JPWO2006040900A1 - 試験装置及び試験方法 - Google Patents

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Abstract

誤り訂正符号が付加されたデータ列を記憶する被試験メモリを試験する試験装置であって、被試験メモリから読み出されたデータ列に含まれるデータのそれぞれを、予め生成された期待値と比較する論理比較器と、期待値と一致しないデータの数をカウントするデータエラーカウント部と、データエラーカウント部のカウント値が予め定められた1以上の上限数を超えた場合に、被試験メモリの不良を検出する不良検出部とを備える試験装置を提供する。

Description

本発明は、試験装置及び試験方法に関する。特に本発明は、誤り訂正符号が付加されたデータ列を記憶する被試験メモリを試験する試験装置及び試験方法に関する。また、本出願は、下記の日本出願に関連する。文献の参照による組み込みが認められる指定国については、下記の出願に記載された内容を参照により本出願に組み込み、本出願の一部とする。
1.特願2004−300782 出願日 2004年10月14日
従来、半導体メモリ試験装置は、テストサイクル毎に、被試験メモリの出力と期待値とを論理比較し、比較の結果一致すればパス、不一致であればフェイルを検出していた。このため、例えばフラッシュメモリのように、記憶したデータが複数サイクルに渡ってページ単位で読み出され、ページ単位で誤り訂正符号を付加した形態をとる被試験メモリにおいても、フェイルを1回でも検出すれば、当該被試験メモリの不良を検出していた。
ここで、フラッシュメモリは、プログラムディスターブモードが生じることにより書き込み対象の記憶セル以外のデータが書き換えられ、非永久的なソフトエラーが発生することがある(非特許文献1参照。)。実際の使用状態においては、このようなソフトウェアエラーが発生すると、フラッシュメモリを制御するメモリコントローラが、フラッシュメモリから読み出したデータの誤り訂正を行う。
作田康司、「Silicon Movie時代に向けた大容量NANDフラッシュメモリ技術」、FEDジャーナル、Vol.11、No.3、2000年、pp.76−88
従来の半導体メモリ試験装置においては、いずれかのテストサイクルにおいてフェイルを検出した場合には、当該被試験メモリの不良を検出する。したがって、例えばフラッシュメモリにおいてある程度発生しうるソフトウェアエラーが生じた場合においても、当該フラッシュメモリの不良を検出してしまう。
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる試験装置及び試験方法を提供することを目的とする。この目的は請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
本発明の第1の形態によると、誤り訂正符号が付加されたデータ列を記憶する被試験メモリを試験する試験装置であって、前記被試験メモリから読み出された前記データ列に含まれるデータのそれぞれを、予め生成された期待値と比較する論理比較器と、前記期待値と一致しない前記データの数をカウントするデータエラーカウント部と、前記データエラーカウント部のカウント値が予め定められた1以上の上限数を超えた場合に、前記被試験メモリの不良を検出する不良検出部とを備える試験装置を提供する。
前記不良検出部は、前記カウント値が、前記誤り訂正符号により前記データ列の誤りを訂正可能な最大数である前記上限数を超えた場合に、前記被試験メモリの不良を検出してもよい。
前記被試験メモリが、誤り訂正符号が付加されたデータ列を記憶する第1の記憶領域と、誤り訂正符号が付加されないデータ列を記憶する第2の記憶領域とを備える場合において、前記不良検出部は、前記第1の記憶領域から読み出された前記データ列について、前記カウント値が前記上限数を超えた場合に前記被試験メモリの不良を検出し、前記第2の記憶領域から読み出された前記データ列について、当該データ列に含まれる少なくとも1つの前記データが前記期待値と一致しない場合に前記被試験メモリの不良を検出してもよい。
前記論理比較器は、前記被試験メモリの異なる記憶領域から読み出された複数の前記データ列のそれぞれについて、当該データ列に含まれる前記データのそれぞれを前記期待値と順次比較し、前記データエラーカウント部は、それぞれの前記データ列について、前記期待値と一致しない前記データが検出される毎にカウント値をインクリメントし、前記不良検出部は、前記エラーカウント部のカウント値が前記上限数を超えた場合に、前記被試験メモリの不良を検出し、一の前記データ列についての不良の検出が完了した場合に、前記カウント値を初期化して、次の前記データ列についての前記期待値との比較を前記論理比較器に開始させる試験処理部を更に備えてもよい。
前記データ列に含まれるデータが前記期待値と一致しない場合において、前記不良検出部は、前記データが予め定められたデータ値でない場合には前記被試験メモリの不良を検出し、前記データが前記予め定められたデータ値である場合には前記期待値と一致しない前記データの数が前記上限数を超えたことを更に条件として前記被試験メモリの不良を検出してもよい。
