体などを検知するためのセンサや、ドアを施錠するための施錠手段や、通行者へ情報を提供するための表示手段が或る。これらのうち、例えば求められている自動ドア装置の仕様に応じたものがバスに接続されている。ドア制御部は、他の自動ドア構成機器を前記バスを介して呼び出し可能に構成されている。他の自動ドア構成機器は、前記呼出に前記バスを介して応答可能に構成されている。ドア制御部は、呼び出した他の自動ドア構成機器が、その呼出から第1の所定時間内に非応答のとき、前記呼び出した自動ドア構成機器と通信不良であると判定する。
このように構成された自動ドア装置では、ドア制御部と他の自動ドア構成機器とは、バスを介して接続されており、通信可能である。従って、ドア制御部から他の自動ドア構成機器を呼び出した際に、他の自動ドア構成機器から応答が無い場合、呼び出した他の自動ドア構成機器とデータバス線の断線や送受信回路の不良などによる通信不良が生じていることが分かり、通信不良に容易に対応することができる。例えば、直ちに修理を行う。或いは断線などの通信不良となっている自動ドア構成機器を利用しない状態でも、ドアを移動させることが可能なモードで自動ドア装置を動作させる。
ドア制御部は、バスを介して他の各自動ドア構成機器を表す機器情報の送信を要求し、受信した機器情報からバスに接続されている他の各自動ドア構成機器のリストを作成し、前記呼出をリストに基づいて行うことができる。
このように構成すると、この自動ドア装置に使用されている他の自動ドア構成機器がどのようなものであるか自動的に判明する。従って、一々機器情報をドア制御部に手動で設定する必要が無い。特に、施工完了時に行うと、複数の異なる仕様の自動ドア装置が設置される現場では、使用される自動ドア構成機器も異なるが、一々、自動ドア構成機器を手動で設定する必要が無く、施工を容易に行うことができる。また、自動ドア装置に電源が供給されたときに行うと、例えば自動ドア構成機器の一部に故障があっても、その故障した自動ドア構成機器をバスから切り離すことによって、自動ドア装置を動作させることが可能となる。
或いは、前記他の自動ドア構成機器は、自己診断手段を備えるものとすることができる。自己診断手段は、例えば、自己診断手段が設けられている他の自動ドア構成機器が正常であるか、使用不能な故障があるか、一部に故障があるか等を判断するものとすることができる。この場合、他の自動ドア構成機器が、ドア制御部に応答する際、その応答に自己診断手段での診断結果を含める。また、ドア制御部は、応答時に得た診断結果に基づいて前記ドアの制御を行う。
このように構成すると、各自動ドア構成機器が故障しているか否かを知ることができるので、その故障の状態に応じて、ドアを制御することができ、安全性を高めることができる。
或いは、前記自動ドア装置において、他の自動ドア構成機器は、自動ドア制御部から呼出を受けてから第2の所定時間内に呼出を受けない場合、自動ドア制御部が故障と判断するものにできる。
ドア制御部に故障が生じた場合、ドア制御部は、他の自動ドア構成機器を呼び出すことが不可能になる。従って、他の自動ドア構成機器では、前にドア制御部から呼び出されてから第2の所定時間以上経過しても、呼び出されない場合、ドア制御部に故障があると判断することができ、その結果を例えば表示手段等に表示することによって、ドア制御部の修理を促すことができる。
本発明の他の態様の自動ドア装置は、上述した態様と同様に、バスと、複数の自動ドア構成機器を含み、バスを介して互いに通信可能である。複数の自動ドア構成機器のうち少なくとも1つには、ドアを開閉制御するドア制御部が含まれ、他の前記自動ドア構成機器は、予め準備されている複数の機器から選択されたものである。各自動ドア構成機器は、前記バスを介して他の自動ドア構成機器を呼出及び応答可能に構成されている。各自動ドア構成機器は、呼び出してから第3の所定時間内に応答がない機器と通信不良であると判断する。
このように構成した自動ドア装置では、ドア制御部だけでなく、全ての自動ドア構成機器が、他の自動ドア構成機器を呼び出し、呼び出しに応答があるかによって、断線などの通信不良が生じている自動ドア構成機器が存在するか否かを判断することができる。従って、ドア制御部に故障や断線などの通信不良があるかも、迅速に判断することができる。
自動ドア構成機器の1つは、バスに他の各自動ドア構成機器を表す機器情報の要求を送信し、受信した各機器情報と自己の機器情報とから、バスに接続されている各自動ドア構成機器のリストを作成し、このリストをバスを介して各他の自動ドア構成機器に伝送し、各自動ドア構成機器は、前記リストに従って他の自動ドア構成機器を識別するように構成することもできる。
このように構成すると、各機器情報を各自動ドア構成機器に一々設定する必要が無く、施工が容易になる。特に自動ドア装置の施工完了時に行うと、複数の異なる仕様の自動ドア装置が設置される現場では、使用される自動ドア構成機器も異なるが、一々、自動ドア構成機器を手動で設定する必要が無く、施工を容易に行うことができる。また、自動ドア装置に電源が供給されたときに行うと、例えば自動ドア構成機器の一部に故障があっても、その故障した自動ドア構成機器をバスから切り離すことによって、自動ドア装置を動作させることが可能となる。
或いは、前記各自動ドア構成機器は、自己診断手段を備え、応答に前記自己診断手段での診断結果を含めることができる。各自動ドア構成機器は、他の自動ドア構成機器からの応答によって得た診断結果を基に、動作する。
このように構成すると、上述したのと同様に、各自動ドア構成機器が故障しているか否かを知ることができるので、その故障の状態に応じて、ドアを制御することができ、その結果を例えば表示手段等に表示することによって、修理を促すことができる。
