JPH05278179A - ストレッチラップ多層フィルム - Google Patents

ストレッチラップ多層フィルム

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JPH05278179A
JPH05278179A JP12530092A JP12530092A JPH05278179A JP H05278179 A JPH05278179 A JP H05278179A JP 12530092 A JP12530092 A JP 12530092A JP 12530092 A JP12530092 A JP 12530092A JP H05278179 A JPH05278179 A JP H05278179A
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ethylene
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melt flow
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copolymer
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Hisashi Oe
尚志 大江
Masaaki Matsushita
正明 松下
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 包装時のヒートシール性に優れ、且つ透明
性、粘着性、引裂強度、包装時に皺、弛みの生じないポ
リオレフィン系ストレッチラップ多層フィルムを提供す
る。 【構成】 中間層がプロピレン−エチレンランダム共重
合体および線状低密度ポリエチレンからなる樹脂組成物
であり、その両側にエチレン−酢酸ビニル共重合体を積
層した三層からなるストレッチラップ多層フィルムであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多層フィルムに関し、更
に詳しくは透明性、粘着性、引裂強度のバランスが良
く、包装時のヒートシール温度範囲が広く皺、弛みの発
生が無く包装適性が非常に優れたストレッチラップ多層
フィルムに関するものである。
【0002】
【従来技術および問題点】野菜、肉、鮮魚等の生鮮食品
を直接またはトレーに載せた状態でストレッチ包装する
ためのプリパッケージ用フィルムとしては、従来のポリ
塩化ビニル系フィルムに代わり、低密度ポリエチレン、
線状低密度ポリエチレンやエチレン−酢酸ビニル共重合
体等のポリオレフィン系樹脂組成物のストレッチフィル
ムが多数開発されている。
【0003】例えば、特開昭61−44635号公報で
はプロピレンとエチレンおよびC4−8のα−オレフィ
ンの少なくとも1種とのプロピレン−α−オレフィンラ
ンダム共重合体を中間層に、エチレン−酢酸ビニル共重
合体を外層とするストレッチ包装用フィルムが提案され
ている。また、特公平02−1668号公報ではポリプ
ロピレン系樹脂と低結晶性エチレン−α−オレフィン共
重合体とを配合した樹脂組成物を中間層に、エチレン−
酢酸ビニル共重合体を外層とする多層フィルムが提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポリオ
レフィン系樹脂組成物のストレッチフィルムの場合、ポ
リ塩化ビニル系フィルムと比較すると、包装後ヒートシ
ールしないと重なり合わせた部分が剥離してしまい、良
好な包装が出来ない等の問題がある。従って、透明性、
粘着性、引裂強度、包装時に皺、弛みの発生のない良好
な状態を保ったままで、ヒートシール温度範囲を広くす
ることが非常に重要である。特に高温側に温度範囲を広
げることが望ましい。しかし、従来開発されたストレッ
チラップ包装用フィルムでは、この点を充分満足出来る
ものが無い。
【0005】例えば、特開昭61−44635号公報で
は、プロピレン−エチレン−ブテン−1共重合体、プロ
ピレン−エチレン共重合体、プロピレン−ヘキセン−1
