JP2001272482A - 電波時計のアンテナ - Google Patents

電波時計のアンテナ

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JP2001272482A
JP2001272482A JP2000340053A JP2000340053A JP2001272482A JP 2001272482 A JP2001272482 A JP 2001272482A JP 2000340053 A JP2000340053 A JP 2000340053A JP 2000340053 A JP2000340053 A JP 2000340053A JP 2001272482 A JP2001272482 A JP 2001272482A
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antenna
ferrite core
sets
antennas
radio
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JP2000340053A
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Akinari Takada
顕斉 高田
Masakuni Matsunaga
正邦 松永
Hiroshi Uchino
浩 内野
Yoshiyasu Uno
宇野  好泰
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TIC Citizen Co Ltd
Citizen Watch Co Ltd
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TIC Citizen Co Ltd
Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電波時計設置の際のフェライトコアアンテナ
の指向特性の解消。 【解決手段】 直角配置した2組のフェライトコアアン
テナを相互角度関係が変わらないように連結部で一体固
定化した。2組のアンテナの相互干渉が無く、フェライ
トコアアンテナ特有の指向特性の課題を解消するととも
に、一体化したアンテナ部を独立して時計部と離し、受
信良好な場所への取り付けも容易にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電波時計のアンテ
ナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電波時計には一般の放送番組
に挿入される報時信号を検出して時計の時刻や歩度を修
正する電波時計がある。また、近年は、長波標準電波に
重畳した時刻コードをデコードして時計の時刻を修正す
ることも行われている。
【0003】本発明は、これら電波時計の、特に長波標
準電波に重畳した時刻コードをデコードして時計の時刻
を修正する電波時計のアンテナに関する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般的に中波帯の放送
番組に挿入される報時信号を検出して時計の時刻や歩度
を修正する比較的大型で屋外へ設置するような電波時計
にあっては、時計設置の際に電波の到来方向を考慮しな
いで済む単一型アンテナの使用が多く、ときには時計の
金属指針を時計のムーブメント経由で単一型アンテナの
変形として使用することが多かった。
【0005】しかるに、単一型アンテナは波長の長い中
波帯乃至長波帯に合わせて長大なアンテナとすることが
できず、短小なため、きわめてアンテナ利得が少なく、
その分だけ受信機の感度を上げなければならないという
課題があった。
【0006】これら単一型アンテナに対して中波帯乃至
長波帯の受信にはフェライトコアアンテナが小型で受信
感度が高く、アンテナを含めた受信機を小型化するうえ
では大変都合が良い。
【0007】しかし、単独フェライトコアアンテナは指
向性が強く、大型で屋外へ設置するような電波時計にあ
っては、時計設置の際に指向性を考慮して、電波の到来
方向へアンテナを向けて設置しなければならないという
課題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】2組のフェライトコアア
ンテナを互いに直角配置した受信アンテナと、2組の受
信アンテナのそれぞれに接続する受信機と、2組の受信
機の出力を切り替えて受信時刻信号をデコードして現在
時刻を確定するデコーダと、デコーダの出力で内部時刻
積算回路の時刻を修正する時計回路と、時計回路の出力
駆動パルスで駆動する時計機構が付いた電波時計で、2
組のフェライトコアアンテナの相互距離と相互角度関係
が変わらないように同一水平面内に固定して一体化した
電波時計のアンテナを使用する。
【0009】前記時計機構は前記時計回路の出力駆動パ
ルスで駆動する、特に指針式時計機構であって、該指針
式時計機構は指針位置検出接点を有するものである。
【0010】2組のフェライトコアアンテナは同一水平
面内で互いに200mm以上の距離をおいて同一の筐体
内にT字型直角配置した電波時計のアンテナを使用す
る。
【0011】2組のフェライトコアアンテナは同一の水
平面内で互いに直角T字型の角度で200mm以上の距
