JPWO2006109714A1 - モータ装置 - Google Patents

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高広 寺内
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武志 山崎
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覚 根岸
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Abstract

このモータ装置1は、ブラシレスモータ2と、ブラシレスモータ2のブラケット14に直接に接続される制御ユニット3とを有している。ブラケット14には、取付部20が形成され、取付部20には、給電用接続端子27と、センサの出力用接続端子とが突設されている。制御ユニット3には、ケース41に各接続端子27を受け入れるスリット46が形成され、接続端子27は、ケース41内に進入した後、回路基板43側のバスバー50,51に溶接される。

Description

本発明は、制御ユニットからの給電によりモータを回転駆動させるモータ装置に関する。
本願は、2005年4月8日に日本に出願された特願2005−111543号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
モータ、例えばブラシレスモータは、ロータの位置を位置検出センサによって検出し、位置検出センサの出力信号に基づいてステータユニットのコイルへの通電を切り替えて、ロータを回転させるように構成されている。ブラシレスモータへの通電制御は、ブラシレスモータとは別体で構成された制御ユニットによって実施される。ここで、従来のモータ装置には、ブラシレスモータと制御ユニットとの間に電源線や、位置検出センサの信号線を引き回さなくても済むように、制御ユニット側から延設させた端子をブラシレスモータに挿入して固定するように構成したものがある(例えば、特許文献1参照)。
このモータ装置では、ブラシレスモータのハウジングの側部に開口部が設けられており、この開口部の周縁部に制御ユニットを付き合わせると、制御ユニットから延びる給電用端子が開口部からハウジング内に進入する。端子は、コイルの巻線が接続されたターミナルに重なるように延び、ターミナルに形成されているネジ穴の位置と、端子に形成されている孔の位置とが一致する。したがって、ハウジングの前面側からネジを挿入し、ドライバーで外側からネジをネジ穴に螺入すると、ターミナルと端子とが締結され、これによってブラシレスモータに制御ユニットが固定される。
特開2003−204654号公報
しかしながら、従来のブラシレスモータと制御ユニットとの取付構造では、制御ユニット側の回路基板に固定された給電用端子をブラケット内に挿入してからブラシレスモータに固定するので、組立作業中に回路基板に大きな応力がかかり易かった。また、ブラシレスモータは、給電用端子を受け入れるための開口部を有する構成になるので、ブラシレスモータの搬送時などに異物がモータ内部に混入しないように工夫しなければならなかった。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、簡単な作業で、かつモータや制御ユニットの性能を低下させることなく、確実にモータに制御ユニットを取り付けることである。
上記の課題を解決するため、本発明に係る第一の発明は、モータと、前記モータを駆動制御する制御ユニットとを有するモータ装置において、前記モータと、前記制御ユニットとは別々に組み立て可能であり、前記モータの側部には電源用の接続端子と、前記モータのロータの位置検出センサの出力信号用の接続端子とが突設されており、これら接続端子は前記制御ユニットに接続可能に構成されていることを特徴とする。
このモータ装置では、別々に組み立てたモータと、制御ユニットとを電気線などを介さずに接続する際に、モータ側に予め突設させた接続端子を制御ユニット側に挿入することで電気的な接続を行う。
本発明に係る第二の発明は、第一の発明に係るモータ装置において、前記モータに、前記接続端子を含む第一のコネクタを突設させ、この第一のコネクタに係合可能で、かつ前記接続端子に電気的に接続される連結用接続端子を含む第二のコネクタを前記制御ユニットに設けたことを特徴とする。
このモータ装置では、一対のコネクタを係合させることで、モータ側から予め突設させてある接続端子を制御ユニット側の連結用接続端子に接続させる。連結用接続端子は、コネクタを介して制御ユニットに固定されているので、連結用接続端子を介してモータに接続される回路基板に大きな応力が作用することはない。
