JP4591136B2 - 2次元位置決め装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置やプリント基板、液晶表示素子等の露光装置などで、電動機を駆動して、テーブルを移動させ、テーブル上の対象物を所定の位置に位置決めする2次元位置決め装置に関する。
第1従来例であるリニアモータを内蔵したステージ装置は、リニアモータを用いて微小の角度位置決めを可能にし、小型、薄型化している(例えば、特許文献1参照)。
また、第2従来例である2軸平行・1軸旋回運動案内機構およびこれを用いた2軸平行・1軸旋回テーブル装置は、テーブルへの組み付けが簡単でかつ高精度に案内支持できる2軸平行・1軸旋回運動案内機構を用いたテーブル装置としているものもある(例えば、特許文献2参照)。
さらに、複数のサーボモータの制御方法では、2軸間の偏差を少なくするため、各軸に同じ位置指令、速度指令をコントローラから分配し、フィードバック制御により各軸の位置制御、速度制御ループのゲインを高ゲインに調整し、位置制御,速度制御ループに積分を使い制御中の偏差を無くし、応答性を上げて、2軸間の偏差を小さくする方法を採用していた(例えば、特許文献3参照)。
第1従来例のリニアモータを内蔵したステージ装置を説明する。
図17は第1従来例によるリニアモータを内蔵したステージ装置の一実施例を示し、一方向であるX方向から見た正面図、図18は第1従来例による図17のステージ装置を示す平面図である。
リニアモータを内蔵したステージ装置は、回転ステージ103と第2ステージ102との間に微小の回転方向に移動させる駆動装置として回転用リニアモータ113を組み込み、特に、回転ステージ103の微小量の角度位置きめを考慮して、回転用リニアモータ113として、可動マグネット型リニアモータを適用し、回転用リニアモータ113と回転方向部分である回転ステージ103を微小量だけ回転方向(即ち、θ方向)に移動させてワーク等の部品を角度位置決めする回転ステージ装置である。
一方向の直線方向であるX方向に往復移動する第1ステージ101と、X方向に直交するY方向に往復移動する第2ステージ102とによって構成されるXYステージ装置に回転ステージ103(即ち、θステージ装置)を組み込み、XY−θステージ装置の複合ステージ装置に構成し、ワーク等の部品をX方向、Y方向及び回転方向(θ方向)に対して平面上での位置決めを行う構造に構成している。
このように、従来のリニアモータを内蔵したステージ装置は、小型、薄型化してXYθ方向の位置決めをするのである。
第2従来例を2軸平行・1軸旋回運動案内機構およびこれを用いた2軸平行・1軸旋回テーブル装置を説明する。
図19は第2従来例による2軸平行・1軸旋回運動案内機構の一部破断分解斜視図、図20は第2従来例による2軸平行・1軸旋回運動案内機構を用いた2軸平行・1軸旋回テーブル装置であり、同図aはテーブルを省略して2点鎖線で示す平面図、同図bは正面図、図21は第2従来例によるテーブルの平面図である。
第2従来例に係る2軸平行・1軸旋回運動案内機構は、2軸平行運動案内部270(図19)と、この2軸平行運動案内部270に組み付けられる旋回運動案内部280(図20)とから構成されている。
また、2軸平行・1軸旋回運動案内機構201を用いた2軸平行・旋回テーブル装置は、図20、図21のように、4つの2軸平行・1軸旋回運動案内機構201A,201B,201C,201Dを介して、テーブル233を基台234に対して平行に互いに直交する2軸方向に移動自在に支持し、テーブル233中央部に位置する旋回軸C0を中心にして旋回可能となっている。
4つのうち3つの2軸平行・1軸旋回運動案内機構201A,201B,201Dには、それぞれ直線方向に伸縮駆動される、回転モータ238と、この回転モータ238の回転運動を直線運動に変換する送りねじ機構239から構成される直線駆動機構237A,237B,237Dが作動連結されている。2軸平行・1軸旋回運動案内機構201Cは自由に運動できる。
テーブル233を平行移動させる場合は、2つの直線駆動機構237Aもしくは237Bを駆動する。テーブル233を旋回軸C0に対して旋回させる場合、直線駆動機構237A,237Bとを互いに逆方向に同一量+ΔX,−ΔXだけ駆動させ、一方、直線駆動機構237DをY軸方向に所定量ΔYだけ駆動させる。
このように、従来の2軸平行・1軸旋回運動案内機構およびこれを用いた2軸平行・1軸旋回テーブル装置は、テーブルを平行移動または旋回させ、位置決めを行うのである。
図22は第3従来例の形態を説明するためのブロック図である。
メインサーボモータ325とサブサーボモータ335は図示しないワークを共有して結合され、サーボ回路301とともに該ワークを駆動する駆動系を構成する。サーボ回路301は、メインサーボモータ325を含むメイン軸側を制御するメイン軸側サーボ回路302と、サブサーボモータ335を含むサブ軸側を制御するサブ軸側サーボ回路303を備え、さらに、メイン軸側サーボ回路2とサブ軸側サーボ回路303との間には位置補正器304を備え、サブ軸側サーボ回路303に対し速度指令を与える。
メイン軸側サーボ回路302は、通常のサーボ回路と同様に、位置制御器321と速度制御器322と電流制御器323を備え、位置制御器321は数値制御装置(CNC)側から位置指令を受け取って速度指令を速度制御器322に送り、速度制御器322は速度指令を受け取ってトルク指令(電流指令)を電流制御器323に送り、電流制御器323はトルク指令を受け取って電圧指令を電力増幅器324に送る。電力増幅器324は電圧指令に基づいてメインサーボモータ325を駆動する。なお、メインエンコーダ326はメインサーボモータ325の速度及び位置を検出して、速度フィードバック値及び位置フィードバック値をメイン軸側サーボ回路302にフィードバックする。
また、電流フィードバック値は電力増幅器324からメイン軸側サーボ回路302にフィードバックされる。
これに対して、サブ軸側サーボ回路303は、通常のサーボ回路と異なり位置制御器を備えず、速度制御器332と電流制御器333を備え、速度制御器332は位置補正器304から速度指令を受け取ってトルク指令(電流指令)を電流制御器333に送り、電流制御器333はトルク指令を受け取って電圧指令を電力増幅器334に送る。
