JPWO2006090693A1 - 咬合具付きテープ - Google Patents

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Abstract

本発明の咬合具付きテープ1は、互いに咬合する咬合具10を備えた一対の雄テープ11と雌テープ12からなり、雄テープ等11,12はシール層111,121と、シール層111,121と咬合具10以外の部位である非シール層112,122を含み、雄テープ11及び雌テープ12のシール層111,121の表面には第1の凸条115,125が形成され、雄テープ11及び/または雌テープ12の非シール層112,122の表面には第2の凸条116,126が形成されている。

Description

本発明は、袋体の開口部に配設されることにより、袋体の開封及び再封を可能とする咬合具付きテープに関する。
食品、薬品、医療品、雑貨等の各種物品を包装するための包装材としては、袋体の開口部に対して雄部材及び雌部材より形成されて雌雄咬合する一対の帯状の咬合具を備えた咬合具付きテープを配設して、かかる咬合状態を開閉自在とした包装袋が適用されている。また、このような開口部の開閉を自在に実施することができる包装袋を製造する方法としては、一般には、あらかじめ咬合具付きテープを製造した後、当該咬合具付きテープを袋体を構成する基材フィルムのシーラント層に対してヒートシールする方法が広く使用されている。
咬合具付きテープと基材フィルムのシーラント層をヒートシールするにあっては、ヒートシール速度を向上させる等の目的で、咬合具付きテープの2層化が進められており、その場合、非シール層(咬合具を設ける層)を構成する樹脂材料の融点を、シール層(基材フィルムのシーラント層とヒートシールされる層)を構成する樹脂材料より高い融点とするのが一般的である。この咬合具付きテープは共押出で製造され、異なる樹脂同士の積層体であるにもかかわらず、接着剤等を使用しなくとも、実用上問題にならない程度の層間強度を備えていた。
一方、咬合具付きテープを構成するシール層と非シール層は、テープの状態では十分な層間強度をもつものが、基材フィルムとヒートシールをした場合には、シールバーによるヒートシールの熱が基材フィルムを介してテープに伝わり、シール層と非シール層との界面で、相溶性のない樹脂同士を接着していた力がヒートシール時の熱によりなくなってしまうため、咬合具付きテープがシール層と非シール層の層間から剥離してしまうという問題が発生していた。
更には、ヒートシール時にあっては、このようにしてシールバーから伝わる熱により、雄テープと雌テープの非シール層同士が融着してしまうという別の問題もあり、改善が求められていた。
これに対して、2層構成の咬合具付きテープにおいて、咬合具付きテープや製袋用フィルムの歪みを抑制しつつ、両者が強力にヒートシールすることを目的にしてシール層に複数のリブを形成する技術が提供されている(例えば、特許文献1)。
特開2000−287718号公報(請求項1,図4)
しかしながら、特許文献1に開示された咬合具付きテープは、ヒートシール時におけるテープや製袋用フィルムの歪みを抑えることはできるものの、シール層と非シール層の層間剥離の抑制は十分とはいえず、また、非シール層同士の融着を防止することができないため、実用的ではなかった。
従って、本発明の目的は、シール層と非シール層からなる多層構成の咬合具付きテープにおいて、袋体を構成する基材フィルムのシーラント層と強固にヒートシールすることができるとともに、多層構成の咬合具テープのヒートシール時における異種樹脂材料からなる層間、例えばシール層と非シール層の層間剥離や、非シール層同士の融着を防止することができる咬合具付きテープを提供することにある。
前記した目的を達するために、本発明の第1発明の咬合具付きテープは、互いに咬合する咬合具を備えた一対の雄テープと雌テープからなる咬合具付きテープであって、前記雄テープ及び前記雌テープは、シール層と、前記シール層と前記咬合具以外の部位である非シール層を含み、前記シール層を構成する樹脂材料と前記非シール層を形成する樹脂材料は実質的に非相溶で、前記雄テープ及び前記雌テープのシール層の表面には複数の凸条が形成され、前記雄テープ及び/または前記雌テープの非シール層の表面には複数の凸条が形成されていることを特徴とする。
この第1発明の咬合具付きテープは、シール層と、このシール層と前記咬合具以外の部位となる非シール層を含んで構成され、咬合具の配される側に現れる非シール層を含む雄テープ及び雌テープから構成され、雄テープ及び雌テープのシール層の表面には複数の凸条(第1の凸条)が形成され、雄テープ及び/または雌テープの非シール層の表面には複数の凸条(第2の凸条)が形成されている。
ここで、シール層の表面に形成される第1の凸条により、ヒートシール時に加熱状態のシールバーが基材フィルムを介して熱を伝えた際に、この第1の凸条が融解して基材フィルムとヒートシールがなされるため、基材フィルムとのシール強度を高い状態で維持し、かつ、シール層の第1の凸条以外の部分である、凸条と凸条の間に存在する凹部分に加わる熱と圧力が緩和され、咬合具の変形、歪み及びシール層と非シール層との層間剥離がある程度抑制される。
また、シール層と積層される非シール層の表面に形成される第2の凸条により、ヒートシールが行われる場合においても、雄テープと雌テープの咬合具側に適度な空間を設けることができ、雄テープと雌テープの非シール層同士の接触面積を小さくし、また、ヒートシール時に伝えられる熱を放熱することができ(放熱効果)、一方の咬合具付きテープ(雄テープと雌テープの一方)に加えられた熱や圧力が、他方(雄テープと雌テープの他方)に伝わることを防止することができるので(断熱効果)、ヒートシール時の雄テープと雌テープの融着をなくすことができる。
そして、この非シール層における第2の凸条による放熱効果や断熱効果に加えて、シール層における第1の凸条の間に存在する凹部分による熱や圧力の緩和により、雄テープ及び雌テープが過度に加熱されることが抑制されるため、ヒートシール時におけるシール層と非シール層との層間剥離を防止することができる。
