JPWO2005114778A1 - 携帯電話装置 - Google Patents

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Abstract

携帯電話装置は、表示パネル(10A),(10B)と、テレビ用アンテナ部(4)と、を備える表示用筐体(1)と、操作部(20)と携帯電話用アンテナ部(5)とを備える操作用筐体(2)と、これらが相互に回動可能となるように接続するヒンジ部(3)とからなる。テレビ用アンテナ部(4)は表示用筐体(1)のヒンジ部(3)に対向する端部に備えられ、携帯電話用アンテナ部(5)は操作用筐体(2)のヒンジ部(3)側端部に備えられているので、これらのアンテナ間は常に表示用筐体(1)の長さで離間される。また、表示用筐体(1)および操作用筐体(2)には連続するグランド電極が形成されており、テレビ用アンテナ部(4)の一端がこのグランド電極の端部に導通されており、テレビ用アンテナ部(4)に応じた長さのグランド電極が確保される。

Description

この発明は、ディジタルテレビジョン放送が受信可能な携帯電話装置、いわゆるテレビ受信機能付き携帯電話装置に関するものである。
ディジタルテレビジョン放送が受信可能な携帯電話装置(以下、単にテレビ受信機能付き携帯電話装置と称す)は、ディジタルテレビジョン放送信号の周波数帯域(470MHz〜770MHz)と携帯電話通信信号の周波数帯域(800MHz帯)とが異なるため、ディジタルテレビジョン放送信号を受信するアンテナ(以下、単に「テレビ受信アンテナ」と称す。)と、携帯電話通信信号を送受信するアンテナ(以下、単に「携帯電話アンテナ」と称す。)と、を個別に備えている。そして、ディジタルテレビジョン放送信号は使用する周波数帯域が広いため、この周波数帯域の信号を高効率に受信するには複数のアンテナ長を実現させなければならず、これを実現する構成が各種考案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
特許文献1に記載のアンテナは、アンテナコアを透磁率の異なる複数のアンテナコアから形成し、目的とする周波数帯域毎に使用する部分を異ならせるものである。また、特許文献2に記載の装置は、筐体から外部に突出するロッドアンテナと筐体内部に配置した受動素子とを用い、例えば、この受動素子を利用するかどうかを選択したり、受動素子の特性値を変化させることにより、高利得な受信周波数帯域を変えるものである。
特開2003−142928公報 特開2001−339329公報
しかしながら、近年の携帯電話装置の小型化により、前述のようなテレビ受信機能付き携帯電話装置では、テレビ受信アンテナの設置位置と、携帯電話アンテナの設置位置との間隔が短くなる傾向がある。このため、これらのアンテナ同士で相互干渉してしまいディジタルテレビ放送信号の受信や携帯電話通信信号の送受信に支障をきたす可能性が生じる。また、ディジタルテレビジョン放送信号はアナログテレビジョン放送信号と比較して使用周波数帯域が高いものの、最も低い周波数(約470MHz)は携帯電話通信信号の周波数(約800MHz)の約1/2の周波数である。このため、高効率にディジタルテレビジョン放送信号を受信するには、アンテナ長に寄与するグランドの長さが約2倍必要となり、小型化された携帯電話装置ではこのような形状のグランド電極を形成しにくい。
したがって、この発明の目的は、テレビ用アンテナと携帯電話用アンテナとの相互干渉を抑制し、且つディジタルテレビジョン放送信号を高効率に受信することができる携帯電話装置を提供することにある。
この発明は、表示手段を備えた第1筐体と、操作手段を備えた第2筐体と、これら第1筐体と第2筐体とを回動可能に接続するヒンジとを備えた折り畳み型の携帯電話装置において、第1筐体のヒンジ側に対向する端部に備えられたテレビジョン放送信号を受信する第1アンテナと、第2筐体に備えられた携帯電話通信信号を送受信する第2アンテナと、第1筐体の第1アンテナ側端部から第2筐体のヒンジ側に対向する端部まで連続して形成されたグランド電極とを備えたことを特徴としている。
より具体的に、この発明の携帯電話装置は、第1周波数帯の信号をテレビジョン放送信号とし、第2周波数帯の信号を携帯電話通信信号として、第2アンテナで携帯電話通信信号の送受信を行うことを特徴としている。
この構成では、テレビジョン放送を受信する場合には携帯電話装置を開くため、テレビジョン放送信号を受信する第1アンテナと携帯電話通信信号を送受信する第2アンテナとが、少なくとも第1筐体の長さ分だけ離間される。これにより、第1アンテナと第2アンテナとの相互干渉が抑制される。また、第1筐体の第1アンテナ側端部から第2筐体のヒンジ側に対向する端部まで、すなわち携帯電話装置の略全長に亘り、グランド電極が形成されているため、携帯電話通信信号よりも波長の長い、テレビジョン放送信号を受信する第1アンテナに対して、十分な長さのグランド電極が確保され、このグランド電極からもテレビジョン放送信号が受信される。
また、この発明は、第1アンテナを、第1筐体の第1アンテナ側端部から外部に突出する直線状導電体アンテナと、第1筐体内に配置され、直線状導電体アンテナに導通するチップアンテナとを含んで構成したことを特徴としている。
この構成では、第1アンテナが直線状導電体アンテナとチップアンテナとを含んで構成されることで、これら複数種のアンテナでテレビジョン放送信号を受信するため、アンテナ性能が向上する。また、これら複数のアンテナで必要なアンテナ長を確保すればよいため、チップアンテナを用いることで、直線状導電体アンテナの長さが短くなる。
また、この発明は、直線状導電体アンテナを第1筐体に回動可能に設置したことを特徴としている。
この構成では、直線状導電体アンテナが回動することで、テレビジョン放送信号受信時には、第1筐体の直線状導電体アンテナの設置端面(携帯電話装置の上端面)から外側へ、垂直な方向に直線状導電体アンテナを回動させ、テレビジョン放送信号未受信時には、第1筐体の直線状導電体アンテナの設置端面に沿う方向か、第1筐体の直線状導電体アンテナの設置端面(携帯電話装置の上端面)から内側へ、垂直な方向に直線状導電体アンテナが回動される。これにより、使用時には、直線状導電体アンテナがテレビジョン放送信号受信アンテナの一部として有効に機能し、未使用時には、直線状導電体アンテナが携帯電話装置の外形よりもはみ出さないので、携帯電話装置の外形が小型に維持される。
また、この発明は、第1アンテナを、第1筐体内に配置された板状導電体アンテナと、該板状導電体アンテナに導通するチップアンテナとを含んで構成したことを特徴としている。
この構成では、第1アンテナ全体が第1筐体内に設置されるため、携帯電話装置が小型となる。また、第1アンテナとして板状導電体アンテナとチップアンテナとを用いるため、チップアンテナのみを用いるよりも効率良くテレビジョン放送信号が受信される。
また、この発明は、板状導電体アンテナを、第1筐体の内面に貼設したことを特徴としている。
この構成では、板状導電体アンテナが第1筐体の内面に貼設されているので、第1筐体内部の実装基板状にこの板状導電体アンテナの実装領域を形成する必要がなく、この領域にチップアンテナを実装することで、第1筐体内のアンテナ形成領域が広がることが防止される。
また、この発明は、第1アンテナに、実効アンテナ長を選択的に可変させるアンテナ長選択手段を備えたことを特徴としている。
この構成では、第1アンテナのアンテナ長が可変であるので、広い周波数帯域のテレビジョン放送信号に対して、複数の共振周波数が設定し得る。このため、受信するテレビジョン放送信号の周波数に応じて、共振周波数を変更することができる。
また、この発明は、第1アンテナを第1筐体に対して着脱可能に設置することを特徴としている。
この構成では、テレビジョン放送信号受信時のみ、第1アンテナを装着すればよいので、携帯電話通信信号の送受信の際に相互干渉は生じない。
また、この発明は、第2アンテナを第2筐体のヒンジ側端部に備えたことを特徴としている。
この構成では、第2アンテナが第2筐体のヒンジ側端部に設置されることで、携帯電話装置を開いた状態でも閉じた状態でも第1アンテナとの間隔が第1筐体の長さ分となるので、これらアンテナ間の相互干渉が抑制される。
また、この発明は、第2アンテナを第2筐体のヒンジ側と対向する側の端部に備えたことを特徴としている。
この構成では、携帯電話装置を開いた状態で、第1アンテナと第2アンテナとの間隔が携帯電話装置に全長分となるので、これらアンテナ間の相互干渉がさらに抑制される。
