JPWO2007004354A1 - 助手席用エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

簡易な構成でありながら、インパネに加わる外力を十分に吸収可能な助手席用エアバッグ装置を提供することを課題とする。本発明に係る助手席用エアバッグ装置は、膨張展開可能な状態で収容されるエアバッグと;前記車両に対して固定され、前記エアバッグを収容するエアバッグ容器と;前記エアバッグ容器を覆うエアバッグカバーとを備えている。そして、前記エアバッグカバーは、前記インストルメントパネル側のカバー表面部と、当該カバー表面部から前記エアバッグ容器方向である第1方向に延びるカバー延長部とを有する。また、前記カバー延長部は、他の部分よりも容易に変形し、変形によって衝撃を吸収する変形領域を有することを特徴としている。インバネに対して外部から圧力(衝撃)が加わった場合には、変形領域が弾性変形又は塑性変形して、当該衝撃を吸収することができる。

Description

本発明は、車両のインストルメントパネル(インパネ)の内部に配置され、助手席の乗員を保護するエアバッグ装置に関する。
助手席用エアバッグ装置においては、折り畳まれたエアバッグを収容した容器上部に、当該エアバッグを被うようにカバーが取り付けられる。車両衝突時には、インフレータが作動してエアバッグが車両内部に向かって展開し、乗員の保護が図られる。
インストルメントパネル(以下、「インパネ」という)は、比較的弱い衝撃を吸収し得るように、凹陥変形する特性が法規で規定されている(インパネ衝撃規制)。比較的弱い衝撃としては、例えば、エアバッグが展開しない低速時の衝突で乗員がぶつかった程度の衝撃である。
助手席用エアバッグ装置の容器は、インパネ衝撃規制を満たすように変形可能な特性が要求される一方で、展開しつつあるエアバッグに内側から押されても大きく変形しない強度も要求される。従って、単にインパネ衝撃規制をクリアするために容器全体を脆弱にしたのでは、エアバッグ装置としては不適当となる。
特開平8−225049号公報には、前面が開放した箱形のコンテナ(容器)を、インフレータが取り付けられる後半部と、インパネ衝撃によって該後半部に対し後方へ移動可能に取り付けられた前半部とで構成したエアバッグ装置が示されている。インパネ衝撃によってインパネ及びリッド(カバー)が押圧されると、該コンテナの前半部が後方に移動し、インパネの変形がコンテナの影響を受けないとされている。そして、コンテナが十分な耐エアバッグ展開衝撃強度を有し、しかも大きなインパネ衝撃が加えられたときには速やかに変形可能と説明されている。
特開平8−225049号公報
しかしながら、特開平8−225049号公報に開示された発明では、エアバッグ容器を前半部と後半部とに分けて構成するなど、構造が複雑になるという問題があった。
本発明は、上記のような状況に鑑みてなされたものであり、簡易な構成でありながら、インパネに加わる外力を十分に吸収可能な助手席用エアバッグ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る助手席用エアバッグ装置は、膨張展開可能な状態で収容されるエアバッグと;前記車両に対して固定され、前記エアバッグを収容するエアバッグ容器と;前記エアバッグ容器を覆うエアバッグカバーとを備えている。そして、前記エアバッグカバーは、前記インストルメントパネル側のカバー表面部と、当該カバー表面部から前記エアバッグ容器方向である第1方向に延びるカバー延長部とを有する。また、前記カバー延長部は、他の部分よりも容易に変形して衝撃を吸収する変形領域を有する。
このような構成により、インバネに対して外部から圧力(衝撃)が加わった場合には、変形領域が弾性変形又は塑性変形することで、当該衝撃を吸収することができる。エアバッグカバー自体は樹脂によって一体成形可能であるため、構成部品、製造工程の複雑化を伴うことはない。なお、「エアバッグ容器が車両に対して固定」とは、直接固定される場合の他、別部材を介して機械的に固定される場合も含む意味である。
