JPWO2007088631A1 - 回路基板の接続部および回路基板の接続構造 - Google Patents

回路基板の接続部および回路基板の接続構造 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2007088631A1
JPWO2007088631A1 JP2007556767A JP2007556767A JPWO2007088631A1 JP WO2007088631 A1 JPWO2007088631 A1 JP WO2007088631A1 JP 2007556767 A JP2007556767 A JP 2007556767A JP 2007556767 A JP2007556767 A JP 2007556767A JP WO2007088631 A1 JPWO2007088631 A1 JP WO2007088631A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
circuit board
hard member
base material
connection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007556767A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4889658B2 (ja
Inventor
秀嗣 迎
秀嗣 迎
鈴木 啓之
啓之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Publication of JPWO2007088631A1 publication Critical patent/JPWO2007088631A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4889658B2 publication Critical patent/JP4889658B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/36Assembling printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/361Assembling flexible printed circuits with other printed circuits
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K2201/00Indexing scheme relating to printed circuits covered by H05K1/00
    • H05K2201/09Shape and layout
    • H05K2201/09009Substrate related
    • H05K2201/091Locally and permanently deformed areas including dielectric material
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K2201/00Indexing scheme relating to printed circuits covered by H05K1/00
    • H05K2201/09Shape and layout
    • H05K2201/09209Shape and layout details of conductors
    • H05K2201/09654Shape and layout details of conductors covering at least two types of conductors provided for in H05K2201/09218 - H05K2201/095
    • H05K2201/09781Dummy conductors, i.e. not used for normal transport of current; Dummy electrodes of components
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K2201/00Indexing scheme relating to printed circuits covered by H05K1/00
    • H05K2201/20Details of printed circuits not provided for in H05K2201/01 - H05K2201/10
    • H05K2201/2009Reinforced areas, e.g. for a specific part of a flexible printed circuit
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K2203/00Indexing scheme relating to apparatus or processes for manufacturing printed circuits covered by H05K3/00
    • H05K2203/02Details related to mechanical or acoustic processing, e.g. drilling, punching, cutting, using ultrasound
    • H05K2203/0278Flat pressure, e.g. for connecting terminals with anisotropic conductive adhesive

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Combinations Of Printed Boards (AREA)

Abstract

接続部同士を確実に接続でき、かつ接続工程を簡略化できる回路基板の接続部および回路基板の接続構造を提供する。回路基板の接続構造10は、第1導体14および第2導体19が接触するように第1接続部15および第2接続部20がそれぞれ対面配置されているとともに、第1基材12および第2基材17が接着剤22により相互固定されている。第1接続部15は、軟質基材である第1基材12の裏面12Bに設けられた硬質部材24を有し、硬質部材24が第1基材14の厚み方向に沿って第1導体14の少なくとも一部14Aに対応する位置に設けられている。

Description