また、この発明は、チップアンテナを、誘電材料または磁性材料の少なくとも一方で形成された基体と、該基体の内部または表面の少なくとも一方に形成された電力供給用導体と、該電力供給用導体に電力供給する電力供給端子とを含んで構成したことを特徴としている。
この構成では、直線状導電体アンテナや板状導電体アンテナと比較して、チップアンテナは小型に形成することができるととともに、第1筐体内の実装基板状に実装することができるので、送受信特性を劣化させることなく、第1アンテナが小型化される。
また、この発明は、アンテナ長選択手段を、チップアンテナの一方端と信号出力部との間に接続されるスイッチング素子と、チップアンテナの他方端と信号出力部との間に接続される受動素子と、を含んで構成したことを特徴としている。
この構成では、スイッチング素子、チップアンテナ、受動素子のみでアンテナ長が変更させるので、容易な構造で、且つ容易な制御により、アンテナ長が変更される。
また、この発明は、受動素子をインダクタまたはキャパシタとしたことを特徴としている。
この構成では、受動素子がインダクタやキャパシタ等の簡素な素子で構成されるので、前述の特性を有する携帯電話装置がより簡素な構造で構成される。
この発明によれば、携帯電話通信信号よりも周波数帯の低いテレビジョン放送信号を受信する第1アンテナと携帯電話通信信号を送受信する第2アンテナとが、少なくとも第1筐体の長さ分だけ離間されることにより、第1アンテナと第2アンテナとの相互干渉を抑制することができる。これにより、第1アンテナによりテレビジョン放送信号の受信特性を向上することができる。
さらに、第1筐体の第1アンテナ側端部から第2筐体のヒンジ側に対向する端部まで、グランド電極が形成されていることにより、第1アンテナに対して十分な長さのグランド電極を確保することができる。これにより、グランド電極からもテレビジョン放送信号を受信することができ、テレビジョン放送信号の受信特性をより一層向上することができる。
また、この発明によれば、テレビジョン放送信号を受信する第1アンテナが第1筐体から外部に突出する直線状導電体アンテナと第1筐体内に設置されたチップアンテナとからなることで、直線状導電体アンテナのみを用いる場合よりも受信特性を向上することができる。さらに、必要なアンテナ長に対して、チップアンテナ分だけ直線状導電体アンテナの長さが短くなり、テレビジョン放送信号を受信時の携帯電話装置の全長を短くすることができる。
また、この発明によれば、直線状導電体アンテナが回動することで、直線状導電体アンテナを使用時には第1筐体から外部に突出させ、未使用時には第1筐体の外形寸法内に納めることができるので、使用時の受信特性を維持しながら未使用時の携帯電話装置の外形を小型化することができる。
また、この発明によれば、直線状導電体アンテナに代えて板状導電体アンテナを用いることで、テレビジョン放送信号を受信する第1アンテナが全て第1筐体内に設置されるので、携帯電話装置を小型化することができる。
また、この発明によれば、板状導電体アンテナを第1筐体内面に貼設することで、実装基板上にチップアンテナ等の実装部品を実装する領域が確保でき、第1筐体内部を省スペース化することができる。これにより、携帯電話装置をより一層小型化することができる。
また、この発明によれば、受信するテレビジョン放送信号の周波数に応じて、アンテナの共振周波数を変更することができるので、広い周波数帯域のテレビジョン放送信号の全域に亘り、効率良くテレビジョン放送信号を受信することができる。
また、この発明によれば、テレビジョン放送信号を受信する第1アンテナが着脱可能であるので、必要な時にのみこのアンテナを装着すればよく、携帯電話通信信号送受信時に相互干渉が生じず、携帯電話通信信号を効率良く送受信することができる。
また、この発明によれば、携帯電話装置を開いた状態でも閉じた状態でも第1アンテナとの間隔が第1筐体の長さ分となり、これらアンテナ間の相互干渉が抑制されるので、通話時であっても待ち受け時であっても携帯電話通信信号を効率良く送受信することができる。
また、この発明によれば、携帯電話装置を開いた状態で、第1アンテナと第2アンテナとの間隔が携帯電話装置に全長分となり、これらアンテナ間の相互干渉がさらに抑制されることで、テレビジョン放送信号受信し、および携帯電話通信信号送受信時にそれぞれの信号をより効率良く送受信することができる。
第1の実施形態に係る携帯電話装置の外観図である。 第1の実施形態に係る携帯電話装置のテレビ用アンテナ部4の構成を示す図である。 テレビ用アンテナ部4におけるDC制御電圧印加時とDC制御電圧無印加時とを示す回路図である。 第1の実施形態に係る携帯電話装置のダイオードD48がOFF状態の場合のVSWR特性とゲイン特性を示すグラフ、および、この状態でのスミスチャートである。 第1の実施形態に係る携帯電話装置のダイオードD48がOFF状態の場合の放射電界強度の指向性を示した図である。 第1の実施形態に係る携帯電話装置のダイオードD48がON状態の場合のVSWR特性とゲイン特性を示すグラフ、および、この状態でのスミスチャートである。 第1の実施形態に係る携帯電話装置のダイオードD48がON状態の場合の放射電界強度の指向性を示した図である。 第2の実施形態に係る携帯電話装置の外観図である。 第3の実施形態に係る携帯電話装置の外観図である。 第4の実施形態に係る携帯電話装置の外観図である。 第4の実施形態に係る携帯電話装置のテレビ用アンテナ部4の回路図である。 第5の実施形態に係る携帯電話装置の外観図である。 第5の実施形態に係る携帯電話装置の分解構成図である。
符号の説明
1−表示用筐体
10A−メイン表示パネル
10B−サブ表示パネル
101−基板
111−基板101のグランド電極
2−操作用筐体
20−操作部
102−基板
112−基板102のグランド電極
3−ヒンジ部
113−フラットケーブル
4−テレビ用アンテナ部
5−携帯電話用アンテナ部
6−テレビ用アンテナ部材
ANT41−ロッドアンテナ
ANT42,43,52−チップアンテナ
ANT51−板状アンテナ
本発明の第1の実施形態に係るテレビ機能付き携帯電話装置について図1〜図7を参照して説明する。
図1は本実施形態に係る携帯電話装置の外観図であり、(A)は、開いた状態での正面図、(B)は開いた状態での側面図、(C)は開いた状態での筐体内の基板の正面図であり、(D)は閉じた状態での正面図である。
図1に示すように、本実施形態のテレビ機能付き携帯電話装置は、一方の主面にメイン表示パネル10Aを備え、対向する主面にサブ表示パネル10Bを備える表示用筐体1と、一方の主面に複数のボタン等からなる操作部20を備えた操作用筐体2と、これらが相互に回動可能となるように接続するヒンジ部3とを備える。表示用筐体1と操作用筐体2とは、それぞれメイン表示パネル10A側の面と操作部20側の面とが対向するように配置されており、携帯電話装置を閉じた状態(図1(D))でこれらの面が対向して近接し、開いた状態(図1(A))でこれらの面が略同じ方向を向くように回動可能に固定されている。
表示用筐体1には、メイン表示パネル10A、サブ表示パネル10Bとともに、これら表示パネルを制御するパネル制御回路(図示せず)や携帯電話装置全体の制御を行うメイン制御回路(図示せず)等が実装された基板101が内蔵されており、この基板101のヒンジ3側と対向する端部に、所定の実効アンテナ長からなるテレビ用アンテナ部4が形成されている。このテレビ用アンテナ部4は、後述するように、DC制御電圧により実質的に二つのアンテナ長のアンテナとして機能し、それぞれのアンテナ長がテレビジョン放送信号の周波数帯域内の高低二つの所望周波数の略1/4波長の長さになるように構成されている。また、この基板101には、基板101の長手方向、すなわち、テレビ用アンテナ部4が実装された端部からヒンジ部3側の端部にかけて連続するグランド電極111が所定パターンで形成されている。
操作用筐体2には、操作部20とともに、この操作部20を制御する操作制御回路と電源回路(ともに図示せず)とが実装された基板102が内蔵されており、この基板102のヒンジ3側の端部に携帯電話用アンテナ部5が形成されている。この携帯電話用アンテナ部5は、実効アンテナ長が携帯電話通信信号の周波数の略1/4波長の長さになるように形成されている。また、この基板102には、基板102の長手方向、すなわち、携帯電話用アンテナ部5が実装されたヒンジ部3側の端部からこれに対向する端部にかけて連続するグランド電極112が所定パターンで形成されている。
