JP3234530B2 - ドア用センサの自己診断装置 - Google Patents

ドア用センサの自己診断装置

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    • E05Y2900/132Doors

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動ドア用
のセンサの故障を診断する装置に関し、特にセンサ自体
が故障の診断を行う自己診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動ドア用のセンサには、起動センサと
安全センサとがある。起動センサは、ドアを通行しよう
とする通行体を検出したとき、ドアパネルを自動的に開
放するためのセンサである。安全センサには、閉経路用
と開経路用のものがある。閉経路用の安全センサは、ド
アパネルが全開状態から全閉状態まで移動するとき、こ
の移動経路である閉経路若しくはその近傍に物体が存在
するか検出する。この閉経路用安全センサは、物体を検
出したとき、ドアパネルを再び全開状態に戻すためのも
のである。開経路用の安全センサは、ドアパネルが全閉
状態から開きつつあるとき、この移動経路である開経路
若しくはその近傍に人が存在するか検出する。開経路用
の安全センサは、通行体を検出したとき、ドアパネルを
停止させるか、ドアパネルの移動速度を低下させるため
のものである。
【0003】このようなセンサが故障すると、ドアパネ
ルが正常に動作せず、人に危険を及ぼす可能性がある。
実公平7−38622号公報には、起動センサの故障を
検知する技術が開示されている。この技術では、センサ
が備えている複数の検知器の出力が比較され、これらの
差が所定値以上のとき、いずれかの検出器が故障してい
ると判断され、ドアパネルが開かれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の技術では、検知
器が故障している場合、ドアパネルが開かれるので、こ
の技術は、開経路用の安全センサには実施できない。検
出器が故障したときだけでなく、センサに電源が供給さ
れなくなった場合にも、正常に動作しない。また、安全
センサの場合、検出器の出力以外に、ドアの位置を検出
するドア位置検出器からのドア位置信号も安全センサに
供給されることがある。この場合、ドア位置検出器から
安全センサにドア位置信号を伝送する配線が断線する
と、センサは正常に動作しない。上記技術では、検出器
の故障しか検知することができないので、上記のような
他の箇所の故障は検知できない。
【0005】本発明は、検知器以外の故障も診断するこ
とのできる、故障診断装置を備えたドア用センサを提供
することを目的とする。
【0006】センサに故障が生じた場合、どの箇所が故
障しているのかメンテナンス業者が明らかに理解できる
ようにすることが望ましい。本発明は、メンテナンス業
者が、容易に故障箇所を判断できる、故障診断装置を備
えたドア用センサを提供することを目的とする。
【0007】センサからの故障情報は、ドアの駆動の制
御を行うドアコントローラに供給することがある。これ
は、例えばドアコントローラに、メンテナンス業者が携
帯しているハンドヘルドコンピュータ(ハンディターミ
ナル)を接続し、メンテナンス業者が、このハンドヘル
ドコンピュータによって故障箇所を判断することがある
からである。或いは、ドアコントローラから、モデムを
介して複数の自動ドア装置を集中管理しているホストコ
ンピュータに、故障情報を送信することがあるからであ
る。故障情報の伝送用に、センサとドアコントローラと
の間に、故障情報伝送用線路を設けることも考えられ
る。しかし、これでは、通行体の検知信号の伝送用線路
以外に、故障情報伝送用の線路も設ける必要がある。
【0008】本発明は、故障情報を、検出信号に重畳し
て伝送できる診断装置を備えたドア用センサを提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のド
ア用センサは、ドアに接近する通行体を検出する起動セ
ンサである。この起動センサは、ドア近傍の空間若しく
は床面に向かって光線を投光する投光装置を備えてい
る。投光装置からの光線の反射光線を受光装置が受光す
る。制御装置が、受光装置の受光値に基づいて通行体の
有無を判定する検出動作を行う。制御装置は、通行体の
存在を検出したとき、ドアを開閉制御するドアコントロ
ーラに、ドアを開放させるための検出信号を出力する。
制御装置は、投光装置、受光装置及び制御装置の各箇所
の故障を診断する複数の診断手段を有している。投光装
置、受光装置及び制御装置のいずれかの箇所に故障があ
ると、前記診断手段のいずれかが診断したとき、当該診
断手段は、検出信号を継続して出力する。
【0010】請求項1記載の発明の起動センサでは、ド
アに接近する通行体が検知されたとき、検出信号が発生
する。この検出信号に基づいて、ドアコントローラが、
ドアを開放する。この起動センサの重要箇所である、投
光装置、受光装置及び制御装置の各箇所のいずれかが故
障すると、当該故障診断用の診断手段が、検出信号を継
続して出力するので、ドアコントローラがドアを開放状
態に維持する。従って、ドアが開かずに、通行体がドア
に衝突するといった事態を未然に回避でき、通行体の安
全性が向上する。
【0011】請求項2記載の発明のドア用センサは、ド
アの開閉経路に存在する通行体を検出する安全センサで
ある。この安全センサは、ドアが開放状態から全閉状態
に移動する閉経路若しくはその近傍に向かって光線を投
光する投光装置を有している。投光装置が投光する光線
の反射光線を受光装置が受光する。制御装置は、受光装
置の受光値に基づいて通行体の有無を判定する検出動作
を行う。制御装置は、通行体の存在を検出したとき、ド
アを開閉制御するドアコントローラに、ドアを開放させ
るための検出信号を出力する。さらに、制御装置は、投
光装置、受光装置及び制御装置の各箇所の故障を診断す
る複数の診断手段を有している。投光装置、受光装置及
び制御装置のいずれかの箇所が故障していると、診断手
段のいずれかが診断したとき、当該診断手段は、検出信
号を継続して出力する。
【0012】請求項2記載の安全センサによれば、ドア
の閉経路若しくはその近傍に立ち止まる通行体を検出し
たとき、検出信号が発生する。この検出信号に基づい
て、ドアコントローラが、ドアを全開状態にする。この
安全センサの重要箇所である投光装置、受光装置及び制
御装置の各箇所のいずれかが故障すると、その故障検出
用の診断手段が、検出信号を継続して出力する。従っ
て、ドアコントローラが、ドアの開放状態を維持する。
従って、ドアの閉経路またはその近傍に立ち止まってい
る通行体が、ドアに挟まれたり、ドアに衝突するといっ
た事態を未然に回避することができるので、通行体の安
全性を向上させることができる。
【0013】請求項3記載の発明のドア用センサは、開
閉経路若しくはその近傍に存在する通行体を検出する安
全センサである。この安全センサは、ドアが全閉状態か
ら全開状態に移動する開経路若しくはその近傍に向かっ
て光線を投光する投光装置を、有している。投光装置が
投光する光線の反射光線を受光装置が受光する。制御装
置が、受光装置の受光値に基づいて前記通行体の有無を
判定する検出動作を行う。制御装置は、通行体の存在を
検出したとき、ドアを開閉制御するドアコントローラ
に、ドアを停止若しくは低速開動作させるための検出信
号を出力する。制御装置は、さらに、投光装置、受光装
置及び制御装置の各箇所の故障を診断する複数の診断手
段を有している。投光装置、受光装置及び制御装置のい
ずれかの箇所が故障していると、いずれかの診断手段が
診断したとき、当該故障検出用の診断手段は、検出信号
を継続して出力する。
【0014】請求項3記載の発明のドア用センサによれ
ば、開経路若しくはその近傍に通行体が存在するとき、
検出信号を発生する。この検出信号に基づいて、ドアコ
ントローラは、ドアを停止させるか、ドアを低速で移動
させる。この安全センサの重要箇所である投光装置、受
光装置及び制御装置の各箇所のいずれかが故障すると、
その故障検出用の診断手段が、検出信号を継続して出力
する。従って、ドアコントローラが、ドアを停止させた
状態を維持するか、低速でのドアの移動を維持する。従
って、ドアの開経路またはその近傍に立ち止まっている
通行体が、ドアに挟まれたり、ドアに衝突するといった
事態を未然に回避することができるので、通行体の安全
性を向上させることができる。
【0015】請求項4記載の発明のドア用センサは、請
求項1、2または3記載のドア用センサの自己診断装置
において、診断手段の1つが、制御装置の制御部に格納
された投光装置診断プログラムであって、この投光装置
診断プログラムは、投光装置駆動用の電圧値が許容範囲
外にあるとき、投光装置の故障と診断する。なお、制御
