JP3773279B2 - 咬合具及び咬合具付包装用袋 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、咬合具(凹凸咬合具)及び咬合具付包装用袋に関し、詳しくは従来のポリプロピレン製咬合具に比べて、低温ヒートシール性,柔軟性等に優れ、しかも充分な溶着強度を有する咬合具及び咬合具付包装用袋に関する。本発明の咬合具付包装用袋は、乾燥食品,菓子等の食品の包装や、シャツ,ニットウエア等の衣料品の包装、その他各種雑貨の包装などに有効に利用することができる。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
結晶性プロピレン樹脂からなる咬合具は既知である。また、咬合具付包装用袋(いわゆるチャック袋)の製造方法としては、咬合具付のフィルムを同時押出成形する方法や、フィルム上に咬合具を押出溶着する方法があるが、ハンドリングのしにくさや、コストの面から、咬合具のみを製造し、これを袋本体フィルムに溶着する方法が採用されている。
【0003】
しかしながら、従来の結晶性プロピレン樹脂からなる咬合具は、必ずしも低温のヒートシール性が充分でないなどの問題があり、さらに柔軟性も充分でないため、低温ヒートシール性,柔軟性,易潰し性に優れた咬合具が要望されていた。
【0004】
本発明は、従来の問題を解消し、低温ヒートシール性,柔軟性,易潰し性等に優れた咬合具と、このような咬合具を有する咬合具付包装用袋とを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は第1に、メルトインデックスが3〜10g/10分の結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体で形成されてなる、オルゼン剛性が4200〜7000kg/cm 2 である易潰し性の優れた咬合具を提供するものである。
【0006】
次に、本発明は第2に、メルトインデックスが3〜10g/10分の結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体95〜60重量%と、エチレン・ブテン−1共重合体単独又はエチレン・ブテン−1共重合体と低密度ポリエチレンの混合物5〜40重量%との混合物で形成されてなる、オルゼン剛性が4200〜7000kg/cm 2 である易潰し性の優れた咬合具を提供するものである。
【0007】
本発明の第1の咬合具は、メルトインデックスが3〜10g/10分の結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体で形成されてなる、オルゼン剛性が4200〜7000kg/cm 2 である易潰し性の優れた咬合具である。
結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体としては、メルトインデックス(MI)が3〜10g/10分のものが用いられる。ここでMIが前記値よりも小さいものであると、表面肌荒れが出やすく、生産速度が遅くなるため好ましくない。また、MIが前記値よりも大きいものであると、咬合具の形状保持がしにくくなるため好ましくない。
【0008】
この結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体は、プロピレンを主体とする三元のランダム共重合体であり、通常、エチレン含量1.0〜9.0重量%、ブテン−1含量0.5〜9.0重量%のもの、好ましくはエチレン含量1.5〜7.0重量%、ブテン−1含量1.5〜7.0重量%のものである。
ここで結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体の代わりに、結晶性ポリプロピレンからなるものや、エチレン・プロピレンゴムなどを用いたとしても、本発明の目的を達成することはできない。
【0009】
次に、本発明の第2の咬合具は、上記結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体と、エチレン・ブテン−1共重合体単独又はエチレン・ブテン−1共重合体と低密度ポリエチレンの混合物との混合物で形成されてなる、オルゼン剛性が4200〜7000kg/cm 2 である易潰し性の優れた咬合具である。
結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体は、上記本発明の第1において述べた通りである。
【0010】
本発明の第2においては、この結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体を主成分とし、これとエチレン・ブテン−1共重合体単独又は エチレン・ブテン−1共重合体と低密度ポリエチレンの混合物とを併用することが必要である。
【0011】
ここでエチレン・ブテン−1共重合体の密度は、通常、0.87〜0.89g/cm3である。
エチレン・ブテン−1共重合体としては、MIが0.4〜40g/10分、好ましくは1〜20g/10分のものが用いられる。ここでMIが前記値よりも小さいものであると、混合物としての分散性が低下するため好ましくない。また、MIが前記値よりも大きいものであると、ペレット化しづらくて、取扱いにくくなるため好ましくない。
このエチレン・ブテン−1共重合体としては、通常、ブテン−1含量5〜35重量%、好ましくは15〜25重量%のものが用いられる。
【0012】