本発明は、軟質基材の表面に回路パターンを形成し、回路パターンに接続するとともに基材に導体を配置した回路基板の接続部に関し、さらに一対の回路基板の各接続部を接続する回路基板の接続構造に関する。
一般に、回路基板は、基材に沿って形成された回路パターンと、回路パターンに接続されて基材の縁部に向かって直線状の導体が配置された接続部とを有し、この接続部を介して他の回路基板等と電気的に接続される。
従来、回路基板は、他の回路基板と電気的に接続するに当たって、接続部にコネクタ等の接続部品を固定する構造や、あるいは他の回路基板における接続部を対面積層させ、はんだ等により各接続部を接続する構造が採用されていた。
そして、近年では、接続部品やはんだ工程を省略するために、各回路基板における接続部を対面配置させ、各接続を接着剤により固定する接続構造が提案されている。
このような接続構造では、各接続部の導通を得るために、各回路基板を積層方向に沿って相互押圧することにより、各接続部間の接着剤を導体同士の間から押し出していた。
ところで、接続部同士の良好な導通を得るためには、導体同士が確実に接触するように、各接続部の導体間から確実に接着剤を押し出す必要がある。
このような要望を満たすために、例えば、接続部の導体上にめっきバンプ等を、凸形状を有するように配置して部分的な接点を形成し、接着剤の押し出しを良好にすることにより導体同士の導通を得る電気的接続方法および液晶表示装置(特許文献1)や、あるいは、連続的に突起を有する剛性支持体を配置し、熱可塑性樹脂の絶縁被覆層を熱溶融させて上下シートを機械的に、かつ配線を電気的に接続させることにより接合を行うフレキシブル配線シートの接合方法(特許文献2)等が提案されている。
特開平10−96944号公報 特開平5−205841号公報
しかしながら、特許文献1は、導体同士の導通を得るために、接続部の導体上にめっきバンプ等を、凸形状を有するように配置する必要があり、接続工程が増えるという問題がある
一方、特許文献2は、連続的に突起を有する剛性支持体を配置することにより、突起による基板の劣化や剛性支持体本体の劣化が生じてしまう。さらに、接合部の大きさに応じて剛性支持体を変更する必要がある。このため、コスト面、品質面に問題がある。
本発明は、前述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、接続部同士を確実に接続でき、かつ、接続工程を簡略化できる回路基板の接続部および回路基板の接続構造を提供することにある。
本発明の回路基板の接続部は、面状に形成された軟質基材の表面に沿って形成された回路パターンに接続され、かつ、前記基材に導体が配置された回路基板の接続部であって、前記軟質基材の裏面に設けられた硬質部材を有し、前記硬質部材が前記軟質基材の厚み方向に沿って前記導体の少なくとも一部に対応する位置に設けられていることを特徴とする。
軟質基材の裏面に軟質基材の厚み方向に沿って硬質部材を設けるとともに、この硬質部材を導体の少なくとも一部に対応させた。
これにより、硬質部材を押圧することにより、導体のうち、硬質部材に対応する部位を、その他の部位から突出させて、接続部に導体の突出部を設けることができる。
これにより、導体の突出部を、軟質基材の導体を他の軟質基材の導体や硬質基材の導体に対して電気的に確実に接続できる。
加えて、硬質部材を押圧して導体の突出部を設け、この突出部を他の接続部の導体に対して電気的に接続することで、接続部の接続工程を簡略化できる。
ここで、硬質部材とは、形状等が不問の部材で、軟質基材よりも硬質な部材をいう。
また、本発明の回路基板の接続部は、前記硬質部材が、前記導体に対して交差配置されていることを特徴とする。
これにより、硬質部材を押圧することにより、導体のうち、硬質部材に対応する部位を、その他の部位から好適に突出させて、接続部に導体の突出部を良好に設けることができる。
これにより、導体の突出部を他の接続部の導体に対して電気的に一層良好に接続することができる。
さらに、本発明の回路基板の接続構造は、面状に形成された基材の表面に沿って形成された回路パターンと、前記回路パターンに接続されて前記基材に導体が配置された接続部とを備えた第1回路基板および第2回路基板を有し、前記各導体が接触するように前記各接続部が対面配置されているとともに、前記各基材が接着剤により相互固定されている回路基板の接続構造であって、前記第1回路基板における前記基材が軟質基材であるとともに、前記基材の裏面に設けられた硬質部材を有し、前記硬質部材が前記軟質基材の厚み方向に沿って前記導体の少なくとも一部に対応する位置に設けられていることを特徴とする。
軟質基材の裏面に軟質基材の厚み方向に沿って硬質部材を設けるとともに、この硬質部材を導体の少なくとも一部に対応させた。
これにより、硬質部材を押圧することにより、導体のうち、硬質部材に対応する部位を、その他の部位から突出させて、接続部に導体の突出部を設けることができる。
これにより、導体の突出部で接着剤を押し出して、導体の突出部を他の接続部の導体に対して電気的に接続することで、導体の突出部を他の接続部の導体に確実に接続できる。
加えて、硬質部材を押圧して導体の突出部を設け、この突出部を他の接続部の導体に対して電気的に接続することで、接続部の接続工程を簡略化できる。
また、本発明の回路基板の接続構造は、前記硬質部材が、前記導体に対して交差配置されていることを特徴とする。
これにより、硬質部材を押圧することにより、導体のうち、硬質部材に対応する部位を、その他の部位から好適に突出させて、接続部に導体の突出部を良好に設けることができる。
これにより、導体の突出部を他の接続部の導体に対して電気的に一層良好に接続することができる。
本発明によれば、導体のうち、硬質部材に対応する部位を、その他の部位から突出させて、接続部に導体の突出部を設けることにより、接続部を確実に接続できるとともに、接続部の接続工程を簡略化できるという効果を有する。
本発明に係る第1実施形態の回路基板の接続構造を示す分解斜視図である。 第1実施形態に係る回路基板の接続構造を示す斜視図である。 図2のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 第1実施形態に係る回路基板の接続構造の接続する例を説明する図である。 (A)は第2実施形態に係る回路基板の接続構造を示す平面図、(B)は第2実施形態に係る回路基板の接続構造を示す断面図である。 (A)は第3実施形態に係る回路基板の接続構造を示す平面図、(B)は第3実施形態に係る回路基板の接続構造を示す断面図である。 (A)は第4実施形態に係る回路基板の接続構造を示す平面図、(B)は第4実施形態に係る回路基板の接続構造を示す断面図である。 (A)は第5実施形態に係る回路基板の接続構造を示す斜視図、(B)は第5実施形態に係る回路基板の接続構造を示す断面図である。