本発明の第1の実施形態の自動ドア装置のブロック図である。 図1の自動ドア装置が備える調整器が施工時に行う処理を示すフローチャートである。 図1の自動ドア装置が備えるドアコントローラが施工時に行う処理を示すフローチャートである。 図1の自動ドア装置が備えるドアコントローラ以外の自動ドア構成機器が施工時に行う処理を示すフローチャートである。 図1の自動ドア装置が備えるドアコントローラが通常時に行う処理を示すフローチャートである。 図1の自動ドア装置が備えるドアコントローラ以外の自動ドア構成機器が通常時に行う処理を示すフローチャートである。 図5の処理における安全動作の詳細なフローチャートである。 図5の処理における開閉動作の詳細なフローチャートである。 図1の自動ドア装置が備える電気錠コントローラが通常に行う処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の自動ドア装置が備えるドアコントローラが施工時に行う処理の一部を示すフローチャートである。 第2の実施形態の自動ドア装置が備えるドアコントローラ以外の自動ドア構成機器が施工時に行う処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態の自動ドア装置が備える自動ドア構成機器が通常時に行う処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態の自動ドア装置が備えるドアコントローラが電源オン時に行う処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態の自動ドア装置が備えるドアコントローラ以外の自動ドア構成機器が電源オン時に行う処理を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態の自動ドア装置が備えるドアコントローラが電源オン時に行う処理の一部を示すフローチャートである。 第4の実施形態の自動ドア装置が備えるドアコントローラ以外の自動ドア構成機器が電源オン時に行う処理を示すフローチャートである。
本発明の第1実施形態の自動ドア装置は、図1に示すように、バス、例えばデータバス2を有している。このデータバス2は、例えばCAN(Controller Area Network)方式のものである。
データバス2に、複数の自動ドア構成機器4、8、10、12、18、20、24及び26が接続されている。各自動ドア構成機器4、8、10、12、18、20、24及び26は、データバス2上に送信された各種の情報のうち必要な情報のみを抽出するように構成されている。この自動ドア構成機器として、ドア制御部、例えばドアコントローラ4がある。ドアコントローラ4は、後述するセンサがデータバス2上に送信した検知状況を含む情報からドアの開閉に必要な情報を抽出し、その情報に基づいて、自動ドア装置のドア(図示せず)を開閉駆動するモータ6を主に制御するものである。
自動ドア構成機器として、ドアコントローラ4の他にセンサがある。例えば室内起動センサ8、室外起動センサ10及び補助センサ12がある。室内起動センサ8は、ドアが設けられている部屋の内側に設置されている。室内起動センサ8は、室内側でドアに近づく通行者を検知し、検知情報を含む情報をデータバス2上に送信する。室外起動センサ10は、ドアが設けられている部屋の外側に設置されている。室外起動センサ10も、室外側でドアに近づく通行者を検知し、検知状況を含む情報をデータバス2上に送信する。補助センサ12は、無目の下部に設けられ、ドアの軌道上も含むドアの近傍に存在する通行者を検知し、検知状況を含む情報をデータバス2上に送信する。なお、補助ビームセンサ14も設置されているが、本実施例では、ドアコントローラ4に直接に接続されている。補助ビームセンサ14もデータバス2に接続することも可能である。
センサ8、10、12及び14には、種々の形式のものを使用することができ、例えば赤外線を投光する複数の投光素子及び投光した赤外線を受光する複数の受光素子からなる投受光部と、投受光部を制御して検知信号を出力する制御部とを、備えたものを使用することができる。
自動ドア構成機器として、この他に施錠手段、例えば電気錠もある。電気錠は、例えば自動ドア装置のドアを施錠するものである。電気錠は、錠を駆動する駆動手段、例えばソレノイド16を有し、このソレノイド16は、施錠制御手段、例えば電気錠コントローラ18によって駆動制御が行われる。この電気錠コントローラ18はデータバス2に接続され、センサ8、10、12の検知状況やドアの位置などに従って、ソレノイド16の駆動制御を行う。
自動ドア構成機器として、認証装置20もある。これは、マンションの入口などセキュリティが要求される場所に設けられ、パスワード認証又は指紋などの生体認証を用いて入室を制限するためのものである。また、自動ドア構成機器としてパラメータ設定手段、例えば携帯型の調整器22もある。これは、ドアコントローラ4において、ドアの速度等のパラメータの調整を含むドアコントローラ4での設定や、センサ8、10、12において、検知エリアなどの設定を、特定の者だけが行えるようにするためのものである。この調整器22は、データバス2に接続されているプロトコル変換器24と有線または電波または光で通信を行う。プロトコル変換器24では、この通信信号のプロトコルをドアコントローラ4やセンサ8、10、12と通信可能に変換して、データバス2を介して調整器22がドアコントローラ4等と通信を行う。有線で接続する場合には、プロトコル変換器24と調整器22は一体に構成することができる。自動ドア構成機器として表示手段、例えば液晶パネルを備えた表示装置26もある。表示装置26は、データバス2に接続され、他の自動ドア構成機器がデータバス2上に送信した情報に基づいて自動ドア装置の作動状況などの表示を行う。
これら自動ドア構成機器4、8、10、12、18、20、24及び26は、データバス2を介して互いに通信可能である。そのために通信手段、例えばCANトランシバーとCANコントローラとを、自動ドア構成機器4、8、10、12、18、20、24及び26は、それぞれ内蔵している。
この自動ドア装置には、特定の自動ドア構成機器、例えばドアコントローラ4以外に、他の自動ドア構成機器8、10、12、18、20、24及び26の全てが接続される必要はない。更に例えばドアコントローラ4が2つある場合など同種の自動ドア構成機器が複数あってもよい。使用される自動ドア構成機器は、求められている自動ドア装置の仕様によって異なるからである。例えば、或る仕様では、電気錠に関連するソレノイド16や電気錠コントローラ18が設置されない場合がある。また、電気錠が使用される仕様であっても、ソレノイドや電気錠コントローラは予め複数の異なるタイプのものが準備されており、そのうち仕様に応じたものが選択される。同様に、室内起動センサ8、室外起動センサ10、補助センサ12として使用されるセンサとして、予め準備されている多種のセンサのうちから、求められている自動ドア装置の仕様に応じたものが選択される。
