JP2016140629A - ジッパーテープおよびジッパーテープ付袋体 - Google Patents
ジッパーテープおよびジッパーテープ付袋体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016140629A JP2016140629A JP2015019726A JP2015019726A JP2016140629A JP 2016140629 A JP2016140629 A JP 2016140629A JP 2015019726 A JP2015019726 A JP 2015019726A JP 2015019726 A JP2015019726 A JP 2015019726A JP 2016140629 A JP2016140629 A JP 2016140629A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- zipper tape
- male
- female
- mass
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Slide Fasteners (AREA)
- Package Specialized In Special Use (AREA)
- Bag Frames (AREA)
- Packages (AREA)
Abstract
【解決手段】DSCによる最高融解ピーク温度が120℃以上で、かつメルトフローレートが0.1〜1g/10分のポリエチレン系樹脂(A)を35〜70質量%と、DSCによる最高融解ピーク温度が120℃以上で、かつメルトフローレートが1〜6g/10分のポリエチレン系樹脂(B)を10〜20質量%と、DSCによる最高融解ピーク温度が155℃以上で、かつメルトフローレートが1〜10g/10分のポリプロピレン系樹脂(C)を20〜40質量%とを含有する樹脂組成物を用いて、袋本体10を構成する基材フィルム11に取り付けられる接着層23を積層形成する。
【選択図】図2
Description
特に耐熱性が要求される用途では、ジッパーテープやジッパーテープ付袋体のフィルムとして、耐熱性や成形性が高いポリプロピレン系樹脂が原料に用いられている。しかしながら、ポリプロピレンを用いて形成した場合、加熱処理により剛性が高くなり、ジッパーテープの開閉が困難となる不都合が生じている。そこで、原料にポリエチレン系樹脂を用いることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
本発明は、耐熱性および成形性を向上したジッパーテープおよびジッパーテープ付袋体を提供することを目的とする。
ここで、DSCによる最高融解ピーク温度は、JIS K7121に準じて加熱速度10℃/分にて求められる。また、メルトフローレートは、JIS K7210に準じて、ポリエチレン系樹脂(A),(B)は190℃、ポリプロピレン系樹脂(C)は230℃、2.16kg荷重にて測定される。
この発明では、雄部材や雌部材を樹脂組成物により形成された層を有する積層構造とすることで、例えば、特に成形性が要求される異形の雄側咬合部や雌側咬合部では比較的に成形性が高い樹脂材料を用いて形成することで、雄側咬合部および雌側咬合部の開封性や再封止性、咬合状態の密封性が十分に高いジッパーテープを容易に形成できる。
この発明では、雄側帯状基部や雌側帯状基部を樹脂組成物による積層構造とすることで、例えば基材フィルムに取り付けられる面に樹脂組成物の層を設けることで、製袋時の基材フィルムとの接着性、特に耐熱性が付与された基材フィルムとの接着性が得られる。一方、例えば、基材フィルムに取り付けられる面とは反対側となる雄側咬合部または雌側咬合部が設けられた面に樹脂組成物の層が設けられることで、肌荒れや成形安定性、賦形性が良好となる。
この発明では、雄側帯状基部および雌側帯状基部における雄側咬合部または雌側咬合部が設けられた側と反対側の面に樹脂組成物の層を設けることで、製袋時の基材フィルムとの接着性、特に耐熱性が付与された基材フィルムとの接着性が得られる。
この発明では、雄側帯状基部や雌側帯状基部を樹脂組成物により形成することで、製袋時の基材フィルムとの接着性、特に耐熱性が付与された基材フィルムとの接着性が得られる。そして、例えば全体を樹脂組成物で形成する場合では、1種類の樹脂で形成できることから製造が容易にできる。また、例えば雄側咬合部や雌側咬合部を成形性のよい樹脂により形成する積層構造とする場合では、より高い成形性が得られる。