本発明に係る第三の発明は、第一の発明に係るモータ装置において、前記制御ユニットのケースに、前記接続端子を挿入可能なスリットを設け、前記ケース内に挿入された前記接続端子に接続可能な金属製の端子を、前記ケース内に固定された回路基板に配設したことを特徴とする。
このモータ装置では、モータ側に予め突設させた接続端子を制御ユニットのケース内に挿入し、ケース内の回路基板に固定された金属製の端子と係合させることで、モータと制御ユニットとを電気的に接続する。
また、前記モータのブラケットと前記制御ユニットとを、前記接続端子を備える接続端子ユニットを介して接続してもよい。この場合、接続端子ユニットに、前記ロータの位置検出センサを設けてもよい。
本発明によれば、モータ側に予め接続端子を固定した状態で、モータに制御ユニットを取り付けることが可能になるので、制御ユニットの回路基板に作用する応力を大幅に低減させることができる。また、モータから接続端子を突設させたので、モータ内部に連通する開口部を残したままでモータの組み立てが終了することがなくなるので、モータ内部への異物等の混入を防止し易くなる。したがって、モータの搬送やモータ装置の組み立てが容易になる。
本発明の実施の形態にかかるモータ装置の構成を示す図である。 図1に示すブラシレスモータの構成を示す断面図である。 図2のA矢視図である。 図2においてキャップを取り外した図である。 図1に示すモータ装置における接続端子ユニットの構成を示す平面図である。 図1に示す制御ユニットのB矢視図である。 本発明の第二の実施の形態に係るモータ装置の取付構造の拡大断面図である。 本発明の第三の実施の形態に係るモータ装置におけるロータおよびブラケットの近傍の構成を示す断面図である。 図8のC矢視図である。 図8に示す接続端子ユニットの構成を示す側面図である。 図10のD矢視図である。
符号の説明
1 モータ装置
2 ブラシレスモータ(モータ)
3 制御ユニット
14 ブラケット
27 給電用接続端子(電源用の接続端子)
29,30 ホールIC(位置検出センサ)
31 出力用接続端子(出力信号用の接続端子)
32 接続端子ユニット
41 ケース
43 回路基板
45,46 スリット
50,51 バスバー(金属製の端子)
61 ソケット(第一のコネクタ)
65 プラグ(第二のコネクタ)
68 連結用接続端子
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、モータ装置1は、ブラシレスモータ2に、ブラシレスモータ2の回転制御を行う制御ユニット3が直接取り付けられている。
図1及び図2に示すように、ブラシレスモータ2は、ステータユニット4内にロータ5を設けたインナーロータ型の構成になっている。ステータユニット4は、有底筒状のモータケース6を有し、モータケース6内には、環状のステータコア7が圧入されている。ステータコア7は、金属製のコアプレートをブラシレスモータ2の軸線方向に複数積層させて製造されている。ステータコア7の内周側に等間隔に延設されるティースには、複数の巻線が巻き回されることでコイル8が形成されている。コイル8の巻線は、モータケース6の開口部側に固定されたターミナル9に接続されている。
ロータ5は、回転軸10を有し、回転軸10の外周部には永久磁石11が、複数の磁極が周方向に配設されるように固定され、その外側を覆うようにマグネットカバー11Aが装着されている。回転軸10の一方の端部は、モータケース6の底部6Aに圧入されたベアリング12に回転自在に支持されており、回転軸10の他方の端部は、ベアリング13に回転自在に支持されている。このベアリング13は、モータケース6の開口部を覆うブラケット14に圧入されている。
ブラケット14は、ネジでモータケース6に固定されており、ブラケット14の軸線方向の中央には、ベアリング13を圧入する支持孔15が設けられている。この支持孔15の他端側には、支持孔15よりも拡径した収容部16が設けられており、この収容部16には、ロータ5に固定されるマグネット17が回転自在に収容されている。このマグネット17には、周方向に磁極が交互に多数着磁されたものが用いられている。そして、収容部16の他端側の開口は、リング状のキャップ18により閉塞され、キャップ18から突出するロータ5の回転軸10には、他の装置に接続されるカプラ19が取り付けられている。
