JPWO2006075714A1 - 来場者管理方法及び来場者管理システム - Google Patents
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Abstract
事前申込情報である事前申込番号の入力の有無を判断し(S2)、その入力があったと判断した場合には(S2のY)、事前申込番号と来場者に渡される無線タグを識別する識別情報である受付番号とを対応付けて入場情報としてデータベースの来場者管理テーブルに登録し(S7及びS14)、その入力がなかったと判断した場合には(S2のN)、受付番号を入場情報として来場者管理テーブルに登録する(S12及びS14)。これにより、全ての来場者に対して、ICタグを迅速に渡すことが可能になり、入場受付が短時間で完了するため、入場受付をスムーズに行うことができる。
Description
本発明は、来場者管理方法及び来場者管理システムに関し、特に来場者の入場受付・退場受付処理を簡易に行うことができる来場者管理方法及び来場者管理システムに関する。
展示会場やセミナー会場等のイベント会場では、通常、来場者の入退場等を管理している。入場受付では、来場者の入場の登録が行われており、退場受付では、来場者の退場の登録が行われている。このような入場受付や退場受付等で来場者を待たせないためには、入場受付処理や退場受付処理等を含む来場者管理処理をスムーズに行う必要がある。
そこで、入場受付処理をスムーズに行うことを目的として、特許文献1のようなシステムが提案されている。このシステムでは、来場者識別コードを付与したIDカード(例えば磁気カードやICタグ)等を招待状と共に予め事前申込者に送付しておき、IDカードを持参した事前申込者には、そのIDカードの来場者識別コードを読み取って登録を行い、一方、IDカードを持参していない来場者には、OCR(Optical Character Reader)帳票に氏名や会社名等の個人情報を記入してもらい、それをOCRにより読み取って登録を行い、その後、来場者識別コードを付与したIDカードを渡すシステムが提案されている(例えば、特開2000−207468公報参照)。
しかしながら、前述のシステムでは、当日申込者は、OCR帳票に氏名や住所等を記入する作業を行い、その後、そのOCR帳票からのOCRによる読取動作を待ってIDカードを受け取る。このため、受付時間が長くなり、当日申込者は事前申込者に比べると入場受付にかなりの時間待たされてしまう。また、事前申込者の代理人(以下、単に代理人とする)は、当日申込者と同じ扱いになり、当日申込者と同じ入場受付、すなわちOCR帳票に氏名や住所等を記入する作業を行うことになる。このため、受付時間が長くなり、招待状を持参していない事前申込者や代理人は事前申込しているにも関わらず入場受付にかなりの時間待たされてしまう。このように事前申込者、代理人及び当日申込者等の来場者に応じて受付時間が異なり、全ての来場者に対して入場受付をスムーズに行うことは困難である。
さらに、退場時には、開催されたイベント運営や展示物についてのアンケート調査を実施し、次回開催するイベント運営の参考や、展示物への興味の度合の把握、その後の営業活動につなげることが重要であるにもかかわらず、紙媒体による一律のアンケートである。このため、受講していないセミナーや、見ていない展示物に対するアンケート項目までもが含まれている状態であり、さらに、回答項目が多く、アンケート用紙を配布しても回答せずに退場してしまうことが多い。また、紙媒体のためスムーズなアンケート回収が行えず、結果的にスムーズな退場受付を行うことは困難である。
本発明は上記課題を解決するためになされたものである。従って、本発明の目的は、全ての来場者に対して入場受付・退場受付をスムーズに行うことである。
上記課題を解決するために、本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、来場者管理方法において、顧客情報に対応付けられて事前に発行される事前申込情報の入力の有無を判断するステップと、来場者に渡される無線タグを識別する識別情報の入力を受け付けるステップと、前記事前申込情報の入力があったと判断した場合、前記事前申込情報と前記識別情報とを対応付けて入場情報としてデータベースに登録するステップと、前記事前申込情報の入力がなかったと判断した場合、前記識別情報を入場情報としてデータベースに登録するステップとを備えることである。
本発明の実施の形態に係る第2の特徴は、来場者管理システムにおいて、データベースと、顧客情報に対応付けられて事前に発行される事前申込情報の入力及び来場者に渡される無線タグを識別する識別情報の入力を受け付ける入力部と、顧客情報に対応付けられて事前に発行される事前申込情報の入力の有無を判断する判断手段と、前記事前申込情報の入力があったと判断した場合、前記事前申込情報と前記識別情報とを対応付けて入場情報として前記データベースに登録し、前記事前申込情報の入力がなかったと判断した場合、前記識別情報を入場情報として前記データベースに登録する登録手段とを具備する受付装置とを備えることである。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態について図1ないし図21を参照して説明する。
本発明の第1の実施の形態について図1ないし図21を参照して説明する。
図1に示すように、第1の実施の形態に係る来場者管理システム1は、データベースである情報記憶装置3cと、顧客情報に対応付けられて事前に発行される事前申込情報(例えば事前申込番号)の入力及び来場者に渡される無線タグであるICタグ32を識別する識別情報(例えば受付番号)の入力を受け付け、顧客情報に対応付けられて事前に発行される事前申込情報(例えば事前申込番号)の入力の有無を判断し、事前申込情報の入力があったと判断した場合、事前申込情報と識別情報とを対応付けて情報記憶装置3cに登録し、事前申込情報の入力がなかったと判断した場合、識別情報を情報記憶装置3cに登録する入場受付装置2aと、を備えている。
<来場者管理システムの構成>
図1に示すように、第1の実施の形態に係る来場者管理システム1は、入場受付に設けられ来場者の入場受付処理等を行う入場受付処理部2、バックヤードに設けられ来場者に関する顧客情報(お客様情報)の一部である個人情報の入力処理等を行うバックヤード処理部3、退場受付に設けられ来場者の退場受付処理等を行う退場受付処理部4、営業担当者用の控え室に設けられ入場通知処理や来場表示処理等を行う控え室処理部5、セミナー会場に設けられセミナー受付処理等を行うセミナー処理部6、及び展示会場に設けられ来場者の位置通知処理等を行う展示会場処理部7が、通信網であるネットワーク8を介して有線又は無線により接続され構成されている。
図1に示すように、第1の実施の形態に係る来場者管理システム1は、入場受付に設けられ来場者の入場受付処理等を行う入場受付処理部2、バックヤードに設けられ来場者に関する顧客情報(お客様情報)の一部である個人情報の入力処理等を行うバックヤード処理部3、退場受付に設けられ来場者の退場受付処理等を行う退場受付処理部4、営業担当者用の控え室に設けられ入場通知処理や来場表示処理等を行う控え室処理部5、セミナー会場に設けられセミナー受付処理等を行うセミナー処理部6、及び展示会場に設けられ来場者の位置通知処理等を行う展示会場処理部7が、通信網であるネットワーク8を介して有線又は無線により接続され構成されている。
入場受付処理部2は、来場者の入場を受け付ける7つの入場受付レーン毎にそれぞれ設けられた7台の入場受付装置2aを備えている。入場受付装置2aは、操作者である入場受付者からの入力操作を受け付け、その入力操作に応じて来場者の入場受付を行う入場受付処理又は検索処理を行う。なお、入場受付装置2aは受付装置として機能する。
バックヤード処理部3は、来場者の個人情報の一部である簡易情報を入力する簡易入力用の4台の簡易入力装置3a、来場者の個人情報の全部である完全情報(詳細情報)を入力する完全入力用の2台の完全入力装置3b、及び来場者毎に来場者に関する顧客情報を記憶するデータベースである情報記憶装置3cを備えている。簡易入力装置3aは、操作者である簡易入力者からの入力操作を受け付け、その入力操作に応じて簡易情報を登録する簡易入力処理を行い、完全入力装置3bは、操作者である完全入力者からの入力操作を受け付け、その入力操作に応じて完全情報を登録する完全入力処理を行う。なお、簡易入力装置3a及び完全入力装置3bは入力装置として機能する。
ここで、簡易情報とは、来場者に対する応対を行う営業担当者がいち早く知りたい情報であり、例えば来場者の氏名、会社名及び所属等から構成されており、完全情報とは、簡易情報に加え、例えば役職、郵便番号、住所、電話番号、FAX番号及びメールアドレス等から構成されている。これらの情報は、来場者から渡される名刺に基づく操作者の入力操作により得られる。
退場受付処理部4は、来場者の退場を受け付ける退場受付レーンに設けられた1台の退場受付装置4aを備えている。退場受付装置4aは、操作者である退場受付者からの入力操作を受け付け、その入力操作に応じて来場者の退場受付を行う退場受付処理を行う。