この発明では、雄側咬合部または雌側咬合部が連設する境界に、ポリエチレン系樹脂とポリプロピレン系樹脂との混合樹脂組成物の層を形成することで、例えば雄側咬合部または雌側咬合部を成形性が高く耐熱性を有した樹脂であるポリプロピレン系樹脂により形成した場合でも、雄側咬合部または雌側咬合部と雄側帯状基部または雌側帯状基部との境界における接合強度が向上し、長期間安定した開封性および再封性が得られる。
この発明では、低温でも柔軟性を有し、開封性および再封性が容易で確実にできる成形性が得られ、十分な耐熱性を有する本発明のジッパーテープを用いることで、例えばレトルト食品などの加熱処理される場合でも、確実な咬合状態が得られ、開封性および再封性が容易で確実に得られる。
この発明では、高い耐熱性が要求される加熱処理用でも、加熱調理やボイル殺菌などの際の温度でも十分な耐熱性および密封性が得られる。
本実施形態では、ジッパーテープ付袋体として、食品、薬品、医療品、雑貨などの各種物品を包装するための包装袋を例示する。
図1は、一実施形態におけるジッパーテープ付袋体を示す正面図である。図2は、ジッパーテープ付袋体の図1中のII-IIの位置における断面図である。
図1,2に示すように、第一実施形態のジッパーテープ付袋体1は、袋本体10と、この袋本体10の内面に取り付けられたジッパーテープ20とを備えている。
(袋本体)
袋本体10は、包材となる基材フィルム11を二枚重ね合わせて、三方をシールして袋としたものである。この袋本体10は、周縁に一対のサイドシール部12およびトップシール部13が形成され、シールしていない一方(一辺)は、内部に被包装物を入れる投入口10Aが形成されている。そして、袋本体10の開口部14の内面にジッパーテープ20が取り付けられている。また、ジッパーテープ20の長手方向の両端におけるサイドシール部12の位置では、ジッパーテープ20が押し潰された潰し部16が形成されている。
なお、この袋本体10は、図示しない被包装物が袋本体10の投入口10Aから収納された後は、袋本体10の底辺をシールすることにより、密封状態とされる。
ジッパーテープ20は、図2にその断面構成を示すように、対をなす雄部材21および雌部材22を備え、これら雄部材21と雌部材22とが、離隔または咬合することにより、袋本体10の開口部14の開封または再封が行われることとなる。
雄部材21は、基材フィルム11に融着される接合部分である長手帯状の雄側帯状基部211と、雄側帯状基部211の一面で幅方向の略中央の位置に長手方向に沿って設けられ断面が略やじり形状の雄側咬合部212とを備えている。
雌部材22は、基材フィルム11に融着される接合部分である長手帯状の雌側帯状基部221と、雌側帯状基部221の一面で幅方向の略中央の位置に長手方向に沿って設けられ雄側咬合部212と咬合する雌側咬合部222とを備えている。雄側咬合部212および雌側咬合部222により、咬合部Sが構成される。
雌側帯状基部221は、雌側咬合部222に連続して一体的に形成される帯状の雌側基体部221Aと、雌側基体部221Aにおける雌側咬合部222が設けられた側と反対側の面に積層形成された接着層23と、を備えた積層構造に形成されている。
なお、必要に応じて公知の添加剤、例えば安定剤、酸化防止剤、滑剤、帯電防止剤、着色剤などを本発明の趣旨を阻害しない範囲内で用いることができる。
なお、DSCによる最高融解ピーク温度は、JIS K7121に準じて加熱速度10℃/分にて求められる。具体的には、パーキンエルマー社製の示差走査熱量計DSC−7型を用いて測定される。また、メルトフローレートは、JIS K7210に準じて、ポリエチレン系樹脂(A),(B)は190℃、ポリプロピレン系樹脂(C)は230℃、2.16kg荷重にて測定される。
また、ポリプロピレン系樹脂(C)としては、プロピレンと他のα−オレフィンとのコポリマーが好ましい。上記コポリマーはプロピレンと他のα−オレフィン(例えばエチレン、ブテン、ヘキセンなど)の一種、または、二種以上のコモノマーを含むもののいずれであってもよい。コポリマーはランダムコポリマー、ブロックコポリマーのいずれであってもよく、また、これらの樹脂単独であっても、数種類の混合物であってもよい。
また、ポリエチレン系樹脂(A),(B)として、メルトフローレートが上記範囲より小さくなると肌荒れや成形安定性が悪化してしまう。一方、メルトフローレートが上記範囲より大きくなると賦形性が保てなくなるためである。