図1から図4に示すように、ブラケット14は、モータケース6の開口部を覆う円形状の外周部の一部を膨出させて、平坦な取付面20Aを有する取付部20が形成されている。取付部20の取付面20Aには、ネジ穴21が2つ穿設されている。これらネジ穴21の間には、ジョイント部23が固着されている。図1に示すように、ジョイント部23の外周部と取付部20との間に形成される凹部には、シール部材24が挿入されている。
ジョイント部23からは、3本の給電用接続端子27(電源用の接続端子)と、7本の出力用接続端子31(信号出力用の接続端子)とが、径方向外側に向かって平行に突設されている。各給電用接続端子27の突出する先端部には、切り欠きによる凹部27Aが形成されている。この給電用接続端子27は、ブラケット14内に引き込まれ、収容部16とモータケース6とを連通させるためにブラケット14に設けられた連通孔22に突出している。連通孔22に露出する給電用接続端子27の基端部には、孔27Bが形成されている。図1に示すように、この孔27Bとターミナル9のネジ孔9Aとを用いて、給電用接続端子27と、ステータユニット4側の3相のコイル8のそれぞれに対応するターミナル9とが一つずつ電気的に接続されている。
また、出力用接続端子31は、ブラケット14の収容部16内に引き込まれ、収容部16内にてブラケット14にネジ25で固定されたセンサ基板28上のホールIC(Integrated Circuit)29,30の出力端子に電気的に接続されている。これらホールIC29,30は、ロータ5と共に回転する永久磁石11に臨む位置に配置されており、ホールIC29,30に近接しているマグネット17の磁極がロータ5の回転に伴って変化するときに出力が切り替わるように構成されたロータ5の位置検出センサである。3つのホールIC29は、マグネット17の内周側の磁極数の少ない内周側マグネット17Aに対応して配置されており、ホールIC30は、マグネット17の外周側の磁極数が多い外周側マグネット17Bに対応して配置されている。
また、この実施の形態の場合、給電用接続端子27、センサ基板28、出力用接続端子31および出力用接続端子31とホールIC29,30とを電気的に接続する配線(図示せず)は、いずれもジョイント部23を形成する樹脂に支持され、全体として、図5に示すような接続端子ユニット32を形成している。なお、図5中符号23Aはネジ25を挿通させるためのネジ孔で、ネジ孔23Aは、ジョイント部23及びセンサ基板28を貫通している。
図1に示すように、制御ユニット3は、略矩形のケース41と、ケース41の開口部41Aを塞ぐように固定される蓋42とで形成される空間を有し、この空間内に回路基板43が固定されている。開口部41Aに対向する底部41Bには、平坦な受け面を有する受け部44が設けられており、この受け部44には、細長のスリット45,46が形成されている。スリット45,46は、各接続端子27,31がケース41内部に進入可能な大きさを有している。さらに、受け部44には、これらスリット45,46を長手方向で挟む位置に、ネジ47を挿入する孔が形成されている。この孔の形成位置は、取付部20側のネジ穴21に合わせて形成されており、制御ユニット3をブラシレスモータ2に固定する際に用いられる。回路基板43には、不図示のパワー素子や、回路が実装等されており、ホールIC29,30の出力信号に応じて、ステータユニット4の各相のコイル8への通電切り替えのタイミングを演算し、その演算結果に基づいて各相に実際に給電を行うように構成されている。なお、ケース41には、不図示のコネクタが設けられており、ケーブルを介して電源等に接続可能になっている。
回路基板43からは、3本の金属製の端子であるバスバー50と、7本の金属製の端子であるバスバー51とが、各接続端子27,31の配置に合わせて延設されている。図1に示すように、各バスバー50,51の端部は、各接続端子27,31との接触面積が大きくなるように、各接続端子27,31の延設方向に折り曲げられている。さらに、図6に示すように、各バスバー50の端部には、凸部50Aがそれぞれに成形されており、給電用接続端子27側の凹部27Aと嵌合するようになっている。なお、各バスバー50,51と、各接続端子27,31とは、溶接等によって固定されることが好ましい。
次に、この実施の形態の作用について説明する。
モータ装置1を組み立てる際には、ステータユニット4とロータ5とをそれぞれ別々に組み立てる。ステータユニット4は、モータケース6にベアリング12と、コイル8を巻き回したステータコア7とをそれぞれ圧入し、ターミナル9にコイル8の巻線を取り付けてからモータケース6に固定する。ロータ5は、回転軸10に永久磁石11を固定した後にマグネットカバー11Aを装着し、回転軸10の他端側をブラケット14に圧入したベアリング13に軸支させる。