控え室処理部5は、営業担当者用に設けられた3台の入場通知装置5a、控え室に居る営業担当者全員が見ることができるサイズの大型ディスプレイ5bを具備する来場表示装置5c、及び各種の情報を用紙等の記録媒体に印字するプリンタ5d等を備えている。入場通知装置5aは、営業担当者に来場者の入場を報知する入場通知処理を行い、さらに、操作者である営業担当者からの入力操作を受け付け、その入力操作に応じて検索処理も行う。来場表示装置5cは、来場者の顧客情報を大型ディスプレイ5bに表示する来場表示処理を行う。なお、入場通知装置5aは通知装置として機能し、来場表示装置5cは表示装置として機能する。
営業担当者は、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistants)等の携帯端末9を所持している。この携帯端末9は、ネットワーク8を介して入場通知装置5aとの通信が可能に構成されており、操作者である営業担当者からの操作を受け付ける操作部(図示せず)や各種の情報を表示する携帯表示部9a等を備えている。
セミナー処理部6は、例えばA会場、B会場及びC会場の各セミナー会場にそれぞれ設けられた3台のセミナー受付装置6aを備えている。セミナー受付装置6aは、操作者であるセミナー受付者からの入力操作を受け付け、その入力操作に応じてセミナーの受付を行うセミナー受付処理又は検索処理を行う。なお、セミナー受付装置6aは表示装置及び報知装置として機能する。
展示会場処理部7は、例えば第1展示ブースから第6展示ブースの展示ブース毎にそれぞれ設けられた6台の展示会場装置7aを備えている。展示会場装置7aは、操作者である展示案内者又は来場者からの入力操作を受け付け、その入力操作に応じて来場者の居場所を通知する位置通知処理を行う。なお、展示会場装置7aは位置登録装置及び通知装置として機能する。
これらの入場受付装置2a、簡易入力装置3a、完全入力装置3b、情報記憶装置3c、退場受付装置4a、入場通知装置5a、来場表示装置5c、セミナー受付装置6a、及び展示会場装置7aとしては、例えば、パーソナルコンピュータ(ノートパソコンやデスクトップパソコン)等の情報処理装置10が用いられている。
図2に示すように、情報処理装置10は、各部を集中的に制御するCPU(Central Processing Unit)21、CPU21が実行する各種プログラム等を格納するROM(Read Only Memory)22、CPU21のワークエリア等として機能するRAM(Random Access Memory)23、及び入出力インターフェース24がバス25を介して接続され構成されている。入出力インターフェース24には、入力部26、表示部27、記憶部28、ICタグリーダ29、ディスクドライブ30、及び通信制御部31が接続されている。
CPU21は、ROM22から起動プログラムを読み出して実行し、さらに、記憶部28に記憶されたオペレーティングシステムを読み出して実行する。加えて、CPU21は、入力部26や通信制御部31等からの入力信号に基づいて各部を制御し、さらに、ROM22や記憶部28等からRAM23にプログラムやデータ等をロードするとともに、プログラムのコマンドに基づいてデータの計算又は加工等の一連の処理を実行する。
入力部26は、操作者が各種の入力操作を受け付けるキーボードやマウス等の入力デバイスにより構成されている。この入力部26は、操作者の入力操作に基づいて入力信号を作成し、入出力インターフェース24及びバス25を介してCPU21に送信する。
表示部27は、例えば液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等である。この表示部27は、CPU21からデータを受信し、そのデータに基づいて例えばCPU21の処理結果等を表示する。
記憶部28は、例えば磁気ディスク装置や半導体ディスク(フラッシュメモリ)装置等である。この記憶部28には、CPU21により実行されるプログラムや各種の画面データを含む様々なデータ等が記憶されている。
ICタグリーダ29は、無線タグであるICタグ32に記憶されているデータ(例えばICタグ32の固有情報であるタグID)を読み取るICタグ読取部である。ICタグリーダ29は、電波を送受信するためのアンテナ(図示せず)等を備えており、そのアンテナを介してICタグ32と電波を送受信し、非接触でICタグ32からデータの読取を行う。このようなICタグリーダ29は、ICタグ32から読み取ったデータをCPU21に送信する。
ICタグ32は、ICチップ33及びアンテナ34等を備えており、そのICチップ33は、CPU、RAM、不揮発性の記憶部及び通信制御部(いずれも図示せず)等から構成されている。その記憶部には、タグIDがデータとして予め記憶されている。なお、タグIDとは、ICタグ32の製造時にICタグ32毎に割り付けられる製造番号である。このようなICタグ32には、ICタグリーダ29から送信された電波によりアンテナ34から電力が供給される。ここで、本実施の形態のICタグ32は近接型のICタグであり、その通信距離は0〜数十cmであるが、これに限るものではなく、例えば通信距離が数mとなるICタグでもよい。この場合には、来場者はICタグ32をICタグリーダ29にかざす必要は無く所持していればよく、ゲートタイプのICタグリーダ29が用いられてもよい。
ディスクドライブ30は、光ディスクやフレキシブルディスク等の記録媒体35からその記録媒体35に記録されているデータを読み取るデータ読取装置である。このようなディスクドライブ30は、記録媒体35からデータを読み取ってCPU21に送信する。
記録媒体35としては、CDやDVD等の光ディスク、光磁気ディスク及びフレキシブルディスク等の各種方式のメディアが用いられる。そのメディア方式に応じてディスクドライブ30としては、光ディスク装置、光磁気ディスク装置やFDD等が用いられる。このような記録媒体35には、来場者管理プログラム等の各種のプログラムが記録されている。それらのプログラムはディスクドライブ30で読み取られ、記憶部28にインストールされる。なお、来場者管理プログラム等の各種のプログラムは、記録媒体35から読み取られて記憶部28にインストールされるだけではなく、例えばネットワーク8からダウンロードされて、記憶部28にインストールされてもよい。
通信制御部31は、LAN(Local Area Network)カードやモデム等であり、インターネットやLAN等のネットワーク8に有線又は無線で接続されている外部装置との通信を制御する。このような通信制御部31は、外部装置から受信したデータをCPU21に送信し、CPU21からのデータを外部装置に送信する。
なお、本実施の形態では、バックヤード処理部3の簡易入力装置3a及び完全入力装置3b、さらに、控え室処理部5の入場通知装置5a及び来場表示装置5cは、ICタグリーダ29を備えていないが、これに限るものではなく、ICタグリーダ29を備えていてもよい。また、展示会場処理部7の展示会場装置7aとしては、ICタグリーダ29を備える情報処理装置10が用いられているが、これに限るものではなく、例えばICタグリーダ29だけが用いられてもよい。
バックヤード処理部3の情報記憶装置3cはデータベースとして機能するため、情報記憶装置3cが備える記憶部28には、来場者管理テーブル51、セミナー管理テーブル52及びセミナー内容テーブル53等が格納されている。
図3A及び図3Bに示すように、来場者管理テーブル51には、顧客情報(お客様情報)が来場者毎に記憶される。顧客情報は、事前申込番号(事前申込情報)、受付番号(識別情報)、入退場情報、タグID(ICタグ32の固有情報)、来場者の個人情報(属性情報)、位置情報(居場所)及び営業担当情報等から構成されている。入退場情報は受付日時及び退場日時から構成されている。来場者の個人情報は、会社名、郵便番号、住所、電話番号、FAX番号、氏名、所属、役職、メールアドレス、及び業種等から構成されている。営業担当情報は、営業担当者氏名及び営業担当者のメールアドレス等から構成されている。なお、このような来場者管理テーブル51には、事前申込者(事前登録者)の顧客情報が事前申込者毎に予め登録されている。ここで、受付番号は来場者に渡されるICタグ32を識別する識別情報であり、この受付番号はタグIDより桁数が小さく情報量が少ない。これにより、入場受付者、簡易入力者及び完全入力者等による受付番号の入力作業が容易になり、入力作業時間を短縮することができる。
事前申込番号は、例えば、事前申込者がウェブサイト等で必要事項を入力することにより、事前にウェブサイトから事前申込者毎に発行(付与)される番号である。事前申込者はその事前申込番号が記載された招待状等をウェブサイトからプリントアウトして持参する。
図4に示すように、セミナー管理テーブル52には、顧客情報の一部であるセミナー情報が来場者毎に記憶される。セミナー情報は、事前申込番号、受付番号、セミナー番号、セミナーコード、及び受講ステータス等から構成されており、事前申込番号又は受付番号により来場者管理テーブル51と関連付けられている。なお、このようなセミナー管理テーブル52には、事前申込者のセミナー情報が事前申込者毎に予め登録されている。