さらに、ポリプロピレン系樹脂(C)として、最高融解ピーク温度が155℃より低くなると、例えばレトルト食品におけるボイル殺菌や加熱調理時での十分な耐熱性が得られなくなるためである。
また、ポリプロピレン系樹脂(C)として、メルトフローレートが上記範囲より小さくなると押出成形性が損なわれてしまう。一方、メルトフローレートが上記範囲より大きくなると賦形性が悪化したり、耐寒衝撃性が悪化してしまうためである。
また、ポリエチレン系樹脂(B)が10質量%以上20質量%以下の範囲より少なくなると、いわゆる肌荒れや成形安定性が低下し、良好な咬合状態が得られなくなる。一方、上記範囲より多くなると、十分な耐熱性が得られなくなるとともに、賦形性が損なわれる。このため、ポリエチレン系樹脂(B)が10質量%以上20質量%以下、好ましくは13質量%以上18質量%以下とする。
さらに、ポリプロピレン系樹脂(C)が20質量%以上40質量%以下の範囲より少なくなると、十分な耐熱性が得られなくなる。一方、上記範囲より多くなると、低温における柔軟性が損なわれる。このため、ポリプロピレン系樹脂(C)が20質量%以上40質量%以下、好ましくは25質量%以上35質量%以下とする。
そして、これらポリエチレン系樹脂(A)、ポリエチレン系樹脂(B)およびポリプロピレン系樹脂(C)は、上記範囲内で、かつ配合量が100質量%となるように適宜配合される。
接着層23の厚さ寸法が10μmより薄くなると、製袋時にシールができなくなる不都合を生じるおそれがある。一方、200μmより厚くなると、雄側帯状基部211および雌側帯状基部221の剛性が高くなり、ジッパーテープ付袋体1として開封や再封時の作業時に折れ曲がってしまうおそれがあるためである。
上述したように、上記実施形態では、所定の熱特性のポリエチレン系樹脂(A)、所定の熱特性のポリエチレン系樹脂(B)、および、所定の熱特性のポリプロピレン系樹脂(C)の3種類の樹脂をそれぞれ所定の配合割合とした樹脂組成物を用いて、ジッパーテープ20におる基材フィルム11に取り付けられる側に接着層23を設けている。
このため、ジッパーテープ20として、低温でも柔軟性を有し、ボイル殺菌や加熱調理などの熱処理が実施されても変形することがない十分な耐熱性が得られ、広い温度範囲で、開封および再封ができ、各種用途に利用できる。さらに、開封性および再封性が容易で確実にできる形状に成形する成形性が得られる。
このため、製袋時の基材フィルム11との接着性、特に耐熱性が付与されたポリプロピレン系樹脂を含有する基材フィルム11との接着性が得られる。したがって、確実に強固に取り付けられたジッパーテープ20により、ジッパーテープ付袋体1として良好な封止性を付与できる。
なお、本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
したがって、上記に開示した材質、層構成などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの材質などの限定の一部若しくは全部の限定を外した名称での記載は、本発明に含まれるものである。
さらに、図4に示すように、接着層23としては、雄側基体部211Aおよび雌側基体部221Aの長手方向の両側に設けてもよく、ドット状に設けるなどしてもよい。
ポリエチレン系樹脂とはエチレン単独重合体でもエチレンと他のα−オレフィンとの共重合体であってもよいが、耐熱性を考えると高密度ポリエチレン(High Density Polyethylene;HDPE)または直鎖状低密度ポリエチレン(linear low-density polyethylene;LLDPE)であることが好ましい。
ポリプロピレン系樹脂は、プロピレンと他のα−オレフィンとのコポリマーが好ましい。上記コポリマーはプロピレンと他のα−オレフィン(例えばエチレン、ブテン、ヘキセンなど)の一種、または、二種以上のコモノマーを含むもののいずれであってもよい。コポリマーはランダムコポリマー、ブロックコポリマーのいずれであってもよく、また、これらの樹脂単独であっても、数種類の混合物であってもよい。
ポリエチレン系樹脂が80質量%より多くなると、連結層25と雄側咬合部212および雌側咬合部222との相溶性が悪くなって、接着強度が低下してしまうおそれがあるためである。一方、ポリプロピレン系樹脂が80質量%より多くなると、連結層25と接着層23との相溶性が悪くなって、接着強度が低下してしまうおそれがあるためである。
10μmより薄くなると、接着層23と、雄側咬合部212および雌側咬合部222との間での十分な接着強度が得られ難くなる。一方、300μmより厚くなると、雄側帯状基部211および雌側帯状基部221の剛性が高くなり、ジッパーテープ付袋体1として開封や再封時の作業時に折れ曲がってしまうおそれがあるためである。
