JP2004091386A - 外用皮膚潰瘍治療剤及び皮膚潰瘍治療用キット並びにシコン抽出物の使用方法 - Google Patents

外用皮膚潰瘍治療剤及び皮膚潰瘍治療用キット並びにシコン抽出物の使用方法 Download PDF

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Naoko Fujita
藤田 直子
Ikuyo Sakaguchi
坂口 育代
Norikazu Ikeda
池田 紀和
Takayoshi Kato
加藤 敬香
Yoshinori Minamino
南野 美紀
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Abstract

【課題】新規かつ安全性の高い皮膚潰瘍治療剤を提供する。
【解決手段】本発明の皮膚潰瘍治療剤は、シコンの抽出物、好ましくは例えばジエチルエーテルなどの親油性溶媒による抽出物を有効成分とする。また、シコン抽出物は、ラウロイルサルコシンイソプロピルを基剤とする軟膏様外用剤として用いるのが効果的であり、皮膚潰瘍部分に塗布した後、該部分からの滲出液を吸収しうるペーバーディスクなどの紙様被覆材及び/又はスカンポールテープなどの布帛様被覆材で被覆した後、さらに、バイオクルーシブ(登録商標)に例示される準閉塞性ドレッシング材で被覆するのが好ましい。
【選択図】    なし

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は外用皮膚潰瘍治療剤及び皮膚潰瘍治療用キット並びにシコン抽出物の使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
皮膚創傷の外用治療剤として使用されている薬剤は、その原因、程度その他の要因によっても異なるが、通例、消毒剤、抗生物質、抗炎症剤、蛋白分解酵素剤、滲出液吸収剤、ホルモン剤などをその目的に応じて混合した組成よりなる。しかし、広範囲で深部組織に達する重度の外傷、火傷、熱傷、褥創などの皮膚創傷(皮膚潰瘍)では強度の炎症反応、局所循環障害、感染などが生じ、単なる上述の創傷治療剤や消毒剤による処置や抗生物質、抗炎症剤等の投与のみでは、治療に反応しないことが多い。このような損傷部位では強度の炎症反応によって蛋白、水分、ミネラル、ビタミンなどが喪失し、かつ局所循環障害によって組織修復に必須のそれらの成分が補給されにくいという悪循環が繰り返されている。従って、ここには感染が生じやすく、消毒処置や抗生物質の投与を行って一時的に感染を抑えたにしても、組織修復が芳しくないため、極めて難治療性潰瘍を形成することが多い。現在のところ、このような皮膚潰瘍に対し、外部に露出した損傷部位を皮膚によって覆うこと、つまり外科的に植皮することが最善の治療法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この場合においても、感染や炎症反応を抑えたのちにはじめて適応となるものであって、初期の薬物利用が重要な位置を占めている。この際に用いられる薬物として、例えばポビドンヨード・白糖製剤、サイクリックAMP製剤、ハイドロコロイドやキチンなどからなる被覆材などの創傷治療用外用剤が医療の場に提供されているが、難治性の皮膚潰瘍の治療剤としてはまだ不十分なものであった。その一方で、高齢化社会の到来とともに皮膚潰瘍、特に褥瘡に対する治療効果に優れた治療剤が望まれている。
【0004】
そこで、本発明者らはより優れた皮膚潰瘍剤の開発に鋭意努力していたところ、従来から生薬として汎用されているシコンの抽出物に、皮膚潰瘍に対する治癒促進効果があることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の外用皮膚潰瘍治療剤は、シコン抽出物を有効成分とすることを特徴としている。この場合において、シコン抽出物は親油性溶媒によるのがよく、特にエーテルを用いたものが望ましい。
【0006】
これらの場合において、シコン抽出物を製剤的に許容しうる賦形剤、特に望ましくはラウロイルサルコシンイソプロピルと共に製剤中0.1〜0.5重量%含有させるのがよい。
【0007】
また、本発明の皮膚潰瘍治療用キットは、本発明の外用皮膚潰瘍治療剤と、皮膚潰瘍部分からの滲出液を吸収しうる布帛様被覆材及び/又は紙様被覆材と、当該布帛様被覆材並びに紙様被覆材を覆う準閉塞性ドレッシング材とを有することを特徴としている。
