JP4774173B2 - 故障監視機能を備えた自動ドア装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動ドア装置の保守管理に好適である故障監視機能を備えた自動ドア装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動ドア装置には、通常、自動ドアを開閉させるモータと、ドアパネル付近に通行者が近づいたことを検知するセンサと、このセンサが通行者を検出したときにモータを正転させてドアパネルを開かせ、センサが検出しなくなったときにモータを逆転させてドアパネルを閉じるように制御するコントローラが備えられている。
【0003】
この自動ドア装置が故障すると、その自動ドア装置の販売会社等に修理が依頼され、保守拠点からサービスマンが派遣される。
【0004】
このとき、修理対象の自動ドア装置が自己診断機能を備えていれば、サービスマンはその自動ドア装置の外部接続端子に調整器としてのハンディターミナルを接続し、自己診断結果をそのハンディターミナルの表示部に表示させることができる。それにより、故障の内容を把握することができる。
【0005】
なお、上記した自己診断機能とは、自動ドア装置の故障または異常を自動ドア装置自らセンサ等を用いて診断するとともにその診断結果を自動ドア装置内の記憶部に記憶しておくものである。
【0006】
このようにして、自動ドア装置のメンテナンスや修理における効率化が図られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の自己診断機能では、例えばモータの発熱異常が起こると、モータ表面に取り付けられた温度センサが働いてコントローラが自己診断を行うため、故障部位の特定は簡単にできるものの、モータが発熱異常をもたらした原因までも診断できるようにはなっていない。従って、故障の原因を根本的に解消するには至らなかった。
【0008】
本発明は以上のような従来の自動ドア装置における課題を考慮してなされたものであり、故障部位を特定するだけでなく故障が発生した原因も追求することができる故障監視機能を備えた自動ドア装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、物体の存在をセンサで検出し、そのセンサから出力される信号に基づいてコントローラがドア開閉機構のモータを駆動させ、ドアを開閉させる自動ドア装置において、上記センサの検知状態を示す検知状態情報およびそのセンサの検知状態におけるドア開閉状態を示すドア状態情報を稼働情報として上記コントローラから抽出する抽出手段と、その抽出手段によって抽出された稼働情報を逐次、ログとして経時的に記憶する記憶手段と、を備えてなる故障監視機能を備えた自動ドア装置である。
【0010】
上記センサによる検知状態情報としては、室内外に設置された起動センサから出力されるOn−Off信号、戸挟み防止センサから出力されるOn−Off信号、カードロックなどのセキュリティ用On−Off信号などが示される。
【0011】
また、上記稼働情報には、コントローラに接続される外部機器との間で送信される信号情報も含むことができる。その信号情報の一例としては、外部機器である電気錠に対して施錠または解錠を指令するための出力信号、外部機器である調整器としてのハンディターミナルを接続したかまたは接続解除したかを示す接続情報等が示される。
【0012】
本発明に従えば、上記した稼働情報が経時的に記憶手段に記録されるため、故障発生時の原因をさかのぼって追跡調査することができ、保守作業を効率的且つ的確に行うことができるようになる。
【0013】
本発明において、上記自動ドア装置が、その故障または異常を自らのセンサ等を用いて診断するとともにその診断結果をメモリに記憶しておく自己診断機能を有する場合、抽出手段は、その自己診断機能によって診断された結果を稼働情報として抽出し記憶手段に経時的に記憶するように構成することができる。それにより、自動ドア装置の保守を行う者は、自己診断結果も確認することができ、故障の原因をより正確に把握できるようになる。
【0014】
本発明において、上記抽出手段は、自動ドア装置の上記コントローラに記憶された動作履歴を示す情報を抽出して記憶手段に記憶させるように構成することができる。それにより、動作履歴としての例えばドア開閉回数、保守回数、CPUリセット回数、セーフティリターン回数、サーマル作動回数等を確認することができるようになり、故障原因の特定に役立てることができる。
