JP3526874B2 - 携帯型電子機器のアンテナ装置 - Google Patents

携帯型電子機器のアンテナ装置

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JP3526874B2
JP3526874B2 JP52622995A JP52622995A JP3526874B2 JP 3526874 B2 JP3526874 B2 JP 3526874B2 JP 52622995 A JP52622995 A JP 52622995A JP 52622995 A JP52622995 A JP 52622995A JP 3526874 B2 JP3526874 B2 JP 3526874B2
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正 八宗岡
亮治 雨宮
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 [技術分野] この発明は、受信機能を備えた携帯型電子機器のアン
テナ装置に関し、特に、電子腕時計に取り付けて用いる
と好適なアンテナ装置に関する。
[背景技術] 近年、電波を利用した携帯型電子機器の発展は目覚ま
しく、多くの分野で商品化がなされている。電子腕時計
の分野でも例外ではなく、タイムコードをのせた標準電
波を受信して標準時に自動的に合わせる電波時計、又は
ラジオ付き腕時計をはじめとして電波を利用した種々の
ものが商品化されている。しかし、電波を利用するため
には、従来の時計部品とは全く異なる部品が必要となる
とともに、受信性能を阻害しないための配慮も必要とな
る。
この中で、特に電波の受信性能に大きな影響を与える
アンテナは、サイズ的にも従来の腕時計の部品と比較す
るとかなりの大きさを有しており、また、受信性能の関
係から配置上の制約を受けることから、内蔵式,伸縮式
あるいはコード式等種々の方式が採用されている。
内蔵型としては芯と巻き線からなるバーアンテナが主
に用いられるが、腕時計に内蔵する際、機器のケース材
質及び構造によるアンテナの受信性能の低下をまねかな
いようする必要がある。また、ラジオカセット等に見ら
れる伸縮式や、イヤホン等と兼用されるコード式におい
てはその収納性、耐久性を配慮する必要がある。
このような状況下において、電子機器のさらなる小型
化、携帯化を進めるには、アンテナ装置の受信性能の低
下をまねかないようにすることは勿論のこと、携帯容易
性及びデザイン性についても十分な配慮をしなければな
らない。
次に、携帯型電子機器のうち、特に腕時計を例にとっ
て従来のアンテナ構造について説明する。
従来、腕時計にアンテナを内蔵する構成といては、実
開平2−126408号公報に、見られるように、金属のアン
テナを時計の革性のバンド内に配置したものがある。
また、本出願人が実開平5−81787号公報で開示して
いるように、芯にコイルを巻いたアンテナを文字板と風
防の間に配置し、電波を妨げる金属製のケース本体から
離すと同時に、ユニークなデザインとしたものもある。
さらに、ヨーロッパ特許公開0382130号で開示されて
いるように、ケース上面に、アンテナを、例えばリング
状に配置したものもある。
しかしながら、バンドにアンテナを配置した従来技術
の構成では、バンドにアンテナが内蔵されているため電
子機器本体との導通を取らなければならず、両者の接合
部に充分な柔軟性を持たせることができない。さらに、
電波を妨げる金属性バンドは採用できず、ゴムバンド等
専用の時計バンドを使用しなければならず、材質及びデ
ザインの点で制約がある。
また、腕時計の上面にアンテナを配置した構成のもの
は、アンテナを時計本体の金属部から離すために、時計
全体の厚さが増してしまったり、デザイン上の制約を受
けるといった改良点がある。
さらに、ケース上面にアンテナをリング状に配置した
ヨーロッパ特許公開382130号のものにあっては、リング
の内部に金属が存在すると受信を行なえなくなるため、
実用上はアンテナを時計と別体にしなければならないと
いう問題がある。
したがって、本発明は、このような従来の携帯型電子
機器のアンテナ装置が有する問題を解消した、すなわ
ち、電波の受信性能が良好で、デザイン上の制約を受け
ないアンテナ装置の提供を目的とする。
また、本発明を腕時計に応用した場合、上記目的に加
えて腕時計の厚さが増してかさばるのを防ぐとともに、
腕への装着感も良好となる腕時計のアンテナ装置の提供
を目的とする。
[発明の開示] 本発明のアンテナ装置は、携帯型の電子機器のケース
と別体に形成され、前記ケースの外部側面に取り付けら
れるアンテナケースと、このアンテナケースに内蔵され
