JPWO2005118156A1 - 塗装方法 - Google Patents

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Abstract

コンベア装置(3)に沿って2台の噴霧機(8,9)を配置する。コンベア装置(3)で搬送されるパネル(11)の塗装面を4つの塗装領域(CAa〜CAd)に区分する。また、各塗装領域(CAa〜CAd)に対して噴霧機(8,9)を搬送方向に対して平行に往復動させて塗装する。このとき、塗装領域(CAa〜CAd)の境界側では、噴霧機(8,9)の往復動の折返し部(Ta0〜Td0)を搬送方向の前側から後側に位置ずれさせ、階段状の塗装軌跡(Ta〜Td)を形成する。これにより、噴霧機(8,9)の1台当たりの塗装面積を広げることができる。

Description

本発明は、例えば自動車の車体、家具、電化製品等の被塗物に対して噴霧機を用いて塗装を行う塗装方法に関する。
一般に、自動車の車体、家具、電化製品等の比較的大きな塗装面を有する被塗物に噴霧塗装を行う場合、被塗物の塗装面を複数の区画に分けて塗装を行う塗装方法が知られている(例えば特開2003−144990号公報参照)。
そして、このような従来技術では、自動車の車体の左,右両側に2台の噴霧機をそれぞれ配置し、車体の上面部を左,右の2つの塗装領域に区分けして塗装する構成としている。この場合、2台の噴霧機は、例えば自動車車体のフロントリッド(ボンネット)およびルーフに対して、車体の搬送方向(前,後方向)に往復動しつつ各塗装領域を塗装していた。
ところで、例えば大型の自動車等を塗装する場合には、搬送方向に対して噴霧機の往復動の振幅(ストローク)よりも大きな塗装面を有するから、搬送方向に対しても複数の塗装領域に区分けして塗装を行う必要がある。この場合、例えば車体の搬送速度が遅く、比較的単位時間当たりの塗装面積が小さいときには、複数の塗装領域を1台の噴霧機を用いて塗装することが可能となる。しかし、車体の搬送速度が速いときには、単位時間当たりの塗装面積が大きくなるから、1台の噴霧機を用いて全ての塗装領域を塗装することができなくなる。この結果、噴霧機の台数を増加して、噴霧機の1台当たりの塗装負担率を低減するか、またはトラッキング装置を用いて噴霧機を車体に搬送に追従させて塗装可能な範囲を広げていた。
しかし、噴霧機の台数の増加やトラッキング装置の具備は、その導入や設置に伴うイニシャルコストが増加するのに加え、塗装ブースが大型化するから、塗装ブースの設備コストや空調等のランニングコストも上昇するという問題があった。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、搬送中の被塗物に対して、噴霧機の1台当たりの塗装面積を増加させ、塗装対応能力を高めることができる塗装方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、被塗物を一定の搬送方向に移動させる搬送手段と、該搬送手段の搬送方向に間隔をもって配置された複数の噴霧機とを備え、被塗物の塗装面を複数の塗装領域に区分けし、前記複数の塗装領域のうち互いに隣合う塗装領域をそれぞれ異なる噴霧機を用いて塗装を行う塗装方法に適用される。
(1).そして、本発明が採用する構成の特徴は、前記各噴霧機は、前記各塗装領域間で前記被塗物の搬送方向とほぼ平行な方向に往復動しつつ塗装を行い、前記各噴霧機が前記被塗物の搬送方向とほぼ平行な方向に往復動する間に、隣合う塗装領域の境界側に位置する当該往復動の折返し部を前記被塗物の搬送方向の前側から後側に向けて順次位置をずらし、当該折返し部の塗装軌跡を階段状に形成しながら塗装を行うことにある。
このように構成したことにより、噴霧機の往復動の折返し部の位置を搬送方向の前側から後側に向けてずらさずに固定した従来技術による塗装方法の場合に比べて、1台の噴霧機の塗装可能な範囲を実質的に広げることができる。
即ち、被塗物の搬送に伴って被塗物は噴霧機の正面位置から次第に遠ざかるから、噴霧機が往復動を重ねるにつれて次第に塗装可能な範囲が被塗物のうち搬送方向の後側にずれてしまい、塗装開始時に塗装可能な範囲と塗装終了時に塗装可能な範囲とが位置ずれしてしまう。このとき、従来技術による塗装方法のように、往復動の折返し部の位置をずらさずに固定した場合には、塗装開始時に塗装可能な範囲と塗装終了時に塗装可能な範囲とが重複する範囲に限られるから、噴霧機の塗装可能な範囲は狭くなる。
これに対し、本発明では、隣合う塗装領域では噴霧機の往復動の折返し部を被塗物の搬送方向の前側から後側に向けて順次その位置をずらす構成としたから、被塗物が噴霧機から次第に遠ざかっても噴霧機が往復動を重ねるにつれて、往復動の範囲は次第に被塗物の搬送方向の後側に位置ずれすることになる。従って、塗装開始時に塗装可能な範囲と塗装終了時に塗装可能な範囲とが重複する範囲に制限されず、噴霧機の塗装可能な範囲を実質的に広げることができる。これにより、噴霧機の1台当たりの塗装面積を広げて塗装対応能力を高めることができるから、塗装ライン全体に対して必要な噴霧機の台数を減少させることができ、塗装ラインの設備費用、噴霧機の整備費用等を低減することができる。
また、本発明では、噴霧機の往復動の折返し部を搬送方向の前側から後側に順次位置をずらし、当該折返し部の塗装軌跡を階段状に形成しながら塗装を行うから、折返し部を分散して配置することができる。この結果、例えば折返し部を往復動方向の同じ位置に配置した場合や折返し部を往復動の両方向に交互に移動させた場合に比べて、塗装面全体の色むらを緩和し、塗装仕上がり品質を高めることができる。