各自動ドア構成機器4、8、10、12、18、20、24及び26には、機器情報が割り当てられている。機器情報は、各自動ドア構成機器4、8、10、12、18、20、24及び26を表す情報で、例えば装置IDと、機種IDと、設置位置IDとからなる。装置IDは、各自動ドア構成機器4、8、10、12、18、20、24及び26に、この自動ドア装置の施工時に割り当てられた識別符号である。機種IDは、各自動ドア構成機器の型式毎に割り当てられた識別符号である。例えば軽量ドア用ドアコントローラ、重量ドア用ドアコントローラ、赤外線式起動センサ、電波式起動センサ、赤外線式補助センサ、電気錠コントローラ、プロトコル変換器、表示装置の型式ごとに割り当てられた識別符号である。設置位置IDは、各自動ドア構成機器の設置位置、例えば室内、室外、無目内、天井内、無目下などを表す識別符号である。
また、各自動ドア構成機器4、8、10、12、18、20、24及び26は、稼働情報を生成する。稼働情報は、各自動ドア構成機器4、8、10、12、18、20、24及び26の稼働状況を表したもので、例えば、上述した機器情報と、自己診断情報と、作動状況情報とからなる。自己診断情報は、各自動ドア構成機器4、8、10、12、18、20、24及び26が備える自己診断手段が、自己の状態を診断した結果を表す情報である。各センサ8、10、12の自己診断手段の詳細は、例えば特許文献1に開示されており、本明細書に引用する。電気錠の自己診断については後述する。作動状況情報は、各自動ドア構成機器4、8、10、12、18、20、24及び26の作動状態を表す情報で、例えばドアコントローラ4では、ドアの位置、ドアの速度、ドアの移動方向、衝突検知の状況などの情報が作動状況情報に該当する。センサ8、10及び12では、これらが多数の小検知エリアからなる検知エリアを持つ場合、各小検知エリアの検知状況を表す情報が作動状況情報に該当する。電気錠コントローラ18では、ソレノイド16の位置、例えば施錠位置にあるか解錠位置にあるかが作動状況情報に該当する。各自動ドア構成機器4、8、10、12、18、20、24及び26はデータバス2上に送信された稼動情報から、自己の動作に必要な情報のみを抽出するようになっている。
この自動ドア装置の施工完了後に、図2乃至図4に示すような処理が行われる。図2は、調整器22が行う処理を表し、図3は、ドアコントローラ4が行う処理を表し、図4は、他の自動ドア構成機器8、10、12、18、20、24及び26が行う処理を表している。
図2に示すように、まず、調整器22からドアコントローラ4に構成取得指令を送信する(ステップS2)。図3に示すように、ドアコントローラ4では、構成取得指令を受信したか判断する(ステップS4)。その判断の答えがイエスになるまで、ステップS4を繰り返している。この判断の答えがイエスになると、ドアコントローラ4は、各自動ドア構成機器8、10、12、18、20、24及び26の機器情報を記憶するリスト、例えば機器リストをクリアし(ステップS6)、機器情報送信要求をデータバス2上にブロードキャストで送信する(ステップS8)。図4に示すように、他の自動ドア構成機器8、10、12、18、20、24及び26は、機器情報送信要求を受信したか判断し(ステップS10)、この判断の答えがイエスになるまで、ステップS10を繰り返している。この判断の答えがイエスになると、他の自動ドア構成機器8、10、12、18、20、24及び26は、自己の機器情報をデータバス2上に送信し(ステップS12)、処理を終了する。
ドアコントローラ4では、ステップS8に続いて、他の自動ドア構成機器8、10、12、18、20、24及び26から機器情報をデータバス2上から受信しているか判断する(ステップS14)。この判断の答えがイエスの場合、受信した機器情報から機種ID、設置位置ID及び装置IDを抽出する(ステップS16)。抽出した機種ID、設置位置ID及び装置IDを対応づけて、機器リストに追加保存する(ステップS18)。なお、機器リストは、ドアコントローラ4の図示しない不揮発性記憶手段、例えばEEPROMに保存されるので、電源を切られても機器リストの内容は保存される。
ステップS18に続いて、またはステップS14の判断の答えがノーの場合、ブロードキャスト送信から所定時間が経過したか判断する(ステップS20)。この所定時間は、データバス2にこの自動ドア装置に接続可能な最大数の自動ドア構成機器が接続されている場合に、全ての他の自動ドア構成機器から機器情報を取得するのに必要な時間よりも若干長目に設定した時間tである。ステップS20の判断の答えがノーの場合、ステップS14から再び処理を実行する。ステップS20の判断の答えがイエスになると、データバス2に接続されている全ての他の自動ドア構成機器8、10、12、18、20、24及び26から機器情報を取得できたので、ドアコントローラ4から調整器22に構成取得完了を送信する(ステップS22)。
図2に示すように、調整器22では、ステップS2に続いて、ドアコントローラ4から構成取得完了を受信したか判断し(ステップS24)、この判断の答えがノーの場合、構成取得指令を送信してから所定時間が経過したか判断する(ステップS26)。この所定時間は、構成取得指令の送信後ドアコントローラ4から構成取得完了を受信するまでに必要とする時間よりも若干長く設定された時間Tで、T>tに設定されている。ステップS26の判断の答えがノーの場合、ステップS24から再び実行する。ステップS26の判断の答えがイエスの場合、ドアコントローラ4または調整器22に故障があると思われるので、調整器22が備える表示器にエラー表示し(ステップS28)、この処理を終了する。また、ステップS24の判断の答えがイエスになると、この処理を終了する。
