JP2002043994A - ダイバシティアンテナ装置 - Google Patents
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Abstract
信状態を確保する。 【解決手段】 円偏波を送受信する複数のアンテナ1
0,11,12,13の受信レベルをレベル比較器24
により比較する。そして、最も受信レベルが大きなアン
テナ、すなわち最も受信状態が良好なアンテナをアンテ
ナ切替器25により選択する。また、複数のアンテナ1
0,11,12,13は、全体として全球面状の放射パ
ターンとなるように配設する。
Description
野で用いられ、特に円偏波を用いて送信及び/又は受信
を行うダイバシティアンテナ装置に関する。
通信機器においては、ダイバシティアンテナ装置が用い
られている。ダイバシティアンテナ装置は、複数のアン
テナを選択して用いることにより、耐マルチパス特性を
向上させることが可能とされている。
用した携帯型通信機器としては、例えば、図7に示すよ
うな携帯型通信機器100を挙げることができる。携帯
型通信機器100は、2つのアンテナ101,102を
備え、これらアンテナ101,102が送信及び/又は
受信(以下、送受信という。)に用いる電磁波の波長λ
に対して、互いにλ/4以上離れた位置に配設されてい
る。そして、携帯型通信機器100は、2つのアンテナ
101,102のうちで、受信状態が良好な方のアンテ
ナを用いて送受信を行う。
のアンテナを選択して用いるために、図8に示すような
回路構成とされている。すなわち、2つのアンテナ10
1,102が、それぞれ受信機103,104に接続さ
れている。そして、受信機103,104からの出力
が、レベル比較器105に入力されて比較され、出力特
性が良好な方のアンテナからの出力が、アンテナ切替器
106によって切り替えて用いられる。
の間隔で配設された2つのアンテナ101,102を選
択して用いることにより、「アンテナの配設位置が離れ
ていると、各々のアンテナがフェージングを受ける様子
は独立に変化する。」という事実、いわゆる空間ダイバ
シティ効果を利用して、良好な送受信状態を確保するこ
とを可能としている。すなわち、これら2つのアンテナ
101,102の受信状態が、両方ともフェージングの
谷に落ちていない限り、良好な送受信状態を確保するこ
とができる。
た携帯型通信機器としては、例えば、図9に示すような
携帯型通信機器110を挙げることができる。携帯型通
信機器110は、2つのアンテナ111,112を備え
ている。携帯型通信機器110では、上述した携帯型通
信機器100と同様にして、2つのアンテナ111,1
12のうちで受信状態が良好な方のアンテナを用いて送
受信を行う。
ナ112の利得を向上させるために指向性を鋭く設定さ
れており、送受信に用いる電磁波の到達距離の拡大を図
るとともに、耐マルチパス特性の向上を図られている。
そして、携帯型通信機器110は、2つのアンテナ11
1,112のうちで、受信状態が良好な方のアンテナを
用いて送受信を行うことにより、いわゆる指向性ダイバ
シティ効果を利用して、良好な送受信状態を確保するこ
とを可能とされている。
家庭内においても様々な機器同士の間で無線通信を行う
ことが実用化されつつある。この場合に、例えば、建物
内における同じ階での送受信だけでなく、1階と2階と
の間での送受信を良好な状態で行うことが要求される。
よって機器本体が地面に対してあらゆる角度に傾けて用
いることを想定する必要がある。この場合に、機器本体
にアンテナが固定されていると、機器本体の傾きに応じ
てアンテナの傾きも変化してしまう。
バシティアンテナ装置は、基本的に屋外での使用や、建
物内部においても同一階での使用を想定しているため、
一般に、地面と水平な方向で良好な利得が得られるよう
な放射パターンを有している。具体的には、上述した従
来の携帯型通信機器100や携帯型通信機器110にお
けるアンテナは、例えば図10或いは図11に示すよう
な放射パターンを有している。なお、図10は、アンテ
ナ101,102,111における放射パターンの例で
あり、図11は、アンテナ112における放射パターン
の例である。
に、従来のダイバシティアンテナ装置では、z軸方向、
すなわち上方又は下方に対する電磁波の送受信を行うこ
とが困難である。このため、同一平面内におけるマルチ