前記被試験メモリの同一の記憶領域にデータ列を複数回書き込んで、書き込み毎に書き込んだ前記データ列を前記被試験メモリから読み出して前記論理比較器に供給する試験処理部と、前記被試験メモリの前記記憶領域毎に、当該記憶領域から読み出された前記データ列に含まれるデータが前記期待値と一致しなかった回数をカウントする記憶領域エラーカウント部とを更に備え、前記不良検出部は、前記データ列の読み出し元の前記記憶領域に対応して前記記憶領域エラーカウント部にカウントされたカウント値が予め定められた値より大きい場合において、当該データ列に含まれる少なくとも1つの前記データが前記期待値と一致しない場合に前記被試験メモリの不良を検出し、前記データ列の読み出し元の前記記憶領域に対応して前記記憶領域エラーカウント部にカウントされたカウント値が前記予め定められた値以下の場合において、前記データエラーカウント部のカウント値が前記上限数を超えた場合に前記被試験メモリの不良を検出してもよい。
本発明の第2の形態によると、誤り訂正符号が付加されたデータ列を記憶する被試験メモリを試験する試験方法であって、前記被試験メモリから読み出された前記データ列に含まれるデータのそれぞれを、予め生成された期待値と比較する論理比較段階と、前記期待値と一致しない前記データの数をカウントするデータエラーカウント段階と、前記データエラーカウント段階のカウント値が予め定められた1以上の上限数を超えた場合に、前記被試験メモリの不良を検出する不良検出段階とを備える試験方法を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本発明によれば、誤り訂正可能なエラーを検出した場合には被試験メモリを不良と判定しない試験装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る試験装置10の構成を示す。 本発明の実施形態に係る被試験メモリ100の記憶領域を示す。 本発明の実施形態に係る不良判定部180の構成を示す。 本発明の実施形態に係る試験装置10の動作タイミングを示す。 本発明の実施形態の第1変形例に係る不良判定部180の構成の一部を示す。 本発明の実施形態の第2変形例に係る不良判定部180の構成の一部を示す。
符号の説明
10 試験装置
100 被試験メモリ
110 試験処理部
120 タイミング発生器
130 パターン発生器
140 波形整形器
150 ドライバ
160 コンパレータ
170 論理比較器
180 不良判定部
200 訂正可能領域
210 データ
220 誤り訂正符号
230 訂正不可能領域
240 メインエリア
250 エキストラエリア
300 フェイルビット数算出部
310 アンドゲート
320 データエラーカウント部
330 不良検出部
332 オアゲート
334 ゲート
336 アンドゲート
338 オアゲート
339 アンドゲート
340 フェイル選択部
342 フェイルスタック選択部
344 BBM選択部
346 AFM選択部
350 フェイルスタック
360 BBM
370 AFM
500 期待値選択イネーブルレジスタ
510 期待値選択レジスタ
520 オアゲート
530 アンドゲート
540 排他的否定論理和ゲート
550 ゲート
600 記憶領域エラーカウント部
610 フェイルログメモリ
620 アドレス選択器
630 加算器
640 領域エラー上限値記憶部
650 比較器
660 オアゲート
図1は、本実施形態に係る試験装置10の構成を被試験メモリ100と共に示す。試験装置10は、被試験メモリ100のメモリ機能を試験する。ここで、被試験メモリ100は、例えば半導体メモリ又はメモリ機能を付加したSoC(システム・オン・チップ)等であり、誤り訂正符号が付加されたデータ列を記憶する。本実施形態に係る試験装置10は、被試験メモリ100から読み出したデータ列が期待値データ列と一致しない場合においても、誤り訂正符号により訂正可能であることを条件として、当該被試験メモリ100を不良であると判断しない。これにより試験装置10は、被試験メモリ100を適切に試験することを目的とする。以下、被試験メモリ100は、フラッシュメモリである場合を例として説明を行う。
試験装置10は、試験処理部110と、ドライバ150と、コンパレータ160と、論理比較器170と、不良判定部180とを備える。試験処理部110は、被試験メモリ100の試験を制御する。より具体的には、被試験メモリ100の試験において、試験処理部110は、被試験メモリ100の同一の記憶領域にデータ列を複数回書き込んで、書き込み毎に書き込んだデータ列を被試験メモリ100から読み出させる。これにより試験処理部110は、被試験メモリ100から読み出したデータを論理比較器170に供給する。このようにして、試験処理部110は、同一の記憶領域に対し、データ列を変化させながら読み書きを行うことで、当該記憶領域の記憶セルの不良を論理比較器170及び不良判定部180により検出させることができる。
試験処理部110は、タイミング発生器120と、パターン発生器130と、波形整形器140とを有する。タイミング発生器120は、パターン発生器130から出力されるタイミングセット信号(TS信号)により指定されたタイミングデータを用いて、試験の1サイクルを示す周期クロックと、試験サイクルの開始タイミングを示すRATE信号とを生成する。そして、タイミング発生器120は、周期クロックをパターン発生器130に供給し、RATE信号及びTS信号を試験装置10の基準クロックと共に波形整形器140へ供給する。
