JP6878246B2 - モータユニット - Google Patents

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本発明は、モータユニットに関するものである。
モータの中には、複数の巻線が巻回されているステータと、このステータに対して回転自在に設けられ、且つステータと径方向で対向する面にマグネットが設けられたロータと、を備えたいわゆるブラシレスモータがある。この種のブラシレスモータは、ステータに巻回されている複数の巻線に、選択的に電流を通電することにより、ステータに所定の磁界が発生する。この磁界とロータに設けられたマグネットとの間で磁気的な吸引力や反発力が生じ、ロータが回転する。
このように、ブラシレスモータは、ロータのマグネットとステータに形成される磁界との磁気的な吸引力や反発力を利用してロータを回転させるので、ロータの回転位置と電流を供給する巻線の位置との位置関係が重要になる。このため、ロータの回転位置をセンサによって検出し、このセンサの検出結果に基づいて、所望の巻線への通電タイミングを制御する必要がある。
センサとしては、例えばレゾルバがある。ここで、レゾルバの検出精度を高めるために、レゾルバの位相合せを行って固定する技術が開示されている。具体的には、有底円筒状のモータケース(モータヨーク)の底面に穴を形成し、この穴にレゾルバステータを嵌め込んでボルトにより締結固定する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。このように構成することで、レゾルバの位相合せを容易に行うことができる。
ところで、センサとしては、レゾルバの他にもMRセンサ(磁気センサ)がある。このMRセンサは、例えば、ロータの回転軸に取付けられるセンサマグネットと、このセンサマグネットの磁気変化を検出するセンサ基板と、により構成される。センサ基板は、ブラシレスモータが利用される装置のコントロールユニット(ECU)に組み込まれる場合が多い。
特開2016−5414号公報
ここで、上述の従来技術のように、MRセンサを用いてロータの回転位置を検出する場合もセンサマグネットとセンサ基板との位置精度が重要になる。しかしながら、コントロールユニットにセンサ基板を組み込んでしまうとセンサマグネットとセンサ基板との位置精度を高めにくく、MRセンサの検出精度が低下してしまう可能性があった。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、センサマグネットとこのセンサマグネットの磁気変化を検出するセンサ基板を備えたセンサユニットの検出精度を、容易、且つ確実に高めることができるモータユニットを提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係るモータユニットは、回転軸の一端側を回転自在に支持する端面を有するモータケースと、前記モータケースの前記端面に配置され、前記回転軸の回転位置を検出するセンサユニットと、を備え、前記センサユニットは、前記モータケースの前記端面から突出する前記回転軸の一端に設けられたセンサマグネットと、前記センサマグネットと前記回転軸の軸方向で対向配置され、前記センサマグネットの磁気変化を検出する磁気検出素子が実装されたセンサ基板と、前記センサ基板が収納され、該センサ基板が少なくとも2つのボルトによって締結固定されるセンサケースと、を備え、前記モータケースの前記端面に、前記センサケースを嵌合可能な嵌合凹部を設け、該嵌合凹部に、前記センサマグネットが配置されており、前記センサケースは、前記嵌合凹部に嵌合される第1ケースと、前記センサ基板に接続された配線が引き出される第2ケースと、を有し、前記第1ケース及び前記第2ケースは、前記モータケースの前記端面側が開口された箱状に形成され、天壁と、該天壁の外周部から前記端面側に向かって突出する側壁と、を有しており、少なくとも前記第1ケースに、前記センサ基板の外周部が前記ボルトによって締結固定され、前記第1ケースに、前記側壁から延出形成され前記嵌合凹部に嵌合される嵌合凸部を設けたことを特徴とする。
このように、センサケースにセンサ基板が少なくとも2つのボルトによって締結固定されるので、センサケースに対するセンサ基板の位置精度を容易、且つ確実に高めることができる。また、センサケースを、モータケースに嵌合されこのモータケースとの位置決めの機能を持たす第1ケースと、センサ基板に接続された配線を引き出すための第2ケースとに役割分担させることにより、モータケースに対するセンサケースの位置精度を容易、且つ確実に高めることができる。しかも、モータケースの嵌合凹部にセンサケースの嵌合凸部を嵌合させることにより、モータケースに対するセンサケースの径方向の位置決めを容易、且つ高精度に行うことができる。さらに、モータケースの端面に第2センサケースを当接させることにより、モータケースに対するセンサケースの軸方向の位置決めを容易、且つ高精度に行うことができる。このため、センサユニットの検出精度を、容易、且つ確実に高めることができる。
また、嵌合凹部にセンサマグネットが配置されるので、嵌合凹部を、センサマグネットを収納するためのスペースとして活用することができる。このため、モータケースにセンサユニットを取り付けた場合であってもモータユニットを小型化できる。