ヒンジ部3には、表示用筐体1に内蔵されている基板101上の回路電極と操作用筐体2に内蔵されている基板102上の回路電極とを電気的に接続するフラットケーブル103が内蔵されており、基板101に実装されている各制御回路と基板102に実装されている各制御回路とを導通するとともに、基板101のグランド電極111と基板102のグランド電極112とを導通している。
ここで、表示用筐体1が本発明の「第1筐体」に相当し、操作用筐体2が本発明の「第2筐体」に相当し、テレビ用アンテナ部4が本発明の「第1アンテナ」に相当し、携帯電話用アンテナ部5が本発明の「第2アンテナ」に相当する。
このようなテレビ機能付き携帯電話装置では、本体を開き、すなわち、表示用筐体1を回動させて操作面を露出させ、操作部20で携帯電話機能を操作すると、これに応じた表示がメイン表示パネル10Aに表示されるとともに、携帯電話用アンテナ部5を介して携帯電話通信信号の送受信が行われる。一方、本体を開き、操作部20でテレビ機能を操作すると、これに応じて、テレビ用アンテナ部4でテレビジョン放送信号を受信して、メイン表示パネル10Aに受信したテレビジョン放送を再生した映像が表示される。
ここで、前述のように、テレビ用アンテナ部4と携帯電話用アンテナ部5とは、表示用筐体1の長さ分だけ離間しているので、これらが相互干渉することが抑制される。これにより、テレビジョン放送信号受信時にはテレビジョン放送信号を効率良く受信し、携帯電話通信信号送受信時には携帯電話通信信号を効率良く送受信することができる。さらに、グランド電極が表示用筐体1から操作用筐体2にかけて、携帯電話装置の略全長に亘り形成されているため、テレビ用アンテナ部4に対するグランド電極の長さを十分確保することができ、このグランド電極からもテレビジョン放送信号を効率良くに受信でき、全体としてより一層効率的にテレビジョン放送信号を受信することができる。また、本体を閉じた状態でも、二つのアンテナ間が表示用筐体1の長さ分だけ離間されているので、携帯電話の待ち受け時にも、これらのアンテナ同士が相互干渉することなく、携帯電話の呼び出し信号を効率良く受信することができる。
次に、テレビ用アンテナ部4の具体的な構造について、図2、図3を参照して説明する。
図2は、テレビ用アンテナ部4の構成を示す図であり、(A)はテレビ用アンテナ部4の構成を示す平面図であり、(B)はテレビ用アンテナ部4の回路図である。
図3はテレビ用アンテナ部4におけるDC制御電圧印加時とDC制御電圧無印加時との回路を示しており、(A)がDC制御電圧印加時、(B)がDC制御電圧無印加時を示す。
テレビ用アンテナ部4は、図2(A)に示すように、基板101のヒンジ部3に対向する端部の一方の角部に実装された、基板101の外方向(ヒンジ部3と対向する方向)に伸びるロッドアンテナANT41と、基板101のヒンジ部3に対向する端面に沿って実装されたチップアンテナANT42、ANT43と、これらロッドアンテナANT41、チップアンテナANT42,43の近傍に実装されたチップ抵抗R44と、チップコンデンサC45,C46と、チップコイルL47と、チップダイオードD48とからなり、これらの素子と回路パターン40とにより図2(B)に示す回路に準じた回路に構成されている。ここで、ロッドアンテナANT41が本発明の「直線状導電体アンテナ」に相当する。
ロッドアンテナANT41はチップアンテナANT42の一方端に接続し、チップアンテナANT42の他方端はチップアンテナANT43の一方端に接続する。チップアンテナANT43の他方端はチップコンデンサC45を介して給電点50、すなわち、テレビジョン放送信号の出力端子に接続している。また、チップアンテナANT43の一方端(チップアンテナANT42との接続点)はチップダイオードD48を介して給電点50に接続するとともに、チップ抵抗R44を介してDC印加端子51に接続している。また、給電点50はチップコイルL47を介してグランド電極111に接続し、DC印加端子51はチップコンデンサC46を介してグランド電極111に接続している。ここで、チップアンテナANT42,43は、チップ状ヘリカルアンテナにより形成されている。チップ状ヘリカルアンテナとは、外形形状が略直方体形状であり、誘電材料および磁性材料の少なくとも一方からなる基体と、この基体の表面もしくは内部に形成されたヘリカル状の導体と、基体表面に形成され、導体に導通する電極端子とにより構成されるものである。
このような構成のテレビ用アンテナ部4では、図3に示すように、DC印加端子51にDC制御電圧が印加された状態と、DC制御電圧が印加されていない状態とで異なる特性を示す。
DC制御電圧が印加されると、チップダイオードD48が短絡状態となり、ロッドアンテナANT41とチップアンテナANT42との直列回路が給電点50に接続される構造となる。すなわち、チップアンテナANT43とチップコンデンサC45とからなる回路が機能しなくなり、テレビ用アンテナとしては、ロッドアンテナANT41とチップアンテナANT42とのからなる部分のみが機能する。すなわち、アンテナ長はロッドアンテナANT41とチップアンテナANT42とからなる部分で設定される。一方、DC制御電圧が印加されていないと、チップダイオードD48は開放となるので、実質的にロッドアンテナANT41とチップアンテナANT42とチップアンテナANT43との直列回路がチップコンデンサC45を介して給電点50に接続される構造となる。すなわち、テレビ用アンテナとしては、ロッドアンテナANT41とチップアンテナANT42とチップアンテナANT43とからなる部分が機能する。すなわち、アンテナ長はロッドアンテナANT41とチップアンテナANT42,ANT43とからなる部分で設定される。これにより、DC制御電圧を印加することで、DC制御電圧を印加していない状態よりもチップアンテナANT43の分だけアンテナ長が短くなり、二つの共振周波数を備えるアンテナを構成することができる。そして、このDC制御電圧を印加していない状態での共振周波数と、DC制御電圧を印加した状態での共振周波数とをテレビジョン放送信号の周波数帯域内の低周波数領域と高周波数領域とに設定することで、周波数帯域の広いテレビジョン放送信号を受信することができる。これら、DC印加端子51、チップ抵抗R44、チップダイオードD48、チップコイルL47、チップアンテナANT42,ANT43、チップコンデンサC45,C46からなる回路が本発明の「アンテナ長選択手段」に相当する。
次に、本実施形態の構成のテレビ機能付き携帯電話装置のテレビジョン放送信号の周波数帯域の放射特性(受信特性に相当する)の具体的な実験結果を説明する。
図4(A)は、ダイオードD48がOFF状態の場合、すなわちアンテナ長が長い場合のテレビ用アンテナ部4のVSWR特性とゲイン特性を示すグラフであり、図4(B)はこの状態でのスミスチャートである。
図5は、ダイオードD48がOFF状態の場合の放射電界強度の指向性を図示したものであり、携帯電話装置に対する平面方位と、470MHzでの指向性および570MHzでの指向性とを図示している。そして、表1は、この携帯電話装置の六つの基準方位毎のゲインの最大値および平均値を示すとともに、これらから算出される放射効率(Effiency)を示す。
また、図6(A)はダイオードD48がON状態の場合、すなわちアンテナ長が短い場合のテレビ用アンテナ部4のVSWR特性とゲイン特性を示すグラフであり、図6(B)はこの状態でのスミスチャートである。
図7は、ダイオードD48がON状態の場合の放射電界強度の指向性を図示したものであり、携帯電話装置に対する平面方位と、670MHzでの指向性および770MHzでの指向性とを図示している。そして、表2は、この携帯電話装置の六つの基準方位毎のゲインの最大値および平均値を示すとともに、これらから算出される放射効率(Effiency)を示す。
そして、表3は、これらの結果を纏めたものであり、本実施形態のテレビ用アンテナ部4の構成を用いた場合での、VSWR特性(VSWR Value)、ピークゲイン(Peak Gain)[dBd]、放射効率(Efficiency)[dB]を470MHz,570MHz,670MHz,770MHzで測定した結果を示している。
Figure 2005114778
Figure 2005114778
Figure 2005114778
このように、本実施形態の携帯電話装置の構造を用いることで、470MHzから770MHzまで、VSWRが3.0程度となり、ピークゲインが約−3.0[dBd]となり、放射効率が約−5.0[dB]以上となるので、非常に良好な放射特性を得ることができる。すなわち、テレビジョン放送信号の周波数帯域の全域に亘り高効率でテレビジョン放送信号を受信するテレビ機能付き携帯電話装置を実現することができる。