電力増幅器334は電圧指令に基づいてサブサーボモータ335を駆動する。なお、サブエンコーダ336はサブサーボモータ335の速度及び位置を検出し、速度フィードバック値及び位置フィードバック値をサブ軸側サーボ回路33にフィードバックする。
位置補正器304は、メインサーボモータの位置フィードバック値とサブサーボモータの位置フィードバック値とを入力してその差分を求め、該差分に位置補正ゲインを乗じ、この値を用いてメイン軸側サーボ回路302の位置制御器321から入力した速度指令の補正を行い、補正した速度指令をサブ軸側サーボ回路303に入力する。
したがって、この位置補正器304は、メインサーボモータとサブサーボモータとの位置ずれを補償し、両サーボモータの同期を合わせる働きをする。また、この位置補正器304は、サブ軸側サーボ回路303の位置制御器としての機能を備え、速度制御器332に対して、メインサーボモータとサブサーボモータの同期合わせを行うための補正を施した速度指令を与える。
このように、従来の複数のサーボモータの制御方法は、1つの駆動系を1つの主サーボモータと少なくとも1つの従サーボモータとの複数のサーボモータで制御するサーボモータの制御方法において、応答性が良好で高精度な同期制御を行い、繰り返し制御を行う場合において、簡易な構成でかつ各軸間の干渉の発生を防止し、また、複数のサーボモータについて連結駆動と独立駆動の切り換えを行うのである。
特開2002−328191号公報(図1、図2) 特開平11−245128号公報(図2、図4、図5) 特開平11−305839号公報(図2)
しかしながら、特許文献1のリニアモータを内蔵したステージ装置は、XYθの3方向の各軸が重なりあった装置構成となっていて、位置決めする対象物が大型化すると、ステージ装置が物理的に高くなるという問題があった。近年、液晶材料は年々大型化しており、テーブル即ちステージの往復移動や回転移動させるためには、リニアモータやステージ装置をそのまま大きくせざるを得ず、ステージ装置の重心が高くなると、振動等の外乱に弱いという欠点もあった。
また、XYθの3方向の各軸が重なりあった装置構成のため、ステージが大型化した場合、XYが移動すると、重心位置がずれるので、駆動手段によるステージの移動位置によっては、各軸の連結部に荷重が集中し、ステージに大きなモーメント荷重が発生するので、ステージの円滑な移動が妨げられたり、意図しない回転移動が生じたりして、位置決め精度が低下する問題がある。
また、特許文献2の2軸平行・1軸旋回運動案内機構およびこれを用いた2軸平行・1軸旋回テーブル装置は、2軸平行・1軸旋回運動案内機構をテーブルの4隅のうちの3つに配置した、3軸構成となっていて、1軸のみで駆動する方向があるので、モータの容量が不均一のため、2軸を駆動させる方向と同じ性能を発揮することができないので、1軸のみで駆動する方向では、移動・位置決めに時間が掛かり、結果的に効率性・生産性が悪くなるという問題があった。
また、ボールねじ駆動なので、バックラッシュ等のメカロスが存在した。
さらに、大型化したテーブルを移動するような場合は、1軸駆動では、テーブルの片側で駆動することにとなるので、駆動軸の無いテーブル片側が遅れて移動し、テーブル位置決め精度が低下するというような問題もあった。
加えて、テーブル上の対象物の加工などが行われる際に、外力が掛かると、制御系で保持しない並進自由度や、回転自由度が存在するので、テーブルが外力に従い移動する場合がある。この後、外力によるテーブルや対象物の移動を把握する手段が無いので、テーブル位置を補正できない問題があった。
また、特許文献3の複数の電動機を1方向の駆動に用いる制御方法を取る機械構造の場合は、(1)機械的に2軸以上が締結されているため高ゲインに耐えられる剛性の高い機械にすることは難しい。(2)機械の据付誤差、位置センサの取り付け誤差、各軸の歪、ガタが必ず存在する。(3)軸間の偏差を減らすべくフィードバック制御で高ゲイン化したが、制御中に互いに干渉して、互いが出すトルクが外乱となり、機台振動や精度に悪影響を及ぼす。といった問題がある。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、テーブルが大型化しても、装置の高さを抑えて構成するとともに、テーブルや対象物による荷重をバランス良く分散して支持し、さらに、駆動力をバランスよく作用させることで、各方向への並進移動、回転移動を同じような性能で、精度良く、効率的に動作させ、加えて、テーブルに外力が加わって、テーブルが移動した場合にも、再度テーブルを補正できる2次元位置決め装置であって、1方向の駆動に複数の電動機を用いる構造をもつ機械に対して、フィードバック制御のみでなくフィードフォワードを併用して、不都合な問題を回避し容易に高速,高精度の動作を実現することのできる2次元位置決め装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成したのである。
請求項1記載の発明は、移動部が並進方向に自由度を持つ並進自由度部2つと移動部が回転方向に自由度を持つ回転自由度部1つとを組み合わせた複数の並進回転機構と、
前記並進回転機構に搭載して前記移動部を1つの並進方向に駆動する電動機と、
前記電動機を制御する制御器と、
前記制御器にてフィードバック制御に用いるために被検出体となる前記電動機または前記並進回転機構の位置決め動作量を検出する動作量検出手段と、
前記並進回転機構の前記電動機が2方向以上に前記移動部を動作するように複数の前記並進回転機構を配置する機台部と、
前記機台部の同一平面上に配置した複数の前記並進回転機構の上に配置したテーブルを並進および回転移動するために、前記電動機を動作させる前記制御器に指令する指令手段と、
を備え、
複数の前記電動機を駆動することで前記テーブル上の対象物を所定の位置に位置決めする2次元位置決め装置において、
複数の前記電動機それぞれに対応する制御器の駆動力を検出して、前記並進回転機構、その他機構的な誤差要因である機械的ギャップを無くすため駆動力が常に働くように、前記指令手段の指令に基づいて複数の前記制御器の不均一な駆動力を理想的なバランスに均等に調整する駆動力補正手段を備え、