るアンテナ芯と、このアンテナ芯に巻回される巻線とを
有する電子機器のアンテナ装置であって、前記アンテナ
芯の両側に巻線を巻回するとともに、前記アンテナ芯を
前記巻線の増で前記ケースの側面に沿って屈曲させ、前
記巻線と巻線との間に、前記電子機器の回路基板との接
続部を設けた構成としてある。
したがって、電子機器がかさばることなく、しかも電
子機器のデザイン上の制約を受けることもない。また、
腕時計に応用した場合には、腕への装着感も良好とな
る。
また、本発明のアンテナ装置は、アンテナケースを非
金属材で形成あるいは非金属材でコーティングしてあ
り、かつ金属材からなる時計ケースと分離した構成とし
てある。したがって、電波の受信性能を向上させること
ができる。
また、本発明のアンテナ装置は、アンテナを曲げて形
成してあるので、多方向からの 電波受信が可能となっ
て指向性が良くなり、受信性能をさらに向上させること
ができる。
また、本発明のアンテナ装置は、アンテナケースを、
アンテナ芯の延長線上から外れた位置で時計ケースにね
じ止めして固定する構成としてある。したがって、ねじ
による受信の妨害を防止でき、より一層電波の受信性能
を高めることができる。
図面の簡単な説明 第1図は、本発明を電子腕時計のアンテナ装置として
用いた場合の実施態様を示す外観平面図である。
第2図は、第一実施態様のアンテナ装置における断面
平面図である。
第3図は、第一実施態様のアンテナ装置におけるアン
テナ芯を示し、(A)は正面図、(B)は下面図、
(C)はI−I截断側面図、(D)は2.−2.裁断側面図
及び(E)は3.−3.截断側面図である。
第4図は、第一実施態様のアンテナ装置における端子
シートの正面図である。
第5図は、第一実施態様のアンテナ装置におけるアン
テナの正面図である。
第6図は、第一実施態様のアンテナ装置におけるアン
テナケースの中央縦断面図である。
第7図は、第一実施態様のアンテナ装置におけるアン
テナと時計内回路基板との関係を示す平面図である。
第8図は、第二実施態様のアンテナ装置におけるアン
テナの分解図である。
第9図は、第二実施態様のアンテナ装置における断面
平面図である。
第10図は、第三実施態様のアンテナ装置におけるアン
テナを示し、(A)はアンテナ芯を分解した状態の図、
(B)はアンテナ芯を一体化した状態の図、(C)はア
ンテナを組み立てた状態の図である。
第11図は、第三実施態様のアンテナ装置における断面
平面図である。
発明を実施するための最良の形態 本発明をより詳細に説明するため、本発明を電子式腕
時計に実施した例を、図面にしたがって説明する。
第1図は、本発明の好ましい態様をしたアンテナ装置
を備えた電子式腕時計の外観図を示している。同図に示
すように、本実施態様のものはアンテナ装置100を腕時
計200の9時側側部に取り付けた構成としてある。
まず、腕時計200について説明する。
この腕時計は通常の腕時計と同様の機能を有してお
り、時計ケース201の内部には、時計を構成する文字板2
02,時針203,分針204,秒針205及びその他の各種部品が封
入されている。また、文字板202にはカレンダ表示部20
6、及び、二色に塗り分けられた円板(図示せず)が文
字板202の下で回転することにより午前と午後を異なっ
た色で表示する午前/午後表示部207が形成してある。
時計ケース201の3時側側部には、第一プッシュボタ
ン208,第二プッシュボタン209及び巻真210が装着してあ
る。ここで、第一プッシュボタン208は、サーマタイム
を採用している国において使用するための時差修正用の
ボタンであり、1時間ごとのワンタッチ時差修正を行な
う。また、第二プッシュボタン209は、電波の受信モニ
タ及び強制受信を行なわせるための操作ボタンである。
次に、アンテナ装置100について説明する。
アンテナ装置100は、第2図に示すように、アンテナ1
10と、このアンテナ110を収納し、腕時計200の9時側側
部に取り付けられるアンテナケース150とからなってい
る。
第3図(A)はアンテナ芯の正面図、同図(B)は下
面図を示しており、第3図(A)に示すようにアンテナ
芯111は僅かに屈曲している。この屈曲は時計ケース201
における9時側側部外形に対応させるためになされてい
る(後述するようにアンテナケース150も同様に屈曲し
ている)。
なお、アンテナ芯111(アンテナケース150)は、時計
ケース201の9時側側部の形状に対応するのであれば、
湾曲形状であってもよい。また、アンテナ芯111がアン
テナケース150に内蔵できるものであれば、アンテナ芯1
11とアンテナケース150の形状は必ずしも同じでなくて
もよい。
また、アンテナ装置100の取付け位置は、時計ケース2