以上のように、本実施形態の構成を用いることで、テレビ用アンテナ部と携帯電話用アンテナとが、所定間隔で確実に離間されるので、テレビジョン放送信号受信用アンテナと携帯電話通信信号送受信用アンテナとの相互干渉を抑制して、これらの信号を高効率で送受信するテレビ機能付き携帯電話装置を実現することができる。
さらに、テレビ用アンテナ部に対しては携帯電話装置の全長に亘り形成されたグランド電極が接続されているので、より一層高効率にテレビジョン放送信号を受信するテレビ機能付き携帯電話装置を実現することができる。
また、さらに、テレビ用アンテナ部の実効アンテナ長を変更することができるので、使用周波数帯域が広いテレビジョン放送信号に対しても全帯域に亘り良好な受信特性となるテレビ機能付き携帯電話装置を実現することができる。
次に、第2の実施形態に係るテレビ機能付き携帯電話装置について図8を参照して説明する。
図8は、本実施形態に係る携帯電話装置の外観図であり、(A)は、開いた状態での正面図、(B)は開いた状態での側面図、(C)は開いた状態での筐体内の基板の正面図であり、(D)は閉じた状態での正面図である。
図8に示す携帯電話装置は、携帯電話用アンテナ部5が操作用筐体2のヒンジ部3側に対向する端部に形成されているものであり、他の構成は図1に示した携帯電話装置と同じである。
このような構成とすることで、本体を開いた状態で、テレビ用アンテナ部4と携帯電話用アンテナ部5とが表示用筐体1および操作用筐体2の長さ分、すなわち携帯電話装置の長さ分だけ離間しているので、第1の実施形態に示した携帯電話装置よりも、これらのアンテナ間がより離間される。このため、これらのアンテナ同士での相互干渉がより一層抑制され、テレビジョン放送信号をより一層効率良く受信することができるとともに、携帯電話通信信号もより一層効率良く送受信することができる。なお、この実施形態では、本体を閉じた状態でテレビ用アンテナ部4と携帯電話用アンテナ部5とが近接するが、本体を閉じた状態では、テレビ用アンテナ部4には給電されていいないので、これらのアンテナが相互干渉することはない。
次に、第3の実施形態に係るテレビ機能付き携帯電話装置について図9を参照して説明する。
図9は、本実施形態に係る携帯電話装置の外観図であり、(A)は開いた状態での正面図、(B)は開いた状態での側面図、(C)、(D)は閉じた状態での正面図である。
図9に示す携帯電話装置は、テレビ用アンテナ部4のロッドアンテナANT41を表示用筐体1に対して回動可能に設置したものであり、他の構成は図1に示した携帯電話装置と同じである。
この構成では、ロッドアンテナANT41が表示用筐体1に対して回動可能に設置されていることで、テレビジョン放送信号受信時にはロッドアンテナANT41を表示用筐体1からヒンジ部3と対向する方向に突出させ、テレビジョン放送信号未受信には、図9(C)、(D)に示すように、ロッドアンテナANT41を表示用筐体1の端面に沿って表示用筐体1の外形寸法内に配置することができる。これにより、使用時には、効率良くテレビジョン放送信号を受信できるテレビ用アンテナ部4を構成し、未使用時には、外形寸法を小型に維持するテレビ機能付き携帯電話装置を構成することができる。
次に、第4の実施形態に係るテレビ機能付き携帯電話装置について、図10、図11を参照して説明する。
図10は本実施形態に係る携帯電話装置の外観図であり、(A)は開いた状態での正面図、(B)は開いた状態での側面図、(C)は開いた状態での筐体内の基板の正面図であり、(D)は閉じた状態での正面図である。
また、図11は本実施形態のテレビ用アンテナ部4の回路図である。
図10に示す携帯電話装置は、テレビ用アンテナ部4の構成が代わったものであり、他の構成は図1に示した携帯電話装置と同じである。
具体的には、テレビ用アンテナ部4のロッドアンテナANT41に代わり、表示用筐体1の内面に貼設された板状アンテナANT51を配置し、この板状アンテナANT51の一方端がチップアンテナANT42の一方端に接続している。また、チップアンテナANT43に接続するチップコンデンサC45と給電点50との間に、チップアンテナANT52およびチップコンデンサC54の直列回路と、チップダイオードD56との並列回路が接続され、この並列回路と前記チップコンデンサC45との接続点がチップ抵抗R53を介して、チップコンデンサC55によりグランド電極111に接続された第2のDC印加端子52に接続されている。そして、二つのDC印加端子51,52に印加するDC制御電圧の組み合わせを制御することで、異なる三種類のアンテナ長を実現することができる。具体的には、板状アンテナANT51、チップアンテナANT42のみがアンテナとして機能する最もアンテナ長が短いモードと、板状アンテナANT51、チップアンテナANT42,ANT43がアンテナとして機能する中間の長さのアンテナ長からなるモードと、板状アンテナANT51、チップアンテナANT42,ANT43,ANT52の全てがアンテナとして機能する最も長いアンテナ長からなるモードとを選択的に設定することができる。
このように、ロッドアンテナを表示用筐体内に形成された板状アンテナに置換することで、テレビ用アンテナ部4が筐体から全く突出しないので、テレビジョン放送信号受信時でも携帯電話装置の外形を小さくすることができる。この際、板状アンテナでは外部に突出するロッドアンテナと比較して放射特性が劣化するが、前述のようにアンテナ長の設定が細分化されることで、アンテナのインピーダンス整合を細かく設定でき、前述の劣化を抑制することができる。この際、板状アンテナANT51が表示用筐体1の内面に貼設されているので、これに対向する基板101表面に前記チップアンテナANT42,43,52を実装することができ、結果的に高効率でテレビ所放送信号を受信する携帯電話装置を小型に形成することができる。
次に、第5の実施形態に係るテレビ機能付き携帯電話装置について図12を参照して説明する。
図12は本実施形態に係る携帯電話装置の外観図であり、(A)は開いた状態での正面図、(B)は開いた状態での側面図である。
また、図13(A)は本実施形態に係る携帯電話装置の分解構成図であり、図13(B)はこの装置のテレビ用アンテナ部材6の平面図である。
図12、図13に示すテレビ機能付き携帯電話装置は、第1の実施形態に示したテレビ用アンテナ部4が、着脱可能なテレビ用アンテナ部材6に代わったものであり、他の構成は図1に示したテレビ機能付き携帯電話装置と同じである。
テレビ用アンテナ部材6は、基板60に、ロッドアンテナANT61と、チップアンテナANT62,ANT63と、チューナ回路64とが実装されたものであり、ロッドアンテナ61が図2のロッドアンテナANT41に対応し、チップアンテナANT62,ANT63が図2のチップアンテナANT42,ANT43にそれぞれ対応した、図2に示したアンテナ回路と同じ構成の回路が形成されている。そして、この回路の給電点がチューナ回路64に接続する構造を成している。
このような構成であっても、第1の実施形態と同様の効果を奏することができるとともに、テレビジョン放送受信時にのみテレビ用アンテナ部材6を装着すればよいので、携帯電話送受信時には携帯電話用アンテナのみが配置される状態となる。これにより、相互干渉は生じず、より一層効率良く携帯電話通信信号を送受信することができる。
なお、前述の各実施形態では、第1周波数帯の信号としてテレビジョン放送信号を用い、第1周波数帯よりも高い周波数の第2周波数帯の信号として携帯電話通信信号を用いた例を示した。しかしながら、装置が受信する2つの信号の周波数が異なるものであれば、前述の構成を適用することができ、前述の効果を奏することができる。
この発明は、ディジタルテレビジョン放送が受信可能な携帯電話装置、いわゆるテレビ受信機能付き携帯電話装置に関するものである。
ディジタルテレビジョン放送が受信可能な携帯電話装置(以下、単にテレビ受信機能付き携帯電話装置と称す)は、ディジタルテレビジョン放送信号の周波数帯域(470MHz〜770MHz)と携帯電話通信信号の周波数帯域(800MHz帯)とが異なるため、ディジタルテレビジョン放送信号を受信するアンテナ(以下、単に「テレビ受信アンテナ」と称す。)と、携帯電話通信信号を送受信するアンテナ(以下、単に「携帯電話アンテナ」と称す。)と、を個別に備えている。そして、ディジタルテレビジョン放送信号は使用する周波数帯域が広いため、この周波数帯域の信号を高効率に受信するには複数のアンテナ長を実現させなければならず、これを実現する構成が各種考案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