図5に示すように、セミナー内容テーブル53には、セミナー情報の一部であるセミナー内容情報がセミナー毎に記憶される。セミナー内容情報は、セミナー番号、セミナーコード、セミナー名称、会場、開始時間、終了時間、定員、事前申込者数、事前申込者入場者数及び当日入場者数等から構成されており、セミナー番号又はセミナーコードによりセミナー管理テーブル52に関連付けられている。なお、このようなセミナー内容テーブル53には、セミナー内容情報がセミナー毎に予め登録されている。また、定員、事前申込者数、事前申込者入場者数、当日入場者数及びそれらの数から求められる空席数等は、空席情報として用いられる。
このような構成において、来場者管理システム1が備える各処理部、すなわち入場受付処理部2、バックヤード処理部3、退場受付処理部4、控え室処理部5、セミナー処理部6及び展示会場処理部7の各装置、すなわち入場受付装置2a、簡易入力装置3a、完全入力装置3b、退場受付装置4a、入場通知装置5a、来場表示装置5c、セミナー受付装置6a及び展示会場装置7aがそれぞれ行う処理について説明する。
<入場受付処理>
最初に、入場受付処理部2の入場受付装置2aが行う入場受付処理について説明する。入場受付装置2aのCPU21が、入場受付装置2aの記憶部28に格納された来場者管理プログラムに基づいて入場受付処理を実行する。
最初に、入場受付処理部2の入場受付装置2aが行う入場受付処理について説明する。入場受付装置2aのCPU21が、入場受付装置2aの記憶部28に格納された来場者管理プログラムに基づいて入場受付処理を実行する。
図6に示すように、CPU21は、まず、入場受付装置2aの起動時等に入場受付装置2aの表示部27に入場受付画面G1を表示する(ステップS1)。これにより、例えば、図7に示すような入場受付画面G1が表示される。入場受付画面G1には、事前申込番号及び顧客情報(お客様情報)等を入力するための各入力領域R1が設けられており、来場者が代理人であることを宣言する、すなわち代理人の受付を行うことを宣言する代理人受付ボタンB1も設けられている。なお、代理人受付ボタンB1は入場受付装置2aの入力部26に例えばファンクションキーとして設けられていてもよい。
次いで、CPU21は、事前申込番号の入力があるか否かを判断し(ステップS2:判断手段)、加えて、受付番号の入力があるか否かを判断して(ステップS3)、入場受付者による事前申込番号の入力又は受付番号の入力を待ち受ける(ステップS2のN、ステップS3のN)。
入場受付者は、来場者が招待状を所持している場合(事前申込者又はその代理人)には、来場者から事前申込番号が記載された招待状及び名刺2枚を受け取り、入場受付装置2aの入力部26を操作して事前申込番号の入力を行い、来場者が招待状を所持していない場合には(当日申込者)、名刺2枚を受け取り、入場受付装置2aの入力部26を操作して受付番号の入力を行う。なお、来場者が招待状を忘れ所持していない場合(事前申込者又はその代理人)には、入場受付者は来場者から氏名等を聞いてその氏名を検索対象として設定し、来場者管理テーブル51からその事前申込番号を抽出し、その後、抽出した事前申込番号の入力を行う。
入場受付者による事前申込番号の入力があったと判断した場合には(ステップS2のY)、来場者管理テーブル51に基づいて、入力された事前申込番号に対応する顧客情報(お客様情報)を入場受付画面G1に表示する(ステップS4)。これにより、入場受付画面G1は、図8に示すような画面状態になる。ここでは、図8に示すように、事前申込番号として「100104」が入力され、その事前申込番号に対応する顧客情報が表示されている。
その後、CPU21は、入場受付者による受付番号の入力があるか否かを判断し(ステップS5)、加えて、入場受付者による代理人受付ボタンB1の押下があるか否かを判断し(ステップS6:宣言入力判断手段)、受付番号の入力又は代理人受付ボタンB1の押下を待ち受ける(ステップS5のN、ステップS6のN)。
入場受付者は、入場受付画面G1と名刺とを見比べて、来場者が事前申込者であるか代理人であるかを確認する。来場者が事前申込者である場合には、入場受付装置2aの入力部26を操作して受付番号を入力し、来場者が事前申込者でない場合、すなわち代理人である場合には、入場受付装置2aの入力部26を操作して代理人受付ボタンB1を押下し、その後、受付番号を入力する。
ステップS5で入場受付者による受付番号の入力があったと判断した場合には(ステップS5のY)、ステップS2で入力された事前申込番号に対応付けて(関連付けて)、ステップS5で入力された受付番号を入場情報(来場情報)として来場者管理テーブル51に登録する(ステップS7:登録手段)。ここで、入場情報とは、来場者が入場したことを示す情報である。
ステップS6で入場受付者による代理人受付ボタンB1の押下があったと判断した場合には(ステップS6のY)、入場受付者による受付番号の入力があるか否かを判断し(ステップS8)、受付番号の入力を待ち受ける(ステップS8のN)。
ステップS8で入場受付者による受付番号の入力があったと判断した場合には(ステップS8のY)、代理人用の仮事前申込番号を発行し(ステップS9)、その仮事前申込番号とステップS8で入力された受付番号とを対応付けて来場者管理テーブル51に入場情報として追加登録する(ステップS10:登録手段)。このとき、例えば代理人の会社名、電話番号、住所、所属、営業担当氏名及びそのメールアドレス等は事前申込者の顧客情報に基づいて自動登録、すなわち事前申込者の会社名、電話番号、住所や所属等がコピーされて自動登録される。なお、代理人用の仮事前申込番号には、来場者が代理人であることを示すイニシャルとして「D」が付与される。
一方、ステップS3で入場受付者による受付番号の入力があったと判断した場合には(ステップS3のY)、当日申込者用の仮事前申込番号を発行し(ステップS11)、その仮事前申込番号とステップS3で入力された受付番号とを対応付けて来場者管理テーブル51に入場情報として追加登録する(ステップS12:登録手段)。なお、当日申込者用の仮事前申込番号には、来場者が当日申込者であることを示すイニシャルとして「T」が付与される。
その後、CPU21は、ICタグ32からのタグIDの読み取りがあるか否かを判断し(ステップS13)、タグIDの読み取りを待ち受ける(ステップS13のN)。タグIDの読み込みがあったと判断した場合(ステップS13のY)、そのタグID及び入場時間をステップS7、ステップS10又はステップS12で登録された受付番号に対応付けて来場者管理テーブル51に登録し(ステップS14)、入場受付画面G1における顧客情報(お客様情報)の表示を停止し(ステップS15)、処理をステップS2に戻す。
入場受付者は、名刺1枚とICタグ32をネームホルダ等に入れて来場者に貸し出し、受付番号が記載された受付票(例えば付箋紙)をもう1枚の名刺に貼付して簡易入力者に渡す。このとき、入場受付者は、名刺に受付番号を記載してからそれを簡易入力者に渡してもよいが、その作業に手間と時間がかかるため、予め受付番号が記載された付箋紙等の受付票を名刺に貼り付けてそれを簡易入力者に渡す方が望ましい。なお、受付票は7つの受付レーン毎に連番で用意されており、例えば受付番号の先頭数字は受付レーンを示し、受付番号が「100001」である場合には、第1受付レーンでの入場受付を示し、受付番号が「300001」である場合には、第3受付レーンでの入場受付を示す。
このようにして、来場者が事前申込者である場合には、事前申込番号、受付番号及びタグIDが関連付けられて入場情報として来場者管理テーブル51に登録され、来場者が代理人又は当日申込者である場合には、仮事前申込番号、受付番号及びタグIDが関連付けられて入場情報として来場者管理テーブル51に登録される。これにより、事前申込者、代理人及び当日申込者等の全ての来場者に対してICタグ32を迅速に渡すことが可能になり、入場受付が短時間で完了するため、全ての来場者に対して入場受付をスムーズに行うことができる。
ここで、入場受付者が行う入場受付動作ついて詳しく説明する。図9に示すように、来場者が事前申込者である場合には、入場受付者は、事前申込者から事前申込番号が記載された招待状及び名刺2枚を受け取り、入場受付装置2aの入力部26を操作して事前申込番号の入力を行い、次いで、受付番号の入力を行い、ICタグリーダ29によるICタグ32の読み取りを行う。その後、入場受付者は、名刺1枚とICタグ32をネームホルダ(カードホルダ)等に入れて来場者に渡し、受付番号が記載された受付票(例えば付箋紙)をもう1枚の名刺に貼付して簡易入力者に渡す。