【0015】
本発明において、上記抽出手段は、自動ドア装置に設定されている設定値が変更された場合、例えばハンディターミナルのコネクタをコントローラに接続して設定値が変更された時に、その変更された設定値を抽出して記憶手段に記憶させるように構成することが好ましい。それにより、故障発生時点での設定情報、例えばドア開閉速度が速すぎる設定になっていないかどうかを確認することで故障原因の特定に役立てることができる。
【0016】
なお、上記設定値の具体例としては、開閉速度、開クッション速度、閉クッション速度、スタートトルク、反転トルク、ブレーキトルク、全開ストローク、半開ストローク、コントローラのバージョン情報、オプション情報などが示される。
【0017】
本発明において、上記抽出手段は、記憶手段の記憶内容を所定の周期で更新するように構成することが好ましい。それにより、記憶手段の容量を小さく抑えながら故障発生直前の有用な情報を知ることができるようになる。
【0018】
本発明において、上記抽出手段は、自動ドア装置に故障が発生したとき、記憶手段に対する稼働情報の書込みを停止して既に記憶されている稼働情報を保持することが好ましい。それにより、故障発生以後の稼働情報の書込みを禁止して故障の原因の特定に必要な情報を残すことができる。
【0019】
本発明において、上記抽出手段及び記憶手段は、コントローラとは別に設けられ、このコントローラとの間で情報の送受を行う監視装置に設けることができる。それにより、自動ドア装置のCPUに依存することなく独立して故障の監視を行うことができる。
【0020】
本発明において、上記監視装置は、コントローラへの給電状態とドア開閉状態とを監視することにより自動ドア装置のコントローラの故障も検出することができるようになる。
【0021】
本発明において、上記監視装置は、自動ドア装置に故障が発生したとき、故障の発生を報知する報知手段を備えることができる。それにより、自動ドア装置が故障しても監視装置から故障を報知することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示した一実施形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
【0023】
図1は本発明に係る故障監視機能を備えた自動ドア装置の構成を示したものである。
【0024】
同図に示す自動ドア装置A1(複数の自動ドア装置A1〜Anであってもよい)は、Dopa網B、ルータR、インターフェイスIを介して自動ドア管理センター(以下、管理センターと呼ぶ)Cに接続されており、この管理センターCはさらにインターネットまたは公衆回線を通じて保守拠点の情報端末装置D1(複数の保守拠点の情報端末装置D1〜Dnであってもよい)に接続されている。
【0025】
なお、上記管理センターCとは、例えば自動ドア装置の製造メーカーの一部門とすることができ、上記保守拠点とは自動ドア装置を設置した販売会社、或いは設置した自動ドア装置のメンテナンスを行うメンテナンス業者が示される。
【0026】
自動ドア装置A1は、建物の出入口を設けられたドアパネル1a,1bを開閉機構2によって開閉するようになっている。
【0027】
この開閉機構2は、駆動プーリ3と従動プーリ4とに張架されたベルト5と、駆動プーリ3を回転させるモータ6とを有し、ベルト5の上段側にドアパネル1aのハンガー7が接続され、ベルト5の下段側にドアパネル1bのハンガー8が接続されている。そして、モータ6を正逆方向に回転させることにより、ドアパネル1a,1bを開閉させることができる。
【0028】
このモータ6の回転方向及び回転速度はモータドライバ9によって制御されており、このモータドライバ9はCPU10によって制御されるようになっている。なお、モータ6の回転方向は極性を変更することにより、回転速度は供給電圧を変更することによって行われる。
【0029】
また、モータ6の回転軸にはエンコーダ11が結合されており、モータ6の回転速度を検知し、その信号をCPU10にフィードバックするようになっている。
【0030】
また、モータ6には、モータ6の表面温度を検出するための温度センサ6aが設けられており、検出された温度信号はCPU10に与えられ、モータ6の状態を自己診断する情報として利用される。
【0031】