前記指令手段は、前記駆動力補正手段の出力を、前記指令手段の指令に基づく各々の前記制御器が出力した駆動力に加えてフィードフォワード制御することを特徴とするものである。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の2次元位置決め装置において、
補正した複数の前記制御器の駆動力を前記指令手段の指令に基づいて各電動機で一定量の理想的なバランスに均等になるように前記駆動力補正手段が駆動力の補正を調整することを特徴とするものである。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2項記載の2次元位置決め装置において、前記制御器をサーボロックして前記電動機が現在位置を保持する形態で、前記駆動力補正手段および前記指令手段は、少なくとも1つの前記制御器の駆動力を補正することを特徴とするとするものである。
また、請求項4記載の発明は、請求項1記載の2次元位置決め装置において、
移動部が並進方向に自由度を持つ並進自由度部2つと移動部が回転方向に自由度を持つ回転自由度部1つとを組み合わせた複数の並進回転機構と、
前記並進回転機構に搭載して、前記移動部を1つの並進方向に駆動する電動機と、
前記電動機を制御する制御器と、
前記制御器にてフィードバック制御に用いるために被検出体となる前記電動機または前記並進回転機構の位置決め動作量を検出する動作量検出手段と、
前記並進回転機構の前記電動機が2方向以上に前記移動部を動作するように複数の前記並進回転機構を配置する機台部と、
前記機台部の同一平面上に配置した複数の前記並進回転機構の上に配置したテーブルを並進および回転移動するために、前記電動機を動作させる前記制御器に指令する指令手段と、
を備え、
複数の前記電動機を駆動することで前記テーブル上の対象物を所定の位置に位置決めする2次元位置決め装置において、
前記テーブルの形状不均一の理由で各電動機が担う負荷が不均一となり、各制御器の駆動力が各電動機で均等にならない場合に、
前記指令手段の位置指令から求めた加速度と各前記電動機に関わる負荷とに基づいて各前記電動機が担う不均一な負荷に対して慣性補償する駆動力を演算する駆動力補正手段を備え、
前記指令手段は、前記駆動力補正手段の出力を、前記指令手段の指令に基づく各々の前記制御器が出力した駆動力に加えてフィードフォワード制御することを特徴とするものである。
また、請求項5記載の発明は、請求項4記載の2次元位置決め装置において、各前記電動機に関わる負荷の分担に関しては、前記テーブルを並進移動する場合には、前記駆動力補正手段が、前記テーブルと前記対象物の重心位置と、前記並進回転機構の配置位置と、から総負荷に対する各前記電動機に関わる負荷の割合を算出して慣性補償する駆動力を演算することを特徴とするものである。
また、請求項6記載の発明は、請求項4記載の2次元位置決め装置において、
各前記電動機に関わる負荷の分担に関しては、前記テーブルを回転移動する場合には、前記駆動力補正手段が、前記テーブルおよび前記対象物の重心位置と、前記並進回転機構の配置位置と、前記テーブルの回転中心と前記電動機の距離と、から総負荷に対する各前記電動機に関わる負荷の割合を算出して慣性補償する駆動力を演算することを特徴とするものである。
また、請求項7記載の発明は、請求項記載の2次元位置決め装置において、
前記テーブルの上に置かれた対象物の目印を基準にしてその配置を取り込む2次元位置センサと、前記テーブルの上に置かれた対象物の位置を補正するための補正量を算出する補正量算出手段とを備え、
前記2次元位置センサで捕らえた前記テーブルもしくは前記テーブルの上に置かれた前記対象物の位置を、前記電動機を駆動し、前記テーブルを2方向の並進移動もしくは回転移動することによって、前記テーブルもしくは前記対象物の位置を補正することを特徴とするものである。
また、請求項8記載の発明は、請求項7記載の2次元位置決め装置において、前記2次元位置センサで、形状・質量が予め既知の前記対象物の配置を求めて負荷の配分を推定する負荷分布推定手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項9記載の発明は、請求項7記載の2次元位置決め装置において、前記2次元位置センサを複数備え、前記テーブルもしくは前記対象物の配置を複数の前記2次元位置センサで捕らえることを特徴とするものである。
また、請求項10記載の発明は、請求項記載の2次元位置決め装置において、前記電動機がリニアモータであって、前記制御器の出力である駆動力は推力であることを特徴とするものである。
また、請求項11記載の発明は、請求項記載の2次元位置決め装置において、前記並進回転機構が前記並進自由度部の少なくとも1つに前記電動機を搭載した並進駆動部を有することを特徴とするものである。
また、請求項12記載の発明は、請求項記載の2次元位置決め装置において、前記駆動力補正手段が、前記テーブルの並進と回転移動によって、駆動する前記電動機が異なるために、前記駆動力の不足や過補償なきよう出力する前記制御器を切り替えることを特徴とするものである。
また、請求項13記載の発明は、請求項記載の2次元位置決め装置において、補正する駆動力を重み付けする駆動力フィードフォワード・ゲインを前記駆動力補正手段が有することを特徴とするものである。
また、請求項14記載の発明は、請求項記載の2次元位置決め装置において、前記制御器が、位置指令を入力し、該位置指令と前記動作量検出手段の位置の動作量が一致するような速度指令を生成することにより位置制御を行う位置制御部と、前記速度指令と前記動作量検出手段の速度の動作量が一致するような駆動力指令を生成することにより速度制御を行う速度制御部と、前記駆動力指令を入力し、該駆動力指令を電流指令に変換し、電動機に供給する電流が変換した該電流指令と一致するような電流制御を行うことにより前記電動機の駆動を行っている電流制御部と、前記動作量検出手段の出力を、単位系に合わせて前記位置制御部もしくは前記速度制御部にフィードバックするフィードバック制御用の単位換算手段と、前記指令手段を介して位置指令を2階微分した加速度位置の複数微分を含むフィードフォワード用の前記駆動力補正手段の出力を、前記制御器の出力の駆動力に加える加算器と、を備えたことを特徴とするものである。
