JP2011083064A - 駆動制御装置、およびモータユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を図りつつ、電子部品が実装されている基板への電磁ノイズの影響を低減でき、誤作動を防止することができる駆動制御装置、およびモータユニットを提供する。
【解決手段】ブラシレスモータ2の駆動制御を行うための制御ユニット3において、ホルダ81の第2ホルダ83に電子部品が実装されたガラスエポキシ基板91を設け、第2ホルダ83に、ブラシレスモータ2に電力を供給するための第2電力供給ライン97を埋設すると共に、第2電力供給ライン97とガラスエポキシ基板91との間に、導電性プレート101を埋設した。
【選択図】図2

Description

この発明は、自動車等に搭載される駆動制御装置、およびこれを用いたモータユニットに関するものである。
従来から、車両の操舵軸の操作に応じて操舵力をアシストする電動パワーステアリング装置に、3相ブラシレスモータを用いたものがある。この種のブラシレスモータは、複数のコイルが巻装されたステータと、このステータに対して回転自在に設けられたロータとを有しており、コイルへの給電を制御する駆動制御装置(コントロールユニット)によってロータの回転駆動が制御されている。
この種の駆動制御装置は、複数の電子部品が実装された回路基板と、この回路基板やブラシレスモータに電力を供給するための電源ラインである回路導体部材とを有している。
ここで、車両の限られたスペースに電動パワーステアリング装置を載置する場合、ブラシレスモータと駆動制御装置とを一体化し、設置スペースの省スペース化を図ることが望ましい。このため、駆動制御装置のさらなる小型化を図るべく、さまざまな技術が提案されている。例えば、回路導体部材をインサート成型した樹脂製のベース基板に、各々電子部品が実装されている金属基板や絶縁基板を取り付け、駆動制御装置の小型化を図っているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−196770号公報
しかしながら、上述の従来技術にあっては、回路導体部材の近傍に、電子部品が実装された基板が隣接配置されるので、回路導体部材に大電流が供給されると、基板への電磁ノイズによる影響が大きくなる。このため、ブラシレスモータが誤作動する虞があるという課題がある。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、小型化を図りつつ、電子部品が実装されている基板への電磁ノイズの影響を低減でき、誤作動を防止することができる駆動制御装置、およびモータユニットを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、電動モータの駆動制御を行うための駆動制御装置において、樹脂ホルダ上に電子部品が実装された回路基板を設け、前記樹脂ホルダに、前記電動モータに電力を供給するための電力供給ラインを埋設すると共に、前記電力供給ラインと前記回路基板との間に、導電性プレートを埋設したことを特徴とする。
このように構成することで、電力供給ラインと回路基板とを樹脂ホルダにより一体化することができ、駆動制御装置の小型化を図ることができる。
また、電力供給ラインに大電流が供給された場合であっても電力供給ラインから生じる電磁ノイズを導電性プレートにより遮蔽することができる。このため、回路基板への電磁ノイズの影響を低減することができ、電動モータの誤作動を防止することが可能になる。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載の駆動制御装置と、前記電動モータとを金属製の取付部材を介して一体化したモータユニットにおいて、前記導電性プレートに固定部材を挿通可能な貫通孔を形成すると共に、前記樹脂ホルダを前記貫通孔の周囲を露出するように形成し、前記取付部材と前記導電性プレートとを接触させるように構成したことを特徴とするモータユニットとした。
このように構成することで、固定部材によって取付部材に樹脂ホルダを固定する際、導電性プレートを樹脂ホルダを固定するためのカラーとして機能させることができる。このため、部品点数を減少することができ、駆動制御装置の低コスト化を図ることが可能になる。
また、樹脂ホルダの貫通孔の周囲を露出させることにより、導電性プレートと取付部材とを接触させ、導電性プレートを容易に接地させることができる。このため、確実に電力供給ラインから生じる電磁ノイズを遮蔽することができる。よって、回路基板に実装されている電子部品の電磁ノイズによる影響を低減することが可能になる。
請求項3に記載した発明は、前記電力供給ラインをバスバーにより構成したことを特徴とする。
このように構成することで、電力供給ラインに確実に大電流を供給することができ、この分電動モータのモータ効率を向上させることが可能になる。
本発明によれば、電力供給ラインと回路基板とを樹脂ホルダにより一体化することができ、駆動制御装置の小型化を図ることができる。