部としては、例えばCPUを有するものを使用すること
ができる。
【0016】投光装置が正常に動作しているなら、投光
器に供給されている駆動用電圧の値は、予め定めた許容
範囲内の値になる。しかし、投光器が故障していると、
投光器駆動用電圧の値は、許容範囲外となる。請求項4
記載の発明によれば、投光器に供給されている電圧値
が、許容範囲外のとき、投光器が正常に動作していない
と診断できる。従って、投光器の故障により、通行体が
ドアに挟まれたり、ドアに衝突したりする事態を事前に
回避することができ、通行体の安全性を向上させること
ができる。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項1記載のド
ア用センサの自己診断装置において、投光装置が、複数
個の投光器を有している。診断手段の1つが、制御装置
の制御部に格納された投光装置診断プログラムであっ
て、この投光装置診断プログラムは、複数個の投光器の
うち、所定数の投光器の駆動電圧が、許容範囲外にある
とき、投光器の故障と診断する。
【0018】起動センサの場合、複数個の投光器のう
ち、所定数よりも少ない個数の投光器が故障したとして
も、他の投光器が通行体を検知するので、ドアを開くこ
とができる。従って、所定数よりも少ない個数の投光
器、例えば1個の投光器が故障したときに、ドアの開放
状態を維持するのは、防犯上問題がある。そこで、請求
項5記載の発明では、所定個数以上の投光器が故障した
ときに、ドアの開放状態を維持している。
【0019】請求項6記載の発明では、請求項1、2ま
たは3記載のドア用センサの自己診断装置において、前
記受光装置が、受光器と、受光器からの受光値を増幅す
る受光増幅器を有している。診断手段の1つが、制御装
置の制御部に格納された受光増幅器診断プログラムであ
って、この受光増幅器診断プログラムは、受光増幅器の
出力電圧値が許容範囲外にあるとき、受光増幅器の故障
と診断する。
【0020】請求項6記載の発明では、受光器からの受
光値が受光増幅器によって増幅される。この受光増幅器
が故障した場合、受光増幅器の出力電圧は、許容範囲外
となる。従って、受光増幅器が故障と診断できるので、
受光増幅器が故障しても、通行体がドアに衝突したり、
通行体がドアに挟まれたりする事態を回避できるので、
通行体の安全性を向上させることができる。
【0021】請求項7記載の発明は、請求項1、2また
は3記載のドア用センサの自己診断装置において、受光
装置が、複数の受光器と、これら受光器からの受光値を
順次増幅する受光増幅器とを有している。診断手段の1
つが、制御装置の制御部に格納される受光増幅器診断プ
ログラムであって、この受光増幅器診断プログラムは、
各受光器からの受光値にそれぞれ対応する増幅器の各出
力電圧値が許容範囲外にあるとき、受光増幅器の故障と
診断する。
【0022】1つの受光器からの受光値の増幅電圧値
は、外乱ノイズの影響を受けて、許容範囲外になってい
る可能性がある。従って、1つの受光器の増幅電圧値
が、許容範囲外であるので、受光増幅器が故障であると
診断するのは早計である。そこで、請求項7記載の発明
では、全ての受光器の受光値を増幅した増幅器の各出力
電圧値が許容範囲外になったとき、受光増幅器が故障し
ていると診断している。従って、外乱ノイズの影響によ
って不必要なときにドアが開いたり、停止したり、或い
はドアの速度が低下したりすることがない。
【0023】請求項8記載の発明は、請求項2または3
記載のドア用センサの自己診断装置において、制御装置
には、ドアの位置を表す信号を前記ドアの移動に従って
生成するエンコーダから前記ドア位置信号が入力され
る。診断手段の1つが、制御装置の制御部に格納された
エンコーダ診断プログラムであって、ドアが作動した後
の所定時間内に、エンコーダからの信号が制御装置に入
力されないとき、制御装置内のエンコーダからの信号を
受けるエンコーダ入力部の故障もしくはエンコーダから
制御装置までに配置されたエンコーダ線の断線と診断す
る。
【0024】請求項2または3記載のドア用センサのよ
うな安全センサでは、通行体を検出するのにドアの位置
を表す信号が必要な場合がある。請求項8記載の発明に
よれば、ドアが作動した後の所定時間(ドアの位置を表
す信号が当然に入力されるべき時間)が経過した後に
も、ドアの位置を表す信号が制御装置に入力されない
と、エンコーダ線の断線、或いはエンコーダ入力部の故
障と診断できる。従って、上記の断線、故障に起因し
て、通行体がドアに衝突したり、通行体がドアに挟まれ
たりする事態を回避することができ、通行体の安全性を
向上させることができる。
【0025】請求項9記載の発明では、請求項2または
3記載のドア用センサの自己診断装置において、制御装
置には、ドアの位置を表すドア位置信号をドアの移動に
従って生成するエンコーダから、前記ドア位置信号が入
力される。診断手段の1つが、制御装置の制御部に格納
されたエンコーダ診断プログラムであって、ドアが開閉
した後のドア位置において出力されるべきドア位置信号
と、ドアが開閉した後のドア位置におけるエンコーダか
らの実際のドア位置信号とが不一致のとき、制御装置内
のエンコーダからの信号を受けるエンコーダ入力部の故
障もしくは前記エンコーダから前記制御装置までに配置
されたエンコーダ線の断線と診断する。
【0026】請求項9記載の発明によれば、ドアが全閉
状態から全開状態に移行し、再び全閉状態に移行するこ
とがある。この場合、最初のドア全閉状態のときのドア
位置信号と、2回目の全閉状態のときのドア位置信号と
は、一致する。しかし、エンコーダ入力部若しくはエン
コーダ線が断線していると、両者は一致しない。従っ
て、両者が一致するか否かによって上記のような故障が
生じているか否かを診断し、上記のような故障によっ
て、通行体がドアに衝突したり、ドアに挟まれたりする
事態を防止し、通行体の安全を確保している。
【0027】請求項10記載の発明では、請求項1、2
または3記載のドア用センサの自己診断装置において、
診断手段の1つが、制御装置の制御部の異常及び電源不
良を監視する監視部であって、監視部は、制御部からの
ウオッチドッグ信号が周期的に出力されなくなったと
き、制御部の異常と診断し、更に制御部への供給電圧が
所定値以下となったとき、制御部への電源の不良と診断
する。
【0028】請求項10記載の発明によれば、センサの
制御装置の中でも最も重要な箇所である制御部の異常及
び電源不良を診断できる。この結果、制御部の故障によ
って、センサが通行体の検出動作をできなくなり、通行
体がドアに衝突したり、ドアに挟まれたりする事態を事
前に回避でき、通行体の安全性を向上できる。
【0029】請求項11記載の発明では、請求項1、2
または3記載のドア用センサの自己診断装置において、
診断手段の1つが、センサへの電源遮断時に作動するリ
レー回路であって、このリレー回路は、電源遮断時に継
続した検出信号を出力する接点を有している。
【0030】請求項11記載の発明によれば、センサへ
の電源供給が遮断されているとき、センサから検出信号
が出力されている状態が継続するので、通行体がドアに
挟まれたり、ドアに衝突したりする事態を回避でき、通
行体の安全性を向上できる。
【0031】請求項12記載の発明は、ドア近傍の空間
若しくは床面に向かって光線を投光する投光装置と、投
光装置が投光する光線の反射光線を受光する受光装置
と、受光装置の受光値に基づいて前記ドアに接近する通
行体の有無を検出する検出動作を行い、前記通行体の存
在を検出したとき、前記ドアを開閉制御するドアコント
ローラに、検出信号を出力する制御装置とを備えてい
る。制御装置は、投光装置、受光装置及び制御装置の各
箇所を診断する複数の診断手段を有し、この診断手段の
いずれかが、投光装置、受光装置及び制御装置のいずれ
かの箇所に故障があると診断したとき、その故障に関す
る情報を前記検出信号に含めて継続して出力する。
【0032】請求項12記載の発明によれば、投光装
置、受光装置及び制御装置の各箇所のいずれかに故障が
あると、制御装置がドアコントローラに供給する検出信
号に、その故障に関する情報が含まれている。従って、
メンテナンス作業者は、ドアコントローラから上記故障
に関する情報を入手して、センサの故障箇所を知ること
ができる。従って、メンテナンス作業者は、予め交換部
品を準備することや、故障に対する処置を準備できるの
で、センサのメンテナンス作業を迅速かつ効率的に行え
る。また、故障に関する情報は、検出信号に含まれてい
るので、故障に関する情報だけを伝送するためのライン
をセンサとコントローラとの間に設ける必要はない。
【0033】請求項13記載の発明では、請求項12記
載のドア用センサの自己診断装置において、制御装置
は、ドアコントローラに前記検出信号を出力するための
信号出力部を有している。投光装置、受光装置及び制御
装置のいずれかの箇所が故障であると診断手段の1つが