上記CPU10には、自動ドアの開閉制御、自己診断を行うプログラム等を記憶しているROM12、刻々変化する自動ドア装置の稼働情報等を記憶するためのRAM13、ドアパネル1a,1bの開閉制御に使用する各種動作パラメータ等の設定情報や自己診断において使用するデータ等を書込み可能に記憶するEEPROM14が接続されている。
【0032】
また、CPU10には屋内側に設置されドアパネルに接近した通行者を検知して起動信号を出力する第1起動センサ15、屋外側に設置されて同じく起動信号を出力する第2起動センサ16、ドア通行中を検知して信号を出力する補助センサ17が接続されている。さらに、夜間時にドアパネルを閉鎖する電気錠(外部機器)18等が接続されている。
【0033】
19はサービスマンが携帯するハンディターミナル(外部機器)であり、外部接続端子としてのインターフェイス20にコネクタを接続することによりCPU10との間でデータ(信号情報)を送受信することができるようになっている。
【0034】
詳しくは、このハンディターミナル19は、図示しないCPU,ROM,RAM,液晶表示部及びキー入力部を備えており、CPU10に接続すると、EEPROM14に記憶されている内容がハンディターミナル19のRAMに転送されるようになっている。そしてそのRAMに格納された内容は上記キー入力部の操作によって液晶表示部に表示される。
【0035】
また、キー入力部から例えばモータの回転速度を設定すると、この回転速度はCPU10を介してEEPROM14に送信されて記憶され、それにより、ドア開閉速度のパラメータを変更することができる。
【0036】
上記モータドライバ9,CPU10,ROM12,RAM13,EEPROM14等によって自動ドアコントローラ(コントローラ)21が構成される。
【0037】
この自動ドアコントローラ21はインターフェイス22を介し、後述する自動ドア監視装置23と接続されている。
【0038】
以下、自動ドア監視装置23の構成について説明する。
【0039】
自動ドア監視装置23には、自動ドアコントローラ21に電源を供給するための電源ライン24とは別系統の電源ライン25を通して電源が供給されるようになっている。
【0040】
ROM27には自動ドア装置を監視するための監視プログラムが格納されており、RAM28には自動ドアコントローラ21から呼び出した稼働情報や自己診断情報が記憶され、EEPROM29には自動ドアコントローラ21のEEPROM14の内容がバックアップされるようになっている。なお、上記RAM28及びEEPROM29は記憶手段として機能する。
【0041】
また、抽出手段としてのCPU26の入力側には、従来の自動ドアコントローラの自己診断機能では検知できないような故障を検知するための外部異常検知用センサ30が接続されており、例えば、ドアレール表面の光反射量を検知することによって汚れ具合を調べたり、また、ドア開閉装置内の温度を検知したり、或いは振動を検知することができるようになっている。
【0042】
また、電源検出部31は、自動ドアコントローラ21に通じるメインスイッチ32を監視することにより自動ドアコントローラ21に電源が供給されているかどうかを調べるようになっている。すなわち、電源が供給されているにもかかわらず自動ドアが起動しない場合はCPU10の故障とみなし、その故障によって自動ドアコントローラ21側の自己診断が機能しなくともCPU10が故障していると判断できるようになっている。
【0043】
また、CPU26の出力側には、自動ドア装置の周囲の者に対して故障を報知するためのランプやディスプレイ等の外部機器33が接続されている。
【0044】
また、CPU26の入力側インターフェイス34は、自動ドアコントローラ21のインターフェイス22と接続されるようになっており、出力側インターフェイス35には通信機器36が接続される。
【0045】
この通信機器36は、例えばモデム機能を内蔵するとともにアンテナを備えたカード形式のPHS端末を使用することができる。
【0046】
次に、上記構成を有する自動ドア監視装置23の制御動作について図2〜図6を参照しながら説明する。
【0047】
まず、自動ドア監視装置23のCPU26は、例えば0.1秒毎に自動ドアコントローラ21のCPU10に対し、稼働情報の送信要求を行う(ステップS1)。
【0048】
この送信要求を受けたCPU10は、RAM13に記憶されている稼働情報を読み出して自動ドア監視装置23に送信する(ステップS2)。
【0049】
