JPWO2006011394A1 - 抗原虫剤 - Google Patents

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Abstract

抗リーシュマニア剤として特に有効な抗原虫剤を提供することを目的とする。式(I):【化1】[式中、Rは−H又はアシル基を表す]で表される化合物若しくはその塩又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する抗原虫剤。

Description

本発明は抗原虫剤に関する。
原虫による感染症に対する化学療法の適用において、原虫の薬剤耐性獲得という問題は最も深刻なものといえる。例えば、熱帯熱マラリアの薬剤耐性問題はその典型的な例といる。今までに幾つかの治療薬が開発されているものの、それに対して耐性を獲得した原虫が現れているため、いまだに全世界に原虫感染症が蔓延している。かかる原虫感染症の1つとしてリーシュマニア症がある。
リーシュマニア症は、リーシュマニア原虫(Leishmania原虫)により引き起こされる南米を含む熱帯地方特有の寄生虫病で、WHO指定の六大熱帯病の一つである。アフリカ、中近東、中南米およびアジアでの総患者数はおよそ1200万人であり、毎年40万人が感染している。感染経路は、吸血性昆虫であるサシチョウバエであり、このサシチョウバエの体内のリーシュマニア原虫が吸血時に傷口から侵入することにより感染が成立する。原虫は、マクロファージに寄生し、内臓型、皮膚型および粘膜皮膚型の病態を呈する。特に、内臓型は重篤な場合には死に至る危険な病態である。
リーシュマニア原虫には、Leishmania donovani、L. tropica、L. mexicanaおよびL. braziliensisの4つの群(complex)があり、それぞれによって発生する病態は異なるが、基本的には原虫がそれぞれの臓器、局所のマクロファージに寄生することが原因となる。内臓リーシュマニアは、L. donovaniが肝臓、脾臓、骨髄などのマクロファージ、細網内皮系細胞に寄生することで引き起こされる。主症状は、肝臓、脾臓の肥大、貧血、白血球の減少、発熱、リンパ節腫脹である。皮膚リーシュマニアは旧世界型と新世界型に分けられる。旧世界皮膚リーシュマニアは、L. tropicaにより引き起こされるもので、新世界皮膚リーシュマニアは、L. mexicanaによるものであり、いずれも皮膚のマクロファージに寄生し皮膚潰瘍を形成する。L. braziliensisは、粘膜と皮膚に病変を作る粘膜皮膚リーシュマニアを引き起こすが、皮膚リーシュマニアを引き起こすものもある。
このようにリーシュマニア原虫は多様性に富んでおり、免疫学的な見地からしても、似たような病態でも地域により抗原性に差がある。このことがワクチン開発を困難にしており、化学療法の必要性が高い。
現在、リーシュマニア症の治療には五価のアンチモン剤(商標名ペントスタム:Pentostam、グルカンタイム:Glucantime)が第一選択薬として用いられており、それらが有効でない場合、ペンタミジン(Pentamidine)、アンフォテリシンB(Amphotericin B)等が用いられる。しかし、これらの薬剤は強い副作用を示すことがあり、使用に関しては医師の注意が必要である。また、アンチモン剤は高価なことも問題点として有している。
この他の治療薬として、特許文献1は、ゲルマクラノリド型またはグアイアノリド型セスキテルペノイド化合物およびそれを含む医薬について開示しており、特許文献2は、リーシュマニア症の治療に有効なトリアゾール誘導体を開示している。
しかし、現在でも、より安価で副作用が少ない治療薬の開発が望まれている。
一方、紫雲膏は江戸時代の外科医華岡青洲が考案した漢方薬の軟膏剤であり、消炎、鎮痛、止血、殺菌、肉芽形成促進などの作用が知られている。外科的疾患としてはやけど、切り傷、擦り傷、痔(いぼ痔による疼痛、肛門裂傷、出血、脱肛)、褥瘡(床ずれ)、ひょう疽などに効果があるとされている。皮膚疾患としては、湿疹、主婦湿疹、アトピー性皮膚炎、乾癬、角皮症、唇・手・足・かかと・ひじのひび、あれ、あかぎれ、水虫、魚の目、たこ、いぼ、あせも、かぶれ、ニキビ、吹き出物、化膿性のできもの、はれもの、しみ、水疱、しもやけ、びらん、ただれ、虫さされなどに効果がるとされている。特にやけどに関しては、本軟膏を塗布することにより水疱を抑えることができ有効であることが実証されている。しかしながら紫雲膏を熱帯感染症の皮膚疾患へ適用することは今まで報告されていない。
紫雲膏は、シコン、トウキ、ゴマ油、豚脂、蜜蝋からなる。シコンはムラサキ科植物Lithospermum erythrorhizon Sieb. Et Zucc (ムラサキ)又はLithospermum euchroma Royle (Macrotomia euchroma (Royle) Pauls)の根である。前者に由来するものが「硬紫根」と呼ばれ、後者に由来するものが「軟紫根」と呼ばれる。その成分としてはシコニン、β,β−ジメチルアクリルシコニン、アセチルシコニン、イソブチリルシコニン、イソバレリルシコニン、ターアクリルシコニン (teracrylshikonin)、デオキシシコニン、アンヒドロアルカニンなどのナフトキノン系色素が報告されている。トウキは、Angelica acutiloba Kitagawa (大深当帰)又はAngelica acutiloba Kitagawa var. sugiyamae Hikino (北海当帰)が使用される。その成分としてはブチリデンフタリド、サフロール、セダン酸、o-バレロフェノンカルボン酸、ファルカリンジオール、ファルカリノール、ファルカリノロンなどが報告されている。
特開2001−226369号公報 特開2003−146877号公報
本発明は、安価で副作用が少ない、抗リーシュマニア剤として特に有効な抗原虫剤を提供することを目的とする。
本発明は以下の発明を包含する。
(1) 式(I):
Figure 2006011394