パスに対しては良好な耐性を備えるものの、3次元的に
あらゆる方向に対しての送受信には適していない。ま
た、従来のダイバシティアンテナ装置は、水平偏波や垂
直偏波といった直線偏波を用いて送受信を行っているこ
とから、地面に対するアンテナの角度変化によって送受
信状態が大きく変動してしまうといった問題があった。
装置は、家庭内での無線通信や、各種携帯型通信機器に
用いるとした場合に、偏波面が使用状況に応じて変化し
てしまうことから、安定した送受信を行うことが困難で
あるといった問題があった。
提案されるものであり、3次元的にあらゆる方向に対し
て良好な送受信状態を確保することが可能なダイバシテ
ィアンテナ装置を提供することを目的とする。
的を実現するために鋭意検討を重ねた末に、全体として
全球面状の放射パターンを有する複数のアンテナを選択
して用いるとともに、各アンテナで円偏波を送受信する
ように構成することにより、3次元的にあらゆる方向に
対して良好な送受信状態を確保することが可能であると
いう知見を得るに至った。
テナ装置は、円偏波を送信及び/又は受信する複数のア
ンテナと、上記各アンテナの受信レベルを示す受信レベ
ル情報に基づいて、実際に送信及び/又は受信を行うア
ンテナを選択するアンテナ選択手段とを備える。そし
て、上記複数のアンテナは、全体として全球面状の放射
パターンを有する。
バシティアンテナ装置は、複数のアンテナによって全球
面状の放射パターンが確保されていることにより、あら
ゆる方向に対しても良好な送信状態及び/又は受信状態
を確保することができる。また、円偏波を用いて送信及
び/又は受信を行うことから、地面に対するアンテナの
角度変化によって送受信状態が大きく変動してしまうこ
とがない。
アンテナ装置について、図面を参照しながら詳細に説明
する。以下では、本発明を適用した一構成例として、図
1及び図2に示すような携帯型通信機器1について説明
する。携帯型通信機器1は、無線通信により各種情報信
号の送信及び/又は受信(以下、送受信という。)を行
う端末装置であり、携帯して用いるに十分小型軽量とさ
れている。また、携帯型通信機器1は、無線通信を行う
ために、本発明に係るダイバシティアンテナ装置を搭載
している。なお、本発明は、図示するような携帯型通信
機器1への適用に限定されるものではなく、無線通信に
より各種情報の送受信を行うようなあらゆる機器に対し
て、広く適用することができる。
機器本体2の一側面に、第1乃至第4のアンテナ10,
11,12,13を備え、機器本体2の内部に、図2に
示すような受信回路3を備えている。そして、第1乃至
第4のアンテナ10,11,12,13と受信回路3と
によって無線通信を行うことを可能とされており、これ
ら第1乃至第4のアンテナ10,11,12,13と受
信回路3とが、いわばダイバシティアンテナ装置として
の機能を備えている。
が、例えば、液晶表示装置、各種入力ボタンやキーボー
ド、各種の情報処理装置などが、当該携帯型通信機器1
に必要となる構成に応じて搭載される。
2,13は、円偏波を送受信するアンテナであり、例え
ば、いわゆるパッチアンテナによって構成される。パッ
チアンテナは、金属地板に対して所定の間隔を隔てて平
行に配置された正方形金属素子を備え、この正方形金属
素子の隣り合う2辺にそれぞれ給電点を備えて構成され
る。なお、パッチアンテナの構造は、周知であるので、
ここでの詳細な説明を省略する。また、本発明は、パッ
チアンテナを用いることに限定されるものではなく、円
偏波により送受信を行うアンテナを適宜用いるとすれば
よい。
れ第1乃至第4のアンテナ10,11,12,13に接
続された第1乃至第4の受信機20,21,22,23
と、これら第1乃至第4の受信機20,21,22,2
3により受信した受信信号の受信レベルが入力されるレ
ベル比較器24と、第1乃至第4の受信機20,21,
22,23により受信した受信信号を選択して出力する
アンテナ切替器25とを備える。
23は、それぞれ、第1乃至第4のアンテナ10,1
1,12,13により受信した電磁波が入力されるとと
もに、この電磁波に含まれる信号成分を抽出して受信信
号として出力する。また、この受信信号の受信レベルを
示す受信レベル信号をレベル比較器24に出力する。
機20,21,22,23から出力された受信レベル信
号がそれぞれ入力されるとともに、これら各受信レベル
信号に基づいて、各アンテナにおける受信レベルの大小
