JP2016098034A - チャック付き包装袋 - Google Patents

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和記 山本
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Abstract

【課題】チャイルドプルーフ機能のあるチャック包装袋を提供すること。【解決手段】少なくとも表裏の面を有する袋本体50と、袋本体50の開口あるいは開口予定部3より底部側に第1のチャックテープT1 と第2のチャックテープT2 が上部側から順に並行して取り付けられたチャック付き包装袋であって、第1のチャックテープT1 は上部側の嵌合強度が底部側の嵌合強度よりも小さくなっており、第2のチャックテープT2 は、上部側の嵌合強度が底部側の嵌合強度よりも大きくなっている。【選択図】図1

Description

本発明は、柔軟性のある包装材を製袋した軟包装袋の技術分野に属し、チャック付き包装袋に関するものである。
従来より、食品や日用生活品などを収納して販売するために、柔軟性のある包装材からなる各種の包装袋が使用されている。そして、このような包装袋の一形態として、幼児を含む子供などが誤って開封しないように、いわゆるチャイルドプルーフ機能を持たせたものが知られている。例えば、特許文献1に記載のものは、周囲のヒートシール部の一部分に開封用ノッチを設けた包装袋であって、ヒートシール部に貫通穴が形成され、その貫通穴の外周縁にノッチが収容部と連通して開口するように形成され、それらの貫通穴およびノッチを覆い隠すように包装袋の表面に剥離可能な被覆シールを備えた構成をしており、これによって、悪戯や誤ってノッチを起点に包装袋の一部を破断し、包装袋を開封させたり、内容物を流出させたりしてしまうことを防ぐことができる。
特開2013−180827号公報
上記で挙げたチャイルドプルーフ機能付きの包装袋は、両側面一対の胴材の端部周囲をヒートシールして収容部を形成し、この収容部に内容物を収容してあり、ヒートシール部の一部分に開封用ノッチを設けたタイプであるが、チャックを取り付けた包装袋についても、チャイルドプルーフ機能の付いたものが望まれる。ところが、現在のところそのような包装袋は見当たらないのが実情である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、チャイルドプルーフ機能のあるチャック付き包装袋を提供することにある。
本発明に係るチャック付き包装袋は、少なくとも表裏の面を有する袋本体と、該袋本体の開口あるいは開口予定部より底部側に第1のチャックテープと第2のチャックテープが上部側から順に並行して取り付けられたチャック付き包装袋であって、前記第1のチャックテープは上部側の嵌合強度が底部側の嵌合強度よりも小さくなっており、前記第2のチャックテープは、上部側の嵌合強度が底部側の嵌合強度よりも大きくなっていることを特徴とする。
そして、上記のチャック付き包装袋において、前記第2のチャックテープの一部が、弱嵌合部となるように形成されていてもよい。
また、上記のチャック付き包装袋において、前記袋本体の前記第2のチャックテープよりも底部側に引っ張り用の補助部材が設けられていてもよい。
本発明のチャック付き包装袋は、幼児が第2のチャックテープの嵌合を外すことができないため、幼児は包装袋に充填された内容物を取り出すことができず、チャイルドプルーフ機能を有したものとなる。
本発明に係る第1実施形態によるチャック付き包装袋を示す正面図である。 図1の包装袋をX−X線に沿って切断した場合を示す断面図である。 図2の第1のチャックテープの拡大図である。 図2の第2のチャックテープの拡大図である。 チャックテープの嵌合強度の測定方法を示す図である。 本発明に係る第3実施形態によるチャック付き包装袋を示す断面図である。 本発明に係る第3実施形態の変形例によるチャック付き包装袋を示す断面図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから適宜変更し誇張してある。また、本発明における包装袋とは、内容物が収容されていない状態の包装袋だけでなく、内容物が収容された状態の包装袋も指すものである。
第1実施形態
(包装袋)