特許文献1に記載のアンテナは、アンテナコアを透磁率の異なる複数のアンテナコアから形成し、目的とする周波数帯域毎に使用する部分を異ならせるものである。また、特許文献2に記載の装置は、筐体から外部に突出するロッドアンテナと筐体内部に配置した受動素子とを用い、例えば、この受動素子を利用するかどうかを選択したり、受動素子の特性値を変化させることにより、高利得な受信周波数帯域を変えるものである。
特開2003−142928公報 特開2001−339329公報
しかしながら、近年の携帯電話装置の小型化により、前述のようなテレビ受信機能付き携帯電話装置では、テレビ受信アンテナの設置位置と、携帯電話アンテナの設置位置との間隔が短くなる傾向がある。このため、これらのアンテナ同士で相互干渉してしまいディジタルテレビ放送信号の受信や携帯電話通信信号の送受信に支障をきたす可能性が生じる。また、ディジタルテレビジョン放送信号はアナログテレビジョン放送信号と比較して使用周波数帯域が高いものの、最も低い周波数(約470MHz)は携帯電話通信信号の周波数(約800MHz)の約1/2の周波数である。このため、高効率にディジタルテレビジョン放送信号を受信するには、アンテナ長に寄与するグランドの長さが約2倍必要となり、小型化された携帯電話装置ではこのような形状のグランド電極を形成しにくい。
したがって、この発明の目的は、テレビ用アンテナと携帯電話用アンテナとの相互干渉を抑制し、且つディジタルテレビジョン放送信号を高効率に受信することができる携帯電話装置を提供することにある。
この発明は、表示手段を備えた第1筐体と、操作手段を備えた第2筐体と、第1筐体と第2筐体とを回動可能に接続するヒンジとを備えた折り畳み型の携帯電話装置において、第1筐体のヒンジ側に対向する端部に設置された第1部分アンテナ部および該第1部分アンテナ部と信号出力部との間に接続される第2部分アンテナ部を備え、第1周波数帯の信号を受信する第1アンテナと、第2筐体に備えられた、第1周波数帯よりも高い周波数の第2周波数帯の信号を送受信する第2アンテナと、第1筐体の第1アンテナ側端部から、第2筐体のヒンジ側に対向する端部まで連続して形成されたグランド電極と、第2部分アンテナ部の実効アンテナ長を変化させるスイッチング素子を備え、該スイッチング素子を制御して第1アンテナの実効アンテナ長を信号出力部側から選択的に可変させるアンテナ長選択手段と、を備えたことを特徴としている。
より具体的に、この発明の携帯電話装置は、第1周波数帯の信号をテレビジョン放送信号とし、第2周波数帯の信号を携帯電話通信信号として、第2アンテナで携帯電話通信信号の送受信を行うことを特徴としている。
この構成では、テレビジョン放送を受信する場合には携帯電話装置を開くため、テレビジョン放送信号を受信する第1アンテナと携帯電話通信信号を送受信する第2アンテナとが、少なくとも第1筐体の長さ分だけ離間される。これにより、第1アンテナと第2アンテナとの相互干渉が抑制される。また、第1筐体の第1アンテナ側端部から第2筐体のヒンジ側に対向する端部まで、すなわち携帯電話装置の略全長に亘り、グランド電極が形成されているため、携帯電話通信信号よりも波長の長い、テレビジョン放送信号を受信する第1アンテナに対して、十分な長さのグランド電極が確保され、このグランド電極からもテレビジョン放送信号が受信される。さらに、この構成では、第1アンテナのアンテナ長が可変であるので、広い周波数帯域のテレビジョン放送信号に対して、複数の共振周波数が設定し得る。このため、受信するテレビジョン放送信号の周波数に応じて、共振周波数を変更することができる。さらに、この構成では、スイッチング素子、チップアンテナ、受動素子のみでアンテナ長を変更させるので、容易な構造で且つ容易な制御により、アンテナ長が変更される。
また、この発明は、第1部分アンテナ部が、第1筐体の第1アンテナ側端部から外部に突出する直線状導電体アンテナであり、第2部分アンテナ部が、第1筐体内に配置され、直線状導電体アンテナに導通するチップアンテナであることを特徴としている。
この構成では、第1アンテナが直線状導電体アンテナとチップアンテナとを含んで構成されることで、これら複数種のアンテナでテレビジョン放送信号を受信するため、アンテナ性能が向上する。また、これら複数のアンテナで必要なアンテナ長を確保すればよいため、チップアンテナを用いることで、直線状導電体アンテナの長さが短くなる。
また、この発明は、直線状導電体アンテナを第1筐体に回動可能に設置したことを特徴としている。
この構成では、直線状導電体アンテナが回動することで、テレビジョン放送信号受信時には、第1筐体の直線状導電体アンテナの設置端面(携帯電話装置の上端面)から外側へ、垂直な方向に直線状導電体アンテナを回動させ、テレビジョン放送信号未受信時には、第1筐体の直線状導電体アンテナの設置端面に沿う方向か、第1筐体の直線状導電体アンテナの設置端面(携帯電話装置の上端面)から内側へ、垂直な方向に直線状導電体アンテナが回動される。これにより、使用時には、直線状導電体アンテナがテレビジョン放送信号受信アンテナの一部として有効に機能し、未使用時には、直線状導電体アンテナが携帯電話装置の外形よりもはみ出さないので、携帯電話装置の外形が小型に維持される。
また、この発明は、第1部分アンテナ部が、第1筐体内に配置された板状導電体アンテナであり第2部分アンテナ部が、該板状導電体アンテナに導通するチップアンテナであることを特徴としている。
この構成では、第1アンテナ全体が第1筐体内に設置されるため、携帯電話装置が小型となる。また、第1アンテナとして板状導電体アンテナとチップアンテナとを用いるため、チップアンテナのみを用いるよりも効率良くテレビジョン放送信号が受信される。
また、この発明は、板状導電体アンテナを、第1筐体の内面に貼設したことを特徴としている。
この構成では、板状導電体アンテナが第1筐体の内面に貼設されているので、第1筐体内部の実装基板状にこの板状導電体アンテナの実装領域を形成する必要がなく、この領域にチップアンテナを実装することで、第1筐体内のアンテナ形成領域が広がることが防止される
た、この発明は、第1アンテナを第1筐体に対して着脱可能に設置することを特徴としている。
この構成では、テレビジョン放送信号受信時のみ、第1アンテナを装着すればよいので、携帯電話通信信号の送受信の際に相互干渉は生じない。
また、この発明は、第2アンテナを第2筐体のヒンジ側端部に備えたことを特徴としている。
この構成では、第2アンテナが第2筐体のヒンジ側端部に設置されることで、携帯電話装置を開いた状態でも閉じた状態でも第1アンテナとの間隔が第1筐体の長さ分となるので、これらアンテナ間の相互干渉が抑制される。
また、この発明は、第2アンテナを第2筐体のヒンジ側と対向する側の端部に備えたことを特徴としている。
この構成では、携帯電話装置を開いた状態で、第1アンテナと第2アンテナとの間隔が携帯電話装置に全長分となるので、これらアンテナ間の相互干渉がさらに抑制される。
また、この発明は、チップアンテナを、誘電材料または磁性材料の少なくとも一方で形成された基体と、該基体の内部または表面の少なくとも一方に形成された電力供給用導体と、該電力供給用導体に電力供給する電力供給端子とを含んで構成したことを特徴としている。
この構成では、直線状導電体アンテナや板状導電体アンテナと比較して、チップアンテナは小型に形成することができるととともに、第1筐体内の実装基板状に実装することができるので、送受信特性を劣化させることなく、第1アンテナが小型化される
この発明によれば、携帯電話通信信号よりも周波数帯の低いテレビジョン放送信号を受信する第1アンテナと携帯電話通信信号を送受信する第2アンテナとが、少なくとも第1筐体の長さ分だけ離間されることにより、第1アンテナと第2アンテナとの相互干渉を抑制することができる。これにより、第1アンテナによりテレビジョン放送信号の受信特性を向上することができる。
また、この発明によれば、受信するテレビジョン放送信号の周波数に応じて、アンテナの共振周波数を変更することができるので、広い周波数帯域のテレビジョン放送信号の全域に亘り、効率良くテレビジョン放送信号を受信することができる。
また、この発明によれば、テレビジョン放送信号を受信する第1アンテナが第1筐体から外部に突出する直線状導電体アンテナと第1筐体内に設置されたチップアンテナとからなることで、直線状導電体アンテナのみを用いる場合よりも受信特性を向上することができる。さらに、必要なアンテナ長に対して、チップアンテナ分だけ直線状導電体アンテナの長さが短くなり、テレビジョン放送信号を受信時の携帯電話装置の全長を短くすることができる。