を比較することによって、第1乃至第4のアンテナ1
0,11,12,13のうち、何れのアンテナの受信状
態が最も良好であるかを判断する。そして、この判断の
結果に応じた信号をアンテナ切替器25に出力する。
から入力される信号に応じて、最も受信状態が良好なア
ンテナからの受信信号を選択するとともに、選択した受
信信号を、携帯型通信機器1に備えられる他の電子回路
や情報処理装置に出力する。
り、最も受信レベルが大きいアンテナ、すなわち最も受
信状態が良好なアンテナから出力された受信信号を選択
して出力する。
第4の受信機20,21,22,23から出力される受
信レベル信号が、各アンテナの受信レベルを示してお
り、いわば受信レベル情報として機能している。また、
レベル比較器24及びアンテナ切替器25が、受信レベ
ル情報に基づいてアンテナを選択するアンテナ選択手段
として機能している。
信機20,21,22,23と、レベル比較器24と、
アンテナ切替器25とを備える場合について説明し、複
数のアンテナ10,11,12,13によって受信を行
うとしている。しかしながら、本発明を適用した携帯型
通信機器1においては、複数のアンテナ10,11,1
2,13に対して、受信機20,21,22,23の他
に送信機(図示せず。)をさらに接続し、これら複数の
アンテナ10,11,12,13によって送信と受信と
の両方を行うように構成することも容易である。なお、
送信を行う場合には、受信時に選択されたアンテナを用
いることが望ましい。
アンテナ10と第4のアンテナ13、及び第2のアンテ
ナ11と第3のアンテナ12は、それぞれ対をなしてお
り、送受信に用いる電磁波の波長λに対して、互いにλ
/4以上離れた位置に配設されている。このように、対
をなるアンテナが、送受信に用いる電磁波の波長λに対
してλ/以上離れて配設されていることにより、対をな
すアンテナの両方がフェージングの谷に落ちてしまうこ
とを防止することができる。
に対をなして配設された第1乃至第4のアンテナ10,
11,12,13を選択して送受信に用いるように構成
されていることにより、「アンテナの配設位置が離れて
いると、各々のアンテナがフェージングを受ける様子は
独立に変化する。」という事実、いわゆる空間ダイバシ
ティ効果を利用して、良好な送受信状態を確保すること
を可能とされている。
アンテナ10と第4のアンテナ13、及び第2のアンテ
ナ11と第3のアンテナ12は、それぞれ、図3及び図
4に示すような放射パターンを有している。なお、図3
及び図4は、携帯型通信機器1を図5に示すような方
向、すなわち各アンテナが形成された面をx軸の正方向
に向けた状態で、直交座標系に置いた場合における放射
パターンを示している。また、図3及び図4に示す放射
パターンは、各アンテナを座標原点に位置させた場合の
放射パターンである。
のアンテナ10,13と、第2及び第3のアンテナ1
1,12とは、それぞれx軸の正方向と負方向とに指向
性が向いた放射パターンとされている。すなわち、携帯
型通信機器1においては、x軸正方向に指向性が向いた
第1及び第4のアンテナ10,13と、x軸負方向に指
向性が向いた第2及び第3のアンテナ11,12とのう
ちで、受信状態が良好な方のアンテナを選択して送受信
に用いる構成とされていることにより、いわゆる指向性
ダイバシティ効果を利用して、良好な送受信状態を確保
することを可能とされている。
に示すように、第1及び第4のアンテナ10,13と、
第2及び第3のアンテナ11,12とが、それぞれ半球
面状の放射パターンを有しているとともに、指向性を逆
向きとされており、第1乃至第4のアンテナ10,1
1,12,13の全体として全球面状の放射パターンを
有している。
ナ全体として全球面状の放射パターンを有していること
により、3次元的にあらゆる方向に対して良好な送受信
状態を確保することが可能となる。
1,12,13の放射パターンを、図3及び図4に示す
ような半球面状の放射パターンとするに際しては、各ア
ンテナを構成する金属地板と金属素子との大きさの比率
を調整することにより、容易に実現することができる。
では、第1乃至第4のアンテナ10,11,12,13
が全体として全球面状の放射パターンを有しているとと
もに、各アンテナが円偏波を用いて送受信する構成とさ
れている。
には、直線偏波を用いて送受信を行う場合と比較して、
耐マルチパス特性を向上させることが可能である。これ