(2).また、本発明では、前記噴霧機が往復動するときの平行移動部のうち、前記各塗装領域の塗装軌跡の開始位置となる最初の平行移動部では前記被塗物の搬送方向の前側から後側に向けて噴霧機を移動させつつ塗装を行い、前記各塗装領域の塗装軌跡の終了位置となる最後の平行移動部でも前記被塗物の搬送方向の前側から後側に向けて噴霧機を移動させつつ塗装を行うことが好ましい。
このように構成したことにより、1つの塗装領域の塗装が終了した後に、次なる塗装領域を塗装するときでも、塗装終了後の塗装軌跡の終了位置と塗装開始前の塗装軌跡の開始位置とを近付けることができる。従って、塗装の中断時間を短縮することができ、1台の噴霧機で塗装可能な面積を増加させることができる。
(3).また、本発明では、前記隣合う塗装領域では、前記噴霧機が往復動するときの平行移動部がほぼ直線状に並ぶように塗装を行うことが好ましい。
これにより、隣合う塗装領域では、噴霧機が往復動するときの平行移動部がほぼ直線状に並ぶように塗装を行うから、一方の塗装領域を塗装したときの塗装軌跡と他方の塗装領域を塗装したときの塗装軌跡とを略直線状に連続させることができる。このため、塗装面全体を単一の塗装領域とした場合と同様の塗装仕上がり品質を得ることができる。
(4).また、本発明では、前記噴霧機が往復動するときの往路側の平行移動部の終端と復路側の平行移動部の始端とでは、前記被塗物の搬送方向の前側から後側に向けて位置をずらして塗装を行う構成としてもよい。
これにより、噴霧機の往復動の折返し部において噴霧機の無駄な移動を無くすことができ、実用上の噴霧機の塗装可能な範囲を効率良く広げることができる。
(5).また、本発明では、前記噴霧機が往復動するときの平行移動部では前記噴霧機から塗料を噴霧し、前記往復動の折返し部では前記噴霧機からの塗料の噴霧を停止しながら塗装を行う構成としてもよい。
これにより、折返し部でも塗料の噴霧を継続した場合に比べて、折返し部の塗装膜を薄くすることができる。この結果、折返し部の塗装膜の厚さを平行移動部の塗装膜の厚さに近付けることができるから、隣合う2つの塗装領域で塗装軌跡を繋ぎ合わせて色むらを防止でき、2つの塗装領域からなる塗装面全体の塗装仕上がり品質を高めることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る塗装方法に用いられる塗装装置を示す斜視図である。
図2は、図1中のパネルを塗装するときの回転霧化型噴霧機の塗装軌跡を示す正面図である。
図3は、図2中のパネルのうち搬送方向の前端側の塗装領域を塗装した状態を示す正面図である。
図4は、図2中のパネルのうち搬送方向の中間部後側の塗装領域を塗装した状態を示す図3に続く正面図である。
図5は、図2中のパネルのうち搬送方向の中間部前側の塗装領域を塗装した状態を示す正面図である。
図6は、図2中のパネルのうち搬送方向の後端側の塗装領域を塗装した状態を示す図5に続く正面図である。
図7は、第1の比較例による塗装方法を用いてパネルを塗装するときの噴霧機の塗装軌跡を示す正面図である。
図8は、第2の比較例による塗装方法を用いてパネルを塗装するときの噴霧機の塗装軌跡を示す正面図である。
図9は、第2の実施の形態による塗装方法を用いてパネルを塗装するときの回転霧化型噴霧機の塗装軌跡を示す正面図である。
図10は、図9中のa部の塗装軌跡を拡大して示す拡大正面図である。
図11は、第3の実施の形態に係る塗装方法に用いられる塗装装置を示す斜視図である。
図12は、第3の実施の形態による塗装方法を用いて車体の左側面を塗装するときの回転霧化型噴霧機の塗装軌跡を示す正面図である。
以下、本発明の実施の形態による塗装方法について、添付図面に従って詳細に説明する。
まず、図1ないし図6は本発明の第1の実施の形態を示す。第1の実施の形態では、例えば比較的大きな家具、電化製品等の外面を構成するパネルに対し、ロボット装置に取付けられた回転霧化型噴霧機により塗装を行う場合を例に挙げて説明する。
図1において、1は塗装ブース2内に配設された塗装装置を示している。該塗装装置1は、後述のコンベア装置3、ロボット装置6,7、回転霧化型噴霧機8,9等によって大略構成されている。
3は塗装ブース2内の天井側に設けられたコンベア装置を示している。該コンベア装置3は、図2等に示すように、ハンガ3Aを用いて後述するパネル11を吊下げると共に、この状態で、パネル11を矢示A方向(図2中の左,右方向)に所定の速度をもって搬送するものである。
4,5はコンベア装置3に平行に設けられた2台のトラッキング装置を示している。該各トラッキング装置4,5は、コンベア装置3の搬送方向の後側(上流側)と前側(下流側)とに間隔をもって配置され、コンベア装置3の搬送方向と平行に伸長している。そして、各トラッキング装置4,5は、後述のロボット装置6,7を搬送方向または反搬送方向に任意の速度で独立的に移動させるようになっている。これにより、トラッキング装置4,5は、コンベア装置3で搬送されるパネル11に対するロボット装置6,7(噴霧機8,9)の移動速度を調整するものである。
6,7は噴霧機用動作装置を構成する多軸型のロボット装置を示している。該ロボット装置6,7は、コンベア装置3の途中に位置してトラッキング装置4,5上にそれぞれ取付けられ、コンベア装置3の側方に配設されている。また、2台のロボット装置6,7は、コンベア装置3の搬送方向(矢示A方向)に対して間隔をもって後側と前側とにそれぞれ配置され、後述の回転霧化型噴霧機8,9を移動して塗装作業を実行するものである。
そして、ロボット装置6は、トラッキング装置4上に移動可能に設けられた基台6Aと、該基台6A上に回転可能かつ揺動可能に設けられた垂直アーム6Bと、該垂直アーム6Bの先端に揺動可能に設けられた水平アーム6Cと、該水平アーム6Cの先端に設けられた手首6Dとにより大略構成されている。ロボット装置7も、ロボット装置6とほぼ同様に、基台7A、垂直アーム7B、水平アーム7C、手首7Dによって大略構成されている。