01の9時側に限らず、12時側あるいは6時側としてもよ
い。
このようにアンテナ芯111が曲がった状態にあると、
アンテナの指向性が良くなって、多方向からの電波受信
が可能になるとともに、時計としてのデザイン性も良く
なる。
このアンテナ芯111は、中央に中央部枠112、両端に端
枠113、中央部枠112と端枠113の間に巻回部114,114が一
体的に形成してある。そして、中央部枠112の表面側に
は端子シート溝112aが形成してある。
また、アンテナ芯111は、第3図(B)(C)(D)
(E)に示すように、長手方向の少なくとも一面(本実
施態様のものにあっては正面と背面)を同一平面からな
る平坦状としてある。これは、アンテナ芯111をフェラ
イト材とし、かつ、アンテナ芯111に中央部枠112及び端
部枠113からなる巻枠を一体的に形成することに基因す
る。
すなわち、フェライトからなるアンテナ芯111は、メ
タルインジェクションで成形し、その後定盤に載せて脱
脂、焼成を行なうが、この脱脂、焼成時に、巻枠となる
中央部枠112と端部枠113が凸状となっていると、凹状と
なっている巻回部が垂れ下がってしまうので、これを防
ぐためアンテナ芯111の一面全体が定盤と接触するよう
にしている。このようにすると、焼成時におけるアンテ
ナ芯111の収縮も均一に行なわれる。
端子シート115は、第4図に示すように、一側に巻線
接続部115aを有し、他側に回路接続部115bを有する長尺
状に形成してある。巻線接続部115aの外形は、アンテナ
芯111の端子シート溝112aと同じ形状をしており、巻線
接続部115aを端子シート溝112aに係合すると、端子シー
ト115の位置決めが自動的に行なわれる。このようにし
て端子シート115が位置決めされると、回路接続部115b
も、時計内の回路基板との接続位置に自動的に位置決め
される(第2図及び第7図参照)。
巻線116は、アンテナ芯111の巻回部114,114にそれぞ
れ分けて巻き付けてあり、巻線116の両端部は端子シー
ト115の巻線接続部115aに接続してある。したがって、
アンテナで受信した信号は、端子シート115を介してア
ンテナ芯111の中央部から時計内の回路へ送られる。
なお、アンテナ芯111の中央部枠112と両端の端部枠11
3は、両者一体となって巻枠として機能し、巻線116が解
けるのを防止している。
また、アンテナ芯111の両端における端部枠113は、同
一線上に平行かつ対向して配置してある。これにより、
アンテナ芯111に巻線116を巻き付ける際、アンテナ芯11
1を両側から支持して回転させることができ、安定した
状態での巻き付け作業が可能となる。
アンテナ110はこのようにして構成されており、組み
立てると第5図に示すようになる。このアンテナ110
は、アンテナ芯111がもろいので、保護のためアンテナ
ケース150に収納される。
このアンテナケース150は、第6図に示すように、ケ
ース本体151と蓋体155とからなるとともに、電波の受信
性能を高めるため電波を妨げない材料、例えば、非金属
材のプラスチック等によって形成してある。
また、アンテナケース150の腕時計200との接触面側
は、時計ケース201における9時側側部と対応した形状
となっており、ケース本体151の両端側において、図2
に示すように、ねじ152で時計ケース201に固着してあ
る。このとき、ねじ152として金属製のものを用いる場
合には、第2図に示すように、ねじ152をアンテナ芯111
の延長線Pから外れた位置となるようにして、アンテナ
110の電波受信の障害とならないようにしてある。
第2図及び第6図に示すように、ケース本体151の中
央部時計ケース側には接続孔153が設けてあり、この接
続孔153を通って端子シート115が時計ケース201の内部
に導かれている。
なお、第7図に示すように、端子シート115の回路接
続部115bが接続する腕時計の電気回路は、回路接続部11
5bとの接続部近傍にアンテナからの信号を処理するアン
プ211,IC212等を配してある。このような回路配置とす
ると、時計内におけるノイズ発生源となるモータ213〜2
15,水晶振動子216あるいはコンデンサ217等からの悪影
響を受ける前に、アンテナからの信号処理が可能とな
り、時計の作動誤差を防ぐ。
また、第2図及び第6図に示すように、ケース本体15
1の、アンテナ芯中央部枠112と対応する位置にはストッ
パ用の突起154が形成してあり、また、蓋体155の、アン
テナ芯中央部枠112と対応する位置にもストッパ用の突
起156が形成してある。これらストッパ154,156によっ
て、アンテナ110をアンテナケース150内で動かないよう
に挟持してしっかりと固定することにより、アンテナ芯