[式中、Rは−H又はアシル基を表す]
で表される化合物若しくはその塩又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する抗原虫剤。
(2) 式(I)で表される化合物が式(II):
Figure 2006011394

[式中、Rは−H、−C(=O)CH、−C(=O)CH(CH、−C(=O)CHC(CHOH、−C(=O)CHCH(CH、−C(=O)CH(CH)CHCH、若しくは−C(=O)CH=C(CHを表す]
又は式(III):
Figure 2006011394

で表される化合物である(1)に記載の抗原虫剤。
(3) シコン由来で抗原虫活性を示す物質を有効成分として含有する抗原虫剤。
(4) シコンの抽出物又はその処理物を有効成分として含有する抗原虫剤。
(5) トウキの抽出物又はその処理物を有効成分として含有する(3)又は(4)に記載の抗原虫剤。
(6) 紫雲膏を有効成分として含有する抗原虫剤。
(7) 抗リーシュマニア剤である(1)〜(6)のいずれかに記載の抗原虫剤。
(8) リーシュマニア症の治療に用いる(7)に記載の抗原虫剤。
本発明により抗原虫剤が提供される。本抗原虫剤はリーシュマニア症の治療に特に有効である。
本発明で提供される抗原虫剤は、天然由来の物質を有効成分として含有しており、副作用の問題が少ない。
本明細書は本願の優先権の基礎である日本国特許出願2004-223485号の明細書および/または図面に記載される内容を包含する。
本発明者らは、式(I):
Figure 2006011394