また、ロボット装置6,7は、手首6D,7Dに回転霧化型噴霧機8,9を支持している。そして、ロボット装置6,7は、コンベア装置3によって後述のパネル11が塗装位置に搬送されてくると、垂直アーム6B,7B、水平アーム6C,7C等を揺動させ、最大ストローク幅Smaxの範囲内で噴霧機8,9をパネル11に沿って搬送方向とほぼ平行に往復動させるものである。
8,9は2台のロボット装置6,7の手首6D,7Dにそれぞれ取付けられた回転霧化型噴霧機を示している。該噴霧機8,9は、先端側に高速で回転駆動される回転霧化頭8A,9Aを有している。そして、噴霧機8,9は、塗料を回転霧化頭8A,9Aに向け吐出することにより、該回転霧化頭8A,9Aの遠心力の作用により塗料を微粒化し、前方に配置されたパネル11に向けて塗料を噴霧するものである。
また、噴霧機8,9には、回転霧化頭8A,9Aの外周側の周囲に位置してシェーピングエア噴出口(図示せず)が設けられている。このシェーピングエア噴出口は、回転霧化頭8A,9Aから噴霧された噴霧塗料を取囲むように後側からシェーピングエアを吹付ける。そして、シェーピングエアは、回転霧化頭8A,9Aから噴霧された噴霧塗料が遠心力により径方向に広がろうとするのを抑え、所望の径寸法をもった円形状の噴霧パターンP(スプレーパターン)に整形するものである。
10はロボット装置6,7(噴霧機8,9)に接続して設けられた制御装置を示している。該制御装置10は、例えば塗装ラインを制御する制御室等に配設されている。ここで、制御装置10は、トラッキング装置4,5、ロボット装置6,7、噴霧機8,9、エア制御弁、塗料制御弁(いずれも図示せず)等の制御を行うプログラムをもったコンピュータ等により構成されている。そして、制御装置10は、トラッキング装置4,5およびロボット装置6,7の動作(噴霧機8,9の移動速度)、噴霧機8,9の塗料の吐出量、シェーピングエアの噴出圧力等を制御している。
11は被塗物となるパネルを示している。該パネル11は、例えばスチール製の家具、電化製品の外面板等をなす略四角形状の板体で、コンベア装置3に吊下げられた状態で順次矢示A方向に搬送される。また、パネル11は、搬送方向(矢示A方向)に対して例えば噴霧機8,9の最大ストローク幅Smaxよりも大きな長さ寸法L1を有している(図2参照)。そして、パネル11の塗装面は、例えば搬送方向の前側から後側に向けて4つの塗装領域CAa〜CAdとに区分けされている。各塗装領域CAa〜CAdのうち塗装領域CAa,CAcは、搬送方向後側の噴霧機8によって塗装され、塗装領域CAb,CAdは、搬送方向前側の噴霧機9によって塗装されるものである。このため、一方の噴霧機8が塗装する塗装領域CAa,CAcと他方の噴霧機9が塗装する塗装領域CAb,CAdとは、搬送方向に向けて交互に並んで配置されている。
第1の実施の形態による塗装装置1は前述のように構成されるが、本実施の形態による塗装方法について、パネル11を塗装する場合を例に挙げ、図2ないし図6を参照して説明する。
なお、図2ないし図6において、パネル11の塗装面に左,右方向(矢示A方向)に往復動するように描かれた実線と点線(破線)は、パネル11の塗装面に対する噴霧機8,9(回転霧化頭8A,9A)の塗装軌跡Ta,Tb,Tc,Td(移動軌跡)を示している。また、塗装軌跡Ta,Tb,Tc,Tdの実線は、噴霧機8,9が左,右方向に沿って平行に移動する平行移動部Ta1〜Ta9,Tb1〜Tb9,Tc1〜Tc9,Td1〜Td9を示している。塗装軌跡Ta,Tb,Tc,Tdの点線は、噴霧機8,9が折返して移動する折返し部Ta0,Tb0,Tc0,Td0を示している。さらに、噴霧機8,9は、例えば平行移動部Ta1〜Ta9,Tb1〜Tb9,Tc1〜Tc9,Td1〜Td9では塗料を噴霧し、折返し部Ta0,Tb0,Tc0,Td0では塗料の噴霧を停止する構成となっている。
まず、第1の塗装工程について図2、図3を用いて説明する。この第1の塗装工程では、パネル11がコンベア装置3を用いて搬送されてくると、該パネル11は、搬送方向の上流側(後側)に位置する噴霧機8の近傍を通過する。このとき、制御装置10は、後側のロボット装置6および噴霧機8(図1中の右側の噴霧機8)を用いて、パネル11の塗装面のうち搬送方向の最前側に位置する塗装領域CAaに対する塗装を開始する。このとき、噴霧機8は、図3に示すように、塗装軌跡Taの開始位置Tasとしてパネル11のうち左上側の角隅に移動して、塗料の噴霧を開始する。これにより、噴霧機8は、噴霧パターンPを形成すると共に、塗料の噴霧を継続した状態で第1の(最初の)平行移動部Ta1に沿ってパネル11の上端側を搬送方向の前側から後側(搬送方向の逆方向)に向けて移動する。
次に、噴霧機8が予め決められた距離だけパネル11の搬送方向の逆方向に平行移動して平行移動部Ta1の終端に到達すると、噴霧機8は、塗料の噴霧を一旦停止し、第1の折返し部Ta0に沿ってパネル11の下方向に向けて移動する。
そして、噴霧機8は、平行移動部Ta1に対して噴霧パターンPの直径寸法よりも小さい距離寸法だけ下方向に移動し、折返し部Ta0の終端に到達する。そこで、噴霧機8は、塗料の噴霧を再開して第2の平行移動部Ta2に沿って搬送方向の後側から前側(搬送方向の順方向)に向けて移動する。
そして、噴霧機8がパネル11の左端側に位置して平行移動部Ta2の終端に到達すると、噴霧機8は、塗料の噴霧を一旦停止し、第2の折返し部Ta0に沿ってパネル11の下方向に向けて移動する。
次に、噴霧機8が第2の折返し部Ta0の終端に到達すると、噴霧機8は、塗料の噴霧を再開し、第3の平行移動部Ta3に沿って搬送方向の逆方向に向けて移動する。そして、平行移動部Ta3の終端に到達すると、噴霧機8は、第1の折返し部Ta0と同様に、塗料の噴霧を一旦停止して、第3の折返し部Ta0に沿ってパネル11の下方向に向けて移動する。