診断したとき、その故障箇所を示すパルス状の前記検出
信号を前記信号出力部から継続して出力する。
【0034】請求項13記載の発明によれば、投光装
置、受光装置及び制御装置のいずれかの箇所が故障であ
ると、パルス状の検出信号がドアコントローラに供給さ
れる。従って、メンテナンス作業者は、センサの故障箇
所を知ることができるので、メンテナンス作業者は、予
め交換部品を準備することや、故障に対する処置を準備
でき、センサのメンテナンス作業を迅速かつ効率的に行
える。また、パルス状の検出信号によって故障の箇所を
示しているので、故障に関する情報だけを伝送するため
のラインをセンサとコントローラとの間に設ける必要は
ない。
【0035】請求項14記載の発明では、請求項12記
載のドア用センサの自己診断装置において、制御装置
が、ドアコントローラに前記検出信号を出力するための
信号出力部を有している。投光装置、受光装置及び制御
装置のいずれかの箇所が故障であると、診断手段の1つ
が診断したとき、制御装置は、センサの交換若しくは点
検のいずれかの処置を示すパルス状の前記検出信号を信
号出力部から継続して出力する。
【0036】請求項14記載の発明によれば、センサの
交換が必要であるのか、センサの点検が必要であるのか
を表すパルス状の検出信号が、ドアコントローラに供給
されるので、メンテナンス作業者は、センサの交換が必
要なのか、点検が必要なのかを予め知ることができるの
で、経験の浅いメンテナンス作業者でも迅速にセンサの
故障に対処できる。
【0037】請求項15記載の発明は、ドア近傍の空間
若しくは床面に向かって光線を投光する投光装置と、投
光装置が投光する光線の反射光線を受光する受光装置
と、受光装置の受光値に基づいてドアに接近する通行体
の有無を検出する検出動作を行い、通行体の存在を検出
したとき、ドアを開閉制御するドアコントローラに、検
出信号を出力する制御装置と、センサの動作状態を表示
する表示部とを、有している。制御装置は、投光装置、
受光装置及び制御装置の各箇所を診断する複数の診断手
段を有し、この診断手段のいずれかが、投光装置、受光
装置及び制御装置のいずれかの箇所が故障であると診断
したとき、検出信号を継続して出力すると共に、その故
障に関する情報を表示部に表示させる。
【0038】請求項15記載の発明によれば、センサに
設けられた表示部に、診断された故障に関する情報が表
示される。従って、例えばドアコントローラが、故障情
報を含む検出信号から故障状況を判断できないタイプの
ものであっても、その故障に関する情報を、メンテナン
ス作業者は、表示部の表示から把握することができる。
【0039】請求項16記載の発明は、請求項15記載
のドア用センサの自己診断装置において、制御装置が、
その故障箇所を示す表示を、表示部に表示させる。
【0040】請求項16記載の発明によれば、センサに
設けられた表示部に、どの箇所が故障しているかを表示
することができる。従って、ドアコントローラが、故障
情報を含む検出信号から故障状況を判断できないタイプ
のものであっても、故障箇所をメンテナンス作業者が知
ることができ、その故障処理に対する準備を予めでき、
メンテナンス作業を迅速かつ効率的に行える。
【0041】請求項17記載の発明は、請求項15記載
のドア用センサの自己診断装置において、前記制御装置
は、前記センサの交換もしくは点検のいずれかの処置を
示す表示を、前記表示部に表示させる。
【0042】請求項17記載の発明によれば、センサに
設けられた表示部に、診断手段の診断結果に従って、セ
ンサを交換すべきか、点検すべきかが表示される。従っ
て、ドアコントローラが、センサを交換すべきか、点検
すべきかがに関する情報を、検出信号から判断できない
タイプのものであっても、センサの交換が必要か、セン
サの点検のみでよいか、メンテナンス業者が知ることが
でき、メンテナンス作業を迅速かつ効率的に行える。
【0043】
【発明の実施の形態】
スイングドアについて 第1の実施の形態は、図1乃至図3に示されているよう
に、スイングドア用のセンサに本発明を実施したもので
ある。スイングドアでは、図2(a)、(b)に示され
ている側柱2、2と、図1にそれぞれ示されている無目
4と床6とによって区画された矩形のドア開口に、これ
を閉じるように矩形のドアパネル8が取り付けられてい
る。このドアパネル8は、図2に示すように一方の側柱
2に偏った位置にある回転中心8aの回りに回転する。
【0044】センサについて 無目4の一方の側に起動センサ10bが設けられてい
る。また、無目4の他方の側の天井にも起動センサ10
aが設けられている。起動センサ10a、10bのいず
れかが、通行体を検知したとき、図2(a)に矢印αで
示すように、ドアパネル8が回転し、通行体はドア開口
を通過できる。通行体がドア開口を通過した後、ドアパ
ネル8は、矢印αと反対方向に回転して、ドア開口を閉
じる。
【0045】ドアパネル8の両側の面の上部には、それ
ぞれ開経路用安全センサ12a、閉経路用安全センサ1
2bが設けられている。ドアパネル8が開きつつあると
き、安全センサ12aが通行体を検知すると、ドアパネ
ル8の通行体への衝突防止のため、ドアパネル8は停止
させられるか或いは速度が低下させられる。
【0046】ドアパネル8が閉じつつあるとき、安全セ
ンサ12bが通行体を検知すると、ドアパネル8の通行
体への衝突防止のため、ドアパネル8は再び開かれる。
【0047】センサ10a、10b、12a、12b
は、通行体検知用の検知エリアを形成している。起動セ
ンサ10aは、図1及び図2(a)に示されているよう
にドアパネル8の一方の面側のドアパネル8からやや離
れた位置に、5×3の小検知エリアからなる検知エリア
A1を形成する。起動センサ10bは、図1及び図2
(a)に示されているように、ドアパネル8の他方の面
側のドアパネル8に近い位置に、5×2の小検知エリア
からなる主検知エリアA21を形成すると共に、この主
検知エリアA21からやや離れて5×1の小検知エリア
からなる副検知エリアA22を形成する。
【0048】安全センサ12aは、図1及び図2(b)
に示されているように、ドアパネル8の一方の面側にお
けるドアパネル8に近い位置に5×2の小検知エリアか
らなる主検知エリアA31を形成し、主検知エリアA3
1からやや離れて4×1の小検知エリアからなる副検知
エリアA32を形成する。安全センサ12bは、ドアパ
ネル8の他方の面側におけるドアパネル8に近い位置
に、5×2の小検知エリアからなる主検知エリアA41
を形成し、主検知エリアA41からやや離れて4×1の
小検知エリアからなる副検知エリアA42を形成する。
【0049】なお、安全センサ12a、12bは、ドア
パネル8に取り付けられているので、図3(a)に示さ
れているように、検知エリアA31、A42は、ドアパ
ネル8の回転に従って回転する。副検知エリアA32、
A42は、ドアパネル8が回転を開始したとき、消失さ
せられる。これは、ドアパネル8が回転しているとき、
副検知エリアA32、A42が、ドアパネル8と衝突の
可能性のない物体を検知することを防止し、ドアパネル
8が停止、減速または反転するのを防止するためであ
る。ドアパネル8が全開状態になったとき、副検知エリ
アA42は再び形成される。これは、回転中心8aと反
対側の側柱2の近辺に立ち止まっている人も検知するた
めである。
【0050】これら検知エリアを形成するため、各セン
サ10a、10b、12a、12bは、図4に示される
ように構成されている。各センサ10a、10b、12
a、12bは、投光装置14と、受光装置16とを有し
ている。投光装置14は、複数個、例えばn個の(n
は、各センサにおいて形成する小検知エリアの数に従っ
て異なる。)投光器、例えば赤外線発光ダイオードE1
乃至Enを有している。また、受光装置16は、各赤外
線発光ダイオードE1乃至Enに対応するn個の受光
器、例えば赤外線受光ダイオードR1乃至Rnを有して
いる。対になる赤外線発光ダイオードと赤外線受光ダイ
オードとによって1つの小検知エリアが形成される。
【0051】投光器E1乃至Enは、それらのアノード
が抵抗器15を介して+5Vの直流電源に接続されてい
る。投光器E1乃至Enのカソードは、駆動部18の各
スイッチングトランジスタ201乃至20nを介して接
地されている。各スイッチングトランジスタ201乃至
20nのベースは、制御装置21内の制御部22のCP
U24に接続されている。CPU24から制御信号が供
給されたスイッチングトランジスタは導通し、これに接
続されている投光器が投光する。
【0052】受光器R1乃至Rnのカソードは、抵抗器
251乃至25nを介して+5Vの直流電源に接続さ
れ、これらのアノードは、それぞれ接地されている。受
光器R1乃至Rnは、床面あるいは通行体によって反射
された、対応する投光器からの光を受光し、その受光量
に比例した受光信号を生成する。この受光信号は、カソ
