JPWO2005092716A1 - 組み立て式容器用シート - Google Patents

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Abstract

この組み立て式容器用シートは、シート材から構成され、その一方の主面を容器内面とし、他方の主面を容器外面とした容器に組み立てられ、また一方の主面を容器外面とし、他方の主面を容器内面とした容器に組み立てることも可能であり、かつ略平面状態から容器への組み立てと、容器から略平面状態への展開とを複数回行うことが可能である。

Description

本発明は、組み立て式容器用のシートに関し、特に、組み立てて容器として複数回使用できる組み立て式容器用シートに関する。
本願は、2004年3月26日に出願された日本国特許出願第2004−092757号に対し優先権を主張し、その内容をここに援用する。
飲料用缶や飲料用PETボトル等の容器詰め飲料,野菜や果物等の生鮮食料品,雑貨類,工業原料の資材等を保管、搬送する際、搬送用の収納容器としてダンボールが一般に使用されている。このダンボールは、通常、収納物を収納した状態で保管、搬送された後、再使用されることなく廃棄されている。
近年、省資源化に伴い、収納容器の再使用システムが提案されている(特許文献1参照。)。特許文献1では、収納容器として、組み立て可能な樹脂製シート材から構成されたものを用い、この収納容器を使用した後、展開して略平面状態にして洗浄し、再度、折り曲げて収納容器として再使用するシステムが開示されている。
前記組み立て可能な収納容器としては、所定部分で折り曲げることにより略平面状態から箱状態になる箱材であり、箱状態となったときに辺となる部分(以下、すじ折り線と言う。)付近に切り込み形成された形状維持手段を有するもの等が挙げられる(特許文献2参照。)。
図23は、略平面状態の従来の組み立て式容器用シート401の一例を示す概略図であり、図24は、すじ折り線421で折り曲げられて箱状態となった従来の組み立て式容器用シート401の一例を示す概略図である。
組み立て式容器用シート401には、すじ折り線421近傍に形状維持手段として突辺406が設けられており、組み立て式容器用シート401が略平面状態にあるとき、所定値以上の力が加えられない限り、組み立て式容器用シート401を略平面状態に維持できるようになっている。
図25は、従来の組み立て式容器用シート401のすじ折り部421aの一例を示す概略図である。また図26Aは、図25中、GG線の断面の一例を示す概略図であり、図26Bは、図25中、HH線の断面の一例を示す概略図である。ここで、図25中、紙面表面を、組み立て式容器用シート401を構成するシート材402の一方の主面423aとし、紙面裏面をシート材402の他方の主面とする。
このシート材402は、すじ折り線421に沿って山折りのみが可能であり、折り曲げた際、シート材402の一方の主面423aが箱(収納容器)の外面となる。
突片406は、すじ折り線421に対して平行に切り込み形成された第1切り込み部(突端とも言う。)462と、第1切り込み部462の一端からすじ折り線421に向かって切り込み形成された第2切り込み部463aと、第1切り込み部462の他端からすじ折り線421に向かって切り込み形成された第3切り込み部463bとから構成されている。
この例では、突片406は、すじ折り線421付近を基端461とし、略U字状の切り込み408が設けられて形成されたものであり、基端461の幅に対して突端(第1切り込み部)462側の幅が狭い略台形状である。
また、図26に示されたように、突片406の突端端面464は、シート材402の一方の主面423aに対して鈍角に交わる傾斜面をなしている。このため図27に示されたように、シート材402をすじ折り線421に沿って一方の主面423a側に山折りするように力が加わった際、突片406の突端端面464と側板部403の端面432とが引掛かり合うことにより、折り曲げのための外力に対して相応の大きさの抗力を発生し略平面状態を維持できる。折り曲げのための外力が臨界値となり折れ角度が所定の角度に達すると、突端端面464と側板部403の端面432との引掛かりが外れ、臨界値よりも小さい力で更に折り曲げることが可能となる。
更に、図26中、シート材402の一方の主面423aと他方の主面423bには、すじ折り線421に沿って折り曲げ溝407が備えられており、シート材402をすじ折り線421に沿って山折りした際、他方の主面423b側のすじ折り線421にて生じる圧縮応力を低減できるようになっている。
前記した従来の組み立て式容器用シート401では、突片406は、その基端461の幅に対して突端462側の幅が狭くなるように切り込み形成されているため、基端461の幅が広く、突片406は基端461を支点として曲がり難い。
組み立てられた収納容器を展開して略平面状態とする場合、突片406が切り込み408と係合する際に、突片406は、その突端端面464が側板部403の端面432と擦れながら移動することになる。このとき突片406が曲がり難いため、突端端面464が側板部403の端面432で引掛かり、突片406の突端端面464がシート材402の一方の主面423aからはみ出してしまう場合がある。
特に、突片406が、図25に示されたように台形状の場合、突片406の突端角部465が鈍角となるため、突片406はその突端角部465においても曲がり難く、突端角部465近傍が、シート材402の一方の主面423aからはみ出た状態となる場合がある。
このように収納容器を展開して略平面状態とした際に、突片406の一部がシート材402の一方の主面423aからはみ出た状態となった場合、特許文献1にて開示された収納容器の再使用システムにおいて、組み立て式容器用シート401を展開して略平面状態にして洗浄する際、搬送ローラ等に、シート材402の一方の主面423aからはみ出た突片406の一部が引掛かり易く、突片406が破損する場合がある。
更に、組み立て式容器用シート401をすじ折り線421に沿って一方の主面423a側に谷折りするように力が加わった際には、突片406の突端端面464と側板部403の端面432とが引掛かり難く、組み立て式容器用シート401を略平面状態に維持し難い場合がある。このため、この組み立て式容器用シート401はすじ折り線421に沿って一方の主面423a側に山折りして使用するようになっており、収納容器とした際、シート材402の一方の主面423aが、常に容器外面となる。容器外面は、保管、搬送の際、他の収納容器との接触による引掻き傷や凹み、擦り傷等が生じやすく、容器内面に比べて破損し易い。
このため、すじ折り線421に沿って山折りのみが可能な組み立て式容器用シート401では、シート材402の他方の主面423bに比べてシート材402の一方の主面423aが破損し易く、このシート材402の一方の主面423aの破損によって使用回数が少なくなってしまう場合がある。
以上のように、従来の組み立て式容器用シート401では、収納容器を展開して略平面状態とした際、突片406の一部がシート材402の一方の主面423aからはみ出た状態となる場合があり、この突片406が破損し易く、かつ組み立てて収納容器とした際、シート材402の一方の主面423aが常に容器外面となり、この一方の主面423aが破損し易い。
このように従来の組み立て式容器用シート401では、その一部分が破損し易く、この一部の破損によって再使用できずシート材402の有効利用が十分行えない場合があり、使用回数が少ないのが現状である。
特開2003−155023号公報 特開2003−341659号公報
本発明の目的は、上記した事情に鑑みなされたものである。すなわち、従来に比べてシート材の有効利用が可能な組み立て式容器用シートを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかる組み立て式容器用シートは、シート材から構成され、その一方の主面を容器内面とし、他方の主面を容器外面とした容器に組み立てられ、また一方の主面を容器外面とし、他方の主面を容器内面とした容器に組み立てることも可能であり、かつ略平面状態から容器への組み立てと、容器から略平面状態への展開とを複数回行うことが可能であることを特徴とする。
本発明の第2の態様にかかる組み立て式容器用シートは、シート材から構成され、該シート材には、すじ折り線を介して連設された2以上の側板部が備えられ、前記すじ折り線に沿ってシート材を折り曲げることによって前記側板部を側面とした容器に組み立てられる組み立て式容器用シートにおいて、前記すじ折り線に沿って1以上の突片が切り込み形成され、前記突片は、すじ折り部を基端とし、該基端の幅に対して突端側の幅が広がっていることを特徴とする。
本発明の第2の態様にかかる組み立て式容器用シートでは、前記突片が多角形状に切り込み形成されたものであり、前記突片の突端角部が鋭角であってもよい。
前記突片の突端端面が、前記シート材の主面に対して垂直であることを特徴とする請求項2又は3に記載の組み立て式容器用シートであってもよい。
前記突片の基端から突端までの長さが前記シート材の厚さ以下であってもよい。