このように調整器22から構成取得指令を送信するだけで、他の自動ドア構成機器8、10、12、18、20、24及び26の機器情報がドアコントローラ4の機器リストに自動的に記憶される。従って、施工時に作業者が、他の自動ドア構成機器8、10、12、18、20、24、26の機器情報をドアコントローラ4にひとつずつ設定する必要が無く、作業が容易になる。
自動ドア装置が動作しているときに、図5及び図6に示すような処理が行われている。図5はドアコントローラ4が行う処理を表し、図6は他の自動ドア構成機器8、10、12、18、20、24及び26が行う処理を表している。
図5に示すように、ドアコントローラ4では、前記機器リストの先頭にある装置IDを読み込む(ステップS30)。次に、読み込んだ装置IDを宛先として、稼働情報送信要求をデータバス2上に送信する(ステップS32)。即ち、自動ドア構成機器8、10、12、18、20、24及び26のうち特定のものを呼び出す。特定の装置IDを宛先とする代わりに、全ての装置IDを宛先とするブロードキャスト送信することも可能である。
一方、他の自動ドア構成機器8、10、12、18、20、24及び26では、図6に示すように、自己の装置ID宛の稼働情報送信要求を受信しているか判断する(ステップS34)。この判断の答えがイエスの場合、自己の稼働情報をデータバス2上に送信し(ステップS36)、ステップS34を再び実行する。ステップS34の判断の答えがノーの場合、前回に稼働情報送信要求を受信してから所定時間が経過したか判断する(ステップS38)。後述するようにドアコントローラ4は、他の自動ドア構成機器8、10、12、18、20、24及び26の全てに稼働情報送信要求を発すると、再び機器リストの先頭から順に他の自動ドア構成機器8、10、12、18、20、24及び26に稼働情報送信要求を送信する。なお特定の装置IDを宛先とする代わりに、全ての装置IDを宛先とするブロードキャスト送信した場合は、全ての自動ドア構成機器8、10、12、18、20、24及び26から稼動情報を受信することが可能な程度の周期で稼動情報送信要求を送信する。いずれの場合も、他の自動ドア構成機器8、10、12、18、20、24及び26に、稼働情報送信要求がドアコントローラ4から送られてくる周期もほぼ一定と見なせる。従って、前回に稼働移動情報送信要求を受けてから、上記周期に相当する期間である所定時間が経過しても、稼働情報送信要求を受信しない(ステップS38の判断の答えがイエス)場合、ドアコントローラ4に異常があると判断できる。従って、安全動作、例えば表示装置26に異常表示を行い(ステップS40)、ステップS34から再び実行する。
このようにステップS38、S40が設けられているので、後述するように他の自動ドア構成機器8、10、12、18、20、24及び26が正常か異常かを判断しているドアコントローラ4自体に異常が発生した場合に、ドアコントローラ4の異常を検知することができる。
図5に示すように、ドアコントローラ4では、ステップS32において稼働情報送信要求を送信した後、呼び出した他の自動ドア構成機器から稼働情報を受信したか判断する(ステップS42)。この判断の答えがイエスであると、稼働情報中に含まれている自己診断情報を基に、呼び出した他の自動ドア構成機器8、10、12、18、20、24または26に異常があるか判断する(ステップS44)。この判断の答えがノーの場合、今呼び出した他の自動ドア構成機器8、10、12、18、20、24または26からの稼働情報に含まれているドアを開閉させるのに必要な作動状況を抽出する(ステップS46)。例えば呼び出した他の自動ドア構成機器が、室内起動センサ8または室外起動センサ10ならば、通行者の検知情報を抽出する。この抽出された作動状況情報を基に開閉動作を行う(ステップS48)。なお、開閉動作の内容については、後述する。
一方、ステップS42の判断の答えがノーの場合(稼働情報を受信していない場合)、ステップS32において送信してから所定時間が経過しているか判断する(ステップS50)。この所定時間は、呼び出した他の自動ドア構成機器8、10、12、18、20、24または26が正常であれば、稼働情報を送信してくるのに必要な時間より若干長目に設定された時間である。ステップS50の判断の答えがノーの場合、ステップS42から再び実行する。
ステップS50の判断の答えがイエスの場合、呼び出した他の自動ドア構成機器8、10、12、18、20、24または26とデータバス2との接続に断線が生じているなどの原因による通信不良と判断できる。そこで、ステップS50の判断の答えがイエスの場合、またはステップS44の判断の答えがイエスの場合(稼働情報に含まれる自己診断情報が異常を表している場合)には、安全動作が行われる(ステップS52)。安全動作の内容は、後述する。
ステップS52に続いて、またはステップS48(開閉動作)に続いて、機器リストの次の装置IDを読み込む(ステップS54)。もし、ステップS54において機器リストの最終の装置IDまで読み込んでしまっていると、先頭の装置IDを読み込む。そして、ステップS32から再び実行する。従って、ドアコントローラ4は、他の自動ドア構成機器8、10、12、18、20、24、26を1台ずつ順に呼び出すことを繰り返す。なお、特定の装置IDを宛先とする代わりに、全ての装置IDを宛先とするブロードキャスト送信した場合はこのステップは不要となる。
ステップS52の安全動作としては、例えば図7に示すような処理が行われる。この処理では、まず稼働情報を受信しているか判断する(ステップS56)。即ち、断線などの通信不良か自動ドア構成機器8、10、12、18、20、24または26自体の故障かを判断する。なお、自動ドア構成機器自体の故障は、その自動ドア構成機器自身が認識して外部へ通知可能なレベルのものである。さて、この判断の答えがイエスの場合、即ち自動ドア構成機器8、10、12、18、20、24または26自体の故障の場合、稼働情報から装置ID、機種ID、設置位置ID、自己診断情報及び作動状況を抽出し(ステップS58)、抽出した自己診断情報及び作動状況に応じた安全動作を対応リストから選択する(ステップS60)。