【0008】
本発明のシコン抽出物の使用方法は、シコン抽出物を、それを有効成分とする外用皮膚潰瘍治療剤の製造に用いることを特徴としている。
【0009】
また、本発明のシコン抽出物の使用方法は、シコン抽出物を、皮膚潰瘍治療のための実質的に有効な量を製剤的に許容しうる賦形剤と混合して皮膚潰瘍部分に塗布し、湿潤環境下におくことを特徴としており、この場合において、皮膚潰瘍部分からの滲出液を吸収しうる布帛様被覆材及び/又は紙様被覆材で混合物塗布面を覆い、さらに準閉塞性ドレッシング材を重ねて当該皮膚潰瘍部分を湿潤環境下に保つのが望ましい。
【0010】
これらのシコン抽出物の使用方法においては、親油性溶媒によるシコン抽出物を用いるのがよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の皮膚潰瘍治療剤は、シコンの抽出物を有効成分とすることを特徴とする。本発明における皮膚潰瘍治療剤は、いわゆる創傷治癒剤とは異なる概念で用いられるものであり、壊死に基づく、粘膜や皮膚の一定の深さの組織の欠損を伴う潰瘍、例えば動脈閉塞性下腿潰瘍などの血管障害性の潰瘍の他に、持続性の圧迫刺激による褥瘡や糖尿病性潰瘍、熱傷潰瘍、外傷性潰瘍、放射性潰瘍、術後潰瘍、炎症性潰瘍、単純性潰瘍などの難治性潰瘍の治療を目的とするものである。潰瘍治療の主たる作用として、1)壊死組織の除去、2)感染コントロール、3)滲出液吸引、4)血行改善、5)肉芽形成促進、6)上皮化促進、7)創面被覆があると考えられているが、本発明の皮膚潰瘍治療剤では、この中でも特に上皮化促進作用が中心にあると考えられる。
【0012】
本発明に用いられるシコンは、ムラサキ科に属するムラサキ(Lithospermum Radix、その他の近縁植物も含む)の根を乾燥させたものである。
【0013】
抽出溶媒には親水性溶媒、親油性溶媒を問わず制限なく用いることができる。親水性溶媒には、例えば、メタノール、エタノール、2−プロパノール、アセトン、グリセリン、1,3−ブチレングリコールが例示され、また、親油性溶媒には、エーテル、ベンゼン、クロロホルム、n−ヘキサン、キシレン、四塩化炭素が例示される。また、これらの溶媒は単独で用いても、2種若しくはそれ以上の溶媒を適当に混合して用いてもよいが、潰瘍治療効果は親油性溶媒によるものが好ましく、中でも例えばメチルエチルエーテル、ジエチルエーテル、ブチルエーテルなど沸点の低いエーテルによるものがよい。
【0014】
抽出方法としても、一般に植物抽出に用いられる方法であれば特に制限がなく、例えば、シコンを粗切、中切、細切にしたものあるいは粉末にしたものに上記溶媒を加え、冷浸又は温浸すればよい。
【0015】
得られた抽出液はシコン抽出物としてそのまま用いられるが、場合によってはさらに上記の溶媒にて希釈され、あるいは抽出成分が変化しない範囲で適当な方法によりエキス状に濃縮され、凍結乾燥などにより粉末状にされた上で用いられるのがむしろ一般的である。また、親油性溶媒、親水性溶媒如何を問わず抽出溶媒をできる限り留去して用いるのが好ましい。抽出溶媒による皮膚刺激など人に対して好ましくない影響を与える恐れがあるからである。
【0016】
こうして得られたシコン抽出物は、そのままの形態で本発明の皮膚潰瘍治療剤として用いられうるが、通例は慣用の製剤化手段によって賦形剤と共に皮膚に適用される各種の外用剤に製剤化して用いられる。例えば、クリーム、乳液に代表される各種の水/油型若しくは油/水型乳剤、ローション剤、軟膏剤、パップ剤が例示されるが、この形態に限られるものではない。また、製剤化において用いられる賦形剤も、製剤的に許容できるものであれば特に制限はないが、本発明の皮膚潰瘍治療剤には、基剤としてラウロイルサルコシンイソプロピルが好適に用いられる。ラウロイルサルコシンイソプロピルは皮膚への刺激が少なく、しかもシコン抽出物の溶解性が優れていると考えられるためである。もちろん、その他汎用されているワセリンや流動パラフィン、ミツロウ、ヒマシ油、豚脂、セタノールなどの油溶性基剤やポリエチレングリコールなどの水溶性基剤を用いたり、さらにこれら基剤に、ポリエチレングリコールエステルやポリオキシエチレングルコールエーテルなどの各種界面活性剤(イオン性、非イオン性を問わず、また、陰イオン性、陽イオン性を問わず)を用いて溶解性を上げても差し支えない。