また、ボルトによって、第1ケースにセンサ基板の外周部を締結固定することにより、センサ基板の外周部以外の全体を、このセンサ基板に実装される素子の配置スペースとして確保することができる。このため、センサ基板への素子のレイアウト性を高めることができる。
本発明に係るモータユニットは、前記嵌合凸部には、前記ボルトに対応する位置に、該ボルトを締結固定するための工具が挿通可能な切欠き部が形成されていることを特徴とする。
ここで、センサ基板の外周部にボルトを寄らせることにより、このボルトと嵌合凸部とが近接することになる。このため、ボルトを締結固定するための工具と嵌合凸部とが干渉する可能性がある。しかしながら、嵌合凸部のボルトに対応する位置に切欠き部を形成することにより、嵌合凸部に工具が干渉してボルトの締め付け作業性が低下してしまうことを確実に回避できる。
本発明に係るモータユニットは、前記センサケースの前記側壁には、前記切欠き部に対応する位置に、前記軸方向と直交する径方向の外方に向かって突出する切欠き用カバーが設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、モータケースに嵌合凹部にセンサケースを嵌合させた際、切欠き部と嵌合凹部との隙間を切欠き用カバーで閉塞する形になる。このため、切欠き部からセンサケース内に塵埃等の異物が侵入してしまうことを防止できる。
本発明に係るモータユニットは、前記第2ケースの前記側壁に、前記配線を外部に引き出すための引出用開口部が設けられており、前記引出用開口部に、該引出用開口部を閉塞するグロメットを設けるとともに、該グロメットを介して前記配線が外部に引き出されており、前記センサ基板には、前記配線を接続するためのコネクタボードが実装されており、前記グロメットには、前記コネクタボードと前記第2ケースの前記天壁との間に介在される絶縁部が設けられ、該絶縁部が前記コネクタボード及び前記天壁に当接されていることを特徴とする。
このように構成することで、グロメットによって、第2ケースに設けられる引出用開口部からセンサケース内に塵埃等の異物が侵入してしまうことを確実に防止できる。
本発明によれば、センサケースにセンサ基板が少なくとも2つのボルトによって締結固定されるので、センサケースに対するセンサ基板の位置精度を容易、且つ確実に高めることができる。また、センサケースを、モータケースに嵌合されこのモータケースとの位置決めの機能を持たす第1ケースと、センサ基板に接続された配線を引き出すための第2ケースとに役割分担させることにより、モータケースに対するセンサケースの位置精度を容易、且つ確実に高めることができる。しかも、モータケースの嵌合凹部にセンサケースの嵌合凸部を嵌合させることにより、モータケースに対するセンサケースの径方向の位置決めを容易、且つ高精度に行うことができる。さらに、モータケースの端面に第2センサケースを当接させることにより、モータケースに対するセンサケースの軸方向の位置決めを容易、且つ高精度に行うことができる。このため、センサユニットの検出精度を、容易、且つ確実に高めることができる。
本発明の実施形態におけるブラシレスモータユニットの斜視図である。 本発明の実施形態におけるセンサユニットを分解したブラシレスモータユニットの斜視図である。 本発明の実施形態におけるモータケースの底部にセンサユニットを取付けた状態を示し、モータケースを縦断面とした斜視図である。 本発明の実施形態におけるセンサケース及びセンサ基板をモータケース側からみた分解斜視図である。 本発明の実施形態におけるセンサケースとセンサ基板とをモータケース2側からみた平面図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(ブラシレスモータユニット)
図1は、ブラシレスモータユニット1の斜視図である。図2は、ブラシレスモータユニット1を構成するセンサユニット4を分解したブラシレスモータユニット1の斜視図である。
図1、図2に示すように、ブラシレスモータユニット1は、略有底円筒状に形成されたモータケース2と、モータケース2内に固定されているステータ14と、モータケース2内に回転自在に設けられているロータ3と、モータケース2の底部2aに取付けられているセンサユニット4と、モータケース2の開口部2b側に設けられ、この開口部2bを閉塞するブラケット5と、を備えている。
なお、以下の説明では、ロータ3の回転軸線Cに沿う方向を単に軸方向、ロータ3の回転方向を周方向、軸方向及び周方向に直交するロータ3の径方向を単に径方向と称して説明する。
(ステータ及びロータ)
ステータ14は、略円筒状に形成されており、周方向に等間隔に突設されているティースにそれぞれ巻線(いずれも不図示)が巻回されている。
また、ステータ14の径方向中央に、ロータ3が設けられている。ロータ3は、回転軸線C回りに回転する回転軸41と、回転軸41に外嵌固定されているロータコア42と、を備えている。ロータコア42は、磁性材により略円柱状に形成されており、外周面に不図示の複数のマグネットが配置されている。
(モータケース)