請求項1記載の発明によると、並進回転機構ほかの機構部にフィードフォーワード駆動力を加えることで、機械的なガタやギャップを無くすことができ、機械的なロスを抑制して、精度よくテーブルを移動できるようになる。
また、請求項2記載の発明によると、テーブルが対称形で駆動力を各電動機で均等に調整する際に、並進回転機構ほかの機構部に加える駆動力を、複数の並進回転機構に均等に与えるので、機械的な偏りを抑制することができ、精度よくテーブルを移動することができる。
また、請求項3記載の発明によると、補正する電動機を少なくして、機械的な偏りを抑制することができ、精度よくテーブルを移動することができる。
また、請求項4記載の発明によると、テーブルの形状が不対称形等で補正が各電動機で均等に調整できない場合等には、位置指令の2階微分による加速度と慣性補償する駆動力により適正なフィードフォワードを構成して補正するので、駆動力を各電動機で均等に調整できない場合もテーブルを移動するために必要な各電動機の駆動力をバランスよく配分可能として、精度よくテーブルを移動することができる。
また、請求項5記載の発明によると、補正のため加える駆動力を、重心位置と、並進回転機構の配置位置から、バランスよく供給できるように演算できる。
また、請求項記載の発明によると、テーブルを回転移動するのに必要な補正する駆動力を、テーブルおよび対象物の重心位置と、並進回転機構の配置位置と、テーブルの回転中心と電動機の距離から、バランスよく供給できるように演算できる。
また、請求項記載の発明によると、テーブル上の対象物の配置状況を2次元位置センサを用いて把握し、位置の補正値を算出することで、テーブル移動動作を迅速に行うことができる。
また、請求項記載の発明によると、2次元位置センサで前記対象物の配置を求めて負荷の配分を推定するので、荷重の重心を把握でき、補正のため加える駆動力出力を迅速に行うことができる。
また、請求項記載の発明によると、1つの2次元位置センサでは、対象物がすべて把握できない場合でも、複数の2次元位置センサが分割して対象物を把握することで、対象物の配置を把握することができる。また、複数の種類の把握対象に使用できる。
また、請求項10記載の発明によると、メカロスが少ない駆動機構となり、さらに保守・管理が少ない駆動機構を利用した2次元位置決め装置とすることができる。
また、請求項11記載の発明によると、XYθの3方向へ動作するテーブルを実現でき、テーブルや対象物の荷重を、バランス良く分散して支持することができる。
また、請求項12記載の発明によると、テーブル移動の種類によって補正を切り替えることができ、状況に応じて精度よくテーブルを移動することができる。
また、請求項13記載の発明によると、補正する駆動力に重みを付けて調整することができる。
また、請求項14記載の発明によると、電動機を精度よく動作することができ、機構部の機械的ギャップを無くすためや慣性補償するための駆動力を加えて補正する装置を構成することができる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は本発明の実施例1の2次元位置決め装置の概略図、図2は図1に示す2次元位置決め装置の上面図および並進回転機構の配置例を示す図、図3は図1に示す2次元位置決め装置に使用する並進回転機構の概略図で、図3(a)は平面図、図3(b)および(c)は側面図ある。
図1において、1は電動機(リニアモータ1L)、2は動作量検出手段、3は制御器、4はテーブル、5は対象物、6は並進回転機構、7は機台部、8は指令手段である。2次元位置決め装置は、図1に示すようにテーブル下面に4つの配置された並進回転機構6と、指令手段8とから構成されている。並進回転機構6は図3に示すように、リニアモータ1Lを配した並進駆動部11の上に直交する並進自由度部12と回転自由度部13を有する。
並進駆動部11には、リニアモータ1Lが装着され、直動案内21を移動できる直動案内ブロック22を設けることで、並進自由に支持されている。並進自由度部12も直動案内21を移動できる直動案内ブロック22を設けることで、並進自由に支持されている。 回転自由度部13には、回転用軸受23を設けることで回転自由に支持されている。指令手段8の出力である指令を制御器3に入力すると、電動機1(リニアモータ1L)を駆動して、テーブル4およびテーブル4上の対象物5を並進または回転移動させる。
本発明が特許文献1と異なる部分は、リニアモータを重ねてXYθ方向へのテーブル移動を実現しているのでは無く、4つの並進回転機構6を備えてテーブルをXYθ方向へ移動させている部分である。
本発明が特許文献2と異なる部分は、4つの並進駆動部11を備えた並進回転機構6と1つの回転自由度部13を備えた並進回転機構6を備えてテーブルをXYθ方向へ移動させている部分である。
本発明が特許文献3と異なる部分は、4つの並進駆動部11を備えた並進回転機構6を備えてテーブルをXYθ方向へ移動させている部分である。また、本発明はある軸のエンコーダ(動作量検出手段)出力を他の軸のエンコーダ出力との差をフィードバックするような構成では無く、追従性を高めたフィードフォワード制御を行っている。
テーブル4の動作と並進回転駆動機構6のリニアモータ1Lの動作の関係は以下のようになっている。
図4は本発明の実施例1の2次元位置決め装置のテーブルの回転移動を示す図である。 Ooはテーブルの中心および回転中心、Rは回転半径、δZijは並進駆動部11もしくは並進自由度部12の移動量、δZiθは回転自由度部13の回転量、Δθはテーブルの回転角度、a、b、c、dは初期位置である。
テーブル4をΔθ、テーブルの中心Ooを回転中心として回転移動させるには、X方向、Y方向に駆動するリニアモータ1Lをそれぞれ逆方向に稼動する。第1の並進回転機構6aのリニアモータ1LをδZ1yだけ駆動軸方向に移動し、第2の並進回転機構6bのリニアモータ1LをδZ2xだけ駆動軸方向に移動し、第3の並進回転機構6cのリニアモータ1LをδZ3yだけ駆動軸方向に移動し、第4の並進回転機構6dのリニアモータ1LをδZ4xだけ駆動軸方向に移動すると、各並進回転機構6の並進自由度部12と回転自由度部13がそれぞれ並進、回転移動する。
このように、テーブル4の移動量と並進回転機構6の各移動量は幾何学的に決まり、並進駆動部11の移動によりテーブル4はテーブル中心に回転移動する。