[式中、Rは−H又はアシル基を表す]
で表される化合物が強い抗原虫作用を有することを見出した。式(I)で表される化合物は不斉炭素原子を有するが、本化合物は光学活性体であっても、ラセミ体であってもよい。式(I)で表される化合物は、塩の形態であってもよい。また、式(I)で表される化合物若しくはその塩は溶媒和物の形態であってもよい。抗原虫剤として使用される場合には、上記塩又は溶媒和物は、薬学的に許容されるものである必要がある。
式(I)のRがアシル基である場合、脂肪族アシル基又は芳香族アシル基の何れであってもよい。アシル基の炭素数は通常2〜24である。
脂肪族アシル基としては典型的には、炭素数1〜23、好ましくは1〜10、より好ましくは1〜8、より好ましくは1〜6、最も好ましくは1〜4の直鎖若しくは分岐鎖状のアルキル基、炭素数2〜23、好ましくは炭素数2〜10、より好ましくは2〜8、より好ましくは2〜6、最も好ましくは2〜4の直鎖若しくは分岐鎖状のアルケニル基、又は、炭素数2〜23、好ましくは炭素数2〜10、より好ましくは2〜8、より好ましくは2〜6、最も好ましくは2〜4の直鎖若しくは分岐鎖状のアルキニル基において、その末端にカルボニル基が結合したものが挙げられる。上記の脂肪族アシル基はヒドロキシ基、炭素数1〜6のアルコキシ基、チオール基、炭素数1〜6のアルキルチオ基等の適当な置換基で置換されていてもよい。脂肪族アシル基としては特に−C(=O)CH、−C(=O)CH(CH、−C(=O)CHC(CHOH、−C(=O)CHCH(CH、−C(=O)CH(CH)CHCH、又は−C(=O)CH=C(CHが好ましい。
芳香族アシル基としては典型的には、ヒドロキシ基、炭素数1〜6のアルコキシ基、チオール基、炭素数1〜6のアルキルチオ基等の適当な置換基で置換されていてもよい炭素数5〜12のアリール基において、その末端にカルボニル基、又は上記の脂肪族アシル基からさらに水素原子を1個除いて誘導される基が結合したものが該当し、例えば、ベンゾイル基、1−ナフチルカルボニル基、2−ナフチルカルボニル基等が挙げられる。
上記化合物のうちで特に好ましいものは、以下の既知化合物、即ち、
式(II):
Figure 2006011394
[式中、Rは−H(シコニン)、−C(=O)CH(アセチルシコニン)、−C(=O)CH(CH(イソブチリルシコニン)、−C(=O)CHC(CHOH(β−ヒドロキシイソバレリルシコニン)、−C(=O)CHCH(CH(イソバレリルシコニン)、−C(=O)CH(CH)CHCH(α−メチル−n−ブチリルシコニン)、又は−C(=O)CH=C(CH(β,β−ジメチルアクリルシコニン)を表す]
又は式(III):
Figure 2006011394
(アルカニン)
で表される化合物であり、これらの2種以上の混合物もまた好適に使用できる。
これらの既知化合物は化学的に合成されたものであっても、天然物から単離されたものであってもよい。また市販されているものを使用することもできる。例えば式(II)で表される7種類の化合物はシコンから単離して用いることができる。式(III)で表される化合物は、Alkanna tinctoria、Onosma echoides、Lithospermum arvenseなどから単離して用いることができる。また、式(I)の化合物は天然物から誘導されたものであってもよく、例えば、シコニンからBioorganic & Medicinal Chemistry Letters, 12(10), 1375-1378; 2002や、特開昭61−151151号公報(公開日昭和61年7月9日)に記載してある方法によって、作ることができる。
本発明はまたシコン由来で抗原虫活性を示す物質を有効成分として含有する抗原虫剤に関する。本発明の抗原虫剤には更に、トウキの抽出物又はその処理物が有効成分として含有されていることが好ましい。
本発明で用いるシコン又はトウキの生産地や品種は特に制限されない。シコン又はトウキは、破砕、粉砕等により粉末化処理したものを用いてもよいが、抽出物またはその処理物として用いることが好ましい。
抽出溶媒としては、ヘキサンが好ましいが、メタノール、エタノール、ブタノール、イソプロパノール、酢酸エチルエステル、アセトン、ベンゼン、シクロヘキサン、クロロフォルム、ジクロロメタン等を使用することもできる。通常、シコン1kg当り抽出溶媒3〜10L、トウキ1kg当り抽出溶媒3〜10L使用する。
抽出温度に特に制限はなく、溶媒の融点ないし溶媒の沸点の範囲内であり、超臨界抽出をしてもよい。また、抽出は、通常常圧下で行うが、加圧下または減圧下で行ってもよい。抽出時間は、抽出温度等により異なり、通常6〜24時間である。
前記のようにして得られた抽出液を、布、ステンレスフィルター、濾紙等で濾過して不純物等を取り除くことで、目的の抽出液を得ることができる。また、濾過後の抽出液に、スプレードライ処理、フリーズドライ処理、超臨界処理等の処理を施してもよい。
このようにして得られる抽出物は、そのまま本発明の抗原虫剤の有効成分として用いることができる。また、当該抽出物をイオン交換クロマトグラフィー、ゲル濾過クロマトグラフィー、透析等の各種精製手段により処理し、さらに活性を高めた処理物として用いてもよい。
また、本発明の抗原虫剤は、上述の化合物若しくはその塩又はそれらの溶媒和物、シコン若しくはトウキの抽出物又は処理物を公知の医薬用担体と組み合せて製剤化することができる。投与形態としては、特に制限はなく、必要に応じ適宜選択されるが、一般には錠剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、液剤、シロップ剤、懸濁剤、乳剤、エリキシル剤等の経口剤、または注射剤、点滴剤、坐剤、吸入剤、経皮吸収剤、経粘膜吸収剤、貼付剤、軟膏剤等の非経口剤として使用される。
本発明の抗原虫剤の投与量は、患者の年令、体重、疾患の程度、投与経路により異なるが、経口投与では、例えばシコンのヘキサン抽出物乾燥粉末として、通常1日10〜3000mgであり、投与回数は、通常、経口投与では1日1〜3回である。
経口剤は、例えばデンプン、乳糖、白糖、マンニット、カルボキシメチルセルロース、コーンスターチ、無機塩類等の賦形剤を用いて常法に従って製造される。
この種の製剤には、適宜前記賦形剤の他に、結合剤、崩壊剤、界面活性剤、滑沢剤、流動性促進剤、矯味剤、着色剤、香料等を使用することができる。
結合剤の具体例としては、結晶セルロース、結晶セルロース・カルメロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、カルメロースナトリウム、エチルセルロース、カルボキシメチルエチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、コムギデンプン、コメデンプン、トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、デキストリン、アルファー化デンプン、部分アルファー化デンプン、ヒドロキシプロWピルスターチ、プルラン、ポリビニルピロリドン、アミノアルキルメタクリレートコポリマーE、アミノアルキルメタクリレートコポリマーRS、メタクリル酸コポリマーL、メタクリル酸コポリマー、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート、ポリビニルアルコール、アラビアゴム、アラビアゴム末、寒天、ゼラチン、白色セラック、トラガント、精製白糖、マクロゴールが挙げられる。
崩壊剤の具体例としては、結晶セルロース、メチルセルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルメロース、カルメロースカルシウム、カルメロースナトリウム、クロスカルメロースナトリウム、コムギデンプン、コメデンプン、トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、部分アルファー化デンプン、ヒドロキシプロピルスターチ、カルボキシメチルスターチナトリウム、トラガントが挙げられる。
界面活性剤の具体例としては、大豆レシチン、ショ糖脂肪酸エステル、ステアリン酸ポリオキシル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、セスキオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、ポリソルベート、モノステアリン酸グリセリン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウロマクロゴールが挙げられる。
滑沢剤の具体例としては、コムギデンプン、コメデンプン、トウモロコシデンプン、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、含水二酸化ケイ素、軽質無水ケイ酸、合成ケイ酸アルミニウム、乾燥水酸化アルミニウムゲル、タルク、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、リン酸水素カルシウム、無水リン酸水素カルシウム、ショ糖脂肪酸エステル、ロウ類、水素添加植物油、ポリエチレングリコールが挙げられる。
流動性促進剤の具体例としては、含水二酸化ケイ素、軽質無水ケイ酸、乾燥水酸化アルミニウムゲル、合成ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウムが挙げられる。
また、本発明のタンパク質非酵素的糖化抑制剤は、液剤、シロップ剤、懸濁剤、乳剤、エリキシル剤として投与する場合には、矯味矯臭剤、着色剤を含有してもよい。
本発明の抗原虫剤は、食品、チューインガム、飲料等に添加して、いわゆる特定保健用食品(例えば、抗リューシュマニア食品)等とすることもできる。
シコン及びトウキに由来する成分を含有する既存の漢方薬である紫雲膏もまた、本発明の抗原虫剤として好適である。紫雲膏は、皮膚の外傷に対して極めて有効な軟膏剤であることが知られていることから、リーシュマニア症の中でも特に皮膚型又は粘膜皮膚型リーシュマニア症に対して適用できると考えられる。紫雲膏としては、例えば株式会社ツムラ、丸石製薬株式会社、カネボウ薬品株式会社、松浦漢方株式会社等から提供されている市販品を使用し得る。また、紫雲膏としてはまた、知られているように次のような方法で作ることができる。まずゴマ油をあたため、それに蜜蝋を溶かし入れる。次いで豚脂を入れて全てが完全に溶けた状態とする。そこにトウキを入れ、トウキの表面の色が焦げた色になり十分に抽出されたらトウキを引き上げ、続いてシコンを入れる。十分に抽出されたらシコンを引き上げる。ろ過をして残った残査を取り除き、放置して固める。固まったものを軟膏板で十分に練ることにより使用可能となる。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1
シコンのヘキサン抽出エキス(参考例1の方法で入手)、シコン・トウキ混合物のヘキサン抽出エキス(参考例2の方法で入手)、シコニン(長良サイエンス)、アセチルシコニン(長良サイエンス)、β,β−ジメチルアクリルシコニン(長良サイエンス)、イソブチリルシコニン(長良サイエンス)、α−メチル−n−ブチリルシコニン(長良サイエンス)、イソバレリルシコニン(長良サイエンス)、β−ヒドロキシイソバレリルシコニン(長良サイエンス)、及びアルカニン(和光純薬工業株式会社)について抗リーシュマニア活性を測定した。
まず、各試料1〜5mgをジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解し、DMSO溶液(10mg/ml)を作成した。次に、この溶液をMedium 199培地で希釈し(800μg/ml)、メンブレンフィルターを通した。試料溶液を9つの濃度に調整し、マイクロタイタープレートに各濃度の試料溶液50μlと、最終濃度が2×10/mlとなるように調製したリーシュマニア培養液50μlをそれぞれ接種し、培養液の全量を100μlとした。27℃、5%CO下で48時間インキュベートを行った後、Tetracolor ONE試薬を10μl添加し、6時間インキュベートした後に、マイクロプレートリーダーによりOD値(450−630nm)を測定した。測定は各試料、各濃度について3ウェルずつ行った。平均値を求めてグラフを作成しIC50値を求めた。結果を表1に示す。
Figure 2006011394