符号の説明
10 回路基板の接続構造
11 第1回路基板(回路基板)
12 第1基材(基材)
12A 第1基材の表面
12B 第1基材の裏面
13 第1回路パターン(回路パターン)
14 第1導体(導体)
14A 第1導体の少なくとも一部
15,30,40,50,60 第1接続部(回路基板の接続部)
16 第2回路基板(回路基板)
17 第2基材(基材)
18 第2回路パターン(回路パターン)
19 第2導体(導体)
20 第2接続部
22 接着剤
24,31,41,51,61 硬質部材
(第1実施形態)
図1、図2に示すように、第1実施形態の回路基板の接続構造10は、面状に形成された第1基材(基材)12の表面12Aに沿って形成された第1回路パターン(回路パターン)13と、第1回路パターン13に接続されて第1基材12に複数本(6本)の第1導体(導体)14が配置された第1接続部(回路基板の接続部)15とを備えた第1回路基板11を有し、さらに、面状に形成された第2基材17の表面17Aに沿って形成された第2回路パターン(回路パターン)18と、第2回路パターン18に接続されて第2基材17に複数本(6本)の第2導体(導体)19が配置された第2接続部20とを備えた第2回路基板16を有する。
また、回路基板の接続構造10は、第1導体14および第2導体19が接触するように第1接続部15および第2接続部20がそれぞれ対面配置されているとともに、第1基材12および第2基材17が接着剤22(図3、図4参照)により相互固定されている。
第1回路基板11は、第1基材12が軟質材で形成された軟質基材であり、一例として、フレキシブル基板などが用いられる。
第2回路基板16は、第2基材17が軟質材で形成されたフレキシブル基板などに限定するものではなく、例えば、第2基材17が硬質材で形成された硬質基板の使用が可能である。
第1接続部15は、軟質基材である第1基材12の裏面12Bに設けられた複数本(5本)の硬質部材24を有し、硬質部材24が第1基材14の厚み方向に沿って第1導体14の少なくとも一部14Aに対応する位置に設けられている。
第1基材14の厚み方向とは、図1に示す矢印A方向をいう。
硬質部材24は、第1基材12よりも硬質な材質で第1基材14の厚み寸法と略同じ長さに形成され、第1導体14に対して交差配置された帯状の部材である。
硬質部材24を第1基材14の厚み寸法と略同じ長さに形成し、かつ、硬質部材24を第1導体14に対して交差配置することにより、一本の硬質部材24で、複数本(6本)の第1導体14に対して交差配置させることができる。
これにより、第1導体14の一部14Aを必要とする数だけ容易に確保することができる。
さらに、硬質部材24を第1導体14に対して交差配置することにより、硬質部材24が第1導体14に対応する一部14Aを矩形状の簡素な形状にできる。
一部14Aを簡素な形状とすることで、硬質部材24で第1導体14に押圧力をかけた際に、第1導体14を良好に突出させることができる。
接着剤22としては、ペースト状の接着剤を例示するが、これに限定しないで、フィルム状の接着剤のような他の接着剤を用いることも可能である。
図3、図4に示すように、回路基板の接続構造10は、第1基材12のうち、硬質部材24に対応する部位12Cが、硬質部材24で第2接続部20に向けて突出されている。
また、第1導体14のうち、硬質部材24に対応する一部14Aが、第1基材12と同様に、硬質部材24で第2接続部20に向けて突出されている。
これにより、第1導体14のうち、硬質部材24に対応する一部14Aが、第2接続部20の第2導体19に当接することで、第2導体19に電気的に接続される。
回路基板の接続構造10は、第1基材12と第2基材17との間に接着剤22が存在し、この接着剤22で第1基材12および第2基材17が相互固定されている。
加えて、第1導体14のうち、硬質部材24に対応する一部14Aが突出され、一部14Aのみが当接することで、第1導体14の他の部位14Bと第2導体19との間に隙間が形成され、この隙間に接着剤22が残留する。
これにより、第1導体14の他の部位14Bと第2導体19とを接着剤22で接着できるので、第1接合部15と第2接合部20との接合性をより一層高めることができる。
つぎに、回路基板の接続構造10の第1接合部15と第2接合部20とを接合する例を図5(A)〜図5(C)に基づいて説明する。
図5(A)に示すように、固定金型26に第2回路基板16をセットした後、第2接合部20に接着剤22を塗布する。
接着剤22を塗布した第2回路基板16に第1回路基板11を載せて、第1接続部15および第2接続部20をそれぞれ対面配置する。
図5(B)に示すように、第1回路基板11の硬質部材24を可動金型27で矢印の方向に押圧する。硬質部材24で、第1基材12のうち、硬質部材24に対応する部位12Cを押圧するとともに、第1導体14のうち、硬質部材24に対応する一部14Aを押圧する。
なお、第1回路基板11の硬質部材24を可動金型27で矢印の方向に押圧する際に、第1接続部15および第2接続部20を加熱する。
図5(C)に示すように、第1基材12のうち、硬質部材24に対応する部位12Cが、硬質部材24で第2接続部20に向けて突出される。
また、第1導体14のうち、硬質部材24に対応する一部14Aが、第1基材12と同様に、硬質部材24で第2接続部20に向けて突出される。
これにより、突出された一部14Aで接着剤22を押し出して、一部14Aが、第2接続部20の第2導体19に当接することで、第2導体19に電気的に接続される。
このように、突出された一部14Aで接着剤22を押し出して、一部14Aが、第2接続部20の第2導体19に電気的に接続できる。
以上説明したように、第1実施形態の回路基板の接続構造10によれば、従来の製造工程と同様に、可動金型27で第1回路基板11を押圧することにより、第1導体14を第2導体19に確実に接続できる。
これにより、第1導体14を第2導体19に確実に接続するために、新たな工程を加える必要がないので、接続工程を簡略化できる。
加えて、硬質部材24を、回路基板の接続構造10の製造設備に適用させることが可能である。
これにより、第1導体14を第2導体19に確実に接続するために、新たな設備を用意する必要がない。
つぎに、本発明の第2実施形態〜第5実施形態を図6〜図9に基づいて説明する。
なお、第2〜第5実施形態において第1実施形態と同一類似部材については同一符号を付して説明を省略する。
(第2実施形態)
図6(A),図6(B)に示すように、第2実施形態の第1接続部(回路基板の接続部)30は、第1実施形態の硬質部材24に代えて硬質部材31を設けたもので、その他の構成は第1実施形態と同様である。