ードから取り出され、受光器切換器26に供給される。
受光器切換器26には、CPU24からいずれの受光器
の受光信号を選択するかを表す選択指令信号も順次供給
されている。受光器切換器26は、選択指令信号によっ
て指定された受光器からの受光信号を、受光増幅器28
に供給する。受光増幅器28は、順に供給される各受光
信号を増幅する。増幅された受光信号は、制御部22内
に設けられているA/D変換器30によってディジタル
受光信号に変換されて、CPU24に供給される。
【0053】制御部22は、データメモリ32を有して
いる。このデータメモリ32には、各小検知エリアに対
する基準値が記憶されている。CPU24は、供給され
たディジタル受光信号の値と、このディジタル受光信号
に対応する基準値とを比較して、通行体が存在するか否
かを判断する。安全センサ12a、12bは、ドアパネ
ル8と共に回転するので、各ドアパネルの回転角度(ド
ア位置)ごとに、同じ小検知エリアであっても、基準値
が異なる。従って、データメモリ32には、ドア位置ご
とに各小検知エリア用の基準値が記憶されている。ドア
位置に応じた基準値を、CPU24はデータメモリ32
から読み出す必要がある。そのため、ドアパネル8が予
め定めた角度回転するごとに、エンコーダ(図示せず)
から信号が、エンコーダ入力部32を介してCPU24
に供給されている。
【0054】起動センサ10a、10bの場合、検知エ
リアは移動しないので、エンコーダからの信号は、CP
U24に供給されず、各小検知エリアごとに1つの基準
値が記憶されている。
【0055】CPU24は、各ディジタル受光信号と、
これに対応する基準値との比較の結果、通行体が存在す
ると判断したとき、例えば高(H)レベルの検知出力
を、信号出力部36の排他的論理和ゲート38の一方の
入力端子Xに供給する。また、通行体が存在しないと判
断したとき、CPU24は、例えば低(L)レベルの検
知出力を、排他的論理和ゲート38の入力端子Xに供給
する。排他的論理和ゲート38の他方の入力端子Yに
は、パルス幅整形回路40から信号が供給されている。
この信号は、後述するように、CPU24に故障が生じ
ていないとき、Hレベルである。従って、通行体が検知
されてないとき、排他的論理和ゲート38の出力端子Z
にはHレベルの出力が生じ、通行体が検知されたとき、
排他的論理和ゲート38の出力端子ZにはLレベルの出
力が生じる。
【0056】排他的論理和ゲート38の出力端子Zは、
スイッチングトランジスタ42のベースに接続されてい
る。このトランジスタ42のエミッタ・コレクタ導電路
は、リレー44のリレーコイル44aと直列に、+12
Vの直流電源と大地との間に接続されている。従って、
スイッチングトランジスタ42のベースに、排他的論理
和ゲート38からHレベルの出力が供給されたとき、こ
のトランジスタ42は導通し、リレーコイル44aに直
流電流が流れる。このリレーコイル44aに電流が流れ
ていないとき、常閉接点44bが閉成状態を維持し、リ
レーコイル44aに電流が流れたとき、常閉接点44b
が開放される。従って、通行体が検知されていないと
き、常閉接点44bが開放され、通行体が検知されてい
るとき、常閉接点44bが閉成されている。
【0057】この接点44bは、図11に示すように、
ドアコントローラ45に接続されており、接点44bが
閉成されたとき、検出信号がドアコントローラ45にお
いて生成される。センサが起動センサ10aまたは10
bの場合、接点44bが閉成されたことにより、ドアコ
ントローラ45は、ドアエンジン47を制御して、ドア
パネル8を開放させる。センサが安全センサ12aの場
合、ドアコントローラ45は、ドアエンジン47を制御
して、ドアパネル8を停止させるか、低速運転させる。
また、センサが安全センサ12bの場合、ドアコントロ
ーラ45は、ドアエンジン47を制御して、ドアパネル
8を開放させる。
【0058】自己診断について 投光装置14、受光装置16、CPU24に故障が生じ
た場合、起動センサでは、CPU24が故障情報を含む
検出信号をドアコントローラ45に出力する。安全セン
サでは、上記のものに加えて、エンコーダ入力部34、
エンコーダとエンコーダ入力部34との間のエンコーダ
線が断線している場合にも、故障情報を含む検出信号
が、CPU24からドアコントローラ45に出力され
る。この故障情報は、センサの交換を指示するものであ
るか、点検を指示するものであるかを、ドアコントロー
ラ45が認識できるように構成されている。センサへの
電源が絶たれている場合、その旨の情報も故障情報とし
て検出信号に含めて、CPU24はコントローラ45に
供給する。
【0059】センサは、CPU24が判断したセンサの
交換を指示するものであるか、点検を指示するものであ
るかを、図4に示す表示部、例えばインジケータ46に
表示する。インジケータ46は、2つの表示器、発光色
が例えば赤色と緑色のように異なる2つの表示器、例え
ば発光ダイオード48R、48Gを有している。これら
発光ダイオード48R、48Gのカソードは接地されて
おり、アノードはバイアス抵抗器50、51、スイッチ
ングトランジスタ52、53のエミッタ・コレクタ導電
路をそれぞれ介して+5Vの直流電源に接続されてい
る。スイッチングトランジスタ52、53のベースは、
抵抗器54、55を介してCPU24に接続されてい
る。
【0060】自己診断の行われる順序について 図5に示されているように、センサに電源が供給される
と、CPU24は、学習動作を行う(ステップS2)。
この学習動作では、電源が供給されたとき、ドアパネル
8を全閉状態から全開状態に移動させ、再度ドアパネル
8を全閉状態にする。このとき、ドアパネル8の開閉制
御に利用するため、エンコーダからの信号に基づきドア
位置が計算され、このドア位置がデータメモリ32に記
憶させられる。安全センサの場合、これに加えて、各ド
ア位置ごとに各小検知エリアの基準値が決定される。こ
の学習動作中に、エンコーダ入力部34が故障していな
いか、エンコーダ線は断線していないかの診断をCPU
24が行う。
【0061】次に、投光器の診断をCPU24が行う
(ステップS4)。これは、投光器E1乃至Enがオー
プンまたは短絡していないか診断するものである。投光
器の診断に続いて、受光増幅器の診断をCPU24が行
う(ステップS6)。これは、受光増幅器28がオープ
ンまたは短絡していないか診断するものである。
【0062】これに続いて、CPU24はドアが開閉作
動しているか判断し(ステップS10)、開閉作動して
いないと、このステップS10を繰り返す。ステップS
10において、ドアが開閉作動しているとCPU24が
判断すると、次にCPU24はドアが閉位置にあるか判
断する(ステップS12)。閉位置にないと判断される
と、ステップS12の処理をCPU24は繰り返し、ド
アが全閉位置にあるとCPU24が判断すると、ステッ
プS4の診断処理を実行する。
【0063】即ち、エンコーダの診断は、電源が供給さ
れたときのみに行われるが、投光器診断及び受光増幅器
診断は、何度も行われる。図5には示していないが、各
投光器からの投光及び各受光信号のCPU24への入
力、これに基づく通行体の検知が行われている。
【0064】センサへの電源の遮断が行われると、直ち
にこれは診断されるし、CPU24が異常になると、こ
れも直ちに診断される。
【0065】エンコーダ入力部またはエンコーダ線の故
障診断について エンコーダ入力部またはエンコーダ線の故障診断を、C
PU24は、学習動作と共に行う。即ち、図6に示され
ているように、電源投入後、CPU24は一定時間待機
する(ステップS14)。この待機中に、ドアコントロ
ーラ45によって或いは使用者によって、ドアパネル8
が、全閉状態とされる。この待機後、CPU24はドア
角度(ドア位置)を0とする(ステップS16)。そし
て、ドアコントローラ45がドアの開作動を開始するよ
うに、CPU24は接点44bを閉成する(ステップS
18)。
【0066】次に、設定時間内にエンコーダ信号をCP
U24が受信したか判断する(ステップS20)。即
ち、ドアパネル8が移動しているので、エンコーダから
設定時間内には信号が入力されているはずである。これ
が入力されていないなら、エンコーダ線が既に断線して
いるか、エンコーダ入力部34が既に故障していると、
CPU24は判断している。故障と判断した場合の処理
については後述する。
【0067】ステップS20において、CPU24が設
定時間内にエンコーダ信号を受信すると、以後、エンコ
ーダ信号を入力するごとにCPU24は、CPU24に
よって構成したカウンタのカウント値を所定値、例えば
1ずつ大きくして、ドアの位置を計算し、データメモリ
32に記憶する(ステップS22)。そして、エンコー
ダ信号がまだ入力されているかCPU24が判断する
(ステップS24)。入力されているとまだドアパネル
8は、全開位置までに移動していないので、ステップS