このとき、RAM13から読み出されて自動ドア監視装置23に送信される稼働情報は、図3に示す稼働情報ログ表(以下、ログ表と呼ぶ)の1行分に相当する。
【0050】
CPU26は、この稼働情報を順次、RAM28に記憶していくことにより図3に示すログ表を作成していく。
【0051】
このログ表には、コラムC1に予め0〜77のタイムインデックス(以下インデックスと呼ぶ)が登録されており、CPU10から送信される稼働情報は、そのインデックスに整理されて、経時的に記憶されていく。
【0052】
送信される稼働情報としては、主として入力フラグの状態としての第1起動センサ15のon/off状態(コラムC2参照),第2起動センサ16のon/off状態(コラムC3参照),補助センサ17のon/off状態(コラムC4参照)、出力フラグの状態としての電気錠18の施錠/解錠状態(コラムC5参照)、ドア位置(コラムC6参照)、ドア開閉駆動状態(コラムC7参照)および自己診断結果(コラムC8参照)である。
【0053】
上記入力フラグの状態を示す各情報はセンサの検知状態を示す検知状態情報とみなすことができ、上記出力フラグの状態を示す情報,ドア位置を示す情報,自動ドアのドア開閉駆動状態はドア状態情報とみなすことができる。
【0054】
送信される稼働情報の自己診断情報内に、故障発生信号が含まれていなければ(ステップS3)、その稼働情報をRAM28に記憶し(ステップS4)、ステップS1に戻る。自己診断情報内に故障発生信号が含まれていない限りは上記ステップS1〜S4の処理が0.1秒毎に繰り返し実行される。
【0055】
一方、自己診断情報内に故障発生信号が含まれていると(ステップS3)、1回目の故障発生かどうかを判断し(ステップS5)、YESであれば、CPU26は現在までの動作履歴の送信をCPU10に要求する(ステップS6)。なお、故障が発生すると、自己診断情報が連続して送信されることになる。そこで、1回目の故障発生に基づいて動作履歴の要求を行い、2回目以降の故障発生については無効としてステップS1に戻り、引き続き稼働情報を要求するようにしている。
【0056】
動作履歴の送信要求を受けたCPU10は、現在までの動作履歴をEEPROM14から読み出してCPU26に送信する(ステップS7)。
【0057】
CPU26はその動作履歴をEEPROM29にバックアップとして記憶する(ステップS8)。この動作履歴は、図4に示すようにドアと通行者(或いは物体)との衝突による再開閉の回数を示すセーフティリターン回数情報、モータの発熱異常回数を示すサーマル作動回数情報、保守された回数を示す保守回数情報、ドア開閉回数情報、CPUリセット回数情報が含まれる。なお、EEPROM29に既に動作履歴が記憶されている場合は、新たな動作履歴を上書き保存するものとする。
【0058】
次いで、CPU26は通信機器36を介して自動ドア装置の故障を管理センターCに通報する(ステップS9)
また、自動ドアコントローラ21のEEPROM14に記憶されている設定情報には、図5に示すように、ドア開速度、ドア閉速度、センサON信号の保持時間を示すオープンタイマ、スタートトルク、ブレーキトルク、反転時のブレーキトルクを示す反転トルク、全開位置手前の徐行速度を示す開クッション速度、全閉位置手前の徐行速度を示す閉クッション速度、全開ストローク、半開ストローク等がある。
【0059】
これらの設定情報は、サービスマンが携帯するハンディターミナル19のコネクタをインターフェイス20に接続することによって変更することができるようになっている。従って設定情報については、上記0.1秒周期とは別に、変更される都度、自動ドア監視装置23のEEPROM29に送信するようにしている。
【0060】
図6はその設定情報の送信制御を示したものである。
【0061】
まず、自動ドア監視装置23のCPU26は、自動ドアコントローラ21のCPU10に対し、定期的に稼働情報の送信要求を行う(ステップS10)。
【0062】
この送信要求を受けたCPU10は、RAM13に記憶されている稼働情報を読み出して自動ドア監視装置23に送信する(ステップS11)。
【0063】
CPU26は、この稼働情報を順次、RAM28に記憶していくが、送信される稼働情報の中に、ハンディターミナル19の接続情報が含まれていれば(ステップS12)、CPU26はCPU10に対しEEPROM14に記憶されている設定情報の送信要求を行う(ステップS13)。
【0064】
この送信要求を受けたCPU10は、EEPROM14に記憶されている設定情報を読み出してCPU26に送信する(ステップS14)。
