JPH1185861A - サービス情報個別提供装置及びそれを用いたサービス情報個別提供方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入場者各人に応じて異なる内容のプレゼンテ
ーションを行う。 【解決手段】 入場に際して入場者各人に携帯送信機11
を手渡す時に自分で、あるいは係員によって付加情報登
録手段14により各携帯送信機の識別コードと対応させて
付加情報を入力する。この付加情報にはサービス情報の
種類、サービス情報の内容、提供頻度、携帯する個人の
名前などを含めることができる。そしてサービス情報の
提供にあたっては、施設内を回っている入場者の携帯送
信機11からその近くに設置されている受信機12,13 が個
別識別コードを受信した時に、サービス情報選択手段18
が受信した個別識別コードに対応したサービス情報の種
類を選択し、選択された種類のサービス情報のうちで受
信機の設置位置に対応した内容のサービス情報をデータ
ベース16から呼出し、該当する場所に設置されているサ
ービス情報出力手段17から出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、特定の会場内の入
場者に対して個別にサービス情報を提供するためのサー
ビス情報個別提供装置およびそれを用いたサービス情報
個別提供方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】多数の入場者に楽しみやガイド情報を与
える目的で設置されているテーマパークや遊園地のよう
な会場、施設（以下、会場と称する）では、特定の場所
に人を驚かせたり、楽しませたりするためのプレゼンテ
ーション装置や仕掛を設置し、また必要な場所ではガイ
ド情報を放送している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
プレゼンテーション、仕掛、ガイド情報などのサービス
情報の提供は、アトランダムな提供であったとしても、
入場者個人個人を特定し、その人に応じた内容で提供す
るものではなく、無差別多数の人を対象にして装置側か
らの一方的な提供であるため、無味乾燥なものとなりが
ちであった。

【０００４】これを避けるために、施設によっては人間
味のあるキャラクタや大道芸人を会場内に散在させて変
化を持たせる工夫をしているところもある。

【０００５】また特に遊園地のような施設では、入場者
が歩いたり、カートに乗ったりしてアトラクション内を
移動すると、その動きを光電スイッチ、近接スイッチな
どで検知し、自動的に動作したり、映像や音声を提示し
たり、人形を動かしたりする仕掛やプレゼンテーション
を用意しているが、これらとて、入場者の年齢層、性
別、好みといったものを個別に識別して提供するもので
はなく、誰でもその場所を通過する人がいれば一律に同
じ内容の仕掛を提示するだけであり、突然性、刺激性は
ある程度与えられるが、入場者に親近感、親密感を与え
ることはなく、また特に幼児であれば刺激が強すぎると
いった問題点もあり、誰でも楽しめるものではなかっ
た。

【０００６】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、入場者個人個人の年齢層、性別、好み
に応じて個別に異なったサービス情報を自動的に提供す
ることができるサービス情報個別提供装置及びそれを用
いたサービス情報個別提供方法を提供することを目的と
する。

【０００７】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明のサービ
ス情報個別提供装置は、個別識別コードを有する携帯送
信機と、各所に設置され、設置位置識別コードを有し、
携帯送信機からの個別識別コードを受信する受信機と、
個別識別コードに対応したサービス情報を保持するデー
タベースと、受信機それぞれの近くに設置され、サービ
ス情報を音声情報または表示情報として出力するサービ
ス情報出力手段と、受信機が受信した携帯送信機の個別
識別コードに対応したサービス情報をデータベースから
呼出し、受信機の設置位置識別コードに基づき、該当す
る場所に設置されたサービス情報出力手段に送信するネ
ットワーク制御部とを備えたものである。

【０００８】この請求項１の発明のサービス情報個別提
供装置では、多数の携帯送信機をそれらの個別識別コー
ドごとに、たとえば、年齢層、性別、利用者の好みとい
った対象層をあらかじめ設定しておき、受信機及びサー
ビス情報出力手段を会場内の各所に設置しておき、また
サービス情報を設置場所ごとにその設置場所に対応した
内容で、かつ対象層ごとに異なったものを登録してお
く。

【０００９】そしてサービス情報の提供にあたっては、
施設内を回っている入場者の携帯送信機からの個別識別
コードをその近くに設置された受信機が受信した時に、
ネットワーク制御部は当該受信機の設置位置識別コード
と受信した個別識別コードとに対応したサービス情報を
データベースから呼出し、該当する場所に設置されてい
るサービス情報出力手段から出力させる。

【００１０】これによって、サービス情報出力手段の設
置されている場所ごとに、入場者各人をその年齢層、性
別、好みなどに応じたサービス情報によって楽ませるこ
とができる。

【００１１】請求項２の発明は、請求項１のサービス情
報個別提供装置において、さらに、携帯送信機の個別識
別コードと対応させて付加情報を入力してデータベース
に登録する付加情報登録手段と、付加情報登録手段によ
り登録された付加情報に基づき、提供するサービス情報
を選択するサービス情報選択手段とを備え、ネットワー
ク制御部が、受信機の受信した携帯送信機の個別識別コ
ードに対して、サービス情報選択手段の選択したサービ
ス情報をデータベースから呼出し、受信機の設置位置識
別コードに基づき、該当する場所に設置されたサービス
情報出力手段に送信するようにしたものである。

