JPWO2007004677A1 - 燃料ポンプ - Google Patents

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Abstract

燃料供給装置を、コンパクト化を図ることができ、かつ、耐久性が優れるように構成する。燃料ポンプ1を、筒状のヨーク3の下方に配されるポンプ部Pと、ヨーク3の上方に配されてポンプ部Pを駆動するブラシ式のモータ部Mとで構成し、ヨーク3のポンプ部P側の端部を覆蓋するポンプブラケット10に、燃料をポンプ部P内に吸入する燃料吸入部10cと、燃料をポンプ部Pの外部に吐出する燃料吐出部10dとを設けるとともに、モータ部Mを構成する上側ブラケット4に圧力調整装置17を設ける構成とする。

Description

本発明は、自動二輪車等の車両に搭載される燃料ポンプの技術分野に属するものである。
一般に、この種車両用の燃料供給装置を構成する燃料ポンプのなかには、燃料ポンプを燃料タンクの底辺に設け、燃料ポンプが燃料に浸漬した状態で駆動するように構成されたインタンク式のものがある。この場合に、燃料ポンプは、筒状のケース体の下方にポンプ部を配し、ケース体の上方にポンプ部を駆動するモータ部を配するように構成して、燃料タンクの燃料が少なくなっても安定した燃料供給ができるようにしている。
ところで、燃料ポンプに用いられるモータ部としては、モータ軸にコンミテータを設け、該コンミテータに摺接するブラシを介して外部電源を供給し、これによってモータ軸を回転する構成とした電動モータを用いたものがあり、このようなものでは、燃料吐出部がモータ部側に設けられている(特許文献1)。
そして、このようなブラシ式のモータ部を用いた燃料ポンプを、インタンク式の燃料供給装置に組み込んだものとして、燃料ポンプから吐出される燃料を、燃料タンクの内外を貫通する配管を用いてエンジン側に誘導する構成としたものが提唱されている(特許文献2)。
特開平10−47291 特公表2003/044357
しかるに、前記従来の燃料ポンプでは、燃料吐出部がモータ部側に設けられており、燃料吐出部から吐出される燃料をエンジン側に誘導する場合に、上側を向く燃料吐出部に連結した配管を下方に引き回して燃料タンクの外部に引き出すようにしている。このため、エンジン側への配管が長くなって圧力損失が大きくなり、所定の出力を得るためには燃料ポンプの出力を大型化しなければならないという問題があるばかりでなく、燃料供給装置の構成が複雑になるうえ、燃料供給装置を大型化してしまうという問題がある。
そこで、燃料吐出部を上側のモータ部ではなく、下側のポンプ部に形成してエンジン側への配管を短くすることが提唱されるが、このようにした場合、モータ部内には燃料が充満した状態となるが、燃料が流れることはなく、このため、モータ部側に入り込んでいる燃料の動きがなくなって(停滞し)、燃料とともに入り込む空気の逃げがなくなってしまうという問題がある。特に、モータ部をブラシ式の電動モータを用いて構成したような場合では、ブラシの摩耗粉が発生するが、該摩耗粉がモータ部内の燃料とともに停滞して、コンミテータに付着する等することにより、ショートが発生する惧れがあるばかりでなく、燃料ポンプの上部に空気が溜ることにより、該上部に配されたコンミテータとブラシとの摺動部が気体雰囲気下となる惧れがあり、このようになると、燃料ポンプの耐久性等に問題が生じることになり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、燃料タンクの底辺に設けられる燃料ポンプを、ケース体の下部に内装されるポンプ部と、ケース体の上部に内装されてポンプ部を駆動するモータ部とで構成するにあたり、ケース体のポンプ部側に、燃料をポンプ部内に吸入する燃料吸入部と、燃料をポンプ部の外部に排出する燃料吐出部とを設けるとともに、ケース体のモータ部側に空気抜き手段を設けたことを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1において、空気抜き手段は、ケース体の上端面に形成されているものである。