また、電力供給ラインに大電流が供給された場合であっても電力供給ラインから生じる電磁ノイズを導電性プレートにより遮蔽することができる。このため、回路基板への電磁ノイズの影響を低減することができ、電動モータの誤作動を防止することが可能になる。
本発明の実施形態におけるモータユニットの斜視図である。 本発明の実施形態におけるモータユニットの縦断面図であるである。 本発明の実施形態における駆動回路部の斜視図である。 図3のA−A線に沿う断面図である。 本発明の実施形態における駆動回路部、および電源回路部の斜視図である。
(モータユニット)
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1はモータユニット1の斜視図、図2はモータユニット1の縦断面図である。
図1、図2に示すように、モータユニット1は、例えば、車両に搭載される電動パワーステアリング装置に用いられるものであって、ブラシレスモータ2と、このブラシレスモータ2に軸方向で組み付け可能に設けられた制御ユニット3とで構成されている。
(ブラシレスモータ)
ブラシレスモータ2は、所謂インナーロータ型の3相モータであって、ステータ4と、ステータ4内に配置されたロータ5とを有し、ステータ4に固定されたブラケット6にロータ5が回転自在に支持されている。
ステータ4は、一端が開口された有底円筒形状のステータハウジング7の内周に、ステータコア8が圧入固定されている。
ステータハウジング7の底部7aには、径方向略中央にボス部14が形成され、ここにロータ5の回転軸15の一端を回転自在に軸支するベアリング16が圧入固定されている。
ステータハウジング7の開口側には、ブラケット6と印籠接合する際に使用されるインロー部17が形成されている。また、ステータハウジング7の開口は、これを覆うブラケット6により閉塞されている。
ステータコア8は、環状の外周部9から径方向中央に向かってコイル10を巻装するためのティース11が複数突設されている。ステータコア8の内周側には、隣接するティース11間に蟻溝状のスロット12が複数形成されている。各ティース11には、インシュレータ13を装着した上からコイル10が巻回されている。コイル10は、3相(U相、V相、W相)のコイルを形成している。
ステータ4のブラケット6側端には、ロータ5の回転軸15の周囲を囲むように形成された略環状のバスバーユニット23がインシュレータ13上に載置された形で設けられている。バスバーユニット23は、ステータ4のコイル10の端末部と、制御ユニット3とを電気的に接続するものであって、樹脂モールド体24に略環状の複数のバスバー25が軸方向に沿って積層された形で埋設されている。
バスバー25はコイル10の相毎に設けられており、各相のバスバー25と、それぞれ対応する相のコイル10とが接続されている。また、各相のバスバー25の外周部には、接続端子26が軸方向に沿ってブラケット6側に向かって延設されている。これら接続端子26は、ブラケット6に設けられている接続端子27の一端に接続されるようになっている。
ロータ5の回転軸15の外周には、ステータコア8を臨む位置に、ロータコア28が外嵌固定されている。ロータコア28は、金属板(電磁鋼板)を軸方向に積層したり、軟磁性粉を加圧したりすることにより形成されたものである。ロータコア28の外周面には、瓦状に形成された複数の永久磁石29が周方向に磁極が順番に変わるように配置されている。
永久磁石29は、回転軸15に外嵌されているマグネットホルダ30によって位置決め固定された状態になっている。また、回転軸15のブラケット6側には、レゾルバ22の一方を構成するレゾルバロータ22aが外嵌固定されている。レゾルバ22は、回転軸15の回転位置を検出するための回転位置検出装置である。
ブラケット6は、ステータハウジング7に複数のボルト18によって締結固定されている。ブラケット6の軸方向ステータ4側の面には、ステータハウジング7に突き当てたときにインロー部17に嵌合する筒状の接合部19を有している。接合部19の外周面と、インロー部17の内周面との間には、両者19,20に挟まれるようにしてOリングなどのパッキン20が装着されている。
一方、ブラケット6のインロー部17とは反対側の面には、減速機構等を嵌合可能な筒状の接合部31が一体成形されている。この接合部31の外周面には、Oリング(不図示)を取り付けるためのOリング溝32が形成されている。
ブラケット6の径方向略中央には、軸方向外側にロータ5の回転軸15の他端を回転自在に軸支するベアリング21が圧入されている。ベアリング21よりもステータ4側には、レゾルバ22の他方を構成するレゾルバステータ22bが固定されている。レゾルバステータ22bに巻装されているレゾルバコイル(不図示)は、制御ユニット3に電気的に接続されている。
また、ブラケット6には、一側に接続端子75が径方向外側に向かって突設されている。この接続端子75のブラケット6から突出している部位は、軸方向に沿って曲折形成されており、制御ユニット3と電気的に接続されるようになっている。