このとき、平行移動部Ta3,Ta4間を接続する第3の折返し部Ta0は、平行移動部Ta1,Ta2間を接続する第1の折返し部Ta0と同様に2つの塗装領域CAa,CAbの境界付近に配置されている。しかし、第3の折返し部Ta0は、第1の折返し部Ta0よりも搬送方向(矢示A方向)の後側に位置して、これら2つの折返し部Ta0は搬送方向に対して間隔寸法ΔLだけ互いに離間している(図2参照)。
そして、第1の折返し部Ta0と同様に、噴霧機8は、平行移動部Ta3に対して例えば第1の折返し部Ta0と同じ距離寸法だけ下方向に移動し、第3の折返し部Ta0の終端に到達する。そこで、噴霧機8は、塗料の噴霧を再開して第4の平行移動部Ta4に沿って搬送方向の順方向に向けて移動する。
このように、噴霧機8は、平行移動部Ta1から平行移動部Ta4までの塗装動作と同様に、以降の塗装動作を繰返す。即ち、第5〜第9の平行移動部Ta5〜Ta9では、塗料の噴霧を行いつつ搬送方向と平行に移動し、第5〜第8の折返し部Ta0では、塗料の噴霧を停止して搬送方向と直交した下方向に移動する。このとき、第5、第7の折返し部Ta0は、第1、第3の折返し部Ta0と同様に、搬送方向の前側から後側に向けて間隔寸法ΔLをもって順次位置がずれている(図2参照)。
そして、図3に示すように、噴霧機8がパネル11の下端側で最後の平行移動部Ta9に沿って搬送方向の逆方向に移動すると、噴霧機8は、塗装軌跡Taの終了位置Tafに到達する。この終了位置Tafでは、噴霧機8は、塗料の噴霧を一旦停止し、次なる塗装領域CAc内に位置する塗装軌跡Tcの開始位置Tcsに向けて移動する。このとき、噴霧機8は、塗装領域CAaと隣合う塗装領域CAbを飛び越して、塗装領域CAbよりも搬送方向の後側に位置する塗装領域CAcに向けて移動する。
次に、第2の塗装工程について、図2、図4を用いて説明する。この第2の塗装工程では、パネル11がコンベア装置3を用いて搬送されると、パネル11の塗装面のうち搬送方向の中間部後側に位置する塗装領域CAcが、塗装領域CAaの塗装が終了した噴霧機8(図1中の右側の噴霧機8)の近傍に配置される。
このため、制御装置10は、塗装領域CAaと同様に搬送方向の後側に位置するロボット装置6を用いて、パネル11の塗装面のうち搬送方向の中間部後側に位置する塗装領域CAcに対する塗装を開始する。このとき、噴霧機8は、塗装軌跡Tcの開始位置Tcsとして、パネル11の上側うち第1の平行移動部Tb1の終端近傍となる図3中の左,右方向の中央側に移動して、塗料の噴霧を開始する。そして、噴霧機8は、塗料の噴霧を継続した状態で第1の(最初の)平行移動部Tc1に沿ってパネル11の上端側を搬送方向の前側から後側(搬送方向と逆方向)に向けて移動する。
次に、噴霧機8は、予め決められた距離だけパネル11の搬送方向の逆方向に平行移動して平行移動部Tc1の終端に到達する。そこで、噴霧機8は、平行移動部Td1の始端近傍に配置されるから、塗料の噴霧を一旦停止して、第1の折返し部Tc0に沿ってパネル11の下方向に向けて移動する。
そして、噴霧機8が平行移動部Tc1に対して例えば第1の折返し部Ta0と同じ距離寸法だけ下方向に移動して第1の折返し部Tc0の終端に到達すると、噴霧機8は、塗料の噴霧を再開し、第2の平行移動部Tc2に沿って搬送方向の後側から前側(搬送方向の順方向)に向けて移動する。このように、噴霧機8は、搬送方向に対する往復動を繰返しながらパネル11の下側に向けて徐々に移動する。
このとき、塗装領域CAc,CAdの境界側に位置する4回の折返し部Tc0は、搬送方向の前側から後側に向けて順次位置がずれる。また、塗装領域CAb,CAcの境界側に位置する4回の折返し部Tc0も、搬送方向の前側から後側に向けて順次位置がずれている。これにより、塗装軌跡Tcのうち塗装領域CAc,CAdの境界側は階段状に形成されると共に、塗装領域CAb,CAcの境界側も階段状に形成され、塗装軌跡Tcは全体として略平行四辺形状をなしている。
そして、図4に示すように、噴霧機8がパネル11の下端側で最後の平行移動部Tc9に沿って搬送方向の逆方向に移動すると、噴霧機8は、塗装軌跡Tcの終了位置Tcfに到達する。そこで、噴霧機8は、塗料の噴霧を停止して、パネル11に対する塗装を終了する。
次に、第3の塗装工程について、図2、図5を用いて説明する。この第3の塗装工程では、パネル11がコンベア装置3を用いて搬送方向前側(下流側)の噴霧機9の近傍に移動すると、制御装置10は、前側のロボット装置7および噴霧機9(図1中の左側の噴霧機9)を用いて、パネル11の塗装面のうち搬送方向の中間部前側の塗装領域CAbに対する塗装を開始する。このとき、噴霧機9は、図2、図5に示すように、塗装軌跡Tbの開始位置Tbsとして平行移動部Ta1の終端近傍に移動して、塗料の噴霧を開始する。これにより、噴霧機9は、噴霧パターンPを形成すると共に、塗料の噴霧を継続した状態で第1の平行移動部Tb1に沿ってパネル11の上端側を搬送方向の前側から後側(搬送方向の逆方向)に向けて移動する。このとき、平行移動部Tb1は、平行移動部Ta1に対して略直線状に配置されると共に、平行移動部Tc1に対して略直線状に配置されている。
次に、噴霧機9は、予め決められた距離だけパネル11の搬送方向の逆方向に平行移動して平行移動部Tb1の終端に到達する。そこで、噴霧機9は、平行移動部Tc1の始端近傍に配置されるから、塗料の噴霧を一旦停止して、第1の折返し部Tb0に沿ってパネル11の下方向に向けて移動する。
そして、噴霧機9は、平行移動部Tb1に対して例えば第1の折返し部Ta0と同じ距離寸法だけ下方向に移動して第1の折返し部Tb0の終端に到達する。そこで、噴霧機9は、塗料の噴霧を再開し、第2の平行移動部Tb2に沿って搬送方向の後側から前側(搬送方向の順方向)に向けて移動する。このように、噴霧機9は、搬送方向に対する往復動を繰返しながらパネル11の下側に向けて徐々に移動する。