硬質部材31は、第1基材12よりも硬質な材質で形成された円筒状のブロックである。複数個の硬質部材31を、第1基材12の裏面12Bで、かつ、第1導体14の少なくとも一部14Aに対応する位置に設ける。
これにより、所望の位置に複数個の硬質部材31を設け、これらの硬質部材31で、第1導体14の一部14Aに押圧力をかけることで、第1導体14を、第1実施形態と同様に突出させることができる。
これにより、第2実施形態の第1接続部30によれば、第1実施形態の第1接続部15と同様の効果が得られる。
加えて、第2実施形態の第1接続部30によれば、円筒状の硬質部材31を用いることにより、第1導体14における特定部位のみを突出させることができるため、隣り合う各第1導体14間に第1基材12が突出することはない。
従って、第1導体14に対して平行な方向への接着材の流動が良好となり、第1導体14および第2導体(図示せず)の接合性をより一層高めることができる。
なお、硬質部材31の形状は、円筒状に限定せず、例えば四角柱状でも構わない。
(第3実施形態)
図7(A),図7(B)に示すように、第3実施形態の第1接続部(回路基板の接続部)40は、第1実施形態の硬質部材24に代えて硬質部材41を設けたもので、その他の構成は第1実施形態と同様である。
硬質部材41は、第1基材12よりも硬質な材質で形成され、第1基材14の厚み方向に沿って僅かに傾斜させた状態で、第1導体14の少なくとも一部14Aに対応する位置に設けられている。
これにより、硬質部材41で、第1導体14の一部14Aに押圧力をかけることで、第1導体14を、第1実施形態と同様に突出させることができる。
これにより、第3実施形態の第1接続部40によれば、第1実施形態の第1接続部15と同様の効果が得られる。
加えて、第3実施形態の第1接続部40によれば、傾斜状の硬質部材41を用いることにより、第1導体14に対して帯状の硬質部材を直交させた第1実施形態に比較して、第1導体14における突出面積を大きくできるため、第2導体に対する接合性をより一層高めることができる。
(第4実施形態)
図8(A),図8(B)に示すように、第4実施形態の第1接続部(回路基板の接続部)50は、第1実施形態の硬質部材24に代えて硬質部材51を設けたもので、その他の構成は第1実施形態と同様である。
硬質部材51は、第1基材12よりも硬質な材質で形成された矩形状のブロックである。複数個の硬質部材51を、第1基材12の裏面12Bで、かつ、第1導体14の少なくとも一部14Aに対応する位置に設ける。
これにより、所望の位置に複数個の硬質部材51を設け、これらの硬質部材51で、第1導体14の一部14Aに押圧力をかけることで、第1導体14を、第1実施形態と同様に突出させることができる。
これにより、第4実施形態の第1接続部50によれば、第1実施形態の第1接続部15と同様の効果が得られる。
加えて、第4実施形態の第1接続部50によれば、矩形状の硬質部材51を用いることにより、第2実施形態と同様に、隣り合う各第1導体14間に第1基材12が突出することはない。
従って、第1導体14に対して平行な方向への接着材の流動が良好となり、第1導体14および第2導体(図示せず)の接合性をより一層高めることができる。
また、第2実施形態では、第1導体14の真上にのみ硬質部材を必要とするため、高精度の製造技術が要求される。
これに対して前述した第4実施形態では、各硬質部材51を破線状に配置することにより、位置精度等に対するバラツキへのマージンを確保することができる。さらに、第4実施形態では、各硬質部材51を千鳥状に配置することにより、接点数を増やすことができ、第2導体に対する接合性をより一層高めることができる。
なお、硬質部材51の形状は、矩形状に限定せず、例えば楕円状、矩形状でも構わない。
(第5実施形態)
図9(A),図9(B)に示すように、第5実施形態の第1接続部(回路基板の接続部)60は、第1実施形態の硬質部材24に代えて硬質部材61を設けたもので、その他の構成は第1実施形態と同様である。
硬質部材61は、断面形状を円形に形成したもので、その他は硬質部材24と同様である。硬質部材61の形状を断面円形に形成することで、硬質部材61の下部61が第1基材12の裏面12Bに線状に接触する。
硬質部材61の下部61Aが、第1導体14の一部14Aに対応する位置に設けられる。
これにより、硬質部材61の下部61Aで、第1導体14の一部14Aに押圧力をかけることで、一部14Aを一層局所的に押圧できるため、第1導体14を一層良好に突出させることができる。
これにより、第5実施形態の第1接続部60によれば、第1導体14の一部14Aを一層良好に突出させることにより、一部14Aで接着剤22を一層好適に押し出すことが可能になり、第1導体14を第2導体19に一層確実に接続できる。
なお、第2実施形態では、硬質部材31の底面を平坦に形成したが、これに限らないで、硬質部材31の底面を球面状に形成して、球面状の底面を、第1導体14の一部14Aに対応する位置に設けることで、第5実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、第3実施形態では、硬質部材41の底面を平坦に形成したが、これに限らないで、硬質部材41の底面を湾曲状に形成して、湾曲状の底面を、第1導体14の一部14Aに対応する位置に設けることで、第5実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、第4実施形態では、硬質部材51の底面を平坦に形成したが、これに限らないで、硬質部材51の底面を湾曲状に形成して、湾曲状の底面を、第1導体14の一部14Aに対応する位置に設けることで、第5実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明は、軟質基材の表面に回路パターンを形成し、回路パターンに接続するとともに基材に導体を配置した回路基板の接続部や、一対の回路基板の各接続部を接続する回路基板の接続構造への適用に好適である。
本発明は、軟質基材の表面に回路パターンを形成し、回路パターンに接続するとともに基材に導体を配置した回路基板の接続部に関し、さらに一対の回路基板の各接続部を接続する回路基板の接続構造に関する。
一般に、回路基板は、基材に沿って形成された回路パターンと、回路パターンに接続されて基材の縁部に向かって直線状の導体が配置された接続部とを有し、この接続部を介して他の回路基板等と電気的に接続される。
従来、回路基板は、他の回路基板と電気的に接続するに当たって、接続部にコネクタ等の接続部品を固定する構造や、あるいは他の回路基板における接続部を対面積層させ、はんだ等により各接続部を接続する構造が採用されていた。
そして、近年では、接続部品やはんだ工程を省略するために、各回路基板における接続部を対面配置させ、各接続を接着剤により固定する接続構造が提案されている。