は、円偏波は物体に当たって反射する際に回転方向が逆
向きに変化するため、送信後に奇数回反射して受信され
た円偏波は逆向きの回転方向となる。また、理想的な右
旋アンテナは、左旋偏波を受信しない。すなわち、送信
後に反射していない円偏波、又は偶数回だけ反射した円
偏波だけが受信されるため、理論的にはマルチパスによ
る影響を半減することができる。
偏波を用いて送受信を行っており、一般に偏波の方向が
地面に対して垂直な方向とされていた。そのため、地面
に対するアンテナの向きに角度変化が生じると、送受信
状態が大きく変動してしまい、良好な送受信状態を確保
することが困難となる場合があった。
信機器1では、円偏波を用いて送受信を行っており、偏
波の方向が常に回転しているため、地面に対するアンテ
ナの角度変化によって送受信状態が大きく変動してしま
うことがない。したがって、地面に対するアンテナの向
きに依らず、良好な送受信状態を容易に確保することが
できる。
テナが円偏波を用いて送受信する構成とされていること
によって、マルチパスによる影響を低減できるととも
に、地面に対するアンテナの角度変化によって送受信状
態が大きく変動してしまうことがないことから、良好な
送受信状態を確保することができる。
は、アンテナ全体として全球面状の放射パターンを有し
ていることにより、3次元的にあらゆる方向に対して良
好な送受信状態を確保することが可能とされているとと
もに、各アンテナが円偏波を用いて送受信する構成とさ
れていることにより、マルチパスによる影響を低減して
アンテナの向きに依存せずに超乞うな送受信状態を確保
することができることから、この2つの相乗効果によ
り、優れた送受信特性を発揮することができる。
上のような特徴的な効果を有することから、特に、図6
に示すように家庭内での送受信を行う用途に適用した場
合に効果的である。すなわち、図6(a)に示すよう
に、同一階同士の平面的な送受信だけでなく、図6
(b)に示すように、例えば1階と2階とで送受信を行
う場合のように、上下方向での送受信を行う場合であっ
ても、良好な送受信状態を確保することができる。な
お、図6においては、携帯型通信機器1における全球面
状の放射パターンを、円EPとして点線で概略的に示
す。
受信を行う場合には、一般に、床面、天井、及び壁面な
どの反射物が多いため、反射波によるマルチパスの影響
が顕著となる。しかしながら、本発明を適用した携帯型
通信機器1では、円偏波を用いていることから、反射波
によるマルチパスの影響を低減して、常に良好な状態で
送受信を行うことができる。
機器1に第1乃至第4のアンテナ10,11,12,1
3を備えるとし、第1及び第4のアンテナ10,13
と、第2及び第3のアンテナ11,12とをそれぞれ対
として用いることにより、空間ダイバシティ効果を利用
している。しかしながら、例えば、半球面状の放射パタ
ーンを有する第1及び第2のアンテナ10,11だけを
備え、これらアンテナの放射パターンの背面側、すなわ
ち利得が得られる側の反対側同士を相対向して配設する
構成としてもよい。これにより、2つのアンテナだけで
全球面状の放射パターンを実現することができ、本発明
の効果を最大限に得ることができるとともに、装置構成
を簡略化することができる。
3及び図4に示すような半球面状の放射パターンとする
ことに限定されるものではなく、例えば、鋭い指向性を
有する放射パターンとすることによって大きな利得を得
るとしてもよい。ただし、この場合には、各アンテナが
広い範囲をカバーすることが困難となるため、最も利得
が得られる前面側を外向きにして、複数のアンテナを球
面状又は円柱状に配設することにより、アンテナ全体と
して全球面状の放射パターンを得ることができる。
射パターンに限定されるものではなく、複数のアンテナ
が全体として、全球面状の放射パターンを有するように
構成されていればよい。したがって、放射パターンを各
アンテナ毎にそれぞれ異なるように設定してもよい。
ように、各アンテナの後段にそれぞれ受信機を接続し、
受信機の後段にアンテナ切替器25を配設するとした。
しかしながら、本発明は、このような構成に限定される
ものではなく、各アンテナと受信機との間にアンテナ切
替器25を配設し、このアンテナ切替器25の後段に受
信機を1つだけ配設するとしてもよい。この場合には、
レベル比較器24によって各アンテナの受信レベルを比
較するために、アンテナ切替器25によって各アンテナ