モータケース2の円筒部6は、底部2aから開口部2bに向かって段差を介して2段拡径するように形成されている。すなわち、円筒部6は、底部2a側の第1円筒部6aと、第1円筒部6aの開口部2b側に、第1段差部7aを介して第1円筒部6aよりも拡径形成された第2円筒部6bと、第2円筒部6bの開口部2b側に、第2段差部7bを介して第2円筒部6bよりも拡径形成された第3円筒部6cと、が一連に形成されたものである。そして、モータケース2の第2円筒部6bに、ステータ14の外周面が内嵌固定されている。
モータケース2の底部2aには、径方向中央に、開口部2b側に向かって突出させることによりセンサユニット4側を凹ませた嵌合凹部8が形成されている。嵌合凹部8には、センサユニット4の後述するセンサケース51が嵌合される。
また、嵌合凹部8の底部8aには、径方向中央に、センサユニット4側に向かって突出させることにより、開口部2b側を凹ませた軸受ハウジング9が形成されている。軸受ハウジング9には、ロータ3の後述する回転軸41の一端41aを回転自在に支持するための不図示の軸受が設けられている。また、軸受ハウジング9の径方向中央には、回転軸41の一端41aを挿通可能な挿通孔9aが形成されている。
ここで、軸受ハウジング9の外径は、嵌合凹部8の内径よりも小さく設定されている。このため、嵌合凹部8の内周面と軸受ハウジング9の外周面との間に、センサケース51を受け入れる受け入れ凹部50が形成される。
さらに、モータケース2の底部2aには、嵌合凹部8の周囲に、一対の長孔10と、一対の端子挿通孔11が形成されている。一対の長孔10は、軸方向からみて周方向に沿うように円弧状で、且つ長円形状に形成されたものである。一対の端子挿通孔11は、周方向に沿って直線状で、且つ長円形状に形成されたものである。一対の端子挿通孔11には、この端子挿通孔11を介して電源端子93がセンサユニット4側に向かって突出される。電源端子93は、ステータ14に巻回されている不図示の巻線が電気的に接続されている。また、電源端子93は、モータケース2の底部2aに設けられるターミナル94に、溶接等により接続される。
また、これら一対の長孔10と一対の端子挿通孔11は、周方向に互い違いに配置され、且つ周方向に等間隔に配置されている。
また、モータケース2の底部2aには、長孔10と端子挿通孔11との間のうち、回転軸線Cを中心にして対向する2箇所に、雌ネジ部19が刻設されている。この雌ネジ部19は、センサケース51を締結固定するために用いられる。
また、第1円筒部6aには、ブラケットリング12が外嵌固定されている。ブラケットリング12は、ブラシレスモータユニット1を不図示の外部機器に固定するためのものである。ブラケットリング12の軸方向の長さは、第1円筒部6aの軸方向の長さとほぼ同一に設定されている。ブラケットリング12は、第2円筒部6b側の一端が円筒部6の第1段差部7aに当接することにより、軸方向の位置決めが行われる。ブラケットリング12の他端には、径方向外側に向かって屈曲延出する3つのボルト座13が形成されている。ボルト座13には、不図示のボルトを挿通可能な挿通孔13aが形成されている。この挿通孔13aに不図示のボルトを挿通し、不図示の外部機器にボルトを螺入することにより、不図示の外部機器にモータケース2を締結固定できる。
また、第3円筒部6cには、開口部2b側の周縁に、径方向外側に向かって屈曲延出する複数のボルト座35,36(ブラケット固定用ボルト座35、外部機器固定用ボルト座36)が形成されている。ボルト座35,36のうち、ブラケット固定用ボルト座35は、例えば4個形成されており、周方向にほぼ等間隔に配置される。ブラケット固定用ボルト座35は、ブラケット5を締結固定するために用いられる。ブラケット固定用ボルト座35には、ボルト37を挿通可能な不図示の挿通孔が形成されている。この挿通孔に、ボルト37が挿通される。また、ボルト座35,36のうち、外部機器固定用ボルト座36は、例えば2個形成されている。外部機器固定用ボルト座36は、不図示の外部機器にモータケース2を締結固定するために用いられる。外部機器固定用ボルト座36には、不図示のボルトを挿通可能な挿通孔36aが形成されている。
(ブラケット)
モータケース2の開口部2b側に設けられたブラケット5は、開口部2bを閉塞するように略円板状に形成されている。ブラケット5の外周部には、モータケース2の各ボルト座35,36に対応する位置に、それぞれボルト座38,39(ブラケット固定用ボルト座38、外部機器固定用ボルト座39)が形成されている。ボルト座38,39のうち、ブラケット固定用ボルト座38には、不図示の雌ネジ部が刻設されている。この雌ネジ部にボルト37が螺入されることにより、モータケース2にブラケット5が締結固定される。また、ボルト座38,39のうち、外部機器固定用ボルト座39には、不図示の挿通孔が形成されている。この挿通孔は、モータケース2の外部機器固定用ボルト座36に形成されている挿通孔36aに連通されている。これにより、各外部機器固定用ボルト座36,39の挿通孔36aに不図示のボルトが挿入され、このボルトが不図示の外部機器に螺入されることで不図示の外部機器にモータケース2を締結固定できる。
