JPH0311134Y2 - - Google Patents

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JPH0311134Y2
JPH0311134Y2 JP5336186U JP5336186U JPH0311134Y2 JP H0311134 Y2 JPH0311134 Y2 JP H0311134Y2 JP 5336186 U JP5336186 U JP 5336186U JP 5336186 U JP5336186 U JP 5336186U JP H0311134 Y2 JPH0311134 Y2 JP H0311134Y2
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slit
piece
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、箱のみを保管又は輸送する際に
は、それを扁平に展開して嵩ばらない状態になし
ておくことができ、それを包装箱として使用する
際には、それを簡単に箱状に組立てることができ
る、包装箱に関するものである。
〔従来の技術〕
このような使い方のできる包装箱には、種々の
構造のものがあり、夫々工夫が施されている。例
えば、実開昭59−281015号公報には、第4・5図
に示してあるような包装箱11が開示されてい
る。すなわち、そこには、底板12の4辺から折
目線a,a,b,bを介して連設された相対する
側板13,13,14,14を備え、一方の相対
する2側板13,13の両端部の中間位置には折
目線c,cを介して差込み片15,15が連設さ
れると共に、各差込み片15の下辺側(又は上辺
側)に水平方向に折り曲げ可能な係合短片15b
が延設されており、他方の相対する2側板14,
14の両側方には、折目線d,dを介して上記一
方の2側板13,13の内面に重合される内面フ
ラツプ16,16が連設されると共に、該折目線
d,dに沿つて、上記差込み片15,15を、
夫々係合短片15b,15bが折り曲げられた2
重状態になすと、それを挿入可能な広巾部分17
a,17aを有するスリツト17,17が形成さ
れている、包装箱11が開示されていて、この包
装箱11は、上記係合短片15を折畳むと、係合
短片17bを有する差込み片15をスリツト17
に挿入可能で、係合短片15bと差込み片15を
スリツト17に差し込んだ上で係合短片15bを
開くと、この係合短片15が内面フラツプ16の
内側においてスリツト17の口縁部に係合すると
ころから、差込み片15が抜け止めされて、包装
箱11が箱状に組立てられるようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記した包装箱にはなお次のよ
うな問題点がある。すなわち、この包装箱11を
組立てたとき、前記スリツト17に挿入された差
込み片15は、それが側板14の内面に接してい
るので、この差込み片15に延設されている係合
短片15bを、2重状態でスリツト17の広巾部
分17aを通過せしめた後、それを差込み片15
と面一の状態に復元させることは、先ず不可能で
ある。したがつて、この包装箱11の内側には、
どうしても、この係合短片15bの部分が側板1
4の内面に接することなく箱内に突出された状態
となつて残る。しかも、この係合短片15bは、
それを2重に折畳む必要があるところより、その
形が大きいので、それが箱内に突出すると不体裁
且つ邪魔である。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上記の問題点を解決したもので、
その要旨とするところは、実施例に対応する第1
〜3図を参照してこれを説明すると、底板2の4
辺から折目線a,a,b,bをを介して連設され
た相対する側板3,3,4,4を備え、一方の相
対する2側板3,3の各両端部の中間位置には折
目線c,cを介して差込み片5,5が夫々連設さ
れると共に各差込み片5の上辺側又は下辺側又は
その双方に夫々係合短片5a及び/又は5bが連
設されており、他方の相対する2側板4,4の各
両側には、折目線d,dを介して上記一方の2側
板3,3の内面に重合される内面フラツプ6,6
が夫々連設されると共に各内面フラツプ6に夫々
上記折目線dに沿つて前記差込み片5を挿入でき
るスリツト7が設けられている素材シートからな
り、この素材シートを上記各折目線a,b,c,
dに沿つて夫々折り曲げ、内面フラツプ6を側板
3の内側に位置させた状態において上記各差込み
片5を夫々上記スリツト7に挿入すると、この差
込み片5の係合短片5a及び/又は5bをスリツ
ト7に係合させて、底板2から起立された各側板
3,4間を夫々この差込み片5でもつて連結せし
めうるように構成された包装箱であつて、前記ス
リツト7が、前記折目線dに沿つて前記折目線c
とほぼ等しい長さに形成された縦方向切込み線8
とこの縦方向切込み線8の上下端から夫々横方向
に形成された一対の切込み線9,9と、この一対
の切込み線9,9端部を結んで形成された折目線
eとでもつて、開閉自在なフラツプ10付の窓孔