を順次切り替えて受信機と接続し、各アンテナの受信レ
ベルを示す受信レベル信号を時系列的にレベル比較器2
4に入力させる。そして、レベル比較器24により受信
レベルを比較した結果に応じて、改めてアンテナ切替器
25を切り替えることにより送受信に用いるアンテナを
選択する。
アンテナ切替器25を配設した構成とすることにより、
受信レベルの比較時にアンテナの接続を切り替える必要
が生じるが、受信機が1つだけとすることができ、低コ
スト化・小型化を図ることができる。
機器1同士で円偏波を用いて送受信を行うことを想定し
ているが、本発明においては、送信側と受信側とのうち
のいずれか一方の携帯型通信機器1が直線偏波を用いて
送受信を行うとしてもよい。
偏波を用いるアンテナに対しても送受信を行うことがで
きるためである。一般に、直線偏波を用いるアンテナ装
置は、円偏波を用いるアンテナ装置と比較して、装置構
成を簡略化することができる。したがって、送信側と受
信側とのうちのいずれか一方のアンテナを直線偏波を用
いる構成とすることによって、装置構成を簡略化して、
送受信システム全体として低コスト化を実現することが
できる。
円偏波を用いるアンテナにより構成した場合と比較し
て、アンテナの送受信効率が劣化するとともに耐マルチ
パス特性が劣化するが、地面に対するアンテナの角度変
化によって送受信状態が大きく変動してしまうことがな
い。したがって、地面に対するアンテナの向きに依ら
ず、良好な送受信状態を容易に確保することができる。
イバシティアンテナ装置は、複数のアンテナによって全
球面状の放射パターンが確保されていることにより、あ
らゆる方向に対しても良好な送信状態及び/又は受信状
態を確保することができる。また、円偏波を用いて送信
及び/又は受信を行うことから、耐マルチパス特性を向
上させることができるとともに、偏波面とアンテナとの
角度の変化によって送受信状態が大きく変動してしまう
ことがない。したがって、本発明に係るダイバシティア
ンテナ装置によれば、3次元的にあらゆる方向に対し
て、常に安定して確実な送受信を行うことが可能とな
る。このため、家庭内での無線通信や、各種携帯型通信
機器のアンテナ装置として採用するに好適であり、この
場合にも安定して確実な送受信を行うことが可能とな
る。
信機器を示す概略斜視図である。
す機能ブロック図である。
テナの放射パターンを示す図である。
テナの放射パターンを示す図である。
ーンを説明するための図であり、図3及び図4で示す放
射パターンの座標系を示す図である。
り、(a)は屋内における同一階同士での送受信を示
し、(b)は、屋内における異なる階同士での送受信を
示す。
である。
一構成例を示す機能ブロック図である。
視図である。
射パターンの一例を示す図である。
射パターンの別の一例を示す図である。
0 第1のアンテナ、11 第2のアンテナ、12 第
3のアンテナ、13 第4のアンテナ、20第1の受信
機、21 第2の受信機、22 第3の受信機、23
第4の受信機、24 レベル比較器、25 アンテナ切
替器
Claims (4)
- 【請求項1】 円偏波を送信及び/又は受信する複数の
アンテナと、 上記各アンテナの受信レベルを示す受信レベル情報に基
づいて、実際に送信及び/又は受信を行うアンテナを選
択するアンテナ選択手段とを備え、 上記複数のアンテナは、全体として全球面状の放射パタ
ーンを有することを特徴とするダイバシティアンテナ装
置。 - 【請求項2】 上記複数のアンテナは、それぞれ、放射
パターンのうちで最も利得が得られる前面側を外向きに
して、球面状又は円柱状に配設されていることを特徴と
する請求項1記載のダイバシティアンテナ装置。 - 【請求項3】 半球面状の放射パターンを有するアンテ
ナを少なくとも2つ備え、 上記各アンテナは、上記放射パターンの背面側を相対向
して配設されていることを特徴とする請求項1記載のダ
イバシティアンテナ装置。 - 【請求項4】 上記各アンテナは、それぞれ、送信及び
/又は受信に用いる電磁波の波長λに対して互いにλ/
4以上離れた位置に配設された少なくとも2つのアンテ
ナにより構成されていることを特徴とする請求項1記載
のダイバシティアンテナ装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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