同様に、来場者が代理人である場合にも、入場受付者は、代理人から事前申込番号が記載された招待状及び名刺2枚を受け取り、入場受付装置2aの入力部26を操作して事前申込番号の入力を行い、次いで、受付番号の入力を行い、ICタグリーダ29によるICタグ32の読み取りを行う。その後、入場受付者は、名刺1枚とICタグ32をネームホルダ(カードホルダ)等に入れて来場者に渡し、受付番号が記載された受付票(例えば付箋紙)をもう1枚の名刺に貼付して簡易入力者に渡す。
また、来場者が当日申込者である場合には、入場受付者は、当日申込者から名刺2枚を受け取り、入場受付装置2aの入力部26を操作して受付番号の入力を行い、ICタグリーダ29によるICタグ32の読み取りを行う。その後、入場受付者は、名刺1枚とICタグ32をネームホルダ(カードホルダ)等に入れて来場者に渡し、受付番号が記載された受付票(例えば付箋紙)をもう1枚の名刺に貼付して簡易入力者に渡す。
このように、入場受付者は、事前申込者、代理人及び当日申込者等のどの来場者に対しても同じような入場受付動作を行うことが可能になり、入場受付動作の簡略化によって入場受付が短時間で完了するため、全ての来場者に対して入場受付をスムーズに行うことができる。
<簡易入力処理>
次に、バックヤード処理部3の簡易入力装置3aが行う簡易入力処理について説明する。簡易入力装置3aのCPU21が、簡易入力装置3aの記憶部28に格納された来場者管理プログラムに基づいて簡易入力処理を実行する。
次に、バックヤード処理部3の簡易入力装置3aが行う簡易入力処理について説明する。簡易入力装置3aのCPU21が、簡易入力装置3aの記憶部28に格納された来場者管理プログラムに基づいて簡易入力処理を実行する。
図10に示すように、CPU21は、まず、簡易入力装置3aの起動時等に簡易入力装置3aの表示部27に簡易入力画面G2を表示する(ステップS21)。これにより、例えば、図11に示すような簡易入力画面G2が表示される。簡易入力画面G2には、受付番号及び簡易情報等を入力するための各入力領域R2が設けられており、来場者管理テーブル51に簡易情報を登録することを宣言する登録ボタンB2も設けられている。なお、登録ボタンB2は簡易入力装置3aの入力部26に例えばファンクションキーとして設けられていてもよい。
次いで、CPU21は、簡易入力者による受付番号の入力があるか否かを判断し(ステップS22)、簡易入力者による受付番号の入力を待ち受ける(ステップS22のN)。
簡易入力者は、入場受付者から受付票が貼付された名刺を受け取り、その受付票に基づいて簡易入力装置3aの入力部26を操作して受付番号を入力する。
簡易入力者による受付番号の入力があったと判断した場合には(ステップS22のY)、来場者管理テーブル51に基づいて、入力された受付番号に対応する来場者管理情報の一部である簡易情報を簡易入力画面G2に表示する(ステップS23)。
このとき、来場者が事前申込者である場合には、会社名、所属及び氏名が簡易情報として簡易入力画面G2に表示され、来場者が代理人である場合には、事前申込者の会社名及び所属が簡易情報として簡易入力画面G2に表示され、来場者が当日申込者である場合には、簡易情報は簡易入力画面G2に表示されない。
その後、CPU21は、簡易入力者による登録ボタンB2の押下があるか否かを判断し(ステップS24)、その登録ボタンB2の押下を待ち受ける(ステップS24のN)。
簡易入力者は、入場受付者から渡された名刺に基づいて簡易入力装置3aの入力部26を操作して、簡易入力画面G2に表示された簡易情報を確認修正し、あるいは、簡易情報として来場者の氏名、会社名及び所属を入力し、その後、登録ボタンB2を押下する。
簡易入力者による登録ボタンB2の押下があったと判断した場合には(ステップS24のY)、確認修正あるいは入力された簡易情報をステップS22で入力された受付番号に対応付けて来場者管理テーブル51に顧客情報として登録し(ステップS25)、簡易入力画面G2における簡易情報の表示を停止して(ステップS26)、処理をステップS22に戻す。
これにより、来場者の個人情報の一部が来場者毎に顧客情報としていち早く来場者管理テーブル51に登録される。その後、簡易入力者は、受付票(例えば付箋紙)が貼付された名刺を完全入力者に渡す。
このようにして、入場受付後に来場者の個人情報の一部が来場者管理テーブル51に登録されるため、入場受付での入場受付処理及び入場受付者の入場受付動作は短縮され、来場者に対する入場受付をスムーズに行うことができる。また、営業担当者が必要とする来場者の個人情報の一部は、入場受付後にすぐに来場者管理テーブル51に登録されるため、その情報をいち早く用いることができる。
<完全入力処理>
次に、バックヤード処理部3の完全入力装置3bが行う完全入力処理について説明する。完全入力装置3bのCPU21が、完全入力装置3bの記憶部28に格納された来場者管理プログラムに基づいて完全入力処理を実行する。
次に、バックヤード処理部3の完全入力装置3bが行う完全入力処理について説明する。完全入力装置3bのCPU21が、完全入力装置3bの記憶部28に格納された来場者管理プログラムに基づいて完全入力処理を実行する。
図12に示すように、CPU21は、まず、完全入力装置3bの起動時等に完全入力装置3bの表示部27に完全入力画面G3を表示する(ステップS31)。これにより、例えば、図13に示すような完全入力画面G3が表示される。完全入力画面G3には、受付番号及び完全情報等を入力するための各入力領域R3が設けられており、来場者管理テーブル51に完全情報を登録することを宣言する登録ボタンB3も設けられている。なお、登録ボタンB3は完全入力装置3bの入力部26に例えばファンクションキーとして設けられていてもよい。
次いで、CPU21は、完全入力者による受付番号の入力があるか否かを判断し(ステップS32)、完全入力者による受付番号の入力を待ち受ける(ステップS32のN)。
完全入力者は、簡易入力者から受付票が貼付された名刺を受け取り、その受付票に基づいて完全入力装置3bの入力部26を操作して受付番号を入力する。
完全入力者による受付番号の入力があったと判断した場合には(ステップS32のY)、来場者管理テーブル51に基づいて、入力された受付番号に対応する来場者管理情報の一部である完全情報を完全入力画面G3に表示する(ステップS33)。
このとき、来場者が事前申込者である場合には、会社名、所属、役職、氏名、郵便番号、住所、電話番号、FAX番号及びメールアドレスが完全情報として完全入力画面G3に表示され、来場者が代理人である場合には、事前申込者の会社名、所属、郵便番号、住所、電話番号及びFAX番号が簡易情報として完全入力画面G3に表示され、来場者が当日申込者である場合には、来場者の氏名、会社名及び所属の簡易情報だけが完全入力画面G3に表示される。
その後、CPU21は、完全入力者による登録ボタンB3の押下があるか否かを判断し(ステップS34)、その登録ボタンB3の押下を待ち受ける(ステップS34のN)。
完全入力者は、簡易入力者から渡された名刺に基づいて完全入力装置3bの入力部26を操作して、完全入力画面G3に表示された完全情報を確認修正し、あるいは、完全情報として会社名、所属、役職、氏名、郵便番号、住所、電話番号、FAX番号及びメールアドレスの全てを入力し、その後、登録ボタンB3を押下する。
完全入力者による登録ボタンB3の押下があったと判断した場合には(ステップS34のY)、確認修正あるいは入力された完全情報をステップS32で入力された受付番号に対応付けて来場者管理テーブル51に顧客情報として登録し(ステップS35)、完全入力画面G3における完全情報の表示を停止して(ステップS36)、処理をステップS32に戻す。
これにより、来場者の個人情報の全てが来場者毎に顧客情報として来場者管理テーブル51に登録される。
このようにして、入場受付後に来場者の個人情報の全部が来場者管理テーブル51に登録されるため、入場受付での入場受付処理及び入場受付者の入場受付動作は短縮され、来場者に対する入場受付をスムーズに行うことができる。また、展示会の会期中に来場者の個人情報の全てが来場者管理テーブル51に登録されるため、お礼状をメールで送付する等、その情報をいち早く用いることができる。
<入場通知処理>
次に、控え室処理部5の入場通知装置5aが行う入場通知処理について説明する。入場通知装置5aのCPU21が、入場通知装置5aの記憶部28に格納された来場者管理プログラムに基づいて入場通知処理を実行する。
次に、控え室処理部5の入場通知装置5aが行う入場通知処理について説明する。入場通知装置5aのCPU21が、入場通知装置5aの記憶部28に格納された来場者管理プログラムに基づいて入場通知処理を実行する。
図14に示すように、CPU21は、来場者管理テーブル51に対するタグIDの登録があるか否かを判断し(ステップS41)、タグIDの登録を待ち受ける(ステップS41のN)。来場者管理テーブル51に対するタグIDの登録があったと判断した場合には(ステップS41のY)、登録されたタグIDに対応する顧客情報に基づいて、営業担当者のメールアドレスの登録があるか否かを判断する(ステップS42)。