一方、接続端子75の他端は、ブラケット6の内部でバスバーユニット23のバスバー25に接続されている。これにより、接続端子75は、バスバーユニット23を介してステータ4のコイル10に電気的に接続された状態になる。
(制御ユニット)
制御ユニット3は、ブラシレスモータ2の駆動制御を行うものである。制御ユニット3は、ステータハウジング7の底部7aと周面7bの一部を覆うように形成されたアルミダイキャスト製の断面略L字状のベース部76を有している。すなわち、ベース部76は、ステータハウジング7の底部7aに配置されている第1ベース部76aと、ステータハウジング7の周面7bに配置されている第2ベース部76bとが一体成形されたものである。第1ベース部76a、および第2ベース部76bには、駆動回路部77が載置されている。さらに駆動回路部77の第1ベース部76aに対応する部位であって回転軸15の軸方向外側には、電源回路部78が設けられている。
また、ベース部76には、各回路部77,78の周囲を覆うように、カバー79がボルト80によって締結固定されている。カバー79は、ベース部76に対応するように断面略L字状に形成され、かつステータハウジング7側が開口された箱状に形成されたものである。カバー79の開口縁には、第1ベース部76a、および第2ベース部76bの側面に向かって延出する取付け座87が突設されている。この取付け座87に不図示のボルト孔が形成されている。そして、ここにボルト80が挿通され、各ベース部76a,76bに形成されている不図示の雌ネジ部に螺入されるようになっている。これにより、カバー79は、ベース部76に締結固定される。
(駆動回路部)
図3は駆動回路部77の斜視図、図4は図3のA−A線に沿う断面図である。
図2〜図4に示すように、駆動回路部77は、ベース部76に対応するように断面略L字状に形成された樹脂製のホルダ81を有している。すなわち、ホルダ81は、第1ベース部76a上に載置されている第1ホルダ82と、第2ベース部76b上に載置されている第2ホルダ83とが一体成形されたものである。
第1ホルダ82の外面82aには、外周部に第1ホルダ82を第1ベース部76aに締結固定するための複数のボルト86が螺入されている。
また、第1ホルダ82の外面82aには、中央の大部分にボルト86を避けるようにして開口部84が形成されている。この開口部84にメタル基板85が配置され、メタル基板85の裏面(背面)と第1ベース部76aとが接触するようになっている。メタル基板85の表面には、ブラシレスモータ2の各相のコイル(不図示)に選択的に給電を行う複数のFET(Field Effect Transistor;電界効果トランジスタ)53が所謂三相ブリッジ構造として実装されている。
一方、第2ホルダ83の外面83aには、大部分に平面視略四角形状の凹部88が形成されている。この凹部88の中央には、大部分にさらに1段掘り下げられた平面視略四角形状の小凹部89が形成されている。この小凹部89には、第2ホルダ83を第2ベース部76bに締結固定するための固定部材としての複数のボルト90が螺入されている。
ここで、第2ホルダ83には、小凹部89よりも第2ベース部76b側に、板状の導電性プレート101が埋設されている。導電性プレート101は、平面視略四角形状を有しており、その大きさは凹部88の平面視形状に対応する大きさに設定されている。また、導電性プレート101には、ボルト90に対応する箇所にボルト90を挿通するためのボルト孔102が形成されている。
一方、第2ホルダ83には、導電性プレート101のボルト孔102に対応する箇所に、第2ホルダ83を厚さ方向に貫通する貫通孔103が形成されている。貫通孔103の内径は、ボルト90の頭部90aを挿通可能な大きさに設定されている。すなわち、第2ホルダ83の貫通孔103内に導電性プレート101のボルト孔102の周囲が露出した状態になる。
また、第2ベース部76bには、第2ホルダ83の貫通孔103に対応する箇所に、貫通孔103に挿入可能なボルト座104が突設されている。このボルト座104には、ボルト90が螺入される雌ネジ部(不図示)が刻設されている。これにより、導電性プレート101がボルト90により第2ベース部76bに締結固定される。この結果、導電性プレート101が埋設されている第2ホルダ83がボルト90によって第2ベース部76bに締結固定された状態になる。すなわち、導電性プレート101は、第2ホルダ83を第2ベース部76bに締結固定するためのカラーの役割を有している。
一方、凹部88には、小凹部89を閉塞するようにガラスエポキシ基板91が収納されている。ガラスエポキシ基板91は、ボルト100によって第2ホルダ83の凹部88に締結固定されている。