このような接続構造では、各接続部の導通を得るために、各回路基板を積層方向に沿って相互押圧することにより、各接続部間の接着剤を導体同士の間から押し出していた。
ところで、接続部同士の良好な導通を得るためには、導体同士が確実に接触するように、各接続部の導体間から確実に接着剤を押し出す必要がある。
このような要望を満たすために、例えば、接続部の導体上にめっきバンプ等を、凸形状を有するように配置して部分的な接点を形成し、接着剤の押し出しを良好にすることにより導体同士の導通を得る電気的接続方法および液晶表示装置(特許文献1)や、あるいは、連続的に突起を有する剛性支持体を配置し、熱可塑性樹脂の絶縁被覆層を熱溶融させて上下シートを機械的に、かつ配線を電気的に接続させることにより接合を行うフレキシブル配線シートの接合方法(特許文献2)等が提案されている。
特開平10−96944号公報 特開平5−205841号公報
しかしながら、特許文献1は、導体同士の導通を得るために、接続部の導体上にめっきバンプ等を、凸形状を有するように配置する必要があり、接続工程が増えるという問題がある
一方、特許文献2は、連続的に突起を有する剛性支持体を配置することにより、突起による基板の劣化や剛性支持体本体の劣化が生じてしまう。さらに、接合部の大きさに応じて剛性支持体を変更する必要がある。このため、コスト面、品質面に問題がある。
本発明は、前述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、接続部同士を確実に接続でき、かつ、接続工程を簡略化できる回路基板の接続部および回路基板の接続構造を提供することにある。
本発明の回路基板の接続部は、面状に形成された軟質基材の表面に沿って形成された回路パターンに接続され、かつ、前記基材に導体が配置された回路基板の接続部であって、前記軟質基材の裏面に設けられた硬質部材を有し、前記硬質部材が前記軟質基材の厚み方向に沿って前記導体の少なくとも一部に対応する位置に設けられていることを特徴とする。
軟質基材の裏面に軟質基材の厚み方向に沿って硬質部材を設けるとともに、この硬質部材を導体の少なくとも一部に対応させた。
これにより、硬質部材を押圧することにより、導体のうち、硬質部材に対応する部位を、その他の部位から突出させて、接続部に導体の突出部を設けることができる。
これにより、導体の突出部を、軟質基材の導体を他の軟質基材の導体や硬質基材の導体に対して電気的に確実に接続できる。
加えて、硬質部材を押圧して導体の突出部を設け、この突出部を他の接続部の導体に対して電気的に接続することで、接続部の接続工程を簡略化できる。
ここで、硬質部材とは、形状等が不問の部材で、軟質基材よりも硬質な部材をいう。
また、本発明の回路基板の接続部は、前記硬質部材が、前記導体に対して交差配置されていることを特徴とする。
これにより、硬質部材を押圧することにより、導体のうち、硬質部材に対応する部位を、その他の部位から好適に突出させて、接続部に導体の突出部を良好に設けることができる。
これにより、導体の突出部を他の接続部の導体に対して電気的に一層良好に接続することができる。
さらに、本発明の回路基板の接続構造は、面状に形成された基材の表面に沿って形成された回路パターンと、前記回路パターンに接続されて前記基材に導体が配置された接続部とを備えた第1回路基板および第2回路基板を有し、前記各導体が接触するように前記各接続部が対面配置されているとともに、前記各基材が接着剤により相互固定されている回路基板の接続構造であって、前記第1回路基板における前記基材が軟質基材であるとともに、前記基材の裏面に設けられた硬質部材を有し、前記硬質部材が前記軟質基材の厚み方向に沿って前記導体の少なくとも一部に対応する位置に設けられていることを特徴とする。
軟質基材の裏面に軟質基材の厚み方向に沿って硬質部材を設けるとともに、この硬質部材を導体の少なくとも一部に対応させた。
これにより、硬質部材を押圧することにより、導体のうち、硬質部材に対応する部位を、その他の部位から突出させて、接続部に導体の突出部を設けることができる。
これにより、導体の突出部で接着剤を押し出して、導体の突出部を他の接続部の導体に対して電気的に接続することで、導体の突出部を他の接続部の導体に確実に接続できる。
加えて、硬質部材を押圧して導体の突出部を設け、この突出部を他の接続部の導体に対して電気的に接続することで、接続部の接続工程を簡略化できる。
また、本発明の回路基板の接続構造は、前記硬質部材が、前記導体に対して交差配置されていることを特徴とする。
これにより、硬質部材を押圧することにより、導体のうち、硬質部材に対応する部位を、その他の部位から好適に突出させて、接続部に導体の突出部を良好に設けることができる。
これにより、導体の突出部を他の接続部の導体に対して電気的に一層良好に接続することができる。
本発明によれば、導体のうち、硬質部材に対応する部位を、その他の部位から突出させて、接続部に導体の突出部を設けることにより、接続部を確実に接続できるとともに、接続部の接続工程を簡略化できるという効果を有する。
(第1実施形態)
図1、図2に示すように、第1実施形態の回路基板の接続構造10は、面状に形成された第1基材(基材)12の表面12Aに沿って形成された第1回路パターン(回路パターン)13と、第1回路パターン13に接続されて第1基材12に複数本(6本)の第1導体(導体)14が配置された第1接続部(回路基板の接続部)15とを備えた第1回路基板11を有し、さらに、面状に形成された第2基材17の表面17Aに沿って形成された第2回路パターン(回路パターン)18と、第2回路パターン18に接続されて第2基材17に複数本(6本)の第2導体(導体)19が配置された第2接続部20とを備えた第2回路基板16を有する。
また、回路基板の接続構造10は、第1導体14および第2導体19が接触するように第1接続部15および第2接続部20がそれぞれ対面配置されているとともに、第1基材12および第2基材17が接着剤22(図3、図4参照)により相互固定されている。
第1回路基板11は、第1基材12が軟質材で形成された軟質基材であり、一例として、フレキシブル基板などが用いられる。
第2回路基板16は、第2基材17が軟質材で形成されたフレキシブル基板などに限定するものではなく、例えば、第2基材17が硬質材で形成された硬質基板の使用が可能である。
第1接続部15は、軟質基材である第1基材12の裏面12Bに設けられた複数本(5本)の硬質部材24を有し、硬質部材24が第1基材14の厚み方向に沿って第1導体14の少なくとも一部14Aに対応する位置に設けられている。
第1基材14の厚み方向とは、図1に示す矢印A方向をいう。