前記エアバッグ容器は、当該容器の側部から外側に突出した複数の係止部を設けた構成とし、前記カバー延長部には、前記エアバッグ容器の係止部が挿通する複数の係止穴を形成した構成とすることができる。ここで、前記係止部は、前記係止穴内で前記第1方向に所定範囲でストローク可能な構成とすることができる。この場合、係止部の先端部が屈曲したフック状とすることが好ましい。カバー表面部からの圧力は、フックと当接する係止穴上部に集中し易いた、前記変形領域は前記係止穴と前記カバー表面部との間に形成することが好ましい。
前記変形領域としては、他の部分より厚みが薄い薄肉領域;溝;前記第1方向に延びる複数のスリット等とすることができる。ここで、「溝」は、特に長さは限定されず、断面形状も矩形、三角形、U字状等とすることができる。このような溝は、前記第1方向と直交する第2方向に延び、断面三角形状とすることが好ましい。溝の断面形状を三角形とすることにより、第1方向の力に対して、当該溝部分でカバー延長部が座屈しやすくなる。また、溝は、前記カバー延長部の外側面にのみ又は、外側面及び内側面両側に形成することができる。前記薄肉領域は、前記係止穴の上端部から前記第1方向に沿って前記カバー表面部側に延びる構成とすることが好ましい。
前記カバー延長部には、前記第1方向に延びる複数のリブを形成することができる。これにより、エアバッグカバーの第1方向における強度を向上させることが可能となる。この場合、カバー表面部から第一方向に加わる力の多くは、リブによって受けることになるため、当該リブに切欠きを形成し、リブを変形させることで衝撃を吸収する構成とすることができる。また、切欠きの断面形状を三角形とすることにより、第1方向の力に対して、当該切欠き部分でカバー延長部(リブ)が座屈しやすくなる。
前記エアバッグカバーは、少なくとも組み立て後の状態においてはインストルメントパネルの一部と見なすことができる。エアバッグ容器の側面に形成される複数のフックの外端部は、上方向又は下方向に屈曲した鍵状又はU字状とすることができる。カバー延長部に形成される係止穴は、例えば、長方形状や楕円状とすることができる。また、係止穴の数は特に限定されない。
以下、本発明について実施例を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るエアバッグ装置の使用状態を示す模式図である。図2は、本発明に係るエアバッグ装置の要部(エアバッグ及びエアバッグ容器)の構成を示す斜視図である。図3は、本発明に係るエアバッグ装置に適用されるエアバッグカバー(18)の構造を示す斜視図である。本実施例に係る助手席用エアバッグ装置は、車両のインストルメントパネル(インパネ)10の内部に配置される助手席用エアバッグ装置であり、膨張展開可能な状態で収容されるエアバッグ20と;車両に対して固定され、エアバッグ20を収容するエアバッグ容器12と;エアバッグ容器12の上部を覆うカバー18と;エアバッグ20を膨張展開させる膨張ガスを供給するインフレータ14とを備えている。
エアバッグカバー18は、インパネ10と略面一となる若干湾曲したカバー表面部18aと、当該カバー表面部18aから略垂直にエアバッグ容器12方向(内側)に延びるカバー延長部(脚部又は、シューター)18bとを有する。カバー延長部18bには、長穴状の係止穴22が複数形成されている。エアバッグ容器12の側面には、当該側面からほぼ垂直に延び、係止穴22に挿通して所定の範囲内でスライド可能な複数のフック16が設けられている。フック16の位置は、エアバッグ容器12外面の乗員Mに対して前後方向でなく、左右方向とすることも可能である。エアバッグ容器12とエアバッグカバー18との間には、衝撃吸収のための一定の隙間が形成されている。エアバッグ容器12は、インフレータ14及び/又は他の部材を介して車両に対して固定されている。
図においては、エアバッグ容器12は矩形箱形に成形されているが、角部にアールを付ける等、他の形状とすることもできる。インフレータ14は、エアバッグ容器12の内部に収容する構造とすることもできる。エアバッグ20は、合成繊維織物などを用いて袋状に成形され、折り畳まれた状態でエアバッグ容器12の内部に収容される。エアバッグ容器12の上部は開放され、エアバッグ20が露出した状態となっているが、エアバッグ20の良好な膨張展開を妨げない何らかの弱い規制部材を配置することもできる。