本発明の第3の態様にかかる組み立て式容器用シートは、シート材から構成され、該シート材には、すじ折り線を介して連設された2以上の側板部が備えられ、前記すじ折り線に沿ってシート材を折り曲げることによって前記側板部を側面とした容器に組み立てられる組み立て式容器用シートにおいて、前記すじ折り線に沿って1以上の突片が切り込み形成され、前記突片の突端端面が、前記シート材の主面に対して垂直であることを特徴とする。
本発明の第3の態様にかかる組み立て式容器用シートでは、前記突片の基端から突端までの長さが前記シート材の厚さ以下であってもよい。
本発明の第4の態様にかかる組み立て式容器用シートは、シート材から構成され、該シート材には、すじ折り線を介して連設された2以上の側板部が備えられ、前記すじ折り線に沿ってシート材を折り曲げることによって前記側板部を側面とした容器に組み立てられる組み立て式容器用シートにおいて、前記すじ折り線に沿って、1以上の突片が切り込み形成され、前記突片の突端端面が、傾斜面をなしており、前記シート材の一方の主面と前記突端端面とのなす角が鋭角となるように切り込み形成された突片と、前記シート材の他方の主面と前記突端端面とのなす角が鋭角となるように切り込み形成された突片とが、前記すじ折り線に沿って交互に備えられたことを特徴とする。
本発明の第4の態様にかかる組み立て式容器用シートでは、前記突片の基端から突端までの長さが以下の式(1)を満たしてもよい。
L≦W(1−1/tanθ) (1)(但し、式(1)中、L,W,θは、それぞれ突片の基端から突端までの最小長さ,シート材の厚さ,シート材の2つの主面と突片の突端端面とのなす角のうちの鋭角の角度をそれぞれ示す。)
本発明の第5の態様にかかる組み立て式容器用シートは、シート材から構成され、該シート材には、すじ折り線を介して連設された2以上の側板部が備えられ、前記すじ折り線に沿ってシート材を折り曲げることによって前記側板部を側面とした容器に組み立てられる組み立て式容器用シートにおいて、前記すじ折り線に沿って1以上の突片が切り込み形成され、前記突片は、すじ折り部を基端とし、この基端と対向し切り込みによって形成された突端を有し、前記突端の少なくとも一部が曲線であることを特徴とする。
本発明の第5の態様にかかる組み立て式容器用シートでは、前記突片の突端角部が湾曲していてもよい。
前記突片が円状、扇状、またはこれらを1つ以上組み合わせた形状であってもよい。
本発明の第2の態様乃至第5の態様にかかる組み立て式容器用シートでは、1つのすじ折り線を介して連設された2つの側板部のうち、一方の側板部側に突端が位置するように切り込み形成された突片と、他方の側板部側に突端が位置するように切り込み形成された突端とが、前記すじ折り線に沿って交互に備えられてもよい。
前記すじ折り線に沿って折り曲げ溝が備えられてもよい。
前記折り曲げ溝が、前記シート材の一方の主面と他方の主面とに備えられてもよい。
前記一方の主面に備えられた折り曲げ溝とすじ折り線との間隔と、前記他方の主面に備えられた折り曲げ溝とすじ折り線との間隔とが異なっていてもよい。
前記突片の基端の両側にそれぞれ貫通孔が備えられてもよい。
シート材の面上のうち、容器に組み立てられた際に側板部同士が当接する領域に凹凸面又はハーフカットの切り込みが形成されていてもよい。
前記シート材が樹脂材料から構成されてもよい。
前記シート材は、その一方の主面を容器内面とし、他方の主面を容器外面とした容器に組み立てられ、また一方の主面を容器外面とし、他方の主面を容器内面とした容器に組み立てることも可能であり、かつ略平面状態から容器への組み立てと、容器から略平面状態への展開とを2以上の複数回行うことが可能であってもよい。
本発明によれば、シート材の一方の主面を容器内面とし、他方の主面を容器外面とした容器に組み立てられ、またシート材の一方の主面を容器外面とし、他方の主面を容器内面とした容器に組み立てることも可能であり、かつ略平面状態から容器への組み立てと、容器から略平面状態への展開とを2以上の複数回行うことができるようにしたことによって、再使用の際、常にシート材の他方の主面を容器外面とせずに、適宜一方の主面を容器外面として容器に組み立てることができる。
このため、従来のように、シート材の他方の主面が、常に容器外面とならず、シート材を有効に利用でき、従来に比べて、より多くの回数シート材の折り曲げと展開を行うことができる。
また、突片が、その基端の幅に対して突端側の幅が広くなるように切り込み形成されたことによって、突片は、その基端を支点として曲がり易くすることができる。このため、収納容器を展開して略平面状態とする際、突片は、その基端を支点として適度に曲がりながら、側板部の端面と擦れて移動することとなる。
これにより、突片の突端端面が側板部の端面で引掛かることなく、突端端面がシート材の主面からはみ出ることを抑制できる。
このため、組み立て式容器用シートを展開して略平面状態とし、搬送や洗浄等の作業を行っても、突片の一部がシート材の主面から突出して破損することを防止でき、シート材の折り曲げと展開を、従来に比べてより多くの回数行うことができる。
更に、組み立て式容器用シートを展開して略平面状態とした際、従来のように突片の突端端面が側板部の端面に引掛かりシート材がそのすじ折り線にて若干の角度をもって折り曲がった状態とはならず、ほぼ完全に平坦な略平面状態とすることができる。このため、展開して略平面状態とした組み立て式容器用シートを、直立した状態で支持板等に立て掛けてストックすることができる。これにより、例えばバキュームノズル等により1枚ずつ組み立て式容器用シートを取って、洗浄や収納容器への組み立て等を自動的に行う装置に確実に供給することができ、再使用システムの自動化が可能となる。
また、突片の突端端面が、シート材の主面に対して垂直となるように切り込み形成されたことによって、突端端面が傾斜面の場合に比べて、突端が側板部の端面より外方へはみ出しにくくなり、シート材の主面より突出しにくくすることができる。
特に、突片の突出長さは、シート材の厚さ以下であることが好ましく、これによりシート材をすじ折り線に沿って折り曲げた際、突片が側板部の端面より外方へはみ出てシート材の主面より突出することをなくすることができる。
また、シート材の一方の主面と突端端面とのなす角が鋭角となるように切り込み形成された突片と、シート材の他方の主面と突端端面とのなす角が鋭角となるように切り込み形成された突片とが、すじ折り線に沿って交互に備えられたことによって、シート材の一方の主面を容器内面とし、他方の主面を容器外面とした容器に組み立てられると共に、シート材の一方の主面を容器外面とし、他方の主面を容器内面とした容器に組み立てることも可能となる。
これにより、再使用の際、常にシート材の他方の主面を容器外面とせずに、適宜一方の主面を容器外面として容器に折り曲げることができる。
このため、従来のように、シート材の他方の主面が、常に容器外面とならず、シート材を有効に利用でき、より多くの回数、シート材の折り曲げと展開を行うことができる。
図1は、略平面状態の組み立て式容器用シートを示す斜視図である。 図2は、各すじ折り線に沿って折り曲げられた状態の組み立て式容器用シートを示す斜視図である。 図3は、容器状態の組み立て式容器用シートを示す斜視図である。 図4は、第1の実施形態のすじ折り部の一例を示す概略図である。 図5Aは、図4中のAA線の断面の一例を示す概略図である。 図5Bは、図4中のBB線の断面の一例を示す概略図である。 図5Cは、図4中のCC線の断面の一例を示す概略図である。 図6は、図5CのCC線断面図において、シート材を折り曲げた状態を示す概略図である。 図7は、第1の実施形態のすじ折り部の他の一例を示す概略図である。 図8は、第1の実施形態のすじ折り部の更に他の一例を示す概略図である。 図9Aは、突片の基端がすじ折り線付近に位置するように突片が切り込み形成されたシート材のすじ折り部の一例を示す概略図である。 図9Bは、突片の基端がすじ折り線付近に位置するように突片が切り込み形成されたシート材のすじ折り部の他の一例を示す概略図である。 図10は、突片の基端の両側にそれぞれ貫通孔が備えられたシート材のすじ折り部の一例を示す概略図である。 図11は、すじ折り部にスリットが備えられたシート材のすじ折り部の一例を示す概略図である。 図12は、図11中、すじ折り部の拡大図の一例を示す概略図である。 図13は、第3の実施形態のすじ折り部の一例を示す概略図である。 図14Aは、図13中、DD線の断面の一例を示す概略図である。 図14Bは、図13中、EE線の断面の一例を示す概略図である。 図14Cは、図13中、FF線の断面の一例を示す概略図である。 図15は、図14CのFF線断面図において、シート材を折り曲げた状態を示す概略図である。 図16は、略平面状態の第4の実施形態の組み立て式容器用シートの一例を示す概略図である。 図17は、容器状態の第4の実施形態の組み立て式容器用シートの一例を示す概略図である。 図18は、第5の実施形態の組み立て式容器用シートのすじ折り部の一例を示す概略図である。 図19は、図18中、JJ線断面図において、シート材をすじ折り線に沿ってシート材の一方の主面側に谷折りした状態を示す概略図である。 図20は、第5の実施形態の組み立て式容器用シートのすじ折り部の他の一例を示す概略図である。 図21は、第5の実施形態の組み立て式容器用シートのすじ折り部のさらに他の一例を示す概略図である。 図22は、第6の実施形態の組み立て式容器用シートのすじ折り部の一例を示す概略図である。 図23は、略平面状態の従来の組み立て式容器用シートの一例を示す概略図である。 図24は、容器状態の従来の組み立て式容器用シートの一例を示す概略図である。 図25は、従来の組み立て式容器用シートのすじ折り部の一例を示す概略図である。 図26Aは、図25中、GG線の断面の一例を示す概略図である。 図26Bは、図25中、HH線の断面の一例を示す概略図である。 図27は、従来の組み立て式容器用シートをすじ折り線に沿って折り曲げた状態を示す概略図である。
