JPH0613059Y2 - 段ボール箱の折目部に設ける折り返り防止用ミシン目 - Google Patents

段ボール箱の折目部に設ける折り返り防止用ミシン目

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JPH0613059Y2
JPH0613059Y2 JP7283089U JP7283089U JPH0613059Y2 JP H0613059 Y2 JPH0613059 Y2 JP H0613059Y2 JP 7283089 U JP7283089 U JP 7283089U JP 7283089 U JP7283089 U JP 7283089U JP H0613059 Y2 JPH0613059 Y2 JP H0613059Y2
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JP
Japan
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perforation
piece
fold line
cut
cardboard box
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Application number
JP7283089U
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JPH0311620U (ja
Inventor
啓 美濃浦
Original Assignee
中津川包装工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、折曲した折曲片がその弾性によって生じる折
り返りを防止するためのミシン目の構造に関するもので
ある。
【従来の技術】
箱体の自動組立てに際しては、折曲した各片やフラップ
等の折り返りを防止できることが必要であり、従来では
第5図のように、折目線Cより1mm位の僅かな距離をお
いて直線切込みAを断続的に透設すると共に、夫々の直
線切込みAの両端から折目線Cを通過する垂直状の平行
切込みBを透設したミシン目と成している。 そして、折目線Cで折曲することにより、切込みA,B
で囲まれた小突片Kがそのまま残って平行切込みBによ
る相互の切離面、即ち、小突片Kの両側端面Kaと折曲
片の平行切込みBによる内端面とが係止して移動を防止
することで折曲片の折り返りを防止している。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、相互に係止するための切込みBが垂直で
あり、且つ折曲片も直角に折曲するため切込みBによる
切離面同士の係止が不充分となって折曲した折曲片の折
り返しを良好に防止することができていないのである。 そこで本考案は、その折り返りを良好に阻止して組立て
の自動化に支障がないようにできるミシン目を提供する
ものである。
【課題を解決するための手段】
このため本考案は、段ボール箱の折目部に設けるもの
で、折目線に近接した折曲片側に、該折目線と平行に断
続的に透設された直線切込みの夫々両端から、折目線を
通過する内側に傾斜させた傾斜切込みを対向して透設し
た構成としている。
【作用】
折目線で折曲することにより、直線切込みと傾斜切込み
とで囲まれた楔片がそのまま残って僅かに突出状とな
り、折曲した折曲片の傾斜切込みによる内端面が、楔片
の両側傾斜面部に係止されて弾性方向移動を阻止される
ことで折曲片の折り返りが防止されるのである。
【実施例】
以下、本考案の詳細を図示実施例で説明する。 第1図に示すものは、本例ミシン目Sを施した展開状の
ラップラウンド段ボール箱であり、底片1に長手方向の
切込み折目Dを介して胴片2,2を連設し、胴片2,2
に折目線Eを介して上蓋フラップ3,3を連設してい
る。また、底片1の巾方向の切込み折目Fを介して側蓋
片4を連設すると共に、胴片2,2の巾方向の切込み折
目Gを介して側蓋フラップ5を連設している。 そして、本例のミシン目Sは、夫々の蓋フラップ3の折
目線E部に施してあり、該折目線Eから約1.5mm蓋フ
ラップ3側に離れて折目線Eと並行に直線切込みSaを
断続的に透設し、直線切込みSaの夫々両端から、折目
線Eを通過させて胴片2側に傾斜させた傾斜切込みSb
を対向してミシン目Sと成している。 なお、1aは箱体の開封用切込みである。 このように構成した本例では、第2図のように、夫々の
折目線E及び切込み折目D,F,Gで折曲して側蓋片4
を側蓋フラップ5に糊付けすることにより箱体に組立
て、ついで図示しないがこの箱体をその胴片2で相互に
糊付けして複数個の箱体を並列接着すると共に、分断用
切込みを備えた一枚の蓋片を夫々の箱体の蓋フラップ3
に一体に糊付けして一体の箱体と成すのである。この形
式の箱体は既に公知であり、蓋片の分断用切込みで分断
すると共に、胴片2の接着部を剥離することで複数の箱
に小分けすることができるものである。 本例で特徴ある作用は、その蓋フラップ3の折曲によ
り、第3図のように、折目線Eで折曲することによって
直線切込みSaと傾斜切込みSbとで囲まれた楔片2a
がそのまま残って僅か(本例では約1.5mm)に突出す
る。また折曲した蓋フラップ3は通常その折曲時の押圧
によって若干変形するため、蓋フラップ3の傾斜切込み
Sbによる傾斜内端面が、楔片2aの両側傾斜面部2b
に強く係止されることとなってその弾性方向移動を阻止
することで蓋フラップ3の折り返りが防止されるのであ
る。 即ち、切込みSbの傾斜により楔片2aの両端が鋭角に
突出した状態となって折曲した蓋フラップ3に係止し易
くなり、また傾斜切込みSbによってその切離面部の係
止面積が拡大することにより、楔片2aと蓋フラップ3
の傾斜切込みSbによる傾斜内端面が強く接合係止する
ためである。 このように本例ミシン目Sによると、直線切込みSaに
傾斜切込みSbを連設することにより、蓋フラップ3の
折り返しを防止できるため自動組立が円滑にできるので
ある。 本例は前記のように構成したが本考案においてはこれに
限定されない。例えば、直線切込みの夫々両端から施す
傾斜切込みの傾斜角度は問わず、その長さも限定されな
い。 また、そのミシン目は段ボール箱の折目部に設けるもの
であればよく、直線切込みを施した折曲片がいかなる部
片であってもよい。例えば第4図のように全ての折目部
にそのミシン目を備えてもよい。 さらに、本考案のミシン目を施した箱体の形状や構成も
任意であり、本例のラップラウンド箱体に限定されない
のである。
【考案の効果】
本考案によると、ミシン目の傾斜切込みによってその切
離面部の係止面積が拡大することにより、ミシン目で形
成される楔片と、折曲片の傾斜切込みで切離した傾斜内
端面とが強く接合係止するため折曲した折曲片の折り返
りが防止されることから、組立て作業が円滑にでき、自
動組立にも支障がなく迅速に作業ができる効果が大き
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のミシン目を施した箱体の展
開図、 第2図はその組立てた斜視図、 第3図はその要部拡大斜視図、 第4図は別例箱体の展開図、 第5図は従来ミシン目による折曲部の拡大斜視図であ
る。 1:底片、2:胴片、2a:楔片、 2b:傾斜面部、3:蓋フラップ、 E:折目線、D,F,G:切込み折目、 S:ミシン目、Sa:直線切込み Sb:傾斜切込み。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】段ボール箱の折目部に設けるもので、折目
    線に近接した折曲片側に、該折目線と平行に断続的に透
    設された直線切込みの夫々両端から、折目線を通過する
    内側に傾斜させた傾斜切込みを対向して透設したことを
    特徴とする段ボール箱の折目部に設ける折り返り防止用
    ミシン目。
JP7283089U 1989-06-21 1989-06-21 段ボール箱の折目部に設ける折り返り防止用ミシン目 Expired - Lifetime JPH0613059Y2 (ja)

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JPH0311620U JPH0311620U (ja) 1991-02-05
JPH0613059Y2 true JPH0613059Y2 (ja) 1994-04-06

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JPH0311620U (ja) 1991-02-05

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