また、雄側帯状基部211および雌側帯状基部221における基材フィルム11に取り付けられる面に、基材フィルム11との接着性を向上するためのリブを設けてもよい。なお、リブを設ける場合には、リブの高さ寸法は、雄側帯状基部211および雌側帯状基部221の厚さ寸法としての制限を受けない。
なお、本発明はこれらの例によってなんら限定されるものではない。
以下の表1に示す原料(樹脂組成物)を用いて、L/D25押出機を用いて、230℃にて溶融混練し、口径が40mmで雄側咬合部212および雌側咬合部222を有する異形ダイから冷却水槽に導いて冷却固化して製造した。得られたジッパーテープ20の賦形性、成形性および表面の肌荒れ性を以下の方法で評価した。
さらに、得られたジッパーテープ20を用いて、ポリエチレンテレフタレート/レトルト用高密度ポリエチレンの基材フィルム11に取り付けてジッパー付き三方製袋機により袋体の横寸法190mm、袋の縦寸法273mmのジッパーテープ付袋体1を製袋した。そして、得られたジッパーテープ付袋体1の耐熱性および耐寒衝撃性を以下の方法で評価した。その結果を表2に示す。
(賦形性)
得られたジッパーテープ20の咬合性を、20個について試験者の官能評価により評価した。
○:咬合できた。
△:咬合できないものがある。
×:咬合できるものがない。
得られたジッパーテープ20の形を目視により確認するとともに、嵌合強度を20個で測定して評価した。嵌合強度は、デジタルフォースゲージ(イマダ社製)を用い、長手方向で50mmにカットしたジッパーテープ20の端部から2mmの部分を保持し、雌部材22は固定し、雄部材21を引き上げた際の強度を測定した。
○:嵌合強度は安定。
△:嵌合強度にばらつきはあるが生産可能。
×:嵌合強度のばらつきが大きく生産不可能。
得られたジッパーテープ20の表面の肌荒れ状態を、20個について試験者の目視により評価した。
○:肌荒れがない。
×:肌荒れがある。
得られたジッパーテープ付袋体1内に水を300ml入れた状態で収納した後、ジッパーテープ20を咬合して封止した。水を収納したジッパーテープ付袋体1を、120℃10分でボイル加熱し、変形や溶出の有無を確認した。
○:変形および溶出はない。
×:変形や溶出が認められた。
得られたジッパーテープ付袋体1内に水を300ml入れた状態で収納した後、ジッパーテープ20を咬合して封止した。水を収納したジッパーテープ付袋体1を、1mの高さからコンクリート製の床面に落下させ、ジッパーテープ20の破断の有無を確認した。
○:破断なし。
×:破断あり。
比較例1として、実施例1の樹脂組成物に代えて、実施例1のポリエチレン系樹脂(A)のみを用いてジッパーテープを成形した以外は、実施例1と同様に評価した。その結果を表2に示す。
比較例2として、実施例1の樹脂組成物に代えて、実施例1のポリエチレン系樹脂(B)のみを用いてジッパーテープを成形した以外は、実施例1と同様に評価した。その結果を表2に示す。
比較例3として、実施例1の樹脂組成物に代えて、実施例1のポリエチレン系樹脂(A)およびポリエチレン系樹脂(B)を、それぞれ70質量%と30質量%で配合したものを用いてジッパーテープを成形した以外は、実施例1と同様に評価した。その結果を表2に示す。
比較例4として、実施例1の樹脂組成物に代えて、実施例1のポリエチレン系樹脂(A)およびポリエチレン系樹脂(B)を、それぞれ30質量%と70質量%で配合したものを用いてジッパーテープを成形した以外は、実施例1と同様に評価した。その結果を表2に示す。
比較例5として、実施例1の樹脂組成物に代えて、東ソー株式会社製の商品名M60−4(直鎖状低密度ポリエチレン)(密度0.924g/cm3、メルトフローレート4g/10分、最高融解ピーク温度118℃)を用いてジッパーテープを成形した以外は、実施例1と同様に評価した。その結果を表2に示す。
ポリエチレン系樹脂(A)、ポリエチレン系樹脂(B)およびポリプロピレン系樹脂(C)の3種類を所定の配合割合とした樹脂組成物を用いることで、レトルト処理でも十分に対応できる耐熱性と、安定した咬合が得られる成形性との双方が得られることが認められた。
20…ジッパーテープ
21…雄部材
22…雌部材
23…接着層
25…連結層
211…雄側帯状基部
212…雄側咬合部
221…雌側帯状基部
222…雌側咬合部
Claims (8)