パターン発生器130は、周期クロックに基づいて、被試験メモリ100に供給する試験パターンのデータを生成し、波形整形器140へ供給する。この試験パターンデータは、データ列を被試験メモリ100に書き込むために被試験メモリ100に供給すべき信号からなる試験パターン、及び、書き込んだデータ列を被試験メモリ100から読み出すために被試験メモリ100に供給すべき信号からなる試験パターンを含む。
波形整形器140は、基準クロック、RATE信号、及びTS信号に基づいて、試験パターンデータを被試験メモリ100に供給すべきタイミングの波形に整形する。
ドライバ150は、波形整形器140により整形された試験パターンデータを、試験パターン信号として被試験メモリ100へ供給する。コンパレータ160は、試験パターンに応じて被試験メモリ100が出力する出力信号を予め定められた基準電圧と比較して、出力信号の論理値を得る。
論理比較器170は、試験パターンに応じて被試験メモリ100から読み出されたデータ列に含まれるデータのそれぞれを、パターン発生器130により予め生成された期待値と比較する。不良判定部180は、論理比較器170による比較結果に基づいて、被試験メモリ100が不良であるか否かを判定する。
図2は、本実施形態に係る被試験メモリ100の記憶領域を示す。本実施形態に係る被試験メモリ100の記憶領域は、複数のブロックに分割される。各ブロックは、例えば64KBのデータ記憶容量を有し、例えば32個等の複数のページから構成される。本実施形態に係る被試験メモリ100は、例えば2KB等のデータ記憶容量を有するページ単位でデータ列の読み書きを行う。より具体的には、被試験メモリ100は、例えば8ビット等の複数のデータIO端子を有し、これらの複数のデータIO端子を介して1入出力サイクルあたり1ワード(例えば8ビット)のデータを転送する。そして、1回の読み出し又は書き込み処理において、ページ内の各ワードをカラム方向に順に転送することで、ページ単位で読み書きを行う。
被試験メモリ100内の記憶領域は、メインエリア240及びエキストラエリア250を含む。メインエリア240は、被試験メモリ100が記憶すべきデータ210を記憶する領域である。エキストラエリア250は、データ210に生じたビット誤りを訂正するための誤り訂正符号220、及び、当該ページの使用禁止を示す情報等を記憶する領域である。また、被試験メモリ100内の記憶領域は、誤りの訂正可能性の観点から、訂正可能領域200及び訂正不可能領域230に分けられる。訂正可能領域200は、本発明に係る第1の記憶領域の一例であり、データ210及び誤り訂正符号220を記憶することにより誤り訂正符号が付加されたデータ列を記憶する領域である。被試験メモリ100を実際に使用する場合において被試験メモリ100に接続されて被試験メモリ100を制御するメモリコントローラは、訂正可能領域200にビット誤りが生じても、誤り訂正符号220により訂正可能な範囲内で誤り訂正を行うことができる。一方、訂正不可能領域230は、本発明に係る第2の記憶領域の一例であり、誤り訂正符号が付加されないデータ列を記憶する領域である。メモリコントローラは、訂正不可能領域230にビット誤りが生じても訂正することができない。
図3は、本実施形態に係る不良判定部180の構成を、コンパレータ160及び論理比較器170と共に示す。コンパレータ160は、被試験メモリ100内の異なる記憶領域から読み出された複数のデータ列のそれぞれについて、当該データ列に含まれるデータのそれぞれを被試験メモリ100のデータIO端子から8ビット単位で順次入力し、各ビットから入力される電圧のそれぞれを論理値Hを示すしきい値電圧VOH及び論理値Lを示すしきい値電圧VOLと比較する。そして、コンパレータ160は、ビット毎に、当該ビットが論理値Hである場合にSH=1、論理値Lである場合にSL=1を出力する。
論理比較器170は、複数のデータ列のそれぞれについて、当該データ列に含まれるデータのそれぞれを期待値と順次比較する。本実施形態に係る論理比較器170は、1入出力サイクル毎に、1ワード(=8ビット)分のデータと、1ワード分の期待値とをビット毎に比較し、一致するビットを0(パスを示す信号)、不一致のビットを1(フェイルを示す信号)とした比較結果をパス/フェイル信号として出力する。
不良判定部180は、フェイルビット数算出部300と、アンドゲート310と、データエラーカウント部320と、不良検出部330と、フェイル選択部340と、フェイルスタック350と、BBM360と、AFM370とを有する。フェイルビット数算出部300は、1ワード分のパス/フェイル信号に含まれるフェイル信号の数、すなわち"1"の数を算出する。アンドゲート310は、パス/フェイル信号の各ビットと、フェイル信号の数を計測する期間を示すINC信号との論理積をデータエラーカウント部320へ出力する。これにより、アンドゲート310は、フェイル信号の数を計測すべき期間中はフェイルビット数算出部300により算出したフェイル信号の数をデータエラーカウント部320へ供給し、フェイル信号の数を計測しない期間中は値0をデータエラーカウント部320へ出力する。