【００１２】この請求項２の発明のサービス情報個別提
供装置では、入場に際して入場者各人に携帯送信機を手
渡す時に自分で、あるいは係員によって付加情報登録手
段により各携帯送信機の識別コードと対応させて付加情
報を入力する。この付加情報にはサービス情報の種類、
サービス情報の内容、提供頻度、携帯する個人の名前な
どを含めることができる。そしてサービス情報の提供に
あたっては、施設内を回っている入場者の携帯送信機か
らの個別識別コードをその近くに設置されている受信機
が受信した時に、サービス情報選択手段が受信した個別
識別コードに対応したサービス情報の種類を選択し、ネ
ットワーク制御部が選択された種類のサービス情報のう
ちで受信機の設置位置に対応した内容のサービス情報を
データベースから呼出し、該当する場所に設置されてい
るサービス情報出力手段から出力させる。

【００１３】これによって入場者ごとに無差別に携帯送
信機を手渡しても、その入場者ごとに個別に選択した種
類のサービス情報で、かつサービス情報出力手段の設置
されている各場所に応じた内容のサービス情報を提供す
ることができ、入場者各人に個別のサービス情報を提供
して楽ませることができる。

【００１４】請求項３の発明は、請求項２のサービス情
報個別提供装置において、さらに、付加情報から特定す
る特定対象者に対する伝達情報を、サービス情報として
登録する伝達情報登録手段を備えたものである。

【００１５】この請求項３の発明のサービス情報提供装
置では、団体旅行のように多数の入場者がいくつかの小
グループに分かれて施設を回る場合に、あるグループに
属する入場者を特定してサービス情報を提供する必要あ
れば、携帯送信機の個別識別コードに対応させて登録す
る付加情報にグループコードをも含めて登録することに
より、ネットワーク制御部が携帯送信機をそのグループ
コードに基づいてグループ管理する。そこで、集合場
所、集合時間の案内その他、特定のグループに向けて特
定の情報を伝達する必要が生じた時には、伝達情報入力
手段によって必要な情報を入力することにより、ある受
信機の近くを当該グループに属する入場者が通ると、そ
の携帯送信機からの個別識別コードを受信して当該グル
ープに属する入場者であると判断し、伝達情報入力手段
により登録されている伝達情報を当該受信機の近くのサ
ービス情報出力手段から出力させる。

【００１６】これによって、グループごとに施設内をバ
ラバラに回っていても、必要な情報を相互に伝達するこ
とができ、サービスの向上が図れる。

【００１７】請求項４の発明は、請求項１〜３のサービ
ス情報個別提供装置において、サービス情報としてガイ
ド情報を提供するものであり、各受信機の設置場所の近
くのサービス情報出力手段から、その設置場所に対応
し、かつ携帯送信機の個別識別コードに対応して個別の
ガイド情報を提供することができる。

【００１８】請求項５の発明は、請求項１〜４のサービ
ス情報個別提供装置において、サービス情報としてプレ
ゼンテーションを提供するものであり、各受信機の設置
場所の近くのサービス情報出力手段から、その設置場所
に対応し、かつ携帯送信機の個別識別コードに対応して
個別のプレゼンテーションを提示することができる。

【００１９】請求項６の発明のサービス情報個別提供方
法は、多数の携帯送信機をそれらの個別識別コードごと
に対象層をあらかじめ設定しておき、受信機及びサービ
ス情報出力手段を会場内の各所に設置しておき、サービ
ス情報を設置場所ごと、かつ対象層ごとに異なったもの
を登録しておき、ある携帯送信機からある受信機が個別
識別コードを受信した時に、ネットワーク制御部は当該
受信機の設置位置識別コードと受信した個別識別コード
とに対応したサービス情報をデータベースから呼出し、
該当する場所に設置されているサービス情報出力手段か
ら出力させる。

【００２０】請求項７の発明のサービス情報個別提供方
法は、複数の受信機及びサービス情報出力手段を会場内
の各所に設置しておき、サービス情報を設置場所ごと、
かつ対象層ごとに異なった種類のものを登録しておき、
付加情報登録手段により、携帯送信機ごとにそれを携帯
する入場者の付加情報を当該携帯送信機の個別識別コー
ドに対応させてデータベースに登録し、ある携帯送信機
からある受信機が個別識別コードを受信した時に、サー
ビス情報選択手段が受信した個別識別コードに対応して
付加情報登録手段により登録された付加情報に基づいて
サービス情報を選択し、ネットワーク制御部が受信機の
設置位置識別コードと個別識別コードと選択されたサー
ビス情報とに基づき、該当するサービス情報をデータベ
ースから呼出し、該当する場所に設置されているサービ
ス情報出力手段から出力させる。