- 雄側咬合部が連設された雄側帯状基部を有する雄部材と、前記雄側咬合部が係脱可能に咬合する雌側咬合部が連設された雌側帯状基部を有する雌部材とを備えたジッパーテープであって、
(A)示差走査熱量計(DSC)による最高融解ピーク温度が120℃以上で、かつメルトフローレートが0.1g/10分以上1g/10分未満のポリエチレン系樹脂と、
(B)示差走査熱量計(DSC)による最高融解ピーク温度が120℃以上で、かつメルトフローレートが1g/10分以上6g/10分未満のポリエチレン系樹脂と、
(C)示差走査熱量計(DSC)による最高融解ピーク温度が155℃以上で、かつメルトフローレートが1g/10分以上10g/10分未満のポリプロピレン系樹脂と、が含有された樹脂組成物により、少なくとも一部が形成され、
前記樹脂組成物は、
前記ポリエチレン系樹脂(A)が、全樹脂組成物100質量%に対して35質量%以上70質量%以下、
前記ポリエチレン系樹脂(B)が、全樹脂組成物100質量%に対して10質量%以上20質量%以下、
前記ポリプロピレン系樹脂(C)が、全樹脂組成物100質量%に対して20質量%以上40質量%以下で含有されている
ことを特徴とするジッパーテープ。 - 請求項1に記載のジッパーテープにおいて、
前記雄部材および前記雌部材のうちの少なくともいずれか一方は、前記樹脂組成物により形成された層を有する積層構造に形成された
ことを特徴とするジッパーテープ。 - 請求項1または請求項2に記載のジッパーテープにおいて、
前記雄側帯状基部および前記雌側帯状基部のうちの少なくともいずれか一方は、前記樹脂組成物により形成された層を有する積層構造に形成された
ことを特徴とするジッパーテープ。 - 請求項3に記載のジッパーテープにおいて、
前記樹脂組成物により形成された層は、前記雄側帯状基部および前記雌側帯状基部における雄側咬合部または雌側咬合部が設けられた側と反対側の面に積層形成された
ことを特徴とするジッパーテープ。 - 請求項1または請求項2に記載のジッパーテープにおいて、
前記雄側帯状基部および前記雌側帯状基部のうちの少なくともいずれか一方は、前記樹脂組成物により形成された
ことを特徴とするジッパーテープ。 - 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のジッパーテープにおいて、
前記雄側帯状基部および前記雌側帯状基部のうちの少なくともいずれか一方は、前記雄側咬合部または前記雌側咬合部が設けられた面のうち、少なくとも前記雄側咬合部または前記雌側咬合部が連設する境界に、ポリエチレン系樹脂とポリプロピレン系樹脂との混合樹脂組成物により形成された層を有する
ことを特徴とするジッパーテープ。 - 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載のジッパーテープを備えた
ことを特徴とするジッパーテープ付袋体。 - 請求項7に記載のジッパーテープ付袋体において、
加熱処理用である
ことを特徴とするジッパーテープ付袋体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015019726A JP6553880B2 (ja) | 2015-02-03 | 2015-02-03 | ジッパーテープおよびジッパーテープ付袋体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015019726A JP6553880B2 (ja) | 2015-02-03 | 2015-02-03 | ジッパーテープおよびジッパーテープ付袋体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016140629A true JP2016140629A (ja) | 2016-08-08 |
JP6553880B2 JP6553880B2 (ja) | 2019-07-31 |
Family
ID=56569404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015019726A Active JP6553880B2 (ja) | 2015-02-03 | 2015-02-03 | ジッパーテープおよびジッパーテープ付袋体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6553880B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020195500A (ja) * | 2019-05-31 | 2020-12-10 | 出光ユニテック株式会社 | ジッパーテープおよびジッパーテープ付き容器 |