22の処理を再び行う。エンコーダ信号が入力されなく
なって、全開位置にドアパネル8が位置しているとCP
U24が判断すると、そのときの角度を全開角度とし
て、CPU24がデータメモリ32に記憶させる(ステ
ップS26)。
【0068】次に、接点44bをCPU24が開くと、
ドアコントローラ45がドアパネル8を閉じ始める(ス
テップS28)。CPU24は、設定時間内にエンコー
ダ信号を受信するか判断する(ステップS30)。も
し、設定時間内にエンコーダ信号を受信しないと、ドア
パネル8が開かれている間に、エンコーダ入力部34が
故障したか、エンコーダ線が断線したと考えられる。こ
の場合の処理については後述する。ステップS30にお
いて、設定時間内にエンコーダ信号を受信すると、ドア
パネル8は開かれている間にエンコーダ入力部34の故
障及びエンコーダ線の断線は生じていないので、次の処
理をCPU24は行う。
【0069】次の処理は、安全センサの場合、ステップ
S32の処理である。即ち、エンコーダ信号が入力され
ると、各投光器を順次投光させ、投光させた投光器に対
応する受光器からの受光信号を基準値としてデータメモ
リ32に記憶させる。この記憶は、エンコーダ信号に基
づいて現在のドア位置を計算し、このドア位置に対応す
るデータメモリ32の位置(先のステップS22におい
てデータメモリ32に記憶させたドア位置に対応する位
置)に記憶させる。
【0070】そして、エンコーダからエンコーダ信号が
入力されなくなったか判断し(ステップS34)、入力
されないとドアパネル8が全閉状態になったと判断す
る。全閉状態になっていないと、全閉状態になるまで、
ステップS32、S34の処理を繰り返す。なお、起動
センサの場合、各ドア位置ごとに基準値を定める必要が
ないので、ステップS32は実行されず、ステップS3
4のみが実行される。
【0071】次に、ドアパネルの位置(角度)がほぼ0
°であるか判断する(ステップS36)。即ち、上述し
たように、エンコーダ信号が供給されなくなったときに
ドアパネル8が全閉状態になったと判断している。もし
ドアパネル8が閉じられている間に、エンコーダ入力部
34の故障またはエンコーダ線の断線が生じているな
ら、エンコーダ信号が入力されなくなるので、全閉状態
であると誤って判断している。全閉状態と判断されたと
きのドア位置(これはエンコーダ信号が入力されるごと
に、このエンコーダ信号に基づいてCPU24が計算し
ている。)は、0°と異なった値となっている。従っ
て、ステップS36において、ドアパネル8の位置が0
°とかなり異なった値であると、ドアパネル8が閉じて
いく間に、エンコーダ入力部34の故障またはエンコー
ダ線の断線が生じたと判断できる。
【0072】ステップS20、S30またはS36にお
いて、エンコーダ入力部34の故障またはエンコーダ線
の断線が生じたとCPU24が判断すると、次の処理が
実行される。まず、このセンサが接続されているドアコ
ントローラ45がどのようなタイプであるか判断する
(ステップS38)。ドアコントローラ45には、セン
サの交換が必要である、点検が必要であるのようにメン
テナンスの仕方についての情報を認識するタイプと、全
くこのような情報を認識できないタイプのものとがあ
る。そこで、CPU24は、ドアコントローラ45が、
どのタイプであるかを判断する。この判断は、例えば図
4に示すディップスイッチ33によって予めドアコント
ローラ45がいずれのタイプであるか設定されているの
で、その設定がいずれのタイプを表しているかチェック
することによって行える。
【0073】ドアコントローラ45がメンテナンスの仕
方の情報を認識するタイプであると、図9に示す点検の
ように、CPU24がパルス状の検知出力信号を継続し
て出力することによって、接点44bも同様に開閉を繰
り返す(ステップS42)。
【0074】ドアコントローラ45が上記情報を認識で
きないタイプの場合、通行体を検出したときと同様に、
Hレベルの検知出力をCPU24が継続して発生する。
これによって接点44bは開放された状態を維持する
(ステップS44)。
【0075】接点44bが開放状態から閉成状態に一度
変化すると、ドアコントローラ45は、そのセンサが起
動センサであれば、ドアパネル8を開放させるし、セン
サが安全センサであれば、開経路用の安全センサである
か閉経路用の安全センサであるかに応じて、ドアパネル
8を停止または減速させるか、或いはドアパネル8を開
放させることができる。従って、接点44bが開閉を繰
り返しても、通行体の安全性は確保される。
【0076】ステップS42またはS44に続いて、エ
ンコーダ信号異常インジケータ信号出力処理が行われる
(ステップS46)。これについては後述する。なお、
この処理が行われた場合、以後、投光器診断及び受光増
幅器の診断は行われない。
【0077】投光器診断について 次に図7を参照して、CPU24が行う投光器診断につ
いて説明する。先ず最初に投光する投光器を選択する
(ステップS48)。選択された投光器が投光するよう
に駆動部18にCPU24が制御信号を供給する(ステ
ップS50)。図4に示すa点の電圧、即ち投光してい
る投光器のアノードと大地間の電圧が、A/D変換器3
0によってA/D変換され、CPU24に供給される
(ステップS52)。
【0078】このディジタル電圧が予め設定された電圧
設定範囲外かCPU24が判断する(ステップS5
4)。この電圧設定範囲は、投光器が正常に動作してい
るときのa点の電圧がとりうる範囲の電圧に設定されて
いる。この電圧範囲であると、投光器は正常に投光して
いるので、全ての投光器が投光したかCPU24が判断
し(ステップS56)、全ての投光器が投光していない
と、次の投光器をCPU24が選択し(ステップS5
8)、ステップS50の処理をCPU24が実行する。
【0079】ステップS54の設定範囲外であるとCP
U24が判断すると、即ち選択された投光器が故障であ
ると判断されると、故障している投光器の個数をカウン
トしているCPUによって構成したカウンタのカウント
値を1つ増加させる。起動センサの場合、上記カウンタ
のカウンタ値が予め定めたN個以上であるか、CPU2
4が判断する(ステップS60)。N個以上でないと、
後述するようにインジケータ46に投光器が故障である
旨をCPU24が表示させ(ステップS62)、ステッ
プS56の処理を実行する。従って、起動センサの場
合、N個よりも少ない個数の投光器が故障している場
合、インジケータ46にその旨が表示されるだけであっ
て、ドアパネル8は、通常に動作する。これは、起動セ
ンサの場合、N個よりも少ない個数の故障の場合、通行
体の検出には、余り影響がないし、例えば1個の投光器
が故障した場合に、ドアパネル8を全開状態とするの
は、防犯上好ましくないからである。
【0080】ステップS60において、故障している投
光器の数をカウントしているカウンタのカウント値がN
個以上であると、即ちN個以上の投光器が故障している
と判断された場合、ドアコントローラ45がメンテナン
スの仕方の情報の認識に対応しているかCPU24が判
断する(ステップS64)。
【0081】ドアコントローラ45がメンテナンスの仕
方の情報を認識するタイプであると、図9に示す故障
(センサ交換)のように、CPU24が検知出力をパル
ス状に変化させることを継続することによって、接点4
4bも同様に開閉を繰り返す(ステップS68)。
【0082】ドアコントローラ45が、上記情報を認識
できないタイプの場合、通行体を検出したときと同様
に、Hレベルの検知出力をCPU24が継続して発生す
る。これによって、接点44bは開放された状態を維持
する(ステップS70)。
【0083】安全センサの場合、ステップS60の処理
は実行されずに、直ちにステップS64の処理が実行さ
れる。これは、安全センサの場合、たとえ1個でも投光
器が故障した場合でも、通行体の安全を確実に確保する
ためである。
【0084】ステップS68またはS70に続いて、投
光器故障インジケータ信号が出力され、インジケータ4
6に故障が表示される(ステップS72)。この故障の
表示については後述する。なお、この処理が行われた後
には、受光増幅器の診断は行われない。
【0085】受光増幅器の診断について 次に図8を参照しながら、CPU24が行う受光増幅器
診断について説明する。まず受光させる最初の受光器を
CPU24が決定する(ステップS74)。その決定さ
れた受光器の受光信号が受光増幅器28に供給されるよ
うに、選択信号をCPU24が受光器切換器26に供給
する(ステップS76)。このとき、この受光器に対応
する投光器が投光を行うようにCPU24は駆動部18
を制御する。
【0086】図4に示すb点の電圧、即ち受光増幅器2
8の出力電圧がA/D変換器30によってディジタル変
換され、CPU24がデータメモリ32に記憶させる
(ステップS78)。そして、全ての受光器が選択され