離をおいて、それぞれ独立した2組のアンテナ容器に収
納し、2組のアンテナ容器は連結部材で結合された電波
時計のアンテナを使用する。
【0012】2組のフェライトコアアンテナを同一の水
平面内において、直角T字型で互いを200mm以上離
れて配置し、2組のフェライトコアアンテナには前記受
信回路を各々接近配置した電波時計のアンテナを使用す
る。
【0013】2組のフェライトコアアンテナは同一水平
面内で直角T字型に配置してそれぞれをアンテナ容器に
収納し、2つのアンテナ容器を連結部材で結合して連結
部材の中央を接続固定するアンテナ支柱を備え、アンテ
ナ支柱の上にソーラーセルを搭載した電波時計のアンテ
ナを使用する。
【0014】2組のフェライトコアアンテナは同一水平
面内において互いに直角L字型に配置し、250mm以
上の距離をおいてそれぞれ独立した2組のアンテナ容器
に収納し、2組のアンテナ容器は連結部材で結合された
電波時計のアンテナを使用する。
【0015】2組のフェライトコアアンテナを同一水平
面に直角T字型で100mm以下の距離をおいて配置
し、2組のフェライトコアアンテナの一方のアンテナの
長手方向に対して、もうひとつのアンテナを移動自在な
構造にした電波時計のアンテナを使用する。
【0016】直交十字に配置した2組のフェライトコア
アンテナは相互の角度を保って各々の長手軸方向に対し
て移動自在な構造にした電波時計のアンテナを使用す
る。
【0017】2組の受信機出力信号および該受信機出力
をデコードして受信が成功した場合に出力する受信成功
信号により発光ダイオードが点灯し、一定時間が経過す
るとタイマー制御でダイオードが消灯することを確認で
きるモニタを備えた電波時計のアンテナを使用する。
【0018】2組の受信機出力信号および該受信機出力
をデコードして受信が成功した場合に出力する受信成功
信号を手動スイッチを投入したときだけ発光ダイオード
を点灯するモニタを備えた電波時計のアンテナを使用す
る。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明は、少なくとも2個のフェ
ライトコアアンテナを直交配置して相互のフェライトコ
アの角度関係が変わらないように一体化して固定するこ
とで中波帯乃至長波帯、特に長波標準電波受信に適した
無指向特性のアンテナを実現することができるものであ
る。
【0020】以下、本発明を図面に示す実施形態に基づ
いて具体的に説明する。図1は本発明の一実施形態を示
すブロック図であって、郵政省の管轄下で標準電波に時
刻コードを重畳している長波標準電波信号を受信し、時
刻修正を行う長波標準電波時計システムを例に挙げてあ
る。
【0021】図1において、12Aおよび12Bは各々
独立した受信手段を構成する受信機であって、1Aおよ
び1Bは各々の受信機のフェライトコアアンテナであ
り、各々のフェライトコアにはアンテナコイルが回巻き
してあって、各々のフェライトコアは互いに同一水平平
面内において直角な角度と一定距離をもって配置してあ
る。
【0022】2Aおよび2Bはフェライトコアアンテナ
1Aおよび1Bのアンテナコイルに並列接続した同調コ
ンデンサであって、フェライトコアアンテナ1Aと同調
コンデンサ2Aおよびフェライトコアアンテナ1Bと同
調コンデンサ2Bはそれぞれ並列共振回路を構成し、受
信周波数に同調している。
【0023】3Aおよび3Bは受信回路であって、3A
はフェライトコアアンテナ1Aと同調コンデンサ2Aの
並列共振回路に、3Bはフェライトコアアンテナ1Bと
同調コンデンサ2Bの並列共振回路に接続して、前述の
ごとく、それぞれの受信機12Aおよび12Bを形成し
ている。
【0024】4は受信機12Aおよび12Bの受信信号
から後述のごとく時刻コードをデコードして、受信機1
2Aまたは12Bのいずれか良好に受信したほうの時刻
コードから現在時刻を確定して時刻データを出力するデ
コーダである。
【0025】8は時計回路であって、内部に電源回路、
水晶発振器、時刻積算回路、モーター駆動回路、接点入
力回路(いずれも図示せず)を内蔵するもので、外付け
蓄電池10を電源として動作するものである。
【0026】6はパルスモーター5を含む12時間制の
指針式時計機構であって、内部の輪列(図示せず)を介
して指針の1周回、好ましくは12時位置で投入する接
点7を内蔵する。
【0027】接点7は投入後に輪列とカム(いずれも図
示せず)の動きで、一定時間経過すると切断されるもの
である。
【0028】9はソーラーセルであって、屋外に設置し
て、太陽光による発電エネルギーをダイオード11を介
して蓄電池10を充電する。
【0029】ダイオード11は太陽光が照射していない
ときソーラーセル9による漏れ電流で蓄電池10の消耗
を防ぐための逆流防止ダイオードである。
【0030】すなわち、図1に示した本発明の実施の形
態は、ソーラー式長波標準電波時計であって、互いに直
角の角度と一定距離をもって配置したフェライトコアア
ンテナ1Aあるいは1Bを有する受信機12Aあるいは
12Bのいずれか良好な受信時刻信号をデコーダ4から
出力して、時計回路8の内部時刻積算回路を正しい時刻
に修正するため、時計回路8は常に正しい時刻を保持す
るのである。
【0031】また、指針式時計機構6に内蔵した接点7
はいわゆる指針位置検出接点であって、指針の1周回、