なお、1個のブラケット固定用ボルト座38と1個の外部機器固定用ボルト座39とが一体成形されている。したがって、ブラケット5の外部機器固定用ボルト座39は、モータケース2の外部機器固定用ボルト座36が2個であるのに対し、3個設けられている。ブラケット固定用ボルト座38と一体成形された外部機器固定用ボルト座39にも、挿通孔39aが形成されている。
また、ブラケット5の径方向中央には、ロータ3の回転軸41の他端41b(図2における下端)を回転自在に支持するための不図示の軸受が設けられている。回転軸41の他端41bは、ブラケット5の不図示の軸受を介して軸方向外側に突出されている。この突出した回転軸41の他端41bが、外部機器に連結される。これにより、ブラシレスモータユニット1の駆動力が外部機器に伝達される。
(センサユニット)
一方、回転軸41の一端41a(図2における上端)は、モータケース2の底部2aに設けられた軸受ハウジング9(不図示の軸受)を介し、センサユニット4側に突出されている。そして、回転軸41の一端41aには、センサマグネットユニット45が設けられている。センサマグネットユニット45は、センサユニット4の一部を構成するものである。センサユニット4は、回転軸41の回転位置を検出するためのものである。
センサマグネットユニット45は、回転軸41の一端41aに固定された有底筒状のマグネットホルダ46と、マグネットホルダ46に保持されているセンサマグネット47と、を有している。
マグネットホルダ46は、開口部46aをセンサユニット4側に向け、底部46bが回転軸41の一端41aに固定されている。このように配置されたマグネットホルダ46にセンサマグネット47を収納することにより、このセンサマグネット47がマグネットホルダ46に保持される。センサマグネット47は、センサユニット4側が露出した形になる。センサユニット4は、センサマグネット47の他に、センサケース51と、センサケース51内に収納されているセンサ基板52と、を有している。
図3は、モータケース2の底部2aにセンサユニット4を取付けた状態を示し、モータケース2を縦断面とした斜視図である。図4は、センサケース51及びセンサ基板52をモータケース2側からみた分解斜視図である。
図1〜図4に示すように、センサケース51は、直方体部53と、直方体部53の一側に一体成形されている半円部54と、により構成されている。
直方体部53は、モータケース2側に開口部53aを有する直方体の箱状に形成されている。また、直方体部53は、半円部54とは反対側の側面に、センサ基板52に一端が接続されている後述の信号線59を引き出すための引出用開口部61が形成されている。すなわち、直方体部53は、軸方向からみて長方形状の第1天壁62と、第1天壁62の側縁のうち、半円部54が配置されている側縁とは異なる側縁で、且つ対向する2つの側縁からモータケース2側に向かって突出する2つの第1側壁63a,63bと、を有している。
一方、半円部54は、モータケース2側に開口部54aを有する軸方向からみて略半円状の箱状に形成されている。すなわち、半円部54は、軸方向からみて半円状の第2天壁64と、第2天壁64の外周縁からモータケース2側に向かって突出する第2側壁65と、を有している。そして、直方体部53の第1側壁63a,63bと、半円部54の第2側壁65は、連なるように一体成形されている。つまり、直方体部53の開口部53aと半円部54の開口部54aは、互いに連通されている。
また、半円部54の第2側壁65には、モータケース2側端から延出されたインロー部(嵌合凸部)55が形成されている。インロー部55は、直方体部53側の側面が開口されており、この開口が直方体部53の開口部53aに連通されている。すなわち、インロー部55は、軸方向からみて直方体部53側が開口された略円弧状に形成されている。そして、このようなインロー部55の外周面が、モータケース2の嵌合凹部8に内嵌される。これにより、モータケース2に対するセンサケース51の径方向の位置決めが行われる。
また、モータケース2の嵌合凹部8にセンサケース51のインロー部55が嵌合された状態では、モータケース2の底部2aに、直方体部53の第1側壁63a,63bの先端が当接される。これにより、モータケース2に対するセンサケース51の軸方向の位置決めが行われる。
また、インロー部55には、直方体部53とは反対側の周方向略中央に、切欠き部66が形成されている。切欠き部66は、センサケース51にセンサ基板52を締結固定する際に用いられる工具D(図4の二点鎖線参照)とインロー部55との干渉を回避するためのものである(詳細は後述する)。したがって、切欠き部66の周方向の幅W1は、不図示の工具を挿通可能な幅に設定されている。
さらに、センサケース51には、モータケース2の底部2aに刻設された雌ネジ部19に対応する位置に、それぞれ取付ステー56,57が径方向外側に向かって突出形成されている。より具体的には、センサケース51の直方体部53の2つの第1側壁63a,63bのうち、一方の第1側壁63aに、取付ステー56が1個一体成形されている。また、センサケース51の半円部54の第2側壁65に、取付ステー57が1個一体成形されている。この取付ステー57は、第2側壁65の切欠き部66を挟んで一方の第1側壁63aとは反対側に配置されている。