データエラーカウント部320は、データ列に含まれる各データのうち、期待値と一致しないデータビットの数をカウントする。すなわち、データエラーカウント部320は、それぞれのデータ列について、アンドゲート310から入力されたフェイル信号の数を、入出力サイクル毎に加算していく。ここで、データエラーカウント部320は、カウント可能なフェイル信号の数に制限があってもよい。この場合データエラーカウント部320は、カウントしたフェイル信号の数が当該制限の値に達した場合に、その後更なるカウントアップを止める。例えば、データエラーカウント部320は、期待値と一致しないデータビットの数を2ビットで記憶してもよく、カウントしたフェイル信号の数が3である場合に、当該カウンタへの値の加算を止めてもよい。そして、データエラーカウント部320は、カウント値が予め定められた1以上の上限数を超えた場合に出力を"1"として、その旨を不良検出部330へ通知する。また、データエラーカウント部320は、パターン発生器130からCLR信号が入力されると、カウント値を初期化、すなわちカウント値を0にする。
不良検出部330は、論理比較器170、パターン発生器130からのINC信号、データエラーカウント部320の出力、及びパターン発生器130からのLD信号を入力し、これらの信号に基づいて被試験メモリ100の不良を検出する。不良検出部330は、オアゲート332、ゲート334、アンドゲート336、及びオアゲート338を含み、以下の条件に基づき被試験メモリ100の不良を検出する。
(1)あるデータ列について、データエラーカウント部320のカウント値が予め定められた1以上の上限数を超えた場合に、被試験メモリ100の不良を検出する。
より具体的には、データエラーカウント部320は、まず、それぞれのデータ列について、期待値と一致しないデータが検出される毎にカウント値をインクリメントしていく。次に、データエラーカウント部320は、カウント値が上限数を超えた場合に出力を"1"とする。次に、アンドゲート336は、データエラーカウント部320の当該出力とLD信号との論理積を出力することで、パターン発生器130からの指示に基づきデータエラーカウント部320の出力をオアゲート338を介してフェイル選択部340へ供給する。これによりアンドゲート336及びオアゲート338は、データエラーカウント部320が"1"を出力している場合に、LD信号のタイミングで被試験メモリ100の不良をフェイル選択部340へ通知することができる。
ここで、この上限数は、誤り訂正符号220によりデータ列の誤りを訂正可能な範囲で設定される。当該上限値が誤り訂正符号によりデータ列の誤りを訂正可能な最大数に設定された場合において、不良検出部330は、データエラーカウント部320のカウント値が当該最大数を超え誤り訂正が不可能となった場合に、被試験メモリ100の不良を検出する。例えば、当該誤り訂正符号が2ビット誤り検出、1ビット誤り訂正可能な符号であった場合、当該上限値が1に設定されると、不良検出部330は、2ビット以上の誤りを検出した場合に被試験メモリ100の不良を検出する。
(2)訂正不可能領域230から読み出されたデータ列については、当該データ列に含まれる少なくとも1つのデータが期待値と一致しない場合に被試験メモリ100の不良を検出する。
訂正不可能領域230から読み出されたデータ列中のいずれかのデータについてフェイル信号を出力した場合、当該データは訂正できないことから、不良検出部330は、被試験メモリ100の不良として検出する。より具体的には、オアゲート332は、論理比較器170が出力するパス/フェイル信号の論理和をとることにより、少なくとも1つのデータビットが期待値と不一致である場合にその旨を示す信号"1"を出力する。ゲート334は、オアゲート332の出力と、INC信号の否定との論理和を出力する。これにより、ゲート334は、INC信号が"0"である、誤り訂正できないデータの入出力サイクル中において、オアゲート332が"1"を出力した場合に、オアゲート338を介してフェイル選択部340に対し被試験メモリ100の不良を通知する。
フェイル選択部340は、入出力サイクル毎のパス/フェイル信号である通常フェイル信号と、被試験メモリ100の不良をデータ列単位で通知するECCフェイル信号とを入力する。フェイル選択部340は、フェイルスタック選択部342、BBM選択部344、及びAFM選択部346を含む。フェイルスタック選択部342は、被試験メモリ100の不良を検出したか否かを被試験メモリ100単位で記憶するフェイルスタック350に対し、通常フェイル信号及びECCフェイル信号のいずれに基づく不良を記憶させるかを選択する。通常フェイル信号に基づく不良を記憶させる場合、フェイルスタック350は、少なくとも1つのデータが期待値と不一致であれば、被試験メモリ100が不良である旨を記憶する。一方、ECCフェイル信号に基づく不良を記憶させる場合、誤り訂正可能なデータ列については、フェイルスタック350は、当該データ列に含まれる上限値を超えるデータが期待値と不一致である場合に、被試験メモリ100が不良である旨を記憶する。
