JP2005131185A - 嵌合具及び嵌合具付包装用袋体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】雄型雌型を有する嵌合可能な一対の嵌合具において、袋本体との融着部以外の部分は、示差熱量計によるメイン融解ピーク温度が150℃以上で、230℃におけるメルトフローレートが0.5g/10分〜20g/10分であるポリプロピレン系樹脂組成物Aからなり、また袋本体との融着部は、示差熱量計によるメイン融解ピーク温度が140℃以上であり、230℃におけるメルトフローレートが0.1g/10分〜20g/10分であるポリプロピレン系樹脂組成物Bとからなり、ポリプロピレン系樹脂組成物A融解温度よりポリプロピレン系樹脂組成物B融解温度が10℃以上低い嵌合具並び袋本体に融着してなる嵌合具付包装用袋体。
【選択図】図4
Description
また、必要に応じて公知の添加剤、例えば安定剤、酸化防止剤、滑剤、帯電防止剤、着色剤等を本発明の趣旨を阻害しない範囲内で用いることができる。
図2は、融着部以外の部分と融着部の構造を示した本発明である嵌合具の他の例を概略図で示したものである。
図3は、本発明の嵌合具付包装用袋体の正面図を示したものである。
図4は、図3のII−II線に沿った断面図を示したものである。
パーキンエルマー社製の示差走査熱量計DSC−7型を用いて、JIS K7121に準じて加熱速度10℃/分にて求めた。
東洋精機製作所社製のメルトインデクサーを用いて、JIS K7210に準じて230℃、2.16kg荷重にて測定した。
135℃にコントロールされたグリセリン浴中に浸漬する前の寸法を(a)とし、15分間浸漬させて取り出してから30分間放冷した後の寸法を(b)として、下記の数式より収縮率を測定した。
熱収縮率(%)=((a)−(b))/(a)×100
東洋精機製作所製熱傾斜試験機を用いて、基材フィルムの融着層と嵌合具の融着部との熱融着を行い、試験片を得た。基材フィルムとしては、PET/ONy/Al/CPP(12μ/15μ/7μ/80μ)のラミネートフィルムを用いた。また、嵌合具の融着部としては、雄型側の非開封側のフラット部分をカットして、幅5mm、長手方向の長さ25cmになるように切り取ったものを用いた。また、熱傾斜試験機の融着条件として融着圧力1.0kgf/cm2、融着時間1.0秒とした。
東洋精機製作所製ストログラフ引張試験機を用いて、上記の熱融着した試験片の基材フィルムと嵌合具の融着部との融着強度を測定した。融着温度は、基材フィルムと嵌合具の融着部との融着強度が1.5kg以上に達した温度とした。また、融着強度を測定する引張速度は200mm/分であり、上記の熱融着及び融着温度測定は温度23℃、湿度50%の恒温室で行った。
嵌合具における融着部以外の部分の材料として、示差熱量計によるメイン融解ピーク温度が160℃であり、メルトフローレートが2.1g/10分であるプロピレン単独重合体(住友化学社製 ノーブレン FS2016)100重量%からなる樹脂組成物を用意した。融着部の材料として、示差熱量計によるメイン融解ピーク温度が148℃であり、メルトフローレートが7.5g/10分であるエチレン・プロピレン・ブテン−1ランダム共重合体(住友化学社製 ノーブレン FL8115)100重量%からなる樹脂組成物を用意した。
嵌合具における融着部以外の部分の材料として、示差熱量計によるメイン融解ピーク温度が162℃であり、メルトフローレートが2.5g/10分であるエチレン・プロピレンブロック共重合体(住友化学社製 エクセレン KS3511E1)100重量%からなる樹脂組成物を用意した。融着部の材料として、示差熱量計によるメイン融解ピーク温度が142℃であり、メルトフローレートが6.0g/10分であるエチレン・プロピレン・ブテン−1ランダム共重合体(住友化学社製 ノーブレン FL6412)100重量%からなる樹脂組成物を用意した以外は実施例1と同様にして嵌合具を得た。本嵌合具の熱収縮率と融着温度を表1に示す。
嵌合具における融着部以外の部分の材料として、示差熱量計によるメイン融解ピーク温度が162℃であり、メルトフローレートが2.5g/10分であるエチレン・プロピレンブロック共重合体(住友化学社製 エクセレン KS3511E1)100重量%からなる樹脂組成物を用意した。融着部の材料として、示差熱量計によるメイン融解ピーク温度が160℃であり、メルトフローレートが2.1g/10分であるプロピレン単独重合体(住友化学社製 ノーブレン FS2016)100重量%からなる樹脂組成物を用意した以外は実施例1と同様にして嵌合具を得た。本嵌合具の熱収縮率と融着温度を表1に示す。