共重合体を伸長性、柔軟性、引裂強度の改良を目的に中
間層に使用しているため、α−オレフィン含有量が4〜
19重量%と比較的高濃度であり、トレー包装において
角度が破れることなく良好な包装が出来ることを確認し
ているに過ぎず、ヒートシール温度範囲を広げる点につ
いては不十分である。
【0006】特公平02−1668号公報では、特に耐
寒性、剛性の改良を目的にしてなされ、実際にはホモポ
リプロピレン樹脂に低結晶性エチレン−α−オレフィン
共重合体つまりゴム成分を使用し剛性を保つためにポリ
プロピレン系樹脂78〜90重量%と高濃度にしてい
る。しかしながら、ストレッチラップ多層フィルムの場
合、本件の様に剛性が高いと皺、弛みが発生するために
良好な包装物を得ることは困難である。
【0007】
【発明の目的】本発明の目的は、従来のストレッチ多層
フィルムと類似するものの、前記の問題点を解決し、特
に従来のフィルムが有していた粘着性、透明性、引裂強
度等を損なうことなくヒートシール温度範囲の増幅を図
り、色々な自動突上式包装機や手動包装において皺、弛
み等の発生がなく良好な包装物が得られ、ピロー包装に
も使用できるフィルムを提供することにある。
【0008】
【問題点を解決するための手段】ポリオレフィン系のス
トレッチラップ多層フィルムは、粘着性、耐突き刺し性
等を考慮して一般的に中間層にエチレン−α−オレフィ
ン共重合体を使用しこの層の両側にエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体を積層したものが多い。しかし、これらは包
装時の仕上がり、包装後の防曇性については優れている
が、包装の最後にヒートシールする時に非常に狭い温度
範囲でしか性能を発揮できないため、非常に取扱辛く問
題発生の原因になっている。
【0009】そこで、他の特性を悪化させることなく、
この問題を解決する手段として高温側にヒートシール温
度範囲を広げることを前提に開発を進めた結果、 (1)低温側のヒートシール性確保のため、両外層はエ
チレン−酢酸ビニル共重合体とする。 (2)中間層の樹脂を融点の高いプロピレン−エチレン
ランダム共重合体の中から選択し、高温側のヒートシー
ル温度範囲を広げる。 ことを見出し、本発明に到達した。
【0010】すなわち、本発明は、融点が140〜15
0℃でメルトフローレートが1〜10g/10分(23
0℃)のプロピレン−エチレンランダム共重合体75〜
50重量%および密度0.895〜0.915g/cm
でメルトフローレートが0.4〜5.0g/10分
(190℃)の線状低密度ポリエチレン25〜50重量
%からなる樹脂組成物を中間層とし、該中間層の両側に
酢酸ビニル含有量8〜25重量%でありメルトフローレ
ート0.2〜5.0g/10分(190℃)であるエチ
レン−酢酸ビニル共重合体からなる層を積層し三層を構
成してなるフィルムの引張弾性率が700〜2200k
g/cmになることを特徴とするストレッチラップ多
層フィルムに関する。
【0011】本発明の中間層の一方の樹脂組成物である
融点140℃〜150℃の範囲のプロピレン−エチレン
ランダム共重合体を75〜50重量%使用することによ
り、高温側にヒートシール温度範囲を広げたフィルムを
提供できる。融点が140℃未満の場合には、ヒートシ
ール温度範囲の増幅が小さく、150℃を越えると透明
性が低下し包装時に皺や弛みが入り易くなるためであ
る。このようなプロピレン−エチレンランダム共重合体
のエチレン含有量は2.0〜3.9重量%が好ましい。
【0012】また、メルトフローレートを1〜10g/
10分(230℃)に限定した理由は、1g/10分未
満だと押出時に混練不良を起こし透明性が悪くなり、1
0g/10分以上では成形時のフィルムの安定性が悪
く、品質も安定せず強度も低下してしまう。しかしなが
ら、プロピレン−エチレンランダム共重合体だけでは、
透明性が不足するという点と剛性が強過ぎ、三層フィル
ムを構成しても引張弾性率2200kg/cm以下が
達成出来ない。
【0013】この点を改良する方法として本発明では、
中間層の他方の樹脂組成物である密度0.895〜0.