また、本発明の第2発明の咬合具付きテープは、互いに咬合する咬合具を備えた一対の雄テープと雌テープからなる咬合具付きテープであって、前記雄テープ及び前記雌テープは、シール層と、前記シール層と前記咬合具以外の部位であって多層構成からなる非シール層を含み、前記シール層を構成する樹脂材料と当該シール層に積層される非シール層を構成する樹脂材料とが実質的に非相溶、または、前記非シール層における隣接して積層される樹脂材料のうち少なくとも一組が実質的に非相溶で、前記雄テープ及び前記雌テープのシール層の表面には複数の凸条が形成され、前記雄テープ及び/または前記雌テープの非シール層の表面には複数の凸条が形成されていることを特徴とする。
この第2発明の咬合具付きテープは、第1発明の咬合具付きテープに対して、非シール層を多層構成としたものである。このように非シール層を多層構成とした場合にあっては、第1発明と同様に、シール層を構成する樹脂材料とシール層と積層される非シール層を構成する樹脂材料が実質的に非相溶である場合におけるシール層と非シール層の層間剥離に加え、非シール層における隣接して積層される樹脂材料の少なくとも一組が実質的に非相溶である場合における、非シール層内における層間剥離を考慮する必要がある。
これに対して、第1発明と同様に、シール層の表面に対して第1の凸条を形成することにより、基材フィルムとのシール強度を高い状態で維持した状態で、咬合具の変形、歪み及びシール層と非シール層との層間剥離、あるいは多層で構成された非シール層内における層間剥離をある程度抑制することができる。
また、シール層と積層される非シール層の表面に形成される第2の凸条により、ヒートシール時に伝えられる熱を放熱することができ(放熱効果)、また、一方の咬合具付きテープに加えられた熱や圧力が、他方に伝わることを防止することができるので(断熱効果)、ヒートシール時の雄テープと雌テープの融着をなくすことができる。
そして、この非シール層における第2の凸条による放熱効果や断熱効果に加えて、シール層における第1の凸条の間に存在する凹部分による熱や圧力の緩和により、雄テープ及び雌テープが過度に加熱されることが抑制されるため、ヒートシール時におけるシール層と非シール層、あるいは多層で構成された非シール層内における層間剥離を好適に防止することができる。
なお、袋体を構成する基材フィルムのシーラント層と強固にヒートシールすることができ、かつ、ヒートシール時におけるシール層と非シール層の層間剥離(あるいは多層で構成された非シール層内における層間剥離)、及び非シール層同士の融着を防止することができる本発明の咬合具付きテープは、一般的な三方シール袋等の平袋は勿論のこと、サイドガゼット袋など、製袋において基材フィルムのMD方向に咬合具付きテープを送り込むことができず、咬合具付きテープをセパレータを使用せずにTD方向に挿入する必要がある場合にその効果を最大限に発揮することができる。
本発明の咬合具付きテープは、前記シール層の表面に形成される凸条の形状が、断面視で略四角形状であることが好ましい。
かかる本発明によれば、シール層の表面に形成される凸条(第1の凸条)の形状を、断面視で略四角形状となるようにしているので、被着対象の基材フィルムのシーラント層との接触面積が適度に大きくなり、シール強度を高くすることができる。
本発明の咬合具付きテープは、前記シール層の表面に形成される前記凸条の設置幅が0.5mm以上、前記凸条の高さが0.08mm以上であり、前記凸条の設置面積の総和が、前記シール層の表面積の20〜80%であることが好ましい。
かかる本発明によれば、シール層の表面に形成される凸条(第1の凸条)の設置幅が0.5mm以上、高さが0.08mm以上であるため、ヒートシール時に融解して基材フィルムのシーラント層と融着する部分を大きくすることができ、基材フィルムとのシール強度を高くすることができる。
かつ、この第1の凸条の設置面積の総和が、シール層の表面積の20〜80%とすることにより、ヒートシール時に基材フィルムと接する部分が適度に高くなるため、ヒートシールされる基材フィルムとのシール強度を優れたものとしつつ、第1の凸条の間に存在する凹部分の割合も適度となり、ヒートシール時におけるシール層と非シール層、(あるいは多層で構成された非シール層内における層間剥離)の層間剥離を確実に防止することができる。
本発明の咬合具付きテープは、前記非シール層に形成される前記凸条の形状が、断面視で略三角形状であることが好ましい。
かかる本発明によれば、非シール層に形成される凸条(第2の凸条)の形状を、断面視で略三角形状となるようにしているので、対向する非シール層との接触面積を小さくすることができ、ヒートシール時における対向する非シール層との融着をより効率よく防止することができる。
本発明の咬合具付きテープは、前記非シール層の表面に形成される前記凸条の高さが0.03mm以上であることが好ましい。
かかる本発明によれば、非シール層の表面に形成される凸条(第2の凸条)の高さが0.03mm以上であるため、一方の咬合具付きテープ(雄テープと雌テープの一方)に加えられた熱や圧力が、他方(雄テープと雌テープの他方)に加わることを確実に防止することができるので、ヒートシール時に咬合具付きテープのシール層と非シール層の層間剥離(あるいは多層で構成された非シール層内における層間剥離)や、また、一対の咬合具付きテープの非シール層同士が融着することをより効率よく防止することができる。
また、本発明の咬合具付きテープは、前記実質的に非相溶である樹脂材料の組み合わせが、両樹脂材料をそれぞれフィルムとして積層して、ヒートシールした場合のシール強度が25N/15mm巾以下となる樹脂材料の組み合わせとしても、前述した層間剥離等の問題もなく、実用に供する咬合具付きテープとなる。また、このような関係をもつ樹脂材料をシール層及び非シール層に適宜選択することにより、両者にそれぞれ別々の特性、機能を持たせることも可能となり、材料選択によりテープの商品設計が広がるという効果がある。
なお、本発明における「ヒートシール」では、例えば、次の(i)〜(iv)のような条件を採用すればよい(以下、便宜上、一方の樹脂材料を「シール層」、他方の樹脂材料を「非シール層」として説明しているが、非シール層が多層の場合には、「シール層」と「非シール層を、非相溶関係にある非シール層を構成するそれぞれの樹脂材料となるようにして実施すればよい)。
(i)常法により、(a)シール層を構成する樹脂材料を用いたフィルム(厚み 約0.06〜0.12mm)、(b)シール層を構成する樹脂材料からなるフィルム(厚み 約0.02〜0.04mm)、(c)非シール層を構成する材料からなるフィルム(厚み 約0.15〜0.18mm)、(d)非シール層を構成する樹脂材料を用いたフィルム(厚み 約0.04〜0.10mm)をそれぞれ得て、この順に重ね合わせる。