符号の説明
1,101,201,301‥‥組み立て式容器用シート、2,302,1002‥‥シート材、3,303a,303b,303c,303d,303e,1003‥‥側板部、6,106,206,1006‥‥突片、7‥‥折り曲げ溝、11,311‥‥容器、21‥‥すじ折り線、23a,323a‥‥シート材の一方の主面、23b‥‥シート材の他方の主面、24‥‥凹凸面、61,261,1061‥‥突片の基端、61a‥‥突片の基端の両端、62,162,262,1062‥‥突片の突端、63‥‥突片の側端、64,264‥‥突片の突端端面、91‥‥貫通孔、92‥‥スリット,1065‥‥突端角部
以下、図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について説明する。ただし、本発明は以下の各実施形態に限定されるものではなく、例えばこれら実施形態の構成要素同士を適宜組み合わせてもよい。
(第1の実施形態)
以下に本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態の組み立て式容器用シート1の一例を示す概略図である。
組み立て式容器用シート1は、1枚のシート材2から構成され、このシート材2には、すじ折り線21を介して連設された2以上の側板部3が備えられており、図2に示されたように、すじ折り線21に沿ってシート材2を折り曲げることによって側板部3を側面とした容器11(図3参照。)に組み立てられるようになっている。
ここで、本明細書中、容器の側面とは、容器の左側面,右側面,正面,背面,上面,底面等の容器を構成する面のうち少なくとも1つを言う。
また、すじ折り線21とは、シート材2のうち、折り曲げられる部分、すなわち折り曲げられた際、最も湾曲する部分であり、容器の辺となる部分を指す。このすじ折り線21近傍を以下、すじ折り部21aとも言う。
なお、図1乃至3では、後述する折り曲げ溝7を省略している。
前記シート材2としては、特に限定されず、使用用途や成形加工性等を考慮して適宜決定されるが、本実施形態では、ポリプロピレン発泡シート,ポリエチレン,ポリエチレン架橋等の樹脂シートや、表面が疎水化処理されたダンボール等の紙類等が好ましく適用できる。これにより、すじ折り線21に沿って複数回折り曲げが容易に行える。
特にシート材2としては前記樹脂シートが更に好ましく、これにより、優れた耐久性が得られ、すじ折り線21に沿って複数回折り曲げが可能であり、かつ衝撃吸収性、強度に優れ収容物の収納に適する組み立て式容器用シート1が実現できる。また、容器11として使用後にシート材2を水洗いしても耐久性,衝撃吸収性,強度等が低下することがほとんどない。このため、例えば、組み立て式容器用シート1を洗浄する工程を設けた再使用システムにも利用できる。
一例として図1に示された組み立て式容器用シート1は、すじ折り線21に沿って折り曲げることによって、蓋板4が備えられた角筒状の容器11に組み立てでき、例えば飲料用缶や飲料用PETボトル等の容器詰め飲料の搬送用の収納容器として利用できるものである。
この組み立て式容器用シート1は、3本の平行なすじ折り線21によって区割りされた4つの矩形状の側板部3と、各側板部3の両側部31にすじ折り線21を介して連設された蓋板部4とから構成されている。また、シート材2の周縁部22に位置する2つの側板部3のうちの一方の側板部3には、すじ折り線21を介して接合部5が連設されている。
図2,3に示されたように、各すじ折り線21に沿ってシート材2を折り曲げた際、側板部3は角筒状の容器11の側面となり、また、蓋板部4は、容器11の両開口部を閉塞する蓋板とフラップとなる。ここで、蓋板は容器の側面として機能するため、蓋板部4は側板部3とみなすことができる。
また、接合部5は、シート材2を各すじ折り線21に沿って折り曲げた際、シート材2の周縁部22に位置する2つの側板部3のうちの他方の側板部3に充てがわれ、シート材2の周縁部22に位置する2つの側板部3を容易に接着できるように機能するものである。
シート材2の主面23a,23bのうち、容器11に組み立てられた際に側板部3同士が当接する領域、すなわち蓋板部4同士の当接部や、側板部3と接合部5との当接部の少なくとも一部には、凹凸面24が形成されている。
この凹凸面24は、シート材2の主面23a,23bに、三角形状、矩形状等の多角形状、円状、楔形等の凹部又は凸部や、断面形状が三角形、矩形状等の多角形状、円状等の溝等が形成された面である。凹凸面24を形成する方法としては、特に限定されず、例えば金型等によるプレス法や、研摩等によりシート材2の一部を削り取る方法、凹凸面24が設けられたフィルムを当接部に貼付する方法等が挙げられる。
当接部に凹凸面24が設けられたことによって当接部の表面積が増え、組み立て式容器用シート1を容器11に組み立てて当接部同士を接着剤等で接着、固定する際、凹凸面24の凹部に接着剤が入り込むため、例えば当接部により多くの接着剤を塗布でき、確実に当接部同士を接着剤等で接着、固定できるようになっている。
なお、前記当接部には、凹凸面24の代わりにハーフカットの切り込みが形成されていても構わない。ここで、ハーフカットの切り込みとは、シート材2の主面23a,23bに切り込み形成された切り込みであり、その切り込み厚さがシート材2の厚さ未満であり、一方の主面23aから他方の主面23bまで貫通していない切り込みである。切り込み形状は特に限定されず、例えば、三角形状、矩形状等の多角形状、円状、楔形等が挙げられる。当接部にハーフカットの切り込みが形成されている場合も、凹凸面24と同様に、切り込みに接着剤が入り込むため確実に当接部同士を接着剤等で接着、固定できる。
また、図1乃至3では、組み立て式容器用シート1の一方の主面23aを容器内面とし、他方の主面23bを容器外面とした容器11に組み立てた際の当接部と、一方の主面23aを容器外面とし、他方の主面23bを容器内面とした容器に組み立てた際の当接部の全てに凹凸面24が設けられているが、凹凸面24又はハーフカットの切り込みは、当接部の少なくとも一部に設けられていればよい。
ここで、以下、図1中、紙面表面をシート材2の一方の主面23aとし、紙面裏面をシート材2の他方の主面23bとする。
前記した凹凸面24又はハーフカットの切り込みに接着剤を塗布する際、まずプライマー塗布を行っても構わない。例えば、株式会社ソテック製のシンナー系有機溶剤等を塗布した後、乾燥する。これにより、凹凸面24又はハーフカットの切り込みへの接着剤の付着力を向上させることができる。
また、当接部の少なくとも一部に、凹凸面24又はハーフカットの切り込みの代わりに、プライマ−塗布部を設けても構わない。このプライマ−塗布部は、シート材2のうち、プライマー塗布、乾燥された部分を言う。プライマー塗布部では、接着剤の付着力が向上しており、当接部同士を接着剤等で強固に接着、固定できる。
図4は、第1の実施形態のすじ折り部21aの一例を示す概略図である。図5Aは、図4中のAA線の断面を示す概略図であり、図5Bは図4中のBB線の断面を示す概略図であり、図5Cは図4中のCC線の断面を示す概略図である。
すじ折り線21に沿って、1以上の切り込み形成された突片6と、2以上の折り曲げ溝7とが備えられている。
突片6は、シート材2がすじ折り線21に沿って折り曲げられた際、すじ折り部21aから突出して側板部3の端面32と接触し、シート材2の折り曲げられた状態を保持するように機能するものである。
この突片6は、シート材2の一方の主面23aから他方の主面23bまで貫通した切り込み8によって切り込み形成されたものであり、すじ折り部21aにてシート材2と一体に連設するように形成されている。突片6は、シート材2との連設部分、すなわちすじ折り部21aを基端61とし、この基端61と対向し、切り込み8によって形成された突端62を備えている。特に、基端61の幅に対して突端62側の幅が広がるように切り込み形成されている。
なお、突片6としては、例えば突端62近傍の幅は基端61よりも広いが、突端62の幅は基端61よりも狭い形状でも構わない。また、突片6の形状は、その基端61の幅に対して突端62側の幅が広くなるように切り込み形成されていれば特に限定されず、例えば、長方形、正方形等の矩形状、台形状、三角形等の多角形状、扇状等であっても構わない。