各取付ステー56,57には、それぞれモータケース2の雌ネジ部19に連通する挿通孔56a,57aが形成されている。これら挿通孔56a,57aに、それぞれボルト58が挿通され、これらボルト58が雌ネジ部19に螺入される。これにより、モータケース2の底部2aに各取付ステー56,57が当接した状態で、モータケース2にセンサケース51が締結固定される。
また、半円部54の第2側壁65には、インロー部55の切欠き部66に対応する位置に、平板状の切欠き用カバー67が一体成形されている。
図5は、センサケース51とセンサ基板52とをモータケース2側からみた平面図である。
図1、図4、図5に示すように、切欠き用カバー67は、取付ステー57の根元から切欠き部66に対応する位置に延出すように形成されている。また、切欠き用カバー67の径方向の幅は、モータケース2にセンサケース51を取り付けた状態で、モータケース2の底部2aに形成された長孔10を閉塞しない幅W2に設定されている。このように構成された切欠き用カバー67は、図1に詳示するように、モータケース2にセンサケース51を取り付けた状態で、嵌合凹部8の周縁とセンサケース51のインロー部55(切欠き部66)との間を閉塞した形になる。
また、図4に示すように、直方体部53の第1天壁62には、引出用開口部61に沿うように、且つ2つの第1側壁63a,63bに跨るように、グロメット用凹部68が形成されている。このグロメット用凹部68に、後述のグロメット83が配置される。
さらに、直方体部53の第1天壁62には、各第1側壁63a,63bに近接するように、それぞれ雌ネジ部69aが刻設されたボルト座69が突出形成されている。また、半円部54の第2天壁64には、第2側壁65に接するように、且つ切欠き部66に対応する位置に、雌ネジ部71aが刻設されたボルト座71が突出形成されている。これらボルト座69,71は、センサケース51にセンサ基板52を締結固定するためのものである。
さらに、半円部54の第2天壁64には、第2側壁65に接するように、且つボルト座71と一方の第1側壁63a側に形成されたボルト座69との間に、位置決め凸部72が一体成形されている。また、半円部54の第2天壁64には、他方の第1側壁63bと第2側壁65との接続部に、この接続部に接するように位置決め凸部73が一体成形されている。各位置決め凸部72,73には、それぞれ丸棒状の位置決め治具G(図4における2点鎖線参照)を挿入可能な位置決め凹部72a,73aが形成されている。これら位置決め凸部72,73は、位置決め治具Gとともに、センサケース51に対するセンサ基板52の位置決めを行うために使用される(詳細は後述する)。
図4、図5に示すように、センサケース51内に収納されているセンサ基板52は、例えばエポキシ基板によって構成され、センサケース51の直方体部53及び半円部54に対応するように板状に形成されている。すなわち、センサ基板52は、センサケース51の直方体部53に対応するように軸方向からみて長方形状に形成された長方基板74と、センサケース51の半円部54に対応するように軸方向からみて略半円状の半円基板75と、を有している。
長方基板74には、外周側のボルト座69に対応する位置に、ボルト挿通孔76が形成されている。また、半円基板75には、外周側のボルト座71に対応する位置に、ボルト挿通孔77が形成されている。これらボルト挿通孔76,77に、それぞれボルト78が挿通され、各ボルト78が対応するボルト座69,71に螺入されることにより、ボルト座69,71上にセンサ基板52が締結固定される。
また、半円基板75には、外周側の位置決め凸部72に対応する位置に、位置決め孔79が形成されている。さらに、長方基板74と半円基板75との接続部には、位置決め凸部73に対応する位置に、位置決め孔81が形成されている。各位置決め孔79,81の孔径は、位置決め治具Gを挿入可能な大きさに設定されている。これら位置決め孔79,81も、位置決め治具Gとともに、センサケース51に対するセンサ基板52の位置決めを行うために使用される(詳細は後述する)。
センサケース51内に締結固定されたセンサ基板52は、モータケース2の底部2aにセンサケース51を取り付けた状態で、回転軸41の一端41aに設けられているセンサマグネットユニット45のセンサマグネット47と軸方向で対向する。センサ基板52のセンサマグネット47と対向する位置には、このセンサマグネット47の磁気を検出する磁気検出素子48が実装されている。磁気検出素子48としては、例えば、ホールICやMR素子が挙げられる。
また、長方基板74には、半円基板75とは反対側の一側縁74a寄りで、且つセンサケース51の第1天壁62側の面に、コネクタボード82が実装されている。コネクタボード82は、長方基板74の一側縁74aに沿って、且つ側縁全体に渡って設けられている。コネクタボード82には、信号線59の一端が接続されている。信号線59の他端側は、長方基板74の一側縁74aに取付けられているグロメット83、及びセンサケース51の引出用開口部61を介し、センサケース51の外側に引き出されている。