111の折れを防止するとともに、受信性能の安定性を高
めている。
このようにして構成されたアンテナ装置100は、上述
したように、時計ケース201の9時側側部に配置され、
ねじ152,152で固着される。
第8図及び第9図は本発明のアンテナ装置の好ましい
第二実施態様を示す。
この実施態様のものは、アンテナ芯111を二つの芯体1
11a,111bに分割して形成するとともに、それぞれの芯体
111a,111bに巻線116a,116bを巻き付けてある。また、芯
体111a,111bの片側に端子シート溝112a,112bが形成して
ある。そして、これら端子シート溝112a,112bは、端子
シート115の巻線接続部115aと同じ形状となっている。
したがって、巻線接続部115aを端子シート112a,112bに
係合すると、端子シート115の回路接続部115bが時計内
の回路基板との接続位置に自動的に位置決めされる。
時計内の回路基板には、第8図において、巻線116aの
左端末と巻線116bの右端末を接続するための端子221a,2
21bとリード部222が形成されている。したがって、巻線
116aと接続する端子シートの回路接続部が端子221aに、
巻線116bと接続する端子シートの回路接続部が端子221b
に接続されると、巻線116aと116bは一体化する。これに
よって、芯体111a,111bからなるアンテナ芯111と、巻線
116a、116bは一つのアンテナ110を構成する。
このとき、芯体111aと111bの配置は、時計ケース201
の側部の形状と対応した所定の角度をもってなされる。
また、このアンテナ110は、アンテナケース150の内部に
収納され、芯体111a,111bの両端がケース本体151のスト
ッパ用突起154によってそれぞれ固定される。
この第二実施態様のアンテナ装置は、アンテナ芯111
を単純な棒状に形成してあるので製造が容易であり、例
えば、ボンドメット線などを用いると巻き付けも比較的
容易に行なえる利点がある。
第10図は本発明アンテナ装置の好ましい第三実施態様
を示す。
この実施態様のものも、第10図(A)に示すように、
アンテナ111を二つの芯体111a,111bに分割して形成する
とともに、それぞれの芯体111a,111bに巻線116a,116bを
巻き付けてある。そして、芯体111a,111bのそれぞれ対
向する端面は、芯体中心に対して傾斜するように形成し
てある。
巻線116a,116bの巻き付けられた芯体111a,111bは、第
10図(B)に示すように、傾斜端面側を接続ボビン117
のリング部117a,117bにそれぞれ圧入され、かつ接着剤
で固着される。これにより、接続ボビン117の内部で芯
体111aと111bの傾斜端面どうしが当接し、二つの芯体11
1a,111bが接続ボビン117によって一体化され、アンテナ
芯111となる。
この場合、芯体111a,111bの傾斜端面の傾斜により、
一体化したアンテナ芯111は時計ケース201の側部の形状
と対応した所定の角度で曲がった状態となる。
接続ボビン117には端子シート115の巻線接続部115aが
接着剤によって取り付けられる。この巻線接着部115aの
固定によって、端子シート115の回路接続部115bが時計
内の回路基板との接続位置に位置決めされる。巻線116a
の左端末と巻線116bの右端末は巻線接続部115aで接続さ
れ、巻線116aの右端末と巻線116bの左端末は巻線接続部
115a及び回路接続部115bを介して時計内で回路基板と接
続される。
このようにして、巻線116a及び116bも一体化し、アン
テナ芯111(111a,111b)及び端子シート115とともにア
ンテナ110を構成する。
このアンテナ110も、第11図に示すように、アンテナ
ケース150の内部に収納され、接続ボビン117の上部と下
部が、第一実施態様のものと同様、ケース本体151のス
トッパ用突起154と蓋体155のストッパ用突起156によっ
て挟持され、しっかりと固定される。
この第三実施態様のアンテナ装置も、アンテナ芯を直
線の棒状からなる二つの芯体に分割し、これら芯体に巻
線を巻き付ける構成としてあるので、アンテナ芯の構造
及び巻線の巻き付け作業が容易となる。
産業上の利用分野 以上のように、本発明にかかる携帯型電子機器のアン
テナ装置は、標準電波等を受信する電子腕時計,ラジオ
を内蔵した電子腕時計のアンテナ装置として、あるい
は、携帯用通信機,携帯用テレビ等のアンテナ装置とし