ガラスエポキシ基板91には、FET53の駆動制御を行うためのCPU(Central Processing Unit)54、過電圧防止用のツェナーダイオード55、各部品に電力を安定供給するためのレギュレータIC56などの複数の電子部品が実装されている。すなわち、駆動回路部77は、FET53が実装されているメタル基板85と、CPU54等の電子部品が実装されているガラスエポキシ基板91との2つの基板85,91を有している。これら基板85,91は互いにワイヤボンディングにより電気的に接続されている。
また、ガラスエポキシ基板91には、ブラシレスモータ2の内部に配置されている不図示のレゾルバが電気的に接続されている。さらに、ガラスエポキシ基板91には、第2ホルダ83の外側面に一体成形されているコネクタ92の端子93に電気的に接続されている。コネクタ92は、不図示の外部制御機器から延びるコネクタが嵌着可能に形成されている。
(電源回路部)
図5は、駆動回路部77、および電源回路部78の斜視図である。
図2、図5に示すように、駆動回路部77の第1ベース部76aに対応する部位、つまり、メタル基板85上には、電源回路部78が設けられている。
電源回路部78は、駆動回路部77を構成する第1ホルダ82の平面視形状に対応するように形成された平板状の樹脂モールド体94を有している。樹脂モールド体94は、第1ホルダ82と対向するように配置されている。すなわち、樹脂モールド体94は、駆動回路部77の一部であるガラスエポキシ基板91の面に対して略直交した状態で配置されていることになる。
樹脂モールド体94には、複数のバスバー95が埋設されている。複数のバスバー95は、不図示の外部電源からの電力を駆動回路部77を介してブラシレスモータ2に供給するためのものである。すなわち、複数のバスバー95は、不図示の外部電源と、駆動回路部77のメタル基板85とを電気的に接続する第1電力供給ライン96と、メタル基板85とブラシレスモータ2の不図示のコイルとを電気的に接続するための第2電力供給ライン97とを構成している。
第1電力供給ライン96の一端には、樹脂モールド体94からこの配置方向に沿って突出した端子部96aが2箇所形成されている。樹脂モールド体94の端子部96aに対応する部位には、端子部96aを取り囲むように筒状のコネクタ部98が一体成形されている。このコネクタ部98に不図示の外部電源からの延びるコネクタ(不図示)が嵌着されることによってバスバー95に電力が供給される。
また、第1電力供給ライン96の他端は、メタル基板85側に向かって突出し、メタル基板85に接続されている。第1電力供給ライン96のメタル基板85側に向かって突出した部位は、一部に小樹脂モールド体99が設けられており、第1電力供給ライン96の剛性を高めるようになっている。
さらに、第1電力供給ライン96の一端と他端との間には、電磁ノイズを低減するためのチョークコイル62、およびコンデンサ63が実装されている。これらチョークコイル62、およびコンデンサ63は、樹脂モールド体57の電子部品実装部57aの表面からメタル基板85側に向かって突出した状態で配置されている。
第2電力供給ライン97の一端は、小樹脂モールド体99に支持されている第1電力供給ライン96の一部と接続している。一方、第2電力供給ライン97の他端は、駆動回路部77の第2ホルダ83の内部をブラシレスモータ2の周面7bに沿って貫通し、駆動回路部77の第2ホルダ83からブラケット6側に向かって突出している。
すなわち、第2電力供給ライン97は、第2ホルダ83に埋設された状態になっている。第2電力供給ライン97は、第2ホルダ83に埋設されている導電性プレート101よりも第2ベース部76b寄りに埋設されている。つまり、第2電力供給ライン97とガラスエポキシ基板91との間に導電性プレート101が配置された状態になっている。
第2電力供給ライン97の第2ホルダ83から突出した他端は、ブラケット6から突出している接続端子75に接続される端子部97aとして構成されている。この端子部97aと接続端子75は互いに重なり合い、溶接等によって固定される。すなわち、接続端子75の他端を軸方向に沿って曲折形成し、ここに端子部97aを重ね合わせることでブラシレスモータ2と制御ユニット3との電気的な接続を行うように構成することにより、ブラシレスモータ2に対して制御ユニット3を軸方向に組み付け可能としている。また、第2電力供給ライン97の一端と他端との間には、フェールセーフ用のリレー64が実装されている。
(作用)
次に、モータユニット1の作用について説明する。
まず、不図示の外部電源より制御ユニット3に電力が供給されると、駆動回路部47のCPU54によってFET53のオン/オフ切換え制御が行われる。そして、ブラシレスモータ2の各相のコイル10に第2電力供給ライン97を介して電流が供給される。コイル10に電流が供給されると、ステータコア8の複数のティース11にそれぞれ所望の磁界が発生する。この磁界とロータ5の永久磁石29との間に、磁気的な吸引力や反発力が発生し、ロータ5が回転し続ける。