915g/cm、メルトフローレート0.4〜5g/
10分(190℃)の線状低密度ポリエチレンを25〜
50重量%使用する。
【0014】ここで密度を0.895〜0.915g/
cmとしたのは、この範囲外の線状低密度ポリエチレ
ンは、透明性の悪化が激しく、ブレンドによる透明性の
改良が望めない。メルトフローレートを0.4〜5g/
10分(190℃)としたのは、0.4g/10分未満
では成形性が悪くなりプロピレン−エチレンランダム共
重合体と相溶性が悪くなり、5g/10分を越えるとフ
ィルムの強度が低下し、成形性も悪くなる。また、混合
比を25〜50重量%としているのは、25重量%未満
ではフィルムの剛性が改良されず、50重量%を越える
とヒートシール温度範囲の改良がなされないためであ
る。
【0015】また、線状低密度ポリエチレンとしてはエ
チレンとブテン−1,4−メチルペンテン−1、ヘキセ
ン−1およびオクテン−1のα−オレフィンの1種以上
との共重合体を使用できる。この様な線状低密度ポリエ
チレンのα−オレフィンの含有有量は2.5〜8.0モ
ル%が好ましく、例えば、エチレン−ブテン−1共重合
体の場合6.4〜14.7重量%(3.4〜8.0モル
%)、エチレン−4−メチルペンテン−1共重合体およ
びエチレン−ヘキセン−1共重合体の場合8.5〜1
8.0重量%(3.0〜6.8モル%)、エチレン−オ
クテン−1共重合体の場合10.0〜19.8重量%
(2.7〜5.8モル%)が好ましい。
【0016】更に、エチレン−酢酸ビニル共重合体層に
使用している物と同じ、特に食品衛生上問題の無い脂肪
酸エステル等の界面活性剤を約0.5〜5重量%添加し
ても良い。界面活性剤の添加は、自己粘着性、滑り性、
防曇性を調節するためにである。更にまた、触媒残渣の
悪影響を防止するために中和剤、酸化防止剤等を添加す
るのが好ましい。
【0017】本発明のストレッチラップの両外面を構成
する樹脂組成物は、エチレン−酢酸ビニル共重合体を主
成分とし、特に食品衛生上問題の無い脂肪酸エステル、
特にソルビタン、グリセリン、ポリグリセリン、ポリオ
キシ等の脂肪酸エステル、例えば、グリセリンモノオレ
ート、ソルビタンラウレート、ソルビタンオレート、ジ
グリセリンラウレート、ジグリセリンオレート、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル等の界面活性剤を約0.
5〜5重量%添加するのが好ましい。界面活性剤の添加
は、ストレッチラップ多層フィルムの光沢、透明性を阻
害せず、自己粘着性、滑り性、防曇性を改良するために
好ましい。
【0018】また、使用するエチレン−酢酸ビニル共重
合体としては、酢酸ビニル含量8〜25重量%、メルト
フローレート0.2〜5.0g/10分(190℃)、
好ましくは0.5〜3.0g/10分(190℃)が良
い。これは、酢酸ビニル含有量が8重量%未満になると
粘着性が出現せず、弾性回復性が低下し、低温側のヒー
トシール温度範囲が狭くなり、25重量%を越えると粘
着性が強すぎて包装適性が悪い。
【0019】また、メルトフローレートが0.2g/1
0分未満の場合には、成形時メルトフラクチャーが発生
したり包装時に伸びにくいために、皺等が発生し良好な
包装ができない、逆に5.0を越えるとフィルム製造時
の成形安定性が非常に悪くなるため好ましくない。
【0020】更にまた、耐熱性を改良するために、融点
140〜150℃以上、メルトフローレート1.0〜1
0g/10分(230℃)のプロピレン−エチレンラン
ダム共重合体または、エチレン−α−オレフィン(C
〜C)を0〜10重量%添加しても良い。
【0021】本発明によって構成された三層フィルムの
引張弾性率は700〜2200kg/cmを示し、ス
トレッチラップ包装用フィルムとして好適である。ここ
で、この三層フィルムの引張弾性率が2200kg/c
を越えると、フィルムのタテ、ヨコとも包装時に
皺、弛みが発生し良好な包装物が得られないためであ
る。また、本発明で構成された三層フィルムでは、引張
弾性率が700kg/cm未満になることはない。
【0022】なお、本発明においては、実際の商業ベー
スにおける歩留り向上を目的として、製品フィルムから
取り除いた耳部、中抜き部をペレット化し内層、外層に
約15重量%混合することもできる。これは、もし中間
層に戻した場合、中間層の組成が最適範囲から外れるこ
とがあり、ヒートシール温度範囲がバラツクための悪影