好ましくは12時位置で投入する接点であるから、指針
の1周回ごとに指針式時計機構6の指示時刻を時計回路
8に入力することができる。
【0032】すなわち、時計回路8の内部時刻積算回路
は、受信機12Aまたは12Bからデコーダ4を介して
いずれか良好に受信したほうの長波標準電波に重畳して
いる現在時刻データを入力して正しい時刻の修正とかつ
時刻保持がなされる。
【0033】いっぽう、時計回路8は指針式時計機構6
に内蔵した接点7の接点信号で指針の1周回ごとに指示
時刻情報が得られる。
【0034】従って、時計回路8は正しい時刻の内部時
刻積算回路と指針の指示時刻の差を検知できるので、指
針駆動のパルスモーター5を早送りあるいは停止あるい
は逆送りして、時計回路8の正しい時刻の内部時刻積算
回路と指針の時刻を常に一致させておくことができるの
である。
【0035】なお、デジタル時計等の場合にあっては、
長波標準電波の受信現在時刻データで直接時刻積算回路
の時刻を修正することで、表示時刻を常に一致させてお
くことができるのである。
【0036】なお、デコーダ4あるいは時計回路8は受
信信号の良否識別や時刻積算回路と指針の時刻差計算や
指針を動かすパルスモーター駆動信号の発生など比較的
複雑な動作を行うため、それぞれCPUを内蔵すること
が望ましい。
【0037】あるいは、使用するCPUに余裕があれ
ば、デコーダ4および時計回路8はひとつのCPUシス
テムで構成することも良策である。
【0038】すなわち、図1のシステムは太陽光をソー
ラーセル9で受けて蓄電池10に充電できる範囲の消費
電力で設計することで、全く人手を介することなく常に
正しい時刻を表示する屋外用長波標準電波時計を提供で
きるものである。
【0039】図24は本発明が対象としている郵政省の
管轄下で時刻コードが重畳して送信されている長波標準
電波の時刻コードの信号パターンであって、時刻および
その他の情報がパルス幅でコード化されている様子を示
す。
【0040】これらの時刻コードが重畳されている長波
標準電波を図1の受信機12Aあるいは12Bで受信し
て、受信状態が良好なほうの受信信号をデコーダ4で選
択して時刻信号として時計回路8に出力するのである。
【0041】図2は図1にもとづいて述べた受信機12
Aあるいは12Bの受信状況が良好なほうの受信機をデ
コーダ4で選択するための受信機選択フローチャートの
一例である。
【0042】図1のデコーダ4には受信機12Aおよび
受信機12Bの出力が接続してあるが、図2のフローチ
ャートにおいては、まず符号21で示すごとく受信機1
2Aの出力を選択する。
【0043】次いで、符号22では図24に示す時刻コ
ードのP0およびMの連続、すなわち、新しい時刻コー
ドの始点を識別する。(図示せず)
【0044】この時刻コードの始点を基準に受信時刻コ
ードを3回連続して読みとるわけであるが、時刻コード
は毎回1分ずつ歩進するため、1回目の受信時刻を仮の
基準時刻として、2回目と3回目は1回目の受信時刻コ
ードにそれぞれ1分および2分を加えて1回目の受信時
刻と比較を行う。
【0045】かくして、受信時刻コードが3回連続して
一致すると符号23で示す時刻設定動作へと進み、再び
符号22の3回連続読みとり動作に入るのである。
【0046】符号23の時刻設定動作というのは、図1
の時計回路8の内部時刻積算回路の時刻をデコーダ4で
3回連続受信して一致した時刻に修正することである。
【0047】符号22での判定で3回連続して受信時刻
コードが一致しない場合は、符号24で示す判定を行
う。
【0048】符号24では受信機12Aが選択されてい
る場合は符号25で受信機12Bに切り替えて、符号2
2の3回連続ルーチンへ戻り、受信機12Bが選択され
ている場合は符号21へ戻って受信機12Aに切り替え
て符号22の3回連続ルーチンへ戻るのである。
【0049】すなわち、符号22で3回連続して正しい
時刻コードを受信できないときは、受信機12Aまたは
12Bを交互に切り替えて、符号22の3回連続受信ル
ーチンを繰り返すのである。
【0050】図3は本発明のアンテナ構造の第1の実施
形態を、図4は図3に示したアンテナ構造の側面図を示
す。
【0051】すなわち、1A、1B、2A、2Bはそれ
ぞれ図1に示したフェライトコアアンテナおよび同調コ
ンデンサであって、フェライトコアアンテナ1Aおよび
フェライトコアアンテナ1Bは、同一水平面内でT字型
をなす直角な角度と一定距離をもって箱形筐体30内に
配置してある。
【0052】ここで、フェライトコアアンテナ1Aおよ
びフェライトコアアンテナ1B間の距離が接近すると磁
気的な結合により相互干渉を生ずるため同調周波数の変
化および相互間アンテナ間の磁束エネルギの吸収のため
受信感度の低下を招く。このため、両アンテナ間を一定
距離以上離す必要がある。
【0053】実験的にはフェライトコアアンテナ1Aお
よびフェライトコアアンテナ1Bの距離を200mm以
上は離すことで実用上の相互干渉は避けることが出来る
ことを確認している。
【0054】図4の31はフェライトコアアンテナ1A
およびフェライトコアアンテナ1Bの直角配置面に対し
て垂直なアンテナ取り付け支柱である。
【0055】すなわち、図3および図4に示した本発明
のアンテナ構造では、2組のフェライトコアアンテナを