さらに、第1筐体の第1アンテナ側端部から第2筐体のヒンジ側に対向する端部まで、グランド電極が形成されていることにより、第1アンテナに対して十分な長さのグランド電極を確保することができる。これにより、グランド電極からもテレビジョン放送信号を受信することができ、テレビジョン放送信号の受信特性をより一層向上することができる
た、この発明によれば、直線状導電体アンテナが回動することで、直線状導電体アンテナを使用時には第1筐体から外部に突出させ、未使用時には第1筐体の外形寸法内に納めることができるので、使用時の受信特性を維持しながら未使用時の携帯電話装置の外形を小型化することができる。
また、この発明によれば、直線状導電体アンテナに代えて板状導電体アンテナを用いることで、テレビジョン放送信号を受信する第1アンテナが全て第1筐体内に設置されるので、携帯電話装置を小型化することができる。
また、この発明によれば、板状導電体アンテナを第1筐体内面に貼設することで、実装基板上にチップアンテナ等の実装部品を実装する領域が確保でき、第1筐体内部を省スペース化することができる。これにより、携帯電話装置をより一層小型化することができる
た、この発明によれば、テレビジョン放送信号を受信する第1アンテナが着脱可能であるので、必要な時にのみこのアンテナを装着すればよく、携帯電話通信信号送受信時に相互干渉が生じず、携帯電話通信信号を効率良く送受信することができる。
また、この発明によれば、携帯電話装置を開いた状態でも閉じた状態でも第1アンテナとの間隔が第1筐体の長さ分となり、これらアンテナ間の相互干渉が抑制されるので、通話時であっても待ち受け時であっても携帯電話通信信号を効率良く送受信することができる。
また、この発明によれば、携帯電話装置を開いた状態で、第1アンテナと第2アンテナとの間隔が携帯電話装置に全長分となり、これらアンテナ間の相互干渉がさらに抑制されることで、テレビジョン放送信号受信し、および携帯電話通信信号送受信時にそれぞれの信号をより効率良く送受信することができる。
本発明の第1の実施形態に係るテレビ機能付き携帯電話装置について図1〜図7を参照して説明する。
図1は本実施形態に係る携帯電話装置の外観図であり、(A)は、開いた状態での正面図、(B)は開いた状態での側面図、(C)は開いた状態での筐体内の基板の正面図であり、(D)は閉じた状態での正面図である。
図1に示すように、本実施形態のテレビ機能付き携帯電話装置は、一方の主面にメイン表示パネル10Aを備え、対向する主面にサブ表示パネル10Bを備える表示用筐体1と、一方の主面に複数のボタン等からなる操作部20を備えた操作用筐体2と、これらが相互に回動可能となるように接続するヒンジ部3とを備える。表示用筐体1と操作用筐体2とは、それぞれメイン表示パネル10A側の面と操作部20側の面とが対向するように配置されており、携帯電話装置を閉じた状態(図1(D))でこれらの面が対向して近接し、開いた状態(図1(A))でこれらの面が略同じ方向を向くように回動可能に固定されている。
表示用筐体1には、メイン表示パネル10A、サブ表示パネル10Bとともに、これら表示パネルを制御するパネル制御回路(図示せず)や携帯電話装置全体の制御を行うメイン制御回路(図示せず)等が実装された基板101が内蔵されており、この基板101のヒンジ3側と対向する端部に、所定の実効アンテナ長からなるテレビ用アンテナ部4が形成されている。このテレビ用アンテナ部4は、後述するように、DC制御電圧により実質的に二つのアンテナ長のアンテナとして機能し、それぞれのアンテナ長がテレビジョン放送信号の周波数帯域内の高低二つの所望周波数の略1/4波長の長さになるように構成されている。また、この基板101には、基板101の長手方向、すなわち、テレビ用アンテナ部4が実装された端部からヒンジ部3側の端部にかけて連続するグランド電極111が所定パターンで形成されている。
操作用筐体2には、操作部20とともに、この操作部20を制御する操作制御回路と電源回路(ともに図示せず)とが実装された基板102が内蔵されており、この基板102のヒンジ3側の端部に携帯電話用アンテナ部5が形成されている。この携帯電話用アンテナ部5は、実効アンテナ長が携帯電話通信信号の周波数の略1/4波長の長さになるように形成されている。また、この基板102には、基板102の長手方向、すなわち、携帯電話用アンテナ部5が実装されたヒンジ部3側の端部からこれに対向する端部にかけて連続するグランド電極112が所定パターンで形成されている。
ヒンジ部3には、表示用筐体1に内蔵されている基板101上の回路電極と操作用筐体2に内蔵されている基板102上の回路電極とを電気的に接続するフラットケーブル103が内蔵されており、基板101に実装されている各制御回路と基板102に実装されている各制御回路とを導通するとともに、基板101のグランド電極111と基板102のグランド電極112とを導通している。
ここで、表示用筐体1が本発明の「第1筐体」に相当し、操作用筐体2が本発明の「第2筐体」に相当し、テレビ用アンテナ部4が本発明の「第1アンテナ」に相当し、携帯電話用アンテナ部5が本発明の「第2アンテナ」に相当する。
このようなテレビ機能付き携帯電話装置では、本体を開き、すなわち、表示用筐体1を回動させて操作面を露出させ、操作部20で携帯電話機能を操作すると、これに応じた表示がメイン表示パネル10Aに表示されるとともに、携帯電話用アンテナ部5を介して携帯電話通信信号の送受信が行われる。一方、本体を開き、操作部20でテレビ機能を操作すると、これに応じて、テレビ用アンテナ部4でテレビジョン放送信号を受信して、メイン表示パネル10Aに受信したテレビジョン放送を再生した映像が表示される。
ここで、前述のように、テレビ用アンテナ部4と携帯電話用アンテナ部5とは、表示用筐体1の長さ分だけ離間しているので、これらが相互干渉することが抑制される。これにより、テレビジョン放送信号受信時にはテレビジョン放送信号を効率良く受信し、携帯電話通信信号送受信時には携帯電話通信信号を効率良く送受信することができる。さらに、グランド電極が表示用筐体1から操作用筐体2にかけて、携帯電話装置の略全長に亘り形成されているため、テレビ用アンテナ部4に対するグランド電極の長さを十分確保することができ、このグランド電極からもテレビジョン放送信号を効率良くに受信でき、全体としてより一層効率的にテレビジョン放送信号を受信することができる。また、本体を閉じた状態でも、二つのアンテナ間が表示用筐体1の長さ分だけ離間されているので、携帯電話の待ち受け時にも、これらのアンテナ同士が相互干渉することなく、携帯電話の呼び出し信号を効率良く受信することができる。
次に、テレビ用アンテナ部4の具体的な構造について、図2、図3を参照して説明する。
図2は、テレビ用アンテナ部4の構成を示す図であり、(A)はテレビ用アンテナ部4の構成を示す平面図であり、(B)はテレビ用アンテナ部4の回路図である。
図3はテレビ用アンテナ部4におけるDC制御電圧印加時とDC制御電圧無印加時との回路を示しており、(A)がDC制御電圧印加時、(B)がDC制御電圧無印加時を示す。
テレビ用アンテナ部4は、図2(A)に示すように、基板101のヒンジ部3に対向する端部の一方の角部に実装された、基板101の外方向(ヒンジ部3と対向する方向)に伸びるロッドアンテナANT41と、基板101のヒンジ部3に対向する端面に沿って実装されたチップアンテナANT42、ANT43と、これらロッドアンテナANT41、チップアンテナANT42,43の近傍に実装されたチップ抵抗R44と、チップコンデンサC45,C46と、チップコイルL47と、チップダイオードD48とからなり、これらの素子と回路パターン40とにより図2(B)に示す回路に準じた回路に構成されている。ここで、ロッドアンテナANT41が本発明の「直線状導電体アンテナ」に相当する。
ロッドアンテナANT41はチップアンテナANT42の一方端に接続し、チップアンテナANT42の他方端はチップアンテナANT43の一方端に接続する。チップアンテナANT43の他方端はチップコンデンサC45を介して給電点50、すなわち、テレビジョン放送信号の出力端子に接続している。また、チップアンテナANT43の一方端(チップアンテナANT42との接続点)はチップダイオードD48を介して給電点50に接続するとともに、チップ抵抗R44を介してDC印加端子51に接続している。また、給電点50はチップコイルL47を介してグランド電極111に接続し、DC印加端子51はチップコンデンサC46を介してグランド電極111に接続している。ここで、チップアンテナANT42,43は、チップ状ヘリカルアンテナにより形成されている。チップ状ヘリカルアンテナとは、外形形状が略直方体形状であり、誘電材料および磁性材料の少なくとも一方からなる基体と、この基体の表面もしくは内部に形成されたヘリカル状の導体と、基体表面に形成され、導体に導通する電極端子とにより構成されるものである。