【0065】
設定情報を受信したCPU26は、その設定情報とEEPROM29に現在保存されている設定情報とを比較し(ステップS15)、異なっている場合に、受信した設定情報をEEPROM29に上書き保存する(ステップS16)。
【0066】
このようにして、自動ドア監視装置23には、常に現時点から所定時間さかのぼって稼働情報がRAM28に蓄積されるとともに、サービスマンによって変更された設定情報がEEPROM29に蓄積されることになる。
【0067】
換言すれば、自動ドア装置に故障が発生したときに、故障が発生するまでの起動センサからの信号出力状態、その起動センサに基づいて動作したドアの開閉状態、電気錠の動作状態が経時的に記録され、且つ自己診断情報も記録されているため、単に故障部位の特定だけでなく、故障が発生した推移を調べることができるようになる。
【0068】
次に、図3に示す稼働情報ログ表に従って故障を分析する。
【0069】
まず、ドアパネル1a,1bの近傍に通行者が接近すると、第1起動センサ15の状態フラグが“Off”→“On”に変わり(図中インデックス75→71参照)、インデックス74において電気錠18の状態フラグが“施”→“解”に変わる。
【0070】
電気錠が解錠されると、自動ドアコントローラ21はモータドライバ9を制御してドアパネル1a,1bを開加速する。
【0071】
ドア通行中は、補助センサ17の状態フラグが“Off”→“On”となり(インデックス71→33参照)、さらに通行者が自動ドアを通り抜けようとするときに、第2起動センサ16の状態フラグが“Off”→“On”に変わる(インデックス34参照)。
【0072】
この間、自動ドアの状態情報は、“開加速”→“開定速”→“開減速”→“開クッション”→“全開”という動作に移行する(インデックス74→25参照)。
【0073】
次に、通行者が自動ドアを通り抜けて遠ざかると、第2起動センサ16の状態フラグが“On”→“Off”に変わり(インデックス29参照)、CPU10は、モータドライバ9を制御してドアパネル1a,1bを“閉加速”させる。
【0074】
正常動作であれば、ドアパネル1a,1bは“閉加速”→“閉定速”→“閉減速”→“閉クッション”→“全閉”という動作に移行する。
【0075】
ところが、ログ表では開動作としての“反転”→“全開”動作を実行し(インデックス21→18参照)、次いで閉動作としての“閉加速”(インデックス17→15参照)に切り換え、この動作パターンを繰り返し行っていることが記録されている。そして、この動作パターンを繰り返している間、各物体検知センサ(第1起動センサ15,第2起動センサ16,補助センサ17)の各状態フラグが“Off”のままである。
【0076】
そして最終的に、インデックス0でモータ発熱異常が自己診断されている。なお、モータ発熱異常は、モータ表面温度を監視する温度センサ6aによって検出された温度が予め定めた温度以上となった場合にモータ発熱異常を報知するようになっている。
【0077】
このように、上記ログ表に記録された稼働情報から、モータ6の発熱異常は、モータ本体の故障ではなく、ガイドレールに各物体検知センサで検知できないような異物が挟まっていることによって開閉動作を頻繁に繰り返したことが原因であると推測できる。
【0078】
また、モータ発熱異常は、モータ自身の故障によるものと、過剰の負荷によるものとに分類されるため、まず負荷の要因となるドア開閉動作が通常の制御で実行されたかどうかをチェックするように、コラムC7欄を反転表示や色調を変えて強調表示するように構成することもできる。
【0079】
また、本実施形態ではCPU10から電気錠18への出力信号(施錠または解錠)や、エンコーダ11からCPU10に与えられる入力信号(ドア位置情報)をRAM28に記憶している。それにより、例えば第1起動センサ15が“On”した後に解錠信号が出力され、ドア開閉駆動状態情報が“開加速”であるにもかかわらず、ドア位置情報が“0”としての全閉位置を示し続けている場合には、電気錠18が正常に動作(解錠)しなかったことが分かる。
【0080】
すなわち、この場合、自己診断からの異常信号としてモータ発熱異常(故障部位がモータ)或いはベルト切れが故障の原因として自己診断されるものの、正しい故障原因は電気錠18の動作不良であることが推測できる。
【0081】