ここで、ロータ5の回転位置は、レゾルバ22によって検出される。レゾルバ22によって検出された回転位置信号は、駆動回路部47のCPU54に出力される。CPU54は、レゾルバ22から入力される回転位置信号に基づいて、制御信号を出力する。この信号に基づいて、FET53の駆動制御が行われる。
また、第2電力供給ライン97には、ブラシレスモータ2を駆動させるために大電流が供給される。このため、第2電力供給ライン97から電磁ノイズが生じ、第2電力供給ライン97に隣接配置されたガラスエポキシ基板91に実装されているCPU54やレギュレータICなどの電子部品に影響を及ぼす虞がある。
しかしながら、第2ホルダ83には、第2電力供給ライン97とガラスエポキシ基板91との間に、導電性プレート101が埋設されている。このため、導電性プレート101によって、第2電力供給ライン97から発生する電磁ノイズが遮蔽されるので、ガラスエポキシ基板91に実装されている電子部品への電磁ノイズの影響が低減される。
(効果)
したがって、上述の実施形態によれば、ガラスエポキシ基板91が固定されている第2ホルダ83に、ブラシレスモータ2に電力を供給するための第2電力供給ライン97を埋設し、第2電力供給ライン97とガラスエポキシ基板91とを一体化しているので、この分制御ユニット3の小型化を図ることができる。この結果モータユニット1の小型化も可能になる。
また、第2電力供給ライン97に大電流が供給された場合であっても第2電力供給ライン97から生じる電磁ノイズを導電性プレート101により遮蔽することができる。このため、ガラスエポキシ基板91への電磁ノイズの影響を低減することができ、ブラシレスモータ2の誤作動を防止することが可能になる。
さらに、導電性プレート101にボルト孔102を形成すると共に、第2ホルダ83に貫通孔103を形成し、ボルト90によって第2ベース部76bに導電性プレート101を締結固定している。このため、導電性プレート101に第2ホルダ83を第2ベース部76bに締結固定するためのカラーの役割を持たせることができる。よって、駆動回路部77の部品点数を減少することができ、制御ユニット3の低コスト化を図ることが可能になる。
そして、導電性プレート101と第2ベース部76bのボルト座104とが互いに接触するので、導電性プレート101を容易に接地させることができる。このため、確実に第2電力供給ライン97から生じる電磁ノイズを遮蔽することができる。
また、制御ユニット3を構成する電源回路部78の各電力供給ライン96,97をバスバー95により形成するので、ブラシレスモータ2に大電流を供給することができ、この分ブラシレスモータ2のモータ効率を向上させることが可能になる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の実施形態では、モータユニット1は、車両に搭載される電動パワーステアリング装置に用いられるものである場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、ブラシレスモータ2を有するさまざまな電装品にモータユニット1を適用することが可能である。
また、上述の実施形態では、第2ホルダ83にガラスエポキシ基板101を固定した場合について説明した。しかしながら、第2ホルダ83に固定する回路基板はガラスエポキシ基板101に限られるものではなく、ガラスエポキシ基板101に代わって電子部品を実装可能なさまざまな回路基板を採用することが可能である。
1 モータユニット
2 ブラシレスモータ(電動モータ)
3 制御ユニット(駆動制御装置)
76 ベース部(取付部材)
76a 第1ベース部
76b 第2ベース部
77 駆動回路部
78 電源回路部
81 ホルダ
82 第1ホルダ
83 第2ホルダ(樹脂ホルダ)
85 メタル基板
91 ガラスエポキシ基板(回路基板)
95 バスバー
96 第1電力供給ライン
97 第2電力供給ライン(電力供給ライン)
101 導電性プレート
102 ボルト孔(貫通孔)
103 貫通孔
104 ボルト座

Claims (3)

  1. 電動モータの駆動制御を行うための駆動制御装置において、
    樹脂ホルダ上に電子部品が実装された回路基板を設け、
    前記樹脂ホルダに、
    前記電動モータに電力を供給するための電力供給ラインを埋設すると共に、
    前記電力供給ラインと前記回路基板との間に、導電性プレートを埋設したことを特徴とする駆動制御装置。
  2. 請求項1に記載の駆動制御装置と、前記電動モータとを金属製の取付部材を介して一体化したモータユニットにおいて、
    前記導電性プレートに固定部材を挿通可能な貫通孔を形成すると共に、前記樹脂ホルダを前記貫通孔の周囲を露出するように形成し、
    前記取付部材と前記導電性プレートとを接触させるように構成したことを特徴とするモータユニット。
  3. 前記電力供給ラインをバスバーにより構成したことを特徴とする請求項2に記載のモータユニット。
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