即ち、ドアコントローラ4には、例えば表1乃至表3に示すような対応リストが予め記憶されている。表1は、室内及び室外起動センサ8、10のいずれにも対応するもので、故障部位と、ドアの動作とに応じて様々な安全動作が定められている。例えば、故障部位としては、起動センサの制御部、投受光部のうち予め定めた個数N以上の素子、投受光部のうち個数N未満の素子とがある。また、ドア位置としては、全閉位置、開動作中、全開位置、閉動作中とがある。ここで、通常動作とは通常時の開閉動作や通行者の検知を行うことをいい、低速開動作または低速閉動作とは、通常時よりも低速でドアを開または閉動作させることをいい、全開保持または全閉保持とは、モータ6を開又は閉方向に付勢した状態で維持したり、電気錠により施錠状態とすることをいい、制御停止とは、モータ6の制御や電気錠コントローラ18の制御を停止することで、ドアを手動で開閉できるような状態とすることをいう。
Figure 2007091491
表2は、補助センサ12に対応するもので、故障部位とドアの動作とに応じて安全動作が定められている。故障部位としては制御部と投受光部とがあり、ドアの動作位置としては、全閉位置、開動作中、全開位置、閉動作中がある。
Figure 2007091491
表3は、電気錠に対応するもので、故障部位とドアの動作とに応じて安全動作が定められている。故障部位としては、制御部(電気錠コントローラ18)、アクチュエータ(ソレノイド16)の作動不能、アクチュエータの作動困難とがある。なお、作動不能と作動困難については後述する。ドアの動作位置としては、全閉位置、開動作中、全開位置、閉動作中がある。
Figure 2007091491
従って、機種IDから表1乃至表3のいずれかを選択し、その表において、自己診断情報から決定した故障部位と、作動状況情報から決定したドア位置とに対応する安全動作を決定する。
また、ステップS56の判断の答えがノーの場合、即ち断線などの通信不良の場合、稼働情報が受信できていないので、呼び出した装置IDに対応する機種ID及び設置位置IDを機器リストから抽出する(ステップS62)。抽出した機種と断線などの通信不良とに応じた安全動作を対応リストから選択する(ステップS64)。即ち、対応リストに起動センサ、補助センサ及び電気錠には、表1、表2、表3に示すように、故障部位として配線の断線などの通信不良も設けられており、各ドア位置に応じた安全作動が設定されている。ドア位置は、ドアコントローラ4自身が検知しており、既知である。従って、機種IDから表1乃至表3のいずれかを選択し、故障はステップS56において断線などの通信不良と決定しているので、選択された表中の通信不良に対応する安全動作のうち、ドア位置に対応するものを決定する。
ステップS60またはステップS64において安全動作が決定されると、故障対応要求が予め登録されている自動ドア構成機器8、10、12、18、20、24または26の装置IDを宛先としてデータバス2上に、故障対応要求を送信する(ステップS66)。例えば予め登録されている自動ドア構成機器が表示装置26であると、故障対応要求に故障の内容を表す情報を含めて表示装置26に送信しており、表示装置26は、故障対応要求を受けると、故障である旨と故障の内容を表示する。ステップS66に続いて、決定された安全動作に従って故障対応作動が行われる(ステップS68)。
ステップS48の開閉動作としては、例えば図8に示す処理が行われる。まず、室内または室外の起動センサが、通行者を検知しているか判断する(ステップS70)。この判断がイエスの場合、この自動ドア装置が電気錠を備えているか判断する(ステップS72)。この判断の答えがノーの場合、ドアの開動作を行い(ステップS74)、この処理を終了する。
ステップS72の判断の答えがイエスの場合(電気錠が設置されている場合)、ドアが全閉位置にあるか判断する(ステップS76)。この判断の答えがノーの場合、ステップS74のドア開動作を行って、処理を終了する。
ステップS76の判断の答えがイエスの場合、電気錠コントローラ18に解錠指令信号を送信し(ステップS78)、所定時間内に解錠応答があるか判断する(ステップS80)。この所定時間は、電気錠が正常であるなら、解除指令を送信してから解錠応答があるまでに必要とされる時間よりも幾分長目に設定されている。ステップS80の判断の答えがノーの場合、電気錠が故障であるので、ドアを開くことが不可能であり、この処理を終了する。ステップS80の答えがイエスの場合、ドアを開くことが可能であるので、ステップS74の開動作を行い、この処理を終了する。
ステップS70の判断の答えがノーの場合(室内起動センサ8、室外起動センサ10が通行者を検知していない場合)、この自動ドア装置に電気錠が備えられているか判断する(ステップS82)。この判断の答えがノーの場合、ドアの閉動作を行う(ステップS84)。ステップS82の判断の答えがイエスの場合、ドアが全開位置にあるか判断する(ステップS88)。この判断の答えがノーの場合、ステップS84の閉動作を行う。
ステップS88の判断の答えがイエスの場合(ドアが全開位置に或る場合)、電気錠コントローラ18にテスト指令を送信する(ステップS90)。これによって、後述するように、断線などの通信不良が電気錠コントローラ18に生じていないと、電気錠が正常か否かの自己診断が行われ、電気錠コントローラ18は、稼働情報に自己診断情報を含めてデータバス2に送信する。
ステップS90に続いて、所定時間内に電気錠コントローラ18から稼働情報を受信したか判断する(ステップS92)。この所定時間は、テスト指令信号を送信してから、電気錠コントローラ18が正常であれば稼働情報を送信するのに要する時間より幾分長目に設定されている。ステップS92の判断の答えがノーの場合、電気錠に断線などの通信不良が生じていると判断できるので、ドアの閉動作を行わず、この処理を終了する。
ステップS92の判断の答えがイエスであると、電気錠コントローラ18からの稼働情報から自己診断情報を抽出する(ステップS94)。この自己診断情報は、後述するように作動正常、作動不能、作動困難のいずれかである。ステップS94に続いて、自己診断情報が作動不能であるか判断し(ステップS96)、その判断の答えがイエスの場合、ドアの閉動作を行わず、この処理を終了する。ステップS96の判断の答えがノーの場合、自己診断情報が作動困難であるか判断する(ステップS98)。この判断の答えがイエスの場合、データバス上2に電気錠コントローラ18の作動休止指令を送信することによって(ステップS100)、電気錠による施錠を中止し、その後、ステップS84のドア閉動作を行う。ステップS98の判断の答えがノーであると、電気錠は正常に動作するので、ステップS84のドア閉動作を行う。