状に形成されていること、及び、上記スリツト7
には、上記縦方向切込み線8から若干離れた部位
に、前記係合短片5a及び/又は5b付の差込み
片5を挿入可能な広巾部分7aが形成されている
こと、を特徴とする包装箱にある。
〔作用〕
この考案にしたがつた包装箱1にあつては、ス
リツト7が、折目線dに沿つて前記折目線cとほ
ぼ等しい長さに形成された、つまり差込み片5の
基部の巾にほぼ等しい長さに形成された縦方向切
込み線8と、この縦方向切込み線8の上下端から
横方向に延びている一対の切込み線9,9と、こ
の一対の切込み線9,9の端部を結んでいる折目
線eとでもつて、フラツプ10付の窓孔状に形成
されると共に、このスリツト7には、上記縦方向
切込み線8に近い部分を避けて、この縦方向切込
み線8から若干離れた部位に、前記係合短片5a
及び/又は5bを有する差込み片5を、そのま
ま、つまり係合短片5a及び/又は5bを2重状
態に折畳まなくても、それを挿入可能ならしめう
る広巾部分7aが形成されているので、この考案
の包装箱1は、前記フラツプ10を折目線eに沿
つて若干内側に折り曲げると、スリツト7の広巾
部分7aから、係合短片5a及び/又は5b付の
差込み片5を挿入することができ、このスリツト
7に挿入された差込み片5は、それを側板4の内
面に接触させると、係合短片5a及び/又は5b
が折目線dに沿つた位置で内面フラツプ6の内面
に係合し、側板4の内面に密着せしめられる。こ
の状態において、前記フラツプ10でもつてスリ
ツト7を閉じると、このフラツプ10は、内面フ
ラツプ6と面一になり、その自由端でもつて前記
差込み片5が側板4の内面に押しつけられる。
〔実施例〕
一実施例を第1〜3図について説明すると、こ
の考案にしたがつた包装箱1は、例えば厚紙、段
ボール又は樹脂加工紙等の剛性のあるシート状の
ものを素材として、一枚のシートを打抜機で打ち
抜き、且つ所要箇所に切込み線と折目線を施すこ
とによつて作られるのであるが、第1図の包装箱
1は、素材シートを所要の形状に打ち抜き、且つ
それに所要の折目線と切込み線を施しただけの展
開状態を示したもので、図において、2は底板、
3,3は底板2に折目線a,aを介して連設した
一対の側板、4,4は底板2に折目線b,bを介
して連設した一対の側板である。一方の相対する
2側板3,3には、夫々、その両端部の中間位置
に、折目線c,cを介して差込み片5,5が連設
されていて、各差込み片5の上片側と下片側に
は、夫々係合短片5a,5bが延設されている。
他方の相対する2側板4,4には、夫々折目線
d,dを介して側板3の内面に重合される内面フ
ラツプ6,6が連設されていて、各内面フラツプ
6には、前記折目線dに沿つて、前記差込み片5
を挿入できるスリツト7が設けられている。そし
て、このスリツト7は、この考案にしたがい、折
目線dに沿つて前記折目線cと同一高さに且つ同
一長さに形成された縦方向切込み線8と、この縦
方向切込み線8の上下端から夫々その側方に延び
ている一対の切込み線9,9と、この一対の切込
み線9,9の他端部を結んで形成された折目線e
とでもつて形成されており、このスリツト7は、
上記切込み線8,9,9に沿つて切り開かれた部
分からなるフラツプ10でもつて、それを開閉で
きる窓状に形成されている。また、このスリツト
7の切込み線9,9には、上記折目線e側が広く
なるような段差をつけてあつて、上記縦方向切込
み線8から若干離れた部位に、前記係合短片5
a,5bを有する差込み片5を、そのまま挿入可
能な広巾部分7aが形成されている。すなわち、
このスリツト7の前記縦方向切込み線8の近傍の
部分は、折目線cの長さとほぼ同一の巾である
が、上記広巾部分7aの巾は、係合短片5a,5
bを含む挿入片5の巾に等しいか、又はそれより
も若干大にしてある。
この考案にしたがつた包装箱1は、上記のよう
な構造であるから、先ず、一対の側板4,4を折
目線b,bに沿い90゜折り曲げて、それを起立さ
せると共に、各内フラツプ6を折目線dに沿い
夫々90゜内向きに折り曲げた上で、他の一対の側
板3,3を折目線a,aに沿い90゜折り曲げてそ
れを起立させる際、スリツト7を塞いでいる前記
フラツプ10を箱1の内側向きに押し開くと、折
目線cに沿つて90゜以上折り曲げた各差込み片5
を、夫々、スリツト7の広巾部分7aから、スリ
ツト7内に挿入することができ、スリツト7内に
挿入された差込み片5は、それを折目線cに沿つ
て90゜だけ折り曲げられた状態に戻すと、係合短
片5a,5bが切込み線8の上下においてこのス
リツト7の上下辺に係合せしめられて、抜け止め
された状態になる。この状態においてフラツプ1
0をスリツト7内に押し込むと、スリツト7がこ
のフラツプ10により完全に閉塞され、フラツプ
10の先端が差込み片5を側板4の内面に押しつ
けることになるから、差込み片5は、このフラツ
プ10によつて上記の抜け止めされた状態に固定
され、フラツプ10は、スリツト7に嵌合した状
態に固定される。
なお、上記実施例においては、各差込み片5の
上辺側と下辺側の双方に係合短片5a,5bが設
けられている例を示したが、他の実施例において