一例として図4に示された組み立て式容器用シート1のすじ折り部21aでは、略U字状の切り込み8が、その末端がすじ折り線21に交わるように設けられている。より具体的には基端61よりも突端62の幅の広い逆台形状の突片6が切り込み形成されている。
この突片6の突端角部65、すなわち突端62と側端63とのなす角は鋭角であり、かつ突片6の基端61から突端62までの長さ(以下、突出長さとも言う。)はシート材2の厚さ以下である。
また、図5AのAA線断面図及び図5CのCC線断面図に示されたように、突片6は、その突端端面64が、シート材2の主面23a,23bに対して垂直となるように切り込み形成されている。
また、1つのすじ折り線21を介して連設された2つの側板部3のうち、一方の側板部3側に突端62が位置するように切り込み形成された突片6と、他方の側板部3側に突端62が位置するように切り込み形成された突片6とが、すじ折り線21に沿って交互に備えられている。
なお、図4に示されたように、1つずつ突片6の突端62の向きが逆転するように交互に突片6が形成されても構わないが、2つ以上の複数ずつ突片6の突端62の向きが逆転するように交互に突片6が形成されていても構わない。
また、図4に示されたすじ折り部21aには、すじ折り線21に沿って連続的に延在する折り曲げ溝7が2以上の複数備えられている。この折り曲げ溝7は、シート材2の一方の主面23aと他方の主面23bとにそれぞれ備えられている。
折り曲げ溝7としては、断面形状が、V字状、長方形や正方形などの矩形状,円状,楕円状,扇状などの曲面状等のものが挙げられる。
一例として図4に示された組み立て式容器用シート1のすじ折り部21aでは、すじ折り線21の両側に、すじ折り線21から等間隔離れた位置にそれぞれ1本ずつ折り曲げ溝7が備えられている。
図5中、BB線断面図に示されたように、シート材2の一方の主面23aに備えられた折り曲げ溝7とすじ折り線21との間隔と、シート材2の他方の主面23bに備えられた折り曲げ溝7(図3では、仮想線(2点鎖線)7’で示している。)とすじ折り線21との間隔とは異なった値であり、シート材2を介して折り曲げ溝7が対向配置しないようになっている。
なお、折り曲げ溝7は、図4に示されたように突片6の突端62と略同一の位置に形成しても構わないが、突片6の突端62よりも側板部3側又はすじ折り線21側に形成しても構わない。また、シート材2の一方の主面23aに備えられた折り曲げ溝7とすじ折り線21との間隔と、シート材2の他方の主面23bに備えられた折り曲げ溝7とすじ折り線21との間隔が同じであり、シート材2を介して折り曲げ溝7が対向配置していても構わない。
また、折り曲げ溝7は、シート材2の一方の主面23aと他方の主面23bにそれぞれ3本以上備えられていても構わない。
次に、組み立て式容器用シート1を容器11に組み立てる方法と、容器11の状態から略平面状態に展開する方法について説明する。
まず、組み立て式容器用シート1を略平面状態から容器11に組み立てる場合について説明する。
図2に示されたように、各すじ折り線21aに沿ってシート材2をその一方の主面23a側に谷折りする。ここで、シート材2の一方の主面23aとは、図1に示された表側の面である。
そして、シート材2の周縁部22に位置する2つの側板部3のうち、一方の側板部3にすじ折り線21を介して連接された接合部5を、他方の側板部3に充てがう。そして、この接合部5と他方の側板部3の当接部に設けられた凹凸面24に接着剤等を塗布し、接合部5を、他方の側板部3に充てがった状態で、接合部5を介して2つの側板部3を接着剤等により接着、固定する。
また、蓋板部4についても、蓋板部4の当接部に設けられた凹凸面24に接着剤等を塗布し、この接着剤等によって蓋板部4同士を接着、固定する。
以上により容器11としての形状を保持でき、図3に示されたように角筒状の容器11が組み立てられる。蓋板部4は、容器11の両開口部を閉塞する蓋板となる。
なお、接着剤の代わりに、粘着テープ,面ファスナー等を用いて側板部3や蓋板部4を固定しても構わない。
図6は、図5中、CC線断面図において、シート材2をすじ折り線21に沿ってシート材2の一方の主面23a側に谷折りした状態を示す概略図である。
本実施形態の組み立て式容器用シート1によると、前述したように、突片6が、基端61の幅に対して突端62側の幅が広くなるように切り込み形成されており、これにより突片6の基端61の幅が狭く、この基端61を支点として突片6は曲がり易くすることができる。
このため、各すじ折り線21に沿ってシート材2を折り曲げる際、突片6は、その基端61を支点として適度に曲がりながら、側板部3の端面32と擦れて移動でき、容易にシート材2を折り曲げることができる。
また、すじ折り線21に沿ってシート材2が折り曲げられた際、突片6はすじ折り線21から突出し、切り込み形成された側板部3の端面32に接触する。シート材2は、その構成材料の可とう性等によって、折り曲げられた状態から略平面状態へ戻ろうとする力が作用する。しかし、突片6が側板部3の端面32に引掛かるため、シート材2を折り曲げた状態で、ある程度保持できる。
1つのすじ折り線21を介して連設された2つの側板部3のうち、一方の側板部3側に突端62が位置するように切り込み形成された突片6は、一方の側板部3の端面32に引掛かる。同様に、他方の側端部3側に突端62が位置するように切り込み形成された突片6は、他方の側板部3の端面32に引掛かる。
このため、1つのすじ折り線21を介して連設された2つの側板部3のうち、一方の側板部3側に突端62が位置するように切り込み形成された突片6と、他方の側板部3側に突端62が位置するように切り込み形成された突片6とをすじ折り線21に沿って交互に備えることが好ましく、これにより1つのすじ折り線21を介して連設された2つの側板部3の両方にはそれぞれ突片6が引掛かった状態となり、シート材2を折り曲げられた状態で安定して保持できる。このため、組み立て式容器用シート1を組み立てて容器11とした際、型崩れしにくくなる。
また、図26の従来のように、突片406の突端端面464が傾斜面の場合、シート材402の2つの主面423a,423bのうちいずれか一方の主面側において突片406の突出長さが長くなるため、その長さ分、突端462が側板部403の端面432より外方へはみ出てシート材402の主面より突出しやすくなる。
このため、本実施形態では、突片6は、その突端端面64が、シート材2の主面23a,23bに対して垂直となるように切り込み形成されることが好ましく、これにより従来の突端端面64が傾斜面の場合に比べて、突端62が側板部3の端面32より外方へはみ出しにくくなり、シート材2の主面より突出しにくくすることができる。
特に、突端端面64がシート材2の主面23a,23bに対して垂直である場合、図6に示されたように、突片6の突出長さ(L)は、シート材2の厚さ(W)以下であることが好ましく、これによりシート材2をすじ折り線21に沿って折り曲げた際、突片6が、側板部3の端面32より外方へはみ出てシート材2の主面より突出することをなくすることができる。
以上により、組立て式容器用シート1を組み立てて容器11とし、この容器11を保管、搬送する際、突片6がはみ出て他の容器11等と引掛かり破損することを防止できる。
このため、突片6のみが破損することを防止でき、従来に比べて、シート材2を有効に利用できる。
また、組み立てて容器11とした際、突片6が側板部3の端面32より外方にはみ出ることがないため、容器11を並べて保管する際、従来のように、はみ出た突片6が隣接する容器11と接触し、突片6のはみ出た分嵩張ることがなく、保管スペースを有効に利用できる。
また、本実施形態では、すじ折り線21に沿って延在する2以上の複数の折り曲げ溝7を備えることが好ましく、これにより、すじ折り線21に沿ってシート材2を折り曲げた際、すじ折り部21aに加わる応力を低減でき、応力によるシート材2の変質、劣化を抑えることができる。このため、従来に比べて、より多くの回数、シート材2の折り曲げと展開を行うことができる。
更に、すじ折り線21の両側にそれぞれ1以上の折り曲げ溝7が形成されたことによって、すじ折り部21aに加わる応力を両側の折り曲げ溝7にて大幅に低減できる。このため、シート材2として、厚さが厚いものを用いることもでき、高い強度や耐衝撃性を有する組み立て式容器用シート1が実現できる。
折り曲げ溝7が、シート材2の2つの主面23a,23bのうち、折り曲げた際に容器内面となる主面に備えられた場合、折り曲げた際にシート材2のすじ折り部21aに加わる圧縮応力を低減できる。また、折り曲げ溝7が、折り曲げた際に容器11の外側となる主面に備えられた場合、折り曲げた際にシート材2のすじ折り部21aに加わる引張り応力を低減できる。
折り曲げ溝7とすじ折り線21との間隔は、シート材2の厚さ(W)と同等であることが好ましく、これにより、組み立て式容器用シート1をすじ折り線21に沿って折り曲げた際、突片6が側板部3の端面32より外方へはみ出し難くなり、シート材2の主面より突出しにくくすることができる。このため突片6のみが破損することを防止できる。また、組み立て式容器用シート1をすじ折り線21に沿って折り曲げた際、シート材2のすじ折り部21aに加わる圧縮応力や引張り応力を有効に低減できる。