このような構成のテレビ用アンテナ部4では、図3に示すように、DC印加端子51にDC制御電圧が印加された状態と、DC制御電圧が印加されていない状態とで異なる特性を示す。
DC制御電圧が印加されると、チップダイオードD48が短絡状態となり、ロッドアンテナANT41とチップアンテナANT42との直列回路が給電点50に接続される構造となる。すなわち、チップアンテナANT43とチップコンデンサC45とからなる回路が機能しなくなり、テレビ用アンテナとしては、ロッドアンテナANT41とチップアンテナANT42とのからなる部分のみが機能する。すなわち、アンテナ長はロッドアンテナANT41とチップアンテナANT42とからなる部分で設定される。一方、DC制御電圧が印加されていないと、チップダイオードD48は開放となるので、実質的にロッドアンテナANT41とチップアンテナANT42とチップアンテナANT43との直列回路がチップコンデンサC45を介して給電点50に接続される構造となる。すなわち、テレビ用アンテナとしては、ロッドアンテナANT41とチップアンテナANT42とチップアンテナANT43とからなる部分が機能する。すなわち、アンテナ長はロッドアンテナANT41とチップアンテナANT42,ANT43とからなる部分で設定される。これにより、DC制御電圧を印加することで、DC制御電圧を印加していない状態よりもチップアンテナANT43の分だけアンテナ長が短くなり、二つの共振周波数を備えるアンテナを構成することができる。そして、このDC制御電圧を印加していない状態での共振周波数と、DC制御電圧を印加した状態での共振周波数とをテレビジョン放送信号の周波数帯域内の低周波数領域と高周波数領域とに設定することで、周波数帯域の広いテレビジョン放送信号を受信することができる。これら、DC印加端子51、チップ抵抗R44、チップダイオードD48、チップコイルL47、チップアンテナANT42,ANT43、チップコンデンサC45,C46からなる回路が本発明の「アンテナ長選択手段」に相当する。
次に、本実施形態の構成のテレビ機能付き携帯電話装置のテレビジョン放送信号の周波数帯域の放射特性(受信特性に相当する)の具体的な実験結果を説明する。
図4(A)は、ダイオードD48がOFF状態の場合、すなわちアンテナ長が長い場合のテレビ用アンテナ部4のVSWR特性とゲイン特性を示すグラフであり、図4(B)はこの状態でのスミスチャートである。
図5は、ダイオードD48がOFF状態の場合の放射電界強度の指向性を図示したものであり、携帯電話装置に対する平面方位と、470MHzでの指向性および570MHzでの指向性とを図示している。そして、表1は、この携帯電話装置の六つの基準方位毎のゲインの最大値および平均値を示すとともに、これらから算出される放射効率(Effiency)を示す。
また、図6(A)はダイオードD48がON状態の場合、すなわちアンテナ長が短い場合のテレビ用アンテナ部4のVSWR特性とゲイン特性を示すグラフであり、図6(B)はこの状態でのスミスチャートである。
図7は、ダイオードD48がON状態の場合の放射電界強度の指向性を図示したものであり、携帯電話装置に対する平面方位と、670MHzでの指向性および770MHzでの指向性とを図示している。そして、表2は、この携帯電話装置の六つの基準方位毎のゲインの最大値および平均値を示すとともに、これらから算出される放射効率(Effiency)を示す。
そして、表3は、これらの結果を纏めたものであり、本実施形態のテレビ用アンテナ部4の構成を用いた場合での、VSWR特性(VSWR Value)、ピークゲイン(Peak Gain)[dBd]、放射効率(Efficiency)[dB]を470MHz,570MHz,670MHz,770MHzで測定した結果を示している。
Figure 2005114778
Figure 2005114778
Figure 2005114778
このように、本実施形態の携帯電話装置の構造を用いることで、470MHzから770MHzまで、VSWRが3.0程度となり、ピークゲインが約−3.0[dBd]となり、放射効率が約−5.0[dB]以上となるので、非常に良好な放射特性を得ることができる。すなわち、テレビジョン放送信号の周波数帯域の全域に亘り高効率でテレビジョン放送信号を受信するテレビ機能付き携帯電話装置を実現することができる。
以上のように、本実施形態の構成を用いることで、テレビ用アンテナ部と携帯電話用アンテナとが、所定間隔で確実に離間されるので、テレビジョン放送信号受信用アンテナと携帯電話通信信号送受信用アンテナとの相互干渉を抑制して、これらの信号を高効率で送受信するテレビ機能付き携帯電話装置を実現することができる。
さらに、テレビ用アンテナ部に対しては携帯電話装置の全長に亘り形成されたグランド電極が接続されているので、より一層高効率にテレビジョン放送信号を受信するテレビ機能付き携帯電話装置を実現することができる。
また、さらに、テレビ用アンテナ部の実効アンテナ長を変更することができるので、使用周波数帯域が広いテレビジョン放送信号に対しても全帯域に亘り良好な受信特性となるテレビ機能付き携帯電話装置を実現することができる。
次に、第2の実施形態に係るテレビ機能付き携帯電話装置について図8を参照して説明する。
図8は、本実施形態に係る携帯電話装置の外観図であり、(A)は、開いた状態での正面図、(B)は開いた状態での側面図、(C)は開いた状態での筐体内の基板の正面図であり、(D)は閉じた状態での正面図である。
図8に示す携帯電話装置は、携帯電話用アンテナ部5が操作用筐体2のヒンジ部3側に対向する端部に形成されているものであり、他の構成は図1に示した携帯電話装置と同じである。
このような構成とすることで、本体を開いた状態で、テレビ用アンテナ部4と携帯電話用アンテナ部5とが表示用筐体1および操作用筐体2の長さ分、すなわち携帯電話装置の長さ分だけ離間しているので、第1の実施形態に示した携帯電話装置よりも、これらのアンテナ間がより離間される。このため、これらのアンテナ同士での相互干渉がより一層抑制され、テレビジョン放送信号をより一層効率良く受信することができるとともに、携帯電話通信信号もより一層効率良く送受信することができる。なお、この実施形態では、本体を閉じた状態でテレビ用アンテナ部4と携帯電話用アンテナ部5とが近接するが、本体を閉じた状態では、テレビ用アンテナ部4には給電されていいないので、これらのアンテナが相互干渉することはない。
次に、第3の実施形態に係るテレビ機能付き携帯電話装置について図9を参照して説明する。
図9は、本実施形態に係る携帯電話装置の外観図であり、(A)は開いた状態での正面図、(B)は開いた状態での側面図、(C)、(D)は閉じた状態での正面図である。
図9に示す携帯電話装置は、テレビ用アンテナ部4のロッドアンテナANT41を表示用筐体1に対して回動可能に設置したものであり、他の構成は図1に示した携帯電話装置と同じである。
この構成では、ロッドアンテナANT41が表示用筐体1に対して回動可能に設置されていることで、テレビジョン放送信号受信時にはロッドアンテナANT41を表示用筐体1からヒンジ部3と対向する方向に突出させ、テレビジョン放送信号未受信には、図9(C)、(D)に示すように、ロッドアンテナANT41を表示用筐体1の端面に沿って表示用筐体1の外形寸法内に配置することができる。これにより、使用時には、効率良くテレビジョン放送信号を受信できるテレビ用アンテナ部4を構成し、未使用時には、外形寸法を小型に維持するテレビ機能付き携帯電話装置を構成することができる。
次に、第4の実施形態に係るテレビ機能付き携帯電話装置について、図10、図11を参照して説明する。
図10は本実施形態に係る携帯電話装置の外観図であり、(A)は開いた状態での正面図、(B)は開いた状態での側面図、(C)は開いた状態での筐体内の基板の正面図であり、(D)は閉じた状態での正面図である。
また、図11は本実施形態のテレビ用アンテナ部4の回路図である。
図10に示す携帯電話装置は、テレビ用アンテナ部4の構成が代わったものであり、他の構成は図1に示した携帯電話装置と同じである。