信号線59の他端には、不図示の外部制御機器に接続可能なコネクタ90(図2参照)が設けられている。これにより、磁気検出素子48により検出された結果が信号として外部制御機器に出力される。外部制御機器は、磁気検出素子48の検出結果に基づいて、回転軸41の回転位置を検出する。
グロメット83は、断面略L字状に形成されており、センサケース51の引出用開口部61を閉塞するグロメット側壁84と、グロメット側壁84におけるセンサケース51のグロメット用凹部68側端から屈曲延出され、コネクタボード82を覆うグロメット天壁85と、を有している。
グロメット側壁84には、信号線59が挿通される複数の挿通孔84aが形成されている。また、グロメット天壁85は、グロメット用凹部68の形状に対応するように形成されており、このグロメット用凹部68上に配置される。すなわち、グロメット天壁85は、センサケース51の第1天壁62とセンサ基板52のコネクタボード82との間に介在された形になる。そして、グロメット天壁85は、コネクタボード82とグロメット用凹部68の両者82,68に当接する。
(センサケースへのセンサ基板の組付け方法)
次に、センサケース51へのセンサ基板52の組付け方法について説明する。
まず、センサケース51の位置決め凸部72,73に形成されている位置決め凹部72a,73aに、それぞれ対応する位置決め孔79,81の位置を合わせるように、位置決め凸部72,73上にセンサ基板52を載置する。この後、重ね合わさった位置決め凹部72aと位置決め孔79とに、位置決め治具G(図4の2点鎖線参照)を挿入する。また、重ね合わさった位置決め凹部73aと位置決め孔81とに、位置決め治具Gを挿入する。これにより、センサケース51に対するセンサ基板52の仮位置決めが完了する。
この仮位置決めが完了した後、センサ基板52の各天壁62,64とは反対側から、各ボルト孔76,77にボルト78を挿通し、センサケース51の各雌ネジ部69a,71aにボルト78を螺入する。
ここで、ボルト座69,71に各ボルト78を螺入する際、ドライバー等の工具D(図4における2点鎖線参照)を用いる。また、ボルト座69は、センサケース51の第1側壁63a,63bに近接するように配置され、ボルト座71は、センサケース51の第2側壁65に接するように配置されている。しかも、ボルト座71が接している第2側壁65には、インロー部55が延出形成されているので、このインロー部55と工具Dとが干渉する可能性がある。しかしながら、インロー部55には、切欠き部66が形成されている。このため、この切欠き部66に工具Dを挿通させることにより、インロー部55と工具Dとが干渉することなく、この工具Dによってボルト座71にボルト78を螺入させることができる。
また、ボルト78を螺入させる際、ボルト78とセンサ基板52との間に生じる摩擦抵抗によって、センサ基板52がボルト78の締め付け方向にずれようとする。しかしながら、重ね合わさった位置決め凹部72a,73aと位置決め孔79,81とに、位置決め治具Gが挿入されて仮位置決めされているので、センサ基板52がずれることがない。
そして、センサケース51の各雌ネジ部69a,71aにボルト78を完全に締め付けることにより、センサケース51に対してセンサ基板52の位置決めが行われた状態で、このセンサ基板52が締結固定される。
この後、位置決め凹部72a,73a、及び位置決め孔79,81から位置決め治具Gを抜去する。これにより、センサケース51へのセンサ基板52の組付けが完了する。
(ブラシレスモータの動作)
次に、ブラシレスモータユニット1の動作について説明する。
ターミナル94に、外部電源からの電源線(いずれも不図示)を接続し、ターミナル94、電源端子93を介してステータ14の所望の巻線に所定のタイミングで通電を行う。すると、ステータ14に所望の磁界が発生し、この磁界とロータ3の不図示の複数のマグネットとの間で磁気的な吸引力や反発力が生じる。この結果、ロータ3が回転する。ロータ3が回転すると、このロータ3の回転軸41の他端41bに連結されている不図示の外部機器が駆動する。
ここで、ステータ14の巻線への通電タイミングは、センサユニット4による回転軸41の回転位置の検出結果に基づいて制御される。すなわち、回転軸41の一端41aに設けられたセンサマグネット47の磁気変化を、モータケース2の底部2aに取付けられたセンサ基板52の磁気検出素子48によって検出する。この磁気検出素子48により検出された結果が信号として不図示の外部制御機器に出力される。
外部制御機器は、磁気検出素子の検出結果に基づいて、回転軸41の回転位置を検出する。また、外部制御機器は、回転軸41の回転位置に基づいて、ステータ14の巻線への通電タイミングを制御する。
このように、センサ基板52の磁気検出素子48によってセンサマグネット47の磁気変化を検出するので、センサマグネット47とセンサ基板52との位置関係が重要になる。
ここで、センサ基板52は、モータケース2の底部2aに取付けられたセンサケース51に、ボルト78によって締結固定されている。このため、センサ基板52が歪んでしまったりすることなく、センサケース51にセンサ基板52を高精度に位置決めすることができる。すなわち、例えば、センサケース51にセンサ基板52を凹凸嵌合により固定したり、スナップフィット固定したりする場合、センサ基板52に無理な応力がかかってセンサ基板52が歪んだり損傷してしまったりする可能性がある。しかしながら、ボルト78によって、センサケース51にセンサ基板52を締結固定することにより、センサ基板52に無理な応力をかけることがない。