ステップS84の閉動作の後、電気錠が備えられている場合には、ドアが全閉後にデータバス2上に施錠指令を送信して(ステップS102)、電気錠コントローラ18に施錠を行わせ、この処理を終了する。
図9は、電気錠コントローラ18が行う処理を示したもので、まず稼働情報送信要求を受信しているか判断する(ステップS104)。この判断の答えがイエスの場合、稼働情報を送信し(ステップS106)、この処理を終了する。ステップS104の判断の答えがノーの場合、上述したテスト指令を受けているか判断する(ステップS108)。この判断の答えがノーの場合、ステップS104から再び実行する。
ステップS108の判断の答えがイエスの場合、ソレノイド16の動作が正常か診断するためのタイマのカウントを開始し(ステップS110)、ソレノイド16を施錠位置へ移動させる(ステップS112)。次に、ソレノイド16が施錠位置に到達したときオンするように設けた施錠位置リミットスイッチがオンになっているか判断し(ステップS114)、この判断の答えがノーの場合、所定時間が経過したか判断する(ステップS116)。この所定時間は、ソレノイド16が正常な場合に、ソレノイド16の施錠位置への移動を指示してからリミットスイッチがオンになるまでに要する時間よりも長目に設定している。この判断の答えがノーの場合、ステップS114から再び実行する。
ステップS114の判断の答えがイエスであると、タイマのカウントを停止し(ステップS118)、そのカウント値が、ソレノイド16が正常であると見なせる基準時間内であるか判断する(ステップS120)。この判断の答えがイエスであると、ソレノイド16は正常に動作しているので、自己診断情報に正常と設定する(ステップS122)。ステップS120の判断の答えがノーであると、ソレノイド16は動作しているが、基準時間内に施錠位置へ移動していないので、自己診断情報に作動困難と設定する(ステップS124)。
一方、ステップS116の判断の答えがイエスの場合、ソレノイド16は、所定時間内に施錠位置へ移動指定ので、タイマのカウントを停止し(ステップS125)、自己診断情報に作動不能を設定する(ステップS126)。
このようにして、ステップS122、S124またはS126において自己診断情報が設定されると、ステップS106において、この自己診断情報を含む稼働情報がデータバス2に送信され、この処理が終了する。
本発明の第2の実施形態の自動ドア装置では、構成要素は第1の実施の形態と同一である。施工時におけるドアコントローラ4の処理、他の自動ドア構成機器8、10,12,18、20、24及び26の処理、自動ドア装置の作動時におけるドアコントローラ4及び他の自動ドア構成機器の処理が、第1の実施形態と異なっている。
自動ドア装置の施工後にドアコントローラ4において行われる処理は、ステップS20のブロードキャスト送信から所定時間経過かの判断までは、図3と同様である。図10に示すように、ステップS20の判断の答えがイエスになったとき、機器リストを含むシステム構成情報をデータバス2にブロードキャストし(ステップS128)、ドアコントローラ4から調整器22に構成取得完了を送信し(ステップS129)、この処理を終了する。
他の自動ドア構成機器8、10、12、18、20、24及び26において行われる処理は、図11に示すように、ステップS10において機器情報送信要求を受信していないと判断したとき、ドアコントローラ4からのシステム構成情報を受信しているか判断し(ステップS130)、その判断の答えがノーの場合、ステップS10の処理から再び実行する。ステップS130の判断の答えがイエスの場合、システム構成情報から機器リストを抽出し、保存し(ステップS132)、施工が完了していれば処理を終了する(ステップS13)。また、ステップS12の機器情報をドアコントローラ4へ送信の処理を行った後、施工が完了していれば処理を終了する(ステップS13)。なお、機器リストは、他の自動ドア構成機器8、10、12、18、20、24及び26の図示しないEEPROMに保存されるので、電源を切られても機器リストの内容は保存される。
全ての自動ドア構成機器4、8、10、12、18、20、24または26は、図12に示すような処理を行う。即ち、自己の稼働情報をブロードキャストでデータバス2上に送信する(ステップS134)。これに続いて、ブロードキャストしてから所定時間内に、機器リストに記載されている全ての自動ドア構成機器(自己を除く)4、8、10、12、18、20、24、26から稼働情報を受信しているか判断する(ステップS136)。所定時間は、全ての自動ドア構成機器4、8、10、12、18、20、24または26から稼働情報を受信するのに要する時間より若干長く設定されている。ステップS136の判断の答えがノーの場合、安全動作が行われる(ステップS138)。安全動作は、ドアコントローラ4の場合、図7に示したように行われ、他の自動ドア構成機器8、10、12、18、20、24または26の場合、図6のステップS40の安全動作と同様に、表示装置26に表示を行う。なお、自動ドア構成機器自体にLEDなどの簡易の表示手段がある場合は、合わせて表示することも可能である。この安全動作の後、再びステップS134から処理が行われる。
ステップS136の判断の答えがイエスの場合、受信した稼働情報中の自己診断結果に異常があるとするものがあるか判断し(ステップS140)、その判断の答えがイエスの場合、上述したステップS138の安全動作を行う。ステップS140の判断の答えがノーの場合、受信した各稼働情報から自己の動作に必要な作動状況を抽出し(ステップS142)、これを基に通常動作を行う(ステップS144)。例えば、ドアコントローラ4では、図8に示す開閉動作の処理を行う。各センサ8、10及び12では、投受光部の制御や、受光部の受光信号に基づいて通行者を検知しているか否かの判断や、自己診断等を行う。ステップS144に続いて、再びステップS140の処理を実行する。