ここで、ロータ5の回転軸10をブラケット14に挿入する工程に先立って、接続端子ユニット32を、給電用接続端子27の基端部およびセンサ基板28の配設された側から、取付面20A及び連通孔22を介してブラケット14内に挿入し、基端部の孔27Bを連通孔22に露出させるとともに、センサ基板28を、収容部16内の所定位置に配置させる。次いで、図4に示すように、収容部16内にて、ブラケット14に、センサ基板28を、ネジ孔23Aに螺入されたネジ25で固定する。そして、ロータ5の回転軸10をブラケット14に挿入したら、給電用接続端子27の孔27Bと、対応するターミナル9のネジ孔9Aとを一致させ、ネジ26を螺入して、給電用接続端子27とターミナル9とを接続する。さらに、回転軸10の他端部には、ブラケット14の収容部16内でマグネット17を固定する。これによって、各ホールIC29,30で磁極の変化を検出できるようになる。
ステータユニット4と、ロータ5とを組み立てたら、ステータユニット4にロータ5を挿入し、ベアリング12にロータ5の回転軸10を軸支させ、モータケース6とブラケット14とをネジ止めする。そして、収容部16をキャップ18で塞いでから、回転軸10にカプラ19を取り付ける。また、取付部20には、ジョイント部23の外周部を覆うようにシール部材24を挿入する。以上でブラシレスモータ2の組み立てが完了する。
制御ユニット3は、ブラシレスモータ2とは別に組み立てることが可能である。制御ユニットは、基板上に回路や、バスバー50,51を実装等して回路基板43を作製し、この回路基板43をケース41に固定する。
制御ユニット3をブラシレスモータ2に取り付ける際には、制御ユニット3をブラシレスモータ2の取付部20に近づけて、取付面20Aから突出する各接続端子27,31をケース41のスリット45,46からケース41内に進入させる。さらに、取付面20Aと、受け部44の平面とを突き当てると、シール部材24が潰れて、ブラケット14とケース41との間に液密構造が形成される。この状態で、ケース41の開口部41A側からネジ47を螺入して、ケース41とブラケット14とを位置決めして固定する。このとき、給電用接続端子27の凹部27Aとバスバー50の凸部50Aとが嵌合し、出力用接続端子31がバスバー51に当接するので、各接続端子27,31と対応するバスバー50,51とを溶接によって固定する。そして、ケース41にシール部材52を挿入してから、蓋42をネジ止めしてケース41の開口部41Aを塞ぐ。以上でモータ装置1の組み立てが完了する。すなわち、このモータ装置1では、ブラシレスモータ2と制御ユニット3とが、接続端子ユニット32を介して接続される。
このモータ装置1でブラシレスモータ2のロータ5を回転させる際には、ホールIC29,30がマグネット17の磁極の変化からロータ5の位置を検出し、その出力信号が出力用接続端子31、バスバー51を通じて回路基板43上の回路に入力される。回路基板43は、ホールIC29,30の出力信号に応じて通電切り替えのタイミングを演算し、このタイミングに応じて、特定のバスバー50から給電用接続端子27、ターミナル9を経て、対応する相のコイル8に通電する。その結果、ステータコア7とロータ5とで形成される磁気回路によってロータ5が回転する。
この実施の形態によれば、給電用接続端子27及び出力用接続端子31を先にブラケット14に固定することでブラシレスモータ2を作製し、これら接続端子27,31を制御ユニット3に固定するようにしたので、モータ装置1の組立中に制御ユニット3の回路基板43に大きな応力がかかることが防止される。また、給電用接続端子27の凹部27Aとバスバー50の凸部50Aとを嵌合させるようにしたので、接続部分の信頼性を向上させることができる。また、各接続端子27,31を備える接続端子ユニット32を先にブラケット14に固定することで、ブラシレスモータ2を開口部などを残さずに独立に組み立てることが可能になるので、組立途中の搬送時などにブラシレスモータ2内に異物が混入することがなくなる。したがって、搬送やその後の作業が容易になり、作業効率が向上する。
なお、制御ユニット3には、接続端子27,31を受け入れるためのスリット45,46が形成されているが、制御ユニット3は回路基板43を含む構成を有するため、クリーンルームなどの防塵室のように異物が入り難い場所で組み立てられるので、ブラシレスモータ1に比べて異物が混入し難い。したがって、制御ユニット3にスリット45,46が形成されていても、モータ装置1の組み立て作業や、モータ装置1の性能に影響を与えることはない。