このとき、塗装領域CAb,CAcの境界側に位置する4回の折返し部Tb0は、搬送方向の前側から後側に向けて間隔寸法ΔLだけ順次位置がずれる。また、塗装領域CAa,CAbの境界側に位置する4回の折返し部Tb0も、搬送方向の前側から後側に向けて間隔寸法ΔLだけ順次位置がずれている(図2参照)。
これにより、塗装軌跡Tbのうち塗装領域CAb,CAcの境界側は、階段状に形成されると共に、塗装領域CAa,CAbの境界側も、階段状に形成される。そして、塗装軌跡Tbは、全体として略平行四辺形状をなしている。また、平行移動部Tb1〜Tb9は、平行移動部Ta1〜Ta9に対して略直線状に配置されると共に、平行移動部Tc1〜Tc9に対して略直線状に配置されている。
そして、図5に示すように、噴霧機9は、パネル11の下端側で最後の平行移動部Tb9に沿って搬送方向の逆方向に移動する。そこで、噴霧機9が塗装軌跡Tbの終了位置Tbfに到達するから、噴霧機9は、塗料の噴霧を一旦停止して、次なる塗装領域CAd内に位置する塗装軌跡Tdの開始位置Tdsに向けて移動する。このとき、噴霧機9は、塗装領域CAbと隣合う塗装領域CAcを飛び越して、塗装領域CAcよりも搬送方向の後側に位置する塗装領域CAdに向けて移動する。
次に、第4の塗装工程について、図2、図6を用いて説明する。この第4の塗装工程では、パネル11がコンベア装置3を用いて搬送されると、パネル11の塗装面のうち搬送方向の後端側に位置する塗装領域CAdが、塗装領域CAbの塗装が終了した噴霧機9(図1中の左側の噴霧機9)の近傍に配置される。
このため、制御装置10は、塗装領域CAbと同様に搬送方向の前側に位置するロボット装置7および噴霧機9を用いて、パネル11の塗装面のうち搬送方向の後端側に位置する塗装領域CAdに対する塗装を開始する。このとき、噴霧機9は、塗装軌跡Tdの開始位置Tdsとして、パネル11の上側うち第1の平行移動部Tc1の終端近傍に移動して、塗料の噴霧を開始する。そして、噴霧機9は、塗料の噴霧を継続した状態で第1の(最初の)平行移動部Td1に沿ってパネル11の上端側を搬送方向の前側から後側(搬送方向と逆方向)に向けて移動する。このとき、平行移動部Td1は、平行移動部Ta1,Tb1,Tc1に対して略直線状に配置されている。
次に、噴霧機9は、予め決められた距離だけパネル11の搬送方向の逆方向に平行移動して平行移動部Td1の終端に到達する。そこで、噴霧機9は、パネル11の左端側に配置されるから、塗料の噴霧を一旦停止して、第1の折返し部Td0に沿ってパネル11の下方向に向けて移動する。
そして、噴霧機9が平行移動部Td1に対して例えば第1の折返し部Ta0と同じ距離寸法だけ下方向に移動して第1の折返し部Td0の終端に到達すると、噴霧機9は、塗料の噴霧を再開し、第2の平行移動部Td2に沿って搬送方向の後側から前側(搬送方向の順方向)に向けて移動する。このように、噴霧機9は、搬送方向に対する往復動を繰返しながらパネル11の下側に向けて徐々に移動する。このとき、塗装領域CAc,CAdの境界側に位置する4回の折返し部Td0は、搬送方向の前側から後側に向けて間隔寸法ΔLだけ順次位置がずれている(図2参照)。
これにより、塗装軌跡Tdのうち塗装領域CAc,CAdの境界側は、階段状に形成されている。また、平行移動部Td1〜Td9は、平行移動部Ta1〜Ta9,Tb1〜Tb9,Tc1〜Tc9に対して略直線状に配置されている。
最終的に、図6に示すように、噴霧機9は、パネル11の下端側で最後の平行移動部Td9に沿って搬送方向の逆方向に移動する。そこで、噴霧機9が塗装軌跡Tdの終了位置Tdfに到達するから、噴霧機9は、塗料の噴霧を停止して、パネル11に対する塗装を終了する。
なお、搬送方向前側(下流側)の噴霧機9は、搬送方向後側(上流側)の噴霧機8が塗装領域CAa,CAcの塗装作業を終了した後に、塗装領域CAbの塗装作業を開始する構成としてもよく、例えば塗装領域CAcの塗装作業の途中に、塗装領域CAbの塗装作業を開始する構成としてもよい。即ち、2台の噴霧機8,9が干渉しない状態であれば、2台の噴霧機8,9が同時に塗装作業を行う構成としてもよい。
かくして、第1の実施の形態によれば、噴霧機8,9をパネル11の搬送方向とほぼ平行な方向に往復動させる間に、折返し部Ta0,Tb0,Tc0,Td0をパネル11の搬送方向の前側から後側に向けて順次位置をずらしつつ塗装を行うから、折返し部Ta0,Tb0,Tc0,Td0の位置を固定した場合に比べて、1台の噴霧機8,9の塗装可能な範囲を実質的に広げることができる。
即ち、パネル11の搬送に伴ってパネル11は噴霧機8,9の正面位置から次第に遠ざかるから、噴霧機8,9が往復動を重ねるにつれて次第に塗装可能な範囲がパネル11のうち搬送方向の後側にずれてしまう。従って、各塗装領域CAa〜CAdの塗装開始時に塗装可能な範囲と塗装終了時に塗装可能な範囲とが位置ずれしてしまう。
そこで、図7のように、折返し部の位置をずらさない場合について比較してみる。図7に示す第1の比較例のように、往復動の折返し部Ta0′,Tb0′,Tc0′,Td0′の位置をずらさずに固定するためには、塗装開始時に塗装可能な範囲と塗装終了時に塗装可能な範囲とが重複する範囲に限られる。この結果、それぞれの噴霧機8,9で塗装可能な範囲は最大ストローク幅Smaxよりも狭い範囲に限定され、噴霧機8,9の塗装可能な範囲は狭くなる。
これに対し、本実施の形態では、隣合う塗装領域CAa〜CAdでは噴霧機8,9の往復動の折返し部Ta0,Tb0,Tc0,Td0をパネル11の搬送方向の前側から後側に向けて順次その位置をずらす構成としている。これにより、パネル11が噴霧機8,9から次第に遠ざかっても噴霧機8,9が往復動を重ねるにつれて、往復動の範囲は次第にパネル11の搬送方向の後側に位置ずれすることになる。この結果、塗装開始時に塗装可能な範囲と塗装終了時に塗装可能な範囲とが重複する範囲に制限されず、噴霧機8,9の塗装可能な範囲を実質的に広げることができる。