同一水平面内に直角な角度と一定距離をもって同一筐体
内に配置してあるため、2組のフェライトコアアンテナ
の相互の角度と距離の関係が不変な一体型アンテナ構造
とする事ができる。
【0056】図5は本発明のアンテナ構造である図3の
指向性パターンの略図である。
【0057】1Aおよび1Bがフェライトコアアンテナ
であって、フェライトコアアンテナ1Aの指向特性が4
1A、41Bであり、フェライトコアアンテナ1Bの指
向特性が42A、42Bである。
【0058】すなわち、それぞれのフェライトコアアン
テナの長手方向に対して直角方向を最大感度とする8の
字特性を持っている。
【0059】43はフェライトコアアンテナ1Aの長手
方向に対して直角方向の最大感度を代表してベクトル表
示したもので、対する長手方向の感度はゼロである。
【0060】図6は図5に示した200mm程度離して
直角配置した最大感度の同じフェライトコアアンテナ1
A、1Bをきわめて遠方から見た場合のそれぞれの指向
特性である。
【0061】すなわち、ここに記述した200mm程度
離して直角配置した受信アンテナの相互距離は、長波標
準電波の送信所から受信アンテナの距離と比較すると非
常に短く、一点にあるものとみなすことができるため、
図6のようにフェライトコアアンテナ1Aの指向特性は
41A、41Bの8の字型、フェライトコアアンテナ1
Bの指向特性は42A、42Bの8の字型を重ねたクロ
ーバー型となる。
【0062】この結果、両アンテナを合わせて最も感度
が低い方向は、フェライトコアアンテナ1Aの指向特性
41Aあるいは41Bとフェライトコアアンテナ1Bの
指向特性42Aあるいは42Bとの同じ感度の交点であ
って、ベクトル44で示す。
【0063】フェライトコアアンテナ1A、1Bが全く
同じ感度を有する場合は、最低感度ベクトル44は、両
アンテナに対して幾何学的に45度の角度であって、最
大感度に対する最低感度は、1/√2、すなわち電圧感
度でマイナス3dBとなる。
【0064】以上に述べたごとく、図3および図4に示
し、以上に述べた本発明のアンテナ構造、すなわち、フ
ェライトコアアンテナ1Aおよびフェライトコアアンテ
ナ1Bをそれぞれ互いに直角な角度と一定距離をもって
筐体30内に配置してあるため、両アンテナの相互角度
と距離が固定され、アンテナの筐体30をいずれの位置
に設置しても図6に示すようなクローバー型の指向特性
が安定して得られるのである。
【0065】かくして、前述のごとく、両アンテナを接
続した受信機12Aまたは12Bのいずれか良好な受信
時刻信号を使用するため、両受信機を切り替えた場合の
補間最大感度と最低感度の差は3dBであり、通常の受
信機感度30乃至40dBの範囲では、ほゞ無指向特性
の一体化アンテナを実現することができることになる。
【0066】図7は本発明のアンテナ構造の第2の実施
形態を示すもので、図8は図7に示したアンテナ構造の
側面図を示す。
【0067】すなわち、1A、1B、2A、2Bはそれ
ぞれ図1に示した2組のフェライトコアアンテナおよび
同調コンデンサであって、それぞれ独立した2組のアン
テナ容器51Aおよび51Bに収納してある。
【0068】それぞれのアンテナ容器51Aおよび51
Bは連結部材52で結合してあり、それぞれの内部のフ
ェライトコアアンテナ1Aおよびフェライトコアアンテ
ナ1Bは、図3に示したアンテナ構造の第1の実施例と
同様に、互いに同一水平面内でT字型をなす直角な角度
と200mm以上離れた配置関係にある。
【0069】図8の53はフェライトコアアンテナ1A
およびフェライトコアアンテナ1Bの水平配置面に対し
て垂直になるように連結部材52に取り付けたアンテナ
支柱である。
【0070】すなわち、図7および図8に例示したアン
テナは内部のフェライトコアアンテナ1Aおよびフェラ
イトコアアンテナ1Bのそれぞれの相互配置関係がアン
テナ容器51Aおよび51Bを介して連結部材52で結
合してあるため、2組のフェライトコアアンテナの相互
の角度と距離の関係が不変な一体型アンテナ構成とな
る。
【0071】その特性は、図3および図4に示した一体
型アンテナ構造と同様な指向特性、すなわち、図5およ
び図6を用いて説明した指向特性を有するのである。
【0072】図9は図7のアンテナ容器51A、51B
内に受信回路を組み込んだ例である。
【0073】すなわち、1A、1Bはそれぞれ図1およ
び図7乃至図8に示したごとく、同一水平面内でT字型
をなす直角な角度と200mm以上離れた配置関係にあ
るフェライトコアアンテナであって、それぞれのアンテ
ナ容器51Aおよび51Bに収納してあり、両アンテナ
容器は連結部材52で結合してある。
【0074】3A、3Bはそれぞれ図1に示した受信回
路であって、一般的にフェライトコアアンテナおよび同
調コンデンサからなるアンテナ回路の並列共振回路は高
い共振インピーダンスを呈するため、アンテナ回路と受
信回路間を長い導線で接続することは好ましくない。
【0075】従って、屋外設置用の大型電波時計のよう
に、アンテナとデコーダおよび時計回路等の制御部を離
して配置しなければならない場合は、同調回路と受信回
路は同一のアンテナ容器内に接近して配置し、受信信号
を長い導線で次なるデコーダ(図示せず)に導くことが
好ましい。
【0076】すなわち、フェライトコアアンテナ1Aと
受信回路3Aがアンテナ容器51A内に、フェライトコ