BBM選択部344は、不良が検出されたブロックの番号を記憶するBBM360(Bad Block Memory)に対し、通常フェイル信号及びECCフェイル信号のいずれに基づく不良を記憶させるかを選択する。通常フェイル信号に基づく不良を記憶させる場合、BBM360は、あるブロックに含まれるデータ列中の少なくとも1つのデータが期待値と不一致であれば、当該ブロックに関して被試験メモリ100が不良である旨を記憶する。一方、ECCフェイル信号に基づく不良を記憶させる場合、あるブロック中に含まれる誤り訂正可能なデータ列については、BBM360は、当該データ列に含まれる上限値を超えるデータが期待値と不一致である場合に、当該ブロックに関して被試験メモリ100が不良である旨を記憶する。
AFM選択部346は、フェイル信号をアドレス毎に記憶するAFM370(Address Failure Memory)に対し、通常フェイル信号及びECCフェイル信号のいずれに基づく不良を記憶させるかを選択する。通常フェイル信号に基づく不良を記憶させる場合、AFM370は、被試験メモリ100が出力したデータと期待値とが不一致である旨を、当該データに対応するアドレスに記憶する。
以上の選択は、試験装置10の利用者等により予め行われる。より具体的には、誤り訂正の可否に基づいて被試験メモリ100の不良を検出する場合、フェイルスタック選択部342及びBBM選択部344は、ECCフェイル信号に基づき不良をフェイルスタック350及びBBM360に記憶させるように選択され、AFM選択部346は、通常フェイル信号に基づき不良をAFM370に記憶させるように選択される。
図4は、本実施形態に係る試験装置10の動作タイミングを示す。試験処理部110は、被試験メモリ100の各ページに試験用のデータを書き込む。そして、試験処理部110は、書き込んだデータを各ページから読み出し、期待値と比較する。図4は、あるページへ書き込んだデータを被試験メモリ100から読み出して、期待値と比較する部分の動作タイミングを示す。
まず、パターン発生器130は、新たにデータ列を読み出して期待値と比較するのに先立って、CLR信号を"1"としデータエラーカウント部320のカウント値を初期化する(サイクル0)。次に、試験処理部110は、試験パターンデータに基づいてメモリリードコマンドを被試験メモリ100へ供給する(サイクル1から7)。より具体的には、試験処理部110は、サイクル1でコマンド、サイクル2から3でカラムアドレス、サイクル4から6でページアドレスを供給し、被試験メモリ100のリード処理を開始させる。
次に、被試験メモリ100は、メモリリードコマンドに対応して、指定されたページに記憶されたデータ列に含まれるデータを、1ワードずつ順次出力する(サイクルxからx+2112)。ここで、被試験メモリ100は、サイクルxからx+2047の間に訂正可能領域200内のデータ210を出力し、サイクルx+2048から2050の間に訂正可能領域200内の誤り訂正符号220を出力する。これらのデータは誤り訂正符号により訂正可能であるから、パターン発生器130は、INC信号を"1"とする。これにより、不良検出部330は、オアゲート332及びゲート334による単一ビット誤りの通知を禁止する。また、アンドゲート310及びデータエラーカウント部320は、フェイルビット数のカウントを開始する。この結果、不良検出部330は、訂正可能領域200から読み出されたデータ列について、カウント値が上限数を超えた場合に被試験メモリ100の不良を検出することができる。
次に被試験メモリ100は、サイクルx+2051からx+2112の間、訂正不可能領域230内のデータを出力する。これらのデータは訂正不可能であるから、パターン発生器130は、INC信号を"0"とする。これにより、不良検出部330は、オアゲート332及びゲート334による単一ビット誤りの通知を許可する。また、アンドゲート310及びデータエラーカウント部320は、フェイルビット数のカウントを停止する。この結果、不良検出部330は、訂正不可能領域230から読み出されたデータ列について、当該データ列に含まれる少なくとも1つのデータが期待値と一致しない場合に被試験メモリ100の不良を検出することができる。
次に、データ列と期待値データ列との比較を終えると、パターン発生器130は、LD信号を"1"とする。これを受けて、不良検出部330は、データエラーカウント部320の出力をオアゲート338を介してフェイル選択部340へ供給する。これにより不良検出部330は、被試験メモリ100から読み出したデータ列について、期待値と不一致のデータの数が上限数を超えた場合に、被試験メモリ100が不良であることをフェイル選択部340へ通知することができる。
以上の処理により、試験装置10は、被試験メモリ100に書き込まれたデータ列を読み出し、当該データ列について被試験メモリ100の不良を検出することができる。そして、試験処理部110は、あるデータ列についての不良の検出が完了した場合に、CLR信号を"1"とすることによりデータエラーカウント部320内のカウント値を初期化する。そして、パターン発生器130は、次のデータ列についての期待値との比較を論理比較器170に開始させる。
以上に示した試験装置10によれば、訂正可能領域200に記憶されるデータ列については誤り訂正可能な範囲でデータ及び期待値の不一致を許容する。一方、訂正不可能領域230に記憶されるデータ列については、少なくとも1つのフェイルを検出した場合に被試験メモリ100の不良を検出する。これにより試験装置10は、被試験メモリ100の誤り訂正能力に応じて適切に被試験メモリ100の不良を検出することができる。