次に、この発明の第二の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、この実施の形態は、ブラシレスモータと制御ユニットの取付構造の構成が第1の実施の形態と異なる。したがって、同じ構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図7に示すように、ブラケット14の外側部には、取付部60が設けられており、この取付部60からは、給電用接続端子27と、図7には不図示の出力用接続端子31(例えば、図3参照)とが径方向外側に向かって平行に突設されている。さらに、この取付部60には、各接続端子27,31を覆うように第一のコネクタであるソケット61が径方向外側にブラケット14と一体的に形成されている。ソケット61の長さは、各接続端子27,31の突出長さよりも長い。また、ソケット61の内周部には、溝62が刻まれており、ここにシール部材63が挿入されている。
制御ユニット3は、ケース41と蓋42とで形成される空間に回路基板43が収容された構成になっている。ケース41において、ブラケット14に臨む一端部には、凹部64が凹設されており、ここに第二のコネクタであるプラグ65が固定されている。プラグ65は、ソケット61に挿入可能な外形を有している。さら、プラグ65の基端部は、ケース41の凹部64に形成されたスリット66からケース41内に進入している。プラグ65とケース41との間には、シール部材67を介在させることによって液密構造が形成されている。そして、プラグ65内には、金属製の連結用接続端子68が複数配設されている。各連結用接続端子68は、ケース41内に引き込まれた基端部が回路基板43に設けられたバスバー50,51のそれぞれに溶着されている。さらに、各連結用接続端子68においてケース41から突出する先端部は、ブラシレスモータ2側の各接続端子27,31を受け入れて、かつ嵌合可能なようにボックス形状になっている。
ブラシレスモータ2を組み立てる際には、ソケット61の溝62にシール部材63を挿入する。また、給電用接続端子27及び出力用接続端子31を、それぞれターミナル9及びホールIC29,30に接続する。制御ユニット3を組み立てる際には、プラグ65に連結用接続端子68を挿入して固定し、プラグ65の基端側の溝69にシール部材67を挿入してから、スリット66内にプラグ65の基端部を挿入し、不図示のネジでケース41に固定する。このときに、シール部材67が潰れて液密構造が形成される。さらに、各連結用接続端子68が、対応して配置されているバスバー50,51に付き当てられるので、各連結用接続端子68を溶接によって各バスバー50,51に固定してからケース41の開口部41Aを蓋42で閉じる。
制御ユニット3をブラシレスモータ2に取り付ける際には、ソケット61にプラグ65を挿入する。各連結用接続端子68に、対応する給電用接続端子27及び出力用接続端子31が嵌合して電気的に接続されると共に、プラグ65とソケット61とがシール部材63によって液密構造を形成しつつ嵌合する。これによって制御ユニット3がブラシレスモータ2に取り付けられる。
この実施の形態によれば、ソケット61とプラグ65とからなるコネクタ同士を接続させることで制御ユニット3をブラシレスモータ2に取り付けるようにしたので、位置決めや、取付作業が容易になる。また、ケース41に固定されたプラグ65内に連結用接続端子68が固定されているので、取付作業時に、回路基板43に大きな応力が作用することを防止することができる。その他の効果は、第1の実施の形態と同様である。
次に、この発明の第三の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、この実施の形態は、ブラシレスモータと制御ユニットとを接続する接続端子ユニット32の形状が第1の実施の形態と異なる。したがって、同じ構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
この実施の形態では、図8および図9に示すように、第1の実施の形態と同様、接続端子ユニット32が、給電用接続端子27の基端部およびセンサ基板28の配設された側から、取付面20A及び連通孔22を介して収容部16内に挿入され、収容部16内にて、センサ基板28が、ネジ孔23Aに螺入されたネジ25でブラケット14に固定されている。
さらに、この実施の形態では、ジョイント部23のうち、接続端子ユニット32の先端部を構成する部分(図10および図11に符号23Bで示す部分)が取付面20Aからロータ5の径方向外方に突出するとともに、この部分の、ロータ5の軸方向に沿った一側面から、給電用接続端子27および出力用接続端子31の先端部が、側方(ロータ5の軸と直交する方向)に突出している。また、符号33は、出力用接続端子31とホールIC29,30とを電気的に接続する配線である。この配線は、ジョイント部23に形成された溝部23C内に配設されている。