図4は、本発明の第1の実施例に係るエアバッグ装置の要部の構造を示す斜視図(一部断面)である。図5は、第1の実施例に係るエアバッグ装置の構造を示す側面図である。図6は、図4のA−A方向の断面図である。エアバッグカバー18のカバー延長部18bの側面において、係止穴22の上部には断面三角形状の溝30が形成されている。各係止穴22に対して2つの溝30が形成される。各溝30は、カバー延長部18bが延びる方向(第1方向)と略直交する方向に延び、係止穴22と概ね同じ幅に成形されている。
溝30の幅は、カバー延長部18bの強度を考慮し、係止穴22よりも大きくすることもできる。溝30の数は、垂直方向(第1方向)に2つに限定されず、1つ、3つ、4つ以上とすることも可能である。溝30の深さは、カバー延長部18bの厚みの約半分又はそれよりも若干大きくすることができる。溝30の垂直方向の位置は、係止穴22から大きく離れすぎない位置とする。また、図7に示すように、カバー延長部118bの内側と外側の両側に溝130を成形することもできる。溝の位置によって、カバー延長部18b(118b)の座屈の方向が変わる。なお、エアバッグカバー18は樹脂により一体成形される。
本実施例においては、インパネ10(カバー表面部18a)に乗員Mの頭部が衝突するなどの原因で外力が加わった場合、カバー延長部18bの溝30において座屈が生じ、衝撃を弾性変形又は塑性変形によって吸収する。
図8は、本発明の第2の実施例に係るエアバッグ装置の要部の構造を示す説明図である。本実施例に使用されるエアバッグカバー218は、上述した第1の実施例と同様に、カバー表面部218aとカバー延長部218bとを備えている。カバー延長部218bの側面には、複数の係止穴222が形成されている。係止穴222自体の構成は、第1の実施例の係止穴22と同じである。また、エアバッグ容器、エアバッグ等のエアバッグモジュールについても、基本的に第1の実施例と同じである。
本実施例の特徴は、カバー延長部218bに垂直方向(第1方向)に延びる複数のスリット230が形成されていることにある。スリット230は、隣り合う2つの係止穴222の間に形成され、スリット230によってカバー延長部218bは、完全に分離される。すなわち、スリット230はカバー延長部218bを貫通した状態で形成される。これにより、カバー延長部218bが座屈しやすくなる。
なお、スリット230の垂直方向の位置としては、少なくとも係止穴222よりも上方まで延在することが好ましい。また、スリットをカバー延長部218bの下端部から形成して図8のように短冊状とする他、カバー延長部218bの内部に独立して形成することもできる。この場合も、スリットは係止穴222よりも上方に形成することが好ましい。例えば、係止穴222から連続的に上方に延びるようにスリットを形成・配置することができる。
本実施例においては、乗員Mの頭部が衝突するなどの原因でインパネ10(カバー表面部218a)に外力が加わった場合、カバー延長部218bのスリット230部分で座屈が生じ、衝撃を弾性変形又は塑性変形によって吸収する。
図9は、本発明の第3の実施例に係るエアバッグ装置のエアバッグカバー318の要部の構造を示す部分斜視図である。図10は、エアバッグカバー318の一部の構造を示す部分正面図である。本実施例に使用されるエアバッグカバー318は、上述した第1の実施例と同様に、カバー表面部318aとカバー延長部318bとを備えている。カバー延長部318bの側面には、複数の係止穴322が形成されている。係止穴322自体の構成は、第1の実施例の係止穴22と同じである。また、エアバッグ容器、エアバッグ等のエアバッグモジュールについても、基本的に第1の実施例と同じである。
本実施例の特徴は、カバー延長部318bに垂直方向(第1方向)に延びるリブ332が複数形成されていることにある。リブ332は、隣り合う2つの係止穴322の間に形成される。リブ332は、エアバッグカバー318の一部として一体成形される。図10示すように、各リブ332には、切欠き330が2カ所ずつ成形されている。なお、図9中においては説明の便宜上、切欠き330の図示を省略している。
本実施例の切欠き330は、図6に示す溝30と同様に断面(切り口)が三角形状(くさび状)となっている。切欠き330は、図10に示すようにカバー延長部318bの側面に沿って左右方向に切り込む他、図6に示す溝30と同様に、カバー延長部318bに対して略垂直に切り込むような構造とすることもできる。切欠き330の形状は、三角形状の他に、U字状や矩形とすることもできる。また、リブ332上における切欠き330の位置に関しても、リブ332の左右いずれか一方の側にのみ形成することもでき、切欠き330の数も実施例のように2カ所に限らず、1カ所又は3カ所以上とすることもできる。