また、モータケース2の底部2aに嵌合凹部8を形成するとともに、センサケース51に嵌合凹部8に内嵌されるインロー部55を形成している。これにより、モータケース2に対するセンサケース51の径方向の位置決めを行っている。また、モータケース2の嵌合凹部8にセンサケース51のインロー部55が嵌合された状態では、モータケース2の底部2aに、直方体部53の第1側壁63a,63bの先端が当接される。これにより、モータケース2に対するセンサケース51の軸方向の位置決めを行っている。すなわち、モータケース2に対するセンサケース51の位置決めを高精度に行うことができる。
さらに、センサケース51を、モータケース2に嵌合される半円部54と、センサ基板52に接続された信号線59を引き出すための直方体部53と、に役割分担させることにより、モータケース2に嵌合されるセンサケース51が全体的に歪んでしまう等を防止できる。これらの結果から、モータケース2に対するセンサ基板52の位置決めを高精度に行うことができる。よって、センサマグネット47とセンサ基板52との位置精度を向上させることができ、センサユニット4の検出精度を、容易、且つ確実に高めることができる。
また、モータケース2の嵌合凹部8にセンサマグネット47(センサマグネットユニット45)が配置されるので、嵌合凹部8を、センサマグネット47を収納するためのスペースとして活用することができる。このため、モータケース2にセンサユニット4を取付けた場合であってもブラシレスモータユニット1を小型化できる。
また、センサケース51に位置決め凸部72,73を形成するとともに、センサ基板52に位置決め凸部72との位置合わせ用の位置決め孔79,81を形成している。そして、位置決め凸部72,73の位置決め凹部72a,73a、位置決め孔79,81、及び位置決め治具Gを用いて、センサケース51に対するセンサ基板52の仮位置決めを行っている。このため、センサケース51にセンサ基板52を締結固定するにあたって、ボルト78を締め付ける際、センサケース51に対してセンサ基板52がずれてしまうことを防止できる。よって、センサケース51に対し、センサ基板52を容易、且つ精度よく固定することができる。
また、センサケース51のインロー部55には、切欠き部66が形成されている。このため、ボルト78を締め付ける際、このボルト78を締め回すための工具Dと、インロー部55とが干渉してしまうのを防止できる。よって、センサケース51へのセンサ基板52の締結固定作業を、容易に行うことができる。
また、センサケース51の第2側壁65には、インロー部55の切欠き部66に対応する位置に、平板状の切欠き用カバー67が一体成形されている。このため、モータケース2にセンサケース51を取り付けた状態で、嵌合凹部8の周縁とセンサケース51のインロー部55(切欠き部66)との間を閉塞した形になる。このため、切欠き部66からセンサケース51内に塵埃等の異物が侵入してしまうことを防止できる。
また、センサケース51の各側壁63a,63b,65寄りにボルト座69,71を配置することにより、センサ基板52の外周側にボルト挿通孔76,77が形成される。すなわち、ボルト78によって、センサケース51に、センサ基板52の外周部を締結固定することになる。このため、センサ基板52の外周部以外の全体を、このセンサ基板52に実装される素子(例えば、磁気検出素子48)の配置スペースとして確保することができる。このため、センサ基板52への素子のレイアウト性を高めることができる。
また、センサケース51に引出用開口部61を形成し、この引出用開口部61にグロメット83を設けている。そして、このグロメット83を介してセンサ基板52に接続された信号線59をセンサケース51の外側に引き出している。
さらに、グロメット83を断面略L字状に形成し、グロメット83のグロメット天壁85を、センサケース51の第1天壁62とセンサ基板52のコネクタボード82との間に介在させている。そして、グロメット天壁85を、コネクタボード82とグロメット用凹部68の両者82,68に当接させている。このため、引出用開口部61からセンサケース51内に塵埃等の異物が侵入してしまうことを確実に防止できる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の実施形態では、センサケース51は、直方体部53と、直方体部53の一側に一体成形されている半円部54と、により構成されている場合について説明した。また、半円部54にモータケース2に嵌合させる役割を持たせ、直方体部53に信号線59を引き出す役割を持たせた場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、センサケース51は、モータケース2に嵌合させる役割と、センサ基板52に接続された信号線59を引き出す役割と、が分かれた2つの部位(ケース)で構成されていればよい。センサケース51の形状も、直方体部53と半円部54とに限らず、任意の形状を採用することができる。