このため、それぞれの噴霧機8,9は最大ストローク幅Smaxに近い範囲まで塗装可能となるから、噴霧機8,9の1台当たりの塗装面積を広げて塗装対応能力を高めることができる。これにより、例えばパネル11の搬送速度が上昇して単位時間当たりの塗装面積が増加した場合であっても、塗装装置1(塗装ライン全体)に対して必要な噴霧機8,9の台数を減少させることができると共に、トラッキング装置4,5の走行距離(移動距離)を短縮することができる。
また、パネル11の搬送速度が比較的遅い場合には、トラッキング装置4,5を用いないで塗装することができる。この結果、塗装装置1の設備費用等のイニシャルコストを低減できるのに加え、塗装ブース2を小型化することができるから、塗装ブース2の空調、噴霧機8,9の整備等に伴うランニングコストも低減することができる。
また、噴霧機8,9の往復動の折返し部Ta0,Tb0,Tc0,Td0を搬送方向と逆向きの一定方向に順次位置をずらし、当該折返し部Ta0,Tb0,Tc0,Td0の塗装軌跡Ta,Tb,Tc,Tdを階段状に形成している。このため、例えば塗装軌跡Taのうち平行移動部Ta3,Ta4間に位置する第3の折返し部Ta0は、該折返し部Ta0を越えて延びる第5の平行移動部Ta5に隣接して配置される。このとき、平行移動部Ta5に沿って塗装を行うと、そのときの噴霧パターンPが第3の折返し部Ta0にも重なり合う。
また、塗装軌跡Tbのうち第2の平行移動部Tb2も、第3の折返し部Ta0に隣接して配置されるから、第2の平行移動部Tb2に沿って塗装を行うときにも、そのときの噴霧パターンPが第3の折返し部Ta0に重なり合う。
同様に、2つの塗装領域CAa,CAb,CAc,CAdの境界部分に位置する折返し部Ta0,Tb0,Tc0,Td0は、隣接する平行移動部Ta1〜Ta9,Tb1〜Tb9,Tc1〜Tc9,Td1〜Td9を塗装するときの噴霧パターンPが重なるから、平行移動部Ta1〜Ta9,Tb1〜Tb9,Tc1〜Tc9,Td1〜Td9の塗装を行うときに、この塗装に伴う噴霧パターンPを折返し部Ta0,Tb0,Tc0,Td0に重ね合わせることができる。
この結果、折返し部Ta0,Tb0,Tc0,Td0に対する噴霧パターンPの塗り重ね回数、塗装膜の厚さ等を他の部位(平行移動部Ta1〜Ta9,Tb1〜Tb9,Tc1〜Tc9,Td1〜Td9)に近付けることができ、折返し部Ta0,Tb0,Tc0,Td0の色むらを緩和して塗装仕上がり性を向上することができる。
そこで、この塗装仕上がり性について、本実施の形態の場合と図7、図8に示す第1,第2の比較例の場合とを比較する。
まず、図7は第1の比較例を示している。この第1の比較例の場合、例えば折返し部Ta0′,Tb0′,Tc0′,Td0′をパネル11の左,右方向に対してほぼ同じ位置に配置して塗装軌跡Ta′,Tb′,Tc′,Td′を形成している。この場合では、折返し部Ta0′,Tb0′,Tc0′,Td0′が塗装領域CAa′,CAb′,CAc′,CAd′の境界部分に1列状に並んで集中的に配置される。このため、図7中に一点鎖線Oで示すように、色むら部分が、塗装領域CAa′,CAb′,CAc′,CAd′の境界毎に1列に亘って生じる傾向がある。
一方、図8は第2の比較例を示している。この第2の比較例の場合、例えば折返し部Ta0″,Tb0″,Tc0″,Td0″をパネル11の左,右方向に対して交互に移動させて塗装軌跡Ta″,Tb″,Tc″,Td″を櫛歯状(ジグザグ状)に形成している。この場合では、折返し部Ta0″,Tb0″,Tc0″,Td0″が塗装領域CAa″,CAb″,CAc″,CAd″の境界部分に2列状に並んで配置される。このため、図8中に一点鎖線O1,O2で示すように、色むら部分が、塗装領域CAa″,CAb″,CAc″,CAd″の境界毎に2列に亘って生じ易い。
これに対し、第1の実施の形態では、塗装軌跡Ta,Tb,Tc,Tdを階段状に形成したから、折返し部Ta0,Tb0,Tc0,Td0の位置を一定方向にずらすことができる。この結果、折返し部Ta0,Tb0,Tc0,Td0をパネル11に対して分散して配置することができ、塗装面全体の色むらを緩和し、塗装仕上がり品質を高めることができる。
また、塗装軌跡Ta,Tb,Tc,Tdの開始位置Tas,Tbs,Tcs,Tdsとなる最初の平行移動部Ta1,Tb1,Tc1,Td1では、パネル11の搬送方向の前側から後側(搬送方向の逆方向)に向けて噴霧機8,9を移動させつつ塗装を行う。一方、終了位置Taf,Tbf,Tcf,Tdfとなる最後の平行移動部Ta9,Tb9,Tc9,Td9でも、パネル11の搬送方向の前側から後側(搬送方向の逆方向)に向けて噴霧機8,9を移動させつつ塗装を行う構成としている。このため、例えば塗装領域CAaの塗装が終了した後に、次なる塗装領域CAcを塗装するときでも、塗装終了後の塗装軌跡Taの終了位置Tafと塗装開始前の塗装軌跡Tcの開始位置Tcsとを近付けることができる。
ここで、例えば最後の平行移動部Ta9を搬送方向の後側から前側(搬送方向の順方向)に塗装した場合について比較する。この場合には、塗装領域CAaのうち搬送方向の前側で塗装が終了することになる。このため、次なる塗装領域CAcに移動するために塗装領域CAaを飛び越える必要がある。この結果、塗装領域CAaを飛び越える分だけ塗装軌跡Taの終了位置Tafと塗装軌跡Tcの開始位置Tcsとの距離が離れることになる。