一方、低密度ポリエチレンとしては、密度が0.900〜0.935g/cm3の範囲のものであれば、エチレンの単独重合体であってもよいし、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)などであってもよい。このような低密度ポリエチレンとしては、MIが1〜20g/10分、好ましくは2〜12g/10分のものが用いられる。ここでMIが前記値よりも小さいものであると、分散性が悪くなるため好ましくない。また、MIが前記値よりも大きいものであると、低分子量成分が増えて、ヒートシール性向上に寄与しないため好ましくない。
【0013】
本発明の第2においては、主成分であるMIが3〜10g/10分の結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体に配合する成分として、上記したエチレン・ブテン−1共重合体単独か、或いはエチレン・ブテン−1共重合体と低密度ポリエチレンの両者を混合して用いてもよい。
【0014】
本発明の第2におけるMIが3〜10g/10分の結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体と、エチレン・ブテン−1共重合体単独又はエチレン・ブテン−1共重合体と低密度ポリエチレンの混合物との配合割合は 、前者95〜60重量%に対し、後者5〜40重量%、好ましくは前者95〜75重量%に対し、後者5〜25重量%である。
【0015】
ここでMIが3〜10g/10分の結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体の配合割合が60重量%未満であると、換言すればエチレン・ブテン−1共重合体単独又はエチレン・ブテン−1共重合体と低密度ポリエチレンの混合物の配合割合が40重量%を超えると、このエチレン・ブテン−1共重合体単独又はエチレン・ブテン−1共重合体と低密度ポリエチレンの混合物を配合したことによる効果、すなわち柔軟性の向上に対して、柔軟性があり過ぎるため好ましくない。
【0016】
本発明の第2において、MIが3〜10g/10分の結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体と併用するエチレン・ブテン−1共重合体単独又はエチレン・ブテン−1共重合体と低密度ポリエチレンの混合物の代わりに、エチレン・プロピレンゴムなどを用いたとしても、柔軟性は向上するが、ヒートシール強度が低く、しかも1kg時のヒートシール温度が高くなるなどして、本発明の目的を達成することはできない。
【0017】
なお、本発明の第1の咬合具や第2の咬合具においては、スリップ剤は必須であるが、本発明の目的を損なわない範囲内において、必要により、帯電防止剤,顔料などを添加することもできる。
【0018】
上記した如きMIが3〜10g/10分の結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体と、エチレン・ブテン−1共重合体単独又はエチレン・ブテン−1共重合体と低密度ポリエチレンの混合物より、咬合具を製造する方法については特に制限はなく、常法により製造することができるが、通常は押出成形により製造することができる。
また、咬合具の大きさや形状等についても特に制限はなく、この咬合具を付ける袋の用途,大きさ等に応じて適宜決定すればよい。第1図は、このようにして得られた本発明の第1及び第2の咬合具の一態様を示す断面図である。
【0019】
さらに、本発明は第3に、上記した本発明の第1のメルトインデックスが3〜10g/10分の結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体で形成されてなる、オルゼン剛性が4200〜7000kg/cm 2 である易潰し性の優れた咬合具を有する咬合具付包装用袋を提供するものである。
【0020】
また、本発明は第4に、上記した本発明の第2のMIが3〜10g/10分の結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体95〜60重量%と、エチレン・ブテン−1共重合体単独又はエチレン・ブテン−1共重合体と低密度ポリエチレンの混合物5〜40重量%との混合物で形成されてなる、オルゼン剛性が4200〜7000kg/cm 2 である易潰し性の優れた咬合具を有する咬合具付包装用袋を提供するものである。
【0021】
本発明の第3及び第4における咬合具付包装用袋は、上記した如き本発明の第1或いは第2の咬合具を袋内部に有するものであればよく、袋自体は既知のものを使用することができる。袋の材質や大きさ,厚み等については特に制限はなく、袋の用途等に応じて適宜決定すればよい。食品や雑貨等の用途に使用する場合には、通常は、袋を構成するフィルムとしては、PET/CPP(二軸延伸ポリエステル/ポリプロピレン)の積層フィルムなどが用いられる。
また、咬合具を袋に取付ける方法としては、通常、まず咬合具のみを製造し、これを袋本体フィルムに溶着する既知の方法を採用すればよい。第2図は、このようにして得られた本発明の第3及び第4の咬合具付包装用袋の一態様を示す正面図であり、第3図はそのA−A線断面図(中央部縦断面図)である。図中、符号1が咬合具であり、符号2はヒートシール部である。
【0022】
このようにして本発明の第3及び第4の咬合具付包装用袋を得ることができる。一般的には、ヒートシール,超音波シール等によって、咬合具付包装用袋ができる。
【0023】
【実施例】
次に、本発明を実施例により詳しく説明する。
製造例1(咬合具Aの製造)