(ii)このようにして重ね合わせた層の(a)側からシールバーをあて、下記の条件でヒートシールを実施して、(a)と(b)の間をシールする。
シール温度: シール層を構成する樹脂材料の融点+10℃
シール圧力: 0.2MPa
(iii)次に、(c)側からシールバーをあて、下記の条件でヒートシールを実施して、(c)と(d)の間をシールする。
シール温度: 非シール層を構成する樹脂材料の融点+10℃
シール圧力: 0.2MPa
(iv)そして、前記(ii)と(iii)により同時にシールされた(b)と(c)との間(シール層を構成する樹脂材料からなるフィルムと、非シール層を構成する樹脂材料からなるフィルムとの間)のシール強度を測定して、25N/15mm巾以下となるような樹脂材料を採用すればよい。なお、シール強度の測定は、市販のオートグラフ引張試験機を用いて、180°剥離で、引張速度を300mm/分として測定すればよい。
そして、このような実質的に非相溶な樹脂材料との組み合わせが、メタロセン触媒を用いた直鎖状低密度ポリエチレン(メタロセンLLDPE)/ポリプロピレン(PP)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)/ポリプロピレン(PP)、及びエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)/高密度ポリエチレン(HDPE)からなる群のいずれか一つとすれば、前記した効果を確実に奏することができる。
前述した本願第1発明及び第2発明の咬合具付テープの一形態として、更に前記雄テープ及び/または前記雌テープの非シール層の表面に形成されている複数の凸条が、前記雄テープ及び/または前記雌テープの幅方向の断面から見て、咬合具を境にして一方側に有り、前記雄テープ及び前記雌テープの幅方向の断面から見て、咬合具を境にして他方側(前記一方の方向とは、咬合具を境にして反対側)にある、前記雄テープと前記雌テープの非シール層が、互いに擬似接着する構造を持つ咬合具付きテープが考えられる。この擬似接着とは、手で簡単に開く程度の接着力であれば特に制限はないが、通常は、(5〜20N/15mm)である。
この咬合具付きテープは、製袋時にフィルムへヒートシールする際に、非シール層同士が融着する不良現象を防止できる。また、前記咬合具付きテープの製袋ラインの下流側の非シール層表面の他方側は、ヒートシール時に擬似接着するため、製袋時に咬合具付きテープがめくれる事による製袋不良現象を防止でき、製袋が効率良くなる。そして、製袋ラインの流れ方向に対し直交する方向から咬合具付きテープを挿入する場合に、従来の咬合具付きテープに比べ、格段に製袋効率が良くなる。
この咬合具付きテープは、袋にした時に、前記咬合具付テープの前記一方側が袋の開口部側に、前記咬合具付テープの前記他方が袋の前記開口部側と反対の側(非開口部側、内容物が入る側)に接着されることが好ましい。袋の開口部側の有る前記咬合具付きテープの非シール層表面には凸条リブが有るため、手で袋を開きやすくなる。袋の非開口部側(内容物側)は、前記咬合具付テープの非シール層同士が擬似接着しているが、手で簡単に開く程度の接着力であるため、袋の明けやすさを阻害しない。
本発明の咬合具付きテープの一態様を示す断面図である。 図1の部分拡大図である。 雄テープをシール層方向から見た正面図である。 雄テープを非シール層方向から見た正面図である。 本発明の咬合具付きテープを基材フィルムにヒートシールした状態を示す断面図である。
符号の説明
1 … 咬合具付きテープ
10 … 咬合具
11 … 雄テープ
12 … 雌テープ
111,121… シール層
112,122… 非シール層
113… 頭部
114… 連結部
123… 第1のフック部
124… 第2のフック部
115,125… 第1の凸条
116,126… 第2の凸条
40 … 基材フィルム
401… シーラント層
402… 外層
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の咬合具付きテープの断面図を示したものである。
ここで、図1中、1は咬合具付きテープ、10は咬合具、11は雄テープ、12は雌テープ、111、121はシール層、112、122は非シール層、113は頭部、114は連結部、123は第1のフック部、124は第2のフック部、をそれぞれ示している。
なお、図1は、咬合具付きテープ1について、雄テープ11の頭部113、雌テープ12の第1のフック部123部及び第2のフック部124からなる咬合具10が咬合された状態の断面図を示している。
図1にその断面構成を示す咬合具付きテープ1は、熱可塑性樹脂からなる一組の雄テープ11及び雌テープ12を備えている。
このうち、雄テープ11は、図示しない袋体の開口部に対して融着されるシール層111と、咬合具10の配される側に現れ、このシール層111と積層される非シール層112と、断面が略鏃(やじり)形状の頭部113、及びこの非シール層112と頭部113を連結する連結部114が一体的に形成されている。
また、雌テープ12は、前記した雄テープ11と同様に、図示しない袋体の開口部に対して融着されるシール層121と、このシール層121と積層される非シール層122と、この非シール層122と連結して形成される断面が円弧形状の第1のフック部123及び第2のフック部124からなり、この第1のフック部123と第2のフック部124は対向するように形成されている。
そして、咬合具付きテープ1は、雄テープ11の頭部113と連結部114、並びに雌テープ12の第1のフック部123及び第2のフック部124が咬合具10を形成しており、これらが咬合または離れることにより、開封または再封が行われることとなる。
なお、本実施形態にあっては、雄テープ11における非シール層112と頭部113、及び連結部114は同一の構成材料で一体的に形成されており、また、雌テープ12における非シール層122と第1のフック部123及び第2のフック部124は同一の構成材料で一体的に形成されている構成を示している。
シール層111,121及び非シール層112,122を構成する樹脂材料は、熱可塑性樹脂のうち、両層が互いに非相溶となる樹脂材料を選択し、シール層111,121を構成する樹脂材料の融点より、非シール層112,122を構成する樹脂材料の融点の方が高いものをそれぞれ採用すればよい。シール層111,121を構成する樹脂材料の融点より、非シール層112,122を構成する樹脂材料の融点の方が高くない場合にあっては、ヒートシール時に雄テープ11と雌テープ12の咬合具10側の面(非シール層112,122の表面)同士が接着する場合があり、ヒートシールが困難となり、また、製品歩留まりも悪くなる。