図5は、本実施形態の第1変形例に係る不良判定部180の構成の一部を論理比較器170と共に示す。本変形例に係る不良判定部180は、データ値0又は1のうち、いずれか一方のデータ値を誤った場合に限り誤り訂正可能な範囲内でフェイルを許可する。
第1変形例に係る不良判定部180は、図3に示したフェイルビット数算出部300、アンドゲート310、データエラーカウント部320、不良検出部330、フェイル選択部340、フェイルスタック350、BBM360、及びAFM370に加え、図5に示した期待値選択イネーブルレジスタ500、期待値選択レジスタ510、オアゲート520、アンドゲート530、排他的否定論理和ゲート540、及びゲート550を含む。図5において図3と同一の符号を付した部材は、以下の点を除き図3と同様の機能及び構成をとるため、以下相違点を除き説明を省略する。
期待値選択イネーブルレジスタ500は、パターン発生器130からの入力に基づいて、いずれか一方のデータ値についてのみ訂正可能な範囲内でフェイルを許可することを示すイネーブル信号を記憶する。期待値選択レジスタ510は、パターン発生器130からの入力に基づいて、訂正可能な範囲内でフェイルを許可する予め定められたデータ値を記憶する。排他的否定論理和ゲート540は、期待値選択レジスタ510に記憶されたデータ値と、論理比較器170に入力される期待値との排他的否定論理和を出力する。オアゲート520は、期待値選択イネーブルレジスタ500に記憶されたイネーブル信号の否定と、排他的否定論理和ゲート540の出力との論理和を出力する。アンドゲート530は、フェイルビット数算出部300が出力するフェイルビット数の各ビットと、オアゲート520の出力とをビット毎に論理積をとる。ゲート550は、オアゲート520の出力及びINC信号の論理積をとり、ゲート334の否定入力に供給する。
期待値選択イネーブルレジスタ500に記憶されたイネーブル信号が"0"の場合、期待値選択イネーブルレジスタ500の出力は"1"となり、オアゲート520の出力は排他的否定論理和ゲート540の出力に関わらず"1"となる。したがって、ゲート550はINC信号をゲート334の否定入力に入力し、アンドゲート530はフェイルビット数算出部300の出力をアンドゲート310へ入力する。これにより、第1変形例に係る不良判定部180は、図3と等価な論理となり、図3に示した不良判定部180と同様の動作を行う。
一方、期待値選択イネーブルレジスタ500に記憶されたイネーブル信号が"1"の場合、期待値選択イネーブルレジスタ500の出力は"0"となる。この結果、オアゲート520は、排他的否定論理和ゲート540の出力をゲート550及びアンドゲート530へ供給する。ここで、排他的否定論理和ゲート540は、期待値選択レジスタ510に記憶されたデータ値が、パターン発生器130から供給される期待値と一致する場合に、一致を示す信号"1"を出力する。この場合、ゲート550はINC信号をゲート334の否定入力に入力し、アンドゲート530はフェイルビット数算出部300の出力をアンドゲート310へ入力する。これにより、不良検出部330は、データ列に含まれる、期待値と一致しないデータの全てが期待値選択レジスタ510に記憶されたデータ値をとることを条件として、データエラーカウント部320のカウント値が上限数を超えた場合に被試験メモリ100の不良を検出することができる。換言すれば、データ列に含まれるデータが期待値と一致しない場合においても、不良検出部330は、当該データが期待値選択レジスタ510に記憶されたデータ値である場合にはデータエラーカウント部320のカウント値が上限数を超えるまでは被試験メモリ100の不良を検出せず、フェイルを許容できる。
一方、排他的否定論理和ゲート540は、期待値選択レジスタ510に記憶されたデータ値が、パターン発生器130から供給される期待値と一致しない場合に、一致しないことを示す信号"0"を出力する。この場合、ゲート550は信号"0"をゲート334の否定入力に入力し、アンドゲート530はビット数0をアンドゲート310へ入力する。これにより、INC信号が"1"であってもオアゲート332及びゲート334によるフェイル検出が有効となる。したがって、不良検出部330は、データ列に含まれる、期待値選択レジスタ510に記憶されたデータ値でない少なくとも1つのデータが期待値と一致しない場合に、被試験メモリ100の不良を検出することができる。換言すれば、不良検出部330は、データ列に含まれるデータが期待値と一致しない場合において、当該データが期待値選択レジスタ510に記憶されたデータ値でない場合には、フェイルを許容せず直ちに被試験メモリ100の不良を検出できる。