は、各差込み片5の上辺側か又下辺側の何れか一
方にのみ、係合短片5a又は5bを設けておいて
もよい。
〔考案の効果〕
この考案にしたがつた包装箱は、上記のように
構成されていて、作用について詳述したように、
係合短片5a及び/又は5bの部分を2重に折畳
んだ状態となすことなく、それを差込み片5と面
一の状態に保つたままでも、差込み片5をスリツ
ト7に挿入して、それをスリツト7に係合させる
ことができ、それを包装箱1の側板4の内面に密
接させておくことができるものであるから、包装
箱を組立てた状態における包装箱の内面が、非常
に綺麗である。
また、この考案の包装箱の内面フラツプ6に形
成されているスリツト7は、内面フラツプ6の一
部からなるフラツプ10の部分でもつて、包装箱
を箱状に組立てた状態においては、これを完全に
塞いでおくことができるので、つまり、前記従来
品に見られるような、箱内に凹所して残る広巾部
分17aを必要とすることなく、箱を組立てるこ
ともできるので、この点でも、この考案の包装箱
はその内面を綺麗に仕上げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図はこの考案に係る包装箱を示したも
ので、第1図はその展開状態を示した平面図、第
2図はその組立て途中の状態を示した斜視図、第
3図はその組立てを完了した状態を示した斜視
図、第4・5図は従来例を示したもので、第4図
はその展開状態を示した平面図、第5図はその組
立て途中の状態を示した斜視図である。 1……包装箱、2……底板、3,4……側板、
5……差込み片、5a,5b……係合短片、6…
…内面フラツプ、7……スリツト、7a……広巾
部分、8……縦方向の切込み線、9……切込み
線、10……フラツプ、a,b,c,d,e,f
……折目線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底板2の4辺から折目線a,a,b,bをを介
    して連設された相対する側板3,3,4,4を備
    え、一方の相対する2側板3,3の各両端部の中
    間位置には折目線c,cを介して差込み片5,5
    が夫々連設されると共に各差込み片5の上辺側又
    は下辺側又はその双方に夫々係合短片5a及び/
    又は5bが連設されており、他方の相対する2側
    板4,4の各両側には、折目線d,dを介して上
    記一方の2側板3,3の内面に重合される内面フ
    ラツプ6,6が夫々連設されると共に各内面フラ
    ツプ6に夫々上記折目線dに沿つて前記差込み片
    5を挿入できるスリツト7が設けられている素材
    シートからなり、この素材シートを上記各折目線
    a,b,c,dに沿つて夫々折り曲げ、内面フラ
    ツプ6を側板3の内側に位置させた状態において
    上記各差込み片5を夫々上記スリツト7に挿入す
    ると、この差込み片5の係合短片5a及び/又は
    5bをスリツト7に係合させて、底板2から起立
    された各側板3,4間を夫々この差込み片5でも
    つて連結せしめうるように構成された包装箱であ
    つて、前記スリツト7が、前記折目線dに沿つて
    前記折目線cとほぼ等しい長さに形成された縦方
    向切込み線8とこの縦方向切込み線8の上下端か
    ら夫々横方向に形成された一対の切込み線9,9
    と、この一対の切込み線9,9端部を結んで形成
    された折目線eとでもつて、開閉自在なフラツプ
    10付の窓孔状に形成されていること、及び、上
    記スリツト7には、上記縦方向切込み線8から若
    干離れた部位に、前記係合短片5a及び/又は5
    b付の差込み片5を挿入可能な広巾部分7aが形
    成されていること、を特徴とする包装箱。
JP5336186U 1986-04-08 1986-04-08 Expired JPH0311134Y2 (ja)

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JP5336186U JPH0311134Y2 (ja) 1986-04-08 1986-04-08

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JP5336186U JPH0311134Y2 (ja) 1986-04-08 1986-04-08

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Publication Number Publication Date
JPS62165213U JPS62165213U (ja) 1987-10-20
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WO2023090476A1 (ko) * 2021-11-17 2023-05-25 에코라이프패키징 주식회사 포장용 케이스

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