MIが6.5g/10分であり、エチレン含量が2.4重量%であって、ブテン−1含量が3.4重量%の結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体を用い、これを200℃で押出成形し、水冷することにより第1図に示す如き咬合具Aを得た。
【0024】
製造例2〜6(咬合具B〜Fの製造)及び比較製造例1(咬合具Gの製造)
MIが6.5g/10分であり、エチレン含量が2.4重量%であって、ブテン−1含量が3.4重量%の結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体に、MIが3.5g/10分であって、ブテン−1含量が20重量%のエチレン・ブテン−1共重合体を第1表に示す割合で配合したものを用い、これらをそれぞれ200℃で押出成形し、水冷することにより第1図に示す如き咬合具B〜Gを得た。
【0025】
比較製造例2(咬合具Hの製造)
MIが7.0g/10分であり、エチレン含量が3.5重量%のポリプロピレンを用い、これを200℃で押出成形し、水冷することにより第1図に示す如き咬合具Hを得た。
【0026】
比較製造例3(咬合具Iの製造)
MIが6.5g/10分であり、エチレン含量が2.4重量%であって、ブテン−1含量が3.4重量%の結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体に、MIが8.6g/10分であり、プロピレン含量が22重量%のエチレン・プロピレンゴム(EPR)を25重量%配合したものを用い、これを200℃で押出成形し、水冷することにより第1図に示す如き咬合具Iを得た。
【0027】
実施例1〜6
製造例1〜6で得られた咬合具A〜Fを、PET/CPP(二軸延伸ポリエステル/ポリプロピレン、全厚み53μm)フィルムのCPP側に熱溶着して、第2図及び第3図に示す如き7種の咬合具付包装用袋を得た。
得られた咬合具付包装用袋について、ヒートシール温度、ヒートシール強度、オルゼン剛性を測定した。オルゼン剛性としては、用途によって異なるが、通常、3000〜7000kg/cm2程度のものが良い。結果を第1表に示す。
なお、ヒートシール温度は、熱傾斜試験機により、300g/15mm幅、1kg/15mm幅の強度を示す温度とした。
また、ヒートシール強度については、ヒートシール強度が15mm幅で2kg以上あるときを○とし、2kg未満であるときは×とした。
第1表に示すように、これらのものは、容易に溶着できるとともに、強い溶着力を示し、しかも咬合具の開封性、再封性に優れ、外観も良好なものであった。特に低温ヒートシール性、柔軟性、易潰し性に優れたものであった。なお、原料樹脂には、必要量のスリップ剤を配合しておいた。これは、比較例1〜3においても同様である。
【0028】
比較例1
実施例1において、製造例1で得られた咬合具Aの代わりに、比較製造例1で得られた咬合具Gを用いたこと以外は、実施例1と同様にして行ない、咬合具付包装用袋を得て物性を測定した。結果を第1表に示す。
この比較例1で得られた咬合具付包装用袋は、300g時のヒートシール温度は良好であったものの、1kg時のヒートシール温度が高く、しかもヒートシール強度が2kg未満であり、低いものであった。
【0029】
比較例2
実施例1において、製造例1で得られた咬合具Aの代わりに、比較製造例2で得られた咬合具Hを用いたこと以外は、実施例1と同様にして行ない、咬合具付包装用袋を得て物性を測定した。結果を第1表に示す。
この比較例2で得られた咬合具付包装用袋は、ヒートシール強度は良好であったものの、300g時及び1kg時のヒートシール温度が高いものであった。
【0030】
比較例3
実施例1において、製造例1で得られた咬合具Aの代わりに、比較製造例3で得られた咬合具Iを用いたこと以外は、実施例1と同様にして行ない、咬合具付包装用袋を得て物性を測定した。結果を第1表に示す。
この比較例3で得られた咬合具付包装用袋は、300g時のヒートシール温度は良好であったものの、1kg時のヒートシール温度が非常に高く、しかもヒートシール強度が低いものであった。
【0031】
製造例7(咬合具Jの製造)
製造例2〜6において、MIが3.5g/10分であって、ブテン−1含量が20重量%のエチレン・ブテン−1共重合体の代わりに、MIが8g/10分であって、密度が0.91g/cm3の直鎖状低密度ポリエチレン(出光石油化学株式会社製、モアテック 1018G)を5重量%の割合で用いたこと以外は、製造例2〜6と同様にして行ない、第1図に示す如き咬合具Jを得た。
【0032】
製造例8(咬合具Kの製造)
製造例2〜6において、MIが3.5g/10分であって、ブテン−1含量が20重量%のエチレン・ブテン−1共重合体の代わりに、該共重合体と、MIが8g/10分であって、密度が0.91g/cm3の直鎖状低密度ポリエチレン(出光石油化学株式会社製、モアテック 1018G)とをそれぞれ10重量%ずつ用いたこと以外は、製造例2〜6と同様にして行ない、第1図に示す如き咬合具Kを得た。
【0033】
実施例7
実施例1において、製造例1で得られた咬合具Aの代わりに、製造例7で得られた咬合具Jを用いたこと以外は、実施例1と同様にして行ない、咬合具付包装用袋を得て物性を測定した。結果を第1表に示す。
【0034】
実施例8
実施例1において、製造例1で得られた咬合具Aの代わりに、製造例8で得られた咬合具Kを用いたこと以外は、実施例1と同様にして行ない、咬合具付包装用袋を得て物性を測定した。結果を第1表に示す。
【0035】
【表1】
第1表
【0036】
【発明の効果】
本発明の咬合具は、低温ヒートシール性に優れたものであって、包装用袋への溶着の際のヒートシール温度を低くすることができる。