たか判断し(ステップS80)、全てが選択されていな
いと、次に受光させる受光器が決定され(ステップS8
2)、ステップS76の処理が実行される。従って、ス
テップS80において、全ての受光器が選択されたと判
断されたとき、データメモリ32には、全ての受光器の
受光信号をそれぞれ受光増幅器28において増幅した信
号(測定電圧値)が、記憶されている。
【0087】もし受光増幅器28が正常であるなら、こ
れらの測定電圧値は、投光器から投光され、床面におい
て反射された反射光線を受光して、受光器が発生した受
光信号をそれぞれ増幅したものであるので、いずれも一
定の許容範囲内に入る。受光増幅器28が故障している
と、これらの測定電圧値は、いずれも許容範囲外とな
る。従って、全ての測定電圧値が許容範囲外であるか判
断し(ステップS82)、この判断がイエスであると、
受光増幅器28が故障であると診断する。
【0088】例えば、1つの受光器からの受光信号に基
づく測定電圧値が許容範囲外のとき、受光増幅器28が
故障と判断することも可能である。しかし、これでは、
例えば外乱ノイズの影響で測定電圧値が許容範囲外とな
っている可能性があるので、受光増幅器28の故障と確
実に判断するため、全ての測定電圧値が許容範囲外であ
るとき、受光増幅器の故障と判断している。
【0089】ステップS82において、受光増幅器28
が故障であると判断されると、ドアコントローラ45が
メンテナンス情報に対応しているか判断される(ステッ
プS84)。ドアコントローラ45がメンテナンスの仕
方の情報を認識するタイプであると、図9に示す故障
(センサ交換)のように、CPU24がパルス状に変化
する検知出力を継続して出力することによって、接点4
4bも同様に開閉を繰り返す(ステップS88)。
【0090】ドアコントローラ45が、上記メンテナン
ス情報を認識できないタイプの場合、通行体を検出した
ときと同様に、Hレベルの検知出力をCPU24が継続
して発生する。これによって、接点44bは開放された
状態を維持する(ステップS90)。
【0091】ステップS88またはS90に続いて、受
光増幅器故障インジケータ信号を出力する(ステップS
92)。このときの表示については後述する。この表示
処理が行われた後には、ステップS10の処理は実行さ
れない。
【0092】制御部の診断について 制御部22は、CPU24、A/D変換器30及びデー
タメモリ32を内蔵した、いわゆるワンチップマイクロ
コンピュータである。この制御部22に+5Vの電圧を
供給している電源にCPU監視IC60が接続されてい
る。このCPU監視IC60は、制御部22が正常に動
作するために必要な電圧範囲内の電圧を、上記+5Vの
電源が発生しているか否か判断している。そして、+5
Vの電源の電圧が上記電圧範囲から外れていると、一定
周期Tごとに、CPU24に供給されているリセット信
号をHレベルからLレベルに変更する。
【0093】また、CPU監視IC60には、CPU2
4が正常に動作しているときには、一定周期ごとにウオ
ッチドッグ信号がCPU24から供給されている。しか
し、CPU24がなんらかの原因で暴走すると、このウ
オッチドッグ信号がCPU監視IC60に入力されなく
なる。このとき、CPU監視IC60は、ウオッチドッ
グ信号が入力されるまで、+5Vの電源電圧が電圧範囲
から外れた場合と同様に、一定周期Tごとにリセット信
号をLレベルにする。
【0094】この変化する信号を排他的論理和ゲート3
8のY入力端子に供給することによって、X入力端子が
HレベルであってもLレベルであっても、出力端子Zに
はパルス状に変化する信号が発生する。これによって接
点44bが開閉するので、ドアコントローラ45は、C
PU24が暴走しているか、CPU24の電圧が不良で
あることが判明する。
【0095】但し、リセット信号がLレベルとなってい
る期間の周期Tに占める割合が小さいので、パルス幅調
整回路40にリセット信号を入力し、パルス幅調整回路
40からLレベルである期間を長くした信号を得て、こ
れを排他的論理和ゲート38に供給している。
【0096】センサに対する電源遮断の診断について 上述したように、センサは、通行体を検出していないと
き、リレーコイル44aに電流を流して、接点44bを
開放している。従って、このセンサへの電源供給が遮断
されると、リレーコイル44aには電流が流れず、接点
44bは閉成状態となる。即ち、通行体を検出した状態
と同一の状態となる。従って、ドアコントローラ45
は、通行体を検知したと判断して、このセンサが起動セ
ンサの場合には、ドアパネル8を全開状態とし、センサ
が開経路側の安全センサの場合には、ドアパネル8を停
止させるか、速度を低下させ、センサが閉経路側の安全
センサの場合には、ドアパネル8を全開状態にする。こ
の状態は、センサへの電源が復旧するまで維持されるの
で、ドアパネル8が急に動作することがない。
【0097】ドアコントローラ45にセンサから送られ
る信号について 図9は、ドアコントローラ45がメンテナンスの仕方を
示す情報を認識するタイプであるときに、ドアコントロ
ーラ45に供給される検出信号を示したものである。即
ち、通行体を検出したときに供給される検出信号、投光
器がN個以上故障しているか、或いは受光増幅器が故障
していて、センサの交換が必要なときに供給される検出
信号、エンコーダ信号入力部の故障またはエンコーダ線
が断線していてセンサの点検を行うことが必要であると
診断されたときに供給される検出信号、センサへの電源
が遮断と診断されたときに供給される検出信号を、それ
ぞれ示したものである。この図から明らかなように、セ
ンサへの電源遮断と通常の通行体の検出の場合以外、そ
れぞれ周期が異なっている。従って、センサへの電源遮
断以外の故障の場合、この周期の相違に従って、センサ
の交換が必要か点検が必要か、ドアコントローラ45は
判断することができる。
【0098】ドアコントローラ45としては、上記のタ
イプの他に、いずれの箇所が故障しているかの情報を認
識するタイプとすることもできる。この場合には、例え
ば図10に示すように検出信号を構成すればよい。即
ち、通行体を検出したとき、一定レベルの検出信号を出
力し、投光器に故障があると診断されたとき、受光増幅
器に故障があると診断されたとき、エンコーダ信号に異
常があると診断されたとき、CPUに異常があると診断
されたときには、それぞれ異なる周期を持つパルス状の
検出信号を出力する。センサへの電源が遮断と診断され
たときには、一定レベルの検出信号を出力する。このよ
うにいずれの箇所が故障しているかの情報が与えられれ
ば、投光器、受光増幅器、制御部それぞれ個別に修理す
ることができる。
【0099】図11に示されているように、ドアコント
ローラ45は、ファックスモデム62を介して離れた位
置にある例えばパーソナルコンピュータに、図9または
図10に示されているような故障情報を送信することが
できる。従って、ドア装置の設置場所から離れた位置に
あるメンテナンス業者の事務所にパーソナルコンピュー
タを設置しておけば、ドアを実際に点検する前に、メン
テナンス業者は故障についての情報を得ることができ
る。
【0100】また、ドアコントローラ45には、ハンデ
ィターミナル(ハンドヘルドコンピュータ)64を接続
可能である。ハンディターミナル64は、ドアコントロ
ーラ45との通信機器を備えているので、ハンディター
ミナル64によっても、ドアを実際に点検する前に、メ
ンテナンス業者は故障についての情報を得ることができ
る。
【0101】インジケータ46の表示について インジケータ46の表示の例を表1に示す。
【0102】
【表1】
【0103】この表1から明らかなように、投光器が故
障している場合或いは受光増幅器が故障している場合、
赤の発光ダイオード48Rを、CPU24が点滅させ
る。これによって、メンテナンス業者は、センサの交換
が必要であることを知ることができる。エンコーダ入力
部34の故障またはエンコーダ線の断線の場合、緑の発
光ダイオード48Gを、CPU24が点滅させる。これ
によって、メンテナンス業者は、エンコーダ入力部34
またはエンコーダ線の点検が必要であることを知ること
ができる。CPU24が暴走した場合またはCPU24
への電源電圧の異常が生じた場合には、どのような表示
になるかは不定である。また、センサへの電源が遮断さ
れている場合には、表示はなされない。
【0104】このような表示は、ドアコントローラ45
がメンテナンスの仕方を示す情報を認識するタイプでな
い場合、この表示からメンテナンスの仕方を認識するこ
とができ、有用である。センサへの電源が遮断されてい
る場合、表示がなされないが、ドアパネルが開いたま
ま、或いはドアパネルが停止したまま、ドアパネルの開
速度の低下によって、電源が遮断されていることが判明
する。
【0105】起動センサでは、N個よりも少ない個数の
投光器が故障したときにも、赤色の点滅が生じる。この