【００２１】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図１は本発明の第１の実施の形態の
システム構成を示している。この実施の形態のサービス
情報個別提供装置は、入場者各人に手渡す、それ自体に
個別識別コードを登録するためのメモリ素子を内蔵し、
発信できる機能を備えた非接触型無線タグ１１と、施設
内の各所に設置され、無線タグ１１に登録されている個
別識別コードを受信するアンテナ１２を備えたリーダラ
イタ１３と、特定の場所に設置され、無線タグ１１ごと
の個別識別データと対応させて個別情報を入出力するた
めのデータ入出力装置１４と、多数のリーダライタ１３
とデータ交信を行うネットワークコンピュータ１５と、
多数の無線タグ１１それぞれの識別コードとそれぞれに
対応する個別情報、多数のリーダライタ１３の設置位置
識別コードの情報を保有するデータベース１６、ネット
ワークコンピュータ１５が有するサービス情報を音声、
グラフィックス、文字情報にして提示するプレゼンテー
ション装置１７、そしてこの装置全体のシステム運用を
制御するシステム運用エンジンコンピュータ１８から構
成されている。

【００２２】アンテナ１２及びリーダライタ１３、デー
タ入出力装置１４は提供するサービス情報の内容に応じ
て施設内の随所の見えない場所や見える場所に設置され
ている。

【００２３】プレゼンテーション装置１７はマイクロホ
ン１７ａ、スピーカ１７ｂ及び表示装置１７ｃから構成
されている。そしてこのプレゼンテーション装置１７
は、各所のアンテナ１２及びリーダライタ１３の設置場
所と同じ場所、あるいはその近くの場所に設置され、ま
たその他の必要な場所にも設置され、各装置ごとにその
設置場所に対応した設置場所識別コードが設定されてい
る。なお、プレゼンテーション装置１７の要素１７ａ〜
１７ｃは必要に応じてその１つまたは２つだけが選択さ
れて設置されることもある。またプレゼンテーション装
置１７はこのようなスピーカ、表示装置、マイクロホン
にとどまらず、特に遊園地では人形が飛出したり、動い
たり、それと共に音を出したりする仕掛であることもあ
る。

【００２４】次に、上記構成のサービス情報個別提供装
置の動作について説明する。施設入場者各人は、このシ
ステムを利用するに際して無線タグ１１を１個ずつ受取
り、身に付ける。各無線タグ１１には個別識別コードが
あらかじめ登録されている。そして各無線タグ１１の使
用者が個別にサービス情報を必要とする場合、データ入
出力装置１４によって個別情報を登録する。この個別情
報には、名前、年齢、性別、要求するサービス情報の種
類などがある。

【００２５】このような準備の下に、入場者各人が無線
タグ１１を持って施設内各所を回ることになるが、ある
無線タグ１１を携帯している入場者があるアンテナ１２
及びリーダライタ１３の近くにくると、図２のフローチ
ャートに示すように、無線タグ１１から発信される個別
識別コードをアンテナ１２が受信し（ステップＳ１）、
リーダライタ１３はその受信した個別識別コードと受信
したリーダライタ１３の設置位置識別コード（これは受
信位置識別コード、また使用者の居所識別コードともな
る）とをネットワークコンピュータ１５からシステム運
用エンジンコンピュータ１８に送信する（ステップＳ
２，Ｓ３）。

【００２６】システム運用エンジンコンピュータ１８は
図３に示すように、ネットワークコンピュータ１５から
個別識別コードとこれを受信したリーダライタ１３の設
置位置識別コードとを受信すると（ステップＳ４）、こ
れらの情報に基づき、データベース１６にアクセスして
当該識別コードに対応してあらかじめ登録されている個
別情報を引出し、その個別情報に対応してデータベース
１６内にあらかじめ登録されているサービス情報の種類
を選択し、選択された種類のサービス情報の中で、受信
位置識別コードに対応した内容のサービス情報を選定し
（ステップＳ５）、この選定されたサービス情報を該当
する位置のネットワークコンピュータ１５を通じて交信
したリーダライタ１３の近くに設置されている特定のプ
レゼンテーション装置１７に送信する。そしてプレゼン
テーション装置１７から結果処理完了信号を受けるまで
待機する（ステップＳ６）。

【００２７】図４のフローチャートに示すように、エン
ジンコンピュータ１８から送られてきた選定されたサー
ビス情報を受信したプレゼンテーション装置１７はその
サービス情報の内容を判断し（ステップＳ９，Ｓ１
０）、受信したサービス情報が音声情報であればスピー
カ１７ａから出力し（ステップＳ１０ａ）、またグラフ
ィックス情報であれば表示装置１７ｂに表示し（ステッ
プＳ１０ｃ）、あるいは何かの仕掛を動作させるもので
あればその仕掛を動作させ（ステップＳ１０ｃ）、処理
完了信号をエンジンコンピュータ１８に送信する（ステ
ップＳ１１）。

【００２８】エンジンコンピュータ１８はプレゼンテー
ション装置１７から処理完了の通知を受取ると（ステッ
プＳ７）、データベース１６の内容を更新して、次のイ
ベントに備えることになる（ステップＳ８）。

【００２９】これによって、ある無線タグ１１を携帯し
てあるアンテナ１２及びリーダライタ１３の近くを通っ
た入場者があれば、その入場者の登録した個別情報に応
じて現在位置にふさわしいガイド情報、アトラクション
あるいは仕掛をその場所の近くのプレゼンテーション装
置１７によって提示することができるようになる。