営業担当者のメールアドレスの登録がないと判断した場合には(ステップS42のN)、処理をステップS41に戻す。一方、営業担当者のメールアドレスの登録があると判断した場合には(ステップS42のY)、その営業担当者に担当する来場者(お客様)の入場を通知し(ステップS43)、処理をステップS41に戻す。
ステップS43では、来場者管理テーブル51に基づいて営業担当者が所持する携帯端末9に担当する来場者の入場を知らせるメールを送信する。これにより、例えば、携帯端末9の携帯表示部9aには、図15A及び図15Bに示すように、氏名、本人(事前申込者)又は代理人、入場時間、会社名及び所属等の情報が表示される。特に、図15Aに示すように、事前申込者本人が来場していることが表示されたり、図15Bに示すように、代理人が来場していることが表示されたりする。
このようにして、営業担当者に担当する来場者が入場したことがいち早く、すなわち入場受付後すぐに通知されるため、営業担当者は担当する来場者の入場に迅速に対応することができ、その結果として、来場者をいち早く案内することができる。さらに、来場者が事前申込者であるか代理人であるかを知ることが可能になるため、その来場者を探し出しやすくなり、いち早く来場者に会って来場者を案内することができる。
なお、入場通知装置5aでは、営業担当者による入力操作に応じて、例えば営業担当氏名や来場者の氏名等を検索対象として設定し、検索処理を実行する。これにより、営業担当者は担当する来場者の顧客情報だけを得ることが可能になり、また、知りたい来場者の顧客情報だけを得ることが可能になるため、より来場者に対して迅速に対応することができる。
<来場表示処理>
次に、控え室処理部5の来場表示装置5cが行う来場表示処理について説明する。来場表示装置5cのCPU21が、来場表示装置5cの記憶部28に格納された来場者管理プログラムに基づいて来場表示処理を実行する。
次に、控え室処理部5の来場表示装置5cが行う来場表示処理について説明する。来場表示装置5cのCPU21が、来場表示装置5cの記憶部28に格納された来場者管理プログラムに基づいて来場表示処理を実行する。
図16に示すように、CPU21は、まず、来場表示装置5cの起動時等に来場者管理テーブル51に基づいて、来場表示装置5cの大型ディスプレイ5bに来場者画面G4を表示する(ステップS51)。これにより、例えば、図17に示すような来場者画面G4が表示される。来場者画面G4には、会社名、所属、役職、事前申込者の氏名、入場時間、来場者の氏名、退場時間、居場所及び営業担当氏名等が表示されている。なお、来場者の氏名としては、「←」が事前申込者本人として表示されたり、簡易入力装置3aによる入力操作が終了するまで「(代理人)」又は「(当日申込)」が表示されたりする。
次いで、CPU21は、来場者管理テーブル51に対するタグIDの登録があるか否かを判断し(ステップS52)、簡易入力が完了したか否かを判断し(ステップS53)、さらに、完全入力が完了したか否かを判断し(ステップS54)、タグIDの登録、簡易入力の完了及び完全入力の完了を待ち受ける(ステップS52のN、ステップS53のN、ステップS54のN)。なお、簡易入力の完了は簡易入力画面G2の登録ボタンB2(図11参照)の押下により判断され、完全入力の完了は完全入力画面の登録ボタンB3(図13参照)の押下により判断される。
来場者管理テーブル51に対するタグIDの登録があったと判断した場合(ステップS52のY)、又は簡易入力が完了したと判断した場合(ステップS53のY)、又は完全入力が完了したと判断した場合には(ステップS54のY)、来場者管理テーブル51に基づいて来場者画面G4を更新する(ステップS55)。
ここで、簡易入力が完了すると、来場者が代理人であった場合には、「(代理人)」に代わって来場者の氏名が表示され、来場者が当日申込者であった場合には、「(当日申込)」に代わって来場者の氏名が表示され、加えて、会社名及び所属が表示される。一方、完全入力が完了すると、来場者が代理人又は当日申込者であった場合には、会社名及び所属に加えて役職が表示される。
このようにして、控え室に居る営業担当者に担当する来場者の入場がいち早く、すなわち入場受付後すぐに報知されるため、営業担当者は担当する来場者の入場に迅速に対応することができ、その結果として、来場者をいち早く案内することができる。さらに、来場者が事前申込者であるか代理人であるかを知ることが可能になるため、その来場者を探し出しやすくなり、いち早く来場者に会って来場者を案内することができる。また、入場受付後もリアルタイムに顧客情報が更新されるため、営業担当者は最新の情報を得ることができる。
<位置通知処理>
次に、展示会場処理部7の展示会場装置7aが行う位置通知処理について説明する。展示会場装置7aのCPU21が、展示会場装置7aの記憶部28に格納された来場者管理プログラムに基づいて位置通知処理を実行する。
次に、展示会場処理部7の展示会場装置7aが行う位置通知処理について説明する。展示会場装置7aのCPU21が、展示会場装置7aの記憶部28に格納された来場者管理プログラムに基づいて位置通知処理を実行する。
図18に示すように、CPU21は、展示会場装置7aによるICタグ32の読み取りがあるか否かを判断し(ステップS61)、そのICタグ32の読み取りを待ち受ける(ステップS61のN)。
ICタグ32の読み取りがあったと判断した場合には(ステップS61のY)、その読み取りがあった展示会場を来場者管理テーブル51に来場者の居場所として登録する(ステップS62)。これにより、来場者の居場所が来場者管理テーブル51に登録されるため、その都度、来場者画面G4には、来場者の居場所が更新されて表示される(図17参照)。
次いで、CPU21は、営業担当者に来場者の居場所を報知(通知)する(ステップS63)。このとき、営業担当者が所持する携帯端末9に担当する来場者の居場所を報知するメールを送信する。
このようにして、来場者の居場所(位置情報)が営業担当者に報知され、営業担当者は担当する来場者がどの展示会場に居るかを把握することが可能になるため、来場者を探し出しやすくなり、いち早く来場者に会って来場者を案内することができる。
<セミナー受付処理>
次に、セミナー処理部6のセミナー受付装置6aが行うセミナー受付処理について説明する。セミナー受付装置6aのCPU21が、セミナー受付装置6aの記憶部28に格納された来場者管理プログラムに基づいてセミナー受付処理を実行する。
次に、セミナー処理部6のセミナー受付装置6aが行うセミナー受付処理について説明する。セミナー受付装置6aのCPU21が、セミナー受付装置6aの記憶部28に格納された来場者管理プログラムに基づいてセミナー受付処理を実行する。
図19に示すように、CPU21は、まず、セミナー受付装置6aの起動時等にセミナー受付装置6aの表示部27にセミナー受付画面G5を表示する(ステップS71)。これにより、例えば、図20に示すようなセミナー受付画面G5が表示される。セミナー受付画面G5には、受付中のセミナー内容情報及び空席数等が表示されており、事前申込番号を入力するための入力領域R4、及びセミナー当日予約を行うことを宣言するセミナー当日予約ボタンB4が設けられている。セミナー受付者は、セミナー受付装置6aの入力部26を操作して入力領域R4に事前申込番号を入力したり、セミナー当日予約ボタンB4を押下したりする。なお、セミナー当日予約ボタンB4はセミナー受付装置6aの入力部26に例えばファンクションキーとして設けられていてもよい。
次いで、CPU21は、セミナー受付装置6aによるICタグ32の読み取りがあるか否かを判断し(ステップS72)、そのICタグ32の読み取りを待ち受ける(ステップS72のN)。
セミナー受付者は来場者からICタグ32を受け取り、あるいは、来場者が自らICタグ32をセミナー受付装置6aのICタグリーダ29に近づけてかざす。これにより、ICタグ32からタグIDが読み取られる。
ICタグ32の読み取りがあったと判断した場合には(ステップS72のY)、そのICタグ32から読み取ったタグIDに対応する顧客情報(お客様情報)をセミナー受付画面G5に表示する(ステップS73)。これにより、セミナー受付画面G5には、お客様情報が表示される。
その後、CPU21は、読み取ったタグIDに対応する顧客情報に基づいて、セミナー予約があるか否かを判断する(ステップS74)。セミナー予約があると判断した場合には(ステップS74のY)、読み取ったタグIDに対応する顧客情報に基づいて、来場者が来場している会場(来場者が居る会場)と予約会場(来場者が予約したセミナーの開催会場)とが一致しているか否かを判断する(ステップS75:会場判断手段)。
来場者が来場している会場と予約会場とが一致していると判断した場合には(ステップS75のY)、入場処理を行い(ステップS76)、セミナー受付画面G5における顧客情報(お客様情報)の表示を停止し(ステップS77)、処理をステップS72に戻す。