アアンテナ1Bと受信回路3Bがアンテナ容器51B内
にそれぞれ接近して配置してあり、両アンテナ容器51
Aおよび51Bは連結部材52で連結してある。
【0077】図3に示した箱形筐体30の内にフェライ
トコアアンテナ1Aおよびフェライトコアアンテナ1B
を配置した場合も受信回路を同一のアンテナ容器内に接
近して配置する構造を採用できることはいうまでもな
い。
【0078】図10は図8のアンテナ構造を例に図1の
9で示したソーラーセルを搭載して一体化したアンテナ
構造の実施例である。
【0079】ここで、51A、51Bはアンテナ容器、
52はアンテナ容器51A、51Bの連結部材、53は
連結部材52のほぼ中央に接続固定したアンテナ支柱、
59はソーラーセル、54はアンテナ支柱53の延長
部、55は鳥除け突起であって、前記アンテナ容器51
A、51B内には前述のごとく同一水平面内で直角な配
置関係にある2組のフェライトコアアンテナ(図示せ
ず)を内蔵している。
【0080】すなわち、アンテナ支柱53に2組のアン
テナの配置関係を固定する連結部材52を介してアンテ
ナ容器51A、51Bを接続固定し、アンテナ支柱53
の延長部54には鳥除け突起55がついたソーラーセル
59を搭載してあり、直角配置の2組のアンテナとソー
ラーセルが一体構造であることから、大型で屋外高所へ
設置するような電波時計アンテナ体に適した構造となっ
ている。
【0081】図11は前述した個々の要素、すなわち、
一体型アンテナ、ソーラーセルおよび指針式時計機構な
どを装備した、長波電波時計全体の姿図の一例を示すも
のである。
【0082】図11において、61は図7、図8に示し
た2組のアンテナ容器を連結部材で結合した一体型アン
テナ、69はソーラーセル、66は図1に示したパルス
モーター5、指針式時計機構6、接点7等を含む時計
体、64は時計体66を高所に支えるポールである。
【0083】ポール64の根本68には図1に示したデ
コーダ4、時計回路8、蓄電池10等を含む、いわゆる
時計の制御部を収納できるようになっている。
【0084】図12は本発明のアンテナ構造の第3の実
施例を示すものである。
【0085】71Aおよび71Bはフェライトコアアン
テナ、72Aおよび72Bはフェライトコアアンテナ7
1Aおよび71Bのアンテナ容器、73はアンテナ容器
71Aおよび71Bの連結部材である。
【0086】ここで、図12のフェライトコアアンテナ
71Aおよび71Bはそれぞれのアンテナの長手方向の
軸線の延長が直角に交わり、相互のアンテナの最近接距
離は連結部材73によって符号74で示した距離を保っ
て同一平面にL字型配置した構造である。
【0087】ここで、符号74で示した距離が短い場
合、すなわち、フェライトコアアンテナ71Aおよび7
1Bが近接している場合は相互のアンテナ間の磁気結合
が強くなり、図3、図4、図7、図8に示したT字型配
置のアンテナより相互干渉が生じやすい。
【0088】この結果、相互のアンテナの共振周波数が
変わったり、何れか一方のアンテナが受信した受信磁束
エネルギーの一部をもう一方のアンテナが吸収してしま
う現象が生じ、受信感度の低下を招くことになる。
【0089】従って、このL字型配置のアンテナにおけ
る構造上で重要な要素はフェライトコアアンテナ71A
および71B間の配置距離を保つための連結部材73で
あって、前述の実施形態である図3あるいは図7の2個
のアンテナ構造と同等あるいはそれ以上の距離を保持す
ることが必要であって、実験的にはフェライトコアアン
テナ71Aおよびフェライトコアアンテナ71Bの距離
を250mm程度離せば実用上のアンテナ相互干渉が生
じないことを確認している。
【0090】図13は図12のアンテナ構造をさらに理
解しやすくするための斜視図であって、72Aおよび7
2Bは図12に示したアンテナ容器、73は2個のアン
テナの配置距離を保つための連結部材であって、75お
よび76は図10のごとくソーラーセルを搭載した場合
のソーラーセルと支柱を示す。
【0091】図14は本発明のアンテナ構造の第4の実
施形態を示すものである。
【0092】81Aおよび81Bは同一水平面内でT字
型をなす直角な角度配置した2組のフェライトコアアン
テナ、80はアンテナ容器であり、84は相互のアンテ
ナの距離を示す。
【0093】このアンテナの構造の特徴は、相互のアン
テナの距離84が極めて接近していることで、実用例と
して相互のアンテナの距離84が100mm以下の場合
を示す。
【0094】すなわち、フェライトコアアンテナ81A
の長手方向のほぼ中央部に対して直角方向に近接してフ
ェライトコアアンテナ81BがT字型に配置してあるた
め、アンテナ容器80は非常にコンパクトな構造とな
る。
【0095】図15は図14のアンテナ構造をさらに理
解しやすくするための斜視図であって、81Aおよび8
1Bは2組のフェライトコアアンテナを示す。
【0096】ただし、このように2組のフェライトコア
アンテナ81Aおよび81B間の距離を近接配置すると
アンテナ相互間の干渉が極めて強くなり、2組の同調回
路、すなわち、2組のフェライトコアアンテナ81Aと
フェライトコアアンテナ81Bはともに磁性体であるこ
とから、アンテナのμが増加して同調周波数が変わって
しまい、受信感度の低下を招く。
【0097】また、直角配置にある2個のフェライトコ