【００３０】以上の一般的なシステムを、テーマパーク
メイトシステムとして利用する場合を、第２の実施の形
態として説明する。第２の実施の形態のシステム構成は
図１に示したものと同一であるが、処理機能は図５〜図
８のフローチャートに示すものである。

【００３１】テーマパークメイトと名づけた第２の実施
の形態のサービス情報個別提供装置は、特定の利用者に
対してテーマパーク内で突然に出現して利用者を驚かせ
たり、案内などを行う仮想の友達（メイト）の働きをす
ることを特徴とする。そのために利用者それぞれが個別
識別コードの異なる無線タグ１１それぞれを受取った時
に、まず利用者の判断で種々の個別情報をデータ入出力
装置１４によって入力してデータベース１６に無線タグ
１１の識別コードと対応させて登録する。すなわち、図
５のフローチャートに示すようにデータ入出力装置１４
が備えられているアンテナ１２及びリーダライタ１３の
受信エリア内で、利用者が受取った無線タグ１１をかざ
しながら（ステップＳ２１，Ｓ２２）、データ入出力装
置１４を用いて個別情報を入力する（ステップＳ２
３）。

【００３２】この個別情報には、次のようなものがあ
る。 ・メイトの選択：ガイド、友達、メイトの仮想性格（悪
友、良友など） ・利用者の呼び方：氏名、ニックネーム ・出現頻度：多、少 ・その他：年齢、性別など

【００３３】ここで登録される個別情報はそれを登録す
る無線タグ１１の識別コードと共に、ネットワークコン
ピュータ１５からシステム運用エンジンコンピュータ１
８に送られる（ステップＳ２４）。

【００３４】エンジンコンピュータ１８では図７のフロ
ーチャートに示すように、個別情報を登録する無線タグ
１１の識別コードを受信すると（ステップＳ２８）、デ
ータベース１６に無線タグ１１の識別コードと対応させ
て初期情報として登録する（ステップＳ２９）。

【００３５】以上の無線タグ１１ごとの個別情報の登録
は、それを必要とする利用者に対して無線タグ１１を手
渡す都度に行うことになる。

【００３６】こうして初期情報の登録処理が終了する
と、その無線タグ１１を携帯して利用者はテーマパーク
内を回ることになる。そしてあるアンテナ１２及びリー
ダライタ１３に近づくと、図６のフローチャートに示す
ように、無線タグ１１から発信される識別コードをアン
テナ１２が受信し（ステップＳ２５）、リーダライタ１
３はその受信した個別識別コードとそれを受信したリー
ダライタ１３の設置位置識別コードとをネットワークコ
ンピュータ１５からシステム運用エンジンコンピュータ
１８に送信する（ステップＳ２６，Ｓ２７）。

【００３７】システム運用エンジンコンピュータ１８は
図７のフローチャートに示すように、ネットワークコン
ピュータ１５から個別識別コードとそれを受信したリー
ダライタ１３の設置位置識別コードとを受信すると（ス
テップＳ２８）、この場合には初期情報の登録ではない
のでステップＳ２９でＮＯに分岐し、続くステップＳ３
０でデータベース１６に個人履歴情報として受信した識
別コードと受信したアンテナの設置位置識別コードとを
登録する。これと共に、データベース１６を検索して、
当該識別コードに対応してあらかじめ登録されている個
別情報を引出す。

【００３８】そして引出した個別情報の内容に基づき、
次の処理判断を行う（ステップＳ３１，Ｓ３２）。

【００３９】この処理判断の事例として、友人型メイト
を例に挙げて説明すると次のようになる。

【００４０】・出現するか否かの判断 規定時間経過、規定距離移動したか。またはランダム設
定にして現地点あるいは現時間で出現させるか（システ
ム固有の設定による）。

【００４１】・出現時のタイプ おどかし型、フレンドリー型あるいはしんみり型か（個
別情報の登録内容に基づく）。

【００４２】・出現時のメッセージ 利用者固有の名前で呼びかける（個別情報の登録内容に
基づく）。

【００４３】時間帯に応じて昼食や休憩を促す（受信位
置識別コードに基づき、システム固有の設定による）。

【００４４】からかう（個別情報の登録内容に基づく…
悪友の場合）。

【００４５】テーマパークの案内情報を伝える（受信位
置識別コードに基づき、その場所に対応した情報であ
り、システム固有の設定による）。

【００４６】使用注意メッセージ（遊具によって年齢制
限がある場合、個別情報とシステム設定との対照により
年齢制限に引っかかる場合）。

【００４７】こうして処理判断を行うと、その結果、デ
ータベース１６から抽出したプレゼンテーション情報を
該当する位置のプレゼンテーション装置１７を特定して
送信し（ステップＳ３３）、そのプレゼンテーション装
置１７から結果処理完了信号を受けるまで待機する（ス
テップＳ３４）。