以上に示した第1変形例に係る不良判定部180によれば、データ値"0"及び"1"のうち、期待値が予め定められたデータ値である場合にのみ、誤り訂正符号により訂正可能な範囲内でフェイルを許可することができる。ここで、フラッシュメモリにおいては、プログラムディスターブモードにより記憶対象でない他の記憶セルに電子が誤注入される結果、当該記憶セルの記憶状態が"1"から"0"に変化してしまう。このような不良は一時的なものであり、誤り訂正により訂正可能できれば問題は生じない。本変形例に係る不良判定部180によれば、試験装置10の利用者は、期待値選択イネーブルレジスタ500にイネーブル信号"1"を設定し、期待値選択レジスタ510にデータ値"1"を設定することにより、記憶状態が"1"から"0"に変化した場合に訂正可能な範囲内でフェイルを許可することができる。
一方、期待値"0"に対して"1"が出力される場合は、プログラムディスターブモードが原因でなく、記憶セルの固定不良であると推定される。本変形例に係る不良判定部180によれば、期待値選択イネーブルレジスタ500にイネーブル信号"1"を設定し、期待値選択レジスタ510にデータ値"1"を設定することにより、記憶状態が"1"から"0"に変化した場合については訂正可能な範囲内でフェイルを許可しつつ、少なくとも1つのデータの記憶状態が"0"から"1"に変化した場合には即座に被試験メモリ100の不良を検出することができる。
図6は、本実施形態の第2変形例に係る不良判定部180の構成の一部をパターン発生器130と共に示す。本変形例に係る不良判定部180は、同一の記憶領域に対するデータ列の読み書きにおいて少なくとも1つのデータビットにエラーを検出した回数を記憶しておき、当該回数が上限値を超える場合には誤り訂正可能であっても被試験メモリ100の不良を検出する。
第2変形例に係る不良判定部180は、図3に示したフェイル選択部340、フェイルスタック350、BBM360、及びAFM370に加え、図6に示した記憶領域エラーカウント部600、オアゲート660、フェイルビット数算出部300、アンドゲート310、データエラーカウント部320、不良検出部330、及び不良検出部330を含む。図6において図3と同一の符号を付した部材は、以下の点を除き図3と同様の機能及び構成をとるため、以下相違点を除き説明を省略する。
記憶領域エラーカウント部600は、被試験メモリ100の記憶領域毎に、当該記憶領域から読み出されたデータ列に含まれるデータが期待値と一致しなかった回数をカウントする。本実施形態に係る記憶領域エラーカウント部600は、被試験メモリ100のページ毎に、当該ページ内の訂正可能領域200から読み出されたデータ列についてのフェイル回数をカウントする。
記憶領域エラーカウント部600は、フェイルログメモリ610と、アドレス選択器620と、加算器630と、領域エラー上限値記憶部640と、比較器650とを含む。フェイルログメモリ610は、被試験メモリ100のページ毎に、当該ページ内の訂正可能領域200から読み出されたデータ列についてのフェイル回数を記憶する。このフェイル回数は、当該データ列中のデータと期待値とが一致しなかった回数(ビット数)である。アドレス選択器620は、被試験メモリ100に対して発行したリードコマンドのアドレスをパターン発生器130から受け取り、被試験メモリ100から読み出されたページに対応するフェイルログメモリ610のアドレスをフェイルログメモリ610に供給する。これによりアドレス選択器620は、フェイルログメモリ610に対し、当該ページに対応するアドレスのデータ、すなわち当該ページに対応するフェイル回数を選択して出力するように指示する。
加算器630は、アドレス選択器620により指定されたアドレスに対応してフェイルログメモリ610が出力するデータとアンドゲート310の出力とを加算し、当該データを加算結果の値に更新する。これにより加算器630は、被試験メモリ100から1ワード分のデータが入力される度に、期待値と不一致のデータの数を、当該データが含まれるデータ列に対応するフェイルログメモリ610内のフェイル回数に加算する。
領域エラー上限値記憶部640は、ページ毎に許容されるフェイル回数の上限値である領域エラー上限値をパターン発生器130から受け取って記憶する。比較器650は、被試験メモリ100から読み出されたページに対応してフェイルログメモリ610に記憶されたフェイル回数が、領域エラー上限値記憶部640に記憶された領域エラー上限値を超える場合に、その旨を示す信号"1"を出力する。
オアゲート660は、オアゲート332と同様にして論理比較器170が出力するパス/フェイル信号の論理和をとる。これによりオアゲート660は、少なくとも1つのデータビットが期待値と不一致である場合にその旨を示す信号"1"を出力する。アンドゲート339は、比較器650の出力及びオアゲート660の出力の論理積を出力する。これによりアンドゲート339は、領域エラー上限値を超えるフェイル回数がカウントされたページについては、少なくとも1つのデータが期待値と不一致であった場合に被試験メモリ100の不良として検出し、オアゲート338を介してフェイル選択部340へ通知する。
以上に示した不良判定部180によれば、不良検出部330は、データ列の読み出し元の記憶領域に対応して記憶領域エラーカウント部600にカウントされたカウント値が予め定められた領域エラー上限値より大きい場合において、当該データ列に含まれる少なくとも1つのデータが期待値と一致しない場合に被試験メモリ100の不良を検出する。一方、不良検出部330は、当該カウント値が領域エラー上限値以下の場合においては、データエラーカウント部320のカウント値が上限数を超えた場合に被試験メモリ100の不良を検出する。これにより不良判定部180は、フェイル回数が多く固定的な障害が存在する可能性の高いページについては、訂正の可否に関わらず不良として検出することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。