ときには、ドアパネルは正常に動作している。これに対
し、N個以上の投光器が故障した場合には、ドアパネル
が開いたままである上に、赤色の発光ダイオード46R
が点滅する。このドアパネルが正常に動作しているか否
かによって、N個以上の投光器の故障か否か判断でき
る。
【0106】なお、表2に示すように、投光器故障、受
光増幅器故障、エンコーダ入力部若しくはエンコーダ線
の断線ごとに、異なる表示とすることもできる。エンコ
ーダ入力部若しくはエンコーダ線の断線の場合の橙色の
点滅表示は、赤色の発光ダイオード46Rと緑色の発光
ダイオード46Gとを同期させて点滅させることによっ
て達成できる。
【0107】
【表2】
【0108】第2の実施の形態は、図12及び図13に
示されているように、スライディングドアの起動センサ
110a、110b、安全センサ112a、1112
a、112bに、本発明を実施したものである。スライ
ディングドアは、図13(a)に示されているように、
2枚のドアパネル8a、8bを有している。これらドア
パネル8a、8bが全閉状態において、その上部の無目
6aの両側に検知エリアAa1と、検知エリアAa2と
を形成するように、無目6aの両側に、起動センサ11
0a、110bが設けられている。これら検知エリアA
a1、Aa2は、図13(a)に示されているように、
複数の小検知エリアからそれぞれ形成されている。これ
ら小検知エリアを形成するように、起動センサ110
a、110bは、それぞれ複数の投光器からなる投光装
置と、複数の受光器からなる受光装置を備えている。
【0109】また、安全センサ112a、1112a
は、図13(a)に示されているように、全閉状態にあ
るドアパネル8a、8bが全開状態に移動する開経路及
びその近傍の上方に設けられている。これら安全センサ
112a、1112aは、開経路及びその近傍に沿う複
数の小検知エリアからなる検知エリアA3a、A31a
をそれぞれ形成するように、複数の投光器からなる投光
装置と、複数の受光器からなる受光装置とを有してい
る。
【0110】安全センサ112bは、図13(a)に示
されているようにドアパネル8a、8bが全閉状態のと
き、その上方に位置するように配置されている。そし
て、図13(b)に示されているように、ドアパネル8
a、8bが全開状態にあるときから全閉状態に移動する
閉経路及びその近傍に、これらに沿って複数の小検知エ
リアからなる検知エリアA4aを形成するように、複数
の投光器からなる投光装置と、複数の受光器とからなる
受光装置とを、有している。
【0111】起動センサ110a、110bによって通
行体が検知されたとき、ドアパネル8a、8bが開閉さ
れる。また、ドアパネル8a、8bが開きつつあると
き、安全センサ112aまたは1112aが通行体を検
知すると、ドアパネル8a、8bは停止させられるか、
低速移動させられる。なお、ドアパネル8a、8b自体
が安全センサ112a、1112aによって検知される
ことを防止するため、ドアパネル8a、8bが開かれる
につれて、ドアパネル8a、8bに最も近い位置にある
小検知エリアから徐々に無効にされる。
【0112】ドアパネル8a、8bが閉じつつあると
き、安全センサ112bが通行体を検知したとき、ドア
パネル8a、8bは再び開かれる。なお、このときもド
アパネル8a、8bが安全センサ112bによって検知
されることを防止するため、ドアパネル8a、8bの移
動に従って、ドアパネル8a、8bに最も近い両側の小
検知エリアから徐々に無効にされる。
【0113】センサの構成及び動作は、第1の実施の形
態と同様であるので、詳細な説明は省略する。但し、安
全センサ112a、1112a、112bの場合、エン
コーダからの信号に基づいてドア位置が計算されるが、
このドア位置は、上述した小検知エリアを無効にすると
きに使用される。
【0114】実施の形態の変形について上記の2つの実
施の形態は、種々に変更可能である。上記2つの実施の
形態では、センサは、床面に向けて光線を投光する投光
器と、床面からの反射光線を受光する受光器とを備えた
ものであった。しかし、センサは、ドアの近傍の空間に
光線を投光する投光器と、この空間からの光線を受光す
る受光器とを備えたものとすることもできる。また、上
記の2つの実施の形態では、検出信号は接点44bの開
閉によってドアコントローラに供給したが、例えばRS
232Cのような通信インターフェースを利用して、ド
アコントローラにシリアル伝送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるドア用センサを用いたスイングド
アの側面図である。
【図2】(a)は同スイングドアの起動用センサの検知
エリアを示す図、(b)は同スイングドアの安全センサ
の検知エリアを示す図である。
【図3】(a)は同スイングドアのドアパネルが全閉状
態から全開状態に移動している状態を示す図、(b)は
同スイングドアのドアパネルの全開状態を示す図であ
る。
【図4】同スイングドアのセンサのブロック図である。
【図5】同スイングドアのセンサの動作を示す概略フロ
ーチャートである。
【図6】同スイングドアのセンサの学習動作を示すフロ
ーチャートである。
【図7】同スイングドアのセンサの投光器診断動作を示
すフローチャートである。
【図8】同スイングドアのセンサの受光増幅器診断動作
を示すフローチャートである。
【図9】同スイングドアのセンサからドアコントローラ
に送信される検出信号の一例を示す図である。
【図10】同スイングドアのセンサからドアコントロー
ラに送信される検出信号の他の例を示す図である。
【図11】同スイングドアの概略ブロック図である。
【図12】本発明によるドア用センサを用いたスライデ
ィングドアの側面図である。
【図13】(a)は同スライディングドアの起動用セン
サの検知エリアと閉経路用安全センサの検知エリアを示
す図、(b)は同スライディングドアの開経路用安全セ
ンサの検知エリアを示す図である。
【符号の説明】
8 ドアパネル 10a、10b 起動センサ 12a、12B 安全センサ 14 投光装置 16 受光装置 21 制御装置 22 制御部 28 受光増幅器 34 エンコーダ入力部 36 信号出力部 46 表示部 60 CPU監視IC
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−112126(JP,A) 特開 昭62−225686(JP,A) 実開 昭63−17282(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05F 15/00 - 15/20

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアに接近する通行体を検出する起動セ
    ンサであって、 前記ドア近傍の空間若しくは床面に向かって光線を投光
    する投光装置と、 前記投光装置が投光する光線の反射光線を受光する受光
    装置と、 前記受光装置の受光値に基づいて前記通行体の有無を判
    定する検出動作を行い、前記通行体の存在を検出したと
    き、前記ドアを開閉制御するドアコントローラに、前記
    ドアを開放させるための検出信号を出力する制御装置
    と、を備えたドア用センサにおいて、 前記制御装置は、前記投光装置、受光装置及び制御装置
    の各箇所の故障を診断する複数の診断手段を有し、前記
    投光装置、受光装置及び制御装置のいずれかの箇所に故
    障があると前記診断手段のいずれかが診断したとき、前
    記検出信号を継続して出力するドア用センサの自己診断
    装置。
  2. 【請求項2】 ドアの開閉経路に存在する通行体を検出
    する安全センサであって、 前記ドアが開放状態から全閉状態に移動する閉経路若し
    くはその近傍に向かって光線を投光する投光装置と、 前記投光装置が投光する光線の反射光線を受光する受光
    装置と、 前記受光装置の受光値に基づいて前記通行体の有無を判
    定する検出動作を行い、前記通行体の存在を検出したと
    き、前記ドアを開閉制御するドアコントローラに、前記
    ドアを開放させるための検出信号を出力する制御装置
    と、を備えたドア用センサにおいて、 前記制御装置は、前記投光装置、受光装置及び制御装置
    の各箇所の故障を診断する複数の診断手段を有し、前記
    投光装置、受光装置及び制御装置のいずれかの箇所に故
    障があると前記診断手段のいずれかが診断したとき、前
    記検出信号を継続して出力するドア用センサの自己診断
    装置。
  3. 【請求項3】 ドアの開閉経路に存在する通行体を検出
    する安全センサであって、 前記ドアが全閉状態から全開状態に移動する開経路若し
    くはその近傍に向かって光線を投光する投光装置と、 前記投光装置が投光する光線の反射光線を受光する受光