本発明の第3の実施形態の自動ドア装置の構成要素は第1の実施の形態と同一である。第3の実施形態では、自動ドア装置の施工完了時ではなく、自動ドア装置に電源が供給されたときに、自動ドアコントローラ4が機器リストを作成する。
図13に示すように、ドアコントローラ4では、電源が自動ドア装置に電源が供給されているか判断し(ステップS150)、この判断の答えがノーの場合、ステップS150を繰り返す。この判断の答えがイエスになると、機器リストをクリアし(ステップS152)、機器情報送信要求をデータバス2状にブロードキャストする(ステップS154)。
図14に示すように、他の自動ドア構成機器8、10、12、18,20及び26では、機器情報送信要求を受信しているか判断し(ステップS156)。この判断の答えがノーの場合、ステップS156を繰り返す。この判断の答えがイエスになると、他の自動ドア構成機器4、8、10、12、18,20及び26は、自己の機器情報をデータバス2上に送信し(ステップS158)、この処理を終了する。
図13に示すように、ドアコントローラ4では、ステップS154に続いて、機器情報を受信しているか判断する(ステップS160)。この判断の答えがイエスの場合、受信した機器情報から、機種IDと設置IDと装置IDとを抽出する(ステップS162)。次に、抽出された装置IDの登録対象フラグをチェックする(ステップS164)。ここで、登録対象フラグとは、自動ドア構成機器が機器リストへの登録対象か否かを表すフラグであり、製造時に付加されている。この登録対象フラグは、装置IDの一部を構成している。例えば各自動ドア構成機器のうちセンサは登録対象であるが、調整器22は、登録対象外である。ステップS164において登録対象であると判断されると、機種IDと設置IDと装置IDとを互いに対応づけて、機器リストに追加保存される(ステップS166)。なお、本実施形態では、機器リストは、ドアコントローラ4の図示しない揮発性記憶手段、例えばRAMに保存されるので、電源が切られると、機器リストの内容は破棄される。そして、ステップS166に続いて、或いはステップS160において機器情報を受信していないと判断されたとき、或いはステップS164において装置IDの登録対象でないと判断されたとき、ブロードキャスト送信から所定時間経過したか判断する(ステップS168)。この所定時間は、データバス2にこの自動ドア装置に接続可能な最大数の自動ドア構成機器が接続されている場合に、全ての他の自動ドア構成機器から機器情報を取得するのに必要な時間よりも若干長目に設定した時間である。この判断の答えがノーの場合、ステップS160から再び実行し、この判断の答えがイエスの場合、この処理を終了する。
この処理が終了したとき、機器リストには、電源オン時にデータバス2に接続されている各自動ドア構成機器のデータが記憶されている。この後、第1の実施形態と同様に、図5に示した処理が行われる。このとき、自動ドア装置の開閉動作に重要でない自動ドア構成機器、例えば電気錠のコントローラ18が故障しても、修理するまで安全動作が行われ、また電気錠のコントローラ18が故障であることが表示装置26に表示されている。そこで、自動ドア装置の電源をオフにすると、ドアコントローラ4の図示しないRAMに保存された機器リストの内容は破棄される。そして、施主や自動ドア装置の管理者が故障している電気錠の電気錠コントローラ18をデータバス2から外して、電源をオンにすると、電気錠コントローラ18は、機器リストには登録されない。従って、異常を示す稼働情報は受信されず、更に断線などの通信不良の判断対象外となるので、自動ドアの開閉を通常通りに行うことができる。これによって、施主などが状況に応じて応急的に自動ドア装置の動作を継続させるか、手動にするかを選択できる。
本発明の第4の実施形態の構成要素は第1の実施の形態と同一である。第4の実施形態でも、自動ドア装置の施工完了時ではなく、自動ドア装置に電源が供給されたときに、自動ドアコントローラ4が機器リストを作成し、かつ各自動ドア構成機器も機器リストを持つ。ドアコントローラ4が電源オン時に行う処理は、図14に示すように、ステップS154の機器情報送信要求をデータバス2上に送信した後に、自己の機器情報をデータバス2条に送信する(ステップS170)が追加されている以外、第3の実施形態と同一である。
図15に示すように、自動ドアコントローラ4以外の自動ドア構成機器8、10、12、18,20及び26では、機器情報送信要求を受信したか判断し(ステップS172)。この判断の答えがイエスの場合、自己の機器情報をデータバス2上に送信し(ステップS174)、その後にステップS172を再び実行する。ステップS172の判断の答えがノーの場合、他の自動ドア構成機器から機器情報を受信しているか判断する(ステップS176)。この判断の答えがイエスの場合、受信した機器情報から、機種IDと設置IDと装置IDとを抽出する(ステップS178)。次に、抽出された装置IDの登録対象フラグをチェックする(ステップS180)。ステップS180において登録対象であると判断されると、機種IDと設置IDと装置IDとを互いに対応づけて、機器リストに追加保存される(ステップS182)。なお、本実施形態では、機器リストは、ドアコントローラ4の図示しないRAMに保存されるので、電源が切られると、機器リストの内容は破棄される。ステップS182に続いて、或いはステップS176において機器情報を受信していないと判断されたとき、或いはステップS180において装置IDの登録対象でないと判断されたとき、ブロードキャスト送信から所定時間経過したか判断する(ステップS168)。この所定時間は、データバス2にこの自動ドア装置に接続可能な最大数の自動ドア構成機器が接続されている場合に、全ての他の自動ドア構成機器から機器情報を取得するのに必要な時間よりも若干長目に設定した時間である。この判断の答えがノーの場合、ステップS176から再び実行し、この判断の答えがイエスの場合、この処理を終了する。