また、上述の実施形態では、モータケース2は、略有底円筒状に形成されている場合について説明した。そして、モータケース2の底部2aに、回転軸41の一端41aを回転自在に支持するための軸受ハウジング9が形成されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、モータケース2の形状は、内部にステータ14を固定可能で、且つ回転軸41の一端41aを回転自在に支持可能な端面を有する構造であればよい。
また、上述の実施形態では、3個のボルト78を用い、センサケース51にセンサ基板52を締結固定した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、少なくとも2個のボルト78を用い、センサケース51にセンサ基板52を締結固定すればよい。少なくとも2個のボルト78を用いることにより、センサケース51にセンサ基板52を精度よく固定することができる。
また、上述の実施形態では、インロー部55には、直方体部53とは反対側の周方向略中央に、切欠き部66が形成されている場合について説明した。そして、切欠き部66は、センサケース51にセンサ基板52を締結固定する際に用いられる工具Dとインロー部55との干渉を回避するためのものであることにいついて説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、インロー部55に切欠き部66を形成しなくてもよい。この場合、センサケース51(半円部54)のボルト座71の位置を変更したり、工具Dを変更することで、工具Dとインロー部55との干渉を回避することが可能である。
1…ブラシレスモータユニット(モータユニット)、2…モータケース、2a…底部(端面)、4…センサユニット、8…嵌合凹部、41…回転軸、41a…一端、45…センサマグネットユニット、47…センサマグネット、48…磁気検出素子、51…センサケース、52…センサ基板、53…直方体部(第2ケース)、54…半円部(第1ケース)、55…インロー部(嵌合凸部)、59…信号線(配線)、61…引出用開口部、62…第1天壁(天壁)、63a,63b…第1側壁(側壁)、64…第2天壁(天壁)、65…第2側壁(側壁)、66…切欠き部、67…切欠き用カバー、82…コネクタボード、83…グロメット、85…グロメット天壁(絶縁部)、C…回転軸線

Claims (4)

  1. 回転軸の一端側を回転自在に支持する端面を有するモータケースと、
    前記モータケースの前記端面に配置され、前記回転軸の回転位置を検出するセンサユニットと、
    を備え、
    前記センサユニットは、
    前記モータケースの前記端面から突出する前記回転軸の一端に設けられたセンサマグネットと、
    前記センサマグネットと前記回転軸の軸方向で対向配置され、前記センサマグネットの磁気変化を検出する磁気検出素子が実装されたセンサ基板と、
    前記センサ基板が収納され、該センサ基板が少なくとも2つのボルトによって締結固定されるセンサケースと、
    を備え、
    前記モータケースの前記端面に、前記センサケースを嵌合可能な嵌合凹部を設け、
    該嵌合凹部に、前記センサマグネットが配置されており、
    前記センサケースは、
    前記嵌合凹部に嵌合される第1ケースと、
    前記センサ基板に接続された配線が引き出される第2ケースと、
    を有し、
    前記第1ケース及び前記第2ケースは、前記モータケースの前記端面側が開口された箱状に形成され、天壁と、該天壁の外周部から前記端面側に向かって突出する側壁と、を有しており、
    少なくとも前記第1ケースに、前記センサ基板の外周部が前記ボルトによって締結固定され、
    前記第1ケースに、前記側壁から延出形成され前記嵌合凹部に嵌合される嵌合凸部を設けたことを特徴とするモータユニット。
  2. 前記嵌合凸部には、前記ボルトに対応する位置に、該ボルトを締結固定するための工具が挿通可能な切欠き部が形成されている
    ことを特徴とする請求項に記載のモータユニット。
  3. 前記センサケースの前記側壁には、前記切欠き部に対応する位置に、前記軸方向と直交する径方向の外方に向かって突出する切欠き用カバーが設けられていることを特徴とする請求項に記載のモータユニット。
  4. 前記第2ケースの前記側壁に、前記配線を外部に引き出すための引出用開口部が設けられており、
    前記引出用開口部に、該引出用開口部を閉塞するグロメットを設けるとともに、該グロメットを介して前記配線が外部に引き出されており、
    前記センサ基板には、前記配線を接続するためのコネクタボードが実装されており、
    前記グロメットには、前記コネクタボードと前記第2ケースの前記天壁との間に介在される絶縁部が設けられ、該絶縁部が前記コネクタボード及び前記天壁に当接されていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載のモータユニット。
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