請求項3の発明は、請求項1または2の何れか一項において、空気抜き手段は、所定の圧力になることに基づいてケース体の内外を開放する圧力調整装置で構成されているものである。
請求項4の発明は、請求項1または2の何れか一項において、空気抜き手段は、ケース体に形成した貫通孔で構成されているものである。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れか一項において、燃料ポンプは、ポンプステーを介して燃料タンク内に支持されるものとし、該ポンプステーには、燃料タンクに連通し、燃料タンク底辺よりも下方に位置して燃料を貯留して吸入部に供給する燃料供給部が形成されているものである。
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れか一項において、モータ部はブラシ式の電動モータで構成されているものである。
請求項1、3の発明とすることにより、燃料ポンプのコンパクト化を図れるうえ、エンジン側への配管を短くすることができ、しかも、耐久性に優れた燃料ポンプとすることができる。
請求項2の発明とすることにより、モータ部の空気を効率よく抜き出すことが可能となる。
請求項4の発明とすることにより、構成の簡略化を図ることができるうえ、低コスト化を図ることができる。
請求項5の発明とすることにより、部品点数の削減、構成の簡略化が図れる一方、燃料ポンプへの燃料供給を安定、かつ、確実に行うことができる。
請求項6の発明とすることにより、ブラシの摩耗粉を燃料の流れとともにモータ部から排出させることができて、耐久性の優れた燃料ポンプとすることができる。
燃料ポンプの断面正面図である。 仕切りプレートの斜視図である。 要部の拡大断面図である。
符号の説明
1 燃料ポンプ
2 燃料タンク
2a 底辺
2b 貫通孔
3 ヨーク
5 アーマチュア
5a アーマチュア軸
6 コンミテータ
7 ブラシ
8 永久磁石
9 下側ブラケット
10 ポンプブラケット
10c 燃料吸入部
10d 燃料吐出部
11 インペラ
13 ポンプステーユニット
13c ステー片
13f 燃料供給部
13g 燃料誘導路
14 仕切りプレート
15 燃料フィルタ
17 圧力調整装置
つぎに、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図面において、1は燃料供給装置を構成する燃料ポンプであって、該燃料ポンプ1は、後述する燃料タンク2への取り付け状態で、燃料タンク2の底辺2a側となる下方に位置するポンプ部Pと、該ポンプ部Pの上方のモータ部Mとにより構成されている。前記モータ部Mとポンプ部Pとは、本発明のケース体を構成する円筒状のヨーク3を備えて構成されており、該ヨーク3上端部の筒端面には上側段差部3aが形成され、該上側段差部3aに、ケース体の上端部を構成するリング状の上側ブラケット4の外周縁部がカシメ付けられている。
5は、モータ部Mを構成するアーマチュアであって、該アーマチュア5を構成するアーマチュア軸(モータ軸)5aの上端は、上側ブラケット4の軸芯部に凹設された軸承部4aに回転自在に軸承されている。さらに、前記アーマチュア軸5aの上端部にはコンミテータ6が一体的に外嵌しているが、該コンミテータ6は、樹脂製のリング状部6aの外周面に、導電性のコンミテータ片6bが周回り方向に複数設けられたものに構成されている。一方、前記上側ブラケット4の下端面には、周回り方向に一対のブラシホルダ4bが一体的に形成されており、該ブラシホルダ4bに、内径側に向けて付勢されたブラシ7がそれぞれ配されており、各ブラシ7の内径側先端面が、コンミテータ片6bに弾圧状に当接するように設定されている。また、アーマチュア軸5aのコンミテータ6外嵌部の下方には、複数枚のリング状コア材5bが一体的に外嵌しており、これら一体化されたコア材5bの外周に、所定のコンミテータ片6bに導通する複数のコイル5cが巻装されており、これによって、アーマチュア5が構成されている。