一方、最初の平行移動部Tc1を搬送方向の順方向に塗装した場合について比較する。この場合には、塗装領域CAaから塗装領域CAcに移動するために塗装領域CAcを飛び越える必要がある。このため、この場合にも、塗装領域CAcを飛び越える分だけ塗装軌跡Taの終了位置Tafと塗装軌跡Tcの開始位置Tcsとの距離が離れることになり、塗装の中断時間が長くなり、塗装効率が低下する。
これに対し、第1の実施の形態では、最初の平行移動部Ta1,Tb1,Tc1,Td1と最後の平行移動部Ta9,Tb9,Tc9,Td9とでは、いずれもパネル11の搬送方向の逆方向に向けて噴霧機8,9を移動させつつ塗装を行うから、開始位置Tas,Tbs,Tcs,Tdsと終了位置Taf,Tbf,Tcf,Tdfとの距離を短縮することができる。この結果、塗装の中断時間を短縮することができるから、1台の噴霧機8,9で塗装可能な面積を増加させることができ、塗装効率を高めることができる。
また、本実施の形態では、互いに隣合う塗装領域CAa,CAb,CAc,CAdの平行移動部Ta1〜Ta9,Tb1〜Tb9,Tc1〜Tc9,Td1〜Td9がほぼ直線状に並ぶように塗装を行うから、平行移動部Ta1〜Ta9,Tb1〜Tb9,Tc1〜Tc9,Td1〜Td9を直線状に繋げて連続させることができる。このため、パネル11の塗装面全体を単一の塗装領域とした場合と同様の塗装仕上がり品質を得ることができる。
さらに、本実施の形態では、平行移動部Ta1〜Ta9,Tb1〜Tb9,Tc1〜Tc9,Td1〜Td9では噴霧機8,9から塗料を噴霧し、折返し部Ta0,Tb0,Tc0,Td0では噴霧機8,9からの塗料の噴霧を停止する構成としている。このため、折返し部Ta0,Tb0,Tc0,Td0でも塗料の噴霧を継続した場合に比べて、折返し部Ta0,Tb0,Tc0,Td0の塗装膜を薄くすることができる。この結果、折返し部Ta0,Tb0,Tc0,Td0の塗装膜の厚さを平行移動部Ta1〜Ta9,Tb1〜Tb9,Tc1〜Tc9,Td1〜Td9の塗装膜の厚さに近付けることができる。これにより、隣合う塗装領域CAa,CAb,CAc,CAdでは塗装軌跡Ta,Tb,Tc,Tdのうち平行移動部Ta1〜Ta9,Tb1〜Tb9,Tc1〜Tc9,Td1〜Td9を繋ぎ合わせることができ、この繋ぎ合わせ部分で色むらを防止でき、塗装領域CAa,CAb,CAc,CAdからなるパネル11の塗装面全体の塗装仕上がり品質を高めることができる。
次に、図9および図10は本発明の第2の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、往路側の平行移動部の終端と復路側の平行移動部の始端とでは、搬送方向の前側から後側に向けて位置をずらして塗装を行うことにある。なお、本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
そして、第2の実施の形態では、第1の実施の形態とほぼ同様な2台のロボット装置6,7、噴霧機8,9等が用いられ、噴霧機8,9を搬送方向に往復動させながらパネル11の塗装面を塗装領域CAa〜CAdに区分けして塗装する。
また、第1の実施の形態と同様に、搬送方向の後側に位置する噴霧機8は、塗装領域CAaを塗装した後に、塗装領域CAcの塗装を行う。一方、搬送方向の前側に位置する噴霧機9は、塗装領域CAbを塗装した後に、塗装領域CAdの塗装を行うものである。
そして、第2の実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、塗装領域CAa〜CAdの境界側に位置する折返し部Ta0,Tb0,Tc0,Td0は、搬送方向の前側から後側に向けて順次位置をずらして塗装を行っている。
しかし、第2の実施の形態では、第1の実施の形態と異なり、各塗装軌跡Ta〜Tdの往路側の平行移動部の終端Ef(例えば平行移動部Ta5の搬送方向後端、平行移動部Tb4の搬送方向前端等)と復路側の平行移動部の始端Es(例えば平行移動部Ta6の搬送方向後端、平行移動部Tb5の搬送方向前端等)とでは、搬送方向の前側から後側に向けて位置をずらして塗装を行っている(図10参照)。これにより、塗装領域CAa〜CAdの境界側に位置する折返し部Ta0,Tb0,Tc0,Td0は、搬送方向の逆方向に位置をずらしつつ斜め下方向に向けて形成されている。
かくして、このような第2の実施の形態でも、前述した第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、第2の実施の形態では、塗装軌跡Ta〜Tdのうち往路側の平行移動部の終端Efと復路側の平行移動部の始端Esとでは搬送方向の前側から後側に向けて位置をずらして塗装する。このため、噴霧機8,9の往復動の折返し部Ta0〜Td0において例えばパネル11の搬送を打ち消すような噴霧機8,9の無駄な移動を無くすことができ、実用上の噴霧機8,9の塗装可能な範囲を実質的に広げることができる。
また、往路側と復路側とで平行移動部Ta1〜Ta9,Tb1〜Tb9,Tc1〜Tc9,Td1〜Td9の端部(始端Es、終端Ef)の位置がずれるから、平行移動部Ta1〜Ta9,Tb1〜Tb9,Tc1〜Tc9,Td1〜Td9の端部で色むらが生じるのを緩和することができ、塗装仕上がり品質を高めることができる。
次に、図11および図12は本発明の第3の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、被塗物として自動車の車体の塗装を行ったことにある。なお、本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
まず、第3の実施の形態では、噴霧機用動作装置として第1の実施の形態で使用したロボット装置6,7が合計4台用いられ、これらのロボット装置6,7は、被塗物となる車体21の左,右両側に2台ずつ配置されている。そして、各ロボット装置6,7に取り付けられた回転霧化型噴霧機8,9は車体21の搬送方向(車体21の前,後方向)に往復動する構成としている。