ここでは、テーブル4の中心Ooを基準としたが、任意の位置を回転中心としてもよく、幾何学的に並進回転機構6の各移動量がもとめられることにより任意の場所を回転中心として回転移動できる。
図5は本発明の実施例1を示す2次元位置決め装置のテーブルの並進移動を示す図である。
Lはテーブル4の並進動作量、αはテーブル4の並進移動方向がなす角度、δZijは並進回転機構6の各並進駆動部11つまりリニアモータ1Lの移動量である。テーブル4は、第1、第2、第3、第4の並進回転機構6a,6bの下部に配置された並進駆動部11に移動量LのXおよびY成分の移動量が指令され、位置決めされる。テーブル4をα方向に並進移動するには、X方向、Y方向に駆動するリニアモータ1Lをそれぞれ同方向に稼動する。第1の並進回転機構6aのリニアモータ1LをδZ1yだけ駆動軸方向に移動し、第2の並進回転機構6bのリニアモータ1LをδZ2xだけ駆動軸方向に移動し、第3の並進回転機構6cのリニアモータ1LをδZ3yだけ駆動軸方向に移動し、第4の並進回転機構6dのリニアモータ1LをδZ4xだけ駆動軸方向に移動すると、各並進回転機構6の並進自由度部12がそれぞれ並進移動する。
このように、テーブル4の移動量と並進回転機構6の各移動量は幾何学的に決まり、並進駆動部11の移動により、テーブル4は並進移動する。X方向のみの並進移動では、第2、第4の並進回転機構6を駆動し、Y方向のみの並進移動では、第1、第2の並進回転機構6を駆動すれば良い。
以上のように、4つの並進回転機構6を有してしていれば、テーブル4および対象物5を回転および並進できる。テーブル4の回転および並進移動を指定すれば、幾何学的に決定する各リニアモータ1Lの移動量を指令手段8が制御器3に指令を出力して、任意にテーブル4を移動できる。
なお、本実施例では、4つの並進回転機構6を用いたが、テーブルの並進・回転は、最低3つの並進回転機構6で実現できる。また、並進回転機構6を更に増やして構成しても良い。
このような構成をしている2次元位置決め装置の動作は以下のようになる。
図6は本発明の実施例1の2次元位置決め装置の制御系のブロック図である。
図において、30は位置制御部、32は速度制御部、33は電流制御部、34は単位換算手段、35は加算器である。
その動作は、駆動力(推力)を出力する速度制御部32の出力(図中の丸1〜丸4)を検出して、駆動力補正手段15に入力すると、各速度制御部32a、b、c、dの出力を補正するフィードフォワード制御を実施する。
第1と第3の並進回転機構6はY方向へのテーブル移動、第2と第4の並進回転機構6はX方向へのテーブル移動に関わるので、第1と第3、第2と第4の並進回転機構6のリニアモータ1Lに掛かる駆動力が均等になるように、駆動力補正手段15は複数の制御器3a、b、c、dの駆動力を補正する。
回転移動にはすべての並進回転機構6が関わるので、すべての制御器3の駆動力を補正する。
ある一定の駆動力が常に掛かるように駆動力の補正を行うことで、並進回転機構6ほかの機構部の機械的ギャップを無くした状態になり、このままリニアモータ1Lを駆動すれば、ガタやメカロスの無い動きが実現できる。
最初に各リニアモータ1Lが干渉しあい、大きな駆動力が発生してリニアモータ1Lの動作に支障をきたす場合には、各軸を比較して干渉を抑えるように、駆動力補正手段15は、制御器3の駆動力を補正すれば良い。
以上のように、各軸の駆動力の補正を行うので、リニアモータ1Lの動作に支障をきたさず、ガタやメカロスの無い精度の良いテーブルの動作による2次元位置決めができるのである。
なお、本実施例では、4つの並進回転機構6を用いて、独立した並進方向(X・Y)の対面する軸同志の比較、もしくは回転を考慮してすべて軸の比較により、均等な駆動力としたが、並進回転機構6の数を変えた場合には、補正後の駆動力の各ベクトルの和が0となるように調整しても良い。
図7は本発明の実施例1の2次元位置決め装置の上面図および並進回転機構の配置例2を示す図である。
図7のように並進回転機構6を配置すると、Y方向の動きには、4つのリニアモータ1Lが関係し、X方向の動きにはすべてのリニアモータ1Lが関係するので、補正後の駆動力の各ベクトルの和が0となるように調整すれば良い。
また、元々ガタやメカロスの影響が少ない機構や、精度を要求しない場合には、常に干渉する駆動力が発生しないように補正を行っても良い。
また、本実施例では、図3に示すような、並進駆動部11の上に直交する並進自由度部12と、さらに上に回転自由度13とする構成としたが、並進駆動部11と並進自由度部12の間に回転自由度部13を置く構成としても良い。テーブル4の移動とリニアモータ1Lの移動の幾何学的関係が、本実施例とは異なるが、幾何学的にリニアモータ1Lの移動量を決定できる点は同じである。
なお、並進移動のXY方向で、駆動力の補正を切り替えても良いし、さらに、回転移動時に補正を切り替えても良い。つまり、X方向、Y方向、回転方向と移動形態によって補正の形態を切り替えても良い。
また、平面内のXYθの位置は、3つのリニアモータ1Lの稼動で実現できるので、4つの並進回転機構6およびリニアモータ1Lのうち3つは補正を行わず(0の駆動力を与え)、残りの1つに補正を加えて駆動力を調整して良い。つまり、各制御器3がフィードバック・ループを形成して保持力を持ち、すべてのリニアモータ1Lの位置も駆動力も決まるので、補正するリニアモータ1Lおよび制御器3を減らして、ガタやメカロスの影響を抑えるように補正しても良い。
〈従来例との比較〉
以上のようにして、制御器3の駆動力を検出し、駆動力補正手段15により駆動力を補正することにより、精度のよいテーブル移動が可能な2次元位置決め装置となり、特許文献3の複数軸制御と比較すれば、特許文献3の場合は、サブ側のサーボ制御器303へ、メイン軸のエンコーダによるフィードバック値、およびサブ軸エンコーダによるフィードバック値を用いた位置補正ゲイン341によって補正したメイン軸の速度指令を印加する同期制御方式であるが、この場合はフィードバック制御のみであって、機械的ギャップ等による外乱が発生してから補正制御されるので追従性が悪く、半導体製造装置、液晶パネル製造装置の精密なテーブル・システムには偏差が大きく問題があった。