尚、8はアーマチュア5に対向するヨーク3の内周面に周回り方向所定間隔を存して固定される一対の永久磁石であって、該永久磁石8の内周面と、アーマチュア5の外周とは互いに近接対向するように設定されている。
さらに、アーマチュア軸5aの下端部5dは、ポンプ部Pを構成するべく、ヨーク3の下端部に固定されるリング状の下側ブラケット9の軸芯部に開設された貫通孔9aを貫通しており、該貫通孔9aに配された軸受9bにより回転自在に支持されている。そして、後述するように、外部電源をブラシ7に供給することにより、コンミテータ片6bを介して前記各コイル5cが励磁され、これによって、アーマチュアコア5は、永久磁石8により磁極が形成されたヨーク3内を回転するように設定されている。
前記下側ブラケット9の外周縁部は、該下側ブラケット9の下方に突き当て状に配され、本発明のケース体の下端部を構成するポンプブラケット10の外周縁部とともに、ヨーク3に形成された下側段差部3bにカシメ付けられており、下側ブラケット9とポンプブラケット10とによりポンプ部Pが構成されている。
前記下側ブラケット9の下面には下方が開口する凹部9cが形成されており、該下側ブラケット9の凹部9cよりも外径側の外周縁部にポンプブラケット10を突き当てることにより、下側ブラケット9とポンプブラケット10とのあいだにポンプ室PRが形成されている。そして、下側ブラケット9の貫通孔9aを貫通して下方に突出するアーマチュア軸5aの下端部5dは、前記ポンプ室PR内に突出しており、該突出する下端部5dには
、外周縁部に羽根部11aが形成されたインペラ11がキー嵌合することにより回り止め状に貫通支持されており、これによって、モータ部Mの駆動に伴いインペラ11が回転するように設定されている。
また、前記下側ブラケット9の凹部9cの外径側には、インペラ11の羽根部11aに対向して燃料の流路となるリング状凹部9dが形成されるとともに、該リング状凹部9dに連通して上下方向に貫通し、モータ部Mとポンプ部Pとのあいだを連通するモータ部側吐出部9eが開設されている。一方、ポンプブラケット10の上面には、前記ポンプ室PRに突出し、インペラ11を回り止め状に支持するアーマチュア軸5aの下端部5dを遊嵌する凹部10aが形成されているとともに、インペラ羽根部11a(下側ブラケットリング状凹部9e)に対向して燃料の流路となるリング状凹部10bが形成されている。さらに、前記リング状凹部10bに連通する状態で上下方向に貫通し、燃料を吸入する筒孔状の燃料吸入部10cが形成され、該燃料吸入部10cとは別の周回り位置において、リング状凹部10bに連通する状態で上下方向に貫通し、かつ、下方に突出して燃料を外部に吐出する筒孔状の燃料吐出部10dが形成されている。
12は燃料吐出部10dに設けられたチェックバルブであって、該チェックバルブ12は、有底筒状のバルブボディー12aと、該バルブボディー12aの上方に位置する底辺に開設された貫通孔12bを封止する球状の弁体12cとを備えて構成され、燃料吐出部10dから吐出される燃料の圧力が所定の圧力に達することで弁体12cがバルブボディー12aの貫通孔12bを開放し、燃料を後述する排出誘導路13g側に吐出するように設定されている。尚、チェックバルブ12は、燃料吐出部10d内を上下方向移動自在に配されていてリリーフ弁としての機能を備えて構成されており、排出誘導路13g側に接続される配管内の燃料が高温になって高圧となった場合に、バルブボディー12aが上方に変位することにより排出誘導路13g側の燃料の圧力を低減させるように構成されている。
