JP3955041B2 - 携帯電話機 - Google Patents

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Description

本発明は、放送受信機能を有する携帯電話機に係り、特に放送受信用アンテナを備えた携帯電話機に関する。
近年広く利用されている携帯電話機では、電話として通話する機能や電子メールやテレビ電話、さらにはインターネットを利用する機能に加えて、地上波テレビジョン放送やラジオ放送などを視聴する機能の搭載が検討されている。
このテレビジョン放送の受信機能が搭載された携帯電話機では、テレビジョン受信用アンテナが別途必要となっている。このような要請に対応する従来の携帯電話機として、例えば特許文献1には、ロッドアンテナが携帯電話機の外側に配置され、携帯端末に内蔵されている電池とによってダイポールアンテナを構成している技術が開示されている。また、特許文献2には、3つの周波数帯に共振する径が8mmのヘリカルアンテナが3段で構成され、その総合的な長さが10cm程度のヘリカルアンテナが携帯端末に搭載される構造が開示されている。また、特許文献3には、2つのヘリカルアンテナが携帯電話機に内蔵され、その2つのヘリカルアンテナが直交して配置される構造が開示されている。
特開2001−251131号公報 特開2001−223518号公報 特開2000−31721号公報
しかしながら、上述の特許文献1に示されている従来のアンテナでは、テレビジョン受信用に長さが16cm程度のロッドアンテナが携帯端末の外部に必要となり、伸長して16cmになるようにしても突起部分があるのでポケットなどの収納された場所からの取り出す際突起部分が引っかかりとなるため、スムーズな取り出し性に欠け、小型化や携帯性を損ない、さらに様々なデザインが要求される携帯電話機において、デザインの柔軟性が損なわれてしまうという課題がある。
また、特許文献2に示されている従来のアンテナでは、ヘリカル構成とすることでアンテナの長さを10cm程度に短縮しているが、携帯端末からの外部にヘリカルアンテナの突起部分があるために、前記特許文献1と同様の課題が存在することになる。
また、特許文献3に示されている従来のアンテナでは、ヘリカルアンテナが携帯電話機に内蔵されるためにヘリカル径が小さくなるので、帯域幅が狭くなりテレビジョンの受信用ヘリカルアンテナには不向きであるという課題が生ずる。更に、構造上ヘリカルアンテナの軸方向が携帯電話機の回路基板と近接するために、放射効率が低下するという課題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、外部への突起部分を無くし、ヘリカル径を大きくし、アンテナ軸方向を回路基板に近接させないようにして、広帯域にわたって高い受信感度を確保できる放送用受信機付き携帯電話機を提供することにある。
本発明の携帯電話機は、放送用受信機能を有する携帯電話機において、筐体の周面を廻る環状アンテナ素子を備え、前記環状アンテナ素子は、前記筐体の周囲をヘリカル径とするヘリカルアンテナ素子であり、前記ヘリカルアンテナの軸方向を前記携帯電話機の長手方向と一致させて配置させる構成を採る。
このような構成によれば、ヘリカル径及びループ開口面積を携帯電話機の大きさで最大限に確保することができ、広帯域にわたって高い受信性能を実現できる効果及び、携帯電話機を手で保持し、テレビジョン放送を視聴する場合において、手の影響を受けずに高いアンテナ利得を得ることができる。
本発明の携帯電話機は、前記環状アンテナ素子は、放送受信用アンテナ素子である構成を採る。
このような構成によれば、広帯域にわたって高いアンテナ放射効率を実現できて放送受信機能を有する携帯電話機のアンテナ素子として好適なアンテナを得ることができる。
本発明の携帯電話機は、前記環状アンテナ素子は、前記筐体の外側表面に貼り付けられ又は蒸着され又は印刷形成された導電性材料による構成を採る。
このような構成によれば、携帯電話機のデザイン性を損ねることがない範囲で種々の導電性材料の筐体外側表面の被着にてヘリカル径又はループ径を最大限に確保することができ、広帯域にわたって高い受信感度を実現できる。
本発明の携帯電話機は、前記環状アンテナ素子は、前記筐体の内部に埋設された導電性材料による構成を採る。
このような構成によれば、携帯電話機のデザイン性を損ねることがない範囲で導電性材料を筐体と一体化することでヘリカル径及びループ径を最大限に確保することができ、簡単な構造で広帯域にわたって高い受信感度を実現できる。
本発明の携帯電話機は、前記環状アンテナ素子は、前記筐体の内側表面に貼り付けられ又は蒸着され又は印刷形成された導電性材料による構成を採る。
このような構成によれば、携帯電話機のデザイン性を損ねることがない範囲で種々の導電性材料の筐体内側表面の被着にてヘリカル径又はループ径を最大限に確保することができ、広帯域にわたって高い受信感度を実現できる。
本発明の携帯電話機は、前記環状アンテナ素子は、前記筐体の先端部の周囲に沿って配置する構成を採る。
このような構成によれば、筐体先端部というアンテナ配置位置にて携帯電話機のデザイン性を損ねることがなく、アンテナの径を最大限に確保することができ、簡単な構造で広帯域にわたって高い受信感度を実現できる。
本発明の携帯電話機は、前記環状アンテナ素子のうち二つのヘリカルアンテナ素子を平衡給電しダイポールモードで動作させる構成を採る。