    装置と、 前記受光装置の受光値に基づいて前記通行体の有無を判
    定する検出動作を行い、前記通行体の存在を検出したと
    き、前記ドアを開閉制御するドアコントローラに、前記
    ドアを停止若しくは低速開動作させるための検出信号を
    出力する制御装置と、を備えたドア用センサにおいて、 前記制御装置は、前記投光装置、受光装置及び制御装置
    の各箇所の故障を診断する複数の診断手段を有し、前記
    投光装置、受光装置及び制御装置のいずれかの箇所に故
    障があると前記診断手段のいずれかが、診断したとき、
    前記検出信号を継続して出力するドア用センサの自己診
    断装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載のドア用セン
    サの自己診断装置において、 前記診断手段の1つが、前記制御装置の制御部に格納さ
    れた投光装置診断プログラムであって、この投光装置診
    断プログラムは、前記投光装置駆動用の電圧値が許容範
    囲外にあるとき、前記投光装置の故障と診断するドア用
    センサの自己診断装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のドア用センサの自己診断
    装置において、 前記投光装置は、複数個の投光器を有し、 前記診断手段の1つが、前記制御装置の制御部に格納さ
    れた投光装置診断プログラムであって、前記投光装置診
    断プログラムは、複数個の投光器のうち、所定数の投光
    器の駆動電圧が、許容範囲外にあるとき、前記投光装置
    の故障と診断するドア用センサの自己診断装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2または3記載のドア用セン
    サの自己診断装置において、 前記受光装置は、受光器と、受光器からの受光値を増幅
    する受光増幅器を有し、 前記診断手段の1つが、前記制御装置の制御部に格納さ
    れた受光増幅器診断プログラムであって、この受光増幅
    器診断プログラムは、前記増幅器の出力電圧値が許容範
    囲外にあるとき、前記増幅器の故障と診断するドア用セ
    ンサの自己診断装置。
  7. 【請求項7】 請求項1、2または3記載のドア用セン
    サの自己診断装置において、 前記受光装置は、複数の受光器と、これら受光器からの
    受光値を順次増幅する受光増幅器とを有し、 前記診断手段の1つが、前記制御装置の制御部に格納さ
    れる受光増幅器診断プログラムであって、この受光増幅
    器診断プログラムは、前記受光器からの受光値にそれぞ
    れ対応する前記増幅器の各出力電圧値が許容範囲外にあ
    るとき、前記増幅器の故障と診断するドア用センサの自
    己診断装置。
  8. 【請求項8】 請求項2または3記載のドア用センサの
    自己診断装置において、 前記制御装置は、前記ドアの位置を表す信号を前記ドア
    の移動に従って生成するエンコーダから前記ドア位置信
    号が入力され、 前記診断手段の1つが、前記制御装置の制御部に格納さ
    れたエンコーダ診断プログラムであって、前記ドアが作
    動した後の所定時間内に、前記エンコーダからの信号が
    前記制御装置に入力されないとき、前記前記制御装置内
    のエンコーダからの信号を受けるエンコーダ入力部の故
    障もしくは前記エンコーダから前記制御装置までに配置
    されたエンコーダ線の断線と診断するドア用センサの自
    己診断装置。
  9. 【請求項9】 請求項2または3記載のドア用センサの
    自己診断装置において、 前記制御装置は、前記ドアの位置を表す信号を前記ドア
    の移動に従って生成するエンコーダから前記ドア位置信
    号が入力され、 前記診断手段の1つが、前記制御装置の制御部に格納さ
    れたエンコーダ診断プログラムであって、前記ドアが開
    閉した後の前記ドア位置において出力されるべき前記ド
    ア位置信号と、前記ドアが開閉した後の前記ドア位置に
    おける前記エンコーダからの実際のドア位置信号とが不
    一致のとき、前記制御装置内のエンコーダからの信号を
    受けるエンコーダ入力部の故障もしくは前記エンコーダ
    から前記制御装置までに配置されたエンコーダ線の断線
    と診断するドア用センサの自己診断装置。
  10. 【請求項10】 請求項1、2または3記載のドア用セ
    ンサの自己診断装置において、 前記診断手段の1つが、前記制御装置の制御部の異常及
    び電源不良を監視する監視部であって、前記監視部は、
    前記制御部からのウオッチドッグ信号が周期的に出力さ
    れなくなったとき、前記制御部の異常と診断し、更に前
    記制御部への供給電圧が所定値以下となったとき、前記
    制御部への電源の不良と診断するドア用センサの自己診
    断装置。
  11. 【請求項11】 請求項1、2または3記載のドア用セ
    ンサの自己診断装置において、 前記診断手段の1つが、前記センサへの電源遮断時に作
    動するリレー回路であって、このリレー回路は、電源遮
    断時に継続した検出信号を出力する接点を有するドア用
    センサの自己診断装置。
  12. 【請求項12】 ドア近傍の空間若しくは床面に向かっ
    て光線を投光する投光装置と、 前記投光装置が投光する光線の反射光線を受光する受光
    装置と、 前記受光装置の受光値に基づいて前記ドアに接近する通
    行体の有無を検出する検出動作を行い、前記通行体の存
    在を検出したとき、前記ドアを開閉制御するドアコント
    ローラに、検出信号を出力する制御装置と、 を備えたドア用センサにおいて、 前記制御装置は、前記投光装置、受光装置及び制御装置
    の各箇所を診断する複数の診断手段を有し、この診断手
    段のいずれかが、前記投光装置、受光装置及び制御装置
    のいずれかの箇所に故障があると診断したとき、その故
    障に関する情報を前記検出信号に含めて継続して出力す
    るドア用センサの自己診断装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のドア用センサの自己
    診断装置において、 前記制御装置は、前記ドアコントローラに前記検出信号
    を出力するための信号出力部を有し、前記診断手段の1
    つが、前記投光装置、受光装置及び制御装置のいずれか
    の箇所が故障と診断したとき、その故障箇所を示すパル
    ス状の前記検出信号を前記信号出力部から継続して出力
    するドア用センサの自己診断装置。
  14. 【請求項14】 請求項12記載のドア用センサの自己
    診断装置において、 前記制御装置は、前記ドアコントローラに前記検出信号
    を出力するための信号出力部を有し、前記診断手段の1
    つが、前記投光装置、受光装置及び制御装置のいずれか
    の箇所が故障と診断したとき、前記センサの交換若しく
    は点検のいずれかの処置を示すパルス状の前記検出信号
    を前記信号出力部から継続して出力するドア用センサの
    自己診断装置。
  15. 【請求項15】 ドア近傍の空間若しくは床面に向かっ
    て光線を投光する投光装置と、 前記投光装置が投光する光線の反射光線を受光する受光
    装置と、 前記受光装置の受光値に基づいて前記ドアに接近する通
    行体の有無を検出する検出動作を行い、通行体の存在を
    検出したとき、前記ドアを開閉制御するドアコントロー
    ラに、検出信号を出力する制御装置と、 前記センサの動作状態を表示する表示部と、を備えたド
    ア用センサにおいて、 前記制御装置は、前記投光装置、受光装置及び制御装置
    の各箇所を診断する複数の診断手段を有し、この診断手
    段のいずれかが、前記投光装置、受光装置及び制御装置
    のいずれかの箇所に故障があると診断したとき、前記検
    出信号を継続して出力すると共に、その故障に関する情
    報を前記表示部に表示させるドア用センサの自己診断装
    置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のドア用センサの自己
    診断装置において、 前記制御装置は、その故障箇所を示す表示を、前記表示
    部に表示させるドア用センサの自己診断装置。
  17. 【請求項17】 請求項15記載のドア用センサの自己
    診断装置において、 前記制御装置は、前記センサの交換若しくは点検のいず
    れかの処置を示す表示を、前記表示部に表示させるドア
    用センサの自己診断装置。
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