JP2021151501A (ja) * | 2016-08-10 | 2021-09-30 | 出光ユニテック株式会社 | 帯状部材、袋体、および袋体の製造方法 |
JP2021168782A (ja) * | 2020-04-15 | 2021-10-28 | タキロンシーアイ株式会社 | 嵌合具及び嵌合具付き袋体 |
JP2021168783A (ja) * | 2020-04-15 | 2021-10-28 | タキロンシーアイ株式会社 | 嵌合具及び嵌合具付き袋体 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4710968A (en) * | 1985-09-11 | 1987-12-01 | First Brands Corporation | Trident interlocking closure profile configuration |
JPH10107A (ja) * | 1996-06-17 | 1998-01-06 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | 咬合具及び咬合具付き包装袋 |
JPH11349009A (ja) * | 1998-06-10 | 1999-12-21 | Itochu San Plus Kk | 咬合具及び咬合具付袋体 |
JP2005131185A (ja) * | 2003-10-31 | 2005-05-26 | Ci Sanplus Kk | 嵌合具及び嵌合具付包装用袋体 |
JP2009018052A (ja) * | 2007-07-12 | 2009-01-29 | C I Kasei Co Ltd | 嵌合具及び嵌合具付包装用袋体 |
JP2012012032A (ja) * | 2010-06-29 | 2012-01-19 | Asahi Kasei Chemicals Corp | カバーテープ |
-
2015
- 2015-02-03 JP JP2015019726A patent/JP6553880B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4710968A (en) * | 1985-09-11 | 1987-12-01 | First Brands Corporation | Trident interlocking closure profile configuration |
JPH10107A (ja) * | 1996-06-17 | 1998-01-06 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | 咬合具及び咬合具付き包装袋 |
US5955160A (en) * | 1996-06-17 | 1999-09-21 | Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. | Snap zipper and a bag with the same |
JPH11349009A (ja) * | 1998-06-10 | 1999-12-21 | Itochu San Plus Kk | 咬合具及び咬合具付袋体 |
JP2005131185A (ja) * | 2003-10-31 | 2005-05-26 | Ci Sanplus Kk | 嵌合具及び嵌合具付包装用袋体 |
JP2009018052A (ja) * | 2007-07-12 | 2009-01-29 | C I Kasei Co Ltd | 嵌合具及び嵌合具付包装用袋体 |
JP2012012032A (ja) * | 2010-06-29 | 2012-01-19 | Asahi Kasei Chemicals Corp | カバーテープ |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021151501A (ja) * | 2016-08-10 | 2021-09-30 | 出光ユニテック株式会社 | 帯状部材、袋体、および袋体の製造方法 |
JP7387676B2 (ja) | 2016-08-10 | 2023-11-28 | 出光ユニテック株式会社 | 袋体の製造方法 |