また、折り曲げ溝7は、シート材2の主面23a,23bのうち、突片6の基端61以外の箇所に形成されていることが好ましく、これにより突片6の基端61が破れにくくなり、優れた耐久性が得られる。
突片6の基端61に折り曲げ溝7が形成されている場合、組み立て式容器用シート1を容器に組み立てる際や容器の状態から略平面状態に展開する際に、折り曲げ溝7から突片6の基端61が破れ、突片6が破断しやすくなるため、好ましくない。
前記した折り曲げ溝7は、シート材2の2つの主面23a,23bのうちいずれか一方に備えられたことによって、前記したすじ折り部21aに加わる圧縮応力や引張り応力を低減できる作用効果が得られるが、特に、折り曲げ溝7は、シート材2の2つの主面23a,23bの両面に備えられることが好ましい。これにより、シート材2のすじ折り部21aに加わる圧縮応力と引張り応力を低減でき、応力によるシート材2の変質、劣化を大幅に抑えることができる。
このように、折り曲げ溝7が、シート材2の2つの主面23a,23bに備えられた場合、シート材2の一方の主面23aに備えられた折り曲げ溝7とすじ折り線21との間隔と、他方の主面23bに備えられた折り曲げ溝7とすじ折り線21との間隔とが異なり、シート材2を介して折り曲げ溝7が対向配置しないようにすることが好ましい。これにより、シート材2をすじ折り線21に沿って折り曲げた際、すじ折り部21aに加わる引張り応力を大幅に低減でき、かつ適度な強度を保つことができる。
次に、組み立て式容器用シート1を容器11の状態から略平面状態に展開する場合について説明する。
前記接合部5を介して接着、固定された2つの側板部3間の接着剤,粘着テープ等を取り除くか又は面ファスナーを開ける。そして、側板部3の端面32と突片6との引掛かりに抗する力をシート材2に加えて、シート材2を展開して略平面状態とする。このとき、突片6は切り込み8と係合し、シート材2は平坦な平面となる。
前記したように、突片6が、基端61の幅に対して突端62側の幅が広くなるように切り込み形成されたことによって、基端61を支点として突片6は曲がり易くすることができる。このため、容器11を展開して突片6が切り込み8と係合する際に、突片6は、その基端61を支点として適度に曲がることができ、突片6が側板部3の端面32で引掛かることがほとんどなく、突片6の一部がシート材2の主面23a,23bからはみ出ることを抑制できる。
また、突片6が切り込み8と係合する際、特に突片6の突端角部65が側板部3の端面32に引掛かり易い。このため、突片6の突端角部65を鋭角とすることが好ましく、これにより突片6の突端角部65を曲がり易くすることができる。このため、突片6の突端角部65においても適度に曲がりながら、側板部3の端面32と擦れて移動させることができ、更に、突片6の一部がシート材2の主面23a,23bからはみ出ることを抑制できる。
以上により、組み立て式容器用シート1を展開して略平面状態とすると、突片6は、その一部がシート材2の主面23a,23bからはみ出ることなく切り込み8と係合できるため、搬送や洗浄等の作業を行っても、従来のように突片6のみが破損することを防止でき、従来に比べてシート材2を有効に利用できる。
また、収納容器の再使用システムにおいて、組み立て式容器用シート1を展開して略平面状態にして洗浄する際、従来のように搬送ローラ等に、シート材の主面からはみ出た突片の一部が引掛かることがなく、不具合を無くすることができ、展開した組み立て式容器用シート1を洗浄する工程を有する再使用システムに適用できる。
更に、組み立て式容器用シート1を展開して略平面状態とした際、従来のように突片6の突端端面64が側板部3の端面32に引掛かりシート材2がそのすじ折り線21にて若干の角度をもって折り曲がった状態とはならず、ほぼ完全に平坦な略平面状態とすることができる。このため、展開して略平面状態とした組み立て式容器用シート1を、直立した状態で支持板等に立て掛けてストックすることができる。これにより、例えばバキュームノズル等により1枚ずつ組み立て式容器用シート1を取って、洗浄や収納容器への組み立て等を自動的に行う装置に確実に供給することができ、再使用システムの自動化が可能となる。
前述した組み立て式容器用シート1を容器11に組み立てる方法と、容器11の状態から略平面状態に展開する方法では、シート材2の一方の主面23aを容器内面とし、他方の主面23bを容器外面とした容器11に組み立てた場合を例として示した。
この例の組み立て式容器用シート1のすじ折り線21には、折り曲げ方向に選択性が無く、シート材2の他方の主面23bを容器外面とした容器11に組み立てることもできる。
シート材2の他方の主面23bを容器外面とした容器11に組み立てる場合、各すじ折り線21aに沿ってシート材2をその一方の主面23a側に山折りする。
そして、前述したように、接合部5と側板部3との当接部、蓋板部4同士の当接部にそれぞれ接着剤等を塗布し、この接着剤等によって接合部5と側板部3、蓋板部4同士をそれぞれ固定することにより容器としての形状を保持できる。
この容器状態から略平面状態に展開する場合、前述した方法と同様であるため説明を省略する。
本実施形態の組み立て式容器用シート1では、突片6が、その基端61の幅に対して突端62側の幅が広くなるように切り込み形成されたことによって、基端61を支点として突片6を曲げ易くすることができる。
このため、シート材2の一方の主面23aを容器内面とし、他方の主面23bを容器外面とした容器11に組み立てられると共に、シート材2の一方の主面23aを容器外面とし、他方の主面23bを容器内面とした容器11に組み立てることもできる。
これにより、再使用の際、常にシート材2の他方の主面23bを容器外面とせずに、適宜、一方の主面23aを容器外面として容器11に組み立てることができる。
このため、従来のように、シート材2の他方の主面23bが、常に容器外面となり、保管、搬送の際、他の収納容器との接触による引掻き傷や凹み、擦り傷等が生じやすく、シート材2の一方の主面23aに比べて破損しやすくなることがなく、シート材2を有効に利用でき、より多くの回数シート材2の折り曲げと展開を行うことができる。
また、略平面状態の組み立て式容器用シート1を折り曲げて容器11とする際、シート材2の一方の主面23aでも他方の主面23bでも容器内面とすることができるため、シート材2の2つの主面23a,23bのうち容器内面とする主面を選択して折り曲げる必要が無く、これにより予めシート材2を、その一方の主面23aを所望の方向に向けて束ねておく必要が無く、作業工程を大幅に簡便にすることができる。
前記した本実施形態の組み立て式容器用シート1は、公知技術によって、例えば、樹脂シートを裁断した後、切り込み8を設けて突片6を形成し、更に折り曲げ溝7を形成することによって製造することができる。
また、シート材2として発泡ポリプロピレン等からなるものを用いる場合、インジェクションモールド法等のように、金型中で樹脂材料を発泡させて成形加工し、切り込み8,突片6,折り曲げ溝7を一括して形成して製造することもできる。これにより、樹脂シートを裁断する必要が無く、不必要な樹脂シートが発生しない。更に一括して製造できるため、製造工程を簡略化でき、製造コストを低減できる。
なお、本発明の技術範囲は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、1つのすじ折り線21を介して連設された2つの側板部3のうち、いずれか一方の側板部3側に突端62が位置するように切り込み形成された突片6のみが備えられた構成としても構わない。
図7は、第1の実施形態のすじ折り部21aの他の一例を示す概略図である。1つのすじ折り線21を介して連設された2つの側板部3のうち、一方の側板部3(図7中、すじ折り線に対して紙面上左側の側板部3)側に突端62が位置するように切り込み形成された突片6のみが備えられている。
すじ折り線21に沿ってシート材2が折り曲げられた際、突片6は、一方の側板部3の端面32に引掛かり、シート材2を折り曲げられた状態で保持することができる。
また、突片6は、その基端61の幅に対して突端62側の幅が広ければ、その形状、大きさ等は特に限定されず、用途、目的等により適宜決定できる。
例えば、突片106として、図8に示されたように曲線状の切り込み108によって形成され、突端162が曲線からなるものであっても構わない。
図8は、第1の実施形態のすじ折り部21aの更に他の一例を示す概略図である。ここで、図8中、すじ折り線21や折り曲げ溝7等は省略している。
この突片106の突端162は曲線からなり、特に角部において曲率が大きくなる形状である。突片106の基端61の幅に対して突端162側の幅が広いため、基端61を支点として突片106は曲がり易くすることができる。
また突片6の基端61は、図4に示されたように、すじ折り線21と一致していても構わないが、すじ折り部21aに位置していても構わない。
図9A,9Bは、突片6の基端61がすじ折り線21付近に位置するように突片6が切り込み形成されたシート材2のすじ折り部21aの一例を示す概略図である。ここで、図9A,9B中、折り曲げ溝7は省略している。