硬質部材24は、第1基材12よりも硬質な材質で第1基材14の厚み寸法と略同じ長さに形成され、第1導体14に対して交差配置された帯状の部材である。
硬質部材24を第1基材14の厚み寸法と略同じ長さに形成し、かつ、硬質部材24を第1導体14に対して交差配置することにより、一本の硬質部材24で、複数本(6本)の第1導体14に対して交差配置させることができる。
これにより、第1導体14の一部14Aを必要とする数だけ容易に確保することができる。
さらに、硬質部材24を第1導体14に対して交差配置することにより、硬質部材24が第1導体14に対応する一部14Aを矩形状の簡素な形状にできる。
一部14Aを簡素な形状とすることで、硬質部材24で第1導体14に押圧力をかけた際に、第1導体14を良好に突出させることができる。
接着剤22としては、ペースト状の接着剤を例示するが、これに限定しないで、フィルム状の接着剤のような他の接着剤を用いることも可能である。
図3、図4に示すように、回路基板の接続構造10は、第1基材12のうち、硬質部材24に対応する部位12Cが、硬質部材24で第2接続部20に向けて突出されている。
また、第1導体14のうち、硬質部材24に対応する一部14Aが、第1基材12と同様に、硬質部材24で第2接続部20に向けて突出されている。
これにより、第1導体14のうち、硬質部材24に対応する一部14Aが、第2接続部20の第2導体19に当接することで、第2導体19に電気的に接続される。
回路基板の接続構造10は、第1基材12と第2基材17との間に接着剤22が存在し、この接着剤22で第1基材12および第2基材17が相互固定されている。
加えて、第1導体14のうち、硬質部材24に対応する一部14Aが突出され、一部14Aのみが当接することで、第1導体14の他の部位14Bと第2導体19との間に隙間が形成され、この隙間に接着剤22が残留する。
これにより、第1導体14の他の部位14Bと第2導体19とを接着剤22で接着できるので、第1接合部15と第2接合部20との接合性をより一層高めることができる。
つぎに、回路基板の接続構造10の第1接合部15と第2接合部20とを接合する例を図5(A)〜図5(C)に基づいて説明する。
図5(A)に示すように、固定金型26に第2回路基板16をセットした後、第2接合部20に接着剤22を塗布する。
接着剤22を塗布した第2回路基板16に第1回路基板11を載せて、第1接続部15および第2接続部20をそれぞれ対面配置する。
図5(B)に示すように、第1回路基板11の硬質部材24を可動金型27で矢印の方向に押圧する。硬質部材24で、第1基材12のうち、硬質部材24に対応する部位12Cを押圧するとともに、第1導体14のうち、硬質部材24に対応する一部14Aを押圧する。
なお、第1回路基板11の硬質部材24を可動金型27で矢印の方向に押圧する際に、第1接続部15および第2接続部20を加熱する。
図5(C)に示すように、第1基材12のうち、硬質部材24に対応する部位12Cが、硬質部材24で第2接続部20に向けて突出される。
また、第1導体14のうち、硬質部材24に対応する一部14Aが、第1基材12と同様に、硬質部材24で第2接続部20に向けて突出される。
これにより、突出された一部14Aで接着剤22を押し出して、一部14Aが、第2接続部20の第2導体19に当接することで、第2導体19に電気的に接続される。
このように、突出された一部14Aで接着剤22を押し出して、一部14Aが、第2接続部20の第2導体19に電気的に接続できる。
以上説明したように、第1実施形態の回路基板の接続構造10によれば、従来の製造工程と同様に、可動金型27で第1回路基板11を押圧することにより、第1導体14を第2導体19に確実に接続できる。
これにより、第1導体14を第2導体19に確実に接続するために、新たな工程を加える必要がないので、接続工程を簡略化できる。
加えて、硬質部材24を、回路基板の接続構造10の製造設備に適用させることが可能である。
これにより、第1導体14を第2導体19に確実に接続するために、新たな設備を用意する必要がない。
つぎに、本発明の第2実施形態〜第5実施形態を図6〜図9に基づいて説明する。
なお、第2〜第5実施形態において第1実施形態と同一類似部材については同一符号を付して説明を省略する。
(第2実施形態)
図6(A),図6(B)に示すように、第2実施形態の第1接続部(回路基板の接続部)30は、第1実施形態の硬質部材24に代えて硬質部材31を設けたもので、その他の構成は第1実施形態と同様である。
硬質部材31は、第1基材12よりも硬質な材質で形成された円筒状のブロックである。複数個の硬質部材31を、第1基材12の裏面12Bで、かつ、第1導体14の少なくとも一部14Aに対応する位置に設ける。
これにより、所望の位置に複数個の硬質部材31を設け、これらの硬質部材31で、第1導体14の一部14Aに押圧力をかけることで、第1導体14を、第1実施形態と同様に突出させることができる。
これにより、第2実施形態の第1接続部30によれば、第1実施形態の第1接続部15と同様の効果が得られる。
加えて、第2実施形態の第1接続部30によれば、円筒状の硬質部材31を用いることにより、第1導体14における特定部位のみを突出させることができるため、隣り合う各第1導体14間に第1基材12が突出することはない。
従って、第1導体14に対して平行な方向への接着材の流動が良好となり、第1導体14および第2導体(図示せず)の接合性をより一層高めることができる。
なお、硬質部材31の形状は、円筒状に限定せず、例えば四角柱状でも構わない。
(第3実施形態)
図7(A),図7(B)に示すように、第3実施形態の第1接続部(回路基板の接続部)40は、第1実施形態の硬質部材24に代えて硬質部材41を設けたもので、その他の構成は第1実施形態と同様である。
硬質部材41は、第1基材12よりも硬質な材質で形成され、第1基材14の厚み方向に沿って僅かに傾斜させた状態で、第1導体14の少なくとも一部14Aに対応する位置に設けられている。
これにより、硬質部材41で、第1導体14の一部14Aに押圧力をかけることで、第1導体14を、第1実施形態と同様に突出させることができる。
これにより、第3実施形態の第1接続部40によれば、第1実施形態の第1接続部15と同様の効果が得られる。
加えて、第3実施形態の第1接続部40によれば、傾斜状の硬質部材41を用いることにより、第1導体14に対して帯状の硬質部材を直交させた第1実施形態に比較して、第1導体14における突出面積を大きくできるため、第2導体に対する接合性をより一層高めることができる。
(第4実施形態)
図8(A),図8(B)に示すように、第4実施形態の第1接続部(回路基板の接続部)50は、第1実施形態の硬質部材24に代えて硬質部材51を設けたもので、その他の構成は第1実施形態と同様である。