それに対して本発明の場合は、予め、予測可能な機械的ギャップ等の成分を予め予測補正するフィードフォワード制御を主体に、フィドフォワード制御と、フィードバック制御を併用した2慣性系の制御を構成したので、高精度な制御が可能となり指令と制御値の偏差の少ない半導体、液晶製造装置等における好適なテーブル・システムを構成できる。
図8は本発明の実施例2を示す2次元位置決め装置の概略図である。
実施例2では実施例1の図1に、9は2次元位置センサ、10は補正量算出手段の構成を加えている。制御器3の駆動力を実施例1と同様に、駆動力補正手段15にて検出・比較しても良いが、本実施例では、機構および動作の特徴を元に駆動力補正手段15を機能させる例を示す。つまり、実施例1とは、駆動力補正手段15の機能が異なる。
並進回転機構6の数や配置およびその構成は、実施例1と同様であり、テーブル4の並進、回転移動も、実施例1の図4、図5と同様になる。2次元位置センサ9と、補正量算出手段10を加えた一連の動作は以下のようになる。
図9は本発明の実施例2を示す2次元位置決め装置の2次元位置センサによる対象物の配置把握原理図および位置補正方法を示す図である。
テーブル4に置かれた対象物5の位置は、2次元位置センサ9で画像として認識される。対象物5に予め記されたマークや対象物5の特徴(図中+で示す)を検出し、補正量算出手段10は、その傾き角からある回転中心からの回転角度や、並進動作量が求められる。
補正角度Ф、動作量Lが補正量算出手段10により算出され、テーブル4の位置から、幾何学的に、並進回転機構6の各駆動部の動作量が求められ、指令手段8から各制御器3に動作量δZijが指令され、テーブル4は位置決めされて、対象物5の位置が補正される。
テーブル4や対象物5の荷重が均一であり、テーブル中心の回転移動であれば、実施例1のようにすれば、精度のよいテーブル移動が可能であるが、テーブル4の形状が不均一な場合や、任意の回転中心で回転移動するときは以下のようにする。
図10は本発明の実施例2を示す2次元位置決め装置の上面図および並進回転機構の配置例2を示す図である。図10のようにテーブル4は不均一であり、X・Y方向への移動時に、X・Yともに対称では無いので、並進回転機構6には均一に荷重を受けることができないので、並進回転機構6のリニアモータ1Lを同じように動作させても、精度良くテーブル4を移動できない場合がある。
図11は本発明の実施例2を示す2次元位置決め装置のテーブルの回転移動を示す図である。図において、Oiは任意の回転中心、Riは回転半径である。任意の回転中心Oiによるテーブル4の回転のため、並進回転機構6と回転中心Oiの距離である回転半径Riは、各リニアモータ1Lによって異なるので、テーブル中心Ooの回転移動のように並進回転機構6のリニアモータ1Lを同じように動作させても、精度良くテーブル4を移動できない場合がある。
以上のような課題があるが、テーブル4の形状・重心位置は予め判っている。また、回転移動時の中心は指定できるので、回転半径Riが予め判っていることになる。
図12は本発明の実施例2を示す2次元位置決め装置の制御系のブロック図である。駆動力補正手段15は、予め判っているテーブル4の形状や、動作方法に従って、制御機3の駆動力(推力)を出力する速度制御部32の出力に、駆動力を加えて補正する。
図10のような不均一な形状のテーブル4をX方向に移動する場合、負荷の荷重が並進回転機構6に均一に掛からないので、駆動力補正手段15は指令手段8の位置指令から求めた加速度と各電動機に関わる負荷とに基づいて2つの前記電動機に対して慣性補償する駆動力を演算する。第2の並進回転機構6bと第4の並進回転機構6cに掛かる荷重の差をMdとすれば、荷重の負担が多い第2の並進回転機構6bのリニアモータ1Lに、慣性補償する駆動力Tを演算する。
駆動力Tは、指令手段8の位置指令Prを2階時間微分し、加速度Arとし、荷重の差Mdを掛け、さらに、重み付けする駆動力フィードフォワード・ゲインWdを掛けて得るさらにこれに一定値Tcを加えても良い。
図11のような、任意の回転中心Oiの回転移動の場合も、回転中心Oiがずれないように、また、各並進回転機構6のリニアモータ1Lの駆動により、均等な回転トルクとなるように、駆動力補正手段15は、予め判るテーブル4の形状・重心位置や、各並進回転機構6の位置と関連する回転半径Riを考慮して補正する駆動力を、演算しフィードフォワード制御すれば良い。
以上のようにして、予め判るテーブル4の形状・重心位置や、移動方向、回転移動時の回転中心Oiおよび各回転半径Riを考慮して、駆動力補正手段15により駆動力を補正することにより、精度のよいテーブル移動が可能な2次元位置決め装置となり、フィードフォワードの方式が、実施例1の場合は均一荷重の各並進回転機構6a、b、c、dを制御器検出値によりバランスよく補正したのに対して、実施例2の場合はテーブルが不対称なので、対応して位置指令を2階微分した加速度を用いたフイードフォワードに、各電動機に関わる負荷荷重に基づく慣性補償分を付加したフィードフォワードを構成することによって、実施例2の場合も、特許文献1のフィードバック制御のみの制御方式に比較して、実施例1と同様にフィードフォワードとフィードバック方式による制御によって追従性の高い、高精度なテーブル駆動を実現でき、液晶パネル製造装置等に好適なテーブルを構成できる。
図13は本発明の実施例3を示す2次元位置決め装置の概略図である。
実施例3は、実施例2の図8の構成に、もうひとつ2次元位置センサ9を設け、さらに、負荷分布推定手段16を加えている。制御器3の駆動力を実施例1と同様に、駆動力補正手段15にて検出・比較しても良いし、実施例2と同様に、予め判るテーブル4の形状・重心位置や、移動方向、回転移動時の回転中心Oiおよび各回転半径Riを考慮して、駆動力補正手段15により駆動力を補正しても良いが、本実施例では、2次元位置センサ9と負荷分布推定手段16を用いた結果から駆動力補正手段15を機能させる例を示す。つまり、実施例1とは、駆動力補正手段15の機能が異なる。
並進回転機構6の数や配置およびその構成は、実施例1と同様であり、テーブル4の並進、回転移動も、実施例1の図4、図5と同様になる。
2次元位置センサ9と負荷分布推定手段16とを加えた一連の動作は以下のようになる。
図14は本発明の実施例3を示す2次元位置決め装置の複数の2次元位置センサによる対象物の配置把握原理図例1である。