図9Aでは、突片6の基端61と突端62との間にすじ折り線21が位置するように突片6が切り込み形成されている。このため、1つのすじ折り線21を介して連設する2つの側板部3のうち、一方の側板部3に突片6の基端61が位置し、他方の側板部3に突片6の突端62が位置している。
また、図9Bでは、突片6の基端61がすじ折り線21から等間隔離れた位置にあり、かつ基端61と突端62とが同一の側板部3に位置するように突片6が切り込み形成されている。
このように、突片6の基端61がすじ折り部21aに位置するように突片6が切り込み形成されていても、基端61の幅に対して突端62側の幅が広がった形状であれば前述した本実施形態と同様な作用効果が得られる。
また、すじ折り部21aには、スリットや貫通孔が設けられていても構わない。
図10は、突片6の基端61の両側にそれぞれ貫通孔91が備えられたシート材2のすじ折り部21aの一例を示す概略図である。
貫通孔91は、側板部3のうち、突片6の基端61の両端61aに接する位置に形成されている。貫通孔91の断面の形状や大きさは、特に限定されないが、その断面形状は略円状、楕円状、扇状等の曲面が好ましい。
突片6の基端61の両端61a近傍では、1本の切り込み8を介して突片6と側板部3とが位置しており、シート材2をすじ折り線21に沿って折り曲げた際、側板部3がすじ折り線21に沿って折れ曲がるのに対して、突片6は折れ曲がらずにすじ折り部21aから突出する。このため、基端61の両端61aには、ねじれ応力が発生し、この両端61aには亀裂が生じやすい。
断面形状が曲面状の貫通孔91が、突片6の基端61の両端61aに接するように備えられたことによって、突片6の基端61の両端61aと側板部3とが貫通孔91を介して連設することとなり、基端61の両端61aにねじれ応力が発生し難くなる。更に、貫通孔91の断面形状が曲面状であるため、貫通孔91の側面を基点として亀裂が発生し難くなる。
これにより、基端61の両端61aに亀裂が生じることを抑制でき、従来に比べて、シート材2を有効に利用でき、シート材2の折り曲げと展開を、従来に比べてより多くの回数行うことができる。
図11は、すじ折り部21aにスリット92が備えられたシート材2の一例を示す概略図であり、図12は、図11中、すじ折り部21aの拡大図の一例を示す概略図である。
ここで、図11では、折り曲げ溝7は省略している。
スリット92は、シート材2の一方の主面23aから他方の主面23bまで貫通した孔であり、このスリット92の断面形状は、特に限定されず、例えば長方形、正方形等の矩形状、略円状、楕円状等が挙げられる。
スリット92が、すじ折り線21上に位置するように複数形成されたことによって、シート材2をすじ折り線21に沿って折り曲げた際、すじ折り部21aに加わる圧縮応力を低減でき、応力によるシート材2の変質、劣化を抑えることができる。このため、従来に比べて、より多くの回数シート材2の折り曲げと展開を行うことができる。また、スリットが備えられたことによってすじ折り部21aの面積が小さくなり、比較的弱い力でシート材2をすじ折り線21に沿って折り曲げることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態の組み立て式容器用シート1では、突片6は、その突端端面64がシート材2の主面23a,23bに対して垂直となるように切り込み形成されている。
突片6の形状,大きさ等は特に限定されず、例えば、基端61の幅に対して突端62側の幅が狭くなるように切り込み形成された突片や、基端61の幅と突端62側の幅が同一となるように切り込み形成された突片であっても構わない。
突片6の突端端面64が、シート材2の主面23a,23bに対して垂直となるように切り込み形成されたことによって、突端端面64が傾斜面の場合に比べて、突端62が側板部3の端面32よりはみ出しにくくすることができる。
特に、突片6の突出長さは、シート材2の厚さ以下であることが好ましく、これによりシート材2をすじ折り線21に沿って折り曲げた際、突片6が側板部3の端面32よりはみ出ることをなくすることができる。
以上により、組立て式容器用シート1を組み立てて容器11とし、この容器11を保管、搬送する際、突片6がはみ出て他の容器11等と引掛かり破損することを防止できる。
このため、突片6のみが破損することを防止でき、従来に比べて、シート材2を有効に利用できる。
また、組み立てて容器11とした際、突片6が側板部3の端面32より外方にはみ出ることがないため、容器11を並べて保管する際、従来のように、はみ出た突片6が隣接する容器11と接触し、突片6のはみ出た分嵩張ることがなく、保管スペースを有効に利用できる。
(第3の実施形態)
以下に第3の実施形態について、図を参照して説明する。ここで、以下、第1の実施形態と同一の構成については説明を省略する。
図13は、第3の実施形態のすじ折り部の一例を示す概略図である。図14A,図14B,図14Cは、図13中のDD線の断面,EE線の断面,FF線の断面をそれぞれ示す概略図である。ここで、以下、図13中、紙面表面をシート材2の一方の主面23aとし、紙面裏面をシート材2の他方の主面23bとする。
この組み立て式容器用シート201では、突片206は、図13に示されたように、基端261の幅に対して突端262側の幅が狭くなるように切り込み形成されている。
また、突片206の突端端面264は、傾斜面をなしており、シート材2の断面において、シート材2の一方の主面23aと突端端面264とのなす角が鋭角となるように切り込み形成された突片206(図13中、DD断面図)と、シート材2の他方の主面23bと突端端面264とのなす角が鋭角となるように切り込み形成された突片206(図13中、FF断面図)とが、すじ折り線21に沿って交互に備えられている。
突片206の突端端面264は、シート材2の主面とのなす角が鋭角となる突端262aからシート材2の主面とのなす角が鈍角となる突端262bへすじ折り線21側に向かって切り込まれている。シート材2の断面において、突片206の突出長さは、突片206とシート材2の主面とのなす角が鈍角となる突端262bにて最小となる。
このため、突片206の突端端面264とシート材2の主面23a,23bとのなす角が鈍角となる側のすじ折り線21に沿ってシート材2を谷折りする際、突片206の突端端面264と側板部3の端面232との接触が少なく、容易に折り曲げできる。
図14AのDD断面図のように、シート材2の一方の主面23aと突端端面264とのなす角が鋭角となるように切り込み形成された突片206では、他方の主面23b上のすじ折り線21に沿ってシート材2を谷折りする際、容易に折り曲げできる。
同様に、図14CのFF線断面図のように、シート材2の他方の主面23bと突端端面264とのなす角が鋭角となるように切り込み形成された突片206では、一方の主面23a上のすじ折り線21に沿ってシート材2を谷折りする際、容易に折り曲げできる。
このため、この組み立て式容器用シート201では、一方の主面23a上のすじ折り線21に沿ってシート材2を谷折りして、一方の主面23aを容器内面とし、他方の主面23bを容器外面とした収納容器に組み立てることができ、また他方の主面23b上のすじ折り線21に沿ってシート材2を谷折りして、一方の主面23aを容器外面とし、他方の主面23bを容器内面とした収納容器に組み立てることも可能である。
これにより、再使用の際、常にシート材2の他方の主面23bを容器外面とせずに、適宜一方の主面23aを容器外面として収納容器に組み立てることができる。このため、シート材2を有効に利用でき、従来に比べてより多くの回数シート材2の折り曲げと展開を行うことができる。
図15は、図14CのFF線断面図において、シート材2をすじ折り線21に沿ってシート材2の一方の主面23a側に谷折りした状態を示す概略図である。
シート材2の断面における突片206の突出長さの最小値、すなわち突片206とシート材2の主面とのなす角が鈍角となる突端262bと基端61との距離をLとすると、突出長さLが以下の式(1)を満たすことが好ましく、これによりシート材2をすじ折り線21に沿って折り曲げた際、突片206が側板部3の端面232より外方へはみ出てシート材2の主面より突出することをなくすることができる。
ただし、式(1)中、W,θは、それぞれシート材2の厚さ,シート材2の2つの主面23a,23bと突片206の突端端面264とのなす角のうちの鋭角の角度をそれぞれ示す。
L≦W(1−1/tanθ) (1)
このため、組立て式容器用シート201を組み立てて収納容器とし、この収納容器を保管、搬送する際、突片206がはみ出て他の収納容器等と引掛かり破損することを防止できる。これにより、突片206のみが破損することを防止でき、従来に比べて、シート材2を有効に利用できる。
また、組み立てて収納容器とした際、突片206が側板部3の端面232よりはみ出ることがないため、収納容器を並べて保管する際、従来のように、はみ出た突片206が隣接する収納容器と接触し、突片206のはみ出た分嵩張ることがなく、保管スペースを有効に利用できる。
(第4の実施形態)
図16は、第4の実施形態の組み立て式容器用シート301の一例を示す概略図であり、図17は、折り曲げられて容器311の状態となった第4の実施形態の組み立て式容器用シート301の一例を示す概略図である。