【００４８】図８のフローチャートに示すように、エン
ジンコンピュータ１８から送られてきたプレゼンテーシ
ョン情報を受信したプレゼンテーション装置１７はその
内容を判断し（ステップＳ３６，Ｓ３７）、受信したサ
ービス情報が音声情報であればスピーカ１７ａから出力
し（ステップＳ３７ａ）、またグラフィックス情報であ
れば表示装置１７ｂに表示し（ステップＳ３７ｂ）、あ
るいは何かの仕掛を動作させるものであればその仕掛を
動作させ（ステップＳ３７ｃ）、処理完了信号をエンジ
ンコンピュータ１８に送信する（ステップＳ３８）。

【００４９】エンジンコンピュータ１８はプレゼンテー
ション装置１７から処理完了の通知を受取ると（ステッ
プＳ３４）、データベース１６の内容を更新して、次の
イベントに備えることになる（ステップＳ３５）。

【００５０】これによって、ある無線タグ１１を携帯し
てあるアンテナ１２及びリーダライタ１３の近くを通っ
た利用者があれば、その利用者の登録した個別情報に応
じて現在位置にふさわしいガイド情報、プレゼンテーシ
ョンあるいは仕掛をその場所の近くのプレゼンテーショ
ン装置１７によって提示することができるようになる。

【００５１】また、個別情報に対応して種々のバリエー
ションに富んだガイドができ、あるいはプレゼンテーシ
ョンや仕掛を提供することができ、提供する情報のマン
ネリ化を防ぐことができる。

【００５２】加えて、データベース１６によって個別情
報と共に履歴データを収集することができるので、入場
者の行動状況のサンプルチェックができ、データベース
１６のデータを使用してリアルタイムに施設内の混雑度
や利用者の行動分析を行い、スタッフの適所配置の判断
材料として役立てることもできる。

【００５３】次に、図１に示したサービス情報個別提供
装置をガイドシステムとして利用する第３の実施の形態
について説明する。この第３の実施の形態のガイドシス
テムは、施設に団体で来場し、いくつかの小グループに
分れて行動する利用者グループを対象とし、伝言や相手
の居場所の推定を行うことを特徴とする。

【００５４】すなわち、施設の入場時に利用者がグルー
プ単位でデータ入出力装置１４から必要な情報の登録を
行う、その後、施設内の随所に設置されているデータ入
出力装置１４によってマーキングを行い、グループごと
の居場所や伝言をシステムに保管する。この情報はこの
グループに属するメンバーしか見ることができないよう
に、そしてグループに属するメンバーが携帯する無線タ
グ１１が任意の位置のアンテナ１２及びリーダライタ１
３の近くを通ることによって自動的にデータ入出力装置
１４に表示させて伝言を知らせ、あるいは他のグループ
の居場所を表示したりしてガイドする働きをさせるので
ある。

【００５５】このガイドシステムのハードウェア構成
は、図１に示した第１の実施の形態と同じであるが、エ
ンジンコンピュータ１８の実行する処理機能は図９〜図
１１に示すものとなる。

【００５６】＜初期登録＞図９のフローチャートに示す
ように、利用者は入場時に無線タグ１１を受取り、アン
テナ１２及びリーダライタ１３によって識別コードを読
取り、またデータ入出力装置１４からグループメンバー
情報を入力する（ステップＳ４１〜Ｓ４４）。この無線
タグ１１ごとにその識別コードとグループメンバー情報
とを対応させた識別情報をネットワークコンピュータ１
５からシステム運用エンジンコンピュータ１８に送信す
る（ステップＳ４５）。

【００５７】エンジンコンピュータ１８では、ネットワ
ークコンピュータ１５から個別識別情報を受信すると
（ステップＳ４６）、それがグループメンバー情報を含
む初期情報であればデータベース１６に登録する（ステ
ップＳ４７）。

【００５８】この後、団体の各小グループごとに無線タ
グ１１を所持させてグループごとに施設内を回らせる。

【００５９】＜履歴ファイル＞あるグループの無線タグ
１１がある場所のアンテナ１２及びリーダライタ１３に
近づくと、図９のフローチャートに示すようにアンテナ
１２及びリーダライタ１３が無線タグ１１から個別識別
コードを読取り、ネットワークコンピュータ１５を通じ
て、受信したリーダライタ１３の設置位置識別コードと
共に個別識別コードをエンジンコンピュータ１８に送信
する（ステップＳ４１〜Ｓ４５）。

【００６０】システム運用エンジンコンピュータ１８で
は、図１０に示すように個別識別コードを受信すると
（ステップＳ４６）、データベース１６を検索して位置
識別コードから当該無線タグ１１の位置を特定し、識別
コードに対応させて所在地点の情報として履歴ファイル
に登録する（ステップＳ４７〜Ｓ５３）。

【００６１】＜伝言登録＞グループメンバーが他のグル
ープのメンバーに伝言を必要とする時には、図１１のフ
ローチャートに示すように、アンテナ１２及びリーダラ
イタ１３の設置場所においてデータ入出力装置１４を用
いて伝言情報を入力する（ステップＳ５５，Ｓ５６）。
この伝言情報はネットワークコンピュータ１５によって
エンジンコンピュータ１８にリーダライタ１３の設置位
置識別コード、無線タグ１１の識別コードと共に送信さ
れる（ステップＳ５８）。