このような構成によれば、ヘリカル径を最大限に確保してダイポールモードにて動作することができ、広帯域にわたって高い受信感度を実現でき、また携帯電話機の送信波の漏れ込みによる放送受信の感度劣化を低減できる。
本発明の携帯電話機は、前記環状アンテナ素子のうち前記ヘリカルアンテナ素子と、前記筐体の周囲をループ径とするループアンテナ素子と、これら複数のアンテナ素子のいずれか一方を選択して受信信号を放送受信回路に入力するアンテナ切替手段と、を備えた構成を採る。
このような構成によれば、偏波ダイバーシチ効果により、高い受信感度を実現でき、さらに携帯電話機を閉じた場合においても、高い受信感度を実現できる。
本発明の携帯電話機は、前記環状アンテナ素子の前記ヘリカルアンテナ素子と、イヤホンケーブルを用いるアンテナ素子と、これら複数のアンテナ素子のいずれか一方を選択して受信信号を放送受信回路に入力するアンテナ切替手段と、を備えた構成を採る。
このような構成によれば、空間ダイバーシチ効果により、高い受信感度を実現でき、さらに携帯電話機を閉じた場合においても、高い受信感度を実現できる。
本発明の携帯電話機は、前記複数のアンテナ素子の受信信号を合成して放送受信回路に入力するアンテナ合成手段を備えた構成を採る。
このような構成によれば、受信合成ダイバーシチ効果により、高い受信感度を実現できる。
本発明によれば、携帯電話機の樹脂製筐体面に沿って、その周囲に放送受信用のアンテナを配置することで、外部への突起部分を無くし、ヘリカル径を大きくし、アンテナ軸方向を回路基板に近接させないようにしたヘリカルアンテナを得ることができ、このため突起部分が引っかかりとなってスムーズな取り出し性や小型化や携帯性を損なうことが無い。また、携帯電話機のデザイン性を損ねることなく、ヘリカルアンテナ素子又はループアンテナ素子のループ開口部が大きくすることができ、またヘリカルアンテナの軸方向を回路基板に近接させないようにできるので、テレビジョン放送を含め広帯域にわたって高い受信感度を確保できるという効果を有する。
本発明の骨子は、携帯電話機の筐体面に沿って環状アンテナ素子すなわちヘリカルアンテナ素子又はループアンテナ素子を備えることである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1の携帯電話機について図1から図4を用いて説明する。図1及び図2は、実施の形態1における放送用受信機付き携帯電話機の基本構成を示している。図1に示すように、本実施の形態の放送用受信機付き携帯電話機は、上部筐体1及び下部筐体2がヒンジ部3によって回動可能なように支持されて重ねられる構造の折畳式携帯電話機を基本としている。
上部筐体1及び下部筐体2は絶縁体である樹脂材料による成形品で構成されている。上部筐体1の先端部分には、その周囲に環状アンテナ素子、ここではヘリカルアンテナ素子が備えられる。ヘリカルアンテナ素子4はテレビジョン受信用アンテナとして動作するものであり、上部筐体1の先端(上端)において導電性の素子を筐体ケースの外側表面に沿って、所定の素子間隔(例えば、1mm程度のピッチ)を保って数回周囲に巻き付けるように形成される。ここで、導電性の素子は、主に携帯電話機の幅方向すなわち図1及び2に示すY軸方向に向かって巻かれ、かつヘリカルの軸は携帯電話機の長手方向(図1及び2に示すZ方向)に向かうように巻かれる。
ヘリカルアンテナ素子4は整合回路5に接続され、この整合回路5ではテレビジョン放送周波数である470MHzから700MHz程度の範囲においてインピーダンス整合が取られる。また、整合回路5は放送受信回路6に接続され、この放送受信回路6は受信信号であるテレビジョン放送波の受信を行う受信回路である。放送受信回路6は、画像処理部9に接続され、この画像処理部9では映像信号の画像処理が行われる。また、画像処理部9は、表示部8に接続される。この表示部8は、上部筐体1の表面すなわち座標軸からすれば−X側の面に配置された液晶表示装置である。放送受信回路6から出力された映像信号が画像処理部9に入力された後、画像処理部9が表示部8を制御する。また、整合回路5、放送受信回路6及び画像処理部9は、回路基板7上に配置される。
次に、図2を用いてヘリカルアンテナ素子4について説明する。ヘリカルアンテナ素子4は、例えば、ヘリカル径(本例では矩形であるが)を有する幅方向の長さL1が35mm及びヘリカルの折り返しの高さ(奥行き)L2が5mmであり、導電性の素子幅L3が4mm、導電性の素子の板厚が1mmからなる導体板すなわち金属製の板状素子で構成される。また、ヘリカルアンテナ素子4のピッチである素子間隔Gは1mmと設定されている。また、ヘリカルアンテナ素子4と回路基板7との間隔は3mm(0.005波長程度)に設定されている。
このような構成のヘリカルアンテナを得ることにより、ヘリカルアンテナ素子4の全長は150mmとなり、素子長が4分の1波長のノーマルモードヘリカルアンテナとして動作する。また、ヘリカルアンテナ素子4は、例えば、フレキシブル性を有した導電性の板状素子に粘着テープを貼り付けたものであり、携帯電話機の上部筐体1の先端にて筐体表面に沿って貼ることにより、2回巻きのヘリカル構造を容易に形成することができる。
また、このように構成されたヘリカルアンテナ素子4の軸方向は、携帯電話機の長手方向、すなわちZ方向に平行となる。また、回路基板7には一般にグラウンドパターンが全面に配置されているため、ヘリカルアンテナ素子4の軸方向は、携帯電話機のグラウンドパターンすなわち接地導体の幅方向に対して直交することになる。
上述のように構成された放送用受信機付き携帯電話機のヘリカルアンテナ素子4の動作を図2、図3及び図4を用いて説明する。
ヘリカルアンテナ素子4の径は、放送用周波数の波長(例えば、60cm)より十分小さいためにノーマルモードヘリカルアンテナとして動作する。ただし、携帯電話機の筐体ケースに沿ってヘリカルアンテナ素子4を配置することで、携帯電話機筐体で許容される最大限のヘリカル径が確保できる。そのため、ヘリカルの高さL4を低く、すなわちヘリカルの軸方向長さを短く設定した場合でも4分の1波長の電気長を確保することが容易となる。これにより、ヘリカルのZ方向の寸法を短縮することができるため、携帯電話機の上部筐体1の先端の僅かなスペースでヘリカルアンテナ素子4を配置することができる。
例えば、ヘリカルアンテナ素子4の全長を0.25波長程度とした場合、従来の技術において一般的なヘリカル素子である、例えば、ヘリカル径が0.013波長程度(ヘリカルを円形と想定した場合の径)の場合は、ヘリカル軸方向の高さが0.083波長程度必要であるのに対し、本実施の形態のヘリカルアンテナ素子4では例えばヘリカル径が0.05波長程度(ヘリカルを円形と仮定した場合の径)となり、この場合ヘリカル軸方向の高さを0.018波長程度まで低くすることができる。すなわち、従来の技術での一般的なヘリカル素子に対して本実施の形態でのヘリカルアンテナ素子4では軸方向の高さを4分の1程度にできる。すなわち、従来に比してヘリカル径を大きくヘリカル軸方向高さを小さくすることができる。
また、ヘリカルアンテナ素子4の径を大きくできることにより、ヘリカルアンテナ素子4の実効体積が大きくなるため、放射抵抗が高くなることにより、広帯域化が可能となりアンテナ放射効率も高くすることができる。
上記の一般的なヘリカル素子の場合の比帯域は9%程度であるが、本実施の形態のヘリカルアンテナ素子4では、ヘリカル径を約4倍の0.05波長程度とすることにより、16%程度の比帯域が得られ、大幅な広帯域化が可能となる。すなわち、本実施の形態のヘリカルアンテナ素子4は広い帯域幅が要求されるテレビジョン放送受信用のアンテナに適していると言え、広帯域にわたって高い受信感度を確保できる。
次に、本実施の形態のヘリカルアンテナ素子4の放射パターンを図3に示す。図3は、図1に示す座標系のXY平面(水平面)とXZ平面(垂直面)の垂直偏波成分(Eθ)を示している。ヘリカルアンテナ素子4は、ノーマルモードヘリカルアンテナとして動作するために、主偏波方向はヘリカルアンテナ素子4の軸方向、すなわちZ方向となり、主偏波成分は垂直偏波成分となる。また、XY平面で無指向性となり、XZ平面では8の字指向性となる。
また、ヘリカルアンテナ素子4は、使用者が携帯電話機を耳に当てて通話する場合には、ヘリカルアンテナ素子4が人体頭部に近接するために、受信性能が劣化する。しかしながら、図4に示すように使用者10がテレビジョン放送を聴視している状態において、携帯電話機の上部筐体1の先端に配置されているヘリカルアンテナ素子4は、使用者10の人体や手からの距離が比較的離れる位置となるために、手や使用者10の影響を受けにくく、高い受信感度を得ることが可能となる。また、使用者10が反射体として動作するために高い受信感度を確保できる。
以上の説明のように、本実施の形態における放送用受信機付き携帯電話機の特徴は、携帯電話機の上部筐体1の先端にケースに沿って放送用のヘリカルアンテナ素子4を形成するという簡単な構成により、携帯電話機筐体で許容される最大限のヘリカル径が確保でき、携帯電話機の携帯性やデザイン性を損ねることなく、広帯域にわたって高い受信感度を確保できる点である。
なお、本実施の形態においては、上部筐体1の先端に配置したアンテナをヘリカル素子として説明したが、これに限らず、例えばトップロード型素子を筐体ケースの先端の面を覆うように配置し、アンテナの電界方向を接地導体の幅方向に対して垂直に配置することにより、上述のヘリカル素子と同様な効果が得られる。すなわち、電界モードで動作するアンテナ素子を、その実効体積が最大限に確保できるように筐体ケースの先端部において配置することで同様な効果が得られる。
また、本実施の形態では、ヘリカルアンテナを板状の導体で形成したが、これに限らず、細い線状の導体素子を筐体ケースに沿って巻いたヘリカル構成とする場合でも帯域幅はやや狭くなるがある程度の効果が得られる。
また、上述のヘリカルアンテナは、筐体の外側表面に貼り付けられた導体として説明したが、筐体の外装側表面に蒸着された導電性材料で構成してもよいし、又は筐体の外側表面に印刷形成された導電性材料によって構成してもよい。
また、本実施の形態では、ヘリカルアンテナを筐体外部の周囲に沿って配置したが、筐体ケースの内部の内壁面(内側表面)に沿ってヘリカルアンテナを配置してもほぼ同様な効果が得られる。
また、本実施の形態においては、上部筐体1の先端において、筐体ケースに沿ってヘリカルアンテナ素子4を形成し、ヘリカルアンテナ素子4の軸方向を回路基板7の幅方向に対して垂直に配置する構造を示したが、上部筐体1の側面において筐体ケースに沿ってヘリカルアンテナを形成し、ヘリカルアンテナの軸方向を回路基板の長手方向に対して垂直に配置する構造とした場合では、主偏波成分は本実施の形態のヘリカル素子と直交する偏波成分(水平偏波)となるが、広帯域にわたって高い受信感度を確保できる効果は同様である。
また、本実施の形態においては、折畳式携帯電話機における構造を示したが、上部筐体と下部筐体に分割されていないストレート型携帯電話機においても、ヘリカル素子を適切に配置すれば、同様な効果が得られる。
また、本実施の形態においては、ヘリカルアンテナを受信用として示したが、双方向の通信を行う際の送信用のアンテナとして用いてもよい。または送受信兼用のアンテナであっても高い性能が得られると言う効果は同様である。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2の携帯電話機について図5から図7を用いて説明する。図5、図6及び図7は、実施の形態2における放送用受信機付き携帯電話機のアンテナの構成を示している。なお、図1及び図2と同一の符号を付すものは同一の構成要素を示し、同様な動作を行うものである。
まず、アンテナを構成について説明する。図5(a)は正面図を示し、図5(b)は図5(a)におけるA破線での断面図を示している。図5(b)に示すように、樹脂で形成された表示部8側の表ケース12及び樹脂で形成された回路基板7側の裏ケース11にヘリカルアンテナ素子4の金属製の導体板の厚み分に当たる例えば1mm程度の溝を設ける。
ヘリカルアンテナ素子4は例えばフレキシブル性を有した導体板に粘着性テープを貼り付けたものであり、これを表ケース12及び裏ケース11に形成された幅方向長さ及び折り返し高さに対応する溝に沿って樹脂筐体に貼付することでヘリカルアンテナが構成される。表ケース12及び裏ケース11の表面には、ヘリカルアンテナ素子4を保護するためシートである化粧シート13を貼る。化粧シート13は絶縁体で構成されており、アンテナ動作に影響を及ぼさないようになっている。
給電部構造は、表ケース12側に例えば幅が1mmで長さが2mm程度のスリットを設け、表ケース12の外側表面に沿って配置されるヘリカルアンテナ素子4の先端をスリットに挿入して、上部筐体1の内部回路基板7上の整合回路5に接続される構成を有する。
以上のように構成されたヘリカルアンテナ素子4は、携帯電話機の限られた筐体寸法条件の範囲内で許容される最大限のヘリカル径が確保され、広帯域化が実現でき、広い帯域幅が要求されるテレビジョン放送受信用のアンテナに適する。
次に、他のアンテナ構成例について説明する。図6(a)は正面図を示し、図6(b)は図6(a)におけるB破線の断面図を示し、図6(c)は図6(a)におけるA破線の断面図を示している。図6(b)及び図6(c)に示すように、ヘリカルアンテナ素子4を形成する金属製の導体板は、樹脂で形成された表ケース14及び裏ケース15の樹脂の中に埋め込まれ、それぞれ一体成形される。ヘリカル構造を形成するために、ヘリカルアンテナ素子4の構成素子(導体板)が埋設されている表ケース14と裏ケース15との接続手段として、例えば裏ケース15側には、裏ケース15側のヘリカル素子の導体板に接続する金属製のネジ受け17を設け、表ケース14側から表ケース14側のヘリカル素子に接続するネジ16を挿入する。したがって、ネジ16とネジ受け17とを接続することで、表ケース14と裏ケース15のヘリカル素子が接続し、2回巻きのヘリカルアンテナ素子4が形成される。また、例えば、ネジ16とネジ受け17は、表ケース14と裏ケース15とを結合する固定部材の役目も有する。
給電構造は、図6(a)に示すように、表ケース側14の樹脂の中に埋め込まれたヘリカルアンテナ素子4から先端部を上部筐体1の内部に突出させておいて、上部筐体1内の内部回路基板7上に配置された整合回路5に接続させる構成を有する。
また、使用者が携帯電話機を耳に当てて通話する際に使用するスピーカ18は、ヘリカルアンテナ素子4から5mm程度離して配置される。スピーカ18は、ヘリカルアンテナ素子4の特性に影響を与えることが小さいセラミック素材によって構成されることが望ましい。
また、例えばスピーカ18の位置が上部筐体1の先端部にある場合は、図7(a)の正面図及び図7(b)の断面図に示すように、ヘリカルアンテナ素子4がスピーカ18の音孔19部分をよけるように、ヘリカルアンテナ素子4の間隔(巻きピッチ)を広げる。このように、ヘリカルアンテナ素子4を構成することで、携帯電話機の通話用スピーカ18の音孔19を塞ぐことなく、ヘリカルアンテナ素子4を構成できる。
このように構成されたヘリカルアンテナは、限られた大きさの筐体の中で最大限のヘリカル径を得ることができるために広帯域化が実現でき、広い帯域幅が要求されるテレビジョン放送受信用のアンテナに適する。
以上の説明のように、本実施の形態における放送用受信機付き携帯電話機の特徴は、放送用のヘリカルアンテナ素子4を携帯電話機の上部筐体1の上端にケース表面の凹部に張り付ける、または樹脂ケース内部に埋設して形成するという簡単な構成により、携帯電話機筐体で許容される最大限のヘリカル径が確保され、携帯電話機の携帯性やデザイン性を損ねることなく、広帯域にわたり高い受信感度を確保できる点である。
なお、本実施の形態においては、樹脂中に埋め込まれた表ケース12のヘリカル素子と裏ケース11のヘリカル素子との接続方法としてネジを用いたが、これに限らず、例えば、表ケース12の側面に配置された樹脂に埋め込まれた導体板が裏ケース11との結合部分にバネを備え、そのバネと裏ケースの側面に配置された樹脂に埋め込まれた導体板とが接続するような構造としてもよい。
また、本実施の形態においては、ヘリカル素子を導体板で形成したが、これに限らず、樹脂製の筐体上に金属製の粉末を蒸着してヘリカルアンテナを形成しても、同様な効果が得られる。
また、化粧シートに導電性材料を印刷することによりヘリカル素子を形成し、この化粧シートを樹脂筐体に貼り付けるように構成しても、同様な効果が得られる。
また、樹脂製の筐体上に導電性材料を印刷することによりヘリカルアンテナを形成しても同様な効果が得られる。
また、ヘリカルアンテナ素子を携帯電話機の樹脂筐体内部の表面に沿って貼り付けた構造としても同様な効果が得られる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3の携帯電話機について図8を用いて説明する。なお、図1と同一の符号を付すものは同一の構成要素を示し、同様な動作を行うものとする。
二つのヘリカルアンテナ素子20及びヘリカルアンテナ素子21は、上部筐体1の先端において導電性の素子を携帯電話機の幅方向の長さに沿いすなわちY軸方向に向かって筐体ケースの外側表面に沿って、ある程度の素子間隔を保って複数周回することにより形成される。
ヘリカルアンテナ素子20及びヘリカルアンテナ21素子は平衡不平衡変換回路(バラン)22に接続される。平衡不平衡変換回路22に接続されたヘリカルアンテナ素子20及びヘリカルアンテナ素子21は、整合回路5によってテレビジョン放送周波数である470MHzから700MHz程度の範囲においてインピーダンス整合が取られる。したがって、ヘリカルアンテナ素子20及びヘリカルアンテナ素子21は平衡給電されたダイポールアンテナとして動作する。
また、下部筐体2のヒンジ部3近傍に配置されている通信アンテナ23は、例えばヘリカルアンテナ素子で構成される携帯電話機の無線通信用アンテナである。通信アンテナ23は給電線24によって送受信回路25から給電されており、送受信回路25は携帯電話機の無線通信電波の送受信を行う。
上記のように構成されたテレビジョン受信用アンテナとして動作するヘリカルアンテナについて説明する。
ヘリカルアンテナ素子20及びヘリカルアンテナ21素子は例えば直径1mm程度の金属製の導体線で形成され、携帯電話機の筐体の周囲に沿ってヘリカルを形成する。ヘリカルアンテナ素子20及びヘリカルアンテナ素子21の径は0.05波長程度となり、放送用周波数の波長より十分小さいためにノーマルモードヘリカルアンテナとして動作する。ヘリカルアンテナ素子20及びヘリカルアンテナ素子21の軸方向は、携帯電話機の長手方向、すなわちZ方向に平行となる。また、回路基板7には一般にグラウンドパターンが全面に配置されているため、ヘリカルアンテナ素子20及びヘリカルアンテナ素子21の軸方向は、携帯電話機のグラウンドパターンすなわち接地導体の幅方向に対して直交することになる。
また、ヘリカルアンテナ素子20及びヘリカルアンテナ素子21は平衡給電されたダイポールモードで動作し、回路基板上7にはアンテナ電流が流れることはない。
ここで、携帯電話機でテレビジョン放送を視聴している際に、携帯電話機に着信が入る、すなわち携帯電話機で通信が行われた場合、携帯電話機の通信用アンテナ23は近接する回路基板7を励振することになり、回路基板7に携帯電話機の送信波が漏洩する。
ここで例えば仮に、テレビジョン放送用のヘリカルアンテナが不平衡給電されている場合を考える。ヘリカル全長が4分の1波長であり、不平衡給電された場合では、回路基板上7にアンテナ電流が発生し、回路基板7がテレビジョン放送用のアンテナの一部として動作する。そのために、回路基板7を介して、携帯電話機の送信波がテレビジョンの放送受信回路6に漏れ込み、テレビジョン放送の受信感度を劣化させてしまうという問題が発生する。
しかしながら、本実施の形態のヘリカルアンテナ素子20及びヘリカルアンテナ素子21を平衡給電しダイポールモードで動作させた場合では、回路基板上7をアンテナとして動作させないので、携帯電話機の送信波の漏れ込みを低減することができ、テレビジョン放送の高い受信感度を確保できる。
以上の説明のように、本実施の形態における放送用受信機付き携帯電話機の特徴は、携帯電話機の上部筐体1の上端に筐体ケースに沿って二つのヘリカル素子を形成して平衡給電することにより、携帯電話機の送信波の漏れ込みによるテレビジョン放送の受信感度劣化を抑えることができ、広帯域にわたり高い受信感度を確保することができる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4の携帯電話機について図9を用いて説明する。なお、図1と同一の符号を付すものは同一の構成要素を示し、同様な動作を行うものとする。
ループアンテナ26はテレビジョン受信用アンテナとして動作するものであり、上部筐体1の先端において導電性の素子を携帯電話機の幅方向の長さに沿いすなわちY軸方向に向かって筐体ケースの外側表面に沿って、周回することにより形成される。ループアンテナ26は整合回路27によってテレビジョン放送周波数である470MHzから700MHz程度の範囲においてインピーダンス整合が取られる。
ここで、ループアンテナ26は、例えば、幅方向長さが40mm、素子高さが10mm、素子幅が10mmで折り返された板厚1mm程度の導体板で構成される。ループアンテナ26の給電部の間隔は5mm程度に設定される。このループアンテナ26は、例えば、フレキシブル性を有した導電性の板状素子に粘着性テープを貼り付けたものであり、携帯電話機の上部筐体1の先端に筐体表面に沿って貼ることにより、ループ構造を容易に形成することができる。
このように構成されたループアンテナ26のループ開口面は、携帯電話機の面すなわち、回路基板7の面に対して直交することになる。回路基板7には一般にグラウンドパターンが全面に配置されており、したがって、ループアンテナ26のループ開口面が携帯電話機の回路基板7のグランドパターンすなわち接地面に対して直交することになる。
また、ループアンテナ26のループ開口面は携帯電話機の長手方向に対して直交する方向、すなわち携帯電話機の幅方向に平行(図9においてY軸方向)に配置される。このように構成されることで、ループアンテナ26の放射特性として、携帯電話機の幅方向に平行、すなわち図9に示す配置において水平方向(Y軸方向)の偏波特性が得られる。
このように、ループアンテナを構成することで、限られた筐体寸法条件の範囲において許容される最大限のループ開口面が確保でき、広帯域化が実現できるため、このような構成は広い帯域幅が要求されるテレビジョン放送受信用のアンテナに適している。
上記のように構成された放送用受信機付き携帯電話機のアンテナ動作を説明する。図4は、使用者10が放送用受信機付き携帯電話機を顔の正面において手で保持し、表示部8を顔に向けてテレビジョン放送を視聴している状態を示している。この状態においては、ループアンテナ26は人体の正面、すなわち+X方向側に配置されており、人体の正面方向において水平偏波の高いアンテナ利得が得られる。
また、磁界モードアンテナとして動作するループアンテナ26は、人体との間隔が約0.2波長程度以下となる範囲においては、人体が反射体として動作するとともに人体との電磁的相互作用によって放射抵抗が高くなるため放射効率が改善する。このために、人体近傍において利得が向上するという人体効果が発生する。
以上の説明のように、本実施の形態における放送用受信機付き携帯電話機の特徴は、携帯電話機の上部筐体1の上端にケースに沿ってループアンテナを形成することにより、限られた携帯電話機の筐体ケースにおいて最大限のループ開口面を実現することができ、携帯電話機の携帯性やデザイン性を損ねることなく、広帯域にわたって高い受信感度を確保することができる。
なお、本実施の形態では、ループアンテナは上部筐体1の上端に配置されているが、これに限らず、使用者がテレビジョン放送を視聴している手の触れない位置にあれば、高い受信感度を確保できる。
また、本実施の形態では、ループ素子を板状として示したが、例えば直径が1mm程度の線状素子であっても同様な効果が得られる。
また、本実施の形態では、1回巻きのループ構造として示したが、これに限らず、例えば、筐体表面に複数周回させたループアンテナとした場合であっても、同様な効果が得られる。
また、ループアンテナを筐体ケースの外側表面に貼り付けられた導体として説明したが、筐体の外装側表面に蒸着された導電性材料で構成してもよいし、又は筐体の外側表面に印刷形成された導電性材料によって構成されてもよい。
また、本実施の形態においては、ループ素子を導体板で形成したが、これに限らず、樹脂製の筐体ケース上に金属製の粉末を蒸着してループ素子を形成すれば、同様な効果が得られる。
また、化粧シートに導電性材料を印刷することによりループ素子を形成し、この化粧シートを樹脂筐体に貼り付けるように構成しても、同様な効果が得られる。
また、樹脂製の筐体ケース上に導電性材料を印刷することによりループ素子を形成しても同様な効果が得られる。
また、ループ素子を携帯電話機の樹脂筐体内部の表面に沿って貼り付けた構造としても同様な効果が得られる。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5の携帯電話機について図10を用いて説明する。なお、図1及び図9と同一の符号を付すものは同一の構成要素を示し、同様な動作を行うものとする。
ループアンテナ26は、図9と同様な構造で、上部筐体1の基端部に構成される。ループアンテナ26は整合回路27を介して、高周波スイッチ28に接続される。一方、上部筐体1の先端部に備えられるヘリカルアンテナ素子4は整合回路5を介して高周波スイッチ28に接続される。
高周波スイッチ28は、例えばPINダイオードやFETで構成される高周波切替回路であり、高周波スイッチ28の出力が放送受信回路6に入力される。
アンテナ切替制御部29は放送受信回路6における受信信号強度を検出し、その受信信号レベルに応じて高周波スイッチ28を切り替えるように動作する。
例えば、ヘリカルアンテナ素子4又はループアンテナ26のいずれかのうち、受信信号レベルが高い方のアンテナを選択するようにアンテナ切替制御部29を動作させるように構成すれば、常に高い受信感度が得られるアンテナ素子を選択することができる。
上述のように構成された放送用受信機付き携帯電話機のアンテナの動作を説明する。
ヘリカルアンテナ素子4は、ノーマルモードヘリカルアンテナとして動作するために、主偏波方向はヘリカルアンテナ素子4の軸方向、すなわちZ方向となり、主偏波成分は垂直偏波成分となり、電界モードアンテナとして動作する。
一方、ループアンテナ26のループ開口面は携帯電話機の長手方向に対して直交する方向(図9においてY軸方向)に配置される。このように構成されることで、ループアンテナ26の放射特性として、携帯電話機の幅方向に平行、すなわち図10に示す配置において水平方向(Y軸方向)の偏波特性が得られ、磁界モードアンテナとして動作する。また、図4のように、テレビジョン放送を視聴している状態において、ヘリカルアンテナ素子4とループアンテナ26は、それぞれ垂直偏波と水平偏波の異なる偏波特性を有するアンテナとして動作することになり、この二つのアンテナを高周波スイッチ28で選択することにより、偏波ダイバーシチの効果が得られる。
一般に、市街地など反射物が多く存在する多重波伝搬環境においては、上記の偏波ダイバーシチの動作によって約5dB〜10dB程度のダイバーシチ効果が得られる。したがって、テレビジョン放送の受信感度を高くできる。また、折畳式の携帯電話機を閉じた場合には、ヘリカルアンテナ素子4が下部筐体2に近接する。下部筐体2内部に配置された回路基板がヘリカルアンテナ素子4に近接することにより、ヘリカルアンテナ素子4の放射抵抗が低下し、ヘリカルアンテナ素子4の放射効率が劣化する。一方、ループアンテナ26の場合は、ループの開口面が携帯電話機の回路基板7のグランドパターンすなわち接地面に対して直交しているために、携帯電話機を閉じた場合においても、放射効率の劣化は小さい。
以上の説明のように、本実施の形態における放送用受信機付き携帯電話機の特徴は、携帯電話機の上部筐体1のケースに沿って主偏波成分が異なるヘリカルアンテナとループアンテナを形成することにより、偏波ダイバーシチの効果により、テレビジョン放送の受信感度を高くでき、また、携帯電話機を閉じた場合においても、テレビジョン放送を受信することができる点である。
なお、本実施の形態においては、磁界モードアンテナとしてループアンテナを用いたが、これに限るものではなく、スロット素子など磁界モードで動作するアンテナであればよい。
また、磁界モードアンテナと電界モードアンテナの偏波ダイバーシチの効果について示したが、これに限らず、携帯電話機の筐体周囲に沿って配置する2つのヘリカルアンテナの軸方向がそれぞれ直交するように配置した場合は、電界モードアンテナの偏波ダイバーシチの効果が得られる。
また、磁界モードアンテナと電界モードアンテナを切り替える方法として、受信レベルに応じて切り替える方法に限らず、例えばユーザが携帯電話機の操作によって切り替えるように構成してもよいし、また、筐体の開閉を検出する手段を設け、開閉に応じて、筐体が閉じられた場合にはループアンテナ側に強制的に切り替えるように構成してもよい。
また、アンテナ切替ダイバーシチについて示したが、これに限らず、放送受信回路と復調回路を2系統備えて、復調回路により複数のアンテナの受信信号に対して、所定の重み付け係数により合成する構成としても、高い受信感度を確保できる。
(実施の形態6)
本発明の実施の形態6の携帯電話機について図11及び図12を用いて説明する。なお、図1及び図10と同一の符号を付すものは同一の構成要素を示し、同様な動作を行うものとする。
イヤホン31は、使用者が耳に差し込みテレビジョンの音声を聴くためのものであり、イヤホンケーブル30によってイヤホンコネクタ36に接続される。放送受信回路6から出力された音声信号32がイヤホンコネクタ36に入力される。
イヤホンケーブル30は音声信号32を伝送するとともにテレビジョン放送波の受信を行う外部アンテナとしても動作する。イヤホンケーブル30によって受信されたテレビジョン放送電波はイヤホンコネクタ36を経由して整合回路33を介して高周波スイッチ28に入力される。
アンテナ切替制御部29は放送受信回路6における受信信号強度を検出し、その受信信号レベルに応じて高周波スイッチ28を切り替えるように動作する。例えば、ヘリカルアンテナ素子4又はイヤホンケーブル30のいずれかのうち、受信信号レベルが高い方のアンテナを選択するようにアンテナ切替制御部29を動作させるように構成すれば、常にアンテナ特性が高い方の素子を選択することができる。
図11において、グランド外導体34はイヤホンケーブル30内部において、音声信号線35をシールドするように覆う、例えば網線状の導線で構成される。グラウンド外導体34及び音声信号線32はイヤホンケーブル30内でイヤホン31まで接続されている。
次に、図11を用いてイヤホンケーブル30のアンテナ動作を説明する。
図11において、イヤホンケーブル30の長さは例えば、50cmから100cm程度に設定される。この長さはテレビジョン放送受信帯域において、約0.8波長から2.3波長程度となる。
イヤホンケーブル30は、イヤホンコネクタ36に挿入されることで携帯電話機内部の回路に接続される。グランド外導体34はコイル35を介して携帯電話機内部のグラウンド、すなわち接地電位に接続されており、これにより音声信号線32がグラウンド外導体34によって音声信号帯域である低周波帯域においてシールド遮蔽される。
一方、グラウンド外導体34は整合回路33を介して高周波スイッチ28に接続される。ここでコイル35の値をテレビジョン放送周波数帯域においてインピーダンスが十分高くなるように設定しておく。このように構成することで、グランド外導体34はテレビジョン放送電波を受信する外部アンテナとして動作する
図12は、使用者10が放送用受信機付き携帯電話機を顔の正面において手で保持し、表示部8を顔に向けてテレビジョン放送を視聴している状態を示している。イヤホン31は使用者10の耳に挿入されており、イヤホンケーブル30は耳から放送用受信機付き携帯電話機まで垂らされている。
イヤホンケーブル30はほぼ垂直方向、すなわちZ軸方向に垂らされるため、イヤホンケーブル30内のグラウンド外導体34はほぼ垂直偏波特性のアンテナとして動作する。
また、ヘリカルアンテナ素子4は、ノーマルモードヘリカルアンテナとして動作するために、主偏波方向はヘリカルアンテナ素子4の軸方向、すなわちZ方向となり、主偏波成分は垂直偏波成分となり、電界モードアンテナとして動作する。
このように、テレビジョン放送を視聴している状態において、ヘリカルアンテナ素子4及びイヤホンケーブル30は約0.5波長程度の距離を保った垂直偏波アンテナとして動作することになり、この二つのアンテナを高周波スイッチ28で選択することにより、空間ダイバーシチの効果が得られる。