て用いるのに適している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 雨宮 亮治 東京都田無市本町6丁目1番12号 シチ ズン時計株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−91237(JP,A) 特開 昭57−132083(JP,A) 実開 昭57−132281(JP,U) 実開 平3−114094(JP,U) 実開 平4−53590(JP,U) 実開 昭54−91163(JP,U) 実公 平2−24249(JP,Y2) 実公 昭55−8967(JP,Y2)

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】携帯型の電子機器のケースと別体に形成さ
    れ、前記ケースの外部側面に取り付けられるアンテナケ
    ースと、このアンテナケースに内蔵されるアンテナ芯
    と、このアンテナ芯に巻回される巻線とを有する電子機
    器のアンテナ装置であって、 前記アンテナ芯の中央に、巻枠としての中央部枠を前記
    アンテナ芯と一体に形成するとともに、この中央部枠を
    挟んで前記アンテナ芯の両側に巻線を巻回し、 かつ、前記アンテナケースの、前記中央部枠と対応する
    位置にストッパ用突起を形成し、 前記アンテナ芯を前記ケースの側面に沿って屈曲させ、
    前記中央部枠の一面に、前記電子機器の回路基板との接
    続部材として機能する端子シートの位置決め溝を設ける
    とともに、 前記アンテナ芯の中央部枠を前記アンテナケースのスト
    ッパ用突起で固定したこと を特徴とする携帯型電子機器のアンテナ装置。
  2. 【請求項2】携帯型の電子機器のケースと別体に形成さ
    れ、前記ケースの外部側面に取り付けられるアンテナケ
    ースと、このアンテナケースに内蔵されるアンテナ芯
    と、このアンテナ芯に巻回される巻線とを有する電子機
    器のアンテナ装置であって、 前記アンテナ装置のアンテナ芯を二つの芯体に分割して
    形成するとともに、これら二つの芯体を、電子機器にお
    けるケースの側部の形状に対応した角度で屈曲させて配
    置し、 かつ、前記二つの芯体に巻き付けた巻線の端末どうし
    を、接続部材を介して電子機器内の回路基板上で接続し
    たこと を特徴とする携帯型電子機器のアンテナ装置。
  3. 【請求項3】携帯型の電子機器のケースと別体に形成さ
    れ、前記ケースの外部側面に取り付けられるアンテナケ
    ースと、このアンテナケースに内蔵されるアンテナ芯
    と、このアンテナ芯に巻回される巻線とを有する電子機
    器のアンテナ装置であって、 前記アンテナ装置のアンテナ芯を二つの芯体に分割して
    形成するとともに、これら二つの芯体を、電子機器にお
    けるケースの側部形状の角度と対応した角度を有するよ
    う屈曲させて接続ボビンで接続し 前記二つの芯体に巻き付けた巻線の端末どうしを、接続
    部材上で接続したこと を特徴とする携帯型電子機器のアンテナ装置。
  4. 【請求項4】前記携帯型の電子機器が腕時計であって、
    腕時計の9時側に前記アンテナ装置を取り付けてある請
    求項1〜3のいずれかに記載の携帯型電子機器のアンテ
    ナ装置。
  5. 【請求項5】前記アンテナケースを、非金属材で形成し
    てある請求項1〜4のいずれかに記載の携帯型電子機器
    のアンテナ装置。
  6. 【請求項6】前記アンテナ芯の両端に一体的に端部枠を
    形成した請求項1に記載の携帯型電子機器のアンテナ装
    置。
  7. 【請求項7】前記アンテナ芯両端の端部枠が、平行かつ
    対向して配置してある請求項6に記載の携帯型電子機器
    のアンテナ装置。
  8. 【請求項8】前記アンテナケースをケース体と蓋体で形
    成するとともに、これらケース体と蓋体に前記アンテナ
    芯の中央部枠を固定するストッパ用突起を設けた請求項
    1に記載の携帯型電子機器のアンテナ装置。
  9. 【請求項9】前記アンテナ芯の長手方向の少なくとも一
    面を平坦状とした請求項6記載の携帯型電子機器のアン
    テナ装置。
  10. 【請求項10】前記アンテナケースをケース体と蓋体で
    形成するとともに、これらケース体と蓋体に前記接続ボ
    ビンを固定するストッパ用突起を設けた請求項3記載の
    携帯型電子機器のアンテナ装置。
  11. 【請求項11】前記アンテナケースを、アンテナ芯の延
    長線上から外れた位置で時計ケースにねじ止めして固定
    する請求項4〜10のいずれかに記載の携帯型電子機器の
    アンテナ装置。
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