響を及ぼす。
【0023】本発明のストレッチラップ多層フィルム
は、中間層とその両側に積層される外層、内層の三層か
ら構成され、その厚さは、好ましくは8〜40μmであ
り、外層:中間層:内層の層厚比は特に制限されるもの
でないが、好ましくは5〜20:2〜15:5〜20が
良い。
【0024】また、本発明のストレッチラップ多層フィ
ルムは、上記した中間層樹脂組成物と外層・内層樹脂組
成物を複数の押出機を用いてインフレーション成形また
はTダイ成形による共押出成形等の公知の方法で積層成
形することができる。タテ方向とヨコ方向の引裂強度等
のバランスの良い機械的強度を有するフィルムを得るた
めには、インフレーション成形の共押出成形法を適用す
るのが好ましい。
【0025】
【発明の効果】本発明のポリオレフィン系ストレッチラ
ップ多層フィルムは、包装時のヒートシール性に優れ、
且つ透明性、粘着性、引裂強度、包装時に皺、弛みの生
じないものであり、従って、従来のポリ塩化ビニル系フ
ィルムに代替することが可能である。
【0026】
【実施例1】エチレン含有量2.9重量%、メルトフロ
ーレート5.0g/10分(230℃)、融点146℃
のプロピレン−エチレンランダム共重合体60重量%お
よび密度0.905g/cm,メルトフローレート
1.5g/10分(190℃)のエチレン−ブテン−1
共重合体(ブテン−1含有量:5.3モル%)30重量
%および界面活性剤ジグリセリンオレート(理研ビタミ
ン(株)製:商品名 O−71DE)マスターバッチ
(10重量%濃度:ベースポリマー 密度0.905g
/cm、メルトフローレート1.5g/10分(19
0℃)のエチレン−ブテン−1共重合体)10重量%を
混合し中間層樹脂組成物を得た。一方、酢酸ビニル含有
量15重量%、メルトフローレート0.8g/10分
(190℃)のエチレン−酢酸ビニル共重合体80重量
%および界面活性剤ジグリセリンオレート理研ビタミン
(株)製:商品名 O−71DE)マスターバッチ(1
0重量%濃度:ベースポリマー 酢酸ビニル含有量15
重量%、メルトフローレート0.8g/10分(190
℃)のエチレン−酢酸ビニル共重合体)を20重量%混
合し、外層・内層樹脂組成物を得た。次いで、上記の様
にしてえられた樹脂組成物をスクリュー径55mmφの
押出機3台を使用し、押出温度を中間層200℃、外層
・内層190℃で押し出し、中間層を3μm,外層・内
層をそれぞれ6μmで積層されるように、一台の環状ダ
イスに供給しブロー比5.0でインフレーション成形し
てストレッチラップ多層フィルムを得た。
【0027】得られた三層フィルムの各物性測定と、石
田衡機製WminiMARKII及び寺岡精樹機製のA
W2600Jr.PE型機を用いた自動包装機適性を発
泡ポリスチレントレーを使用し評価、(有)サンパック
製のハンドラッパーARC450型プリックEを用いて
発泡ポリスチレントレーに包装し、ハンドラッパー適性
の評価と熱板温度を変化させヒートシール温度範囲をそ
れぞれ測定した。それらの結果を第1表に示した。な
お、各物性は下記の方法により測定した。 メルトフローレート ASTM D1238に
準じて行った。 密度 ASTM D1505に
準じて測定した。 融点 ASTM D3417に
準じて測定した。 引張弾性率 ASTM D882に準
じて測定した。 弾性比 100%延伸時応力を5
0%延伸時応力で割った値 破断点伸び ASTM D882に準
じて測定した。 引裂強度 JIS K6781に準
じて測定した。 衝撃強度 JIS P8134準じ
振子貫通部の三角錘を1インチ球に変え測定した。 透明性(ヘイズ) ASTM D1003に
準じて測定した。 また、上記物性方法によって得られた100%延伸時応
力を50%延伸時応力で割った値がタテ.ヨコとも1〜
2の間では大きい程皺等が入りにくく、包装機での仕上
がりが良くなる。引裂強度においては、MD方向の値が
大きくなるとカット性が悪くなるので0.20kg以下
が望ましい。衝撃強度においては、5kg.cm以上あ
れば実用上問題ない。透明性についても、3%以下であ
れば特に問題無い。
【0028】
【実施例2】中間層樹脂組成物としてエチレン含有量
2.9重量%、メルトフローレート5.0g/10分
(230℃)、融点146℃のプロピレン−エチレンラ
ンダム共重合体70重量%および密度0.905g/c
、メルトフローレート1.5g/10分(190