一方、両者の融点の差が大きいほど、ヒートシール速度を上げやすくなるため、シール層111,121を構成する樹脂材料の融点より、非シール層112,122を構成する樹脂材料の融点が20℃以上高いものをそれぞれ採用することが好ましい。
なお、本明細書における、「実質的に非相溶」とは、シール層111,121を構成する樹脂材料と非シール層112,122を構成する樹脂材料とが完全に相溶しない場合のほか、シール層111,121を構成する樹脂材料と、非シール層112,122を構成する樹脂材料が、両者をそれぞれフィルムとして積層して所定の条件(前記(i)〜(iv))でヒートシールした場合のシール強度が25N/15mm巾以下となる樹脂材料の組み合わせのごとく、若干ではあるが相溶するような関係でも構わない。
このようなシール層111,121と非シール層112,122を構成する樹脂材料の組み合わせとしては、例えば、シール層111,121/非シール層112,122が、メタロセン触媒を用いた直鎖状低密度ポリエチレン(メタロセンLLDPE)/ポリプロピレン(PP)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)/ポリプロピレン(PP)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)/高密度ポリエチレン(HDPE)等が挙げられる。
なお、咬合具付きテープ1を構成する非シール層112,122を構成する樹脂材料のメルトフローレート(MFR)は、3〜10g/10分であることが好ましく、5〜9g/10分であることが特に好ましい。樹脂材料のMFRが3g/10分より小さいと、非シール層112,122と連続して一体的に形成される、雄テープ11において咬合具10を構成する頭部113(及び連結部114)、並びに雌テープ12において咬合具10を構成する第1のフック部123及び第2のフック部124の押出成形性が悪くなる場合があり、一方、樹脂材料のMFRが10g/10分より大きいと、雌テープ12の第1のフック部123,第2のフック部124の先端が閉じやすくなったり、雄テープ11の連結部114が倒れやすくなるので、再開閉可能な所定の形状に押し出すことが困難になる場合がある。
また、本発明にあっては、図1に示すように、シール層111,121の表面(後記する図5の基材フィルム40のシーラント層401とヒートシールされる側)には、テープ1の長手方向に沿って、複数の凸条(第1の凸条115,125)が形成されている。このようにして、シール層111,121の表面に第1の凸条115,125を形成することにより、ヒートシール時に加熱状態のシールバーが基材フィルムを介して熱を伝えた際に、この第1の凸条115,125が融解して基材フィルムとヒートシールがなされる。
また、基材フィルムのシーラント層とのヒートシール時には、シールバーからの熱と圧力が、第1の凸条115,125に加わり、その第1の凸条115,125が融解して潰れるまで、シール層111,121における当該第1の凸条115,125の間に存在する凹部分に加わる熱と圧力が緩和されることにより、基材フィルムとのシール強度を高い状態で維持しつつ、シール層111,121と非シール層112,122との層間剥離や、咬合具の変形や歪みを防止することができる。
そして、第1の凸条115,125との間に存在する凹部分により熱や圧力が緩和され、雄テープ11及び雌テープ12が過度に加熱ないし加圧されることを抑制して、後記する非シール層112,122に形成される第2の凸条116,126による放熱効果や断熱効果とも相俟って、ヒートシール時におけるシール層111,121と非シール層112,122との層間剥離を防止することができる。
図1にあっては、第1の凸条115,125の形状は、断面視が等脚台形状とした態様を示している。シール層111,121に表面に形成される第1の凸条の形状115,125を、このような台形状のほか、断面視で矩形状、正方形状等の略四角形状とすることにより、被着対象の基材フィルムのシーラント層(図5参照)との接触面積が適度に大きくなり、シール強度を高くすることができるため好ましい。
また、第1の凸条の形状115,125としては、この他、断面視が略三角形状、略五角形状等の多角形状や、略半円形状等の任意の形状とすることができる。
一方、シール層111,121と積層される非シール層112,122の表面(咬合具10が形成されている側)にも、テープ1の長手方向に沿って、複数の凸条(第2の凸条116,126)が形成されている。このようにして、非シール層112,122の表面に第2の凸条116,126を形成することにより、ヒートシールが行われる場合であっても、雄テープ11と雌テープ12の咬合具10側に適度な空間を設けることができ、雄テープ11と雌テープ12の非シール層112,122が接触することもなく、また、ヒートシール時に伝えられる熱を放熱することができるので、ヒートシール時の雄テープ11と雌テープ12の融着を好適に防止することができる。
図1にあっては、第2の凸条の形状116,126は、断面視が略三角形状とした態様を示している。このように、第2の凸条116,126の形状を略三角形状とすることにより、対向する非シール層112,122との接触面積を小さくすることができ、ヒートシール時における対向する非シール層112,122との融着をより効率よく防止することができる。
また、第2の凸条116,126の形状としては、この他、断面視が略正方形状、略矩形状、略台形状といった略四角形状や、略五角形条等の略多角形状、略半円形状等といった任意の形状とすることができる。
図2は、図1の部分拡大図(雄テープ11)であり、図3は、雄テープ11について、シール層111方向から見た正面図、図4は、雄テープについて、非シール層112方向から見た正面図である。なお、図2ないし図4では、雄テープ11を例として図示しているが、本実施形態にあっては、雌テープ12も同様の構成を採用している。
シール層111に形成された第1の凸条115は、その高さh1(図2)を0.08mm以上とすることが好ましく、0.1〜0.3mm以上とすることが特に好ましい。シール層111に形成された第1の凸条115の高さh1を0.08mm以上とすることにより、ヒートシールされる基材フィルムのシーラント層(図5参照)と接する部分を大きくすることができ、基材フィルムとのシール強度を確実に高くすることができる。