本実施例においては、乗員Mの頭部が衝突するなどの原因でインパネ10(カバー表面部318a)に外力が加わった場合、カバー延長部318bのリブ332の切欠き330において座屈が生じ、衝撃を弾性変形又は塑性変形によって吸収する。
図11は、本発明の第4の実施例に係るエアバッグ装置の要部の構造を示す断面図である。図12は、第4の実施例に係るエアバッグ装置の要部(エアバッグカバー418)の構造を示す正面図である。なお、上述した第1の実施例と同一又は対応する構成要素については、同一の参照符号を付し、重複した説明は省略する。本実施例においては、変形領域として薄肉領域430を採用する。すなわち、エアバッグカバー418のカバー延長部418bの一部に他の領域よりも肉厚の薄い薄肉領域430を形成している。
カバー延長部418bには、第3の実施例と同様のリブ432が形成されている。カバー延長部418bに形成された複数の係止穴422の上部に薄肉領域430が形成されている。見方によっては、薄肉領域430は長穴状の係止穴422の上方領域を塞ぐような状態となる。薄肉領域430は係止穴422と略同一幅に成形され、カバー表面部418aに外力が加わった時には、薄肉領域430の下面が係止部(フック)16の上面に対して相対的に押しつけられ、当該薄肉領域430が変形することにより、衝撃を吸収するようになっている。なお、第4の実施例と同様にリブ432に切欠き又は溝を形成することもできる。
本実施例においては、乗員Mの頭部が衝突するなどの原因でインパネ10(カバー表面部318a)に外力が加わった場合、カバー延長部418bの薄肉領域430において座屈が生じ、衝撃を弾性変形又は塑性変形によって吸収する。
図13は、本発明の効果を示すグラフであり、インパネに加わる負荷とエアバッグカバーのストローク(移動量)との関係を示すグラフである。図において、曲線(1)〜(4)の表す意味は以下の通りである。
(1):従来の構造(エアバッグカバーの係止穴に、エアバッグケースのフックが係合するだけの構造)
(2):(1)の場合に比べ、エアバッグカバーの係止穴を縦方向に長くした構造
(3):本発明の第3の実施例の構造
(4):本発明の第4の実施例の構造
(1)の場合には、初期の段階でのストローク幅が小さく(負荷の吸収が少なく)、初期段階で大きな衝撃を受ける。(2)の場合には、係止穴の内部で係止部材(フック)がストロークするため、初期段階ではほとんど衝撃が加わらないが、係止穴の端部に達した時点で急激に大きな衝撃を受けることとなる。(3)及び(4)の場合には、カバー延長部が座屈するまではストローク幅が小さく若干の衝撃を受けるが、その後、カバーの座屈によりストローク幅が増加し、衝撃が効果的に吸収される。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではなく、特許請求の範囲に示された技術的思想の範疇において変更可能なものである。第1〜第4の実施例を任意に組み合わせて、本発明を構成することができる。すなわち、リブに形成された切欠き;カバー延長部に形成された溝;薄肉領域;スリット等を任意に2つ以上組み合わせて発明を構成することができる。
図1は、本発明に係るエアバッグ装置の使用状態を示す模式図である。 図2は、本発明に係るエアバッグ装置の要部(エアバッグ及びエアバッグケース)の構成を示す斜視図である。 図3は、本発明の第1の実施例に係るエアバッグ装置に適用されるエアバッグカバーの構造を示す斜視図である。 図4は、第1の実施例に係るエアバッグ装置の要部の構造を示す斜視図(一部断面)である。 図5は、第1の実施例に係るエアバッグ装置の構造を示す側面図である。 図6は、図4のA−A方向の断面図である。 図7は、第1の実施例の他の態様を示す部分断面図である。 図8は、本発明の第2の実施例に係るエアバッグ装置の要部の構造を示す説明図である。 図9は、本発明の第3の実施例に係るエアバッグ装置の要部の構造を示す説明図(部分斜視図)である。 図10は、第3の実施例に係るエアバッグ装置の要部の構造を示す部分正面図である。 図11は、本発明の第4の実施例に係るエアバッグ装置の要部の構造を示す断面図である。 図12は、第4の実施例に係るエアバッグ装置の要部の構造を示す正面図である。 図13は、本発明の効果を示すグラフであり、インパネに加わる負荷とエアバッグカバーのストローク(移動量)との関係を示すグラフである。