制御ユニット3は、内部に不図示の回路基板を備え、制御ユニット3の、給電用接続端子27および出力用接続端子31に対向する側面71には、細長のスリット45,46が形成されている。スリット45,46は、各接続端子27,31が制御ユニット3のケース41の内部に進入可能な大きさを有している。この制御ユニット3は、ブラシレスモータ2とは別に組み立てることが可能である。また、符号72は、取付面20Aと、制御ユニット3のブラシレスモータ2側を向く側面73との間に介在されるシール部材である。
モータ装置を組み立てる際には、ステータユニット4とロータ5とをそれぞれ別々に組み立てる。さらに、ロータ5の回転軸10をブラケット14に挿入する工程に先立って、接続端子ユニット32を、給電用接続端子27の基端部およびセンサ基板28の形成された側から、取付面20A及び連通孔22を介してブラケット14内に挿入し、基端部の孔27Bおよびセンサ基板28を、収容部16内の所定位置に配置させる。次いで、ブラケット14に、センサ基板28をネジ25で固定した後、ロータ5の回転軸10をブラケット14に挿入し、給電用接続端子27の孔27Bと、対応する不図示のターミナルのネジ孔とを一致させ、不図示のネジを螺入して、給電用接続端子27とターミナルとを接続する。さらに、回転軸10の他端部には、ブラケット14の収容部16内で不図示のマグネットを固定する。
制御ユニット3をブラシレスモータ2に取り付ける際には、制御ユニット3の側面71を給電用接続端子27および出力用接続端子31に対向させ、各接続端子27,31をケース41のスリット45,46からケース41内に進入させる。さらに、取付面20Aと側面73とを突き当てることにより、両者間に介在されるシール部材72により、ブラケット14とケース41との間に液密構造が形成される。この状態で、不図示のネジ等を用いて、ケース41とブラケット14とを位置決めして固定する。すなわち、このモータ装置1においても、ブラシレスモータ2と制御ユニット3とが、接続端子ユニット32を介して接続される。その他の作用および効果は、第1の実施の形態と同様である。
なお、本発明は、前記の各実施の形態に限定されずに広く応用することができる。
例えば、給電用接続端子27は、ターミナル9にネジで固定されているが、溶接や、嵌合によって電気的に接続されても良い。さらに、給電用接続端子27は、コイル8の巻線に直接に係合される構成であっても良い。また、ケース41の壁部にスリットを形成し、このスリットの内周と略面一にバスバー50,51を配置しておき、各接続端子27,31をケース41によって係止すると同時に、バスバー50,51との電気的接続を可能にする構成でも良い。
シール部材24,52,63,72は、Oリングや、液状ガスケット等でも良い。第一のコネクタをプラグにし、第二のコネクタをソケットにしても良い。
また、モータ装置1は、ブラシレスモータ2に限定されずに、他の種類のモータと、これを制御する制御ユニット3との取付構造に適用することができる。
本発明によれば、簡単な作業で、かつ性能を低下させることなく確実にモータに制御ユニットを取り付け可能となる。

Claims (5)

  1. モータと、前記モータを駆動制御する制御ユニットとを有し、
    前記モータと、前記制御ユニットとは別々に組み立て可能で、前記モータの側部には電源用の接続端子と、前記モータのロータの位置検出センサの出力信号用の接続端子とが突設され、これら接続端子は前記制御ユニットに接続可能に構成されているモータ装置。
  2. 前記モータに、前記接続端子を含む第一のコネクタを突設させ、この第一のコネクタに係合可能で、かつ前記接続端子に電気的に接続される連結用接続端子を含む第二のコネクタを前記制御ユニットに設けた請求項1に記載のモータ装置。
  3. 前記制御ユニットのケースに、前記接続端子を挿入可能なスリットを設け、前記ケース内に挿入された前記接続端子に接続可能な金属製の端子を、前記ケース内に固定された回路基板に配設した請求項1に記載のモータ装置。
  4. 前記モータのブラケットと前記制御ユニットとが、前記接続端子を備える接続端子ユニットを介して接続される請求項1ないし3に記載のモータ装置。
  5. 前記接続端子ユニットに、前記ロータの位置検出センサが設けられている請求項4に記載のモータ装置。
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