一方、前記燃料タンク2の底辺2aには、リング状の貫通孔2bが開設されており、該貫通孔2bは、ポンプステーユニット(本発明のポンプステーに相当する)13を設けることで封止されるように設定されている。そして、前記ポンプステーユニット13は、燃料タンク2内において燃料ポンプ1を支持する機能を備えて構成されている。
つまり、前記ポンプステーユニット13の下方部位には有底筒状部13aが形成されており、該有底筒状部13aの筒外周面には、外径側に突出するフランジ部13bが形成されている。そして、前記フランジ部13bを、燃料タンク貫通孔2bに突き当てて固定することにより、有底筒状部13aにより燃料タンク貫通2aが封止状に覆蓋されるように設定され、この状態において、有底筒状部13aが燃料タンク2の下方に突出状に配設されるように構成されている。
さらに、ポンプステーユニット13は、フランジ部13bの上方部位であって、燃料タンク2内に嵌入する部位となる有底筒状部13aの上側筒端縁から、周回り方向に所定間隙を存して上方に延出する複数のステー片13cが一体形成されており、これらステー片13cの上端部に、内径側に折曲する固定片13dが一体形成されている。そして、ポンプステーユニット13は、燃料タンク2内に配される燃料ポンプ1の上側ブラケット9に固定片13dを固定させることにより、ステー片13cがヨーク3に近接対向する状態で、燃料ポンプ1の支持をするように設定されており、これによって、燃料ポンプ1は、燃料タンク2内においてポンプ部Pが下側となる起立姿勢で固定支持されている。
また、ポンプステーユニット13の、燃料タンク2から外部(下方)に突出する有底筒状部13aの内周面には、下側が小径となる段差部13eが形成されており、該段差部13eに、円板状の仕切りプレート14が封止状、かつ、突き当て状に固定されており、該仕切りプレート14が、有底筒状部13aの筒内を上下に仕切るように設定されている。ここで、仕切りプレート14は、燃料タンク2の底辺2aよりも下方に位置して配設されており、ステー片13c、固定片13dにより起立状に支持される燃料ポンプ1のポンプブラケット10に対向するように設定されている。
前記仕切りプレート14には燃料フィルタ15が設けられており、燃料タンク底辺2aの貫通孔2bを介して仕切りプレート14の上方から有底筒状部13a側に流れ込む燃料は、燃料フィルタ15配設部を経由して下方に流れ込むように設定され、これによって、有底筒状部13aの仕切りプレート14により仕切られた下方部位は、燃料フィルタ15により濾過された燃料が貯留する燃料供給部13fに構成されている。
そして、ポンプブラケット10に対向する仕切りプレート14の外径側部位には、燃料吸入部10cに対向して筒状の吸入用誘導路14aが上方に向けて突出形成されている。この吸入用誘導路14aは、仕切りプレート14に開設された貫通孔14bを介して燃料供給部13fに連通して形成されており、該吸入用誘導路14aの突出先端部が、前記燃料ポンプ1側の筒状の燃料吸入部10c内に封止状に嵌入することにより連結されている。これによって、燃料ポンプ1のインペラ11の回転に伴い、燃料吸入部10cには、吸入用誘導路14aを介して燃料供給部13fに貯留された濾過された燃料が供給されるように構成されている。
さらに、仕切りプレート14の外径側には、ポンプブラケット10の燃料吐出部10dに対向する部位に位置する外径側に吐出用貫通孔14cが形成されている。前記吐出用貫通孔14cは、仕切りプレート14を上下に貫通する貫通孔で構成され、燃料ポンプ1側の燃料吐出部10dが封止状に貫通するように設定されている。そして、前記吐出用貫通孔14cに嵌入する燃料吐出部10dの貫通先端部は、有底筒状部13aに形成された排出誘導路(本発明の誘導路に相当する)13gに封止状に嵌入するように設定されている。前記排出誘導路13gは、有底筒状部13aに形成された燃料供給部13fとは仕切られ、該燃料供給部13fに隣接する状態で形成されており、有底筒状部13aの底辺側から外径側に向けて延出するように形成されており、該排出誘導路13gの延出端部に、エンジン側からの配管(図示せず)が連結されるように設定されている。