【００６２】システム運用エンジンコンピュータ１８で
は、この伝言情報を受信すると（ステップＳ５２）、伝
言情報をそれを送ってきた無線タグ１１の識別コード、
送信元のデータ入出力装置１４の所在地識別コードと共
にデータベース１６に登録する（ステップＳ５３）。

【００６３】またあるグループが他のグループから伝言
がないかどうかを確かめる必要があれば、無線タグ１１
を持ってデータ入出力装置１４を備えているアンテナ１
２及びリーダライタ１３に近づくと、リーダライタ１３
は無線タグ１１の識別コードを認識し、その設置位置識
別コードと共にネットワークコンピュータ１５を通じて
エンジンコンピュータ１８に送信する（ステップＳ４１
〜Ｓ４５）。

【００６４】エンジンコンピュータ１８側では、これ識
別コードを受信すると（ステップＳ４６）、データベー
ス１６を検索して（ステップＳ４７〜Ｓ４９）、他グル
ープからの伝言情報の有無も検索し（ステップＳ５
０）、伝言があれば、その伝言情報を当該識別コードを
送ってきた位置のデータ入出力装置１４にネットワーク
コンピュータ１５を通じて送信する（ステップＳ５
１）。

【００６５】図１１のフローチャートに示すように、エ
ンジンコンピュータ１８から伝言情報を受信したデータ
入出力装置１４では、表示部に伝言内容を表示して他の
グループのメンバーに知らせる（ステップＳ５５，Ｓ５
６）。さらに自グループから他グループへの伝言があれ
ば、同じデータ入出力装置１４を用いて入力して送信す
る（ステップＳ５７，Ｓ５８）。

【００６６】この伝言情報はエンジンコンピュータ１８
で受信してデータベース１６の内容を更新する（ステッ
プＳ５２，Ｓ５３）。

【００６７】＜出口処理＞図１２に示すように、団体に
属するグループごとに携帯している無線タグ１１の識別
コードを施設出口のアンテナ１２及びリーダライタ１３
に読込ませることにより（ステップＳ５９，Ｓ６０）、
自動的に該当する識別コードに関連するデータベース登
録情報の送信要求をネットワークコンピュータ１５を通
じてエンジンコンピュータ１８に送信し、印刷情報が送
られてくるまで待機する（ステップＳ６１，Ｓ６２）。

【００６８】エンジンコンピュータ１８側では、退園時
要求信号を受信すると（ステップＳ４８）、識別コード
に関連してデータベース１６に登録されている情報を検
索し、印刷情報として送信する（ステップＳ５４）。

【００６９】出口のデータ入出力装置１４ではこの印刷
情報を受信すれば（ステップＳ６２）、その情報を備付
けのプリンタによって印刷し、グループごとの行動記録
として取出すことができる（ステップＳ６３）。

【００７０】このようにして、この第３の実施の形態の
サービス情報個別提供装置によれば、団体のメンバーが
いくつかの小グループに分かれてグループ行動するよう
な場合に、相互に居場所を知らせ合ったり、必要な伝言
を伝え合ったりするのに利用することができ、グループ
ごとに互いに独立して行動することができ、団体であっ
ても各人の行動の自由度が増して、施設をより楽しむこ
とができるようになる。

【００７１】次に、本発明の第４の実施の形態のサービ
ス情報個別提供装置について説明する。この第４の実施
の形態の特徴は、上記の各実施の形態よりも簡素化した
システムであり、データ入出力装置１４は設置しない。
代りに、各入場者に手渡す無線タグ１１は、あらかじめ
年齢層、性別、あるいは入場者各人の嗜好別に分類して
保管しておき、それぞれの種類ごとに対応する識別コー
ドを付与しておく。

【００７２】そして入場者に対して手渡す際に、年齢、
性別を見て、あるいは嗜好を尋ねてふさわしい種類の識
別コードの無線タグを選択して手渡すことにする。

【００７３】またデータベース１６には識別コード別
に、それを携帯する年齢層、性別、嗜好などに対応して
種々のサービス情報を登録しておく。たとえば、ガイド
情報であれば、低学年用、高学年用、成人用の内容に種
類分けして登録しておき、また仕掛やプレゼンテーショ
ンであれば、幼年者が楽しめる内容、成人が楽しめる内
容、女性用、男性用といった種類分けして複数種のプレ
ゼンテーションや仕掛を同じ場所に、あるいは異なった
場所に設置しておく。

【００７４】そして第１の実施の形態と同様に、入場者
が手渡された無線タグ１１を携帯して施設内を回る時
に、あるアンテナ１２及びリーダライタ１３に近づくと
無線タグ１１からの識別コードを受信してネットワーク
１５からシステム運用エンジンコンピュータ１８に送信
する。そしてエンジンコンピュータ１８はデータベース
１６を検索して、受信したリーダライタ１３の設置位置
識別コードの近くに識別コードで種分けした対象層に応
じたガイド情報、仕掛、あるいはプレゼンテーションが
登録されているかどうか検索し、ふさわしい情報が抽出
されると、そのサービス情報を送信してきたリーダライ
タ１３の近くに設置されているプレゼンテーション装置
１７に送信してプレゼンテーションを行わせる。