また、エンコーダ11から入力されるドア位置情報をRAM28に記憶するように構成しているため、そのドア位置情報とドア状態情報とを対比することでドア開閉動作が正常に行われているかどうか、具体的には、加減速開始位置やクッション開始位置などを確認することができる。
【0082】
従って、モータ発熱異常が検知されたとき、ドア開閉速度が正常な開閉速度よりも遅い(ドア位置信号の変化が正常よりも鈍い)場合には、ドアの変形やガイドレールのごみ詰まり等が発生していることを推測することができる。
【0083】
なお、上記自動ドア監視装置23のRAM28及びEEPROM29に記憶されている稼働情報及び設定情報は、自動ドア識別情報を付加して通信機器36から管理センターCに送信することができるようになっており、上記ログ表は、その管理センターCに設置されているホストコンピュータのディスプレイ画面上に表示させることができる。
【0084】
上記管理センターCは、インターネットを通じて保守拠点の情報端末装置D1に接続されているため、保守拠点からも管理センターCにアクセスし、自動ドア認識情報を入力すれば、自分が管理している自動ドア装置のログ表を閲覧することができる。
【0085】
また、自動ドア監視装置23のCPU26は、自動ドアコントローラ21のCPU10とは独立して故障の監視を行うようになっているため、自動ドアコントローラ21のCPU10の故障も把握することができる。
【0086】
先に説明したように、CPU26はメインスイッチ32を監視することにより自動ドアコントローラ21に電源が供給されているかどうかを調べ、電源が供給されているにもかかわらず自動ドアが起動しない場合はCPU10の故障と判断することができる。それにより、稼働情報を送信するCPU10自体が故障した場合も故障を特定することができる。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、請求項1の本発明によれば、自動ドア装置において、センサの検知状態情報およびそのセンサの検知状態におけるドア開閉状態を示すドア状態情報を稼働情報としてコントローラから抽出し、抽出した稼働情報を、記憶手段に逐次、経時的に記憶するように構成したため、故障が発生したときにその原因をさかのぼって追跡調査することができ、保守作業を効率的且つ的確に行うことができるようになる。
【0088】
請求項2の本発明によれば、上記稼働情報に、コントローラに接続される外部機器との間で送信される信号情報を含めることによって、故障が発生したときに外部機器へ送信された信号情報をも追跡調査することができ、故障原因の特定に役立てることができる。
【0089】
請求項3の本発明によれば、上記自動ドア装置が自己診断機能を有する場合に、抽出手段は、その自己診断機能によって診断された結果を抽出して記憶手段に経時的に記憶させるように構成したため、稼働情報だけでなく自己診断結果も確認することができるため、故障の原因をより正確に把握できるようになる。
【0090】
請求項4の本発明によれば、上記抽出手段は、自動ドア装置の動作履歴を抽出して記憶手段に記憶させるように構成したため、例えばドア開閉回数、保守回数等を確認することができるようになり、故障原因の特定に役立てることができる。
【0091】
請求項5の本発明によれば、上記抽出手段は、自動ドア装置に設定されている設定値が変更された場合に、その変更された設定値を抽出して記憶手段に記憶させるように構成したため、故障発生時点での設定情報、例えばドア開閉速度が速すぎる設定になっていないかどうかを確認することで故障原因の特定に役立てることができる。
【0092】
請求項6の本発明によれば、上記抽出手段は、記憶手段の記憶内容を所定の周期で更新するように構成したため、記憶手段の容量を抑えながら故障発生直前の有用な情報を知ることができるようになる。
【0093】
請求項7の本発明によれば、上記抽出手段は、自動ドア装置に故障が発生したとき、記憶手段に対する新たな稼働情報の書込みを停止して既に記憶されている稼働情報を保持するように構成したため、故障発生以後の稼働情報の書込みを禁止して故障の特定に必要な情報を残すことができる。
【0094】
請求項8の本発明によれば、上記抽出手段及び記憶手段を、コントローラとは別に設けられ、このコントローラとの間で情報の送受を行う監視装置に設けたため、自動ドア装置のCPUに依存することなく独立して故障の監視を行うことができる。
【0095】