また、第1の凸条115の設置幅d(設置されるシール層の表面に接する面のこと。以下同)は0.5mm以上であることが好ましく、0.7〜2mmであることが特に好ましい。第1の凸条115の設置幅dを0.5mm以上とすることにより、これもヒートシールされる基材フィルムのシーラント層と接する部分を大きくすることができ、基材フィルムとのシール強度を高くすることができる。
本発明にあって、シール層111の表面に対する第1の凸条115の占める割合は、ヒートシールされる基材フィルムとのシール強度と、第1の凸条115の間に形成される凹部分による放熱効果によるシール層111と非シール層112との層間剥離の抑制効果を左右する。
シール層111の表面に対する第1の凸条115の占める割合として、シール層111の表面積に対して、第1の凸条115の設置面積の総和を20〜80%とすることが好ましく、40〜60%とすることが特に好ましい。シール層111の表面積に対して、第1の凸条115の設置面積の総和を20〜80%とすることにより、ヒートシールされる基材フィルムとのシール強度を優れたものとした上で、ヒートシール時におけるシール層111と非シール層112との層間剥離を確実に防止することができる。
これに対して、第1の凸条115の割合が20%より低いと、ヒートシール時に融解して基材フィルムのシーラント層と熱接着する部分が少なくなるため、基材フィルムとのシール強度を高くすることができなくなる場合がある。一方、第1の凸条115の割合が80%を超えると、シール層111に第1の凸条115を設けずに、厚みを厚くしたものと略同様な構成となってしまうため、シールバーからの熱や圧力がほとんど緩和されずに伝わることになり、シール層111と非シール層112との層間剥離が生じてしまう場合がある。
なお、本実施形態にあっては、シール層111の表面積は、図3に示すテープの幅Dとテープ1の長さを乗じることにより求められる。また、第1の凸条115の設置面積は、図1や図3に示す第1の凸条115の設置幅dとテープ1の長さを乗ずることにより求められる。
また、非シール層112に形成された第2の凸条116は、その高さh2を0.03mm以上とすることが好ましく、0.05mm以上であることが特に好ましい。一方、第2の凸条の高さh2の上限は、0.3mmとすることが好ましい。非シール層112に形成された第2の凸条116の高さh2を0.03mm以上とすることにより、雄テープ11と雌テープ12の一方に加えられた熱や圧力が、雄テープ11と雌テープ12の他方に加わることを確実に防止することができる。これにより、ヒートシール時に咬合具付きテープ1のシール層111,121と非シール層121,122の層間剥離や、一対の咬合具付きテープ1の非シール層112,122同士が融着することをより効率よく防止することができる。
なお、シール層111の厚みt1(第1の凸条115を除いた部分)は、特に制限はないが、0.01〜0.04mm程度であればよく、また、非シール層112の厚みt2(第2の凸条116を除いた部分)も、特に制限はないが、0.1〜0.2mm程度であればよい。
また、図1及び図3に示すように、シール層111,121と非シール層112,122との厚みの和t1+t2、シール層111,121に形成される第1の凸条115,125と非シール層112,122に形成される第2の凸条116,126の高さh1、h2、及び咬合具10がある部位の咬合具付きテープ1の厚みTとの関係は、以下の式(I)を具備することか好ましい。この関係を具備しない場合にあっては、いずれかの凸条の高さが高すぎて、手で咬合具付きテープを嵌合するときに、咬合具10の位置が分かりにくくなるといった実用上の問題が生じやすくなる(なお、図1ではh1、h2、t1+t2を雄テープ11について示しているが、雌テープ12についても同様である)。
Figure 2006090693
なお、図1では、本発明の特徴である第1の凸条115,125や第2の凸条116,126をわかりやすく示しているが、実際は咬合具10がある部位の厚みが、テープ1の最大厚みであることが通常である。
断面構成を図1に示すような咬合具付きテープ1を構成する雄テープ11は、第1の凸条が形成されたシール層111、第2の凸条が形成された非シール層112、及び当該非シール層112と連続して形成される頭部113と連結部114を、公知の共押出成形法により一体化して得ることができ、同様に、雌テープ12も、第1の凸条が形成されたシール層121、第2の凸条が形成された非シール層122及び当該非シール層122と連続して形成される第1のフック部123及び第2のフック部124を、公知の共押出成形法により一体化して得ることができる。咬合具付きテープ1をこのような共押出成形法により成形すれば、製造工程を簡略化でき、製造コストを低くでき、更には、咬合具付きテープ1を連続的に安定して製造することができる。
そして、この咬合具付きテープ1は、そのシール層111,121を、図示しない袋体を形成する基材フィルム40に融着して、当該基材フィルム40を製袋化することにより、咬合具付きテープ1を備えた包装袋を得ることができる。
図5は、本発明の咬合具付きテープ1を基材フィルム40にヒートシールした状態を示す断面図である。咬合具付きテープ1は、基材フィルム40とヒートシールされる場合にあっては、シール層111,121の表面に形成される第1の凸条115,125が融解されて、基材フィルム40のシーラント層401と融着されることになる。
なお、この場合の融着条件(温度、圧力等)は、咬合具付きテープ1、及び袋体を形成する基材フィルム40を構成する樹脂の種類等に応じて適宜決定することができる。
ここで、本発明の咬合具付きテープ1を開口部にヒートシールする袋本体の採用可能な構成としては、特に制限はなく、従来公知の袋形状、例えば、四方シール袋、サイドガゼット袋、底ガゼット袋等とすることができる。
特に、本発明の咬合具付きテープ1は、サイドガゼット袋など、製袋において基材フィルムのMD方向に咬合具付きテープを送り込むことができず、咬合具付きテープをセパレータを使用せずにTD方向に挿入する必要がある場合においても好適に使用することができる。