アアンテナ81A、81Bの磁気的な中性位置がずれて
いると、フェライトコアアンテナ81A、81Bの受信
磁束が相互のフェライトコアアンテナを貫くため、フェ
ライトコアアンテナ81Aが受信した集束受信磁束エネ
ルギーの一部をフェライトコアアンテナ81Bが吸収し
てしまう現象が生じる。この現象はフェライトコアアン
テナ81A、81Bが逆の状態でも同様な現象を生じ
て、極端な受信感度の低下を招くのである。
【0098】すなわち、2組のフェライトコアアンテナ
を幾何学的に直角に配置しても、両フェライトコアアン
テナを互いに接近配置すると相互干渉のため十分な受信
感度が得られなくなる場合がある。
【0099】従って、本アンテナの特徴は図15の符号
XおよびYで示したごとく、相互のアンテナの配置を移
動して、磁気的な中性位置を調整出来る構造となってい
る。
【0100】図16および図17は図14および図15
に示した本アンテナの具体的な詳細構造例を示す。
【0101】図16は正面図、図17は側面図であっ
て、81A、81Bは直交配置のフェライトコアアンテ
ナ、83A、83Bはフェライトコアアンテナ81A、
81Bをそれぞれ固定したサブ基板、85はサブ基板8
3A、83Bを同一平面上に搭載するメイン基板であ
る。
【0102】ここでは、フェライトコアアンテナ81A
を固定したサブ基板83Aはメイン基板85上でX方向
に、フェライトコアアンテナ81Bを固定したサブ基板
83Bはメイン基板85上でY方向に移動自在の構造と
してあり、メイン基板85上で直交配置のフェライトコ
アアンテナ81A、81Bの相互距離と磁気的な中性位
置を調整し、調整後はそれぞれの基板を固定ねじで固定
出来る構造となっている。
【0103】なお、サブ基板83Aはフェライトコアア
ンテナ81Aを固定したサブ基板であって、フェライト
コアアンテナ81Aの長手方向のほぼ中央部に対して直
角方向にT字型配置してあるフェライトコアアンテナ8
1Bとの距離、すなわちX軸方向の移動を自在とするサ
ブ基板であり、前述の磁気的な中性位置調整に対する貢
献度は少ないため、省略することも可能である。
【0104】すなわち、同一平面に直角T字型近接配置
した2組のフェライトコアアンテナの一方のフェライト
コアアンテナ81Aの長手方向に対して、もうひとつの
フェライトコアアンテナ81Bを移動自在な構造とし
て、磁気的な中性位置を調整可能とした。
【0105】ここで、近接した2個のフェライトコアア
ンテナ81A、81Bの位置を移動すると、相互のアン
テナのμが変化して同調周波数が変化するが、それぞれ
のフェライトコアアンテナに回巻したアンテナコイルを
移動する(図示せず)ことで最適な同調点を設定できる
ことは従来の単独フェライトコアアンテナと同様であ
り、両アンテナはサブ基板83A、83Bを介してメイ
ン基板85に取り付けてあるため、直角T字型配置の2
個のフェライトコアアンテナを接近配置した状態でトラ
ッキング調整することは容易な構造であることは理解で
きよう。
【0106】図18および図19は本発明のアンテナ構
造の第5の実施形態であって、図18は2個のフェライ
トコアアンテナが垂直方向に直交配置してある状態を示
す平面図、図19は図18のアンテナ構造をさらに理解
しやすくするための斜視図であって、91Aおよび91
Bはフェライトコアアンテナを示し、矢印および符号X
およびYは2組のフェライトコアアンテナ91Aおよび
91Bの移動調整できる方向を示す。
【0107】すなわち、本実施形態では、2組のフェラ
イトコアアンテナ91Aおよび91Bが垂直方向に直交
近接配置してあり、図14に例示した平面直交近接配置
構造のアンテナよりさらにコンパクトな構造とすること
ができる。
【0108】図20および図21は本発明の具体的実施
例であって、図20は平面図、図21は側面図を示し、
91Aおよび91Bはフェライトコアアンテナ、92は
フェライトコアアンテナ91Bを搭載したサブ基板、9
3はサブ基板92を搭載した中間基板、95は中間基板
93および裏面にフェライトコアアンテナ91Aを搭載
したメイン基板であって、フェライトコアアンテナ91
Aおよび91Bは投影面では直交十字配置となってい
る。
【0109】ここで、フェライトコアアンテナ91Bを
搭載したサブ基板92は中間基板93に対してY軸方向
の自由度、すなわち、フェライトコアアンテナ91Bの
長手方向に対して直角方向の自由度を有し、中間基板9
3は裏面にフェライトコアアンテナ91Aを搭載したメ
イン基板95に対してX軸方向の自由度、すなわち、フ
ェライトコアアンテナ91Aの長手方向に対して直角方
向の自由度を有する。
【0110】この結果、直交十字配置のフェライトコア
アンテナ91Aおよび91Bはサブ基板92、中間基板
93、メイン基板95を介してX軸およびY軸に対して
自由な配置が選べるため、両アンテナの磁気的な中性位
置を自由に調整出来る構造となっている。
【0111】すなわち、直交十字配置に重ねた2個のフ
ェライトコアアンテナの相互の位置関係をそれぞれの配
置面において直交配置を保ったまま平行移動できること
と、それぞれのフェライトコアに回巻したアンテナコイ
ルはそれぞれのフェライトコアの軸方向に対する移動の
自由度を組み合わせることで、直交近接配置した2個の
フェライトコアアンテナの干渉をなくすトラッキング調
整を可能とした。