この処理が行われた結果、各自動ドア構成機器4、8、10、12、18、20及び26には機器リストが構成される。その後に、第2の実施形態と同様に、図12に示した処理が行われる。この処理が行われている最中に、自動ドア装置の開閉動作に重要でない自動ドア構成機器、例えば電気錠のコントローラ18が故障しても、修理するまで安全動作が行われ、また電気錠のコントローラ18が故障であることが表示装置26に表示されている。そこで、自動ドア装置の電源をオフにすると、自動ドア構成機器8、10、12、18、20及び26の図示しないRAMに保存された機器リストの内容は破棄される。そして、施主や自動ドア装置の管理者が故障している電気錠の電気錠コントローラ18をデータバス2から外して、電源をオンにすると、電気錠コントローラ18は、機器リストには登録されない。従って、異常を示す稼働情報は受信されず、更に断線などの通信不良の判断対象外となるので、自動ドアの開閉を通常通りに行うことができる。これによって、施主などが状況に応じて応急的に自動ドア装置の動作を継続させるか、手動にするかを選択できる。
上記の各実施の形態では、ドアがどのように開閉するかについては述べなかったが、スライド式、スイング式等の公知の種々のタイプのものを使用できる。また、自動ドア構成機器としては、図1に示したものに限らず、例えばドア管理者がドアの開閉状態を変更するためのプログラムスイッチ等が付加されることもある。

Claims (11)

  1. バスと、
    このバスにそれぞれが接続され、前記バスを介して互いに通信可能な複数の自動ドア構成機器とを、
    具備し、前記複数の自動ドア構成機器のうち少なくとも1つには、ドアを開閉制御するドア制御部が含まれ、他の前記自動ドア構成機器は、予め準備されている複数の機器から選択されたものであり、
    前記ドア制御部は、前記他の自動ドア構成機器を前記バスを介して呼び出し可能に構成され、前記他の自動ドア構成機器は、前記呼出に前記バスを介して応答可能に構成され、前記ドア制御部は、呼び出した前記自動ドア構成機器が、その呼出から第1の所定時間内に非応答のとき、前記呼び出した自動ドア構成機器と通信不良であると判定する自動ドア装置。
  2. 請求項1記載の自動ドア装置において、前記ドア制御部は、前記バスを介して前記他の各自動ドア構成機器を表す機器情報の送信を要求し、受信した前記機器情報から前記バスに接続されている前記他の各自動ドア構成機器のリストを作成し、前記呼出を前記リストに基づいて行う自動ドア装置。
  3. 請求項1記載の自動ドア装置において、前記ドア制御部は、前記自動ドア装置の施工完了時に、前記バスを介して前記他の各自動ドア構成機器を表す機器情報の送信を要求し、受信した前記機器情報から前記バスに接続されている前記他の各自動ドア構成機器のリストを作成し、前記呼出を前記リストに基づいて行う自動ドア装置。
  4. 請求項1記載の自動ドア装置において、前記ドア制御部は、前記自動ドア装置に電源が供給されたとき、前記バスを介して前記他の各自動ドア構成機器を表す機器情報の送信を要求し、受信した前記機器情報から前記バスに接続されている前記他の各自動ドア構成機器のリストを作成し、前記呼出を前記リストに基づいて行う自動ドア装置。
  5. 請求項1記載の自動ドア装置において、前記他の自動ドア構成機器は、自己診断手段を備え、前記ドア制御部に応答する際、その応答に前記自己診断手段での診断結果を含め、前記ドア制御部は、応答時に得た診断結果に基づいて前記ドアの制御を行う自動ドア装置。
  6. 請求項1記載の自動ドア装置において、前記他の自動ドア構成機器は、前記自動ドア制御部から呼出を受けてから第2の所定時間内に呼出を受けない場合、前記自動ドア制御部が故障と判断する自動ドア装置。
  7. バスと、
    このバスにそれぞれが接続され、前記バスを介して互いに通信可能な複数の自動ドア構成機器とを、
    具備し、前記複数の自動ドア構成機器のうち少なくとも1つには、ドアを開閉制御するドア制御部が含まれ、他の前記自動ドア構成機器は、予め準備されている複数の機器から選択されたものであり、
    前記各自動ドア構成機器は、前記バスを介して他の自動ドア構成機器を呼出及び応答可能に構成され、呼び出してから第3の所定時間内に応答がない機器と通信不良であると判断する自動ドア装置。
  8. 請求項7記載の自動ドア装置において、前記複数の自動ドア構成機器の1つは、前記バスに前記他の各自動ドア構成機器を表す機器情報の要求を送信し、受信した前記各機器情報と自己の機器情報とから前記バスに接続されている前記各自動ドア構成機器のリストを作成し、このリストを前記バスを介して前記各他の自動ドア構成機器に伝送し、前記各自動ドア構成機器は、前記リストに従って他の自動ドア構成機器の識別をする自動ドア装置。
  9. 請求項7記載の自動ドア装置において、前記複数の自動ドア構成機器の1つは、前記自動ドア装置の施工完了時に、前記バスに前記他の各自動ドア構成機器を表す機器情報の要求を送信し、受信した前記各機器情報と自己の機器情報とから前記バスに接続されている前記各自動ドア構成機器のリストを作成し、このリストを前記バスを介して前記各他の自動ドア構成機器に伝送し、前記各自動ドア構成機器は、前記リストに従って他の自動ドア構成機器の識別をする自動ドア装置。
  10. 請求項7記載の自動ドア装置において、前記複数の自動ドア構成機器の1つは、前記自動ドア装置に電源が供給されたとき、前記バスに前記他の各自動ドア構成機器を表す機器情報の要求を送信し、受信した前記各機器情報と自己の機器情報とから前記バスに接続されている前記各自動ドア構成機器のリストを作成し、このリストを前記バスを介して前記各他の自動ドア構成機器に伝送し、前記各自動ドア構成機器は、前記リストに従って他の自動ドア構成機器の識別をする自動ドア装置。
  11. 請求項5記載の自動ドア装置において、前記各自動ドア構成機器は、自己診断手段を備え、前記応答に前記自己診断手段での診断結果を含め、前記各自動ドア構成機器は、他の自動ドア構成機器からの応答によって得た診断結果を基に、動作する自動ドア装置。
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