【0017】
シコン抽出物の含有量は、製剤中0.05〜1.0w/w%が適当であり、好ましくは0.1〜0.5%w/w%で、最適な濃度は0.2w/w%である。しかし、実際の適用上は適用箇所や剤型、効果等に応じて適宜定められるものであり、この範囲に限定されるものではない。
【0018】
また、用法としては一日1回ないし数回、患部に塗布することにより適用されるが、潰瘍の状態に応じて適宜増減される。この場合、単純な塗布だけによるよりは、適当な方法にて潰瘍部位を湿潤環境下に置くのがよい。ここで湿潤環境下とは、液体や細菌などを透過させずに通気性を保ち、不感蒸泄を妨げない状態をいうが、本発明ではこの状態にするために、皮膚潰瘍部分からの滲出液を吸収しうる布帛様被覆材及び/又は紙様被覆材と、当該布帛様被覆材並びに紙様被覆材を覆う準閉塞性ドレッシング材と組み合わせて用いるのが好ましい。従来、褥瘡を始めとする皮膚潰瘍の治療には患部からの滲出液を吸収し、潰瘍部位の保護を目的としてドレッシング材が用いられていたが、シコン抽出物の皮膚潰瘍治療効果を効果的に発揮させるには、このようなドレッシング材だけでなく、滲出液を吸収しうる布帛様被覆材及び/又は紙様被覆材を併用するのがよい。また、布帛様被覆材及び紙様被覆材は何れか一方のみが用いられたり、場合によっては併用される。もちろん、単純塗布による使用方法を排除するものでもなく、適宜用法を変更しうる。
【0019】
前者の布帛様被覆材にはガーゼやAlpharma AS社のスカンポールテープ(登録商標)が例示され、紙様被覆材にはペーパーディスクが例示される。また、後者の準閉塞性ドレッシング材は、液体や細菌などを透過させずに酸素や水蒸気を透過させる創面保護材であればよく、これには、ジョンソンアンドジョンソン社のバイオクルーシブ(登録商標)やスリーエムヘルスケア社のテガダーム(登録商標)が例示される。
【0020】
より具体的に本発明のシコン抽出物の使用方法を説明すると、まず、皮膚潰瘍部分に適量の皮膚潰瘍治療剤を塗布した後、ペーパーディスク又はスカンポールテープ、好ましくはペーパーディスクで覆った後にスカンポールテープにて被覆し、潰瘍部分からの滲出液を吸収させると共にシコン抽出物が拡散するのを防ぐ。そして、バイオクルーシブにてさらに被覆して湿潤環境下におく。これにより、望ましい皮膚潰瘍治療効果を得ることができる。
【0021】
さらに、本発明の皮膚潰瘍治療剤には、必要に応じて例えばポビドンヨードをはじめとする殺菌消毒薬や抗炎症剤、抗生物質、抗菌剤、細胞賦活剤など本発明の目的である皮膚潰瘍の治癒を促進する薬剤を配合することもできる。
【0022】
なお、本発明の皮膚潰瘍治療剤は、ヒトはもちろんのこと、ヒト以外の動物にも適用されうるものであり、その適用方法も同様な方法を採用すればよい。
【0023】
【実施例】
次に本発明の実施例に基づいて、本発明についてさらに詳細に説明する。
(実施例1)
局方シコン100gを細切したものに、ジエチルエーテル500mlを加え、60℃で3時間還流抽出した。その後、ロータリーエバポレーターにて減圧下で抽出溶媒を留去し、粘液状のシコン抽出物7gを得た。次に当該シコン抽出物0.2gにラウロイルサルコシンイソプロピル99.8gを加えて軟膏剤を調整した。
【0024】
次に当該軟膏剤について、糖尿病マウスを用いて本発明の効果を確認した。実験は、8週齢の糖尿病マウスを用いて行った。創傷作成前日にマウスをネンブタール麻酔し、背部の毛刈りを行い、毛刈りの翌日に直径6mmの筋膜に達する円形皮膚欠損傷を作製した。被験薬の投与は、創傷部及びその周囲にその10mgを塗布して行い、その上から、ペーパーディスク、スカンポールテープ(商品名:Alpharma AS社製)、バイオクルーシブ(商品名:ジョンソンアンドジョンソン社製)で被覆した。また、軟膏剤は1週ごとに塗布し、その都度新しいペーパーディスク、スカンポールテープ、バイオクルーシブで被覆しなおした。
【0025】
治癒効果は、創傷作製日の創傷面積を100%として、これに対するその後の各測定日における創傷面積の相対面積で表すことにより評価した。なお、創傷面積は創面をフィルムドレッシング上にトレースした後、画像解析により算出した。その結果を表1に示す。また、プラセボにはシコン抽出物を含まないラウロイルサルコシンイソプロピル(100w/w%)を用いた。
【0026】
【表1】
Figure 2004091386