例えば、不良判定部180は、図5に関連して示した機能と、図6に関連して示した機能とを併せて備えてもよい。これにより不良判定部180は、フラッシュメモリにおいて記憶状態"1"のデータを"0"に誤った場合であっても、当該ビット誤りが頻発する場合には、領域エラー上限値を超えるフェイル回数をカウントする。したがって、記憶状態"1"のデータを"0"に誤る固定的な不良を適切に検出することができる。
本発明によれば、誤り訂正可能なエラーを検出した場合には被試験メモリを不良と判定しない試験装置を提供することができる。

Claims (7)

  1. 誤り訂正符号が付加されたデータ列を記憶する被試験メモリを試験する試験装置であって、
    前記被試験メモリから読み出された前記データ列に含まれるデータのそれぞれを、予め生成された期待値と比較する論理比較器と、
    前記期待値と一致しない前記データの数をカウントするデータエラーカウント部と、
    前記データエラーカウント部のカウント値が予め定められた1以上の上限数を超えた場合に、前記被試験メモリの不良を検出する不良検出部と
    を備える試験装置。
  2. 前記不良検出部は、前記カウント値が、前記誤り訂正符号により前記データ列の誤りを訂正可能な最大数である前記上限数を超えた場合に、前記被試験メモリの不良を検出する請求項1記載の試験装置。
  3. 前記被試験メモリが、誤り訂正符号が付加されたデータ列を記憶する第1の記憶領域と、誤り訂正符号が付加されないデータ列を記憶する第2の記憶領域とを備える場合において、前記不良検出部は、
    前記第1の記憶領域から読み出された前記データ列について、前記カウント値が前記上限数を超えた場合に前記被試験メモリの不良を検出し、
    前記第2の記憶領域から読み出された前記データ列について、当該データ列に含まれる少なくとも1つの前記データが前記期待値と一致しない場合に前記被試験メモリの不良を検出する
    請求項1記載の試験装置。
  4. 前記論理比較器は、前記被試験メモリの異なる記憶領域から読み出された複数の前記データ列のそれぞれについて、当該データ列に含まれる前記データのそれぞれを前記期待値と順次比較し、
    前記データエラーカウント部は、それぞれの前記データ列について、前記期待値と一致しない前記データが検出される毎にカウント値をインクリメントし、
    前記不良検出部は、前記エラーカウント部のカウント値が前記上限数を超えた場合に、前記被試験メモリの不良を検出し、
    一の前記データ列についての不良の検出が完了した場合に、前記カウント値を初期化して、次の前記データ列についての前記期待値との比較を前記論理比較器に開始させる試験処理部を更に備える請求項1記載の試験装置。
  5. 前記データ列に含まれるデータが前記期待値と一致しない場合において、前記不良検出部は、
    前記データが予め定められたデータ値でない場合には前記被試験メモリの不良を検出し、
    前記データが前記予め定められたデータ値である場合には前記期待値と一致しない前記データの数が前記上限数を超えたことを更に条件として前記被試験メモリの不良を検出する
    請求項1記載の試験装置。
  6. 前記被試験メモリの同一の記憶領域にデータ列を複数回書き込んで、書き込み毎に書き込んだ前記データ列を前記被試験メモリから読み出して前記論理比較器に供給する試験処理部と、
    前記被試験メモリの前記記憶領域毎に、当該記憶領域から読み出された前記データ列に含まれるデータが前記期待値と一致しなかった回数をカウントする記憶領域エラーカウント部と
    を更に備え、
    前記不良検出部は、
    前記データ列の読み出し元の前記記憶領域に対応して前記記憶領域エラーカウント部にカウントされたカウント値が予め定められた値より大きい場合において、当該データ列に含まれる少なくとも1つの前記データが前記期待値と一致しない場合に前記被試験メモリの不良を検出し、
    前記データ列の読み出し元の前記記憶領域に対応して前記記憶領域エラーカウント部にカウントされたカウント値が前記予め定められた値以下の場合において、前記データエラーカウント部のカウント値が前記上限数を超えた場合に前記被試験メモリの不良を検出する
    請求項1記載の試験装置。
  7. 誤り訂正符号が付加されたデータ列を記憶する被試験メモリを試験する試験方法であって、
    前記被試験メモリから読み出された前記データ列に含まれるデータのそれぞれを、予め生成された期待値と比較する論理比較段階と、
    前記期待値と一致しない前記データの数をカウントするデータエラーカウント段階と、
    前記データエラーカウント段階のカウント値が予め定められた1以上の上限数を超えた場合に、前記被試験メモリの不良を検出する不良検出段階と
    を備える試験方法。
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