図14のように、2次元位置センサ9は2つの視野A,Bを捕捉し、物体(例えばテーブル4や対象物5)に予め記されたマークや対象物5の特徴を検出し、補正量算出手段10は、その傾き角からある回転中心からの回転角度や、並進動作量が求められる。
なお、視野C,Dを検出できるように2次元位置センサ9を配置しても良い。2次元位置センサ9をさらに増やして配置しても良い。また、2次元位置センサ9の光学系を変更して視野の範囲を変えても良い。
図15は本発明の実施例3を示す2次元位置決め装置の複数の2次元位置センサによる対象物の配置把握原理図例2である。
図15のように、2つの2次元位置センサ9で、テーブル4と対象物5を捕捉し、予め記されたマークや対象物5の特徴を検出し、補正量算出手段10は、その傾き角からある回転中心からの回転角度や、並進動作量が求められる。
図15のように、対象物5がテーブル4の中心(重心)からずれて置かれた場合を把握することもできる。ここでは、テーブル4と対象物5を捕捉しているので、両者の相対的な位置関係も把握できることになる。
以上のように、複数の2次元位置センサ9は、同じ物体を検出しても良いし、異なる物体を検出しても良い。
図16は、本発明の実施例3を示す2次元位置決め装置の上面図および並進回転機構と対象物の配置を示す図である。
図15、図16は対象物5がテーブル4の中心(重心)からずれて置かれている。この場合、実施例2と同様に、テーブル4を移動する複数の並進回転機構6のリニアモータ1Lに対して負荷荷重が均等にならない。
対象物5の形状・荷重は、予め判っていても、テーブル4にどのように置かれるか判らない。
しかしながら、2次元位置センサ9を有しているので、対象物5の配置を検出して、負荷分布推定手段16が、対象物5の配置位置から補正量を出力し、補正量算出手段10に入力すれば、実施例2と同様に、駆動力を補正するフィードフォワード制御を実施することができる。
以上のようにして、2次元位置センサ9が対象物5の配置を検出して、負荷分布推定手段16が、対象物5の配置位置から補正量を出力するので、後は、実施例2と同様にして、駆動力補正手段15により駆動力を補正することにより、精度のよいテーブル移動が可能な2次元位置決め装置となる。
複数の並進回転機構が用いられることによりテーブルが大型化しても、荷重が分散されて支持される工作機械の2次元位置決め装置などにも適用できる。この機構により、テーブルを薄型にできる。
また、機構部のギャップを無くしガタやメカロスの影響を抑えることができる。駆動力を補正することで、軸間の偏差を著しく低減して電動機を精度良く動作できる。
さらに、装置が大型化しても、特殊な大型電動機を使用せず、標準的な電動機を複数利用して、駆動力を分散するように構成できるので、装置部品の納期やコストの面で、特殊品に比べて安易に調達できるという利点もあり、特に、大型の対象物を製造する半導体製造装置、液晶パネル製造装置等のテーブル・システムとして好適である。
本発明の実施例1の2次元位置決め装置の概略図である。 本発明の実施例1の2次元位置決め装置の上面図および並進回転機構の配置例1を示す図である。 本発明の実施例1を示す2次元位置決め装置に使用する並進回転機構の概略図である。 本発明の実施例1を示す2次元位置決め装置のテーブルの回転移動を示す図である。 本発明の実施例1を示す2次元位置決め装置のテーブルの並進移動を示す図である。 本発明の実施例1を示す2次元位置決め装置の制御系のブロック図である。 本発明の実施例1を示す2次元位置決め装置の上面図および並進回転機構の配置例2を示す図である。 本発明の実施例2を示す2次元位置決め装置の概略図である。 本発明の実施例2を示す2次元位置決め装置の2次元位置センサによる対象物の配置把握原理図および位置補正方法を示す図である。 本発明の実施例2を示す2次元位置決め装置の上面図および並進回転機構の配置例2を示す図である。 本発明の実施例2を示す2次元位置決め装置のテーブルの回転移動を示す図である。 本発明の実施例2を示す2次元位置決め装置の制御系のブロック図である。 本発明の実施例3を示す2次元位置決め装置の概略図である。 本発明の実施例3を示す2次元位置決め装置の複数の2次元位置センサによる対象物の配置把握原理図例1を示す図である。 本発明の実施例3を示す2次元位置決め装置の複数の2次元位置センサによる対象物の配置把握原理図例2を示す図である。 本発明の実施例3を示す2次元位置決め装置の上面図および並進回転機構と対象物の配置を示す図である。 従来のリニアモータを内蔵したステージ装置のX方向から見た正面図である。 図17に示すステージ装置を示す平面図である。 従来の2軸平行・1軸旋回運動案内機構の一部破断分解斜視図である。 図19に示す2軸平行・1軸旋回運動案内機構を用いた2軸平行・1軸旋回テーブル装置の平面図、及び正面図である。 図20に示すテーブルの平面図である。 従来の複数のサーボモータの制御方法のブロック図である。
符号の説明
1 電動機 (リニアモータ1L)
2 動作量検出手段
3 制御器
4 テーブル
5 対象物
6 並進回転機構
7 機台部
8 指令手段
9 2次元位置センサ
10 補正量算出手段
11 並進駆動部
12 並進自由度部
13 回転自由度部
15 駆動力補正手段
16 負荷分布推定手段
21 直動案内
22 直動案内ブロック
23 回転用軸受
30 位置制御部
32 速度制御部
33 電流制御部
34 単位換算手段
35 加算器

Claims (14)

  1. 移動部が並進方向に自由度を持つ並進自由度部2つと移動部が回転方向に自由度を持つ回転自由度部1つとを組み合わせた複数の並進回転機構と、
    前記並進回転機構に搭載して前記移動部を1つの並進方向に駆動する電動機と、
    前記電動機を制御する制御器と、
    前記制御器にてフィードバック制御に用いるために被検出体となる前記電動機または前記並進回転機構の位置決め動作量を検出する動作量検出手段と、
    前記並進回転機構の前記電動機が2方向以上に前記移動部を動作するように複数の前記並進回転機構を配置する機台部と、
    前記機台部の同一平面上に配置した複数の前記並進回転機構の上に配置したテーブルを並進および回転移動するために、前記電動機を動作させる前記制御器に指令する指令手段と、