【0112】図22は図11の説明で記述した第1の制
御部の一例を示す。
【0113】100は制御部基板であって、101は図
1の4で示したデコーダである。101A、101Bは
同様に受信機12Aおよび12Bからの受信信号入力で
ある。
【0114】102は図1の8で示した時計回路であ
る。
【0115】103は図1では明示していないが、モー
ター駆動回路であって、103Aおよび103Bはモー
ター駆動回路出力であり、図1に示したパルスモーター
5を駆動する。
【0116】105は図1の10で示した蓄電池であ
る。
【0117】106A、106B、106Cは発光ダイ
オードであって、デコーダ101によって駆動される。
【0118】すなわち、106Aは受信機12Aの出力
信号モニタ、106Bは受信機12Bの出力信号モニ
タ、106Cは受信成功モニタであって、時刻コードの
受信が3回連続して成功した場合に点灯する。
【0119】いずれのモニタも一定時間が経過すると消
灯して、蓄電池105の消耗を防止するようにタイマー
制御されている。
【0120】図23は図11の説明で記述した第2の制
御部の一例を示す。
【0121】110は制御部基板であって、111は図
1の4で示したデコーダである。111A、111Bは
同様に受信機12Aおよび12Bからの受信信号入力で
ある。
【0122】112は図1の8で示した時計回路であ
る。
【0123】113は図1では明示していないが、モー
ター駆動回路であって、113Aおよび113Bはモー
ター駆動回路出力であり、図1に示したパルスモーター
5を駆動する。
【0124】115は図1の10で示した蓄電池であ
る。
【0125】116A、116B、116Cは発光ダイ
オードであって、デコーダ111によって駆動される。
【0126】117A、117B、117Cは手動作モ
ニタスイッチである。
【0127】すなわち、116Aは受信機12Aの出力
信号モニタ、116Bは受信機12Bの出力信号モニ
タ、116Cは受信成功モニタであって、時刻コードの
受信が3回連続して成功した場合にデコーダ111によ
って駆動され、いずれも手動作モニタスイッチ117
A、117B、117Cを投入したときのみ発光ダイオ
ード116A、116B、116Cが点灯可能となり、
蓄電池105の消耗を防止する構成となっている。
【0128】なお、同時点灯を厭わないならモニタスイ
ッチ117A、117B、117Cはまとめて1個のス
イッチであっても良い。
【0129】
【発明の効果】以上をまとめると、本発明は、2組のフ
ェライトコアアンテナを直角配置した、いわゆる角度ダ
イバシチーアンテナであって、2組のフェライトコアア
ンテナを相互距離と相互角度関係が変わらないように固
定して一体化してあるため、いずれか受信良好なアンテ
ナの受信信号を使用することで感度の点でもフェライト
コアアンテナ特有の指向特性の点でも課題を全て解消す
ることが出来るばかりではなく、2組のアンテナが一体
化されていることでアンテナ部を独立して時計部と離
し、受信良好な場所への取り付けも容易な電波時計のア
ンテナを提供することができるものである。
【0130】加えて、前記2組のフェライトコアアンテ
ナを直交配置を保ったまま平行移動できる構造にするこ
とで、両アンテナの磁気的な中性位置を自由に調整出来
るため、感度および指向特性の課題を解消できるばかり
でなく、一段と小型化を図ることができるためアンテナ
としてはデザイン的にも取り付け場所の制約の点でもた
いへん優れた電波時計のアンテナを提供することができ
るものである。
【0131】なお、本発明は郵政省の管轄下で長波標準
電波に重畳している時刻コードを受信し、時刻修正を行
う長波標準電波時計システムを例に挙げて説明したが、
フェライトコアアンテナでの受信感度が高い中波放送番
組に挿入される報時信号を検出して時計の時刻や歩度を
修正する電波時計のアンテナとしても有効であることは
もちろんである。
【0132】さらに、本発明はソーラーセルと蓄電池を
電源とする単独時計について説明したが、乾電池あるい
は商用電源を用いる電波時計にも適用できることはいう
までもない。
【0133】また本発明の実施の形態において、上記説
明には指針式の電子時計を用いたが、本願は指針式時計
に限らず、図示はしないが液晶表示のようなデジタル式
時計にも採用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図
【図2】受信機選択フローチャート
【図3】本発明のアンテナ構造の第1の実施例
【図4】同側面図
【図5】アンテナの指向性パターン略図
【図6】遠方からの指向特性
【図7】本発明のアンテナ構造の第2の実施例
【図8】同側面図
【図9】受信回路を組み込んだ例
【図10】ソーラーセルを搭載した構造の実施例
【図11】長波電波時計全体の姿図の一例
【図12】本発明のアンテナ構造の第3の実施例
【図13】同斜視図
【図14】本発明のアンテナ構造の第4の実施例
【図15】同斜視図
【図16】同具体的な詳細構造例正面図
【図17】同側面図
【図18】本発明のアンテナ構造の第5の実施例平面図
【図19】同斜視図
【図20】同具体的実施例平面図
【図21】同具体的実施例側面図
【図22】第1の制御部の一例
【図23】第2の制御部の一例
【図24】長波標準電波の時刻コード信号パターン
【符号の説明】