ここで、図5では、袋体を形成する包材である基材フィルム40としては、外層402にシーラント層401を積層した構成の積層フィルムを示しているが、要求される性能に応じて、外層402とシーラント層401との間に、中間層として図示しないガスバリアー層、遮光層、強度向上層などを積層した構成の積層フィルム層を使用してもよい。なお、これら外層402、図示しない中間層、シーラント層401は、それぞれを単独の層で形成するようにしてもよく、また、これらの少なくとも1つを複数の層としてもよい。
前記したような咬合具付きテープ1によれば、シール層111,121の表面に複数の凸条(第1の凸条115,125)が形成されているので、ヒートシール時に加熱状態のシールバーが基材フィルム40を介して熱を伝えた際に、この第1の凸条115,125が融解して基材フィルム40とヒートシールがなされ、基材フィルム40とのシール強度を高い状態で維持しながら、第1の凸条115,125の間に存在する凹部分が熱や圧力を緩和し、咬合具10の変形、歪みを抑制し、シール層111,121と非シール層112,122の層間剥離をある程度抑制する。また、非シール層112,122の表面に複数の凸条(第2の凸条116,126)が形成されているので、ヒートシールが行われる場合においても、雄テープ11と雌テープ12の咬合具10側に適度な空間を設けることができ、雄テープ11と雌テープ12の非シール層112,122が接触することもなく、また、ヒートシール時に伝えられる熱を放熱し(放熱効果)、雄テープ11または雌テープ12の一方に加えられた熱や圧力が、雄テープ11または雌テープ12の他方に伝わることを防ぐことができるので(断熱効果)、ヒートシール時の雄テープ11と雌テープ12の融着を好適に防止することができる。
更には、この非シール層112,122における第2の凸条116,126による放熱効果及び断熱効果と、シール層111,121における第1の凸条115,125の間に存在する凹部分により熱が放熱される放熱効果が相俟って、雄テープ11及び雌テープ12が過度に加熱されることが抑制されるため、ヒートシール時におけるシール層111,121と非シール層112,122との層間剥離を防止することができる。
そして、このような構成を採用する本発明の咬合具付きテープ1は、食品、薬品、医療品、雑貨等の各種物品を包装するために用いる包装袋の開口部に配設されることにより、広く使用することができる。
[実施形態の変形]
なお、以上説明した態様は、本発明の一態様を示したものであって、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的及び効果を達成できる範囲内での変形や改良が、本発明の内容に含まれるものであることはいうまでもない。また、本発明を実施する際における具体的な構造及び形状等は、本発明の目的及び効果を達成できる範囲内において、他の構造や形状等としても問題はない。
例えば、前述した図1において、咬合具付きテープ1の厚みを示す「T」が図示されている側(請求項9で言う「他方側」)の、非シール層表面のリブ116、126(計14本)を無くし、咬合具付きテープ1の雄テープ11及び/又は雌テープ12の前記他方側末端の非シール層表面に、互いに擬似接着する層を加えたものでも良い。
例えば、雄テープの非シール層がポリプロピレンであれば、雌テープの非シール層表面に、低密度ポリエチレンや、ポリプロピレンとポリエチレンの組成物(但しポリエチレンリッチ)から成る層を設ける事が考えられる。
一方、雄テープの非シール層が高密度ポリエチレンの場合は、雌テープの非シール層表面に、ポリプロピレンや、ポリエチレンとポリプロピレンの組成物(但しポリプロピレンリッチ)から成る層を設ける事が考えられる。
この咬合具付きテープ1は、咬合具付きテープ1の厚みを示す「T」が図示されている側(請求項9で言う「他方側」)が、袋の非開口部側(内容物側)に来るよう接着される。袋の開口部側の来る前記咬合具付きテープ1の非シール層表面には凸条リブ116、126が有るため、手で袋を開きやすくなる。袋の非開口部側(内容物側)は、前記咬合具付テープ1の非シール層同士が擬似接着しているが、手で簡単に開く程度の接着力であるため、袋の明けやすさを阻害しない。
また、前記した態様では、雄テープ11及び雌テープ12を構成する非シール層112,122は単層であり、当該単層の非シール層112,122に咬合具10が一体的に
形成された構成を示したが、この非シール層112,122は多層からなるようにしてもよく、このような多層からなる非シール層112,122の一番内側の層に対して咬合具10を配設するようにすればよい。
前記した態様では、第2の凸条116.126を、雄テープ11と雌テープ12の非シール層112,122に形成した例を示したが、この第2の凸条116,126は、雄テープ11と雌テープ12の一方に形成するようにしてもよい。
また、第1の凸条115,125は、シール層111,121の内容物側(図1の上側。以下同)と開口側(図1の下側。以下同)にそれぞれ6本(計12本ずつ)形成され、第2の凸条116,126は、非シール層121、122の内容物側と開口部側にそれぞれ7本(計14本ずつ)形成した例を示したが、これには限定されず、第1の凸条115,125及び第2の凸条116,126の本数は任意に決定することができる。
前記した実施形態では、咬合具付きテープ1について、咬合具10となる雄テープ11の略鏃形状の頭部113と、雌テープ12の略円弧形状の第1のフック部123及び第2のフック部124が咬合ないしは離れることにより、開封及び再封が行われる態様を示したが、咬合具10の形状はこれには限定されず、開封及び再封の機能を有していれば、頭部113や、第1のフック部123及び第2のフック部124の形状や数は任意のものであってよい。
なお、シール層111,121及び当該シール層111,121に形成される第1の凸条115,125、並びに非シール層112、122及び当該非シール層112,122に形成される第2の凸条116,126は、同一の樹脂材料で一体的に形成することが望ましいが、本発明の目的及び効果を損なわない範囲で、シール層111,121と第1の凸条115,125、非シール層112,122と第2の凸条116,126を別の樹脂材料で形成するようにしてもよい。
また、図1では、非シール層112,122は、シール層111,121と積層され、咬合具10と一体化された態様を示したが、例えば、咬合具10(雄テープ11にあっては連結部114含む)とシール層111,121を別途成形して、接着剤等でシール層112,122と咬合具10を接着して一体化したり、例えば、シール層111,121と非シール層112,122との間に図示しない中間層が形成され、当該中間層と咬合具が一体化されて形成され、中間層と非シール層112、122が積層されるような態様としても問題はない。