また、ポンプステーユニット13の燃料タンク2から露出する有底筒状部13aの外周部であって、燃料タンク底辺2cよりも下方部位には、図示しない外部カプラが接続されて外部電源を入力するためのカプラ部13hが一体形成されている。そして、カプラ部13hを介して入力される外部電源は、該カプラ部13hに植設されたL字形の第一端子プレート16、上下方向を向く導電性プレート16a、第二端子プレート16bを介し、燃料ポンプ1の上側ブラケット4に配されるブラシ7に供給されるように設定されている。
さらに、本実施の形態の燃料ポンプ1は、モータ部Mを構成する上側ブラケット4に空気抜き手段としての圧力調整装置17が設けられており、燃料ポンプ1内の圧力(液圧)が所定圧力に達することで、燃料ポンプ1内の燃料を燃料タンク2側に排出して、燃料ポンプ1内の圧力を調整すると同時に、燃料ポンプ1内に入り込んだ空気を前記排出される燃料とともに外部に抜き出す(排出する)ことができるように構成されている。
前記圧力調整装置17が配される上側ブラケット4には、ブラシホルダ4bが形成されない部位に位置して、上側面から下方に向く円筒状凹溝となった凹穴4cが形成されており、ここに、圧力調整装置17が設けられるが、前記凹穴4cの溝底辺4dには、円筒中心部に位置し、ヨーク3内(燃料ポンプ1内)と燃料タンク2内とのあいだを連通する貫通孔4eが開設されている。
一方、前記圧力調整装置17は、上側ブラケット凹穴4cの溝底辺4dに固定されるホルダ17aを備えて構成されており、該ホルダ17aには溝底辺4dに沿い、溝底辺貫通孔4eに連通する第一連通孔17bが形成された第一プレート17cと、該第一プレート17cに一体的に連結され、凹穴4cの開口側に位置し、第一連通孔17bと同芯状の第二連通孔17dが形成された第二プレート17eが形成されている。そして、ホルダ17a内には、第一連通孔17bを封止可能な球状の弁体17fと、該弁体17fを第一連通孔17bを封止する方向に付勢する付勢弾機17gとを備えて構成されている。そして、燃料ポンプ1(モータ部M)内に付勢弾機17gの付勢力を上回る圧力が発生すると、弁体17fが付勢弾機17gの付勢力に抗して上動し、溝底辺貫通孔4eと第一連通孔17bとが連通状に開放し、これら貫通孔4e、第一連通孔17bから燃料ポンプ1内の燃料が凹穴4c内に浸入し、凹穴4cの開口側に位置する第二連通孔17dから上側ブラケット4の外部、即ち燃料タンク2内側に流れ出るように設定されている。
このように構成された燃料ポンプ1において、カプラ部13hに接続される外部カプラ(図示せず)から第一端子プレート16、導電性プレート16a、第二端子プレート16bを介してブラシ7に電源供給がなされてモータ部Mが駆動すると、アーマチュア軸5aの回転に伴いポンプ部Pのインペラ11が一体回転する。これによって、燃料タンク2から濾過された状態で燃料供給部13fに貯留されている燃料が、燃料吸入部10cを介してポンプ部P内に吸入される。この吸入された燃料は、インペラ羽根部11aの対向部に形成された下側ブラケットリング状凹部9dとポンプブラケットリング状凹部10bとを流路とし、上側ブラケット9のモータ部側吐出部9eおよびポンプブラケット10の燃料吐出部10dに誘導され、燃料誘導路13gを経由した燃料はエンジン側に誘導されるように設定されている。この場合に、燃料ポンプP内の圧力が圧力調整装置17の付勢弾機17gの付勢力よりも小さい状態では、弁体17fが第一連通孔17bに押し付けられて、第一連通孔17bを閉鎖した状態となっている。そして、燃料ポンプPのポンプ作動の過程で、燃料ポンプ1内の圧力が高まり、付勢弾機17gの付勢力よりも大きくなった場合では、弁体17fが開放して燃料を燃料タンク側に逃し、これによって、燃料ポンプ1内の圧力を調整するように設定されている。