【0027】
7日目では十分な効果を発揮しなかったが(データ示さず)、塗布2週間経過後にはプラセボと明らかな有意差が見られ、3週間経過後には本発明の軟膏剤を塗布した場合には傷が完治した。これにより、シコン抽出物を皮膚潰瘍治療剤として利用できることが確認された。
【0028】
以下に本発明の皮膚潰瘍治療剤としての製剤例をいくつか例示するが、本発明は何らこれらに限定されるものでないのは言うまでもない。
【0029】
(実施例2)
実施例1のシコン抽出物 0.1g、白色ワセリン 9g、ポリエチレングリコール400 75g、ポリエチレングリコール4000 15.9gを採り、常法により軟膏剤とした。
【0030】
(実施例3)
実施例1のシコン抽出物0.2g、ポビドンヨード 3g、ポリエチレングリコール400 9.5g、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングルコール 1.5g、濃グリセリン5g、精製水 10.8g、ショ糖 70gを採り、常法により軟膏剤とした。
【0031】
(実施例4)
実施例1のシコン抽出物0.2g、白色ワセリン 25g、サラシミツロウ 20g、ナタネ油 54.8gを採り、常法により油性パスタ剤とした。
【0032】
(実施例5)
シコン抽出物 0.5g、セタノール 3g、ステアリン酸 4g、流動パラフィン 20g、濃グリセリン 5g、自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 5g、ショ糖脂肪酸エステル 3g、パラオキシ安息香酸ブチル 0.2g、精製水 59.3gを採り、常法によりクリーム剤とした。
【0033】
これらの製剤には、いずれも良好な皮膚潰瘍治癒(促進)効果を見出すことができた。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、難治性である皮膚潰瘍に対して有効な治療剤を提供することができる。特にシコン抽出物は、従来から紫雲膏など漢方薬として汎用されその安全性は証明されており、本発明は安全性に優れた新規な皮膚潰瘍治療剤を提供する。
【0035】
また、賦形剤としてラウロイルイソプロピルを用い、皮膚潰瘍部分からの滲出液を吸収しうる布帛様被覆材及び/又は紙様被覆材と、当該布帛様被覆材並びに紙様被覆材を覆う準閉塞性ドレッシング材とを用いて、湿潤環境下におくと良好な皮膚潰瘍治療効果を得ることができる。

Claims (10)

  1. シコン抽出物を有効成分とすることを特徴とする外用皮膚潰瘍治療剤。
  2. 前記シコン抽出物は親油性溶媒によることを特徴とする請求項1に記載の外用皮膚潰瘍治療剤。
  3. 前記親油性溶媒はエーテルであることを特徴とする請求項2に記載の外用皮膚潰瘍治療剤。
  4. 前記シコン抽出物を製剤的に許容しうる賦形剤と共に製剤中0.1〜0.5重量%含有することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の外用皮膚潰瘍治療剤。
  5. 前記賦形剤はラウロイルサルコシンイソプロピルであることを特徴とする請求項4に記載の外用皮膚潰瘍治療剤。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の外用皮膚潰瘍治療剤と、皮膚潰瘍部分からの滲出液を吸収しうる布帛様被覆材及び/又は紙様被覆材と、当該布帛様被覆材並びに紙様被覆材を覆う準閉塞性ドレッシング材とを有することを特徴とする皮膚潰瘍治療用キット。
  7. シコン抽出物を、それを有効成分とする外用皮膚潰瘍治療剤の製造に用いることを特徴とするシコン抽出物の使用方法。
  8. シコン抽出物を、皮膚潰瘍治療のための実質的に有効な量を製剤的に許容しうる賦形剤と混合して皮膚潰瘍部分に塗布し、湿潤環境下におくことを特徴とするシコン抽出物の使用方法。
  9. 皮膚潰瘍部分からの滲出液を吸収しうる布帛様被覆材及び/又は紙様被覆材で混合物塗布面を覆い、さらに準閉塞性ドレッシング材を重ねて当該皮膚潰瘍部分を湿潤環境下に保つことを特徴とする請求項8に記載のシコン抽出物の使用方法。
  10. 前記シコン抽出物は親油性溶媒によるものであることを特徴とする請求項7〜9の何れかに記載のシコン抽出物の使用方法。
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