符号の説明
10 インパネ
12 エアバッグ容器
14 インフレータ
16 フック
18,218,318,418 エアバッグカバー
18a,218a,318a,418a カバー表面部
18b,118b,218b,318b,418b カバー延長部
20 エアバッグ
22,222,322,422 係止穴
30,130 溝
230 スリット
330 切欠き
332,432 リブ
430 薄肉領域

Claims (18)

  1. 車両のインストルメントパネルの内部に配置される助手席用エアバッグ装置において、
    膨張展開可能な状態で収容されるエアバッグと;
    前記車両に対して固定され、前記エアバッグを収容するエアバッグ容器と;
    前記エアバッグ容器を覆うエアバッグカバーとを備え、
    前記エアバッグカバーは、前記インストルメントパネル側のカバー表面部と、当該カバー表面部から前記エアバッグ容器方向である第1方向に延びるカバー延長部とを有し、
    前記カバー延長部は、他の部分よりも容易に変形して衝撃を吸収する変形領域を有することを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 前記エアバッグ容器は、当該容器の側部から外側に突出した複数の係止部が設けられ、
    前記カバー延長部には、前記エアバッグ容器の係止部が挿通する複数の係止穴が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
  3. 前記係止部は、前記係止穴内で前記第1方向に所定範囲でストローク可能な構成であることを特徴とする請求項2に記載のエアバッグ装置。
  4. 前記係止部は、先端部が屈曲したフック状であることを特徴とする請求項2に記載のエアバッグ装置。
  5. 前記変形領域は、前記係止穴と前記カバー表面部との間に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のエアバッグ装置。
  6. 前記変形領域は、他の部分より厚みが薄い薄肉領域であることを特徴とする請求項2に記載のエアバッグ装置。
  7. 前記薄肉領域は、前記係止穴の上端部から前記第1方向に沿って前記カバー表面部側に延びることを特徴とする請求項6に記載のエアバッグ装置。
  8. 前記変形領域は、溝であることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
  9. 前記溝は、前記第1方向と直交する第2方向に延びることを特徴とする請求項8に記載のエアバッグ装置。
  10. 前記溝は、断面三角形状であることを特徴とする請求項9に記載のエアバッグ装置。
  11. 前記溝は、前記カバー延長部の外側面に形成されていることを特徴とする請求項8に記載のエアバッグ装置。
  12. 前記溝は、前記カバー延長部の外側面及び内側面に形成されていることを特徴とする請求項8に記載のエアバッグ装置。
  13. 前記カバー延長部には、前記第1方向に延びる複数のリブが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
  14. 前記変形領域は、前記リブに形成された切欠きであることを特徴とする請求項13に記載のエアバッグ装置。
  15. 前記切欠きは、断面三角形状であることを特徴とする請求項14に記載のエアバッグ装置。
  16. 前記変形領域は、前記第1方向に互いに平行に延びる複数のスリットであることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
  17. 前記変形領域は、座屈することによって衝撃を吸収することを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
  18. 前記請求項1に記載のエアバッグ装置に使用されるエアバッグ用カバー。
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