そしてこのとき、燃料ポンプ1内に空気が入り込んでいるような場合に、該空気は燃料ポンプ1内の上側に溜るため、ヨーク3の上側に位置する第一連通孔17bから燃料とともに空気を効率よく排出することができるように構成されている。
さらに、この場合に、燃料供給部13fに貯留された燃料は、ポンプ部Pのポンプブラケット10に形成される燃料吸入部10cから燃料吐出部10dに至る部位を流路として移動することになっていて、モータ部Mのヨーク3(永久磁石8)内周面とアーマチュア5とのあいだに燃料流路が形成されることがなく、これによって、モータ部Mのヨーク3(永久磁石8)内周面とアーマチュア5とのあいだの間隙をできる限り小さく設定することができ、また、燃料流路がポンプ部Pにおけるのみとなるので、その分、圧力損失を低減できるように構成されている。また、燃料吐出部10dは、ポンプステーユニット13の燃料供給部13eに隣接して配された燃料誘導路13gを介してエンジン側に誘導される構成となっており、これによって、従来の燃料供給装置のように、燃料ポンプの燃料吐出部からエンジン側への配管を、燃料タンクから封止状に引き出すような複雑な構成にする必要がなくなり、燃料供給装置のコンパクト化が図れるように構成されている。
叙述の如く構成された本形態において、燃料供給装置を構成する燃料ポンプ1は、アーマチュア軸5aに設けたコンミテータ6にブラシ7が摺接する構成となっていて、アーマチュア5の外周と、ヨーク3内周面に設けた永久磁石8の内周面とは互いに近接した状態で設けられている。この場合に、燃料ポンプ1は、起立状に設けられて下側に位置するポンプ部Pのポンプブラケット10に、燃料吸入部10cと燃料吐出部10dとの両者が形成されていて、モータ部M側に燃料が充満しているものの、ヨーク3内、即ち、永久磁石8が固定されたヨーク3内周面とアーマチュア5外周面とのあいだに流路は形成されることがなく、コンパクト化を図ることができる。そのうえ、燃料吐出部10dが燃料タンク2の下方に向けて形成されていてエンジン側への配管を短くすることができるので、圧力損失を低減できて、燃料ポンプだけでなく、燃料供給装置のコンパクト化をも図ることができる。
尚、このものでは、圧力調整装置17がポンプ部Pの径内に設けられているため、さらなるコンパクト化を図ることができる。
しかも、このものでは、燃料ポンプ1のポンプ部P側に燃料吐出部10dが形成される一方で、モータ部M側に空気抜き手段としての圧力調整装置17が設けられているので、燃料ポンプ1内の圧力が所定の圧力に達することで、燃料を燃料タンク2内に戻して燃料ポンプ1内の圧力を調整するとともに、前記燃料を燃料タンク2側に戻す際に、燃料が滞ることなく動きが生じ、これによって、モータ部M側に侵入した空気を燃料と一緒に燃料タンク2内に排出させることができてモータ部M内に空気が溜ってしまうことがなく、モータ部Mを常に液体雰囲気下とすることができて、燃料ポンプ1の耐久性の向上を果すことができる。
さらに、本発明が実施されたものにおいて、空気抜き手段としての圧力調整装置17は、燃料ポンプ1の上端部を構成する上側ブラケット4に設けられているので、モータ部M内において、上方に溜る空気を一層効果的に排出することができて、耐久性のよい優れた燃料ポンプ1とすることができる。