しかも本発明の咬合具であって、特定のエチレン・ブテン−1共重合体を配合したものは、柔軟性がより向上したものである。
また、本発明の咬合具は、易潰し性に優れたものである。
さらに、本発明の咬合具は、容易に溶着できるとともに、強い溶着力を示し、しかも咬合具の開封性、再封性に優れ、外観も良好なものである。
【0037】
なお、本発明の各種態様を示すと、以下の通りである。
(1).メルトインデックスが3〜10g/10分の結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体で形成されてなる、オルゼン剛性が4200〜7000kg/cm 2 である易潰し性の優れた咬合具。
【0038】
(2).結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体が、エチレン含量1.0〜9.0重量%、ブテン−1含量0.5〜9.0重量%である、前記(1)記載の咬合具。
【0039】
(3).メルトインデックスが3〜10g/10分の結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体95〜60重量%と、エチレン・ブテン−1共重合体単独又はエチレン・ブテン−1共重合体と低密度ポリエチレンの混合物5〜40重量%との混合物で形成されてなる、オルゼン剛性が4200〜7000kg/cm 2 である易潰し性の優れた咬合具。
【0040】
(4).結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体が、エチレン含量1.0〜9.0重量%、ブテン−1含量0.5〜9.0重量%であり、かつ、エチレン・ブテン−1共重合体が、MI0.4〜40g/10分、ブテン−1含量5〜35重量%である、前記(3)記載の咬合具。
【0041】
(5).メルトインデックスが3〜10g/10分の結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体で形成されてなる、オルゼン剛性が4200〜7000kg/cm 2 である易潰し性の優れた咬合具を有する咬合具付包装用袋。
【0042】
(6).結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体が、エチレン含量1.0〜9.0重量%、ブテン−1含量0.5〜9.0重量%である、前記(5)記載の咬合具付包装用袋。
【0043】
(7).メルトインデックスが3〜10g/10分の結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体95〜60重量%と、エチレン・ブテン−1共重合体単独又はエチレン・ブテン−1共重合体と低密度ポリエチレンの混合物5〜40重量%との混合物で形成されてなる、オルゼン剛性が4200〜7000kg/cm 2 である易潰し性の優れた咬合具を有する咬合具付包装用袋。
【0044】
(8).結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体が、エチレン含量1.0〜9.0重量%、ブテン−1含量0.5〜9.0重量%であり、かつ、エチレン・ブテン−1共重合体が、MI0.4〜40g/10分、ブテン−1含量5〜35重量%である、前記(7)記載の咬合具付包装用袋。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は、本発明の第1及び第2の咬合具の一態様を示す断面図である。
【図2】第2図は、本発明の第3及び第4の咬合具付包装用袋の一態様を示す正面図である。
【図3】第3図は、第2図のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 咬合具
2 ヒートシール部
Claims (4)
- メルトインデックスが3〜10g/10分の結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体で形成されてなる、オルゼン剛性が4200〜7000kg/cm 2 である易潰し性の優れた咬合具。
- メルトインデックスが3〜10g/10分の結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体95〜60重量%と、エチレン・ブテン−1共重合体単独又はエチレン・ブテン−1共重合体と低密度ポリエチレンの混合物5〜40重量%との混合物で形成されてなる、オルゼン剛性が4200〜7000kg/cm 2 である易潰し性の優れた咬合具。
- メルトインデックスが3〜10g/10分の結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体で形成されてなる、オルゼン剛性が4200〜7000kg/cm 2 である易潰し性の優れた咬合具を有する咬合具付包装用袋。
- メルトインデックスが3〜10g/10分の結晶性プロピレン・エチレン・ブテン−1ランダム三元共重合体95〜60重量%と、エチレン・ブテン−1共重合体単独又はエチレン・ブテン−1共重合体と低密度ポリエチレンの混合物5〜40重量%との混合物で形成されてなる、オルゼン剛性が4200〜7000kg/cm 2 である易潰し性の優れた咬合具を有する咬合具付包装用袋。
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JPH08300470A (ja) | 二軸延伸ポリプロピレンフィルム |
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