本実施形態が、第1の実施形態と異なる点は、シート材302が、そのすじ折り線21で折り曲げられると、ハーフトレイ型の容器311に組み立てられる点である。
他の構成は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。また、第1の実施形態と同一の構成については同じ符号を付す。
シート材302は、容器311の底面となる矩形状の側板部303aと、この側板部303aの4つの側部にそれぞれすじ折り線21を介して連接された側板部303b,303c,303d,303eと、シ−ト材302を容器311に組み立てた際に隣り合う側板部同士を繋ぎ固定するための接合部305から構成されている。
ここで、図16中、紙面の表面をシート材302の一方の主面323aとし、紙面の裏面をシート材302の他方の主面とする。また、容器311の左側面,右側面,正面,背面となる側板部に、それぞれ符号303b,303c,303d,303eを付す。
この例では、接合部305は、底部となる側板部303aの紙面上、上側部と下側部に連設された側板部331d,331eのそれぞれの左側部と右側部にすじ折り線21を介して連接されている。
また、このシート材302において、接合部305全面と、側板部331b,331cのうち容器311に組み立てられた際に接合部305と当接する当接部には、凹凸面24が設けられている。
組み立て式容器用シート301を、そのシート材302の一方の主面323aを容器内面とした容器311に組み立てる場合、各すじ折り線321aに沿ってシート材302を、その一方の主面323a側に谷折りする。折り曲げ角が約90°となるまで折り曲げると、図17に示されたように、接合部305は、容器311の左側面又は右側面となる側板部331d,331eに当接する。
そして第1の実施形態と同様に、接合部305と側板部331d,331eとの当接部(凹凸面24)にそれぞれ接着剤等を塗布し、この接着剤等によって接合部305と側板部331d、接合部305と側板部331eをそれぞれ固定することにより一方の主面323aを容器内面とした容器311としての形状を保持できる。
この容器状態から略平面状態に展開する場合、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
また、組み立て式容器用シート301を、そのシート材302の一方の主面323aを容器外面とした容器に組み立てる場合、各すじ折り線21aに沿ってシート材302をその一方の主面23a側に山折りする。
そして、前述したように、当接部(凹凸面24)にそれぞれ接着剤等を塗布し、この接着剤等によって接合部305と側板部331d、接合部305と側板部331eをそれぞれ固定することにより一方の主面323aを容器外面とした容器としての形状を保持できる。
この場合も、容器状態から略平面状態に展開する場合、前述した方法と同様であるため説明を省略する。
この例の組み立て式容器用シート301では、ハーフトレイ型の容器311に組み立てることができるため、例えば容器311内に、飲料用缶や飲料用PETボトル等の容器詰め飲料等の商品を並べることによって、搬送用の収納容器として利用できるが、そのまま商品を容器311ごと店内等に配置することによって、商品のディスプレイ用の収納容器としても利用できる。
このような組み立て式容器用シート301を用いることによって、容器311を搬送用の収納容器とディスプレイ用の収納容器として併用でき、商品を、搬送用の容器から取り出して陳列棚等に並べる必要が無く、商品の陳列に係る作業が簡略化できる。
なお、シート材2の形状や大きさ、側板部3の配置位置等は、組み立てる容器11の形状,大きさ等に応じて適宜決定でき、図1に示されたシールエンドカートン型だけでなく、例えばスリーブ型,タックエンドカートン型,コラプシプルカートン型,フォーミングカートン型,シングルウォールカートン型等が適用できる。
(第5の実施形態)
図18は、第5の実施形態の組み立て式容器用シート1001のすじ折り部21aの一例を示す概略図である。すじ折り部21aに切り込み形成された突片1006の突端1062は曲線からなる。特に、突片1001の突端角部1065から側端1063に至る輪郭は、外方に突出した扇状であり、湾曲している。
この例では、突片1006は、その基端1061から突端1062までの長さがシート材1002の厚さよりも長くなるように形成されている。より詳細には、基端1061から突端1062までの長さは、突端1062のうち、最も外方に突出した突端角部1065において最大であり、この最大の長さがシート材1002の厚さよりも長い。突片1006の略中央における基端1061から突端1062までの長さは、シート材1002の厚さとほぼ同じ長さである。
例えば、シート材1002の厚さが2.8mmの場合、基端1061から突端1062までの最大長さが3.3mmであり、突片1006の略中央における基端1061から突端1062までの長さは2.8mmである。
図19は、図18中、JJ線断面図において、シート材1002をすじ折り線21に沿ってシート材1002の一方の主面1023a側に谷折りした状態を示す概略図である。
第5の実施形態では、突片1006の突端1062が曲線からなることによって、図19に示されたように突片1006がシート材1002の主面1023bから突出しても、搬送ローラや搬送作業者の手などに突片1006が引掛かり難く、突片1006は破損し難い。このため、従来に比べてシート材1002の有効利用が可能な組み立て式容器用シート1001を実現できる。
また、プレス加工などによってシート材1002に切り込みを設けて突片1006を形成する場合、突片1006の突端角部1065が湾曲していることによって、突端角部1065にかかる圧力が集中することを緩和できる。このため、プレス加工に用いる金型が痛み難くなり、製造コストを抑えることができる。
突片1006の基端1061から突端1062までの長さは、(シート材1002の厚さ+1mm)以下が好ましく、さらに好ましくは(シート材1002の厚さ+0.5mm)以下である。
シート材1002をすじ折り線21に沿って折り曲げた際、すじ折り線21において折り曲げによって生じた湾曲部分の外周面は、実際には理論寸法よりもシート材1002の肉厚に比例してやや外方に位置する。このため、突片1006の基端1061から突端1062までの長さが上記範囲の場合、シート材1002をすじ折り線21に沿って折り曲げた際、実際には、突片1006がシート材1002の主面1023bより突出する長さはごく僅かとなる。これにより、特に搬送ローラや搬送作業者の手などに突片1006が引掛かり難く、突片1006は破損し難くなる。このため、従来に比べて、よりシート材1002の有効利用が可能な組み立て式容器用シート1001を実現できる。
さらに、一般にシート材1002の厚さが薄い場合、組み立て式容器用シート1001を容器に組み立てた際、容器の強度が弱く、また容器の形状が保持し難い。しかしながら、上記したように、突片1006を、その基端1061から突端1062までの長さがシート材1002の厚さよりも長くなるように形成することによって、突片1006と側板部1003の端面1032とが引掛かり易くなり、容器とした際の容器の形状を保持しやすくなる。これにより容器の強度を向上させることができる。このため、第5の実施形態は、シート材1002の厚さが薄い場合に好ましく適用できる。特に、シート材1002の厚さが3mm以下の場合に好ましく適用される。
図20は、第5の実施形態の組み立て式容器用シート1101のすじ折り部21aの他の一例を示す概略図である。この例では、シート材1102のすじ折り部21aには、すじ折り線21から等間隔離れた位置に2本平行に折り曲げ溝7a,7bが設けられている。
突片1106は、円状または扇状である。この突片1106は、一方の折り曲げ溝7a,7b近傍を基端1161とし、他方の折り曲げ溝7b,7a近傍に突端1162が位置するように切り込み形成されている。この突片1106の略中央部にすじ折り線21が位置する。
また、一方の折り曲げ溝7a近傍に突端1161が位置するように切り込み形成された突片1106と、他方の折り曲げ溝7b近傍に突端1161が位置するように切り込み形成された突片1106とが、すじ折り線21に沿って隣接するように備えられている。
図21は、第5の実施形態の組み立て式容器用シート1201のすじ折り部21aのさらに他の一例を示す概略図である。この例では、突片1206は、円形、扇形を複数組み合わせた形状である。具体的には、図21の突片1206は、図20の隣接する突片1161のそれぞれの基端1161の一端を1本の切り込み線により繋げて形成されたものである。
この突片1206は、扇状の部分1266と、すじ折り線を通る略三角形状の部分1267とから構成される。すじ折り線21に沿ってシート材1202を折り曲げた際、この扇状の部分1266と略三角形の部分1267とが、側板部の端面と引掛かり、容器の形状を保持する。
図20,図21に示された例も、図18,図19に示された例と同様の作用効果が得られる。