JP2020195500A (ja) * | 2019-05-31 | 2020-12-10 | 出光ユニテック株式会社 | ジッパーテープおよびジッパーテープ付き容器 |
JP2021168782A (ja) * | 2020-04-15 | 2021-10-28 | タキロンシーアイ株式会社 | 嵌合具及び嵌合具付き袋体 |
JP2021168783A (ja) * | 2020-04-15 | 2021-10-28 | タキロンシーアイ株式会社 | 嵌合具及び嵌合具付き袋体 |
JP7430566B2 (ja) | 2020-04-15 | 2024-02-13 | タキロンシーアイ株式会社 | 嵌合具及び嵌合具付き袋体 |
JP7430567B2 (ja) | 2020-04-15 | 2024-02-13 | タキロンシーアイ株式会社 | 嵌合具及び嵌合具付き袋体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6553880B2 (ja) | 2019-07-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4856853B2 (ja) | チャックテープ及びチャックテープ付き包装袋 | |
JP5410291B2 (ja) | 咬合具、咬合具付き包装袋および咬合具付き包装袋の製造方法 | |
JP6791728B2 (ja) | ポリプロピレン系延伸シーラントフィルム及びこれを用いたフィルム積層体 | |
JP6553880B2 (ja) | ジッパーテープおよびジッパーテープ付袋体 | |
WO2006090693A1 (ja) | 咬合具付きテープ | |
JP4841977B2 (ja) | 嵌合具および嵌合具付袋体 | |
KR20220045043A (ko) | 포장체 | |
JP6898799B2 (ja) | ポリプロピレン系縦一軸延伸フィルム及びフィルム積層体並びに袋状物 | |
JP2016098033A (ja) | チャック付き包装袋 | |
US20140314343A1 (en) | Shape-retaining tape, zipper tape, packaging bag, method for manufacturing shape-retaining tape, madhod for manufacturing zipper tape | |
JP4503958B2 (ja) | 咬合具および包装袋 | |
JP2012085742A (ja) | 輸液バッグ用積層体および輸液バッグ | |
JP4803848B2 (ja) | 樹脂シートおよび樹脂製容器 | |
JP2009018052A (ja) | 嵌合具及び嵌合具付包装用袋体 | |
JP2016098035A (ja) | チャック付き包装袋 | |
JP6822198B2 (ja) | シーラント用接着剤及び易剥離性フィルム | |
JP2011167260A (ja) | 嵌合具 | |
JP6415837B2 (ja) | 積層フィルムおよび包装体 | |
JP4841883B2 (ja) | プラスチックチャックおよびそれを備えた袋体 | |
JP4139472B2 (ja) | 咬合具及び咬合具付袋体 | |
JP2016098036A (ja) | チャック付き包装袋 | |
JP4136645B2 (ja) | 嵌合具 | |
JP2016098034A (ja) | チャック付き包装袋 | |
JP3773279B2 (ja) | 咬合具及び咬合具付包装用袋 | |
JPH0752961A (ja) | 咬合具及び咬合具付き包装袋 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171225 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181204 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190201 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190618 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190705 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6553880 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |