JPH098535A - 携帯無線機用ループアンテナ - Google Patents

携帯無線機用ループアンテナ

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JPH098535A
JPH098535A JP7175587A JP17558795A JPH098535A JP H098535 A JPH098535 A JP H098535A JP 7175587 A JP7175587 A JP 7175587A JP 17558795 A JP17558795 A JP 17558795A JP H098535 A JPH098535 A JP H098535A
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JP
Japan
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case
loop antenna
antenna
loop
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP7175587A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Saito
広隆 斉藤
Naoki Onishi
直樹 大西
Kanemi Sasaki
金見 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH098535A publication Critical patent/JPH098535A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】無線機ケースに内蔵された携帯無線機用ループ
アンテナのアンテナ利得を、無線機ケースの外形寸法を
大きくすることなく向上させるとともに、内部機能回路
による不要波輻射の影響を受けにくくする。 【構成】回路基板3の基板面とループアンテナ4のルー
プ面とが直角をなすように設けられたループアンテナ4
の下側素子部4−1をそのままにし、上側素子部4−3
をプラスチック製の上側ケース1にインサート成形する
ことによりアンテナの開口面積を大きくした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアンテナに関し、特に、
小形の無線呼出受信機などの携帯無線機用ループアンテ
ナに関する。
【0002】
【従来の技術】図1は従来の無線呼出受信機の要部分解
斜視図である。図において、1は上側ケース、2は給電
点、3は回路基板、4はループアンテナ、5は下側ケー
スである。回路基板3には無線機回路部品が実装されて
いるが図示を省略した。上側ケース1,下側ケース5は
プラスチック製であり、回路基板3を収容して固定した
無線機としての外形寸法は、例えば、長さL=80mm,
幅W=48mm,高さH=13mmの直方体である。
【0003】ループアンテナ4は、ループ面が回路基板
3の基板面と直角になるように回路基板3に固定され、
ループの一端は給電点2であり、基板の給電端子に接続
され、他端は基板の接地導体(グランド)に接続されて
いる。このループアンテナ4の寸法,給電点2の位置は
実験により決定される。このループアンテナ4の開口面
積は70mm(長さ)×10mm(幅)=700mm2 であ
る。このループアンテナ4は、500〜600MHz で自
己共振するが、実際には、コンデンサを用いた整合回路
によって280MHz で用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の構
成では、強度を保つための厚みのある、例えば肉厚が
1.2mmのプラスチックケース1,2の内側にループア
ンテナ4が収容されるため、ループアンテナ4の開口面
積はケースの内側寸法による制限を受ける。ループアン
テナ4のアンテナ利得はループの開口面積に対応するた
め、アンテナ利得が制約を受けることになる。
【0005】さらに、ループアンテナ4は回路基板3に
実装される無線機の機能回路との距離が近く約1mm程度
しかないため不要波の輻射を受け易いという欠点があ
る。この欠点を解決するためには、回路部品等を可能な
限り電磁シールドする方法があるが、コストがかかりす
ぎて実用的ではない。
【0006】本発明の目的は、上記従来の携帯無線機の
外形を大きくすることなくループアンテナの開口面積を
大きくしてアンテナ利得を上げ、かつ、内部機能回路等
による不要波輻射の影響を受けにくくした携帯無線機用
ループアンテナを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯無線機用ル
ープアンテナは、プラスチック製無線機ケースに内蔵さ
れ、回路基板の基板面と直角をなすループ開口面を有し
該基板の上側の上側素子部と下側の下側素子部とでルー
プを形成する携帯無線機用ループアンテナにおいて、前
記上側素子部と下側素子部の両方、又はいずれか一方の
素子部が、前記プラスチック製無線機ケースにインサー
ト成形されて構成されたことを特徴とするものである。
【0008】さらに、前記上側素子部と下側素子部の両
方、又はいずれか一方の素子部が、前記プラスチック製
無線機ケースの外側表面に形成されて構成されたことを
特徴とし、または、前記上側素子部と下側素子部の両
方、又はいずれか一方の素子部が、前記プラスチック製
無線機ケースの内側表面に形成されて構成されたことを
特徴とするものである。
【0009】
【実施例】図2は本発明の第1の実施例を示す分解斜視
図であり、符号1,2,3及び5は図1の従来構成と同
じ部分を示す。4−1は、従来のループアンテナ4の下
側部分に該当する下側素子部である。4−3はプラスチ
ック製の上側ケース1にインサート成形した上側素子部
であり、一端は給電点2となり他端は下側素子部4−1
の他端と接続されてループアンテナを形成する。上側ケ
ース1にインサート成形された上側素子部4−3の厚さ
は0.2mmであり、上側ケース1の内面と上側素子部4
−3との距離は0.6mmとなるため、ループアンテナと
しての開口面の幅は約0.8mm広くなり、アンテナ利得
の向上分Δαは次式のように約0.7dBとなる。
【数1】
【0010】図3は本発明の第2の実施例を示す分解斜
視図であり、図2の構成と異なる点は、上側素子部4−
2は従来のループアンテナ4の上側部分を用い、下側素
子部4−4をプラスチック製の下側ケース5にインサー
ト成形した構成を有するものである。この両者の素子部
の接続は図2の構成の場合と同様である。この場合の開
口面積増加分は、上記図2の第1の実施例とほぼ等しい
のでアンテナ利得向上分Δαも同様に約0.7dBとな
る。
【0011】図4は本発明の第3の実施例を示す分解斜
視図であり、上述の図2,図3の第1,第2の実施例で
それぞれ一方のケースにインサート成形したアンテナ素
子部の両方を用い、上側,下側両方のケース1,5にイ
ンサート成形した上側素子部4−3と下側素子部4−4
を用いた構成である。この場合の開口面の幅は0.8×
2mm広くなるので、アンテナ利得向上分Δαは次式のよ
うに約1.3dBとなる。
【数2】
【0012】図5は本発明の部分詳細分解斜視図であ
り、下側ケース5にインサート成形した下側素子部4−
4を回路基板3に接続する部分を示す。(A)はねじ止
めの場合を示し、(B)ははんだ付けの場合を示す。図
2〜図4に示した本発明の第1〜第3の実施例に適用さ
れる。
【0013】以上の第1〜第3の実施例では、ループア
ンテナ4を構成する下側素子部4−1と上側素子部4−
2の一方、または両方を、プラスチック製ケースにイン
サート成形した構成を有しているので、ケースの肉厚に
相当する分またはその半分までループアンテナの開口面
積が従来に比べて大きくなり、上述のようにアンテナ利
得が向上する。
【0014】図6〜図8は本発明の第4〜第6の実施例
をそれぞれ示す分解斜視図であり、図9はこれらの実施
例の部分詳細構造例図である。第4〜第6の実施例は、
図2〜図4で示した第1〜第3の実施例の、ケースにイ
ンサート成形した素子部4−3,4−4の代わりに、上
側ケース1,下側ケース5の外側表面に導電塗装などに
よって上側素子部4−5,下側素子部4−6を構成した
例である。
【0015】すなわち、図6に示した本発明の第4の実
施例は、上側ケース1の外側表面に上側素子部4−5を
設けた場合である。この場合は上側ケース1の肉厚1.
2mmと上側素子部4−5の厚さ0.2mmとにより開口面
の幅が1.4mm広くなり、アンテナ利得向上分Δαは次
のように約1.1dBとなる。
【数3】
【0016】図7に示した本発明の第5の実施例は、下
側ケース5の外側表面に下側素子部4−6を設けた場合
である。この場合のアンテナ利得向上分Δαは図6の場
合とほぼ等しく、約1.1dBである。
【0017】さらに図8に示した本発明の第6の実施例
は、上側ケース1と下側ケース5の両方の外側表面に導
電塗装によるアンテナの上側素子部4−5,下側素子部
4−6をそれぞれ設けたものである。この場合は開口面
の幅が2.8mm広くなるので、アンテナ利得向上分Δα
は次式のように約2.1dBとなる。
【数4】
【0018】図9(A)は下側ケース5に設けた下側素
子部4−6の回路基板3への接続構造例を示し、ねじ止
めの場合を示している。図9(B)は図8に示した第6
の実施例の場合の回路基板3への接続構造例を示す。
【0019】図10〜図12は本発明の第7〜9の実施
例をそれぞれ示す分解斜視図であり、図13は接続構造
を示す部分詳細図である。これらの第7〜9の実施例
は、アンテナエレメントの一方または両方の素子部をケ
ースの内側表面に導電塗装などによって設けた例であ
る。
【0020】すなわち、図10はアンテナの上側素子部
4−7を上側ケース1の内側表面に設けた場合を示し、
図11は下側素子部4−8を下側ケース5の内側表面に
設けた場合を示す。また、図12は、上側素子部4−
7,下側素子部4−8の両方をそれぞれ上側ケース1,
下側ケース5の内側表面に設けた例である。これらの第
7〜第9の実施例では、第1〜第6の実施例に比べてア
ンテナ利得向上分は少ないがそれでも0.2dB〜0.3
dB程度となる。図13は下側ケース5の内側表面に設け
た下側素子部4−8と回路基板3との接続構造例図であ
る。
【0021】さらに、第1〜第9の実施例では、無線機
回路からの不要波の影響が低減されるため、受信機の感
度向上分が約0.5dBあることが実験によって確かめら
れた。
【0022】上記の第4〜第9のケース外側表面または
内側表面に設ける素子部は、導電塗装の外、銅箔等の良
導体の張り付け、または無電解メッキなどによって形成
してもよい。
【0023】さらに、上記実施例は、分かりやすく説明
するため無線機の形状として箱型,直方体のものについ
て記載したが、ペンダント形,キーホルダー形等、任意
の形状のものについても同様の効果が得られる。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明を実
施することにより、無線機の外形寸法を大きくすること
なく、ループアンテナの開口面積が大きくなるので、ア
ンテナ利得が向上する。さらに、内部無線回路との間隙
が広くなるので、不要波の輻射を受けにくくなり、感度
が向上するという極めて大きい効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のループアンテナの構造例図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図4】本発明の第3の実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図5】本発明の部分詳細構造例図である。
【図6】本発明の第4の実施例を示す分解斜視図てあ
る。
【図7】本発明の第5の実施例を示す分解斜視図てあ
る。
【図8】本発明の第6の実施例を示す分解斜視図てあ
る。
【図9】本発明の部分詳細構造例図である。
【図10】本発明の第7の実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図11】本発明の第8の実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図12】本発明の第9の実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図13】本発明の部分詳細構造例図である。
【符号の説明】
1 上側ケース 2 給電点 3 回路基板 4 ループアンテナ 4−1,4−3,4−5,4−7 上側素子部 4−2,4−4,4−6,4−8 下側素子部 5 下側ケース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック製無線機ケースに内蔵さ
    れ、回路基板の基板面と直角をなすループ開口面を有し
    該基板の上側の上側素子部と下側の下側素子部とでルー
    プを形成する携帯無線機用ループアンテナにおいて、 前記上側素子部と下側素子部の両方、又はいずれか一方
    の素子部が、前記プラスチック製無線機ケースにインサ
    ート成形されて構成されたことを特徴とする携帯無線機
    用ループアンテナ。
  2. 【請求項2】 前記上側素子部と下側素子部の両方、又
    はいずれか一方の素子部が、前記プラスチック製無線機
    ケースの外側表面に形成されて構成されたことを特徴と
    する請求項1記載の携帯無線機用ループアンテナ。
  3. 【請求項3】 前記上側素子部と下側素子部の両方、又
    はいずれか一方の素子部が、前記プラスチック製無線機
    ケースの内側表面に形成されて構成されたことを特徴と
    する請求項1記載の携帯無線機用ループアンテナ。
JP7175587A 1995-06-20 1995-06-20 携帯無線機用ループアンテナ Pending JPH098535A (ja)

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Cited By (5)

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