また、折畳式の携帯電話機を閉じた場合には、ヘリカルアンテナ素子4が下部筐体2に近接する。下部筐体2内部に配置された回路基板がヘリカルアンテナ素子4に近接することにより、ヘリカルアンテナ素子4の放射抵抗が低下し、ヘリカルアンテナ素子4の放射効率が劣化する。一方、イヤホンケーブル30を利用したアンテナの場合は、アンテナが外部に存在するために携帯電話機を閉じた場合においても、放射効率の劣化は小さい。
以上の説明のように、本実施の形態における放送用受信機付き携帯電話機の特徴は、携帯電話機の筐体ケースに沿って搭載したヘリカルアンテナとイヤホンケーブルを利用したアンテナとの空間ダイバーシチ効果により、テレビジョン放送の受信感度を高くでき、また、携帯電話機を閉じた場合においても、テレビジョン放送を受信することができる点である。
なお、本実施の形態においては、ヘリカルアンテナとイヤホンケーブルを利用したアンテナのダイバーシチとしたが、これに限るものではなく、ループアンテナとイヤホンアンテナを利用した場合には、偏波ダイバーシチの効果も期待できる。
本発明にかかる放送用受信機付き携帯電話機は、携帯電話機の携帯性やデザイン性を損ねることなく、広帯域にわたって高い受信感度を確保できるため、放送用受信機付き携帯電話機の高性能化に有用である。
本発明の実施の形態1の携帯電話機を示す基本構成図 本発明の実施の形態1の携帯電話機を示す基本構成図 本発明の実施の形態1の携帯電話機における放射特性を示す図 テレビジョン放送を視聴する状態を示す図 本発明の実施の形態2の携帯電話機を示す基本構成図 本発明の実施の形態2の変形例の携帯電話機を示す基本構成図 本発明の実施の形態2の他の変形例の携帯電話機を示す基本構成図 本発明の実施の形態3の携帯電話機を示す基本構成図 本発明の実施の形態4の携帯電話機を示す基本構成図 本発明の実施の形態5の携帯電話機を示す基本構成図 本発明の実施の形態6の携帯電話機を示す基本構成図 テレビジョン放送を視聴する状態を示す図
符号の説明
1 上部筐体
2 下部筐体
4、20、21 ヘリカルアンテナ素子
5、27、33 整合回路
6 放送受信回路
11、15 裏ケース
12、14 表ケース
16 ネジ
17 ネジ受け
18 スピーカ
19 音孔
22 平衡不平衡変換回路
25 送受信回路
26 ループアンテナ
28 高周波スイッチ(アンテナ合成手段)
29 アンテナ切替制御部
30 イヤホンケーブル
31 イヤホン

Claims (10)

  1. 放送用受信機能を有する携帯電話機において、筐体の周面を廻る環状アンテナ素子を備え、
    前記環状アンテナ素子は、前記筐体の周囲をヘリカル径とするヘリカルアンテナ素子であり、
    前記ヘリカルアンテナの軸方向を前記携帯電話機の長手方向と一致させて配置させることを特徴とする携帯電話機。
  2. 前記環状アンテナ素子は、放送受信用アンテナ素子であることを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機。
  3. 前記環状アンテナ素子は、前記筐体の外側表面に貼り付けられ又は蒸着され又は印刷形成された導電性材料によって構成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の携帯電話機。
  4. 前記環状アンテナ素子は、前記筐体の内部に埋設された導電性材料によって構成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の携帯電話機。
  5. 前記環状アンテナ素子は、前記筐体の内側表面に貼り付けられ又は蒸着され又は印刷形成された導電性材料によって構成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の携帯電話機。
  6. 前記環状アンテナ素子は、前記筐体の先端部の周囲に沿って配置することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の携帯電話機。
  7. 前記環状アンテナ素子のうち二つのヘリカルアンテナ素子を平衡給電しダイポールモードで動作させることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の携帯電話機。
  8. 前記環状アンテナ素子のうち前記ヘリカルアンテナ素子と、前記筐体の周囲をループ径とするループアンテナ素子と、これら複数のアンテナ素子のいずれか一方を選択して受信信号を放送受信回路に入力するアンテナ切替手段と、を備えたことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の携帯電話機。
  9. 前記環状アンテナ素子の前記ヘリカルアンテナ素子と、イヤホンケーブルを用いるアンテナ素子と、これら複数のアンテナ素子のいずれか一方を選択して受信信号を放送受信回路に入力するアンテナ切替手段と、を備えたことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の携帯電話機。
  10. 前記複数のアンテナ素子の受信信号を合成して放送受信回路に入力するアンテナ合成手段を備えたことを特徴とする請求項8又は請求項9記載の携帯電話機。
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