具体的には、テレビ用アンテナ部4のロッドアンテナANT41に代わり、表示用筐体1の内面に貼設された板状アンテナANT51を配置し、この板状アンテナANT51の一方端がチップアンテナANT42の一方端に接続している。また、チップアンテナANT43に接続するチップコンデンサC45と給電点50との間に、チップアンテナANT52およびチップコンデンサC54の直列回路と、チップダイオードD56との並列回路が接続され、この並列回路と前記チップコンデンサC45との接続点がチップ抵抗R53を介して、チップコンデンサC55によりグランド電極111に接続された第2のDC印加端子52に接続されている。そして、二つのDC印加端子51,52に印加するDC制御電圧の組み合わせを制御することで、異なる三種類のアンテナ長を実現することができる。具体的には、板状アンテナANT51、チップアンテナANT42のみがアンテナとして機能する最もアンテナ長が短いモードと、板状アンテナANT51、チップアンテナANT42,ANT43がアンテナとして機能する中間の長さのアンテナ長からなるモードと、板状アンテナANT51、チップアンテナANT42,ANT43,ANT52の全てがアンテナとして機能する最も長いアンテナ長からなるモードとを選択的に設定することができる。
このように、ロッドアンテナを表示用筐体内に形成された板状アンテナに置換することで、テレビ用アンテナ部4が筐体から全く突出しないので、テレビジョン放送信号受信時でも携帯電話装置の外形を小さくすることができる。この際、板状アンテナでは外部に突出するロッドアンテナと比較して放射特性が劣化するが、前述のようにアンテナ長の設定が細分化されることで、アンテナのインピーダンス整合を細かく設定でき、前述の劣化を抑制することができる。この際、板状アンテナANT51が表示用筐体1の内面に貼設されているので、これに対向する基板101表面に前記チップアンテナANT42,43,52を実装することができ、結果的に高効率でテレビ所放送信号を受信する携帯電話装置を小型に形成することができる。
次に、第5の実施形態に係るテレビ機能付き携帯電話装置について図12を参照して説明する。
図12は本実施形態に係る携帯電話装置の外観図であり、(A)は開いた状態での正面図、(B)は開いた状態での側面図である。
また、図13(A)は本実施形態に係る携帯電話装置の分解構成図であり、図13(B)はこの装置のテレビ用アンテナ部材6の平面図である。
図12、図13に示すテレビ機能付き携帯電話装置は、第1の実施形態に示したテレビ用アンテナ部4が、着脱可能なテレビ用アンテナ部材6に代わったものであり、他の構成は図1に示したテレビ機能付き携帯電話装置と同じである。
テレビ用アンテナ部材6は、基板60に、ロッドアンテナANT61と、チップアンテナANT62,ANT63と、チューナ回路64とが実装されたものであり、ロッドアンテナ61が図2のロッドアンテナANT41に対応し、チップアンテナANT62,ANT63が図2のチップアンテナANT42,ANT43にそれぞれ対応した、図2に示したアンテナ回路と同じ構成の回路が形成されている。そして、この回路の給電点がチューナ回路64に接続する構造を成している。
このような構成であっても、第1の実施形態と同様の効果を奏することができるとともに、テレビジョン放送受信時にのみテレビ用アンテナ部材6を装着すればよいので、携帯電話送受信時には携帯電話用アンテナのみが配置される状態となる。これにより、相互干渉は生じず、より一層効率良く携帯電話通信信号を送受信することができる。
なお、前述の各実施形態では、第1周波数帯の信号としてテレビジョン放送信号を用い、第1周波数帯よりも高い周波数の第2周波数帯の信号として携帯電話通信信号を用いた例を示した。しかしながら、装置が受信する2つの信号の周波数が異なるものであれば、前述の構成を適用することができ、前述の効果を奏することができる。
第1の実施形態に係る携帯電話装置の外観図である。 第1の実施形態に係る携帯電話装置のテレビ用アンテナ部4の構成を示す図である。 テレビ用アンテナ部4におけるDC制御電圧印加時とDC制御電圧無印加時とを示す回路図である。 第1の実施形態に係る携帯電話装置のダイオードD48がOFF状態の場合のVSWR特性とゲイン特性を示すグラフ、および、この状態でのスミスチャートである。 第1の実施形態に係る携帯電話装置のダイオードD48がOFF状態の場合の放射電界強度の指向性を示した図である。 第1の実施形態に係る携帯電話装置のダイオードD48がON状態の場合のVSWR特性とゲイン特性を示すグラフ、および、この状態でのスミスチャートである。 第1の実施形態に係る携帯電話装置のダイオードD48がON状態の場合の放射電界強度の指向性を示した図である。 第2の実施形態に係る携帯電話装置の外観図である。 第3の実施形態に係る携帯電話装置の外観図である。 第4の実施形態に係る携帯電話装置の外観図である。 第4の実施形態に係る携帯電話装置のテレビ用アンテナ部4の回路図である。 第5の実施形態に係る携帯電話装置の外観図である。 第5の実施形態に係る携帯電話装置の分解構成図である。
符号の説明
1−表示用筐体
10A−メイン表示パネル
10B−サブ表示パネル
101−基板
111−基板101のグランド電極
2−操作用筐体
20−操作部
102−基板
112−基板102のグランド電極
3−ヒンジ部
113−フラットケーブル
4−テレビ用アンテナ部
5−携帯電話用アンテナ部
6−テレビ用アンテナ部材
ANT41−ロッドアンテナ
ANT42,43,52−チップアンテナ
ANT51−板状アンテナ

Claims (13)

  1. 表示手段を備えた第1筐体と、
    操作手段を備えた第2筐体と、
    前記第1筐体と前記第2筐体とを回動可能に接続するヒンジとを備えた折り畳み型の携帯電話装置において、
    前記第1筐体の前記ヒンジ側に対向する端部に備えられた、第1周波数帯の信号を受信する第1アンテナと、
    前記第2筐体に備えられた、前記第1周波数帯よりも高い周波数の第2周波数帯の信号を送受信する第2アンテナと、
    前記第1筐体の前記第1アンテナ側端部から、前記第2筐体の前記ヒンジ側に対向する端部まで連続して形成されたグランド電極と、を備えたことを特徴とする携帯電話装置。
  2. 前記第1周波数帯の信号はテレビジョン放送信号であり、前記第2周波数帯の信号は携帯電話通信信号であって、前記第2アンテナは前記携帯電話通信信号の送受信を行うものである請求項1に記載の携帯電話装置。
  3. 前記第1アンテナは、前記第1筐体の第1アンテナ側端部から外部に突出する直線状導電体アンテナと、前記第1筐体内に配置され、前記直線状導電体アンテナに導通するチップアンテナとを備えた請求項1または請求項2に記載の携帯電話装置。
  4. 前記直線状導電体アンテナは、前記第1筐体への取り付け部で回動可能に設置されている請求項3に記載の携帯電話装置。
  5. 前記第1アンテナは、前記第1筐体内に配置された板状導電体アンテナと、該板状導電体アンテナに導通するチップアンテナとを備えた請求項1または請求項2に記載の携帯電話装置。
  6. 前記板状導電体アンテナは、前記第1筐体の内面に貼設されている請求項5に記載の携帯電話装置。
  7. 前記第1アンテナは、実効アンテナ長を選択的に可変させるアンテナ長選択手段を備えた請求項1〜請求項6のいずれかに記載の携帯電話装置。
  8. 前記第1アンテナは、前記第1筐体に対して着脱可能に設置されている請求項1〜請求項7のいずれかに記載の携帯電話装置。
  9. 前記第2アンテナは前記第2筐体の前記ヒンジ側端部に備えられている請求項1〜請求項8のいずれかに記載の携帯電話装置。
  10. 前記第2アンテナは前記第2筐体の前記ヒンジ側と対向する側の端部に備えられている請求項1〜請求項8のいずれかに記載の携帯電話装置。
  11. 前記チップアンテナは、誘電材料または磁性材料の少なくとも一方で形成された基体と、該基体の内部または表面の少なくとも一方に形成された電力供給用導体と、該電力供給用導体に電力供給する電力供給端子と、を備えた請求項3または請求項5に記載の携帯電話装置。
  12. 前記アンテナ長選択手段は、前記チップアンテナの一方端と信号出力部との間に接続されるスイッチング素子と、前記チップアンテナの他方端と前記信号出力部との間に接続される受動素子と、を備えた請求項7に記載の携帯電話装置。
  13. 前記受動素子は、インダクタまたはキャパシタである請求項12に記載の携帯電話装置。
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