図1および図2に、第1実施形態の包装袋Pを示す。第1実施形態の包装袋Pは、少なくとも表裏の面を有する袋本体50と、袋本体50の開口あるいは開口予定部3より底部側に第1のチャックテープT1 と第2のチャックテープT2 が上部側から順に並行して取り付けられたものである。第1のチャックテープT1 は雄型テープ部材10と雌型テープ部材20で構成され、雄型テープ部材10が袋本体50の表裏の面の一方に取り付けられ、雌型テープ部材20が袋本体50の表裏の面の他方に取り付けられ、上部側の嵌合強度が底部側の嵌合強度よりも小さくなっている。また、第2のチャックテープT2 は雄型テープ部材10と雌型テープ部材20で構成され、雄型テープ部材10が袋本体50の表裏の面の他方に取り付けられ、雌型テープ部材20が袋本体50の表裏の面の一方に取り付けられ、上部側の嵌合強度が底部側の嵌合強度よりも大きくなっている。なお、図2に示す例では、袋本体50の表裏の面の一方に第1のチャックテープT1 の雄型テープ部材10を取り付け、袋本体50の表裏の面の他方に第2のチャックテープT2 の雄型テープ部材10を取り付ける例を示しているが、袋本体50の表裏の面の同じ面に、第1のチャックテープT1 の雄型テープ部材10および第2のチャックテープT2 の雄型テープ部材10を取り付けるようにしてもよい。
(袋本体)
図1および図2に示すように、袋本体50は、2枚の胴部フィルム1の間に、折込部を境界にして第1の面2aと第2の面2bとを有する底部フィルム2を折込部が内側になるように挿入し、第2の面2bの下縁部と第2の面2bと対向する胴部フィルム1の下縁部を除く開放縁部を閉じるようにヒートシールすることにより、左右の側部シール部4、上部シール部6、底部シール部7、第1のマチ部71、第2のマチ予定部72が形成されたものである。後述のように、第2のマチ予定部72の開口している部分から内容物を充填した後、第2のマチ予定部72の開口している部分を閉じるようにヒートシールすることにより底部ガセット部が形成され、スタンディングパウチ形態の包装袋が得られる。
また、図1に示すように、袋本体50は、袋本体の左縁部から右縁部に跨って延びる開口予定部3を含んでいる。開口予定部3には、開口され易くなるための易開封手段が設けられていてもよい。例えば易開封手段として、レーザー加工やカッターなどで形成されたハーフカット線などの易開封線を含んでいてもよい。また、胴部フィルム1を構成するフィルムの中に延伸フィルムを包含させ、延伸フィルムの延伸方向と開口予定部3の延びる方向とを一致させてもよい。また開口予定部3の縁部、つまり、側部シール部4にはノッチが形成されていてもよく、図1にはノッチが符号5として示されている。また図示しないが、ノッチ5の代わりに、傷痕群を形成してもよい。傷痕群はフィルムLを貫通するように設けてもよいし、表層つまり、後述のフィルムLの基材層Laのみを貫通するように設けてもよい。また開口予定部3には、開口場所であることを使用者に示すための表示が印刷などによって設けられていてもよい。
袋本体50に用いるフィルムLは、少なくともプラスチックフィルムを含むものであり、図2に示すように、少なくとも基材層Laにシーラント層Lbを積層した積層フィルムとすることができる。積層フィルムは、公知のドライラミネーション法または押出しラミネーション法(サンドイッチラミネーション法)などを用いて形成することができる。
基材層Laとしては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ナイロン6、ナイロン66、MXD6(ポリメタキシリレンアジパミド)などのポリアミド(PA)などのプラスチックフィルムを使用することができる。また基材層Laを構成するプラスチックフィルムは延伸されていることが好ましく、単独で使用しても複数を積層して使用してもよい。
シーラント層Lbとしては、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン・αオレフィン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、ポリプロピレン(PP)、または、これらの共重合体などを使用することができる。シーラント層Laは、上記の樹脂をフィルム状に製膜したものを、ドライラミネーション法または押出しラミネーション法で積層してもよく、また、上記の樹脂を押出しコートして積層することもできる。
また、充填される内容物や、充填後の取扱い条件、或いは、水蒸気その他のガスバリヤー性、遮光性、各種の機械的強度など必要とされる性能に応じて、基材層とシーラント層との間などに、例えば、中間層として、水蒸気その他のガスバリヤー層、遮光層、強度向上層などを積層してもよい。中間層をガスバリヤー層とする場合、中間層には、エチレン・酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリル、アルミニウム箔などの金属箔、シリカ、アルミナ、アルミニウムなどの蒸着層やPVDCの塗膜層を設けたプラスチックフィルムなどを使用することができる。これらのうち、金属箔またはアルミニウム蒸着層を設けたプラスチックフィルムは、不透明であるため遮光層を兼ねることもできる。また、中間層を強度向上層とする場合は、基材層Laで挙げられたプラスチックフィルムを使用することができる。
(チャックテープ)