なお、前記した実施形態は、非シール層112,122を単層として、シール層111,121を構成する樹脂材料と非シール層112,122を構成する樹脂材料が実質的に非相溶である場合を例にして説明したが、非シール層を多層構成として、シール層を構成する樹脂材料と当該シール層と積層される非シール層を構成する樹脂材料が実質的に不相溶である場合、あるいは非シール層における隣接して積層される樹脂材料の少なくとも一組が実質的に非相溶である場合にも、本発明の効果は発揮されることになる。
すなわち、(シール層を構成する樹脂材料に、)前記した実施形態と同様に、シール層の表面に対して第1の凸条を形成することにより、基材フィルムとのシール強度を高い状態で維持し、かつ、シール層の第1の凸条以外の部分である、凸条と凸条の間に存在する凹部分に加わる熱と圧力が緩和され、咬合具の変形、歪み及びシール層と非シール層との層間剥離、あるいは多層で構成された非シール層内における層間剥離がある程度抑制されることになる。また、シール層と積層される非シール層の表面に形成される第2の凸条により、雄テープと雌テープの非シール層同士の接触面積を小さくし、また、ヒートシール時に伝えられる熱を放熱することができ(放熱効果)、雄テープと雌テープの一方に加えられた熱や圧力が、雄テープと雌テープの他方に伝わることを防止することができるので(断熱効果)、ヒートシール時の雄テープと雌テープの融着をなくすことができる。
そして、これも前記した実施形態と同様に、この非シール層における第2の凸条による放熱効果や断熱効果に加えて、シール層における第1の凸条の間に存在する凹部分による熱や圧力の緩和により、雄テープ及び雌テープが過度に加熱されることが抑制されるため、ヒートシール時におけるシール層と非シール層、あるいは多層で構成された非シール層内における層間剥離を好適に防止することができることになる。
その他、本発明の実施における具体的な構造及び形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等としてもよい。
以下、実施例および比較例を挙げて、本発明をより具体的に説明するが、本発明は実施例等の内容に何ら限定されるものではない。
なお、以下の実施例等の樹脂の物性に関しては、メルトフローレート(MFR)はJIS K7210に準拠して(230℃で21.1N荷重)、融点はJIS K7121に準拠してそれぞれ測定した。
[実施例1]
前記した図1に示した構成の咬合具付きテープについて、シール層及び非シール層(咬合具含む)の構成材料を下記のようにして、シール層(厚み 0.02mm)に高さが0.1mmの等脚台形状の凸条(第1の凸条)を雄テープ、雌テープにそれぞれ12本ずつ、また、非シール層(厚み 0.16μm)に高さが0.06mm、1本当たりの設置幅が0.15mmの正三角形状の凸条(第2の凸条)を雄テープ、雌テープにそれぞれ14本ずつ配設するようにして、市販の押出成形機を用いて共押出成形することにより、本発明の咬合具付きテープを得た。
なお、第1の凸条の設置幅の総和は5mmであり、第1の凸条の設置面積は、シール層の表面積に対して30%であった。また、図1における咬合具がある部位の咬合具付きテープ1の厚みTは、1.5mmとした。
(構成材料:シール層)
メタロセン触媒を用いた直鎖状低密度ポリエチレン(7P12A:東ソー(株)製、MFR 12g/10分、融点 93℃、密度 900kg/cm3)を使用した。
(構成材料:非シール層)
ランダムポリプロピレン(F−744NP:出光興産(株)製、MFR 7g/10分、融点 133℃、密度 900kg/cm3)を使用した。
[実施例2]
実施例1に示した方法により得られた咬合具付きテープにおいて、シール層に形成される第1の凸条の形状を、高さが0.1mmの等脚台形状から高さが0.1mmの三角形状に変更した以外は実施例1と同様の方法を用いて、本発明の咬合具付きテープを得た。
[比較例1]
実施例1に示した方法により得られた咬合具付きテープにおいて、シール層に形成される第1の凸条の形状を、高さが0.1mmの等脚台形状から高さが0.1mmの三角形状に変更して、かつ、非シール層に第2の凸条を形成しなかった以外は実施例1と同様の方法を用いて、咬合具付きテープを得た。
[比較例2]
実施例1に示した方法により得られた咬合具付きテープにおいて、シール層に第1の凸条を形成しなかった以外は実施例1と同様の方法を用いて、咬合具付きテープを得た。
[比較例3]
実施例1に示した方法により得られた咬合具付きテープにおいて、シール層に形成される第1の凸条の形状を、高さが0.1mmの等脚台形状から高さが0.06mmの三角形状に変更して、かつ、非シール層に第2の凸条を形成しなかった以外は実施例1と同様な方法を用いて、咬合具付きテープを得た。
[比較例4]
実施例1に示した方法により得られた咬合具付きテープにおいて、シール層及び非シール層に凸条を形成しなかった以外は実施例1と同様な方法を用いて、咬合具付きテープを得た。
[試験例1]
実施例1、2、及び比較例1〜4で得られた咬合具付きテープを、市販のヒートシール試験機を用いて、シール条件をシール圧力を2kg/cm2、シール温度を150℃、シール時間を1秒として、下記構成の基材フィルムの直鎖状低密度ポリエチレン側に3回ヒートシールする(雄テープ側から2回、雌テープ側から1回シールバーを当てるようにする)ことにより、ガゼット袋を得た。
このようにしてヒートシールした後、咬合具付きテープと基材フィルムとのシール強度、咬合具付きテープの非シール層同士の融着の有無、及びシール層と非シール層の層間剥離の有無を確認して、比較・評価した。結果を実施例1、2、及び比較例1〜4の構成と併せて表1に示す。
なお、シール強度の測定は、下記の内容に従って行った。
(基材フィルムの構成)
ナイロンフィルム(Ny)(厚み 15μm)/直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)(厚み 70μm)の多層フィルム(総厚み 85μm)を基材フィルムとして使用した。
(シール強度の評価)
ヒートシールされた基材フィルムと咬合具付きテープを15mm巾に切断して試験サンプルとし、当該サンプルをオートグラフ引張試験機を用いて、180°剥離で300mm/minの条件で測定した。また、評価は下記の評価基準で行った。
(評価基準)
判 定 内 容