表1からわかるように、シコンのヘキサン抽出エキス、シコン・トウキ混合物のヘキサン抽出エキス、及びシコニン関連化合物はいずれも強い抗リーシュマニア活性を有していた。
(参考例1)
シコンのヘキサン抽出エキスの調製
ミルで細かく粉砕した乾燥シコンをナス型フラスコに入れ、30倍量のヘキサンを加え、45℃で5時間抽出した。その後、ろ過をしてろ液を濃縮乾燥し抽出エキスを得た。
(参考例2)
シコン・トウキ混合物のヘキサン抽出エキスの調製
ミルで細かく粉砕した乾燥シコンと乾燥トウキを同量づつ量り取り、ナス型フラスコに入れ、シコンとトウキの混合物に対して30倍量のヘキサンを加え、45℃で5時間抽出した。その後、ろ過をしてろ液を濃縮乾燥し抽出エキスを得た。
実施例2
皮膚リーシュマニア症に罹患した患者に紫雲膏を投与してin vivoでの治療効果を確認した。
用いた紫雲膏は松浦漢方株式会社製紫雲膏である。この紫雲膏の製剤1gは、トウキ0.08g、ミツロウ0.30g、シコン0.12g、豚脂0.03g、ゴマ油1.0gを原料として混合し、生薬(トウキ、シコン)の有効成分を油相に移行させ(すなわち、抽出を行ない)、生薬の残存物(抽出残さ)を除去して得られたものである。
被験者である皮膚リーシュマニア症患者は26名であり、年齢、性別の構成は次の通りであった。
Figure 2006011394