入場処理では、読み取ったタグIDに対応する受付番号に対応付けてセミナー管理テーブル52に受講ステータスを登録し、セミナー内容テーブル53の事前申込者入場者数等を更新する。このとき、セミナー受付画面G5における事前申込者入場者数の表示は変更され、入場者数合計も変更される。なお、図20では、例えば、事前申込者数が30人であり、そのうち1人がセミナー会場に入場しており、当日入場者数は0人であり、その結果、入場者数合計が1人であり(セミナー会場の定員は50人である)、空席数が20であることを示している。空席数は当日入場者数の増加に応じて減少する。
来場者が来場しているセミナー会場と予約会場とが一致していないと判断した場合には(ステップS75のN)、セミナー会場が異なることを報知し(ステップS78:報知手段)、セミナー受付画面G5における顧客情報(お客様情報)の表示を停止し(ステップS77)、処理をステップS72に戻す。
ステップS78では、例えば、図21に示すように、同じ時間内に別のセミナーに予約があることを示すメッセージMをセミナー受付画面G5に表示することで、セミナー会場が異なることを報知している。
一方、セミナー予約がないと判断した場合には(ステップS74のN)、当日予約処理を行い(ステップS79)、処理をステップS73に戻す。
当日予約処理では、セミナー当日予約ボタンB4の押下に待機し、その押下に応じて、読み取ったタグIDに対応付けて事前申込番号(仮事前申込番号)、受付番号、セミナー番号、セミナーコード及び受講ステータスを当日予約としてセミナー管理テーブル52に追加登録し、セミナー内容テーブル53の事前申込者数を更新する。なお、当日予約処理において、セミナー当日予約を行わずそのまま来場者のセミナー会場への入場を許可した場合には、セミナー内容テーブル53の当日入場者数を更新する。
このようにして、セミナー受付者はセミナー受付画面G5を見ることで、来場者に関するセミナー情報等を得ることができる。さらに、事前申込者の入場者数及び空席数等の空席情報を把握することが可能になるため、予約していない来場者を受講させて良いか否かを判断することが容易になり、より多くの来場者にセミナーを受講させることができる。
<退場受付処理>
最後に、退場受付処理部4の退場受付装置4aが行う退場受付処理について説明する。退場受付装置4aのCPU21が、退場受付装置4aの記憶部28に格納された来場者管理プログラムに基づいて退場受付処理を実行する。
最後に、退場受付処理部4の退場受付装置4aが行う退場受付処理について説明する。退場受付装置4aのCPU21が、退場受付装置4aの記憶部28に格納された来場者管理プログラムに基づいて退場受付処理を実行する。
CPU21は、まず、退場受付装置4aの起動時等に、退場受付装置4aの表示部27に退場受付画面を表示し、ICタグ32の読み取りを待ち受ける。ICタグ32の読み取りがあると、そのICタグ32から読み取られたタグIDに対応付けて来場者管理テーブル51に退場時間を登録する。
このようにして、退場時間が来場者管理テーブル51に登録されると、大型ディスプレイ5bに退場時間が表示されるため(図17参照)、営業担当者は来場者の退場を知ることができる。
<第1の実施の形態の効果>
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、来場者が事前申込者である場合には、事前申込情報である事前申込番号と来場者に渡されるICタグ32を識別する識別情報である受付番号とが関連付けられて入場情報としてデータベースである情報記憶装置3cに登録され、来場者が代理人又は当日申込者である場合には、受付番号が入場情報として情報記憶装置3cに登録される。これにより、事前申込者、代理人及び当日申込者等の全ての来場者に対してICタグを迅速に渡すことが可能になり、入場受付が短時間で完了するため、全ての来場者に対して入場受付をスムーズに行うことができる。
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、来場者が事前申込者である場合には、事前申込情報である事前申込番号と来場者に渡されるICタグ32を識別する識別情報である受付番号とが関連付けられて入場情報としてデータベースである情報記憶装置3cに登録され、来場者が代理人又は当日申込者である場合には、受付番号が入場情報として情報記憶装置3cに登録される。これにより、事前申込者、代理人及び当日申込者等の全ての来場者に対してICタグを迅速に渡すことが可能になり、入場受付が短時間で完了するため、全ての来場者に対して入場受付をスムーズに行うことができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態について図22ないし図29を参照して説明する。
本発明の第2の実施の形態について図22ないし図29を参照して説明する。
第2の実施の形態では、第1の実施の形態と異なる部分について説明する。なお、第1の実施の形態で説明した部分と同一部分は同一符号で示し、その説明は省略する。
<来場者管理システムの構成>
図22に示すように、第2の実施の形態に係る来場者管理システム100は、第1の実施の形態に係る来場者管理システム1の構成に加え、アンケート受付処理を行うアンケート処理部40が、通信網であるネットワーク8を介して有線又は無線により接続され構成されている。
図22に示すように、第2の実施の形態に係る来場者管理システム100は、第1の実施の形態に係る来場者管理システム1の構成に加え、アンケート受付処理を行うアンケート処理部40が、通信網であるネットワーク8を介して有線又は無線により接続され構成されている。
展示会場処理部7は、例えば第1展示ブースから第6展示ブースまでの展示ブース毎に展示ブース内処理部71をそれぞれ備えている。展示ブース内処理部71は、複数の展示ブース内装置7bにより構成されている。展示ブース内装置7bは、操作者である展示案内者又は来場者からの入力操作を受け付け、その入力操作に応じて来場者の移動履歴として位置情報ならびに時間情報の格納処理を行う。なお、展示ブース内装置7bは位置登録装置及び通知装置として機能する。
アンケート処理部40は、例えば複数のアンケート処理装置40aを備えている。アンケート処理部40は、操作者である展示案内者又は来場者からの入力操作を受け付け、その入力操作に応じて来場者向けのアンケート対象項目(アンケート項目)を作成・表示し、アンケート結果格納処理を行う。
これらの展示ブース内装置7b及びアンケート処理装置40aとしては、例えば、パーソナルコンピュータ(ノートパソコンやデスクトップパソコン)等の情報処理装置10が用いられている。情報処理装置10は第1の実施の形態と同様である。
バックヤード処理部3の情報記憶装置3cはデータベースとして機能するため、情報記憶装置3cが備える記憶部28には、展示ブース来訪履歴テーブル54、展示ブースコードテーブル55、展示品テーブル56及びアンケート結果テーブル57等が格納されている。
図23に示すように、展示ブース来訪履歴テーブル54には、顧客情報の一部であって、来場者が立ち寄った展示ブースの立ち寄り情報である展示履歴情報が来場者毎に記憶される。展示履歴情報は、受付番号、ブースコード及び時間等から構成されており、受付番号により来場者管理テーブル51と関連付けられている。
図24に示すように、展示ブースコードテーブル55には、展示ブースに関する展示ブース情報が記憶されている。展示ブース情報は、展示ブースコード及び展示ブース名称等から構成されており、展示ブースコードにより展示ブース来訪履歴テーブル54及び展示品テーブル56に関連付けられている。なお、このような展示ブースコードテーブル55には、展示ブース情報が予め登録されている。
図25に示すように、展示品テーブル56には、展示品に関する展示品情報が記録されている。展示品情報は、全展示品につきユニークにつけられた展示品番号、展示品名称及び展示ブースコード等から構成されており、展示ブースコードにより展示ブースコードテーブル55及び展示ブース来訪履歴テーブル54に関連付けられている。なお、このような展示品テーブルには、展示品情報が予め登録されている。
図26に示すように、アンケート結果テーブル57には、来場者が回答したアンケート対象項目ならびにアンケート結果に関するアンケート結果情報が来場者毎に記憶される。アンケート結果情報は、受付番号、アンケートの種別を意味するアンケート番号、回答の種別を表すアンケートサブ番号及び回答等から構成されており、受付番号により来場者管理テーブル51と関連付けられている。このアンケート結果テーブル57は、図27に示すようなアンケート結果データベース構造57aに対応するテーブルである。
<展示ブース内処理>
次に、展示会場処理部7の展示ブース内装置7bが行う展示ブース内処理について説明する。展示ブース内装置7bのCPU21が、展示ブース内装置7bの記憶部28に格納された来場者管理プログラムに基づいて展示ブース内処理を実行する。
次に、展示会場処理部7の展示ブース内装置7bが行う展示ブース内処理について説明する。展示ブース内装置7bのCPU21が、展示ブース内装置7bの記憶部28に格納された来場者管理プログラムに基づいて展示ブース内処理を実行する。