ここで、例えば車体21の左側に配置した2台のロボット装置6,7が車体21の左側面を塗装するときには、塗装面となる車体21の左側面を4個の塗装領域CAa〜CAdに区分けする。そして、搬送方向の後側に位置するロボット装置6(噴霧機8)は、第1の実施の形態と同様に、塗装領域CAaを塗装した後に、塗装領域CAcを塗装する。一方、搬送方向の前側に位置するロボット装置7(噴霧機9)は、塗装領域CAbを塗装した後に、塗装領域CAdを塗装するものである。
そして、第3の実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、塗装領域CAa〜CAdの境界側に位置する折返し部Ta0〜Td0は、搬送方向の前側から後側に位置をずらしつつ塗装を行う。また、塗装軌跡Ta〜Tdの折返し部Ta0〜Td0は、できるだけ車体21のうち塗装後に部品が組みつけられる箇所(例えばドアノブの位置)や異なる部品の境界部分(例えばフェンダとドアとの境界部分)のように色むらが目立たない位置に配置している。これにより、色むらの視認性を緩和し、実用上の塗装仕上がり品質を高めている。
かくして、このように構成された第3の実施の形態でも、前述した第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
なお、第3の実施の形態では、車体21の左側面の塗装方法についてのみ説明したが、車体21の右側面、ボンネット、ルーフ等にも同様の塗装方法が適用可能である。
また、第3の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、往路側の平行移動部の終端と復路側の平行移動部の始端とを搬送方向に対してほぼ同じ位置に配置して塗装を行うものとした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば第2の実施の形態のように、往路側の平行移動部の終端に比べて復路側の平行移動部の始端を搬送方向の後側に移動して塗装を行う構成としてもよい。
また、前記第1,第2の実施の形態では、開始位置Tas〜Tdsとなる最初の平行移動部Ta1〜Td1と終了位置Taf〜Tdfとなる最後の平行移動部Ta9〜Td9では、いずれも搬送方向の逆方向に向けて噴霧機8,9を移動させつつ塗装を行う構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、最初の平行移動部Ta1〜Td1と最後の平行移動部Ta9〜Td9とのうちいずれか一方または両方で搬送方向の順方向に噴霧機8,9を移動させた状態で塗装を行う構成としてもよい。
また、前記各実施の形態では、塗装軌跡Ta〜Tdはパネル11、車体21の上側から下側に向けて形成するものとしたが、例えばパネル等の下側から上側に向けて塗装軌跡を形成した状態で塗装を行う構成としてもよい。
また、前記各実施の形態では、塗装軌跡Ta〜Tdのうち折返し部Ta0〜Td0では塗料の噴霧を停止する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば塗装軌跡の折返し部でも塗料の噴霧を継続する構成としてもよい。この場合、隣合う2つの塗装領域の境界側では、例えば一方の塗装領域の折返し部と他方の塗装領域の折返し部との間に所定の間隔を設け、塗装領域の境界側で塗装膜が厚くなるのを防ぐ構成とするものである。
また、前記各実施の形態では、板状のパネル11、自動車の車体21を塗装する構成としたが、塗装面が広くて塗装面を複数の塗装領域に区分するものであればよく、例えばバス、列車等の大型車両の車体等にも適用可能である。
さらに、前記各実施の形態では、回転霧化型噴霧機8,9を用いる構成としたが、スプレーガン型の噴霧機を用いてもよく、静電塗装に限らず、他の塗装装置を用いてもよい。

Claims (5)

  1. 被塗物を一定の搬送方向に移動させる搬送手段と、
    該搬送手段の搬送方向に間隔をもって配置された複数の噴霧機とを備え、
    被塗物の塗装面を複数の塗装領域に区分けし、
    前記複数の塗装領域のうち互いに隣合う塗装領域をそれぞれ異なる噴霧機を用いて塗装を行う塗装方法において、
    前記各噴霧機は、前記各塗装領域間で前記被塗物の搬送方向とほぼ平行な方向に往復動しつつ塗装を行い、
    前記各噴霧機が前記被塗物の搬送方向とほぼ平行な方向に往復動する間に、隣合う塗装領域の境界側に位置する当該往復動の折返し部を前記被塗物の搬送方向の前側から後側に向けて順次位置をずらし、当該折返し部の塗装軌跡を階段状に形成しながら塗装を行うことを特徴とする塗装方法。
  2. 前記噴霧機が往復動するときの平行移動部のうち、前記各塗装領域の塗装軌跡の開始位置となる最初の平行移動部では前記被塗物の搬送方向の前側から後側に向けて噴霧機を移動させつつ塗装を行い、前記各塗装領域の塗装軌跡の終了位置となる最後の平行移動部でも前記被塗物の搬送方向の前側から後側に向けて噴霧機を移動させつつ塗装を行うことを特徴とする請求項1に記載の塗装方法。
  3. 前記隣合う塗装領域では、前記噴霧機が往復動するときの平行移動部がほぼ直線状に並ぶように塗装を行うことを特徴とする請求項1に記載の塗装方法。
  4. 前記噴霧機が往復動するときの往路側の平行移動部の終端と復路側の平行移動部の始端とでは、前記被塗物の搬送方向の前側から後側に向けて位置をずらして塗装を行うことを特徴とする請求項1に記載の塗装方法。
  5. 前記噴霧機が往復動するときの平行移動部では前記噴霧機から塗料を噴霧し、前記往復動の折返し部では前記噴霧機からの塗料の噴霧を停止しながら塗装を行うことを特徴とする請求項1に記載の塗装方法。
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