℃)のエチレン−ブテン−1共重合体(ブテン−1含有
量:5.3モル%)20重量%とした以外は、実施例1
と同様に成形しストレッチラップ多層フィルムを得た。
得られた多層フィルムの物性、包装特性、ヒートシール
温度範囲を実施例1と同様に測定しその結果を第1表に
示した。
【0029】
【実施例3】中間層樹脂組成物としてエチレン含有量
2.9重量%、メルトフローレート5.0g/10分
(230℃)、融点146℃のプロピレン−エチレンラ
ンダム共重合体60重量%の代わりにエチレン含有量
3.3重量%、メルトフローレート2.3g/10分
(230℃)、融点143℃のプロピレン−エチレンラ
ンダム共重合体60重量%とした以外は、実施例1と同
様に成形しストレッチラップ多層フィルムを得た。得ら
れた多層フィルムの物性、包装特性、ヒートシール温度
範囲を実施例1と同様に測定しその結果を第1表に示し
た。
【0030】
【実施例4】層構成を外層5μm、中間層5μm、内層
5μmとした以外は、実施例1と同様に成形しストレッ
チラップ多層フィルムを得た。得られた多層フィルムの
物性、包装特性、ヒートシール温度範囲を実施例1と同
様に測定しその結果を第1表に示した。
【0031】
【実施例5】中間層樹脂組成物としてエチレン含有量
2.9重量%、メルトフローレート5.0g/10分
(230℃)、融点146℃のプロピレン−エチレンラ
ンダム共重合体60重量%および密度0.905g/c
、メルトフローレート1.5g/10分(190
℃)のエチレン−ブテン−1共重合体(ブテン−1含有
量:5.3モル%)30重量%の代わりにエチレン含有
量2.9重量%、メルトフローレート5.0g/10分
(230℃)、融点146℃のプロピレン−エチレンラ
ンダム共重合体70重量%および密度0.897g/c
,メルトフローレート3.0g/10分(190
℃)のエチレン−ブテン−1共重合体(ブテン−1含有
量:7.6モル%)20重量%とした以外は、実施例1
と同様に成形しストレッチラップ多層フィルムを得た。
得られた多層フィルムの物性、包装特性、ヒートシール
温度範囲を実施例1と同様に測定しその結果を第1表に
示した。
【0032】
【実施例6】中間層樹脂組成物としてエチレン含有量
2.9重量%、メルトフローレート5.0g/10分
(230℃)、融点146℃のプロピレン−エチレンラ
ンダム共重合体60重量%および密度0.905g/c
、メルトフローレート1.5g/10分(190
℃)のエチレン−ブテン−1共重合体(ブテン−1含有
量:5.3モル%)30重量%の代わりにエチレン含有
量3.3重量%、メルトフローレート2.3g/10分
(230℃)、融点143℃のプロピレン−エチレンラ
ンダム共重合体70重量%および密度0.897g/c
,メルトフローレート3.0g/10分(190
℃)のエチレン−ブテン−1共重合体(ブテン−1含有
量:7.6モル%)20重量%とした以外は、実施例1
と同様に成形しストレッチラップ多層フィルムを得た。
得られた多層フィルムの物性、包装特性、ヒートシール
温度範囲を実施例1と同様に測定しその結果を第1表に
示した。
【0033】
【比較例1】中間層樹脂組成物としてエチレン含有量
2.9重量%、メルトフローレート5.0g/10分
(230℃)、融点146℃のプロピレン−エチレンラ
ンダム共重合体60重量%および密度0.905g/c
、メルトフローレート1.5g/10分(190
℃)のエチレン−ブテン−1共重合体(ブテン−1含有
量:5.3モル%)30重量%の代わりにエチレン含有
量3.3重量%、メルトフローレート2.3g/10分
(230℃)、融点143℃のプロピレン−エチレンラ
ンダム共重合体30重量%および密度0.905g/c
,メルトフローレート1.0g/10分(190
℃)のエチレン−ブテン−1共重合体(ブテン−1含有
量:5.3モル%)60重量%とした以外は、実施例1
と同様に成形しストレッチラップ多層フィルムを得た。
得られた多層フィルムの物性、包装特性、ヒートシール
温度範囲を実施例1と同様に測定しその結果を第1表に
示した。
【0034】
【比較例2】中間層樹脂組成物としてエチレン含有量
2.9重量%、メルトフローレート5.0g/10分
(230℃)、融点146℃のプロピレン−エチレンラ
ンダム共重合体60重量%および密度0.905g/c
、メルトフローレート1.5g/10分(190