請求項9の本発明によれば、上記監視装置は、コントローラへの給電状態とドア開閉状態とを監視するように構成したため、自動ドア装置のコントローラの故障も検出することができるようになる。
【0096】
請求項10の本発明によれば、上記監視装置は、自動ドア装置に故障が発生したとき、故障の発生を報知する報知手段を備えたため、自動ドア装置が故障しても監視装置から故障を報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動ドア監視システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す自動ドア監視装置の制御動作を説明するフローチャートである。
【図3】図1のRAMに記憶されるログ表の内容を示す説明図である。
【図4】図1のEEPROMに送信される動作履歴の内容を示す説明図である。
【図5】図1のEEPROMに送信される設定情報の内容を示す説明図である。
【図6】図1に示す自動ドア監視装置の制御動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1a,1b ドアパネル
2 開閉機構
6 モータ
6a 温度センサ
9 モータドライバ
10 CPU
11 エンコーダ
12 ROM
13 RAM
14 EEPROM
15 第1起動センサ
16 第2起動センサ
17 補助センサ
18 電気錠
19 ハンディターミナル
20 インターフェイス
21 自動ドアコントローラ
23 自動ドア監視装置
30 外部異常検知用センサ
31 電源検出部
32 メインスイッチ
33 外部機器
36 通信機器
A1 自動ドア装置
B Dopa網
C 管理センター
D1 情報端末装置
I インターフェイス
R ルータ
Claims (10)
- 物体の存在をセンサで検出し、そのセンサから出力される信号に基づいてコントローラがドア開閉機構のモータを駆動させ、ドアを開閉させる自動ドア装置において、
上記センサの検知状態を示す検知状態情報およびそのセンサの検知状態におけるドア開閉状態を示すドア状態情報を稼働情報として上記コントローラから抽出する抽出手段と、その抽出手段によって抽出された上記稼働情報を逐次、ログとして経時的に記憶する記憶手段と、を備えてなることを特徴とする故障監視機能を備えた自動ドア装置。 - 上記稼働情報に、上記コントローラに接続される電気錠又はハンディターミナルからなる外部機器との間で送信される信号情報が含まれる請求項1記載の故障監視機能を備えた自動ドア装置。
- 上記自動ドア装置が、その故障または異常を自らのセンサ等を用いて診断するとともにその診断結果をメモリに記憶しておく自己診断機能を有し、上記抽出手段は、その自己診断機能によって診断された結果を稼働情報として抽出し上記記憶手段に経時的に記憶させるように構成されている請求項1または2記載の故障監視機能を備えた自動ドア装置。
- 上記抽出手段は、上記自動ドア装置の上記コントローラに記憶された動作履歴を示す情報を抽出して上記記憶手段に記憶させるように構成されている請求項1〜3いずれかに記載の故障監視機能を備えた自動ドア装置。
- 上記抽出手段は、上記自動ドア装置に設定されている設定値が変更された場合に、その変更された設定値を抽出して上記記憶手段に記憶させるように構成されている請求項1〜4のいずれかに記載の故障監視機能を備えた自動ドア装置。
- 上記抽出手段は、上記記憶手段の記憶内容を所定の周期で更新するように構成されている請求項1〜5のいずれかに記載の故障監視機能を備えた自動ドア装置。
- 上記抽出手段は、上記自動ドア装置に故障が発生したとき、上記記憶手段に対する新たな稼働情報の書込みを停止して既に記憶されている稼働情報を保持する請求項6記載の故障監視機能を備えた自動ドア装置。
- 上記抽出手段及び上記記憶手段は、上記コントローラとは別に設けられ、このコントローラとの間で情報の送受を行う監視装置に設けられている請求項1〜7のいずれかに記載の故障監視機能を備えた自動ドア装置。
- 上記監視装置は、上記コントローラへの給電状態とドアの開閉状態とを監視することにより上記自動ドア装置のコントローラの故障も検出することができるように構成されている請求項8記載の故障監視機能を備えた自動ドア装置。
- 上記監視装置は、上記自動ドア装置に故障が発生したとき、故障の発生を報知する報知手段を備えてなる請求項8または9記載の故障監視機能を備えた自動ドア装置。
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