硬質部材51は、第1基材12よりも硬質な材質で形成された矩形状のブロックである。複数個の硬質部材51を、第1基材12の裏面12Bで、かつ、第1導体14の少なくとも一部14Aに対応する位置に設ける。
これにより、所望の位置に複数個の硬質部材51を設け、これらの硬質部材51で、第1導体14の一部14Aに押圧力をかけることで、第1導体14を、第1実施形態と同様に突出させることができる。
これにより、第4実施形態の第1接続部50によれば、第1実施形態の第1接続部15と同様の効果が得られる。
加えて、第4実施形態の第1接続部50によれば、矩形状の硬質部材51を用いることにより、第2実施形態と同様に、隣り合う各第1導体14間に第1基材12が突出することはない。
従って、第1導体14に対して平行な方向への接着材の流動が良好となり、第1導体14および第2導体(図示せず)の接合性をより一層高めることができる。
また、第2実施形態では、第1導体14の真上にのみ硬質部材を必要とするため、高精度の製造技術が要求される。
これに対して前述した第4実施形態では、各硬質部材51を破線状に配置することにより、位置精度等に対するバラツキへのマージンを確保することができる。さらに、第4実施形態では、各硬質部材51を千鳥状に配置することにより、接点数を増やすことができ、第2導体に対する接合性をより一層高めることができる。
なお、硬質部材51の形状は、矩形状に限定せず、例えば楕円状、矩形状でも構わない。
(第5実施形態)
図9(A),図9(B)に示すように、第5実施形態の第1接続部(回路基板の接続部)60は、第1実施形態の硬質部材24に代えて硬質部材61を設けたもので、その他の構成は第1実施形態と同様である。
硬質部材61は、断面形状を円形に形成したもので、その他は硬質部材24と同様である。硬質部材61の形状を断面円形に形成することで、硬質部材61の下部61が第1基材12の裏面12Bに線状に接触する。
硬質部材61の下部61Aが、第1導体14の一部14Aに対応する位置に設けられる。
これにより、硬質部材61の下部61Aで、第1導体14の一部14Aに押圧力をかけることで、一部14Aを一層局所的に押圧できるため、第1導体14を一層良好に突出させることができる。
これにより、第5実施形態の第1接続部60によれば、第1導体14の一部14Aを一層良好に突出させることにより、一部14Aで接着剤22を一層好適に押し出すことが可能になり、第1導体14を第2導体19に一層確実に接続できる。
なお、第2実施形態では、硬質部材31の底面を平坦に形成したが、これに限らないで、硬質部材31の底面を球面状に形成して、球面状の底面を、第1導体14の一部14Aに対応する位置に設けることで、第5実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、第3実施形態では、硬質部材41の底面を平坦に形成したが、これに限らないで、硬質部材41の底面を湾曲状に形成して、湾曲状の底面を、第1導体14の一部14Aに対応する位置に設けることで、第5実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、第4実施形態では、硬質部材51の底面を平坦に形成したが、これに限らないで、硬質部材51の底面を湾曲状に形成して、湾曲状の底面を、第1導体14の一部14Aに対応する位置に設けることで、第5実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明は、軟質基材の表面に回路パターンを形成し、回路パターンに接続するとともに基材に導体を配置した回路基板の接続部や、一対の回路基板の各接続部を接続する回路基板の接続構造への適用に好適である。
本発明に係る第1実施形態の回路基板の接続構造を示す分解斜視図である。 第1実施形態に係る回路基板の接続構造を示す斜視図である。 図2のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 第1実施形態に係る回路基板の接続構造の接続する例を説明する図である。 (A)は第2実施形態に係る回路基板の接続構造を示す平面図、(B)は第2実施形態に係る回路基板の接続構造を示す断面図である。 (A)は第3実施形態に係る回路基板の接続構造を示す平面図、(B)は第3実施形態に係る回路基板の接続構造を示す断面図である。 (A)は第4実施形態に係る回路基板の接続構造を示す平面図、(B)は第4実施形態に係る回路基板の接続構造を示す断面図である。 (A)は第5実施形態に係る回路基板の接続構造を示す斜視図、(B)は第5実施形態に係る回路基板の接続構造を示す断面図である。
符号の説明
10 回路基板の接続構造
11 第1回路基板(回路基板)
12 第1基材(基材)
12A 第1基材の表面
12B 第1基材の裏面
13 第1回路パターン(回路パターン)
14 第1導体(導体)
14A 第1導体の少なくとも一部
15,30,40,50,60 第1接続部(回路基板の接続部)
16 第2回路基板(回路基板)
17 第2基材(基材)
18 第2回路パターン(回路パターン)
19 第2導体(導体)
20 第2接続部
22 接着剤
24,31,41,51,61 硬質部材

Claims (4)

  1. 面状に形成された軟質基材の表面に沿って形成された回路パターンに接続され、かつ、前記基材に導体が配置された回路基板の接続部であって、
    前記軟質基材の裏面に設けられた硬質部材を有し、
    前記硬質部材が前記軟質基材の厚み方向に沿って前記導体の少なくとも一部に対応する位置に設けられていることを特徴とする回路基板の接続部。
  2. 前記硬質部材が、前記導体に対して交差配置されていることを特徴とする請求項1に記載の回路基板の接続部。
  3. 面状に形成された基材の表面に沿って形成された回路パターンと、
    前記回路パターンに接続されて前記基材に導体が配置された接続部とを備えた第1回路基板および第2回路基板を有し、
    前記各導体が接触するように前記各接続部が対面配置されているとともに、前記各基材が接着剤により相互固定されている回路基板の接続構造であって、
    前記第1回路基板における前記基材が軟質基材であるとともに、前記基材の裏面に設けられた硬質部材を有し、
    前記硬質部材が前記軟質基材の厚み方向に沿って前記導体の少なくとも一部に対応する位置に設けられていることを特徴とする回路基板の接続構造。
  4. 前記硬質部材が、前記導体に対して交差配置されていることを特徴とする請求項3に記載の回路基板の接続構造。