【００７５】なお、あるアンテナ１２及びリーダライタ
１３によって無線タグ１１からの識別コードを受信して
も、その場所近くにはその識別コードで種分けされた対
象層に応じたプレゼンテーションが用意されていない場
合にはシステムは何もしないことになる。

【００７６】このようにしてシステムを単純化すること
によってコストを抑えることができ、しかも入場者の属
する年齢層、性別、あるいは嗜好に応じた内容のプレゼ
ンテーションや仕掛を見ることができ、だれでも十分楽
しむことができるようになる。

【００７７】

【発明の効果】以上のように請求項１の発明のサービス
情報個別提供装置によれば、多数の携帯送信機をそれら
の個別識別コードごとに、たとえば、年齢層、性別、利
用者の好みといった対象層をあらかじめ設定しておき、
受信機及びサービス情報出力手段を会場内の各所に設置
しておき、またサービス情報を設置場所ごとにその設置
場所に対応した内容で、かつ対象層ごとに異なったもの
を登録しておき、サービス情報の提供にあたっては、施
設内を回っている入場者の携帯送信機からその近くに設
置された受信機が個別識別コードを受信した時に、ネッ
トワーク制御部が当該受信機の設置位置識別コードと受
信した個別識別コードとに対応したサービス情報をデー
タベースから呼出し、該当する場所に設置されているサ
ービス情報出力手段から出力させるようにしたので、サ
ービス情報出力手段の設置されている場所ごとに、入場
者各人をその年齢層、性別、好みなどに応じた内容で楽
ませることができる。

【００７８】請求項２の発明のサービス情報個別提供装
置によれば、入場に際して入場者各人に携帯送信機を手
渡す時に自分で、あるいは係員によって付加情報登録手
段により各携帯送信機の識別コードと対応させて、サー
ビス情報の種類、サービス情報の内容、提供頻度、携帯
する個人の名前などの付加情報を入力し、サービス情報
の提供にあたっては、施設内を回っている入場者の携帯
送信機からその近くに設置されている受信機が個別識別
コードを受信した時に、サービス情報選択手段が受信し
た個別識別コードに対応したサービス情報の種類を選択
し、ネットワーク制御部が選択された種類のサービス情
報のうちで受信機の設置位置に対応した内容のサービス
情報をデータベースから呼出し、該当する場所に設置さ
れているサービス情報出力手段から出力させるようにし
たので、入場者ごとに無差別に携帯送信機を手渡して
も、その入場者ごとに個別に選択した種類のサービス情
報で、かつサービス情報出力手段の設置されている各場
所に応じた内容のサービス情報を提供することができ、
入場者各人に個別のサービス情報を提供して楽ませるこ
とができる。

【００７９】請求項３の発明のサービス情報個別提供装
置によれば、団体旅行のように複数の人たちがいくつか
のグループに分れて施設を回っている場合に、あるグル
ープを特定してサービス情報を提供する必要がある場
合、携帯送信機の個別識別コードに対応させて登録する
付加情報にグループコードをも含めて登録することによ
り、ネットワーク制御部が携帯送信機をそのグループコ
ードに基づいてグループ管理し、集合場所、集合時間の
案内その他、特定のグループに向けて特定の情報を伝達
する必要が生じた時には、伝達情報入力手段によって必
要な情報を入力することにより、ある受信機の近くを当
該グループに属する入場者が通ると、その携帯送信機か
らの個別識別コードを受信して当該グループに属する入
場者であると判断し、伝達情報入力手段により登録され
ている伝達情報を当該受信機の近くのサービス情報出力
手段から出力させるようにしたので、同じ団体に属する
いくつかのグループで施設内をバラバラに回っていて
も、必要な情報を相互に伝達し合うことができ、サービ
スの向上が図れる。

【００８０】請求項４の発明のサービス情報個別提供装
置によれば、サービス情報としてガイド情報を提供する
ので、各受信機の設置場所の近くのサービス情報出力手
段からその設置場所に対応し、かつ携帯送信機の個別識
別コードに対応して個別のガイド情報を提供することが
でき、個別ガイドサービスの向上が図れる。

【００８１】請求項５の発明のサービス情報個別提供装
置によれば、サービス情報としてプレゼンテーションを
提供するので、各受信機の設置場所の近くのサービス情
報出力手段から、その設置場所に対応し、かつ携帯送信
機の個別識別コードに対応して個別のプレゼンテーショ
ンを提示することができ、入場者各人をその嗜好に応じ
て楽しませることができる。

【００８２】請求項６の発明のサービス情報個別提供方
法によれば、請求項１の発明のサービス情報個別提供装
置を用いて、入場者個別にサービス情報を提供すること
ができる。

【００８３】請求項７の発明のサービス情報個別提供方
法によれば、請求項２の発明のサービス情報個別提供装
置を用いて、入場者個別にサービス情報を提供すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態のシステム構成のブ
ロック図。