℃)のエチレン−ブテン−1共重合体(ブテン−1含有
量:5.3モル%)30重量%の代わりにエチレン含有
量4.1重量%、メルトフローレート2.7g/10分
(230℃)、融点135℃のプロピレン−エチレンラ
ンダム共重合体60重量%および密度0.905g/c
,メルトフローレート1.5g/10分(190
℃)のエチレン−ブテン−1共重合体(ブテン−1含有
量:5.3モル%)30重量%とした以外は、実施例1
と同様に成形しストレッチラップ多層フィルムを得た。
得られた多層フィルムの物性、包装特性、ヒートシール
温度範囲を実施例1と同様に測定しその結果を第1表に
示した。
【0035】
【比較例3】中間層樹脂組成物としてエチレン含有量
2.9重量%、メルトフローレート5.0g/10分
(230℃)、融点146℃のプロピレン−エチレンラ
ンダム共重合体60重量%および密度0.905g/c
、メルトフローレート1.5g/10分(190
℃)のエチレン−ブテン−1共重合体(ブテン−1含有
量:5.3モル%)30重量%の代わりにエチレン含有
量2.9重量%、メルトフローレート5.0g/10分
(230℃)、融点146℃のプロピレン−エチレンラ
ンダム共重合体90重量%とし、外層:中間層:内層を
5μm:5μm:5μmとした以外は実施例1と同様に
成形しストレッチラップ多層フィルムを得た。得られた
多層フィルムの物性、包装特性、ヒートシール温度範囲
を実施例1と同様に測定し、その結果を第1表に示し
た。
【0036】
【比較例4】中間層樹脂組成物としてエチレン含有量
2.9重量%、メルトフローレート5.0g/10分
(230℃)、融点146℃のプロピレン−エチレンラ
ンダム共重合体60重量%および密度0.905g/c
、メルトフローレート1.5g/10分(190
℃)のエチレン−ブテン−1共重合体(ブテン−1含有
量:5.3モル%)30重量%の代わりに、密度0.9
05g/cm,メルトフローレート1.5g/10分
(190℃)のエチレン−ブテン−1共重合体(ブテン
−1含有量:5.3モル%)90重量%とした以外は、
実施例1と同様に成形しストレッチラップ多層フィルム
を得た。得られた多層フィルムの物性、包装特性、ヒー
トシール温度範囲を実施例1と同様に測定しその結果を
第1表に示した。
【表1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 融点が140〜150℃でメルトフロー
    レートが1〜10g/10分(230℃)のプロピレン
    −エチレンランダム共重合体75〜50重量%および密
    度0.895〜0.915g/cmでメルトフローレ
    ートが0.4〜5・0g/10分(190℃)の線状低
    密度ポリエチレン25〜50重量%からなる樹脂組成物
    を中間層とし、該中間層の両側に酢酸ビニル含有量8〜
    25重量%であり、メルトフローレート0.2〜5.0
    g/10分(190℃)であるエチレン−酢酸ビニル共
    重合体からなる層を積層し三層を構成してなるフィルム
    の引張弾性率が700〜2200kg/cmになるこ
    とを特徴とするストレッチラップ多層フィルム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG92816A1 (en) * 2000-10-25 2002-11-19 Sumitomo Chemical Co Propylene-based polymer and film made of the same
JP2006315700A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Okamoto Ind Inc 食品包装用ストレッチフィルム
WO2009098730A3 (en) * 2008-02-08 2009-11-26 Akro-Flex S.A.S. Di Garegnani Antonio & C. High-strength and high-transparency extendable multilayer film
KR20200061303A (ko) * 2018-11-23 2020-06-02 (주)엘지하우시스 폴리프로필렌계 수지 조성물 및 이를 포함하는 적층시트

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