優秀 : シール強度が30N/15mm巾以上
良 : シール強度が25N/15mm巾以上、30N/15mm巾
未満
不可 : シール強度が25N/15mm巾未満
(結果)
Figure 2006090693
表1の結果から分かるように、実施例1及び実施例2で得られた本発明の咬合具付きテープは、基材フィルムとのシール強度が高く、かつ、ヒートシール時における非シール層同士の融着や、シール層と非シール層の層間剥離は生じなかった。
なお、実施例1と実施例2を比較すると、第1の凸条の形状を断面視で等脚台形状とした実施例1の方が、第1の凸条の形状を正三角形状とした実施例2より、基材フィルムとのシール強度が優れていた。
一方、実施例1に対して、シール層に形成される第1の凸条の形状を三角形状とし、非シール層に第2の凸条を形成しなかった比較例1及び比較例3は、基材フィルムとのシール強度が実施例1と比較すると劣るとともに、ヒートシール時における非シール層同士の融着及びシール層と非シール層の層間剥離が認められた。
実施例1に対して、シール層に第1の凸条を形成しなかった比較例2は、基材フィルムとのシール強度が実施例1と比較すると大きく劣り、また、ヒートシール時における非シール層同士の融着は見られなかったが、シール層と非シール層の層間剥離が認められた。
実施例1に対して、シール層及び非シール層ともに凸条を形成しなかった比較例4は、基材フィルムとのシール強度は実施例1と比較して大きく劣り、かつ、ヒートシール時における非シール層同士の融着及びシール層と非シール層の層間剥離が認められた。
本発明は、例えば、食品、薬品、医療品、雑貨等の各種物品を包装する包装袋の開口部にヒートシールされ、開封及び再封が可能とする咬合具付きテープとして広く利用することができる。

Claims (10)

  1. 互いに咬合する咬合具を備えた一対の雄テープと雌テープからなる咬合具付きテープであって、
    前記雄テープ及び前記雌テープは、シール層と、前記シール層と前記咬合具以外の部位である非シール層を含み、
    前記シール層を構成する樹脂材料と前記非シール層を形成する樹脂材料は実質的に非相溶で、
    前記雄テープ及び前記雌テープのシール層の表面には複数の凸条が形成され、
    前記雄テープ及び/または前記雌テープの非シール層の表面には複数の凸条が形成されていることを特徴とする咬合具付きテープ。
  2. 互いに咬合する咬合具を備えた一対の雄テープと雌テープからなる咬合具付きテープであって、
    前記雄テープ及び前記雌テープは、シール層と、前記シール層と前記咬合具以外の部位であって多層構成からなる非シール層を含み、
    前記シール層を構成する樹脂材料と当該シール層に積層される非シール層を構成する樹脂材料とが実質的に非相溶、または、前記非シール層における隣接して積層される樹脂材料のうち少なくとも一組が実質的に非相溶で、
    前記雄テープ及び前記雌テープのシール層の表面には複数の凸条が形成され、
    前記雄テープ及び/または前記雌テープの非シール層の表面には複数の凸条が形成されていることを特徴とする咬合具付きテープ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の咬合具付きテープにおいて、
    前記シール層の表面に形成される凸条の形状が、断面視で略四角形状であることを特徴とする咬合具付きテープ。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の咬合具付きテープにおいて、
    前記シール層の表面に形成される前記凸条の設置幅が0.5mm以上、前記凸条の高さが0.08mm以上であり、
    前記凸条の設置面積の総和が、前記シール層の表面積の20〜80%であることを特徴とする咬合具付きテープ。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の咬合具付きテープにおいて、
    前記非シール層の表面に形成される前記凸条の形状が、断面視で略三角形状であることを特徴とする咬合具付きテープ。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の咬合具付きテープにおいて、
    前記非シール層の表面に形成される前記凸条の高さが0.03mm以上であることを特徴とする咬合具付きテープ。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の咬合具付きテープにおいて、
    前記実質的に非相溶である樹脂材料の組み合わせが、両樹脂材料をそれぞれフィルムとして積層して、ヒートシールした場合のシール強度が25N/15mm巾以下となる樹脂材料の組み合わせであることを特徴とする咬合具付きテープ。
  8. 請求項7記載の咬合具付きテープにおいて、
    前記実質的に非相溶な樹脂材料との組み合わせが、メタロセン触媒を用いた直鎖状低密度ポリエチレン(メタロセンLLDPE)/ポリプロピレン(PP)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)/ポリプロピレン(PP)、及びエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)/高密度ポリエチレン(HDPE)からなる群のいずれか一つであることを特徴とする咬合具付きテープ。
  9. 請求項1〜8の何れかに記載の咬合具付きテープにおいて、
    前記雄テープ及び/または前記雌テープの非シール層の表面に形成されている複数の凸条が、前記雄テープ及び/または前記雌テープの幅方向の断面から見て、咬合具を境にして一方側に有り、
    前記雄テープ及び前記雌テープの幅方向の断面から見て、咬合具を境にして他方側にある、前記雄テープと前記雌テープの非シール層が、互いに擬似接着する構造を持つことを特徴とする咬合具付きテープ。
  10. 請求項9に記載の咬合具付きテープを有する咬合具付袋であって、
    前記咬合具付テープの前記一方側が袋の開口部側に、前記咬合具付テープの前記他方が袋の前記開口部側と反対の側に接着されていることを特徴とする咬合具付袋。
JP2007504719A 2005-02-22 2006-02-21 咬合具付きテープ Pending JPWO2006090693A1 (ja)

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