【図２】上記の第１の実施の形態のネットワークコンピ
ュータの動作を示すフローチャート。

【図３】上記の第１の実施の形態のエンジンコンピュー
タの動作を示すフローチャート。

【図４】上記の第１の実施の形態のプレゼンテーション
装置の動作を示すフローチャート。

【図５】本発明の第２の実施の形態のネットワークコン
ピュータのデータ入力動作を示すフローチャート。

【図６】上記の第２の実施の形態のネットワークコンピ
ュータの識別コード検出動作を示すフローチャート。

【図７】上記の第２の実施の形態のエンジンコンピュー
タの動作を示すフローチャート。

【図８】上記の第２の実施の形態のプレゼンテーション
装置の動作を示すフローチャート。

【図９】本発明の第３の実施の形態のネットワークコン
ピュータのデータ入力動作を示すフローチャート。

【図１０】上記の第３の実施の形態のエンジンコンピュ
ータの動作を示すフローチャート。

【図１１】上記の第３の実施の形態のデータ入出力装置
のデータ入出力動作を示すフローチャート。

【図１２】上記の第３の実施の形態のデータ入出力装置
の出口処理動作を示すフローチャート。

【符号の説明】

１１ 無線タグ １２ アンテナ １３ リーダライタ １４ データ入出力装置 １５ ネットワークコンピュータ １６ データベース １７ プレゼンテーション装置 １７ａ マイクロフォン １７ｂ スピーカ １７ｃ 表示装置 １８ エンジンコンピュータ

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 個別識別コードを有する携帯送信機と、 各所に設置され、設置位置識別コードを有し、前記携帯
   送信機からの個別識別コードを受信する受信機と、 前記個別識別コードに対応したサービス情報を保持する
   データベースと、 前記受信機それぞれの近くに設置され、サービス情報を
   音声情報または表示情報として出力するサービス情報出
   力手段と、 前記受信機が受信した前記携帯送信機の個別識別コード
   に対応したサービス情報を前記データベースから呼出
   し、前記受信機の設置位置識別コードに基づき、該当す
   る場所に設置された前記サービス情報出力手段に送信す
   るネットワーク制御部とを備えて成るサービス情報個別
   提供装置。
2. 【請求項２】 前記携帯送信機の個別識別コードと対応
   させて付加情報を入力して前記データベースに登録する
   付加情報登録手段と、 前記付加情報登録手段により登録された付加情報に基づ
   き、提供するサービス情報を選択するサービス情報選択
   手段とを備え、 前記ネットワーク制御部は、前記受信機が受信した前記
   携帯送信機の個別識別コードに対して前記サービス情報
   選択手段が選択したサービス情報を前記データベースか
   ら呼出し、前記受信機の設置位置識別コードに基づき、
   該当する場所に設置された前記サービス情報出力手段に
   送信することを特徴とする請求項１に記載のサービス情
   報個別提供装置。
3. 【請求項３】 前記付加情報に基づいて特定される特定
   対象者に対する伝達情報を、前記サービス情報として登
   録する伝達情報登録手段を備えて成る請求項２に記載の
   サービス情報個別提供装置。
4. 【請求項４】 前記サービス情報は、ガイド情報である
   ことを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載のサー
   ビス情報個別提供装置。
5. 【請求項５】 前記サービス情報は、プレゼンテーショ
   ン情報であることを特徴とする請求項１〜４のいずれか
   に記載のサービス情報個別提供装置。
6. 【請求項６】 多数の携帯送信機をそれらの個別識別コ
   ードごとに対象層をあらかじめ設定しておき、前記受信
   機及びサービス情報出力手段を会場内の各所に設置して
   おき、前記サービス情報を設置場所ごと、かつ対象層ご
   とに異なったものを登録しておき、 ある携帯送信機からある受信機が個別識別コードを受信
   した時に、前記ネットワーク制御部は当該受信機の設置
   位置識別コードと受信した個別識別コードとに対応した
   サービス情報を前記データベースから呼出し、該当する
   場所に設置されているサービス情報出力手段から出力さ
   せることを特徴とする請求項１、３、４または５に記載
   のサービス情報個別提供装置を用いたサービス情報個別
   提供方法。
7. 【請求項７】 複数の受信機及びサービス情報出力手段
   を会場内の各所に設置しておき、前記サービス情報とし
   て設置場所ごと、かつ対象層ごとに異なった種類のもの
   を登録しておき、 前記付加情報登録手段により、前記携帯送信機ごとにそ
   れを携帯する入場者の付加情報を当該携帯送信機の個別
   識別コードに対応させて前記データベースに登録し、 ある携帯送信機からある受信機が個別識別コードを受信
   した時に、前記サービス情報選択手段が受信した個別識
   別コードに対応して前記付加情報登録手段により登録さ
   れた付加情報に基づいてサービス情報を選択し、前記ネ
   ットワーク制御部が前記受信機の設置位置識別コードと
   前記個別識別コードと前記選択されたサービス情報とに
   基づき、該当するサービス情報を前記データベースから
   呼出し、該当する場所に設置されているサービス情報出
   力手段から出力させることを特徴とする請求項２〜５の
   いずれかに記載のサービス情報個別提供装置を用いたサ
   ービス情報個別提供方法。