なお、第5の実施形態では、突端の少なくとも一部が曲線であれば、突片の基端から突端までの長さ、基端と突端の幅、突片の突端断面の形状は、特に限定されない。
(第6の実施形態)
図22は、第6の実施形態の組み立て式容器用シート1301のすじ折り部21aの一例を示す概略図である。1つのすじ折り線21を介して連設された2つの側板部3のうち、一方の側板部3側に突端1362が位置するように切り込み形成された突片1306と、他方の側板部3側に突端1362が位置するように切り込み形成された突片1306とが、すじ折り線21に沿って交互に備えられている。
この突片1306は、その基端1361の幅と突端1362側の幅がほぼ同等である略矩形状に切り込み形成されている。突片1306の突端角部1365は、曲線からなる。
また、隣り合う少なくとも2つ以上の複数の突片1306は、1本の繋がりのある切り込み1308によって切り込み形成されている。図22では、隣り合う2つの突片1306の側端1363が1本の繋がりのある切り込み1308によって切り込み形成されている。
また、シート材1302の一方の主面のすじ折り線21上にのみ、折り曲げ溝7が備えられている。図22に示された一例では、1本の繋がりのある切り込み1308によって切り込み形成された複数の突片1306を一組の突片とすると、一組の突片と一組の突片との間にそれぞれ折り曲げ溝7がすじ折り線上に設けられている。
なお、折り曲げ溝7はシート材1302の双方の主面に設けられていても構わない。
第6の実施形態では、隣り合う2つの突片1306のうち、一方の突片1306の突端1362から他方の突片1306の突端1362までの距離Xがシート材1302の厚さ以下である。このため、シート材1302をすじ折り線21に沿って折り曲げた際、突片1306が側板部3の端面より外方へはみ出てシート材1302の主面より突出することをなくすることができる。
また、折り曲げ溝7が、すじ折り線21上にのみ備えられたことによって、組み立て式容器用シート1301を容器に組み立てた際、シート材1302はすじ折り線21上にて正確に折り曲がる。このため、組み立てられた容器の内寸を常に一定とすることができる。
これにより、例えば、組み立て式容器用シート1301を飲料用缶や飲料用PETボトル等の容器詰め飲料の搬送用の収納容器として利用する場合、容器の内寸を予め容器詰め飲料の外寸に合わせておくことによって、組み立て式容器用シート1301を組み立ててできた容器の内寸を常に容器詰め飲料の外寸に合う大きさとすることができる。
このため、組み立て式容器用シート1301を容器に組み立てた際、隙間無く容器詰め飲料を収納でき、容器の搬送時等に収納された容器詰め飲料が容器内で移動するなどの不具合を防止できる。
本発明の組み立て式容器用シートは、代替ダンボールとして使用でき、かつ従来に比べてシート材の有効利用が可能であり、より多くの回数シート材2の折り曲げと展開を行うことができるため、収納容器の再使用システムに応用できる。
特に、容器の状態から略平面状態に展開した際、突片がシートの主面からはみ出ることが無い。このため再使用システムにおいて、展開した組み立て式容器用シートを洗浄する際、搬送ローラ等に、はみ出た突片の一部が引掛かることがなく、不具合を無くすることができ、展開した組み立て式容器用シートの洗浄工程を有する再使用システムを実現できる。

Claims (20)

  1. シート材から構成され、その一方の主面を容器内面とし、他方の主面を容器外面とした容器に組み立てられ、また一方の主面を容器外面とし、他方の主面を容器内面とした容器に組み立てることも可能であり、
    かつ略平面状態から容器への組み立てと、容器から略平面状態への展開とを複数回行うことが可能であることを特徴とする組み立て式容器用シート。
  2. シート材から構成され、該シート材には、すじ折り線を介して連設された2以上の側板部が備えられ、前記すじ折り線に沿ってシート材を折り曲げることによって前記側板部を側面とした容器に組み立てられる組み立て式容器用シートにおいて、
    前記すじ折り線に沿って1以上の突片が切り込み形成され、
    前記突片は、すじ折り部を基端とし、該基端の幅に対して突端側の幅が広がっていることを特徴とする組み立て式容器用シート。
  3. 前記突片が多角形状に切り込み形成されたものであり、前記突片の突端角部が鋭角であることを特徴とする請求項2に記載の組み立て式容器用シート。
  4. 前記突片の突端端面が、前記シート材の主面に対して垂直であることを特徴とする請求項2に記載の組み立て式容器用シート。
  5. 前記突片の基端から突端までの長さが前記シート材の厚さ以下であることを特徴とする請求項4に記載の組み立て式容器用シート。
  6. シート材から構成され、該シート材には、すじ折り線を介して連設された2以上の側板部が備えられ、前記すじ折り線に沿ってシート材を折り曲げることによって前記側板部を側面とした容器に組み立てられる組み立て式容器用シートにおいて、
    前記すじ折り線に沿って1以上の突片が切り込み形成され、
    前記突片の突端端面が、前記シート材の主面に対して垂直であることを特徴とする組み立て式容器用シート。
  7. 前記突片の基端から突端までの長さが前記シート材の厚さ以下であることを特徴とする請求項6に記載の組み立て式容器用シート。
  8. シート材から構成され、該シート材には、すじ折り線を介して連設された2以上の側板部が備えられ、前記すじ折り線に沿ってシート材を折り曲げることによって前記側板部を側面とした容器に組み立てられる組み立て式容器用シートにおいて、
    前記すじ折り線に沿って、1以上の突片が切り込み形成され、
    前記突片の突端端面が、傾斜面をなしており、前記シート材の一方の主面と前記突端端面とのなす角が鋭角となるように切り込み形成された突片と、前記シート材の他方の主面と前記突端端面とのなす角が鋭角となるように切り込み形成された突片とが、前記すじ折り線に沿って交互に備えられたことを特徴とする組み立て式容器用シート。
  9. 前記突片の基端から突端までの長さが以下の式(1)を満たすことを特徴とする請求項8に記載の組み立て式容器用シート。
    L≦W(1−1/tanθ) (1)(但し、式(1)中、L,W,θは、それぞれ突片の基端から突端までの最小長さ,シート材の厚さ,シート材の2つの主面と突片の突端端面とのなす角のうちの鋭角の角度をそれぞれ示す。)
  10. シート材から構成され、該シート材には、すじ折り線を介して連設された2以上の側板部が備えられ、前記すじ折り線に沿ってシート材を折り曲げることによって前記側板部を側面とした容器に組み立てられる組み立て式容器用シートにおいて、
    前記すじ折り線に沿って1以上の突片が切り込み形成され、
    前記突片は、すじ折り部を基端とし、この基端と対向し切り込みによって形成された突端を有し、前記突端の少なくとも一部が曲線であることを特徴とする組み立て式容器用シート。
  11. 前記突片の突端角部が湾曲していることを特徴とする請求項10に記載の組み立て式容器用シート。
  12. 前記突片が円状、扇状、またはこれらを1つ以上組み合わせた形状であることを特徴とする請求項10に記載の組み立て式容器用シート。
  13. 1つのすじ折り線を介して連設された2つの側板部のうち、一方の側板部側に突端が位置するように切り込み形成された突片と、他方の側板部側に突端が位置するように切り込み形成された突端とが、前記すじ折り線に沿って交互に備えられたことを特徴とする請求項2,6,8,10のいずれかに組み立て式容器用シート。
  14. 前記すじ折り線に沿って折り曲げ溝が備えられたことを特徴とする請求項2,6,8,10のいずれかに記載の組み立て式容器用シート。
  15. 前記折り曲げ溝が、前記シート材の一方の主面と他方の主面とに備えられたことを特徴とする請求項14に記載の組み立て式容器用シート。
  16. 前記一方の主面に備えられた折り曲げ溝とすじ折り線との間隔と、前記他方の主面に備えられた折り曲げ溝とすじ折り線との間隔とが異なることを特徴とする請求項15に記載の組み立て式容器用シート。
  17. 前記突片の基端の両側にそれぞれ貫通孔が備えられたことを特徴とする請求項2,6,8,10のいずれかに記載の組み立て式容器用シート。
  18. シート材の面上のうち、容器に組み立てられた際に側板部同士が当接する領域に凹凸面又はハーフカットの切り込みが形成されていることを特徴とする請求項2,6,8,10のいずれかに記載の組み立て式容器用シート。
  19. 前記シート材が樹脂材料から構成されたことを特徴とする請求項2,6,8,10のいずれかに記載の組み立て式容器用シート。
  20. 前記シート材は、その一方の主面を容器内面とし、他方の主面を容器外面とした容器に組み立てられ、また一方の主面を容器外面とし、他方の主面を容器内面とした容器に組み立てることも可能であり、
    かつ略平面状態から容器への組み立てと、容器から略平面状態への展開とを2以上の複数回行うことが可能であることを特徴とする請求項2,6,8,10のいずれかに記載の組み立て式容器用シート。
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