嵌合具における融着部以外の部分の材料として、示差熱量計によるメイン融解ピーク温度が160℃であり、メルトフローレートが2.1g/10分であるプロピレン単独重合体(住友化学社製 ノーブレン FS2016)100重量%からなる樹脂組成物を用意した。融着部の材料として、示差熱量計によるメイン融解ピーク温度が132℃であり、メルトフローレートが3.6g/10分であるエチレン・プロピレン共重合体(三井住友ポリオレフィン社製 三井住友ポリプロ FS3611)100重量%からなる樹脂組成物を用意した以外は実施例1と同様にして嵌合具を得た。本嵌合具の熱収縮率と融着温度を表1に示す。
嵌合具における融着部以外の部分と融着部の材料として、示差熱量計によるメイン融解ピーク温度が160℃であり、メルトフローレートが2.1g/10分であるプロピレン単独重合体(住友化学社製 ノーブレン FS2016)100重量%からなる樹脂組成物を用意した以外は実施例1と同様にして嵌合具を得た。本嵌合具の熱収縮率と融着温度を表1に示す。
嵌合具における融着部以外の部分と融着部の材料として、示差熱量計によるメイン融解ピーク温度が148℃であり、メルトフローレートが7.5g/10分であるエチレン・プロピレン・ブテン−1ランダム共重合体(住友化学社製 ノーブレン FL8115)100重量%からなる樹脂組成物を用意した以外は実施例1と同様にして嵌合具を得た。本嵌合具の熱収縮率と融着温度を表1に示す。
1b 融着部
2 嵌合部
2a 雄型嵌合部
2b 雌型嵌合部
3 嵌合具付包装用袋本体
4 基材フィルム(OPP/CPP)
Claims (3)
- 雄型と雌型とを有する互いに嵌合可能な一対の嵌合具において、雄型側と雌型側との嵌合具には、それぞれ袋本体との融着部以外の部分と融着部とを有し、袋本体との融着部以外の部分は、示差熱量計によるメイン融解ピーク温度が150℃以上であり、230℃におけるメルトフローレートが0.5g/10分〜20g/10分であるポリプロピレン系樹脂組成物(A)からなり、また袋本体との融着部は、示差熱量計によるメイン融解ピーク温度が140℃以上であり、230℃におけるメルトフローレートが0.1g/10分〜20g/10分であるポリプロピレン系樹脂組成物(B)からなり、ポリプロピレン系樹脂組成物(A)のメイン融解ピーク温度よりポリプロピレン系樹脂組成物(B)のメイン融解ピーク温度が10℃以上低いことを特徴とする嵌合具。
- 135℃にコントロールされたグリセリン浴中に15分間浸漬し、取り出してから30分間放冷したものの寸法変化率が、処理前の寸法の3%以内であることを特徴とする請求項1に記載の嵌合具。
- 請求項1又は請求項2に記載の嵌合具を、その融着部を介して袋本体に融着してなることを特徴とする嵌合具付包装用袋体。
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JP2003372126A JP2005131185A (ja) | 2003-10-31 | 2003-10-31 | 嵌合具及び嵌合具付包装用袋体 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8481135B2 (en) | 2005-06-27 | 2013-07-09 | C.I. Kasei Company, Limited | Engaging member and packing bag with engaging member |
JP2016140629A (ja) * | 2015-02-03 | 2016-08-08 | 出光ユニテック株式会社 | ジッパーテープおよびジッパーテープ付袋体 |
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2003
- 2003-10-31 JP JP2003372126A patent/JP2005131185A/ja active Pending
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