図28に示すように、CPU21は、展示ブース内装置7bの起動時等に展示ブース内装置7bの表示部27に受付画面を表示する(ステップS81)。次いで、CPU21は、展示ブース内装置7bによるICタグ32の読み取りがあるか否かを判断し(ステップS82)、そのICタグ32の読み取りを待ち受ける(ステップS82のN)。
ICタグ32の読み取りがあったと判断した場合には(ステップS82のY)、その読み取りがあった展示ブースコード、展示品番号ならびに読み取り時間を展示ブース来訪履歴テーブル54に来場者の移動履歴場所として登録する(ステップS)。これにより、来場者の移動履歴が登録される。
<アンケート処理>
次に、アンケート処理部40のアンケート処理装置40aが行うアンケート対象項目の抽出ならびにアンケート回答処理について説明する。アンケート処理装置40aのCPU21が、アンケート処理装置の記憶部28に格納された来場者管理プログラムに基づいてアンケート処理を実行する。
次に、アンケート処理部40のアンケート処理装置40aが行うアンケート対象項目の抽出ならびにアンケート回答処理について説明する。アンケート処理装置40aのCPU21が、アンケート処理装置の記憶部28に格納された来場者管理プログラムに基づいてアンケート処理を実行する。
図29に示すように、CPU21は、まず、アンケート処理装置40aの起動時等にアンケート処理装置40aの表示部27にアンケート画面を表示する(ステップS91)。次いで、CPU21は、アンケート処理装置40aによるICタグ32の読み取りがあるか否かを判断し(ステップS92)、そのICタグ32の読み取りを待ち受ける(ステップS92のN)。
ICタグ32の読み取りがあったと判断した場合には(ステップS92のY)、そのICタグ32から読み取られたタグIDに対応付けて来場者管理テーブル51の来場者情報を読み込み、アンケート画面に来場者の情報を表示する(ステップS93)。
続いて、CPU21は、アンケートに回答することに同意するか否か確認し(ステップS94)、来場者がアンケート回答に同意しないと判断した場合には(ステップS94のN)、そのままアンケート処理を終了し、ステップS92に処理を戻す。
来場者がアンケートに回答することに同意したと判断した場合には(ステップS94のY)、アンケート対象項目を表示する。このとき、ICタグ32から読み取られたタグIDに対応付けてセミナー管理テーブル52を参照し、受講ステータスが「受講済み」であるか否かを確認し(ステップS95)、受講ステータスが「受講済み」であると判断した場合には(ステップS95のN)、受講したセミナーのセミナーコードに基づいて、受講したセミナーをアンケート対象項目として追加する(ステップS96)。
次に、ICタグ32から読み取られたタグIDに対応付けて展示ブース来訪履歴テーブル54を参照し、該当する来訪履歴情報が格納されているか否かを判断する(ステップS97)。該当する来訪履歴情報が格納されていると判断した場合には(ステップS97のN)、立ち寄った来訪展示ブースならびに展示品をアンケート対象項目として追加する(ステップS98)。一方、該当する来訪履歴情報が格納されていないと判断した場合には(ステップS97のY)、来場者によるアンケート対象項目の指定があるか否かを判断する(ステップS99)。
アンケート対象項目の指定がないと判断した場合には(ステップS99のN)、アンケートの共通項目(図27参照)をアンケート対象項目として追加する(ステップS101)。一方、アンケート対象項目の指定があると判断した場合には(ステップS99のY)、来場者が指定した展示ブースならびに展示品をアンケート対象項目として追加する(ステップS101)。
その後、CPU21は、追加したアンケート対象項目(アンケート設問)をアンケート画面に表示し(ステップS102)、来場者によるアンケートに対する回答インプット(回答入力)を受け付け(ステップS103)、アンケートが終了したか否かを判断し(ステップS104)、アンケートが終了するまでステップS102及びステップS103を繰り返す(ステップS104のN)。アンケートが終了したと判断した場合には(ステップS104のY)、終了メッセージをアンケート画面に表示し(ステップS105)、処理をステップS92に戻す。
<第2の実施の形態の効果>
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、来場者のセミナー受講及び展示ブースの来訪履歴情報にあわせたアンケート対象項目の作成を行うことが可能になるので、来場者は短時間でアンケートに回答し、退場受付をスムーズに行うことができる。
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、来場者のセミナー受講及び展示ブースの来訪履歴情報にあわせたアンケート対象項目の作成を行うことが可能になるので、来場者は短時間でアンケートに回答し、退場受付をスムーズに行うことができる。
<他の実施の形態>
なお、本発明は、前述の実施の形態に限るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
なお、本発明は、前述の実施の形態に限るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
例えば、前述の実施の形態においては、簡易情報は来場者の氏名、会社名及び所属から構成されているが、これに限るものではなく、例えば来場者の氏名、会社名及び所属に加え役職等から構成されてもよく、営業担当者の必要に応じて変更される。
また、前述の実施の形態においては、入場受付装置2aは仮事前申込番号を発行しているが、これに限るものではなく、例えば仮事前申込番号を発行しなくてもよい。この場合には、代理人又は当日申込者であることを示すフラグ等を来場者管理テーブル51に顧客情報として登録するようにしてもよい。
前述の実施の形態においては、入場受付装置2aは代理人に関する顧客情報として事前申込者の会社名、電話番号、住所や所属等をコピーして来場者管理テーブル51に自動登録しているが、これに限るものではなく、例えば事前申込者の会社名、電話番号、住所や所属に加え、事前申込者の氏名もコピーして来場者管理テーブル51に自動登録してもよい。
前述の実施の形態においては、簡易入力装置3aが来場者管理テーブル51に簡易情報を登録し、完全入力装置3bが来場者管理テーブル51に完全情報(詳細情報)を登録しており、それらを個別に来場者管理テーブル51に登録しているが、これに限るものではなく、例えば完全入力装置3bだけを設けて簡易情報及び完全情報を個別に登録せず、その完全入力装置3bだけが来場者管理テーブル51に完全情報を登録するようにしてもよい。
前述の実施の形態においては、入場通知装置5aが来場者の入場受付に応じて営業担当者の携帯端末9に来場者に関する顧客情報を通知したり、来場表示装置5cが来場者画面G4に来場者に関する顧客情報を表示したりすることで、営業担当者に来場者の入場を報知しているが、これに限るものではなく、例えばどちらか一方だけを行ってもよく、また音声で来場者の入場を報知するようにしてもよい。同様に、展示会場装置7aが来場者の居場所に関する位置情報に応じて営業担当者の携帯端末9に来場者の居場所を通知したり、来場者画面G4に来場者の居場所を表示したりすることで、営業担当者に来場者の居場所を報知しているが、これに限るものではなく、例えばどちらか一方だけを行ってもよく、また音声で来場者の居場所を報知するようにしてもよい。
前述の実施の形態においては、位置登録装置及び通知装置として展示会場装置7aを用いているが、これに限るものではなく、例えば展示会場装置7aに加えて入場受付装置2a、退場受付装置4a、及びセミナー受付装置6aを位置登録装置及び通知装置として用いてもよい。
前述の実施の形態においては、セミナー受付装置6aはセミナー受付画面G5にメッセージMを表示することで、セミナー会場が異なることを報知しているが、これに限るものではなく、例えば音声の出力によりセミナー会場が異なることを報知してもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、各部の具体的構成等は、適宜変更可能である。また、実施形態に記載された作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。本発明は、例えば展示会場やセミナー会場等のイベント会場、すなわち来場者の入場・退場を管理する会場等で用いられる。
Claims (40)
- 顧客情報に対応付けられて事前に発行される事前申込情報の入力の有無を判断するステップと、
来場者に渡される無線タグを識別する識別情報の入力を受け付けるステップと、
前記事前申込情報の入力があったと判断した場合、前記事前申込情報と前記識別情報とを対応付けて入場情報としてデータベースに登録するステップと、
前記事前申込情報の入力がなかったと判断した場合、前記識別情報を入場情報としてデータベースに登録するステップと、
を備えることを特徴とする来場者管理方法。 - 前記識別情報を前記データベースに登録するステップでは、前記事前申込情報の入力がなかったと判断した場合、前記事前申込情報に代わる仮事前申込情報を発行し、その仮事前申込情報と前記識別情報とを対応付けて入場情報として前記データベースに登録することを特徴とする請求項1記載の来場者管理方法。
- 前記識別情報と前記無線タグに固有の固有情報とを対応付けるステップを備えることを特徴とする請求項1記載の来場者管理方法。
- 前記識別情報は、前記固有情報よりも情報量が少ないことを特徴とする請求項3記載の来場者管理方法。
- 前記来場者が代理人であることを宣言する入力の有無を判断するステップと、
前記事前申込情報の入力があり、前記来場者が代理人であることを宣言する入力があったと判断した場合、前記顧客情報を前記識別情報に対応付けて前記データベースに登録するステップと、
を備えることを特徴とする請求項1記載の来場者管理方法。 - 前記来場者に関する顧客情報の入力を前記データベースに登録された識別情報に対応付けて受け付けるステップを備えることを特徴とする請求項1記載の来場者管理方法。
- 前記来場者に関する顧客情報の入力を前記データベースに登録された識別情報に対応付けて受け付けるステップでは、前記来場者に関する簡易情報の入力と詳細情報の入力とを個別に受け付けることを特徴とする請求項6記載の来場者管理方法。
- 前記簡易情報を表示するステップを備えることを特徴とする請求項7記載の来場者管理方法。
- 前記簡易情報を前記来場者が携帯する携帯端末に送信するステップを備えることを特徴とする請求項7記載の来場者管理方法。
- 前記来場者が所持する前記無線タグの前記識別情報に対応付けてその来場者の居場所に関する位置情報を前記来場者に関する顧客情報として前記データベースに登録するステップを備えることを特徴とする請求項1記載の来場者管理方法。
- 前記位置情報を表示するステップを備えることを特徴とする請求項10記載の来場者管理方法。
- 前記位置情報を前記来場者が携帯する携帯端末に送信するステップを備えることを特徴とする請求項10記載の来場者管理方法。
- 前記来場者が所持する前記無線タグの前記識別情報に対応付けてその来場者の移動履歴に関する位置情報を前記来場者に関する顧客情報として前記データベースに登録するステップを備えることを特徴とする請求項1記載の来場者管理方法。
- 前記顧客情報は、前記来場者が受講するセミナーに関するセミナー情報を有しており、
前記来場者が所持する前記無線タグの前記識別情報に対応する前記セミナー情報を表示するステップを備えることを特徴とする請求項1記載の来場者管理方法。 - 前記セミナー情報は、前記セミナーの開催会場に関する空席情報を有していることを特徴とする請求項14記載の来場者管理方法。
- 前記空席情報に基づいて、空席がある前記セミナーに対し、来場当日にセミナー受講を許可するステップを有することを特徴とする請求項15記載の来場者管理方法。
- 前記来場者が所持する前記無線タグの前記識別情報に対応する前記セミナー情報に基づいて、前記来場者が居る会場が前記セミナーの開催会場であるか否かを判断するステップと、
前記来場者が居る会場が前記セミナーの開催会場でないと判断した場合、前記来場者が居る会場が前記セミナーの開催会場でないことを報知するステップと、
を備えることを特徴とする請求項14記載の来場者管理方法。 - 前記来場者が所持する前記無線タグの前記識別情報に対応する顧客情報に基づいてアンケート対象項目を抽出するステップを備えることを特徴とする請求項1記載の来場者管理方法。
- 前記顧客情報は、前記来場者が受講したセミナーに関するセミナー情報を有しており、
前記アンケート対象項目を抽出するステップでは、前記来場者が所持する前記無線タグの前記識別情報に対応する前記セミナー情報に基づいて前記アンケート対象項目を抽出することを特徴とする請求項18記載の来場者管理方法。 - 前記顧客情報は、前記来場者が立ち寄った展示履歴情報を有しており、
前記アンケート対象項目を抽出するステップでは、前記来場者が所持する前記無線タグの前記識別情報に対応する前記展示履歴情報に基づいて前記アンケート対象項目を抽出することを特徴とする請求項18記載の来場者管理方法。 - データベースと、
顧客情報に対応付けられて事前に発行される事前申込情報の入力及び来場者に渡される無線タグを識別する識別情報の入力を受け付ける入力部と、顧客情報に対応付けられて事前に発行される事前申込情報の入力の有無を判断する判断手段と、前記事前申込情報の入力があったと判断した場合、前記事前申込情報と前記識別情報とを対応付けて入場情報として前記データベースに登録し、前記事前申込情報の入力がなかったと判断した場合、前記識別情報を入場情報として前記データベースに登録する登録手段とを具備する受付装置と、
を備えることを特徴とする来場者管理システム。 - 前記登録手段は、前記事前申込情報の入力がなかったと判断した場合、前記事前申込情報に代わる仮事前申込情報を発行し、その仮事前申込情報と前記識別情報とを対応付けて入場情報として前記データベースに登録することを特徴とする請求項21記載の来場者管理システム。
- 前記受付装置は、前記識別情報と前記無線タグに固有の固有情報とを対応付ける対応付け手段を具備することを特徴とする請求項21記載の来場者管理システム。
- 前記識別情報は、前記固有情報よりも情報量が少ないことを特徴とする請求項23記載の来場者管理システム。
- 前記受付装置は、前記来場者が代理人であることを宣言する入力の有無を判断する宣言入力判断手段を具備し、
前記登録手段は、前記事前申込情報の入力があり、前記来場者が代理人であることを宣言する入力があったと判断した場合、前記顧客情報を前記識別情報に対応付けて前記データベースに登録することを特徴とする請求項21記載の来場者管理システム。 - 前記来場者に関する顧客情報の入力を前記登録された識別情報に対応付けて受け付ける入力装置を備えることを特徴とする請求項21記載の来場者管理システム。
- 前記入力装置は、前記来場者に関する簡易情報の入力と詳細情報の入力とを個別に受け付けることを特徴とする請求項26記載の来場者管理システム。
- 前記簡易情報を表示する表示装置を備えることを特徴とする請求項27記載の来場者管理システム。
- 前記簡易情報を前記来場者が携帯する携帯端末に送信する通知装置を備えることを特徴とする請求項27記載の来場者管理システム。
- 前記来場者が所持する前記無線タグの前記識別情報に対応付けてその来場者の居場所に関する位置情報を前記来場者に関する顧客情報として前記データベースに登録する位置登録装置を備えることを特徴とする請求項21記載の来場者管理システム。
- 前記位置情報を表示する表示装置を備えることを特徴とする請求項30記載の来場者管理システム。
- 前記位置情報を前記来場者が携帯する携帯端末に送信する通知装置を備えることを特徴とする請求項30記載の来場者管理システム。
- 前記来場者が所持する前記無線タグの前記識別情報に対応付けてその来場者の移動履歴に関する位置情報を前記来場者に関する顧客情報として前記データベースに登録する位置登録装置を備えることを特徴とする請求項21記載の来場者管理システム。
- 前記顧客情報は、前記来場者が受講するセミナーに関するセミナー情報を有しており、
前記来場者が所持する前記無線タグの前記識別情報に対応する前記セミナー情報を表示する表示装置を備えることを特徴とする請求項21記載の来場者管理システム。 - 前記セミナー情報は、前記セミナーの開催会場に関する空席情報を有していることを特徴とする請求項34記載の来場者管理システム。
- 前記空席情報に基づいて、空席がある前記セミナーに対し、来場当日にセミナー受講を許可するセミナー受付装置を備えることを特徴とする請求項35記載の来場者管理システム。
- 前記来場者が所持する前記無線タグの前記識別情報に対応する前記セミナー情報に基づいて、前記来場者が居る会場が前記セミナーの開催会場であるか否かを判断する会場判断手段と、前記来場者が居る会場が前記セミナーの開催会場でないと判断した場合、前記来場者が居る会場が前記セミナーの開催会場でないことを報知する報知手段とを具備する報知装置を備えることを特徴とする請求項34記載の来場者管理システム。
- 前記来場者が所持する前記無線タグの前記識別情報に対応する顧客情報に基づいてアンケート対象項目を抽出するアンケート処理装置を備えることを特徴とする請求項21記載の来場者管理システム。
- 前記顧客情報は、前記来場者が受講したセミナーに関するセミナー情報を有しており、
前記アンケート処理装置は、前記来場者が所持する前記無線タグの前記識別情報に対応する前記セミナー情報に基づいて前記アンケート対象項目を抽出することを特徴とする請求項38記載の来場者管理システム。 - 前記顧客情報は、前記来場者が立ち寄った展示履歴情報を有しており、
前記アンケート処理装置は、前記来場者が所持する前記無線タグの前記識別情報に対応する前記展示履歴情報に基づいて前記アンケート対象項目を抽出することを特徴とする請求項38記載の来場者管理システム。
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