第1のチャックテープT1 、第2のチャックテープT2 は、いずれも、雄型嵌合部のある雄型テープ部材10と雌型嵌合部のある雌型テープ部材20の組合せからなる。そして、第1のチャックテープT1 および第2のチャックテープT2 は、左右の側部シール部4に跨って開口予定部3と並行に設けられるものであり、図1には、第1のチャックテープT1 および第2のチャックテープT2 が開口予定部3と平行に設けられた例が示されている。なお、並行に配置されるとは、第1のチャックテープT1 および第2のチャックテープT2 が開口予定部3と平行に配置される例のみだけでなく、第1のチャックテープT1 または第2のチャックテープT2 の少なくとも一方が開口予定部3と交差しないように配置される例も含む概念である。
図3は、図2における第1のチャックテープT1 の拡大図であり、符号Aが包装袋Pの上部側を示し、符号Bが包装袋Pの底部側を示している。また、図4は、図2における第2のチャックテープT2 の拡大図であり、符号Aが包装袋Pの上部側を示し、符号Bが包装袋Pの底部側を示している。
第1のチャックテープT1 および第2のチャックテープT2 の雄型テープ部材10は、袋本体50を構成するフィルムLに熱融着されるテープ状の第2の基部14と、第2の基部14に連設される第1の基部11と、第1の基部11から立ち上がって長手方向に延びる幹部12と、その幹部12の先端に形成された断面略半円状の頭部13とから構成されており、頭部13の根元には、第1の係止段部13aと第2の係止段部13bが形成されている。
第1のチャックテープT1 および第2のチャックテープT2 の雌型テープ部材20は、袋本体50を構成するフィルムLに熱融着されるテープ状の第2の基部24と、第2の基部24に連設される第1の基部21と、第1の基部21から二股状にそれぞれが断面略円弧状に立ち上がって長手方向に延びる第1の腕部22と第2の腕部23とから構成されており、第1の腕部22の先端には、内向きに突き出た第1の係止爪部22aが形成され、第2の腕部23の先端には、内向きに突き出た第2の係止爪部23aが形成されている。
雌型テープ部材20の第1の係止爪部22aとこれに向き合う第2の係止爪部23aとの間には、雄型テープ部材10の幹部12と同程度の幅の隙間が設けられており、雌型テープ部材20における第1の腕部22と第2の腕部23とから形成される断面略半円状の凹部内に、雄型テープ部材10の頭部13が嵌合するようになっている。
第1の係止爪部22aが対向する第1の係止段部13aの面は、雄型テープ部材10の第1の基部11側から頭部13側に傾斜している。つまり、包装袋Pの矢状面において、第1の係止段部13aと幹部12とは鈍角になるように形成されている。これにより、第1の係止段部13aと第1の係止爪部22aとの引っ掛かりは弱くなり、第1の係止爪部22aは、第1の係止段部13aから外れやすくなっている。また、第2の係止爪部23aが対向する第2の係止段部13bの面は、雄型テープ部材10の頭部13側から第1の基部11側に傾斜している。つまり、包装袋Pの矢状面において、第2の係止段部13bと幹部12とは鋭角になるように形成されている。さらに、雄型テープ部材10と雌型テープ部材20が嵌合したときに、第1の係止段部13aと第1の係止爪部22aとの間には隙間が形成されている。これにより、第2の係止段部13bと第2の係止爪部23aとの引っ掛かりが維持され、第2の係止爪部23aは、第2の係止段部13aから外れにくくなっている。
第1実施形態のチャック付き包装袋Pでは、図2に示すように、第1のチャックテープT1 と第2のチャックテープT2 が袋本体50の上部側から順に取り付けられ、第1のチャックテープT1 は、第1の腕部22の方が、すなわち雄型テープ部材10の第1の係止段部13aと雌型テープ部材20の第1の係止爪部22aとが噛み合う方が袋本体50の上部側となるよう取り付けられ、第2のチャックテープT2 は、第2の腕部23の方が、すなわち雄型テープ部材10の第1の係止段部13bと雌型テープ部材20の第1の係止爪部23aとが噛み合う方が袋本体50の上部側となるよう取り付けられる。このことにより、包装袋Pに内圧が掛かった場合に第1のチャックテープT1 の嵌合が外れてしまうことを抑制することができるため、包装袋Pの密封性を高めることができる。
第1のチャックテープT1 および第2のチャックテープT2 を構成する雄型テープ部材10と雌型テープ部材20の材料としては、各種の材料を用いることができるが、中でも結晶性ポリオレフィン樹脂が好ましい。結晶性ポリオレフィン樹脂としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−α−オレフィン共重合体等のポリオレフィン系共重合体等が挙げられる。結晶性ポリオレフィン樹脂のメルトフローレート(JIS K 7210)は、0.5〜20g/10分が好ましい。メルトフローレートが0.5g/10分未満では、押出し成形性が劣り、メルトフローレートが20g/10分を越えると、形状安定性が劣る。
雄型テープ部材10と雌型テープ部材20の材料には、必要に応じて、安定剤、酸化防止剤、滑剤、帯電防止剤、着色剤等の公知の添加剤を加えてもよい。また、第2の基部14,24を設けなくてもよい。
そして、雄型テープ部材10と雌型テープ部材20は、例えば、押出成形法を用いて成形することができ、押出機を使用して材料を溶融混練し、それらの断面と同じ形状の開口を有するダイから溶融した材料を押し出し、冷却して固化することにより製造される。
第1のチャックテープT1 および第2のチャックテープT2 の取付けは、例えば、次のようにして行う。すなわち、雄型テープ部材10と雌型テープ部材20を嵌合させた状態の第1のチャックテープT1 および第2のチャックテープT2 を2枚の胴部フィルム1の間に挟み込んだ状態とし、胴部フィルム1の周縁をヒートシールによって溶着すると同時に、第1のチャックテープT1 および第2のチャックテープT2 を胴部フィルム1の内面にヒートシールによって溶着することで取り付ける。
包装袋Pの製造方法について説明する。まず、第1のチャックテープT1 および第2のチャックテープT2 が取り付けられ底部以外の開放縁部が閉じられた袋本体を準備する。次に、底部の開口している部分から内容物を充填した後、底部の開口している部分を閉じるようにヒートシールする。例えば、図1および図2に示すように、胴部フィルム1に第1のチャックテープT1 および第2のチャックテープT2 が取り付けられ、左右の側部シール部4、上部シール部6、底部シール部7、第1のマチ部71、第2のマチ予定部72が形成された包装袋Pを準備する。次に、第2のマチ予定部72の開口している部分から内容物を充填した後、第2のマチ予定部72の開口している部分を閉じるようにヒートシールすることにより底部ガセット部が形成され、スタンディングパウチ形態の包装袋Pが得られる。
次に、第1実施形態の包装袋Pの使用方法について説明する。袋本体50の開口予定部3のところから、袋本体50の上部を破断除去して開口を形成した後、袋本体50の第1のチャックテープT1 より上部側の表側の面と、袋本体50の第1のチャックテープT1 より上部側の裏側の面を摘まみ、表側の面と裏側の面を離反させるように引っ張ることにより、袋本体50の上部側から第1のチャックテープT1 の嵌合を外すことができる。次に、袋本体50の第2のチャックテープT2 より上部側の表側の面と、袋本体50の第2のチャックテープT2 より上部側の裏側の面を摘まみ、表側の面と裏側の面を離反させるように引っ張る。このとき、第2のチャックテープT2 の嵌合を外すには大きな力を必要とする。そのため、幼児は袋本体の上部側から第2のチャックテープT2 の嵌合を外すことができない。ここで、本発明における幼児とは、5歳以下のこどもを指すものである。
したがって、袋本体50の第2のチャックテープT2 より底部側の表側の面と、袋本体50の第2のチャックテープT2 より底部側の裏側の面を摘まみ、表側の面と裏側の面を離反させるように引っ張ることにより、袋本体50の底部側から第2のチャックテープT2 の嵌合を外し、内容物を取り出すことができる。しかし、幼児は、第2のチャックテープT2 の嵌合を袋本体50の底部側から外すという発想には至らず、袋本体50の上部側から第2のチャックテープT2 の嵌合を外そうとするので、内容物を取り出すことができない。
第1実施形態の包装袋Pにおいて、50mm幅における第1のチャックテープT1 の上部側の嵌合強度を3〜20Nとすることが好ましく、50mm幅における第1のチャックテープT1 の底部側の嵌合強度を20〜60Nとすることが好ましい。
第1実施形態の包装袋Pにおいて、袋本体50の底部側から第2のチャックテープT2 の嵌合を外す場合、50mm幅における第2のチャックテープT2 の上部側の嵌合強度を20〜60Nとすることが好ましく、45〜60Nとすることがさらに好ましい。また、袋本体50の上部側から第2のチャックテープT2 の嵌合を外す場合、幼児は外すことができず、大人が外すことができるようにするには、50mm幅における第2のチャックテープT2 の上部側の嵌合強度を20〜45Nとすることが好ましく、30〜45Nとすることがさらに好ましい。また、50mm幅における第2のチャックテープT2 の底部側の嵌合強度を3〜20Nとすることが好ましい。
例えば、チャックテープの嵌合強度は以下のようにして測定することができる。まず、チャックテープの幅W2が50mmとなるようにカットする。そして、テンシロン引張試験機(例えば、株式会社オリエンテック製、RTC−1310A)を使用し、図5に示すように、雄型テープ部材10の基部と雌型テープ部材20の基部が一直線上になるように、引張速度50mm/minで雄型テープ部材10の基部と雌型テープ部材20の基部を逆方向に引っ張る。ここで、嵌合強度とは、チャックテープの嵌合が外れるまでの間の最大引張強度を指す。
また、嵌合強度を調整するには、雄型テープ部材10の頭部13、または、雌型テープ部材20の腕部22,23の少なくともいずれかの形状を変更してもよいし、形状は変更せず材質を変更するようにしてもよい。
第2実施形態
次に、第2実施形態の包装袋Pについて説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、第1実施形態と同様に構成される部分については、第1実施形態で用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。
第2実施形態のチャック付き包装袋は、少なくとも表裏の面を有する袋本体50と、袋
本体50の開口あるいは開口予定部3より底部側に第1のチャックテープT1 と第2のチャックテープT2 が上部側から順に並行して取り付けられたものである。第1のチャックテープT1 は雄型テープ部材10と雌型テープ部材20で構成され、雄型テープ部材10が袋本体50の表裏の面の一方に取り付けられ、雌型テープ部材20が袋本体50の表裏の面の他方に取り付けられ、上部側の嵌合強度が底部側の嵌合強度よりも小さくなっている。また、第2のチャックテープT2 は雄型テープ部材10と雌型テープ部材20で構成され、雄型テープ部材10が袋本体50の表裏の面の他方に取り付けられ、雌型テープ部材20が袋本体50の表裏の面の一方に取り付けられ、上部側の嵌合強度が底部側の嵌合強度よりも大きくなっている。さらに、第2のチャックテープT2 の一部が、弱嵌合部となるように形成されている。
具体的には、第2のチャックテープT2 を袋本体50に取り付けた後、袋本体50の雄型テープ部材10に対向する部分の外面および袋本体50の雌型テープ部材20に対向する部分の外面からそれぞれ加圧し、雄型テープ部材10の頭部13、および、雌型テープ部材20の第1の腕部22と第2の腕部23を押しつぶして扁平状に変形させることにより、弱嵌合部が形成される。このとき、変形しやすくするために、袋本体50の雄型テープ部材10に対向する部分の外面から加熱するようにしてもよい。また、弱嵌合部は、雄型テープ部材10と雌型テープ部材20を嵌合させた状態の第2のチャックテープT2 を袋本体50に取り付けるときに同時に形成するようにしてもよい。あるいは、雄型テープ部材10と雌型テープ部材20を嵌合させた状態の第2のチャックテープT2 を袋本体50に取り付ける前に、雄型テープ部材10の外面および雌型テープ部材20の外面からそれぞれ加圧し、雄型テープ部材10の頭部13、および、雌型テープ部材20の第1の腕部22と第2の腕部23を押しつぶして扁平状に変形させることにより、弱嵌合部を形成するようにしてもよい。弱嵌合部は、袋本体50の一方の側部シール部4の内縁から他方の側部シール部4に向かって、第2のチャックテープT2 が延びる方向に沿って1〜10mmの範囲に形成することができる。なお、弱嵌合部は、段落0035に記載の測定方法を用いて測定したときの嵌合強度が30N以下となるように形成される。
次に、第2実施形態の包装袋Pの使用方法について説明する。袋本体50の開口予定部3のところから、袋本体50の上部を破断除去して開口を形成した後、袋本体50の第1のチャックテープT1 より上部側の表側の面と、袋本体50の第1のチャックテープT1 より上部側の裏側の面を摘まみ、表側の面と裏側の面を離反させるように引っ張ることにより、袋本体50の上部側から第1のチャックテープT1 の嵌合を外すことができる。次に、第2のチャックテープT2 の弱嵌合部を取っ掛かりにして袋本体50の上部側から第2のチャックテープT2 の嵌合を外し、内容物を取り出すことができる。つまり、袋本体50の上部側から第2のチャックテープT2 の弱嵌合部に指を挿入した後、弱嵌合部以外の部分に向かって指をスライドさせることにより第2のチャックテープT2 の嵌合を外し、内容物を取り出すことができる。
第2実施形態の包装袋Pでは、第2のチャックテープT2 の弱嵌合部を取っ掛かりにして袋本体50の上部側から第2のチャックテープT2 の嵌合を外し、内容物を取り出すことができる。しかし、幼児は、第2のチャックテープT2 の弱嵌合部を取っ掛かりとして嵌合を外すという発想に至らないため、内容物を取り出すことができない。
あるいは、第2実施形態の包装袋Pは、第1実施形態の包装袋Pと同様に、袋本体50の第2のチャックテープT2 より底部側の表側の面と、袋本体50の第2のチャックテープT2 より底部側の裏側の面を摘まみ、表側の面と裏側の面を離反させるように引っ張ることにより、袋本体50の底部側から第2のチャックテープT2 の嵌合を外し、内容物を取り出すことができる。しかし、幼児は、第2のチャックテープT2 の嵌合を袋本体50の底部側から外すという発想には至らず、袋本体50の上部側から第2のチャックテープT2 の嵌合を外そうとするので、内容物を取り出すことができない。
第2実施形態の包装袋Pにおいて、50mm幅における第1のチャックテープT1 の上部側の嵌合強度を3〜20Nとすることが好ましく、50mm幅における第1のチャックテープT1 の底部側の嵌合強度を20〜60Nとすることが好ましい。
第2実施形態の包装袋Pにおいて、弱嵌合部を除く部分の50mm幅における第2のチャックテープT2 の上部側の嵌合強度を20〜60Nとすることが好ましく、45〜60Nとすることがさらに好ましい。また、50mm幅における第2のチャックテープT2 の底部側の嵌合強度を3〜20Nとすることが好ましい。
第3実施形態
次に、第3実施形態の包装袋Pについて説明する。第3実施形態のチャック付き包装袋は、少なくとも表裏の面を有する袋本体50と、袋本体50の開口あるいは開口予定部3より底部側に第1のチャックテープT1 と第2のチャックテープT2 が上部側から順に並行して取り付けられたものである。第1のチャックテープT1 は雄型テープ部材10と雌型テープ部材20で構成され、雄型テープ部材10が袋本体50の表裏の面の一方に取り付けられ、雌型テープ部材20が袋本体50の表裏の面の他方に取り付けられ、上部側の嵌合強度が底部側の嵌合強度よりも小さくなっている。また、第2のチャックテープT2 は雄型テープ部材10と雌型テープ部材20で構成され、雄型テープ部材10が袋本体50の表裏の面の他方に取り付けられ、雌型テープ部材20が袋本体50の表裏の面の一方に取り付けられ、上部側の嵌合強度が底部側の嵌合強度よりも大きくなっている。さらに、袋本体50第2のチャックテープT2 よりも底部側に引っ張り用の補助部材が設けられている。引っ張り用の補助部材は、袋本体50の表裏の面に設けることが好ましい。
図6は、第3実施形態の包装袋Pを、図1のX−X線に相当する線に沿って切断したときの断面図を示したものである。また、図7は、第3実施形態の変形例の包装袋Pを、図1のX−X線に相当する線に沿って切断したときの断面図を示したものである。例えば、引っ張り用の補助部材であるテープHを付属品としておき、図6に示すように、袋本体50の外面の第2のチャックテープT2 より底部側にテープHを取り付けることができる。テープHは、例えば、ポリエチレンテレフタレートなどのプラスチックフィルムの一部に粘着層を設けたものとすることができる。あるいは、図7に示すように、引っ張り用の補助部材として、袋本体50の左右の縁部に跨がって延びる外向きのガセット部Gを設けることができる。
次に、第3実施形態の包装袋Pの使用方法について説明する。袋本体50の開口予定部3のところから、袋本体50の上部を破断除去して開口を形成した後、袋本体50の第1のチャックテープT1 より上部側の表側の面と、袋本体50の第1のチャックテープT1 より上部側の裏側の面を摘まみ、表側の面と裏側の面を離反させるように引っ張ることにより、袋本体50の上部側から第1のチャックテープT1 の嵌合を外すことができる。次に、袋本体50の表裏の面が離反するように、一方の引っ張り用の補助部材と、他方の引っ張り用の補助部材を逆方向に引っ張ることにより第2のチャックテープT2 の嵌合を外し、内容物を取り出すことができる。しかし、幼児は、引っ張り用の補助部材を用いて第2のチャックテープT2 の嵌合を外すという発想に至らないため、内容物を取り出すことができない。
第3実施形態の包装袋Pにおいて、50mm幅における第1のチャックテープT1 の上部側の嵌合強度を3〜20Nとすることが好ましく、50mm幅における第1のチャックテープT1 の底部側の嵌合強度を20〜60Nとすることが好ましい。
第3実施形態の包装袋Pにおいて、50mm幅における第2のチャックテープT2 の上部側の嵌合強度を20〜60Nとすることが好ましく、45〜60Nとすることがさらに好ましい。また、50mm幅における第2のチャックテープT2 の底部側の嵌合強度を3〜20Nとすることが好ましい。
〔実施例1〜3〕
袋本体の積層フィルムは、外側から、基材層LaとしてPETフィルム(厚み12μm)、ヒートシール層LbとしてLDPE(厚み30μm)が順に積層されたものを使用した。第1のチャックテープとしては図3に示すものを使用し、第2のチャックテープとしては図4に示すものを使用した。具体的には、実施例1〜3の包装袋に用いた第1のチャックテープは、雄型テープ部材10は、基部11、幹部12、頭部13が線状低密度ポリエチレン(LLDPE)で構成され、第2の基部14が線状低密度ポリエチレンとポリプロピレンの共重合体で構成されたものである。そして、雌型テープ部材20は、第1の腕部22と第2の腕部23が線状低密度ポリエチレン(LLDPE)で構成され、第2の基部24が線状低密度ポリエチレンとポリプロピレンの共重合体で構成されたものである。また、第2のチャックテープは、雄型テープ部材10は、基部11、幹部12、頭部13が線状低密度ポリエチレン(LLDPE)で構成され、第2の基部14が線状低密度ポリエチレンとポリプロピレンの共重合体で構成されたものである。また、雌型テープ部材20は、第1の腕部22と第2の腕部23が線状低密度ポリエチレン(LLDPE)で構成され、第2の基部24が線状低密度ポリエチレンとポリプロピレンの共重合体で構成されたものである。
上記の第1のチャックテープおよび第2のチャックテープを用いて、図1に示す包装袋を形成した後、第2のマチ予定部の開口している部分から顆粒状の農薬を充填した後、第2のマチ予定部の開口している部分を閉じるようにヒートシールすることにより、実施例1〜3のスタンディングパウチ形態の包装袋Pを得た。なお、袋本体の高さhは150mm、幅W1は215mmとした。
そして、実施例1〜3の包装袋において、袋本体の開口予定部のところから、袋本体の上部を破断除去して開口を形成した後、第1のチャックテープの嵌合が外せるかを評価した。幼児が、袋本体の第1のチャックテープより上部側の表側の面と、袋本体の第1のチャックテープより上部側の裏側の面を摘まみ、表側の面と裏側の面を離反させるように引っ張ったところ、袋本体の上部側から第1のチャックテープの嵌合を外すことができた。また、大人が、袋本体の第1のチャックテープより上部側の表側の面と、袋本体の第1のチャックテープより上部側の裏側の面を摘まみ、表側の面と裏側の面を離反させるように引っ張ったところ、袋本体の上部側から第1のチャックテープの嵌合を外すことができた。
その後、第2のチャックテープの嵌合が外せるかを評価した。幼児が、袋本体の第2のチャックテープより上部側の表側の面と、袋本体の第2のチャックテープより上部側の裏側の面を摘まみ、表側の面と裏側の面を離反させるように引っ張っても、袋本体の上部側から第2のチャックテープの嵌合を外すことができなかった。一方、袋本体の第2のチャックテープより上部側の表側の面と、袋本体の第2のチャックテープより上部側の裏側の面を摘まみ、表側の面と裏側の面を離反させるように引っ張ったところ、大人は袋本体の上部側から第2のチャックテープの嵌合を外すことができた。また、大人が、袋本体の第2のチャックテープより底部側の表側の面と、袋本体の第2のチャックテープより底部側の裏側の面を摘まみ、表側の面と裏側の面を離反させるように引っ張ったところ、袋本体の底部側から第2のチャックテープの嵌合を外すことができた。
次に、実施例1〜3の包装袋から、高さ100mm幅50mmの試験片を切り出し、第2のチャックテープの嵌合強度を評価した。嵌合強度は、段落0035に記載の測定方法を用いて測定し、テンシロン引張試験機としては、株式会社オリエンテック製、RTC−1310Aを用いた。評価結果は表1に示すとおりである。なお、表1に示した値の単位はNである。
Figure 2016098034
〔実施例4〜6〕
袋本体の積層フィルムは、実施例1〜3のものと同じものを用いた。第1のチャックテープとしては図3に示すものを使用し、第2のチャックテープとしては図4に示すものを使用した。具体的には、実施例4〜6の包装袋に用いた第1のチャックテープは、雄型テープ部材10は、基部11、幹部12、頭部13が線状低密度ポリエチレン(LLDPE)で構成され、第2の基部14が線状低密度ポリエチレンとポリプロピレンの共重合体で構成されたものである。そして、雌型テープ部材20は、第1の腕部22と第2の腕部23が線状低密度ポリエチレン(LLDPE)で構成され、第2の基部24が線状低密度ポリエチレンとポリプロピレンの共重合体で構成されたものである。また、実施例4〜6の包装袋に用いた第2のチャックテープは、雄型テープ部材10は、基部11、幹部12、頭部13がポリプロピレン(PP)で構成され、第2の基部14が線状低密度ポリエチレンとポリプロピレンの共重合体で構成されたものである。また、雌型テープ部材20は、第1の腕部22と第2の腕部23がポリプロピレン(PP)で構成され、第2の基部24が線状低密度ポリエチレンとポリプロピレンの共重合体で構成されたものである。
上記の第1のチャックテープおよび第2のチャックテープを用いて、図1に示す包装袋を形成した後、第2のマチ予定部の開口している部分から顆粒状の農薬を充填した後、第2のマチ予定部の開口している部分を閉じるようにヒートシールすることにより、実施例4〜6のスタンディングパウチ形態の包装袋Pを得た。なお、袋本体の高さhは150mm、幅W1は215mmとした。
そして、実施例4〜6の包装袋において、袋本体の開口予定部のところから、袋本体の上部を破断除去して開口を形成した後、第1のチャックテープの嵌合が外せるかを評価した。幼児が、袋本体の第1のチャックテープより上部側の表側の面と、袋本体の第1のチャックテープより上部側の裏側の面を摘まみ、表側の面と裏側の面を離反させるように引っ張ったところ、袋本体の上部側から第1のチャックテープの嵌合を外すことができた。また、大人が、袋本体の第1のチャックテープより上部側の表側の面と、袋本体の第1のチャックテープより上部側の裏側の面を摘まみ、表側の面と裏側の面を離反させるように引っ張ったところ、袋本体の上部側から第1のチャックテープの嵌合を外すことができた。
その後、第2のチャックテープの嵌合が外せるかを評価した。実施例4〜6の包装袋は、幼児が、袋本体の第2のチャックテープより上部側の表側の面と、袋本体の第2のチャックテープより上部側の裏側の面を摘まみ、表側の面と裏側の面を離反させるように引っ張っても、袋本体の上部側から第2のチャックテープの嵌合を外すことができなかった。また、大人が、袋本体の第2のチャックテープより上部側の表側の面と、袋本体の第2のチャックテープより上部側の裏側の面を摘まみ、表側の面と裏側の面を離反させるように引っ張っても、袋本体の上部側から第2のチャックテープの嵌合を外すことができなかった。また、大人が、袋本体の第2のチャックテープより底部側の表側の面と、袋本体の第2のチャックテープより底部側の裏側の面を摘まみ、表側の面と裏側の面を離反させるように引っ張ったところ、袋本体の底部側から第2のチャックテープの嵌合を外すことができた。
次に、実施例4〜6の包装袋に、引っ張り用の補助部材として、PETフィルム(厚み12μm)の一部に粘着層(30μm)が積層されたテープを、袋本体の第2のチャックテープよりも底部側の表裏の面の外面にそれぞれ取り付けた。そして、袋本体の表裏の面が離反するように、一方のテープと他方のテープを逆方向に引っ張ったところ、第2のチャックテープの嵌合を外すことができた。
次に、テープを取り外した後、実施例4〜6の包装袋の第2のチャックテープが取り付けられた箇所に対応する袋本体の表裏の面を加圧し、雄型テープ部材の頭部、および、雌型テープ部材の第1の腕部と第2の腕部を扁平状に変形させて弱嵌合部を形成した。弱嵌合部は左側の側部シール部の内縁から右側の側部シール部に向かって幅方向に3mmの範囲にかけて形成した。そして、袋本体の上部側から第2のチャックテープの弱嵌合部に指を挿入した後、袋本体の右縁部に向かって指をスライドさせることにより第2のチャックテープの嵌合を外すことができた。
次に、実施例4〜6の包装袋から、弱嵌合部を含まないように高さ100mm幅50mmの試験片を切り出し、第2のチャックテープの嵌合強度を評価した。嵌合強度は、段落0035に記載の測定方法を用いて測定し、テンシロン引張試験機としては、株式会社オリエンテック製、RTC−1310Aを用いた。評価結果は表2に示すとおりである。なお、表2に示した値の単位はNである。
Figure 2016098034
本発明の包装袋は、薬、洗剤、いたずらされたくないものなど、幼児が取り出すと都合が悪いものを収容する袋に好適に使用することができ、上記したスタンディングパウチに限るものではなく、平パウチ(三方シール袋、四方シール袋)、サイドガセット袋、その他いずれの包装形態でも採りえる。また、スタンディングパウチは1枚または2枚のフィルムから構成されていてもよい。
P チャック付き包装袋
L フィルム
La 基材層
Lb シーラント層
T1 第1のチャックテープ
T2 第2のチャックテープ
H テープ(引っ張り用の補助部材)
G ガセット部(引っ張り用の補助部材)
1 胴部フィルム
2 底部フィルム
2a 第1の面
2b 第2の面
3 開口予定部
4 側部シール部
5 易開封手段
6 上部シール部
7 底部シール部
10 雄型テープ部材
11 第1の基部
12 幹部
13 頭部
13a 第1の係止段部
13b 第2の係止段部
14 第2の基部
20 雌型テープ部材
21 第1の基部
22 第1の腕部
22a 第1の係止爪部
23 第2の腕部
23a 第2の係止爪部
24 第2の基部
50 袋本体
71 第1のマチ部
72 第2のマチ予定部

Claims (3)

  1. 少なくとも表裏の面を有する袋本体と、該袋本体の開口あるいは開口予定部より底部側に第1のチャックテープと第2のチャックテープが上部側から順に並行して取り付けられたチャック付き包装袋であって、前記第1のチャックテープは上部側の嵌合強度が底部側の嵌合強度よりも小さくなっており、前記第2のチャックテープは、上部側の嵌合強度が底部側の嵌合強度よりも大きくなっていることを特徴とするチャック付き包装袋。
  2. 前記第2のチャックテープの一部が、弱嵌合部となるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のチャック付き包装袋。
  3. 前記袋本体の前記第2のチャックテープよりも底部側に引っ張り用の補助部材が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のチャック付き包装袋。
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