さらに、本実施の形態の燃料ポンプ1は、ポンプステーユニット13のステー片13cと固定片13dとにより燃料タンク2内に支持されるが、この場合に、ポンプステーユニット13には、燃料タンク2の底辺2aの貫通孔2bを封止状に覆蓋するとともに、燃料タンク底辺2aよりも下方に位置して有底筒状部13aが形成され、該有底筒状部13aに、燃料ポンプ1の燃料吸入部10cに供給するための燃料を貯留する燃料供給部13fが形成されている。これによって、燃料ポンプ1を支持するステー部材と、燃料供給部とを個別に設ける必要がなくなって、部品点数の削減、構成の簡略化を図ることができる。しかも、燃料供給部13fは、燃料タンク2よりも下位に位置しているので、燃料タンク2の油面が変化してもその影響を受けることなく、燃料を燃料ポンプ1に供給することができるうえ、燃料タンク2内の燃料が少なくなっても確実に燃料ポンプ1に供給することができて、安定した燃料の供給が可能となる。そのうえ、燃料タンク2内の有効燃料の量を大きくすることができるので、燃料タンク2の一層の小型化を図ることが可能となる。
そのうえ、モータ部Mとしてブラシ式の電動モータを用いた場合では、ブラシの摩耗粉がモータ部M内に滞ることなく、燃料とともに燃料タンク2側に排出することができるので、耐久性のさらなる向上を果すことができる。
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、空気抜き手段としては、前記第一の実施の形態のような圧力調整装置の他に、ベントバルブ(逃し弁)をポンプ部に設ける構成としてもよく、この場合でも、燃料ポンプ内の圧力が予め設定される圧力に達することにより、モータ部の燃料を排出す構成となり、該排出される燃料とともにモータ部ないの空気を抜くことができる。
さらには、モータ部を構成する上側ブラケットに、モータ部内外を貫通する貫通孔を形成する構成としてもよく、この場合でも、燃料ポンプ内の空気を抜き取ることが可能である。
また、モータ部を、ブラシレス型の電動モータを用いる構成としてもよく、この場合でも、モータ部側の燃料が停滞することなく流れが生じ、燃料の戻りとともに空気抜きを行うことができる。
本発明は、自動二輪車等の車両に搭載される燃料ポンプに有用であって、ヨーク内に燃料流路を形成する必要がなく、さらに、燃料吐出部が燃料タンクの下方に向けて構成されているためエンジン側への配管を短くすることができるので、圧力損失を提言できて、燃料ポンプだけでなく、燃料供給装置のコンパクト化も図ることができる。
そのうえ、モータ部側に圧力調整装置が設けられているので、常に液体雰囲気下とすることができ、燃料ポンプの耐久性の向上を果たすことができる。

Claims (6)

  1. 燃料タンクの底辺に設けられる燃料ポンプを、ケース体の下部に内装されるポンプ部と、ケース体の上部に内装されてポンプ部を駆動するモータ部とで構成するにあたり、ケース体のポンプ部側に、燃料をポンプ部内に吸入する燃料吸入部と、燃料をポンプ部の外部に吐出する燃料吐出部とを設けるとともに、ケース体のモータ部側に空気抜き手段を設けたことを特徴とする燃料ポンプ。
  2. 請求項1において、空気抜き手段は、ケース体の上端面に形成されている燃料ポンプ。
  3. 請求項1または2の何れか一項において、空気抜き手段は、所定の圧力になることに基づいてケース体の内外を開放する圧力調整装置で構成されている燃料ポンプ。
  4. 請求項1または2の何れか一項において、空気抜き手段は、ケース体に形成した貫通孔で構成されている燃料ポンプ。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項において、燃料ポンプは、ポンプステーを介して燃料タンク内に支持されるものとし、該ポンプステーには、燃料タンクに連通し、燃料タンク底辺よりも下方に位置して燃料を貯留して吸入部に供給する燃料供給部が形成されている燃料ポンプ。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項において、モータ部はブラシ式の電動モータで構成されている燃料ポンプ。
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