JP2007556767A 2006-02-03 2006-02-03 回路基板 Expired - Fee Related JP4889658B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2006/301851 WO2007088631A1 (ja) 2006-02-03 2006-02-03 回路基板の接続部および回路基板の接続構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2007088631A1 true JPWO2007088631A1 (ja) 2009-06-25
JP4889658B2 JP4889658B2 (ja) 2012-03-07

Family

ID=38327221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007556767A Expired - Fee Related JP4889658B2 (ja) 2006-02-03 2006-02-03 回路基板

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7973247B2 (ja)
EP (1) EP1988759A4 (ja)
JP (1) JP4889658B2 (ja)
WO (1) WO2007088631A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102811552B (zh) * 2011-05-31 2016-11-16 日东电工株式会社 配线电路基板及其制造方法
TWI514662B (zh) * 2013-08-28 2015-12-21 Wistron Neweb Corp 交叉式傳輸模組及其組合方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58102473A (ja) 1981-12-11 1983-06-18 信越ポリマー株式会社 電気接続構造ならびにその電気接続方法
JPH03228088A (ja) 1990-02-02 1991-10-09 Hitachi Ltd 液晶表示装置
JP3035021B2 (ja) * 1991-08-29 2000-04-17 株式会社リコー 液晶表示素子およびその製造方法
JPH05205841A (ja) 1992-01-24 1993-08-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd フレキシブル配線シートの接合方法
JPH07318960A (ja) 1994-05-20 1995-12-08 Seiko Epson Corp 電気接続方法、電気接続構造、それを用いた液晶装置および電子印字装置
JP3437369B2 (ja) * 1996-03-19 2003-08-18 松下電器産業株式会社 チップキャリアおよびこれを用いた半導体装置
JP3763607B2 (ja) * 1996-04-10 2006-04-05 セイコーエプソン株式会社 液晶表示装置の製造方法及び液晶表示装置
JPH1096944A (ja) 1996-09-25 1998-04-14 Toshiba Electron Eng Corp 電気的接続構造および液晶表示装置
JP3956622B2 (ja) * 2001-01-31 2007-08-08 セイコーエプソン株式会社 配線基板、電気光学装置および電子機器
JP4067529B2 (ja) * 2003-03-26 2008-03-26 富士通株式会社 半導体装置
JP4291209B2 (ja) * 2004-05-20 2009-07-08 エルピーダメモリ株式会社 半導体装置の製造方法
JP4619214B2 (ja) * 2005-07-04 2011-01-26 日東電工株式会社 配線回路基板

Also Published As

Publication number Publication date
EP1988759A4 (en) 2012-10-31
EP1988759A1 (en) 2008-11-05
US20100220457A1 (en) 2010-09-02
JP4889658B2 (ja) 2012-03-07
US7973247B2 (en) 2011-07-05
WO2007088631A1 (ja) 2007-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4849908B2 (ja) リジッド基板の接続構造
JPS63158711A (ja) フレキシブルプリント基板の端子構造
JP5313156B2 (ja) 接続端子、半導体パッケージ、配線基板、コネクタ、およびマイクロコンタクタ
JP2007221077A (ja) プリント配線板の接続構造および接続方法
JP2005217022A (ja) フレキシブル基板とその接続方法とその接続構造
US9831583B2 (en) Connector
JP4889658B2 (ja) 回路基板
US8546696B2 (en) Printed circuit board and method for manufacturing the same
JPH08203583A (ja) コネクタおよびコネクタの製造方法
WO2012011193A1 (ja) フレキシブル基板と相手側部材の接続構造
JP2010123680A (ja) 半導体装置、接続導体及び半導体装置の製造方法
JP3909771B2 (ja) コネクタ
JP5679266B2 (ja) プリント配線板の接続構造、配線板接続体及び電子機器
JP2006303176A (ja) 回路基板の接続部および回路基板の接続構造
JP2954559B2 (ja) 配線基板の電極構造
JP2011009270A (ja) プリント配線基板
JP2008016690A (ja) 基板の電極の接続構造体及び接続方法
JP2005294615A (ja) 配線基板
JP2008176973A (ja) 接合部材および電子機器
JP2008098260A (ja) コンタクト部材及びその製造方法
JP2006147323A (ja) 接続基板及びその製造方法
TWI678847B (zh) 以可撓性電路載板對應疊合的連接結構
JP4388168B2 (ja) 樹脂成形基板
JP4640581B2 (ja) カメラモジュールの実装構造
JP2005217030A (ja) リジットフレックス基板及びその製造方法並びに補修方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111115

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees