JPWO2007049345A1 - テーブルの位置決め制御装置 - Google Patents

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Abstract

移動テーブルの位置決めを4個の支持手段で4軸制御する場合に、そのうちの3軸による位置決め制御を非同期で先行させ、その間、残りの1軸でトルク制御しておき、3軸による位置決めの完了直前または完了直後に当該残りの1軸を位置決め制御に切り替えて目標位置に最終的に位置決めする。

Description

この発明は、高精細な電子部品の加工、組み立て装置に適用するテーブルの精密位置決めを行う多軸制御によるテーブルの位置決め制御装置に関するものである。
高精細な回路基板上に電子部品を組み立てもしくは形成したり、また板状に形成された高精細な電子部品を加工したり、あるいはこれらの計測を行ったりする場合には、事前に回路基板や板状部品の位置を事前に設定しておくことが必要となる。そのための位置決めは、回路基板や板状電子部品を水平な移動テーブル上に設置しておき、このテーブルを駆動制御することで行っている。従来、このテーブルの位置決め方法としては、例えば特許文献1に開示されている。この方法は、リニア駆動する軸を持つ支持手段を3個用い、正方形の移動テーブルを角部の底面近辺の3箇所で支持して水平に維持し、これらの支持手段のそれぞれの駆動軸をモータで回転し、3箇所の支持点をそれぞれ移動させることで移動テーブルの位置を決めている。この場合、移動テーブルは、例えば2軸で水平面上のX方向に移動され、残りの1軸でX方向と直角な水平面上のY方向に移動され、かつこの時の3軸の動きに伴ってθ方向に回動される3軸XYθ制御で行われる。
近年、回路基板や板状電子部品の大型化に伴い大型の移動テーブルが要求されるようになっている。このような大型の移動テーブルに対して上記3軸XYθ制御による方法を適用した場合、移動テーブルの位置決め精度が、2軸制御によるX方向に対して1軸制御のみのY方向において、特に駆動軸から離れた位置で劣化するという問題がある。その理由は、移動テーブルがY方向では1軸のみで位置決めされ、かつ保持されているので、テーブルの位置が駆動軸から離れると、その距離に応じてそのテーブル部分の剛性が低くなるためで、支持手段の構造による問題が影響している。
また、上記3軸XYθ制御方法で起きる機械剛性の問題を解決するための方法が特許文献2に開示されている。この方法は、テーブル台座に配置した4個の支持手段により、移動テーブルを基準面に平行にかつ相対移動可能に支持し、これらの支持手段を4個のリニア駆動手段によりそれぞれ直線駆動して移動テーブルをテーブル台座に対し相対移動させるようにしておく4軸XYθ制御方法である。そして、この方法では、移動テーブルの基準面上の任意の指定位置に対して与えられたX、Yおよびθ方向の移動指令に対応する4個のリニア駆動手段の軸移動目標値を計算し、4個の支持手段の移動開始時点および終了時点を一致させるように、4個の支持手段の移動速度を軸移動目標値に比例させて4個のリニア駆動手段を同時に駆動し、移動テーブルを目標位置に移動させるようにしている。この場合の位置決めは、4軸の移動距離に合わせて4軸を同期速度で動作させることに特徴がある。
しかし、上記この制御方法では、4個の支持手段の移動開始時点および終了時点を一致させるように、4個の支持手段の移動速度を軸移動目標値に比例させて4個のリニア駆動手段を同時に駆動しているため、4軸間の動作量比率が、計算値と実機での移動量とが正確に一致していなければならず、そのためには、複雑な制御が要求される。また、リニア駆動手段(パルス制御モータ)における1パルス以下での速度制御については、各軸間で、比例、同期制御を正確に行うことが困難であるという問題がある。さらに、計算誤差、機械誤差、分解能誤差等により各軸間の競合等が発生しやすく、高速移動を行う場合には、制御計算の高速化、分解能の高度化等で制御に限界がある。すなわち、特許文献2の4軸XYθ制御方法の場合、ある程度機械剛性を補うことができるが、高速動作で高精度の位置決めを行うことは困難である。
特許第2700050号公報 特許第3604686号公報
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、大型の移動テーブルをXYθ制御により位置決めする時に機械剛性を補い、かつ高速動作で高精度の位置決めを行うことを可能にするテーブルの位置決め制御装置を得ることを目的とする。
この発明に係るテーブルの位置決め制御装置は、テーブル台座に設置した少なくとも4個の支持手段により、移動テーブルをテーブル台座に対して水平に、かつ各支持手段の支持点の周りに回動可能に支持し、これらの支持手段が、対応するモータの軸回転をそれぞれ直線駆動に変換することにより移動テーブルをテーブル台座に対してX方向、Y方向、θ方向に相対移動させ、移動テーブルを目標位置に位置決めするテーブルの位置決め制御装置において、現在置かれている移動テーブルの基準面上の任意の指定位置の目標位置に対するずれ量の測定値から算出した、X、Yおよびθ方向の移動指令を与えるための各モータの軸移動目標値に基づいて、任意の3個のモータによる位置決め制御を非同期で同時に開始し、対応する3個の支持手段の移動速度のそれぞれを単独に制御して、当該3個のモータの全てが対応する軸移動目標値に到達した時点で3軸による位置決め制御を終了させ、一方、3個のモータが位置決め制御を行っている期間、残りのモータを、3軸による位置決め方向へ補助力を与えるようトルク制御で駆動させ、3軸全ての位置決め制御の終了直前または終了直後にトルク制御から位置決め制御に切り替えて自己の軸移動目標値と一致するまで駆動させるものである。
この発明によれば、現在の位置から目標位置までの移動距離のみの値での制御であり、制御速度については同期制御を行っていないので、制御方法が簡略化され、また、計算誤差、機械組み立て誤差、モータ制御分解能誤差等による各軸間の競合等の発生が無く、滑らかな動作で位置制御を行える効果がある。さらに、複雑な計算処理、計算誤差、駆動動作タイミング遅れに因る軸間の競合力の発生が無いため、高速動作で高精度の位置決めが可能になる。
この発明の実施の形態1によるテーブルの位置決め制御装置の構造を示す一部切り欠け平面図である。 この発明の実施の形態1に係る支持手段の構造を示す平面図と正面図である。 この発明の実施の形態1に係るモータの移動量を算出するために移動テーブルをX方向に微小量移動させた状態を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係るモータの移動量を算出するために移動テーブルをY方向に微小量移動させた状態を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係るモータの移動量を算出するために移動テーブルをθ方向に微小量移動させた状態を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る移動テーブルの位置決め動作前の状態を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る移動テーブルの位置決め動作の最初の移動制御状態を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る移動テーブルの位置決め状態を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る位置決め制御を行うモータの駆動制御装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2によるテーブルの位置決め制御装置の構造例を示す一部切り欠け平面図である。 この発明の実施の形態2によるテーブルの位置決め制御装置の他の構造例を示す一部切り欠け平面図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための最良の形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるテーブルの位置決め制御装置の構造を示す一部切り欠け平面図である。この実施の形態1は4軸を用い移動テーブルをXYθ制御する例について説明する。
移動テーブル10は、均一な平面の基準面を有し、テーブル台座20の上に設置された4個の支持手段30によって4箇所の支持点A,B,C,Dで基準面が常に水平となるように支持されている。支持手段30は、軸37の周りを回動する回動部材38を持ち、回動部材38の外縁を移動テーブル10に設けた孔11にはめ込むことにより移動テーブル10を回動可能に支持している。4個の支持手段30の駆動制御はそれぞれのモータM1〜M4によって行われる。
支持手段30の詳細構造について図2に示すが、支持手段30は上記特許文献1および特許文献2で使用されているものと基本的に同様な構造であり、この分野では一般的なものである。図2(a)に示すように、支持手段30は回動部材38を矢印のようにX(水平横)方向、Y(水平縦)方向、θ(水平回転)方向に動かす機構を備えている。そのため支持手段30は、第1のガイドレール31と第1のガイド子32とで構成される第1の直動機構を備えている。第1のガイドレール31は、直線状に延びる所定の長さを持ち、移動テーブル10の基準面10aに平行なテーブル台座20の上面に固定されている。第1のガイド子32は、この第1のガイドレール31に跨り滑動するように設けられている。この第1のガイド子32は、ナット体56を上面に備えている。ナット体56は、第1のガイドレール31と平行に延びるように上面に配置されたボールねじまたはすべりねじ等からなる送りねじ55と螺合し、送りねじ55の回転を第1のガイド子32のリニア動作に変換する機能を有する。送りねじ55は、テーブル台座20上に設置されたサーボモータからなる位置制御用のモータ51(M1〜M4に相当)の出力軸51aにボールねじ等のカップラ53を介して連結しており、モータ51により回転されるようになっている。
また、支持手段30は、第2のガイドレール34と第2のガイド子35とで構成される第2の直動機構を備えている。第2のガイドレール34は、直線状に延びる所定の長さを持ち、移動テーブル10の基準面10aに平行で、かつ第1のガイドレール31と直角関係を持ち、中央でナット体56の上部に固定または一体形成により支持されている。第2のガイド子35は、第2のガイドレール34に跨り滑動するように設置されている。したがって、第2のガイド子35は、第1のガイド子32の動き方向に対して直角な動き方向を有することになる。また、第2のガイド子35は、その上部で、移動テーブル10の基準面10aに対して垂直方向に延びる軸37の下端部を固定支持している。軸37の上端部には、ボール軸受けを介して外輪に回動部材38が軸37に対して回動自在に設けられている。
支持手段30は以上のように構成されているので、軸中心が支持点A,B,C,Dのそれぞれに相当する軸37は、位置制御用のモータ51の回転を受けると第1の直動機構により、例えばX方向に移動し、また、他の支持手段による移動テーブル10のY方向の動きを受けた場合には第2の直動機構によりY方向に移動する。その際、移動テーブル10の動きにより軸37にねじり方向の力が働いた場合には、回動部材38が軸37の周りを回転することでその力を逃がすようにしている。したがって、それぞれの位置制御用のモータの回転によって複数の支持手段の動きを制御すれば、そのことによって移動テーブル10の所望の位置決めが可能になる。この発明では、位置制御用のモータ51(M1〜M4に相当)は、サーボモータであるが、位置制御とトルク制御の動作モードを持ち、この動作モードを切り換えて運転することが可能なエンコーダ51b付きの位置制御モータ(例:MRJ2S 三菱電機株式会社製)を使用する。
図1において、移動テーブル10は4個の支持手段の支持点(A,B,C,D)で支持され、モータM1〜M4の4軸を用いて制御されるが、各モータの駆動制御を行うにあたって各モータによる移動量を移動テーブル10の移動量との関係から求めておく必要がある。そのため、図3乃至図5で説明するように、移動テーブル10をX(横方向)、Y(縦方向)、θ(回転方向)に個別に微小量移動し、そのときのテーブルの各移動量を測定する。そして、その移動量を与えた各モータの移動量を、そのエンコーダの出力から算出する。この場合、テーブルの移動量を測定する装置としては、図3において、移動テーブルの4隅に書き込まれている+印の、例えば2個の上部の所定位置にそれぞれ設置される顕微鏡カメラが使用される。そして、画像座標上で最初に撮像した+印の位置と移動後に撮像した+印の位置とから画像処理によって移動距離を求める。
先ず、図3に示すように、移動テーブル10をX方向に微小量△XTだけ移動させ、このときエンコーダの出力から求めた各モータの移動量を下記の値とする。
M1の移動量=△XM1X (1)
M2の移動量=△XM2X (2)
M3の移動量=△YM3X (3)
M4の移動量=△YM4X (4)
次に、図4に示すように、移動テーブル10をY方向に微小量△YTだけ移動させ、このときエンコーダの出力から求めた各モータの移動量を下記の値とする。
M1の移動量=△XM1Y (5)
M2の移動量=△XM2Y (6)
M3の移動量=△YM3Y (7)
M4の移動量=△YM4Y (8)
続いて、図5に示すように、移動テーブル10をθ方向に微小量△θTだけ移動させ、このときエンコーダの出力から求めた各モータの移動量を下記の値とする。
M1の移動量=△XM1θ (9)
M2の移動量=△XM2θ (10)
M3の移動量=△YM3θ (11)
M4の移動量=△YM4θ (12)
上記(1)〜(12)式のデータを基に、移動テーブル10を移動量△X(横方向)、△Y(縦方向)および△θ(回転方向)の位置へ移動を行った場合の各モータの移動量を、下記の(13)〜(16)式を用いて算出する。
M1の移動量
=△X・△XM1X/△XT+△Y・△XM1Y/△YT+△θ・△XM1θ/△θT (13)
M2の移動量
=△X・△XM2X/△XT+△Y・△XM2Y/△YT+△θ・△XM2θ/△θT (14)
M3の移動量
=△X・△XM3X/△XT+△Y・△XM3Y/△YT+△θ・△XM3θ/△θT (15)
M4の移動量
=△X・△XM4X/△XT+△Y・△XM4Y/△YT+△θ・△XM4θ/△θT (16)
上記の算出方法での位置決め動作は、実機での組み立て誤差も、吸収した制御値となるため、設計理論値で制御する場合に比べて、より正確に、位置決めが可能となる。
次に、移動テーブル10の位置決めを行う方法について説明する。
図6において、現在、移動テーブル10は、実線で示す位置にあるものとする。すなわち、二点鎖線で下に示されたテーブル10bの位置(位置決めの目標位置)に対してずれた位置にある。そこで、移動テーブル10の基準面10a上の任意の指定位置(例えば2個の+印)の目標位置に対するX、Yおよびθ方向のずれ量を、上述したように顕微鏡カメラにより測定して得る。次に、(13)式〜(16)式を用いて、上記測定値に基づいてX、Yおよびθ方向の移動指令を与えるための4個のモータM1〜M4の軸移動目標値のそれぞれを算出する。
次に、4個のモータM1〜M4の中、3個のモータ、例えばモータM1,M3,M4による3軸で先行して位置決め制御を同時に開始する。一方、残りのモータM2はトルク制御で駆動される。モータM1,M3,M4による位置決め制御は、3軸の軸移動目標値に合わせて3軸をそれぞれ非同期速度で動作させ、対応した3個の支持手段30の移動速度のそれぞれを単独に制御して、軸移動目標値に一致するまでモータM1,M3,M4を動作させる。したがって、この場合、3個の支持手段30の移動開始時点は一致させているが、終了時点は別々になる。一方、この期間、残りのモータM2はトルク制御で動作しているため、上記3軸による位置決め方向へ補助力を与えるように自己の軸を駆動し、それに対応した支持手段30による移動テーブル10の位置決めがなされる。その結果、移動テーブル10の位置は図7に示すような状態となる。
次に、図7における移動テーブル10の位置状態においては、トルク制御を行ったモータM2側の移動テーブル10の角部の位置が目標に対してずれている。このずれ量ΔSTは、モータM1の支持手段でガイドレール等によりY方向にガタΔSMがあったとすると、ガイドレールのガイド子の長さLM、モータM1に係る支持点AからモータM2側の角部までの距離LTから(17)式が成り立つ。
ΔST=ΔSM×LT/LM (17)
ここで、LTがLMに対して大きい場合、その比例値によってΔSTが増幅され無視できなくなる。
そこで、ずれ量ΔSTを大幅に縮小し、移動テーブル10を、図8に示すように目標位置に位置決めするために、モータM2による位置決め制御を行う。この場合のモータM2の軸の移動量は、先に(14)式で算出された軸移動目標値と、トルク制御時にモータM2のエンコーダの出力パルス数から求めた値との差になる。モータM2は、支持手段30の移動速度を上記差の移動量に比例させて軸移動目標値に達するまで駆動し、移動テーブル10を目標位置に設定する。なお、モータM2の駆動を位置決め制御に変更する時点は、上記モータM1,M3,M4の3軸による位置決めの完了直前または完了直後とする。
図9は上記位置決め制御を行うためのモータM1〜M4の駆動制御装置の構成を示す。
制御部100は、CPU部101、制御パルス発生部102、エンコーダパルスカウンタ103および入出力部104を備えている。制御パルス発生器102は、プログラムに基づいてCPU部101により制御され、モータ毎の位置決め制御パルスs1を発生する手段である。ただし、モータ毎の位置決め制御パルスs1には、相互に同期関係にないものが使用される。エンコーダパルスカウンタ103は、モータM1〜M4の各エンコーダ51bが発生するパルスs2のそれぞれを計数し、モータの制御位置を算出する手段である。入出力部104は、CPU部101からの指令に従って位置決め制御とトルク制御の運転を切り替える運転切替信号s3をモータドライバ201〜204の対応するドライバに出力する手段である。モータドライバ201〜204は、位置決め制御パルスs1に基づいたモータドライブ信号s4を所定のモータに出力してそれぞれを駆動して位置決め制御し、また運転切替信号s3に応じて指定されたモータに対してはトルク制御に設定する手段である。モータM1〜M4には、上述したように、サーボモータで、位置決め制御とトルク制御を切り換えて運転することができるエンコーダ51b付きの位置制御モータが使用される。
図9において、上述したように3個のモータM1,M3,M4による最初の位置決め制御時には、CPU部101からの指令に従った運転切替信号s3がモータドライバ202に対して与えられ、モータドライバ202はモータM2のみをトルク制御の運転に切り替える。このとき、制御パルス発生器102からは、プログラムに基づいてCPU部101により指定された位置決め制御パルスs1が対応するモータドライバ201,203,204に与えられる。したがって、モータドライバ201,203,204のそれぞれは、対応するモータM1,M3,M4に対してそれぞれのモータドライブ信号s4を与え、モータM1,M3,M4を駆動して位置決め制御を行う。これ対して、トルク制御の運転に切り替えられたモータドライバ202は、モータM1,M3,M4が位置決め制御の駆動をしている間、モータM2をトルク制御の駆動状態に置く。
モータM1〜M4は、位置決め制御で駆動中、それぞれのエンコーダ51bから発生するパルスs2をエンコーダパルスカウンタ103に与える。エンコーダパルスカウンタ103は、それぞれのパルスs2を計数して各モータの制御位置を算出しCPU部101に与える。CPU部101は、そのうち、モータM1,M3,M4の制御位置がそれぞれの軸移動目標値に達した場合、制御パルス発生器102からのモータM1,M3,M4に対応する位置決め制御パルスs1の発生を停止させる。また、CPU部101は、モータM1,M3,M4の制御位置がそれぞれの軸移動目標値に達する直前の値となった場合、または軸移動目標値に達した場合(図7の状態時)に入出力部104からモータドライバ202に与えていた運転切替信号s3を遮断し、モータM2に対する位置決め制御パルスs1をモータドライバ202に与える。これにより、モータM2はトルク制御から切り替わり、位置決め制御を行う。この位置決め制御の間、エンコーダパルスカウンタ103は、モータM2のエンコーダ51bから発生するパルスs2に基づいてその制御位置を算出する。CPU部101は、M2の制御位置が軸移動目標値に達した場合、制御パルス発生器102からのモータM2に対応する位置決め制御パルスs1の発生を停止させ、位置決め制御を終了する(図8の状態)。
以上のように、この実施の形態1によれば、移動テーブルの位置決めを4個の支持手段で4軸制御する場合に、そのうちの3軸による位置決め制御を非同期で先行させ、その間、残りの1軸でトルク制御しておき、3軸による位置決めの完了直前または完了直後に当該残りの1軸を位置決め制御に切り替えて目標位置に最終的に位置決めするようにしている。したがって、現在の位置から目標位置までの移動距離のみの値での制御であり、制御速度については同期制御を行っていないので、制御方法が簡略化され、また、計算誤差、機械組み立て誤差、モータ制御分解能誤差等による各軸間の競合等の発生が無く、滑らかな動作で位置制御を行える効果がある。さらに、複雑な計算処理、計算誤差、駆動動作タイミング遅れに因る軸間の競合力の発生が無いため、高速動作が、可能になる。
実施の形態2.
図10はこの発明の実施の形態2によるテーブルの位置決め制御装置の構造を示す一部切り欠け平面図である。この例は、矩形の移動テーブル10を6個の支持手段30の支持点A〜Fで支持し、モータM21〜M26により6軸制御する場合を示している。この制御方法では、最初の位置決め制御を、例えば3個のモータM21,M25,M26で行った場合、その間、他のモータM22,M23,M24はトルク制御を行い、モータM21,M25,M26の位置決め制御の完了直前または完了直後に他のモータM22,M23,M24で位置決め制御を行うようにする。このモータM22,M23,M24の位置決め制御時の動作も、同時に開始し、互いに非同期で行う。
また、6個の支持点で支持し、6軸制御する他の例について図11に示す。この例は、正六角形の移動テーブル10をG〜Lの6支持点で支持し、正六角形の各辺と平行な軸を持つモータM31〜M36で制御するようにしたものである。この制御方法は、最初の位置決め制御を、例えば3個のモータM31,M32,M34で行った場合、その間、他のモータM33,M35,M36はトルク制御を行い、モータM31,M32,M34の位置決め制御の完了直前または完了直後に他のモータM33,M35,M36で位置決め制御を行うようにすればよい。
この実施の形態2によれば、上記実施の形態1の例に比べて、より大面積の移動テーブルを使用して、テーブルの位置剛性を高める場合に有効である。
以上のように、この発明に係るテーブルの位置決め制御装置は、大型基板の精密位置合わせ、大型テーブルでの精密位置合わせ後の機械剛性の向上、高加重の加わるテーブルの位置決めができるので、今後増加が予想される、一枚の大型基板上で多数の精密な加工や組み立てを行う産業装置に適している。

Claims (2)

  1. テーブル台座に設置した少なくとも4個の支持手段により、移動テーブルをテーブル台座に対して水平に、かつ各支持手段の支持点の周りに回動可能に支持し、これらの支持手段が、対応するモータの軸回転をそれぞれ直線駆動に変換することにより前記移動テーブルを前記テーブル台座に対してX方向、Y方向、θ方向に相対移動させ、前記移動テーブルを目標位置に位置決めするテーブルの位置決め制御装置において、
    現在置かれている前記移動テーブルの基準面上の任意の指定位置の目標位置に対するずれ量の測定値から算出した、X、Yおよびθ方向の移動指令を与えるための各モータの軸移動目標値に基づいて、任意の3個のモータによる位置決め制御を非同期で同時に開始し、対応する3個の支持手段の移動速度のそれぞれを単独に制御して、当該3個のモータの全てが対応する軸移動目標値に到達した時点で3軸による位置決め制御を終了させ、
    一方、前記3個のモータが位置決め制御を行っている期間、残りのモータを、前記3軸による位置決め方向へ補助力を与えるようトルク制御で駆動させ、前記3軸全ての位置決め制御の終了直前または終了直後にトルク制御から位置決め制御に切り替えて自己の軸移動目標値と一致するまで駆動させることを特徴とするテーブルの位置決め制御装置。
  2. 移動テーブルが5個以上の支持手段で支持された場合、最初に位置決め制御を行う任意の3個のモータ以外で、トルク制御から位置決め制御に切り替えて用いる複数のモータは、その位置決め制御時に互いに非同期で駆動することを特徴とする請求項1記載のテーブルの位置決め制御装置。
JP2007542538A 2005-10-26 2005-10-26 テーブルの位置決め制御装置 Expired - Fee Related JP4615024B2 (ja)

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