1A、1B フェライトコアアンテナ 2A、2B 同調コンデンサ 3A、3B 受信回路 4 デコーダ 5 パルスモーター 6 指針式時計機構 7 接点 8 時計回路 9 ソーラーセル 10 蓄電池 11 ダイオード 12A、12B 受信機
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01Q 7/08 H01Q 7/08 21/28 21/28 (72)発明者 内野 浩 東京都新宿区下宮比町2番1号 株式会社 テイ・アイ・シイ・シチズン内 (72)発明者 宇野 好泰 東京都新宿区下宮比町2番1号 株式会社 テイ・アイ・シイ・シチズン内 Fターム(参考) 2F002 AA05 AB03 AB04 AC01 AD07 AE00 BB04 CB02 DA00 EA02 EG07 FA16 2F082 AA00 EE02 EE05 EE06 EE08 FF01 2F083 AA00 JJ00 JJ12 5J021 AA02 AA06 AB02 GA07 HA06 JA07 5J047 AA04 AA07 AB10 AB11 EF01 FB08 FB11

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに直角配置した2組のフェライトコ
    アアンテナからなる受信アンテナと、 前記各々の受信アンテナに接続した2組の受信機と、 前記2組の受信機出力を切り替えて受信時刻信号をデコ
    ードして現在時刻を確定するデコーダと、 前記デコーダ出力で内部時刻積算回路の時刻を修正する
    時計回路と、 前記時計回路の出力駆動パルスで駆動する時計機構とを
    有する電波時計において、 前記2組のフェライトコアアンテナの相互距離と相互角
    度関係が変わらないように同一水平面内に固定して一体
    化されていることを特徴とする電波時計のアンテナ。
  2. 【請求項2】 2組のフェライトコアアンテナは同一水
    平面内においていに200mm以上の距離をおいて同一
    筐体内にT字型直角配置されることを特徴とする請求項
    1に記載の電波時計のアンテナ。
  3. 【請求項3】 2組のフェライトコアアンテナは同一水
    平面内において互いに直角T字型をなす角度と200m
    m以上の距離をおいてそれぞれ独立した2組のアンテナ
    容器に収納してあり、前記2組のアンテナ容器は連結部
    材で結合されることを特徴とする請求項1に記載の電波
    時計のアンテナ。
  4. 【請求項4】 同一水平面内で直角T字型をなし、20
    0mm以上離れた配置にある2組のフェライトコアアン
    テナと、2組の受信回路を備え、前記2組のフェライト
    コアアンテナには前記受信回路を各々接近配置したこと
    を特徴とする請求項1に記載の電波時計のアンテナ。
  5. 【請求項5】 同一水平面内で直角T字型をなす配置に
    ある2組のフェライトコアアンテナと、前記2組のフェ
    ライトコアアンテナを収納したアンテナ容器の配置を固
    定する連結部材と、アンテナ支柱と、ソーラーセルを備
    え、前記アンテナ支柱と前記アンテナ連結部材の中央を
    接続固定し、前記アンテナ支柱の延長部に前記ソーラー
    セル搭載したことを特徴とする請求項1に記載の電波時
    計のアンテナ。
  6. 【請求項6】 2組のフェライトコアアンテナは同一水
    平面内において互いに直角L字型をなす角度と250m
    m以上の距離をおいてそれぞれ独立した2組のアンテナ
    容器に収納してあり、前記2組のアンテナ容器は連結部
    材で結合されることを特徴とする請求項1に記載の電波
    時計のアンテナ。
  7. 【請求項7】 同一水平面に直角T字型で100mm以
    下の距離をおいて配置した2組のフェライトコアアンテ
    ナの一方のアンテナの長手方向に対して、もうひとつの
    アンテナを移動自在な構造としたことを特徴とする請求
    項1に記載の電波時計のアンテナ。
  8. 【請求項8】 直交十字配置した2組のフェライトコア
    アンテナは相互の角度を保って各々の長手軸方向に対し
    て移動自在な構造としたことを特徴とする請求項1に記
    載の電波時計のアンテナ。
  9. 【請求項9】 2組の受信機出力信号および該受信機出
    力をデコードして受信が成功した場合に出力する受信成
    功信号で点灯し、一定時間が経過するとタイマー制御で
    消灯する発光ダイオードによるモニタを備えたことを特
    徴とする請求項1に記載の電波時計のアンテナ。
  10. 【請求項10】 2組の受信機出力信号および該受信機
    出力をデコードして受信が成功した場合に出力する受信
    成功信号を手動スイッチを投入したときのみ発光ダイオ
    ードを点灯するモニタを備えたことを特徴とする請求項
    1に記載の電波時計のアンテナ。
  11. 【請求項11】 前記時計機構は前記時計回路の出力駆
    動パルスで駆動する指針式時計機構であって、該指針式
    時計機構は指針位置検出接点を有することを特徴とする
    請求項1に記載の電波時計のアンテナ。
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