    を備え、
    複数の前記電動機を駆動することで前記テーブル上の対象物を所定の位置に位置決めする2次元位置決め装置において、
    複数の前記電動機それぞれに対応する制御器の駆動力を検出して、前記並進回転機構、その他機構的な誤差要因である機械的ギャップを無くすため駆動力が常に働くように、前記指令手段の指令に基づいて複数の前記制御器の不均一な駆動力を理想的なバランスに均等に調整する駆動力補正手段を備え、
    前記指令手段は、前記駆動力補正手段の出力を、前記指令手段の指令に基づく各々の前記制御器が出力した駆動力に加えてフィードフォワード制御することを特徴とする2次元位置決め装置。
  2. 補正した複数の前記制御器の駆動力を前記指令手段の指令に基づいて各電動機で一定量の理想的なバランスに均等になるように前記駆動力補正手段が駆動力の補正を調整することを特徴とする請求項1記載の2次元位置決め装置。
  3. 前記制御器をサーボロックして前記電動機が現在位置を保持する形態で、前記駆動力補正手段および前記指令手段は、少なくとも1つの前記制御器の駆動力を補正することを特徴とする請求項1又は2記載の2次元位置決め装置。
  4. 移動部が並進方向に自由度を持つ並進自由度部2つと移動部が回転方向に自由度を持つ回転自由度部1つとを組み合わせた複数の並進回転機構と、
    前記並進回転機構に搭載して、前記移動部を1つの並進方向に駆動する電動機と、
    前記電動機を制御する制御器と、
    前記制御器にてフィードバック制御に用いるために被検出体となる前記電動機または前記並進回転機構の位置決め動作量を検出する動作量検出手段と、
    前記並進回転機構の前記電動機が2方向以上に前記移動部を動作するように複数の前記並進回転機構を配置する機台部と、
    前記機台部の同一平面上に配置した複数の前記並進回転機構の上に配置したテーブルを並進および回転移動するために、前記電動機を動作させる前記制御器に指令する指令手段と、
    を備え、
    複数の前記電動機を駆動することで前記テーブル上の対象物を所定の位置に位置決めする2次元位置決め装置において、
    前記テーブルの形状不均一の理由で各電動機が担う負荷が不均一となり、各制御器の駆動力が各電動機で均等にならない場合に、
    前記指令手段の位置指令から求めた加速度と各前記電動機に関わる負荷とに基づいて各前記電動機が担う不均一な負荷に対して慣性補償する駆動力を演算する駆動力補正手段を備え、
    前記指令手段は、前記駆動力補正手段の出力を、前記指令手段の指令に基づく各々の前記制御器が出力した駆動力に加えてフィードフォワード制御することを特徴とする請求項1記載の2次元位置決め装置。
  5. 各前記電動機に関わる負荷の分担に関しては、前記テーブルを並進移動する場合には、前記駆動力補正手段が、前記テーブルと前記対象物の重心位置と、前記並進回転機構の配置位置と、から総負荷に対する各前記電動機に関わる負荷の割合を算出して慣性補償する駆動力を演算することを特徴とする請求項4記載の2次元位置決め装置。
  6. 各前記電動機に関わる負荷の分担に関しては、前記テーブルを回転移動する場合には、前記駆動力補正手段が、前記テーブルおよび前記対象物の重心位置と、前記並進回転機構の配置位置と、前記テーブルの回転中心と前記電動機の距離と、から総負荷に対する各前記電動機に関わる負荷の割合を算出して慣性補償する駆動力を演算することを特徴とする請求項4記載の2次元位置決め装置。
  7. 前記テーブルの上に置かれた対象物の目印を基準にしてその配置を取り込む2次元位置センサと、前記テーブルの上に置かれた対象物の位置を補正するための補正量を算出する補正量算出手段とを備え、
    前記2次元位置センサで捕らえた前記テーブルもしくは前記テーブルの上に置かれた前記対象物の位置を、前記電動機を駆動し、前記テーブルを2方向の並進移動もしくは回転移動することによって、前記テーブルもしくは前記対象物の位置を補正することを特徴とする請求項記載の2次元位置決め装置。
  8. 前記2次元位置センサで、形状・質量が予め既知の前記対象物の配置を求めて負荷の配分を推定する負荷分布推定手段を有することを特徴とする請求項7記載の2次元位置決め装置。
  9. 前記2次元位置センサを複数備え、前記テーブルもしくは前記対象物の配置を複数の前記2次元位置センサで捕らえることを特徴とする請求項7記載の2次元位置決め装置。
  10. 前記電動機がリニアモータであって、前記制御器の出力である駆動力は推力であることを特徴とする請求項記載の2次元位置決め装置。
  11. 前記並進回転機構が、前記並進自由度部の少なくとも1つに前記電動機を搭載した並進駆動部を有することを特徴とする請求項記載の2次元位置決め装置。
  12. 前記駆動力補正手段が、前記テーブルの並進と回転移動によって、駆動する前記電動機が異なるために、前記駆動力の不足や過補償なきよう出力する前記制御器を切り替えることを特徴とする請求項記載の2次元位置決め装置。

  13. 前記駆動力補正手段が、補正する駆動力を重み付けする駆動力フィードフォワード・ゲインを有することを特徴とする請求項記載の2次元位置決め装置。
  14. 前記制御器が、位置指令を入力し、該位置指令と前記動作量検出手段の位置の動作量が一致するような速度指令を生成することにより位置制御を行う位置制御部と、前記速度指令と前記動作量検出手段の速度の動作量が一致するような駆動力指令を生成することにより速度制御を行う速度制御部と、前記駆動力指令を入力し、該駆動力指令を電流指令に変換し、電動機に供給する電流が変換した該電流指令と一致するような電流制御を行うことにより前記電動機の駆動を行っている電流制御部と、前記動作量検出手段の出力を、単位系に合わせて前記位置制御部もしくは前記速度制御部にフィードバックするフィードバック制御用の単位換算手段と、前記指令手段を介して位置指令を2階微分した加速度位置の複数微分を含むフィードフォワード用の前記駆動力補正手段の出力を、前記制御器の出力の駆動力に加える加算器と、を備えたことを特徴とする請求項記載の2次元位置決め装置。
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