上記26名の被験者に4週間にわたり、紫雲膏を1日に2回、適量塗布するように指示するとともに、1週間毎に試験担当医の診断を受けるよう指示した。
処置開始前、処置期間中、処置終了後において、病変部の大きさ(mm)及び状態(乾燥しているか湿っているか)といった臨床的な外観の観察を行い、処置に対する応答を4段階に分類して評価した。
被験者26名中14名(53.84%)について最終的な追跡調査結果を得ることができた。結果を表3に示す。紫雲膏は皮膚リーシュマニア症の治療に有効であることが確認された。
Figure 2006011394

本明細書で引用した全ての刊行物、特許および特許出願をそのまま参考として本明細書にとり入れるものとする。

Claims (8)

  1. 式(I):
    Figure 2006011394

    [式中、Rは−H又はアシル基を表す]
    で表される化合物若しくはその塩又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する抗原虫剤。
  2. 式(I)で表される化合物が式(II):
    Figure 2006011394

    [式中、Rは−H、−C(=O)CH、−C(=O)CH(CH、−C(=O)CHC(CHOH、−C(=O)CHCH(CH、−C(=O)CH(CH)CHCH、若しくは−C(=O)CH=C(CHを表す]
    又は式(III):
    Figure 2006011394
    で表される化合物である請求項1に記載の抗原虫剤。
  3. シコン由来で抗原虫活性を示す物質を有効成分として含有する抗原虫剤。
  4. シコンの抽出物又はその処理物を有効成分として含有する抗原虫剤。
  5. トウキの抽出物又はその処理物を有効成分として含有する請求項3又は4に記載の抗原虫剤。
  6. 紫雲膏を有効成分として含有する抗原虫剤。
  7. 抗リーシュマニア剤である請求項1、2、3、4又は6に記載の抗原虫剤。
  8. リーシュマニア症の治療に用いる、請求項7に記載の抗原虫剤。
JP2006529230A 2004-07-30 2005-07-20 抗原虫剤 Active JP4899002B2 (ja)

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